JP2673504B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JP2673504B2
JP2673504B2 JP17310296A JP17310296A JP2673504B2 JP 2673504 B2 JP2673504 B2 JP 2673504B2 JP 17310296 A JP17310296 A JP 17310296A JP 17310296 A JP17310296 A JP 17310296A JP 2673504 B2 JP2673504 B2 JP 2673504B2
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ink
color
color surface
sheet
sublimable
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哲夫 渡辺
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、インクシ−トの
インクをサ−マルヘッドによって熱転写して用紙に記録
を行う、プリンタ・コピー・ファクシミリなどの熱転写
記録装置に適用し得る。 【0002】 【従来の技術】従来の熱転写プリンタは、昇華性インク
シ−トを用いる昇華転写プリンタと溶融性インクシ−ト
を用いる溶融転写プリンタとが別々に存在し、これらを
用途に応じて使い分けていた。すなわち、前者はアナロ
グ的な連続階調表現が可能で、たとえば銀塩写真に近い
表現が可能であるが、後者は付く付かないの二値的な使
い方がなされ、キャラクタや線画を鮮明に転写すること
はできるが、高階調ということでは、前者に数段劣るた
め、高階調画像を要する場合は前者、鮮明な文字や線画
を要する場合は後者をそれぞれ使用していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このため、1台の記録
装置で、昇華性インクによる高階調な画像転写と溶融性
インクによる鮮明な文字・線画転写とを混在してプリン
トすることは困難であった。従来のものの中には、高密
ドットをマトリックス状に配置し、溶融転写で階調を高
くすることも行われているが、この場合には、サ−マル
ヘッド自体がコスト高になるばかりでなくマトリックス
回路の付加等で電気的にも複雑化するなどの不利があっ
た。 【0004】そこで、この発明の目的は、1台の記録装
置によって、昇華性インクによる高階調な画像転写と溶
融性インクによる鮮明な文字・線画転写とを混在してプ
リントできるようにすることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、たとえば以下の図示実施の形態に示す
とおり、インクシート10・15のインクをサーマルヘ
ッド16によって熱転写して用紙17に記録を行う熱転
写記録装置において、前記インクシート10・15とし
て、高階調画像形成に用いる昇華性インクによる色面1
1・11y・11m・11cと文字や線画形成に用いる
溶融性インクによる色面12とを区画形成したものを用
い、そのインクシート10・15の使用状態にある色面
が前記昇華性インクによる色面11・11y・11m・
11cか前記溶融性インクによる色面12かを検知する
センサ19を備えるとともに、前者の色面転写時と後者
の色面転写時とで、前記サーマルヘッド16への熱エネ
ルギー印加形態を異ならしめるとともに、前者の場合よ
りも後者の場合の改行時間を短く制御する制御手段を備
えることを特徴とする。 【0006】そして、センサ19により、インクシート
10・15の使用状態にある色面が昇華性インクによる
色面11・11y・11m・11cか溶融性インクによ
る色面12かを検知し、制御手段により、前者の色面転
写時と後者の色面転写時とでサーマルヘッド16への熱
エネルギー印加形態を異ならしめるとともに、前者の場
合よりも後者の場合の改行時間を短く制御しながら、サ
ーマルヘッド16で熱転写して用紙17に前者を用いて
高階調画像記録を行い、後者を用いて文字や線画記録を
行う。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面にしたがって詳述する。図1には、この発明による熱
転写記録装置で用いるインクシ−トを示す。このインク
シ−ト10は、モノクロ階調画像形成に用いる黒色の昇
華性インクによる色面11と文字や線画形成に用いる同
色の溶融性インクによる色面12とが交互に区画形成さ
れる。そして、それらの各色面11・12には、色判別
マ−ク13bと、昇華性インクであるか溶融性インクで
あるかをたとえば長短によって判別するインク判別マ−
ク141・142とが施されている。 【0008】図2には、この発明による熱転写記録装置
で用いる他のインクシ−トを示す。このインクシ−ト1
5は、カラ−階調画像形成に用いるイエロ−・マゼンタ
・シアンの3色の昇華性インクによる色面11y・11
m・11cと、文字や線画形成に用いる黒色の溶融性イ
ンクによる色面12とが順次区画形成される。そして、
それらの各色面11y・11m・11cおよび12に
は、4色の色をマ−クの個数で判別する色判別マ−ク1
3y・13m・13c・13bと、昇華性インクである
か溶華性インクであるかをたとえば長短によって判別す
るインク判別マ−ク141・142とが施されている。 【0009】溶融性インクと昇華性インクでは熱特性が
異なるため、図3に示すサ−マルヘッド16への熱エネ
ルギー印加形態を、図4に示すように通電時間を変える
ことにより異ならしめる必要がある。たとえば、溶融性
インクの場合は5ms、昇華性インクの場合は5〜20ms
の可変域というように差を設ける。また、用紙17の改
行時間も、図5に示すように昇華性インクの場合よりも
溶融性インクの場合を短く制御する必要がある。 【0010】図3において、インクシ−ト10または1
5の色判別マ−ク13y・13m・13c・13bとイ
ンク判別マ−ク141・142とはそれぞれセンサ18・
19によって検知される。つまり、センサ18で色判別
マ−ク13y・13m・13c・13bを検知してイン
クシート10または15の使用状態にある色面の色を検
知するとともに、センサ19でインク判別マ−ク141
・142を検知してその色面が昇華性インクによる色面
11・11y・11m・11cか溶融性インクによる色
面12かを検知する。他方、高階調画像入力の場合に
は、色変換部20によってイエロ−、マゼンタ、シアン
の3色に分離されてメモリ−21に記憶され、文字また
は線画入力の場合はそのままメモリ−21に記憶され
る。 【0011】メモリ−21に記憶された画像デ−タは、
画像デ−タ読出部22によって読み出され、階調変換部
23を介して熱変換部24に入力される。また、文字・
線デ−タの場合は、文字・線デ−タ読出部25によって
読み出されてそのまま熱変換部24に入力される。用紙
17を送るラインフィ−ド機構26は、画像デ−タと文
字・線デ−タとで図5に示すように異なる制御を受け
る。すなわち、昇華性インクの場合よりも溶融性インク
の場合の改行時間を短く制御する制御手段を備える。 【0012】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、1台の記録装置でしかも同じインクシ−トによっ
て、昇華性インクによる高階調な画像転写と溶融性イン
クによる鮮明な文字・線画転写とを混在してプリントで
きるため経済的である。また、昇華性インクの場合より
も溶融性インクの場合の改行時間を短く制御するから、
溶融性インクを用いる場合の記録スピードを速めること
がことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明による熱転写記録装置で用いるインク
シ−トの説明図である。 【図2】この発明による熱転写記録装置で用いる他のイ
ンクシートの説明図である。 【図3】この発明による熱転写記録装置における制御回
路のブロック図である。 【図4】溶融性インクと昇華性インクの熱特性を示す線
グラフである。 【図5】文字・線画出力時と高階調画像出力時のサ−マ
ルヘッドの通電時間および用紙の改行時間の関係を示す
タイミングチャ−トである。 【符号の説明】 10 インクシ−ト 11・11y・11m・11c 昇華性インクによる色面 12 溶融性インクによる色面 15 インクシ−ト 16 サ−マルヘッド 17 用紙 19 センサ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.インクシートのインクをサーマルヘッドによって熱
    転写して用紙に記録を行う熱転写記録装置において、前
    記インクシートとして、高階調画像形成に用いる昇華性
    インクによる色面と文字や線画形成に用いる溶融性イン
    クによる色面とを区画形成したものを用い、そのインク
    シートの使用状態にある色面が前記昇華性インクによる
    色面か前記溶融性インクによる色面かを検知するセンサ
    を備えるとともに、前者の色面転写時と後者の色面転写
    時とで、前記サーマルヘッドへの熱エネルギー印加形態
    を異ならしめるとともに、前者の場合よりも後者の場合
    の改行時間を短く制御する制御手段を備えることを特徴
    とする、熱転写記録装置。
JP17310296A 1996-06-12 1996-06-12 熱転写記録装置 Expired - Lifetime JP2673504B2 (ja)

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JPH08310090A JPH08310090A (ja) 1996-11-26
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