JP2002301835A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP2002301835A
JP2002301835A JP2001106862A JP2001106862A JP2002301835A JP 2002301835 A JP2002301835 A JP 2002301835A JP 2001106862 A JP2001106862 A JP 2001106862A JP 2001106862 A JP2001106862 A JP 2001106862A JP 2002301835 A JP2002301835 A JP 2002301835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事前印刷領域と下地領域とにまたがるパター
ンを印字するときにも印字結果を均一にすることができ
るラベルプリンタを提供する。 【解決手段】 2色の発色が行える白色の感熱記録紙に
黄色の事前印刷を行うことにより、1枚のラベル用紙5
0には、黄色の事前印刷領域52および白色の下地領域
51が存在する。黄色の事前印刷領域52と白色の下地
領域51とにまたがる赤色のパターンを印字するときに
は、事前印刷領域52に印加する熱エネルギーの方が下
地領域51に印加する熱エネルギーよりも高くなるよう
にする。下地領域51に印字した部分と事前印刷領域5
2に印字した部分との双方における見掛けの赤色濃度が
等しくなり、印字パターンの印字色を均一化することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一部に事前印刷が
なされた感熱記録用のラベル用紙に熱エネルギーを印加
して印字を行うラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スーパーマーケットやコンビニ
エンスストアー等の小売店舗において取り扱われる商品
にはラベルが貼付されている。そのようなラベルには通
常、商品名、加工日、消費期限、価格等の商品情報の
他、それらの内容を示すバーコードが印字されている。
かかる印字は小売店舗のバックヤードに設置されたラベ
ルプリンタによって行われることが多い。
【0003】また、商品に貼り付けるラベルには単に価
格等の商品情報のみならず、顧客の目に付きやすいカラ
ーの図形等のパターンを印字してラベルに広告的機能を
付与する場合も多い(いわゆるアイキャッチラベル)。
小売店舗のバックヤードに設置されたラベルプリンタで
は一般に、このようなカラーの印字を行うために2色の
発色が行える感熱記録紙をラベル用紙として使用する。
例えば、ラベルプリンタの感熱式印字ヘッド(サーマル
ヘッド)から高い熱エネルギーを印加すると感熱記録紙
のラベル用紙は黒く発色し、低い熱エネルギーを印加す
ると赤く発色する。
【0004】このような2色の発色が行える感熱記録紙
をラベル用紙として使用するときには、価格等の商品情
報については黒く印字し、アイキャッチのためのパター
ンについては赤く印字することによりアイキャッチラベ
ルを発行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アイキャッ
チラベルの集客効果をさらに高めるべく、3色以上の印
字を行いたい場合もある。かかる場合には、2色を超え
る色については事前に印刷されたラベル用紙を使用す
る。例えば、予め黄色が一部に印刷された感熱記録紙の
ラベル用紙に感熱式印字ヘッドを用いて赤色と黒色の印
字を行うのである。
【0006】しかしながら、例えば事前印刷された黄色
領域と事前印刷がなされていない白色の下地領域とにま
たがるようにアイキャッチのための赤色のパターンを印
字すると、それら両領域における上記パターンの見掛け
の赤色濃度が異なる。これは事前印刷された黄色領域に
おいては、その黄色による影響があるために白色の下地
領域よりも相対的に赤色が薄く見えることに起因するも
のである。
【0007】このようにパターンの印字色が不均一であ
ると、アイキャッチラベルの見栄えが悪くなるという問
題が生じる。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、事前印刷領域と下地領域とにまたがるパターン
を印字するときにも印字結果を均一にすることができる
ラベルプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、一部に事前印刷がなされた感熱
記録用のラベル用紙に熱エネルギーを印加して印字を行
うラベルプリンタにおいて、熱エネルギーの印加を行う
感熱式印字ヘッドと、前記感熱式印字ヘッドを制御して
前記ラベル用紙に印加する熱エネルギーを変化させる印
加エネルギー制御部と、を備え、前記印加エネルギー制
御部に、前記事前印刷がなされた事前印刷領域と前記事
前印刷がなされていない下地領域とにまたがるパターン
を印字するときに、前記事前印刷領域に印加する熱エネ
ルギーと前記下地領域に印加する熱エネルギーとが異な
るように前記感熱式印字ヘッドを制御させている。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
にかかるラベルプリンタにおいて、前記ラベル用紙にな
された事前印刷の形式である事前印刷フォーマットを記
憶する事前印刷フォーマット記憶部をさらに備え、前記
印加エネルギー制御部に、前記事前印刷フォーマット記
憶部に記憶された前記事前印刷フォーマットに基づいて
前記事前印刷領域に印加する熱エネルギーおよび前記下
地領域に印加する熱エネルギーを決定させている。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
に係るラベルプリンタにおいて、前記事前印刷フォーマ
ットに、前記事前印刷の形式のうちの色情報に関する色
フォーマットを含ませ、前記印加エネルギー制御部に、
前記色フォーマット、前記下地領域の色および印字すべ
き前記パターンの色に基づいて前記事前印刷領域に印加
する熱エネルギーおよび前記下地領域に印加する熱エネ
ルギーを決定させている。
【0012】また、請求項4の発明は、白紙に第1の色
の事前印刷が一部になされた感熱記録用のラベル用紙に
熱エネルギーを印加して印字を行うラベルプリンタにお
いて、熱エネルギーの印加を行う感熱式印字ヘッドと、
前記感熱式印字ヘッドを制御して前記ラベル用紙に印加
する熱エネルギーを変化させる印加エネルギー制御部
と、を備え、前記印加エネルギー制御部に、前記事前印
刷がなされた前記第1の色の事前印刷領域と前記事前印
刷がなされていない白の下地領域とにまたがる第2の色
のパターンを印字するときに、前記事前印刷領域に印加
する熱エネルギーが前記下地領域に印加する熱エネルギ
ーよりも高くなるように前記感熱式印字ヘッドを制御さ
せている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係るラベルプリンタの斜
視図である。このラベルプリンタ1はいわゆる汎用ラベ
ルプリンタであり、対象商品に貼付すべきラベルを発行
する機能を有する。
【0015】図1のラベルプリンタ1は、主として操作
パネル20およびラベル発行部30を備えている。
【0016】操作パネル20は、入力キー21および液
晶の表示パネル22によって構成されている。作業者
は、表示パネル22に表示された内容を確認しつつ、必
要なデータおよびコマンドを入力キー21を介してラベ
ルプリンタ1に入力することができる。
【0017】ラベル発行部30は、ラベルプリンタ1の
内部に設けられており、ラベル発行口31と印字ヘッド
32と搬送部33とラベル収納部34とを備えている。
ラベル収納部34には、複数の感熱記録用のラベル用紙
が連続貼付されたラベル台紙がロール状に巻き取られて
収納されている。搬送部33は、図示を省略するモータ
や複数の送給ローラによって構成されており、ラベル収
納部34に収納されているラベル台紙をラベル発行口3
1まで搬送する。印字ヘッド32は、感熱式印字ヘッド
(サーマルヘッド)であり、搬送部33によってラベル
発行口31までの搬送途中にあるラベル用紙(厳密には
ラベル台紙に貼り付けられたラベル用紙)に熱エネルギ
ーを印加して必要な内容を印字する。
【0018】ラベル発行口31からは搬送部33によっ
て搬送されたラベル台紙が装置外部に送り出され、作業
者はその送り出されたラベル台紙から印字済のラベル用
紙を剥がして商品に貼付することができる。
【0019】また、ラベルプリンタ1は、その内部に装
置全体を制御するための制御部を備えている。図2は、
ラベルプリンタ1の制御部の概略構成を示す機能ブロッ
ク図である。ラベルプリンタ1の制御部40は、コンピ
ュータによって構成されており、その本体部であるCP
U41と、読み出し専用メモリーであるROM42と、
読み書き自在のメモリーであるRAM43と、制御用ソ
フトウェアやデータなどを記憶しておく不揮発性メモリ
(例えば、バッテリーバックアップされたS−RAM)
45とを備えている。CPU41とRAM43や不揮発
性メモリ45等とはバスライン49を介して電気的に接
続されている。また、制御部40のバスライン49に
は、ラベルプリンタ1の操作パネル20、印字ヘッド3
2等も電気的に接続されており、これらは全て制御部4
0の制御下、より正確にはCPU41の制御下にて動作
することとなる。
【0020】制御部40は、不揮発性メモリ45内の処
理用ソフトウェアに基づいて、操作パネル20からの入
力に応答して所定の処理を行うとともに、印字ヘッド3
2の動作制御、例えば印加する熱エネルギーの調整等を
行う。また、不揮発性メモリ45には、ラベル用紙に印
字すべき商品情報や図形等のパターンに関する印字デー
タの他に、後述する事前印刷フォーマットが記憶されて
いる。
【0021】なお、本実施形態においては、処理用ソフ
トウェアに基づいてCPU41が実現する処理部が印加
エネルギー制御部に、不揮発性メモリ45が事前印刷フ
ォーマット記憶部にそれぞれ相当する。
【0022】次に、ラベルプリンタ1における処理内容
について説明する。ラベルプリンタ1における主たる処
理内容の概略は、対象商品に貼付すべき感熱記録用のラ
ベル用紙に、操作パネル20から入力された内容を商品
情報として印字するというものである。また、ラベルプ
リンタ1からいわゆるアイキャッチラベルを発行するこ
ともできる。このときに3色以上の印字を行う場合に
は、2色の発色が行える感熱記録紙に予め事前印刷を行
ったものをラベル用紙として使用し、その感熱記録用の
ラベル用紙に印字ヘッド32から熱エネルギーを印加し
て印字を行う。以下、ラベルプリンタ1から3色印刷の
アイキャッチラベルを発行する場合について説明する。
【0023】図3は、本実施形態において使用する感熱
記録用のラベル用紙を示す図である。このラベル用紙5
0は、2色の発色が行える白色の感熱記録紙である。す
なわち、ラベル用紙50に高い熱エネルギーを印加する
と黒く発色し、低い熱エネルギーを印加すると赤く発色
する。そして、白色のラベル用紙50の一部には、黄色
無模様の事前印刷がなされている。その結果、1枚のラ
ベル用紙50には、事前印刷がなされた黄色の事前印刷
領域52と事前印刷がなされていない白色の下地領域5
1とが存在する。
【0024】ラベルプリンタ1には、図3のラベル用紙
50が連続貼付されたラベル台紙がラベル収納部34に
巻き取られて収納されている。また、不揮発性メモリ4
5には、事前印刷領域52についての事前印刷フォーマ
ットが記憶されている。事前印刷フォーマットとは、ラ
ベル用紙50になされた事前印刷の形式であり、より具
体的には事前印刷領域52の形状、大きさ、位置および
色についての各情報に関するフォーマットである。例え
ば、図3に示す如き事前印刷領域52の形状、大きさ、
ラベル用紙50内の位置およびその色が黄色であること
が事前印刷フォーマットとして不揮発性メモリ45に記
憶されている。なお、事前印刷フォーマットについて
は、予めラベル用紙50に対応するフォーマットを不揮
発性メモリ45に格納しておくようにしても良いし、ラ
ベル用紙50を使用するときに作業者が操作パネル20
から入力したり、ラベルプリンタ1の外部から読み込む
ようにしても良い。
【0025】ラベル収納部34に巻き取られたラベル台
紙は搬送部33によって搬送され、その搬送途中におい
て印字ヘッド32から熱エネルギーを印加される。この
ときに、制御部40のCPU41が印字ヘッド32を制
御してラベル用紙50に印加する熱エネルギーをヘッド
のドット単位にて変化させる。印字ヘッド32から熱エ
ネルギーが印加されることにより、ラベル用紙50のう
ちの熱エネルギー印加部分はその熱エネルギーの高低に
応じて赤色または黒色に発色する。これによって印字ヘ
ッド32によるラベル用紙50への印字が行われること
となる。
【0026】本実施形態においては、商品名、価格、販
売店舗名、加工日、消費期限やバーコードの他に、アイ
キャッチのための図4に示す如きパターンがラベル用紙
50に印字される。商品名、価格、販売店舗名、加工
日、消費期限やバーコードについては、印字ヘッド32
から高い熱エネルギーをラベル用紙50に印加すること
により印字を行う。すなわち、黒色にて印字を行う。
【0027】一方、図4に示すパターンについては、印
字ヘッド32から低い熱エネルギーをラベル用紙50に
印加することにより印字を行う。すなわち、赤色にて印
字を行う。そして、商品名等は白色の下地領域51に印
字されるのに対して、図4に示すアイキャッチのための
パターンは黄色の事前印刷領域52と白色の下地領域5
1とにまたがって印字される。
【0028】ここで、従来と同様に均一な熱エネルギー
を事前印刷領域52と下地領域51との双方に印加する
ことによって図4に示すアイキャッチのためのパターン
を印字すると、図5に示すような印字結果となる。同図
に示すように、下地領域51に低い熱エネルギーを印加
して上記パターンを印字した下地領域印字部分51aと
事前印刷領域52にそれと同一の低い熱エネルギーを印
加してパターンを印字した事前印刷領域印字部分52a
とでは、見掛けの赤色濃度が異なる。これは、既述した
ように、黄色の事前印刷領域52においては、その黄色
による影響があるために白色の下地領域51よりも相対
的に赤色が薄く見えることに起因するものである。
【0029】そこで、本実施形態においては、事前印刷
領域52に印加する熱エネルギーと下地領域51に印加
する熱エネルギーとが異なるように制御部40のCPU
41が印字ヘッド32を制御している。具体的には、制
御部40のCPU41が不揮発性メモリ45に記憶され
ている事前印刷フォーマットに基づいて事前印刷領域5
2に印加する熱エネルギーおよび下地領域51に印加す
る熱エネルギーをそれぞれ決定する。制御部40のCP
U41は、事前印刷フォーマットを参照することによ
り、ラベル用紙50のうちのどの部分が事前印刷領域5
2であるかを認識することができるとともに、色フォー
マットから事前印刷領域52の色が黄色であることをも
認識する。そして、下地領域51の色、事前印刷領域5
2の色および印字パターンの色に基づいて事前印刷領域
52に印加する熱エネルギーおよび下地領域51に印加
する熱エネルギーをそれぞれ決定するのである。
【0030】本実施形態では、下地領域51の色が白色
であり、事前印刷領域52の色が黄色であり、さらには
印字パターンの色が赤色であるため、事前印刷領域52
に印加する熱エネルギーが下地領域51に印加する熱エ
ネルギーよりも高くなるように制御部40のCPU41
が印字ヘッド32を制御する。このようにしたときの印
字結果を図6に示す。
【0031】事前印刷領域52に印加する熱エネルギー
の方が下地領域51に印加する熱エネルギーよりも高い
ため、事前印刷領域52において赤色が濃く発色する。
その結果、図6に示すように、下地領域印字部分51a
および事前印刷領域印字部分52aの双方における見掛
けの赤色濃度が均一になる。なお、白色の下地領域51
に商品名や価格等が均一の黒色濃度にて印字されること
は勿論である。また、使用するラベル用紙50の種類等
によって下地領域印字部分51aおよび事前印刷領域印
字部分52aの双方における見掛けの赤色濃度が微妙に
異なる場合は、作業者が事前印刷領域52に印加する熱
エネルギーおよび下地領域51に印加する熱エネルギー
を操作パネル20から入力して微調整を行うことができ
る。
【0032】以上のようにすれば、ラベル用紙50の事
前印刷領域52と下地領域51とにまたがるパターンを
印字する場合であっても、その印字色(ここでは赤色)
を均一化することができ、アイキャッチラベル全体の見
栄えを向上することができる。
【0033】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この発明は上記の例に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、白色の下地領域51
と黄色の事前印刷領域52とにまたがって赤色のパター
ンを印字するものであったが、これに限定されるもので
はなく、他の色の組み合わせ、例えば白色の下地領域5
1と青色の事前印刷領域52とにまたがって赤色のパタ
ーンを印字するものであっても良い。下地領域51の
色、事前印刷領域52の色および印字パターンの色に基
づいて事前印刷領域52に印加する熱エネルギーおよび
下地領域51に印加する熱エネルギーをそれぞれ調整
し、下地領域印字部分51aおよび事前印刷領域印字部
分52aの双方における見掛けの発色濃度が均一となる
ようにすればパターンの印字色を均一化することができ
る。なお、色の組み合わせによっては、上記実施形態と
は逆に、事前印刷領域52に印加する熱エネルギーの方
が下地領域51に印加する熱エネルギーよりも低くなる
場合もある。
【0034】また、事前印刷領域52は一色に限定され
るものではなく、2色以上の領域であっても良い。図7
は、事前印刷領域52が2色を含むときの印字例を示す
図である。2色の発色が行える白色の感熱記録紙に黄色
および青色の事前印刷がなされることにより、1枚のラ
ベル用紙50には、黄色領域52bおよび青色領域52
cを含む事前印刷領域52と白色の下地領域51とが存
在することとなる。この事前印刷領域52の形状、大き
さ、位置および色については事前印刷フォーマットとし
て不揮発性メモリ45に記憶されている。
【0035】図7に示すように、事前印刷領域52の黄
色領域52bおよび青色領域52c並びに白色の下地領
域51にまたがって赤色の星形のパターンを印字すると
きには、制御部40のCPU41が事前印刷フォーマッ
トに基づいて黄色領域52bに印加する熱エネルギー、
青色領域52cに印加する熱エネルギーおよび下地領域
51に印加する熱エネルギーをそれぞれ決定する。より
具体的には、下地領域51の色(白色)、事前印刷領域
52の2つの色(黄色、青色)および印字パターンの色
(赤色)に基づいて黄色領域52bに印加する熱エネル
ギー、青色領域52cに印加する熱エネルギーおよび下
地領域51に印加する熱エネルギーをそれぞれ決定する
のである。なお、事前印刷領域52が3色以上を含む場
合であっても同様である。
【0036】このようにすれば、2色以上を含む事前印
刷領域52と下地領域51とにまたがるパターンを印字
する場合であっても、その印字色を均一化することがで
きる。
【0037】また、上記実施形態においては、事前印刷
領域52を黄色の無模様領域としていたが、これを模様
や文字を含ませた領域としても良い。このような場合で
あっても、事前印刷領域52と下地領域51とにまたが
るパターンを印字するときに、事前印刷領域52に印加
する熱エネルギーと下地領域51に印加する熱エネルギ
ーとを異ならせることにより、そのパターンの印字結果
を均一化することができる。
【0038】さらに、上記各実施形態のラベルプリンタ
1は、いわゆる汎用ラベルプリンタであったが、これに
限定されるものではなく、少なくとも感熱記録方式の印
字を行う装置であれば本発明にかかる技術を適用するこ
とができ、例えばラベルプリンタ1にさらに計量機能を
備えたユニットを接続した装置であっても良い。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、事前印刷がなされた事前印刷領域と事前印刷
がなされていない下地領域とにまたがるパターンを印字
するときに、事前印刷領域に印加する熱エネルギーと下
地領域に印加する熱エネルギーとが異なるようにしてい
るため、事前印刷領域と下地領域とにまたがるパターン
の印字結果を均一化することができる。
【0040】また、請求項2の発明によれば、ラベル用
紙になされた事前印刷の形式である事前印刷フォーマッ
トに基づいて事前印刷領域に印加する熱エネルギーおよ
び下地領域に印加する熱エネルギーを決定しているた
め、請求項1の発明による効果を容易に得ることができ
る。
【0041】また、請求項3の発明によれば、事前印刷
フォーマットが事前印刷の形式のうちの色情報に関する
色フォーマットを含み、その色フォーマット、下地領域
の色および印字すべきパターンの色に基づいて事前印刷
領域に印加する熱エネルギーおよび下地領域に印加する
熱エネルギーを決定しているため、事前印刷領域と下地
領域とにまたがるパターンの印字色を均一化することが
できる。
【0042】また、請求項4の発明によれば、事前印刷
がなされた第1の色の事前印刷領域と事前印刷がなされ
ていない白の下地領域とにまたがる第2の色のパターン
を印字するときに、事前印刷領域に印加する熱エネルギ
ーが下地領域に印加する熱エネルギーよりも高くなるよ
うにしているため、事前印刷領域と下地領域とにまたが
るパターンの印字色を均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベルプリンタの斜視図である。
【図2】図1のラベルプリンタの制御部の概略構成を示
す機能ブロック図である。
【図3】本実施形態において使用する感熱記録用のラベ
ル用紙を示す図である。
【図4】ラベル用紙に印字されるアイキャッチのための
パターンを示す図である。
【図5】事前印刷領域と下地領域との双方に均一な熱エ
ネルギーを印加したときの印字結果を示す図である。
【図6】事前印刷領域に印加する熱エネルギーを下地領
域に印加する熱エネルギーよりも高くしたときの印字結
果を示す図である。
【図7】事前印刷領域が2色を含むときの印字例を示す
図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 20 操作パネル 21 入力キー 22 表示パネル 30 ラベル発行部 32 印字ヘッド 40 制御部 41 CPU 45 不揮発性メモリ 50 ラベル用紙 51 下地領域 52 事前印刷領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C065 AB01 AD02 DC03 DC21 DC24 DC29 2C066 AD01 BF04 2C087 AA07 AA12 AA14 AA15 AC05 BA07 BD36 CA02 CB13 2C187 AC05 AD05 AG11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に事前印刷がなされた感熱記録用の
    ラベル用紙に熱エネルギーを印加して印字を行うラベル
    プリンタであって、 熱エネルギーの印加を行う感熱式印字ヘッドと、 前記感熱式印字ヘッドを制御して前記ラベル用紙に印加
    する熱エネルギーを変化させる印加エネルギー制御部
    と、を備え、 前記印加エネルギー制御部は、前記事前印刷がなされた
    事前印刷領域と前記事前印刷がなされていない下地領域
    とにまたがるパターンを印字するときに、前記事前印刷
    領域に印加する熱エネルギーと前記下地領域に印加する
    熱エネルギーとが異なるように前記感熱式印字ヘッドを
    制御することを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のラベルプリンタにおい
    て、 前記ラベル用紙になされた事前印刷の形式である事前印
    刷フォーマットを記憶する事前印刷フォーマット記憶部
    をさらに備え、 前記印加エネルギー制御部は、前記事前印刷フォーマッ
    ト記憶部に記憶された前記事前印刷フォーマットに基づ
    いて前記事前印刷領域に印加する熱エネルギーおよび前
    記下地領域に印加する熱エネルギーを決定することを特
    徴とするラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のラベルプリンタにおい
    て、 前記事前印刷フォーマットは、前記事前印刷の形式のう
    ちの色情報に関する色フォーマットを含み、 前記印加エネルギー制御部は、前記色フォーマット、前
    記下地領域の色および印字すべき前記パターンの色に基
    づいて前記事前印刷領域に印加する熱エネルギーおよび
    前記下地領域に印加する熱エネルギーを決定することを
    特徴とするラベルプリンタ。
  4. 【請求項4】 白紙に第1の色の事前印刷が一部になさ
    れた感熱記録用のラベル用紙に熱エネルギーを印加して
    印字を行うラベルプリンタであって、 熱エネルギーの印加を行う感熱式印字ヘッドと、 前記感熱式印字ヘッドを制御して前記ラベル用紙に印加
    する熱エネルギーを変化させる印加エネルギー制御部
    と、を備え、 前記印加エネルギー制御部は、前記事前印刷がなされた
    前記第1の色の事前印刷領域と前記事前印刷がなされて
    いない白の下地領域とにまたがる第2の色のパターンを
    印字するときに、前記事前印刷領域に印加する熱エネル
    ギーが前記下地領域に印加する熱エネルギーよりも高く
    なるように前記感熱式印字ヘッドを制御することを特徴
    とするラベルプリンタ。
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