JP2018115160A - 眼科組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
このような中、トラニラストを含む組成物における析出を改善しようとする技術が開発されつつある。
[1]
(A)トラニラスト及びその塩からなる群より選択される1種以上、
(B)ポリビニルピロリドン及びトロメタモールからなる群より選択される1種以上、並びに
(C)(C1)抗ヒスタミン剤、(C2)抗炎症剤、及び(C3)アミノ酸類からなる群より選択される1種以上の成分を含有し、
ナトリウムイオン濃度が250mM以下である、眼科組成物。
[2]
(A)トラニラスト及びその塩からなる群より選択される1種以上、
(B)ポリビニルピロリドン及びトロメタモールからなる群より選択される1種以上、並びに
(C)(C1)抗ヒスタミン剤、(C2)抗炎症剤、及び(C3)アミノ酸類からなる群より選択される1種以上の成分を含有し、
ナトリウムイオンの割合が、(A)成分1モルに対して25モル以下である、眼科組成物。
[3]
(C1)抗ヒスタミン剤が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C2)抗炎症剤が、プラノプロフェン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C3)アミノ酸類が、タウリン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含む、[1]又は[2]記載の眼科組成物。
[4]
(C)成分が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を少なくとも含む[1]〜[3]のいずれかに記載の眼科組成物。
[5]
(A)成分を0.01〜10w/v%含有する[1]〜[4]のいずれかに記載の眼科組成物。
[6]
(B)成分を0.005〜20w/v%含有する[1]〜[5]のいずれかに記載の眼科組成物。
[7]
(C)成分を0.001〜20w/v%含有する[1]〜[6]のいずれかに記載の眼科組成物。
[8]
(B)成分1質量部に対する(C)成分の割合が、0.005〜30質量部である[1]〜[7]のいずれかに記載の眼科組成物。
[9]
ナトリウムイオン濃度が200mM以下である[1]〜[8]のいずれかに記載の眼科組成物。
[10]
pHが5〜9である[1]〜[9]のいずれかに記載の眼科組成物。
[11]
(C1)抗ヒスタミン剤が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C2)抗炎症剤が、プラノプロフェン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C3)アミノ酸類が、タウリン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(A)成分の割合が0.1〜1w/v%であり、
(B)成分の割合が0.05〜5w/v%であり、
(C)成分の割合が0.01〜10w/v%であり、
ナトリウムイオン濃度が150mM以下であり、
pHが5.5〜8.5である、[1]〜[10]のいずれかに記載の眼科組成物。
[12]
(C1)抗ヒスタミン剤が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C2)抗炎症剤が、プラノプロフェン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C3)アミノ酸類が、タウリン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(A)成分の割合が0.1〜1w/v%であり、
(B)成分の割合が0.05〜5w/v%であり、
(C)成分の割合が0.01〜10w/v%であり、
ナトリウムイオンの割合が、(A)成分1モルに対して30モル以下(例えば、10モル以下)であり、
pHが5.5〜8.5である、[1]〜[11]のいずれかに記載の眼科組成物。
[13]
(C)成分が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上と、プラノプロフェン及びその塩からなる群より選択される1種以上とを含む[1]〜[12]のいずれかに記載の眼科組成物。
[14]
(C)成分が、マレイン酸クロルフェニラミンを0.01〜0.05w/v%含む[1]〜[13]のいずれかに記載の眼科組成物。
[15]
(B)成分がトロメタモールを含む[1]〜[14]のいずれかに記載の眼科組成物。
[16]
ナトリウムイオン濃度が40mM以下である[1]〜[15]のいずれかに記載の眼科組成物。
[17]
ナトリウムイオン濃度が20mM以下である[1]〜[16]のいずれかに記載の眼科組成物。
[18]
ナトリウムイオン濃度が10mM以下(例えば、0〜10mM)である[1]〜[17]のいずれかに記載の眼科組成物。
[19]
さらに、(D)清涼化剤を含有する眼科組成物であって、(B)成分がポリビニルピロリドンを含み、(D)成分がテルペノイドを含み、(B)成分の割合が3w/v%未満である[1]〜[18]のいずれかに記載の眼科組成物。
[20]
(B)成分の割合が2w/v%以下である[19]に記載の眼科組成物。
[21]
(D)成分がメントールを含み、(B)成分の割合が1.5w/v%以下である[19]又は[20]に記載の眼科組成物。
[22]
(C)成分が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含む[15]〜[21]のいずれかに記載の眼科組成物。
[23]
(A)トラニラスト及びその塩からなる群より選択される1種以上を含有する眼科組成物における析出を抑制する方法(溶解安定性を改善又は向上させる方法)であって、眼科組成物に、
(B)ポリビニルピロリドン及びトロメタモールからなる群より選択される1種以上、並びに
(C)(C1)抗ヒスタミン剤、(C2)抗炎症剤、及び(C3)アミノ酸類からなる群より選択される1種以上の成分を含有させ、かつ眼科組成物のナトリウムイオン濃度を250mM以下とするか又はナトリウムイオンの割合を(A)成分1モルに対して25モル以下とする、方法。
[24]
5℃以下での析出を抑制する[23]記載の方法。
すなわち、本発明において、トラニラストに対して組み合わせる(C)成分は、抗炎症剤などとして機能する有効成分である場合が多く、トラニラストと組み合わせても、互いの薬効を損なうこともない。さらに、(C)成分以外の有効成分を添加しても、析出抑制効果を損なうことなく、それぞれの薬効を有効に発揮させることもできる。
本発明の眼科組成物は、(A)トラニラスト及び/又はその塩、(B)ポリビニルピロリドン及び/又はトロメタモール、並びに(C)抗ヒスタミン剤、抗炎症剤及び/又はアミノ酸類を少なくとも含有する。
トラニラストの塩としては、薬学的又は生理学的に許容される塩であればよく、例えば、有機酸塩[例えば、モノカルボン酸塩(酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、酪酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩等)、多価カルボン酸塩(フマル酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、マロン酸塩等)、オキシカルボン酸塩(乳酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩等)、有機スルホン酸塩(メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、トシル酸塩等)]、無機酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩)、有機塩基との塩(例えば、メチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、ピペラジン、ピロリジン、トリピリジン、ピコリン等の有機アミンとの塩)、無機塩基との塩[例えば、アンモニウム塩;アルカリ金属(ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)、アルミニウム等の金属との塩]等が挙げられる。
ポリビニルピロリドン(PVP)は、ビニルピロリドン(N−ビニル−2−ピロリドン)を重合成分とする高分子である。
上記のような含有量とすることで、ポリビニルピロリドンを含む組成物(特に、後述の清涼化剤をさらに含む組成物)においても、優れた使用感(例えば、べたつき、しみ、異物感などが少ない使用感)を効率よく実現しうる。
(C1)抗ヒスタミン剤
抗ヒスタミン剤(以下、(C1)抗ヒスタミン剤、(C1)成分などということがある)としては、抗ヒスタミン作用を有する物質であれば、特に制限されず、例えば、クロルフェニラミン、エピナスチン、ケトチフェン、オロパタジン、レボカバスチン、イプロヘプチン及びそれらの塩が挙げられる。
なお、本明細書において、抗ヒスタミン剤には、通常、ジフェンヒドラミン及びその塩を含まないものであってもよい。換言すれば、抗ヒスタミン剤は、ジフェンヒドラミン及びその塩を含まない抗ヒスタミン剤であってもよい。このような場合、本発明の組成物は、抗ヒスタミン剤としてジフェンヒドラミン及びその塩を含まなければよく(すなわち、ジフェンヒドラミン及びその塩を含まない抗ヒスタミン剤を含んでいればよく)、任意成分として、ジフェンヒドラミン及びその塩を含んでいてもよい。
抗炎症剤(以下、(C2)抗炎症剤、(C2)成分などということがある)としては、抗炎症作用を有する物質であれば、特に制限されず、例えば、プラノプロフェン、インドメタシン、アラントイン、ベルベリン、アズレンスルホン酸、ジクロフェナク、ブロムフェナク、グリチルリチン酸、亜鉛、銀、トラネキサム酸、リゾチーム及びそれらの塩などが挙げられる。
アミノ酸類(以下、(C3)アミノ酸類、(C3)成分などということがある)には、例えば、アミノ酸又はその塩、及びアミノ酸類似体を包含し、分子内にアミノ基とカルボキシル基又はスルホン基を有する化合物又はその誘導体などが含まれる。
このようなコンドロイチン硫酸は、どのような構造を有するものであってもよい。例えば、コンドロイチン4硫酸(コンドロイチン硫酸A)、コンドロイチン6硫酸(コンドロイチン硫酸C)、N−アセチルグルコサミンの4位及び6位が硫酸化されたコンドロイチン硫酸Eなどが挙げられる。また、コンドロイチン硫酸は、動物から抽出されたものであってもよい。
本発明の組成物において、(C)成分は、(C1)成分、(C2)成分及び(C3)成分からなる群より選択される1種以上の成分を含んでいればよく、これらを組み合わせてもよい。例えば、(C1)成分と(C2)成分とを組み合わせてもよく、(C1)成分と(C3)成分とを組み合わせてもよく、(C1)成分と(C2)成分と(C3)成分とを組み合わせてもよい。
本発明の組成物は、(A)〜(C)成分の他に、さらに他の成分を含有していてもよい。本発明では、トラニラストに対して特定の成分を組み合わせている(さらにはナトリウムイオン濃度を特定濃度としている)ため、他の成分を含有させても、溶解安定性を担保できる場合が多い。
本発明の組成物は、清涼化剤(以下、(D)清涼化剤、(D)成分などということがある)を含んでいてもよい。
また、本発明の効果をより顕著に奏する観点等から、ユーカリ油も好ましい。
特に、清涼化剤(例えば、メントールなどのテルペノイド)は、前記(B)成分との組み合わせ(特に、所定割合でポリビニルピロリドンを含む(B)成分との組み合わせ)において、優れた使用感を実現しやすく、好適である。
本発明の組成物は、脂溶性抗酸化剤(以下、(E)脂溶性抗酸化剤、(E)成分などということがある)を含んでいてもよい。
本発明の組成物は、抗アレルギー剤(以下、(F)抗アレルギー剤、(F)成分などということがある)を含んでいてもよい。
本発明の組成物は、界面活性剤を含んでいてもよい。界面活性剤としては、例えば、非オン界面活性剤などが挙げられる。
本発明の組成物は、防腐剤を含んでいてもよい。
防腐剤としては、例えば、塩化ポリドロニウム、アルキルポリアミノエチルグリシン類(例えば、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンなど)、安息香酸ナトリウム、エタノール、第四級アンモニウム塩(例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなど)、グルコン酸クロルヘキシジン、クロロブタノール、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル(例えば、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなど)、硫酸オキシキノリン、フェネチルアルコール、ベンジルアルコール、ビグアニド化合物(例えば、塩酸ポリヘキサニドなど)、及びグローキル(ローディア社製)などが挙げられる。
本発明の組成物は、緩衝剤を含んでいてもよい。
緩衝剤としては、例えば、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤等が挙げられる。
pH調節剤としては、例えば、塩酸、硫酸、ポリリン酸、有機酸(プロピオン酸、シュウ酸、グルコン酸、フマル酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸など)、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジイソプロパノールアミンなどが挙げられる。
pH調整剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
等張化剤としては、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、グリセリン、及びプロピレングリコールなどが挙げられる。
等張化剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
本発明の眼科組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、増粘剤ないしは粘稠化剤を含むことができる。
増粘剤又は粘稠化剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
安定化剤としては、例えば、トロメタモール、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート(ロンガリット)、モノエタノールアミン、モノステアリン酸アルミニウム、及びモノステアリン酸グリセリンなどが挙げられる。
安定化剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
油分としては、スクワラン、精製ラノリンのような動物油、流動パラフィン、白色ワセリンのような鉱物油、ヒマシ油、ゴマ油のような植物油などが挙げられる。
油分は、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
糖類としては、単糖類、二糖類、具体的にはグルコース、マルトース、トレハロース、スクロース、シクロデキストリン、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなどが挙げられる。
糖類は、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
多価アルコールとしては、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、キシリトール、ジエチレングリコール、マンニトール、ソルビトール、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールは、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
無機塩類としては、例えば、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム(乾燥炭酸ナトリウムを含む)、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
中でも、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム(乾燥炭酸ナトリウムを含む)、硫酸マグネシウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムが好ましく、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムがより好ましく、塩化カリウム、塩化ナトリウムがさらに好ましい。
無機塩類は、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
水溶性の抗酸化剤としては、例えば、アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体(アスコルビン酸−2−硫酸2ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸−2−リン酸マグネシウム、アスコルビン酸−2−リン酸ナトリウムなど)、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、エデト酸又はその塩(エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナトリウムなど)などが挙げられる。
水溶性抗酸化剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。
充血除去剤としては、例えば、α−アドレナリン作動薬、具体的にはオキシメタゾリン、テトラヒドロゾリン、ナファゾリン、又はそれらの塩酸塩、硝酸塩などの塩等のイミダゾリン系充血除去剤、エピネフリン、塩酸エピネフリン、塩酸エフェドリン、塩酸フェニレフリン、塩酸メチルエフェドリン、酒石酸水素エピネフリンなどが挙げられる。これらはd体、l体又はdl体のいずれでもよい。
眼筋調節剤としては、例えば、アセチルコリンと類似した活性中心を有するコリンエステラーゼ阻害剤、具体的にはメチル硫酸ネオスチグミン、トロピカミド、ヘレニエン、及び硫酸アトロピンなどが挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、フラビンアデニンジヌクレオチド又はその塩(例えば、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム)、コバラミン又はその塩(例えば、シアノコバラミン、メチルコバラミン)、レチノール、その塩又はその誘導体(例えば、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール)、ピリドキシン又はその塩(例えば、塩酸ピリドキシン)、パンテノール、パントテン酸又はその塩(例えば、パントテン酸ナトリウム、パントテン酸カリウム、パントテン酸カルシウム、パントテン酸マグネシウム)、トコフェロール、その塩又はその誘導体(例えば、酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール)、ピリドキサール又はその塩(例えば、リン酸ピリドキサール)、アスコルビン酸又はその塩(例えばアスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カルシウム)などが挙げられる。
なお、本発明の組成物は、ピリドキシン及びその塩を含んでいなくてもよい。
抗菌剤又は殺菌剤としては、例えば、スルファメトキサゾール、スルフイソキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム、スルフイソキサゾールジエタノールアミン、スルフイソキサゾールモノエタノールアミン、スルフイソメゾールナトリウム、スルフイソミジンナトリウムのようなサルファ剤、アルキルポリアミノエチルグリシン、クロラムフェニコール、オフロキサシン、ノルフロキサシン、レボフロキサシン、及び塩酸ロメフロキサシンなどが挙げられる。
局所麻酔薬成分としては、例えば、塩酸プロカイン、塩酸リドカインなどが挙げられる。
無痛化剤としては、例えば、塩酸プロカインなどが挙げられる。
サルファ剤としては、例えば、スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム、スルフイソキサゾール、スルフイソミジンナトリウム等が挙げられる。
本発明の組成物は、基剤又は担体を含んでいてもよい。
このような基剤又は担体を含む組成物は、例えば、上記各成分を、薬学的に許容される基剤又は担体と混合することにより、例えば、第17改正日本薬局方解説書に記載の慣用の方法で調製できる。
本発明の組成物の性状は、特に限定されず、例えば、液体状、流動状、ゲル状、又は半固形状などの何れの性状であってもよい。また、用時調製により、液体状、流動状、ゲル状、又は半固形状になったものも含まれる。半固形状は、例えば、軟膏剤のように、力を加えることにより変形させ得る塑性を有する性状をいう。
本発明の組成物は、ナトリウムイオン(又はナトリウム)量が特定の範囲にあってもよい。このようなナトリウムイオン量と、前記特定の成分とを組み合わせることで、析出抑制効果や溶解安定性などの点でより有利にできる場合がある。
また、ナトリウム(イオン)量又は濃度は、組成物における量又は濃度を測定(直接的に測定)して得てもよく、組成物を構成する成分(原料)中のナトリウム(イオン)量又は濃度から組成物における量又は濃度を算出(間接的に測定)することにより得てもよい。なお、組成物又は原料中のナトリウム(イオン)量又は濃度は、慣用の方法又は装置(例えば、イオンクロマトグラフィー法など)で測定してもよい。
本発明の組成物のpHは、3以上(例えば、4以上)が好ましく、5以上(例えば、5.5以上)がより好ましく、6以上がさらに好ましい。また、10以下が好ましく、9以下がより好ましく、8.5以下がさらにより好ましい。
本発明では、上記のようなpHにおいても、本発明の効果(析出抑制効果など)を効率よく実現できる。
本発明の組成物の浸透圧比は、例えば、0.4以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、0.6以上がさらにより好ましい。また、5以下が好ましく、3以下がより好ましく、2以下がさらにより好ましい。
本発明の組成物の剤型(剤形、形状、構造)は特に限定されず、例えば、点眼剤(点眼液又は点眼薬ともいう。また、点眼剤にはコンタクトレンズ装用中に点眼可能な点眼剤を含む)、洗眼剤、眼軟膏(水溶性眼軟膏、油溶性眼軟膏)、コンタクトレンズ装着液、眼内注射剤(例えば、硝子体内注射剤)、コンタクトレンズ用液(洗浄液、保存液、消毒液、マルチパーパスソリューション、パッケージソリューション)、移植用の角膜等の摘出眼組織の保存剤、手術時潅流液などが挙げられる。点眼剤、洗眼剤、眼軟膏には、コンタクトレンズ装着時に使用するものも含まれる。
本発明の組成物は、容器に収容(充填、注入、封入)されていてもよい。
容器は、組成物(製剤)と接触する部分(面)を有する包装体であればよく、例えば、組成物(例えば、液状の組成物)を収容する容器本体部分、容器の抽出口を含む部分(ノズル、中栓)、吸い上げチューブ、キャップなどで構成されていてもよい。
本発明の組成物の対象疾患(用途)は、眼科用である限り、特に限定されるものではないが、例えば、アレルギー症状、異物感(コロコロする感じ等)、角膜ダメージ、角膜損傷、涙目(流涙症)などの緩和、改善、抑制、又は治療や、角膜バリア機能の亢進、正常化、角膜保護などに有用である。
本発明の組成物の使用方法(使用態様)は、その性状などに応じて適宜選択できる。
本実施形態に係る眼科組成物は、眼科組成物における、析出(白濁)を抑制できる(又は溶解安定性を向上又は改善できる)という効果を奏する。
したがって、本発明の一実施形態として、(A)トラニラスト及びその塩からなる群より選択される1種以上を含む眼科組成物に、(B)ポリビニルピロリドン及びトロメタモールからなる群より選択される1種以上、及び(C)(C1)抗ヒスタミン剤、(C2)抗炎症剤、及び(C3)アミノ酸類からなる群より選択される1種以上の成分を含有させることを含む、眼科組成物における析出(白濁)を抑制する方法(溶解安定性を改善又は向上させる方法)が提供される。
この方法では、さらに、眼科組成物のナトリウムイオン濃度を前記濃度(例えば、250mM以下)としてもよい。
また、本発明の一実施形態として、(A)トラニラスト及びその塩からなる群より選択される1種以上を含有する眼科組成物における析出(白濁)を抑制するための剤(又は溶解安定性を向上又は改善するための剤)であって、(B)ポリビニルピロリドン及びトロメタモールからなる群より選択される1種以上、及び(C)(C1)抗ヒスタミン剤、(C2)抗炎症剤、及び(C3)アミノ酸類からなる群より選択される1種以上の成分を含む剤が提供される。
なお、これらの方法及び剤において、析出抑制(溶解安定性の向上又は改善)効果を奏する温度は、眼科組成物の使用温度、例えば、室温又は常温程度(第17改正日本薬局方通則によると、それぞれ1〜30℃、15〜25℃)、比較的低温などであってもよく、特に限定されないが、特に、比較的低温における効果であってもよい。そのため、前記方法及び剤は、低温[例えば、10℃以下、好ましくは5℃以下、0℃以下など]において、析出を抑制(溶解安定性を向上又は改善)する方法及び剤であってもよい。
なお、上記各実施形態における、(A)〜(C)成分の種類及び含有量等、その他の成分の種類及び含有量等、眼科組成物の製剤形態及び用途等については、〔1.眼科組成物〕で説明したとおりである。
配合量(w/v%)/分子量×ナトリウム数(分子量あたり)×10000
下記表2に示す組成の水性眼科組成物(点眼剤)を調製し、次のようにして、析出を評価した。
また、下記表において、析出改善率は、下記式で表される値である。
=(試験例1Aの濁度−各試験例の濁度)/試験例1Aの濁度×100
試験例1Fの析出改善率(%)
=(試験例1Eの濁度−試験例1Fの濁度)/試験例1Eの濁度×100
下記表3に示す組成の水性眼科組成物(点眼剤)を調製し、次のようにして、析出を評価した。
サンプルチューブを1000rpmで10分間遠心分離処理し、蓄積した析出物の高さ(mm)を測定し、下記式で表される析出改善率を算出した。
[式中、Xは各試験例における析出物の高さ、Yは各試験例において成分(C)(この例ではマレイン酸クロルフェニラミン)を添加することなく、各成分濃度を同じにした試験例(ブランク)における析出物の高さを示す。]
試験例2において、調製した組成物の保管温度を−2℃から4℃に変更したこと以外は、試験例2と同様にして、析出改善率を算出した。
試験例2において、下記表5に示す組成の水性眼科組成物(点眼剤)を使用し、保管温度やナトリウムイオン濃度を適宜選択したこと以外は、試験例2と同様にして、析出改善率を算出した。
下記表6に示す組成の水性眼科組成物(点眼剤)を調製し、次のようにして、析出を評価した。
また、下記表において、析出改善率は、下記式で表される値である。
=(試験例B1の濁度−試験例B2の濁度)/試験例B1の濁度×100
例えば、上記試験例B1及びB2において、それぞれ、塩化ナトリウムの濃度を0.12(w/v%)から0.235(w/v%)にすることで、ナトリウムイオン濃度を40mM(トラニラスト1モルあたり2.6モル)としたこと以外は、同様にして室温における濁度を測定し、マレイン酸クロルフェニラミンを0.03(w/v%)の濃度で添加した場合の析出改善率を算出したところ、75.4%であった。
また、塩化ナトリウムを含有せず、ナトリウムイオン濃度を0mMとした場合も良好な析出改善が見られた。
試験例2及び3において、下記表7に示すように、各温度でマレイン酸クロルフェニラミンに加えて、プラノプロフェンを使用したこと以外は、試験例2及び3と同様にして、析出改善率を算出した。
下記表8に示す組成の水性眼科組成物(点眼剤)を調製し、次のようにして、官能試験を行った。
自覚症状アンケートは100点満点とし、値が大きい方が自覚症状が強いとした。また、値は5人の平均値である。
下記表10に示す組成の水性眼科組成物(点眼剤)を調製し、次のようにして、官能試験を行った。
1点:全くない
2点:少しある
3点:ある
4点:かなりある
5点:非常に強くある
試験例8と同様にして、前記表10のP〜Xの水性眼科組成物(点眼剤)について、「しみ」に関する官能試験を行った。
以下の表に記載の処方に従い、眼科組成物を調製した。なお、下記の表において、各成分の単位は(w/v%)である。
Claims (22)
- (A)トラニラスト及びその塩からなる群より選択される1種以上、
(B)ポリビニルピロリドン及びトロメタモールからなる群より選択される1種以上、並びに
(C)(C1)抗ヒスタミン剤、(C2)抗炎症剤、及び(C3)アミノ酸類からなる群より選択される1種以上の成分を含有し、
ナトリウムイオン濃度が250mM以下である、眼科組成物。 - (A)トラニラスト及びその塩からなる群より選択される1種以上、
(B)ポリビニルピロリドン及びトロメタモールからなる群より選択される1種以上、並びに
(C)(C1)抗ヒスタミン剤、(C2)抗炎症剤、及び(C3)アミノ酸類からなる群より選択される1種以上の成分を含有し、
ナトリウムイオンの割合が、(A)成分1モルに対して25モル以下である、眼科組成物。 - (C1)抗ヒスタミン剤が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C2)抗炎症剤が、プラノプロフェン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C3)アミノ酸類が、タウリン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含む、請求項1又は2記載の眼科組成物。 - (C)成分が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を少なくとも含む請求項1〜3のいずれかに記載の眼科組成物。
- (A)成分を0.01〜10w/v%含有する請求項1〜4のいずれかに記載の眼科組成物。
- (B)成分を0.005〜20w/v%含有する請求項1〜5のいずれかに記載の眼科組成物。
- (C)成分を0.001〜20w/v%含有する請求項1〜6のいずれかの記載の眼科組成物。
- (B)成分1質量部に対する(C)成分の割合が、0.005〜30質量部である請求項1〜7のいずれかに記載の眼科組成物。
- pHが5〜9である請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
- (C1)抗ヒスタミン剤が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C2)抗炎症剤が、プラノプロフェン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C3)アミノ酸類が、タウリン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(A)成分の割合が0.1〜1w/v%であり、
(B)成分の割合が0.05〜5w/v%であり、
(C)成分の割合が0.01〜10w/v%であり、
ナトリウムイオン濃度が150mM以下であり、
pHが5.5〜8.5である、請求項1〜9のいずれかに記載の眼科組成物。 - (C1)抗ヒスタミン剤が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C2)抗炎症剤が、プラノプロフェン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(C3)アミノ酸類が、タウリン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含み、
(A)成分の割合が0.1〜1w/v%であり、
(B)成分の割合が0.05〜5w/v%であり、
(C)成分の割合が0.01〜10w/v%であり、
ナトリウムイオンの割合が、(A)成分1モルに対して10モル以下であり、
pHが5.5〜8.5である、請求項1〜9のいずれかに記載の眼科組成物。 - (C)成分が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上と、プラノプロフェン及びその塩からなる群より選択される1種以上とを含む請求項1〜11のいずれかに記載の眼科組成物。
- (B)成分がトロメタモールを含む請求項1〜12のいずれかに記載の眼科組成物。
- ナトリウムイオン濃度が40mM以下である請求項1〜13のいずれかに記載の眼科組成物。
- ナトリウムイオン濃度が20mM以下である請求項1〜14のいずれかに記載の眼科組成物。
- ナトリウムイオン濃度が10mM以下である請求項1〜15のいずれかに記載の眼科組成物。
- さらに、(D)清涼化剤を含有する眼科組成物であって、(B)成分がポリビニルピロリドンを含み、(D)成分がテルペノイドを含み、(B)成分の割合が3w/v%未満である請求項1〜16のいずれかに記載の眼科組成物。
- (B)成分の割合が2w/v%以下である請求項17に記載の眼科組成物。
- (D)成分がメントールを含み、(B)成分の割合が1.5w/v%以下である請求項17又は18に記載の眼科組成物。
- (C)成分が、クロルフェニラミン及びその塩からなる群より選択される1種以上を含む請求項13〜19のいずれかに記載の眼科組成物。
- (A)トラニラスト及びその塩からなる群より選択される1種以上を含有する眼科組成物における析出を抑制する方法であって、眼科組成物に、
(B)ポリビニルピロリドン及びトロメタモールからなる群より選択される1種以上、並びに
(C)(C1)抗ヒスタミン剤、(C2)抗炎症剤、及び(C3)アミノ酸類からなる群より選択される1種以上の成分を含有させ、かつ眼科組成物のナトリウムイオン濃度を250mM以下とするか又はナトリウムイオンの割合を(A)成分1モルに対して25モル以下とする、方法。 - 5℃以下での析出を抑制する請求項21記載の方法。
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