JP2007054986A - 印刷装置及び印刷装置の制御方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007054986A
JP2007054986A JP2005240416A JP2005240416A JP2007054986A JP 2007054986 A JP2007054986 A JP 2007054986A JP 2005240416 A JP2005240416 A JP 2005240416A JP 2005240416 A JP2005240416 A JP 2005240416A JP 2007054986 A JP2007054986 A JP 2007054986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing apparatus
watermark
image
printed
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005240416A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Otsuka
順一 大塚
Toshiyuki Sugimoto
季之 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005240416A priority Critical patent/JP2007054986A/ja
Publication of JP2007054986A publication Critical patent/JP2007054986A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 ラインプリンタで表形式のレシートを印刷するために、グラフィックスと文字列を重ね合わせた画像を作成することが面倒であり、それを行うとデータ量が増えてスループットが落ちてしまう。罫線文字を使用して表を作成する場合には、デザインに制約がある。
【解決手段】 罫線等の表を構成する要素をグラフィックスとしてプリンタに予め登録しておき、そのグラフィックスとテキストを重ねて印刷することにより、表形式のレシート印刷を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レシートにテキストデータ及び画像データを印刷する印刷装置及び印刷装置の制御方法に関する。
従来、レストラン等で提示されるレシートは表形式のものが用いられている。このようなレシートを印刷するレシート印刷装置は、罫線を引く機能がないため、表形式の印刷結果を得るには、“−”,“「”,“」”,“|”などの罫線を示す記号(テキストデータ)を印刷データに含めて印刷装置に送信し、改行量や文字ピッチを調整して印刷している。このようなプログラムを作成することは面倒な作業が必要であり、記号を用いるためデザイン構成にも制約があった。また、−、「、」、|等の記号は文字列と同じ1行の領域を使用してしまうため、印刷領域に無駄が生じ、見た目もきれいに印刷することは困難である(特許文献1参照)。
さらに、罫線をビットマップデータで印刷する場合に、1行ずつ印刷していくライン印刷装置の機能では、ビットマップデータとテキストデータを重ねて印刷することができないので、ホストコンピュータ側で、ビットマップデータとテキストデータを重ね合わせたビットマップデータを作成する必要があり非常に面倒となっている。また、この方法では、印刷装置に搭載されているテキスト印刷機能を使用することができない。また、印刷装置への送信データがテキストデータに比べて非常に大きくなることから、大幅にデータ転送時間をとられてしまい印刷性能が低下する。
また、ページモードの機能を持つ印刷装置であれば、ページモードに移行して、ページ内に、表(ビットマップ)とテキストデータを重ねることが可能であるが、ページモード中で位置合わせすることは非常に面倒な作業となることがある。
特開2004−13630号公報
上記問題点を解決すべく、本発明は、テキストデータとウォーターマークとを重ねて印刷することにより、印刷媒体に表を印刷することができる印刷装置及び印刷装置の制御方法を提供することを目的とする。
(1) ホストコンピュータと通信可能に接続される印刷装置であって、
ウォーターマークを記憶する第一記憶部と、
前記ホストコンピュータから受信するテキストデータを保存する第二記憶部と、
前記テキストデータと前記ウォーターマークとを重ねて印刷することにより、印刷媒体に表を印刷する制御部と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
(2) 前記第一記憶部は、複数のウォーターマークを記憶し、
前記制御部は前記印刷媒体に複数のウォーターマークを印刷することを特徴とする(1)に記載の印刷装置。
(3) 前記制御部は、前記テキストデータの行数に応じて、前記テキストデータと前記ウォーターマークを重ねながら、上下方向に隣接するウォーターマークと印刷間隔0で前記ウォーターマークを1回以上繰り返し印刷することを特徴とする(1)または(2)に記載の印刷装置。
(4) 前記第一記憶部は、前記表の先頭行を構成する表開始画像を備えており、
前記制御部は、前記表の先頭行に表開始画像を印刷することを特徴とする(1)〜(3)の何れか一項に記載の印刷装置。
(5) 前記第一記憶部は、前記表の最終行を構成する表終了画像を備えており、
前記制御部は、前記表の最終行に表終了画像を印刷することを特徴とする(1)〜(4)の何れか一項に記載の印刷装置。
(6) 前記制御部は、前記表開始画像または前記表終了画像と上下方向に隣接するウォーターマークとを印刷間隔0で印刷することを特徴とする(4)または(5)に記載の印刷装置。
(7) 前記制御部は、前記テキストデータが所定行数印刷される毎に前記テキストデータとともに前記ウォーターマークを印刷することを特徴とする(1)または(2)に記載の印刷装置。
(8) 前記第一記憶部は、前記表の先頭行を構成する表開始画像を備えており、
前記制御部は、前記表の先頭行に表開始画像を印刷することを特徴とする(7)に記載の印刷装置。
(9) 前記第一記憶部は、前記表の最終行を構成する表終了画像を備えており、
前記制御部は、前記表の最終行に表終了画像を印刷することを特徴とする(7)または(8)に記載の印刷装置。
(10) 前記制御部は、前記テキストデータの行数に応じて、前記テキストデータを複数行印刷し、前記複数行分まとめたウォーターマークを前記テキストデータとともに印刷することを特徴とする(1)または(2)に記載の印刷装置。
(11) 前記ウォーターマークは、前記表の先頭行を構成する表開始画像及び前記表の最終行を構成する表終了画像を含むことを特徴とする(10)に記載の印刷装置。
(12) 前記ウォーターマーク、前記表開始画像及び前記表終了画像はそれぞれ表を構成する画像を含むことを特徴とする(1)〜(10)の何れか一項に記載の印刷装置。
(13) 前記表終了画像は、ウォーターマークに設定された画像であり、合計、小計、税金、お釣りなどの文字列およびそれらの金額をあらわす文字列と重ね合わせて印刷されることを特徴とする(11)に記載の印刷装置。
(14) ホストコンピュータと通信可能に接続される印刷装置の制御方法であって、
前記ホストコンピュータから受信するテキストデータと、前記印刷装置内に記憶されたウォーターマークとを重ねて印刷することにより、印刷媒体に表を印刷することを特徴とする印刷装置の制御方法。
(15) 前記印刷媒体に複数のウォーターマークを印刷することにより表を印刷することを特徴とする(14)に記載の印刷装置の制御方法。
(16) 前記テキストデータの行数に応じて、前記テキストデータと前記ウォーターマークを重ねながら、上下方向に隣接するウォーターマークと印刷間隔0で前記ウォーターマークを1回以上繰り返し印刷することを特徴とする(14)または(15)に記載の印刷装置の制御方法。
(17) 前記表の先頭行に表開始画像を印刷することを特徴とする(14)〜(16)の何れか一項に記載の印刷装置の制御方法。
(18) 前記表の最終行に表終了画像を印刷することを特徴とする(14)〜(17)の何れか一項に記載の印刷装置の制御方法。
(19) 前記表開始画像または前記表終了画像と上下方向に隣接するウォーターマークとを印刷間隔0で印刷することを特徴とする(17)または(18)に記載の印刷装置の制御方法。
(20) 前記テキストデータが所定行数印刷される毎に前記テキストデータとともに前記ウォーターマークを印刷することを特徴とする(14)または(15)に記載の印刷装置の制御方法。
(21) 前記表の先頭行に表開始画像を印刷することを特徴とする(20)に記載の印刷装置の制御方法。
(22) 前記表の最終行に表終了画像を印刷することを特徴とする(20)または(21)に記載の印刷装置の制御方法。
(23) 前記テキストデータの行数に応じて、前記テキストデータを複数行印刷し、前記複数行分まとめたウォーターマークを前記テキストデータとともに印刷することを特徴とする(14)または(15)に記載の印刷装置の制御方法。
(24) 前記ウォーターマークは、前記表の先頭行を構成する表開始画像及び前記表の最終行を構成する表終了画像を含むことを特徴とする(23)に記載の印刷装置の制御方法。
(25) 前記ウォーターマーク、前記表開始画像及び前記表終了画像はそれぞれ表を構成する画像を含むことを特徴とする(14)〜(24)の何れか一項に記載の印刷装置の制御方法。
(26) 前記表終了画像は、ウォーターマークに設定された画像であり、合計、小計、税金、お釣りなどの文字列およびそれらの金額をあらわす文字列と重ね合わせて印刷されることを特徴とする(24)に記載の印刷装置の制御方法。
本発明によれば、テキストデータとウォーターマークとを重ねて印刷することができるので、テキストデータ挿入行と同一行にウォーターマークを挿入して表形式の印刷出力を得ることができる。これにより、行の無駄がなくなり、デザイン的にも見やすい表を作成することが可能である。また、ホストコンピュータ側でテキストデータと画像データを重ね合わせた画像を作成する必要がなくなり、テキストデータを画像データに変換せずそのままホストコンピュータから印刷装置にデータを送信するので送信データ量を増加させることがない。
また、本発明によれば、ウォーターマークを複数設定することが可能である。従って、同一紙面上に、表以外にもテキストデータと画像データが重なるような部位があれば別途ウォーターマークとして設定することができ、印刷制御を簡単にすることができる。
また、本発明によれば、ウォーターマークを所定の行数だけ繰返し印刷することができるので、たとえ数千、数万行の印刷結果になったとしても印刷装置が利用するメモリ量も増大せずに正しく印刷することが可能である。
また、ウォーターマーク同士の間隔を0に設定しているので罫線形式のウォーターマークの場合には隙間なくウォーターマークを繰返し印刷するので、デザイン的にも美しい表を印刷することが可能である。
また、本発明によれば、先頭行に表開始画像を印刷し、最終行に表終了画像を印刷するように設定している。そのため、表開始画像及び表終了画像に様々な画像データを記憶させ、その組み合わせを様々に変更することによって容易に表のイメージを変更することが可能である。
また、本発明によれば、一つの表をそのままウォーターマークに設定することができる。従って、表の行数が予め設定されているような場合には特定行の表形式のウォーターマークを設定しておけば、表開始画像や表終了画像を設定する必要がないので、印刷制御が比較的簡単になる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る印刷装置の実施形態を詳細に説明する。
(印刷装置、POS端末装置及びホストコンピュータ)
図1に示すように、本実施形態における印刷装置50は、スーパーやコンビニエンス・ストア等の店舗にて利用され、オペレータによって入力された商品販売に関する入力情報に基づいてレシートを発行するPOSシステムにおいて、POSアプリケーション41aを備えたPOS端末装置40において生成された決済情報印刷データを受信してレシート上に印刷するものである。また、印刷装置50は、予め記憶している設定値に基づいて、POS端末装置40から受信した決済情報印刷データに画像データを付加して印刷するレシート装飾処理(詳細は後述する)を行うことが可能であり、レシート装飾処理に関する設定値の設定は、印刷装置50と接続して用いるホストコンピュータ10によって行う。
POS端末装置40は、印刷装置50とインターフェースを介して有線又は無線で接続され、キーボード43による入力またはバーコードリーダ44によるバーコードの読取りによって商品に関する入力情報を取得する。また、カードリーダ45によって顧客60のクレジットカードや会員カードを読み取り、クレジット清算に関する情報や会員番号等の会員に関する情報を取得する。さらに、後述するPOSサーバ30から送信された商品データを元に生成した商品情報を表示するディスプレイ42を有し、顧客60に対して購入商品の金額等を掲示する。これらの制御は、POS端末装置40内のPOSアプリケーション41aによって行われ、POSアプリケーション41aは、POSサーバ30から送信される商品データや入力情報に基づいてレシート上に印刷するための決済情報印刷データを生成し、印刷装置50へ印刷装置ドライバ41bを経由して送信する。
POSサーバ30は、制御装置(CPU31)の他、ROM32やRAM33等のメモリを有し、ROM32内に記憶された制御プログラムにしたがって、RAM33内のバッファ39等に記憶された情報の処理を行う。特にRAM33内には商品コードブロック35、商品名ブロック36、金額ブロック37、在庫ブロック38等からなる商品マスタを有しており、CPU31は、POS端末装置40から送信された入力情報に基づいて、商品マスタから商品コード、商品名、金額に関する情報を抽出し、レシートRへの印刷およびPOS端末装置40のディスプレイ42の表示に用いる商品データを生成する。
一方印刷装置50は、レシート印刷装置であり、POS端末装置40から各種制御コマンドや決済情報印刷データを受信するデータ受信部100の他、搬送部110、印刷部120、切断部130、当該搬送部110および印刷部120および切断部130を駆動する駆動部140、印刷装置50全体を制御する制御部200等を備えている。制御部200は、レシートRに付加して印刷するための画像データや、画像データに関する各種設定値(図4参照)を記憶するメモリ(RAM230,図2参照)を備えており、当該各種設定値に従って、画像データをレシートRに付加するレシート装飾処理(詳細は後述する)の制御を行う。
ホストコンピュータ10は、例えばパーソナルコンピュータであり、レシートRに付加して印刷するための画像データの編集や印刷装置50への画像データの登録、並びに上記したレシート装飾処理に関する設定値の設定や取得、印刷装置50のテスト印刷を行う印刷制御プログラム24を備え、ユーザは、マウス12やキーボード11を含む入力手段およびディスプレイ13を介して、印刷装置50のレシート装飾処理に関する設定値の設定やテスト印刷を行うことができる。また、ホストコンピュータ10と印刷装置50とはインターフェースを介して有線又は無線で接続されている。なお、ホストコンピュータ10は、画像データの編集や登録、およびレシート装飾処理に関する設定値の設定や取得、並びにテスト印刷時に、印刷装置50と接続して用いられるものであり、印刷装置50と常時接続されるものではない。
ここで、図2を参照してホストコンピュータ10および印刷装置50の制御構成について詳細に説明する。
同図に示すように、ホストコンピュータ10は、印刷装置50とデータの送受信を行うためのインターフェース21の他、CPU25、ROM26、RAM27、キーボード11、マウス12、ディスプレイ13、ハードディスク22を備え、これらはシステムバス28を介して互いに接続されている。
ハードディスク22は、オペレーティング・システム(以下OSと記載)および印刷装置50に関する設定やテスト印刷を行うための印刷制御プラグラム24に加え、他のアプリケーションプログラムを記憶しており、また、印刷制御プログラム24および他のアプリケーションプログラムの環境設定や起動時の表示に関する設定ファイル等を記憶している。また、OS23は、マウス12およびキーボード11からの入力の受付やディスプレイ13への表示等、それぞれのアプリケーションに共通する処理を提供するものであり、ホストコンピュータ10を動作させるための基本となるソフトウェアである。
CPU25は、OS23のプログラムや印刷制御プログラム24、並びに他のアプリケーションプログラムに基づいて各種演算処理を行いホストコンピュータ10の制御を行う。ROM26は、キーボード11、ディスプレイ13、ハードディスク22といったデバイスをコントロールするプログラムであるBIOS等が記憶されており、OS23はBIOSに命令を出すことでこれらのデバイスを制御する。RAM27は、ハードディスク22や他の記憶媒体(CD―ROMやCD−R等)から一時的に読み出されたOS23のプログラムおよびアプリケーションプログラムが、CPU25の制御の下に実行される作業領域として使用される。
一方、印刷装置50は、POS端末装置40やホストコンピュータ10とのデータの送受信を行うインターフェース51と、レシート送りモータ111を有し、レシートRの搬送を行う搬送部110と、印刷ヘッド121を有し、レシートRの搬送に同期してレシートR上に各種印刷データの印刷を行う印刷部120を備えている。さらに、印刷装置50は、レシートカッタ132およびこれを駆動するカッタモータ131を有し、印刷済みレシートRの後端を切断する切断部130と、送りモータドライバ141、ヘッドドライバ142およびカッタモータドライバ143を有し、各部を駆動する駆動部140と、各部と接続され、印刷装置50全体を制御する制御部200と、によって構成されている。
制御部200は、CPU210、ROM220、RAM230および入出力制御装置(以下、「IOC:Input Output Controller」という)240を備え、互いにシステムバス250により接続されている。ROM220は、印刷や後述するレシート装飾処理を含む制御をCPU210が実行するための制御プログラムを記憶する制御プログラムブロック221と、受信した印刷データに基づく印刷や後述するレシート装飾処理のための制御データや各種テーブル等を記憶する制御データブロック222と、を有している。
RAM230は、フラグ等として使用される各種ワークエリアブロック231の他、データ受信部100(図1参照)によって受信した印刷データを一時的に記憶する受信バッファ232(特許請求の範囲中の「第二記憶部」)、印刷部120により印刷可能な状態に展開したデータを記憶するプリントバッファ233、を備えている。
また、RAM230は、レシートに印刷する画像(NVグラフィックス)を予めプリンタに登録しておく画像データブロック234を備えている。画像データブロック234に画像を予め登録しておけば、画像印刷時に画像をプリンタ50に送信する必要がなくなるため、インターフェース51の通信速度が遅い場合でも、高速で画像を印刷することができる。 また、画像データブロック234に登録された画像は、ホストコンピュータ10からの指示に応じて以下に説明する各種ロゴ(トップロゴ、ボトムロゴ、ウォーターマーク、キーワードロゴ)に設定することが可能である。
また、RAM230は、レシートRの先頭に付加する画像データすなわちトップロゴTLに関する設定値を記憶するトップロゴブロック235、レシートRの末尾に付加する画像データすなわちボトムロゴBLに関する設定値を記憶するボトムロゴブロック236、レシートRにウォーターマークとして印刷するウォーターマークWMに関する設定値を記憶するウォーターマークブロック237(特許請求の範囲中の「第一記憶部」)、特定のキーワード文字列の代わりに画像を印刷するキーワードロゴに関する設定値を記憶するキーワードロゴブロック238を有している。CPU210は、これらの各部録に記憶された設定値に基づいて受信した印刷データの展開処理を行う。
また、RAM230は電源が切断されても記憶したデータを保持しておくように常にバックアップされている。なお、トップロゴブロック235、ボトムロゴブロック236、ウォーターマークブロック237、キーワードロゴブロック238は、不揮発性のメモリを用いてもよい。
IOC240には、CPU210の機能を補うと共に各種周辺回路とのインターフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み込まれている。これにより、IOC240は、POS端末装置40およびホストコンピュータ10から受信した印刷データや制御データをそのまま或いは加工してシステムバス250に取り込むと共に、CPU210と連動して、CPU210からシステムバス250に出力されたデータや制御信号を、そのまま或いは加工して印刷部120等各部に出力する。
そして、CPU210は、上記の構成により、ROM220内の制御プログラムに従って、IOC240を介して印刷装置50内の各部から各種信号・データを入力する。また、入力した各種信号・データに基づいてRAM230内の各種データを処理し、IOC240を介して印刷装置50内の各部に各種信号・データを出力することにより、印刷処理の制御を行う。
(第1実施形態)
次に、図3〜図7を参照して、本発明に係る印刷装置50が備えたレシート装飾機能を使って、レシートRにテキストデータ及び画像データを印刷する場合の第1実施形態を説明する。
本実施形態では、2種類のウォーターマークを使って表をレシートに作成する場合を説明する。
まず、レシート装飾処理に用いる画像データに関する設定値について図3を参照して説明する。図3(a)はレシート装飾処理に必要な設定要素を印刷画像ごとにまとめた表である。この表では、キーワードロゴに関する設定値の説明は、省略してある。
トップロゴブロック235に記憶している設定値には、トップロゴTLとして印刷する画像データを識別するためのIDと、トップロゴTLの位置揃え(左よせ、中央よせ、右よせの何れかに設定)に加えて、受信した決済情報印刷データの情報とトップロゴTLの情報が重複することを防ぐため、受信した決済情報印刷データの不要部分を削除するために設定する、受信した決済情報印刷データの先頭行からの削除行数、が含まれている(図3(b)参照)。
また、ボトムロゴブロック236に記憶している設定値には、ボトムロゴBLとして印刷する画像データを識別するためのIDと、ボトムロゴBLの位置揃えが含まれている(図3(c)参照)。
また、ウォーターマークブロック237に記憶している設定値には、ウォーターマークを特定するための識別子、ウォーターマークとして印刷する画像データを識別するためのIDと、レシートR先端から先頭のウォーターマークの印刷位置までの長さとなる上余白R1と、ウォーターマーク間の長さとなる印刷間隔R2が含まれている(図3(d)参照)。
本実施形態では、ウォーターマークとして、ウォーターマークWM1とウォーターマークWM2の2種類のウォーターマークが設定されている。それぞれのウォーターマークは、識別子によって区別される。
なお、本実施形態では、表印刷を実施するにあたり、印刷されるレシートR内の表の先頭行にくる表開始画像としてトップロゴ、ボトムロゴ等のロゴ設定されていない画像NV(NVグラフィックス)を用い、表の中央の罫線部分を構成する画像としてウォーターマークWM1を用い、表の最終行にくる表終了画像としてウォーターマークWM2を用いている。これらについては、後ほど詳述する。なお、先頭行にくる画像データとしてトップロゴTLを、そして表の最終行にくる画像データとしてボトムロゴBLを用いることも可能である。また、キーワードロゴを用いて、表開始画像及び表終了画像を構成するようにしてもよい。
次に、レシート装飾処理に用いる画像データの登録および設定値の設定について図4を参照して説明する。
図4は、印刷制御プログラム24の詳細構成を示すブロック図である。
印刷装置50への画像データの登録及び設定値の設定は、ホストコンピュータ10内の印刷制御プログラム24により行われる。
本実施形態では、印刷制御プログラム24は、図4に示すように、プリンタ50との接続設定を行うゲートウェイ(Gateway)60と、印刷装置50に対し画像データを登録するグラフィックスレジスター(GR: Graphics Register)70と、印刷装置50に登録された画像に各種設定値を設定するレシートデザイナー(RD: Receipt Designer)80の3つのアプリケーションにより構成されている。
ゲートウェイ60は、印刷装置50に対する接続を確立する接続設定を行い、グラフィックスレジスター70及びレシートデザイナー80を印刷装置50と通信可能にするためのアプリケーションである。ゲートウェイ60は、接続される印刷装置の種類、ポート種類、ポート名、伝送レート、パリティ、ストップビット、フロー制御、ビット長との各種設定条件を設定して、グラフィックスレジスター70及びレシートデザイナー80が印刷装置50と通信可能な状態とする。
グラフィックスレジスター70は、印刷装置50に対し画像データを登録するための各種機能を備えた画像登録アプリケーション(画像登録手段、画像登録プログラム)である。グラフィックスレジスター70は、ユーザインターフェースとしてのウィンドウを備えている。ユーザは、このウィンドウ内の表示を切り替えていくことにより、各種設定登録を行う。
レシートデザイナー80は、印刷装置50に登録された画像に各種設定値を設定してロゴ設定を行うための各種機能を備えた設定値登録アプリケーション(設定値登録手段、設定値登録プログラム)である。ここで、設定値とは、画像データの種類(トップ、ボトム、ウォーターマーク、キーワードロゴ)と、画像データの種類に付随する詳細設定を指す。すなわち、グラフィックスレジスター70によって印刷装置50に画像を登録し、そしてレシートデザイナー80によって画像の種類について詳細に設定してやることにより、ユーザが望む位置に自動的に所望の画像を割り当て印刷装置50に印刷させるようにすることができる。
図5は、ホストコンピュータ10内の記憶手段に格納された画像データを示す表であり、図6は、この画像データを用いて作成されたレシートイメージとホストコンピュータ10から送信された印刷データを示す模式図である。
本実施形態では、図5に示すように、ID「2020」の画像がトップロゴTLとして、表の先頭部分を形成するID「2021」の画像がロゴ設定無しの画像NVとして、表の中間の罫線部分を形成するID「2022」の画像がウォーターマークWM1として、表の最終部分を形成するID「2023」の画像がウォーターマークWM2として、そしてID「2024」の画像がボトムロゴBLとして印刷装置50に記憶設定されている。表を形成するにあたっては、ID「2021」の画像が表開始画像として、ID「2022」の画像が表の中央部分の罫線作成を行う画像として、そしてID「2023」の画像が表終了画像として用いられ、これらが組み合わされて図6に示すような表を備えたレシートRが出力される。
図6を参照して具体的に説明すると、レシートRには、レシートRの上部にトップロゴTLとして設定されたID「2020」の画像データが「中央よせ」の状態で印刷されている。本実施形態では、トップロゴTLの設定値において削除行数が「3」に設定されている。したがって、印刷データの先頭行(1行目)から3行目が削除行とみなされホストコンピュータ10から送信された印刷データの印刷が行われない。トップロゴTLの印刷された後には、ホストコンピュータ10から送信された印刷データに基づきレシートRの発行年月日(4行目)及びレシート発行番号(5行目)が印刷される。
本実施形態では、5行目が印刷された後に、品目が表形式で印刷されるように構成されている。
表先頭画像は、ID「2021」に設定された画像NVにより構成される。この画像NVは、ホストコンピュータ10から送信される画像NVの印刷指示に応じて印刷される。画像NVが印刷された後の行には、ウォーターマークWM1として設定されたID「2022」の画像データがレシートRにウォーターマークとして「中央よせ」の位置で印刷データの行数分繰り返し印刷されている。ウォーターマークWM1は、印刷データのテキストと同一行に印刷が可能であり、本実施形態では、1行分の印刷データにつき一つのウォーターマークが割り当てられて、同一行に重ねて印刷される。具体的には、先頭のウォーターマークWM1は、設定値に基づきレシートR先端から80dotの位置に印刷され、ウォーターマークWM1の間隔は、設定値に基づき0dotの長さに設定されている。なお、本実施形態ではウォーターマークWM1の上余白R1および印刷間隔R2の指定としてドット単位を想定しているが、これに限るものではない。例えばインチおよびミリ単位で表してもよい。
品目に対応する印刷データが印刷された後の行には、ウォーターマークWM2が合計に対応する印刷データとともに印刷されている。これは、全品目に対応する印刷データの印刷後、ホストコンピュータ10から送信されるウォーターマークWM1印刷無効命令によって、ウォーターマークWM1の繰り返し印刷が終了し、続いて送信されるウォーターマークWM2有効命令によって、ウォーターマークWM2の印刷が有効となり実行され、その後合計金額の印刷データによって、合計金額文字列と重ね合わせてウォーターマークWM2が印刷されることにより実現される。また、ウォーターマークWM2は、合計金額印刷後、ウォーターマークWM2印刷無効指示によって、繰り返し印刷を終了する。その後の行には、合計の下の12行目以下のデータが印刷され、その後、ボトムロゴBLとして設定されたID「2024」の画像データがレシートRに「中央よせ」の位置で印刷される。なお、ウォーターマークWM2の画像を複数行分の画像にしておき、合計の下の12行目以下のデータをウォーターマークWM2とともに印刷するようにしてもよい。
また、ウォーターマークWM2の終了は、繰り返し回数を予め1に設定しておくことによって実現してもよい。
次に、図6のレシートRの印刷フローを図7に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、印刷装置50は、ホストコンピュータ10から印刷データを順次受信する。受信した印刷データは、受信バッファ232を介してプリントバッファ233に保存される(ステップS1)。
ここで、印刷装置50には、トップロゴが設定されているので、トップロゴブロック235に設定された設定値に応じて、印刷データを所定行(図6では3行)削除して、トップロゴとして設定されたID「2020」に対応するトップロゴTLを印刷する(ステップS2)。
トップロゴの印刷を終えると、印刷装置50は、4,5行目に対応する印刷データを印刷し、その後5行目の後に印刷データとともに送られた画像NV印刷指示に応じて、画像NVを印刷する(ステップS3)。この画像NVは、表先頭画像として表の先頭部分を構成する。
次に、印刷装置50は、6行目以下の印刷データの印刷を行う。このとき、ウォーターマークWM1がレシートの先頭行から6行目に対応して印刷を開始するように設定値が構成されているため、6行目に合わせてウォーターマークWM1の印刷が行われる。したがって、ウォーターマークWM1の印刷と同時にプリントバッファ233に記憶されたテキストデータもウォーターマークWM1に重ねて印刷される(ステップS4)。これにより、画像データとテキストデータを同一行に重ねて印刷することができる。
ここで、ウォーターマークWM1は、間隔0で印刷が行われるように印刷間隔が設定されている。したがってウォーターマークWM1が連続的に印刷されることにより、罫線同士がつながった状態で印刷され表形式の印刷がレシートR上に形成される。
6行目以下の印刷データは、品目と金額に対応する最後の行の印刷データを印刷するまで継続される(ステップS5)。最後の行の印刷データを印刷し終わると(ステップS5:Yes)、印刷装置50は、ホストコンピュータ10から受信したウォーターマークWM1無効指示に応じて、ウォーターマークWM1の印刷を中止する(ステップS6)。
次に、ウォーターマークWM1に続いてホストコンピュータ10から受信するウォーターマークWM2有効指示に応じて、ウォーターマークWM2が有効となる(ステップS7)。
この状態において、印刷装置50は、受信した合計金額に相当する印刷データの行(ここでは11行目の印刷データ)と、同一行にウォーターマークWM2を印刷する(ステップS8)。ウォーターマークWM2は、ここでは表終了を意味する形状を備えており、ウォーターマークWM2が印刷されることにより表が完結する。すなわち、ウォーターマークWM2は、表終了画像を構成している。
合計金額に対応する行の印刷が終了すると、印刷装置50は、ホストコンピュータ10からウォーターマークWM2無効指示に応じて、ウォーターマークWM2を無効にする(ステップS9)。
そして、ステップS10で、印刷装置50は、合計に関連した印刷データ(消費税、預かり金、お釣のデータ)を印刷し、これらのデータの印刷が終了すると、ボトムロゴブロック236に記憶されたボトムロゴBLを印刷する。ボトムロゴブロック236にはID「2021」、位置揃え「中央よせ」が設定値として記憶されている。従って、印刷装置50は、ID「2021」に対応するボトムロゴBLをレシートRの幅方向中央に印刷される。以上により、印刷が終了し、その後は、カットコマンドによりロール紙がカットされてレシートRが出力される。
なお、本実施形態においてはウォーターマークとしてウォーターマークWM1及びウォーターマークWM2の画像データを設定したが、繰返してウォーターマークを印刷した結果、表形式の印刷結果が得られるものであればこれらの画像データに限られるものではない。
以上、説明したように、本実施形態の印刷装置50は、画像NVとウォーターマークWM1,WM2との組み合わせで表の上部と下部が中間部分と異なるデザインである可変行数の表形式の印刷結果を得、それらにトップロゴTLとボトムロゴBLを組み合わせて印刷することでレシートRを出力するように構成されている。すなわちユーザはホストコンピュータ10に予め記憶された複数の画像種類の中から、トップロゴTLとウォーターマークWMとボトムロゴBLにそれぞれ画像を設定し、印刷する表形式のスタイルに応じてウォーターマークWM1,WM2の有効・無効を切り替えるだけで、表形式の印刷結果を得ることが可能である。従って、ホストコンピュータ10側でテキストデータと画像データを重ね合わせたデータを作成するといった手間をかける必要がないので、印刷時の処理が非常に簡単になる。
また、本実施形態の印刷装置50は、ウォーターマークWM1,WM2を設定することでテキストデータ挿入行と同一行に画像データを挿入することができるので、−、「、」、|等のテキストデータに1行分使って表を作成していた場合とくらべ行の無駄がなくなり、デザイン的にも見やすい表を作成することが可能である。
さらに、本実施形態の印刷装置50は、表開始画像及び表終了画像に様々な画像データを記憶させれば、その組み合わせを様々に変更することによって容易に表のイメージを変更することが可能である。
なお、上記説明では、ウォーターマークWM2には、合計に対応した印刷データのみを重ねて印刷するように説明したが、合計に関連したその他の印刷データ(消費税、預かり金、お釣のデータ)をウォーターマークWM2に重ねて印刷するように構成してもよい。
なお、上記説明では、表開始画像に画像NVを使用したが、表のタイトル文字列を含まない画像をウォーターマークとして設定しておき、表のタイトル文字列を送信することによって、ウォーターマークと重ねて印刷するように構成してもよい。
(第2実施形態)
次に、図8,9を参照して、本発明に係る印刷装置50が備えたレシート装飾機能を使って、レシートRにテキストデータ及び画像データを印刷する場合の第2実施形態を説明する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に2種類のウォーターマークを使って表をレシートに作成する場合を説明する。
図8は、ホストコンピュータ10内の記憶手段に格納された画像データを示す表であり、図9は、この画像データを用いて作成されたレシートイメージとホストコンピュータ10から送信された印刷データを示す模式図である。
本実施形態では、図8に示すように、ID「2020」の画像がトップロゴTLとして、表の部分を網掛け表現により形成するID「2022」の画像がウォーターマークWM1として、そしてID「2024」の画像がボトムロゴBLとして印刷装置50に記憶設定されている。表を形成するにあたっては、ID「2022」の画像が表の部分の罫線作成を行う画像として用いられ、図9に示すような表を備えたレシートRが出力される。
図9を参照して具体的に説明すると、レシートRには、レシートRの上部にトップロゴTLとして設定されたID「2020」の画像データが「中央よせ」の状態で印刷されている。本実施形態では、トップロゴTLの設定値において削除行数が「3」に設定されている。したがって、印刷データの先頭行(1行目)から3行目が削除行とみなされホストコンピュータ10から送信された印刷データの印刷が行われない。トップロゴTLの印刷された後には、ホストコンピュータ10から送信された印刷データに基づきレシートRの発行年月日(4行目)及びレシート発行番号(5行目)が印刷される。
本実施形態では、5行目が印刷された後に、品目が表形式で印刷されるように構成されている。
品目の最初の行を印刷するときには、ウォーターマークWM1として設定されたID「2022」の画像データがレシートRにウォーターマークとして「中央よせ」の位置で印刷され、その後印刷データの行数に応じて一行おき(間隔R2毎)に繰り返し印刷されている。ウォーターマークWM1は、印刷データのテキストと同一行に印刷が可能であり、本実施形態では、印刷データ一行置き毎に一つのウォーターマークが割り当てられて、同一行に重ねて印刷される。
具体的には、先頭のウォーターマークWM1は、設定値に基づきレシートR先端から80dot(R1)の位置に印刷され、ウォーターマークWM1の間隔は、設定値に基づき30dot(1行の高さ分)の長さに設定されている。なお、本実施形態ではウォーターマークWM1の上余白R1および印刷間隔R2の指定としてドット単位を想定しているが、これに限るものではない。例えばインチおよびミリ単位で表してもよい。
品目に対応する印刷データが印刷された後の行には、合計、内消費税、お預かり、お釣りが印刷されている。ウォーターマークWM1は、お釣りの行を印刷後、ウォーターマークWM1印刷無効指示によって、繰り返し印刷を終了する。その後、ボトムロゴBLとして設定されたID「2024」の画像データがレシートRに「中央よせ」の位置で印刷される。
本実施形態では、罫線ではなくて、各ID「2022」の画像が網掛けにより表現され、印刷データ一行置きに網掛けを行うことにより、表をレシート上に印刷するように構成されている。このように、罫線を使うのではなく、ウォーターマークWM1を用いることにより、網掛けにより表を構成するようにすることもできる。
(第3実施形態)
次に図10及び図11を用いてレシートRにテキストデータ及び画像データを印刷する場合の第3実施形態について説明する。
本実施形態では、1種類のウォーターマークのみを使って表をレシートに作成する場合を説明する。
図10は、ホストコンピュータ10内の記憶手段に格納された画像データを示す表であり、図11は、この画像データを用いて作成されたレシートイメージとホストコンピュータ10から送信された印刷データを示す模式図である。
本実施形態では、図10に示すように、ID「2020」の画像がトップロゴTLとして、表全体を罫線により形成するID「2022」の画像がウォーターマークWM3として、そしてID「2024」の画像がボトムロゴBLとして印刷装置50に記憶設定されている。これらが組み合わされて図11に示すような表を備えたレシートRが出力される。
図11を参照して具体的に説明すると、レシートRには、レシートRの上部にトップロゴTLとして設定されたID「2020」の画像データが「中央よせ」の状態で印刷されている。本実施形態では、トップロゴTLの設定値において削除行数が「3」に設定されている。したがって、印刷データの先頭行(1行目)から3行目が削除行とみなされホストコンピュータ10から送信された印刷データの印刷が行われない。トップロゴTLの印刷された後には、ホストコンピュータ10から送信された印刷データに基づきレシートRの発行年月日(4行目)及びレシート発行番号(5行目)が印刷される。
本実施形態では、5行目が印刷された後に、品目が表形式で印刷されるように構成されている。
品目などの表に含まれるテキストを印刷するときには、ウォーターマークWM3として設定されたID「2022」の画像データがレシートRにウォーターマークとして「中央よせ」の位置で印刷される。ウォーターマークWM3は、一つで表中間部分と表の最終部分を構成するような画像となっており、品目の最大数が限定されており、最大数に満たない場合は、空白行や品目が無いことを示すデータを印刷するような場合には、このウォーターマークWM3を用いることにより、容易に印刷データのテキストと同一行に罫線画像を印刷して表を構成することができる。
具体的には、先頭のウォーターマークWM1は、設定値に基づきレシートR先端から80dotの位置に印刷され、ウォーターマークWM1の間隔は、設定値に基づき1000dot(同一レシートに複数回表を印刷させないため、十分大きな間隔)の長さに設定されている。なお、本実施形態ではウォーターマークWM1の上余白R1および印刷間隔R2の指定としてドット単位を想定しているが、これに限るものではない。例えばインチおよびミリ単位で表してもよい。
また、ウォーターマークの繰り返し回数を1回と指定するか、ウォーターマーク印刷無効命令を行えば、間隔はどのような値であっても良い。
品目に対応する印刷データが印刷し、そして合計、内消費税、お預かり、お釣りに対応する印刷データが印刷されると、ホストコンピュータ10から送信されるウォーターマークWM3印刷無効指示によって、繰り返し印刷を終了する。その後、ボトムロゴBLとして設定されたID「2024」の画像データがレシートRに「中央よせ」の位置で印刷される。
本実施形態では、一つのウォーターマークのみを用いて表を構成する。上述したように、品目の数が予め限定されており、最大数に満たない場合は、その分の空白行を印刷するような場合には、ウォーターマークWM3のみを用いることにより、簡易な処理で表を構成するようにすることもできる。
本発明に係る実施形態に係るPOSシステムの構成図である。 ホストコンピュータおよび印刷装置の制御ブロック図である。 本発明に係る第1実施形態の印刷装置が記憶する設定値を示す図である。 本発明に係る印刷制御プログラムの構成を示す模式図である。 本発明に係る第1実施形態の画像データとIDの対応表である。 本発明に係る第1実施形態のレシート出力と印刷データとの関係を示す図である。 本発明に係る第1実施形態のレシートイメージ印刷を示すフローチャートである。 本発明に係る第2実施形態の画像データとIDの対応表である。 本発明に係る第2実施形態のレシート出力と印刷データとの関係を示す図である。 本発明に係る第3実施形態の画像データとIDの対応表である。 本発明に係る第3実施形態のレシート出力と印刷データとの関係を示す図である。
符号の説明
10・・・ホストコンピュータ、50・・・印刷装置、14・・・印刷制御プログラム、235・・・トップロゴブロック、236・・・ボトムロゴブロック、237・・・ウォーターマークブロック、238・・・キーワードロゴ1ブロック、239・・・キーワードロゴ2ブロック、R・・・レシート、TL・・・トップロゴ、WM・・・ウォーターマーク、BL・・・ボトムロゴ

Claims (26)

  1. ホストコンピュータと通信可能に接続される印刷装置であって、
    ウォーターマークを記憶する第一記憶部と、
    前記ホストコンピュータから受信するテキストデータを保存する第二記憶部と、
    前記テキストデータと前記ウォーターマークとを重ねて印刷することにより、印刷媒体に表を印刷する制御部と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第一記憶部は、複数のウォーターマークを記憶し、
    前記制御部は前記印刷媒体に複数のウォーターマークを印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記テキストデータの行数に応じて、前記テキストデータと前記ウォーターマークを重ねながら、上下方向に隣接するウォーターマークと印刷間隔0で前記ウォーターマークを1回以上繰り返し印刷することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記第一記憶部は、前記表の先頭行を構成する表開始画像を備えており、
    前記制御部は、前記表の先頭行に表開始画像を印刷することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記第一記憶部は、前記表の最終行を構成する表終了画像を備えており、
    前記制御部は、前記表の最終行に表終了画像を印刷することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、前記表開始画像または前記表終了画像と上下方向に隣接するウォーターマークとを印刷間隔0で印刷することを特徴とする請求項4または5に記載の印刷装置。
  7. 前記制御部は、前記テキストデータが所定行数印刷される毎に前記テキストデータとともに前記ウォーターマークを印刷することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  8. 前記第一記憶部は、前記表の先頭行を構成する表開始画像を備えており、
    前記制御部は、前記表の先頭行に表開始画像を印刷することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記第一記憶部は、前記表の最終行を構成する表終了画像を備えており、
    前記制御部は、前記表の最終行に表終了画像を印刷することを特徴とする請求項7または8に記載の印刷装置。
  10. 前記制御部は、前記テキストデータの行数に応じて、前記テキストデータを複数行印刷し、前記複数行分まとめたウォーターマークを前記テキストデータとともに印刷することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  11. 前記ウォーターマークは、前記表の先頭行を構成する表開始画像及び前記表の最終行を構成する表終了画像を含むことを特徴とする請求項10に記載の印刷装置。
  12. 前記ウォーターマーク、前記表開始画像及び前記表終了画像はそれぞれ表を構成する画像を含むことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の印刷装置。
  13. 前記表終了画像は、ウォーターマークに設定された画像であり、合計、小計、税金、お釣りなどの文字列およびそれらの金額をあらわす文字列と重ね合わせて印刷されることを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
  14. ホストコンピュータと通信可能に接続される印刷装置の制御方法であって、
    前記ホストコンピュータから受信するテキストデータと、前記印刷装置内に記憶されたウォーターマークとを重ねて印刷することにより、印刷媒体に表を印刷することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  15. 前記印刷媒体に複数のウォーターマークを印刷することにより表を印刷することを特徴とする請求項14に記載の印刷装置の制御方法。
  16. 前記テキストデータの行数に応じて、前記テキストデータと前記ウォーターマークを重ねながら、上下方向に隣接するウォーターマークと印刷間隔0で前記ウォーターマークを1回以上繰り返し印刷することを特徴とする請求項14または15に記載の印刷装置の制御方法。
  17. 前記表の先頭行に表開始画像を印刷することを特徴とする請求項14〜16の何れか一項に記載の印刷装置の制御方法。
  18. 前記表の最終行に表終了画像を印刷することを特徴とする請求項14〜17の何れか一項に記載の印刷装置の制御方法。
  19. 前記表開始画像または前記表終了画像と上下方向に隣接するウォーターマークとを印刷間隔0で印刷することを特徴とする請求項17または18に記載の印刷装置の制御方法。
  20. 前記テキストデータが所定行数印刷される毎に前記テキストデータとともに前記ウォーターマークを印刷することを特徴とする請求項14または15に記載の印刷装置の制御方法。
  21. 前記表の先頭行に表開始画像を印刷することを特徴とする請求項20に記載の印刷装置の制御方法。
  22. 前記表の最終行に表終了画像を印刷することを特徴とする請求項20または21に記載の印刷装置の制御方法。
  23. 前記テキストデータの行数に応じて、前記テキストデータを複数行印刷し、前記複数行分まとめたウォーターマークを前記テキストデータとともに印刷することを特徴とする請求項14または15に記載の印刷装置の制御方法。
  24. 前記ウォーターマークは、前記表の先頭行を構成する表開始画像及び前記表の最終行を構成する表終了画像を含むことを特徴とする請求項23に記載の印刷装置の制御方法。
  25. 前記ウォーターマーク、前記表開始画像及び前記表終了画像はそれぞれ表を構成する画像を含むことを特徴とする請求項14〜24の何れか一項に記載の印刷装置の制御方法。
  26. 前記表終了画像は、ウォーターマークに設定された画像であり、合計、小計、税金、お釣りなどの文字列およびそれらの金額をあらわす文字列と重ね合わせて印刷されることを特徴とする請求項24に記載の印刷装置の制御方法。
JP2005240416A 2005-08-22 2005-08-22 印刷装置及び印刷装置の制御方法 Pending JP2007054986A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005240416A JP2007054986A (ja) 2005-08-22 2005-08-22 印刷装置及び印刷装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005240416A JP2007054986A (ja) 2005-08-22 2005-08-22 印刷装置及び印刷装置の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007054986A true JP2007054986A (ja) 2007-03-08

Family

ID=37918890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005240416A Pending JP2007054986A (ja) 2005-08-22 2005-08-22 印刷装置及び印刷装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007054986A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015748A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Seiko Epson Corp ネットワークシステムおよびプログラム
JP2012084171A (ja) * 2011-12-28 2012-04-26 Seiko Epson Corp ネットワークシステムおよびプログラム
JPWO2014091709A1 (ja) * 2012-12-13 2017-01-05 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、および、印刷システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015748A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Seiko Epson Corp ネットワークシステムおよびプログラム
JP2012084171A (ja) * 2011-12-28 2012-04-26 Seiko Epson Corp ネットワークシステムおよびプログラム
JPWO2014091709A1 (ja) * 2012-12-13 2017-01-05 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、および、印刷システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4506280B2 (ja) 印刷装置、プリンタインターフェース、posシステム、プログラムおよび印刷装置の制御方法
JP4791710B2 (ja) 印刷装置、プログラム、印刷システムおよび印刷制御方法
US20050286079A1 (en) Printing apparatus and printing method
EP1394753A1 (en) Method and apparatus for adding image data representing a background image to print data representing text and printing the text and the background image
US9141892B2 (en) Adjusting one side print data to avoid overlap with the other side print data in two-sided printing
JP4924566B2 (ja) ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体
EP2796986A1 (en) Control device, control system, and control method of a control device
JP2007054986A (ja) 印刷装置及び印刷装置の制御方法
JP4492188B2 (ja) Pos端末の制御方法、レシート印刷データ生成方法、プログラム、印刷装置、商品販売データ処理装置およびposシステム
JP4009649B2 (ja) レジスタ装置およびレシート切断方法
JP4692053B2 (ja) 画像登録装置、画像確認方法、および画像プレビュープログラム
JP4284963B2 (ja) 印刷装置の制御方法、これを実現させるためのプログラム、記録媒体、プリンタドライバ、商品販売データ処理装置およびposシステム
JP5862045B2 (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム
US20060055950A1 (en) Image data registration method, image data registration program, and printing apparatus
JP4779455B2 (ja) プリンタ、プリンタシステム及びプリンタの制御方法
JP4492191B2 (ja) Pos端末の制御方法、およびプログラム
JP6986948B2 (ja) プリンタ装置
US10241728B2 (en) Printing apparatus and method for controlling printing apparatus
JP4748275B2 (ja) 印刷装置、プログラム、および印刷方法
JP4341326B2 (ja) 印刷方法、印刷装置、プリンタドライバ、商品販売データ処理装置およびposシステム
JP2006076163A (ja) 印刷制御装置、プログラム、および印刷制御装置のテスト印刷方法
JP5962985B2 (ja) ラベル印刷装置及びその印刷方法
JP4579470B2 (ja) 印刷データの登録方法
JP5736742B2 (ja) 両面印刷装置および両面印刷方法
JP2012106431A (ja) 記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム