JP2002308078A - ブレーキ液圧制御ユニット - Google Patents

ブレーキ液圧制御ユニット

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JP2002308078A JP2001117913A JP2001117913A JP2002308078A JP 2002308078 A JP2002308078 A JP 2002308078A JP 2001117913 A JP2001117913 A JP 2001117913A JP 2001117913 A JP2001117913 A JP 2001117913A JP 2002308078 A JP2002308078 A JP 2002308078A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アキュムレータ、モータ、複数の制御弁、液圧
センサを含むブレーキ液圧制御ユニットの小型化を図
る。 【解決手段】ユニット10は直方体状を成したブロック
150を有する。ブロック150は、互いに平行な反対
向きの第1面152,第2面154を有する。第1面1
52側に増圧リニア制御弁84,減圧リニア制御弁8
6,ブレーキ圧センサ122等が取り付けられ、第2面
154側にアキュムレータ52,モータ56が取り付け
られる。アキュムレータ52が第3面155から取り付
けられるわけではないため、効率よく配置することがで
き、ユニット10の小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ブレーキ液圧制御
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特表平8−502007号公報に記載の
ブレーキ液圧制御ユニットにおいては、(i)(a)低圧源に
収容された作動液を加圧して吐出するポンプおよびその
ポンプを駆動するモータを含むポンプ装置と、(b)その
ポンプ装置から出力された作動液を蓄えるアキュムレー
タとを含む動力式液圧源と、(ii)ブレーキを作動させる
ブレーキシリンダの液圧を、前記動力式液圧源から出力
された作動液を利用して制御可能な1つ以上の制御弁を
含む制御弁装置と、(iii)これら動力式液圧源および制
御弁装置を保持する部材であって、互いに逆向きに設け
られた第1面および第2面と、第1面および第2面に隣
接する第3面を有する保持部材とを含み、前記保持部材
の第1面側から前記1つ以上の制御弁の主体部が取り付
けられ、前記第2面側から前記モータの主体部が取り付
けられ、第3面側からアキュムレータが取り付けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題、課題解決手段および効
果】本発明は、1つ以上の制御弁、ポンプ装置、アキュ
ムレータ、保持部材を含むブレーキ液圧制御ユニットの
小型化を図ることである。上記課題は、ブレーキ液圧制
御ユニットを下記各態様の構成のものとすることによっ
て解決される。各態様は、請求項と同様に、項に区分
し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引
用する形式で記載する。これは、あくまで、本明細書に
記載の技術の理解を容易にするためであり、本明細書に
記載の技術的特徴およびそれらの組み合わせが以下の各
項に限定されると解釈されるべきではない。また、1つ
の項に複数の事項が記載されている場合、常に、すべて
の事項を一緒に採用しなければならないものではなく、
一部の事項のみを取り出して採用することも可能であ
る。
【0004】以下に記載の各実施態様項において、(2)
項が請求項1に対応し、(3)項が請求項2に対応し、(6)
項が請求項3に対応し、(7)項が請求項4に対応し、(1
1)項、(13)項がそれぞれ請求項5,6に対応し、(15)項
が請求項7に対応し、(19)項が請求項8に対応する。
【0005】(1)(a)低圧源に収容された作動液を加圧
して吐出するポンプおよびそのポンプを駆動するモータ
を含むポンプ装置と、(b)そのポンプ装置から吐出され
る作動液を蓄えるアキュムレータとを含む動力式液圧源
と、ブレーキを作動させるブレーキシリンダの液圧を、
前記動力式液圧源から供給される作動液を利用して制御
可能な1つ以上の制御弁を含む制御弁装置と、これら動
力式液圧源および制御弁装置を保持する保持部材とを含
むブレーキ液圧制御ユニット。本項に記載のブレーキ液
圧制御ユニットを含むブレーキ装置は、ブレーキシリン
ダの液圧が動力式液圧源の液圧を利用して制御弁装置に
より制御される。制御弁装置が、複数のブレーキシリン
ダの液圧を制御するものである場合には、制御弁はブレ
ーキシリンダ毎に設けられても、1つ以上のブレーキシ
リンダに共通に設けられてもよい。本ユニットにおいて
は、1つの保持部材に動力式液圧源と制御弁装置とが保
持される。そのため、1つの保持部材に保持された動力
式液圧源と制御弁装置とを制御すれば、ブレーキシリン
ダの液圧を制御することができる。保持部材は、ブロッ
ク状を成すものとされること、特に、概して六面体状を
成すものとされることが望ましい。六面体は、互いに反
対側の面を3対有する。互いに反対側の2つずつの面
は、互いに平行であっても平行でなくてもよい。3対の
少なくとも1対が平行で、残りが平行でないというよう
に、混在していてもよい。保持部材が直方体状を成す場
合には、3対の2つの面は互いに平行になる。保持部材
を直方体を成したものとすれば、保持部材の内部に液通
路を形成するためのスペースを確保し易く、また、保持
部材の機械加工が容易となる。さらに、制御弁装置、動
力式液圧源の保持部材への取付け性が向上し、ブレーキ
液圧制御ユニットの車体への取付け性が向上する。
【0006】(2)前記保持部材が互いに反対の側に設け
られた第1面および第2面を有し、前記保持部材の第1
面側に前記1つ以上の制御弁の主体部が取り付けられ、
前記第2面側に前記アキュムレータおよび前記モータの
主体部が取り付けられた(1)項に記載のブレーキ液圧制
御ユニット。
【0007】本項に記載のブレーキ液圧制御ユニットに
おいては、第1面側に1つ以上の制御弁の主体部が取り
付けられ、第2面側にモータおよびアキュムレータの主
体部が取り付けられる。アキュムレータが第1面および
第2面とは異なる第3面の側に取り付けられるわけでは
ないため、効率よく配置することができ、ユニットの小
型化を図ることができる。第1面側に制御弁の主体部が
取り付けられる場合には、保持部材の第1面に開口する
状態で設けられた凹部に、制御弁の主体部の一部が収容
され、残りの部分が第1面から突出した状態とされるこ
とが多い。収容される部分と突出する部分とでは、収容
される部分の方が大きい場合と突出する部分の方が大き
い場合とがある。いずれの場合にも、保持部材の凹部が
制御弁の一部として機能するようにされる場合がある。
保持部材の凹部が制御弁の一部として機能する場合に
は、その保持部材の凹部の一部と保持部材に取り付けら
れる制御弁の主体部とによって制御弁が構成され、保持
部材の凹部が制御弁の一部として機能しない場合、換言
すれば、取り付け前に制御弁として完成しているものが
取り付けられる場合には、主体部が制御弁全体であるこ
とになる。凹部の一部が制御弁としての機能を有する場
合としては、例えば、保持部材の凹部によって、制御弁
に設けられるべき液室や連通路の一部が形成される場合
がある。アキュムレータについても同様である。モータ
については、モータの回転駆動部が第2面から突出し、
モータの駆動力をポンプに伝達する駆動力伝達部が保持
部材の内部に収容された状態で取り付けられる場合があ
る。例えば、ポンプがプランジャポンプである場合に
は、駆動力伝達部としての偏心カム部が保持部材の内部
に収容され、回転駆動部が突出した状態で取り付けられ
るのである。なお、偏心カム部はポンプの構成要素であ
り、その偏心カム部に回転駆動部の回転を伝達する回転
伝達部が駆動力伝達部であると考えることもできる。
【0008】(3)前記制御弁装置が、前記動力式液圧源
と前記ブレーキシリンダとの間に設けられた増圧制御弁
と、前記ブレーキシリンダと前記低圧源との間に設けら
れた減圧制御弁とを含み、これら増圧制御弁および減圧
制御弁によって形成される第1列と、前記アキュムレー
タおよびモータによって形成される第2列とが、互いに
ほぼ平行である(1)項または(2)項に記載のブレーキ液圧
制御ユニット。第1列と第2列とがほぼ平行になるよう
に、増圧制御弁、減圧制御弁、モータ、アキュムレータ
が配置されるため、これらが、ランダムに配置される場
合より、効率よく配置することができる。また、ユニッ
トを集約化することができ、小型化を図ることができ
る。第1列の方向は、増圧制御弁、減圧制御弁のそれぞ
れの軸線と交差する直線でで規定することができる。第
2列の方向についても同様である。
【0009】(4)当該ブレーキ液圧制御ユニットが、前
記増圧制御弁および減圧制御弁を複数対含み、これら複
数対の各々における増圧制御弁および減圧制御弁によっ
て形成される第1列の方向が互いに平行である(1)項な
いし(3)項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御ユニッ
ト。増圧制御弁および減圧制御弁が複数対設けられる場
合において、複数の第1列が互いに平行とされるため、
効率よく配置することができる。また、複数の増圧制御
弁、減圧制御弁が格子状に取り付けられても、交互に位
置する状態、すなわち、隣接する3つの増圧制御弁(減
圧制御弁)によって三角形が形成される状態で取り付け
られてもよい。格子状に設けられれば、複数の増圧制御
弁によって形成される列と複数の減圧制御弁によって形
成される列とが互いに平行になる。
【0010】(5)前記制御弁装置が、複数の制御弁を含
み、前記モータおよびアキュムレータの主体部が前記第
2面側のほぼ中央部に取り付けられ、前記複数の制御弁
の主体部が、第1面側の、前記モータおよびアキュムレ
ータの軸線を含み、前記第1面および第2面に直交する
直交平面との交線の両側に設けられた(1)項ないし(4)項
のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御ユニット。制
御弁がアキュムレータおよびモータの両側に設けられれ
ば、1つの動力式液圧源の作動液を利用して、複数のブ
レーキシリンダの液圧を制御するのに便利である。特
に、制御弁装置が複数の増圧制御弁を含み、増圧制御弁
がアキュムレータの作動液を減圧してブレーキシリンダ
に供給するものである場合に、アキュムレータを中央部
に設け、増圧制御弁をそれの両側に設ければ、アキュム
レータから増圧制御弁までの圧力損失の差を小さくする
ことができ、ブレーキシリンダの液圧の制御精度を向上
させることができる。このように、アキュムレータ、モ
ータ、制御弁を最適な位置に取り付けることができるの
である。
【0011】(6)前記動力式液圧源の高圧側と低圧側と
の間に設けられたリリーフ弁と、前記動力式液圧源の出
力液圧を検出する出力液圧検出装置と、ブレーキシリン
ダの液圧を検出するブレーキ液圧検出装置との少なくと
も1つが、前記保持部材の前記第1面側に取り付けられ
た(1)項ないし(5)項のいずれか1に記載のブレーキ液圧
制御ユニット。本項に記載のブレーキ液圧制御ユニット
においては、動力式液圧源、制御弁装置に加えて、リリ
ーフ弁、出力液圧検出装置、ブレーキ液圧検出装置の少
なくとも1つが取り付けられる。その結果、ユニットの
機能を高めることができ、ブレーキ装置の構造を簡単に
することができる。また、ブレーキシリンダの液圧は動
力式液圧源の作動液を利用して、制御弁の制御により制
御されるのであるが、制御弁は、出力液圧検出装置によ
る検出液圧やブレーキ液圧検出装置による検出液圧に基
づいて制御される場合がある。この場合に、制御弁のう
ちの特に電磁制御弁、出力液圧検出装置、ブレーキ液圧
検出装置が同じ面に取り付けられれば、リード線をまと
めて配線することができ、便利である。リリーフ弁は、
第1面側に取り付けても第2面側に取り付けても良い
が、第1面側に取り付けた方が望ましい場合が多い。
【0012】(7)前記保持部材の前記第1面と前記第2
面とが互いに平行であり、かつ、前記リリーフ弁および
前記出力液圧検出装置が、前記第1面側の、前記モータ
およびアキュムレータの軸線を含み、前記第1面および
第2面と直交する直交平面と前記第1面との交線である
直線の近傍に取り付けられた(6)項に記載のブレーキ液
圧制御ユニット。リリーフ弁は、ポンプの吐出圧が過大
になることを回避するために設けられたものであり、出
力液圧検出装置は、ポンプの吐出圧あるいはアキュムレ
ータの液圧を検出するものである。そのため、リリーフ
弁や出力液圧検出装置は、第2面側のモータ、アキュム
レータが取り付けられた位置に対応する第1面側の位置
の近傍に設けることが望ましい。例えば、モータやアキ
ュムレータが第2面のほぼ中央部に設けられる場合に
は、出力液圧検出装置やリリーフ弁も第1面のほぼ中央
部に設けられる。その結果、ポンプやアキュムレータと
リリーフ弁とを接続する液通路や、これらと出力液圧検
出装置とを接続する液通路を短くすることができ、これ
らを最適な位置に配置することができる。
【0013】(8)運転者によるブレーキ操作部材の操作
力に応じた液圧を発生させるマスタシリンダと前記ブレ
ーキシリンダとを連通させる連通状態と、前記ブレーキ
シリンダをマスタシリンダから遮断する遮断状態とに切
換可能なマスタ遮断弁が、前記第1面側に取り付けられ
た(1)項ないし(7)項のいずれか1つに記載のブレーキ液
圧制御ユニット。マスタ遮断弁も同じユニットに設けれ
ば、ユニットの機能をさらに高めることができる。マス
タシリンダの液圧を検出するマスタ圧検出装置も第1面
側に取り付けられるようにすることができる。
【0014】(9)前記1つ以上の制御弁が第1面側に、
その制御弁の軸線が前記第1面にほぼ直交する状態で取
り付けられ、前記モータ、アキュムレータが、第2面側
に、これらモータの軸線、アキュムレータの軸線が第2
面にほぼ直交する状態で取り付けられた(1)項ないし(8)
項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御ユニット。マス
タ遮断弁、リリーフ弁、出力液圧検出装置、ブレーキ液
圧検出装置、マスタ圧検出装置等も同様に、軸線がほぼ
第1面に直交する状態で第1面側から取り付けることが
できる。第1面と第2面とが平行であれば、各部材は、
軸線が互いにほぼ平行になる状態で取り付けられること
になる。
【0015】(10)前記保持部材の内部に、前記低圧源
に接続される低圧通路と、前記アキュムレータに接続さ
れる高圧通路とが、前記第2面に直角な方向から見た場
合に保持部材のほぼ中央部に設けられた(1)項ないし(9)
項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御ユニット。アキ
ュムレータ、モータが第2面側のほぼ中央部に設けられ
れば、アキュムレータに接続される高圧通路、低圧源に
接続される低圧通路は保持部材の内部において第2面に
直角な方向から見た場合に保持部材のほぼ中央部に位置
することになる。低圧通路は、ポンプの吸引通路に連通
させられた液通路であっても、専用のポートを介して、
ユニットの外部のリザーバに連通させられた液通路であ
ってもよい。ポンプの吸引側に接続された液通路とすれ
ば、ポートの個数を減らすことができ、ユニットの小型
化を図ることができる。 (11)前記低圧通路と高圧通路とがほぼ平行に設けられ
た(10)項に記載のブレーキ液圧制御ユニット。高圧通路
と低圧通路とは、第1面や第2面に直角な方向から見て
平行であっても、第1面や第2面に平行な方向から見て
平行であってもよい。換言すれば、高圧通路、低圧通路
が第1面に直角な方向から見て互いに隔たった状態で設
けられても、第1面に直角な方向から見れば重なってい
るが、第1面に直角な方向に互いに隔たった状態で設け
られてもよいのである。 (12)前記減圧制御弁が前記低圧通路に連通させられ、
前記増圧制御弁が前記高圧通路に連通させられた(1)項
ないし(11)項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御ユニ
ット。 (13)前記リリーフ弁がこれら低圧通路と高圧通路との
両方に接続された状態で取り付けられた(10)項ないし(1
2)項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御ユニット。高
圧通路に増圧制御弁が連通させられ、低圧通路に減圧制
御弁が連通させられる場合において、高圧通路と低圧通
路との間にリリーフ弁が設けられるようにすれば、液通
路の共有化を図ることができる。リリーフ弁専用の液通
路を別個に設ける場合より、液通路の本数を減らすこと
ができ、その分、ブレーキ液圧制御ユニットの小型化を
図ることができる。高圧通路には、動力式液圧源の出力
液圧を検出する出力液圧検出装置が取り付けられること
が多い。この場合には、リリーフ弁と出力液圧検出装置
とが近接して設けられることになる。リリーフ弁は高圧
通路と低圧通路との両方に連通し、出力液圧検出装置が
低圧通路と干渉しない状態で設ける必要がある。そこ
で、例えば、リリーフ弁の高圧側ポートに高圧通路が連
通し、低圧通路が低圧側ポートに連通する状態で、リリ
ーフ弁の直径方向にこれらを離間させて設けるのであ
る。その結果、低圧通路を高圧通路から離間した状態で
形成することができるのであり、低圧通路を出力液圧検
出装置に干渉することなく形成することができる。余分
な液通路を設けることなく、リリーフ弁を設けることが
できるのであり、ユニットの小型化を図ることができ
る。
【0016】(14)前記ブレーキシリンダに連通させら
れるブレーキ通路が互いに平行に複数設けられた(1)項
ないし(13)項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御ユニ
ット。複数のブレーキ通路を平行にすれば、ブレーキ通
路を効率よく形成することができる。例えば、ユニット
のほぼ中央部に高圧通路、低圧通路が形成され、これら
の両側にブレーキ通路が形成されるようにする。ブレー
キ装置が2系統の場合には、一方の側に一方の系統に属
するブレーキシリンダのブレーキ通路が形成され、他方
の側に他方の系統に属するブレーキシリンダのブレーキ
通路が形成されるようにすることができる。増圧制御弁
と減圧制御弁とによって形成される第1列についても同
様である。なお、マスタシリンダに連通させられるマス
タ通路もブレーキ通路と平行に形成することができる。
マスタ通路は、ブレーキ通路と第1面に直角な方向から
見た場合に隔たった位置に形成しても、第1面に直角な
方向から見た場合に重なり、第1面に平行な方向から見
た場合に隔たった位置に形成してもよい。
【0017】(15)前記アキュムレータが、(c)ハウジ
ングと、(d)そのハウジングの内部を液密に2つの容積
変化室に仕切る仕切部材と、(e)前記2つの容積変化室
の一方に連通させられた接続部であって、軸方向に互い
に隔たって先端部側と中間部側とに設けられた2つのポ
ートを含むものとを含み、これら2つのポートのうち前
記先端部側のポートが前記増圧制御弁に接続され、前記
中間部側のポートが前記ポンプ装置に接続された(1)項
ないし(14)項のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御
ユニット。アキュムレータの軸方向の異なる位置におい
てポンプと増圧制御弁とがそれぞれ接続される。その結
果、例えば、ポンプに接続される液通路と増圧制御弁に
接続される液通路とを、保持部材の内部の、第2面に直
角な方向から見た場合に重なる位置で、第2面に平行な
方向から見た場合に異なる位置に形成することができ
る。液通路は、保持部材の内部において、第1面あるい
は第2面に平行に直線状に形成されるのが普通である。
したがって、液通路によって接続される2つの部材のそ
れぞれのポートが、第2面に直角な方向(厚み方向)の
位置が同じになるように、2つの部材が収容される(突
出される)。アキュムレータについては、ポンプの吐出
側ポートとアキュムレータのポンプ側ポートとの厚み方
向の位置が同じ(同じ深さ)になり、アキュムレータの
増圧制御弁側ポートと増圧制御弁の高圧側ポートとの厚
み方向の位置が同じになるように、アキュムレータ、増
圧制御弁の収容量(突出量)が決まり、ポンプの吐出通
路、アキュムレータと増圧制御弁とを接続する供給通路
の厚み方向の位置が決まる。 (16)前記増圧制御弁と減圧制御弁との各々が、先端側
に設けられた高圧側ポートと、中間部側に設けられた低
圧側ポートとを含む(1)項ないし(15)項のいずれかに記
載のブレーキ液圧制御ユニット。増圧制御弁、減圧制御
弁は、ポートを含む接続部とソレノイドとを含む。接続
部はシーティング弁に設けられたポートを含む部分によ
って形成される。接続部が先端側に設けられ、ソレノイ
ドが基端側に設けられるのであるが、ソレノイドの少な
くとも一部が第1面から突出した状態で設けられること
が多い。マスタ遮断弁についても同様である。
【0018】(17)前記保持部材の、前記第1面および
第2面に交差する第3面に、前記低圧源、ブレーキシリ
ンダへの接続ポートが設けられた(1)項ないし(16)項の
いずれか1つに記載のブレーキ液圧制御ユニット。複数
の接続ポートが1つの面に設けられれば、ブレーキ液圧
制御ユニットの車体への取り付けに便利である。この場
合に、第2面の第3面に近い側にモータを取り付け、遠
い側にアキュムレータを取り付けることが望ましい。ポ
ンプの吸入抵抗を小さくすることができ、脈動を抑制す
ることができる。モータで駆動されるポンプは、プラン
ジャポンプであってもギヤポンプであってもよい。マス
タシリンダへのポートも第3面に設けることが望まし
い。
【0019】(18)前記保持部材に、前記ブレーキシリ
ンダから流出させられた作動液を収容する減圧用リザー
バと、マスタシリンダの加圧室との間で、加圧ピストン
の移動に伴って、作動液の授受を行うストロークシミュ
レータとの少なくとも一方が取り付けられた(1)項ない
し(17)項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御ユニッ
ト。保持部材には、減圧用リザーバやストロークシミュ
レータ等を設けることも可能である。
【0020】(19)(a)低圧源に収容された作動液を加
圧して吐出するポンプおよびそのポンプを駆動するモー
タを含むポンプ装置と、(b)そのポンプ装置から吐出さ
れた作動液を蓄えるアキュムレータとを含む動力式液圧
源と、車両に設けられた複数の車輪の回転をそれぞれ抑
制するブレーキをそれぞれ作動させる複数のブレーキシ
リンダの液圧を、前記動力式液圧源から供給される作動
液を利用して制御可能な複数の制御弁を含む制御弁装置
と、これら動力式液圧源および制御弁装置を保持する部
材であって、互いに反対側の第1面および第2面を有す
る保持部材とを含むブレーキ液圧制御ユニットであっ
て、前記制御弁装置が、前記複数のブレーキシリンダの
各々と前記動力式液圧源との間に設けられた増圧制御弁
と、各ブレーキシリンダと前記低圧源との間に設けられ
た減圧制御弁とをそれぞれ複数ずつ含むものであり、前
記保持部材の前記第2面の側のほぼ中央に前記アキュム
レータおよび前記モータの主体部が取り付けられ、前記
第1面の側の、それらアキュムレータおよびモータによ
って形成される列の両側の部分に、前記複数ずつの増圧
制御弁と減圧制御弁とが取り付けられたブレーキ液圧制
御ユニット。本項に記載のブレーキ液圧制御ユニットに
は、(1)項ないし(18)項のいずれかに記載の技術的特徴
を採用することができる。 (20)概してブロック状を成したものであり、互いに反
対側の第1面および第2面を有し、前記第1面に開口を
有する状態で形成された制御弁の少なくとも一部を収容
するための制御弁用凹部と、前記第2面に開口を有する
状態で形成された、(p)アキュムレータの少なくとも一
部を収容するためのアキュムレータ用凹部と、(q)少な
くとも、モータの駆動力をポンプに伝達する駆動力伝達
部を収容するための駆動力伝達部用凹部とを有すること
を特徴とするブレーキ液圧制御ユニット用保持部材。本
項に記載の保持部材には、(1)項ないし(19)項のいずれ
かに記載のブレーキ液圧制御ユニットの保持部材の特徴
を採用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
ブレーキ液圧制御ユニットを含む液圧ブレーキ装置につ
いて図面に基づいて詳細に説明する。図1において、1
0はブレーキ液圧制御ユニットである。ブレーキ液圧制
御ユニット(以下、ユニットと略称する)10は、動力
式液圧源12,複数の液圧制御弁を含む液圧制御弁装置
14,複数の液圧センサ等を含む。また、ユニット10
には、複数のポートが設けられ、それぞれ、マスタシリ
ンダ20,前輪のブレーキシリンダ22,後輪のブレー
キシリンダ24,マスタリザーバ26が接続されてい
る。
【0022】マスタシリンダ20は、2つの加圧ピスト
ンを含むタンデム式のものであり、一方の加圧ピストン
にはブレーキ操作部材としてのブレーキペダル30が連
係させられる。2つの加圧ピストンのそれぞれの前方の
加圧室には液通路32,34が接続されている。一方の
液通路32には、ユニット10を介して右前輪のブレー
キシリンダ22が接続され、他方の液通路34には、ユ
ニット10を介して左前輪のブレーキシリンダ22が接
続されている。本実施形態においては、1つの加圧室に
前輪のブレーキシリンダ22がそれぞれ1つずつ接続さ
れるのである。また、左右前輪のブレーキシリンダ22
および左右後輪のブレーキシリンダ24には動力式液圧
源12が接続される。左右前輪のブレーキシリンダ22
にはマスタシリンダ10と動力式液圧源12とが接続さ
れ、左右後輪のブレーキシリンダ24にはマスタシリン
ダ10が接続されないで、動力式液圧源12が接続され
る。各ブレーキシリンダ22,24の液圧は動力式液圧
源12の液圧を利用して、複数の制御弁により制御され
る。
【0023】液通路32のマスタシリンダ10側の部分
は、ユニット10のポート40に接続され、右前輪のブ
レーキシリンダ22側の部分はポート41に接続され
る。また、液通路34のマスタシリンダ10側の部分は
ポート42に接続され、左前輪のブレーキシリンダ22
側の部分はポート43に接続される。さらに、右後輪の
ブレーキシリンダ24は液通路を介してポート44に接
続され、左後輪のブレーキシリンダ24は液通路を介し
てポート45に接続される。
【0024】動力式液圧源12は、ポンプ装置50、ア
キュムレータ52等を含む。ポンプ装置50は、2気筒
式のプランジャポンプ54(以下、単にポンプと略称す
る)とポンプ54を駆動するポンプモータとしてのモー
タ56と図示しない駆動力伝達部としての偏心カム部と
を含み、ポンプ54は2つのシリンダを含む。モータ5
6の駆動力により偏心カムが回転させられ、それによっ
て、ピストンがシリンダ内を往復移動させられる。ポン
プ54とマスタリザーバ26とはリザーバ通路60によ
って接続され、ポンプ54によって、マスタリザーバ2
6の作動液が汲み上げられて加圧される。
【0025】ポンプ54の吐出側にはアキュムレータ5
2が接続され、ポンプ54から吐出された作動液が蓄え
られる。アキュムレータ52に蓄えられた作動液の液圧
はアキュムレータ圧センサ62によって検出される。モ
ータ56は、アキュムレータ圧センサ62による検出液
圧が予め定められた設定範囲内に保たれるように制御さ
れる。また、ポンプ54の吐出側と低圧側との間には、
リリーフ弁64が設けられ、吐出圧が過大になることが
回避される。リザーバ通路60のリザーバ側の部分はユ
ニット10のポート66に接続される。
【0026】アキュムレータ52は図2に示すように、
蓄圧部70と接続部72とを含む。蓄圧部70はベロー
ズ式のものであり、ハウジング73とハウジング73の
内部を2つの容積変化室74,75に気密に仕切る仕切
部材76とを含む。仕切部材76は、金属ベローズ76
aと、底板76bと、シール部材76cとを含む。一方
の容積変化室(ガス室)74には高圧ガスが封入され、
他方の容積変化室75にはポンプ54から吐出された作
動液が収容される。接続部72は、軸方向に隔たった2
つのポート77,78を含む。先端側のポート77には
後述する増圧リニア制御弁が接続され、中間側のポート
78にはポンプ54が接続される。
【0027】液圧制御弁装置14は、供給電流のON・
OFFにより開閉させられ、液通路を連通状態と遮断状
態とに切り換える電磁開閉弁80,82、供給電流量の
制御により前後の差圧を連続的に制御可能なリニア制御
弁84,86等を含む。これらは、それぞれ、液通路に
連通させられた2つのポートを有する。2つのポートは
各電磁制御弁の軸方向の隔たった位置に設けられる。
【0028】電磁開閉弁80,82は、マスタシリンダ
20と左右前輪のブレーキシリンダ22との間にそれぞ
れ設けられ、ブレーキシリンダ22をマスタシリンダ2
0に連通させたり、マスタシリンダ20から遮断したり
する。この意味において、電磁開閉弁80,82をマス
タ遮断弁と称することができる。
【0029】リニア制御弁84,86は、ブレーキシリ
ンダ22,24の各々に対応して設けられ、一方の増圧
リニア制御弁84がブレーキシリンダ22,24とアキ
ュムレータ52との間の液通路88に設けられ、他方の
減圧リニア制御弁86はブレーキシリンダ22,24と
リザーバ26との間の液通路89に設けられる。本実施
形態においては、電磁開閉弁80,82の遮断状態にお
いて(ブレーキシリンダ22,24がマスタシリンダ2
0から遮断された状態で)、動力式液圧源12の作動液
を利用して、増圧リニア制御弁84,減圧リニア制御弁
86の制御により、ブレーキ液圧が制御される。
【0030】増圧,減圧リニア制御弁84,86は、図
3に示すように、シーティング弁90とコイル92を備
えたソレノイド93とを含むものであり、シーティング
弁90において、高圧側のポート94が先端部に低圧側
のポート96が中間部に設けられる。シーティング弁9
0は、弁座100と弁座100に対して接近・離間可能
に設けられた弁子102と、弁子102を弁座100に
着座させる方向に付勢するスプリング104とを含む。
弁座100は高圧側ポート94の周辺に形成され、コイ
ル92に電流が供給されない場合には、スプリング10
4によって弁子102が弁座100に着座させられる閉
状態にあり、コイル92に電流が供給されると、弁子1
02を弁座100から離間させる方向の電磁駆動力が加
えられる。また、高圧側ポート94と低圧側ポート96
との液圧差に応じた差圧作用力が弁子102を弁座10
0から離間させる方向に作用する。弁子102の弁座1
00に対する相対位置は、これら電磁駆動力、スプリン
グ104の付勢力、差圧作用力の関係によって決まるの
であり、コイル92への供給電流量を制御することによ
って、前後の差圧を制御することができる。これらシー
ティング弁90の高圧側ポート94,低圧側ポート96
を含む部分等によって接続部106が構成される。本実
施形態においては、増圧リニア制御弁84,減圧リニア
制御弁86が、制御弁としての機能を備えたものである
ため、これら制御弁84,86が主体部である。
【0031】増圧リニア制御弁82においては、高圧側
ポート94に動力式液圧源12が接続され、低圧側ポー
ト96にブレーキシリンダ22,24が接続される。ま
た、減圧リニア制御弁84においては、高圧側ポート9
4にブレーキシリンダ22,24が接続され、低圧側ポ
ート96にリザーバ26が接続される。
【0032】前述のマスタ遮断弁80,82もシーティ
ング弁とソレノイドとを含むものであり、リニア制御弁
とほぼ同様な構造を有する。しかし、コイルへの供給電
流量が制御されるのではなく、ON・OFF制御が行わ
れるのみである点と、スプリングが弁子を弁座から離間
させる方向に付勢する状態で設けられている点とが異な
る。マスタ遮断弁は常開弁でありOFF状態で開状態に
ある。
【0033】マスタシリンダ20の液圧はマスタ圧セン
サ120によって検出され、ブレーキシリンダ22,2
4の液圧はブレーキ圧センサ122によって検出され
る。マスタ圧センサ120は、2つの加圧室に対応して
それぞれ設けられ、ブレーキ圧センサ122は、各ブレ
ーキシリンダに対応して設けられる。液通路32には、
ストロークシミュレータ装置140が設けられる、スト
ロークシミュレータ装置140はストロークシミュレー
タ142とシミュレータ制御弁144とを含むものであ
り、マスタ遮断弁80,82の遮断状態において、加圧
室との間で作動液の授受が行われ、運転者によるブレー
キ操作ストロークが殆ど0になることが回避される。
【0034】ユニット10は、図4に示すように、概し
て直方体状のブロック150を有する。ブロック150
に、複数の制御弁、液圧センサ、動力式液圧源等が取り
付けられてユニット10が構成される。ユニット10に
は、制御弁や液圧センサのみならず動力式液圧源12も
含まれるため、ユニット10の機能が高められ、ブレー
キシリンダ22,24の液圧の制御が1つのユニット1
0の制御で可能になる。ブロック150は、互いに反対
側の(対向して)平行な3組の平面を有する。第1面1
52(XY面)と第2面154とが平行であり、第3面
155(XZ面)と第4面156とが平行である。
【0035】ブロック150には、第1面側に増圧リニ
ア制御弁84,減圧リニア制御弁86等の電磁制御弁、
ブレーキ液圧センサ122等の液圧センサ等が取り付け
られ、第2面側にモータ56,アキュムレータ52が取
り付けられる。例えば、電磁制御弁は、ブロック150
に形成された取付け用凹部に少なくとも接続部が収容さ
れ、ソレノイド部の少なくとも一部が第1面152から
突出した状態で、第1面側に取り付けられる。アキュム
レータ52も同様に、取付け用凹部に少なくとも接続部
72が収容され、蓄圧部70の少なくとも一部が第2面
154から突出した状態で、第2面側に取り付けられ
る。第3面155には前記各ポート40〜45,66が
設けられ、本実施形態においては、第4面156におい
て車体に取り付けられる。第3面155にポートがすべ
て設けられるため、取付け性を向上させることができ
る。
【0036】ユニット10の内部には、図5〜8に示す
ように、ポート40に連通させられたマスタ通路158
と、ポート41に連通させられたブレーキ通路160と
が設けられる。マスタ通路158とブレーキ通路160
とは電磁開閉弁80を介して接続される。マスタ通路1
58,ブレーキ通路160によって液通路32の一部
(ユニット10の内部の部分)が構成される。液通路3
2の途中にマスタ遮断弁80が設けられるのである。1
62は、マスタ遮断弁80を取り付けるための凹部であ
り、第1面152に開口を有する状態で形成される。
【0037】マスタ遮断弁用凹部162,マスタ通路1
58,ブレーキ通路160は、マスタ遮断弁用凹部16
2にマスタ遮断弁80が取り付けられた状態で、マスタ
遮断弁80の一方のポートにマスタ通路158が連通
し、他方のポートにブレーキ通路160が連通路163
を介して連通する状態で形成される。また、マスタ圧セ
ンサ用凹部164、ブレーキ圧センサ用凹部165が、
それぞれ、第1面152に開口を有する状態で形成され
る。マスタ圧センサ用凹部164は、マスタ圧センサ1
20が取り付けられた場合に、検出部にマスタ通路15
8が連通させられる状態で形成され、ブレーキ圧センサ
用凹部165は、ブレーキ圧センサ122が取り付けら
れた場合に、検出部にブレーキ通路160が連通させら
れる状態で形成される。マスタ通路158とブレーキ通
路160とはY方向に延びたものである。ポート42に
接続されたマスタ通路158とポート43に接続された
ブレーキ通路160とについても同様である。これらマ
スタ通路158,ブレーキ通路160は液通路34の一
部を構成し、マスタ通路158,ブレーキ通路160の
間にマスタ遮断弁82が設けられる。
【0038】ポート44,45には、左右後輪のブレー
キシリンダ24に接続されたブレーキ通路166が接続
されている。ブレーキ通路166はマスタ通路158に
連通させられることはない。ブレーキ通路160,16
6には、増圧リニア制御弁84、減圧リニア制御弁86
によって制御された動力式液圧源12の作動液が供給さ
れるため、制御圧通路と称することができる。ブレーキ
通路166はブレーキ通路160と平行にY方向に延び
た状態で、Z方向の位置が同じでX方向に隔たった位置
に形成される。マスタ通路158は、X方向の2つのブ
レーキ通路160,166の間においてZ方向に隔たっ
た位置に形成される。
【0039】ユニット10の内部には、図5,9に示す
ように、ポンプ装置用凹部167が形成される。ポンプ
装置用凹部167は、駆動力伝達部としての偏心カム部
用凹部168と2つのシリンダ用凹部169とを含む。
偏心カム部用凹部168は第2面154に開口を有する
状態で形成され、シリンダ用凹部169はそれぞれ、互
いに平行な第5面170,第6面171(YZ面)に開
口を有する状態で形成される。
【0040】ポンプ54は、第5面170,第6面17
1側から取り付けられ、偏心カム部が第2面154側か
ら取り付けられ、偏心カム部に連結されたモータ56が
第2面154から突出した状態で取り付けられる。ポン
プ54の吐出部に連通する状態で吐出通路172が形成
される。吐出通路172はそれぞれ2つのシリンダに対
応して設けられ、2つの吐出通路172が連通路173
を介して合流させられて合流通路174とされる。2つ
のシリンダからそれぞれ吐出された作動液が合流させら
れて、アキュムレータ52に供給されるようにされてい
るため、脈動を抑制することができる。また、ポンプ5
4の吸入側、すなわち、偏心カム部用凹部168に連通
した状態で吸入通路176が形成される。吸入通路17
6はポート66を介してマスタリザーバ26に連通させ
られる。これら、吸入通路176,合流通路174はい
ずれもY方向に延びたものであり、ブロック150のX
方向のほぼ中央に互いに平行に形成される。吐出通路1
72もY方向に延びたものである。
【0041】180は、アキュムレータ取付け用の凹部
であり、第2面154に開口した状態で形成される。図
10に示すように、アキュムレータ用凹部180にアキ
ュムレータ52が取り付けられた場合の、中間側のポー
ト78に合流通路174が連通し、図11に示すよう
に、先端側のポート77に供給通路182が連通する状
態とされる。供給通路182に交差する状態、本実施形
態においては、直交する状態で増圧通路184が形成さ
れ、その増圧通路184に増圧制御弁84が取り付けら
れる。供給通路182は、合流通路174と平行に、X
方向において重なって、Z方向に隔たった位置に形成さ
れる。供給通路182もブロック150のX方向のほぼ
中央に位置することになる。増圧通路184はX方向に
延びた状態で形成される。
【0042】供給通路182と連通する状態でリリーフ
弁用凹部186、アキュムレータ圧センサ用凹部187
が、第1面152に開口を有する状態で形成される。リ
リーフ弁64,アキュムレータ圧センサ62は第1面側
に取り付けられる。増圧通路184と連通する状態で増
圧リニア制御弁用凹部188が形成される。増圧リニア
制御弁用凹部188は、増圧通路184に適当な間隔を
隔てて4つ形成される。図6,12に示すように、増圧
リニア制御弁84が増圧リニア制御弁用凹部188に取
り付けられた状態において、高圧側ポート94に増圧通
路184が連通し、低圧側ポート94にブレーキ通路1
60,166が連通する。本実施形態においては、増圧
リニア制御弁84が増圧通路184を介して供給通路1
82に連通させられた状態で取り付けられる。供給通路
182の作動液が増圧通路184を経て高圧側ポート9
4に供給されるのである。
【0043】本実施形態においては、供給通路182,
増圧通路184およびブレーキ通路166(160)に
よって液通路88が構成される。供給通路182,増圧
通路184が4つのブレーキシリンダに共通に設けら
れ、ブレーキ通路160,ブレーキ通路166がブレー
キシリンダ毎に個別に設けられる。ブレーキ通路160
は、液通路32,34の構成要素でもあり、液通路3
2,34と液通路88とに共通のものである。
【0044】一方、図14に示すように、偏心カム部用
凹部168を介して吸引通路176に連通する低圧通路
200が形成される。低圧通路200は、前述の合流通
路174、供給通路182とほぼ平行に、ユニット10
のほぼ中央部に設けられる。低圧通路200は、供給通
路182,合流通路174とZ方向に隔たった位置に形
成される。低圧通路200に交差する状態、本実施形態
においては、ほぼ直交する状態で減圧通路202が形成
される。減圧通路202には、減圧リニア制御弁用凹部
204が第1面152に開口を有する状態で、間隔を隔
てて4つ形成される。減圧リニア制御弁用凹部204に
減圧リニア制御弁86が取り付けられた状態で、それの
高圧側ポート94に連通路206(ブレーキ通路160
またはブレーキ通路166の一部)が連通し、低圧側ポ
ート96に減圧通路202が連通する。本実施形態にお
いては、減圧リニア制御弁86が減圧通路202を介し
て低圧通路200に連通させられた状態で取り付けられ
るのであり、低圧側ポート96の作動液は、減圧通路2
02、低圧通路200、吸引通路176を経てリザーバ
26に流出させられる。ブレーキ通路166(16
0),減圧通路202,低圧通路200、吸引通路17
6によって液通路89が構成される。前述の場合と同様
に、吸引通路176,低圧通路200,減圧通路202
が4つのブレーキシリンダに共通に設けられ、ブレーキ
通路160,166が個別に設けられる。
【0045】このように、ブロック150には、複数の
液通路、取付け用凹部が形成されるのであるが、液通路
は、Z方向の同一位置に(第1面152と平行に延びた
状態で)直線状に形成するのが普通である。そして、各
液通路が、取付け用凹部に収容された制御弁やアキュム
レータ等の接続部のその液通路に対応するポートに連通
する状態で、液通路、取付け用凹部が形成される。した
がって、接続部のポートの位置、取付け用凹部の深さ
(Z方向の位置)等によって液通路のZ方向の位置が決
まるのであり、換言すれば、取付け用凹部、液通路等
は、これらに基づいて形成されるのである。
【0046】前述のリリーフ弁用凹部186は、供給通
路182と低圧通路200との間に形成される。リリー
フ弁64は前述のようにポンプ54の吐出圧が過大にな
ることを防止するためのものであるため、アキュムレー
タ52またはポンプ54に近い位置に設ける必要があ
る。また、リリーフ弁64のために専用の低圧通路を設
けないで、低圧通路200を利用する。さらに、アキュ
ムレータ圧センサ62は供給通路182の液圧を検出す
るものであるため、アキュムレータ圧センサ用凹部18
7を、低圧通路200と干渉しないで形成する必要があ
る。これらの条件が満たされるように、低圧通路20
0,供給通路182,リリーフ弁用凹部186,アキュ
ムレータ圧センサ用凹部187が形成されるのである。
リリーフ弁用凹部186にリリーフ弁64の一部が収容
された場合において、供給通路182がリリーフ弁64
の先端側の高圧側ポートに連通する状態で、できる限り
アキュムレータ圧センサ用凹部187に接近した位置に
形成され、低圧通路200が中間側の低圧側ポートに連
通する状態で、できる限りアキュムレータ圧センサ用凹
部187から離間する状態で形成される。低圧通路20
0が、X方向において供給通路182からできる限りア
キュムレータ圧センサ用凹部187から離間した位置に
形成されるのである。そのため、供給通路182に連通
する状態で取り付けられたアキュムレータ圧センサ62
が低圧通路200やリリーフ弁64と干渉することがな
く、しかも、余分な液通路を設けることなく、供給通路
182と低圧通路200との間にリリーフ弁64を設け
ることができる。したがって、液通路の本数を減らすこ
とができ、ユニットの小型化を図ることができる。
【0047】本実施形態においては、図5に示すよう
に、ブレーキ通路160、166が互いに平行に設けら
れるとともに、各ブレーキ通路160,166、合流通
路174、低圧通路200、供給通路182、吸引通路
176が互いに平行に設けられる。また、供給通路18
2、低圧通路200に直交して、それぞれ増圧通路18
4、減圧通路202が設けられ、増圧通路184、減圧
通路202に等間隔で増圧リニア制御弁84,減圧リニ
ア制御弁86が取り付けられる。その結果、ブレーキシ
リンダ22,24の各々に対応して設けられた増圧リニ
ア制御弁82,減圧リニア制御弁84が格子状に位置す
ることになり、各ブレーキシリンダに対応して設けられ
た増圧リニア制御弁82,減圧リニア制御弁84の軸線
を通る直線が互いに平行になる。また、ブレーキ通路1
60,166が平行に設けられるため、増圧リニア制御
弁84、減圧リニア制御弁86およびブレーキ圧センサ
122の軸線を通る線分もほぼ平行となる。また、4つ
の増圧リニア制御弁84によって形成される列と4つの
減圧リニア制御弁86によって形成される列とも平行と
なる。したがって、各電磁制御弁、液圧センサを効率的
に配置することができる。ユニットの集約化を図ること
ができ、小型化を図ることができる。
【0048】さらに、合流通路174、低圧通路20
0、供給通路182は、ユニット10のほぼ中央に設け
られる。したがって、増圧リニア制御弁84、減圧リニ
ア制御弁86は合流通路174,低圧通路200,供給
通路182の両側にそれぞれ2対ずつ設けられる。その
結果、各ブレーキシリンダに作動液を供給する液通路が
短くて済む。本実施形態においては、合流通路174、
供給通路182の少なくとも一方によって高圧通路が構
成される。
【0049】また、アキュムレータ52の接続部72に
おいては、ポート77,78が軸方向に隔たった状態で
設けられる。ポート78に合流通路174が連通させら
れ、ポート77に供給通路182が連通させられ、供給
通路182に直交する増圧通路184に増圧リニア制御
弁84の高圧側ポート94が連通する状態で、アキュム
レータ用凹部180,増圧リニア制御弁用凹部188,
合流通路174,供給通路182,増圧通路184が形
成される。それによって、偏心カム部の第2面154か
らの突出量に対するアキュムレータ52の第2面154
からの突出量、増圧リニア制御弁84の第1面152か
らの突出量が決まる。換言すれば、アキュムレータ52
の接続部72に設けられたポート77,78が軸方向に
隔たっている場合とそうでない場合とで、これら増圧リ
ニア制御弁84,アキュムレータ52の突出量が異なる
のであり、アキュムレータ52のポート77,78を軸
方向に異なって設けた方が突出量の差を小さくできる場
合がある。なお、符号250で示す開口等は通路を形成
するためのものであり、閉塞させられる。
【0050】ユニット10は、コンピュータを主体とす
る液圧制御装置300によって制御される。液圧制御装
置300は、CPU302,ROM304,RAM30
6、入出力部308を含むものであり、入出力部308
には、上述の液圧センサ、各電磁制御弁のコイルが接続
されるとともに、モータ56が接続される。ユニット1
0が動力式液圧源12を含むものであるため、ブレーキ
液圧の制御が1つのユニット10の制御で済む。また、
電磁制御弁、液圧センサが同じ側に取り付けられるの
で、ブレーキ液圧を制御するためのリード線がまとめ易
くなる。
【0051】なお、上記実施形態においては、ユニット
に、増圧リニア制御弁84、減圧リニア制御弁86が取
り付けられていたが、リニア制御弁でなく、単なる開閉
弁であってもよい。開閉弁の制御によってもブレーキシ
リンダの液圧を制御することができる。また、ポンプは
ギヤポンプでもよい。さらに、マスタシリンダ20の一
方の加圧室にブレーキシリンダが2つずつ接続されるブ
レーキ系統のブレーキ装置に適用することもできる。適
用可能なブレーキ装置の構造は上記実施形態におけるそ
れに限らないのである。また、アキュムレータ52は仕
切部材がゴム等の可撓性を有する部材であるプラダ式の
ものとしたり、仕切部材がピストンであるピストン式の
ものとしたりすることができる。
【0052】さらに、上記実施形態においては、ユニッ
ト10が第4面156において車体側部材に取り付けら
れたが、第4面156に限らず、第5面170または第
6面171において取り付けられるようにしたり、第
4、第5、第6面156,170,171の2つ以上の
面において取り付けられるようにしたりすることができ
る。また、ブロック150の形状は問わない。さらに、
ブロック150には、ストロークシミュレータ装置14
0等を設けることもできる。
【0053】本発明は、前記〔発明が解決しようとする
課題、課題解決手段および効果〕に記載の態様の他、当
業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるブレーキ液圧制御ユ
ニットを備えたブレーキ装置の回路図である。
【図2】上記ブレーキ液圧制御ユニットに設けられたア
キュムレータの概念図である。
【図3】上記ブレーキ液圧制御ユニットに設けられたリ
ニア制御弁を概念的に示す断面図である。
【図4】上記ブレーキ液圧制御ユニットの全体を概念的
に示す図である。
【図5】上記ブレーキ液圧制御ユニットの平面図であ
る。
【図6】上記ブレーキ液圧制御ユニットのAA断面図で
ある。
【図7】上記ブレーキ液圧制御ユニットのBB断面図で
ある。
【図8】上記ブレーキ液圧制御ユニットのCC断面図で
ある。
【図9】上記ブレーキ液圧制御ユニットのDD断面図で
ある。
【図10】上記ブレーキ液圧制御ユニットのEE断面図
である。
【図11】上記ブレーキ液圧制御ユニットのFF断面図
である。
【図12】上記ブレーキ液圧制御ユニットのGG断面図
である。
【図13】上記ブレーキ液圧制御ユニットのHH断面図
である。
【図14】上記ブレーキ液圧制御ユニットのII断面図
である。
【符号の説明】
10ユニット 50ポンプ装置 52アキ
ュムレータ 56モータ 62アキュムレータ圧センサ 6
4リリーフ弁 72接続部 150ブロック 152第1面
154第2面 174合流通路 182供給通路 200低圧通

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)低圧源に収容された作動液を加圧し
    て吐出するポンプおよびそのポンプを駆動するモータを
    含むポンプ装置と、(b)そのポンプ装置から吐出される
    作動液を蓄えるアキュムレータとを含む動力式液圧源
    と、 ブレーキを作動させるブレーキシリンダの液圧を、前記
    動力式液圧源から供給される作動液を利用して制御可能
    な1つ以上の制御弁を含む制御弁装置と、 これら動力式液圧源および制御弁装置を保持する部材で
    あって、互いに反対側の第1面および第2面を有する保
    持部材とを含むブレーキ液圧制御ユニットであって、 前記保持部材の第1面側に前記1つ以上の制御弁の主体
    部が取り付けられ、前記第2面側に前記アキュムレータ
    およびモータの主体部が取り付けられたことを特徴とす
    るブレーキ液圧制御ユニット。
  2. 【請求項2】前記制御弁装置が、前記動力式液圧源と前
    記ブレーキシリンダとの間に設けられた増圧制御弁と、
    前記ブレーキシリンダと前記低圧源との間に設けられた
    減圧制御弁とを含み、 これら増圧制御弁および減圧制御弁によって形成される
    第1列の方向と、前記アキュムレータおよびモータによ
    って形成される第2列の方向とが、互いにほぼ平行であ
    る請求項1に記載のブレーキ液圧制御ユニット。
  3. 【請求項3】前記動力式液圧源の高圧側と低圧側との間
    に設けられたリリーフ弁と、前記動力式液圧源の出力液
    圧を検出する出力液圧検出装置との少なくとも一方の主
    体部が、前記保持部材の前記第1面側に取り付けられた
    請求項1または2に記載のブレーキ液圧制御ユニット。
  4. 【請求項4】前記保持部材の前記第1面と前記第2面と
    が互いに平行であり、かつ、前記リリーフ弁および前記
    出力液圧検出装置が、前記第1面の、前記モータとアキ
    ュムレータとの軸線を含み、前記第1面および第2面と
    直交する直交平面と前記第1面との交線である直線の近
    傍に設けられた請求項3に記載のブレーキ液圧制御ユニ
    ット。
  5. 【請求項5】前記低圧源に接続される低圧通路と、前記
    アキュムレータに接続される高圧通路とが、前記保持部
    材の内部に、その保持部材を前記第1面に直角な方向か
    ら見た場合に、その保持部材のほぼ中央部において互い
    にほぼ平行に延びる状態で設けられた請求項4に記載の
    ブレーキ液圧制御ユニット。
  6. 【請求項6】前記減圧制御弁が前記低圧通路に連通させ
    られ、前記増圧制御弁が前記高圧通路に連通させられ、
    前記リリーフ弁がこれら低圧通路と高圧通路との両方に
    接続された請求項5に記載のブレーキ液圧制御ユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】前記アキュムレータが、(c)ハウジング
    と、(d)そのハウジングの内部を液密に2つの容積変化
    室に仕切る仕切部材と、(e)前記2つの容積変化室の一
    方に連通させられた接続部であって、軸方向に互いに隔
    たって先端部側と中間部側とに設けられた2つのポート
    を含むものとを含み、これら2つのポートのうち前記先
    端部側のポートが前記増圧制御弁に接続され、前記中間
    部側のポートが前記ポンプ装置に接続された請求項2な
    いし6のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御ユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】 (a)低圧源に収容された作動液を加圧し
    て吐出するポンプおよびそのポンプを駆動するモータを
    含むポンプ装置と、(b)そのポンプ装置から吐出された
    作動液を蓄えるアキュムレータとを含む動力式液圧源
    と、 車両に設けられた複数の車輪の回転をそれぞれ抑制する
    ブレーキをそれぞれ作動させる複数のブレーキシリンダ
    の液圧を、前記動力式液圧源から供給される作動液を利
    用して制御可能な複数の制御弁を含む制御弁装置と、 これら動力式液圧源および制御弁装置を保持する部材で
    あって、互いに反対側の第1面および第2面を有する保
    持部材とを含むブレーキ液圧制御ユニットであって、 前記制御弁装置が、前記複数のブレーキシリンダの各々
    と前記動力式液圧源との間に設けられた増圧制御弁と、
    各ブレーキシリンダと前記低圧源との間に設けられた減
    圧制御弁とをそれぞれ複数ずつ含むものであり、 前記保持部材の前記第2面の側のほぼ中央に前記アキュ
    ムレータおよび前記モータの主体部が取り付けられ、前
    記第1面の側の、それらアキュムレータおよびモータに
    よって形成される列の両側の部分に、前記複数ずつの増
    圧制御弁と減圧制御弁とが取り付けられたことを特徴と
    するブレーキ液圧制御ユニット。
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