JP2012106431A - 記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定を簡素化する。
【解決手段】プリンター12は、ホストコンピューター10から、設定すべき設定値が反映された画像が表現された設定情報画像データを受信し、受信した設定情報画像データが表す画像を分析して、設定すべき設定値を抽出する画像データ分析部38を備える。
【選択図】図1
【解決手段】プリンター12は、ホストコンピューター10から、設定すべき設定値が反映された画像が表現された設定情報画像データを受信し、受信した設定情報画像データが表す画像を分析して、設定すべき設定値を抽出する画像データ分析部38を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、記録媒体に記録を行う記録装置、当該記録装置と当該記録装置を制御するホストコンピューターとを備える記録システム、当該記録装置の制御方法、及び、当該記録装置を制御するためのプログラムに関する。
従来、記録装置とホストコンピューターとが接続され、記録装置に、記録に関する各種設定値が記憶されたシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の記録装置は、ホストコンピューターの制御の下、記憶された設定値に基づいて記録に係る動作を実行する。
従来のシステムでは、設定値の登録に際し、ホストコンピューター側で記録に関する各種を個別に入力できるようにし、ホストコンピューターが、入力された設定に基づいて設定値を含むデータを生成し、生成したデータを記録装置に送信するものがある。この場合、ホストコンピューターから記録装置に設定値に係るデータを送信するための各種データのフォーマットや、コマンド体系等が予め定められ、ホストコンピューターと記録装置との間でこれらフォーマットやコマンド体系に準拠した設定が行われる。そして、フォーマットやコマンド体系の増大化、複雑化に起因して、ホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定が複雑化すればするほど、開発コストの増大を招く可能性があるため、設定値の送信に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定をできるだけ簡素化したいとするニーズがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定を簡素化することを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定を簡素化することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ホストコンピューターに接続可能な記録装置であって、記録媒体に記録を行う記録部と、前記ホストコンピューターから、画像データを受信する受信部と、前記受信部が受信した前記画像データを分析して、設定すべき設定値を抽出する画像データ分析部と、前記設定値に基づき、前記記録部を制御して記録を行う記録制御部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、記録装置の画像データ分析部は、ホストコンピューターから受信した所定の画像データから、設定すべき設定値を抽出できるため、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で、設定値を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューターから記録装置に対して設定値を設定するための画像データを送信すればよい。これにより、設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化が実現される。
この構成によれば、記録装置の画像データ分析部は、ホストコンピューターから受信した所定の画像データから、設定すべき設定値を抽出できるため、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で、設定値を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューターから記録装置に対して設定値を設定するための画像データを送信すればよい。これにより、設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化が実現される。
また、上記発明の記録装置であって、本発明は、前記画像データは、前記記録媒体に記録されるべき所定の画像が、前記記録媒体に記録される位置を、表すものであり、前記画像データ分析部は、前記画像データを分析して、前記記録媒体に対し記録する位置(領域)を規定する設定値を抽出することを特徴とする。
この構成によれば、画像データ分析部は、ホストコンピューターから受信した画像データに基づいて、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値を抽出することが可能であるため、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化を実現できる。
この構成によれば、画像データ分析部は、ホストコンピューターから受信した画像データに基づいて、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値を抽出することが可能であるため、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化を実現できる。
また、上記発明の記録装置であって、本発明は、前記画像データ分析部は、前記画像データにおける前記記録媒体を示す位置(領域)と、前記所定の画像を示す位置(領域)との位置関係を分析し、前記記録媒体に前記所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値を抽出することを特徴とする。
この構成によれば、画像データ分析部は、ホストコンピューターから受信した画像データにおける記録媒体の領域を示す画像と、所定の画像の領域を示す画像との位置関係に基づいて、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値を抽出することが可能であるため、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化を実現できる。
特に、上記構成によれば、ホストコンピューターは、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値の設定に際し、記録媒体に所定の画像が記録された状態を画像として表す画像データという明確かつ単純なデータを生成し、送信すればよいため、ホストコンピューター側の処理負担の軽減も実現できる。また、記録媒体に対する画像の位置は、例えば、画像データにおける余白などの空白データと空白でないデータとの境を抽出することにより、取得することも可能である。
この構成によれば、画像データ分析部は、ホストコンピューターから受信した画像データにおける記録媒体の領域を示す画像と、所定の画像の領域を示す画像との位置関係に基づいて、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値を抽出することが可能であるため、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化を実現できる。
特に、上記構成によれば、ホストコンピューターは、記録媒体に所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値の設定に際し、記録媒体に所定の画像が記録された状態を画像として表す画像データという明確かつ単純なデータを生成し、送信すればよいため、ホストコンピューター側の処理負担の軽減も実現できる。また、記録媒体に対する画像の位置は、例えば、画像データにおける余白などの空白データと空白でないデータとの境を抽出することにより、取得することも可能である。
また、上記発明の記録装置であって、本発明は、前記ホストコンピューターから前記受信部を介して取得した記録画像データを記憶する記憶部を備え、前記記録制御部は、前記ホストコンピューターから前記受信部が受信した所定のコマンドに基づき、前記記録部を制御して、前記記憶部に記憶した前記記録画像データを読み出して前記記録媒体に記録するものであり、前記画像データには、前記記録画像データが含まれており、前記画像データ分析部は、前記画像データを分析して、前記記録画像データを抽出し、前記記憶部は、前記画像データ分析部が抽出した前記記録画像データを記憶することを特徴とする。
この構成によれば、設定値の設定に供する画像データを利用して、設定値の設定と併せて、記録画像データの記憶を実行することができるため、処理効率が向上する。
この構成によれば、設定値の設定に供する画像データを利用して、設定値の設定と併せて、記録画像データの記憶を実行することができるため、処理効率が向上する。
また、上記発明の記録装置であって、本発明は、前記画像データには、文字に関する画像データが含まれており、前記画像データ分析部は、前記画像データを分析して、前記文字の大きさに係る設定値を抽出することを特徴とする。
この構成によれば、画像データ分析部は、画像データに基づいて、記録媒体に記録すべき文字の大きさに係る設定値を抽出可能であるため、画像データを利用して、効率よく、当該設定値の設定が可能となる。また、記録媒体に記録する文字の桁数も抽出可能である。
この構成によれば、画像データ分析部は、画像データに基づいて、記録媒体に記録すべき文字の大きさに係る設定値を抽出可能であるため、画像データを利用して、効率よく、当該設定値の設定が可能となる。また、記録媒体に記録する文字の桁数も抽出可能である。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ホストコンピューターと、前記ホストコンピューターの制御の下、設定値に基づいて記録媒体に記録を行う記録装置と、を備える記録システムであって、前記ホストコンピューターは、設定すべき設定値が反映された画像が表現された画像データを前記記録装置に送信し、前記記録装置は、受信した前記画像データを分析して、設定すべき設定値を抽出する画像データ分析部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、記録装置の画像データ分析部は、ホストコンピューターから受信した所定の画像データから、設定すべき設定値を抽出できるため、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で、設定値を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューターから記録装置に対して画像データを送信すればよい。これにより、設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化が実現される。
この構成によれば、記録装置の画像データ分析部は、ホストコンピューターから受信した所定の画像データから、設定すべき設定値を抽出できるため、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で、設定値を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューターから記録装置に対して画像データを送信すればよい。これにより、設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化が実現される。
また、上記発明の記録システムであって、本発明は、前記ホストコンピューターは、各種画像を表示可能な表示部を備えると共に、前記表示部の表示を利用して、設定すべき設定値が反映された画像を入力するためのユーザーインターフェイスを備え、前記ユーザーインターフェイスを利用して入力された画像に基づいて、当該画像を示す前記画像データを生成し、生成した前記画像データを前記記録装置に送信することを特徴とする。
この構成によれば、設定値の設定に際し、ユーザーは、設定値を値として個別具体的に入力する必要がなく、ユーザーインターフェイスを利用してホストコンピューターに対して設定すべき設定値が反映された画像を入力すればよいため、ユーザーの利便性が向上する。また、ホストコンピューターは、ユーザーがユーザーインターフェイスを利用して入力した画像に基づいて画像データを生成し、生成した画像データを記録装置に送信すればよいため、ホストコンピューターの処理が簡素化し、処理効率が向上する。
この構成によれば、設定値の設定に際し、ユーザーは、設定値を値として個別具体的に入力する必要がなく、ユーザーインターフェイスを利用してホストコンピューターに対して設定すべき設定値が反映された画像を入力すればよいため、ユーザーの利便性が向上する。また、ホストコンピューターは、ユーザーがユーザーインターフェイスを利用して入力した画像に基づいて画像データを生成し、生成した画像データを記録装置に送信すればよいため、ホストコンピューターの処理が簡素化し、処理効率が向上する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ホストコンピューターに接続可能な記録装置であって、前記ホストコンピューターから、画像データを受信し、受信した前記画像データを分析して、設定すべき設定値を抽出し、抽出した前記設定値に基づき、記録媒体に記録を行うことを特徴とする。
この制御方法によれば、記録装置は、ホストコンピューターから受信した所定の画像データから、設定すべき設定値を抽出できるため、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で、設定値を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューターから記録装置に対して画像データを送信すればよい。これにより、設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化が実現される。
この制御方法によれば、記録装置は、ホストコンピューターから受信した所定の画像データから、設定すべき設定値を抽出できるため、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で、設定値を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューターから記録装置に対して画像データを送信すればよい。これにより、設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化が実現される。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ホストコンピューターに接続可能な記録装置に含まれる制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部を、前記ホストコンピューターから受信した画像データを分析して、設定すべき設定値を抽出する画像データ分析部として機能させることを特徴とする。
このプログラムを実行すれば、記録装置は、ホストコンピューターから受信した所定の画像データから、設定すべき設定値を抽出できるため、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で、設定値を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューターから記録装置に対して画像データを送信すればよい。これにより、設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化が実現される。
このプログラムを実行すれば、記録装置は、ホストコンピューターから受信した所定の画像データから、設定すべき設定値を抽出できるため、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で、設定値を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューターから記録装置に対して画像データを送信すればよい。これにより、設定値の設定に際してホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定の簡素化が実現される。
本発明によれば、設定値の設定に際し、ホストコンピューターと記録装置との間で行われる設定を簡素化できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る記録システム1の機能的構成を示すブロック図である。
記録システム1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に適用され、店舗に来店した顧客の代金の支払いに応じてレシート5(図2)を発行するシステムであり、図1に示すように、ホストコンピューター10と、POSサーバー11と、プリンター12(記録装置)とを備えている。
図1は、本実施形態に係る記録システム1の機能的構成を示すブロック図である。
記録システム1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に適用され、店舗に来店した顧客の代金の支払いに応じてレシート5(図2)を発行するシステムであり、図1に示すように、ホストコンピューター10と、POSサーバー11と、プリンター12(記録装置)とを備えている。
POSサーバー11は、ネットワークを介してホストコンピューター10に通信可能に接続されており、店舗で販売している商品の商品コードや、名称、金額等のレシート5の発行のために必要となる情報を示すデータをデータベースとして記憶する。ホストコンピューター10は、レシート5の発行に際し、適宜、POSサーバー11に記憶されたデータベースを参照し、必要な情報を取得する。
ホストコンピューター10は、制御部15と、表示部16と、入力部17と、インターフェイス部18と、記憶部19と、を備えている。
制御部15は、ホストコンピューター10の各部を中枢的に制御するものであり、演算実行部としてのCPUや、このCPUに実行される基本制御プログラムや、この基本制御プログラムに係るデータ等を不揮発的に記憶するROM、CPUに実行されるプログラムやこのプログラムに係るデータ等を一時的に記憶するRAM、その他の周辺回路等を備えている。
図1に示すように、制御部15は、POSアプリケーション実行部20と、プリンタードライバー実行部21と、設定情報画像データ生成部22と、を備えているが、これらについては後述する。
制御部15は、ホストコンピューター10の各部を中枢的に制御するものであり、演算実行部としてのCPUや、このCPUに実行される基本制御プログラムや、この基本制御プログラムに係るデータ等を不揮発的に記憶するROM、CPUに実行されるプログラムやこのプログラムに係るデータ等を一時的に記憶するRAM、その他の周辺回路等を備えている。
図1に示すように、制御部15は、POSアプリケーション実行部20と、プリンタードライバー実行部21と、設定情報画像データ生成部22と、を備えているが、これらについては後述する。
表示部16は、液晶ディスプレーパネルや、有機ELパネル等の表示パネル27を備え、制御部15の制御の下、表示パネル27に各種情報を表示する。
入力部17は、キーボードや、マウス、バーコードリーダー、カードリーダー等の入力デバイスに接続され、これら入力デバイスの出力信号を制御部15に出力する。バーコードリーダーは商品の包装紙等に記録されたバーコードの読み取りに利用され、カードリーダーはクレジットカードや、会員カード等に記録された情報の読み取りに利用される。バーコードリーダーやカードリーダー等の入力デバイスを用いて取得した情報は、レシート5の発行に係る処理に用いられる。
インターフェイス部18は、制御部15の制御の下、プリンター12との間で通信規格に準拠した通信を行う。
記憶部19は、各種データを書き換え可能に記憶する部位であり、ハードディスクや、EEPROM等の記憶装置を備えている。
入力部17は、キーボードや、マウス、バーコードリーダー、カードリーダー等の入力デバイスに接続され、これら入力デバイスの出力信号を制御部15に出力する。バーコードリーダーは商品の包装紙等に記録されたバーコードの読み取りに利用され、カードリーダーはクレジットカードや、会員カード等に記録された情報の読み取りに利用される。バーコードリーダーやカードリーダー等の入力デバイスを用いて取得した情報は、レシート5の発行に係る処理に用いられる。
インターフェイス部18は、制御部15の制御の下、プリンター12との間で通信規格に準拠した通信を行う。
記憶部19は、各種データを書き換え可能に記憶する部位であり、ハードディスクや、EEPROM等の記憶装置を備えている。
一方、プリンター12は、ロール状に巻かれた感熱ロール紙を、ローラー状のプラテンにより搬送し、この感熱ロール紙の記録面に、発熱素子を備えたラインサーマルヘッドによって熱を与えることにより画像を記録した上で、所定の位置で感熱ロール紙を切断することにより、レシートを発行するサーマルヘッド式プリンターである。
図1に示すように、プリンター12は、プリンター側制御部30(制御部、記録制御部)と、プリンター側表示部31と、プリンター側入力部32と、プリントエンジン33(記録部)と、エンジンコントローラー34と、プリンター側記憶部35(記憶部)と、インターフェイス部36(受信部)と、を備えている。
プリンター側制御部30は、プリンター12を中枢的に制御するものであり、上述した制御部15と同様、CPUやROM、RAMその他の周辺回路等を備えている。プリンター側制御部30は、画像データ分析部38を備えているが、これについては後述する。
プリンター側表示部31は、プリンター12の動作状態等の各種情報を表示する液晶パネルや有機ELパネル等の表示パネル(不図示)を備え、プリンター側制御部30の制御の下、当該表示パネルに各種情報を表示する。
プリンター側入力部32は、プリンター12に設けられた操作スイッチ39に接続され、操作スイッチ39に対する操作を検出し操作信号としてプリンター側制御部30に出力する。
プリントエンジン33は、プリンター側制御部30の制御の下、上述したラインサーマルヘッド及びプラテンを含む各部により感熱ロール紙への印刷を実行する。
エンジンコントローラー34は、プリンター側制御部30の制御の下、プリントエンジン33を制御して、感熱ロール紙に画像を記録させる。
インターフェイス部36は、プリンター側制御部30の制御の下、プリンター12との間で通信規格に準拠した通信を行う。
図1に示すように、プリンター12は、プリンター側制御部30(制御部、記録制御部)と、プリンター側表示部31と、プリンター側入力部32と、プリントエンジン33(記録部)と、エンジンコントローラー34と、プリンター側記憶部35(記憶部)と、インターフェイス部36(受信部)と、を備えている。
プリンター側制御部30は、プリンター12を中枢的に制御するものであり、上述した制御部15と同様、CPUやROM、RAMその他の周辺回路等を備えている。プリンター側制御部30は、画像データ分析部38を備えているが、これについては後述する。
プリンター側表示部31は、プリンター12の動作状態等の各種情報を表示する液晶パネルや有機ELパネル等の表示パネル(不図示)を備え、プリンター側制御部30の制御の下、当該表示パネルに各種情報を表示する。
プリンター側入力部32は、プリンター12に設けられた操作スイッチ39に接続され、操作スイッチ39に対する操作を検出し操作信号としてプリンター側制御部30に出力する。
プリントエンジン33は、プリンター側制御部30の制御の下、上述したラインサーマルヘッド及びプラテンを含む各部により感熱ロール紙への印刷を実行する。
エンジンコントローラー34は、プリンター側制御部30の制御の下、プリントエンジン33を制御して、感熱ロール紙に画像を記録させる。
インターフェイス部36は、プリンター側制御部30の制御の下、プリンター12との間で通信規格に準拠した通信を行う。
プリンター側記憶部35は、フラッシュメモリーやハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。プリンター側記憶部35には、プリンター側制御部30によりプリンター12の動作を制御するためのファームウェアが記憶されるほか、フォントテーブル40と、設定情報データ41と、トップロゴ画像データ42(記録画像データ)と、ボトムロゴ画像データ43(記録画像データ)と、が記憶される。
フォントテーブル40とは、プリンター12によって記録可能な文字のそれぞれのフォントデータを集合して記憶するテーブルのことである。フォントデータとは、文字を記録媒体に記録可能な態様で表現する実データ(ビットマップフォントデータや、スケイラブルフォントデータ等)のことである。
フォントテーブル40は、プリンター12が対応しているフォント種類ごとに、プリンター側記憶部35に記憶されている。例えば、プリンター12がフォントA、及び、フォントBの2種類に対応しているとすると、プリンター12によって記録可能な文字のそれぞれについて、フォントAに係るフォントデータを集合したフォントテーブル40と、フォントBに係るフォントデータを集合したフォントテーブル40と、の2つのテーブルがプリンター側記憶部35に記憶されている。
フォントテーブル40において、フォントデータのそれぞれには、各フォントデータが記憶された記憶領域の位置に応じて、番地が割り振られており、フォント種類を特定すると共に、番地を特定することにより、1つのフォントデータが特定される。
フォントテーブル40とは、プリンター12によって記録可能な文字のそれぞれのフォントデータを集合して記憶するテーブルのことである。フォントデータとは、文字を記録媒体に記録可能な態様で表現する実データ(ビットマップフォントデータや、スケイラブルフォントデータ等)のことである。
フォントテーブル40は、プリンター12が対応しているフォント種類ごとに、プリンター側記憶部35に記憶されている。例えば、プリンター12がフォントA、及び、フォントBの2種類に対応しているとすると、プリンター12によって記録可能な文字のそれぞれについて、フォントAに係るフォントデータを集合したフォントテーブル40と、フォントBに係るフォントデータを集合したフォントテーブル40と、の2つのテーブルがプリンター側記憶部35に記憶されている。
フォントテーブル40において、フォントデータのそれぞれには、各フォントデータが記憶された記憶領域の位置に応じて、番地が割り振られており、フォント種類を特定すると共に、番地を特定することにより、1つのフォントデータが特定される。
次いで、POSアプリケーション実行部20及びプリンタードライバー実行部21の説明を通して、記録システム1がレシート5を発行する際の基本的な動作について説明する。
POSアプリケーション実行部20は、ホストコンピューター10に予めインストールされたPOSアプリケーションを実行することにより、取引毎に、適宜、POSサーバー11にアクセスした上で、取引において購入された商品を示す情報や、商品の単価を示す情報、購入金額を示す情報等のレシート5に記載すべき情報を取得し、取得した情報に基づいて、レシート5に記録すべき画像に係る記録データを生成し、プリンタードライバー実行部21に出力する。レシート5に記録すべき画像には、商品の名称を示す文字に係る画像や、値段を示す文字に係る画像等の文字に係る画像が含まれている。POSアプリケーション実行部20が生成する記録データにおいては、これら文字は、Unicode等の所定の文字コードとして表現されている。
プリンタードライバー実行部21は、ホストコンピューター10に予めインストールされたプリンタードライバーを実行することにより、POSアプリケーション実行部20から入力された記録データに基づいて、プリンター12のコマンド仕様に対応した記録コマンドを生成し、プリンター側制御部30に出力する。この記録コマンドには、搬送機構に感熱ロール紙を搬送させるコマンドや、ラインサーマルヘッドを駆動させるコマンド、切断機構に感熱ロール紙を切断させるコマンド等の、プリンター12にレシート5を発行させるための各種コマンドが含まれている。
記録コマンドが入力されたプリンター側制御部30は、プリンター側記憶部35に記憶された設定情報データ41(後述)を参照した上で、この記録コマンドに基づいて各部を制御し、レシート5を発行する。
POSアプリケーション実行部20は、ホストコンピューター10に予めインストールされたPOSアプリケーションを実行することにより、取引毎に、適宜、POSサーバー11にアクセスした上で、取引において購入された商品を示す情報や、商品の単価を示す情報、購入金額を示す情報等のレシート5に記載すべき情報を取得し、取得した情報に基づいて、レシート5に記録すべき画像に係る記録データを生成し、プリンタードライバー実行部21に出力する。レシート5に記録すべき画像には、商品の名称を示す文字に係る画像や、値段を示す文字に係る画像等の文字に係る画像が含まれている。POSアプリケーション実行部20が生成する記録データにおいては、これら文字は、Unicode等の所定の文字コードとして表現されている。
プリンタードライバー実行部21は、ホストコンピューター10に予めインストールされたプリンタードライバーを実行することにより、POSアプリケーション実行部20から入力された記録データに基づいて、プリンター12のコマンド仕様に対応した記録コマンドを生成し、プリンター側制御部30に出力する。この記録コマンドには、搬送機構に感熱ロール紙を搬送させるコマンドや、ラインサーマルヘッドを駆動させるコマンド、切断機構に感熱ロール紙を切断させるコマンド等の、プリンター12にレシート5を発行させるための各種コマンドが含まれている。
記録コマンドが入力されたプリンター側制御部30は、プリンター側記憶部35に記憶された設定情報データ41(後述)を参照した上で、この記録コマンドに基づいて各部を制御し、レシート5を発行する。
次いで、プリンタードライバー実行部21による文字コードに対する処理について簡単に説明する。
POSアプリケーション実行部20から記録データが入力された場合、プリンタードライバー実行部21は、当該記録データを解析し、記録データに含まれる文字コードを抽出する。
次いで、プリンタードライバー実行部21は、設定ファイルを参照し、参照した設定ファイルの内容に基づいて、文字をレシート5に記録する際のフォント種類を特定する。設定ファイルとは、レシート5の発行、特に、感熱ロール紙に対する画像の記録に関する設定上の条件が記述されたファイルのことをいい、少なくとも、レシート5に文字を記録する際のフォント種類を特定する情報が記述されている。
POSアプリケーション実行部20から記録データが入力された場合、プリンタードライバー実行部21は、当該記録データを解析し、記録データに含まれる文字コードを抽出する。
次いで、プリンタードライバー実行部21は、設定ファイルを参照し、参照した設定ファイルの内容に基づいて、文字をレシート5に記録する際のフォント種類を特定する。設定ファイルとは、レシート5の発行、特に、感熱ロール紙に対する画像の記録に関する設定上の条件が記述されたファイルのことをいい、少なくとも、レシート5に文字を記録する際のフォント種類を特定する情報が記述されている。
次いで、プリンタードライバー実行部21は、特定したフォント種類に応じて文字コードを、番地情報に変換する。番地情報とは、特定したフォント種類に対応するフォントテーブル40を特定する情報と、当該フォントテーブル40における文字コードに対応するフォントデータの番地を特定する情報と、を含む情報のことである。なお、文字コードと、フォント種類と、番地情報と、が対応づけられたテーブルが記憶部19に記憶されており、プリンタードライバー実行部21は、当該テーブルを参照して、文字コードを番地情報に変換する。プリンター12に記憶されたフォントデータを使用する場合、プリンタードライバー実行部21は、文字コードを番地情報に変換した上で、記録コマンドをプリンター12に出力する。
記録コマンドが入力されると、プリンター側制御部30は、記録コマンドに基づいてエンジンコントローラー34を制御してレシート5を発行する。その際、プリンター側制御部30は、レシート5に記録すべき文字については、番地情報に基づいて、フォントテーブル40、及び、フォントテーブル40における番地を特定することにより、記録すべき文字のフォントデータを特定し、特定したフォントデータに基づいて、文字に係る画像の記録を実行する。
POSアプリケーション実行部20側、またはプリンタードライバー実行部21側のフォントデータを使用する場合、フォントデータは記憶部19に記憶されており、プリンタードライバー実行部21は、指定された文字コードを基に、該当する番地のフォントデータを読み出して文字に係わる画像データとして生成し、またはPOSアプリケーション実行部20から画像データとして受け取り、他の画像データがある場合は、それと合成し、プリンター12へ送信する。
記録コマンドが入力されると、プリンター側制御部30は、記録コマンドに基づいてエンジンコントローラー34を制御してレシート5を発行する。その際、プリンター側制御部30は、レシート5に記録すべき文字については、番地情報に基づいて、フォントテーブル40、及び、フォントテーブル40における番地を特定することにより、記録すべき文字のフォントデータを特定し、特定したフォントデータに基づいて、文字に係る画像の記録を実行する。
POSアプリケーション実行部20側、またはプリンタードライバー実行部21側のフォントデータを使用する場合、フォントデータは記憶部19に記憶されており、プリンタードライバー実行部21は、指定された文字コードを基に、該当する番地のフォントデータを読み出して文字に係わる画像データとして生成し、またはPOSアプリケーション実行部20から画像データとして受け取り、他の画像データがある場合は、それと合成し、プリンター12へ送信する。
次いで、設定情報データ41について説明する。
設定情報データ41とは、プリンター12の記録に関する設定情報(設定値)が記述されたデータのことである。上述したように、設定情報データ41は、レシート5の発行の際に、プリンター側制御部30によって参照される。
記録に関する設定情報とは、例えば、記録濃度や、記録スピード、感熱ロール紙のロール紙幅、レシート5の1行に含まれる文字の桁数等の、画像の記録に関連する各種設定のことである。記録コマンドが入力されたプリンター側制御部30は、レシート5の発行に際し、設定情報データ41に記述された各種設定情報が反映された状態でレシート5を発行するべく、設定情報データ41を参照した上で、記録コマンドに基づいて各部を制御し、レシート5を発行する。
特に、本実施形態では、記録に関する設定情報には、1.左マージン、2.右マージン、3.上端/トップロゴマージン、4.トップロゴ/レシート情報マージン、5.レシート情報/ボトムロゴマージン、6.ボトムロゴ/下端マージン、が含まれている。以下、これら6つの設定情報を「特定設定情報」と称し、他の設定情報と区別するものとする。
以下、特定設定情報の内容について説明する。
設定情報データ41とは、プリンター12の記録に関する設定情報(設定値)が記述されたデータのことである。上述したように、設定情報データ41は、レシート5の発行の際に、プリンター側制御部30によって参照される。
記録に関する設定情報とは、例えば、記録濃度や、記録スピード、感熱ロール紙のロール紙幅、レシート5の1行に含まれる文字の桁数等の、画像の記録に関連する各種設定のことである。記録コマンドが入力されたプリンター側制御部30は、レシート5の発行に際し、設定情報データ41に記述された各種設定情報が反映された状態でレシート5を発行するべく、設定情報データ41を参照した上で、記録コマンドに基づいて各部を制御し、レシート5を発行する。
特に、本実施形態では、記録に関する設定情報には、1.左マージン、2.右マージン、3.上端/トップロゴマージン、4.トップロゴ/レシート情報マージン、5.レシート情報/ボトムロゴマージン、6.ボトムロゴ/下端マージン、が含まれている。以下、これら6つの設定情報を「特定設定情報」と称し、他の設定情報と区別するものとする。
以下、特定設定情報の内容について説明する。
図2は、本実施形態に係るプリンター12により発行されるレシート5の一例を示す図である。
本実施形態では、プリンター12が発行するレシート5の先頭には必ずトップロゴ50が記録され、また、プリンター12が発行するレシート5の末尾には必ずボトムロゴ51が記録される。トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51とは、プリンター12が設置された店舗に係るロゴや、店舗の名称、その他の情報が定型化された画像である。
トップロゴ50は、トップロゴ50が記録される領域として予め規定されたトップロゴ領域A1内に記録され、ボトムロゴ51は、ボトムロゴ51が記録される領域として予め規定されたボトムロゴ領域A2内に記録される。
また、レシート5において、トップロゴ50と、ボトムロゴ51との間には、レシート情報52が記録される。レシート情報52とは、商品の名称や、商品の単価、税に関する情報、支払金額、その他の一般にレシート5に記録される情報のことである。このレシート情報52は、予め規定された領域であるレシート情報領域A3内に記録される。
上述した特定設定情報のうち、左マージンとは、レシート5の左端Lと、レシート情報領域A3の左端A3Lと、の離間量D1のことである。
右マージンとは、レシート5の右端Rと、レシート情報領域A3の右端A3Rと、の離間量D2のことである。
上端/トップロゴマージンとは、レシートの上端Tと、トップロゴ領域A1の上端A1Tと、の離間量D3のことである。
トップロゴ/レシート情報マージンとは、トップロゴ領域A1の下端A1Bと、レシート情報領域A3の上端A3Tと、の離間量D4のことである。
レシート情報/ボトムロゴマージンとは、レシート情報領域A3の下端A3Bと、ボトムロゴ領域A2の上端A2Tとの離間量D5のことである。
ボトムロゴ/下端マージンとは、ボトムロゴ領域A2の下端A2Bと、レシート5の下端Bとの離間量D6のことである。
このように、特定設定情報は、レシート5上で、レシート情報52、トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51を記録すべき位置を規定するための値である。
本実施形態では、プリンター12が発行するレシート5の先頭には必ずトップロゴ50が記録され、また、プリンター12が発行するレシート5の末尾には必ずボトムロゴ51が記録される。トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51とは、プリンター12が設置された店舗に係るロゴや、店舗の名称、その他の情報が定型化された画像である。
トップロゴ50は、トップロゴ50が記録される領域として予め規定されたトップロゴ領域A1内に記録され、ボトムロゴ51は、ボトムロゴ51が記録される領域として予め規定されたボトムロゴ領域A2内に記録される。
また、レシート5において、トップロゴ50と、ボトムロゴ51との間には、レシート情報52が記録される。レシート情報52とは、商品の名称や、商品の単価、税に関する情報、支払金額、その他の一般にレシート5に記録される情報のことである。このレシート情報52は、予め規定された領域であるレシート情報領域A3内に記録される。
上述した特定設定情報のうち、左マージンとは、レシート5の左端Lと、レシート情報領域A3の左端A3Lと、の離間量D1のことである。
右マージンとは、レシート5の右端Rと、レシート情報領域A3の右端A3Rと、の離間量D2のことである。
上端/トップロゴマージンとは、レシートの上端Tと、トップロゴ領域A1の上端A1Tと、の離間量D3のことである。
トップロゴ/レシート情報マージンとは、トップロゴ領域A1の下端A1Bと、レシート情報領域A3の上端A3Tと、の離間量D4のことである。
レシート情報/ボトムロゴマージンとは、レシート情報領域A3の下端A3Bと、ボトムロゴ領域A2の上端A2Tとの離間量D5のことである。
ボトムロゴ/下端マージンとは、ボトムロゴ領域A2の下端A2Bと、レシート5の下端Bとの離間量D6のことである。
このように、特定設定情報は、レシート5上で、レシート情報52、トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51を記録すべき位置を規定するための値である。
次いで、プリンター12のプリンター側記憶部35に記憶されたトップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43について説明する。
上述したように、レシート5には、トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51が必ず記録される。そして、本実施形態では、トップロゴ50の画像を示す画像データが、トップロゴ画像データ42として、かつ、ボトムロゴ51の画像を示す画像データが、ボトムロゴ画像データ43として、ホストコンピューター10から送信されて、予め、プリンター側記憶部35に記憶された構成となっている。
そして、レシート5の発行に際し、感熱ロール紙にトップロゴ50を記録する際は、ホストコンピューター10からプリンター12に対して、トップロゴ50に係る画像の記録を指令するコマンドであって、トップロゴ50の画像データを含まないコマンドが出力される。このコマンドが入力されたプリンター12のプリンター側制御部30は、プリンター側記憶部35に記憶されたトップロゴ画像データ42を読み出して取得し、取得したトップロゴ画像データ42に基づいて、エンジンコントローラー34を制御して、感熱ロール紙に対してトップロゴ50の記録を行う。ボトムロゴ51に関しても同様にしてボトムロゴ51に係る画像の記録が実行される。記録する度に、トップロゴ50やボトムロゴ51の画像データを送受信せずに済み、効率がよい。
上述したように、レシート5には、トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51が必ず記録される。そして、本実施形態では、トップロゴ50の画像を示す画像データが、トップロゴ画像データ42として、かつ、ボトムロゴ51の画像を示す画像データが、ボトムロゴ画像データ43として、ホストコンピューター10から送信されて、予め、プリンター側記憶部35に記憶された構成となっている。
そして、レシート5の発行に際し、感熱ロール紙にトップロゴ50を記録する際は、ホストコンピューター10からプリンター12に対して、トップロゴ50に係る画像の記録を指令するコマンドであって、トップロゴ50の画像データを含まないコマンドが出力される。このコマンドが入力されたプリンター12のプリンター側制御部30は、プリンター側記憶部35に記憶されたトップロゴ画像データ42を読み出して取得し、取得したトップロゴ画像データ42に基づいて、エンジンコントローラー34を制御して、感熱ロール紙に対してトップロゴ50の記録を行う。ボトムロゴ51に関しても同様にしてボトムロゴ51に係る画像の記録が実行される。記録する度に、トップロゴ50やボトムロゴ51の画像データを送受信せずに済み、効率がよい。
ところで、従来、設定情報データ41に含まれる特定設定情報は、ホストコンピューター10を利用して、設定されていた。特定設定情報のうち、左マージンをユーザーが設定する場合を例に挙げて説明すると、ユーザーは、ホストコンピューター10の入力デバイスを利用して、左マージンの値を入力可能な専用のウインドウを表示パネル27に表示する。この専用のウインドウの表示に係る機能は、POSアプリケーションによって提供されているものとする。そしてユーザーは、当該ウインドウの左マージンを入力する欄に所望の値(例えば、「3mm」)を入力し、入力を確定する。入力の確定をトリガーとして、POSアプリケーションと、プリンタードライバーとが協働して、入力された左マージンの値を示す情報をプリンター12に送信する。
その際、左マージンの値を示す情報の送信に係る通信において、ホストコンピューター10とプリンター12との間でやり取りするデータのフォーマット、及び、データのやり取りに係る各種コマンドのコマンド体系等が予め定められており、ホストコンピューター10と、プリンター12とは、上記フォーマットやコマンド体系等に準拠して通信を行う。このような通信を通して、左マージンの値を取得したプリンター12は、ファームウェアの機能により、取得した左マージンの値を、設定情報データ41に適切に反映させる。
しかしながら上述したように、特定設定情報の登録の際、ホストコンピューター10とプリンター12との間で、特定設定情報のそれぞれに対応するフォーマットやコマンド体系に準拠して通信を行うようにした場合、フォーマットやコマンド体系の取り決める作業に係るコストや、これらに準拠した設定を行うための各種プログラムの開発に係るコスト等が増大する可能性がある。このため、特定設定情報の登録に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定を簡素化したいとするニーズがあった。
以上を踏まえ、本実施形態に係るホストコンピューター10及びプリンター12は、以下のような機能を有し、また、以下のような動作を実行する。
その際、左マージンの値を示す情報の送信に係る通信において、ホストコンピューター10とプリンター12との間でやり取りするデータのフォーマット、及び、データのやり取りに係る各種コマンドのコマンド体系等が予め定められており、ホストコンピューター10と、プリンター12とは、上記フォーマットやコマンド体系等に準拠して通信を行う。このような通信を通して、左マージンの値を取得したプリンター12は、ファームウェアの機能により、取得した左マージンの値を、設定情報データ41に適切に反映させる。
しかしながら上述したように、特定設定情報の登録の際、ホストコンピューター10とプリンター12との間で、特定設定情報のそれぞれに対応するフォーマットやコマンド体系に準拠して通信を行うようにした場合、フォーマットやコマンド体系の取り決める作業に係るコストや、これらに準拠した設定を行うための各種プログラムの開発に係るコスト等が増大する可能性がある。このため、特定設定情報の登録に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定を簡素化したいとするニーズがあった。
以上を踏まえ、本実施形態に係るホストコンピューター10及びプリンター12は、以下のような機能を有し、また、以下のような動作を実行する。
まず、ホストコンピューター10の制御部15が備える設定情報画像データ生成部22について説明する。
なお、設定情報画像データ生成部22の機能は、制御部15のCPUがプログラムを実行することにより実現される。つまり、設定情報画像データ生成部22の機能は、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。また、設定情報画像データ生成部22の機能を実現するプログラムは、上述したPOSアプリケーションに含まれるプログラムであってもよく、また、POSアプリケーションとは別の専用のプログラムであってもよい。
設定情報画像データ生成部22は、上述した6つの特定設定情報の設定に係る入力をユーザーが行うためのユーザーインターフェイスを提供する。
なお、設定情報画像データ生成部22の機能は、制御部15のCPUがプログラムを実行することにより実現される。つまり、設定情報画像データ生成部22の機能は、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。また、設定情報画像データ生成部22の機能を実現するプログラムは、上述したPOSアプリケーションに含まれるプログラムであってもよく、また、POSアプリケーションとは別の専用のプログラムであってもよい。
設定情報画像データ生成部22は、上述した6つの特定設定情報の設定に係る入力をユーザーが行うためのユーザーインターフェイスを提供する。
図3は、ユーザーインターフェイスとして、設定情報画像データ生成部22により表示パネル27に表示される画面である特定設定情報入力ウインドウ60の一例を模式的に示す図である。
図3に示す特定設定情報入力ウインドウ60内の各画像は、表示パネル27において、白と黒との2色によって表現されている。
本実施形態では、特定設定情報について登録する際、ユーザーは、個別具体的にその値を入力する代わりに、特定設定情報入力ウインドウ60において、画像が記録された後のレシート5の記録面のイメージを直感的に入力し、これにより、特定設定情報の値が設定される構成となっている。
図3に示すように、特定設定情報入力ウインドウ60の中央には、矩形の枠体であるレシート枠61が表示される。このレシート枠61は、レシート5の外周に対応する枠である。
なお、図3の例では、図3における左右方向と、感熱ロール紙の幅方向とが対応し、かつ、図3における上下方向と、感熱ロール紙の長手方向とが対応するように、レシート枠61が、特定設定情報入力ウインドウ60内に表示されている。このレシート枠61の大きさは固定であり、その大きさを変更することはできない。
レシート枠61に囲まれた領域において、上部には、矩形のトップロゴ枠62が設けられている。このトップロゴ枠62は、上述したトップロゴ領域A1に対応する枠であり、他の枠と比較して太さが太い太線によって描画され、これにより、他の領域と明瞭に区分されている。
このトップロゴ枠62の下方には、レシート情報枠63が設けられている。このレシート情報枠63は、上述したレシート情報領域A3に対応する枠であり、枠内に複数の斜線が描画され、これにより、他の領域と明瞭に区別されている。
このレシート情報枠63の下方には、ボトムロゴ枠64が設けられている。このボトムロゴ枠64は、上述したボトムロゴ領域A2に対応する枠であり、破線によって枠が描画されており、これにより、他の領域と明瞭に区別されている。
図3に示す特定設定情報入力ウインドウ60内の各画像は、表示パネル27において、白と黒との2色によって表現されている。
本実施形態では、特定設定情報について登録する際、ユーザーは、個別具体的にその値を入力する代わりに、特定設定情報入力ウインドウ60において、画像が記録された後のレシート5の記録面のイメージを直感的に入力し、これにより、特定設定情報の値が設定される構成となっている。
図3に示すように、特定設定情報入力ウインドウ60の中央には、矩形の枠体であるレシート枠61が表示される。このレシート枠61は、レシート5の外周に対応する枠である。
なお、図3の例では、図3における左右方向と、感熱ロール紙の幅方向とが対応し、かつ、図3における上下方向と、感熱ロール紙の長手方向とが対応するように、レシート枠61が、特定設定情報入力ウインドウ60内に表示されている。このレシート枠61の大きさは固定であり、その大きさを変更することはできない。
レシート枠61に囲まれた領域において、上部には、矩形のトップロゴ枠62が設けられている。このトップロゴ枠62は、上述したトップロゴ領域A1に対応する枠であり、他の枠と比較して太さが太い太線によって描画され、これにより、他の領域と明瞭に区分されている。
このトップロゴ枠62の下方には、レシート情報枠63が設けられている。このレシート情報枠63は、上述したレシート情報領域A3に対応する枠であり、枠内に複数の斜線が描画され、これにより、他の領域と明瞭に区別されている。
このレシート情報枠63の下方には、ボトムロゴ枠64が設けられている。このボトムロゴ枠64は、上述したボトムロゴ領域A2に対応する枠であり、破線によって枠が描画されており、これにより、他の領域と明瞭に区別されている。
これらトップロゴ枠62、レシート情報枠63、及び、ボトムロゴ枠64の3つの枠のそれぞれは、レシート枠61を超えず、かつ、他の枠と互いに重ならない範囲において、所定の規則に従って、その大きさを変更可能である。
詳細には、ユーザーは、トップロゴ枠62について、上辺、下辺を上下方向に移動させ、また、右辺、左辺を左右方向に移動させることによりその大きさを変更できる。これら上下左右の辺は、トップロゴ枠62の形状が、常に矩形となるように、動きに併せて自動で伸縮する。本実施形態では、トップロゴ50は必ずレシート5の左右方向における中央に記録されるものとされ、これに対応して、トップロゴ枠62がレシート枠61の左右方向における中央に配置された状態が維持されるように、右辺の動きに同期して左辺が動き、逆に左辺の動きに同期して右辺が動く構成となっている。ボトムロゴ枠64についても、トップロゴ枠62と同様に、ユーザーは、その大きさを変更可能である。
また、レシート情報枠63は、上辺、下辺を上下方向に移動させ、また、右辺、左辺を左右方向に移動させることによりその大きさを変更できる。本実施形態では、レシート情報領域A3のレシート5における左右方向の位置は必ずしも中央でなくてもよいとされ、右辺、左辺は、同期して動かない。
なお、各枠における各辺の移動は、キーボードやマウスその他の入力デバイスを利用して、専用のカーソル等を動かすことにより、実行可能となっている。
詳細には、ユーザーは、トップロゴ枠62について、上辺、下辺を上下方向に移動させ、また、右辺、左辺を左右方向に移動させることによりその大きさを変更できる。これら上下左右の辺は、トップロゴ枠62の形状が、常に矩形となるように、動きに併せて自動で伸縮する。本実施形態では、トップロゴ50は必ずレシート5の左右方向における中央に記録されるものとされ、これに対応して、トップロゴ枠62がレシート枠61の左右方向における中央に配置された状態が維持されるように、右辺の動きに同期して左辺が動き、逆に左辺の動きに同期して右辺が動く構成となっている。ボトムロゴ枠64についても、トップロゴ枠62と同様に、ユーザーは、その大きさを変更可能である。
また、レシート情報枠63は、上辺、下辺を上下方向に移動させ、また、右辺、左辺を左右方向に移動させることによりその大きさを変更できる。本実施形態では、レシート情報領域A3のレシート5における左右方向の位置は必ずしも中央でなくてもよいとされ、右辺、左辺は、同期して動かない。
なお、各枠における各辺の移動は、キーボードやマウスその他の入力デバイスを利用して、専用のカーソル等を動かすことにより、実行可能となっている。
特定設定情報入力ウインドウ60において、ユーザーは、以下の観点から、レシート枠61におけるトップロゴ枠62、レシート情報枠63、及び、ボトムロゴ枠64の3つの枠のそれぞれの大きさを変更する。
すなわち、ユーザーは、レシート枠61におけるトップロゴ枠62、レシート情報枠63、及び、ボトムロゴ枠64の配置の関係、バランスが、自身が望む実際のレシート5におけるトップロゴ領域A1、レシート情報領域A3、及び、ボトムロゴ領域A2の配置の関係、バランスとなるように、自身が想像するイメージに基づいて直感的に各枠の大きさを変更する。
詳細は後述するが、本実施形態では、特定設定情報入力ウインドウ60における各枠の態様により、特定設定情報のそれぞれの登録が行われる。すなわち、上記6つの特定設定情報については、ユーザーは、個別具体的に値を入力することなく、特定設定情報入力ウインドウ60における各枠の大きさを変更すればよい。
これにより、ユーザーは、特定設定情報のそれぞれについて、具体的に値として把握することなく設定できるため、ユーザーの利便性が向上する。特に、特定設定情報の適切な値は、プリンター12の機能や、仕様を詳細に知っていることが求められる。例えば、左マージンは、プリンター12に収納された感熱ロール紙の幅の大きさや、レシート5の1行に記録される文字の桁数等を知らなければ、適切な値を把握できない。しかしながら、特定設定情報の入力に際し、ユーザーが、個別具体的に値を入力するのではなく、特定設定情報入力ウインドウ60における各枠の大きさを変更するようにしたことにより、ユーザーの負担が軽減し、より一層ユーザーの利便性が向上する。
すなわち、ユーザーは、レシート枠61におけるトップロゴ枠62、レシート情報枠63、及び、ボトムロゴ枠64の配置の関係、バランスが、自身が望む実際のレシート5におけるトップロゴ領域A1、レシート情報領域A3、及び、ボトムロゴ領域A2の配置の関係、バランスとなるように、自身が想像するイメージに基づいて直感的に各枠の大きさを変更する。
詳細は後述するが、本実施形態では、特定設定情報入力ウインドウ60における各枠の態様により、特定設定情報のそれぞれの登録が行われる。すなわち、上記6つの特定設定情報については、ユーザーは、個別具体的に値を入力することなく、特定設定情報入力ウインドウ60における各枠の大きさを変更すればよい。
これにより、ユーザーは、特定設定情報のそれぞれについて、具体的に値として把握することなく設定できるため、ユーザーの利便性が向上する。特に、特定設定情報の適切な値は、プリンター12の機能や、仕様を詳細に知っていることが求められる。例えば、左マージンは、プリンター12に収納された感熱ロール紙の幅の大きさや、レシート5の1行に記録される文字の桁数等を知らなければ、適切な値を把握できない。しかしながら、特定設定情報の入力に際し、ユーザーが、個別具体的に値を入力するのではなく、特定設定情報入力ウインドウ60における各枠の大きさを変更するようにしたことにより、ユーザーの負担が軽減し、より一層ユーザーの利便性が向上する。
さらに、図3を参照し、レシート情報枠63の内部には、黒色で塗りつぶされた矩形の文字ブロック66が表示されている。
この文字ブロック66は、形状が矩形である状態を維持しつつ、その大きさを変更可能である。
この文字ブロック66は、レシート5のレシート情報52における各文字の大きさ、及び、縦横比に係る情報ついて、自身のイメージに基づいて直感的に入力するためのブロックであり、ユーザーは、レシート情報枠63と文字ブロック66との関係、バランスが、自身が望む実際のレシート5のレシート情報領域A3と、当該レシート情報領域A3に記録される文字との関係、バランスとなるように、文字ブロック66の大きさを変更する。
詳細は後述するが、本実施形態では、特定設定情報入力ウインドウ60における文字ブロック66の態様に基づいて、フォント種類が適切に設定される。
この文字ブロック66は、形状が矩形である状態を維持しつつ、その大きさを変更可能である。
この文字ブロック66は、レシート5のレシート情報52における各文字の大きさ、及び、縦横比に係る情報ついて、自身のイメージに基づいて直感的に入力するためのブロックであり、ユーザーは、レシート情報枠63と文字ブロック66との関係、バランスが、自身が望む実際のレシート5のレシート情報領域A3と、当該レシート情報領域A3に記録される文字との関係、バランスとなるように、文字ブロック66の大きさを変更する。
詳細は後述するが、本実施形態では、特定設定情報入力ウインドウ60における文字ブロック66の態様に基づいて、フォント種類が適切に設定される。
さらに、図3を参照し、特定設定情報入力ウインドウ60において、ユーザーは、トップロゴ枠62内に、トップロゴ50として実際にレシート5に記録させることを望む画像を表示させることができる。
ユーザーによるトップロゴ枠62内への画像の表示は、例えば、以下のようにして行われる。
すなわち、特定設定情報入力ウインドウ60上でトップロゴ枠62内に画像を描画できる構成とし、ユーザーは、特定設定情報入力ウインドウ60を表示しつつ、各種入力デバイスを操作して、トップロゴ枠62内に直接画像を描画する。この場合、トップロゴ枠62内への画像の表示は、設定情報画像データ生成部22の機能により実現されることとなる。
また例えば、ユーザーは、トップロゴ50に係る画像をデザイン可能な他のアプリケーションを予めインストールしておき、当該アプリケーションの機能によりデザインした画像を、コピーアンドペーストその他の手段により、トップロゴ枠62内に表示する。
詳細は、後述するが、本実施形態では、プリンター12のプリンター側制御部30により、トップロゴ枠62に表示された画像に基づいてトップロゴ画像データ42が生成され、プリンター側記憶部35に記憶される。
同様に、ボトムロゴ枠64内に、ボトムロゴ51として実際にレシート5に記録させることを望む画像を表示させることが可能となっている。
ユーザーによるトップロゴ枠62内への画像の表示は、例えば、以下のようにして行われる。
すなわち、特定設定情報入力ウインドウ60上でトップロゴ枠62内に画像を描画できる構成とし、ユーザーは、特定設定情報入力ウインドウ60を表示しつつ、各種入力デバイスを操作して、トップロゴ枠62内に直接画像を描画する。この場合、トップロゴ枠62内への画像の表示は、設定情報画像データ生成部22の機能により実現されることとなる。
また例えば、ユーザーは、トップロゴ50に係る画像をデザイン可能な他のアプリケーションを予めインストールしておき、当該アプリケーションの機能によりデザインした画像を、コピーアンドペーストその他の手段により、トップロゴ枠62内に表示する。
詳細は、後述するが、本実施形態では、プリンター12のプリンター側制御部30により、トップロゴ枠62に表示された画像に基づいてトップロゴ画像データ42が生成され、プリンター側記憶部35に記憶される。
同様に、ボトムロゴ枠64内に、ボトムロゴ51として実際にレシート5に記録させることを望む画像を表示させることが可能となっている。
特定設定情報入力ウインドウ60において、実際のレシート5におけるトップロゴ領域A1、レシート情報領域A3、及び、ボトムロゴ領域A2の関係を踏まえて、トップロゴ枠62、レシート情報枠63、及び、ボトムロゴ枠64の3つの枠のそれぞれの大きさを変更し、かつ、実際のレシート5におけるレシート情報領域A3と文字との関係を踏まえて、文字ブロック66の大きさを変更し、かつ、トップロゴ枠62、及び、ボトムロゴ枠64のそれぞれに、トップロゴ50に係る画像、及び、ボトムロゴ51に係る画像を表示した後、ユーザーは、特定設定情報入力ウインドウ60の確定スイッチ68をクリックする等して、入力を確定する。
当該入力の確定をトリガーとして、設定情報画像データ生成部22は、設定情報画像データ70(図4)を生成する。
当該入力の確定をトリガーとして、設定情報画像データ生成部22は、設定情報画像データ70(図4)を生成する。
図4は、設定情報画像データ70を所定の座標系に展開した様子を模式的に示す図である。
設定情報画像データ70とは、特定設定情報入力ウインドウ60において、レシート枠61に囲まれた領域に対応する画像(以下、「入力レシート画像」という)の画像データのことである。ここでの画像データとは、2値のビットマップ形式のデータであり、データ上でドットマトリクス状に配置された各画素について、画素ごとに、黒色を示す値、又は、白色を示す値を保持している。以下、黒色を示す値を保持する画素を「黒画素」といい、また、白色を示す値を保持する画素を「白画素」という。
設定情報画像データ70は、各画素がドットマトリクス状に配置されたデータであるため、当該画像データを所定の座標系に展開した場合、各画素の座標は、座標系において原点として定義された位置からの相対的な位置によって一意に定義される。
設定情報画像データ70とは、特定設定情報入力ウインドウ60において、レシート枠61に囲まれた領域に対応する画像(以下、「入力レシート画像」という)の画像データのことである。ここでの画像データとは、2値のビットマップ形式のデータであり、データ上でドットマトリクス状に配置された各画素について、画素ごとに、黒色を示す値、又は、白色を示す値を保持している。以下、黒色を示す値を保持する画素を「黒画素」といい、また、白色を示す値を保持する画素を「白画素」という。
設定情報画像データ70は、各画素がドットマトリクス状に配置されたデータであるため、当該画像データを所定の座標系に展開した場合、各画素の座標は、座標系において原点として定義された位置からの相対的な位置によって一意に定義される。
設定情報画像データ70について詳述すると、図4に示すように、設定情報画像データ70は、特定設定情報入力ウインドウ60に表示されていたレシート枠61の縦横比と、設定情報画像データ70を所定の座標系に展開したときの外周の縦横比と、が略同一となるように、横(x軸方向)nドット×縦(y軸方向)mドットに画素が展開されて形成されたデータである。なお、x軸方向と、レシート5の幅方向とが対応し、かつ、y軸方向と、レシート5の長手方向とが対応するように、所定の座標系に設定情報画像データ70が展開されているものとする。そして、設定情報画像データ70を座標系に展開したときに、特定設定情報入力ウインドウ60のレシート枠61内に表示された画像が、その縦横比、及び、位置関係を維持したまま、座標系に表現されるように、設定情報画像データ70の各画素は、黒画素、又は、白画素のいずれかに規定されている。
文字ブロック66も、横(x軸方向)pドット×縦(y軸方向)qドットに画素が展開されて形成されたデータとして、文字の大きさが規定される。
設定情報画像データ生成部22は、例えば、表示パネル27に特定設定情報入力ウインドウ60を表示するための描画データを取得し、取得した描画データに基づいて、設定情報画像データ70を生成する。
文字ブロック66も、横(x軸方向)pドット×縦(y軸方向)qドットに画素が展開されて形成されたデータとして、文字の大きさが規定される。
設定情報画像データ生成部22は、例えば、表示パネル27に特定設定情報入力ウインドウ60を表示するための描画データを取得し、取得した描画データに基づいて、設定情報画像データ70を生成する。
設定情報画像データ70を生成後、設定情報画像データ生成部22は、当該画像データを、プリンター12に送信する。
詳細は後述するが、プリンター12のプリンター側制御部30の画像データ分析部38は、ホストコンピューター10から入力された設定情報画像データ70に基づいて、設定情報データ41の特定設定情報を設定する。すなわち、本実施形態では、特定設定情報の設定に際し、ホストコンピューター10からプリンター12に対して、設定情報画像データ70を送信すればよく、他のデータをやり取りする必要がない。つまり、特定設定情報の登録に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定については、ホストコンピューター10からプリンター12に対して、設定情報画像データ70を送信するためのデータフォーマット、及び、コマンド体系を決め、かつ、これらに準拠して設定を行うように各種プログラム等を開発すればよい。これにより、本実施形態では、設定の簡素化を実現し、この設定の簡素化に伴って開発コストの削減を実現している。
なお、設定情報画像データ生成部22が、プリンタードライバーの機能を利用して、生成した設定情報画像データ70をプリンター12に送信する構成としてもよい。このような構成であっても、特定設定情報の登録に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定の簡素化を実現可能である。
詳細は後述するが、プリンター12のプリンター側制御部30の画像データ分析部38は、ホストコンピューター10から入力された設定情報画像データ70に基づいて、設定情報データ41の特定設定情報を設定する。すなわち、本実施形態では、特定設定情報の設定に際し、ホストコンピューター10からプリンター12に対して、設定情報画像データ70を送信すればよく、他のデータをやり取りする必要がない。つまり、特定設定情報の登録に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定については、ホストコンピューター10からプリンター12に対して、設定情報画像データ70を送信するためのデータフォーマット、及び、コマンド体系を決め、かつ、これらに準拠して設定を行うように各種プログラム等を開発すればよい。これにより、本実施形態では、設定の簡素化を実現し、この設定の簡素化に伴って開発コストの削減を実現している。
なお、設定情報画像データ生成部22が、プリンタードライバーの機能を利用して、生成した設定情報画像データ70をプリンター12に送信する構成としてもよい。このような構成であっても、特定設定情報の登録に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定の簡素化を実現可能である。
次いで、画像データ分析部38について説明する。
画像データ分析部38は、ホストコンピューター10の設定情報画像データ生成部22から入力された設定情報画像データ70を分析し、分析結果に基づいて、特定設定情報の値を抽出し、抽出した特定設定情報の値に基づいて、設定情報データ41の特定設定情報を設定するものであり、その機能は、CPUがプログラムを実行する等、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
詳述すると、画像データ分析部38は、以下のようにして、設定情報画像データ70から特定設定情報の1つである左マージンを、値として(例えば、「3mm」)として抽出する。
すなわち、図4を参照し、設定情報画像データ70は、所定の座標系に展開した状態において、横方向(x軸方向)にnドットの画素が延在したデータであるが、上述したように、このnドットの幅と、感熱ロール紙の幅とは、対応している。従って、横方向(x軸方向)に互いに隣接するドットのドット間が、実際の感熱ロール紙ではどれくらいの距離に相当するのかは一意に定まる。より具体的には、座標系に展開した設定情報画像データ70における横方向(x軸方向)の幅が、n=500ドットであり、感熱ロール紙の現実の幅が80mmであるとすると、横方向(x軸方向)に互いに隣接するドットのドット間は、実際の感熱ロール紙における「80/(500−1)」mmに相当することとなる。
画像データ分析部38は、ホストコンピューター10の設定情報画像データ生成部22から入力された設定情報画像データ70を分析し、分析結果に基づいて、特定設定情報の値を抽出し、抽出した特定設定情報の値に基づいて、設定情報データ41の特定設定情報を設定するものであり、その機能は、CPUがプログラムを実行する等、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
詳述すると、画像データ分析部38は、以下のようにして、設定情報画像データ70から特定設定情報の1つである左マージンを、値として(例えば、「3mm」)として抽出する。
すなわち、図4を参照し、設定情報画像データ70は、所定の座標系に展開した状態において、横方向(x軸方向)にnドットの画素が延在したデータであるが、上述したように、このnドットの幅と、感熱ロール紙の幅とは、対応している。従って、横方向(x軸方向)に互いに隣接するドットのドット間が、実際の感熱ロール紙ではどれくらいの距離に相当するのかは一意に定まる。より具体的には、座標系に展開した設定情報画像データ70における横方向(x軸方向)の幅が、n=500ドットであり、感熱ロール紙の現実の幅が80mmであるとすると、横方向(x軸方向)に互いに隣接するドットのドット間は、実際の感熱ロール紙における「80/(500−1)」mmに相当することとなる。
これを踏まえ、左マージンの値の抽出に際し、画像データ分析部38は、まず、横方向(x軸方向)に互いに隣接するドットのドット間に対応する実際の感熱ロール紙の距離(以下、「横ドット間距離」という)を算出する。次いで、画像データ分析部38は、座標系に展開したレシート枠画像71(図3のレシート枠61に対応する画像)の左辺と、レシート情報枠画像72(図3のレシート情報枠63に対応する画像)の左辺との離間量R1(これら辺と辺との間のドット間の数)を検出し、検出した離間量R1と、算出した横ドット間距離とに基づいて、離間量R1に対応する実際の感熱ロール紙における距離を算出する。そして、画像データ分析部38は、算出した実際の感熱ロール紙における距離を、左マージンの値として抽出する。
なお、レシート枠画像71の左辺は、設定情報画像データ70の外周を構成する辺のうち、最も左側(y軸方向−側)にある辺という観点から検出される。また、レシート情報枠画像72は、図4に示すように、その内部に所定の傾きの斜線が複数描画されているため、画像データ分析部38は、一定の傾きで傾斜した斜線が複数本平行に延出している画像をパターンマッチング等の手法により検出し、検出結果に基づいて、レシート情報枠画像72を特定し、特定したレシート情報枠画像72に基づいて、その左辺を検出する。
なお、レシート枠画像71の左辺は、設定情報画像データ70の外周を構成する辺のうち、最も左側(y軸方向−側)にある辺という観点から検出される。また、レシート情報枠画像72は、図4に示すように、その内部に所定の傾きの斜線が複数描画されているため、画像データ分析部38は、一定の傾きで傾斜した斜線が複数本平行に延出している画像をパターンマッチング等の手法により検出し、検出結果に基づいて、レシート情報枠画像72を特定し、特定したレシート情報枠画像72に基づいて、その左辺を検出する。
ここで、上述したように、ユーザーは、特定設定情報入力ウインドウ60において、実際のレシート5と、レシート5におけるレシート情報領域A3との位置関係、及び、レシート枠61と、レシート情報枠63との位置関係が対応するように、レシート情報枠63の大きさを変更する。従って、設定情報画像データ70において、レシート枠画像71(図3のレシート枠61に対応する画像)と、レシート情報枠画像72(図3のレシート情報枠63に対応する画像)との位置関係は、ユーザーがイメージする実際のレシート5と、レシート5におけるレシート情報領域A3との位置関係に対応したものとなっている。従って、レシート枠画像71の左辺と、レシート情報枠画像72の左辺との離間量R1に基づいて、左マージンを値として抽出することにより、左マージンの値をユーザーが望む値とすることができる。
画像データ分析部38は、設定情報画像データ70から左マージンを値として抽出した後、抽出した左マージンの値が設定情報データ41に反映されるように、設定情報データ41の内容を書き換える。
画像データ分析部38は、設定情報画像データ70から左マージンを値として抽出した後、抽出した左マージンの値が設定情報データ41に反映されるように、設定情報データ41の内容を書き換える。
同様にして、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70におけるレシート枠画像71の右辺と、レシート情報枠画像72の右辺との離間量R2に基づいて、右マージンを値として抽出し、抽出した右マージンの値が反映されるよう設定情報データ41の内容を書き換える。
また、画像データ分析部38は、以下のようにして、設定情報画像データ70から上端/トップロゴマージンを値として抽出する。
すなわち、実際に発行されるレシート5では、幅方向の長さは、感熱ロール紙の幅方向の長さと一致するものの、長手方向の長さは、レシート情報領域A3に記録されるレシート情報52の情報量の多寡に応じて、変動する。このため、所定の座標系に展開した設定情報画像データ70において、縦方向(y軸方向)に互いに隣接するドットのドット間が、実際の感熱ロール紙ではどれくらいの距離に相当するのかは一意に定まらない。
これを踏まえ、上端/トップロゴマージンの抽出にあたり、画像データ分析部38は、まず、上述した横ドット間距離を算出し、算出した横ドット間距離に基づいて、縦方向(y軸方向)に互いに隣接するドットのドット間に対応する実際の感熱レシートの距離(以下、「縦ドット間距離」という)を算出する。例えば、横ドット間距離をそのまま縦ドット間距離としてもよく、また、設定情報画像データ70における画素の配列の態様に応じて、横ドット間距離に重み付けして縦ドット間距離を求めるようにしてもよい。
すなわち、実際に発行されるレシート5では、幅方向の長さは、感熱ロール紙の幅方向の長さと一致するものの、長手方向の長さは、レシート情報領域A3に記録されるレシート情報52の情報量の多寡に応じて、変動する。このため、所定の座標系に展開した設定情報画像データ70において、縦方向(y軸方向)に互いに隣接するドットのドット間が、実際の感熱ロール紙ではどれくらいの距離に相当するのかは一意に定まらない。
これを踏まえ、上端/トップロゴマージンの抽出にあたり、画像データ分析部38は、まず、上述した横ドット間距離を算出し、算出した横ドット間距離に基づいて、縦方向(y軸方向)に互いに隣接するドットのドット間に対応する実際の感熱レシートの距離(以下、「縦ドット間距離」という)を算出する。例えば、横ドット間距離をそのまま縦ドット間距離としてもよく、また、設定情報画像データ70における画素の配列の態様に応じて、横ドット間距離に重み付けして縦ドット間距離を求めるようにしてもよい。
このようにして縦ドット間距離を算出した上で、画像データ分析部38は、レシート枠画像71の上辺と、トップロゴ枠画像73(図3のトップロゴ枠62に対応する画像)の上辺との離間量R3(これら辺と辺との間のドット間の数)を検出し、検出した離間量R3、及び、算出した縦ドット間距離に基づいて、離間量R3に対応する実際の感熱ロール紙における距離を算出する。そして、画像データ分析部38は、算出した実際の感熱ロール紙における距離を、上端/トップロゴマージンの値として抽出する。このようにして上端/トップロゴマージンを抽出することにより、上述した左マージンと同様、その値を、ユーザーが望む値とすることができる。
上端/トップロゴマージンを抽出後、画像データ分析部38は、抽出した上端/トップロゴマージンの値が設定情報データ41に反映されるように、設定情報データ41の内容を書き換える。
なお、トップロゴ枠画像73は、図4に示すように、太線によって描画されているため、画像データ分析部38は、矩形を構成する位置関係で配列された太線に係る画像をパターンマッチング等の手法により検出し、検出結果に基づいて、トップロゴ枠画像73を特定し、特定したトップロゴ枠画像73に基づいて、その上辺を検出する。
上端/トップロゴマージンを抽出後、画像データ分析部38は、抽出した上端/トップロゴマージンの値が設定情報データ41に反映されるように、設定情報データ41の内容を書き換える。
なお、トップロゴ枠画像73は、図4に示すように、太線によって描画されているため、画像データ分析部38は、矩形を構成する位置関係で配列された太線に係る画像をパターンマッチング等の手法により検出し、検出結果に基づいて、トップロゴ枠画像73を特定し、特定したトップロゴ枠画像73に基づいて、その上辺を検出する。
同様にして、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70におけるトップロゴ枠画像73の下辺と、レシート情報枠画像72の上辺との離間量R4に基づいて、トップロゴ/レシート情報マージンを値として抽出し、抽出した右マージンの値が反映されるよう設定情報データ41の内容を書き換える。
また、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70におけるレシート情報枠画像72の下辺と、ボトムロゴ枠画像74(図3のボトムロゴ枠64に対応する画像)の上辺との離間量R5に基づいて、レシート情報/ボトムロゴマージンを値として抽出し、抽出したレシート情報/ボトムロゴマージンの値が反映されるよう設定情報データ41の内容を書き換える。
なお、トップロゴ枠画像73は、図4に示すように、破線によって描画されているため、画像データ分析部38は、矩形を構成する位置関係で配列された破線に係る画像をパターンマッチング等の手法により検出し、検出結果に基づいて、ボトムロゴ枠画像74を特定し、特定したボトムロゴ枠画像74に基づいて、その上辺を検出する。
また、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70におけるボトムロゴ枠画像74の下辺と、レシート枠画像71の下辺との離間量R6に基づいて、ボトムロゴ/下端マージンを値として抽出し、抽出したボトムロゴ/下端マージンの値が反映されるよう設定情報データ41の内容を書き換える。
また、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70におけるレシート情報枠画像72の下辺と、ボトムロゴ枠画像74(図3のボトムロゴ枠64に対応する画像)の上辺との離間量R5に基づいて、レシート情報/ボトムロゴマージンを値として抽出し、抽出したレシート情報/ボトムロゴマージンの値が反映されるよう設定情報データ41の内容を書き換える。
なお、トップロゴ枠画像73は、図4に示すように、破線によって描画されているため、画像データ分析部38は、矩形を構成する位置関係で配列された破線に係る画像をパターンマッチング等の手法により検出し、検出結果に基づいて、ボトムロゴ枠画像74を特定し、特定したボトムロゴ枠画像74に基づいて、その上辺を検出する。
また、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70におけるボトムロゴ枠画像74の下辺と、レシート枠画像71の下辺との離間量R6に基づいて、ボトムロゴ/下端マージンを値として抽出し、抽出したボトムロゴ/下端マージンの値が反映されるよう設定情報データ41の内容を書き換える。
以上のように、本実施形態では、特定設定情報の設定に際し、まず、ホストコンピューター10は、設定情報画像データ70を生成し、生成した設定情報画像データ70をプリンター12に送信する。そして、プリンター12の画像データ分析部38は、設定情報画像データ70から特定設定情報の値を抽出する。従って、特定設定情報の設定に際し、ホストコンピューター10は、設定情報画像データ70をプリンター12に送信すればよい。
ここで、従来は、特定設定情報の設定に際し、特定設定情報ごとに、データのフォーマット、及び、コマンド体系が予め定められ、これらフォーマットやコマンド体系に準拠した設定が、ホストコンピューター10とプリンター12との間で行われていた。この場合、フォーマットや、コマンド体系の複雑化に起因して、開発コストが増大する結果を招く可能性がある。しかしながら、本実施形態では、特定設定情報の設定に際し、ホストコンピューター10からプリンター12に対して、設定情報画像データ70を送信すればよいため、設定の簡素化を実現でき、これに伴い開発コストの低減を実現できる。
ここで、従来は、特定設定情報の設定に際し、特定設定情報ごとに、データのフォーマット、及び、コマンド体系が予め定められ、これらフォーマットやコマンド体系に準拠した設定が、ホストコンピューター10とプリンター12との間で行われていた。この場合、フォーマットや、コマンド体系の複雑化に起因して、開発コストが増大する結果を招く可能性がある。しかしながら、本実施形態では、特定設定情報の設定に際し、ホストコンピューター10からプリンター12に対して、設定情報画像データ70を送信すればよいため、設定の簡素化を実現でき、これに伴い開発コストの低減を実現できる。
さらに、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70の文字ブロック画像75(図3の文字ブロック66に対応する画像)に基づいて、フォント種類を設定する。
詳述すると、まず、画像データ分析部38は、パターンマッチング等の手法により、設定情報画像データ70の文字ブロック画像75を検出する。
次いで、画像データ分析部38は、検出した文字ブロック画像75を、実際のレシート5に記録した場合に、縦:何ドット、横:何ドットの画像として記録されるのかを検出する。
詳述すると、上述した横ドット間距離、及び、縦ドット間距離に基づいて、文字ブロック画像75が実際のレシート5における横何mm、縦何mmの画像に対応するのかを算出する。ここで、プリンター12では、その記録解像度に応じて、横方向に伸びる一定の距離において記録される画素の数、及び、縦方向に延びる一定の距離において記録される画素の数は、一意に定まるため、これを利用して、画像データ分析部38は、文字ブロック画像75を、実際のレシート5に記録した場合に、横:何ドット、縦:何ドットの画像として感熱ロール紙に記録されるのかを算出する。以下の説明では、説明の便宜のため、画像データ分析部38は、横pドット×縦qドットであることを検出したものとする。
ここで、プリンター12では、対応しているフォント種類のそれぞれについて、規定された横のドット数、及び、縦のドット数を示す情報が、フォントデータと共に予め所定の記憶領域に記憶されている。例えば、フォント種類としてフォントA、及び、フォントBの2つがあり、フォントAに係るフォントデータは横13ドット×縦24ドットであり、また、フォントBに係るフォントデータは、横9ドット×縦17ドットであったとすると、プリンター12の所定の記憶領域には、その旨を示す情報が予め記憶されている。
そして、画像データ分析部38は、上記で検出した横pドット×縦qドットと、縦横比、及び、大きさが最も近似しているという観点から、複数のフォント種類から1のフォント種類を特定する。つまり、複数のフォント種類のうち、横pドット×縦qドットと最も近似した縦横比、大きさのフォント種類を1つ特定し、設定情報データ41の内容を書き換える。このようにして、プリンター12が内蔵するフォント種類を設定できる。
また、フォント種類を特定した後、画像データ分析部38は、特定したフォント種類を示すデータを、ホストコンピューター10のプリンタードライバー実行部21に出力する。プリンタードライバー実行部21は、入力されたフォント種類の内容が、記憶部19内の設定ファイルに反映されるよう、設定ファイルの内容を書き換える。
POSアプリケーション実行部20側、またはプリンタードライバー実行部21側のフォントデータを使用する場合、フォントデータは記憶部19に記憶されている。プリンタードライバー実行部21は、設定ファイルにより特定されたフォント種類を基に、該当するフォントデータを読み出して文字に係わる画像データとして生成し、またはPOSアプリケーション実行部20から画像データとして受け取り、他の画像データがある場合は、それと合成し、プリンター12へ送信し、所定のレシート5に印刷が可能となる。
このようにしてフォント種類が設定されるため、レシート5におけるレシート情報領域A3と、設定されたフォント種類に準拠して当該領域に記録された文字と、の関係、バランスが、特定設定情報入力ウインドウ60におけるレシート情報枠63と文字ブロック66との関係、バランスと対応したものとなる。すなわち、フォント種類が、ユーザーが望んだレシート情報領域A3と文字との関係を反映したものとなる。
従って、フォント種類の設定に際し、ユーザーは、フォント種類を把握し、フォント種類を明示的に入力する必要することなく、特定設定情報入力ウインドウ60の文字ブロック66の大きさを変更するだけで、適切にフォント種類を設定できるため、ユーザーの利便性を向上できる。
詳述すると、まず、画像データ分析部38は、パターンマッチング等の手法により、設定情報画像データ70の文字ブロック画像75を検出する。
次いで、画像データ分析部38は、検出した文字ブロック画像75を、実際のレシート5に記録した場合に、縦:何ドット、横:何ドットの画像として記録されるのかを検出する。
詳述すると、上述した横ドット間距離、及び、縦ドット間距離に基づいて、文字ブロック画像75が実際のレシート5における横何mm、縦何mmの画像に対応するのかを算出する。ここで、プリンター12では、その記録解像度に応じて、横方向に伸びる一定の距離において記録される画素の数、及び、縦方向に延びる一定の距離において記録される画素の数は、一意に定まるため、これを利用して、画像データ分析部38は、文字ブロック画像75を、実際のレシート5に記録した場合に、横:何ドット、縦:何ドットの画像として感熱ロール紙に記録されるのかを算出する。以下の説明では、説明の便宜のため、画像データ分析部38は、横pドット×縦qドットであることを検出したものとする。
ここで、プリンター12では、対応しているフォント種類のそれぞれについて、規定された横のドット数、及び、縦のドット数を示す情報が、フォントデータと共に予め所定の記憶領域に記憶されている。例えば、フォント種類としてフォントA、及び、フォントBの2つがあり、フォントAに係るフォントデータは横13ドット×縦24ドットであり、また、フォントBに係るフォントデータは、横9ドット×縦17ドットであったとすると、プリンター12の所定の記憶領域には、その旨を示す情報が予め記憶されている。
そして、画像データ分析部38は、上記で検出した横pドット×縦qドットと、縦横比、及び、大きさが最も近似しているという観点から、複数のフォント種類から1のフォント種類を特定する。つまり、複数のフォント種類のうち、横pドット×縦qドットと最も近似した縦横比、大きさのフォント種類を1つ特定し、設定情報データ41の内容を書き換える。このようにして、プリンター12が内蔵するフォント種類を設定できる。
また、フォント種類を特定した後、画像データ分析部38は、特定したフォント種類を示すデータを、ホストコンピューター10のプリンタードライバー実行部21に出力する。プリンタードライバー実行部21は、入力されたフォント種類の内容が、記憶部19内の設定ファイルに反映されるよう、設定ファイルの内容を書き換える。
POSアプリケーション実行部20側、またはプリンタードライバー実行部21側のフォントデータを使用する場合、フォントデータは記憶部19に記憶されている。プリンタードライバー実行部21は、設定ファイルにより特定されたフォント種類を基に、該当するフォントデータを読み出して文字に係わる画像データとして生成し、またはPOSアプリケーション実行部20から画像データとして受け取り、他の画像データがある場合は、それと合成し、プリンター12へ送信し、所定のレシート5に印刷が可能となる。
このようにしてフォント種類が設定されるため、レシート5におけるレシート情報領域A3と、設定されたフォント種類に準拠して当該領域に記録された文字と、の関係、バランスが、特定設定情報入力ウインドウ60におけるレシート情報枠63と文字ブロック66との関係、バランスと対応したものとなる。すなわち、フォント種類が、ユーザーが望んだレシート情報領域A3と文字との関係を反映したものとなる。
従って、フォント種類の設定に際し、ユーザーは、フォント種類を把握し、フォント種類を明示的に入力する必要することなく、特定設定情報入力ウインドウ60の文字ブロック66の大きさを変更するだけで、適切にフォント種類を設定できるため、ユーザーの利便性を向上できる。
画像データ分析部38は、フォント種類を特定した後、さらに以下の処理を実行する。
すなわち、上述した左マージン、及び、右マージンが定まることにより、レシート5のレシート情報領域A3の幅が一意に定まる。また、レシート情報領域A3において1行に記録される文字の桁数は、予め設定されている。これを踏まえ、画像データ分析部38は、レシート情報領域A3の幅、特定したフォント種類の横ドット、縦ドット、レシート情報領域A3において1行に記録される文字の桁数に基づいて、レシート情報領域A3の1行に、当該フォント種類の文字が、当該桁数分、適切に記録されるような文字間の値を算出し、算出した文字間の値が設定情報データ41に反映されるように、設定情報データ41の内容を書き換える。
すなわち、上述した左マージン、及び、右マージンが定まることにより、レシート5のレシート情報領域A3の幅が一意に定まる。また、レシート情報領域A3において1行に記録される文字の桁数は、予め設定されている。これを踏まえ、画像データ分析部38は、レシート情報領域A3の幅、特定したフォント種類の横ドット、縦ドット、レシート情報領域A3において1行に記録される文字の桁数に基づいて、レシート情報領域A3の1行に、当該フォント種類の文字が、当該桁数分、適切に記録されるような文字間の値を算出し、算出した文字間の値が設定情報データ41に反映されるように、設定情報データ41の内容を書き換える。
さらに、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70に基づいて、トップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43を生成し、プリンター側記憶部35に記憶する。
詳述すると、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70のうち、トップロゴ枠画像73に対応する領域の画像データを切り出す。上述したように、特定設定情報入力ウインドウ60において、トップロゴ枠62内にはトップロゴ50として実際にレシート5に記録させることを望む画像が表示されており、これに伴って、設定情報画像データ70において、トップロゴ枠画像73に対応する領域には、トップロゴ50を示す画像の画像データが内包された状態となっている。次いで、画像データ分析部38は、切り出した画像データに対して所定のデータ整形を行い、トップロゴ50を記録する際に参照するトップロゴ画像データ42を生成し、プリンター側記憶部35に記憶する。
同様にして、画像データ分析部38は、特定設定情報入力ウインドウ60に基づいて、ボトムロゴ画像データ43を生成し、生成したボトムロゴ画像データ43をプリンター側記憶部35に記憶する。
このように、本実施形態では、設定情報画像データ70を利用して、設定値の設定と併せてトップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43の記憶を実行することができるため、処理効率が向上する。
詳述すると、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70のうち、トップロゴ枠画像73に対応する領域の画像データを切り出す。上述したように、特定設定情報入力ウインドウ60において、トップロゴ枠62内にはトップロゴ50として実際にレシート5に記録させることを望む画像が表示されており、これに伴って、設定情報画像データ70において、トップロゴ枠画像73に対応する領域には、トップロゴ50を示す画像の画像データが内包された状態となっている。次いで、画像データ分析部38は、切り出した画像データに対して所定のデータ整形を行い、トップロゴ50を記録する際に参照するトップロゴ画像データ42を生成し、プリンター側記憶部35に記憶する。
同様にして、画像データ分析部38は、特定設定情報入力ウインドウ60に基づいて、ボトムロゴ画像データ43を生成し、生成したボトムロゴ画像データ43をプリンター側記憶部35に記憶する。
このように、本実施形態では、設定情報画像データ70を利用して、設定値の設定と併せてトップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43の記憶を実行することができるため、処理効率が向上する。
図5は、特定設定情報の設定時におけるホストコンピューター10、及び、プリンター12の動作を示すフローチャートである。
図5の動作の前提として、特定設定情報入力ウインドウ60の各枠の大きさを変更した上で、当該ウインドウに対する入力を確定しているものとする。
また、図5において、(A)はホストコンピューター10の動作を示し、(B)はプリンター12の動作を示している。
まず、ホストコンピューター10の制御部15は、特定設定情報入力ウインドウ60に対する入力に基づいて、設定情報画像データ70を生成し(ステップSA1)、生成した設定情報画像データ70をプリンター12に送信する(ステップSA2)。
ホストコンピューター10から設定情報画像データ70を受信すると(ステップSB1)、プリンター12のプリンター側制御部30の画像データ分析部38は、受信した設定情報画像データ70から特定設定情報を抽出し(ステップSB2)、抽出した特定設定情報に基づいて、設定情報データ41の内容を書き換える(ステップSB3)。次いで、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70に基づいて、トップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43を生成し、プリンター側記憶部35に記憶する(ステップSB4)。次いで、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70に基づいて、フォント種類を特定する(ステップSB5)。プリンター12の内蔵フォントを使用する場合は、設定情報データ41の内容を書き換える。
POSアプリケーション実行部20側、またはプリンタードライバー実行部21側のフォントデータを使用する場合、特定したフォント種類を示すデータをホストコンピューター10に送信する(ステップSB6)。
フォント種類を示すデータを受信すると(ステップSA3)、ホストコンピューター10の制御部15は、当該フォント種類が反映されるように設定ファイルの内容を書き換える(ステップSA4)。
図5の動作の前提として、特定設定情報入力ウインドウ60の各枠の大きさを変更した上で、当該ウインドウに対する入力を確定しているものとする。
また、図5において、(A)はホストコンピューター10の動作を示し、(B)はプリンター12の動作を示している。
まず、ホストコンピューター10の制御部15は、特定設定情報入力ウインドウ60に対する入力に基づいて、設定情報画像データ70を生成し(ステップSA1)、生成した設定情報画像データ70をプリンター12に送信する(ステップSA2)。
ホストコンピューター10から設定情報画像データ70を受信すると(ステップSB1)、プリンター12のプリンター側制御部30の画像データ分析部38は、受信した設定情報画像データ70から特定設定情報を抽出し(ステップSB2)、抽出した特定設定情報に基づいて、設定情報データ41の内容を書き換える(ステップSB3)。次いで、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70に基づいて、トップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43を生成し、プリンター側記憶部35に記憶する(ステップSB4)。次いで、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70に基づいて、フォント種類を特定する(ステップSB5)。プリンター12の内蔵フォントを使用する場合は、設定情報データ41の内容を書き換える。
POSアプリケーション実行部20側、またはプリンタードライバー実行部21側のフォントデータを使用する場合、特定したフォント種類を示すデータをホストコンピューター10に送信する(ステップSB6)。
フォント種類を示すデータを受信すると(ステップSA3)、ホストコンピューター10の制御部15は、当該フォント種類が反映されるように設定ファイルの内容を書き換える(ステップSA4)。
以上説明したように、本実施形態に係る記録システム1のプリンター12は、ホストコンピューター10から受信した設定情報画像データ70を分析して、特定設定情報(設定すべき設定値)を抽出する画像データ分析部38を備えている。
これによれば、画像データ分析部38は、ホストコンピューター10から受信した設定情報画像データ70から、特定設定情報を抽出できるため、特定設定情報の設定に際し、ホストコンピューター10とプリンター12との間で、特定設定情報を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューター10からプリンター12に対して設定情報画像データ70を送信すればよい。これにより、特定設定情報の設定に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定の簡素化が実現される。
これによれば、画像データ分析部38は、ホストコンピューター10から受信した設定情報画像データ70から、特定設定情報を抽出できるため、特定設定情報の設定に際し、ホストコンピューター10とプリンター12との間で、特定設定情報を設定するための所定のコマンド体系に準拠したやり取りを行う必要がなく、ホストコンピューター10からプリンター12に対して設定情報画像データ70を送信すればよい。これにより、特定設定情報の設定に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定の簡素化が実現される。
また、本実施形態では、図4に示すように、設定情報画像データ70は、レシート枠画像71、レシート情報枠画像72、トップロゴ枠画像73、及び、ボトムロゴ枠画像74により、各種画像がレシート5に記録される位置を画像として表すものである。そして、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70が表す画像を分析して、レシート5にレシート情報52、トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51を記録すべき位置を規定するための特定設定情報を抽出する。
これによれば、画像データ分析部38は、ホストコンピューター10から受信した設定情報画像データ70に基づいて、特定設定情報を抽出することが可能であるため、特定設定情報の設定に際してホストコンピューター10と記録装置との間で行われる設定の簡素化を実現できる。
これによれば、画像データ分析部38は、ホストコンピューター10から受信した設定情報画像データ70に基づいて、特定設定情報を抽出することが可能であるため、特定設定情報の設定に際してホストコンピューター10と記録装置との間で行われる設定の簡素化を実現できる。
また、本実施形態では、設定情報画像データ70は、レシート枠画像71、レシート情報枠画像72、トップロゴ枠画像73、及び、ボトムロゴ枠画像74により、レシート5に、レシート情報52、トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51が記録された状態を模式的に画像として表すものである。そして、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70における各画像の位置関係に基づいて、特定設定情報を抽出する。例えば、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70におけるレシート枠画像71と、レシート情報枠画像72との位置関係に基づいて、左マージン及び右マージンを抽出する。
これによれば、画像データ分析部38は、ホストコンピューター10から受信した設定情報画像データ70におけるレシート枠画像71、レシート情報枠画像72、トップロゴ枠画像73、及び、ボトムロゴ枠画像74の位置関係に基づいて、特定設定情報を抽出することが可能であるため、特定設定情報の設定に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定の簡素化を実現できる。
特に、上記によれば、ホストコンピューター10は、特定設定情報の設定に際し、特定設定情報入力ウインドウ60の内容に基づいて、設定情報画像データ70を生成し、生成した設定情報画像データ70を送信すればよいため、ホストコンピューター側の処理負担の軽減も実現できる。
これによれば、画像データ分析部38は、ホストコンピューター10から受信した設定情報画像データ70におけるレシート枠画像71、レシート情報枠画像72、トップロゴ枠画像73、及び、ボトムロゴ枠画像74の位置関係に基づいて、特定設定情報を抽出することが可能であるため、特定設定情報の設定に際してホストコンピューター10とプリンター12との間で行われる設定の簡素化を実現できる。
特に、上記によれば、ホストコンピューター10は、特定設定情報の設定に際し、特定設定情報入力ウインドウ60の内容に基づいて、設定情報画像データ70を生成し、生成した設定情報画像データ70を送信すればよいため、ホストコンピューター側の処理負担の軽減も実現できる。
また、本実施形態に係るプリンター12は、記憶したトップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43に基づいて、トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51の記録を実行する。また、設定情報画像データ70には、トップロゴ50を示す画像データ、及び、ボトムロゴ51を示す画像データが含まれている。そして、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70を分析して、トップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43を生成し、記憶する。
これによれば、特定設定情報の設定に供する設定情報画像データ70を利用して、特定設定情報の設定と併せてトップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43を記憶することができるため、処理効率が向上する。
これによれば、特定設定情報の設定に供する設定情報画像データ70を利用して、特定設定情報の設定と併せてトップロゴ画像データ42、及び、ボトムロゴ画像データ43を記憶することができるため、処理効率が向上する。
また、本実施形態では、設定情報画像データ70には、レシート5に記録すべき文字の、レシート5に対する相対的な大きさが画像として表現された文字ブロック画像75が含まれており、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70を分析して、レシート5に記録すべき文字の大きさに係る設定値であるフォント情報を抽出する。
これによれば、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70に基づいて、フォント情報を抽出可能であるため、設定情報画像データ70を利用して、効率よく、フォント情報の設定が可能となる。
これによれば、画像データ分析部38は、設定情報画像データ70に基づいて、フォント情報を抽出可能であるため、設定情報画像データ70を利用して、効率よく、フォント情報の設定が可能となる。
また、本実施形態では、ホストコンピューター10は、設定すべき特定設定情報が反映された画像を入力するためのユーザーインターフェイスである特定設定情報入力ウインドウ60を表示パネル27に表示する。そして、ホストコンピューター10の設定情報画像データ生成部22は、特定設定情報入力ウインドウ60を利用して入力された画像に基づいて、当該画像を示す設定情報画像データ70を生成し、生成した設定情報画像データ70をプリンター12に送信する。
これによれば、特定設定情報の設定に際し、ユーザーは、特定設定情報を値として個別具体的に入力する必要がなく、特定設定情報入力ウインドウ60を利用してホストコンピューター10に対して設定すべき特定設定情報が反映された画像を入力すればよいため、ユーザーの利便性が向上する。また、ホストコンピューター10は、ユーザーが特定設定情報入力ウインドウ60を利用して入力した画像に基づいて設定情報画像データ70を生成し、生成した設定情報画像データ70をプリンター12に送信すればよいため、ホストコンピューター10の処理が簡素化し、処理効率が向上する。
これによれば、特定設定情報の設定に際し、ユーザーは、特定設定情報を値として個別具体的に入力する必要がなく、特定設定情報入力ウインドウ60を利用してホストコンピューター10に対して設定すべき特定設定情報が反映された画像を入力すればよいため、ユーザーの利便性が向上する。また、ホストコンピューター10は、ユーザーが特定設定情報入力ウインドウ60を利用して入力した画像に基づいて設定情報画像データ70を生成し、生成した設定情報画像データ70をプリンター12に送信すればよいため、ホストコンピューター10の処理が簡素化し、処理効率が向上する。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、レシート5にレシート情報52、トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51を記録するプリンター12を例にして説明したが、本発明が適用されるプリンター12は、このようなプリンター12に限らない。また、特定設定情報も、上記の実施形態で例示した6つのものに限らない。すなわち、設定情報をホストコンピューター10とプリンター12との間でやり取りするシステムに対して、広く本発明を適用可能である。
例えば、上述した実施形態では、レシート5にレシート情報52、トップロゴ50、及び、ボトムロゴ51を記録するプリンター12を例にして説明したが、本発明が適用されるプリンター12は、このようなプリンター12に限らない。また、特定設定情報も、上記の実施形態で例示した6つのものに限らない。すなわち、設定情報をホストコンピューター10とプリンター12との間でやり取りするシステムに対して、広く本発明を適用可能である。
1…記録システム、10…ホストコンピューター、12…プリンター(記録装置)、15…制御部、22…設定情報画像データ生成部、30…プリンター側制御部(制御部、記録制御部)、33…プリントエンジン(記録部)、35…プリンター側記憶部(記憶部)、36…インターフェイス部(受信部)、38…画像データ分析部、42…トップロゴ画像データ(記録画像データ)、43…ボトムロゴ画像データ(記録画像データ)、50…トップロゴ(所定の画像)、51…ボトムロゴ(所定の画像)、52…レシート情報(所定の画像)、60…特定設定情報入力ウインドウ(ユーザーインターフェイス)、70…設定情報画像データ(画像データ)、71…レシート枠画像(記録媒体を示す画像)、72…レシート情報枠画像(所定の画像を示す画像)、73…トップロゴ枠画像(所定の画像を示す画像)、74…ボトムロゴ枠画像(所定の画像を示す画像)。
Claims (9)
- ホストコンピューターに接続可能な記録装置であって、
記録媒体に記録を行う記録部と、
前記ホストコンピューターから、画像データを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記画像データを分析して、設定すべき設定値を抽出する画像データ分析部と、
前記設定値に基づき、前記記録部を制御して記録を行う記録制御部と、を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記画像データは、前記記録媒体に記録されるべき所定の画像が、前記記録媒体に記録される位置を、表すものであり、
前記画像データ分析部は、
前記画像データを分析して、前記記録媒体に対し記録する位置を規定する設定値を抽出することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記画像データ分析部は、
前記画像データにおける前記記録媒体を示す位置と、前記所定の画像を示す位置との位置関係を分析し、前記記録媒体に前記所定の画像を記録すべき位置を規定する設定値を抽出することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 前記ホストコンピューターから前記受信部を介して取得した記録画像データを記憶する記憶部を備え、
前記記録制御部は、前記ホストコンピューターから前記受信部が受信した所定のコマンドに基づき、前記記録部を制御して、前記記憶部に記憶した前記記録画像データを読み出して前記記録媒体に記録するものであり、
前記画像データには、前記記録画像データが含まれており、
前記画像データ分析部は、
前記画像データを分析して、前記記録画像データを抽出し、
前記記憶部は、前記画像データ分析部が抽出した前記記録画像データを記憶することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録装置。 - 前記画像データには、文字に関する画像データが含まれており、
前記画像データ分析部は、
前記画像データを分析して、前記文字の大きさに係る設定値を抽出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の記録装置。 - ホストコンピューターと、前記ホストコンピューターの制御の下、設定値に基づいて記録媒体に記録を行う記録装置と、を備える記録システムであって、
前記ホストコンピューターは、
設定すべき設定値に基づき構成された画像データを前記記録装置に送信し、
前記記録装置は、
受信した前記画像データを分析して、設定すべき設定値を抽出する画像データ分析部を備えることを特徴とする記録システム。 - 前記ホストコンピューターは、
各種画像を表示可能な表示部を備えると共に、前記表示部の表示を利用して、設定すべき設定値が反映された画像を入力するためのユーザーインターフェイスを備え、前記ユーザーインターフェイスを利用して入力された画像に基づいて、当該画像を示す前記画像データを生成し、生成した前記画像データを前記記録装置に送信することを特徴とする請求項6に記載の記録システム。 - ホストコンピューターに接続可能な記録装置の制御方法であって、
前記ホストコンピューターから、画像データを受信し、
受信した前記画像データを分析して、設定すべき設定値を抽出し、
抽出した前記設定値に基づき、記録媒体に記録を行うことを特徴とする記録装置の制御方法。 - ホストコンピューターに接続可能な記録装置に含まれる制御部により実行されるプログラムであって、
前記制御部を、
前記ホストコンピューターから受信した画像データを分析して、設定すべき設定値を抽出する画像データ分析部として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010257577A JP2012106431A (ja) | 2010-11-18 | 2010-11-18 | 記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム |
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JP2010257577A JP2012106431A (ja) | 2010-11-18 | 2010-11-18 | 記録装置、記録システム、記録装置の制御方法、及び、プログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014052884A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置、画像処理システムおよび印刷方法 |
JP2016107457A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
-
2010
- 2010-11-18 JP JP2010257577A patent/JP2012106431A/ja not_active Withdrawn
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