JP2017111466A - プリンター及びプリンター制御方法 - Google Patents

Abstract

【課題】購入価格が異なる購入者にインセンティブを与えて販促効果を高めることができるプリンターを提供する。【解決手段】外部装置に接続可能であり、決済情報、広告販促画像を印刷するプリンターであって、外部装置から印刷データを受信する受信部５２と、印刷データ中の商品名からキーワードを検出する検出部５６と、キーワードごとに、印刷データ中の全ての商品名の価格を積算して積算価格を求め、キーワードに積算価格を対応付けて記憶する積算部５８と、積算価格が広告販促画像の発行条件を満たすかを判定する判定部６０と、満たすと判定された積算価格に対応付けられたキーワードに対応付けられた広告販促画像データを、広告販促画像データ記憶部４６ａから読み出す読出部６２と、受信された印刷データに基づく決済情報、読出部によって読み出された広告販促画像を印刷するように印刷機構を制御する印刷制御部６４と、を備える。【選択図】図２

Description

本発明は、プリンター及びプリンター制御方法に関し、特に、購入価格（購入金額）や購入個数が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンター及びプリンター制御方法に関する。

従来、決済情報（商品名、価格等）に加え、広告・販促情報をレシートに印刷するプリンターが知られている（例えば、特許文献１参照）。

特許文献１に記載のプリンターは、ホストコンピューターから決済情報（商品名、価格等）を含む第１印刷データを受信し、情報提供サーバーから第１印刷データに含まれる商品名（商品コード）に関連する広告・販促情報データに基づき生成された第２印刷データを受信し、これら受信した第１及び第２印刷データに基づき、決済情報（商品名、価格等）に加え、広告・販促情報をレシートに印刷する。

特開２００６−３２３４４５号公報

しかしながら、特許文献１に記載のプリンターにおいては、決済情報（商品名、価格等）に加え、購入商品の商品名（商品コード）に関連づけられた広告・販促情報もレシートに印刷されるため一定の販促効果を期待できるものの、購入価格や購入個数が異なる（例えば、多くなる）商品購入者であっても、購入商品の商品名（商品コード）が同じである限り、同一の広告・販促情報がレシートに印刷されるため、購入価格や購入個数が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることが難しいという課題がある。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、購入価格等が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンター及びプリンター制御方法を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明の一つの側面は、外部装置に接続可能なプリンターであって、印刷機構と、キーワードと広告販促画像データとを対応付けて記憶した広告販促画像データ記憶部と、前記外部装置から、少なくとも商品名及び価格を含む決済情報を印刷するための印刷データを受信する受信部と、前記受信部によって受信された印刷データ中の商品名からキーワードを検出する検出部と、前記検出部によって検出されたキーワードごとに、当該キーワードを含む商品名に対応する価格（金額）を積算して積算価格（積算金額）を求める積算部と、前記積算部によって積算された積算価格が広告販促画像データの発行条件（印刷条件）を満たすか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記発行条件を満たすと判定された場合、積算価格に対応する前記商品名に含まれるキーワードに対応付けられた広告販促画像データを、前記広告販促画像データ記憶部から読み出す読出部と、前記受信部によって受信された印刷データ、及び、前記読出部によって読み出された広告販促画像データを印刷するように印刷機構を制御する印刷制御部と、を備えたことを特徴とする。

この側面によれば、購入価格が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンターを提供できる。

これは、積算部によって記憶された積算価格のうち判定部によって広告販促画像データの発行条件を満たすと判定された積算価格に対応付けられたキーワードに対応付けられた広告販促画像データ、つまり、購入価格に応じて異なる広告販促画像データ（クーポン画像データ）が発行（印刷）されることによるものである。

また、上記発明において、好ましい態様は、前記広告販促画像データの発行条件は、予め定められたしきい値を含み、前記判定部は、前記積算部によって記憶された積算価格と前記しきい値とを比較し、当該比較の結果に基づき、前記積算部によって記憶された積算価格が前記広告販促画像データの発行条件を満たすか否かを判定することを特徴とする。

この態様によっても、購入価格が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンターを提供できる。

上記目的を達成するために、本発明の別の側面は、外部装置に接続可能なプリンターであって、印刷機構と、キーワードと広告販促画像データとを対応付けて記憶した広告販促画像データ記憶部と、前記外部装置から、少なくとも商品名及び個数を含む決済情報を印刷するための印刷データを受信する受信部と、前記受信部によって受信された印刷データ中の商品名からキーワードを検出する検出部と、前記検出部によって検出されたキーワードごとに、当該キーワードを含む商品名に対応する個数を積算して積算個数を求める積算部と、前記積算部によって積算された積算個数が広告販促画像データの発行条件（印刷条件）を満たすか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記広告販促画像データの発行条件を満たすと判定された場合、積算個数に対応する前記商品名に含まれるキーワードに対応付けられた広告販促画像データを、前記広告販促画像データ記憶部から読み出す読出部と、前記受信部によって受信された印刷データ、及び、前記読出部によって読み出された広告販促画像データを印刷するように印刷機構を制御する印刷制御部と、を備えたことを特徴とする。

この側面によれば、購入個数が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンターを提供できる。

これは、積算部によって記憶された積算個数のうち判定部によって広告販促画像データの発行条件を満たすと判定された積算個数に対応付けられたキーワードに対応付けられた広告販促画像データ、つまり、購入個数に応じて異なる広告販促画像データ（クーポン画像データ）が発行（印刷）されることによるものである。

また、上記発明において、好ましい態様は、前記広告販促画像データの発行条件は、予め定められたしきい値を含み、前記判定部は、前記積算部によって記憶された積算個数と前記しきい値とを比較し、当該比較の結果に基づき、前記積算部によって記憶された積算個数が前記広告販促画像データの発行条件を満たすか否かを判定することを特徴とする。

この態様によっても、購入個数が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンターを提供できる。

また、上記発明において、好ましい態様は、前記広告販促画像データ記憶部は、前記印刷データ中の商品名にキーワードが含まれない場合に印刷されるキーワード無し時用の広告販促画像データを記憶し、前記読出部は、前記検出部によってキーワードが検出されない場合、前記キーワード無し時用の広告販促画像データを、前記広告販促画像データ記憶部から読み出すことを特徴とする。

また、上記発明において、好ましい態様は、前記広告販促画像データ記憶部は、前記印刷データ中の商品名に１つ以上の特定のキーワードが含まれない場合に印刷されるキーワード無し時用の広告販促画像データを記憶し、前記読出部は、前記検出部によって前記特定のキーワードが検出されない場合、前記キーワード無し時用の広告販促画像データを、前記広告販促画像データ記憶部から読み出すことを特徴とする。

この態様によれば、検出部によって全てのまたは１つ以上の特定のキーワードが検出されない場合、キーワード無し時用の広告販促画像データ（クーポン画像データ）を発行（印刷）できるため、特定の商品を購入しない購入者に対してインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることを期待できる。

また、上記発明において、好ましい態様は、前記受信部によって受信された印刷データは、第１のコマンド体系のコマンドを含み、前記読出部によって読み出された広告販促画像データは、第２のコマンド体系のコマンドを含むことを特徴とする。

この態様によれば、例えば、第１のコマンド体系のコマンドとしてモノクロ印刷に対応したコマンド体系のコマンドを採用し、第２のコマンド体系のコマンドとしてカラー印刷に対応したコマンド体系のコマンドを採用することで、外部装置側のアプリケーション（例えば、ＰＯＳアプリケーション）を変更することなく、広告販促画像データ（クーポン画像データ）をカラーで印刷できる。

また、上記目的を達成するために、本発明のさらに別の側面は、外部装置に接続可能なプリンター制御方法であって、前記外部装置から、少なくとも商品名及び価格を含む決済情報を印刷するための印刷データを受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信された印刷データ中の商品名からキーワードを検出する検出ステップと、前記検出ステップによって検出されたキーワードごとに、当該キーワードを含む前記商品名に対応する価格を積算して積算価格（積算金額）を求める積算ステップと、前記積算ステップによって積算された積算価格が広告販促画像データの発行条件（印刷条件）を満たすか否かを判定する判定ステップと、前記キーワードと前記広告販促画像データとは対応付けられて記憶されており、前記発行条件を満たすと判定された場合、積算価格に対応する前記商品名に含まれるキーワードに対応付けられた広告販促画像データを、読み出す読出ステップと、前記受信ステップによって受信された印刷データ、及び、前記読出部によって読み出された広告販促画像データを印刷する印刷ステップと、を備えたことを特徴とする。

この側面によれば、購入価格が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンター制御方法を提供できる。

これは、積算ステップによって積算された積算価格のうち判定ステップによって広告販促画像データの発行条件を満たすと判定された積算価格に対応付けられたキーワードに対応付けられた広告販促画像データ、つまり、購入価格に応じて異なる広告販促画像データ（クーポン画像データ）が発行（印刷）されることによるものである。

本発明のプリンター及びプリンター制御方法が適用されるプリンターシステム１０（ホストコンピューター２０及びプリンター４０）のシステム構成の一例を示す図である。 本発明のプリンター及びプリンター制御方法が適用されるプリンター４０の機能ブロックの一例を示す図である。 プリンター４０が発行（印刷）するレシートの一例である。 広告販促画像データ記憶部４６ａの記憶内容の一例である。 本実施形態のプリンター４０の動作（プリンター制御方法）の一例を説明するためのフローチャートである。 プリンター４０が発行（印刷）するレシートの他の一例である。 プリンター４０が発行（印刷）するレシートの他の一例である。

以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。

まず、本発明のプリンターの実施形態の概要について説明する。

図１は、本発明のプリンター及びプリンター制御方法が適用されるプリンターシステム１０（ホストコンピューター２０及びプリンター４０）のシステム構成の一例を示す図である。図２は、本発明のプリンター及びプリンター制御方法が適用されるプリンター４０の機能ブロックの一例を示す図である。図３は、プリンター４０が発行（印刷）するレシートの一例である。

本実施形態のプリンター４０は、図１に示すように、ホストコンピューター２０（外部装置）に接続可能であり、図３に示すように、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２、及び、広告販促画像Ｉ３（クーポン画像）を印刷するプリンターである。プリンター４０は、図１、図２に示すように、ホストコンピューター２０から、少なくとも商品名及び価格を含む決済情報を印刷するための印刷データを受信する受信部５２と、受信部５２によって受信された印刷データ中の商品名からキーワードを検出する検出部５６と、検出部５６によって検出されたキーワードごとに、当該キーワードを含む印刷データ中の全ての商品名の価格を積算して積算価格（積算金額）を求め、当該キーワードに積算価格を対応付けて記憶する積算部５８と、積算部５８によって記憶された積算価格が広告販促画像の発行条件（印刷条件）を満たすか否かを判定する判定部６０と、キーワードと広告販促画像データとを対応付けて記憶した広告販促画像データ記憶部４６ａと、積算部５８によって記憶された積算価格のうち判定部６０によって広告販促画像の発行条件を満たすと判定された積算価格に対応付けられたキーワードに対応付けられた広告販促画像データを、広告販促画像データ記憶部４６ａから読み出す読出部６２と、受信部５２によって受信された印刷データに基づく決済情報、及び、読出部６２によって読み出された広告販促画像データに基づく広告販促画像を印刷するように印刷機構４８を制御する印刷制御部６４と、を備える。

本実施形態のプリンター４０によれば、購入価格が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンターを提供できる。

これは、積算部５８によって記憶された積算価格のうち判定部６０によって広告販促画像の発行条件を満たすと判定された積算価格に対応付けられたキーワードに対応付けられた広告販促画像データに基づく広告販促画像、つまり、購入価格に応じて異なる広告販促画像（クーポン画像）が発行（印刷）されることによるものである。

以下、本発明のプリンター及びプリンター制御方法が適用されるプリンターシステム１０について、図面を参照しながら詳細に説明する。

図１に示すように、プリンターシステム１０は、ホストコンピューター２０、及び、プリンター４０を備える。

まず、ホストコンピューター２０について説明する。

ホストコンピューター２０は、ハード構成として、ＣＰＵ２２、これにバスを介して接続された、ＲＡＭ２４、ＲＯＭ２６、ＨＤＤ２８、Ｉ／Ｆ（インターフェイス。以下同様）３０等を備える。ホストコンピューター２０には、Ｉ／Ｆ３０を介してプリンター４０が接続される。

また、ホストコンピューター２０には、図示しないが、Ｉ／Ｆを介して、バーコードを読み取るバーコードリーダー、顧客からの預り金等を入力するキーボード、商品名や価格等が表示されるディスプレイ等が接続される。また、ＨＤＤ２８には、図示しないが、オペレーティングシステム、ＰＯＳアプリケーション、プリンタードライバー等が記憶される。

ホストコンピューター２０は、機能構成として、バーコードリーダーやキーボードからの入力に基づき、決済処理を行う機能、トップロゴ、決済情報（商品名、価格、合計金額等）を印刷するための印刷データ（モノクロ印刷に対応したコマンド体系のコマンドを含む）を生成する機能、印刷データをＩ／Ｆ３０を介してプリンター４０へ送信する機能、キーワード４６ａ１（図４参照）や広告販促画像データ４６ａ３（図４参照）や広告販促画像の発行条件４６ａ５（図４参照）等をＩ／Ｆ３０を介してプリンター４０（広告販促画像データ記憶部４６ａ）に登録（記憶）する機能、顧客が所有する会員カードから会員識別情報（例えば、会員番号）を読み取る機能等を備える。

これらの機能は、主に、ホストコンピューター２０（ＣＰＵ２２）が、ＨＤＤ２８からＲＡＭ２４に読み込まれた所定プログラム（オペレーティングシステム、ＰＯＳアプリケーション、プリンタードライバー等）を実行することによって実現される。

なお、印刷データは、これを受信したプリンター４０が当該印刷データから商品名、価格を分類（特定）できるように、同一行に記述された商品名（例えば、図３中の「ＡＡビール」）及び価格（例えば、図３中の「３００」）、並びに、価格の前（つまり、商品名と価格の間）に記述された文字「￥」を含む（図３参照）。なお、印刷データは、これを受信したプリンター４０が当該印刷データから個数も分類（特定）できるように、さらに、個数及び個数の後に記述された文字「コ」を含む場合もある（図示せず）。

次に、プリンター４０について説明する。

プリンター４０は、典型的には、レシートプリンター（例えば、ドットインパクト、サーマル又はインクジェット方式）で、図１に示すように、ハード構成として、ＣＰＵ４２、これにバスを介して接続された、ＲＡＭ４４、ＲＯＭ４６、印刷機構４８、Ｉ／Ｆ５０等を備える。

ＲＡＭ４４は、受信バッファー４４ａを含む。

ＲＯＭ４６は、例えば、フラッシュＲＯＭ等の不揮発性メモリーで、制御プログラム等のファームウエア、オペレーティングシステム等が記憶される。ＲＯＭ４６は、広告販促画像データ記憶部４６ａ等を含む。

図４は、広告販促画像データ記憶部４６ａの記憶内容の一例である。

広告販促画像データ記憶部４６ａには、図４に示すように、キーワード４６ａ１と画像識別情報４６ａ２と広告販促画像データ４６ａ３（クーポン画像データ）と積算価格４６ａ４と広告販促画像の発行条件４６ａ５とが対応付けて記憶される。また、広告販促画像データ記憶部４６ａには、受信部５２によって受信された印刷データ中の商品名にキーワード（特定のキーワード又は全てのキーワード）が含まれない場合に印刷されるキーワード無し時用の広告販促画像データ（例えば、図４中の「○○￥△△引き」を含む広告販促画像データ）も記憶される（以下、キーワード無し時用の広告販促画像データと称する）。なお、１つの広告販促画像データに複数のキーワード４６ａ１を対応付けて記憶してもよい。

キーワード４６ａ１、画像識別情報４６ａ２、広告販促画像データ４６ａ３及び発行条件４６ａ５は、例えば、ホストコンピューター２０からＩ／Ｆ５０を介して広告販促画像データ記憶部４６ａに登録（記憶）される。積算価格４６ａ４は、後述の積算部５８によって積算されて広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶される。

キーワード４６ａ１は、異なる商品名（例えば、図３中の「ＡＡビール」、「ＢＢビール」）間で共通するキーワード（例えば、図４中の「ビール」）である。

画像識別情報４６ａ２は、広告販促画像データ４６ａ３の識別情報（例えば、ファイル名）である。

広告販促画像データ４６ａ３は、主に、特定の商品の販促効果を高めることを目的として用意された画像データである。広告販促画像データ４６ａ３は、オペレーティングシステムが管理可能なファイル形式で広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶される。

積算価格４６ａ４は、ホストコンピューター２０から受信された印刷データ中の商品名がキーワード４６ａ１を含む場合、後述の積算部５８によって、当該キーワード４６ａ１（例えば、図４中の「ビール」）を含む全ての商品名の価格（例えば、図３中の「ＡＡビール」の価格「￥３００」、「ＢＢビール」の価格「￥３５０」）を積算して求められる積算価格（例えば、￥３００＋￥３５０＝￥６５０）である。

広告販促画像の発行条件４６ａ５は、広告販促画像（クーポン画像）を発行（印刷）するための条件（予め定められた発行条件）である。

広告販促画像の発行条件４６ａ５としては、例えば、積算価格に関する条件、積算個数に関する条件、キーワードに関する条件、購買履歴に関する条件、これら条件を適宜組み合わせた条件等が考えられる。

積算価格に関する条件は、例えば、「積算価格が最も大きい（又は小さい）」という条件である。また、積算価格に関する条件は、「積算価格がしきい値より大きい（又は小さい）」という条件であってもよい。このしきい値（予め定められたしきい値）は、例えば、「￥６００」等の価格である。

積算個数に関する条件は、例えば、「積算個数が最も大きい（又は小さい）」という条件である。また、積算個数に関する条件は、「積算個数がしきい値より大きい（又は小さい）」という条件であってもよい。このしきい値（予め定められたしきい値）は、例えば、「２コ」等の個数である。

キーワードに関する条件は、例えば、ホストコンピューター２０から受信された「印刷データ中の商品名がキーワード４６ａ１（特定のキーワード又は全てのキーワード）を含まない」という条件である。

購買履歴に関する条件は、例えば、顧客が所有する会員カードから読み取った会員識別情報（例えば、会員番号）に対応付けられた「購買履歴がキーワード４６ａ１（特定のキーワード又は全てのキーワード）を含まない」という条件である。

印刷機構４８は、例えば、印刷ヘッド、用紙送り機構、用紙切断機構等（いずれも図示せず）を備える。

図２に示すように、プリンター４０は、機能構成として、受信部５２、解析部５４、検出部５６、積算部５８、判定部６０、読出部６２、印刷制御部６４等を備える。これらの機能は、主に、ＣＰＵ４２が、ＲＯＭ４６からＲＡＭ４４に読み込まれた所定プログラム（制御プログラム等のファームウエアやオペレーティングシステム等）を実行することによって実現される。

受信部５２は、ホストコンピューター２０（外部装置）からＩ／Ｆ５０を介して印刷データ（少なくとも商品名及び価格を含む決済情報を印刷するための印刷データ）を受信し、当該受信した印刷データを受信バッファー４４ａに記憶する。

解析部５４は、受信バッファー４４ａに記憶された印刷データを解析してコマンドと文字データ（例えば、商品名、価格）とに分類する。

商品名、価格は、次のようにして分類（特定）できる。

すなわち、本実施形態の印刷データは、同一行に記述された商品名及び価格、並びに、価格の前（つまり、商品名と価格の間）に記述された「￥」を含むため（図３参照）、「￥」より前に記述された文字列（例えば、図３中の「ＡＡビール」）が商品名であると分類（特定）できる。また、「￥」より後に記述された文字列（例えば、図３中の「３００」）が価格であると分類（特定）できる。

検出部５６は、受信部５２によって受信された印刷データ中の商品名（例えば、図３中の「ＡＡビール」）からキーワード（例えば、図４中の「ビール」）を検出する。

キーワード（例えば、図４中の「ビール」）は、次のようにして検出できる。

まず、上記のように分類（特定）された商品名（例えば、図３中の「ＡＡビール」）と広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶されたキーワード４６ａ１（例えば、図４中の「ビール」）とが一致（例えば、部分一致）するか否かを判定する。そして、両者が一致（例えば、部分一致）すると判定された場合、当該一致したキーワード４６ａ１（例えば、図４中の「ビール」）を、受信部５２によって受信された印刷データ中の商品名（例えば、図３中の「ＡＡビール」）に含まれるキーワードとして検出する。

積算部５８は、検出部５６によって検出されたキーワードごとに、当該キーワード（例えば、図４中の「ビール」）を含む印刷データ中の全ての商品名の価格（例えば、図３中の「ＡＡビール」の価格「￥３００」、「ＢＢビール」の価格「￥３５０」）を積算して積算価格（例えば、￥３００＋￥３５０＝￥６５０）を求め、図４に示すように、当該キーワード（例えば、図４中の「ビール」）にその積算価格（例えば、「￥６５０」）を対応付けて広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶する。

判定部６０は、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４が広告販促画像（クーポン画像）の発行条件４６ａ５を満たすか否かを判定する。

例えば、判定部６０は、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４のうち最も大きい（又は最も小さい）積算価格を判定し、当該最も大きい（又は小さい）積算価格が広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすと判定する。

読出部６２は、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４のうち判定部６０によって広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすと判定された積算価格４６ａ４（例えば、図４中の「￥６５０」）に対応付けられたキーワード４６ａ１（例えば、図４中の「ビール」）に対応付けられた広告販促画像データ４６ａ３（例えば、図４中の「○○￥△△引き」を含む広告販促画像データ）を、広告販促画像データ記憶部４６ａから読み出す。

印刷制御部６４は、受信部５２によって受信された印刷データに基づく決済情報、及び、読出部６２によって読み出された広告販促画像データ４６ａ３に基づく広告販促画像（クーポン画像）を印刷するように印刷機構４８を制御する。

具体的には、印刷制御部６４は、受信部５２によって受信された印刷データ（モノクロ印刷に対応したコマンド体系のコマンドを含む）に基づき印刷機構４８を制御して、図３に示すように、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）をモノクロ（例えば、白黒）で印刷する。また、印刷制御部６４は、読出部６２によって読み出された広告販促画像データ４６ａ３（又は、当該広告販促画像データ４６ａ３に基づき生成された、カラー印刷に対応したコマンド体系のコマンド）に基づき印刷機構４８を制御して、図３に示すように、広告販促画像Ｉ３（クーポン画像）をカラーで印刷する。

次に、本実施形態のプリンター４０の動作（プリンター制御方法）の一例について図５を参照しながら説明する。

図５は、本実施形態のプリンター４０の動作（プリンター制御方法）の一例を説明するためのフローチャートである。

以下の処理は、主に、ＣＰＵ４２が、ＲＯＭ４６からＲＡＭ４４に読み込まれた所定プログラム（制御プログラム等のファームウエアやオペレーティングシステム等）を実行することによって実現される。

以下、ホストコンピューター２０がプリンター４０に、図３に示すように、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）を印刷するための印刷データ（モノクロ印刷に対応したコマンド体系のコマンドを含む）を送信した状況を例にして説明する。

なお、プリンター４０（広告販促画像データ記憶部４６ａ）には、図４に示すように、キーワード４６ａ１と画像識別情報４６ａ２と広告販促画像データ４６ａ３（クーポン画像）と広告販促画像の発行条件４６ａ５とが予め対応付けて登録（記憶）されているものとする。また、広告販促画像の発行条件４６ａ５として、「積算価格が最も大きい」という条件が登録（記憶）されているものとする。

プリンター４０（受信部５２）は、ホストコンピューター２０からＩ／Ｆ５０を介して印刷データを受信し（ステップＳ１０）、当該受信した印刷データを受信バッファー４４ａに記憶する。これは、本発明の受信ステップに相当する。

次に、プリンター４０（解析部５４）は、受信バッファー４４ａに記憶された印刷データを解析してコマンドと文字データ（例えば、商品名、価格）とに分類する。

次に、プリンター４０（印刷制御部６４）は、受信部５２によって受信された印刷データ（モノクロ印刷に対応したコマンド体系のコマンドを含む）に基づき印刷機構４８を制御して、図３に示すように、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）をモノクロ（例えば、白黒）で印刷する。これは、公知の処理である。

次に、プリンター４０（印刷制御部６４）は、読出部６２によって読み出された広告販促画像データ４６ａ３（又は、当該広告販促画像データ４６ａ３に基づき生成された、カラー印刷に対応したコマンド体系のコマンド）に基づき印刷機構４８を制御して、図３に示すように、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２に続けて、広告販促画像Ｉ３（クーポン画像）をカラーで印刷する。

以下、この広告販促画像Ｉ３（クーポン画像）をカラーで印刷する処理について説明する。

まず、プリンター４０（検出部５６）は、受信部５２によって受信された印刷データ中の商品名（図３中の「ＡＡビール」、「ＢＢビール」、「お惣菜（ｘｘ）」）からキーワード（図４中の「ビール」、「お惣菜」）を検出する（ステップＳ１２）。これは、本発明の検出ステップに相当する。

ここでは、プリンター４０（検出部５６）は、受信部５２によって受信された印刷データ中の商品名（図３中の「ＡＡビール」、「ＢＢビール」、「お惣菜（ｚｚ）」）から広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶されたキーワード「ビール」、「お惣菜」を検出する（ステップＳ１２、ステップＳ１４：Ｙｅｓ）。

次に、プリンター４０（積算部５８）は、検出部５６によって検出されたキーワードごとに、当該キーワードを含む印刷データ中の全ての商品名の価格を積算して積算価格を求め（ステップＳ１６）、図４に示すように、当該キーワードにその積算価格を対応付けて広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶する。これは、本発明の積算ステップに相当する。

ここでは、プリンター４０（積算部５８）は、印刷データ中のキーワード「ビール」を含む全ての商品名の価格（図３中の「ＡＡビール」の価格「￥３００」、「ＢＢビール」の価格「￥３５０」）を積算して積算価格（￥３００＋￥３５０＝￥６５０）を求め（ステップＳ１６）、図４に示すように、当該キーワード「ビール」にその積算価格（￥６５０）を対応付けて広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶する。

また、プリンター４０（積算部５８）は、印刷データ中のキーワード「お惣菜」を含む全ての商品名の価格（図３中の「お惣菜（ｘｘ）」の価格「￥５００」）を積算して積算価格（￥５００）を求め（ステップＳ１６）、図４に示すように、当該キーワード「お惣菜」にその積算価格（￥５００）を対応付けて広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶する。

次に、プリンター４０（判定部６０）は、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４が広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすか否かを判定する（ステップＳ１８）。これは、本発明の判定ステップに相当する。

ここでは、プリンター４０（判定部６０）は、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４のうち最も大きい積算価格、すなわち、キーワード「ビール」に対応付けられた積算価格「￥６５０」が広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすと判定する（ステップＳ１８：Ｙｅｓ）。

次に、プリンター４０（読出部６２）は、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４のうち判定部６０によって広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすと判定された積算価格４６ａ４に対応付けられたキーワード４６ａ１（ここでは、「ビール」）に対応付けられた広告販促画像データ４６ａ３（ここでは、図４中の「ビール￥５０引き」を含む広告販促画像データ）を、広告販促画像データ記憶部４６ａから読み出す（ステップＳ２０）。これは、本発明の読出ステップに相当する。

次に、プリンター４０は、読出部６２によって読み出された広告販促画像データ４６ａ３をカラー印刷するための、カラー印刷に対応したコマンド体系のコマンドを生成する。

次に、プリンター４０（印刷制御部６４）は、読出部６２によって読み出された広告販促画像データ４６ａ３（又は、当該広告販促画像データ４６ａ３に基づき生成された、カラー印刷に対応したコマンド体系のコマンド）に基づき印刷機構４８を制御して、図３に示すように、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２に続けて、広告販促画像Ｉ３（クーポン画像）をカラーで印刷する。これは、本発明の印刷制御ステップに相当する。

なお、図３に示すレシートを発行する場合、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）を印刷した後、用紙カットコマンドは実行されずに保留され、広告販促画像Ｉ３を印刷した後、用紙カットコマンドが実行される。なお、用紙カットコマンドの保留は、例えば、特開２００６−３２３４４５号公報に記載された公知の処理である。

以上のようにして、モノクロで印刷されたトップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）及びカラーで印刷された広告販促画像Ｉ３（クーポン画像）を含むレシート（図３参照）が発行される。

なお、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）を印刷した後、広告販促画像Ｉ３を印刷する前に、図６に示すように、仕切り線Ｌ（切り取り線）を印刷してもよい。また、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）を印刷した後、用紙カットコマンドを実行し、広告販促画像Ｉ３を印刷した後も、用紙カットコマンドを実行してもよい。このようにすれば、図７に示すように、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）が印刷されたレシートと、広告販促画像Ｉ３が印刷されたレシートとを、物理的に分離した状態で発行できる。

次に、ステップＳ１４において、検出部５６によってキーワードが検出されない場合（ステップＳ１４：Ｎｏ）の処理について説明する。

プリンター４０（読出部６２）は、検出部５６によってキーワードが検出されない場合（ステップＳ１４：Ｎｏ）、キーワード無し時用の広告販促画像データ４６ａ３（例えば、図４中の「○○￥△△引き」を含む広告販促画像データ）を、広告販促画像データ記憶部４６ａから読み出す（ステップＳ２４）。

次に、プリンター４０は、読出部６２によって読み出された広告販促画像データ４６ａ３をカラー印刷するための、カラー印刷に対応したコマンド体系のコマンドを生成する。

次に、プリンター４０（印刷制御部６４）は、読出部６２によって読み出された広告販促画像データ４６ａ３（又は、当該広告販促画像データ４６ａ３に基づき生成された、カラー印刷に対応したコマンド体系のコマンド）に基づき印刷機構４８を制御して、図３に示すのと同様に、トップロゴＩ１、決済情報Ｉ２に続けて、広告販促画像（図４中の「○○￥△△引き」を含む広告販促画像）をカラーで印刷する（ステップＳ２２）。

以上のようにして、受信部５２によって受信された印刷データ中の商品名からキーワードが検出されなかった場合（ステップＳ１４：Ｎｏ）も、モノクロで印刷されたトップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）及びカラーで印刷された広告販促画像（クーポン画像）を含むレシートが発行される。

以上説明したとおり、本実施形態によれば、購入価格が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンター及びプリンター制御方法を提供できる。さらに、商品を購入しない購入者に対してインセンティブを与えて販促効果を高めることを期待できる。

これは、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４のうち判定部６０によって広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすと判定された積算価格（例えば、図４中の「￥６５０」）に対応付けられたキーワード４６ａ１（例えば、図４中の「ビール」）に対応付けられた広告販促画像データ４６ａ３（例えば、図４中の「ビール￥５０引き」を含む広告販促画像データ）に基づく広告販促画像Ｉ３（クーポン画像）、つまり、購入価格に応じて異なる広告販促画像が発行（印刷）されることによるものである。

また、本実施形態によれば、検出部５６によって１つ以上の特定のキーワード４６ａ１が検出されない場合（ステップＳ１４：Ｎｏ）、キーワード無し時用の広告販促画像データ（例えば、図４中の「○○￥△△引き」を含む広告販促画像データ）に基づく広告販促画像（クーポン画像）を発行（印刷）できるため、特定の商品を購入しない購入者に対してインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることを期待できる。

また、本実施形態によれば、受信部５２によって受信された印刷データ（モノクロ印刷に対応したコマンド体系のコマンドを含む）に基づきトップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）をモノクロ（例えば、白黒）で印刷でき、かつ、読出部６２によって読み出された広告販促画像データ４６ａ３（又は、当該広告販促画像データ４６ａ３に基づき生成された、カラー印刷に対応したコマンド体系のコマンド）に基づき広告販促画像Ｉ３（クーポン画像）をカラーで印刷できる。

また、本実施形態によれば、例えば、白黒印刷のみ可能なプリンター（例えば、サーマルプリンター）を、本実施形態のプリンター４０に置き換えるだけで、ホストコンピューター２０（外部装置）側のアプリケーション（例えば、ＰＯＳアプリケーション）を変更することなく、広告販促画像（クーポン画像）をカラーで印刷できる。

なお、上記実施形態では、検出部５６が２つのキーワード「ビール」、「お惣菜」を検出した場合の動作の一例について説明したが、これに限らない。

例えば、検出部５６が１つ又は３つ以上のキーワードを検出した場合も、同様に、モノクロで印刷されたトップロゴＩ１、決済情報Ｉ２（商品名、価格、合計金額等）に続けて、カラーで印刷された広告販促画像（クーポン画像）を含むレシートを発行できる。

また、上記実施形態では、積算部５８は、キーワード（例えば、図４中の「ビール」）にその積算価格（例えば、図４中の「￥６５０」）を対応付けて広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶するように説明したが、これに限らない。

例えば、積算部５８は、キーワード（例えば、図４中の「ビール」）にその積算価格（例えば、図４中の「￥６５０」）を対応付けてＲＡＭ４４等の他の記憶部に記憶するようにしてもよい。

また、上記実施形態では、受信部５２が、ホストコンピューター２０（外部装置）からＩ／Ｆ５０を介して、少なくとも商品名及び価格を含む決済情報を印刷するための印刷データを受信し、当該受信した印刷データを受信バッファー４４ａに記憶し、解析部５４が、受信バッファー４４ａに記憶された印刷データを解析してコマンドと文字データ（例えば、商品名、価格）とに分類し、積算部５８が、検出部５６によって検出されたキーワードごとに、当該キーワード（例えば、図４中の「ビール」）を含む印刷データ中の全ての商品名の価格（例えば、図３中の「ＡＡビール」の価格「￥３００」、「ＢＢビール」の価格「￥３５０」）を積算して積算価格（例えば、￥３００＋￥３５０＝￥６５０）を求め、図４に示すように、当該キーワード（例えば、図４中の「ビール」）にその積算価格（例えば、￥６５０）を対応付けて広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶し、判定部６０が、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４が広告販促画像（クーポン画像）の発行条件４６ａ５を満たすか否かを判定し、読出部６２が、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４のうち判定部６０によって広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすと判定された積算価格４６ａ４（例えば、図４中の「￥６５０」）に対応付けられたキーワード４６ａ１（例えば、図４中の「ビール」）に対応付けられた広告販促画像データ４６ａ３を、広告販促画像データ記憶部４６ａから読み出すように説明したが、これに限らない。

すなわち、上記価格及び積算価格に代えて（又は上記価格及び積算価格に追加して）、個数及び積算個数を用いてもよい。

例えば、受信部５２が、ホストコンピューター２０（外部装置）からＩ／Ｆ５０を介して、少なくとも商品名及び個数を含む決済情報を印刷するための印刷データを受信し、当該受信した印刷データを受信バッファー４４ａに記憶し、解析部５４が、受信バッファー４４ａに記憶された印刷データを解析してコマンドと文字データ（例えば、商品名、個数）とに分類し、積算部５８が、検出部５６によって検出されたキーワードごとに、当該キーワード（例えば、図４中の「ビール」）を含む印刷データ中の全ての商品名の個数を積算して積算個数を求め、当該キーワード（例えば、図４中の「ビール」）にその積算個数を対応付けて広告販促画像データ記憶部４６ａに記憶し、判定部６０が、積算部５８によって記憶された積算個数が広告販促画像（クーポン画像）の発行条件４６ａ５を満たすか否かを判定し、読出部６２が、積算部５８によって記憶された積算個数のうち判定部６０によって広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすと判定された積算個数に対応付けられたキーワード４６ａ１に対応付けられた広告販促画像データ４６ａ３を、広告販促画像データ記憶部４６ａから読み出すようにしてもよい。

このようにすれば、購入個数が異なる商品購入者にインセンティブを与えて販促効果をさらに高めることができるプリンター及びプリンター制御方法を提供できる。

なお、ここでの印刷データは、少なくとも商品名、個数及び個数の後に記述された文字「コ」を含む。したがって、プリンター４０（例えば、解析部５４）は、受信バッファー４４ａに記憶された印刷データを解析して「コ」より後に記述された文字列が個数であると分類（特定）できる。

また、上記実施形態では、判定部６０は、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４のうち最も大きい（又は最も小さい）積算価格を判定し、当該最も大きい（又は小さい）積算価格が広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすと判定するように説明したが、これに限らない。

例えば、判定部６０は、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４と広告販促画像の発行条件４６ａ５（例えば、しきい値）とを比較し、当該比較の結果に基づき、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４が広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすか否かを判定し、積算部５８によって記憶された積算価格４６ａ４のうちしきい値（例えば、「￥６００」）より大きい（又は小さい）積算価格が広告販促画像の発行条件４６ａ５を満たすと判定してもよい。

上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。上記実施形態の記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。

１０…プリンターシステム、２０…ホストコンピューター、２２…ＣＰＵ、２４…ＲＡＭ、２６…ＲＯＭ、２８…ＨＤＤ、３０…Ｉ／Ｆ、４０…プリンター、４２…ＣＰＵ、４４…ＲＡＭ、４４ａ…受信バッファー、４６…ＲＯＭ、４６ａ…広告販促画像データ記憶部、４６ａ１…キーワード、４６ａ２…画像識別情報、４６ａ３…広告販促画像データ、４６ａ４…積算価格、４６ａ５…発行条件、４８…印刷機構、５０…Ｉ／Ｆ、５２…受信部、５４…解析部、５６…検出部、５８…積算部、６０…判定部、６２…読出部、６４…印刷制御部、Ｉ１…トップロゴ、Ｉ２…決済情報、Ｉ３…広告販促画像、Ｌ…仕切り線。

Claims (8)

1. 外部装置に接続可能なプリンターであって、
   印刷機構と、
   キーワードと広告販促画像データとを対応付けて記憶した広告販促画像データ記憶部と、
   前記外部装置から、少なくとも商品名及び価格を含む決済情報を印刷するための印刷データを受信する受信部と、
   前記受信部によって受信された前記印刷データ中の商品名から前記キーワードを検出する検出部と、
   前記検出部によって検出された前記キーワードごとに、当該キーワードを含む前記商品名に対応する価格を積算して積算価格を求める積算部と、
   前記積算部によって積算された前記積算価格が前記広告販促画像データの発行条件を満たすか否かを判定する判定部と、
   前記判定部によって前記発行条件を満たすと判定された場合、前記積算価格に対応する前記商品名に含まれる前記キーワードに対応付けられた前記広告販促画像データを、前記広告販促画像データ記憶部から読み出す読出部と、
   前記受信部によって受信された前記印刷データ、及び、前記読出部によって読み出された前記広告販促画像データを印刷するように前記印刷機構を制御する印刷制御部と、を備えたプリンター。
2. 前記広告販促画像データの発行条件は、予め定められたしきい値を含み、
   前記判定部は、前記積算部によって記憶された積算価格と前記しきい値とを比較し、当該比較の結果に基づき、前記積算部によって記憶された積算価格が前記広告販促画像データの発行条件を満たすか否かを判定する請求項１に記載のプリンター。
3. 外部装置に接続可能なプリンターであって、
   印刷機構と、
   キーワードと広告販促画像データとを対応付けて記憶した広告販促画像データ記憶部と、
   前記外部装置から、少なくとも商品名及び個数を含む決済情報を印刷するための印刷データを受信する受信部と、
   前記受信部によって受信された前記印刷データ中の商品名から前記キーワードを検出する検出部と、
   前記検出部によって検出された前記キーワードごとに、当該キーワードを含む前記商品名に対応する個数を積算して積算個数を求める積算部と、
   前記積算部によって積算された前記積算個数が前記広告販促画像データの発行条件を満たすか否かを判定する判定部と、
   前記判定部によって前記広告販促画像データの発行条件を満たすと判定された場合、前記積算個数に対応する前記商品名に含まれる前記キーワードに対応付けられた前記広告販促画像データを、前記広告販促画像データ記憶部から読み出す読出部と、
   前記受信部によって受信された前記印刷データ、及び、前記読出部によって読み出された前記広告販促画像データを印刷するように前記印刷機構を制御する印刷制御部と、を備えたプリンター。
4. 前記広告販促画像データの発行条件は、予め定められたしきい値を含み、
   前記判定部は、前記積算部によって記憶された積算個数と前記しきい値とを比較し、当該比較の結果に基づき、前記積算部によって記憶された積算個数が前記広告販促画像データの発行条件を満たすか否かを判定する請求項３に記載のプリンター。
5. 前記広告販促画像データ記憶部は、前記印刷データ中の商品名に前記キーワードが含まれない場合に印刷されるキーワード無し時用の広告販促画像データを記憶し、
   前記読出部は、前記検出部によって前記キーワードが検出されない場合、前記キーワード無し時用の広告販促画像データを、前記広告販促画像データ記憶部から読み出す請求項１から４のいずれか１項に記載のプリンター。
6. 前記広告販促画像データ記憶部は、前記印刷データ中の商品名に１つ以上の特定のキーワードが含まれない場合に印刷されるキーワード無し時用の広告販促画像データを記憶し、
   前記読出部は、前記検出部によって前記特定のキーワードが検出されない場合、前記キーワード無し時用の広告販促画像データを、前記広告販促画像データ記憶部から読み出す請求項１から４のいずれか１項に記載のプリンター。
7. 前記受信部によって受信された印刷データは、第１のコマンド体系のコマンドを含み、
   前記読出部によって読み出された広告販促画像データは、第２のコマンド体系のコマンドを含む請求項１から６のいずれか１項に記載のプリンター。
8. 外部装置に接続可能なプリンター制御方法であって、
   前記外部装置から、少なくとも商品名及び価格を含む決済情報を印刷するための印刷データを受信する受信ステップと、
   前記受信ステップによって受信された前記印刷データ中の商品名からキーワードを検出する検出ステップと、
   前記検出ステップによって検出された前記キーワードごとに、当該キーワードを含む前記商品名に対応する価格を積算して積算価格を求める積算ステップと、
   前記積算ステップによって積算された前記積算価格が広告販促画像データの発行条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
   前記キーワードと前記広告販促画像データとは対応付けられて記憶されており、
   前記発行条件を満たすと判定された場合、前記積算価格に対応する前記商品名に含まれる前記キーワードに対応付けられた前記広告販促画像データを、読み出す読出ステップと、
   前記受信ステップによって受信された前記印刷データ、及び、前記読出ステップによって読み出された前記広告販促画像データを印刷する印刷ステップと、を備えたプリンター制御方法。

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