JP4929737B2 - 熱転写記録装置及び熱転写記録方法 - Google Patents

熱転写記録装置及び熱転写記録方法 Download PDF

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Description

本発明は、サーマルヘッドを有する熱転写記録装置に関し、更に詳しくは、印画画像に白裏打ち処理を行う場合に、蓄熱やインクの重なりの影響による画質低下を抑制する熱転写記録装置及び熱転写記録方法に関する。
熱転写記録装置(サーマルプリンタ)は、記録紙に重ねられたインクリボンの背後をサーマルヘッドで加熱し、インクリボンのインクを記録紙に熱転写して印がする装置である。インクリボンは、熱溶融性または昇華性の着色インキ層を有する熱転写シートであり、記録紙は、紙やプラスチックシート等の受像シートである。
サーマルヘッドは、基板上に一列に形成される複数の発熱抵抗体から成る。熱転写プリンタには複数のインクリボンが備えられ、記録紙の同一位置に複数色のインクリボン(例えば、イエローY、マゼンダM、シアンC、ブラックK)のインクを重ねて転写することで、カラー印刷を行うことができる。例えば、複数のインクリボンが回転式に設置され、熱転写を行うインクリボンをサーマルヘッドの位置に移動できるようになっている。また、記録紙搬送装置は、記録紙を印画位置であるサーマルヘッドの位置に搬送し、記録紙の所定の印画範囲が印画される。
サーマルヘッドに画像データを入力すると、画像データに応じたエネルギーがサーマルヘッドに印加され、記録紙に画像が出力される。しかしながら、サーマルヘッドを用いて出力を行う熱転写記録装置では、印画が続くとサーマルヘッドの発熱抵抗体の温度が上昇し、蓄熱される熱の影響を受けて、例えば一定の画像データを入力したとしても徐々に印画記録濃度が上昇する。このため、出力画像の濃度が不均一になったり、画像の輪郭がぼやけたりすることがある。従って、安定した画質の画像を得るためには、温度上昇に応じてサーマルヘッドの印加エネルギーを制御する必要がある。
従来、サーマルヘッドに温度検出素子を設け、サーマルヘッド全体の温度から印画パルス幅や通電電流を制御し、蓄熱の影響を抑える熱転写記録装置や、サーマルヘッドの発熱抵抗体ごとに過去の印画履歴を演算する回路を備え、画素単位で印画パルス幅や電流値を制御する熱転写記録装置があった。
また、サーマルヘッドの温度補正を行う方法として、1つの画素に対して複数の周辺画素の蓄熱履歴を考慮に入れて画素補正演算を行い、画素補正演算が終了した1ラインごとに印画する方法や(特許文献1)、画像データの輪郭部分と、輪郭以外の面積の違いを考慮した画素の蓄熱補正演算(特許文献2)が提案されている。
特開平5−169709号公報 特願2004−102164
しかしながら、カラー画像の印画においては、CMYKのインキの重なりによる段差の影響を受け、従来の蓄熱補正では、印画画像境界の上端部では、印画エネルギーの不足により印画かすれが生じるという問題がある。一方、この印画かすれをなくすために、画像全体、あるいは、画像の輪郭全体の印画エネルギーを上げるよう補正すると、サーマルヘッドの蓄熱により、印画画像下部では、インクリボンにしわができ、印画画像にもしわができてしまうという問題がある。
これらの問題は、ポリカーボネイト・フィルム等のプラスチックシートにカラー画像を印画し、カラー画像に白色の裏打ちを印画する場合に大きな問題となる。
すなわち、図9に示すように、ポリカーボネイト・フィルム等の印画媒体61上には、カラーのインクリボンによりC(シアン)63、Y(イエロー)65、M(マゼンダ)67、K(ブラック)69の印画を重ねて行い、その上に更に、白色の裏打ち(白裏打ち)71を重ねて印画する。
今、印画方向をAとすると、印画媒体61が記録紙搬送装置により印画方向Aと反対向きに搬送され、地点B1から順に右方向に順次、印画が行われる。地点B1では、まず、Cのインクリボンがサーマルヘッド位置にセットされ、1ライン分が、サーマルヘッドの移動(図9のB1地点の手前から奥に向かって移動)により印画され、同様に、Y、M、K、白の順に印画が行われ、1ライン分が完了すると、印画媒体61が記録紙搬送装置により印画方向Aと反対方向に搬送されて、次の1ラインが印画される。
今、白裏打ちを行う画像を図8(a)とする。従来の蓄熱補正処理により、同図(b)のような画像データを得て、方向A(印画方向)のように上部から下部へ印画を行うと、同図(c)のように、印画画像境界の上端部にかすれが生じてしまう。
これは、図9の地点B1の部分や地点B2のような印画の立ち上がり部分で起こるもので、C、Y、M、Kのインキが重なり合っているために段差が大きく、白の裏打ちの印画における印画エネルギーが不足することに起因する。
一方、このような印画画像境界の上端部でのかすれをなくすために、画像全体あるいは画像の輪郭の印画エネルギーを上げると、蓄熱によりインクリボンにしわが生じ、印画にも図8(d)に示すようなしわが生じてしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、カラー網点画像の段差の影響を受けず、白裏打ち部の印画かすれや印画じわを軽減する熱転写記録装置を提供することである。
前述の課題を解決するための第1の発明は、サーマルヘッドを有する熱転写記録装置であって、印画対象の画像データから白裏打ち印画領域を抽出する白裏打ち印画領域抽出手段と、前記白裏打ち印画領域の立ち上がり領域を、トーン補正領域として抽出するトーン補正領域抽出手段と、前記白裏打ち印画領域のうち、前記トーン補正領域に対応する画素のトーンを増加させ、印加エネルギーを上げるように補正するトーン補正手段と、を具備し、前記トーン補正領域抽出手段は、前記白裏打ち印画領域を示す画素に第1階調値、及びそれ以外の領域を示す画素に前記第1階調値と異なる第2階調値を割り当てた第1画像データを生成し、前記第1画像データの階調を反転し、前記白裏打ち印画領域を示す画素に前記第2階調値、及びそれ以外の領域を示す画素に前記第1階調値を割り当てた第2画像データを生成し、前記第2画像データ、又は前記第2画像データを印画方向に1ピクセルずつ移動させたデータのいずれか一方において前記第1階調値を取る画素に、前記第1階調値を割り当てた第3画像データを生成し、前記第1画像データにおいて前記第1階調値を取り、かつ、前記第3画像データにおいて前記第1階調値を取る画素を、前記トーン補正領域とすることを特徴とする熱転写記録装置である。
トーン補正領域抽出手段は、トーン補正を行う領域を、白裏打ちを印画する画像データの中から抽出する。これにより、白裏打ち画像の印画の立ち上がり領域が抽出される。
蓄熱補正処理手段は、白裏打ち画像データに対して、輪郭と、輪郭以外の部分の面積の違いを考慮した蓄熱補正を行う。
トーン補正手段は、蓄熱補正手段により得た蓄熱補正を施した画像データのなかの、トーン補正領域抽出手段により抽出した領域に対してトーン補正を行うものである。すなわち、白裏打ち画像の印画の立ち上がり領域のトーンを増加させ、印加エネルギーを上げるように補正する。
第2の発明は、熱転写記録方法であって、印画対象の画像データから白裏打ち印画領域を抽出する白裏打ち印画領域抽出工程と、前記白裏打ち印画領域の立ち上がり領域を、トーン補正領域として抽出するトーン補正領域抽出工程と、前記白裏打ち印画領域のうち、前記トーン補正領域に対応する画素のトーンを増加させ、印加エネルギーを上げるように補正するトーン補正工程と、を含み、前記トーン補正領域抽出工程は、前記白裏打ち印画領域を示す画素に第1階調値、及びそれ以外の領域を示す画素に前記第1階調値と異なる第2階調値を割り当てた第1画像データを生成し、前記第1画像データの階調を反転し、前記白裏打ち印画領域を示す画素に前記第2階調値、及びそれ以外の領域を示す画素に前記第1階調値を割り当てた第2画像データを生成し、前記第2画像データ、又は前記第2画像データを印画方向に1ピクセルずつ移動させたデータのいずれか一方において前記第1階調値を取る画素に、前記第1階調値を割り当てた第3画像データを生成し、前記第1画像データにおいて前記第1階調値を取り、かつ、前記第3画像データにおいて前記第1階調値を取る画素を、前記トーン補正領域とすることを特徴とする熱転写記録方法である。
本発明によれば、白裏打ちの立ち上がり部分に印画かすれや印画じわのない高品質な印画が可能な白裏打ち処理装置および熱転写記録装置を提供することが可能になる。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
熱転写記録装置の構成・機能)
まず、図1および図2に沿って、本発明の一実施形態に係る熱転写記録装置の構成と機能について説明する。
図1は、本実施形態に係る熱転写記録装置Sの構成例を示す図である。熱転写記録装置Sは、画像データ生成装置1と、印画部2から成る。
画像データ生成装置1は、例えば、汎用コンピュータ等を適用可能であり、制御部11、記憶部12、入力部13、表示部14、プリンタポート16、通信部15等からなる。記憶部12は、例えばハードディスク装置等であり、画像データや、制御部11で処理を実行する後述する画像処理用の各種プログラムや、画像処理用の各種パラメータ等を格納する。
入力部13は、例えばキーボード、マウス等であり、ユーザの指示等の入力に使用する。また、表示部は、例えばディスプレイであり、各種データを表示する。通信部15は、通信ポートや通信制御装置であり、ネットワークや他の装置との接続を行う。プリンタポート16は、USBケーブル等の接続ケーブル3等により印画部2を接続する。これらの構成要素は、バス17を介して相互に接続されている。
制御部11は、CPU(central processing unit)、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)等から構成されており、例えば記憶部12に格納された本発明の画像処理用プログラムを読出し実行し、上記の各構成要素を制御するとともに、本発明の画像データ取得手段、分版手段、輪郭拡張手段、シフト手段、網点変換手段、印画データ生成手段として機能する。これらの各手段については後述する。
印画部2は、バッファメモリ21とプリンタ制御部22、サーマルヘッド23、サーマルヘッド23を駆動するサーマルヘッド駆動部24と、インクリボン送りモータ25、インクリボン送りモータ25を駆動するモータ駆動部26で構成され、各構成要素はバス27を介して相互接続されている。
バッファメモリ21は、画像データ生成装置1から接続ケーブル3を介して転送される画像データを一時的に格納する。
プリンタ制御部22は、バッファメモリ21に一時的に格納されている画像データをサーマルヘッド23へ転送する制御を行うとともに、サーマルヘッド駆動部24およびモータ駆動部26を制御して記録シートに画像を印画する印画手段として機能する。
記録シートに画像を印画するためには、プリンタ制御部22により、画像データに応じてサーマルヘッド23に印加されるエネルギー(例えば、0〜100%まで変化)が設定され、画像印画の際に、サーマルヘッド23から設定されたエネルギーに応じた熱がインクリボンに印加され、これにより、印加部分のインクが溶融あるいは昇華して記録シートに付着する。記録シートは、例えば、紙や中間転写フィルム、ポリカーボネート等のシートである。
また、インクリボンには、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4種類があり、これらのインクを重ねて転写することによりカラー印画が行われる。
図2は、図1の熱転写記録装置Sの機能構成を示す図である。
熱転写記録装置Sの画像データ生成装置1は、入力部13で処理を実行する画像読み取り31、制御部11で処理を実行する画像処理35の機能を持ち、記憶部12は、画像データを格納する画像メモリ33と画像処理35で使用する処理パラメータ37の格納機能を持つ。
また、印画部2は、画像印画39の機能を持つ。
入力部13は画像データ5の画像読み取り処理31を行い、読み取った画像データを記憶部12の画像メモリ33に格納すると同時に、制御部11に送る。制御部11は、画像データ5に対して画像処理35を行う。
画像処理33は、後述する階調変換処理、画像シフト処理、網点処理、画像逆シフト処理、蓄熱補正処理、白裏打ち処理等の処理工程より成り、記憶部12の画像メモリ33内の画像データをそれぞれの処理工程用に定めた処理パラメータ37を用いて画像処理し、最終的な画像データを得る。処理途中の画像データも記憶部12の画像メモリ33内に記憶される。制御部11は、最終的に得られた画像データを印画部2に送る。
印画部2は、受信した最終的に得られた画像データを印画データとして、プリンタ制御部22がサーマルヘッド23やインクリボン送りモータ25を制御し、画像印画39を実行する。
画像処理の流れ)
次に、図3、図4を用いて、本実施の形態による画像処理の流れを説明する。図3は、画像処理の流れを示すフローチャート、図4は、画像データ生成装置1の記憶部12の詳細を示す図である。
画像データ生成装置1の入力部13により読み込まれた画像データ5は画像Gとして記憶部12の画像メモリ33に格納され、この画像データGを元に画像処理35が実行される。
まず、印画部2の解像度に合わせて、画像データGの解像度変換処理を行い、画像データGを生成し、記憶部12の画像メモリ33に保存し、さらに、画像データGの階調変換を行い、画像データGを生成し、記憶部12の画像メモリ33に保存する(ステップ101)。
ここで、印画部2の解像度は、例えば600dpi(dots per inch)であり、予め、解像度変換パラメータ43として記憶部12の処理パラメータ37に格納しておく。
また、階調変換処理では、同一色を2つに分解し、ずらし、重ね印画するダブルトーンの場合、理想的には50%の階調変換をすればよいが、実際には、50%では重ね印画したときに隙間ができてしまうため、60〜65%の階調変換を行う。最適な階調変換は、印画部2の解像度、印画画像の線数等により異なるので、階調変換パラメータ45として記憶部12の処理パラメータ37に予め格納しておくとよい。
例えば、解像度600dpiで線数60lpi(lines per inch)および75lpiの場合は60%、100lpiおよび120lpiの場合は65%というように予め定めて、記憶部12の処理パラメータ37に格納しておき、処理時に適する階調変換パラメータを検索して使用する。
カラー印画を行う場合、次に、CMYK分版処理を行い、4色(C、M、Y、K)のそれぞれの画像データを生成し、その後の処理、すなわち、画像シフト処理(ステップ102)、網点変換処理(ステップ103)、画像逆シフト処理(ステップ104)、蓄熱補正処理(ステップ105)を実行する。
各色についての処理(ステップ102〜105)は同様なので、ここでは、単色であるものとして説明する。
次に、制御部11は、階調変換後あるいはCMYK分版後の画像データGに対して画像シフト処理を行い、画像データGおよび画像データGを生成し(ステップ102)、記憶部12の画像メモリ33に格納する。
画像シフト処理としては、ダブルトーンでずらすためのシフト処理等を適用する。
ダブルトーンでずらすためのシフト処理を行う場合には、画像データGの画素をそれぞれ予め定めたL1画素分だけ右へシフトし、画像データGを生成し、さらに、画像データGを下方向に予め定めたL2画素分だけシフトし、画像データGを生成する(ステップ102)。生成した画像データGおよび画像データGは記憶部12の画像メモリ33に格納する。
ここで、右および下方向にシフトする画素数であるL1およびL2は、サーマルヘッド23の解像度および線数により異なる。予め定めたシフト画素数L1およびL2をシフト処理パラメータ49として記憶部12の処理パラメータ37に記憶しておく。
例えば、サーマルヘッド23の解像度が600dpiのとき、線数が60lpiならばL1=5(右へ5画素)、L2=5(下へ5画素)、75lp iならばL1=4(右へ4画素)、L2=4(下へ4画素)、100lpiならばL1=3(右へ3画素)、L2=3(下へ3画素)、120lpiならばL1=2(右へ2画素)、L2=2(下へ2画素)というように予め定めて処理パラメータ37にシフト処理パラメータ49として格納しておく。
画像シフト処理後、制御部11は、画像データGおよび画像データGに網点処理を施し、画像データGおよび画像データGを生成し(ステップ103)、記憶部12の画像メモリ33に格納する。
網点のマトリクスサイズはサーマルヘッド23の解像度や画像の線数により異なるが、例えば、解像度600dpiの場合、線数60lpiで10×10画素、75lpiで8×8画素、100lpiで6×6画素、120lpiで5×5画素というように予め定めておき、記憶部12の処理パラメータ37に網点処理パラメータとして格納しておく。
次に、制御部11は、画像データGおよびGに対して画像逆シフト処理を行い、それらを重ね合わせて画像データGを生成し(ステップ104)、画像データGを記憶部12の画像メモリ33に格納する。
画像逆シフト処理は、ステップ102の画像シフト処理と逆の方向に同じ画素数分シフトさせるものである。逆シフトさせる画素数は、記憶部12の処理パラメータ37のシフト処理パラメータ47を使用すればよい。これにより、網点変換処理データの画素位置が正しい位置に移動する。
次に、制御部11は、画像データGに対して蓄熱補正処理を実行し(ステップ105)、補正後の画像データGを記憶部12の画像メモリ33に格納する。
蓄熱補正処理手法としていくつかの方法が提案されているが、例えば、特願2004−102164の手法を用いればよい。ここでは簡単にこの手法を説明する。
すなわち、画像データGを元に画像の輪郭R1と輪郭以外の部分Sを抽出すし、輪郭以外の部分Sを階調変換した画像S’を求めるとともに、同時に、画像データGの各画素について、周辺画素の画素値と蓄熱影響度を考慮した画像データTを求める。さらに、画像データTと輪郭R1を用いて蓄熱影響度を考慮した輪郭画像R2を求め、これを輪郭以外の部分を階調変換した画像S’と重ね合わせて、これを蓄熱補正後の画像データGとするものである。
これにより、輪郭部分とそれ以外の部分の面積の違いを考慮した蓄熱補正処理が可能になる。
ここで、輪郭R1の抽出に用いるパラメータや、蓄熱影響度を考慮するためのパラメータは蓄熱補正パラメータ49として記憶部12の処理パラメータ37に記憶しておく。
以上の処理により、単色について印画可能な画像データGが求まったことになる。ここでは単色としたが、カラー画像の場合には、各色(C、M、Y、K)についてそれぞれステップ102〜ステップ105の処理を実行し、各色について蓄熱補正処理後の画像データ(G9C、G9M、G9Y、G9K、)を求めればよい。
これらの画像データ(G9C、G9M、G9Y、G9K、)を印画部2に送り、印画させれば画像が印画されるのであるが、ポリカーボネイト・フィルムのようなプラスチックシートに印画を行う場合には白裏打ち処理(ステップ106)をさらに実行する。
白色の裏打ちは、透明のフィルムに単色またはカラー画像に重ねて印画され、これにより、単色またはカラー画像が透けて見えないようにする効果がある。白裏打ちに図8に示したような印画かすれや印画じわがあると、単色またはカラー画像が透けたり、むらが生じて、画質が落ちてしまうのである。
白裏打ち処理ステップ106の詳細は後述するが、画像データGを元に白裏打ちする部分の画像データを求め、その画像データのなかの印画の立ち上がり領域のトーンを他の部分より高くするトーン補正処理を行い白裏打ち画像データG10を生成する。
以上により画像処理35を終了し、制御部11は、結果として得られた画像データGおよびG10をケーブル3を介して印画部2に送る。画像データGおよびG10は印画部2のバッファメモリ21に一時的に格納され、プリンタ制御部22がサーマルヘッド駆動部24およびモータ駆動部26を制御することにより画像が印画される。
以上の一連の処理により、サーマルヘッド23の蓄熱によるつぶれやざらつき感がなく、また白裏打ち部分にかすれやしわのない良好な画像を印画することが可能になる。
(3.白裏打ち処理の詳細)
次に、ステップ106の白裏打ち処理について図5〜図7に沿って詳しく説明する。図5は白裏打ち処理の流れを示すフローチャート、図6は、白裏打ち処理を説明する図、図7はトーン補正領域の抽出を説明する図である。
処理の流れを図7に沿って説明する。
まず、制御部11は、画像データGを元に、白裏打ち処理を行う部分の画像データGXを複製する(ステップ201)。白裏打ち処理用の元画像データGXをユーザが任意に生成してもよい。
次に、制御部11は、画像データGXの画素値が0でない画素値を100%(黒)、画像データGXの画素値0の画素値を0%(白)とした画像データGXを生成する(ステップ202)。これによって、画像データGXは、白裏打ちを行う印画部分の画素値が100%(黒)、その他の部分が0%(白)の画像データとなる。
図6(a)は、画像データGXの例である。黒の部分が白裏打ちを行う印画部分である。ここで、白裏打ちは、印画方向Aで印画されることとする。
次に、制御部11は、白裏打ちの印画部分のなかでトーン補正を行う部分を抽出するための前処理を行う。
すなわち、画像データGXの階調を反転し、画像データGXを生成する(ステップ203)。これによって、白裏打ちを行う印画部分の画素値が0%(白)、その他の部分の画素値が100%(黒)となる(図6(b))。
次に、制御部11は、移動ピクセル数Iを設定する(ステップ204)。移動ピクセル数Iは、トーン補正を行う印画方向の幅を示す値であり、例えばI=200とする。この移動ピクセル数Iは、予め定めて記憶部12の処理パラメータ37に白裏打ち処理パラメータ51として格納しておけばよい。
また、制御部11は、移動ピクセル数Iの係数iを1とし(ステップ205)、さらに、作業用の画像データGX4(i-1)、すなわちGX4(0)を画像データGXとする(ステップ206)。
次に、制御部11は、画像データGX4(i-1)を印刷方向(方向A)に1ピクセル移動し、塗り潰し処理を行い、画像データGX4(i)を生成する(ステップ207)。
図7に沿って、この処理を説明する。
同図(a)は、白裏打ち処理を行う部分の画像データGXである。黒丸で示してある画素が白裏打ち処理を行う画素である。印画方向は同図に示すように方向Aであり、g1から順に1ラインずる印画方向Aに印刷していくものとする。 また、同図(b)は、画像データGXを反転した画像データGXである。この画像データGX、すなわちGX4(0)に対して、ピクセル移動および塗り潰しの処理を行う。ここでは、移動ピクセル数I=2とし、2ピクセル分移動し、塗り潰し処理を行うこととする。
同図(c−1)は、1ピクセル分移動し、塗り潰し処理を行った後の画像データGX4(1)である(i=1)。
画像データGX4(1)の最初の1ライン(g1)の画素値は画像データGX4(0)の最初の1ライン(g1)の画素値である。次に、画像データGX4(1)の2番目のラインの画素値は、画像データGX4(0)の第1ライン(g1)の画素値と第2ライン(g2)の画素値のオアをとった値とする。例えば、画像データGX4(0)の第2ライン(g2)の8番目の画素は0%(白)だが、第1ライン(g1)の8番目の画素(100%(黒))とのオアをとるので、画像データX4(1)の第2ラインの8番目の画素値は100%(黒)に塗り潰されることになる。
同様に、画像データGX4(1)の3ライン目の画素値は、画像データGX4(0)の第2ライン(g2)の画素値と第3ライン(g3)の画素値のオアをとった値、画像データGX4(1)の4ライン目の画素値は、画像データGX4(0)の第3ライン(g3)の画素値と第4ライン(g4)の画素値のオアをとった値、というように1ラインごとに以上の処理を繰り返す。
全ラインについて以上の処理を実行すると、図7(c−1)のGX4(1)が得られる。
全ラインについて1ピクセルの移動と塗り潰し処理が完了したら、係数iを1インクリメントして、i≦Iならば(図5のステップ208のyes)、ステップ207の処理を繰り返す。
すなわち、図7の例では、同図(c−1)の画像データGX4(1)を元に、i=2としてステップ207の処理を実行し、画像データGX4(2)を得る(同図(c−2))。
同様の処理をI回繰り返し(ステップ207、208)、i>Iになったら(図5のステップ208のno)、ピクセル移動、塗り潰しの処理を終了する。
図7の例では、移動ピクセル数I=2としたので、画像データGX4(2)が得られる。
実際には、移動ピクセル数Iは200程度に設定されている。図6(b)の画像データGXにI=200としてピクセル移動および塗り潰し処理(ステップ207)を実施した画像データGX4(200)を同図(c)に示す。
次に、制御部11は、求められた画像データGX4(I)を元にトーン補正を行う領域を抽出する処理を行い(ステップ209)、画像データGXを生成する。すなわち、画像データGXの画素値と画像データGX4(I)の画素値のアンドをとった値を画像データGXの画素値とする。
図7の例を使用して、この処理を説明する。
同図(c−2)の画像データGX4(2)の各画素値と、同図(a)の画像データGXの各画素値のアンドをとると、同図(c)の画像データGXが得られる。
同図に示すように、白裏打ち部分(同図(a)の黒丸)を印画方向Aで印画する場合の立ち上がり部の2ピクセルが抽出される。
実際には、移動ピクセル数Iは200程度に設定されており、図6(c)の画像データGX4(200)に同様の処理を加えると(画像データGX(同図(a))とのアンドをとる)、同図(d)の画像データGXが得られる。
すなわち、同図(a)の印画方向の立ち上がり部分が最大200ピクセル分抽出されている。
以上の処理によって抽出された画像データGXの部分の印画エネルギーを上げることにより、図8(c)に示したような印画の立ち上がり部分でのかすれの問題が解消されることになる。
次に、制御部11は、画像データGXを元に蓄熱補正処理を実行し、白裏打ち部分の蓄熱補正画像データGXを生成する(ステップ210)。
すなわち、画像データGXのように印画部分がすべて100%のトーンだと、サーマルヘッドに蓄熱が起こり、図8(d)に示すような印画じわ等の画質の劣化を生じるので、蓄熱補正処理を実行する。ここで行う蓄熱補正処理は、前述した図3のステップ105に示した蓄熱補正処理と同様の処理である。この処理により、輪郭と輪郭以外の部分の面積の違いを考慮した蓄熱補正画像データGXが生成される(図6(e))。
この蓄熱補正画像データGXにより白裏打ち印画を行うと、印画方向Aの印画の立ち上がり部で図8(c)に示すような印画かすれが生じる。
よって、次に、制御部11は、画像データGXで100%(黒)の全画素に対応する画像データGXの画素にトーン補正を行い、白裏打ち画像データG10を得る。例えば、画像データGXで52%のトーンを57%に補正する。
図6(f)は、同図(e)の蓄熱補正画像データGXの画素のなかで、同図(d)の補正領域の部分の画素トーンを57%に補正した画像データG10である。
トーンの補正値をここでは57%としたが、この値は予め設定して、白裏打ち処理パラメータとして記憶部12の処理パラメータ37に格納しておけばよい。
以上の処理により、白裏打ち画像データG10が生成された。
図3のフローチャートに戻り、ステップ106が終了し、画像処理35が完了する。
画像処理35によって生成された単色あるいはカラー(C、M、Y、K)の蓄熱補正画像データG9と白裏打ち画像データG10は、ケーブル3を介して印画部2に送られ、一時的にバッファメモリ21に保持され、プリンタ制御部22によりサーマルヘッド23およびインクリボン送りモータ25等が制御されて印画が行われる。
以上のように、印画方向の印画画像の立ち上がり領域のトーンを補正し、サーマルヘッド23の印加エネルギーを高めることにより、印画かすれのない白裏打ち印画が可能になる。また、白裏打ち部の一部分だけ印加エネルギーを高めるので、蓄熱による印画じわの発生を抑えることが可能である。
尚、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の改変が可能であり、それらも、本発明の技術範囲に含まれる。例えば、本実施の形態の説明では移動ピクセル数I=200、トーン補正を52%→57%としたが、この値はこれに限るものではない。予めまたは画像の特性により定めて、処理パラメータ37として記憶部12に格納すればよい。
本実施形態に係る熱転写記録装置Sの構成例を示す図 熱転写記録装置Sの機能構成を示す図 画像処理35の処理の流れを示すフローチャート 画像データ生成装置1の記憶部12の詳細を示す図 白裏打ち処理の流れを示すフローチャート 白裏打ち処理を説明する図 トーン補正領域の抽出を説明する図 従来の白裏打ちを説明する図 従来の白裏打ちを説明する図
符号の説明
S………熱転写記録装置
1………画像データ生成装置
2………印画部
5………画像データ
11………制御部
12………記憶部
23………サーマルヘッド
33………画像メモリ
37………処理パラメータ
35………画像処理

Claims (4)

  1. サーマルヘッドを有する熱転写記録装置であって、
    印画対象の画像データから白裏打ち印画領域を抽出する白裏打ち印画領域抽出手段と、
    前記白裏打ち印画領域の立ち上がり領域を、トーン補正領域として抽出するトーン補正領域抽出手段と、
    前記白裏打ち印画領域のうち、前記トーン補正領域に対応する画素のトーンを増加させ、印加エネルギーを上げるように補正するトーン補正手段と、
    を具備し
    前記トーン補正領域抽出手段は、
    前記白裏打ち印画領域を示す画素に第1階調値、及びそれ以外の領域を示す画素に前記第1階調値と異なる第2階調値を割り当てた第1画像データを生成し、
    前記第1画像データの階調を反転し、前記白裏打ち印画領域を示す画素に前記第2階調値、及びそれ以外の領域を示す画素に前記第1階調値を割り当てた第2画像データを生成し、
    前記第2画像データ、又は前記第2画像データを印画方向に1ピクセルずつ移動させたデータのいずれか一方において前記第1階調値を取る画素に、前記第1階調値を割り当てた第3画像データを生成し、
    前記第1画像データにおいて前記第1階調値を取り、かつ、前記第3画像データにおいて前記第1階調値を取る画素を、前記トーン補正領域とする
    ことを特徴とする熱転写記録装置。
  2. 前記白裏打ち印画領域に対して、輪郭と輪郭以外の部分の面積の違いを考慮した蓄熱補正処理を実行する蓄熱補正手段、
    を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の熱転写記録装置。
  3. 熱転写記録方法であって、
    印画対象の画像データから白裏打ち印画領域を抽出する白裏打ち印画領域抽出工程と、
    前記白裏打ち印画領域の立ち上がり領域を、トーン補正領域として抽出するトーン補正領域抽出工程と、
    前記白裏打ち印画領域のうち、前記トーン補正領域に対応する画素のトーンを増加させ、印加エネルギーを上げるように補正するトーン補正工程と、
    を含み、
    前記トーン補正領域抽出工程は、
    前記白裏打ち印画領域を示す画素に第1階調値、及びそれ以外の領域を示す画素に前記第1階調値と異なる第2階調値を割り当てた第1画像データを生成し、
    前記第1画像データの階調を反転し、前記白裏打ち印画領域を示す画素に前記第2階調値、及びそれ以外の領域を示す画素に前記第1階調値を割り当てた第2画像データを生成し、
    前記第2画像データ、又は前記第2画像データを印画方向に1ピクセルずつ移動させたデータのいずれか一方において前記第1階調値を取る画素に、前記第1階調値を割り当てた第3画像データを生成し、
    前記第1画像データにおいて前記第1階調値を取り、かつ、前記第3画像データにおいて前記第1階調値を取る画素を、前記トーン補正領域とする
    ことを特徴とする熱転写記録方法。
  4. 前記白裏打ち印画領域に対して、輪郭と輪郭以外の部分の面積の違いを考慮した蓄熱補正処理を実行する蓄熱補正工程、
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の熱転写記録方法。
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