JP2006062084A - 感熱記録装置、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents

感熱記録装置、プログラム、及び、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 各色の材料感度が異なる場合にも最適な印画エネルギで重ね印画を行い、画質の安定化を図ることを可能とする感熱記録装置等を提供する。
【解決手段】 パーソナルコンピュータ101の制御部201は、画像読取手段111により画像データ20を取得し、重ね印画最適化手段112により各色毎の重ね印画画像32の画像データを作成し、各色毎の重ね印画画像32に対して、印画エネルギテーブル35に基づいて、層構成に応じた最適な印画エネルギ37の値に変換し、変換された重ね印画画像33の画像データを、サーマルプリンタ102に送り、サーマルプリンタ102は、画像印画手段113により、画像データに応じてサーマルヘッド215の印画エネルギ37を制御し、画像を印画出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多色印画を行う感熱記録装置に係り、特に、各色の材料感度の異なる場合にも、最適な印画エネルギで重ね印画を行う重ね印画最適化処理に関する。
サーマルプリンタは、記録シートに重ねたインクリボンの背後をサーマルヘッドで加熱し、インクリボンのインクを記録シートに熱転写して印画する装置である。インクリボンは、熱溶融性着色インキ層を有する熱転写シートであり、記録シートは、中間転写材料(ポリエステルフィルム)、紙、プラスチックシート等の受像シートである。
サーマルヘッドは、基板上に一列に形成される複数の発熱抵抗体から成る。サーマルプリンタは複数のインクリボンを備え、記録シートの同一位置に複数色のインクリボンのインクを重ねて転写することで、カラー印刷を行う。例えば、複数のインクリボンは回転式に設置され、熱転写を行うインクリボンをサーマルヘッドの位置に移動するようになっている。また、記録シート搬送装置は、記録シートを印画位置であるサーマルヘッドの位置に搬送し、記録シートの所定の印画範囲が印画される。サーマルヘッドに画像データを入力すると、画像データに応じたエネルギがサーマルヘッドに印加され、記録シートに画像が出力される。
従来、色ずれ、かすれ等が発生しない良好な安定した画像の得ることを目的として、1つの層構成に合わせた最適な印画エネルギで重ね印画を行ったり、各サーマルヘッド、定着用光源間の温度差を減少させ、良好な画像の得られる多色感熱記録装置が提案されている。(例えば、特許文献1)
特開平05−124236号公報
しかしながら、多色印画を行う感熱記録装置の各色の材料感度が異なる場合の重ね印画最適化処理においては、図13の従来の重ね印画最適化処理(各色インクリボン間)1300に示すように、例えば、InTM(中間転写材料)、Bk(ブラックリボン)、Cy(シアンリボン)間で、Bkに最適な印画エネルギで印画を行うと、印画結果1302は、InTM−Cy間でかすれ、Bk−Cy間では、全く印画されない。また、最適印画エネルギが最も高い、Bk−Cyで印画を行うと、Bk−Cyでは正常に印画できるようになるが、InTM−Bk、InTM−Cyで印画エネルギ過多によるインクリボン切れやシワが発生したり、サーマルプリンタヘッド(TPH)の寿命が短くなる。InTM、Cy、Bkの感度を同一にすれば問題を解消できるが、数%以内の感度合わせは難しい。
また、図14の従来の重ね印画最適化処理(領域毎)1400に示すように、InTM、Cy間の領域毎の最適な印画エネルギ1401の場合、InTM−Cy間で最適な印画エネルギで印画すると、印画結果1402は、Bkの境界の内側1412では、エネルギが不足し、かすれ、Bkの境界の外側1411では、全く印画されない。また、最適印画エネルギが最も高い、Bkの境界の外側に合わせると、InTM−Cy、Bkの境界の内側で、印画エネルギ過多によるインクリボン切れやシワが発生したり、サーマルプリンタヘッドの寿命が短くなる。Cyの感度を領域毎に合わせることは難しい。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、各色の材料感度が異なる場合にも最適な印画エネルギで重ね印画を行い、画質の安定化を図ることを可能とする感熱記録装置等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために本発明は、サーマルヘッドにより2色以上の発色層を有する感熱記録材を用いて、写像シートに印画する感熱記録装置であって、前記写像シート及び前記感熱記録材の層構成に応じた最適な印画エネルギを記憶する印画エネルギテーブルと、画像データを取得し、記憶する取得手段と、前記画像データから、各色毎の画像データを作成する作成手段と、前記印画エネルギテーブルに基づいて、前記各色毎の画像データに対して、当該層構成に応じた最適な印画エネルギに変換する印画エネルギ最適化手段と、変換された前記画像データを、前記サーマルヘッドに送り、前記受像シートに印画する印画手段と、を具備することを特徴とする感熱記録装置である。
また、前記印画エネルギ最適化手段は、各色毎の画像データの同一画素位置の対象画素の比較を行い、前記層構成毎の領域に分け、前記印画エネルギテーブルに基づいて、前記領域に対して、当該層構成に応じた印画エネルギに変換することが望ましい。
また、前記印画エネルギ最適化手段は、各色毎の画像データの同一画素位置の対象画素の比較を行い、前記層構成毎の領域に分け、更に、周辺画素の比較を行い、各色の境界の内側、又は外側の領域を分け、前記印画エネルギテーブルに基づいて、前記領域に対して、当該層構成に応じた印画エネルギに変換することが望ましい。
本発明による感熱記録装置は、写像シート及び感熱記録材の層構成に応じた最適な印画エネルギを記憶する印画エネルギテーブルを有し、画像データを取得、記憶し、画像データから、各色毎の画像データを作成し、印画エネルギテーブルに基づいて、各色毎の画像データに対して、当該層構成に応じた最適な印画エネルギに変換することにより、画像補正処理された画像データを、サーマルヘッドに送り、印画する。
「感熱記録装置」は、記録シートに重ねたインクリボンの背後をサーマルヘッドで加熱し、インクリボンのインクを記録シートに熱転写して印画する装置である。
「サーマルヘッド」は、基板上に一列に形成される複数の発熱抵抗体から成る。サーマルヘッドに画像データを入力すると、画像データに応じたエネルギがサーマルヘッドに印加され、記録シートに画像が出力される。
「印画エネルギ」は、画像印画する際に、画像データに応じてサーマルヘッドに印加されるエネルギであり、感熱記録材に、サーマルヘッドから印画エネルギに応じた熱が伝えられると、その部分だけが溶けて、記録シートに付着する。
「感熱記録材」は、熱溶融性着色インキ層を有するインクリボン等の熱転写シートである。
「記録シート」は、中間転写材料、紙、プラスチックシート等の受像シートである
第2の発明は、コンピュータを第1の発明の感熱記録装置として機能させるプログラムである。
第3の発明は、コンピュータを第1の発明の感熱記録装置として機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
上述のプログラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、各色の材料感度が異なる場合にも最適な印画エネルギで重ね印画を行い、画質の安定化を図ることを可能とする感熱記録装置等を提供することができる。
以下に、添付図面を参照しながら、本発明に係る感熱記録装置等の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明および添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.構成)
(1.1 感熱記録装置100の概略構成)
図1は、本発明の本実施の形態に係る感熱記録装置100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、感熱記録装置100は、パーソナルコンピュータ101と、サーマルプリンタ102等により実現される。
パーソナルコンピュータ101は、画像読取手段111、重ね印画最適化手段112、画像メモリ30、最適印画エネルギテーブル35等を備える。
サーマルプリンタ102は、画像印画手段113を備える。
画像読取手段111は、例えば、画像データ20が記録された記録媒体等から読み取ることにより、画像データ20を取得し、記憶装置202の画像メモリ30に格納する。
重ね印画最適化112は、取得した画像データ20から、各色毎の画像データを作成し、最適印画エネルギテーブル35に基づいて、各色毎の画像データに対して、その層構成に応じた最適な印画エネルギに変換する重ね印画最適化処理を行う。
画像印画手段113は、パーソナルコンピュータ101から印画する画像データが送られると、画素値に応じた印画エネルギをサーマルヘッドに印加し、出力画像21を出力する。
(1.2 ハードウェア構成)
次に、感熱記録装置101のハードウェア構成を説明する。図2は、感熱記録装置100のハードウェア構成図である。
図2に示すように、感熱記録装置100は、パーソナルコンピュータ101と、サーマルプリンタ102等から構成される。
パーソナルコンピュータ101は、制御部201、記憶装置202(ハードディスク)、メディア入出力部203(CD−ROM)、通信制御部204(通信制御装置、通信ポート等)、入力部(キーボード、マウス等)205、表示部(ディスプレイ)206、プリンタポート207等が、バス209を介して接続される。
制御部201は、CPU、ROM、RAM等で構成され、大容量記憶媒体としての記憶装置202に格納されたプログラムに従って、バス209を介して接続された各装置を駆動制御する。
記憶装置202には、各構成部分を駆動制御する制御プログラム40、画像補正処理(重ね印画最適化処理)プログラム41、及び画像メモリ30、最適印画エネルギテーブル35等が格納されている。
これらの各プログラムコードは、制御部201により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
メディア入出力部203(CD−ROMドライブ装置、記録メディア読取装置等)は、画像データ20の読み込みや、制御部201のROMや記憶装置202に記憶されているプログラムや情報をバージョンアップ、機器設定等の設定を行う際に用いられる。
通信制御部204は、通信制御装置、通信ポート等であり、ネットワーク109を介して、他のコンピュータと感熱記録装置100間の通信制御を行う。
入力部205は、キーボード、マウス等であり、表示部206(ディスプレイ)に表示された操作案内、各種処理、操作を行う。
プリンタポート207は、サーマルプリンタ102からの接続ケーブル210(USBケーブル等)を接続するためのポートである。
サーマルプリンタ102は、バッファメモリ211、プリンタ制御部212、ヘッド駆動部213、モータ駆動部214等が、バス209を介して接続される。
バッファメモリ211には、パーソナルコンピュータ101から転送された画像データが蓄えられる。
プリンタ制御部212は、バッファメモリ211の画像データをサーマルヘッド215へ転送するとともに、サーマルヘッド駆動部213、モータ駆動部214を同期駆動し、画像印画する。
サーマルヘッド駆動部213は、サーマルヘッド215を駆動する。
モータ駆動部214は、例えば、回転式インクリボン装置のインクリボン送りモータ216を駆動する。
(1.3 記憶装置202のデータ構成)
次に、記憶装置202における感熱記録装置関連のデータ内容について説明する。図3は、記憶装置202における感熱記録装置関連のデータ構成を示す。
図3に示すように、記憶装置202内には、画像メモリ30、最適印画エネルギテーブル35、及び制御プログラム40、画像補正処理プログラム41等が格納されている。
画像メモリ30には、画像31、重ね印画画像32、変換された重ね印画画像33等を格納する。画像31は、感熱記録装置100が取得した元画像としての画像データ20を登録したものである。重ね印画画像32は、各色毎の画像であり、例えば、Bk(ブラックリボン)画像32−1、Cy(シアンリボン)画像32−2、…からなる。変換された重ね印画画像33は、各色毎の重ね印画画像32に対して、最適印画エネルギテーブル35に基づいて、最適な印画エネルギに変換した画像である。変換された重ね印画画像33は、各色毎の変換された画像であり、例えば、Bk画像33−1、Cy画像33−2、…からなる。
最適印画エネルギテーブル35は、感熱記録材であるインクリボンの層構成36と最適な印画エネルギ37等からなる。層構成36は、記録シート(中間転写材料、紙等)と各色のインクリボンにおいて、2種類の材料感度の異なる層構成を表し、例えば、「InTM(中間転写材料)−Bk」、「InTM−Cy」、「Bk−Cy」等である。印画エネルギ37は、画像印画する際に、画像データに応じてサーマルヘッドに印加されるエネルギであり、0〜100%まで変化させ、感熱記録材(インクリボン)に、サーマルヘッドから印画エネルギ37に応じた熱が伝えられると、その部分だけが溶けて、記録シートに付着する。予め、層構成36に応じて、実際に印画を行い、最適な印画エネルギ37を実測により算出し、最適印画エネルギテーブル35を作成する。例えば、層構成36「InTM−Bk」の最適な印画エネルギ37は「40%」である。
制御プログラム40は、パーソナルコンピュータ101の各構成部分を駆動制御するプログラムである。
画像補正処理プログラム41は、実行可能プログラムであり、画像読取手段111、重ね印画最適化手段112の処理に該当するプログラムである。
(2.処理手順)
(2.1 画像データ20の取得)
次に、図4を参照しながら、感熱記録装置100の重ね画像最適化を行う画像補正処理の処理手順を説明する。図4は、感熱記録装置100の重ね画像最適化を行う画像補正処理の処理手順を示すフローチャートである。
パーソナルコンピュータ101の制御部201は、画像データ20を読み込む(ステップ401)。制御部201は、例えば、メディア入出力部203(CD−ROMドライブ装置、記録メディア読取装置等)を介して、画像データ20を読み込む。
制御部201は、取得した画像データ20を、画像31として、記憶装置202の画像メモリ30に記憶する(ステップ402)。
(2.2 重ね印画最適化処理42)
次に、制御部201は、画像メモリ30から画像31を取得し、各色毎の重ね印画画像32を作成する(ステップ403)。
制御部201は、各色毎の重ね印画画像32に対して、最適印画エネルギテーブル35に基づく、最適な印画エネルギに変換された重ね印画画像33を作成する(ステップ404)。
本実施の形態では、InTM(中間転写材料)にBk(ブラック)、Cy(シアン)等の2色のインクリボンを用いて印画する場合を説明する。
(2.2.1 各色インクリボン間の重ね印画最適化処理)
次に、各色インクリボン間の重ね印画最適化処理を説明する。図5は、各色インクリボン間の最適印画エネルギテーブル35の作成方法を示す。図6は、各色インクリボン間の最適印画エネルギに基づく印画方法を示す。図7は、最適印画エネルギに基づく印画方法における同一画素位置比較を示す。
まず、予め、各色インクリボン間の最適印画エネルギテーブル35を作成し、記憶装置202に記憶しておく。図5に示すように、制御部201は、InTM(中間転写材料)、Bk(ブラックリボン)、Cy(シアンリボン)等の各色のインクリボン間の層構成「InTM−Bk」、「InTM−Cy」、「Bk−Cy」に対して、実際に印画を行い、最適な印画エネルギを実測し、算出する。制御部201は、算出した結果より、最適印画エネルギテーブル35を作成する。例えば、最適印画エネルギテーブル35は、層構成36「InTM−Bk」の最適な印画エネルギ37「40%」、層構成36「InTM−Cy」の最適な印画エネルギ37「50%」、層構成36「Bk−Cy」の最適な印画エネルギ37「80%」等のデータからなる。
図6、図7に示すように、制御部201は、印画する画像61とその層構造62から、Bk画像32−1、Cy画像32−2等の各色毎の画像に分け、重ね印画画像32として記憶装置202の画像メモリ30に記憶する。図7に示すように、制御部201は、InTM画像71、Bk画像32−1、Cy画像32−2の同一画素位置の処理対象画素70を順に比較し、層構成36「InTM−Bk」、「InTM−Cy」、「Bk−Cy」の領域に分け、最適印画エネルギテーブル35に基づいて、それぞれの領域に対して、最適な印画エネルギ37の値に変換し、変換されたBk画像33−1、変換されたCy画像33−2等を作成する。制御部201は、変換されたBk画像33−1、Cy画像33−2を、変換された重ね印画画像33として記憶装置202の画像メモリ30に記憶する。
(2.2.2 領域毎の重ね印画最適化処理)
次に、領域毎の重ね印画最適化処理を説明する。図8は、領域毎の最適印画エネルギテーブル35の作成方法を示す。図9は、領域毎の最適印画エネルギに基づく印画方法を示す。図10は、最適印画エネルギに基づく印画方法における周辺画素比較を示す。
予め、領域毎の最適印画エネルギテーブル35を作成し、記憶装置202に記憶しておく。図8に示すように、制御部201は、InTM(中間転写材料)、Bk(ブラックリボン)、Cy(シアンリボン)等の記録シートと各色のインクリボン間の層構成「InTM−Bk」、「InTM−Cy」、「InTM−Bk近傍Cy」、「Bk−Cy」に対して、実際に印画を行い、最適な印画エネルギを実測し、算出する。制御部201は、算出した結果より、最適印画エネルギテーブル35を作成する。
領域毎の最適印画エネルギテーブル35の特徴点としては、記録シート及び各色のインクリボン間の層構成に対する最適な印画エネルギに加え、各色の境界の内側又は外側(近傍)の領域に応じた最適な印画エネルギを記憶する。例えば、最適印画エネルギテーブル35は、層構成36「InTM−Bk」の最適な印画エネルギ37「40%」、層構成36「InTM−Cy」の最適な印画エネルギ37「50%」、層構成36「Bk−Cy」の最適な印画エネルギ37「80%」等のデータに加え、層構成36「InTM−Cy」の領域において、Bk画像の境界の内側/外側の領域を示す層構成36「InTM−Bk近傍Cy」の最適な印画エネルギ37「70%」を格納する。
図9、図10に示すように、制御部201は、印画する画像91とその層構造92から、Bk画像32−1、Cy画像32−2等の各色毎の画像に分け、重ね印画画像32として記憶装置202の画像メモリ30に記憶する。
図10に示すように、制御部201は、InTM画像71、Bk画像32−1、Cy画像32−2の同一画素位置の処理対象画素70を順に比較し、「InTM−Bk」領域75、「InTM−Cy」領域76、「Bk−Cy」領域77に分け、更に、「InTM−Cy」領域76においてはBk画像33−1の周辺画素73内にBkが含まれるか否か判別し、「InTM−Cy」領域76と「InTM−Bk近傍Cy」78領域に分ける。周辺画素73のサイズは、例えば、プリンタが600dpi、0.1mm精度の場合、11×11画素程度が最適であるが、プリンタの精度や解像度に応じて変更する必要がある。
制御部201は、最適印画エネルギテーブル35に基づいて、それぞれの領域「InTM−Bk」領域75、「InTM−Cy」領域76、「InTM−Bk近傍Cy」領域78、「Bk−Cy」領域77に対して、層構成36に応じた最適な印画エネルギ37の値に変換し、変換されたBk画像33−1、変換されたCy画像33−2等を作成する。
例えば、変換されたBk画像33−1の「InTM−Bk」領域75の印画エネルギ37は40%、変換されたCy画像33−2の「InTM−Cy」領域76の印画エネルギ37は50%、「InTM−Bk近傍Cy」領域78の印画エネルギ37は70%、「Bk−Cy」領域77の印画エネルギ37は80%となる。
制御部201は、変換されたBk画像33−1、Cy画像33−2等を、変換された重ね印画画像33として記憶装置202の画像メモリ30に記憶する。
(2.2.3 その他の重ね印画最適化処理)
次に、2値画像81−階調画像82間の重ね印画最適化処理、階調画像82−階調画像82間の重ね印画最適化処理を説明する。図11は、2値画像81−階調画像82間の重ね印画最適化処理を示す。図12は、階調画像82−階調画像82間の重ね印画最適化処理を示す。
図11に示すように、例えば、Cyが階調画像82の網点形状(複数のドットで構成)で表現される場合、スクリーニングを行い、前述した2.2.2領域毎の重ね印画最適化処理と同様な処理手順により、最適印画エネルギテーブル35に基づいて、層構成36「InTM−Bk」、「InTM−Cy網点」、「InTM−Cy網点」、「Bk−Cy網点」間でそれぞれ最適な印画エネルギ37の値に変換し、変換されたBk画像33−1、変換されたCy画像33−2等からなる変換された重ね印画画像33を作成する。例えば、変換されたCy画像33−2における、「InTM−Cy網点」領域85の印画エネルギ37は50%、「InTM−Bk近傍Cy網点」領域86の印画エネルギ37は70%、「Bk−Cy網点」領域87の印画エネルギは80%、「Bk−Bk近傍Cy網点」領域88の印画エネルギは100%となる。
また、図12に示すように、Mg(マゼンダリボン)とCyが階調画像82の網点形状(複数のドットで構成)で表現される場合、スクリーニングを行い、前述した2.2.2領域毎の重ね印画最適化処理と同様な処理手順により、「InTM−Cy網点」、「InTM−Mg網点」、「Mg網点−Cy網点」間でそれぞれ最適な印画エネルギ37の値に変換し、変換された変換されたCy画像33−2、Mg画像33−3等からなる変換された重ね印画画像33を作成する。例えば、変換されたCy画像33−2における、「InTM−Cy網点」領域85の印画エネルギ37は50%、「InTM−Mg網点」領域89の印画エネルギ37は80%、「Mg網点−Cy網点」領域90の印画エネルギは70%となる。
(2.3 画像印画処理)
制御部201は、プリンタポート207、接続ケーブル210を介して、サーマルプリンタ102に作成した変換された重ね印画画像33からなる画像データを送信する(ステップ405)。
サーマルプリンタ102のプリンタ制御部212は、バッファメモリ211に受信した画像データを格納し(ステップ406)、画像データに応じてサーマルヘッド215の印画エネルギを制御し、画像を印画出力する(ステップ407)。
(3.効果等)
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、感熱記録装置100は、予め、インクリボン(感熱記録材)の層構成36に応じた最適な印画エネルギ37からなる印画エネルギテーブル35を記憶しておき、取得した画像データ20と層構造から、各色毎の重ね印画画像32の画像データを作成し、各色毎の重ね印画画像32を、同一画像位置比較、及び周辺画素比較等を行い、層構成毎の領域に分け、それぞれの領域に対して、印画エネルギテーブル35に基づいて、層構成36に応じた最適な印画エネルギ37の値に変換し、変換された重ね印画画像33の画像データを、サーマルプリンタ102に送り、画像データに応じてサーマルヘッド215の印画エネルギを制御し、画像を受像シートに印画出力する。
これにより、各色のインクリボン間にそれぞれに最適な印画エネルギで印画するため、それぞれのインクリボン間で、エネルギ過多によるインクリボン切れやシワの発生等の防止、エネルギ不足によるかすれ等の不具合を解消し、サーマルプリンタヘッドの寿命を延ばす効果がある。また、インクリボン等の感熱記録材料側での感度合わせを行う必要もなくその他の性能向上に注力でき、材料開発が容易になる。
また、各色の境界の内側、外側にそれぞれの領域で、最適な印画エネルギで印画するため、それぞれの領域間で、エネルギ過多によるインクリボン切れやシワの発生等の防止、エネルギ不足によるかすれ等の不具合を解消し、サーマルプリンタヘッドの寿命を延ばす効果がある。
更に、各色の材料感度が異なる場合に最適なエネルギで重ね印画を行うため、より均一な濃度の画像を得ることができ、画質の安定化を図ることを可能とする。
尚、本実施の形態では、図1に示すように、パーソナルコンピュータ101とサーマルプリンタ102からなる感熱記憶装置100において、パーソナルコンピュータ101の制御部201が重ね印画最適化処理を行い、作成した画像データをサーマルプリンタ102側に送り、サーマルプリンタ102が画像印画するが、パーソナルコンピュータ101を設けずに、サーマルプリンタ102のプリンタ制御部212が画像データの重ね印画最適化処理を行ってもよい。
また、本実施の形態では、受像シートとしてInTM(中間転写材料)を用いたが、紙、プラスチックシート等を用いてもよい。
また、本実施の形態では、InTM(中間転写材料)にBk(ブラック)、Cy(シアン)等の2色のインクリボンを用いて印画する場合を説明したが、Bk(ブラック)、Cy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Y(イエロー)等の2色以上のインクリボンを用いて印画する場合でも、本実施の形態と同様な重ね印画最適化処理を行う。
尚、図4等に示す処理を行うプログラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る感熱記録装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の本実施の形態に係る感熱記録装置100の概略構成を示す図 感熱記録装置100のハードウェア構成図 記憶装置202における感熱記録装置関連のデータ構成を示す図 感熱記録装置100の重ね画像最適化を行う画像補正処理の処理手順を示すフローチャート 各色インクリボン間の最適印画エネルギテーブル35の作成方法を示す図 各色インクリボン間の最適印画エネルギに基づく印画方法を示す図 最適印画エネルギに基づく印画方法における同一画素位置比較を示す図 領域毎の最適印画エネルギテーブル35の作成方法を示す図 領域毎の最適印画エネルギに基づく印画方法を示す図 最適印画エネルギに基づく印画方法における周辺画素比較を示す図 2値画像81−階調画像82間の重ね印画最適化処理を示す図 階調画像82−階調画像82間の重ね印画最適化処理を示す図 従来の重ね印画最適化処理(各色インクリボン間)1300に示す図 従来の重ね印画最適化処理(領域毎)1400に示す図
符号の説明
100………感熱記録装置
101………パーソナルコンピュータ
102………サーマルプリンタ
111………画像読取手段
112………重ね印画最適化手段
113………画像印画手段
201………制御部
202………記憶装置
207………プリンタポート
210………接続ケーブル
211………バッファメモリ
212………プリンタ制御部
213………ヘッド駆動部
214………モータ駆動部
215………サーマルヘッド
20………画像データ
21………出力画像
30………画像メモリ
31………画像
32………重ね印画画像
33………変換された重ね印画画像
35………最適印画エネルギテーブル
36………層構成
37………印画エネルギ
70………処理対象画素
73………周辺画素

Claims (8)

  1. サーマルヘッドにより2色以上の発色層を有する感熱記録材を用いて、写像シートに印画する感熱記録装置であって、
    前記写像シート及び前記感熱記録材の層構成に応じた最適な印画エネルギを記憶する印画エネルギテーブルと、
    画像データを取得し、記憶する取得手段と、
    前記画像データから、各色毎の画像データを作成する作成手段と、
    前記印画エネルギテーブルに基づいて、前記各色毎の画像データに対して、層構成に応じた最適な印画エネルギに変換する印画エネルギ最適化手段と、
    変換された前記画像データを、前記サーマルヘッドに送り、前記受像シートに印画する印画手段と、
    を具備することを特徴とする感熱記録装置。
  2. 前記印画エネルギ最適化手段は、
    各色毎の画像データの同一画素位置の対象画素の比較を行い、前記層構成毎の領域に分け、前記印画エネルギテーブルに基づいて、前記領域に対して、当該層構成に応じた印画エネルギに変換することを特徴とする請求項1に記載の感熱記録装置。
  3. 前記印画エネルギ最適化手段は、
    各色毎の画像データの同一画素位置の対象画素の比較を行い、前記層構成毎の領域に分け、更に、各色毎の画像データの周辺画素の比較を行い、各色の境界の内側、又は外側の領域を分け、前記印画エネルギテーブルに基づいて、前記領域に対して、当該層構成に応じた印画エネルギに変換することを特徴とする請求項1に記載の感熱記録装置。
  4. 前記周辺画素は、前記対象画素の周辺を表す所定サイズの画素であり、前記周辺画素のサイズはプリンタの精度や解像度に応じて変えることを特徴とする請求項3に記載の感熱記録装置。
  5. 前記最適印画エネルギテーブルは、更に、各色の境界の内側、又は外側の領域に応じた最適な印画エネルギを記憶することを特徴とする請求項3に記載の感熱記録装置。
  6. 前記受像シートは、中間転写材料、紙、プラスチックシートのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の感熱記録装置。
  7. コンピュータを請求項1に記載の感熱記録装置として機能させるプログラム。
  8. コンピュータを請求項1記載の感熱記録装置として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
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