JP2002302210A - 自動倉庫 - Google Patents

自動倉庫

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JP2002302210A
JP2002302210A JP2001109719A JP2001109719A JP2002302210A JP 2002302210 A JP2002302210 A JP 2002302210A JP 2001109719 A JP2001109719 A JP 2001109719A JP 2001109719 A JP2001109719 A JP 2001109719A JP 2002302210 A JP2002302210 A JP 2002302210A
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load
spiral
conveyor
automatic warehouse
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Yasuaki Shibata
泰明 柴田
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Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動倉庫の入出庫の処理能力を飛躍的に高め
る。 【手段】格納庫1における各棚4の段ごとに移載用台車
を配置した台車方式の自動倉庫において、格納庫1の端
部寄りの部位に螺旋式昇降装置2が配置されている。螺
旋式昇降装置2の下端と入出庫用コンベヤ22とは接続
されており、かつ、螺旋式昇降装置2と各段の棚4とも
接続されている。このため、各段の棚4との螺旋式昇降
装置2との間で荷Wを一斉に移載でき、その結果、入出
庫の処理能力を飛躍的に高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫には様々のタイプがあり、荷の
入出庫形態によって区別すると、一般には、1台のスタ
ッカクレーンで入出庫を行うスタッカクレーン方式と、
各段の棚ごとに台車を設けた台車方式とに大別される。
【0003】台車方式の場合は、格納庫の端部寄り部位
に、鉛直方向に上下動するリフターを備えたリフト式昇
降装置が配置されており、このリフト式昇降装置によっ
て、各段の棚と入出庫コンベヤとの間での荷の移し替え
が行われる。
【0004】これらスタッカクレーン方式や台車方式の
いずれにおいても、荷はいったん格納すると格納位置は
移動することはなく、スタッカクレーン又は台車が格納
部に移動することより、荷の出し入れが行われる。
【0005】このような定位置格納方式に対して、棚を
ローラコンベヤ状に構成することにより、棚に端から順
に荷を格納するようにしたフリーラック方式がある。こ
のフリーラック方式では、一般に、棚の両端の高さを変
えることにより、荷が棚の上を自動的に移動するように
なっている。
【0006】フリーラック方式の自動倉庫の場合も、格
納庫の両端寄り部位にリフト装置を配置しており、一方
のリフト装置で入庫し、他方のリフト装置で出庫され
る。このフリーラック方式の自動倉庫では、荷は、格納
された順序で棚に端から並んでいき、並んだ順序で出庫
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、物流コストの低
減や効率的な搬送は各企業の生命線となっており、この
ため、自動倉庫には、入出庫の高速化・効率化が求めら
れている。
【0008】しかし、スタッカクレーン方式の場合は、
1台のスタッカクレーンで入庫と出庫とを行うものであ
ることや、スタッカクレーンの走行速度に限界があるこ
となどから、高速化の要請に応えることは難しい。
【0009】他方、台車方式とフリーラック方式は、各
段の棚ごとに独立して荷の出し入れを行えるので、入出
庫の高速化という要請に応えることができる。特に、台
車方式は、任意の荷を選択して取り出すことができるた
め(フリーラック方式では特定の荷を取り出すことはで
きない)、出庫を効率的に行うことができ、特に優れて
いる。
【0010】しかし、従来の台車方式の場合は、1台の
リフト式昇降装置には1つのリフターしか持たないた
め、全台車による荷の処理速度にリフト装置の処理能力
が追いつかず、台車が待機状態になることがあった。
【0011】同様に、フリーラック方式の自動倉庫で
は、各段の棚から荷を間断なく出し入れすることが可能
であるにもかかわらず、リフト装置の処理能力の限界か
ら、入出庫の更なる高速化が制限されていた。
【0012】つまり、台車方式にしてもフリーラック方
式にしても、従来は、入出庫の処理能力がリフト装置の
処理能力に依存していることが多かった。
【0013】本願発明は、このような現状を改善するこ
とを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る自
動倉庫は、荷を多数格納し得る棚を多段に備えた格納庫
の一端寄り部位又は両端寄り部位に、任意の段の棚との
間で荷の移載を一斉に行うことが可能な螺旋式昇降装置
を設けている。
【0015】請求項2の発明に係る自動倉庫は、請求項
1において、前記各段の棚に対応した部位に、棚の任意
の部位に荷を出し入れするための移動台車が棚の長手方
向に沿って水平走行自在に配置されており、更に、格納
庫と螺旋式昇降装置との間には、荷を一時的に置く仮置
き棚が各棚段毎に配置されている。
【0016】請求項3の発明に係る自動倉庫は、請求項
1において、前記各段の棚は、その長手方向に沿った方
向に荷を自在に移動させ得るコンベヤ式又はシュート式
であり、コンベヤを動力で駆動するか、又は棚をその両
端の高さが変わるように傾斜させることにより、螺旋式
昇降装置と棚との間で荷を順番に並べた状態で移し替え
るようになっている。
【0017】
【発明の作用・効果】いずれの請求項においても、各段
の棚と螺旋式昇降装置との間の荷の移し替えを並行して
行える。
【0018】このため、例えば請求項2の場合には、台
車が待機している状態をなくして、各台車をフルに可動
させることができる。また、請求項3の場合は、コンベ
ヤ式又はシュート式に構成された棚と螺旋式昇降装置と
の間での荷の移し替えを、ごく短い間隔で行うことが可
能となる。
【0019】従って、本願発明によると、入出庫の処理
速度を飛躍的に向上することができる。
【0020】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0021】(1).第1実施形態(図1〜図8) 図1〜図8では第1実施形態を示している。本実施形態
は台車方式の実施形態に適用したもので、図1は実施形
態の部分的な側面図、図2は図1のII−II視概略平面
図、図3は図1の III-III視正面図である。
【0022】.概要 これらの図に大雑把に示すように、自動倉庫は、相対向
した配置した一対の格納庫1と、格納庫1の一端部寄り
に配置した入庫用螺旋式昇降装置2と、格納庫1の他端
部寄りに配置した出庫用螺旋式昇降装置3とを備えてい
る。
【0023】格納庫1は、平面視で長く延びる棚4を多
段に設けている。また、格納庫1は、多数の縦枠(支
柱)5と、各棚段に対応して多段に配置した多数の横枠
6と、各棚段に対応して両格納庫に相対向して配置した
走行レール7とで骨組みが構成されている。
【0024】各棚4は、横枠6と走行レール7とで棚板
を支持した平棚方式になっている(もちろん、他の構造
でも良い)。各段の棚4に対応して、移載用台車8が走
行自在に支持されている。各棚4の端部には、螺旋式昇
降装置2,3に向けて延びる仮置き棚(リザーバ)9
a,9bが接続されている。なお、両格納庫1は図示し
ないフレームで一体に接続されている。
【0025】図4は自動倉庫の入庫部側の拡大平面図で
あり、この図に表示されているように、移載用台車8
は、走行レール7を転動する車輪10と、走行方向と直
交した方向に延びるガイドフレーム11とを備えてい
る。
【0026】ガイドフレーム11は復動式の可動フレー
ム12を備えており、可動フレーム12の両端に設けた
爪13を回動することにより、荷Wを押し引きして格納
・取り出しが行われる。なお、移載用台車8は他の構造
でも良い。
【0027】次に、図5以下の図面も参照して、入出庫
部の構造を説明する。図5は入庫部のの部分平断面図、
図6は図図5のVI−VI視断面図、図7(A)は図5の V
II-VII視断面図、図8は出庫用螺旋式昇降装置3の部分
的な平断面図である。
【0028】.入庫用螺旋式昇降装置 入庫用螺旋式昇降装置2は、パイプ状等の支柱15と、
この支柱15の外側に配置したパイプ状のインナーガイ
ドフレーム16と、その外側に螺旋状に延びるように配
置したアウターガイドフレーム17と、両ガイドフレー
ム16,17で回転自在に支持された多数の昇降用ロー
ラ18とを備えている。
【0029】各昇降用ローラ18は、支柱15の中心に
近い端部が小径で、支柱15から遠い端部が大径となる
テーパ状に形成されており、かつ、それら両端の直径の
比が、支柱15の中心からの距離の比と同じになるよう
に設定している。このため、昇降用ローラ18の各部位
での周速度が同じになって、荷Wの搬送がスムースに行
われる。
【0030】インナーガイドフレーム16は支柱15に
アーム19等を介して固定されている。また、アウター
ガイドフレーム17は、その外側に立設した複数本の補
強縦枠20に固定されている。インナーガイドフレーム
16とアウターガイドフレーム17とを連結部材で一体
に固定しても良い。
【0031】本実施形態では、多数本の昇降用ローラ1
8により、支柱15の回りに螺旋状に延びる搬送路21
が形成されている。各昇降用ローラ18は、図示しない
モータ等の駆動手段によって同期して駆動される。
【0032】図1や図2から容易に理解できるように、
搬送路21の下端(始端)は入庫コンベヤ22の終端に
接続されている。従って、入庫コンベヤ22で搬送され
てきた荷Wは、入庫用螺旋式昇降装置2に移し替えられ
て、水平旋回しながら上昇していく。
【0033】本実施形態では、搬送路21は平面視で時
計回りの方向に回ると徐々に高くなるようになってお
り、このため、荷Wは、時計回りの方向に水平旋回しな
がら上昇していく。
【0034】例えば図5に示すように、仮置き棚9a,
9bは搬送路21の接線方向に延びている。この場合、
本実施形態では、図4から理解できるように、平面視で
入庫コンベヤ22と直線状に延びる一方の格納庫1に設
けた第1仮置き棚9aに対して荷Wが移行するように設
定しており、他方の格納庫1に設けた第2仮置き棚9b
には荷Wは移行しない。
【0035】このため、第1仮置き棚9aのみをローラ
コンベヤ式として、第2仮置き棚9bは平板を張っただ
けの構造になっている(そもそも、入庫部では、第2仮
置き棚9bは無くても良い)。
【0036】図6に示すように、アウターガイドフレー
ム17のうち第1仮置き棚9aに接した箇所には、第1
仮置き棚9aへの荷Wの移し替えを可能にするため、出
入口23が切欠き形成されている。
【0037】図5に示すように、第1仮置き棚9aのロ
ーラ群25の大部分は内外の支持フレーム26,27に
軸支されており、チェーン28で駆動されるが、入庫用
螺旋式昇降装置2に近い部分の端部ローラ群25bは、
外支持フレーム27と入庫用螺旋式昇降装置2のアウタ
ーガイドフレーム17とに軸支されている。
【0038】この場合、アウターガイドフレーム17は
平面視円形であるため、端部ローラ群25bは、第1仮
置き棚9aの先端に行くほど長さが短くなっている。第
1仮置き棚9aの上面に、荷Wの移動をガイドするた
め、外フレーム26に沿って延びるガイド板26aを設
けている。
【0039】図5及び図7に示すように、入庫用螺旋式
昇降装置2における搬送路21のうち各出入り口23の
部分は水平状の踊り場21aになっている。これは、第
1仮置き棚9aへの荷Wの移行をスムースに行うためで
ある(踊り場21aを形成することに代えて、第1仮置
き棚9aの先端部を、搬送路21の傾斜に合わせて傾斜
させても良い)。
【0040】また、入庫用螺旋式昇降装置2において、
搬送路21の踊り場21aを構成する各昇降用ローラ1
8は、その昇降用ローラ18の群だけにチェーン29を
巻き掛けて、これを独立したモータ(図示せず)で駆動
することにより、搬送路21の踊り場21aと他の部分
とを個別に駆動できるように設定している。
【0041】.ストッパー手段及び移し替え 図5,図6に示すように、入庫用螺旋式昇降装置2にお
ける第1仮置き棚9aの部位には、荷捌き手段の一例と
して、インナーガイドフレーム16から内支持フレーム
26に向けて延びる板状のストッパーガイド30を配置
している。
【0042】このストッパーガイド30は、図示しない
シリンダや電磁ソレノイド等の駆動手段により、荷Wの
周回移動を阻害しな上昇位置と、荷Wの螺旋移動を停止
させる下降位置とに自在に昇降させることができる。
【0043】従って、搬送路21における踊り場21a
の各昇降用ローラ18を駆動している状態でストッパー
ガイド30を下降させると、昇降用ローラ18による押
し出し作用と、第1仮置き棚9aの先端ローラ群25b
による引き込み作用とにより、荷Wは第1仮置き棚9a
に移し替えられる。
【0044】なお、入庫用螺旋式昇降装置2における全
ての昇降用ローラ18を常に一定の速度で同期して駆動
させて、ストッパーガイド30の昇降により、荷Wを特
定の第1仮置き棚9aに移行させることも可能である。
その場合、特定の荷Wのみが特定の段の第1仮置き棚9
aに移行するように、後続の荷Wを一時停止させるスト
ッパーを別に設けても良い。
【0045】ストッパーガイド30は、昇降式には限ら
ず回動式など様々の形態を採用できる。また、詳細は省
略するが、どの段にどの荷Wを移し替えるかを制御する
ために、入庫用螺旋式昇降装置2には多数のセンサー類
を設けている。また、各荷Wに、バーコードのような識
別手段を設けても良い。
【0046】図7(A)に示すように、本実施形態で
は、入庫用螺旋式昇降装置2の昇降用ローラ18は、そ
の軸心18aが水平状に延びるように設定している。こ
のため、荷Wはインナーガイドフレーム16に接した状
態で螺旋状に搬送される。従って、アウターガイドフレ
ーム17は必ずしも搬送路21の上方に突出させる必要
はない。
【0047】これに代えて、図7(B)に示すように、
テーパ状の昇降用ローラ18を、その上面が水平状にな
るように配置しても良い(軸心18aは、支柱15の半
径外側に向けて下がるように傾斜する)。この場合は、
荷Wは遠心力によって支柱15の半径外側に向けて横ず
れする虞があるので、アウターガイドフレーム17は搬
送路21の上方に突出させる必要がある)。
【0048】図7(C)に示すように、昇降用ローラ1
8としてストレートローラを使用することも可能であ
る。この場合は、その両端の周速度の違いにより、荷W
は支柱15の半径外側に向けて移動し勝手になるので、
荷Wの落下防止のため、アウターガイドフレーム17は
搬送路21の上方に突出させる必要がある。
【0049】なお、搬送路21のうち出入口23の箇所
の高さを第1仮置き棚9aよりも若干高くすることによ
り、荷Wを第1仮置き棚9aに滑り落としても良い。こ
の場合、荷Wをスムースに移行させるため、傾斜状のガ
イド手段を設けるのが好ましい。
【0050】.出庫部 図8は出庫部側の平面図であり、この図から容易に理解
できるように、出庫部は、荷Wの動きが逆になるだけ
で、基本的な構造は入庫部と同じ構造である。出庫用螺
旋式昇降装置3の下端には、出庫コンベヤ31の始端が
接続されている(図2参照)。
【0051】なお、出庫部では螺旋状の搬送路21に荷
Wを押し出しさえすれば良いため、入庫部のようなスト
ッパーガイド30は必要はなく、他方の仮置き棚9bか
ら、荷Wを出庫用搬送路21に向けて移し替えるだけで
よい。
【0052】また、先に搬送路21に投入された荷Wと
の干渉を防止するため、図8に一点鎖線及び二点鎖線で
示すように、先行して投入された荷Wを一時停止させる
回動式等のストッパー32を設けるのが好ましい。
【0053】出庫部では、出庫用螺旋式昇降装置3の搬
送路21に荷Wを押し出したら、荷Wは重力で出庫用搬
送路21に移行するため、入庫用螺旋式昇降装置2のよ
うな踊り場21aは必ずしも必要はない(もちろん、踊
り場21aを設けると、荷Wをスムースに排出でき
る)。
【0054】(2).第2実施形態(図9〜図10) 図9及び図10では、出庫部の別例である第2実施形態
を示している。図9は平面図、図10は図9を X-X視方
向から見た概略側面図である。
【0055】この実施形態では、出庫用螺旋式昇降装置
3におけるアウターガイドフレーム17の各出入口23
の箇所に、当該出入口23を塞ぐ平面視円弧状のゲート
部材34を配置している。このゲート部材34を、アウ
ターガイドフレーム17の円周方向に沿って移動させる
ことにより、出入口23を開閉することができる。
【0056】この場合、ゲート部材34は、出入口23
を塞いだ状態で、荷Wの搬送方向に向かって前方に位置
した先端34aはアウターガイドフレーム17の内側に
位置し、荷Wの搬送方向に向かって手前側に位置した後
端34bはアウターガイドフレーム17の外側に位置す
る姿勢に配置している。また、図10に示すように、仮
置き棚9の先端部は、出庫用搬送路21の傾斜に合わせ
て傾斜させている。
【0057】この実施形態では、ゲート部材34の存在
により、荷Wが誤って出庫用螺旋式昇降装置3に移行す
ることを防止できる。
【0058】また、ゲート部材34で出入口23を塞い
だ状態で、ゲート部材34は、その先端34aがアウタ
ーガイドフレーム17の内側に位置し、後端34bがア
ウターガイドフレーム17の外側に位置しているため、
先に搬送路21に投入された荷Wが遠心力等によってア
ウターガイドフレーム17の内周にそって搬送されてき
ても、荷Wは出入口23の端に引っ掛かることなく、ス
ムースに搬送することができる。
【0059】(3).第3実施形態(図11) 図11に示す第3実施形態では、出庫用の仮置き棚9を
多数のローラ25から成るローラコンベヤにした場合に
おいて、出庫用仮置き棚9を出庫用螺旋式昇降装置3に
向けて下向きに傾斜させることにより、荷Wが自重で出
庫用螺旋式昇降装置3に移行するように設定している。
【0060】また、出庫用仮置き棚9には、荷Wの移し
替えタイミングを制御するため、昇降式のストッパー3
5を設けている。また、第2実施形態と同様のゲート部
材34を設けている。なお、ストッパー35は、回動式
など他の機構でも良いし、ストッパー35を無くして、
ゲート部材34にストッパー機能を兼用させても良い。
【0061】(4).第4実施形態(図12) 図12では、螺旋式昇降装置2,3の昇降用ローラ18
を駆動する別例である第4実施形態を示している。
【0062】この実施形態では、隣合った2本ずつの昇
降用ローラ18にチェーンやタイミングベルト等の無端
帯36を巻掛けることにより、多数の昇降用ローラ18
が同期して回転するように設定している。
【0063】これらの昇降用ローラ18は、1つ飛びに
駆動したり、3つ飛びに駆動したりするなどすることに
より、螺旋式昇降装置2,3のローラ18を、全て同期
して、又は適当なグループごとに同期して回転駆動する
ことができる。
【0064】この場合、隣合った2本の昇降用ローラ1
8の間隔は短いため、昇降用ローラ18の軸心が平面視
で放射方向に延びていても、無端帯36のこじれを招来
することなくスムースに回転させることができる。
【0065】(5).第5実施形態(図13) 一般に、自動倉庫は、一対の格納庫を備えたものが1つ
のユニットになっており、多数のユニットを多数並設し
て自動倉庫群を構成し、各ユニットに、共通した入庫用
コンベヤと出庫用コンベヤとを接続していることが多
い。
【0066】図13及び図14では、このように多数の
ユニットを並設し、これらに、枝入庫コンベヤ22aを
介してメイン入庫用コンベヤ22bを接続した状態を示
している(出庫用コンベヤは、格納庫1を挟んだ反対側
に配置されている)。
【0067】また、この実施形態では、第2仮置き棚9
bを平面視でカーブさせることにより、当該第2仮置き
棚9bも入庫用螺旋式昇降装置2に接続している。出庫
用の第1仮置き棚9aも、平面視でカーブさせて出庫用
螺旋式昇降装置3に接続されている。なお、第1実施形
態でも、このような入出庫構造にすることは可能であ
る。
【0068】入庫用螺旋式昇降装置2には、第2仮置き
棚9bへの荷Wの移し替えを制御するため、ストッパー
ガイド37を設けている。なお、第2仮置き棚9bと搬
送路21との接続箇所にゲート手段を設けても良い。
【0069】この実施形態では、螺旋式昇降装置2,3
と両方の仮置き棚9a,9bとに荷Wの移し替えを行え
るので、入出庫の処理能力を一層向上できる利点があ
る。
【0070】(6).第6実施形態(図14〜図15) 図14及び図15では、ローラフリーラック方式の自動
倉庫に適用した第6実施形態を示している。図14は概
略平面図、図15は図14のXV−XV視断面図である。
【0071】この実施形態では出庫部を示しており(入
庫部も同様の構造である)、両格納庫1の棚4を螺旋式
昇降装置2,3に直接に接続している。そして、両棚4
は、多数のローラ38から成るローラコンベヤ状になっ
ており、出庫用螺旋式昇降装置3に接続した端部が低く
なるように、水平面39に対して傾斜している。
【0072】このため、各棚4に格納した荷Wは、互い
に重なった状態になっている。そして、荷Wの出庫順序
を制御するため、各段の棚4の端部には昇降式等のスト
ッパー40を設けている。
【0073】棚4を構成するローラ38を動力駆動する
と、棚4は水平状でなくても良い。また、ローラ方式に
代えて、平板からなるシュート方式にすることなども可
能である。
【0074】フリーラック方式の棚の場合、平面視で円
形や長円状のような循環式に構成することも可能であ
る。
【0075】(7).第7実施形態(図16〜図17) 上記の各実施形態では、螺旋式昇降装置2,3によって
荷Wは水平旋回しながら昇降していたが、荷Wの水平位
置を殆ど変えることなく昇降させることも可能である。
【0076】その例を、入庫用螺旋式昇降装置2を例に
とって、図16及び図17で第7実施形態として説明す
る。図16は入庫用螺旋式昇降装置2の平断面図、図1
7は図16のXVII-XVII 視図であり、入庫用螺旋式昇降
装置2は、鉛直状の軸心回りに回転する螺旋コンベヤ4
2を備えている。螺旋コンベヤ42は、チェーン等を介
してモータ43で駆動される。
【0077】また、入庫用螺旋式昇降装置2は、螺旋コ
ンベヤ42の羽根に載った荷Wを各仮置き棚9の延長線
位置に保持するため、螺旋コンベヤ42の外側に位置し
た第1ガイド体44と、荷Wが円周方向に移動するのを
阻止する第2ガイド体43とを設けている。
【0078】螺旋コンベヤ42は平面視で時計回りに回
転するため、図16の紙面で下側に位置した第2ガイド
体45は第1仮置き棚9aに近い側に位置しており、か
つ、仮置き棚9の側に向けて水平回動可能である。他
方、図16の紙面で上側に位置した第2ガイド体42は
第2仮置き棚9bから遠い側に位置している。これら第
2ガイド体42は、螺旋コンベヤ42の羽根と干渉しな
いように、荷Wと一緒に上昇させるなどの工夫が成され
ている。
【0079】更に、入庫用螺旋式昇降装置2は、各棚段
において荷Wを仮置き棚9に向けて押し出すプッシャー
46を設けている。プッシャー46は、通常は螺旋コン
ベヤ42の羽根と干渉しない位置に後退している。ま
た、第2ガイド体45とも干渉しないように配慮されて
いる。
【0080】螺旋コンベヤ42の羽根は傾斜しているた
め、荷Wは半径外側に移動し勝手になっており、このた
め、第1ガイド体44と第2ガイド体45とだけで、荷
Wは円周方向に移動不能に保持される。
【0081】この実施形態では、入庫用コンベヤ23か
ら螺旋コンベヤ42の羽根に載り移った荷Wは、両ガイ
ド体44,45の保持作用によって、平面視での位置を
変えることなく上昇する。
【0082】そして、入庫すべき段の棚4の高さまで上
昇したら、プッシャー46で仮置き棚9に素早く押し出
される。なお、図16で紙面の下側に位置した箇所で
は、第2ガイド体45を水平回動させてからプッシャー
46を駆動する。
【0083】螺旋コンベヤ42の羽根と荷Wとの摩擦を
低減するため、羽根にローラなどを設けても良い。ま
た、放射状に延びる多数のローラ群をスパイラル状に配
置することによって羽根と成すことも可能である。
【0084】(8).第8実施形態(図18〜図19) 図18は第8実施形態の平面図、図19は図18の XIX
-XIX視概略図であり、この実施形態では、荷Wが周回移
動するローラコンベヤ式等の搬送路21を、仮置き棚9
の長手方向と同じ方向に延びる平面視長円状に構成して
いる。
【0085】また、両方の格納庫1の仮置き棚9a,9
bを螺旋式昇降装置2に接続している。更に、2本の入
庫用コンベヤ23を入庫用螺旋式昇降装置2に接続して
いる。そして、入庫用螺旋式昇降装置2の搬送路21の
うち各仮置き棚9a、9bに荷Wを移行させる範囲θを
水平状の踊り場21aとして、他の部分は傾斜させてい
る。なお、出庫部も同じ構造である。
【0086】この実施形態では、搬送路21の周回長さ
が長くなるため、水平状の踊り場21aを設けても、搬
送路21の傾斜角度を小さくすることができ、その結
果、荷Wをスムースに搬送することができる。
【0087】(9).第9実施形態(図20) 図20では第9実施形態を示している。この実施形態で
は、入庫用螺旋式昇降装置2に両方の仮置き棚9a,9
bを接続した場合において、水平状の踊り場21aが仮
置き棚9a,9bの長手方向と直交した方向に延びる直
線状になっている。このため、搬送路21は平面視D型
になっている。
【0088】更に、踊り場21aの両端部に、荷Wを仮
置き棚9a,9bの長手方向に移送する第1コンベヤ4
7と、荷Wを仮置き棚9a,9bの長手方向と直交した
方向に移送する第2コンベヤ48とを設けている。
【0089】第1コンベヤ47と第2コンベヤ48とは
請求項4に記載した荷捌き手段の一例であり、選択的に
荷Wを移送できるように、いずれか一方又は両方が昇降
式になっている。
【0090】この実施形態では、各棚段の箇所で第1コ
ンベヤ47と第2コンベヤ48とを選択的に駆動するこ
とにより、荷Wを仮置き棚9と搬送路21とに移し変え
ることができる。また、ストッパー手段やゲート手段は
必要ないため、1つの螺旋式昇降装置2,3を入庫と出
庫とに使い分けることも簡単である。
【0091】(10). その他 本発明は更に様々に具体化できる。例えば、螺旋式昇降
装置の搬送路はローラコンベヤ方式には限らず、ベルト
コンベヤ方式、或いは、チェーンコンベヤ方式などの他
のコンベヤ方式を採用することも可能である。
【0092】更に、搬送路を駆動することに代えて、螺
旋運動するプッシャーで荷を移動させることも可能であ
る。この場合は、搬送路はシュート状でも良い。更に、
出庫用螺旋式昇降装置では、荷物を重力で下降させるこ
とも可能である。
【0093】また、入庫と出庫とのうちいずれか一方は
従来のリフト式昇降装置を使用し、他方だけに本願発明
の螺旋式昇降装置を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る自動倉庫の部分的な側面図
である。
【図2】図1のII−II視概略平面図である。
【図3】図1の III-III視正面図である。
【図4】自動倉庫の一端部の拡大平面図である。
【図5】自動倉庫の一端部の平断面図である。
【図6】図5のVI−VI視断面図である。
【図7】 (A)は図5の VII-VII視断面図、(B)(C)は変形
例を示す図である。
【図8】出庫用螺旋式昇降装置の部分的な平断面図であ
る。
【図9】第2実施形態の平面図である。
【図10】図9を X-X視方向から見た概略側面図である。
【図11】第3実施形態の概略側面図である。
【図12】第4実施形態の部分的な平面図である。
【図13】第5実施形態の平面図である。
【図14】第6実施形態の平面図である。
【図15】図14のXV−XV視断面図である。
【図16】第7実施形態の平断面図である。
【図17】図16のXVII-XVII 視図である。
【図18】第8実施形態の平面図である。
【図19】図18の XIX-XIX視概略図である。
【図20】第9実施形態の平面図である。
【符号の簡単な説明】
1 格納庫 2 入庫用螺旋式昇降装置 3 出庫用螺旋式昇降装置 4 棚 7 走行レール 8 移載用台車 9a,9b,9 仮置き棚 16 インナーガイドフレーム 17 アウターガイドフレーム 18 昇降用ローラ 21 搬送路 22 入庫用コンベヤ 23 出入口 30 ストッパーガイド 32 ストッパー 34 ゲート部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷を多数格納し得る棚を多段に備えた格納
    庫の一端寄り部位又は両端寄り部位に、任意の段の棚と
    の間で荷の移載を一斉に行うことが可能な螺旋式昇降装
    置を設けている、自動倉庫。
  2. 【請求項2】前記各段の棚に対応した部位に、棚の任意
    の部位に荷を出し入れするための移動台車が棚の長手方
    向に沿って水平走行自在に配置されており、更に、格納
    庫と螺旋式昇降装置との間には、荷を一時的に置く仮置
    き棚が各棚段毎に配置されている、請求項1に記載した
    自動倉庫。
  3. 【請求項3】前記各段の棚は、その長手方向に沿った方
    向に荷を自在に移動させ得るコンベヤ式又はシュート式
    であり、コンベヤを動力で駆動するか、又は棚をその両
    端の高さが変わるように傾斜させることにより、螺旋式
    昇降装置と棚との間で荷を順番に並べた状態で移し替え
    るようになっている、請求項1に記載した自動倉庫。
  4. 【請求項4】前記螺旋式昇降装置と棚との間の荷の移し
    替えを制御するため、ストッパーやゲート等から成る荷
    捌き手段を備えている、請求項1〜請求項3のうちの何
    れかに記載した自動倉庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109733776A (zh) * 2018-09-05 2019-05-10 浙江工业大学 用于草莓采摘的小车分轨入库装置
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