JP7231003B1 - 印字制御装置、印字制御方法及びプログラム - Google Patents

印字制御装置、印字制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印字後の見栄えを損なうことなくサーマルヘッドの長寿命化を実現する。【解決手段】印字制御装置1のCPU21は、複数の発熱体282を通電させることで用紙P(印字媒体)に印字を行い、複数の発熱体282それぞれにおける累積通電回数を取得し、今回の印字で発熱体282を通電させる通電回数(今回通電回数)を、複数の発熱体282それぞれで取得し、複数の発熱体282それぞれにおける、累積通電回数と今回の印字における通電回数との情報に基づいて用紙Pに対する印字開始位置を調整する。【選択図】図14

Description

本発明は、印字制御装置、印字制御方法及びプログラムに関する。
従来、電子レジスタやハンディターミナルを始めとする電子機器に備わるプリンタとして、サーマルプリンタが広く普及している。このサーマルプリンタは、例えば、レシートやジャーナルの印字のように定型的な内容を印字する場合、特定の範囲に同じ文字や数字が印字されることが多いため、文字や数字を形成するドット構成によってはサーマルヘッドの特定の発熱体に連続して通電されることが多くなり、通電が集中する発熱体の劣化が早まることでサーマルヘッドの実使用寿命が短くなる。
そこで、例えば、特許文献1には、サーマルヘッドの長寿命化を実現することを目的として、印字領域をレシート印字領域とジャーナル印字領域とに分離することによりサーマルヘッドの発熱抵抗体をレシート印字に使用されるものとジャーナル印字に使用されるものとに分け、さらに、レシート印字領域及びジャーナル印字領域の印字行数を略一致させることによって、サーマルヘッドの全ての発熱抵抗体が略等しい頻度で使用されるようするサーマルプリンタが開示されている。
特開2003-58949号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているサーマルプリンタでは、レシートは、商品データが24×24ドットの通常文字サイズでレシート印字領域に印字される一方で、ジャーナルは、商品データが16×16ドットの縮小文字サイズで、上記のレシート印字領域とは異なるジャーナル印字領域に印字されるので、印字出力されたジャーナルの見栄えが悪くなってしまうといった問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、印字後の見栄えを損なうことなくサーマルヘッドの長寿命化を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る印字制御装置は、
複数の発熱体を通電させることで印字媒体に印字を行う印字制御手段と、
前記複数の発熱体それぞれにおける累積通電回数を取得する第1取得手段と、
今回の印字で前記発熱体を通電させる今回通電回数を、前記複数の発熱体それぞれで取得する第2取得手段と、
前記第2取得手段によって取得された前記発熱体ごとの前記今回通電回数であって、前記印字媒体に対する印字開始位置の候補となる複数の印字開始位置候補のそれぞれから前記印字を開始した場合に合わせた前記発熱体ごとの前記今回通電回数を、前記第1取得手段によって取得された前記発熱体ごとの前記累積通電回数と足し合わせ、足し合わせた後の前記累積通電回数が最大となる前記発熱体を前記印字開始位置候補ごとに選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された前記発熱体のうちから前記足し合わせた後の前記累積通電回数が最小となる前記発熱体を選択する第2の選択手段と、
を備え、
前記印字制御手段は、前記第2の選択手段によって選択された前記発熱体を含む前記印字開始位置候補を、前記印字媒体に対する印字開始位置として調整する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、印字後の見栄えを損なうことなくサーマルヘッドの長寿命化を実現することができる。
本実施形態に係る印字制御装置の外観図である。 図1の印字制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 サーマルヘッドと用紙との関係を示す図である。 印字制御ブロック及びサーマルヘッドの各機能構成を示す図である。 (a)~(d)は、印字制御ブロック及びサーマルヘッドの各基本動作に関する説明図である。 印字イメージバッファに展開されるイメージデータとサーマルヘッドとの関係を示す図である。 (a)はサーマルヘッドに設けられている各発熱体の累積通電回数を記憶する累積通電回数レジスタの構成を示す図であり、(b)は次回に印字する行(印字領域)を対象とした各発熱体の通電回数を記憶する一行通電回数レジスタの構成を示す図である。 印字開始位置Snの値の特定方法に関する説明図である。 (a)~(c)は累積通電回数レジスタの値と一行通電回数レジスタの値との合算に関する具体例を示す図である。 (a)及び(b)は累積通電回数レジスタの値と一行通電回数レジスタの値との合算に関する具体例を示す図であり、(c)は選択されたシフトパターンの合算結果を累積通電回数レジスタにセットする局面を示す図である。 累積通電回数レジスタの印字開始位置Snの値が0であるときの印字制御ブロック及びサーマルヘッドの各動作に関する説明図である。 累積通電回数レジスタの印字開始位置Snの値が2であるときの印字制御ブロック及びサーマルヘッドの各動作に関する説明図である。 文字データの構成の例を示す図である。 印字制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
≪印字制御装置1の構成≫
図1~図2を参照して、本実施形態に係る印字制御装置1の構成について説明する。
印字制御装置1は、例えば、スーパーマーケット等の店舗に設置されるECR(Electronic Cash Resister)であり、店員の操作により顧客に販売した商品の金額、個数等の商品登録等を行う装置である。
図1は、印字制御装置1を示す外観図である。
図1に示すように、印字制御装置1は、本体部201と、サーマルプリンタ28と、ドロア29と、を備える。本体部201は、タッチパネルとしての操作部22と、当該タッチパネルを表示画面上に設けた店員用の表示部24aと、顧客用の表示部24bと、を備える。表示部24aは、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescent)ディスプレイ等で構成され、店員用の各種画面情報等を表示する。表示部24bは、LCD、ELディスプレイ等で構成され、表示画面を顧客側又は店員側に回転可能であり、顧客用の商品の金額、合計金額等の情報を表示する。
サーマルプリンタ28は、ロール紙等の用紙(感熱紙)Pに、レシートやレポートのデータ等を印刷するプリンタである。ドロア29は、現金、商品券等を格納する引き出しである。本体部201と、サーマルプリンタ28及びドロア29とは、ケーブルを介した有線通信により通信接続されている構成とするが、これに限定されるものでなく、無線通信により通信接続されている構成としてもよい。
次いで、図2を参照して、印字制御装置1の内部の機能構成を説明する。図2は、印字制御装置1の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、印字制御装置1は、CPU(Central Processing Unit)21と、操作部22と、RAM(Random Access Memory)23と、ディスプレイとしての表示部24aと、表示部24bと、ROM(Read Only Memory)25と、通信部26と、記憶部27と、サーマルプリンタ28と、ドロア29と、計時部30と、を備える。
印字制御装置1の各部は、バス31を介して互いに接続されている。図2において、サーマルプリンタ28及びドロア29以外の各部は本体部201に備えられており、図1の本体部201と、サーマルプリンタ28及びドロア29のそれぞれとの接続は、簡単のため、バス31を介する接続として表現している。
CPU(印字制御手段、第1取得手段、第2取得手段、第1の選択手段、第2の選択手段)21は、印字制御装置1の各部を制御する。CPU21は、各種プログラムのうち指定されたプログラムをROM25から読み出してRAM23に展開し、展開されたプログラムとの協働で後述する印字制御処理を始めとする各種処理を実行する。
操作部22は、表示部24aの表示画面に設けられたタッチパネルであり、ユーザからのタッチ操作を検出し、タッチ操作された位置の位置情報をCPU21に出力する。
RAM23は、例えば、揮発性の半導体メモリであり、各種データ及びプログラムを格納するワークエリアが形成される。
表示部24a,24bは、CPU21の制御により、各種表示情報を表示画面に表示する。
ROM25は、各種データ(例えば、文字データ(フォントデータ)252(図4参照))及び各種プログラム(例えば、制御プログラム251(図4参照))を記憶する読み出し専用のメモリである。
通信部26は、ネットワークカード等により構成され、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク上の機器と情報の送受信を行う。
記憶部27は、情報の書き込み及び読み出しが可能な記憶部であり、バッテリーバックアップされたRAM、フラッシュメモリ等で構成される。記憶部27には、売上データ、各種設定情報等が記憶される。
サーマルプリンタ28は、サーマルヘッド281(図3参照)、用紙Pを搬送するステッピングモータ(図示省略)、温度センサ(図示省略)等により構成され、CPU21の制御により、レシート、レポート、電子ジャーナル等のデータ(印字内容)を用紙Pに印刷する。
ドロア29は、CPU21の制御により、例えば売上登録の締め時に、引き出しを開放する。
計時部30は、リアルタイムクロックであり、現在日時を計時し、その現在日時情報をCPU21に出力する。
≪サーマルヘッド281と用紙Pとの関係≫
次に、図3を参照して、サーマルプリンタ28のサーマルヘッド281と用紙Pとの関係について説明する。
図3は、サーマルヘッド281と用紙Pとの関係を示す図である。
図3に示すように、サーマルヘッド281は、ライン状に配列された複数(例えば、384個(ドット))の発熱体282を有する。サーマルプリンタ28は、CPU21の制御下において、用紙Pを適宜搬送させながら印字対象箇所の発熱体282に規定時間通電することにより、当該用紙Pの対象箇所を発色させ、文字等の印字を行う。ここで、ライン状に配列された複数の発熱体282の一端から他端までの幅が用紙Pの印字範囲に相当する。
≪印字制御ブロックBL及びサーマルヘッド281の各構成≫
次に、図4を参照して、印字制御ブロックBL及びサーマルヘッド281の各構成について説明する。
図4は、印字制御ブロックBL及びサーマルヘッド281の各機能構成を示す図である。
図4に示すように、印字制御ブロックBLは、サーマルヘッド281に出力するイメージデータ(送信データ)や送信クロック、データラッチ信号を制御するためのブロックであり、上述したCPU21と、RAM23と、ROM25と、によって構成されている。サーマルヘッド281は、CPU21より送信されたイメージデータを取得して発熱体282に出力するシフトレジスタ284及びラッチレジスタ283、並びに、ラッチレジスタ283が出力する印字データ(印字データの各ドットに対応するビットのデータ)に応じて用紙Pを発色させる発熱体282によって構成されている。
≪印字制御ブロックBL及びサーマルヘッド281の各動作≫
次に、図5を参照して、サーマルプリンタ28によって用紙Pへ印字を行う際の印字制御ブロックBL及びサーマルヘッド281の各基本動作について説明する。ここで、サーマルプリンタ28による用紙Pへの印字は、文字1行分(28ドットライン)ごとに行われるようになっている。
図5(a)~図5(d)は、印字制御ブロックBL及びサーマルヘッド281の各基本動作に関する説明図である。
図5(a)に示すように、サーマルプリンタ28によって用紙Pへ印字が行われる場合、まず、CPU21の制御下において、当該用紙Pに印字する内容(例えば“部門01…¥100”;図3参照)が文字コード(JIS又はASCii)のデータとして1行単位でRAM23の印字バッファ231に格納される。
次いで、印字バッファ231に格納された文字コードのデータは、CPU21の制御下において、ROM25に格納されている文字データ252に基づき“0”と“1”で表されるイメージデータに変換され、図5(b)に示すように、RAM23の印字イメージバッファ232に展開される。なお、図5(b)では、説明の都合上、印字イメージバッファ232に“部門01…¥100”の文字列が示されているが、実際には印字するドットを“1”、印字しないドットを“0”として表したイメージデータが印字イメージバッファ232に展開される。
ここで、図6を参照して、印字イメージバッファ232に展開されるイメージデータとサーマルヘッド281との関係について説明する。
図6は、印字イメージバッファ232に展開されるイメージデータとサーマルヘッド281との関係を示す図である。
図6に示すように、印字イメージバッファ232に展開されるイメージデータは、1行分(縦:28ドットライン、横:384ドット)のビットデータで構成されており、1ビットのデータが1つ(1ドット)の発熱体282に対応し、黒(発色部分(印字部分))が“1”、白(非発色部分(印字しない部分))が“0”で印字イメージバッファ232に展開される。サーマルヘッド281は、384個の発熱体282を備えている。これらの発熱体282は、横方向(用紙送り方向と直交する方向;図3参照)にライン状に並んで構成されており、印字イメージバッファ232に展開されているイメージデータの各ドットラインのビットと発熱体282のドットとが1対1で対応している。
印字制御ブロックBLの動作説明に戻り、次いで、印字イメージバッファ232に展開されたイメージデータは、図5(c)に示すように、CPU21の制御下において、サーマルプリンタ28に送信するために、CPU21の送信バッファ211(図4参照)に転送される。送信バッファ211は、8ビット(又は16ビット)で構成されており、イメージデータは1ドットラインの1ドット目から順に8ビット(又は16ビット)の単位で送信バッファ211に転送される。
次いで、送信バッファ211に転送されたイメージデータは、CPU21の制御下において、シフトレジスタ211a(図4参照)でパラレルデータからシリアルデータに変換された後、図5(d)に示すように、データ送信クロックと同期してサーマルヘッド281に送信される。ここで、データ送信クロックは、図4に示すように、外部のORゲートGから出力されるようになっている。ORゲートGは、CPU21の送信クロック発生回路212とポート信号カウンタ213とのそれぞれと接続されており、送信クロック発生回路212より入力される送信クロックと、ポート信号カウンタ213より入力されるポート信号と、に基づいて、データ送信クロックを出力する。サーマルヘッド281は、CPU21の制御下において、ORゲートGから出力されるデータ送信クロックに同期して受信したイメージデータを順にシフトレジスタ284にセットする。シフトレジスタ284にセットされたイメージデータは、CPU21が出力するデータラッチ信号によってラッチレジスタ283に移動させ固定される。そして、ラッチレジスタ283において固定されたイメージデータの“1”、“0”の値に応じて、対応する発熱体282に通電し用紙Pの対象箇所を発色させる。ここで、データラッチ信号は、CPU21内の送信クロックカウンタ212aでカウントされた値分の送信クロックとイメージデータとがサーマルヘッド281に送信された後、CPU21よりサーマルヘッド281へ送信されるようになっている。
≪印字開始位置のシフト制御≫
次に、図7~図12を参照して、サーマルプリンタ28によって用紙Pへ印字を行う際の印字開始位置のシフト制御について説明する。
図7(a)は、サーマルヘッド281に設けられている各発熱体282の累積通電回数を記憶する累積通電回数レジスタR1の構成を示す図であり、図7(b)は、次に印字する、すなわち、今回印字する行(印字領域)を対象とした各発熱体282の通電回数を記憶する一行通電回数レジスタR2の構成を示す図である。
図7(a)に示すように、累積通電回数レジスタR1は、項目ごとに記憶領域が区分けされており、左端の“S”の項目に対応する記憶領域には、後述するシフトパターンに対応する印字開始位置Snの値(0~4)が記憶されるようになっている。また、“1”~“384”の各項目に対応する記憶領域には、それぞれの番号(ドット)に対応する発熱体282の累積通電回数が記憶されるようになっている。
図7(b)に示すように、一行通電回数レジスタR2は、項目ごとに記憶領域が区分けされており、“1”~“384”の各項目に対応する記憶領域には、それぞれの番号(ドット)に対応する発熱体282の今回(これから)印字する1行分(縦:28ドットライン、横:384ドット)の通電回数(今回通電回数)が記憶されるようになっている。
図8は、上記の印字開始位置Snの値の特定方法に関する説明図である。
今回の印字が行われる際、CPU21の制御下において、図8(a)に示すようにデフォルトの印字開始位置から印字開始位置をシフトしないシフトパターンI、図8(b)に示すようにデフォルトの印字開始位置から印字開始位置を右方に1ドット分だけシフトするシフトパターンII、図8(c)に示すようにデフォルトの印字開始位置から印字開始位置を右方に2ドット分だけシフトするシフトパターンIII、図8(d)に示すようにデフォルトの印字開始位置から印字開始位置を右方に3ドット分だけシフトするシフトパターンIV、図8(e)に示すようにデフォルトの印字開始位置から印字開始位置を右方に4ドット分だけシフトするシフトパターンVの5パターンそれぞれにおいて、累積通電回数レジスタR1の値Σ1~Σ384と、一行通電回数レジスタR2の値n1~n384(n381~n384は“0”)と、を合算して合計値m1~m384を導出する。ここで、図13(a)及び図13(b)に示すように、文字データは、全角文字(2バイト文字)の場合、25ビット~32ビットの8ビット分がスペースになっており、半角文字(1バイト文字)の場合、13ビット~16ビットの4ビット分がスペースになっている。したがって、一行通電回数を発熱体282ごとに計数する場合、少なくとも、381ドット目~384ドット目の発熱体282に対応する通電回数はいずれも“0”となる。このため、一行通電回数レジスタR2の値n381~n384は“0”で表されている。
次いで、各シフトパターンI~Vにおいて、上記の合計値m1~m384のうちで当該合計値が最大となる発熱体282を選択する。例えば、図9(a)に示すように、シフトパターンIにおいて、合計値m1~m384のうちで“11857”が最大値である場合、3ドット目の発熱体282を選択する。また、図9(b)に示すように、シフトパターンIIにおいて、合計値m1~m384のうちで“11846”が最大値である場合、3ドット目の発熱体282を選択する。また、図9(c)に示すように、シフトパターンIIIにおいて、合計値m1~m384のうちで“11844”が最大値である場合、3ドット目の発熱体282を選択する。また、図10(a)に示すように、シフトパターンIVにおいて、合計値m1~m384のうちで“11842”が最大値である場合、3ドット目の発熱体282を選択する。また、図10(b)に示すように、シフトパターンVにおいて、合計値m1~m384のうちで“11842”が最大値である場合、3ドット目の発熱体282を選択する。
次いで、シフトパターンI~Vごとに選択された発熱体282に係る合計値同士を比較し、当該合計値が最小となる発熱体282を持つシフトパターンを選択する。ここで、選択されたシフトパターンが複数ある場合、すなわち最小となる合計値が同一となるシフトパターンがある場合には、当該シフトパターンを対象として、それぞれの2番目の最大値同士を比較し、当該2番目の最大値が最小となる発熱体282を持つシフトパターンを選択する。例えば、上述の例では、シフトパターンIV(図10(a)参照)とシフトパターンV(図10(a)参照)のそれぞれにおいて選択された発熱体282の合計値が“11842”と最小値であるので、シフトパターンIVとシフトパターンVを対象として、シフトパターンIVの2番目の最大値“11252”とシフトパターンVの2番目の最大値“11268”を比較し、当該2番目の最大値が最小となる発熱体282を持つシフトパターンIVを選択する。なお、2番目の最大値同士を比較した場合であっても当該2番目の最大値が最小となる発熱体282を持つシフトパターンを1つに絞ることができないときは、当該シフトパターンを1つに絞ることができるまで、3番目以降の最大値同士を比較する。
次いで、図10(c)に示すように、選択されたシフトパターン(例えば、シフトパターンIV)における各発熱体282の合計値m1~m384、及び、当該シフトパターンに対応する印字開始位置Snの値(例えば“3”)を累積通電回数レジスタR1に記憶する。ここで、シフトパターンIの場合、印字開始位置“0”を、シフトパターンIIの場合、印字開始位置“1”を、シフトパターンIIIの場合、印字開始位置“2”を、シフトパターンIVの場合、印字開始位置“3”を、シフトパターンVの場合、印字開始位置“4”を記憶する。
そして、CPU21は、上記の累積通電回数レジスタR1に記憶されている印字開始位置Snの値に基づいて、印字開始位置のシフト制御を行う。
以下、図11及び図12を参照して、印字開始位置のシフト制御に関する印字制御ブロックBL及びサーマルヘッド281の各動作について説明する。
上述したように印字イメージバッファ232に印字対象のイメージデータが展開された場合(図5(b)参照)に、CPU21は、累積通電回数レジスタR1に記憶されている印字開始位置Snの値をポート信号カウンタ213にセットする。
次いで、CPU21は、ポート信号カウンタ213にセットされた値分のポート信号(パルス信号)を出力した後、1ドットライン分のイメージデータをサーマルヘッド281に送信する。
図11は、累積通電回数レジスタR1の印字開始位置Snの値が0であるときの印字制御ブロックBL及びサーマルヘッド281の各動作に関する説明図である。
図11に示すように、印字開始位置Snの値が0である場合、上述のポート信号は出力されないため、送信クロックと等しいデータ送信クロックが出力される。これにより、サーマルヘッド281のラッチレジスタ283には、1ドット目からイメージデータの1ビット目がセットされることとなり、当該イメージデータに基づく印字イメージは左詰めで印字される。
図12は、累積通電回数レジスタR1の印字開始位置Snの値が2であるときの印字制御ブロックBL及びサーマルヘッド281の各動作に関する説明図である。
図12に示すように、印字開始位置Snの値が2である場合、送信バッファ211から送信データ(イメージデータ)が送信される前にポート信号(パルス信号)が2パルス出力されるので、サーマルヘッド281のラッチレジスタ283には、3ドット目からイメージデータの1ビット目がセットされることとなり、当該イメージデータに基づく印字イメージは用紙Pの印字範囲(図3参照)の左端から右方に2ビットずれて印字される。ここで、送信クロックカウンタ212aには“384”からポート信号カウンタ213にセットされた値“2”を減算した値“382”がセットされるため、送信クロック数は382パルスとなり、イメージデータの382ビット目までが送信バッファ211から送信されてサーマルヘッド281のラッチレジスタ283にセットされるようになっている。
≪印字制御の流れ≫
次に、図14を参照して、印字制御ブロックBLによる印字制御処理の制御手順について説明する。
図14は、印字制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
図14に示すように、印字制御処理が開始されると、まず、CPU21は、1行分の印字内容を表す文字コードの列をRAM23の印字バッファ231に格納する(図5(a)参照)(ステップS1)。
次いで、CPU21は、印字バッファ231に格納された文字コードをイメージデータに展開し、当該イメージデータをRAM23の印字イメージバッファ232に格納する(図5(b)参照)(ステップS2)。
次いで、CPU21は、印字イメージバッファ232に格納されたイメージデータに基づいて、サーマルヘッド281の各発熱体282の一行分の通電回数を計数する(ステップS3)。
次いで、CPU21は、計数結果を一行通電回数レジスタR2(図7(b)参照)にセットする(ステップS4)。
次いで、CPU21は、図8(a)~図8(e)に示すように、各シフトパターン(シフトパターンI~シフトパターンV)において、累積通電回数レジスタR1の値と一行通電回数レジスタR2の値とを合算する(ステップS5)。
次いで、CPU21は、合算結果に基づいて、各シフトパターンにおいて合算後の累積通電回数が最大となる発熱体282を選択する(ステップS6)。
次いで、CPU21は、ステップS6で選択された各発熱体282のうちで合算後の累積通電回数が最小となる発熱体282を持つシフトパターンを選択する(ステップS7)。
次いで、CPU21は、ステップS7で選択されたシフトパターンの合算結果を累積通電回数レジスタR1にセットする(図10(c)参照)(ステップS8)。
次いで、CPU21は、ポート信号カウンタ213に、累積通電回数レジスタR1のSnの値(印字開始位置を示す値)をセットする(ステップS9)。
次いで、CPU21は、送信クロックカウンタ212aに、発熱体282の総数である“384”からポート信号カウンタ213にセットされた値を減算した値をセットする(ステップS10)。
次いで、CPU21は、累積通電回数レジスタR1のSnの値が“0”であるか否かを判定する(ステップS11)。
ステップS11において、累積通電回数レジスタR1のSnの値が“0”であると判定された場合(ステップS11;YES)、CPU21は、処理をステップS15に進める。
また、ステップS11において、累積通電回数レジスタR1のSnの値が“0”ではないと判定された場合(ステップS11;NO)、CPU21は、ポート信号カウンタ213よりポート信号を1パルス出力する(ステップS12)。
次いで、CPU21は、ポート信号カウンタ213の値を1減算する(ステップS13)。
次いで、CPU21は、ポート信号カウンタの値が“0”であるか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14において、ポート信号カウンタの値が“0”ではないと判定された場合(ステップS14;NO)、CPU21は、処理をステップS12に戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
また、ステップS14において、ポート信号カウンタの値が“0”であると判定された場合(ステップS14;YES)、CPU21は、1ドットライン分のイメージデータのうちの1クロック分を、送信クロック発生回路212より出力される送信クロックと同期させて送信バッファ211から出力する(ステップS15)。
次いで、CPU21は、送信クロックカウンタ212aの値を1減算する(ステップS16)。
次いで、CPU21は、送信クロックカウンタ212aの値が“0”であるか否かを判定する(ステップS17)。
ステップS17において、送信クロックカウンタ212aの値が“0”ではないと判定された場合(ステップS17;NO)、CPU21は、処理をステップS15に戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
また、ステップS17において、送信クロックカウンタ212aの値が“0”であると判定された場合(ステップS17;YES)、CPU21は、送信クロック発生回路212よりデータラッチ信号を出力し、サーマルヘッド281の各発熱体282によって、1ドットライン分を印字させる(ステップS18)。
次いで、CPU21は、1行分、すなわち28ドットライン分の印字が終了したか否かを判定する(ステップS19)。
ステップS19において、1行分(28ドットライン)の印字が終了していないと判定された場合(ステップS19;NO)、CPU21は、処理をステップS9に戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
また、ステップS19において、1行分(28ドットライン)の印字が終了したと判定された場合(ステップS19;YES)、CPU21は、1取引分の印字が終了したか否かを判定する(ステップS20)。
ステップS20において、1取引分の印字が終了していないと判定された場合(ステップS20;NO)、CPU21は、処理をステップS1に戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
また、ステップS20において、1取引分の印字が終了したと判定された場合(ステップS20;YES)、CPU21は、印字制御処理を終了する。
以上説明したように、印字制御装置1のCPU21は、複数の発熱体282を通電させることで用紙P(印字媒体)に印字を行い、複数の発熱体282それぞれにおける累積通電回数を取得し、今回の印字で発熱体282を通電させる通電回数(今回通電回数)を、複数の発熱体282それぞれで取得し、複数の発熱体282それぞれにおける、累積通電回数と今回の印字における通電回数との情報に基づいて用紙Pに対する印字開始位置を調整する。
したがって、印字制御装置1によれば、印字を行う際に、複数の発熱体282それぞれにおける、累積通電回数と今回の印字における通電回数との情報に基づいて用紙Pに対する印字開始位置を調整するので、特定の発熱体282への通電が集中してしまうことを抑制することができる。この結果、印字制御装置1によれば、印字後の見栄えを損なうことなくサーマルヘッド281の長寿命化を実現することができる。
また、印字制御装置1のCPU21は、取得された発熱体282ごとの通電回数(今回通電回数)であって、上記の印字開始位置の候補となる複数の印字開始位置候補(シフトパターンI~シフトパターンV)のそれぞれから印字を開始した場合に合わせた発熱体282ごとの通電回数を、当該発熱体282ごとの累積通電回数と足し合わせ、足し合わせた後の累積通電回数が最大となる発熱体282を印字開始位置候補ごとに選択し、選択された発熱体282のうちから足し合わせた後の累積通電回数が最小となる発熱体282を選択し、選択された発熱体282を含む印字開始位置候補を、用紙Pに対する印字開始位置として調整する。
したがって、印字制御装置1によれば、複数の印字開始位置候補のうちから選択された印字開始位置候補を、用紙Pに対する印字開始位置として調整するので、印字後の見栄えが損なわれてしまうことを好適に防止できる。
また、印字制御装置1のCPU21は、足し合わせた後の累積通電回数が最小となる発熱体282を選択した際に、当該発熱体282が複数ある場合、当該発熱体282を含む印字開始位置候補を対象として、足し合わせた後の累積通電回数が2番目に最大となる発熱体282のうちから足し合わせた後の累積通電回数が最小となる発熱体282を選択する。
したがって、印字制御装置1によれば、印字開始位置候補の選択を適切に且つ円滑に行うことができる。
また、印字制御装置1のCPU21は、予め定められた印字領域の印字を行うごとに、上記の印字開始位置を調整するので、通電対象となる発熱体282の分散を効果的に行うことができる。
また、印字制御装置1のCPU21は、文字1行分(28ドットライン)の印字を行うごとに、上記の印字開始位置を特定するので、通電対象となる発熱体282の分散をより効果的に行うことができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、文字1行分(28ドットライン)の印字を行うごとに、通電が集中しない印字開始位置を特定しているが、1取引分の印字を行うごとに、つまり、印字内容の全領域(1レシートの全印字内容)を対象として、通電が集中しない印字開始位置を特定するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、累積通電回数レジスタR1は、例えば、通信部26を介して接続された通信ネットワーク上の外部機器に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として、印字制御装置1のROM25を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
複数の発熱体を通電させることで印字媒体に印字を行う印字制御手段と、
前記複数の発熱体それぞれにおける累積通電回数を取得する第1取得手段と、
今回の印字で前記発熱体を通電させる今回通電回数を、前記複数の発熱体それぞれで取得する第2取得手段と、
を備え、
前記印字制御手段は、前記複数の発熱体それぞれにおける、前記累積通電回数と前記今回通電回数との情報に基づいて前記印字媒体に対する印字開始位置を調整する、
ことを特徴とする印字制御装置。
<請求項2>
前記第2取得手段によって取得された前記発熱体ごとの前記今回通電回数であって、前記印字開始位置の候補となる複数の印字開始位置候補のそれぞれから前記印字を開始した場合に合わせた前記発熱体ごとの前記今回通電回数を、前記第1取得手段によって取得された前記発熱体ごとの前記累積通電回数と足し合わせ、足し合わせた後の前記累積通電回数が最大となる前記発熱体を前記印字開始位置候補ごとに選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段によって選択された前記発熱体のうちから前記足し合わせた後の前記累積通電回数が最小となる前記発熱体を選択する第2の選択手段と、
を備え、
前記印字制御手段は、前記第2の選択手段によって選択された前記発熱体を含む前記印字開始位置候補を、前記印字媒体に対する印字開始位置として調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載の印字制御装置。
<請求項3>
前記第2の選択手段は、前記足し合わせた後の前記累積通電回数が最小となる前記発熱体を選択した際に、当該発熱体が複数ある場合、当該発熱体を含む前記印字開始位置候補を対象として、前記足し合わせた後の前記累積通電回数が2番目に最大となる前記発熱体のうちから前記足し合わせた後の前記累積通電回数が最小となる前記発熱体を選択する、
ことを特徴とする請求項2に記載の印字制御装置。
<請求項4>
前記第2取得手段は、予め定められた印字領域の印字を行うごとに、前記今回通電回数を取得する、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の印字制御装置。
<請求項5>
前記印字領域は、文字1行分の領域である、
ことを特徴とする請求項4に記載の印字制御装置。
<請求項6>
前記印字領域は、印字内容の全領域である、
ことを特徴とする請求項4に記載の印字制御装置。
<請求項7>
印字制御装置による印字制御方法であって、
複数の発熱体を通電させることで印字媒体に印字を行う印字制御工程と、
前記複数の発熱体それぞれにおける累積通電回数を取得する第1取得工程と、
今回の印字で前記発熱体を通電させる今回通電回数を、前記複数の発熱体それぞれで取得する第2取得工程と、
を含み、
前記印字制御工程は、前記複数の発熱体それぞれにおける、前記累積通電回数と前記今回通電回数との情報に基づいて前記印字媒体に対する印字開始位置を調整する、
ことを特徴とする印字制御方法。
<請求項8>
印字制御装置のコンピュータを、
複数の発熱体を通電させることで印字媒体に印字を行う印字制御手段、
前記複数の発熱体それぞれにおける累積通電回数を取得する第1取得手段、
今回の印字で前記発熱体を通電させる今回通電回数を、前記複数の発熱体それぞれで取得する第2取得手段、
として機能させ、
前記印字制御手段は、前記複数の発熱体それぞれにおける、前記累積通電回数と前記今回通電回数との情報に基づいて前記印字媒体に対する印字開始位置を調整する、
ことを特徴とするプログラム。
1 印字制御装置
21 CPU
211 送信バッファ
211a シフトレジスタ
212 送信クロック発生回路
212a 送信クロックカウンタ
213 ポート信号カウンタ
22 操作部
23 RAM
231 印字バッファ
232 印字イメージバッファ
24a 表示部
24b 表示部
25 ROM
251 制御プログラム
252 文字データ
26 通信部
27 記憶部
28 サーマルプリンタ
281 サーマルヘッド
282 発熱体
283 ラッチレジスタ
284 シフトレジスタ
29 ドロア
30 計時部
G ORゲート
P 用紙
R1 累積通電回数レジスタ
R2 一行通電回数レジスタ

Claims (7)

  1. 複数の発熱体を通電させることで印字媒体に印字を行う印字制御手段と、
    前記複数の発熱体それぞれにおける累積通電回数を取得する第1取得手段と、
    今回の印字で前記発熱体を通電させる今回通電回数を、前記複数の発熱体それぞれで取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段によって取得された前記発熱体ごとの前記今回通電回数であって、前記印字媒体に対する印字開始位置の候補となる複数の印字開始位置候補のそれぞれから前記印字を開始した場合に合わせた前記発熱体ごとの前記今回通電回数を、前記第1取得手段によって取得された前記発熱体ごとの前記累積通電回数と足し合わせ、足し合わせた後の前記累積通電回数が最大となる前記発熱体を前記印字開始位置候補ごとに選択する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された前記発熱体のうちから前記足し合わせた後の前記累積通電回数が最小となる前記発熱体を選択する第2の選択手段と、
    を備え、
    前記印字制御手段は、前記第2の選択手段によって選択された前記発熱体を含む前記印字開始位置候補を、前記印字媒体に対する印字開始位置として調整する、
    ことを特徴とする印字制御装置。
  2. 前記第2の選択手段は、前記足し合わせた後の前記累積通電回数が最小となる前記発熱体を選択した際に、当該発熱体が複数ある場合、当該発熱体を含む前記印字開始位置候補を対象として、前記足し合わせた後の前記累積通電回数が2番目に最大となる前記発熱体のうちから前記足し合わせた後の前記累積通電回数が最小となる前記発熱体を選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印字制御装置。
  3. 前記第2取得手段は、予め定められた印字領域の印字を行うごとに、前記今回通電回数を取得する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の印字制御装置。
  4. 前記印字領域は、文字1行分の領域である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の印字制御装置。
  5. 前記印字領域は、印字内容の全領域である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の印字制御装置。
  6. 印字制御装置による印字制御方法であって、
    複数の発熱体を通電させることで印字媒体に印字を行う印字制御工程と、
    前記複数の発熱体それぞれにおける累積通電回数を取得する第1取得工程と、
    今回の印字で前記発熱体を通電させる今回通電回数を、前記複数の発熱体それぞれで取得する第2取得工程と、
    前記第2取得工程によって取得された前記発熱体ごとの前記今回通電回数であって、前記印字媒体に対する印字開始位置の候補となる複数の印字開始位置候補のそれぞれから前記印字を開始した場合に合わせた前記発熱体ごとの前記今回通電回数を、前記第1取得工程によって取得された前記発熱体ごとの前記累積通電回数と足し合わせ、足し合わせた後の前記累積通電回数が最大となる前記発熱体を前記印字開始位置候補ごとに選択する第1の選択工程と、
    前記第1の選択工程によって選択された前記発熱体のうちから前記足し合わせた後の前記累積通電回数が最小となる前記発熱体を選択する第2の選択工程と、
    を含み、
    前記印字制御工程は、前記第2の選択工程によって選択された前記発熱体を含む前記印字開始位置候補を、前記印字媒体に対する印字開始位置として調整する、
    ことを特徴とする印字制御方法。
  7. 印字制御装置のコンピュータを、
    複数の発熱体を通電させることで印字媒体に印字を行う印字制御手段、
    前記複数の発熱体それぞれにおける累積通電回数を取得する第1取得手段、
    今回の印字で前記発熱体を通電させる今回通電回数を、前記複数の発熱体それぞれで取得する第2取得手段、
    前記第2取得手段によって取得された前記発熱体ごとの前記今回通電回数であって、前記印字媒体に対する印字開始位置の候補となる複数の印字開始位置候補のそれぞれから前記印字を開始した場合に合わせた前記発熱体ごとの前記今回通電回数を、前記第1取得手段によって取得された前記発熱体ごとの前記累積通電回数と足し合わせ、足し合わせた後の前記累積通電回数が最大となる前記発熱体を前記印字開始位置候補ごとに選択する第1の選択手段、
    前記第1の選択手段によって選択された前記発熱体のうちから前記足し合わせた後の前記累積通電回数が最小となる前記発熱体を選択する第2の選択手段、
    として機能させ、
    前記印字制御手段は、前記第2の選択手段によって選択された前記発熱体を含む前記印字開始位置候補を、前記印字媒体に対する印字開始位置として調整する、
    ことを特徴とするプログラム。
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