JP6160289B2 - 制御装置、および、制御装置の制御方法 - Google Patents
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Description
この種のシステムでは、制御装置の制御の下、印刷装置によりレシートにクーポンの画像を印刷するものがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、制御装置について、改変を抑制しつつ、レシートと、クーポンとを別個に発行することを目的とする。
この構成によれば、レシート用制御コマンドにクーポン画像印刷指示コマンドが含まれているか否か判別した上で、含まれている場合、クーポン画像印刷指示コマンドが抜き出されたレシート用制御コマンドが第1印刷装置に出力され、クーポン画像印刷指示コマンドに基づくクーポン用制御コマンドが第2印刷装置に出力される。この結果、第1印刷装置によりクーポンの画像が印刷されていないレシートが発行され、第2印刷装置によりクーポンが発行される。そして、レシートとクーポンとを別個に発行する際に印刷制御部が出力する制御コマンドは、レシート上にクーポンの画像を印刷するときの制御コマンドと同じであるため、印刷制御部の機能を実現するプログラムの改変が必要ない。すなわち、制御装置に対する改変を抑制できる。
ここで、レシートに印刷される予定であったクーポンの画像は、その都度生成されるものではなく、予め定められた画像が選択されたものである、という特性がある。そして、上記構成によれば、上記特性を踏まえ、レシート用制御コマンドから抽出した画像印刷指示コマンドに含まれる画像データと、予め記憶したテンプレートデータとの比較結果に基づいて、抽出した画像印刷指示コマンドがクーポン画像印刷指示コマンドであるか否かを的確に判別できる。
ここで、レシートに印刷される予定であったクーポンの画像には、特定の文字列が含まれているという特性がある。そして、上記構成によれば、上記特性を踏まえ、文字認識の結果に基づいて、抽出した画像印刷指示コマンドがクーポン画像印刷指示コマンドであるか否かを的確に判別できる。
ここで、レシートに印刷される予定であったクーポンの画像は、その都度生成されるものではなく、予め定められた画像が選択されたものであり、ある1の画像の一部は、特定のデータ列によって構成されている、という特性がある。そして、上記構成によれば、上記特性を踏まえ、抽出した画像印刷指示コマンドがクーポン画像印刷指示コマンドであるか否かを的確に判別できる。
ここで、レシートに印刷される予定であったクーポンの画像は、その都度生成されるものではなく、予め定められた画像が選択されたものであり、ある1の画像の誤り検出符号、または、ハッシュ値は、特定の値である、という特性がある。そして、上記構成によれば、上記特性を踏まえ、誤り検出符号、または、ハッシュ値を利用して抽出した画像印刷指示コマンドがクーポン画像印刷指示コマンドであるか否かを的確に判別できる。
この構成によれば、条件が成立した場合に、条件に対応するクーポン画像印刷指示コマンドがレシート用制御コマンドに含まれることを踏まえ、クーポン画像印刷指示コマンドがレシート用制御コマンドに含まれているか否かを的確に判別できる。
この制御方法によれば、レシート用制御コマンドにクーポン画像印刷指示コマンドが含まれているか否か判別した上で、含まれている場合、クーポン画像印刷指示コマンドが抜き出されたレシート用制御コマンドが第1印刷装置に出力され、クーポン画像印刷指示コマンドに基づくクーポン用制御コマンドが第2印刷装置に出力される。この結果、第1印刷装置によりクーポンの画像が印刷されていないレシートが発行され、第2印刷装置によりクーポンが発行される。そして、レシートとクーポンとを別個に発行する際に印刷制御部が出力する制御コマンドは、レシート上にクーポンの画像を印刷するときの制御コマンドと同じであるため、印刷制御部の機能を実現するプログラムの改変が必要ない。すなわち、制御装置に対する改変を抑制できる。
このプログラムによれば、レシート用制御コマンドにクーポン画像印刷指示コマンドが含まれているか否か判別した上で、含まれている場合、クーポン画像印刷指示コマンドが抜き出されたレシート用制御コマンドが第1印刷装置に出力され、クーポン画像印刷指示コマンドに基づくクーポン用制御コマンドが第2印刷装置に出力される。この結果、第1印刷装置によりクーポンの画像が印刷されていないレシートが発行され、第2印刷装置によりクーポンが発行される。そして、レシートとクーポンとを別個に発行する際に印刷制御部が出力する制御コマンドは、レシート上にクーポンの画像を印刷するときの制御コマンドと同じであるため、印刷制御部の機能を実現するプログラムの改変が必要ない。すなわち、制御装置に対する改変を抑制できる。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る制御システム1の機能的構成を示すブロック図である。
制御システム1は、スーパーマーケットや、コンビニエンスストア等の店舗に適用され、店舗における商品の販売の状況や、売上の状況、在庫の状況等を管理するいわゆるPOSシステムの一部である。制御システム1は、少なくとも、店舗に来店した顧客の会計に応じてレシートを発行する機能、および、レシートの発行に応じて適宜クーポンを発行する機能を有している。
制御システム1が適用される店舗では、複数のレジカウンターLが設けられている。レジカウンターLのそれぞれには、レシート発行用のプリンターであるレシートプリンター10(第1印刷装置)と、クーポン発行用のプリンターであるクーポンプリンター11(第2印刷装置)と、これらプリンターを制御するホストコンピューター12(制御装置)とが設けられている。
レシートプリンター10は、モノクロ印刷、または、グレースケール印刷が可能なサーマルプリンターであり、対応するホストコンピューター12の制御の下、感熱ロール紙の印刷面にサーマルヘッドによって熱を与えて画像を印刷した上で、所定の位置で感熱ロール紙を切断することにより、レシートを発行する。
また、クーポンプリンター11は、カラー印刷が可能なインクジェットプリンターであり、対応するホストコンピューター12の制御の下、ロール紙の印刷面にインクジェットヘッドによってインクを吐出して画像を印刷した上で、所定の位置でロール紙を切断することにより、クーポンを発行する。
制御システム1は、図1に示す構成をとる以前は、ホストコンピューター12に、クーポンプリンター11が接続されず、レシートプリンター10のみが接続されていた。そして、クーポンの発行については、クーポンの画像が印刷されたレシートをレシートプリンター10に発行させていた。
そして、本実施形態に係る制御システム1は、サーマルプリンターよりもダイナミックな印字結果を得ることが可能なインクジェットプリンターたるクーポンプリンター11を新たに接続し、このクーポンプリンター11によってクーポンを発行し、これにより、レシートと、クーポンとを個別に発行することを目的の1つとしている。そして、このようなシステムの変更に際し、ホストコンピューター12に対するソフトウェア的な改変をできるだけ抑制し、システムの変更に係る作業を容易にすることにより、システムの変更に係るコストを削減している。
以下、ホストコンピューター12にレシートプリンター10のみが接続され、レシートにクーポンの画像を印刷していたシステムを、便宜的に、従来システムQという。
ホスト制御部20は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、ホストコンピューター12の各部を制御する。ホスト制御部20は、機能ブロックとして、印刷制御部40と、データ処理部41と、を備えているが、これらについては後述する。ホスト入力部21は、マウスや、キーボード等の入力デバイスに接続され、入力デバイスに対する入力を検出し、ホスト制御部20に当該入力データを出力する。ホスト表示部22は、液晶表示パネル等の表示パネルに接続され、ホスト制御部20の制御の下、各種データを表示パネルに表示する。ホスト記憶部23は、ハードディスクやEEPROM等のメモリーを備え、各種データを不揮発的に書き換え可能に記憶する。ホスト記憶部23には、POSアプリケーションAP、および、サーマルプリンタードライバーSPDが記憶(インストール)されると共に、クーポン画像データベースDB1が記憶されているが、これについては後述する。レシートプリンター通信部24は、ホスト制御部20の制御の下、所定の通信規格に準拠して、レシートプリンター10と通信する。クーポンプリンター通信部25は、ホスト制御部20の制御の下、所定の通信規格に準拠して、クーポンプリンター11と通信する。デバイス通信部26は、商品やその包装に付されたバーコードを読み取るバーコードリーダーや、会員カード等のカードに記録された情報を読み取るカードリーダー、紙幣や硬貨を収容するレジスター等の各デバイスに接続される。デバイス通信部14は、ホスト制御部20の制御の下、各デバイスと通信する。ネットワーク通信部27は、ホスト制御部20の制御の下、所定の通信規格に準拠して、ネットワークを介して、ネットワーク上の外部機器(例えば、上述したPOS管理サーバー)と通信する。
また、図1に示すように、クーポンプリンター11は、クーポンプリンター制御部32と、クーポンプリンター印刷部33とを備えている。クーポンプリンター制御部32は、CPU等を備え、クーポンプリンター11の各部を制御する。クーポンプリンター印刷部33は、インクジェットヘッドや、ヘッドを走査させるキャリッジ、記録媒体の搬送機構、記録媒体を切断する切断機構等を備えている。インクジェットヘッドは、複数の色のインクカートリッジからインクの供給を受ける構成となっており、クーポンプリンター11は、カラー印刷が可能である。
図2では、説明の便宜のため、機能ブロックや、プログラム、ソフトウェア的(論理的)なポート、物理的な装置等を、同等のブロックで表現している。
なお、以下で説明する機能ブロックのそれぞれの機能は、CPUがプログラムを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
ホスト制御部20が備える印刷制御部40は、サーマルプリンターであるレシートプリンター10(第1印刷装置)に対応した制御コマンドを生成して出力する機能、および、レシートプリンター10から入力されたデータを処理する機能を少なくとも有する機能ブロックである。
印刷制御部40の機能は、POSアプリケーションAP、サーマルプリンタードライバーSPD、および、これらに付随するプログラムによって実現される。
POSアプリケーションAPは、レシートの発行に際し、レシートの発行に必要な情報を含んだデータ(以下、「印刷データ」という。)を生成し、サーマルプリンタードライバーSPDに対して出力する機能を有している。
また、サーマルプリンタードライバーSPDは、入力された印刷データに基づいて、レシートプリンター10のコマンド体系に準拠した制御コマンドを生成し、ソフトウェア的(論理的)なポートとして開放されている仮想ポートKPに出力する。
なお、所定の出力データについては、POSアプリケーションAPにより生成された後、直接、仮想ポートKPに出力され、また、所定の入力データについては、仮想ポートKPを介して、直接、POSアプリケーションAPに入力される。
以下、印刷制御部40が出力する制御コマンドを「レシート用制御コマンド」という。
データ処理部41は、ホスト制御部20が備える機能ブロックであり、図2に示すように、機能ブロックとして、ポートハンドラー45と、クーポン判別部46と、コマンド処理部47と、を備えている。このデータ処理部41は、POSアプリケーションAP、および、サーマルプリンタードライバーSPDの機能を拡張することを1つの目的としている。後に明らかとなるとおり、本実施形態では、POSアプリケーションAP、および、サーマルプリンタードライバーSPDに対する改変を伴うことなく、システムの変更が行われているが、これは、データ処理部41の機能により実現されている。
データ処理部41が備えるポートハンドラー45は、物理的なポートである第1通信ポートTP1、および、第2通信ポートTP2との間でデータの入出力が可能である。これら通信ポートは、例えば、USBの通信規格に係る通信ポートである。第1通信ポートTP1には、対応する通信規格に準拠した通信ケーブルを介してレシートプリンター10が接続されている。また、第2通信ポートTP2には、対応する通信規格に準拠した通信ケーブルを介してクーポンプリンター11が接続されている。
ポートハンドラー45の1つの機能は、仮想ポートKPを介して入力されたデータ(例えば、レシート用制御コマンド)をクーポン判別部46に出力する機能である。
ポートハンドラー45の別の機能は、コマンド処理部47(後述)から入力されたデータを、コマンド処理部47からの指示に応じて、第1通信ポートTP1、または、第2通信ポートTP2に出力する機能である。出力に際し、ポートハンドラー45は、PCS(Port Communication Service)の機能により、出力するポートに対応したデータ変換を行う。
PCSとは、サーマルプリンタードライバーSPDを含むプログラムから呼び出し可能な関数であり、インターフェースの規格(RS232Cや、USB等の規格)に対応したデータ変換を行なう機能を有している。PCSにより、各種インターフェースの規格の差異が吸収され、POSアプリケーションAPや、サーマルプリンタードライバーSPDに対して各種インターフェースの規格の差異に起因したソフトウェア的な改変を行なう必要が無くなる。
データ処理部41が備えるクーポン判別部46、および、コマンド処理部47は、協働して、以下の処理を行う。すなわち、印刷制御部40から入力されたレシート用制御コマンドに基づいて、処理後レシート用制御コマンド、および、クーポン用制御コマンドを生成し、出力する処理を行う。これら機能ブロックの処理については、後に詳述する。
クーポン判別部46、および、コマンド処理部47の機能は、OPOSや、UPOSが提供するAPI関数を利用して作成されたプログラムによって実現される。そして、これら機能ブロックに係るプログラムは、同じくOPOSや、UPOSの規格に準拠したサーマルプリンタードライバーSPDによって、適宜、呼び出し可能な構成となっている。
また、クーポンプリンター通信部25は、ポートハンドラー45から第2通信ポートTP2に入力されたデータについて、対応する通信規格に準拠して、クーポンプリンター11に送信する。
図3は、上記動作時の各機能ブロックの動作を示すフローチャートであり、(A)は印刷制御部40の動作を、(B)はデータ処理部41の動作をそれぞれ示している。
なお、以下の説明では、印刷制御部40が出力するレシート用制御コマンドは、クーポンの画像が印刷されたレシートを発行するためのコマンドであるものとする。
印刷制御部40は、レシートプリンター10のコマンド体系に準拠したレシート用制御コマンドを生成し(ステップSA1)、仮想ポートKPを介して、データ処理部41のポートハンドラー45に出力する(ステップSA2)。
クーポンの画像の画像データは、POSアプリケーションAPがアクセス可能な記憶領域に記憶されている。ステップSA1において、POSアプリケーションAPは、記憶された複数のクーポンの画像データのうち、適切な画像データを選択し、選択した画像データを含む印刷データをサーマルプリンタードライバーSPDに出力する。
図4(A)に示すように、レシート用制御コマンドは複数のコマンドを含んで構成されており、その先頭には、トップロゴ印刷指示コマンドC1が記述されている。
トップロゴ印刷指示コマンドC1は、トップロゴ画像R1(図4(B))の印刷を指示するコマンドであり、画像印刷指示コマンドGCを含んで構成されている。画像印刷指示コマンドGCは、グラフィック画像の印刷を指示する命令コードと、印刷すべき画像の画像データと、を含んで構成されている。
画像データとは、ビットマップデータや、ラスターデータ等の、画像を構成する画素ごとに、色に関する情報を例えば階調値として保持するデータのことである。本実施形態では、画像印刷指示コマンドGCは、「XXX“画像データ”」(ただし、「XXX」は、画像データに基づく画像の印刷を指示する命令コード。)という構成となっている。トップロゴ印刷指示コマンドC1に係る画像印刷指示コマンドGCは、「XXX“トップロゴ画像R1の画像データ”」という構成となっている。
トップロゴ印刷指示コマンドC1の次には、発行日時印刷指示コマンドC2が記述されている。この発行日時印刷指示コマンドC2は、発行日時画像R2(図4(B))の印刷を指示するコマンドであり、文字列印刷指示コマンドMC、および、改行コマンドLFを含んで構成されている。
文字列印刷指示コマンドMCは、文字列を指定すると共に、指定した文字列の印刷を指示するコマンドである。文字列印刷指示コマンドMCは、文字列の印刷を指示する命令コードと、文字列を指定するデータ部と、を含んで構成されている。データ部には、所定の文字コード(例えば、Unicodeや、アスキーコード)によって表現された文字の組み合わせが記述される。発行日時印刷指示コマンドC2に係る文字列印刷指示コマンドMCは、「YYY“2013/1/1/12:00”」(ただし、「YYY」は、文字列の記録を指示する命令コード。ダブルクォーテーション内は、データ部であり印刷すべき文字列が指定されている。)という構成となっている。
改行コマンドLFは、改行を指示するコマンドである。
明細印刷指示コマンドC3の次には、合計金額印刷指示コマンドC4が記述されている。合計金額印刷指示コマンドC4は、合計金額画像R4(図4(B))の印刷を指示するコマンドであり、「Total」という文字列、および、合計金額を示す文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドMCと、改行コマンドLFとを含んで構成されている。
このように、クーポン画像印刷指示コマンドC5は、クーポン画像データに基づいて画像の印刷を指示する画像印刷指示コマンドGCである。
クーポン画像印刷指示コマンドC5の次には、ボトムロゴ印刷指示コマンドC6が記述されている。ボトムロゴ印刷指示コマンドC6は、ボトムロゴ画像R6(図4(B))の印刷を指示するコマンドである。ボトムロゴ印刷指示コマンドC6は、ボトムロゴ画像R6の画像データを含み、当該画像データに基づいてボトムロゴ画像R6の印刷を指示する画像印刷指示コマンドGCを含んで構成されている。
レシート用制御コマンドにおいて、ボトムロゴ印刷指示コマンドC6の次には、切断指示コマンドSSが記述されている。この切断指示コマンドSSは、ロール紙の切断を指示するコマンドである。レシート用制御コマンドにおいて、この切断指示コマンドSSが必ず最後のコマンドとなる。
データ処理部41のクーポン判別部46は、入力されたレシート用制御コマンドを解析し、レシート用制御コマンドにクーポン画像印刷指示コマンドC5が含まれているか否かを判別する(ステップSB2)。
以下、ステップSB2の処理について詳述する。
図4(A)を用いて例示したように、レシート用制御コマンドには、クーポン画像R5の印刷を指示する画像印刷指示コマンドGCのほかにも、トップロゴ画像R1や、ボトムロゴ画像R6等のグラフィック画像の印刷を指示する画像印刷指示コマンドGCが含まれている。そして、各画像に係る画像印刷指示コマンドGCは、それぞれデータ構造が同様であり、ある1つの画像印刷指示コマンドGCが、クーポン画像R5の印刷を指示するコマンド(クーポン画像印刷指示コマンド)であるのか否かは、データ構造のみからでは判別することはできない。
以上を踏まえ、クーポン判別部46は、以下の4つの方法のいずれかで、レシート用制御コマンドにクーポン画像印刷指示コマンドC5が含まれているか否かを判別する。
クーポン判別部46は、レシート用制御コマンドに含まれる画像印刷指示コマンドGCを抽出する。画像印刷指示コマンドGCは、特定の命令コード(本例では、XXX)を含んで構成されているため、このことを利用して、クーポン判別部46は、画像印刷指示コマンドGCの抽出を行う。
方法1では、事前に、POSアプリケーションAPが選択可能なクーポン画像データの全て、換言すれば、レシートに印刷される可能性のあるクーポン画像のクーポン画像データの全てが、ホスト記憶部23の所定の記憶領域に記憶されている。以下、ホスト記憶部23に記憶されたクーポン画像データを、「テンプレートクーポン画像データ」という。テンプレートクーポン画像データのそれぞれは、ビットマップデータであるものとする。テンプレートクーポン画像データは、「テンプレートデータ」に該当する。ホスト記憶部23において、テンプレートクーポン画像データのそれぞれは、クーポンを一意に識別するための識別情報であるクーポン識別情報と対応付けて記憶されている。
次いで、クーポン判別部46は、展開した画像データについて、テンプレートクーポン画像データをテンプレートとして、全てのテンプレートクーポン画像データとの間でパターンマッチング(比較)する。パターンマッチングは、存在するどのような方法で行ってもよい。
パターンマッチングの結果、1つでも一致するものがあれば、クーポン判別部46は、抽出した画像印刷指示コマンドGCは、クーポンの画像の印刷を指示するクーポン画像印刷指示コマンドであると判別する。当該画像印刷指示コマンドGCに含まれる画像データがクーポン画像データであるからである。
なお、一致した場合、クーポン判別部46は、一致したテンプレートクーポン画像データに対応付けられたクーポン識別情報を取得する。
一方、パターンマッチングの結果、1つも一致するものがなければ、クーポン判別部46は、抽出した画像印刷指示コマンドGCは、クーポン画像印刷指示コマンドではないと判別する。当該画像印刷指示コマンドGCに含まれる画像データがクーポン画像データではないからである。
なお、パターンマッチングは、データの一部について行ってもよい。また、テンプレートクーポン画像データと、比較対象の画像データとが対応するデータであり、これらデータが完全に一致しない構成となっている場合は、所定の閾値を上回る強さで近似していれば、一致するとみなしてもよい。
クーポン判別部46は、レシート用制御コマンドに含まれる画像印刷指示コマンドGCを抽出する。
方法2では、事前に、全てのクーポン(クーポン画像データ)について、クーポンごとに、各クーポンの画像に含まれている文字列が特定され、各文字列が、クーポン識別情報と対応付けてホスト記憶部23の所定の記憶領域に記憶されている。以下、ホスト記憶部23に記憶された文字列を、「比較対象文字列」という。例えば、クーポンAの画像に文字列「商品AA10%割引」という文字列が含まれ、他のクーポンの画像に当該文字列が含まれていない場合は、比較対象文字列として、この文字列「商品AA10%割引」が選択的に特定され、クーポン識別情報と対応付けて記憶される。
次いで、クーポン判別部46は、展開した画像データについて、文字認識し、画像データに係る画像に含まれる文字列を抽出する。文字認識は、存在するどのような方法で行ってもよい。
次いで、クーポン判別部46は、比較対象文字列の中に、抽出した文字列に含まれているものがあるか否かを判別する。当該判別は、文字列検索等の存在する技術のいずれを利用して行われてもよい。
比較対象文字列のいずれかが、抽出した文字列に含まれている場合、クーポン判別部46は、抽出した画像印刷指示コマンドGCは、クーポンの画像の印刷を指示するクーポン画像印刷指示コマンドであると判別する。当該画像印刷指示コマンドGCに含まれる画像データがクーポン画像データであるからである。この場合、クーポン判別部46は、抽出した文字列に含まれている比較対象文字列に対応付けられたクーポン識別情報を取得する。
比較対象文字列のいずれも、抽出した文字列に含まれていない場合、クーポン判別部46は、抽出した画像印刷指示コマンドGCは、クーポン画像印刷指示コマンドではないと判別する。当該画像印刷指示コマンドGCに含まれる画像データがクーポン画像データではないからである。
クーポン判別部46は、レシート用制御コマンドに含まれる画像印刷指示コマンドGCを抽出する。
方法3では、事前に、POSアプリケーションAPが選択可能なクーポン画像データの全て、換言すれば、レシートに印刷される可能性のあるクーポン画像のクーポン画像データの全てについて、以下のデータがホスト記憶部23の所定の記憶領域に記憶されている。すなわち、各クーポン画像データの特定の行の特定のビット列(データ列)である。特定の行は、複数であってもよく、また、ビット列は、1行分の全てのビットではなく、一部分であってもよい。
各クーポンのビット列は、それぞれ、クーポン識別情報と対応付けてホスト記憶部23の所定の記憶領域に記憶されている。以下、ホスト記憶部23に記憶されたビット列を、「比較対象ビット列」という。
次いで、クーポン判別部46は、展開した画像データについて、特定の行の特定のビット列を抽出する。
次いで、クーポン判別部46は、抽出したビット列と、記憶した比較対象ビット列のそれぞれとを比較する。
比較の結果、比較対象ビット列のいずれかが、抽出したビット列と一致した場合、クーポン判別部46は、抽出した画像印刷指示コマンドGCは、クーポンの画像の印刷を指示するクーポン画像印刷指示コマンドであると判別する。当該画像印刷指示コマンドGCに含まれる画像データがクーポン画像データであるからである。この場合、クーポン判別部46は、一致した比較対象ビット列に対応付けられたクーポン識別情報を取得する。
比較の結果、比較対象ビット列のいずれも、抽出したビット列と一致しない場合、クーポン判別部46は、抽出した画像印刷指示コマンドGCは、クーポン画像印刷指示コマンドではないと判別する。当該画像印刷指示コマンドGCに含まれる画像データがクーポン画像データではないからである。
クーポン判別部46は、レシート用制御コマンドに含まれる画像印刷指示コマンドGCを抽出する。
方法4では、事前に、POSアプリケーションAPが選択可能なクーポン画像データの全て、換言すれば、レシートに印刷される可能性のあるクーポン画像のクーポン画像データの全てについて、所定の方式の誤り検出符号、又は、予め定められたハッシュ関数を用いたハッシュ値がホスト記憶部23の所定の記憶領域に記憶されている。以下、誤り検出符号、および、ハッシュ値を総称して、「データ由来値」という。
各クーポンのデータ由来値は、それぞれ、クーポン識別情報と対応付けてホスト記憶部23の所定の記憶領域に記憶されている。以下、ホスト記憶部23に記憶されたデータ由来値を、「比較対象由来値」という。
次いで、クーポン判別部46は、展開した画像データについて、データ由来値を算出する。データ由来値が誤り検出符号の場合は、所定の方式に従って誤り検出符号を算出し、データ由来値がハッシュ値の場合は、所定のハッシュ関数を用いてハッシュ値を算出する。
次いで、クーポン判別部46は、算出したデータ由来値と、記憶した比較対象由来値のそれぞれとを比較する。
比較の結果、比較対象由来値のいずれかが、算出したデータ由来値と一致した場合、クーポン判別部46は、抽出した画像印刷指示コマンドGCは、クーポンの画像の印刷を指示するクーポン画像印刷指示コマンドであると判別する。当該画像印刷指示コマンドGCに含まれる画像データがクーポン画像データであるからである。この場合、クーポン判別部46は、一致した比較対象由来値に対応付けられたクーポン識別情報を取得する。
比較の結果、比較対象由来値のいずれも、算出したデータ由来値と一致しない場合、クーポン判別部46は、抽出した画像印刷指示コマンドGCは、クーポン画像印刷指示コマンドではないと判別する。当該画像印刷指示コマンドGCに含まれる画像データがクーポン画像データではないからである。
含まれていない場合(ステップSB2:NO)、通常の方法によりレシートの発行が行われる(ステップSB3)。ステップSB3の処理の詳細は省略する。
一方、含まれている場合(ステップSB2:YES)、クーポン判別部46は、レシート用制御コマンドをコマンド処理部47に出力する(ステップSB4)。
コマンド処理部47は、入力されたレシート用制御コマンドからクーポン画像印刷指示コマンドC5を抜き出すと共に、整合性を保つために必要なデータ処理を行って、処理後レシート用制御コマンドを生成する(ステップSB5)。つまり、処理後レシート用制御コマンドは、クーポン画像印刷指示コマンドC5が記述されておらず、従って、処理後レシート用制御コマンドに基づいて画像を印刷した場合、クーポン画像R5の印刷は行われない。
次いで、コマンド処理部47は、出力先のポートとして第1通信ポートTP1を指定する情報と共に、処理後レシート用制御コマンドをポートハンドラー45に出力する(ステップSB6)。
ポートハンドラー45は、指定された第1通信ポートTP1に応じたデータ処理を実行すると共に、第1通信ポートTP1に、処理後レシート用制御コマンドを出力する(ステップSB7)。これにより、処理後レシート用制御コマンドがレシートプリンター10に送信される。レシートプリンター10のレシートプリンター制御部30は、処理後レシート用制御コマンドに基づいて各種処理を実行して、レシートを発行する。
図5(A)は、発行されたレシートの一例を示す図である。図5(A)と、図4(B)との比較で明らかなとおり、処理後レシート用制御コマンドに基づいて発行されたレシートにはクーポン画像R5が印刷されない。
詳述すると、上述したように、ホストコンピューター12のホスト記憶部23には、クーポン画像データベースDB1が記憶されている。このクーポン画像データベースDB1では、発行可能なクーポンのそれぞれについて、クーポンプリンター11に対応した画像データ(以下、「印刷用クーポン画像データ」という。)と、クーポン識別情報と、が対応付けて記憶されている。クーポンプリンター11に対応した画像データとは、当該プリンターの解像度や、印刷方式に対応しており、クーポンプリンター11によって当該画像データに基づく画像の印刷が可能なものをいう。
そして、コマンド処理部47は、クーポン判別部46が取得したクーポン識別情報を取得する。このクーポン識別情報は、レシートに印刷されるはずだったクーポン画像R5のクーポン識別情報である。次いで、コマンド処理部47は、クーポン画像データベースDB1を参照し、取得したクーポン識別情報と対応付けられた印刷用クーポン画像データを取得する。
次いで、コマンド処理部47は、クーポンプリンター11のコマンド体系に準拠した制御コマンドであって、取得した印刷用クーポン画像データに基づく画像の印刷を指示する制御コマンドであるクーポン用制御コマンドを生成する。
ポートハンドラー45は、指定された第2通信ポートTP2に応じたデータ処理を実行すると共に、第2通信ポートTP2に、クーポン用制御コマンドを出力する(ステップSB10)。これにより、クーポン用制御コマンドがクーポンプリンター11に送信される。クーポンプリンター11のクーポンプリンター制御部32は、クーポン用制御コマンドに基づいて各種処理を実行して、クーポンを発行する。
図5(B)は、発行されたクーポンの一例を示す図である。図5(B)と、図4(B)との比較で明らかなとおり、クーポンには、従来システムQでレシートに印刷されていたクーポン画像R5に対応する画像が印刷される。
この構成によれば、レシートプリンター10によりクーポンの画像が印刷されていないレシートが発行され、クーポンプリンター11によりクーポンが発行される。そして、レシートとクーポンとを別個に発行する際に印刷制御部40が出力するレシート用制御コマンドは、従来システムQにおけるものと同じであるため、印刷制御部40の機能を実現するプログラムについて改変が必要ない。すなわち、ホストコンピューター12に対する改変を抑制できる。
ここで、レシートに印刷される予定であったクーポンの画像は、その都度生成されるものではなく、予め定められた画像が選択されたものである、という特性がある。そして、上記構成によれば、上記特性を踏まえ、レシート用制御コマンドから抽出した画像印刷指示コマンドに含まれる画像データと、予め記憶したテンプレートデータとの比較結果に基づいて、抽出した画像印刷指示コマンドがクーポン画像印刷指示コマンドであるか否かを的確に判別できる。
ここで、レシートに印刷される予定であったクーポンの画像には、特定の文字列が含まれているという特性がある。そして、上記構成によれば、上記特性を踏まえ、文字認識の結果に基づいて、抽出した画像印刷指示コマンドがクーポン画像印刷指示コマンドであるか否かを的確に判別できる。
ここで、レシートに印刷される予定であったクーポンの画像は、その都度生成されるものではなく、予め定められた画像が選択されたものであり、ある1の画像の一部は、特定のデータ列によって構成されている、という特性がある。そして、上記構成によれば、上記特性を踏まえ、抽出した画像印刷指示コマンドがクーポン画像印刷指示コマンドであるか否かを的確に判別できる。
ここで、レシートに印刷される予定であったクーポンの画像は、その都度生成されるものではなく、予め定められた画像が選択されたものであり、ある1の画像の誤り検出符号、または、ハッシュ値は、特定の値である、という特性がある。そして、上記構成によれば、上記特性を踏まえ、誤り検出符号、または、ハッシュ値を利用して抽出した画像印刷指示コマンドがクーポン画像印刷指示コマンドであるか否かを的確に判別できる。
次いで、第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態に係るホストコンピューター12の機能的構成を示すブロック図である。以下の説明において、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2と、図6との比較によって明らかなとおり、本実施形態では、条件データベースDB2がホスト記憶部23(図6では図示を省略)に記憶されている点が第1実施形態と異なっている。
条件データベース51aには、従来システムQにおいて、クーポンの画像をレシートに印刷する条件と、条件が成立した場合に印刷するクーポンのクーポン識別情報とが対応付けて記憶されている。条件は、複数存在してもよい。
条件は、例えば、以下のようなものである。すなわち、レシートの発行に係る会計において、所定の商品名の商品が購入されていること、所定の商品名の商品を、所定の個数以上購入したこと、を条件としてもよい。また、合計金額が予め定められた所定の金額を上回ったこと、が条件の一例である。
なお、条件は、時間帯や、会員によって動的に変更する構成であってもよい。すなわち、条件とは、レシートに印刷される情報に基づいて、その成否が決定するものであれば、どのようなものであってもよい。
印刷制御部40は、レシートを発行する際、POSアプリケーションAPの機能により、条件データベースDB2にアクセスし、成立した条件が存在するか否かを判別する。
成立した条件が存在する場合、印刷制御部40は、条件に対応付けられたクーポン識別情報のクーポンの画像をレシートに印刷することを指示するレシート用制御コマンド(図4(A)で例示したコマンド)を生成し、ポートハンドラー45に出力する。
上述したように、印刷制御部40が生成するレシート用制御コマンドには、クーポン画像印刷指示コマンドが含まれている。
ポートハンドラー45は、入力されたレシート用制御コマンドをクーポン判別部46に出力する。クーポン判別部46は、入力されたレシート用制御コマンドを分析すると共に、適宜、条件データベースDB2にアクセスし、成立した条件があるか否かを判別する。詳述すると、クーポン判別部46は、レシート用制御コマンドを分析し、購入された商品の商品名や、個数、合計金額等の条件の成否を決定するために必要な情報を取得する。その上で、クーポン判別部46は、条件データベースDB2にアクセスし、当該データベースに格納された条件のそれぞれについて、その成否を判別する。
成立した条件が存在する場合、クーポン判別部46は、レシート用制御コマンドにクーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する。次いで、クーポン判別部46は、レシート用制御コマンドの中から、クーポン画像印刷指示コマンドを特定する。当該特定は、どのような方法で行われてもよい。例えば、他の画像との関係でクーポン画像R5の位置が予め定められている場合、クーポン判別部46は、他の画像との位置関係を踏まえて、クーポン画像印刷指示コマンドを特定する。
その後、第1実施形態と同様の手法により、コマンド処理部47は、処理後レシート用制御コマンドを生成して、レシートプリンター10に出力させると共に、クーポン用制御コマンドを生成して、クーポンプリンター11に出力させる。
以上により、印刷制御部40の機能を実現するためのプログラムに改変を加えることなく、レシートとクーポンとが別個に発行される。
この構成によれば、条件が成立した場合に、条件に対応するクーポン画像印刷指示コマンドがレシート用制御コマンドに含まれることを踏まえ、クーポン画像印刷指示コマンドがレシート用制御コマンドに含まれているか否かを的確に判別できる。
例えば、第1印刷装置がサーマル方式のプリンターであり、第2印刷装置がインクジェット方式のプリンターであったが、プリンターの形式は何でもよい。
また、図1、2、6に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、ホストコンピューター12の各機能を、これら装置に外部接続される別の装置に持たせてもよい。また、ホストコンピューター12は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。
Claims (12)
- レシート発行用の第1印刷装置に接続されると共に、前記第1印刷装置とは異なる第2印刷装置が接続された制御装置であって、
前記第1印刷装置にレシートを発行させるレシート用制御コマンドを生成して出力する印刷制御部と、
前記印刷制御部が生成した前記レシート用制御コマンドに、クーポン画像の印刷を指示するクーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別した場合、前記クーポン画像印刷指示コマンドを抜き出した処理後レシート用制御コマンドを生成して前記第1印刷装置に出力すると共に、前記クーポン画像印刷指示コマンドに基づいて前記クーポン画像を印刷させるクーポン用制御コマンドを生成して前記第2印刷装置に出力するデータ処理部と、を備え、
前記データ処理部は、
前記レシート用制御コマンドに含まれるコマンドであって画像の印刷を指示する画像印刷指示コマンドを抽出し、抽出した前記画像印刷指示コマンドの中に前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれているか否かを判別する
ことを特徴とする制御装置。 - 前記データ処理部は、
抽出した前記画像印刷指示コマンドに含まれる画像データを、予め記憶したテンプレートデータと比較し、これらデータが対応している場合に、抽出した前記画像印刷指示コマンドが前記クーポン画像印刷指示コマンドであると判別し、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記データ処理部は、
抽出した前記画像印刷指示コマンドに含まれる画像データの文字を認識し、予め定められた所定の文字列が含まれている場合に、抽出した前記画像印刷指示コマンドが前記クーポン画像印刷指示コマンドであると判別し、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記データ処理部は、
抽出した前記画像印刷指示コマンドに含まれる画像データの少なくとも一部が、予め定められた所定のデータ列によって構成されている場合に、抽出した前記画像印刷指示コマンドが前記クーポン画像印刷指示コマンドであると判別し、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記データ処理部は、
抽出した前記画像印刷指示コマンドに含まれる画像データの誤り検出符号、または、ハッシュ値が、予め定められた所定の値と一致する場合に、抽出した前記画像印刷指示コマンドが、前記クーポン画像印刷指示コマンドであると判別し、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記印刷制御部は、
発行しようとしているレシートに係る会計に関する所定の条件が成立した場合に、成立した条件に対応するクーポンに係る前記クーポン画像印刷指示コマンドを前記レシート用制御コマンドに含め、
前記データ処理部は、
前記レシート用制御コマンドに基づいて、発行しようとしているレシートに係る会計に関する所定の条件が成立しているか否かを判別し、成立している場合、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - レシート発行用の第1印刷装置に接続されると共に、前記第1印刷装置とは異なる第2印刷装置が接続された制御装置の制御方法であって、
前記第1印刷装置にレシートを発行させるレシート用制御コマンドを生成する印刷制御ステップと、
前記印刷制御ステップが生成した前記レシート用制御コマンドに、クーポン画像の印刷を指示するクーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別した場合、前記クーポン画像印刷指示コマンドを抜き出した処理後レシート用制御コマンドを生成して前記第1印刷装置に出力すると共に、前記クーポン画像印刷指示コマンドに基づいて前記クーポン画像を印刷させるクーポン用制御コマンドを生成して前記第2印刷装置に出力するデータ処理ステップと、を備え、
前記データ処理ステップは、
前記レシート用制御コマンドに含まれるコマンドであって画像の印刷を指示する画像印刷指示コマンドを抽出し、抽出した前記画像印刷指示コマンドの中に前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれているか否かを判別する
ことを特徴とする制御装置の制御方法。 - 前記データ処理ステップは、
抽出した前記画像印刷指示コマンドに含まれる画像データを、予め記憶したテンプレートデータと比較し、これらデータが対応している場合に、抽出した前記画像印刷指示コマンドが前記クーポン画像印刷指示コマンドであると判別し、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する
ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置の制御方法。 - 前記データ処理ステップは、
抽出した前記画像印刷指示コマンドに含まれる画像データの文字を認識し、予め定められた所定の文字列が含まれている場合に、抽出した前記画像印刷指示コマンドが前記クーポン画像印刷指示コマンドであると判別し、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する
ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置の制御方法。 - 前記データ処理ステップは、
抽出した前記画像印刷指示コマンドに含まれる画像データの少なくとも一部が、予め定められた所定のデータ列によって構成されている場合に、抽出した前記画像印刷指示コマンドが前記クーポン画像印刷指示コマンドであると判別し、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する
ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置の制御方法。 - 前記データ処理ステップは、
抽出した前記画像印刷指示コマンドに含まれる画像データの誤り検出符号、または、ハッシュ値が、予め定められた所定の値と一致する場合に、抽出した前記画像印刷指示コマンドが、前記クーポン画像印刷指示コマンドであると判別し、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する
ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置の制御方法。 - 前記印刷制御ステップは、
発行しようとしているレシートに係る会計に関する所定の条件が成立した場合に、成立した条件に対応するクーポンに係る前記クーポン画像印刷指示コマンドを前記レシート用制御コマンドに含め、
前記データ処理ステップは、
前記レシート用制御コマンドに基づいて、発行しようとしているレシートに係る会計に関する所定の条件が成立しているか否かを判別し、成立している場合、前記レシート用制御コマンドに、前記クーポン画像印刷指示コマンドが含まれていると判別する
ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置の制御方法。
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