JP2003063704A - ラミネータ用フィルム自動交換装置 - Google Patents

ラミネータ用フィルム自動交換装置

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JP2003063704A
JP2003063704A JP2001258269A JP2001258269A JP2003063704A JP 2003063704 A JP2003063704 A JP 2003063704A JP 2001258269 A JP2001258269 A JP 2001258269A JP 2001258269 A JP2001258269 A JP 2001258269A JP 2003063704 A JP2003063704 A JP 2003063704A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先行のフィルム終端を吸着した状態で、予めフ
ィルム接合テープが貼り付けられた後行のフィルム先端
を位置決めし、フィルム接合テープを先行のフィルム終
端に押し付けて接合するフィルム自動交換装置の提供。 【解決手段】ラミネートしているフィルムの残量が少な
くなると、センサ検知にて一体化フィルムFを下流側及
び上流側フィルム吸着部20a、20bで吸着保持し、
カッタ22により自動切断し、先行のフィルム巻出ユニ
ットをフィルム巻出部Aから移動させ、後行のフィルム
巻出ユニットを移動しセットする。後行のフィルム巻出
ユニットのフィルムロールから繰り出されたフィルム先
端には、予めフィルム接合テープ18が貼り付けられて
おり、吸着保持された先行のフィルム終端に、フィルム
先端を位置合わせし、フィルム接合テープの残り部分を
貼り付けて接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、プリン
ト配線基板、LCDやPDPのガラス基板などの基板表
面にレジストフィルムなどを形成するフィルムを貼り付
けるラミネータに関し、特に、フィルム巻出部において
フィルムロールを自動的に交換し、連続的にフィルムの
繰り出しを可能としたフィルム自動交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラミネータ用フィルムは、ベースフィル
ム,レジストフィルムなどの貼り付けたいフィルム本体
(以下、レジストフィルムと称す),カバーフィルムの
三層構造としたもの(以下、一体化フィルムと略記)
を、ベースフィルムが外周側、カバーフィルムが内周側
になるように巻回したフィルムロールの形で用いられて
いる。従来、フィルムロールから繰り出した一体化フィ
ルムは、カバーフィルムを剥離した後に、搬送路上を所
望の一定間隔をもって搬送されて来る複数の基板の基板
間および基板とレジストフィルムとの貼り付けを望まな
い部分に相当する部位(以下、基板間相当部位と略記)
のレジストフィルムに保護テープを設ける基板間処理を
してからベースフィルムを切断しないままレジストフィ
ルムが基板表面側になるようにして、即ち保護テープが
搬送されている各基板の前後端部に跨るようにして、1
対の圧着ローラ間を通して各基板に貼り付る方法(特開
平6−73343号公報参照)、あるいはフィルムロー
ルから繰り出した一体化フィルムについて搬送路上を所
望の一定間隔をもって搬送されて来る複数の基板の基板
間相当部位に対応する長さでカバーフィルムを幅方向に
前後2ヶ所で切断して基板間相当部位のカバーフィルム
は残し基板にレジストフィルムを貼り付けたい部位(以
下、基板相当部位と略記)のカバーフィルムを剥離する
基板間処理をしてからレジストフィルムが基板表面側に
なるようにして、即ち残したカバーフィルムが搬送され
ている各基板の前後端部に跨るようにして、1対の圧着
ローラ間を通して各基板にレジストフィルムを貼り付け
る方法(特開平9−174797号公報参照)などが提
案されている。そして、一体化フィルムを連続的に供給
する為、フィルム自動交換は先行フィルムロールのフィ
ルム終端と後行フィルムロールのフィルム先端を粘着テ
ープで接合する方法がある。例えば、特開平8−258
237号公報には、先行フィルムの終端を吸着した状態
で、交換用の後行フィルムの先端に予め片面粘着テープ
を接着しておき、その粘着テープの残りの部分を、先行
フィルムの終端に押し付けて両フィルムを接合するフィ
ルム連続供給方式が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフィルム自
動交換方法では、一体化フィルムのまま先行フィルムと
後行フィルムを接続し、その後、カバーフィルムを剥離
する様にしている。従って、ベースフィルム側でフィル
ムを接合するとカバーフィルム側の剥離は連続できず、
貼合動作を中断してカバーフィルム剥離の準備をしなけ
ればならなかった。また、先行フィルムの終端保護部材
と後行フィルムの先端保護部材が対向する様に配置され
ているので、フィルム巻出ユニットは予備を1ユニット
しか持ち得ないものとなっていた。それゆえ、本発明の
目的は、フィルム自動交換において、カバーフィルム剥
離に手間がかからず、多数のフィルム巻出ユニットを予
備しておけるラミネータ用フィルム自動交換装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ベースフィルム、フィルム本体、カバー
フィルムの順に積層された3層構造を持った一体化フィ
ルムを巻回したフィルムロールから繰出し、カバーフィ
ルムを剥離してフィルム本体を、所望間隔で搬送される
基板に貼り付けるラミネータであって、フィルムロール
とカバーフィルムの巻取ロールが装填され、予め一体化
フィルム先端部のカバーフィルムが剥がされ、該ベース
フィルムの先端にフィルム接合テープが貼り付けられた
複数のフィルム巻出ユニットと、複数のフィルム巻出ユ
ニットを移動可能に設け、該フィルム巻出ユニットを順
次フィルム巻出部の所望の位置へ動かす送り機構を有す
るフィルム巻出ユニット移動装置と、フィルム巻出部よ
り下流のフィルム搬送上に配置され、先行のフィルム巻
出ユニットのフィルムロールから繰り出されるフィルム
終端と後行のフィルム巻出ユニットのフィルムロールか
ら繰り出されるフィルム先端を接合するフィルム接合装
置と、フィルム巻出部にセットされたフィルム巻出ユニ
ットのフィルム残量を検出し、該フィルム残量情報に基
づいてフィルム交換を判断すると共に、フィルム交換時
にはフィルム巻出ユニット移動装置およびフィルム接合
装置を作動させてフィルム接合の制御を行う制御装置
と、を備えていることを特徴とする。また、上記フィル
ム接合装置は、先行のフィルム巻出ユニットのフィルム
ロールから繰り出されたフィルムを切断し、フィルム終
端を形成するカッタと、該フィルム終端を吸着保持する
フィルム吸着部と、該吸着保持されたフィルム終端へ後
行のフィルム巻出ユニットのフィルムロールから繰り出
されたフィルム先端を合わせるフィルム接合操作体と、
フィルム端を合わせた両フィルム間にフィルム接合テー
プを押し付けて接合するテープ押付け手段と、を備えて
いることを特徴とする。また、上記フィルム押付け手段
が弾性体で構成されていることを特徴とする。さらに、
上記フィルム接合操作体がフィルム巻出ユニット側に配
置されていることを特徴とする。さらにまた上記フィル
ム巻出ユニットは、一体化フィルムからカバーフィルム
を剥離するカバーフィルム剥取部を備えていることを特
徴とする。本発明によると、フィルム巻出ユニットは剥
離したカバーフィルムの巻取ロールを備えているので、
フィルム交換時にカバーフィルム剥離で貼り付けが中断
されない。そして、ラミネートしているフィルムの残量
が少なくなると、センサ検知にてフィルムを吸着保持し
て自動切断し、後行のフィルム巻出ユニットを移動さ
せ、フィルム巻出部にセットする。後行のフィルム巻出
ユニットのフィルムロールから繰り出されたフィルム先
端には、予めフィルム接合テープが貼り付けられてお
り、吸着保持された先行のフィルム終端に、フィルム先
端を位置合わせし、前記フィルム接合テープの残り部分
を貼り付けて接合する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する。図
1は本発明のフィルム自動交換装置を備えたラミネータ
の概略図、図2はフィルム巻出ユニットの側面図、図3
はレジストカッタの側面図、図4はレジスト除去部の側
面図である。
【0006】ラミネータは、フィルム巻出ユニット1、
フィルム接合部2、レジストカッタ3、レジスト除去部
4、フィルム張力調整部5、ラミネート部6、基板分離
部7から構成されており、フィルム巻出ユニット1に装
填されたフィルムロール10から一体化フィルムFを繰
り出し、基板8の搬送方向の長さに対し若干短い長さに
調整されたレジストフィルム101を、所望の間隔をも
って搬送される基板8上に貼付け可能に構成されてい
る。
【0007】フィルムロール10は、ベースフィルム1
00,レジストフィルム101およびカバーフィルム1
02からなり、レジストフィルム101の各側にベース
フィルム100とカバーフィルム102をレジストフィ
ルム101の粘着性で3層構造の一体化フィルムFがベ
ースフィルム100を外側にして巻回されている。
【0008】基板8は、搬送ローラで構成される搬送路
によって所望の間隔をもって図の左側から右側に搬送さ
れる。一体化フィルムFの繰出方向または搬送方向に直
交する方向の長さ(幅)は、通常、レジストフィルム1
01を貼り付ける基板8の幅(基板8の搬送方向に直交
する方向の長さ)より若干狭くなっている。
【0009】図2において、フィルム巻出ユニット1
は、後述のフィルム自動交換装置を構成するもので、カ
バーフィルム剥取部1Aの剥取ロール11により一体化
フィルムFからカバーフィルム102を剥離し、巻取ロ
ール12で回収すると共に、剥取ロール11と対をなす
ガイドロール13が一体化フィルムFのベースフィルム
100側に配置され、ガイドロール13の軸にはフィル
ム接合操作体14のアーム15が回動可能に支持されて
いる。
【0010】フィルム接合操作体14は、フィルム接合
テープ18を保持し、後行フィルムロールの先端をベー
スフィルム100側でフィルム接合テープ18の半分程
に粘着させている。フィルム接合部2は、カバーフィル
ム剥取部1Aの下流に配置され、レジストフィルム10
1面に当接するカッタ受け部20、ベースフィルム10
0側に配置され、カッタ受け部20と対になって、一体
化フィルムFを押さえるフィルム押え部21、このフィ
ルム押え部21側に配置されたカッタ22から成ってい
る。
【0011】カッタ受け部20は、フィルム搬送方向の
上下2ヶ所でレジストフィルム101との接触面を有
し、この接触面には非粘着処理が施されている。カッタ
受け部20は、真空吸引装置(図示せず)に接続され、
接触面に設けられた吸引口を介してレジストフィルム1
01を吸着保持する。フィルム押え部21は、弾性体で
構成されており、一体化フィルムFをカッタ受け部20
に押し付けたり、押し付けを解除するよう動作する。例
えば、フィルム搬送方向に対し、直交する方向に移動可
能に設けられており、フィルム交換におけるフィルム切
断時にはフィルム方向に移動し、一方フィルム切断後に
フィルムから離れ、待機位置へ移動するよう構成されて
いる。カッタ22は、フィルム押え部21と同じ方向に
移動可能に設けられており、フィルム押え部21による
一体化フィルムFの押さえ付け完了後にフィルム切断が
行われる。
【0012】フィルム接合部2は、フィルム巻出ユニッ
ト1にセットされたフィルムロール10のフィルム残量
検知手段(図示せず)で検出されたフィルム残量情報に
基づいて、制御装置(図示せず)からフィルム交換指令
が出力される。フィルム残量検知手段は、一体化フィル
ムFを巻回したフィルムロール10の軸端脇に半径方向
にセットされた光センサがその一例であり、反射光の有
無によって、フィルムが巻出され、残りわずかになった
ことを検出する。制御装置は、フィルム残量情報を得る
と後述する判断処理に基いて、カッタ受け部20への一
体化フィルムFの吸着保持、フィルム押え部21による
カッタ受け部20への一体化フィルムFの押さえ付け、
カッタ22によるフィルム切断、フィルム接合テープ1
8によるフィルム間の貼り付けの各動作が実行される。
【0013】レジストカッタ3は、フィルム接合部2の
下流に配置されており、一体化フィルムFの搬送方向の
前後に所定の距離をもって設けられた1対の円盤カッタ
31を備えている。図3において、円盤カッタ31は、
一体化フィルムFの搬送方向に対して直交する方向(一
体化フィルムFの幅方向)への回転移動でレジストフィ
ルム101に幅方向の連続した切れ目を設ける。この切
れ目は、ベースフィルム100を厚さ方向に僅か切断し
てもよいが全厚さにわたって切れ目を作らないように、
受台32とバネ33,リニヤガイド34で押圧力が調整
される。受台32には弾性材35を使用して、一体化フ
ィルムFへの反力を和らげるとよい。
【0014】1対の円盤カッタ31間の距離は、搬送さ
れる複数の基板8の基板間に相当する部位および基板8
とレジストフィルム101との貼り付けを望まない部分
に相当するレジストフィルム101の部位の長さの合計
の長さに相当する。1対の円盤カッタ31間のレジスト
フィルム101は除去する。この領域を便宜的に“レジ
スト除去部位”と呼ぶ。
【0015】レジスト除去部4は、レジストカッタ3の
下流側または同一位置に配置され、1対の円盤カッタ3
1間の距離と同程度の幅を持つ粘着テープ40によりレ
ジストフィルム101を幅方向に除去する。図4におい
て、レジスト除去部4は、図示していないロールから繰
り出された粘着テープ40を巻き掛けるテープ押圧ロー
ラ41、該テープ押圧ローラ41を下方に押圧し、粘着
テープ40をレジストフィルム101に押し付けるシリ
ンダ42、ベースフィルム100を吸着する受台43か
ら構成されている。
【0016】粘着テープ40をテープ押圧ローラ41に
巻き掛けてレジストフィルム101に押し付け、テープ
押圧ローラ41を図の左方向へ回転移動させる。粘着テ
ープ40は、回転するテープ押圧ローラ41のところで
相対的に繰り出された形となり、順次、レジスト除去部
位のレジストフィルム101を貼り付け、一体化フィル
ムFの幅方向に剥ぎ取る。
【0017】レジストカットからレジスト除去までの工
程を図5により説明する。カバーフィルム102が剥離
された一体化フィルムFがレジストカッタ3に搬送され
ると、レジストカッタ3がフィルム搬送方向とは直角方
向に移動し、円盤カッタ31でレジストフィルム101
のみをカットする(図5(1))。次にレジスト除去部
4に搬送され、押付けシリンダ42が作動し、粘着テー
プ40を、基板8上における貼り付けを望まない部分の
レジストフィルム101上に貼り付け(図5(2))、
フィルム搬送方向とは直角方向に移動させて剥ぎ取る
(図5(3))。
【0018】フィルム張力調整部5は、図1に示すよう
にフィルム張力調整機構と、フィルム張力検出手段とを
備えている。フィルム張力調整機構を構成するサクショ
ンロール50は、吸引装置(図示省略)に接続され、一
体化フィルムFを吸引しながら方向転換させる。このサ
クションロール50は、パウダクラッチ51を介してモ
ータ(SM)52によって回転駆動される。
【0019】張力検出手段は、後述のラミネートロール
61との間に配置され、ベースフィルム100の背面に
所定の押圧力によって当接しながら回転する検知ローラ
53と、一体化フィルムFの張力の変化に応じた検知ロ
ーラ53の移動(変位)を電気信号で取り出すセンサ5
4とから構成されている。
【0020】サクションロール50とラミネートロール
61の間に搬送された一体化フィルムFの張力を張力検
出手段で検出し、この信号に基づいてモータ(SM)5
2の回転制御を行って、パウダクラッチ51のスリップ
トルクによって適正な張力に調整が行われる。
【0021】ラミネート部6は、基板上にレジストフィ
ルム101を圧着するラミネートロール61で構成さ
れ、基板8の搬送路の上下に1対配置され、回転しなが
ら基板8と一体化フィルムFを右方に移動させ、基板8
の上面に一体化フィルムFにおける基板相当部のレジス
トフィルム101を加熱加圧して貼付ける。基板8とレ
ジストフィルム101における基板相当部の位置合せ
は、図示していない位置センサの出力によって行うが、
その技術は公知のもので充分であるから、説明は省略す
る。ラミネート部6の下流側には、基板分離部7が配置
されており、基板8間のベースフィルム100をカッタ
切断し、基板相互を分離する。
【0022】次にフィルム自動交換装置について詳しく
説明する。図1において、複数のフィルム巻出ユニット
1は、フィルム巻出ユニット移動装置9によって、フィ
ルム巻出部のセット位置Aへ向けてスライド移動し、順
次フィルム巻出部のセット位置Aにセットされて、フィ
ルムロール10から一体化フィルムFを繰り出す。セッ
トされたフィルム巻出ユニット1のフィルムロール使用
後には、新しいフィルムロール10をセットする為、フ
ィルム巻出部のセット位置Aから離され、続くフィルム
巻出ユニット1をフィルム巻出部のセット位置Aへスラ
イド移動させ、セットされる。
【0023】図示の例では、予め用意されたフィルム巻
出ユニット1a,1b,1c,1d・・・を右から左方
向へスライド移動させ、順次フィルム巻出部のセット位
置Aに自動的にセットされる。フィルムロール10の使
用後に、空のフィルム巻出ユニット1aを左方向へ移動
させ、新たにフィルム巻出ユニット1bをセットする。
【0024】図6は、フィルム接合におけるカッタ動作
時のフィルム巻出ユニット1とフィルム接合部2を示す
図である。フィルム巻出ユニット1には、モータ(T
M)16によって回転駆動されるロール軸17、フィル
ム剥取部1A、巻取ロール12の巻取軸12a、フィル
ム接合部2を構成するフィルム接合操作体14が設けら
れており、ロール軸17にはフィルムロール10が支持
されている。
【0025】フィルム接合部2のカッタ受け部20は、
一体化フィルムFをカッタ22で切断箇所より下流側と
上流側に位置して、吸引口を有する下流側フィルム吸着
部20aと上流側フィルム吸着部20bが設けられてお
り、フィルム切断箇所を間にして一体化フィルムFを吸
着保持する。フィルム接合時には、先行のフィルム巻出
ユニット1のフィルムロールから繰り出されたフィルム
終端と後行のフィルム巻出ユニット1のフィルムロール
から繰り出されたフィルム先端をそれぞれ吸着保持す
る。
【0026】フィルム交換の手順を図7により説明す
る。フィルム残量検出手段で検出されたフィルム残量情
報に基づいてフィルム交換が判断される。この判断は、
図示していない制御装置により、以下の様に実行され
る。即ち、フィルム残量情報により、直ちにフィルム交
換を行わず、フィルムロール10には余裕を持たせてあ
り、一体化フィルムFの巻出量から、フィルム接合部が
丁度搬送されてくる基板8間に位置する様にする。つま
り、そのまま一体化フィルムFの巻出しを続け、レジス
トカッタ3の位置で図3に示した様にレジストフィルム
101に幅方向に切れ目を入れて基板間となるレジスト
除去部位を形成してから、基板の長さと基板間の長さの
n倍となる一体化フィルムFの位置がフィルム接合部2
になる様にする。
【0027】すると、フィルム接合箇所が基板間とな
り、レジストフィルム101を基板8に貼り付けている
位置でなくなる。もし、基板8にレジストフィルム10
1を貼り付けている領域にフィルム接合テープ18があ
るとラミネートロール61で圧着している時に、レジス
トフィルム101にフィルム接合テープ18の跡が残
り、後段での露光処理などで好ましくない結果をもたら
すことになる。フィルム接合テープ18が基板間に位置
すれば、このような弊害はない訳である。
【0028】フィルム搬送が停止され、フィルム押え部
21が作動して一体化フィルムFをカッタ受け部20に
押し付ける。真空吸引動作により、フィルム搬送の下流
側フィルム吸着部20aおよび上流側フィルム吸着部2
0bの2個所で一体化フィルムFが吸着保持される。そ
の後カッタ22が回転し、一体化フィルムFを切断する
(図7(1))。
【0029】続いて、フィルム押え部21が離間し、使
用済み(空)のフィルム巻出ユニット1が移動する。こ
のとき先行のフィルム終端は、カッタ受け部20の下流
側フィルム吸着部20aによって吸着保持されている。
使用済みのフィルム巻出ユニット1の移動と同時に、待
機中のフィルム巻出ユニット1がフィルム巻出部のセッ
ト位置Aにスライド移動する(図7(2))。
【0030】その後、フィルム接合操作体14のアーム
15が時計方向に90回動してフィルム接合操作体1
4上にあるフィルム先端から出ているフィルム接合テー
プ18を、下流側フィルム吸着部20aに吸着保持され
たフィルム後端に貼り付け、両フィルムを接合する。こ
の場合、アーム15が回動した時、先行フィルムの終端
が後行フィルムの先端と衝合する様にしている。そし
て、終端部と先端部は、フィルム接合テープ18により
ベースフィルム100側において、裏打ちされた形で接
続される。その後、アーム15を元の位置に回動(反時
計方向に90)させ、フィルム接合操作体14を図示
位置に待機させる。再びフィルム押え部21が作動し、
貼り付けたフィルム接合テープ18を上から押さえ、確
実なフィルム接合を行った後、フィルム押え部21を離
間させる(図7(3))。
【0031】本実施形態によれば、フィルム巻出ユニッ
ト1のアーム15は水平になっており、フィルム交換の
際のスライド移動でカッタ受け部20と干渉し合わな
い。従って、複数のフィルム巻出ユニット1を予備とし
て用意しておくことができる。フィルム交換で先行フィ
ルムと後行フィルムの接合が完了すれば、そのまま一体
化フィルムを巻出してもカバーフィルムは、巻取ロール
12に回収されるので、フィルム接合でカバーフィルム
剥離の準備は不用であり、貼合動作を阻害しない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、カバーフィルムを剥が
してからフィルム接合を行うので、貼付動作を中断しな
くても済む。また、多数のフィルム巻出ユニットを予備
として用意しておけるので、生産性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフィルム自動交換装置を備えた
ラミネータの概略図である。
【図2】 フィルム巻出ユニットの側面図である。
【図3】 レジストカッタの側面図である。
【図4】 レジスト除去部の側面図である。
【図5】 レジストカッタとレジスト除去部における工
程の説明図である。
【図6】 フィルム接合におけるカッタ動作時のフィル
ム巻出ユニットとフィルム接合部を示す図である。
【図7】 フィルム交換の説明図である。
【符号の説明】
F…一体化フィルム、1…フィルム巻出ユニット、2…
フィルム接合部、3…レジストカッタ、4…レジスト除
去部、5…フィルム張力調整部、6…ラミネート部、7
…基板分離部、8…基板、9…フィルム巻出ユニット移
動装置、10…フィルムロール、14…フィルム接合操
作体、18…フィルム接合テープ、20…カッタ受け
部、22…カッタ、20a…下流側フィルム吸着部、2
0b…上流側フィルム吸着部、21…フィルム押え部。
フロントページの続き (72)発明者 林 武彦 山口県下松市東豊井794番地 日立テクノ エンジニアリング株式会社笠戸事業所内 Fターム(参考) 3F064 AA03 BB05 BB18 BB21 BB35 3F108 JA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースフィルム、フィルム本体、カバーフ
    ィルムの順に積層された3層構造を持った一体化フィル
    ムを巻回したフィルムロールから繰出し、前記カバーフ
    ィルムを剥離して前記フィルム本体を、所望間隔で搬送
    される基板に貼り付けるラミネータであって、 前記フィルムロールとカバーフィルムの巻取ロールが装
    填され、予め一体化フィルムにおける先端部のカバーフ
    ィルムが剥がされ、該ベースフィルムの先端にフィルム
    接合テープが貼り付けられた複数のフィルム巻出ユニッ
    トと、 前記複数のフィルム巻出ユニットを移動可能に設け、該
    フィルム巻出ユニットを順次フィルム巻出部の所望の位
    置へ動かす送り機構を有するフィルム巻出ユニット移動
    装置と、 前記フィルム巻出部より下流のフィルム搬送上に配置さ
    れ、先行のフィルム巻出ユニットのフィルムロールから
    繰り出されるフィルム終端と後行のフィルム巻出ユニッ
    トのフィルムロールから繰り出されるフィルム先端を接
    合するフィルム接合装置と、 前記フィルム巻出部にセットされたフィルム巻出ユニッ
    トのフィルム残量を検出し、該フィルム残量情報に基づ
    いてフィルム交換を判断すると共に、前記フィルム交換
    時には前記フィルム巻出ユニット移動装置およびフィル
    ム接合装置を作動させてフィルム接合の制御を行う制御
    装置と、を備えていることを特徴とするラミネータ用フ
    ィルム自動交換装置。
  2. 【請求項2】請求項1の記載において、フィルム接合装
    置は、先行のフィルム巻出ユニットのフィルムロールか
    ら繰り出されたフィルムを切断し、フィルム終端を形成
    するカッタと、該フィルム終端を吸着保持するフィルム
    吸着部と、該吸着保持されたフィルム終端へ後行のフィ
    ルム巻出ユニットのフィルムロールから繰り出されたフ
    ィルム先端を合わせるフィルム接合操作体と、 前記フィルム端を合わせた両フィルム間にフィルム接合
    テープを押し付けて接合するテープ押付け手段と、を備
    えていることを特徴とするラミネータ用フィルム自動交
    換装置。
  3. 【請求項3】請求項1の記載において、フィルム押付け
    手段が弾性体で構成されていることを特徴とするラミネ
    ータ用フィルム自動交換装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3の記載において、フィルム
    接合操作体がフィルム巻出ユニット側に配置されている
    ことを特徴とするラミネータ用フィルム自動交換装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの記載において、
    フィルム巻出ユニットは、一体化フィルムからカバーフ
    ィルムを剥離するカバーフィルム剥取部を備えているこ
    とを特徴とするラミネータ用フィルム自動交換装置。
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