JP2002302440A - 点眼剤 - Google Patents

点眼剤

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JP2002302440A JP2002025690A JP2002025690A JP2002302440A JP 2002302440 A JP2002302440 A JP 2002302440A JP 2002025690 A JP2002025690 A JP 2002025690A JP 2002025690 A JP2002025690 A JP 2002025690A JP 2002302440 A JP2002302440 A JP 2002302440A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトレンズ装着中でも安全に適用でき
るトラニラスト含有点眼剤を提供する。 【解決手段】 トラニラスト又はその薬理学的に許容さ
れる塩、ポリビニルピロリドン、及び0.075〜1重
量%の非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とす
る点眼剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有効成分としてトラ
ニラスト又はその薬理学的に許容される塩を含有する点
眼剤に関し、さらに詳しくは、コンタクトレンズ装着中
に使用可能な点眼剤に関する。
【0002】
【従来の技術】トラニラスト(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアントラニル酸)は、アレルギー性気管支喘息や
アレルギー性鼻炎等を初め、春季カタルやアレルギー性
結膜炎などの眼科領域の疾患に対しても、経口投与で有
効とされている。一般に、トラニラスト及びその塩は水
に難溶性であるが、安定な水溶液製剤を製造するための
方法が開発され(例えば特開1−294620号、特公
平7−116029号公報、特開平11−302162
号公報)、トラニラストを含有するアレルギー性疾患用
の点眼剤も上市されている(リザベン)。しかし、トラ
ニラストを含有するコンタクトレンズ装用中に使用可能
な点眼剤は未だ提供されていない。
【0003】コンタクトレンズは、ハードタイプとソフ
トタイプに大別される。安全性や装用感が徐々に改良さ
れた結果、若年層を中心に幅広く普及し続けており、現
在では高含水ソフトコンタクトレンズや酸素透過性ハー
ドコンタクトレンズ、さらに、ソフトコンタクトレンズ
には、2週間の頻回交換レンズや一回使い捨てコンタク
トレンズなど、様々な種類のレンズが上市されている。
このように、使用者の選択の幅が広がり、利便性が増し
たが、その一方で眼障害を起こす例も増えている。
【0004】コンタクトレンズ(以下、「CL」と称する
こともある)装用に伴う合併症として巨大乳頭結膜炎
(Giant Papillary Conjunctivitis、GPC)がよく知
られている。GPCは、CL装用者で分泌物の増加、掻痒
感、上眼瞼結膜の乳頭増殖があるものをいい、コンタク
トレンズの汚れを抗原とするアレルギー性結膜炎であ
る。この疾患はソフトタイプ、ハードタイプのいずれで
も起こりうるが、ソフトコンタクトレンズに多発する傾
向がある。
【0005】さらに、コンタクトレンズ使用者は、上記
のGPCに限らず、アレルギー性の眼疾患(季節性/通
年性のアレルギー性結膜炎など)にも罹患する。いずれ
の場合でも、治療には、抗アレルギー薬が用いられる
が、眼部に激しい掻痒感を伴うことから、経口投与より
も点眼剤等による局所投与が望ましい。また、トラニラ
ストの製剤に関して、例えば、上記した特開平1−29
4620号公報には、トラニラストに対し4倍量以上、
好ましくは6倍量以上のポリビニルピロリドンを溶解補
助剤として用い、必要に応じ塩基性物質を加えることに
より澄明なトラニラスト水溶液が得られること、特開平
2−264716号公報には、ポリビニルピロリドンに
HLB10〜16の非イオン性界面活性剤又は両性界面
活性剤を含有させることでさらに溶解性が向上すること
が記載されている。また、特開平11−302162号
公報には、有機アミンに少量の非イオン性界面活性剤を
組合わせることで、ポリビニルピロリドンを使用せずに
トラニラスト含有水溶液製剤を得たことが記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来から、種々の抗ア
レルギー薬を有効成分とする点眼剤が提供されている
が、抗アレルギー薬のレンズへの悪影響を避けるため、
コンタクトレンズを外して点眼することを前提としてい
る。しかし、コンタクトレンズの使用者にとって、一々
レンズを外して点眼し、再びレンズを装用するという作
業は煩雑であるばかりか、細菌感染の機会を増やすこと
になりかねない。また、場所によってはこのような作業
に適さず、点眼することができない場合も起こりうる。
さらに、強度近視者にはコンタクトレンズ装用者が多い
が、そのような人にとってレンズを外して点眼すること
は特に困難である。このように、コンタクトレンズ装用
者にとって、抗アレルギー薬を含有する点眼剤の点眼は
煩雑であることから、誤って装用したまま点眼してしま
う例さえある。また、点眼後、どの位時間を経れば涙液
中の抗アレルギー薬や添加剤などの濃度が低減し、レン
ズが装着可能になるかを確認し難いため、点眼後にレン
ズを再装着するタイミングを測ることが困難である。さ
らに、頻回交換レンズには、汚染防止の観点から、途中
ではずし、再装着することができない種類のレンズもあ
るが、このような場合には、点眼のタイミングが問題に
なる。
【0007】また、コンタクトレンズを装着した状態で
点眼すると、例えば、次のような事故(弊害)が起こる
可能性がある。有効成分や保存剤、界面活性剤などの
成分がレンズに吸着してレンズを汚染する。主として
有効成分がレンズ自体のサイズ(規格)を変化させる。
吸着の結果、有効成分の濃度が低下して有効性に影響
する。レンズ中に高度に成分濃度が蓄積し、逆に眼組
織に毒性を及ぼす。
【0008】トラニラストは既述のごとく優れた抗アレ
ルギー薬であり、点眼剤として既に使用されているが、
コンタクトレンズ装用中に用いることができる点眼剤は
未だ開発されていない。そのようなレンズ装用中に使用
しうる点眼剤を得ることができれば、GPCを初めとす
る眼科領域におけるアレルギー性疾患の予防及び治療に
大いに貢献すると考えられる。
【0009】しかし、前述の公報に記載の水溶液製剤
は、後述する試験例に記載のごとく、レンズに何らかの
作用を及ぼして直径を規格より大きくするという問題
や、配合されている塩化ベンザルコニウムや塩化ベンゼ
トニウムが、コンタクトレンズ、特にソフトコンタクト
レンズや酸素透過性コンタクトレンズに吸着しやすいた
めに角膜に対して毒性を表すという問題がある。従っ
て、これら既知の水溶液製剤を、そのままコンタクトレ
ンズ装用者に対するアレルギー点眼薬として用いること
はできなかった。また、これらのいずれにも、有効成分
であるトラニラスト自体のコンタクトレンズに対する影
響については記載されていない。従って、上記の問題を
回避し、どのようなコンタクトレンズであっても装用中
に適用できるアレルギー性結膜炎の治療に有用なトラニ
ラスト含有点眼剤の開発が求められていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、コンタク
トレンズ装用中に適用(使用)することができるトラニ
ラスト含有点眼剤を開発することを目的として鋭意検討
を重ねた結果、トラニラストは、ポリビニルピロリドン
の存在下でコンタクトレンズのサイズ変化をもたらすこ
とを見出した(試験例1参照)。このような現象はこれ
まで報告された例がなく、原因は未解明であるが、トラ
ニラストとPVPとの相互作用によると考えられる。ア
メリカ規格協会ANSI(American National Standards In
stitute)のコンタクトレンズについての規格 ANSI Z8
0.8(1986)のソフトコンタクトレンズのサイズの許容
幅0.5mmを参考にすると、試験前後のサイズの差が許
容範囲を超えており、使用者に違和感を与え、延いては
角膜損傷などの障害を起こす可能性がある。さらに、既
述のごとく、水性点眼剤の調製に必須の溶解補助剤や保
存剤の中には、レンズに吸着したり悪影響を及ぼすもの
があり、そのような作用を未然に防ぐ必要がある。従っ
て、トラニラストを含有し、コンタクトレンズ装用中に
使用できる点眼剤を調製するためには、上記の様々な問
題点を全て解決しなければならない。
【0011】本発明者らは、有効量のトラニラストを含
有し、かつコンタクトレンズに悪影響を及ぼさず安定で
安全なトラニラスト含有水溶液製剤を提供することを目
的として鋭意研究を重ねた結果、一定量の非イオン性界
面活性剤を配合すると、レンズに対する影響のない、安
全な点眼剤を得ることができることを見出した。即ち本
発明は、トラニラスト又はその薬理学的に許容される
塩、ポリビニルピロリドン、及び0.075〜1重量%
の非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とする、
コンタクトレンズ装着時に適用可能な点眼剤を提供する
ものである。
【0012】上記のように構成された本発明の点眼剤
は、安定に溶液状態を維持するトラニラスト水溶液製剤
であって、コンタクトレンズになんら影響を及ぼすこと
なく装用したままで適用可能な製剤として、広範なアレ
ルギー患者の予防又は治療に有用である。また、点眼剤
における媒質としては、眼科的に許容される任意のもの
を使用しうるが、水性媒質であることが好ましい。本発
明に用いるトラニラストの薬理学的に許容される塩は、
ナトリウム塩又はカリウム塩などである。トラニラスト
又はその薬理学的に許容される塩の本発明の点眼剤にお
ける有効量は0.1〜1.0%、好ましくは0.2〜0.5%の範囲
である。なお、本明細書中、各成分の含有率は重量%で
表されている。
【0013】本発明の点眼剤には、トラニラストの溶解
性を高め、水溶液中での安定性を維持するためにポリビ
ニルピロリドンを含有させる。ポリビニルピロリドンと
しては眼科的に許容できるものならいずれでもよいが、
製剤の粘度を考慮して適当な重合度のものを選択する。
好ましくは平均分子量約25000〜約120,000の範囲、より
好ましくは、約25000〜約40000の範囲のものが使用でき
る。具体的には、ポリビニルピロリドンK-25、ポリビニ
ルピロリドンK-30、ポリビニルピロリドンK-90などが使
用できる。点眼剤中には、重量%でトラニラストに対し
て4〜6倍、好ましくは5〜6倍用いることができる。
ポリビニルピロリドンは、トラニラストの溶解性を高
め、その水溶液中での安定化を確保する上で重要である
が、その共存下では、コンタクトレンズのサイズ変化を
起す。しかし、このような影響は、本発明の一定濃度の
非イオン性界面活性剤を含有する点眼剤中では回避され
る。
【0014】非イオン性界面活性剤としてはHLB10
〜16のものが適当であり、点眼剤として用いうるもの
から適宜選択されるが、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油20、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60等のポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート等のポリオキシエチレンソルビタン類が挙げら
れる。その中でもポリオキシエチレンソルビタン類が好
ましく、特にポリオキシエチレンソルビタンモノオレエ
ート(ポリソルベート80)が好ましい。非イオン性界面
活性剤の濃度は0.075〜1%、好ましくは0.10〜1.0%であ
る。トラニラストとポリビニルピロリドンを含有する水
溶液中におけるコンタクトレンズのサイズ変化を防止す
るためには、0.075%以上が好ましく、1%を越えると粘つ
きがあり、眼に適用した場合、不快感を与えるので好ま
しくない。従って、本発明の点眼剤中の非イオン性界面
活性剤の濃度は、0.10%以上1.0%未満であることがよ
り好ましく、0.10%を超え、1.0%未満であることがさ
らに好ましく、0.15〜0.95%程度であることが好まし
い。より一層好ましい範囲は0.2%〜0.90%である。
【0015】なお、本発明の目的に反しない限り、両性
界面活性剤をも含有していてもよい。そのような両性界
面活性剤の例として、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ラウリルカ
ルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタ
イン等が挙げられる。両性界面活性剤を含有する場合、
その濃度は0.001〜1%好ましくは0.05〜0.5%である。
【0016】塩基性物質としては、有機アミン、尿素及
びクレアチニン等が挙げられるが、これらに限定されな
い。有機アミンとしては、トロメタモール、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン等のアルカノールアミン、HEPES、1,4−ビス
(2−スルホエチル)ピペラジン、1,4−ビス(3−
スルホプロピル)ピペラジン、1,4−ビス(4−スル
ホブチル)ピペラジン等のスルホアルキルピペラジン、
N,N’−ビス(3−スルホプロピル)エチレンジアミ
ン等のスルホアルキルアルキレンジアミンなどが好まし
く、特にトロメタモールやモノエタノールアミンが好ま
しい。塩基性物質の濃度は0.01〜5.0%好ましくは0.1〜
4.0%である。
【0017】本発明の点眼剤は適当なpH調節剤で眼科
的に許容される範囲内に調節する必要がある。トラニラ
ストの溶解性や刺激性を考慮して、pHをpH5.0〜9.
0、好ましくは、6.5〜8.5の範囲に維持することが望ま
しい。即ち、pH5以下においては、トラニラストの溶
解性が不充分で刺激性がある。
【0018】また、本発明の点眼剤には、適当な保存剤
を含有させる。そのような保存剤は当該技術分野で既知
のものから選択されるが、コンタクトレンズ装用者が使
用することから、一定のものは、レンズへの吸着という
点で望ましくない。従って、本願発明の点眼剤には以下
から選択される保存剤が適当である。クロルヘキシンジ
ン及びその塩(例えばグルコン酸クロルヘキシジン)、
アルキルポリアミノエチルグリシン、ソルビン酸及びそ
の塩(例えば、ソルビン酸カリウム)、チメロサール、
パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチ
ル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸
ブチル、クロロブタノール、ベンジルアルコール、塩化
セチルピリジニウム、アルキル基の炭素数が12の塩化
ベンザルコニウム、第四級アンモニウムポリマーおよび
その塩、ビグアニド化合物及びその塩、等よりなる群か
ら1種又は2種以上を用いることができる。好ましく
は、クロルヘキシンジン及びその塩、ソルビン酸及びそ
の塩、アルキル基の炭素数が12の塩化ベンザルコニウ
ム、第四級アンモニウムポリマーおよびその塩、ビグア
ニド化合物及びその塩等である。例えば、第四級アンモ
ニウムポリマーおよびその塩は、塩化ポリドロニウム
(ポリクォーテリウム−1)、Glokill PQ(商品名、ロ
ーディア社製)、ユニセンスCP(商品名、ポリ (ジアリ
ルジメチルアンモニウムクロライド) 、センカ社製)、
WSCP(商品名、ポリ[ オキシエチレン(ジメチルイ
ミニオ)エチレンー(ジメチルイミニオ)エチレンジク
ロリド] を約60重量%含有、バックマン・ラボラトリー
ズ社製)、から入手できる。また、ビグアニド化合物又
はその塩は、コスモシルCQ(商品名、ポリヘキサメチ
レンビグアニド塩酸塩を約20重量%含有、ICI アメリカ
ズ社製)から入手できる。
【0019】保存剤の濃度はそれぞれの保存剤について
既知の濃度範囲で決定するとよい。例えば、グルコン酸
クロルヘキシジンの濃度は、0.0001〜0.02%好ましくは
0.001〜0.01%である。アルキルポリアミノエチルグリ
シンの濃度は、0.001〜0.2%好ましくは0.01〜0.1%
である。ソルビン酸、ソルビン酸カリウムの濃度は、0.
001〜0.2%好ましくは0.01〜0.1%である。チメロサー
ルの濃度は、0.001〜0.2%好ましくは0.01〜0.1%であ
る。パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エ
チル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香
酸ブチルの濃度は、0.001〜0.1%好ましくは0.01〜0.0
5%である。クロロブタノールの濃度は、0.001〜0.5%
好ましくは0.1〜0.2%である。ベンジルアルコールの
濃度は、0.001〜0.5%好ましくは0.1〜0.2%である。
塩化ポリドロニウムの濃度は、0.00001〜0.5%好ましく
は0.00001〜0.01%である。ポリヘキサメチレンビグア
ニド塩酸塩の濃度は0.00001%〜0.5%好ましくは0.0000
1%〜0.01%である。ポリ[オキシエチレン(ジメチルイ
ミニオ)エチレン−(ジメチルイミニオ)エチレンジク
ロリド]の濃度は、0.00001〜0.5%好ましくは、0.00001
%〜0.01%である。保存剤のコンタクトレンズへの吸着
を防止するためには、非イオン性界面活性剤は、前記し
た0.075〜1%が適当であり、0.10〜1.0%であることが
好ましい。
【0020】このように、本発明の点眼剤は上記の一定
のpH範囲内で、非イオン性界面活性剤及びポリビニル
ピロリドン、並びに所望により塩基性物質、及び保存剤
を、上記の濃度範囲で含有している。これら添加剤は、
この濃度範囲においては、光遮光下におけるトラニラス
ト又はその薬理学的に許容される塩の安定性には影響せ
ず、点眼剤としての刺激性、製剤的な安定性、包装容器
との相互作用もないので、トラニラスト又はその薬理学
的に許容される塩の配合成分としては最適である。
【0021】さらに、本発明の点眼剤には、本発明の目
的を達成し得ることを条件として、当該技術分野で既知
の等張化剤、pH調節剤、上記以外の保存剤、粘稠化
剤、溶解補助剤、安定化剤、溶解剤、キレート剤及び他
の有効成分を配合することができる。等張化剤として
は、例えば塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化ナトリ
ウム、グリセリン、D−マントール、アミノエチルスル
ホン酸、ブドウ糖等があげられる。
【0022】pH調節剤としては、塩酸、希塩酸、氷酢
酸、水酸化ナトリウム等があげられる。
【0023】粘稠化剤としては、デキストラン、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、カーボポール、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、メチル
セルロース、コンドロイチン硫酸ナトリウム、アガロー
ス、トラガント、キサンタンガム等があげられる。
【0024】溶解補助剤としては、尿素、エタノール、
プロピレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油60、ポリオキシエチレンヒマシ油、ステアリン酸ポリ
オキシル40、ポリソルベート80、マクロゴール4000、モ
ノエタノールアミン等がある。
【0025】安定化剤としては、亜硫酸水素ナトリウ
ム、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ピロ亜硫
酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム等があげられ
る。キレート剤としては、エデト酸ナトリウムとクエン
酸ナトリウム等があげられる。
【0026】溶解剤としては、滅菌精製水、注射用水及
び精製水等があげられる。また、他の薬効成分として
は、抗炎症剤、抗アレルギー剤、抗菌剤、抗生物質、ビ
タミン剤、角膜創傷治癒促進剤等があげられる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の内容を以下の実施例でさ
らに詳しく説明するが、本発明はその内容に限定される
ものではない。実施例1〜23 以下の表1、実施例1〜23に記載の処方でトラニラス
ト0.5%点眼薬を調製した(表1〜4)。 方法:各処方の成分を精製水に溶解し、全量が100mLに
なるように精製水を加える。さらに無菌環境下、調製し
た液を無菌ろ過した。これを洗浄滅菌済みのプラスチッ
ク製点眼容器に無菌充填後閉塞し澄明な点眼剤を得た。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】同様の方法で、非イオン性界面活性剤の濃
度が低い組成物(比較例1〜3)、トラニラスト不含の
組成物(比較例4)を調製した。
【表5】
【0033】試験例1 点眼剤の成分がコンタクトレン
ズのサイズに及ぼす影響 (1) 眼科的に許容されるコンタクトレンズのサイズ
変化の適否の判定は、アメリカ規格協会ANSI(American
National Standards Institute)のコンタクトレン
ズに関する規格に従った。即ち、ANSI Z80.8(1986)
では、ソフトコンタクトレンズのサイズ変化の許容幅を
0.5mmと定めている。よって、以下の試験では、試験
前後のサイズの差が0.5mm以内のものを適、0.5mmを
超えるものを不適とした。
【0034】(2)非イオン性界面活性剤含有点眼剤の
レンズサイズへの影響 ANSI280.8(1986)の試験方法に準じて試験を行っ
た。生理食塩水中でソフトコンタクトレンズのサイズを
測定した後、そのレンズを各試験溶液10mLに3分間
浸漬し、試験液から出して生理食塩水中で直ちに再度、
レンズのサイズを測定した。 使用レンズ:SUREVUE(Johnson & Johnson 社、
含水率58%のGroupIVレンズ) 試験液:実施例5、7〜11の組成物及び比較例2の組
成物 サイズの測定方法:万能投影機を用い、レンズの垂直交
差する2ヶ所の直径を生理食塩水中で測定。(n=1) 結果を表6に示す。
【0035】
【表6】 表6に記載の結果から、トラニラスト及びポリビニルピ
ロリドンとを含有する水性組成物は、0.05%の非イオン
性界面活性剤の存在下では、レンズサイズの拡大程度が
許容範囲を超える(比較例2)が、0.075%以上の非イ
オン性界面活性剤の存在下では、許容範囲内に抑制され
ることが分かる。この結果は、トラニラスト及びポリビ
ニルピロリドン含有組成物のコンタクトレンズサイズへ
の影響に対する非イオン性界面活性剤の抑制効果が、濃
度0.05%の場合に比較して、濃度0.075%の場合には飛躍
的に向上することを示している。なお、非イオン性界面
活性剤の濃度が1.0%の場合にも優れた効果が認められ
るが、1.0%を超えた濃度で非イオン性界面活性剤を含
有する組成物は、物理的な性質(粘性)に鑑みて、本発
明の点眼剤として不適であることから、この値を本発明
組成物中の非イオン性界面活性剤の濃度の上限値として
いる。
【0036】試験例2 トラニラストのコンタクトレン
ズへの吸着 試験液5mLを調製し、ソフトコンタクトレンズ5枚を
浸漬し、24時間後のレンズへの吸着を高速液体クロマト
グラフィーにより定量した。 使用レンズ:SCL−A(含水率43%のGroupI
レンズ) SCL−B(含水率55%のGroupIVレンズ) 試験液:実施例3の組成物 (GroupIレンズとは、含水率50%未満で非イオ
ン性材料からなるものを指し、GroupIVレンズと
は、含水率50%以上で、イオン性材料からなるものを
指す。) 結果を表7に示す。
【0037】
【表7】 上記の結果から、トラニラストはほとんどレンズに吸着
しないことが分かる。
【0038】試験例3 製剤中の保存剤のコンタクトレ
ンズへの吸着 試験液5mLにソフトコンタクトレンズ1枚を浸漬し、
24時間後の浸漬液中の保存剤(グルコン酸クロルヘキ
シジン、ソルビン酸カリウム、塩化ベンザルコニウム)
の含量を測定した。 使用レンズ:SCL−A(含水率43%のGroupI
レンズ) 試験液:実施例1〜6及び比較例1〜4の組成物。 定量法:高速液体クロマトグラフによるグルコン酸クロ
ルヘキシジン、ソルビン酸カリウム、塩化ベンザルコニ
ウムの定量。 試験の結果を表8に示す。
【0039】
【表8】 表に記載の通り、本願製剤の場合には、保存剤の吸着が
防止されている。
【0040】試験例4 製剤中の安定性 試験液5mLをプラスチック容器に充填し、室温で1週
間保存し、目視で性状を確認した。実施例1〜6のいず
れの液剤も澄明に維持され、異物を認めなかった。
【0041】
【発明の効果】有効成分としてのトラニラスト又はその
薬理学的に許容される塩を含有する本発明の点眼剤は、
コンタクトレンズ装着中においても、レンズに影響を及
ぼさず適用できるので、アレルギー性結膜炎等の様々な
眼科的な異常を有する患者に好都合であり、コンプライ
アンスを得ることが一層容易になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/16 A61K 47/16 47/18 47/18 47/20 47/20 47/22 47/22 47/32 47/32 47/34 47/34 A61P 27/14 A61P 27/14 (72)発明者 仁科 康子 大阪府大阪市生野区巽西1丁目8番1号 ロート製薬株式会社内 Fターム(参考) 4C076 AA12 BB24 CC03 DD07F DD09F DD37R DD41R DD45R DD49R DD65R EE16E EE16Q EE23F FF15 FF63 4C206 AA01 AA02 GA07 GA33 MA03 MA05 MA37 MA78 NA06 NA10 ZA33 ZB13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラニラスト又はその薬理学的に許容さ
    れる塩、ポリビニルピロリドン、及び0.075〜1重
    量%の非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とす
    る、コンタクトレンズ装着時に適用可能な点眼剤。
  2. 【請求項2】 非イオン性界面活性剤が、HLB10〜16
    の界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載の
    点眼剤。
  3. 【請求項3】 ポリビニルピロリドンが平均分子量25,0
    00〜120,000のポリビニルピロリドンから選択されるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の点眼剤。
  4. 【請求項4】 さらに塩基性物質をも含有する請求項1
    〜請求項3のいずれか1項に記載の点眼剤。
  5. 【請求項5】 塩基性物質が、有機アミン、尿素及びク
    レアチニンからなる群から選択されることを特徴とする
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の点眼剤。
  6. 【請求項6】 さらに、クロルヘキシンジン及びその
    塩、アルキルポリアミノエチルグリシン、ソルビン酸及
    びその塩、チメロサール、パラオキシ安息香酸メチル、
    パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピ
    ル、パラオキシ安息香酸ブチル、クロロブタノール、ベ
    ンジルアルコール、塩化セチルピリジニウム、炭素数1
    2のアルキル基を有する塩化ベンザルコニウム、第四級
    アンモニウムポリマーおよびその塩並びにビグアニド化
    合物及びその塩よりなる群から選ばれる少なくとも1種
    の保存剤を含有することを特徴とする請求項1〜請求項
    5のいずれか1項に記載の点眼剤。
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