JP2002307384A - ワークホルダへのワークの保持構造及びそのワークホルダへのワークの保持方法及びその装置 - Google Patents

ワークホルダへのワークの保持構造及びそのワークホルダへのワークの保持方法及びその装置

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JP2002307384A JP2001116089A JP2001116089A JP2002307384A JP 2002307384 A JP2002307384 A JP 2002307384A JP 2001116089 A JP2001116089 A JP 2001116089A JP 2001116089 A JP2001116089 A JP 2001116089A JP 2002307384 A JP2002307384 A JP 2002307384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークをワークホルダに保持する粘着手段で
ワークに腰を与えて加工精度が向上し、その粘着手段の
剥離も容易なワークホルダへのワークの保持構造並びに
ワークのワークホルダーへの保持工程を縮減し作業性を
向上させる同保持方法及びその装置を各々提供する。 【解決手段】 ワークホルダAの少なくとも対向する一
対の構成枠部A1、A1上面間もしくは下面間あるいは
対向する一対の構成枠部A1、A1上下各々の面間、ま
たはワークホルダAの開放部を完全に被覆するようにワ
ークホルダAの上面または下面もしくは上下両面に亘っ
てラミネートフィルムBを粘着して、ラミネートフィル
ムBで剛性を付与してワークWの弛みを防止し、また広
い面積でワークWが貼着されるラミネートフィルムBの
強度がワークWの重量を受圧してワークホルダAへのラ
ミネートフィルムBの比較的低い粘着力でワークWをワ
ークホルダAに保持させ、ラミネートフィルムBのワー
クW及びワークホルダAからの剥離を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックスグリ
ーンシート等の軟質なワークを穿孔加工等の加工工程や
印刷工程に搬送する際に使用されるそのワークをワーク
ホルダに保持するワークの保持構造及びその保持方法並
びにその装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、セラミックスグリーンシート等の軟
質なワークは、ワークホルダと呼称される平面視枠状の
治具に着脱可能に保持されて、穿孔等の所望な加工機や
印刷機に搬入される。このようなワークホルダにワーク
を保持する構造は、専らワークホルダの上面四周にテー
プを貼着し、そのテープでワークを保持し、そのワーク
の上面または下面に、ラミネートフィルムを粘着してい
る。その下面のラミネートフィルムは、搬送時のワーク
を保護し、上面のラミネートフィルムは、穿孔加工時の
カス上がりを防止するのに有効である。
【0003】ところで、このような保持構造の場合、ワ
ークの縁部以外が支持されていないため、ワークが弛み
がちになり、その弛み誤差で高精度な穿孔等の加工が行
えない問題がある。また、テープは10mm程度幅のも
のをワークホルダの構成枠部4辺または対向する構成枠
部2辺にワークに跨って貼着され、ワーク、ワークホル
ダ両者に対する貼着面積が共に小さくなることからワー
クを保持するために比較的大きな強度でテープを貼着す
る必要があり、焼成工程に移行する前のテープの剥離作
業が非常に面倒であり、剥離する際に時としてワークホ
ルダを擦る作業を強いりワークホルダを痛めたり、ワー
クの貼着面を傷つける問題があり、特殊な剥離機を必要
としてしまう。更に、ラミネートフィルムをワークに貼
着するラミネートフィルム貼着工程と、ワークをワーク
ホルダにテープで貼着するテープ貼着工程とが別個に必
要であり、ワークをワークホルダに保持させるに際し
て、作業工程が複雑化する問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ワーク
をワークホルダに保持する粘着手段でワークに腰を与え
て加工精度が向上するワークホルダへのワークの保持構
造を提供することにある。他の目的とする処は、ワーク
をワークホルダに保持する粘着手段の剥離が容易なワー
クホルダへのワークの保持構造を提供することにある。
更に他の目的とする処は、ワークのワークホルダーへの
保持工程を縮減して作業性を向上させるワークホルダへ
のワークの保持方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に講じた技術的手段は、ワークホルダの少なくとも対向
する一対の構成枠部上面間もしくは下面間あるいは対向
する一対の構成枠部上下各々の面間に亘ってラミネート
フィルムを粘着させ、該ラミネートフィルムを保持体と
してワークを粘着させてあることを特徴とするものであ
る(請求項1)。このラミネートフィルムは、ワークホ
ルダの開放部を完全に被覆するようにワークホルダの上
面または下面もしくは上下両面に亘って粘着されていて
も(請求項2)、更には一つの構成枠部を除く3つの構
成枠部上面や下面に跨って粘着されていても良いもので
ある。また、前記ラミネートフィルムがワークホルダの
少なくとも対向する一対の構成枠部下面間に粘着されて
いると、搬送時のワークの保護と共にそのラミネートフ
ィルムでワークの弛みが防止され、ラミネートフィルム
が少なくとも対向する構成枠部上下面夫々に亘って粘着
されてワークがラミネートフィルムでサンドイッチ構造
になっていると更に剛性が付与され、更に穿孔加工する
場合のパンチの抜けを良くすることができる。
【0006】また、ラミネートフィルムのその広い面積
の強度がワークの重量を有効に受圧してワークホルダへ
のラミネートフィルムの比較的低い粘着力で保持を可能
にする。そして、上下のラミネートフィルムでワークを
サンドイッチしている場合には、ラミネートフィルムの
強度と共に剛性が増して、平面度を出し、更に低い粘着
力でのワークホルダへの保持を可能すると共に、ワーク
の弛みによる加工精度を向上させ、また、焼成工程に移
行する前段階でのラミネートフィルムのワーク及びワー
クホルダからの剥離を容易にする。
【0007】更に、方法においては、開放部内にワーク
を配置したワークホルダを搬送部で搬送しながら、繰り
出されるラミネートフィルムをワークホルダに粘着させ
る押さえ付け手段で押さえつけつつ所定長さに切断し
て、ワークホルダの上面及びワークの上面またはワーク
ホルダの下面及びワークの下面に亘ってラミネートフィ
ルムを粘着させることを特徴とするものである(請求項
3)。この手段では、例えば案内テーブルにワークを載
置し、搬送部で搬送されるワークホルダで案内テーブル
上のワークが追動(押動)される構成とし、且つその案
内テーブルの中途に開口を設けて、搬送部でワーク、ワ
ークホルダを共に搬送させつつ前記開口を利用して上方
または下方からラミネートフィルムをワークホルダの上
面及びワークの上面またはワークホルダの下面またはワ
ークの下面に粘着させる手段が一例として提案できる。
【0008】この手段では、ラミネートロールから離型
紙を剥離してカッター手段で所定長さにカットされたラ
ミネートフィルムを、ワークの上面とワークホルダの上
面またはワークの下面とワークホルダの下面に亘って粘
着させることによって、ラミネートフィルムによるワー
クのワークホルダへの枠張りとラミネートフィルムのワ
ークとの重合(粘着)を同時に行う。
【0009】また、前記搬送部の下流にワークホルダが
跨る間隔を隔てて搬送部を配設し、前記搬送部からその
下流側の搬送部にワークホルダを搬送しながら、前記搬
送部間に繰り出されるラミネートフィルムをワークホル
ダに押さえ付け手段で押さえつけつつ所定長さに切断し
て、ワークホルダの下面及びワークの下面またはワーク
ホルダの上面及びワークの上面に亘ってラミネートフィ
ルムを粘着させるようにしても良いものである(請求項
4)。
【0010】この手段は、請求項3で、ラミネートフィ
ルムを、ワークの上面とワークホルダの上面に亘って粘
着している場合には、ラミネートフィルムを、ワークの
下面とワークホルダの下面とに亘って粘着させ、また同
請求項3で、ラミネートフィルムを、ワークの下面とワ
ークホルダの下面に亘って粘着している場合には、ラミ
ネートフィルムを、ワークの上面とワークホルダの上面
とに亘って粘着させて、ラミネートフィルムによるワー
クのワークホルダへの枠張りとラミネートフィルムのワ
ークへの上下からの重合(粘着)とをワークの搬送工程
中で行う。
【0011】装置においては、開放部内にワークを配置
したワークホルダを搬送する搬送部上方にラミネートフ
ィルムを供給するラミネートロール、そのラミネートロ
ールから搬送部方向にラミネートフィルムを供給する送
り込み手段、そのラミネートフィルムを所定長さにカッ
トするカッター手段を各々配設し、そのラミネートフィ
ルムをワークホルダの上面及びワークの上面に亘って粘
着させる押さえ付け手段を更に付設していることを特徴
とするものである(請求項5)。
【0012】また、装置としては、前記搬送部の更に下
流にワークホルダが跨る間隔を隔てて搬送部を配設し、
下方にラミネートロール、そのラミネートロールから前
記搬送部と下流側の搬送部との間方向にラミネートフィ
ルムを送り込む送り込み手段、そのラミネートフィルム
を所定長さにカットするカッター手段を各々配設し、そ
のラミネートフィルムをワークホルダの下面及びワーク
の下面に亘って粘着させる押さえ付け手段を更に付設す
る構成を採用しても良いものである(請求項7)。
【0013】また、ラミネートフィルムを粘着する前に
ワークホルダに配置するワークの上面の塵埃を除去する
除塵ローラやラミネートフィルムを粘着する前にワーク
の下面に付着した塵埃を除去する除塵ローラを配設して
いると好ましいものである(請求項6、8)。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明ワークホルダへのワー
クの保持構造及びそのワークホルダへのワークの保持方
法並びにその装置の実施の形態を説明すると、図1〜図
3は、ワークホルダへのワークの保持構造を示し、図
4、図5はワークホルダへのワークの保持方法の実施す
る装置の具体例を実施の形態として各々示している。
【0015】図1〜図3において、符号Aはワークホル
ダである。図1は、従来から周知な平面視枠状を呈する
ワークホルダAの開放部に配置するセラミックスグリー
ンシート等のワークWをその上方から被覆するようにワ
ークホルダAの上面、即ち構成枠部A1…に亘ってラミ
ネートフィルムBを剥離可能に貼着すると共に、ワーク
Wを、そのラミネートフィルムBを保持体としてワーク
Wを粘着保持する構造になっている。
【0016】また、図2は同ワークホルダAの開放部に
配置するセラミックスグリーンシート等のワークWをそ
の上下両方から被覆するようにワークホルダAの構成枠
部A1…各上面各々に亘ってラミネートフィルムBを剥
離可能に粘着させて、そのラミネートフィルムBを保持
体としてワークWをサンドイッチ状に保持する構造にな
っている。
【0017】そして、図3は、図1とは逆にワークホル
ダAの下面に亘って剥離可能に粘着するラミネートフィ
ルムBでワークWを粘着保持する構造になっている。
【0018】このラミネートフィルムBは、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエステル等の樹脂材で成形され
ている。
【0019】次は、ワークの保持方法を実施する保持装
置に基づいて説明する、図4は、ワークホルダAの片
面、詳細には上面にラミネートフィルムBを粘着する保
持装置Mを示しており、符号1は搬送部である。
【0020】この搬送部1は、平行する両チェーン1
1、11に間隔をおいて突設したストッパー部21、2
1で位置決めしてワークホルダAを両チェーン11、1
1に亘って載置し、両チェーン11、11の上半部間に
敷設した案内テーブル31にワークホルダAの開放部内
に配置されるワークWを載置し、駆動源の駆動でワーク
ホルダAが下流に移送されるとそのワークホルダAで開
放部内のワークWがワークホルダBに追動する構成にし
てある。
【0021】また、その搬送部1の案内テーブル31の
所望位置には、ラミネートフィルムBの挿入用空間31
1が開口され、その挿入用空間311に近接する上流側
にワークW上面に付着する塵埃を除去する除塵ローラ8
が回転可能に設けられている。
【0022】除塵ローラ8は、搬送部1の搬送力を受け
ワークWに接触回転する粘着力が弱いゴミ取りローラ1
8と、そのゴミ取りローラ18との接触圧で回転し同ゴ
ミ取りローラ18に付着する塵埃等を剥離させる粘着力
が強いゴミ受けローラ28とからなっており、ラミネー
トフィルムBが粘着される前段階でワークWの上面に付
着する塵埃を除去するようになっている。
【0023】また、搬送部1の上方位置には、ラミネー
トロール2、送り込み手段3、カッター手段4が配設さ
れ、挿入用空間311内に押さえ付け手段5が配設され
ている。
【0024】ラミネートロール2はラミネートフィルム
Bの原反を支軸に支承し、剥離紙B1を剥離しつつラミ
ネートフィルムBを、中間ローラ6を経て送り込み手段
(後述では送り込みローラと称する)3、3に挟持させ
てなり、その上下一対の送り込みローラ3、3と同期し
て所定長さ宛ラミネートフィルムBを送り込むように制
御されている。
【0025】送り込みローラ3、3の下位には、ラミネ
ートフィルムBを所定長さ寸法に切断するカッター手段
4が搬送部1側に近接して配設され、その更に下位レベ
ルには、切断されたラミネートフィルムBをワークホル
ダAの上面及びワークWの上面に粘着させる押さえ付け
手段、即ち押さえローラ5、5が配設されている。
【0026】前記押さえローラ5、5は、その下位のロ
ーラ5が前記する挿入用空間311に配置される。
【0027】また、前記搬送部1によるワークホルダA
個々の搬送と、上下一対の送り込みローラ3、3からの
ラミネートフィルムBの供給、カッター手段4でのラミ
ネートフィルムBの切断等は、タイミング制御され、押
さえローラ5、5でラミネートフィルムBを押え付ける
ようにワークホルダAを上下から挟持して、カッター手
段4で切断されたラミネートフィルムBをワークホルダ
Aの開放部を上方から覆うようにワークホルダAの構成
枠部A1…の上面及びワークWの上面にそのラミネート
フィルムBを粘着させる。尚、ワークホルダA厚と、ワ
ークW厚とに差厚があるため、前記押さえローラ5、5
は、ワークホルダAに粘着させる部分と、ワークWに粘
着させる部分と間で直径を変化させたり、弾性変形可能
な材料で周面部を成形し、その弾性変形によって前記差
厚を吸収して、押えつけ時にワークホルダAの上面とワ
ークWの上面とに粘着させる構成になっている。
【0028】従って、この保持方法では、開放部内にワ
ークWを配置したワークホルダAの搬送工程中でワーク
ホルダAの構成枠部A1…上面及び塵埃が除去されたワ
ークWの上面に亘ってラミネートフィルムBを粘着させ
て、ワークホルダAへのワークWの保持構造を構成する
ことができる。
【0029】また、前記案内テーブル31に形成された
挿入用空間311を利用してラミネートフィルムBを下
方からワークホルダA下面及びワークW下面に亘って粘
着させても勿論、良いものである。その際には、搬送部
1の下方位置に、ラミネートロール2、送り込み手段
3、カッター手段4、押さえ付け手段5を各々配設す
る。
【0030】次に、図5に示す上下両面にラミネートフ
ィルムB、Bを粘着するワークの保持方法を実施する装
置に基づいて説明すると、この実施の形態は前記するワ
ークホルダAの構成枠部A1…ワークホルダAの上面及
びワークWの上面に亘ってラミネートフィルムBを粘着
する前記する保持装置M(後述では第1保持装置と称す
る)の下流に、ワークホルダAの構成枠部A1…下面及
びワークWの下面に亘ってラミネートフィルムBを粘着
する第2保持装置M1を設けて一連の搬送工程中でワー
クWをサンドイッチ状に上下両方からラミネートフィル
ムB、Bに粘着させるものである。
【0031】この第2保持装置M1は、前記する第1保
持装置Mにおける搬送部1の下流側延長上にワークホル
ダAが跨る間隔を隔てて2体の搬送部7、7を設け、更
にラミネートロール2、送り込み手段3、カッター手段
4、押さえ付け手段5、除塵ローラ8各々配設して構成
されている。
【0032】前記搬送部7は、挿入用空間311を開口
しない案内テーブル31を使用した前記する実施の形態
と同様構成の搬送部を各々ワークホルダAが跨る間隔を
隔てて2体並設することによって構成されている。そし
て、前記する搬送部1とその下流側の搬送部7との間
に、前記する除塵ローラ8とそのゴミ取りローラ18と
で、ラミネートフィルムBが上面に粘着されたワークホ
ルダAを挟持する挟持用ローラ9とを各々回転可能に設
けて、ゴミ取りローラ18と挟持用ローラ9とで搬送部
1の搬送力を受けてワークWの下面に付着する塵埃を除
去しつつ搬送部7にワークホルダAを搬送するようにな
っている。
【0033】ラミネートロール2、中間ローラ6、その
ラミネートフィルムBを上方に送り込む送り込み手段
(一対の送り込みローラ)3、3、そのラミネートフィ
ルムBを所定長さにカットするカッター手段4は、搬送
部7の下方に配設され、そのカットされたラミネートフ
ィルムBをワークホルダAに粘着させる押さえ付け手段
(押さえローラ)5、5は、搬送部7、7間に配設され
ている。
【0034】そして、前記第1保持装置Mと同様にラミ
ネートフィルムBから剥離紙B1を剥離しつつ送り込み
手段3、即ち一対の送り込みローラ3、3で搬送部7と
更に下流の搬送部7との間に送り込まれるワークホルダ
Aを上下の押えローラ5、5で挟持して下流の搬送部7
側に搬送しつつラミネートフィルムBを粘着させるよう
に押えつけ、カッター手段4で所定の長さ寸法に切断し
て、ワークホルダAの構成枠部A1…上面とワークW下
面に亘ってラミネートフィルムBを粘着させる。
【0035】従って、この保持方法では、前記する図4
の搬送部1でワークホルダAの上面及びワークWの上面
にラミネートフィルムBを粘着した後、連続的に搬送部
1から搬送部7へ搬送しながら、ワークホルダAの下面
及びワークWの下面に亘ってラミネートフィルムBを更
に粘着させて、上下のラミネートフィルムB、Bでワー
クWがサンドイッチ状に粘着された剛性に優れたワーク
ホルダへのワークの保持構造を構成することができる。
【0036】無論、この実施の形態において、前記する
図4の搬送部1でワークホルダAの下面及びワークWの
下面にラミネートフィルムBを粘着した後、連続的に搬
送部1から搬送部7、7へ搬送しながら、ワークホルダ
Aの上面及びワークWの上面に亘ってラミネートフィル
ムBを更に粘着させて、上下のラミネートフィルムB、
BにワークWがサンドイッチ状に粘着された剛性に優れ
たワークホルダへのワークの保持構造を構成するように
しても良いものである。この場合には、前記第2保持装
置M1のラミネートロール2、送り込み手段3、カッタ
ー手段4は、搬送部7の上方位置に配設して対処する。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように、ワークに粘着す
るラミネートフィルムをワークホルダにワークを枠張り
する手段として兼用しているから、テープとラミネート
フィルムとを併用する場合と比べて構造が簡単で、ワー
クをワークホルダに保持させるに際してテープとラミネ
ートフィルムを個別に貼着する作業性の面倒さをも解決
し、しかもワークにラミネートフィルムの補強作用で腰
が出て、ワークの弛みが防止され、穿孔等の加工精度を
向上させることができる。また、ラミネートフィルムの
その広い面積の強度がワークの重量を有効に受圧するか
ら、比較的低い粘着力でラミネートフィルムをワークホ
ルダに粘着させることが可能であり、従来のテープのよ
うに貼着強度が大きくなり、その結果剥離時にワークホ
ルダやワークの貼着面を損傷させる虞れが全くなく、剥
離が容易に行える。その上、ラミネートフィルムをワー
クホルダの上下両面に有する場合には、片面粘着に比し
て強度と共に剛性が出るので、更に低い粘着力でラミネ
ートフィルムをワークホルダに粘着させて剥離がより容
易に行えるばかりでなく、ワークに平面度を出して加工
精度を上げることができる。しかも、請求項3、4、
5、7では、開放部内にワークを配置したワークホルダ
を搬送しながら、ワークのワークホルダへの枠張りとワ
ークへのラミネートフィルムの重合(粘着)とがラミネ
ートフィルムを使用してワークの搬送工程中に行える新
規なワークホルダへのワークの保持方法及びその装置を
提供することができる。また、請求項6、8では、付着
する塵埃を除去したワークのワークホルダへの枠張りと
ワークへのラミネートフィルムの重合(粘着)とが搬送
工程中に行え、付着する塵埃によってワークの加工精度
が損なわれる虞れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明ワークホルダへのワーク保持構造の実
施の形態である縦断面図で、ワークホルダの開放部を被
覆するようにワークホルダの上面に粘着させたラミネー
トフィルムを保持体としてワークを粘着させてある保持
構造を示す。
【図2】 本発明ワークホルダへのワークの保持構造の
他の実施の形態を示す縦断面図で、ワークホルダの開放
部を被覆するようにワークホルダの上下両面に粘着させ
たラミネートフィルムを保持体としてワークを粘着させ
てある保持構造を示す。
【図3】 ワークホルダへのワーク保持構造の他の実施
の形態である縦断面図で、ワークホルダの開放部を被覆
するようにワークホルダの下面に粘着させたラミネート
フィルムを保持体としてワークを粘着させてある保持構
造を示す。
【図4】 本発明ワークホルダへのワークの保持装置の
実施の形態を概略的に示す側面図で、ワークホルダの上
面、ワークの上面にラミネートフィルムを粘着させる場
合を示す。
【図5】 本発明ワークホルダへのワークの保持装置の
他の実施の形態を概略的に示す側面図で、ワークホルダ
の上下面にラミネートフィルムを粘着させる場合を示
す。
【符号の説明】
A:ワークホルダ A1:ワーク
ホルダの構成枠部 B:ラミネートフィルム W:ワーク 1:搬送部 7:搬送部 2:ラミネートロール 3:送り込
み手段 4:カッター手段 5:押さえ
付け手段 8:除塵ローラ M:保持装
置(第1保持装置) M1:保持装置(第2保持装置)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークホルダの少なくとも対向する一対
    の構成枠部上面間もしくは下面間あるいは対向する一対
    の構成枠部上下各々の面間に亘ってラミネートフィルム
    を粘着させ、該ラミネートフィルムを保持体としてワー
    クを粘着させてあることを特徴とするワークホルダへの
    ワークの保持構造。
  2. 【請求項2】 ワークホルダの開放部を被覆するように
    ラミネートフィルムをワークホルダの上面または下面も
    しくは上下両面に粘着させ、該ラミネートフィルムを保
    持体としてワークを粘着させてあることを特徴とするワ
    ークホルダへのワークの保持構造。
  3. 【請求項3】 開放部内にワークを配置したワークホル
    ダを搬送部で搬送しながら、繰り出されるラミネートフ
    ィルムをワークホルダに粘着させる押さえ付け手段で押
    さえつけつつ所定長さに切断して、ワークホルダの上面
    及びワークの上面またはワークホルダの下面及びワーク
    の下面に亘ってラミネートフィルムを粘着させることを
    特徴とするワークホルダへのワークの保持方法。
  4. 【請求項4】 前記搬送部の下流にワークホルダが跨る
    間隔を隔てて搬送部を配設し、前記搬送部からその下流
    側の搬送部にワークホルダを搬送しながら、前記搬送部
    間に繰り出されるラミネートフィルムをワークホルダに
    押さえ付け手段で押さえつけつつ所定長さに切断して、
    ワークホルダの下面及びワークの下面またはワークホル
    ダの上面及びワークの上面に亘ってラミネートフィルム
    を粘着させることを特徴とする請求項3記載のワークホ
    ルダへのワークの保持方法。
  5. 【請求項5】 開放部内にワークを配置したワークホル
    ダを搬送する搬送部上方にラミネートフィルムを供給す
    るラミネートロール、そのラミネートロールから搬送部
    方向にラミネートフィルムを供給する送り込み手段、そ
    のラミネートフィルムを所定長さにカットするカッター
    手段を各々配設し、そのラミネートフィルムをワークホ
    ルダの上面及びワークの上面に亘って粘着させる押さえ
    付け手段を更に付設していることを特徴とするワークホ
    ルダへのワークの保持装置。
  6. 【請求項6】 ラミネートフィルムを粘着する前にワー
    クホルダに配置するワークの上面の塵埃を除去する除塵
    ローラを更に設けていることを特徴とする請求項5記載
    のワークホルダへのワークの保持装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送部の更に下流にワークホルダが
    跨る間隔を隔てて搬送部を配設し、下方にラミネートロ
    ール、そのラミネートロールから前記搬送部と下流側の
    搬送部との間方向にラミネートフィルムを送り込む送り
    込み手段、そのラミネートフィルムを所定長さにカット
    するカッター手段を各々配設し、そのラミネートフィル
    ムをワークホルダの下面及びワークの下面に亘って粘着
    させる押さえ付け手段を更に付設していることを特徴と
    する請求項5記載のワークホルダへのワークの保持装
    置。
  8. 【請求項8】 ラミネートフィルムを粘着する前にワー
    クの下面に付着した塵埃を除去する除塵ローラを更に配
    設していることを特徴とする請求項7記載のワークホル
    ダへのワークの保持装置。
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