JP2001080098A - サーマルプリンタを有する電子機器 - Google Patents

サーマルプリンタを有する電子機器

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JP2001080098A
JP2001080098A JP25977999A JP25977999A JP2001080098A JP 2001080098 A JP2001080098 A JP 2001080098A JP 25977999 A JP25977999 A JP 25977999A JP 25977999 A JP25977999 A JP 25977999A JP 2001080098 A JP2001080098 A JP 2001080098A
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JP25977999A
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Koichi Yamada
孝一 山田
Hiroyuki Furuyama
浩之 古山
Katsumune Hayashi
克宗 林
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字とともに地肌模様を高速で印字すること
ができるサーマルプリンタを有する電子機器を得る。 【解決手段】 文字データに基づいて生成された印字デ
ータとイメージデータ記憶手段に記憶されているイメー
ジデータが1行毎に分割されて生成された印字データと
をそれぞれ発色色を示す色データに応じて黒色印字デー
タ(DATA1)又は青色印字データ(DATA2)と
して各々1行分出力する。これにより、黒色印字データ
(DATA1)又は青色印字データ(DATA2)が出
力されたサーマルヘッド9の各発熱素子9aがそれぞれ
黒色ストローブ信号(STROBE1)又は青色ストロ
ーブ信号(STROBE2)の通電パルス幅だけ駆動さ
れるとともに、二色発色感熱印字媒体がレシートモータ
の駆動によって紙送りされ、二色発色感熱印字媒体への
印字が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レシート発行機能
を有するPOS(Point of Sales:販売時点管理)端末
等の商品販売登録データ処理装置やチケット発行機能を
有する発券装置等のサーマルプリンタを有する電子機器
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スーパーマーケットやコンビニ
エンスストア等で使用されるPOS(Point of Sales:
販売時点管理)端末等の商品販売登録データ処理装置
は、バーコードスキャナやキーボードの操作により売上
商品に関する商品コードを入力すると、その商品コード
により商品マスタファイルを検索してその商品の名称、
単価等の商品情報を読み出し、その販売個数とともに売
上登録データとして記憶する。そして、これらの売上登
録データは表示器に表示される一方、レシートプリンタ
によりレシート用紙に印字され、レシートとして顧客に
発行される。このようにして発行されたレシートは、領
収書としても利用可能になっている。
【0003】また、近年においては、コンサートチケッ
ト等は、例えばチケットガイド等においてその場でコン
サート名、日時、座席等をプリンタにより印字され、顧
客に対して発行されている。
【0004】ところで、領収書としても利用可能なレシ
ートやコンサートチケット等は、同じものが二枚あって
はならないものである。そのため、偽造を防止するため
にレシート用紙やチケット用紙に特殊な印字用紙を使用
するようにしたものがある。このような特殊な印字用紙
としては、一般的な白い印字用紙とは異なり、所定の模
様や色(以下、地肌模様という。)が用紙上に予め印刷
されているものがある。
【0005】しかしながら、地肌模様が予め印刷されて
いる印字用紙は、一般的な白い印字用紙に比べて価格が
高くなってしまうという問題があった。また、地肌模様
が予め印刷されている印字用紙によっては、その地肌模
様に合わせて印字しなければならないため、センサ等に
よって位置決めをして印字しなければならず、プリンタ
が割高になってしまっていた。さらに、地肌模様が予め
印刷されている印字用紙はある程度の量のロットで生産
されるため、地肌模様を頻繁に変更することが難しいと
いう問題もある。
【0006】そこで、このような問題を解決する提案が
本出願人によりなされており、特開平9−115059
号公報において開示されている。この提案によれば、サ
ーマルプリンタを搭載した電子機器である商品販売登録
データ処理装置にレシート用紙の同一行に対して1行分
のテキストデータ(文字データ)と1行分のイメージデ
ータとの印字を各行毎に順次繰り返すようにレシート発
行プリンタを制御する背景付き印字動作制御手段を設け
ることにより、イメージデータによる模様やイラストな
どがテキストデータの印字部分の背景として印字された
特徴的なレシートが発行できるものとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平9−
115059号公報において開示されている提案によれ
ば、レシート用紙の同一行に対して、改行せずに、1行
分のテキストデータの印字と1行分のイメージデータの
印字とを各行毎に順次繰り返すことで、重ね印字として
いることにより、1行分の印字時間が実際には従来の2
行分の印字時間となってしまうので、印字速度が遅くな
ってしまうという問題があった。
【0008】本発明の目的は、文字とともに地肌模様を
高速で印字することができるサーマルプリンタを有する
電子機器を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の発熱素子をライン状に配列したサーマルヘッドを
有し、第一の印字エネルギーが印加されることにより第
一の色を発色して前記第一の印字エネルギーより大きな
第二の印字エネルギーが印加されることにより第二の色
を発色する二色発色感熱印字媒体に対して印字を行うサ
ーマルプリンタであって、印字データが有する発色色を
示す色データに応じて前記第一または第二の印字エネル
ギーに相当するエネルギーを前記各発熱素子に印加する
とともに、前記色データの異なる前記印字データが一の
発熱素子に対して同時に入力された場合には前記第二の
印字エネルギーに相当するエネルギーを前記一の発熱素
子に印加することで前記第一の発色色及び前記第二の発
色色の印字を1ライン中で併せて行う前記サーマルプリ
ンタを有する電子機器において、第一の発色色を示す前
記色データを有して1ライン単位に分割可能な所定のイ
メージデータを予め記憶したイメージデータ記憶手段
と、第二の発色色を示す前記色データを有する文字デー
タの入力を受け付ける文字データ入力手段と、前記文字
データ入力手段により入力された前記文字データと前記
イメージデータ記憶手段に記憶された前記イメージデー
タとを前記印字データとして1ライン単位で繰り返して
前記サーマルプリンタに出力するデータ出力手段と、を
備える。
【0010】したがって、文字データ入力手段により入
力された文字データとイメージデータ記憶手段に記憶さ
れたイメージデータとが、印字データとしてデータ出力
手段によりサーマルプリンタの一の発熱素子に対して同
時に出力された場合であっても、文字データが第一の印
字エネルギーより大きな第二の印字エネルギーが印加さ
れることにより発色する第二の色の色データを有し、イ
メージデータが第二の印字エネルギーより小さな第一の
印字エネルギーが印加されることにより発色する第一の
色の色データを有することから、1ライン分の印字動作
において文字データがイメージデータに重なって発色・
印字される。これにより、例えば地肌模様やイラスト等
のイメージデータが、文字データの印字の背景として高
速で印字される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図12に基づいて説明する。本実施の形態のサーマル
プリンタを有する電子機器は、特に青色(第一の色)と
黒色(第二の色)の二色で印字が可能な二色発色感熱印
字媒体である加色型の二色発色感熱紙(以下、二色発色
感熱紙という。)をレシート用紙に使用するレシートプ
リンタを搭載したPOS端末への適用例である。
【0012】二色発色感熱紙は、原紙の上に黒色の発色
層、さらにその上に例えば青色の発色層を順に積層させ
た構造とされている。このような二色発色感熱紙を発色
させて印字する場合について以下に説明する。ここで、
図1は二色発色感熱紙の発色特性を示すグラフであっ
て、縦軸は記録濃度を示し、横軸はサーマルヘッドによ
って印加されるエネルギー量(mJ/dot)を示す。図中破
線Aは“青色”の発色特性を示しており、図中実線Bは
“黒色”の発色特性を示している。図1に示すように、
“青色”は“黒色”に比べて低いエネルギーE1(約
0.20(mJ/dot))が印加された場合に発色し、“黒
色”はその“青色”が発色する印字エネルギーより大き
なエネルギーE2(約0.40(mJ/dot))が印加され
た場合に“青色”に重なって発色することになる。
【0013】次に、POS端末に内蔵されるレシートプ
リンタについて説明する。ここで、図2はレシートプリ
ンタ1の構造を概略的に示す縦断側面図、図3はその外
観斜視図である。レシートプリンタ1は、サーマルプリ
ンタであって、上面開放の筐体構造のプリンタ本体2と
プリンタカバー3とを備えている。プリンタカバー3
は、プリンタ本体2に対して支軸4を中心に開閉自在と
されている。プリンタ本体2には、ローラ構造のプラテ
ン5と円弧状の用紙収納部6とが設けられ、用紙収納部
6にはロール状の二色発色感熱紙であるレシート用紙7
が収納保持されている。一方、プリンタカバー3側には
プラテン5に対向接触して印字部8を構成するライン型
のサーマルヘッド9が設けられている。これにより、プ
リンタカバー3が閉じられた場合に、用紙収納部6から
印字部8を経て排紙側につながる搬送経路10が形成さ
れ、この搬送経路10を介してサーマルヘッド9をプラ
テン5に所定の加圧力で当接させることができるように
構成されている。
【0014】ここで、サーマルヘッド9は、プラテン5
に対向接触する部分に多数の発熱素子9a(図5参照)
をライン方向(レシート用紙7の搬送方向に対して直交
する方向)に一列に配列している。詳細については後述
するが、このようなサーマルヘッド9においては、それ
らの発熱素子9aのヘッド抵抗値の仕様が適用されるP
OS端末等の仕様に応じて選択可能とされている。
【0015】また、搬送経路10の排紙側出口には、カ
ッタ機構11が設けられている。このカッタ機構11
は、ともに平板長板状の固定刃12と可動刃13とを組
み合わせてなり、固定刃12に対して可動刃13が摺動
することにより搬送経路10を搬送されるレシート用紙
7を切断する構造のものである。なお、固定刃12はプ
リンタカバー3側に設けられ、可動刃13はプリンタ本
体2側に設けられた分離型構造とされている。
【0016】次に、POS端末に内蔵された各部の電気
的接続について図4を参照して説明する。図4に示すよ
うに、POS端末には、全体の制御を受け持つCPU1
4が設けられている。このCPU14のI/Oポートに
は、サーマルヘッド駆動回路15を介してサーマルヘッ
ド9が接続されている。このサーマルヘッド9は、CP
U14からの印字データ(DATA)、印字動作の基本
信号であるクロック信号(CLOCK)、ストローブ信
号(STROBE)、印字に際しての印字データのラッ
チに用いられるラッチ信号(LACH)、サーマルヘッ
ド9の蓄熱による温度上昇を制限するための履歴制御を
行う複数のゲート信号(GATE)の各信号に基づき駆
動される。
【0017】ここで、図5はサーマルヘッド駆動回路1
5の構成を示す回路図である。図5に示すように、本実
施の形態においては、印字データ(DATA)及びスト
ローブ信号(STROBE)はそれぞれ“黒色”と“青
色”との2系統を有しており、印字データ(DATA)
は黒色印字データ(DATA1)及び青色印字データ
(DATA2)とされ、ストローブ信号(STROB
E)は黒色ストローブ信号(STROBE1)及び青色
ストローブ信号(STROBE2)とされている。ここ
で、黒色ストローブ信号(STROBE1)は、サーマ
ルヘッド9を長時間加熱してレシート用紙7上に黒色印
字するためのものであり、青色ストローブ信号(STR
OBE2)はサーマルヘッド9を短時間加熱してレシー
ト用紙7上に青色印字するためのものであり、 STROBE1>STROBE2 である。
【0018】また、点状の発熱素子9aが例えば512
個配列されたサーマルヘッド9には、印字データ(DA
TA)に基づいて選択的にジュール発熱させる複数のド
ライバIC(IC1〜IC8)が備えられている。各ド
ライバIC(IC1〜IC8)は、印字データ(DAT
A)を記憶するための64ビット長のシフトレジスタ、
印字データラッチのためのラッチ回路等で構成されてい
る。このような各ドライバIC(IC1〜IC8)に
は、印字データ(DATA)、クロック信号(CLOC
K)、ラッチ信号(LACH)、ゲート信号(GAT
E)がそれぞれ入力する構成とされている。各ドライバ
IC(IC1〜IC8)と対応する各64個の発熱素子
9aとの間には、アンドゲートANDやオアゲートOR
等からなる論理回路が設けられており、各ドライバIC
(IC1〜IC8)は、ラッチ回路にラッチされている
印字データ(DATA)をストローブ信号(STROB
E)に応じて出力し、対応する各64個の発熱素子9a
を通電駆動することになる。より具体的には、黒色印字
データ(DATA1)のみが入力された場合には黒色ス
トローブ信号(STROBE1)に応じて発熱素子9a
が通電駆動され、青色印字データ(DATA2)のみが
入力された場合には青色ストローブ信号(STROBE
2)に応じて発熱素子9aが通電駆動され、黒色印字デ
ータ(DATA1)と青色印字データ(DATA2)と
が同時に入力された場合には黒色ストローブ信号(ST
ROBE1)に応じて発熱素子9aが通電駆動されるこ
とになる。これにより、二色発色感熱紙であるレシート
用紙7に“黒色”と“青色”の印字を1ライン中で併せ
て行うことが可能になっている。
【0019】加えて、サーマルヘッド9のヘッド基板
(図示せず)にはサーミスタTが取り付けられており、
このサーミスタTによる検出信号(ヘッド温度情報)は
A/D変換器16を介してデジタル値としてCPU14
のI/Oポートに取り込まれるように接続されている。
【0020】また、CPU14には、データバス、アド
レスバス等のバスラインを介してROM17,RAM1
8及びキャラクタジェネレータ用ROM19が接続され
ている。ROM17は固定的なデータを格納したもので
あり、RAM18は可変的なデータを一時的に書き換え
自在に格納したものである。
【0021】続いて、ROM17について説明する。こ
こで、図6はROM17中の記憶エリアを示す説明図で
ある。図6に示すように、ROM17には、制御プログ
ラム等を格納するプログラム記憶エリア17a、サーマ
ルヘッド9のヘッド抵抗値ランクテーブル20(図7参
照)等を格納するテーブルその他の記憶エリア17b、
サーミスタ値別ヘッド通電テーブル17cをヘッド抵抗
値ランク別に格納するサーミスタ値別ヘッド通電テーブ
ル記憶エリア17dが確保されている。ここで、図7は
ヘッド抵抗値ランクテーブル20を示す説明図である。
図7に示すように、テーブルその他の記憶エリア17b
に格納されているヘッド抵抗値ランクテーブル20は、
ヘッド抵抗値の範囲を1〜16なる16段階のランクに
渡って用意したものである。何れのヘッド抵抗値ランク
を使用するかはジャンパ(図示せず)によって予め設定
される。
【0022】また、ROM17のサーミスタ値別ヘッド
通電テーブル17cは、サーミスタTにより検出された
温度情報に対応するサーマルヘッド9の発熱素子への二
色分(黒色ストローブ信号(STROBE1)及び青色
ストローブ信号(STROBE2))の通電パルス幅が
予め設定されたものであり、ヘッド抵抗値ランク1〜1
6の16段階分のテーブルが用意されている。図6
(b)に、例えばランク1のサーミスタ値別ヘッド通電
テーブル17cの設定内容の一例を模式的に例示する。
温度ランク0〜Fに示す各ヘッド温度範囲別に設定され
る黒色の通電パルス幅及び青色の通電パルス幅の各通電
幅データは、ヘッド温度に対して反比例するように設定
されている。このように設定することにより、サーマル
ヘッド9の温度変動によって印字濃度にムラが発生しに
くくなっている。
【0023】次に、RAM18について説明する。ここ
で、図8はRAM18中の記憶エリアを示す説明図であ
る。図8に示すように、RAM18には、サーマルヘッ
ド9のヘッド抵抗値ランクに対応したサーミスタ値別ヘ
ッド通電テーブル17cを展開するエリア18a、文字
データを一時格納する印字バッファ18b、この印字バ
ッファ18bに格納した文字データと後述する地肌印字
データ36(図9参照)とで構成される印字データをド
ット展開する編集バッファ18c、ポインタエリア18
d、フラグエリア18e等が確保されている。
【0024】加えて、図4に示すように、CPU14に
は、プラテン5を駆動してレシート用紙7を搬送するた
めのレシートモータ25がドライバIC26を介して接
続され、カッタ機構11の可動刃13を駆動してレシー
ト用紙7を切断するためのカッタモータ27がドライバ
IC28を介して接続されている。また、CPU14に
は、各種のコントローラ(図示せず)やI/O装置(図
示せず)を介して、商品の販売登録業務等に必要な置数
キーや締めキー等が配列されたキーボード29、商品に
付されたバーコードを読み取るバーコードスキャナ3
0、キャッシャ用表示器31、ドロワ装置32、「登録
モード」「点検モード」「精算モード」「設定モード」等
の各種業務モードを切換自在に選択するためのコントロ
ールキー33などが接続されている。さらに、CPU1
4には、制御プログラムや商品マスタファイル等を格納
するハードディスク(HDD)34が接続されている。
また、このハードディスク(HDD)34には、イメー
ジデータ記憶手段として機能するイメージデータ記憶エ
リア35がデータファイルとして確保されている。この
イメージデータ記憶エリア35には、例えば、図9に例
示するようなイメージデータである地肌印字データ36
が格納されている。このイメージデータ記憶エリア35
は、例えば、通常の行単位のテキストデータ(文字デー
タ)に比してN行分に渡って地肌印字データ36をドッ
トデータとして展開させた大きめのエリアとされてい
る。また、この地肌印字データ36には、青色印字デー
タ(DATA2)であることを示す属性コード(色デー
タ)も付与されている。
【0025】次に、ハードディスク(HDD)34に格
納された制御プログラムがCPU14に実行させる機能
について説明する。起動後のPOS端末では、コントロ
ールキー33の切り換え位置に応じて各種業務モードが
選択される。つまり、コントロールキー33の切り換え
位置によって発生する出力信号に応じ、CPU14がP
OS端末の業務モードを登録モード、設定モード、精算
モード、点検モード等に設定する。本実施の形態におい
ては、各モードの処理について従来のPOS端末によっ
て行なわれる処理と同様の処理についてはその説明を省
略する。
【0026】まず、登録モードにおける売上処理につい
て説明する。ここで、図10は登録モードにおける売上
処理の流れを概略的に示すフローチャートである。売上
処理は、コントロールキー33の切り換え操作によって
登録モードに設定されていることを条件として実行され
る。
【0027】売上処理は、最初に、売上商品についての
バーコードスキャナ30による商品コードの読み取り、
及びキーボード29のキー操作による販売個数の入力等
があるまで待機する(ステップS1)。バーコードスキ
ャナ30による商品コードの読み取り、及びキーボード
29のキー操作による販売個数の入力等があったと判断
されると(ステップS1のY)、ステップS2において
売上登録処理が実行される。この売上登録処理では、入
力された商品コードに基づいて商品マスタファイルを検
索することにより得られた商品名、単価、部門コード等
で構成される売上登録データが売上バッファに記憶さ
れ、その単価等の取引情報がキャッシャ用表示器31に
表示される。さらに、この売上登録処理では、売上登録
データが、印字バッファ18bに文字データとして記憶
される。ここに、文字データ入力手段の機能が実行され
る。また、この文字データには、黒色印字データ(DA
TA1)であることを示す属性コード(色データ)も付
与される。
【0028】ステップS1〜S2の処理は、キーボード
29の締めキーの操作による登録終了の宣言があったと
判断される迄(ステップS3のY)、繰り返される。
【0029】登録終了の宣言があったと判断されると
(ステップS3のY)、ステップS4において締め処理
が実行される。この締め処理では、売上登録データに基
づく売上合計金額等が算出された後、売上合計金額等の
締めデータが印字バッファ18bに文字データとして記
憶される。ここに、文字データ入力手段の機能が実行さ
れる。また、この文字データには、黒色印字データ(D
ATA1)であることを示す属性コード(色データ)も
付与される。
【0030】続くステップS5においては、ハードディ
スク(HDD)34に記憶されている地肌印字データ3
6(図9参照)がレシートプリンタ1に出力されて印字
されるとともに、締め処理において印字バッファ18b
に記憶された文字データも印字データとしてレシートプ
リンタ1に出力されて印字される印字処理が実行され
る。
【0031】次に、印字処理について詳細に説明する。
ここで、図11は印字処理の流れを概略的に示すフロー
チャートである。印字処理は、まず、ジャンパによって
設定されたサーマルヘッド9のヘッド抵抗値ランクを読
み取ってヘッドランクを判別し(ステップS11)、R
OM17のサーミスタ値別ヘッド通電テーブル記憶エリ
ア17dから該当するヘッドランクのサーミスタ値別ヘ
ッド通電テーブル17cをRAM18のサーミスタ値別
ヘッド通電テーブル展開エリア18aに展開して設定す
る(ステップS12)。例えば、サーマルヘッド9のヘ
ッド抵抗値ランクがランク1であれば、図6(b)に示
したような情報がサーミスタ値別ヘッド通電テーブル展
開エリア18aに展開されて設定される。
【0032】続くステップS13においては、サーマル
ヘッド9のヘッド基板に取り付けられたサーミスタTに
よってヘッド温度を検出し、RAM18のサーミスタ値
別ヘッド通電テーブル展開エリア18aに設定されてい
るサーミスタ値別ヘッド通電テーブル17cを参照して
サーミスタTによって検出したヘッド温度が含まれてい
る温度ランクに対応した黒色及び青色の通電パルス幅を
読み込み、それらの通電パルス幅を黒色ストローブ信号
(STROBE1)及び青色ストローブ信号(STRO
BE2)としてそれぞれ出力する。
【0033】次に、ステップS14において、印字バッ
ファ18bに記憶されている文字データが1行毎にキャ
ラクタジェネレータ用ROM19を参照して編集バッフ
ァ18cに順にドット展開され、印字データが生成され
る。
【0034】続く、ステップS15においては、ハード
ディスク(HDD)34に記憶されている地肌印字デー
タ36が1行毎に分割されて編集バッファ18cに順に
ドット展開され、印字データが生成される。
【0035】そして、ステップS16において、編集バ
ッファ18cにドット展開された各印字データを印字色
(発色色)を示す属性コード(色データ)に応じて黒色
印字データ(DATA1)又は青色印字データ(DAT
A2)として各々1行分出力する。これにより、黒色印
字データ(DATA1)又は青色印字データ(DATA
2)が出力されたサーマルヘッド9の各発熱素子9aが
それぞれ黒色ストローブ信号(STROBE1)又は青
色ストローブ信号(STROBE2)の通電パルス幅だ
け駆動されるとともに、レシート用紙7がレシートモー
タ25の駆動によって紙送りされる。これにより、レシ
ート用紙7への印字が行われる。なお、サーマルヘッド
9の同一の発熱素子9aに黒色印字データ(DATA
1)及び青色印字データ(DATA2)が出力された場
合には、 STROBE1>STROBE2 であることから、黒色ストローブ信号(STROBE
1)に基づく黒色印字データ(DATA1)の文字デー
タが青色ストローブ信号(STROBE2)に基づく青
色印字データ(DATA2)の地肌印字データ36に重
なって発色することになる。
【0036】ステップS14〜S16の処理は、印字バ
ッファ18bに記憶されている文字データが全て印字さ
れる迄(ステップS17のY)、繰り返される。印字バ
ッファ18bに記憶されている文字データが全て印字さ
れた場合には(ステップS17のY)、印字処理が終了
する。つまり、ステップS14〜S17において、デー
タ出力手段の機能が実行される。
【0037】印字処理が終了すると、カッタ機構11に
よってレシート用紙7が全切断されることにより、レシ
ートが発行され(ステップS6)、売上処理が終了す
る。
【0038】ここで、図12は発行されたレシートRの
一例を示す平面図である。レシートRには、売上商品毎
の商品名や単価、売上合計金額等が黒色で印字されると
ともに、イメージデータである地肌印字データ36がそ
の背景である地肌模様として青色で繰り返し印字される
ことになる。
【0039】ここに、文字データと地肌印字データ36
とが、レシートプリンタ1に対して同時に出力された場
合であっても、文字データがエネルギーE2(約0.4
0(mJ/dot))を印加することにより発色する黒色印字
データ(DATA1)であり、地肌印字データ36がエ
ネルギーE1(約0.20(mJ/dot))を印加すること
により発色する青色印字データ(DATA2)であるこ
とから、1ライン分の印字動作において文字データが地
肌印字データ36に重なって発色・印字される。これに
より、例えば地肌模様やイラスト等の地肌印字データ3
6が、文字データの印字の背景として高速で印字され
る。
【0040】なお、本実施の形態では、二色発色感熱紙
が発色する色を青色と黒色との組み合わせとしたが、こ
れに限るものではなく、赤色と黒色との組み合わせ等で
あっても良い。
【0041】さらに、本実施の形態では、常に背景付き
レシートを発行させるようにしたが、例えば、背景付き
レシート発行モード選択キーなどを設けておき、キャッ
シャの判断等によって背景付きレシートを発行させるか
否かを選択できるようにしてもよい。さらには、例え
ば、性別や年代などによって顧客を分別する客層別に図
柄が異なった複数種類のイメージデータを予め設定記憶
させておき、各顧客の商品登録前に操作される客層を特
定する客層特定キーの種別に基づいて客層別の好みに合
った図柄のイメージデータを背景として選別できるよう
にしてもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の発
熱素子をライン状に配列したサーマルヘッドを有し、第
一の印字エネルギーが印加されることにより第一の色を
発色して前記第一の印字エネルギーより大きな第二の印
字エネルギーが印加されることにより第二の色を発色す
る二色発色感熱印字媒体に対して印字を行うサーマルプ
リンタであって、印字データが有する発色色を示す色デ
ータに応じて前記第一または第二の印字エネルギーに相
当するエネルギーを前記各発熱素子に印加するととも
に、前記色データの異なる前記印字データが一の発熱素
子に対して同時に入力された場合には前記第二の印字エ
ネルギーに相当するエネルギーを前記一の発熱素子に印
加することで前記第一の発色色及び前記第二の発色色の
印字を1ライン中で併せて行う前記サーマルプリンタを
有する電子機器において、第一の発色色を示す前記色デ
ータを有して1ライン単位に分割可能な所定のイメージ
データを予め記憶したイメージデータ記憶手段と、第二
の発色色を示す前記色データを有する文字データの入力
を受け付ける文字データ入力手段と、前記文字データ入
力手段により入力された前記文字データと前記イメージ
データ記憶手段に記憶された前記イメージデータとを前
記印字データとして1ライン単位で繰り返して前記サー
マルプリンタに出力するデータ出力手段と、を備え、文
字データ入力手段により入力された文字データとイメー
ジデータ記憶手段に記憶されたイメージデータとを印字
データとしてデータ出力手段によりサーマルプリンタの
一の発熱素子に対して同時に出力した場合であっても、
文字データが第一の印字エネルギーより大きな第二の印
字エネルギーが印加されることにより発色する第二の色
の色データを有し、イメージデータが第二の印字エネル
ギーより小さな第一の印字エネルギーが印加されること
により発色する第一の色の色データを有することから、
1ライン分の印字動作において文字データをイメージデ
ータに重ねて発色・印字することにより、例えば地肌模
様やイラスト等のイメージデータを文字データの印字の
背景として高速で印字することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のレシートプリンタで使
用する二色発色感熱紙の発色特性を示すグラフである。
【図2】レシートプリンタの構造を概略的に示す縦断側
面図である。
【図3】その外観斜視図である。
【図4】POS端末に内蔵された各部の電気的接続を示
すブロック図である。
【図5】サーマルヘッド駆動回路の構成を示す回路図で
ある。
【図6】ROM中の記憶エリアを示す説明図である。
【図7】ヘッド抵抗値ランクテーブルを示す説明図であ
る。
【図8】RAM中の記憶エリアを示す説明図である。
【図9】地肌印字データの一例を模式的に示す平面図で
ある。
【図10】登録モードにおける売上処理の流れを概略的
に示すフローチャートである。
【図11】印字処理の流れを概略的に示すフローチャー
トである。
【図12】発行されたレシートの一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ 7 二色発色感熱印字媒体 9 サーマルヘッド 9a 発熱素子 35 イメージデータ記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 克宗 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東芝テ ック株式会社大仁事業所内 Fターム(参考) 2C065 AA01 AB01 AD07 DC03 DC24 2C066 AA01 AB09 AC03 AD01 BC07 BC14 BD12 BF04 CA05 CA24 3E042 BA07 CE01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱素子をライン状に配列したサ
    ーマルヘッドを有し、第一の印字エネルギーが印加され
    ることにより第一の色を発色して前記第一の印字エネル
    ギーより大きな第二の印字エネルギーが印加されること
    により第二の色を発色する二色発色感熱印字媒体に対し
    て印字を行うサーマルプリンタであって、印字データが
    有する発色色を示す色データに応じて前記第一または第
    二の印字エネルギーに相当するエネルギーを前記各発熱
    素子に印加するとともに、前記色データの異なる前記印
    字データが一の発熱素子に対して同時に入力された場合
    には前記第二の印字エネルギーに相当するエネルギーを
    前記一の発熱素子に印加することで前記第一の発色色及
    び前記第二の発色色の印字を1ライン中で併せて行う前
    記サーマルプリンタを有する電子機器において、 第一の発色色を示す前記色データを有して1ライン単位
    に分割可能な所定のイメージデータを予め記憶したイメ
    ージデータ記憶手段と、 第二の発色色を示す前記色データを有する文字データの
    入力を受け付ける文字データ入力手段と、 前記文字データ入力手段により入力された前記文字デー
    タと前記イメージデータ記憶手段に記憶された前記イメ
    ージデータとを前記印字データとして1ライン単位で繰
    り返して前記サーマルプリンタに出力するデータ出力手
    段と、を備えることを特徴とするサーマルプリンタを有
    する電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7119822B2 (en) 2003-03-28 2006-10-10 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Printer and consumables for use in printer
CN114506159A (zh) * 2021-12-27 2022-05-17 珠海智汇网络设备有限公司 双色打印驱动方法、热敏打印机和计算机可读存储介质

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JPH117243A (ja) * 1997-06-16 1999-01-12 Ishida Co Ltd ラベルおよびラベル発行機

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