JPH08258428A - 多色感熱・熱転写記録方法および装置 - Google Patents
多色感熱・熱転写記録方法および装置Info
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- JPH08258428A JPH08258428A JP7090082A JP9008295A JPH08258428A JP H08258428 A JPH08258428 A JP H08258428A JP 7090082 A JP7090082 A JP 7090082A JP 9008295 A JP9008295 A JP 9008295A JP H08258428 A JPH08258428 A JP H08258428A
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Abstract
稿画像を重ねて多色記録する場合に、感熱記録の発色と
熱転写記録の発色とが混色せず、きれいに発色させる。 【構成】 熱転写記録に用いる熱転写ドナーシートの熱
転写層に、感熱記録の発色反応を抑制する減感性物質を
含ませ、第1の原稿を感熱記録した後に他の原稿を熱転
写記録する。この場合他の原稿は熱転写と感熱記録を併
用してもよい。
Description
とを併用することによって複数の原稿の画像を多色記録
するようにした多色感熱・熱転写記録方法と、この方法
の実施に直接使用する装置とに関するものである。
ヘッド)を用いて感熱記録する一方、この感熱記録シー
トに熱転写ドナーシート(以下インクリボンという)を
重ねて熱転写記録を行うようにした記録装置が提案され
ている(特開昭57−210872号)。
青、黄の3原色と無色との各領域を一定間隔ごとに設け
たものである(フルカラー方式という)。そしてインク
リボンのいずれかの色の領域を、発熱ヘッドと感熱記録
シートとの間に導いて印字するものである。すなわち、
インクリボンの赤、青、黄の各領域を感熱記録シートに
選択的に重ねて発熱ヘッドで加熱することにより、イン
クリボンのインクを感熱記録シートに熱転写させる。ま
たインクリボンの無色の領域を感熱記録シートに重ねて
発熱ヘッドで加熱することにより、感熱シートを発色さ
せるものである。
ンで熱転写を行うときの熱により、感熱記録シートの感
熱記録層も同時に発色してしまうことになる。このため
熱転写による発色と感熱による発色とが重なり混色して
しまい、きれいな発色が得られなくなるという問題が生
じる。
場合には、異なる原稿で感熱記録する部分と熱転写記録
する部分が重なることがある。この場合にも前記従来の
装置では発色が重なって混色することになる。
ものであり、複数の原稿を重ねてプリント出力する場合
に、感熱記録による発色と熱転写記録による発色とが混
色せず、きれいな発色をさせることができる多色感熱・
熱転写記録方法を提供することを目的とする。またこの
方法の実施に直接使用する装置を提供することを他の目
的とする。
熱記録層を形成した感熱記録シートに、感熱記録と熱転
写記録とを併用して複数の原稿画像を重ねて多色記録す
る多色感熱・熱転写記録方法において、熱転写記録に用
いる熱転写ドナーシートの熱転写層に前記感熱記録シー
トの感熱記録層の発色反応を抑制する減感性物質を含ま
せる一方、第1の原稿を前記感熱記録により予め記録し
た後、他の原稿を熱転写記録により重ねて記録すること
を特徴とする多色感熱・熱転写記録方法により達成され
る。
よいが、感熱記録を併用してもよい。感熱記録を行う第
1の原稿を感熱記録した後に、記録シートを元の位置へ
戻してから他の原稿を熱転写記録するようにできる。こ
の場合にはスキャナは1台で足り構成が簡単になる。原
稿は3枚以上でもよく、この場合には2枚目の原稿は感
熱記録と熱転写記録を併用できるが3枚目以降の原稿は
熱転写記録だけにするのがよい。
録シートを元の位置に戻す代わりに、原稿の画像および
色付け情報をメモリしておき、最後の原稿の読取りに同
期してメモリした他の原稿の画像を重ねてプリント出力
するようにしてもよい。また各原稿に対して別々にスキ
ャナを用意しておき、各スキャナで読取る画像を重ねて
プリント出力するようにしてもよい。
成した感熱記録シートに、感熱記録と熱転写記録とを併
用することにより複数の原稿画像を重ねて多色記録する
多色感熱・熱転写記録装置において、各原稿に対する色
付け情報を記憶するメモリと、原稿を読取るスキャナ
と、前記感熱記録シートの感熱記録層に対向しこの感熱
記録シートの送り方向に対して直交方向に相対往復動す
る発熱ヘッドと、前記感熱記録シートと前記発熱ヘッド
との間に設けられ前記発熱ヘッドにより熱転写される熱
転写層に前記感熱記録層の発色反応を抑制する減感性物
質を含む熱転写ドナーシートと、第1の原稿を少くとも
感熱記録により予め記録した後、他の原稿を熱転写記録
により重ねて記録するプリント制御手段とを備えること
を特徴とする多色感熱・熱転写記録装置により達成され
る。
の斜視図、図2はその内部構造を示す透視図、図3は側
面の透視図、図4は正面の透視図、図5はスキャナの押
え蓋の上面に設けたプリント操作パネルを示す図、図6
は同じく色付け操作パネルを示す図、図7は制御系統の
ブロック図、図8は代表的な色付け処理の流れ図、図9
はプリントヘッドの配置図、図10はプリントヘッドの
動作を示す図、図11はプリント原理説明図、図12は
プリンタの動作の流れ図である。
施例の基本動作である1枚の原稿に多色付けを行う手順
を説明し、その後に本発明の対象である複数原稿を重ね
てプリントする手順を説明する。まず図1〜4に基づき
この画像処理装置の各部の配置構造を説明する。図1に
おいて符号10は横長の筐体であり、その上面は上方へ
開閉可能な蓋12となっている。
にプリンタ14が収容されている。このプリンタ14は
横向きに平行に配設されたペーパーロール16と、プラ
テン18とを有する。このプラテン18はペーパーロー
ル16の手前側に位置し、ペーパーロール16の下縁か
ら引出されたペーパー20はプラテン18に掛け回され
てプラテン18の前縁から下方へ導かれる。なお19は
ピンチローラであり、ペーパー20をプラテン18に押
圧する。
ーラ22、24によって筐体10の前面下方から排出可
能となっている。プラテン18はフィードモータ26に
よりベルト駆動され、ペーパー20を送出方向または巻
き戻し方向に送って位置決めする。
って左右に走行する3個のプリントヘッド28(28
a、28b、28c)を備える。プリントヘッド28は
ガイドロッド30にガイドされ、キャリッジモータ32
に巻き掛けたベルト34により左右に送られる。プリン
トヘッド28は後記の多色感熱・熱転写記録方式のもの
であり、ペーパー20の全プリント幅3D(図4)を3
等分するように間隔Dをもって移動し、それぞれの移動
範囲の右端が復帰位置(ホームポジション、HP)とさ
れる。
感熱記録シートであり、例えば白地に黒を感熱発色する
ものが用いられる。それぞれのプリントヘッド28には
ペーパー20の感熱発色の色と異なる1または複数の色
のインクリボン(熱転写ドナーシート)と、1個の発熱
ヘッドとが取付けられている。その構造については後記
する。図4で36はこのプリントヘッド28によるプリ
ント領域(記録領域)を示している。
の下方にあってプリントペーパー20を切断する。すな
わちペーパー20を挟んで固定刃と可動刃とが対向し、
可動刃がモータにより移動すると固定刃側に移動してペ
ーパー20をカットするものである。
央付近に位置する。このスキャナ42は図4に示すよう
に、蓋12に上方から載せられた押え蓋44と、この押
え蓋44と筐体10の蓋12との間に原稿46を挟んで
右から左へ送る搬送機構と、筐体10内に収容されたC
CDラインセンサ48と、原稿46の搬送方向に直交す
る主走査ライン上の画像をこのラインセンサ48に導く
光学系とを備える。
下から挟んで右から左へ送る4個の送りローラ50で構
成され、筐体10側の2つのローラ50はモータ(図示
せず)によって回転駆動される。光学系は適宜数のミラ
ー52と、レンズ54とで構成される。なお56は光源
である。
2の原稿46の投入側、すなわち右側に隣接して蓋12
の上面に設けられている。このデジタイザ58は図1に
示すように座標検出用タブレット60とスタイラスペン
62とを備える。タブレット60は全面に広がる抵抗体
をもち、スタイラスペン62の先端でこのタブレット6
0を押圧したときの抵抗値の変化から、座標を検出する
ものである。タブレット60には、例えば右上隅が基準
位置として決められ、原稿46の右上隅をこの基準位置
に位置合せして固定される。
操作パネル、66は色付け操作パネルであり、これらは
スキャナ42の押え蓋44の上面に取付けられている。
すなわち図1に示すように、押え板44の上面の奥側に
色付け操作パネル66が、その手前側にプリント操作パ
ネル64が配列されている。これらの操作パネル64、
66の操作については後記する。
イザ58と、操作パネル64、66などとは、それぞれ
インターフェース68a〜dを介してバス70に接続さ
れる(図7)。
4、RAM76などが接続される。ROM74にはCP
U72の動作プログラムや種々の定数などがメモリされ
ている。CPU72はこの動作プログラムに従って種々
の制御を行う制御装置78(図2、4)となるもので、
プリンタ14の制御装置を兼ねる。この制御装置78は
この画像処理装置を作動させる際には、図8の動作流れ
図に従った制御を行い、プリント時には各プリントヘッ
ド28を図12に従った制御を行う。
理の操作を図8を用いて説明する。まず過去の色付けデ
ータが残っている場合には、操作パネル66の色付デー
タ表示LED102(図6)が点灯しているから、この
LED102が点灯していれば操作パネル66のオール
クリヤキー100を押してこの過去の色付けデータを消
去しておく。色付けしない場合すなわち単色でプリント
する場合(単色モード)には(ステップ200)、その
まま原稿46をスキャナ42にセットし(ステップ21
2)、プリントさせればよい。
記録シートを用いた感熱記録と、インクリボンによる熱
転写記録とを併用するものである。このため色指定キー
群104には熱転写記録用のキー群(1、2、3)と、
感熱紙濃度用のキー群(4)とを別々に持つ。従って感
熱記録の色付けを行うならキー群(4)の中の適宜濃度
(A〜D)を選択し、熱転写による色付けをするならキ
ー群(1〜3)の適宜濃度(A〜E)を選択すればよ
い。なおキー群(1、2、3)は、例えばそれぞれ赤、
緑、青などとし、後記のプリントヘッド28にセットす
るインクリボンの色に対応させる。
200)、原稿46をデジタイザ58にセットする(ス
テップ202)。すなわち原稿46の表を上にしてタブ
レット60に載せ、その右上隅をタブレット60の基準
位置(右上隅)に位置合せする。次に色付け方法のモー
ドを色変換または背景色のいずれかに選択する(ステッ
プ204)。このモード選択は、切換キー106により
行われる。すなわちこの切換キー106を押す度に色変
換モードを示すLED108aと背景色モードを示すL
ED108bとが交互に点灯し、選択されたモードを知
ることができる。色変換のモードは、後記のように座標
入力された画像(原稿で黒い部分)の色を変換するもの
である。背景色のモードは、座標入力された領域の背景
(原稿で白い部分)の色を入力するものである。
域の座標を入力する(ステップ206)。例えば画像に
色付けをする場合(色変換モード)には色付けする画像
を含む領域を指定する。この領域の指定はこの領域が四
角ならその対角位置の2点を指定することにより行われ
る。この領域は多数の点をつないで多角形の領域を指定
してもよい。背景塗りの場合も同様にして領域を指定す
る。
する色付けの色指定をキー群104を用いて行う(ステ
ップ208)。以上のステップ204〜208の動作を
全ての色付けが終るまで繰り返すことにより、全ての画
像や領域に対する色付け編集が行われ(ステップ21
0)、その結果はRAM76などにメモリされる。すな
わち座標と色とに関するデータがメモリされる。色付け
編集が終わると(ステップ210)、次にプリント動作
に入る。
(ステップ212)、操作パネル64でプリント条件を
設定する(ステップ214)。すなわち標準出力か写真
出力か反転出力かの出力モードをキー110で選択し、
原稿濃度をキー112で設定し、プリントサイズをキー
114で設定する。これらの設定により出来上がるプリ
ント結果を本番プリントの前に確認したい場合には、確
認プリントキー116を押す(ステップ216)。
6の画像を読取り、本番プリントより小さい画像(例え
ばA7サイズ)をプリント出力する(ステップ21
8)。このプリント動作はこの読取り中の画像に、すで
に入力された色付けデータに基づいた色付けを並行して
行う。すなわちスキャナ42に連動しながら、プリンタ
14にプリントさせるように行われる。
の結果を見て、さらに修正があれば修正部分に対して再
度色編集を行う。本番プリントを行うためには、再び原
稿46をスキャナ42にセットし(ステップ220)、
スタート/ストップキー118を押す。すると原稿46
がスキャナ42で読取られながら、同時に色付け処理が
並行して行われ、プリント出力される(ステップ22
2)。このようにスキャナ42で原稿46を読取りなが
ら並行してプリンタ14に出力するので、画像メモリの
容量が少なくて済む。
14について説明する。このプリンタ14は感熱紙をプ
リントペーパー20とする一方、熱転写インクリボンに
よる熱転写も重ねて行うようにしたものである。3つの
プリントヘッド28は、それぞれ1つの発熱ヘッド15
0と、3つのリボンケース152(152a、152
b、152c)とを持つ。なおこれらリボンケース15
2に収容するインクリボン(熱転写記録ドナーシート)
154は、前記色付け操作パネル66の色指定キー群1
04のキー1、2、3の色に対応して別々に設けられ、
この実施例では赤、緑、青の3本である。
(B)に示すように発熱ヘッド150に対して移動可能
である。同図の(A)は全てのリボン154が発熱ヘッ
ド150とペーパー20との間隙から退出した状態を示
す。同図の(B)はリボンケース152aのリボン15
4が発熱ヘッド150とペーパー20との間に入った状
態を示す。同様にリボンケース152b、152cのリ
ボン154も発熱ヘッド150とペーパー20との間に
選択的に進入し得るものである。
(A)に示すように支持体20Aと感熱記録層20Bと
を持つものである。感熱記録層20Bはロイコ染料と顕
色剤とを含む。またインクリボン154は支持体154
Aと、熱転写層154Bとを持つ。この熱転写層154
Bは、前記感熱記録層20Bのロイコ染料と顕色剤との
発色反応を抑制する減感性物質と、有色染料および有色
顔料の一方または両方とを含む。
物質、有色染料(顔料)については、同一出願人により
出願された特願平5−264997号に詳しく説明され
ているので、ここではその説明を繰り返さない。
面に発熱ヘッド150を接触させれば感熱記録層20B
のロイコ染料と顕色剤の反応により発色(感熱発色)す
る。この実施例の場合には黒に発色する。図11の
(A)で156はこの発色した部分を示す。発熱ヘッド
150を所定座標位置で発熱させれば所定の座標位置だ
けを黒く発色させることができる。
ンクリボン154を載せて発熱ヘッド150で加熱する
と、図11の(B)に示すように熱転写による着色が行
われる。すなわちインクリボン154の熱転写層154
Bの減感性物質が感熱記録層20Bの発色を抑制する一
方、この熱転写層154Bに含まれる有色染料(または
顔料)がペーパー20の表面に転写される。
制されるので、有色染料(顔料)の発色が感熱記録層2
0Bの発色と混色せず、鮮やかかつきれいになる。図1
1(B)の156Aは減感性物質により感熱記録層20
Bの発色が抑制された部分を示す。また158は転写さ
れたインクリボン154の有色染料(顔料)の部分を示
す。
0を用いて感熱発色と熱転写とを行う。すなわち3つの
プリントヘッド28をそれぞれのホームポジションHP
に置き、発熱ヘッド150を図11の(A)に示すよう
にペーパー20に接触させて感熱記録を行う(図12、
ステップ300)。図9の(A)はこの時の各プリント
ヘッド28の動作範囲がDであることを示す。この発熱
ヘッド28の一度の記録動作により、発熱ヘッド28の
幅(ペーパー20の送り方向の幅、約22mm)の感熱
記録が行われる。
Pに戻り(ステップ302)、ペーパー20の同じプリ
ント領域36(図4参照)に対して次に熱転写記録を行
う。すなわちまず最初のリボンケース152aのリボン
154を発熱ヘッド150とペーパー20との間に進入
させ(ステップ304)、発熱ヘッド150を移動させ
ながら所定の座標位置で発熱させて熱転写させる(ステ
ップ306)。そして発熱ヘッド150を元のホームポ
ジションHPに戻し(ステップ308)、異なる色のイ
ンクリボン154に変えて他の2色について同様の動作
を繰り返す(ステップ310、312)。図10の
(B)でA、C、H、Jは感熱記録した文字を、またB
は熱転写記録による文字を示す。
ながら連続するプリント領域36に対して繰り返す(ス
テップ314、316)。全ての領域36のプリントが
終われば、ペーパー20を所定量送り、カッタ40でカ
ットする。
含まれていた有色染料(顔料)やワックス類がペーパー
20に移るから、この熱転写記録の後に発熱ヘッド15
0を直接ペーパー20に接触させて感熱発色させると、
ペーパー20上の有色染料(顔料)やワックス類が発熱
ヘッド150に付着する。このため、美しいプリントが
できなくなる。そこで本発明では感熱記録を先行させて
行い、その後熱転写記録を行うようにした。このように
したために1つの発熱ヘッド150による多色プリント
が可能になるものである。
付け処理を行い、必要に応じて確認プリントをした後に
本番プリントを行うものである。次にこの装置を用いて
複数の原稿を重ねてプリントする方法・装置について説
明する。この場合にはまず色付け操作パネル66の重ね
プリント選択キー103(図6)を押しておく。
その一実施例を示す動作流れ図である。この実施例で最
初の原稿(第1の原稿)は感熱記録を行い、2枚目(第
2の原稿)またはそれ以降の原稿は感熱記録と熱転写記
録の両方または一方の熱転写記録を行う。例えば図13
の(A)に示す風景画を背景にして同図(B)に示す文
字を重ねてプリントし、同図(C)の出力を得る場合を
考える。
に色付け設定し(図14のステップ400)、その色付
け情報をRAM76(図7)などにメモリする。そして
この原稿(1)をスキャナ42にセットしてその画像を
読取り(ステップ402)、この画像読取りに同期して
プリンタ14で感熱記録によってプリント出力する(ス
テップ404)。
記録シート20を元の位置に戻し(ステップ406)、
色付け操作パネル66の次頁キー103Aを押してから
次の第2の原稿(2)の色付け設定を行う(ステップ4
08)。この色付け設定は感熱記録および熱転写記録の
両方または一方の熱転写記録を含むものである。そして
この原稿(2)をスキャナ42で読取りながら(ステッ
プ410)、記録シート20に感熱記録および/または
熱転写記録を行う(ステップ412)。
(1)の感熱記録部分に重なっても同一色だから不都合
はない。原稿(2)の熱転写記録部分は原稿(1)の感
熱記録部分に重なれば、インクリボンに含まれる減感性
物質の作用により原稿(1)または(2)の感熱記録が
消える。このため熱転写の色が鮮やかに混色せずに表れ
る。
原稿に対してもステップ406〜412の手順を繰り返
せばよい。この際熱転写記録部分が重なると混色するこ
とがあるので、重ならないように色付け設定を行うのが
望ましい。ここに原稿(1)に対応する感熱記録用原稿
が複数枚あることも考えられるが、この場合には原稿
(1)の1枚ごとに記録シート20を戻してステップ4
00〜404の手順を繰り返せばよく、実質的にはステ
ップ406〜412の手順を繰り返すのと同じである。
この実施例では一部の原稿の画像とその色付け情報とを
RAM76などにメモリしておき、他の原稿の読取りに
同期してこのメモリした内容を合成し、感熱記録とそれ
に遅れる熱転写記録とを重ねてプリント出力するもので
ある。
して感熱記録用の第1の原稿(1)を色付け設定する
(ステップ500)。スキャナ42で画像を読取り(ス
テップ502)、これらをRAM76にメモリする(ス
テップ504)。次に原稿次頁キー103Aを押して第
2の(2)を色付け設定し(ステップ506)、スキャ
ナ42で読取りながら(ステップ508)、この読取り
に同期してメモリした内容を読出して画像の合成をコン
ピュータすなわちCPU72で行う(ステップ51
0)。画像の合成はスキャナ42の画像読取りに同期し
て行われ、同時にプリンタ14に感熱記録が行われ(ス
テップ512)、これに続いて熱転写記録が行われる
(ステップ514)。
この実施例は複数のスキャナを同期させ、複数の画像を
読取りながら合成画像をプリント出力するものである。
すなわち原稿が2枚の場合にはスキャナ42の他にスキ
ャナ42Aおよびインターフェース68bAを設ける
(図7)。そしてまず原稿(1)を単色に色付け設定し
た後(ステップ600)、原稿(2)を色付け設定し
(ステップ602)。これらの色付け情報をメモリす
る。
スキャナ42、42にセットし、両スキャナ42、42
を同期させて読取る(ステップ604)。またこの読取
りに同期しながら両原稿(1)、(2)を合成し(ステ
ップ606)、プリンタ14に同時に出力する。この際
感熱記録を先行させ(ステップ608)、熱転写記録は
その後に行うことは勿論である(ステップ610)。
14は、3色のインクリボン154と、1つの発熱ヘッ
ドを用いるとして説明したが、感熱記録用の発熱ヘッド
と、熱転写記録用の1または複数の発熱ヘッドとを備え
ていてもよい。
て3色のインクリボン154を用いているが、1本のイ
ンクリボンにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックな
どの異なる色の部分を順番に一定長さずつ設けたもので
あってもよい(フルカラー方式)。用いるインクリボン
154は3色に限られず、3色以上としてもよいし、2
色以下、例えば1色としてもよい。
色しておき、感熱発色および熱転写による発色を異なる
色になるようにしておけば、プリントに使用可能な色の
数をさらに増やすことができる。さらに複数のリボンケ
ースをプリンタヘッドに一体化したものに代えて、リボ
ンケース152をプリントヘッドのホームポジションに
おいて載せ替えるようにしてもよい(ストッカー方
式)。
20の一部のプリント領域36を多色プリントしてから
次のプリント領域36のプリントを行うようにしてい
る。しかしプリント出力する画像全体を感熱記録により
記録した後、記録シート20を戻して次に画像全体を熱
転写記録するようにしてもよい。この熱転写記録はイン
クリボンの色を変える度に記録シート20を戻して画像
全体を色ごとに別々に記録することも可能である。この
場合には各記録の度にスキャナに原稿(1)、(2)を
セットしなおすことが必要であるのは勿論である。
ドナーシートにロイコ染料と顕色剤との発色反応を抑制
する減感性物質と有色染料または有色顔料を含ませてお
き、第1の原稿に対して感熱記録シートによる感熱記録
を行った後、他の原稿を熱転写記録するものであるか
ら、複数の原稿を重ねて多色プリントする場合にも感熱
発色の部分と熱転写発色の部分との混色がなく、鮮やか
できれいな多色プリントが可能になる。
てプリントを行い、重ねる原稿ごとに記録シートを元に
戻して複数の画像を重ねることができる(請求項(2)
)。この場合には原稿を複数回スキャナにセットする
必要があるため操作が多少面倒であるが、装置が複雑に
ならず部品数の減少と低コスト化に適する。
原稿の画像とその色付け情報をメモリし、他の原稿をス
キャナで読取りながら複数原稿を合成し、同時にプリン
ト出力させるようにしてもよい(請求項(3) )。この場
合には熱転写記録部分が重なっても、優先順位を設ける
ことにより熱転写記録部分同志の混色を防ぐことができ
る。
同時に読取りながら合成しプリント出力することも可能
である(請求項(4) )。この場合は装置が大型になる
が、画像読取りに要する時間が短くなる。また熱転写記
録する部分同志が重なる場合には、優先順位を設けてお
くことにより熱転写記録同志の混色を防ぐことができ
る。また請求項2の発明によれば、この方法の実施に直
接使用する多色感熱・熱転写記録装置が得られる。
パネルを示す図
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体に感熱記録層を形成した感熱記録
シートに、感熱記録と熱転写記録とを併用して複数の原
稿画像を重ねて多色記録する多色感熱・熱転写記録方法
において、熱転写記録に用いる熱転写ドナーシートの熱
転写層に前記感熱記録シートの感熱記録層の発色反応を
抑制する減感性物質を含ませる一方、第1の原稿を前記
感熱記録により予め記録した後、他の原稿を熱転写記録
により重ねて記録することを特徴とする多色感熱・熱転
写記録方法。 - 【請求項2】 第1の原稿を色付け設定した後スキャナ
で読取りながらこの原稿全体を感熱記録シートに感熱記
録し、感熱記録シートを戻してから他の原稿を色付け設
定し前記スキャナにより読取りながら熱転写記録により
記録することを特徴とする請求項1の多色感熱・熱転写
記録方法。 - 【請求項3】 第1の原稿を色付け設定した後スキャナ
で読取ってこの第1の原稿の画像および色付け情報をメ
モリし、他の原稿を色付け設定した後前記スキャナで読
取りながら前記メモリした画像および色付け情報と合成
し、感熱記録とこれに続く熱転写記録とを順に行うこと
を特徴とする請求項1の多色感熱・熱転写記録方法。 - 【請求項4】 第1の原稿と他の原稿とに対する色付け
設定をした後、複数のスキャナによりそれぞれ原稿を同
期させて読取りながら合成し、感熱記録とこれに続く熱
転写記録とを順に行うことを特徴とする請求項1の多色
感熱・熱転写記録方法。 - 【請求項5】 支持体に感熱記録層を形成した感熱記録
シートに、感熱記録と熱転写記録とを併用することによ
り複数の原稿画像を重ねて多色記録する多色感熱・熱転
写記録装置において、各原稿に対する色付け情報を記憶
するメモリと、原稿を読取るスキャナと、前記感熱記録
シートの感熱記録層に対向しこの感熱記録シートの送り
方向に対して直交方向に相対往復動する発熱ヘッドと、
前記感熱記録シートと前記発熱ヘッドとの間に設けられ
前記発熱ヘッドにより熱転写される熱転写層に前記感熱
記録層の発色反応を抑制する減感性物質を含む熱転写ド
ナーシートと、第1の原稿を少くとも感熱記録により予
め記録した後、他の原稿を熱転写記録により重ねて記録
するプリント制御手段とを備えることを特徴とする多色
感熱・熱転写記録装置。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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DE19611394A DE19611394C2 (de) | 1995-03-24 | 1996-03-22 | Verfahren und Vorrichtung zum thermischen Aufzeichnen und zum thermischen Transferaufzeichnen in einem Mehrfarbensystem |
US08/621,454 US5737005A (en) | 1995-03-24 | 1996-03-25 | Method and apparatus for thermal recording and thermal transfer recording in multicolor system |
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JP9008295A JP3596934B2 (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 多色感熱・熱転写記録方法および装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08258428A true JPH08258428A (ja) | 1996-10-08 |
JP3596934B2 JP3596934B2 (ja) | 2004-12-02 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301835A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-15 | Ishida Co Ltd | ラベルプリンタ |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP9008295A patent/JP3596934B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301835A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-15 | Ishida Co Ltd | ラベルプリンタ |
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JP3596934B2 (ja) | 2004-12-02 |
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