JP2000327070A - 梱包方法および搬送方法ならびに半導体装置の製造方法 - Google Patents

梱包方法および搬送方法ならびに半導体装置の製造方法

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JP2000327070A
JP2000327070A JP11137056A JP13705699A JP2000327070A JP 2000327070 A JP2000327070 A JP 2000327070A JP 11137056 A JP11137056 A JP 11137056A JP 13705699 A JP13705699 A JP 13705699A JP 2000327070 A JP2000327070 A JP 2000327070A
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semiconductor
packing
pellet
semiconductor device
pellets
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Keiichi Shimizu
圭一 清水
Minoru Imai
稔 今井
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Hitachi Ltd
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    • H01L2221/67Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L2221/683Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L2221/68304Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using temporarily an auxiliary support
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Packaging For Recording Disks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェハリングやトレイ方式と互換性を維持し
つつ、ペレット採取時の種々の障害を回避する半導体ペ
レットの梱包技術を提供する。 【解決手段】 ウェハリング等と同一の輪郭形状を有す
る梱包基板11に、互いに表裏をなす第1主面11aお
よび第2主面11bを貫通する複数の収納部11cを、
格子状に配列形成し、この梱包基板11の第1主面11
aおよび第2主面11bに貼付される封止フィルム12
および封止フィルム13にて、個々の収納部11cの内
部に半導体ペレット20を気密に封止する構造の梱包構
造10を提供する。梱包基板11がウェハリングと同一
の形状であるため、封止フィルム12を剥離した状態
で、そのまま、ウェハリングやペレットトレイの代わり
に、ペレットボンディング装置に装着して、ペレットボ
ンディング時における半導体ペレット20の採取動作を
行わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梱包技術および搬
送技術ならびに半導体装置の製造技術に関し、特に、半
導体ペレットの梱包、搬送、およびペレットボンディン
グ工程等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体装置の製造工程では、
リードフレーム、パッケージベース、実装基板等の対象
物に半導体ペレットを個別に接着して固定するペレット
ボンディング(ダイボンディング)工程がある。
【0003】このペレットボンディング工程に供給され
る半導体ペレットは、たとえば、株式会社工業調査会、
昭和61年11月18日発行、「電子材料」1986年
11月号P140〜P147、等の文献に記載されてい
るように、ウェハリングで緊張状態に支持された粘着テ
ープ(ダイテープ)の中央部に半導体ウェハの裏面を貼
付した後、ペレット境界のスクライブラインに沿って格
子状に半導体ウェハをペレット単位に分割するダイシン
グ、および必要に応じてダイテープを二次元的に引き延
ばして半導体ペレットの間隔を広げるエキスパンド工程
にて得られたものである。
【0004】そして、このようなダイシング/エキスパ
ンド工程で得られた半導体ペレットをペレットボンディ
ング工程に供給する方法としては、ダイシングされた複
数の半導体ペレットのうちの良品のみをダイテープ上か
ら選択的に採取して別のチップトレイに整列させた後に
ペレットボンディング工程に搬送して供給する方法、お
よびダイシング/エキスパンドされた複数の半導体ペレ
ットをダイテープに貼付されたままの状態でウェハリン
グとともにペレットボンディング工程に搬送して供給す
る方法、の二つが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の供給方法では、
ダイテープに貼付されたままの状態にある半導体ペレッ
トを直接的に採取してペレットボンディングを行う、い
わゆるダイレクトピックアップ方式のペレットボンディ
ング装置には使用することができず、用途が制約され
る、という技術的課題がある。また、ピックアップ方式
を変更するためには段取り替えや、装置構造の煩雑化を
招く、という技術的課題がある。
【0006】また、後者の供給方法では、ダイテープの
粘着材の経時変化により、貯蔵や搬送中等におけるダイ
テープ面からの半導体ペレットの脱落、回転、等の位置
ずれや損傷、さらには粘着力の経時変動、すなわち突き
上げ条件の変動や前記位置ずれ等に起因するペレットボ
ンディング工程でのピックアップ不良等の障害が懸念さ
れる、という技術的課題がある。
【0007】また、前者および後者のいずれの方法の場
合にも、半導体ペレットが外気に晒されるため、耐湿性
の低下や塵埃等による汚染の観点から、半導体ペレット
の品質保持期間が短くなる、という技術的課題がある。
また、品質保持期間を長くするためには、たとえば半導
体ペレットを収納したトレイや、ダイテープで半導体ペ
レットを保持したウェハリングの全体を防湿性の袋詰め
にする等の対策が考えられるが、開封後は全ての半導体
ペレットが外気に晒されるため、トレイ単位あるいはウ
ェハリング単位ですべての半導体ペレットを使い切る必
要があり、半導体ペレットの少量使用ができず、使用個
数等の使用方法が制約される、という技術的課題が発生
する。
【0008】本発明の目的は、ペレットボンディング装
置側の段取り替えや装置構造の複雑化を招くことなく、
ペレット採取形態の異なる多様なペレットボンディング
に半導体ペレットを供給することが可能な梱包技術およ
び搬送技術、ならびに半導体装置の製造技術を提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、ダイテープの粘着材
の経時変化に起因する貯蔵や搬送中等におけるダイテー
プ面からの半導体ペレットの脱落、回転、等の位置ずれ
や損傷、等の障害を防止することが可能な梱包技術およ
び搬送技術、ならびに半導体装置の製造技術を提供する
ことにある。
【0010】本発明の他の目的は、ダイテープの粘着力
の経時変動等の突き上げ条件の変動や半導体ペレットの
位置ずれ、損傷等に起因するペレットボンディング工程
でのピックアップ不良等の障害を防止することが可能な
梱包技術および搬送技術、ならびに半導体装置の製造技
術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、品質保持期間を意識
することなく、任意の個数の半導体ペレットをペレット
ボンディング工程に供給することが可能な梱包技術およ
び搬送技術、ならびに半導体装置の製造技術を提供する
ことにある。
【0012】本発明の他の目的は、ペレットボンディン
グ工程を含む半導体装置の製造工程におけるスループッ
トや歩留りの向上を実現可能な半導体装置の製造技術を
提供することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0015】本発明は、梱包基板の互いに表裏をなす第
1および第2主面を貫通して形成された複数の物品収納
部を、第1および第2主面にそれぞれ貼付された第1お
よび第2フィルムで密閉し、密閉された複数の物品収納
部の内部に個別に半導体ペレットまたは半導体装置を収
納するものである。
【0016】また、本発明は、互いに表裏をなす第1お
よび第2主面を貫通して開口する複数の物品収納部が配
列形成された梱包基板を準備する第1工程と、梱包基板
の第1主面に第1フィルムを貼付することで物品収納部
の一方の開口端を閉塞する第2工程と、第1主面と反対
側の第2主面側の開口端から物品収納部の内部に半導体
ペレットまたは半導体装置を収納する第3工程と、第2
主面側の開口端を閉塞するように第2フィルムを貼付す
る第4工程と、を含むものである。
【0017】また、本発明は、梱包基板の互いに表裏を
なす第1および第2主面を貫通して形成された複数の物
品収納部を、第1および第2主面にそれぞれ貼付された
第1および第2フィルムで密閉し、密閉された複数の物
品収納部の内部に個別に半導体ペレットまたは半導体装
置を収納して搬送するものである。
【0018】また、本発明は、半導体ペレットを対象物
にボンディングするペレットボンディング工程を含む半
導体装置の製造方法において、半導体ペレットは、梱包
基板の互いに表裏をなす第1および第2主面を貫通して
形成された複数の物品収納部を、第1および第2主面に
それぞれ貼付された第1および第2フィルムで密閉した
構造の搬送構造を用いて物品収納部の内部に個別に密封
された状態でペレットボンディング工程に供給されるよ
うにしたものである。
【0019】より具体的には、格子状に配列された窓状
の仕切り構造を有するプラスティック基板の裏面にフィ
ルムを貼った搬送構造に半導体ペレットを整列収納し、
プラスティック基板の表面側の開口部を別のフィルムで
封止することで、半導体ペレットの梱包および搬送、貯
蔵、さらにはペレットボンディング装置への供給を行う
ものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施の形態である梱包
方法および搬送方法ならびに半導体装置の製造方法に用
いられる梱包構造の一例を示す分解組立図であり、図2
は、その断面図、図3は、その一部を取り出して示す平
面図、図4は、その一部を取り出して示す斜視図であ
る。
【0022】本実施の形態の梱包構造10は、たとえば
半導体ウェハやウェハリングと同様の輪郭形状を呈する
板状の梱包基板11と、この梱包基板11の互いに表裏
をなす第1主面11aおよび第2主面11bのそれぞれ
に貼付される封止フィルム12および封止フィルム13
とで構成される。
【0023】梱包基板11は、たとえばプラスティック
基板等で構成され、第1主面11aおよび第2主面11
bを、厚さ方向貫通して複数の収納部11cが格子状に
配列形成された構造となっており、図2に例示されるよ
うに、封止フィルム12および封止フィルム13にて密
閉された個々の収納部11cの内部に、半導体ペレット
20が個別に収納される構造となっている。梱包基板1
1は、半導体ペレット20の厚さ寸法よりも大きく設定
すればよく、通常、半導体ペレット20の厚さが500
μm程度であることを考慮すると、1000μm程度で
よい。また強度がより必要な場合には、必要に応じて厚
くすることができる。
【0024】また、梱包基板11を構成するプラスティ
ック基板は、カーボン等の導電性材料を混ぜて導電性を
持たせることにより、収納部11cに収納される半導体
ペレット20の静電破壊防止等を実現してもよい。収納
部11cの形成方法としては、打ち抜き加工、型成形、
輪郭部の枠部材と、収納部11cを構成する格子状部材
との組立構造等、任意の加工方法で形成することができ
る。
【0025】梱包基板11の輪郭形状としては、図4の
斜視図に例示されるように半導体ウェハに似せて、外周
の一部に、方位識別等のためのオリエンテーションフラ
ット11dを形成し、後述のペレットボンディング工程
で位置決め操作に用いる構成とすることができる。これ
は、後述の図19に示すウェハリング300と、ペレッ
トボンディング装置に対する装着操作が互換の形状であ
る。
【0026】また、梱包基板11の輪郭形状としては、
図5の斜視図に例示される梱包基板11−1のように、
図4の構成に、さらに、後述のペレットボンディング装
置における位置決め等のために複数のV溝11eを形成
した構造とすることもできる。この図5の梱包基板11
−1の輪郭形状は、後述の図20のウェハリング300
−1と、ペレットボンディング装置に対する装着操作が
互換の形状である。
【0027】また、梱包基板11の輪郭形状としては、
図6の斜視図に例示される梱包基板11−2のように、
円板形状の互いに対向する4箇所を直線状に切り落とし
てフラット部11fを形成するとともに、複数のV溝1
1eを形成した構造とすることもできる。
【0028】また、梱包基板11の輪郭形状としては、
図7の斜視図に例示される梱包基板11−3のように、
矩形の輪郭形状とすることもできる。
【0029】さらに、特に図示しないが、必要に応じて
図7の梱包基板11−3を一方向に帯状に延長したテー
プ状の構造とし、巻き取り、展開等にて、梱包、搬送、
開梱を行うこともできる。
【0030】封止フィルム12(封止フィルム13)
は、たとえば、図8に例示されるように、たとえば、ポ
リエステル等からなる樹脂層12a(樹脂層13a)お
よびポリエチレン等からなる樹脂層12b(樹脂層13
b)等の多層構造からなるフィルム基材の一面に、接
着、粘着等による封止機能を有するシーラント層12c
(シーラント層13c)を形成し、このシーラント層1
2c(シーラント層13c)を、梱包基板11の第1主
面11aや第2主面11bに接着することで、収納部1
1cを封止する機能を果たす。封止フィルム12(封止
フィルム13)の各々の厚さ寸法tは、一例として、全
体で60μm程度である。
【0031】また、梱包基板11に接するシーラント層
12c(シーラント層13c)に、図示しない導電材を
練り込むことで、導電性を持たせて帯電防止を実現して
もよい。
【0032】また、図9に例示されるように、フィルム
基材を構成する樹脂層12a(13a)と、樹脂層12
b(樹脂層13b)との間に、たとえばアルミ箔等から
なる導電層12d(導電層13d)を挟み込んだ構造と
することで防湿効果や帯電防止等を実現してもよい。
【0033】図10は、図8に例示した構造の封止フィ
ルム12および封止フィルム13を、梱包基板11の第
1主面11aや第2主面11bの各々にシーラント層1
2c(シーラント層13c)の側を密着させることで、
収納部11cの内部に、半導体ペレット20を気密に封
止した本実施の形態における梱包状態の一例が拡大断面
図として示されている。
【0034】封止フィルム12および封止フィルム13
は、同一の構造とすることに限らず、互いに厚さ寸法や
積層構造、材質等が互いに異なる構造にしてもよいこと
は言うまでもない。
【0035】梱包基板11の収納部11cに、半導体ペ
レット20を個別に収納する方法としては、梱包基板1
1の第2主面11b(裏面)側に封止フィルム13を張
り付けて、トレイ状にした梱包基板11に対して、周知
のウェハプロセス、ウェハプローブ、ダイシング等の工
程を経てダイテープ上に保持された複数の半導体ペレッ
ト20の中から、良品のみを個別に選択して採取して、
個々の収納部11cに収納し、全ての収納部11cに半
導体ペレット20が収納された後に、第1主面11a
(表面)側に、封止フィルム12を張り付けて封止する
方法が考えられる。
【0036】また、図11の断面図に例示されるよう
に、ダイシングやダイテープの引延し(エキスパンド工
程)が完了してダイテープ上に保持された複数の半導体
ペレット20を一括して梱包基板11の収納部11cに
移し変えることもできる。この場合、半導体ペレット2
0の収納姿勢が個別採取の場合と表裏逆になるので、封
止フィルム12および封止フィルム13の各々を区別す
る必要がある場合には、両者の貼付順序を後述のように
逆にする必要がある。
【0037】すなわち、表面(第1主面11a)に封止
フィルム12が貼られたトレイ状の梱包基板11を、収
納部11cの開口部を上向きにして配置し、この姿勢の
梱包基板11に対して、複数の半導体ペレット20の接
着保持面を下向きにした姿勢のダイテープ21を対向さ
せる(図11の(a))。この時、ダイテープ21上の
複数の半導体ペレット20の各々の位置が、梱包基板1
1の個々の収納部11cに一致するように、収納部11
cの個数や位置の設定、および、ダイテープ21におけ
るエキスパンド工程でのエキスパンド量の調整を行って
おく。
【0038】そして、ダイテープ21上の複数の半導体
ペレット20の各々が、梱包基板11の個々の収納部1
1cに入るように、ダイテープ21を梱包基板11に重
ね合わせる(図11の(b))。
【0039】その後、必要に応じて、ダイテープ21の
裏面側に剥離ローラ22等の剥離治具を当てながら、ダ
イテープ21の一端を、梱包基板11から徐々に引き剥
がしていき、ダイテープ21上の半導体ペレット20を
対応する収納部11cの中に落とし込む(図11の
(c))。この時、ダイテープ21の粘着力を効果的に
弱めて半導体ペレット20を容易に剥離させる目的で、
紫外線等を照射してもよい。
【0040】こうして、ダイテープ21の引き剥がしに
より、全て収納部11cの中にダイテープ21から半導
体ペレット20が一括して移し変えられた後、梱包基板
11の第2主面11b(裏面)の側に、封止フィルム1
3を張り付けて封止する(図11の(d))。これによ
り、図2等に例示される梱包構造10となる。
【0041】上述のようにして、梱包基板11、封止フ
ィルム12および13により、内部の収納部11cに半
導体ペレット20を気密に封止した梱包構造10は、所
望の枚数毎に、たとえば、図12に例示される搬送ケー
ス30の中に収納された荷姿で、半導体ペレット20を
使用するユーザや工程等に、出荷/搬送される。
【0042】すなわち、図12は、搬送ケース30の断
面図であり、剛性の高い樹脂等で構成される箱状のケー
ス本体31に、嵌合爪部32を介して蓋体33が着脱さ
れる構造となっている。また、ケース本体31および蓋
体33の内部には、対応する位置に、仕切り片34が突
設されており、この仕切り片34の間に、個々の梱包構
造10を入れ込むことにより、所定の間隔で振動等を生
じることなく複数の梱包構造10が整列して収納され、
衝撃等の外力から保護されつつ搬送される。
【0043】次に、図13および図14にて、本実施の
形態の半導体装置の製造方法におけるペレットボンディ
ング装置の一例について説明する。
【0044】本実施の形態におけるペレットボンディン
グ装置50は、一例として、ピックアップステージ5
1、中間位置決めステージ52、ボンディングステージ
53、図示しない三次元駆動機構に支持され、ピックア
ップステージ51から中間位置決めステージ52の位置
決めポケット52aに半導体ペレット20を真空吸着等
の方法で保持して搬送する円筒コレット54、図示しな
い三次元駆動機構に支持され、中間位置決めステージ5
2の位置決めポケット52aに位置決めされた半導体ペ
レット20を、真空吸着等の方法で保持して、ボンディ
ングステージ53上の、リードフレームやパッケージベ
ース、TABテープ等のボンディング対象物60に搬送
してボンディングする角錐コレット55、等で構成され
ている。
【0045】ピックアップステージ51は、たとえば、
後述の図19に例示されるような円筒型のウェハリング
300に対応した保持機構を備えている。
【0046】すなわち、ピックアップステージ51は、
後述のようなウェハリング300や、当該ウェハリング
300と外周形状等が互換な構成を持つ本実施の形態の
梱包構造10(梱包基板11)の外周部を支持するステ
ージリング51a、ウェハリング300や梱包構造10
のオリエンテーションフラット11dの部分に当接して
ステージリング51aに対する固定動作および固定解除
動作等を行う可動式ストッパ51b、ウェハリング30
0や、それと互換の構造を有する本実施の形態の梱包構
造10に保持された後述の半導体ペレット20の突き上
げ動作を行う突き上げピン51c、等の構成を備えてい
る。
【0047】図14は、可動式ストッパ51bの作動例
を示しており、図14の左側の固定解除状態から、可動
式ストッパ51bを作動させることにより、ウェハリン
グ300や、それと互換の構造を有する本実施の形態の
梱包構造10を、同図右側のようにステージリング51
aに対して固定状態とすることができる。
【0048】なお、本実施の形態の梱包構造10をセッ
トして半導体ペレット20の採取を行う場合には、円筒
コレット54による吸着保持のみでよく、突き上げピン
51cは必ずしも動作させる必要はない。
【0049】図19のウェハリング300は、円形リン
グの外周部にオリエンテーションフラット301が形成
された形状を呈しており、半導体ウェハ302の裏面に
張り付けられたダイテープ303の外周部を緊張状態に
接着支持する構成されている。この状態で半導体ウェハ
302はダイシングされて複数の半導体ペレット302
a(半導体ペレット20)に分割され、分割後の半導体
ペレット302a(半導体ペレット20)は、ダイテー
プ303の粘着力によって、ダイテープ303に保持さ
れている。この状態が図19である。
【0050】そして、このような構造のピックアップス
テージ51に対しては、本実施の形態の梱包構造10の
図1〜図4の輪郭形状の梱包基板11を、図19のウェ
ハリング300の代わりに、そのまま装着することが可
能である。
【0051】図15および図16に、ピックアップステ
ージの変形例を示す。この図15および図16に例示さ
れるピックアップステージ51−1は、図20に例示さ
れるように、図19のウェハリング300の外周部に複
数のV溝301aを形成した構造のウェハリング300
−1を装着可能にしたものである。
【0052】すなわち、ピックアップステージ51−1
は、V溝301aに嵌合して位置決め動作を行う複数の
ピンストッパ51−1a、ウェハリング300−1の外
周部に嵌合するコ字形の断面を有する固定ストッパ51
−1b、ピンストッパ51−1aおよび固定ストッパ5
1−1bに対するウェハリング300−1の固定動作/
固定解除動作を行う可動式ストッパ51−1cを備えて
いる。
【0053】そして、本実施の形態の場合、このピック
アップステージ51−1に対して、ウェハリング300
−1と互換に装着可能にするためには、たとえば、梱包
構造10の梱包基板として、複数のV溝11eを備え
た、図5の構造の梱包基板11−1を用いることができ
る。
【0054】以下、本実施の形態の梱包方法および搬送
方法ならびに半導体装置の製造方法の作用の一例を、図
17および図18のフローチャートを参照して説明す
る。
【0055】まず、フォトリソグラフィ等のウェハプロ
セスで目的の回路構造を持つ複数の半導体装置構造が一
括して格子状に配列形成された半導体ウェハに対して、
プローブ検査等の方法で個々の半導体装置構造の機能検
査を行い、各半導体装置構造に良/不良の識別マークを
付ける(ステップ101)。
【0056】この検査の後、半導体ウェハ302は、図
19のウェハリング300のダイテープ303に裏面を
接着保持され(ステップ102)、その状態でダイシン
グにより個々の半導体装置構造は、複数の半導体ペレッ
ト302a(半導体ペレット20)に分割され、さら
に、ダイテープ303の二次元的な引延し操作により、
個々の半導体ペレット20の間隔が制御される(ステッ
プ103)。分割後も、個々の半導体ペレット20は、
粘着力にてダイテープ303に止まる。
【0057】その後、ダイシング後の半導体ペレット2
0の外観検査を行う(ステップ104)。
【0058】一方、梱包構造10を制作するための、梱
包基板11の準備(ステップ105)、封止フィルム1
2および13の準備(ステップ107)、搬送ケース3
0の準備(ステップ108)、梱包基板11の裏面(第
2主面)に封止フィルム13を張り付けてチップトレイ
状に構成する工程(ステップ106)も、上述のステッ
プ101〜104と並行して実行される。
【0059】そして、底面に封止フィルム13が貼付さ
れた梱包基板11の個々の収納部11cの各々に、ウェ
ハリング300のダイテープ303から、良品の半導体
ペレット20を選択的に採取して詰める(ステップ10
9)。
【0060】すべての収納部11cに半導体ペレット2
0を詰め終わった後に、梱包基板11の表面(第1主
面)に、ステップ107で準備されていた封止フィルム
12を張り付けて密封する(ステップ110)。
【0061】こうして得られた複数の密封完の梱包構造
10は、所定の数に纏められて、搬送ケース30に収納
される(ステップ111)。
【0062】この梱包構造10を収納した搬送ケース3
0は、ユーザ等に搬送される(ステップ112)。
【0063】ユーザ側では、受け入れた搬送ケース30
の貯蔵や、搬送ケース30から梱包構造10を取り出す
開梱を行う(ステップ113)。なお、本実施の形態の
梱包構造10は、半導体ペレット20が梱包基板11の
収納部11cに封止フィルム12および13にて密封状
態に収納されているので、図19のウェハリング300
に保持した状態で半導体ペレット20を供給する方法に
比較して、半導体ペレット20の汚染や耐湿性の劣化等
を懸念することなく長期間の保存が可能である。
【0064】次に、ペレットボンディング工程に供され
る梱包構造10は、表面側の封止フィルム12の剥離が
行われる(ステップ114)。なお、この剥離工程にお
いては、封止フィルム12を完全に剥離する必要はな
く、必要な数の半導体ペレット20が露出するように部
分的に剥離してもよい。その場合、未剥離部分の収納部
11cにおける半導体ペレット20の気密性は維持され
るので、未使用のままで長期間保存することができる。
【0065】封止フィルム12が剥離された梱包基板1
1(梱包構造10)は、図13に例示したようなペレッ
トボンディング装置50のピックアップステージ51に
セットされ、可動式ストッパ51bを作動させることに
より、ステージリング51aに対して固定状態とする
(ステップ115)。この状態が図13である。この
時、梱包基板11が、図19のウェハリング300と互
換の輪郭形状等を有するので、ウェハリング300を想
定して設計されたピックアップステージ51にそのまま
装着でき、たとえばピックアップステージ51を取り替
える等の煩雑な段取り変え作業等が不要になる。
【0066】また、梱包構造10において表面側の封止
フィルム12を剥離した状態の梱包基板11は、通常の
ペレットトレイと同様の状態になるので、ペレットトレ
イからの半導体ペレット20の採取を前提とした装置に
も供することが可能である。その場合、梱包基板11の
形状して、図7に例示されるように、通常プラスティッ
クトレイと同じ矩形の輪郭形状を有する梱包基板11−
3を用いることができる。
【0067】そして、ピックアップステージ51に固定
された梱包基板11の収納部11cの一つから、円筒コ
レット54により半導体ペレット20を真空吸着で保持
して中間位置決めステージ52の位置決めポケット52
aに搬送して位置決めし、さらに、位置決めポケット5
2a内に位置決めされた半導体ペレット20を角錐コレ
ット55にて保持してボンディング対象物60上に搬送
して圧着するペレットボンディングを行う(ステップ1
16)。
【0068】なお、この時、突き上げピン51cを円筒
コレット54と連動させ、突き上げピン51cが、梱包
基板11の裏面に貼付されている封止フィルム13を突
き破って収納部11cの内部の半導体ペレット20を押
し上げる動作を行わせることもできる。
【0069】また、本実施の形態の梱包構造10を用い
ることにより、突き上げピン51cを作動させない場合
には、突き上げピン51cの当接に起因する半導体ペレ
ット20の裏面の損傷を回避できるという利点もある。
【0070】こうして、半導体ペレット20がボンディ
ングされたボンディング対象物60は、必要に応じて、
たとえば、半導体ペレット20上の図示しないボンディ
ングパッドとリードフレームやパッケージベース等のボ
ンディング対象物60側の外部接続電極との間に導線を
架設するワイヤボンディングを行い(ステップ11
7)、さらに、半導体ペレット20を樹脂等で封止する
パッケージングを行い(ステップ118)、さらに、エ
ージング等の出荷前選別を実行(ステップ119)した
後、半導体装置として出荷される(ステップ120)。
【0071】なお、梱包構造10に半導体ペレット20
を詰める方法としては、図17のステップ109〜11
0のように、個別に半導体ペレット20を採取して梱包
基板11の収納部11cに収納する方法に限らず、前述
の図11に例示したような手順にて、ダイテープ上の複
数の半導体ペレット20を一括して梱包基板11の複数
の収納部11cに収納する方法でもよい。その場合、図
17のステップ109〜110の代わりに、図18のフ
ローチャートに例示されるステップ109aおよびステ
ップ109bを実行すればよい。この場合、封止フィル
ム12および13の貼付の順序を必要に応じて逆にする
ことは上述したとおりである。
【0072】このように、本実施の形態の梱包方法およ
び搬送方法ならびに半導体装置の製造方法によれば、ペ
レットボンディング工程に供される従来のウェハリング
300と互換の輪郭形状を有する梱包基板11の収納部
11cに半導体ペレット20を収納し、梱包基板11の
互いに表裏をなす第1および第2主面の両面に封止フィ
ルム12および13を貼付することにより梱包構造10
とし、この梱包構造10にて、半導体ペレットの保存、
搬送、ペレットボンディング工程への供給を行うので、
ペレットボンディング装置50側のピックアップステー
ジ51の交換等の段取り替えや、異なる構造のピックア
ップステージ51の多重設置等の装置構造の複雑化を招
くことなく、ウェハリングや、プラスティックトレイ等
のペレット採取形態の異なる多様なペレットボンディン
グに半導体ペレットを供給することが可能となる。
【0073】従って、半導体装置の製造工程におけるス
ループットの向上や、ペレットボンディング装置の構造
の共通化、簡素化等による半導体装置の製造原価の低減
を実現できる。
【0074】さらに、ウェハリング300を用いる場合
のような、ダイテープ303の粘着材の経時変化に起因
する貯蔵や搬送中等におけるダイテープ303の表面か
らの半導体ペレット20の脱落、回転、等の位置ずれや
損傷、等の障害を防止することが可能となる。さらに、
ダイテープ303の粘着力の経時変動等の突き上げ条件
の変動や半導体ペレット20の位置ずれ、損傷等に起因
するペレットボンディング工程でのピックアップ不良等
の障害を防止することが可能となる。この結果、半導体
ペレット20の損傷等に起因する半導体装置の歩留り低
下を防止して歩留り向上を実現できる。
【0075】さらに、個々の半導体ペレット20は、梱
包基板11の収納部11cの内部に、封止フィルム12
および13にて気密に安定に収納された状態となるた
め、半導体ペレット20が外部に露出した状態となるウ
ェハリング300による供給方式に比較して、環境中の
湿気や塵埃等を考慮した品質保持期間を意識することな
く、かつ、封止フィルム12の部分剥離により、任意の
個数の半導体ペレットをペレットボンディング工程に供
給することが可能となる。従って、半導体装置の製造工
程の工程管理の容易化、多様化を実現できる。
【0076】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0077】たとえば、半導体ペレットの代わりに、半
導体ペレットをパッケージングしたQFP等の一般の表
面実装タイプの半導体装置を本発明の梱包構造に収納し
て、実装工程等に供給することも本発明に含まれる。
【0078】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0079】本発明の梱包方法によれば、ペレットボン
ディング装置側の段取り替えや装置構造の複雑化を招く
ことなく、ペレット採取形態の異なる多様なペレットボ
ンディングに半導体ペレットを供給することができる、
という効果が得られる。
【0080】また、本発明の梱包方法によれば、ダイテ
ープの粘着材の経時変化に起因する貯蔵や搬送中等にお
けるダイテープ面からの半導体ペレットの脱落、回転、
等の位置ずれや損傷、等の障害を防止することができ
る、という効果が得られる。
【0081】また、本発明の梱包方法によれば、ダイテ
ープの粘着力の経時変動等の突き上げ条件の変動や半導
体ペレットの位置ずれ、損傷等に起因するペレットボン
ディング工程でのピックアップ不良等の障害を防止する
ことができる、という効果が得られる。
【0082】また、本発明の梱包方法によれば、品質保
持期間を意識することなく、任意の個数の半導体ペレッ
トをペレットボンディング工程に供給することができ
る、という効果が得られる。
【0083】本発明の搬送方法によれば、ペレットボン
ディング装置側の段取り替えや装置構造の複雑化を招く
ことなく、ペレット採取形態の異なる多様なペレットボ
ンディングに半導体ペレットを供給することができる、
という効果が得られる。
【0084】また、本発明の搬送方法によれば、ダイテ
ープの粘着材の経時変化に起因する貯蔵や搬送中等にお
けるダイテープ面からの半導体ペレットの脱落、回転、
等の位置ずれや損傷、等の障害を防止することができ
る、という効果が得られる。
【0085】また、本発明の搬送方法によれば、ダイテ
ープの粘着力の経時変動等の突き上げ条件の変動や半導
体ペレットの位置ずれ、損傷等に起因するペレットボン
ディング工程でのピックアップ不良等の障害を防止する
ことができる、という効果が得られる。
【0086】また、本発明の搬送方法によれば、品質保
持期間を意識することなく、任意の個数の半導体ペレッ
トをペレットボンディング工程に供給することができ
る、という効果が得られる。
【0087】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
ペレットボンディング装置側の段取り替えや装置構造の
複雑化を招くことなく、ペレット採取形態の異なる多様
なペレットボンディングに半導体ペレットを供給するこ
とができる、という効果が得られる。
【0088】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、ダイテープの粘着材の経時変化に起因する貯蔵や
搬送中等におけるダイテープ面からの半導体ペレットの
脱落、回転、等の位置ずれや損傷、等の障害を防止する
ことができる、という効果が得られる。
【0089】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、ダイテープの粘着力の経時変動等の突き上げ条件
の変動や半導体ペレットの位置ずれ、損傷等に起因する
ペレットボンディング工程でのピックアップ不良等の障
害を防止することができる、という効果が得られる。
【0090】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、品質保持期間を意識することなく、任意の個数の
半導体ペレットをペレットボンディング工程に供給する
ことができる、という効果が得られる。
【0091】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、ペレットボンディング工程を含む半導体装置の製
造工程におけるスループットや歩留りの向上を実現する
ことができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である梱包方法および搬
送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱包
構造の一例を示す分解組立図である。
【図2】本発明の一実施の形態である梱包方法および搬
送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱包
構造の断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である梱包方法および搬
送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱包
構造の一部を取り出して示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である梱包方法および搬
送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱包
構造の一部を取り出して示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態である梱包方法および搬
送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱包
構造の梱包基板の変形例を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態である梱包方法および搬
送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱包
構造の梱包基板の変形例を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施の形態である梱包方法および搬
送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱包
構造の梱包基板の変形例を示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態である梱包方法および搬
送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱包
構造における封止フィルムの一例を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である梱包方法および搬
送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱包
構造における封止フィルムの一例を示す断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態である梱包方法および
搬送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱
包構造の一例を示す拡大断面図である。
【図11】(a)〜(d)は、本発明の一実施の形態で
ある梱包方法および搬送方法ならびに半導体装置の製造
方法に用いられる梱包構造での半導体ペレットの詰め込
み方法の一例を工程順に示す断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態である梱包方法および
搬送方法ならびに半導体装置の製造方法に用いられる梱
包構造の搬送ケースの一例を示す断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法にて用いられるペレットボンディング装置の一例
を示す断面図である。
【図14】図13に例示したペレットボンディング装置
の一部の作用の一例を示す平面図である。
【図15】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法にて用いられるペレットボンディング装置の変形
例を示す断面図である。
【図16】図15に例示したペレットボンディング装置
の一部の作用の一例を示す平面図である。
【図17】本発明の一実施の形態である梱包方法および
搬送方法ならびに半導体装置の製造方法の作用の一例を
示すフローチャートである。
【図18】本発明の一実施の形態である梱包方法および
搬送方法ならびに半導体装置の製造方法の作用の一例を
示すフローチャートである。
【図19】本発明の参考技術であるウェハリングの構成
を示す斜視図である。
【図20】本発明の参考技術であるウェハリングの構成
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 梱包構造 11 梱包基板 11−1 梱包基板 11−2 梱包基板 11−3 梱包基板 11a 第1主面 11b 第2主面 11c 収納部 11d オリエンテーションフラット 11e V溝 11f フラット部 12 封止フィルム 12a 樹脂層 12b 樹脂層 12c シーラント層 12d 導電層 13 封止フィルム 13a 樹脂層 13b 樹脂層 13c シーラント層 13d 導電層 20 半導体ペレット 21 ダイテープ 22 剥離ローラ 30 搬送ケース 31 ケース本体 32 嵌合爪部 33 蓋体 34 仕切り片 50 ペレットボンディング装置 51 ピックアップステージ 51a ステージリング 51b 可動式ストッパ 51c 突き上げピン 51−1 ピックアップステージ 51−1a ピンストッパ 51−1b 固定ストッパ 51−1c 可動式ストッパ 52 中間位置決めステージ 52a 位置決めポケット 53 ボンディングステージ 54 円筒コレット 55 角錐コレット 60 ボンディング対象物 300 ウェハリング 300−1 ウェハリング 301 オリエンテーションフラット 301a V溝 302 半導体ウェハ 302a 半導体ペレット 303 ダイテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E096 AA09 BA16 BB03 CA06 DA01 DA05 DA30 EA02X EA02Y EA11Y FA02 FA07 FA11 GA03 GA09 GA11 5F031 CA02 DA19 MA34 MA35 MA37 5F047 FA04 FA08 FA18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梱包基板の互いに表裏をなす第1および
    第2主面を貫通して形成された複数の物品収納部を、前
    記第1および第2主面にそれぞれ貼付された第1および
    第2フィルムで密閉し、密閉された複数の前記物品収納
    部の内部に個別に半導体ペレットまたは半導体装置を収
    納することを特徴とする梱包方法。
  2. 【請求項2】 互いに表裏をなす第1および第2主面を
    貫通して開口する複数の物品収納部が配列形成された梱
    包基板を準備する第1工程と、前記梱包基板の第1主面
    に第1フィルムを貼付することで前記物品収納部の一方
    の開口端を閉塞する第2工程と、前記第1主面と反対側
    の前記第2主面側の開口端から前記物品収納部の内部に
    半導体ペレットまたは半導体装置を収納する第3工程
    と、前記第2主面側の前記開口端を閉塞するように第2
    フィルムを貼付する第4工程と、を含むことを特徴とす
    る梱包方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の梱包方法におい
    て、前記梱包基板は、半導体ウェハの輪郭形状、また
    は、半導体ウェハのダイボンディング工程で用いられる
    ウェハリングまたはペレットトレイの輪郭形状を呈する
    ことを特徴とする梱包方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の梱包方法において、 前記第3工程では、裏面に粘着テープが貼付された半導
    体ウェハをダイシングすることで前記粘着テープに整列
    状態に保持された複数の半導体ペレットを、前記梱包基
    板の複数の前記物品収納部に対向させて重ね合わせた
    後、前記粘着テープを剥離することで、複数の前記半導
    体ペレットを複数の前記物品収納部に一括して収納する
    方法、 または、裏面に粘着テープが貼付された半導体ウェハを
    ダイシングすることで前記粘着テープに整列状態に保持
    された複数の半導体ペレットから、良品の前記半導体ペ
    レットを選択的に採取して、前記梱包基板の複数の前記
    物品収納部に個別に収納する方法、 のいずれかの方法を用いることを特徴とする梱包方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の梱包方法において、前記
    梱包基板は導電性を持つプラスティックからなり、前記
    第1および第2フィルムは、防湿性のプラスティックフ
    ィルムからなることを特徴とする梱包方法。
  6. 【請求項6】 梱包基板の互いに表裏をなす第1および
    第2主面を貫通して形成された複数の物品収納部を、前
    記第1および第2主面にそれぞれ貼付された第1および
    第2フィルムで密閉し、密閉された複数の前記物品収納
    部の内部に個別に半導体ペレットまたは半導体装置を収
    納して搬送することを特徴とする搬送方法。
  7. 【請求項7】 半導体ペレットを対象物にボンディング
    するペレットボンディング工程を含む半導体装置の製造
    方法であって、 前記半導体ペレットは、梱包基板の互いに表裏をなす第
    1および第2主面を貫通して形成された複数の物品収納
    部を、前記第1および第2主面にそれぞれ貼付された第
    1および第2フィルムで密閉した構造の搬送構造を用い
    て前記物品収納部の内部に個別に密封された状態で前記
    ペレットボンディング工程に供給されることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記搬送構造の前記第1フィルムを剥離して、物品収納
    部の内部に位置する前記半導体ペレットを露出させる工
    程と、 露出した前記半導体ペレットを、上方からの真空吸着操
    作、または上方からの真空吸着操作と第2フィルムを介
    した下方からの突き上げ操作との組み合わせ、のいずれ
    かにて採取する工程と、 採取した前記半導体ペレットを前記対象物に搬送してボ
    ンディングする工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載の半導体装置の製
    造方法において、 前記第1フィルムを部分的に剥離することで、必要な数
    だけの前記半導体ペレットを選択的に露出させて前記ペ
    レットボンディングに使用することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記搬送構造の前記梱包基板は、半導体ウェハの輪郭形
    状、または、半導体ウェハのダイボンディング工程で用
    いられるウェハリングまたはペレットトレイの輪郭形状
    を呈する構成とし、ウェハリングを用いたペレットボン
    ディング工程にそのまま供給することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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