JPH11321611A - ブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキ装置

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JPH11321611A
JPH11321611A JP13328098A JP13328098A JPH11321611A JP H11321611 A JPH11321611 A JP H11321611A JP 13328098 A JP13328098 A JP 13328098A JP 13328098 A JP13328098 A JP 13328098A JP H11321611 A JPH11321611 A JP H11321611A
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JP
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master cylinder
wheel
brake
housing
cylinder
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JP13328098A
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Kazuyuki Honobe
和之 保延
Nobuhiro Tamai
伸弘 玉井
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンチスキッドブレーキ装置において、AB
Sアクチュエータのハウジングに脈圧緩衝装置を容易に
組み込むことができるようにする。 【解決手段】 ABSブレーキ装置1において液圧ポン
プ8,9による作動液の吐出により発生する脈圧がマス
タシリンダ2に伝播されるのを阻止する脈圧緩衝装置1
0を設ける。上記脈圧緩衝装置10は、上記ABSアク
チュエータ7のハウジング31に第1,第2の液溜り室
11,12を設け、上記第1の液溜り室11を、上記ハ
ウジングに設けられているマスタシリンダ2とイン側の
電磁弁5FL、5RRを結ぶ第1のマスタシリンダ連通
路33に連通させるとともに、上記第2の液溜り室12
を上記マスタシリンダ2とイン側の電磁弁5FR、5R
Lを結ぶ第2のマスタシリンダ連通路34に連通させる
ことにより形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンチスキッド制御
時に発生する脈圧がマスタシリンダ側に伝達されるのを
阻止する脈圧緩衝装置を備えたブレーキ装置に関し、特
に上記脈圧緩衝装置の構造の簡素化と省スペース化等を
図ることができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】脈圧緩衝装置を備えたアンチスキッドブ
レーキ装置として、例えば特開平6−144182号公
報が知られている。
【0003】図6に示したように、上記ブレーキ装置1
01は、ブレーキの圧力発生源として、タンデム型のマ
スタシリンダ102を備えている。マスタシリンダ10
2には、その作動を補助するハイドロブースタ103お
よび作動液を貯えるリザーバ104が一体になってい
る。上記ブレーキ装置101は、いわゆるX型の二系統
配管になっていて、タンデム型のマスタシリンダ102
の一方の吐出口102aからはブレーキ配管105が延
びそれが途中から2本の分岐配管105a,105bに
分かれ、各分岐配管105a,105bが右フロントブ
レーキ106FRおよび左リヤブレーキ106RLの各
ホイールシリンダ106に連通する。
【0004】マスタシリンダ102のもう一つの吐出口
102bからは同様にブレーキ配管107が伸び、それ
らが途中から2本の分岐配管107a,107bに分か
れ、各分岐配管107a,107bが左フロントブレー
キ108FLおよび右リヤブレーキ108RRの各ホイ
ールシリンダ108に連通する。
【0005】そして、上記二系統配管の各分岐配管10
5a,105b、107a,107bの途中にユニット
化されたアンチスキッド制御弁装置(以下、ABSアク
チュエータという)109が設けられている。ABSア
クチュエータ109は、駆動モータ110を共通にした
ポンプ111,112のほかに各分岐配管105a,1
05b、107a,107bの途中に位置する3位置3
方型の電磁切換え弁113、該電磁切換え弁113に対
して並列に接続されたブレーキ弛め制御弁114、さら
に電磁切換え弁113を通して弛められた作動液を貯え
る低圧リザーバ115を備えている。上記電磁切換え弁
113は、電流制御型の切換え弁であり、車輪の挙動を
監視する判別回路からの制御指令に応じて保持、弛め或
は込めの状態に切り換わる。しかして、アンチスキッド
作動により弛められた作動液は、ポンプ111,112
によって加圧され、ブレーキ配管105,107を通し
てマスタシリンダ102に戻される。
【0006】上記各ポンプ111,112の吸入口およ
び吐出口にはチェックバルブ116が配置されているが
吐出液にはかなりの脈圧が含まれている。上記脈圧が各
ブレーキ配管105,107を通してマスタシリンダ1
02側に配達されるのを防止するためにABSアクチュ
エータ109とマスタシリンダ102の間のブレーキ配
管105,107の途中には脈圧緩衝装置121が配置
されている。
【0007】図7に示したように上記脈圧緩衝装置12
1は、ハウジング122と、該ハウジング122に取付
けられた可撓性板部材123とからなっていて、上記可
撓性板部材123が撓むことによって脈圧を減衰させる
ようになっている。
【0008】上記ハウジング122は、上記マスタシリ
ンダ102との接続口122aと上記ABSアクチュエ
ータ109との接続口122bを有していて、これら接
続口122a,122bは内部の受圧室124に連通し
ている。
【0009】上記受圧室124の一端部には、該受圧室
124に一側面が臨むように、上記可撓性板部材123
が配置されている。
【0010】上記可撓性板部材123は、シールリング
125を挾むようにして配管継手126の一端で押えら
れてハウジング122に支持されている。そして、上記
可撓性板部材123の他面側は、異なるブレーキ系統の
ホイールシリンダ106(108)に連通されている。
【0011】また、ブレーキ装置の脈圧緩衝装置として
実開平6−49241号に示されているように絞り弁構
造を採用し、これをABSアクチュエータのハウジング
と別個に組立てて締結するようにしたもの等が知られて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のブ
レーキ装置には次に述べるような問題点があった。
【0013】(1)脈圧緩衝装置に可撓性板部材や絞り
弁等を使用するために部品点数が多くなり高コストにな
る。
【0014】(2)脈圧緩衝装置とABSアクチュエー
タが別体に形成されているために省スペース化が困難で
ある。(近年、ABSアクチュエータの小型化が要求さ
れており、上記可撓性板部材や絞り弁構造を使用した脈
圧緩衝装置をABSアクチュエータに組込んで一体化す
るとABSアクチュエータが大型化してしまう。また、
ABSアクチュエータの小型化の要求により、リザー
バ、液圧ポンプ、電磁弁等の配置位置が制約されるとと
もに脈圧緩衝装置の配置位置や構造にも制約を受けるた
めに、各構成部品のレイアウトの自由度がないものにな
っている)。
【0015】本発明は上記従来の問題点を解決すること
を目的としてなされたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブレーキペダ
ルの操作に応じて液圧を発生させるマスタシリンダと、
上記マスタシリンダから液圧を供給されて各ホイールブ
レーキに制動力を発生させる左、右の前、後輪のホイー
ルシリンダと、上記マスタシリンダとホイールシリンダ
を接続するブレーキ回路と、上記ブレーキ回路の途中に
設けられていて、上記各車輪の挙動を検出する検出回路
からの指令に応じて上記ホイールシリンダの液圧を制御
するイン側およびアウト側の電磁弁を備えたABSアク
チュエータと、上記ABSアクチュエータを通じて上記
ホイールシリンダから排出された作動液を加圧して、上
記マスタシリンダ側に戻す液圧ポンプと、上記液圧ポン
プの作動液の吐出により発生する脈圧が上記マスタシリ
ンダ側に伝達されるのを阻止する脈圧緩衝装置とを備え
たブレーキ装置において、上記ABSアクチュエータの
ハウジングに設けられていてマスタシリンダとイン側の
電磁弁を接続しているマスタシリンダ連通路に連通する
液溜り室を、上記ハウジングに設けることにより上記脈
圧緩衝装置を形成した。
【0017】上記構成により、ABSアクチュエータと
脈圧緩衝装置は一体化されるとともに、液圧ポンプの吐
出液に含まれる脈圧は、上記液溜り室で減衰されてから
マスタシリンダ側に伝わる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のブレーキ装置の
一例を示す配管図である。上記ブレーキ装置1は、ブレ
ーキペダルの操作に応じて液圧を発生させるマスタシリ
ンダ2と、上記マスタシリンダ2から液圧を供給されて
ホイールブレーキに制動力を発生される左、右の前、後
輪のホイールシリンダ3FL、3RR、3FR、3RL
と、上記マスタシリンダ2とホイールシリンダ3FL、
3RR、3FR、3RLを接続するブレーキ回路4と、
上記ブレーキ回路4の途中に設けられていて、上記各車
輪の挙動を検出する検出回路からの指令に応じて上記ホ
イールシリンダ3FL、3FR、3FR、3RLの液圧
を制御するイン側の電磁弁5FL、5RR、5FR、5
RLおよびアウト側の電磁弁6FL、6RR、6FR、
6RLを備えたABSアクチュエータ7と、上記ABS
アクチュエータ7を通じて上記ホイールシリンダ3F
L、3RR、3FR、3RLから排出された作動液を加
圧して、上記マスタシリンダ2側に戻す一対の液圧ポン
プ8,9と、上記液圧ポンプ8,9の作動液の吐出によ
り発生する脈圧が上記マスタシリンダ2側に伝達される
のを阻止する脈圧緩衝装置10とを備えている。
【0019】上記脈圧緩衝装置10は、上記ABSアク
チュエータ7のハウジングに第1,第2の液溜り室1
1,12を設け、上記第1の液溜り室11を、上記ハウ
ジングに設けられているマスタシリンダ2とイン側の電
磁弁5FL、5RRを結ぶ第1のマスタシリンダ連通路
33に連通させるとともに、上記第2の液溜り室12を
上記マスタシリンダ2とイン側の電磁弁5FR、5RL
を結ぶ第2のマスタシリンダ連通路34に連通させるこ
とにより形成されている。
【0020】上記マスタシリンダ2は、ブレーキペダル
2aの踏み込み動作に連動してブレーキ回路4に液圧を
供給するように構成されていて、ブレーキ液を溜めてお
くリザーバタンク2bが設けられている。
【0021】上記ブレーキ回路4は、左前輪および右前
輪のイン側の電磁弁5FL、5RRおよびアウト側の電
磁弁6FL、6RRに接続された第1チャンネル回路2
1と、右前輪および左後輪のイン側の電磁弁5FR、5
RLおよびアウト側の電磁弁6FR、6RLに接続され
た第2チャンネル回路22とで構成されている。
【0022】上記第1,第2チャンネル回路21,22
には上記液圧ポンプ8,9を挾むようにして、リザーバ
23とダンパ24が設けられている。また、上記液圧ポ
ンプ8,9はモータ25によって駆動されるようになっ
ている。
【0023】図2〜図3に示したように、上記ABSア
クチュエータ7は、上記イン側の電磁弁5FL、5R
R、5FR、5RLおよびアウト側の電磁弁6FL、6
RR、6FR、6RLを取付けたハウジング31と、該
ハウジング31に着脱自在に取付けられたカバー32と
を備えている。
【0024】上記ハウジング31には、上記液圧ポンプ
8,9やリザーバ23、ダンパ24が組込まれていると
ともに、上記イン側の電磁弁5FL、5RRと上記マス
タシリンダ2を接続する第1のマスタシリンダ連通路3
3が形成されているとともに、上記イン側の電磁弁5F
R、5RLと上記マスタシリンダ2を接続する第2のマ
スタシリンダ連通路34(図1参照)が形成されてい
る。
【0025】上記第1,第2のマスタシリンダ連通路3
3,34は、ハウジング31に設けたM/Cポート35
を介して上記マスタシリンダ2に接続されている。
【0026】図4に示したように、上記第1,第2の液
溜り室11,12は、ハウジング31に穿設された穴部
13と、該穴部13の開口端側を閉塞するプラグ14と
で構成されている。
【0027】上記プラグ14は、ハウジング31にカシ
メ結合されている。15はカシメ結合部、16はプラグ
14と穴部13の間をシールするシールリングである。
【0028】上記第1,第2の液溜り室11,12は、
上記ハウジング31の上端部において、該ハウジング3
1の幅長手方向に対向させた状態で配置されている。
【0029】また、上記第1,第2のマスタシリンダ連
通路33,34は、それぞれ上記第1,第2の液溜り室
11,12の上部において、これら第1,第2の液溜り
室11,12とそれぞれ略直角方向に連通するように配
置されている。
【0030】図5は、液圧ポンプ8(9)の断面図であ
る。上記液圧ポンプ8(9)は、上記ハウジング31に
設けられたポンプ取付用穴36内に取付けられたシリン
ダ41と、プラグ42と、上記シリンダ41内に摺動可
能に取付けられたプランジャ43とを備えている。
【0031】上記シリンダ41は、プランジャ43を収
納するもので、内部には摺動穴41aが形成されてお
り、外周には図中左側に位置する先端部において前記取
付用穴36の内径よりも僅かに小さな外径に形成された
大径部41bと、図中右側の基端部において上記大径部
41bよりも小さな外径寸法に形成された小径部41c
とが形成されている。さらに、上記シリンダ41の大径
部41bには、上記摺動穴41aと吸入溝36dとを連
通する連通孔41dが貫通形成されている。
【0032】上記プラグ42は、一般部の外径が上記シ
リンダ41の大径部41bの外径と同径に形成されてお
り、図中左側の先端部に上記シリンダ41の小径部41
cの外周と嵌合する嵌合穴42aが形成されているとと
もに、この嵌合穴42aの底部から軸方向にバルブ室4
4が穿設され、一方、外側に前記取付用穴36の大径部
36cよりも僅かに小径のフランジ部42bが形成さ
れ、また、上記バルブ室44と吐出溝36eとを連通さ
せる連通孔42cが軸直交方向に貫通形成されている。
【0033】そして、上記プラグ42の嵌合穴42aと
上記シリンダ41の小径部41cとを嵌合させること
で、プラグ42とシリンダ41とが一体に組み付けられ
ているとともに、プラグ42の先端とシリンダ41の径
差による段差部との間にOリング45を装着するシール
溝46が形成されている。また、このシール溝46と略
同寸法のシール溝47,48が、上記シリンダ41の先
端部外周と、前記プラグ42の中間部の外周とに形成さ
れ、それぞれOリング49,50が装着されている。ち
なみに、Oリング45は吸入溝36dと吐出溝36eと
を画成し、Oリング49は吸入溝36dと後記するカム
部材51側とを画成し、Oリング50は吐出溝36eと
外部とを画成する。
【0034】上記プランジャ43は、図示のように軸心
部に一端から吸入孔43aが形成されているとともに、
この吸入孔43aの底部から外周に至る連通孔43bが
軸直交方向に貫通形成され、また、プランジャ43の外
周に形成されたシール溝43cにシールリング43dが
嵌め込まれている。そして、上記プランジャ43の一端
と摺動穴41aの底部との間にポンプ室52が形成され
ている。なお、このポンプ室52は上記シリンダ41の
基端部に形成された吐出孔41eにより上記バルブ室4
4と連通されている。
【0035】また、上記ポンプ室52内には、一端が摺
動穴41aの底部に着座されてプランジャ43をカム部
材51へ押し付ける方向(図中左方向)に付勢するリタ
ーンスプリング53と、上記吸入孔43aの開口端に着
座され、この開口端とで吸入弁54を構成する吸入弁ボ
ール55と、この吸入弁ボール55を着座させる方向に
付勢する吸入弁スプリング56とが設けられている。す
なわち、上記吸入弁54は、ポンプ室52の圧力が吸入
孔43a内の圧力よりも低い時に開弁し、その逆にポン
プ室52の圧力が吸入孔43a内の圧力よりも高圧の時
に閉弁するよう構成されている。
【0036】上記バルブ室44には、上記吐出孔41e
の開口端に着座されてこの開口端とで吐出弁57を形成
する吐出弁ボール58と、この吐出弁ボール58を着座
方向に付勢する吐出弁スプリング59とが設けられてい
る。すなわち、上記吐出弁57は、ポンプ室52の圧力
がバルブ室44の圧力よりも高い時に開弁し、その逆に
ポンプ室52の圧力がバルブ室44内の圧力よりも低圧
の時に閉弁するように構成されている。
【0037】なお、上記プラグ42は、ハウジング31
にカシメ結合されている。60はカシメ結合部であり、
該カシメ結合部60の径φ1は、上記液溜り室を構成す
るプラグ14のカシメ結合部15の径φ2と略同径に形
成されている。
【0038】上記一対の液圧ポンプ8,9は、互のプラ
ンジャ43の一端側でカム部材51を挾むように配置さ
れていて、上記カム部材51をモータ25で回転させる
ことにより、該カム部材51で上記一対の液圧ポンプ
8,9のプランジャ43が交互に押圧されてスライドし
てポンプ作用を行うようになっている。
【0039】実施の形態のブレーキ装置は上述のような
構成であり、アンチスキッド制御時において、イン側の
電磁弁5FL,5RR,5FR,5RLの作動時に液圧
は第1,第2のマスタシリンダ連通路33,34からい
ったん第1,第2の液溜り室11,12に導入され、こ
れら液溜り室11,12で上記液圧に含まれる脈圧が減
衰、除去されることにより、上記脈圧がマスタシリンダ
2に伝播されるのを確実に防止するのである。
【0040】
【発明の効果】本発明のブレーキ装置には次に述べるよ
うな効果がある。
【0041】(1)請求項1のブレーキ装置は、ABS
アクチュエータのハウジング内にマスタシリンダ連通路
に連通する液溜り室を設けて脈圧緩衝装置を構成したの
で上記ハウジング内への脈圧緩衝装置の設置スペースの
拡大を最小限にしてABSアクチュエータの小型化を図
ることができる。
【0042】(2)請求項2のブレーキ装置は、上記液
溜り室をハウジングに穿設した穴部と、該穴部の開口端
側を塞ぐプラグとで構成し、該プラグをかしめ結合によ
りハウジングに取付ける構成にしたので脈圧緩衝装置の
構成部品の部品点数を最小限にして低コスト化を図るこ
とができる。
【0043】(3)請求項3のブレーキ装置は、第1,
第2の2つの液溜り室によって左前輪および右後輪と、
右前輪および左後輪の2系統のブレーキ回路のそれぞれ
において脈圧を減衰させることができる。
【0044】(4)請求項4のブレーキ装置は、第1,
第2の液溜り室をハウジングの上端部において、ハウジ
ングの長手方向に対向させて設けることにより、限られ
たハウジングのスペースを有効に利用して、ハウジング
の小型化を図ることができる。
【0045】(5)請求項5のブレーキ装置は、液溜り
室の上方位置に該液溜り室に対して略直角方向にマスタ
シリンダ連通路を連通させたのでハウジング内のエアー
の排出効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキ装置の配管図。
【図2】ABSアクチュエータの分解斜視図。
【図3】ABSアクチュエータの断面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】図3のB−B線断面図。
【図6】従来のブレーキ装置の配管図。
【図7】従来の脈圧緩衝装置の断面図。
【符号の説明】
1…ブレーキ装置、2…マスタシリンダ、3FL,3R
R,3FR,3RL…ホイールシリンダ、4…ブレーキ
回路、5FL,5RR,5FR,5RL…イン側の電磁
弁、6FL,6RR,6FR,6RL…アウト側の電磁
弁、7…ABSアクチュエータ、8,9…一対の液圧ポ
ンプ、10…脈圧緩衝装置、11,12…第1,第2の
液溜り室、13…穴部、14…プラグ、21,22…第
1,第2チャンネル回路、31…ハウジング、33,3
4…第1,第2のマスタシリンダ連通路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルの操作に応じて液圧を発
    生させるマスタシリンダと、 上記マスタシリンダから液圧を供給されて各ホイールブ
    レーキに制動力を発生させる左、右の前、後輪のホイー
    ルシリンダと、 上記マスタシリンダとホイールシリンダを接続するブレ
    ーキ回路と、 上記ブレーキ回路の途中に設けられていて、上記各車輪
    の挙動を検出する検出回路からの指令に応じて上記ホイ
    ールシリンダの液圧を制御するイン側およびアウト側の
    電磁弁を備えたABSアクチュエータと、 上記ABSアクチュエータを通じて上記ホイールシリン
    ダから排出された作動液を加圧して、上記マスタシリン
    ダ側に戻す液圧ポンプと、 上記液圧ポンプの作動液の吐出により発生する脈圧が上
    記マスタシリンダ側に伝播されるのを阻止する脈圧緩衝
    装置と、 を備えていて、 上記脈圧緩衝装置は、上記ABSアクチュエータのハウ
    ジングに設けられていてマスタシリンダとイン側の電磁
    弁を接続しているマスタシリンダ連通路に連通する液溜
    り室を、上記ハウジングに設けることにより形成されて
    いることを特徴とするブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 液溜り室は、ハウジングに穿設された穴部と、該穴部の
    開口端側を閉塞するプラグとで構成されていることを特
    徴とするブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 ブレーキ回路は、マスタシリンダと左前輪および右後輪
    のホイールシリンダを接続する第1チャンネル回路と、
    上記マスタシリンダと右前輪および左後輪のホイールシ
    リンダを接続する第2チャンネル回路とを備えていると
    ともに、 脈圧緩衝装置は、ABSアクチュエータのハウジングに
    設けられていて、上記マスタシリンダと上記左前輪およ
    び右後輪のイン側の電磁弁を接続する第1のマスタシリ
    ンダ連通路に連通する第1の液溜り室と、上記マスタシ
    リンダと上記右前輪および左後輪のイン側の電磁弁を接
    続する第2のマスタシリンダ連通路に連通する第2の液
    溜り室を備えていることを特徴とするブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 第1の液溜り室と第2の液溜り室は、ハウジングの上端
    部において、該ハウジングの幅方向に対向させて配置さ
    れていることを特徴とするブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2又は3又は4において、 第1と第2のマスタシリンダ連通路は、それぞれ第1と
    第2の液溜り室の上部において、これら第1と第2の液
    溜り室とそれぞれ略直角方向に連通されていることを特
    徴とするブレーキ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003521419A (ja) * 2000-02-02 2003-07-15 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー ブレーキ装置
JP2004284590A (ja) * 2001-04-25 2004-10-14 Hitachi Unisia Automotive Ltd ブレーキ液圧制御ユニット

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