JP2002310290A - 自動変速機トルクコンバータのロックアップ制御装置 - Google Patents

自動変速機トルクコンバータのロックアップ制御装置

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JP2002310290A
JP2002310290A JP2001112441A JP2001112441A JP2002310290A JP 2002310290 A JP2002310290 A JP 2002310290A JP 2001112441 A JP2001112441 A JP 2001112441A JP 2001112441 A JP2001112441 A JP 2001112441A JP 2002310290 A JP2002310290 A JP 2002310290A
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Kazuhiro Takatori
和宏 高取
Osamu Sato
理 佐藤
Tatsuya Imamura
達也 今村
Taiji Fujita
泰司 藤田
Kazuhito Sano
一仁 佐野
Kazuo Tomioka
一雄 冨岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリップロックアップ中にアクセルペダルを
大きく踏み込んでもロックアップクラッチの耐久性を低
下させないようにする。 【解決手段】 スリップロックアップ制御中に、アクセ
ルペダルが踏み込まれてスロットル開度TVOがTVO
1を越えると、経過時間ΔTの計測を開始する。踏み込
みが急で、(a)に実線で示すように、判定時間Thが
経過する前にスロットル開度がTVO2を越えると、時
刻t1で変速機コントローラがスリップロックアップ制
御を解除する。(c)のaのようにスリップ量が急増す
るが、スリップロックアップ制御の解除により、時刻t
1からスリップ量が低減する。これによりフェーシング
の温度は(d)に実線で示すように時刻t1までで上昇
が止まり、フェーシングの耐久性が向上する。TVOが
所定値まで低下したときスリップロックアップ制御に復
帰することにより、燃費性能も高く維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機におけ
るロックアップ付きトルクコンバータのロックアップ制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のトルクコンバータを用いる自動変
速機においては、トルクコンバータにロックアップクラ
ッチを備えて、高速走行時においてトルクコンバータを
完全ロックアップするほか、所定の中速走行域におい
て、燃費性能の向上と振動低減を目的として、ロックア
ップクラッチをわずかなすべりを持たせた締結状態であ
るスリップロックアップ状態に保持することが行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このスリッ
プロックアップはアクセルペダルの踏み込み変化があま
り大きくない走行状態を想定している。ここで、この前
提に反して、スリップロックアップ中にアクセルペダル
が大きく踏み込まれると、エンジン回転が急に増大して
トルクコンバータのスリップ量が急増し、接触状態にあ
るロックアップクラッチのフェーシングの温度が上昇す
る。このため、これを放置すれば、ロックアップクラッ
チの耐久性を低下させることとなる。したがって本発明
は、上記の問題点に鑑み、スリップロックアップ中にア
クセルペダルを大きく踏み込んでもロックアップクラッ
チの耐久性を低下させないようにした自動変速機トルク
コンバータのロックアップ制御装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の本
発明は、フェーシングを備える油圧作動のロックアップ
クラッチを有するトルクコンバータのロックアップ制御
装置において、トルクコンバータのスリップ対応量を検
出するスリップ対応量検出手段と、ロックアップクラッ
チのスリップロックアップ制御中に、スリップ対応量が
第1の所定値を越したときにはスリップロックアップ制
御を解除するスリップロックアップ解除手段とを有する
ものとした。
【0005】請求項2の発明は、スリップ対応量検出手
段が、とくにスリップ対応量としてエンジンのスロット
ル開度の変化速度を検出するものである。また、請求項
3の発明は、スリップ対応量検出手段が、スリップ対応
量としてエンジン回転数とタービン回転数の差からスリ
ップ量を検出するものである。さらに、請求項4の発明
は、スリップ対応量検出手段が、エンジントルクをスリ
ップ対応量とするものである。
【0006】請求項5の発明は、さらに、スリップロッ
クアップ制御の解除後、スロットル開度が第2の所定値
より小さくなったときスリップロックアップ制御へ復帰
する復帰手段を有するものとした。また、請求項6の発
明は、スリップロックアップ制御の解除後、スリップ対
応量であるスリップ量あるいはエンジントルクが第2の
所定値より小さくなったときスリップロックアップ制御
へ復帰する復帰手段を有するものとした。そして請求項
7の発明は、スリップロックアップ制御の解除後、所定
時間が経過したときスリップロックアップ制御へ復帰す
る復帰手段を有するものとした。
【0007】請求項8の発明は、スリップ対応量の第1
の所定値が、油温が低いときには油温が高いときよりも
高く設定されているものとした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は実施の形態にかかるロックアップ制
御装置を備えた車両の駆動系を示す図である。ロックア
ップクラッチ30を内蔵するトルクコンバータ20と歯
車変速機構28とからなる自動変速機2がエンジン1に
接続され、歯車変速機構28の出力は、差動・終減速機
3を経て車輪4に伝達される。ロックアップクラッチ3
0は、エンジン1の出力軸に連結されてインペラ23を
支持するコンバータシェル21のディスク壁22に、歯
車変速機構28の入力軸に接続されたクラッチ板25を
対向させ、クラッチ板25にフェーシング26を取り付
けて構成されている。クラッチ板25はタービン24と
一体に回転する。ディスク壁22とクラッチ板25間に
形成される室がレリース室Rr、クラッチ板25を挟ん
だ反対側のタービン24を収容する室がアプライ室Ra
となって、各室のアプライ圧とレリース圧の差圧がロッ
クアップクラッチ30の締結圧となる。
【0009】ロックアップクラッチ30の締結圧は、ロ
ックアップソレノイド32からの信号圧に応じて作動す
るロックアップ制御弁33により制御される。ロックア
ップソレノイド32は一定のパイロット圧を元圧とし
て、後述する変速機コントローラ8からのデューティ指
令に応じた信号圧をロックアップ制御弁33へ出力す
る。この油圧回路は例えば特開2000−27986号
公報等により周知であるから詳細は省略する。
【0010】エンジン1を制御するエンジンコントロー
ラ6には、スロットルセンサ13とエンジン回転センサ
14が接続され、アクセルペダル11の操作に基づいて
開閉するエンジン1のスロットルバルブ12の開度(ス
ロットル開度)信号とエンジン出力軸の回転数(エンジ
ン回転数)信号が入力され、エンジンコントローラ6は
これらの信号に基づいて、要求されるエンジントルクを
求め、エンジン1の燃料噴射量や点火時期を制御する。
【0011】自動変速機2を制御する変速機コントロー
ラ8は、タービンセンサ15からのタービン回転数、車
速センサ16からの車速、油温センサ17からの油温の
各信号と、スロットル開度およびエンジン回転数の信号
を入力し、さらに、エンジンコントローラ6からエンジ
ントルク信号を入力している。変速機コントローラ8は
これらの信号を基に歯車変速機構28内の回転伝達経路
を切り替えて、走行状態に応じた変速段を実現する。な
お、図1には、変速機コントローラ8の制御出力はロッ
クアップクラッチ制御系のロックアップソレノイド32
への出力のみを示している。
【0012】変速機コントローラ8は、スリップロック
アップ制御中にアクセルペダル11が踏み込まれて、フ
ェーシング26のスリップ量が大きくなるとき、そのス
リップロックアップ制御を解除してロックアップクラッ
チ30を締結状態から解放し、これにより、フェーシン
グ26が大きくスリップするのを防止する。 ここで
は、スリップ量が大きくなる状態を、スリップ対応量と
してスロットル開度の変化速度で判断する。そして、ス
リップロックアップ制御を解除後、大きな温度上昇が生
じない状態になったら再びスリップロックアップ制御に
戻る。
【0013】つぎに、このスリップロックアップ制御中
の変速機コントローラ8による制御の流れを図2のフロ
ーチャートにしたがって説明する。まずステップ101
において、変速機コントローラ8は、スロットルセンサ
13からスロットル開度TVOを読み込み、ステップ1
02で、スロットル開度TVOが第1のしきい値TVO
1を越えているかどうかをチェックする。スロットル開
度TVOがしきい値TVO1を越えない間はステップ1
01、102を繰り返すが、TVO>TVO1となった
ときは、ステップ103へ進み、その後の経過時間ΔT
の計測を開始する。
【0014】ステップ104において再度スロットル開
度TVOを読み込む。ステップ105では、スロットル
開度TVOが第2のしきい値TVO2を越えているかど
うかをチェックする。スロットル開度TVOが第2のし
きい値TVO2以下であれば、ステップ106に進み、
経過時間ΔTが所定の判定時間Th1に達したかどうか
をチェックする。判定時間Th1に達していない間は、
ステップ104へ戻る。判定時間Th1が経過した時点
でのスロットル開度TVOと開始時のTVO1との差
は、スロットル開度の変化速度となる。すなわち、(T
VO2−TVO1)/Th1はスロットル開度の変化速
度のしきい値を示しており、ステップ105、106の
チェックはスロットル開度の変化速度がそのしきい値を
越えているかを確認するものである。実験で求めたフェ
ーシング26の温度が急上昇する限界を基に、TVO
1、TVO2、Th1の各値を定める。
【0015】そして、図3の(a)に破線bで示すスロ
ットル開度変化線のように、スロットル開度TVOが第
2のしきい値TVO2以下の間に判定時間Th1に達し
たときには、ステップ106からステップ107へ進
み、ΔTをリセットしてからステップ101へ戻り、次
回のフローへ進む。
【0016】一方、アクセルペダル11が急に大きく踏
み込まれて、図3の(a)に実線aで示すスロットル開
度変化線のように、判定時間Th1が経過する前にステ
ップ105のチェックでTVO>TVO2となったとき
には、ステップ108でΔTをリセットした後、ステッ
プ109へ進んで、変速機コントローラ8はスリップロ
ックアップ制御を解除する。すなわち、図3の(b)に
実線aで示すように、スロットル開度TVOが第2のし
きい値TVO2を越えた時刻t1に、アプライ室Raの
油圧が抜かれ、レリース室Rrへ油圧が供給されてロッ
クアップクラッチ30の締結圧が解放される。なお、図
中の仮想線cは、スリップロックアップ制御を解除しな
い場合のスロットル開度に対応する締結圧を示し、破線
bはスロットル開度の変化が緩やかな場合の締結圧の変
化を示している。
【0017】上記の過程をスリップ量から見ると、図3
の(c)に示すように、破線bで示すスロットル開度の
変化が緩やかな場合に比して、スロットル開度の変化が
急な場合は実線aのようにスリップ量が急増する。時刻
t1以降の仮想線cは、スリップロックアップ制御を解
除しない場合のスリップ量を示している。点線で示すd
は時刻t1でスリップロックアップ制御が解除されたあ
とのスリップ量を示している。cよりも大きなスリップ
量となっても締結が解放されているからフェーシング2
6の摩擦はなくなる。図3の(d)はフェーシング26
の温度を示す。スリップロックアップ制御の解除によ
り、実線aに示すように温度上昇は時刻t1までで止ま
り、スリップロックアップ制御が解除されないときの仮
想線cに比較して格段に低く抑えられる。なお、破線b
はスロットル開度の変化が緩やかな場合である。
【0018】ステップ109でスリップロックアップ制
御が解除されると、つぎにはステップ110でその後の
経過時間ΔTの計測を開始し、ステップ111におい
て、経過時間ΔTが所定の判定時間Th2に達したかど
うかをチェックする。判定時間Th2は、フェーシング
26の温度がスロットル開度の変化が緩やかな場合の温
度レベルに低下するまでの時間を、あらかじめ実験で求
めておいて設定される。
【0019】経過時間ΔTが判定時間Th2に達してい
ないときは、ステップ112でまたスロットル開度TV
Oを読み込む。ステップ113においては、スロットル
開度TVOが第3のしきい値TVO3より小さくなって
いるかどうかをチェックする。スロットル開度TVOが
TVO3以上であるときはステップ111へ戻る。第3
のしきい値TVO3はアクセルペダル11をどのように
踏み込んでもスリップ量の急増がほとんどない開度値を
実験で求めて設定される。
【0020】ステップ111〜113を繰り返す間に、
経過時間ΔTが判定時間Th2に達すると、ステップ1
11からステップ114へ進んで、スリップロックアッ
プ制御に戻る。また、経過時間ΔTが判定時間Th2に
達しなくても、スロットル開度TVOが第3のしきい値
TVO3より小さくなれば、ステップ113からステッ
プ114へ進む。ステップ114のあとはステップ10
1へ戻る。
【0021】実施の形態は以上のように構成され、スリ
ップロックアップ制御中に、スロットル開度TVOの変
化速度が所定より大きいときには、スリップロックアッ
プ制御を解除するものとしたので、ロックアップクラッ
チ30のスリップ量増大に起因するフェーシング26の
温度上昇が防止されて、耐久性が向上する。また、スリ
ップロックアップ制御を解除したあとは、フェーシング
26の温度が低レベルに低下する時間Th2が経過し、
あるいはスロットル開度がスリップ量の急増がほとんど
ない所定のしきい値TVO3に下がったときに再びスリ
ップロックアップ制御を許可するものとし、Th2やT
VO3を実験に基づいて設定しているので、スリップロ
ックアップ制御へ早いタイミングで復帰でき、燃費性能
の向上と振動低減も十分に果たされる。
【0022】なお、上記実施の形態では、ロックアップ
クラッチ30におけるスリップ量の急増状態を、スリッ
プ対応量としてのスロットル開度の変化速度が所定より
大きいかどうかをチェックすることにより検出して、ス
ロットル開度の変化速度が大きいときにスリップロック
アップ制御を解除するようにしたが、変形例として、ス
ロットル開度の変化速度の代わりに、スリップ対応量と
してスリップ量自体の大きさをチェックしてスリップロ
ックアップ制御の解除を判断するようにしてもよい。す
なわち、図3の(c)に示すように、スリップ量に高レ
ベルの所定のしきい値S1を設定し、スリップ量がS1
を越えたときにスリップロックアップ制御を解除し、低
レベルのしきい値S2より小さくなったときスリップロ
ックアップ制御に戻すようにしてもよい。スリップ量
は、エンジン回転数とタービン回転数の差として算出さ
れる。
【0023】さらに他の変形例として、エンジントルク
とスリップ量は相関関係にあるから、エンジンコントロ
ーラ6から変速機コントローラ8に入力されるエンジン
トルク信号をスリップ対応量として用いて、エンジント
ルクが高レベルの所定のしきい値を越えたときにスリッ
プロックアップ制御を解除し、低レベルのしきい値より
小さくなったときスリップロックアップ制御に戻すよう
にしてもよい。
【0024】さらに、スリップ対応量である上述のスロ
ットル開度の変化速度や、スリップ量、エンジントルク
のしきい値は、油温センサ17から得られる油温を参照
して、油温が低いときには高く設定することができる。
油温が低いときはフェーシング26の温度も低いから、
しきい値等を高くすることによりスリップロックアップ
制御の期間を長く継続でき、燃費性能を高く維持でき
る。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、例えばスロッ
トル開度の変化速度、スリップ量あるいはエンジントル
クなど、トルクコンバータのスリップ対応量を検出する
スリップ対応量検出手段と、ロックアップクラッチのス
リップロックアップ制御中に、スリップ対応量が第1の
所定値を越したときにはスリップロックアップ制御を解
除するスリップロックアップ解除手段とを有するものと
したので、ロックアップクラッチのスリップ量増大に起
因するフェーシングの温度上昇が防止されて、耐久性が
向上するという効果を有する。
【0026】また、スリップロックアップ制御の解除
後、スロットル開度、またはスリップ対応量であるスリ
ップ量あるいはエンジントルクが第2の所定値より小さ
くなったときスリップロックアップ制御へ復帰する復帰
手段を有するものとすることにより、スリップロックア
ップ制御へ早いタイミングで復帰でき、燃費性能を高レ
ベルに維持できる。あるいはまた、スリップロックアッ
プ制御の解除後、所定時間が経過したときにスリップロ
ックアップ制御へ復帰する復帰手段を有するものとする
ことによっても、同じく燃費性能を高レベルに維持でき
る。
【0027】さらに、スリップ対応量の第1の所定値
を、油温が低いときには油音が高いときよりも高く設定
することにより、スリップロックアップ制御の期間を長
く継続でき、燃費性能を一層高く維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる車両の駆動系を示
す図である。
【図2】実施の形態における制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【図3】制御におけるパラメータの変化の状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 差動・終減速機 4 車輪 6 エンジンコントローラ 8 変速機コントローラ 11 アクセルペダル 12 スロットルバルブ 13 スロットルセンサ 14 エンジン回転センサ 15 タービンセンサ 16 車速センサ 17 油温センサ 20 トルクコンバータ 21 コンバータシェル 22 ディスク壁 23 インペラ 24 タービン 25 クラッチ板 26 フェーシング 28 歯車変速機構 30 ロックアップクラッチ 32 ロックアップソレノイド 33 ロックアップ制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 達也 静岡県富士市吉原宝町1番1号 ジヤト コ・トランステクノロジー株式会社内 (72)発明者 藤田 泰司 静岡県富士市吉原宝町1番1号 ジヤト コ・トランステクノロジー株式会社内 (72)発明者 佐野 一仁 静岡県富士市吉原宝町1番1号 ジヤト コ・トランステクノロジー株式会社内 (72)発明者 冨岡 一雄 静岡県富士市吉原宝町1番1号 ジヤト コ・トランステクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 3J053 CA03 CB14 DA02 DA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェーシングを備える油圧作動のロック
    アップクラッチを有するトルクコンバータのロックアッ
    プ制御装置において、トルクコンバータのスリップ対応
    量を検出するスリップ対応量検出手段と、ロックアップ
    クラッチのスリップロックアップ制御中に、前記スリッ
    プ対応量が第1の所定値を越したときにはスリップロッ
    クアップ制御を解除するスリップロックアップ解除手段
    とを有することを特徴とする自動変速機トルクコンバー
    タのロックアップ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スリップ対応量検出手段は、スリッ
    プ対応量としてエンジンのスロットル開度の変化速度を
    検出するものであることを特徴とする請求項1記載の自
    動変速機トルクコンバータのロックアップ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スリップ対応量検出手段は、スリッ
    プ対応量としてエンジン回転数とタービン回転数の差か
    らスリップ量を検出するものであることを特徴とする請
    求項1記載の自動変速機トルクコンバータのロックアッ
    プ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記スリップ対応量検出手段は、エンジ
    ントルクをスリップ対応量とするものであることを特徴
    とする請求項1記載の自動変速機トルクコンバータのロ
    ックアップ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記スリップロックアップ制御の解除
    後、スロットル開度が第2の所定値より小さくなったと
    きスリップロックアップ制御へ復帰する復帰手段を有す
    ることを特徴とする請求項2記載の自動変速機トルクコ
    ンバータのロックアップ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記スリップロックアップ制御の解除
    後、スリップ対応量が第2の所定値より小さくなったと
    きスリップロックアップ制御へ復帰する復帰手段を有す
    ることを特徴とする請求項3または4記載の自動変速機
    トルクコンバータのロックアップ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記スリップロックアップ制御の解除
    後、所定時間が経過したときスリップロックアップ制御
    へ復帰する復帰手段を有することを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の自動変速機トルクコンバータ
    のロックアップ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記スリップ対応量の第1の所定値は、
    油温が低いときには油温が高いときよりも高く設定され
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6
    または7記載の自動変速機トルクコンバータのロックア
    ップ制御装置。
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