JP2024007419A - コンタクトレンズ用眼科組成物 - Google Patents

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貴之 宮野
Takayuki Miyano
羽藍 蓬莱
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Abstract

【課題】コンタクトレンズ用眼科組成物を提供すること。【解決手段】 本発明は、(A)アミノ酸類、(B)水溶性ビタミン、(C)脂溶性ビタミン、及び、(D)抗ヒスタミン剤を含有する、コンタクトレンズ用眼科組成物に関する。【選択図】なし

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、コンタクトレンズ用眼科組成物に関する。
近年、生活様式の変化に伴って目の疲れを訴える人が増加している。目の疲れを引き起こす原因として、読書、注視作業、観察作業などの目の酷使や精神的緊張によるものが挙げられるが、近年では、多様なデジタルデバイスの普及に伴い、さらに増加してきたVDT(Visual Display Terminal)作業による目の疲れは増加している。これらの症状は毛様体筋が長時間の注視作業などにより過度の緊張状態に陥り、目の調節機能が低下することが要因となって起こると指摘されている。
従来、目の疲れを改善するための点眼液には、タウリンおよびメントールを配合した眼精疲労改善用点眼液(特許文献1)、カフェインを有効成分として配合した眼精疲労用点眼剤(特許文献2)などが開示されている。
一方、コンタクトレンズの装用によって、コントラスト感度が低下することが知られている。コントラスト感度とは、視機能評価軸の一つであり、明るさの微妙な違いを識別する能力を示す。コントラスト感度が低下すると、例えば、歩行中等においては路面と障害物のコントラストが認識し難く事故に繋がったり、スポーツ(特に球技)においてはボールと背景のコントラストが認識し難く、不都合が生じる場合もある。コンタクトレンズ装用者において、目の疲れや見えづらさの問題は、特に深刻である。
特開平9-40549 特開2000-247885
しかしながら、上記の課題に対して、充分に満足できる有用な薬剤が未だ存在しないのが現状である。
本発明の目的は、コンタクトレンズの装用によって引き起こされる目の疲れ、などの課題を軽減することが出来るコンタクトレンズ用眼科組成物を提供することである。
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意研究を重ねたところ、(A)アミノ酸類、(B)水溶性ビタミン、(C)脂溶性ビタミン、及び、(D)抗ヒスタミン剤を組み合わせたコンタクトレンズ用眼科組成物が、コンタクトレンズ装用時の目の疲れ、見えづらさ(見えにくさ)、かすみ目の軽減または予防に有用であることを見出した。本発明はこの知見に基づくものであり、以下の各発明を提供するものである。
[1](A)アミノ酸類、(B)水溶性ビタミン、(C)脂溶性ビタミン、及び、(D)抗ヒスタミン剤を含有する、コンタクトレンズ用眼科組成物。
[2](A)成分がアミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム、及び、コンドロイチン硫酸ナトリウムからなる群より選択される1種以上を含む、[1]に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
[3](B)成分が塩酸ピリドキシン、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、及び、シアノコバラミンからなる群より選択される1種以上を含む、[1]又は[2]に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
[4](C)成分が酢酸トコフェロールを含む、[1]~[3]のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
[5](D)成分がマレイン酸クロルフェニラミンを含む、[1]~[4]のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
[6]さらに、(E)メチル硫酸ネオスチグミンを含有する、[1]~[5]のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
[7]さらに、(E)単糖類を含有する、[1]~[6]のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
[8]コンタクトレンズがソフトコンタクトレンズである、[1]~[7]のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
本発明のコンタクトレンズ用眼科組成物は、(A)アミノ酸類、(B)水溶性ビタミン、(C)脂溶性ビタミン、及び、(D)抗ヒスタミン剤を含有しているため、コンタクトレンズの装用に伴って発生する目の疲れ、見えづらさを改善することが出来る。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本明細書において、特に記載のない限り、含有量の単位「%」は「w/v%」を意味し、「g/100mL」と同義である。本明細書において、特に記載のない限り、略号「POE」はポリオキシエチレンを意味し、略号「POP」はポリオキシプロピレンを意味する。
〔1.コンタクトレンズ用眼科組成物〕
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、(A)アミノ酸類(単に「(A)成分」とも表記する。)、(B)水溶性ビタミン(単に「(B)成分」とも表記する。)、(C)脂溶性ビタミン(単に「(C)成分」とも表記する。)及び(D)抗ヒスタミン剤(単に「(D)成分」とも表記する。)を含有する。
<(A)成分>
(A)アミノ酸類は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。
アミノ酸類としては、例えば、アミノエチルスルホン酸又はその塩、L-アスパラギン酸又はその塩(例えば、L-アスパラギン酸カリウム、L-アスパラギン酸ナトリウム、L-アスパラギン酸マグネシウム、L-アスパラギン酸カルシウム、L-アスパラギン酸マグネシウム・カリウム(L-アスパラギン酸マグネシウムとL-アスパラギン酸カリウムとの等量混合物))、コンドロイチン硫酸又はその塩、L-アルギニン、グルタミン酸、グリシン、アラニン、リジン、γ-アミノ酪酸、γ-アミノ吉草酸、トリメチルグリシン及びそれらの塩等が挙げられる。アミノ酸類は、市販のものを用いることもできる。アミノ酸類としては、L体、D体、DL体のいずれであってもよく、L-アスパラギン酸カリウム、L-アスパラギン酸マグネシウム及びL-アスパラギン酸マグネシウム・カリウム等量混合物等が例示される。アミノ酸類の中でも、本発明による効果をより一層高める観点から、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸、コンドロイチン硫酸及びそれらの塩が好ましく、アミノエチルスルホン酸が特に好ましい。
アミノ酸類は、本発明の効果をより顕著に奏する観点から、いずれか1種以上を含有することが好ましく、2種以上を含有することがより好ましく、3種以上を含有することがさらに好ましい。
中でもアミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸及びその塩、コンドロイチン硫酸及びその塩からなる群より選ばれる化合物の2種以上を含有することが好ましく、アミノエチルスルホン酸を含んで2種以上を含有することがより好ましく、アミノエチルスルホン酸、並びに、コンドロイチン硫酸及びその塩を含有することがさらに好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物におけるアミノ酸類の含有量は、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として0.01w/v%~3w/v%が好ましく、0.1w/v%~2.5w/v%がより好ましく、0.5w/v%~2w/v%がさらに好ましい。
アミノ酸類が、アミノエチルスルホン酸を含む場合におけるアミノエチルスルホン酸の含有量は、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として0.1~2w/v%が好ましく、0.5~1.5w/v%がより好ましく、1w/v%がさらに好ましい。
<(B)成分>
(B)水溶性ビタミン及びその塩は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。(B)成分は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
水溶性ビタミンは、例えば、ビタミンC及びビタミンB群が挙げられる。ビタミンB群としては、例えば、ビタミンB1、ビタミンB2(フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム)、ナイアシン(ニコチン酸及びニコチン酸アミド)、パントテン酸、パンテノール、ビタミンB6(ピリドキシン、ピリドキサール及びピリドキサミン)、ビオチン、葉酸及びビタミンB12(シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、メチルコバラミン及びアデノシルコバラミン)が挙げられる。水溶性ビタミンは、塩の形態であってもよく、塩酸ピリドキシン、パントテン酸カルシウム及びパントテン酸ナトリウムが例示される。本発明の効果をより顕著に奏する観点から、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、パンテノール、パントテン酸カルシウム又はパントテン酸ナトリウムが好適であり、塩酸ピリドキシン又はパンテノールが特に好適である。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における水溶性ビタミンの含有量は特に限定されず、水溶性ビタミンの種類等に応じて適宜設定される。水溶性ビタミンの含有量としては、本発明の効果をより顕著に奏する観点から、例えば、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、水溶性ビタミンの総含有量が、0.001~0.5w/v%であることが好ましく、0.003~0.3w/v%であることがより好ましく、0.005~0.2w/v%であることが更に好ましく、0.01~0.1w/v%であることが特に好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における、(A)成分に対する(B)成分の含有比率は特に限定されず、(A)成分及び(B)成分の種類、他の配合成分の種類及び含有量、コンタクトレンズ用眼科組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。(A)成分に対する(B)成分の含有比率としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物に含まれる(A)成分の総含有量1質量部に対して、(B)成分の総含有量が、0.0005~1質量部であることが好ましく、0.001~0.5質量部であることがより好ましく、0.01~0.2質量部であることが更に好ましく、0.03~0.1質量部であることが更により好ましい。
<(C)成分>
(C)脂溶性ビタミン及びその塩は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。(C)成分は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
脂溶性ビタミン類として、具体的には、例えば、ビタミンE類、ビタミンA類及びこれらの誘導体、並びにこれらの塩が挙げられる。
ビタミンE類としては、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。ビタミンE類として、具体的には、例えば、トコフェロール、トコトリエノール及びこれらの誘導体、並びにこれらの塩が挙げられる。トコフェロール及びトコトリエノールは、α-、β-、γ-、及びδ-のいずれであってもよく、またd体及びdl体のいずれであってもよい。これらの塩としては、例えば、有機酸塩(乳酸塩、酢酸塩、酪酸塩、トリフルオロ酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、トシル酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩等)、無機塩類(例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩等)、有機塩基との塩(例えば、メチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、ピペラジン、ピロリジン、アミノ酸、トリピリジン、ピコリンなどの有機アミンとの塩等)、無機塩基との塩(例えば、アンモニウム塩、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属、アルミニウムなどの金属との塩等)が挙げられる。これらの誘導体としては、例えば、酢酸エステル、ニコチン酸エステル、コハク酸エステル、リノレン酸エステル等のエステルが挙げられる。ビタミンE類は、天然品、合成品のいずれであってもよい。
ビタミンE類として、より具体的には、例えば、d-α-トコフェロール、dl-α-トコフェロール等のα-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロール、ビタミンE酢酸エステル(例えば、酢酸トコフェロール)、ビタミンEニコチン酸エステル、ビタミンEコハク酸エステル、ビタミンEリノレン酸エステル等が挙げられる。これらの中でも酢酸トコフェロール(例えば、酢酸d-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール等)が好ましい。
これらのビタミンE類は、1種単独で用いてもよく、2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
ビタミンA類としては、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。ビタミンA類として、例えば、ビタミンA、ビタミンAを含有する混合物(例えば、ビタミンA油)、ビタミンA活性を有する誘導体が挙げられる。なお、ビタミンA油とは、レチノールを含有する水産動物の組織等から得られる脂肪油、若しくはその濃縮物、又はそれらに植物油を適宜添加したものである。ビタミンA類として、具体的には、例えば、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピン、及びこれらの誘導体、並びにこれらの塩(例えば、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等)が挙げられる。中でも酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールが好ましい。ビタミンA類は、天然品、合成品のいずれであってもよい。
ビタミンA類としては、例えば、0.550μgがビタミンA 1IUである、DSM社製のレチノールパルミチン酸エステル等を挙げることができる。なお、IUとは、第十八改正日本薬局方ビタミンA定量法等に記載の手法により求められる国際単位を意味する。
これらのビタミンA類は、1種単独で用いてもよく、2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における、脂溶性ビタミンの含有量は特に限定されず、脂溶性ビタミンの種類等に応じて適宜設定される。脂溶性ビタミンの含有量としては、本発明の効果をより顕著に奏する観点から、例えば、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、脂溶性ビタミンの総含有量が、0.001~0.1w/v%であることが好ましく、0.01~0.08w/v%であることがより好ましく、0.03~0.05w/v%であることがさらに好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における、(A)成分に対する(C)成分の含有比率は特に限定されず、(A)成分及び(C)成分の種類、他の配合成分の種類及び含有量、コンタクトレンズ用眼科組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。(A)成分に対する(C)成分の含有比率としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物に含まれる(A)成分の総含有量1質量部に対して、(C)成分の総含有量が、0.0005~0.5質量部であることが好ましく、0.001~0.2質量部であることがより好ましく、0.005~0.1質量部であることが更に好ましく、0.01~0.05質量部であることが更により好ましい。
<(D)成分>
(D)抗ヒスタミン剤は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。(D)成分は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
抗ヒスタミン剤の具体例としては、クロルフェニラミン、イプロヘプチン、ジフェンヒドラミン、ケトチフェン、オロパタジン、レボカバスチン、及びそれらの塩が挙げられる。抗ヒスタミン剤としては、クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、及びそれらの塩が好ましく、マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸ジフェンヒドラミンがより好ましく、マレイン酸クロルフェニラミンが更に好ましい。
抗ヒスタミン剤は、市販されているものを使用してもよい。抗ヒスタミン剤は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における、抗ヒスタミン剤の含有量は特に限定されず、抗ヒスタミン剤の種類等に応じて適宜設定される。(D)抗ヒスタミン剤の含有量としては、本発明の効果をより顕著に奏する観点から、例えば、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、抗ヒスタミン剤の総含有量は、0.001~0.1w/v%であることが好ましく、0.01~0.05w/v%であることがより好ましく、0.02~0.03w/v%であることがさらに好ましく、0.02w/v%であることが特に好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における、(A)成分に対する(D)成分の含有比率は特に限定されず、(A)成分及び(D)成分の種類、他の配合成分の種類及び含有量、コンタクトレンズ用眼科組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。(A)成分に対する(D)成分の含有比率としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物に含まれる(A)成分の総含有量1質量部に対して、(D)成分の総含有量が、0.0005~0.5質量部であることが好ましく、0.001~0.1質量部であることがより好ましく、0.005~0.05質量部であることが更に好ましく、0.01~0.02質量部であることが更により好ましい。
<(E)成分>
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、(E)メチル硫酸ネオスチグミン(以下、単に「(E)成分」とも表記する。)を更に含んでいることが好ましい。(E)成分を更に含むことによって、本発明による効果がより顕著に奏される。
メチル硫酸ネオスチグミンは、市販されているものを使用してもよい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物において(E)メチル硫酸ネオスチグミンを用いる場合の含有量は、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、0.001~0.01w/v%であることが好ましく、0.004~0.005w/v%であることがより好ましく、0.005w/v%であることがさらに好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における、(A)成分に対する(E)成分の含有比率は特に限定されず、(A)成分及び(E)成分の種類、他の配合成分の種類及び含有量、コンタクトレンズ用眼科組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。(A)成分に対する(E)成分の含有比率としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物に含まれる(A)成分の総含有量1質量部に対して、(E)成分の総含有量が、0.00005~0.1質量部であることが好ましく、0.0001~0.05質量部であることがより好ましく、0.0005~0.01質量部であることが更に好ましく、0.001~0.005質量部であることが更により好ましい。
<(F)成分>
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、(F)単糖類(以下、単に「(F)成分」とも表記する。)を更に含んでいることが好ましい。(F)成分を更に含むことによって、本発明による効果がより顕著に奏される。
単糖類としては、例えば、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトースが挙げられ、好ましくはブドウ糖である。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物において(F)単糖類を用いる場合の総含有量は、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、0.00001~0.1w/v%であることが好ましく、0.00005~0.05w/v%であることがより好ましく、0.0001~0.01w/v%であることが更に好ましく、0.0005~0.005w/v%であることが特に好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における、(A)成分に対する(F)成分の含有比率は特に限定されず、(A)成分及び(F)成分の種類、他の配合成分の種類及び含有量、コンタクトレンズ用眼科組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。(A)成分に対する(F)成分の含有比率としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物に含まれる(A)成分の総含有量1質量部に対して、(F)成分の総含有量が、0.0001~0.1質量部であることが好ましく、0.0005~0.05質量部であることがより好ましく、0.0005~0.01質量部であることが更に好ましく、0.0005~0.005質量部であることが更により好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、本発明による効果をより一層高める観点から、更に緩衝剤を含有することが好ましい。緩衝剤としては、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。このような緩衝剤としては、例えば、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤、トリス緩衝剤が挙げられる。
ホウ酸緩衝剤としては、ホウ酸又はその塩(ホウ酸アルカリ金属塩、ホウ酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。リン酸緩衝剤としては、リン酸又はその塩(リン酸アルカリ金属塩、リン酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。炭酸緩衝剤としては、炭酸又はその塩(炭酸アルカリ金属塩、炭酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。クエン酸緩衝剤としては、クエン酸又はその塩(クエン酸アルカリ金属塩、クエン酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。酢酸緩衝剤としては、酢酸又はその塩(酢酸アルカリ金属塩、酢酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。トリス緩衝剤としては、トロメタモール又はその塩等が挙げられる。また、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝又は酢酸緩衝剤として、ホウ酸塩、リン酸塩、炭酸塩、クエン酸塩又は酢酸塩の水和物を用いてもよい。より具体的な例として、ホウ酸緩衝剤として、ホウ酸又はその塩(ホウ酸ナトリウム、テトラホウ酸カリウム、メタホウ酸カリウム、ホウ酸アンモニウム、ホウ砂等);リン酸緩衝剤として、リン酸又はその塩(リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム等);炭酸緩衝剤として、炭酸又はその塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素カリウム、炭酸マグネシウム等);クエン酸緩衝剤として、クエン酸又はその塩(クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸カルシウム、クエン酸二水素ナトリウム、クエン酸二ナトリウム等);酢酸緩衝剤として、酢酸又はその塩(酢酸アンモニウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸ナトリウム等)などが例示できる。これらの緩衝剤の中でも、ホウ酸緩衝剤(例えば、ホウ酸とホウ砂の組合せ等)、リン酸緩衝剤(例えば、リン酸水素二ナトリウムとリン酸二水素ナトリウムの組合せ等)が好ましく、ホウ酸緩衝剤がより好ましい。
緩衝剤は、市販のものを用いることもできる。緩衝剤は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
緩衝剤を含有する場合、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における緩衝剤の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、緩衝剤の総含有量が、0.001~10w/v%であることが好ましく、0.005~5w/v%であることがより好ましく、0.01~3w/v%であることが更に好ましく、0.1~2w/v%であることが更により好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、本発明による効果をより一層高める観点から、更に増粘剤を含有することが好ましい。増粘剤としては、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。このような増粘剤としては、例えば、セルロース系高分子化合物(例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等)、ビニル系高分子化合物(ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等)、カルボキシビニルポリマー、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、アラビアゴム、カラヤガム、キサンタンガム、寒天、アルギン酸及びその塩(ナトリウム塩等)、(A)成分以外のムコ多糖類(例えば、ヘパリン類似物質、ヘパリン、ヘパリン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリノイド、ヒアルロン酸及びその塩(ナトリウム塩等))、デンプン、キチン及びその誘導体、キトサン及びその誘導体、カラギーナン等が挙げられる。
これらの増粘剤の中でも、ビニル系高分子化合物、セルロース系高分子化合物、(A)成分以外のムコ多糖が好ましく、ビニル系高分子化合物がより好ましく、ポリビニルピロリドンがさらに好ましい。
増粘剤は、市販のものを用いることもできる。増粘剤は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
増粘剤を含有する場合、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における増粘剤の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、増粘剤の総含有量が、0.001~5w/v%であることが好ましく、0.005~3w/v%であることがより好ましく、0.01~1w/v%であることが更に好ましく、0.01~0.5w/v%であることが更により好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、本発明による効果をより一層高める観点から、更にテルペノイドを含有することが好ましい。テルペノイドとしては、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。このようなテルペノイドとしては、例えば、メントール、メントン、カンフル、ボルネオール、ゲラニオール、シネオール、シトロネロール、カルボン、アネトール、オイゲノール、リモネン、リナロール、酢酸リナリル、これらの誘導体等が挙げられる。これらの化合物はD体、L体又はDL体のいずれでもよい。また、本発明において、テルペノイドとして、上記化合物を含有する精油を使用してもよい。このような精油としては、例えば、ユーカリ油、ベルガモット油、ペパーミント油、クールミント油、スペアミント油、ハッカ油、ウイキョウ油、ケイヒ油、ローズ油等が挙げられる。これらのテルペノイドは、1種単独で使用してもよく、又は2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
これらのテルペノイドの中でも、メントール、カンフル、ボルネオール等が好ましく、これらを含有する好ましい精油としてクールミント油、ペパーミント油、ハッカ油、樟脳油等が例示される。メントールがより好ましい。
テルペノイドは、市販のものを用いることもできる。テルペノイドは、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
テルペノイドを含有する場合、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物におけるテルペノイドの含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、テルペノイドの総含有量が、0.00005~1w/v%であることが好ましく、0.0001~0.5w/v%であることがより好ましく、0.001~0.1w/v%であることが更に好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、本発明による効果をより一層高める観点から、更に非イオン界面活性剤を含有することが好ましい。
非イオン界面活性剤の具体例としては、例えば、モノラウリン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノパルミチン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート40)、モノステアリン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート60)、トリステアリン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート65)、モノオレイン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート80)等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類;POE(5)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油5)、POE(10)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油10)、POE(20)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油20)、POE(30)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油30)、POE(40)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40)、POE(60)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60)、POE(80)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油80)、POE(100)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油100)等のPOE硬化ヒマシ油;POE(3)ヒマシ油(ポリオキシエチレンヒマシ油3)、POE(10)ヒマシ油(ポリオキシエチレンヒマシ油10)、POE(35)ヒマシ油(ポリオキシエチレンヒマシ油35)、POE(70)ヒマシ油(ポリオキシエチレンヒマシ油70)等のPOEヒマシ油;POE(9)ラウリルエーテル等のPOEアルキルエーテル;POE(20)POP(4)セチルエーテル等のPOE-POPアルキルエーテル;POE(20)POP(20)グリコール(プルロニックL44)、POE(42)POP(67)グリコール(ポロクサマー403、プルロニックP123)、POE(54)POP(39)グリコール(ポロクサマー235、プルロニックP85)、POE(120)POP(40)グリコール(プルロニックF87)、POE(160)POP(30)グリコール(ポロクサマー188、プルロニックF68)、POE(196)POP(67)グリコール(ポロクサマー407、プルロニックF127)、POE(200)POP(70)グリコール等のPOE・POPグリコール;ステアリン酸ポリオキシル10、ステアリン酸ポリオキシル40等のモノステアリン酸ポリエチレングリコール等が挙げられる。なお、上記で例示する化合物において、括弧内の数字は付加モル数を示す。
非イオン界面活性剤としては、POEソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、POE・POPグリコールが好ましく、POEソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、POE・POPグリコールがより好ましく、POEソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が更に好ましく、ポリソルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60が更により好ましく、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60が特に好ましい。
非イオン界面活性剤としてPOE・POPグリコールを使用する場合には、POE(42)POP(67)グリコール、POE(120)POP(40)グリコール、POE(160)POP(30)グリコール、POE(196)POP(67)グリコール、POE(200)POP(70)グリコールが好ましく、POE(42)POP(67)グリコール、POE(196)POP(67)グリコールがより好ましく、POE(196)POP(67)グリコールが更に好ましい。
非イオン界面活性剤は、市販のものを用いることもできる。非イオン界面活性剤は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物における非イオン界面活性剤の含有量は特に限定されず、非イオン界面活性剤の種類、他の配合成分の種類及び含有量、コンタクトレンズ用眼科組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。非イオン界面活性剤の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、非イオン界面活性剤の総含有量が、0.0001~10w/v%であることが好ましく、0.001~5w/v%であることがより好ましく、0.005~1w/v%であることが更に好ましく、0.01~0.5w/v%であることが更により好ましく、0.01~0.1w/v%であることがより特に好ましく、0.01~0.05w/v%であることが特により好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、本発明による効果をより一層高める観点から、更にキレート剤を含有することが好ましい。
キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン二酢酸(EDDA)、エチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)、N-(2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、及びエチドロン酸等が挙げられる。キレート剤として、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、エチレンジアミン四酢酸が好ましい。
キレート剤は、市販のものを用いることもできる。キレート剤は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物におけるキレート剤の含有量は特に限定されず、キレート剤の種類、他の配合成分の種類及び含有量、コンタクトレンズ用眼科組成物の用途及び製剤形態等に応じて適宜設定される。キレート剤の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量を基準として、キレート剤の総含有量が、0.001~1w/v%であることが好ましく、0.005~0.5w/v%であることがより好ましく、0.01~0.2w/v%であることが更に好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物のpHは、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容される範囲内であれば、特に限定されるものではない。本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物のpHとしては、例えば、4.0~9.5であってよく、4.5~9.0であることが好ましく、5.0~8.5であることがより好ましく、5.5~8.0であることが更に好ましく、6.0~7.5であることが更により好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、必要に応じて、生体に許容される範囲内の浸透圧比に調節することができる。適切な浸透圧比は適用部位、剤型等により異なるが、例えば、0.4~5.0とすることができ、0.6~3.0とすることが好ましく、0.7~2.0とすることがより好ましい。浸透圧の調整は無機塩類、多価アルコール等を用いて、当該技術分野で既知の方法で行うことができる。浸透圧比は、第十八改正日本薬局方に基づき、286mOsm(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液の浸透圧)に対する試料の浸透圧の比とし、浸透圧は日本薬局方記載の浸透圧測定法(凝固点降下法)を参考にして測定する。なお、浸透圧比測定用標準液(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液)は、塩化ナトリウム(日本薬局方標準試薬)を500~650℃で40~50分間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)中で放冷し、その0.900gを正確に量り、精製水に溶かし正確に100mLとして調製するか、市販の浸透圧比測定用標準液(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液)を用いることができる。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物の粘度は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容される範囲内であれば、特に限定されるものではない。本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物の粘度としては、例えば、回転粘度計(RE550型粘度計、東産業社製、ローター;1°34’×R24)で測定した20℃における粘度が0.01~10000mPa・sであることが好ましく、0.05~8000mPa・sであることがより好ましく、0.1~1000mPa・sであることが更に好ましく、1~100mPa・sであることが更により好ましく、1~10mPa・sであることが特に好ましく、1~5mPa・sであることがより特に好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、本発明の効果を損なわない範囲であれば、さらに種々の薬理活性成分及び生理活性成分から選択される成分を組み合わせて適当量含有していてもよい。当該成分は特に制限されず、例えば、一般用医薬品製造販売承認基準2012年版(一般社団法人 レギュラトリーサイエンス学会 監修)に記載された眼科用薬における有効成分が例示できる。眼科用薬において用いられる成分として、具体的には、例えば、次のような成分が挙げられる。
抗アレルギー剤:例えば、クロモグリク酸ナトリウム、トラニラスト、ペミロラストカリウム等。
ステロイド剤:例えば、プロピオン酸フルチカゾン、フランカルボン酸フルチカゾン、フランカルボン酸モメタゾン、プロピオン酸ベクロメタゾン、フルニソリド等。
消炎剤:例えば、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸二カリウム、プラノプロフェン、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、アラントイン、トラネキサム酸、ε-アミノカプロン酸、ベルベリン、アズレンスルホン酸ナトリウム、塩化リゾチーム、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛、甘草等。
充血除去剤:塩酸テトラヒドロゾリン、硝酸テトラヒドロゾリン、塩酸ナファゾリン、硝酸ナファゾリン、エピネフリン、塩酸エピネフリン、塩酸エフェドリン、塩酸フェニレフリン、dl-塩酸メチルエフェドリン等。
無機塩類:例えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム等の金属の塩化物、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム等の金属の硫酸塩等。
収斂剤:例えば、亜鉛華、乳酸亜鉛、硫酸亜鉛等。
局所麻酔剤:例えば、リドカイン、プロカイン等。
その他:レバミピド等。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、その用途及び製剤形態に応じて、常法に従い、様々な添加物を適宜選択し、1種又はそれ以上を併用して適当量含有させてもよい。このような添加物として、例えば、医薬品添加物事典2007(日本医薬品添加剤協会編集)に記載された各種添加物が例示できる。代表的な成分として次の添加物が挙げられる。
担体:例えば、水、含水エタノール等の水性溶媒。
基剤:例えば、オクチルドデカノール、酸化チタン、臭化カリウム、プラスチベース、流動パラフィン、軽質流動パラフィン、精製ラノリン、白色ワセリン等。
多価アルコール:例えば、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール(400、4000、6000等)等。
pH調節剤:塩酸、酢酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等。
糖類:例えば、二糖類、具体的にはマルトース、トレハロース、スクロース、シクロデキストリン、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなど。
安定化剤:ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート(ロンガリット)、亜硫酸水素ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、モノステアリン酸アルミニウム、モノステアリン酸グリセリン、シクロデキストリン等。
防腐剤:アルキルポリアミノエチルグリシン類、塩化ベンゼトニウム、塩化ポリドロニウム、安息香酸ナトリウム、エタノール、クロロブタノール、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、硫酸オキシキノリン、フェネチルアルコール、ベンジルアルコール、ビグアニド化合物(具体的には、ポリヘキサメチレンビグアニド又はその塩酸塩など)、塩化ポリドロニウム、グローキル(ローディア社製 商品名)等。
陰イオン界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、N-アシルタウリン塩等。
両性界面活性剤:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、例えば、(A)成分~(D)成分、及び必要に応じて他の含有成分を所望の含有量となるように添加及び混和することにより調製することができる。具体的には、例えば、精製水で上記成分を溶解又は懸濁させ、所定のpH及び浸透圧に調整し、濾過滅菌等により滅菌処理することで調製できる。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、目的に応じて種々の剤型をとることができ、例えば、液剤、ゲル剤、半固形剤(軟膏等)等が挙げられる。これらの中でも、液剤が好ましい。また、液剤の中でも水性液剤が好ましい。本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物を水性液剤にする場合、コンタクトレンズ用眼科組成物の総量に対して、例えば、水の含有量が50w/v%以上であり、70w/v%以上であることが好ましく、80w/v%以上であることがより好ましく、90w/v%以上であることが更に好ましく、95w/v%以上であることが更により好ましい。本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物に用いられる水としては、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容される水を使用すればよく、このような水として、例えば、蒸留水、常水、精製水、滅菌精製水、注射用水、注射用蒸留水が挙げられる。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、眼科分野で用いられるものであれば、その製剤形態については制限されない。例えば、コンタクトレンズ用点眼剤(コンタクトレンズを装着したまま使用可能な点眼剤)、コンタクトレンズ用洗眼剤(コンタクトレンズを装着したまま使用可能な洗眼剤)、コンタクトレンズ装着液、コンタクトレンズケア用液剤(コンタクトレンズ消毒液、コンタクトレンズ保存液、コンタクトレンズ洗浄液、コンタクトレンズ洗浄・保存液、及びコンタクトレンズ消毒・洗浄・保存液(マルチパーパスソリューション)等)等を挙げることができる。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物において、適用対象となるコンタクトレンズの種類については特に制限されず、現在市販されている、又は将来市販される全てのコンタクトレンズ(ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズ、及び酸素透過性ハードコンタクトレンズのいずれをも包含する。また、ソフトコンタクトレンズは、イオン性及び非イオン性の双方を包含し、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ及び非シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズの双方を包含する)を適用対象にできる。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物において、適用対象となるコンタクトレンズとしては、本発明の効果を顕著に奏する観点から、ソフトコンタクトレンズが好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物をソフトコンタクトレンズ用眼科組成物として使用する場合、適用対象となるソフトコンタクトレンズの含水率は、特に制限されず、例えば、90%以下であってよく、60%以下であることが好ましく、50%以下であることがより好ましい。なお、ソフトコンタクトレンズは、少なくとも0%より多い水分を含む。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、本発明による効果をより顕著に発揮できることから、コンタクトレンズ用点眼剤(コンタクトレンズ装用中に点眼可能な点眼剤)であることが好ましい。本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物が点眼剤である場合、その用法・用量としては、効果を奏し、副作用の少ない用法・用量であれば特に限定されないが、例えば成人(15歳以上)及び7歳以上の小児の場合、1回1~2滴を1日4回点眼して用いる方法、1回1~3滴、1~2滴、又は2~3滴を1日5~6回点眼して用いる方法を例示できる。
本発明のコンタクトレンズ用眼科組成物は、本発明の効果をより顕著に奏する観点から、30歳代以上のヒト用であることが好ましく、加齢によりピント調節能が衰える観点から40歳代以上のヒト用であることがより好ましく、50歳代以上のヒト用であることがさらに好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物の用途について、ソフトコンタクトレンズの装用時は、レンズ後面(角膜側)とレンズに覆われていない部分(結膜表面)との涙液交換率が極めて低下し、涙液が担っている、無血管組織である角膜への酸素、水分、栄養分の供給、あるいは角結膜障害時(角膜や結膜の障害)における、種々の生理活性物質の供給量が低下しうる。本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、アミノ酸類、水溶性ビタミン、脂溶性ビタミン等の代謝活性成分を含有することから、ソフトコンタクトレンズの装用によって低栄養状態となっている角結膜に対して、栄養を補給することが出来る。よって、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物において、適用対象となるコンタクトレンズとしては、ソフトコンタクトレンズが好ましい。また、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、ソフトコンタクトレンズの装用によって引き起こされうる、角結膜の低栄養状態、低酸素状態に起因する、栄養不足や、角膜障害の治癒の促進、又は予防用のコンタクトレンズ用眼科組成物として用いられることが好ましい。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物を収容する容器としては、コンタクトレンズ用眼科組成物を収容する容器として通常用いられる容器を用いることができ、ガラス製であってもよく、またプラスチック製であってもよい。本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物を収容する容器として、プラスチック製を使用する場合、該プラスチック容器の構成材質については、特に制限されないが、例えば、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド、ポリカーボネートのいずれか1種、これらの共重合体、または2種以上の混合体が挙げられる。また、上記共重合体としては、エチレン-2,6-ナフタレート単位、アリレート単位、エチレンテレフタレート単位、プロピレン単位、エチレン単位、イミド単位のいずれか1種を主体として、他のポリエステル単位、イミド単位を含む共重合体が挙げられる。尚、本発明において例えばポリエチレンテレフタレート製容器と記載する場合は、容器の構成材質全体の重量に対し、ポリエチレンテレフタレートが含有されていればよいが、通常10w/w%以上、好ましくは50w/w%以上であるものを意味する。
また、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物を収容する容器に備えられているノズルなどの容器注口周辺部についても、その構造、構成素材等については特に制限されるものではない。ノズルなどの容器注口周辺部の構造については、眼科組成物用容器(例えば点眼剤容器)の注出口(例えばノズル)として一般的に採用されている構造であればよく、容器本体と一体に成形されていてもよく、容器本体とは別に成形されていても良い。注口周辺部また注出口(例えばノズル)の構成素材については、例えば、上記プラスチック容器の構成素材と同様のものが例示される。
ポリエチレンの種類としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン等が挙げられるが、中でも低密度ポリエチレンを構成素材として含む注出口が好適である。また、注出口としては、点眼剤容器に用いられるノズルが好適である。
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物を収容する容器及び容器注口周辺部の好ましい組み合わせとしては、ポリエチレンテレフタレート製容器とポリエチレン製容器注口周辺部の組み合わせ、より好ましくはポリエチレンテレフタレート製点眼容器とポリエチレン製ノズルの組み合わせ、特に好ましくはポリエチレンテレフタレート製点眼容器と低密度ポリエチレン製ノズルの組み合わせである。また、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物を収容する容器及び容器注口周辺部の組み合わせとしては、ポリエチレンテレフタレート製容器とポリプロピレン製ノズルの組み合わせ、ポリプロピレン製容器とポリプロピレン製ノズルの組み合わせも好ましい。また、本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物を収容する容器及び容器注口周辺部の組み合わせとしては、ポリエチレン製容器とポリエチレン製ノズルの組み合わせ、又はその一体成型の容器、中でも、低密度ポリエチレン製容器と低密度ポリエチレン製ノズルの組み合わせ、又はその一体成型の容器も好ましい。
〔2.コンタクトレンズの装用時の目の疲れ、見えづらさ、目の痒みの改善〕
本実施形態に係るコンタクトレンズ用眼科組成物は、コンタクトレンズの装用時の目の疲れ、見えづらさを改善するという効果を奏する。また、さらに目の痒みを改善するという効果も奏される。
したがって、本発明の一実施形態として、(A)アミノ酸類、(B)水溶性ビタミン、(C)脂溶性ビタミン、及び、(D)抗ヒスタミン剤をコンタクトレンズ用眼科組成物に含有させることを含む、該コンタクトレンズ用眼科組成物にコンタクトレンズの装用時の目の疲れ、見えにくさ、目の痒みを改善する作用を付与する方法が提供される。
また、本発明の一実施形態として、(A)アミノ酸類、(B)水溶性ビタミン、(C)脂溶性ビタミン、及び、(D)抗ヒスタミン剤を含有する、コンタクトレンズ用眼科組成物からなる、コンタクトレンズの装用時の目の疲れ、見えにくさ、目の痒みの改善剤が提供される。
さらに、本発明の一実施形態として、コンタクトレンズの装用時の目の疲れ、見えにくさ、目の痒みの改善用である、コンタクトレンズ用眼科組成物の製造のための、(A)アミノ酸類、(B)水溶性ビタミン、(C)脂溶性ビタミン、及び、(D)抗ヒスタミン剤の使用が提供される。
さらにまた、本発明の一実施形態として、(A)アミノ酸類、(B)水溶性ビタミン、(C)脂溶性ビタミン、及び、(D)抗ヒスタミン剤を含有する、コンタクトレンズ用眼科組成物を、コンタクトレンズに接触させるステップを含む、コンタクトレンズ装用時の目の疲れ、見えにくさ、目の痒みを改善する方法が提供される。当該接触させるステップは、コンタクトレンズ装用中に実行してもよく、コンタクトレンズ非装用中に実行してもよい。
なお、上記各実施形態における、(A)成分の種類及び含有量等、その他の成分の種類及び含有量等、コンタクトレンズ用眼科組成物の製剤形態及び用途等については、〔1.コンタクトレンズ用眼科組成物〕で説明したとおりである。
以下、試験例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[試験例1:コンタクトレンズ装用時の目の疲れ、見えにくさ、目の痒みに関する評価]
表1に記載の処方に従い、各眼科組成物(点眼剤)を調製し、これを被験液とした。各被験液は、13mL容量のポリエチレンテレフタレート製点眼容器に13mL充填した。
充填後、点眼容器にポリエチレン製ノズルを装着した。
被験者として、日常的にVDT(Visual Display Terminals)作業を1日4時間以上行っている、ソフトコンタクトレンズを装用しているオフィスワーカーを4名選定した。2名は年齢が50歳台であり、年齢が進むに伴い目の疲労や、かすみ等の見えづらさの症状を強く感じるようになった被験者である。その他の2名は30歳台の被験者である。
被験者4名が、各被験液を両眼に2滴ずつ、9時、11時、13時、15時、17時に点眼し、17時(5回目)の点眼の後に評価を行った。具体的には、0~100のメモリを付した10cmの直線を用いた「VAS法(Visual Analog Scale)」で点眼60秒後の目の諸症状(目の疲れ、見えづらさ、目の痒み)に対する改善効果を評価した。
実施例1-1、実施例1-2について、対応する比較例と比較して、VASスコアの平均値が、上昇(改善効果が向上)したものを○、同等のものを△、低下したものを×とした。
尚、対応する比較例は、実施例1-1については比較例1-1であり、実施例1-2については比較例1-2である。
Figure 2024007419000001
アミノエチルスルホン酸、コンドロイチン硫酸ナトリウム、塩酸ピリドキシン、酢酸d-αートコフェロール、及びマレイン酸クロルフェニラミンを含有するコンタクトレンズ用眼科組成物は、これらの成分を含有しない比較例と比較して、目の疲れ、見えづらさ、目の痒みの改善が向上することが確認された。特に、目の疲れや見えづらさが深刻化する夕方において、これらの症状の改善が確認されたことから、夕方の疲れ目、見えづらさ、かすみ目用の点眼剤としても有用である。
また、目の疲れ、見えづらさについて、30歳台の被験者よりも50歳台の被験者の方がより改善の程度が高かった。
(処方例)
以下に、本発明のコンタクトレンズ用眼科組成物の処方例として製剤例1~19を挙げる。本発明はこれらの処方例によって何ら限定されるものではない。
Figure 2024007419000002
Figure 2024007419000003
Figure 2024007419000004
製剤例1~19のコンタクトレンズ用眼科組成物を用いることで、目の疲れ、見えづらさ、目の痒みなどの症状の改善が期待できる。
本発明によれば、コンタクトレンズの装用に伴って発生する目の疲れ、見えづらさを改善することが出来るコンタクトレンズ用眼科組成物を提供することができ、コンタクトレンズ用点眼剤等の用途に好適に使用することができる。

Claims (8)

  1. (A)アミノ酸類、(B)水溶性ビタミン、(C)脂溶性ビタミン、及び、(D)抗ヒスタミン剤を含有する、コンタクトレンズ用眼科組成物。
  2. (A)成分がアミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム、及び、コンドロイチン硫酸ナトリウムからなる群より選択される1種以上を含む、請求項1に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
  3. (B)成分が塩酸ピリドキシン、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、及び、シアノコバラミンからなる群より選択される1種以上を含む、請求項1又は2に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
  4. (C)成分が酢酸トコフェロールを含む、請求項1又は2に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
  5. (D)成分がマレイン酸クロルフェニラミンを含む、請求項1又は2に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
  6. さらに、(E)メチル硫酸ネオスチグミンを含有する、請求項1又は2に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
  7. さらに、(F)単糖類を含有する、請求項1又は2に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
  8. コンタクトレンズがソフトコンタクトレンズである、請求項1又は2に記載のコンタクトレンズ用眼科組成物。
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