JP2002295464A - 転がり軸受ユニットの異常検出装置 - Google Patents

転がり軸受ユニットの異常検出装置

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JP2002295464A
JP2002295464A JP2001099989A JP2001099989A JP2002295464A JP 2002295464 A JP2002295464 A JP 2002295464A JP 2001099989 A JP2001099989 A JP 2001099989A JP 2001099989 A JP2001099989 A JP 2001099989A JP 2002295464 A JP2002295464 A JP 2002295464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受箱2a内に車軸1を支持する為の複列円
すいころ軸受3の異常検出の精度を向上させる。 【解決手段】 センサホルダ43内に、回転速度センサ
27aと温度センサ29aと振動センサ44とを保持す
る。このうちの温度センサ29aと振動センサ44との
検出信号に基づいて、上記複列円すいころ軸受3の異常
の有無を判定する。上記回転速度センサ27aの検出信
号に基づいて、異常判定の為の閾値を変更する。この構
成により、低速時に発生した異常の検出を可能にして、
上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る転がり軸受ユ
ニットの異常検出装置は、鉄道車両の車輪の回転軸或は
圧延機等の各種産業機械装置の回転軸を、車体或は支持
台等の固定の部分に回転自在に支持する転がり軸受ユニ
ットに剥離や焼き付き等の異常が発生した場合に、この
異常を検出する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄道車両の車輪をこの鉄道車両に
固定した軸受箱に対し回転自在に支持する為に、転がり
軸受ユニットを使用する。又、鉄道車両の走行速度を求
めたり、或は上記車輪が偏摩耗するのを防止する為の滑
走制御を行なう為には、上記車輪の回転速度を検出する
必要がある。更には、上記転がり軸受ユニット部分で異
常が発生してこの転がり軸受ユニットが焼き付くのを防
止する為には、この転がり軸受ユニットの温度を検出す
る必要がある。この為、上記転がり軸受ユニットに回転
速度センサ及び温度センサを組み込んだ、センサ付回転
支持装置により、上記車輪を上記軸受箱に対し回転自在
に支持すると共に、この車輪の回転速度並びに上記転が
り軸受ユニットの温度を検出する事が、近年行なわれる
様になっている。
【0003】図15〜16は、この様な鉄道車両用のセ
ンサ付回転支持装置の従来構造の1例を示している。図
示しない車輪を支持固定した状態で使用時に回転する回
転軸であり、軽量化の為に中空円筒状に構成した車軸1
は、使用時にも回転しない軸受箱2の内径側に、転がり
軸受ユニットである複列円すいころ軸受3により、回転
自在に支持されている。この複列円すいころ軸受3は、
互いに同心に配置した外輪4及び1対の内輪5と、複数
個の円すいころ6、6とを備える。このうちの外輪4
は、全体を円筒状に造っており、内周面に複列の外輪軌
道7を有する。これら各外輪軌道7は、それぞれが円す
い凹面状で、上記外輪4の軸方向端部に向かう程内径が
大きくなる方向に傾斜している。
【0004】又、上記1対の内輪5は、それぞれ略短円
筒状に造っており、それぞれの外周面に、円すい凸面状
の内輪軌道8を形成している。これら各内輪5は、互い
の小径側の端面同士を対向させた状態で、上記外輪4の
内径側に、この外輪4と同心に配置している。更に、上
記各円すいころ6、6は、上記各外輪軌道7と上記各内
輪軌道8との間に、それぞれ複数個ずつ、保持器9によ
り保持した状態で転動自在に設けている。
【0005】上述の様な複列円すいころ軸受3のうち、
上記外輪4は、上記軸受箱2に内嵌保持されている。図
示の例では、この軸受箱2の内周面の一端(図15の左
端)寄り部分に形成した段部10と、この軸受箱2の他
端部(図15の右端部)に内嵌固定した図示しない抑え
環との間で、上記外輪4を軸方向両側から挟持してい
る。一方、上記各内輪5は、これら両内輪5同士の間に
間座11を挟持した状態で、上記車軸1の一端(図15
の左端)寄り部分に外嵌している。又、上記車軸1の端
部で軸方向外側の内輪5よりも突出した部分には、油切
りと称される環状部材12を外嵌している。又、内側の
内輪の内端面は、別の環状部材を介して、上記車軸1の
中間部に形成した段差面に突き当てている。従って、上
記1対の内輪5が図15の状態よりも上記車軸1の中央
寄り(図15の右寄り)に変位する事はない。そして、
上記車軸1の外端部に形成した雄ねじ部13に螺合した
ナット14により、上記環状部材12を上記外側の内輪
4の外端面に向け抑え付けている。更に、上記ナット1
4の外端面にボルト15、15により固定した、回り止
めリング16の内周に設けた突起部を上記車軸1の外端
部外周面に設けた溝部に係合させて、上記ナット14の
緩み止めを図っている。
【0006】一方、上記外輪4の両端部には、それぞれ
軟鋼板等の金属板を断面クランク形で全体を略円筒状に
形成して成るシールケース17を内嵌固定している。そ
して、これら両シールケース17の内周面と上記各環状
部材12の外周面との間に、それぞれシールリング18
を設ける事により、前記複数個の円すいころ6、6を設
置した空間の両端開口部を塞いでいる。この構成によ
り、この空間の内外を遮断して、この空間内に封入した
潤滑用のグリースが外部に漏洩するのを防止すると共
に、外部から上記空間内に雨水や塵芥等の異物が進入す
るのを防止している。
【0007】又、上記車軸1の一端面には、鋼材等の磁
性金属材料により、断面L字形で全体を円輪状に形成し
たエンコーダ19を、複数本のボルト20、20によ
り、上記車軸1と同心に結合固定している。上記エンコ
ーダ19に設けた外向フランジ状の円輪部21の外周縁
には、凹部と凸部とを、円周方向に関して交互に且つ等
間隔で形成して、この外周縁部分の磁気特性を円周方向
に関して交互に且つ等間隔で変化させている。
【0008】又、前記軸受箱2の一端開口は、この軸受
箱2の一端部に固定したカバー22により塞いでいる。
このカバー22は、合成樹脂若しくは金属材料により全
体を有底円筒状に形成しており、円筒部23と、この円
筒部23の一端(図15の左端)開口を塞ぐ底板部24
と、この円筒部23の他端(図15の右端)寄り部分の
外周面に設けた外向フランジ状の取付部25とを備え
る。この様なカバー23は、上記円筒部23の他端部を
上記軸受箱2の一端部に内嵌すると共に、上記取付部2
5をこの軸受箱2の一端面に突き当てた状態で、この取
付部25を上記軸受箱2の一端面に図示しないボルトに
より固定する事により、上記軸受箱2の一端開口部を塞
ぐ。
【0009】又、上記円筒部23の一部で、上記エンコ
ーダ19の円輪部21の外周縁に直径方向に関して対向
する部分に、上記円筒部23の内外両周面を直径方向に
貫通するセンサ取付孔26を形成している。そして、こ
のセンサ取付孔26に回転速度センサ27を挿入し、こ
の回転速度センサ27の先端面(図15の下端面)に設
けた検出部を、上記円輪部21の外周縁に設けた被検出
部に、微小隙間を介して対向させている。一方、上記軸
受箱2の中間部で前記外輪4の周囲に位置する部分に
は、センサ取り付け用凹孔28を形成している。そし
て、このセンサ取り付け用凹孔28に、温度センサ29
を装着している。
【0010】上述の様に構成するセンサ付回転支持装置
の場合、運転時に車輪を支持固定した車軸1と共にエン
コーダ19が回転すると、このエンコーダ19の被検出
部を構成する凹部と凸部とが、上記回転速度センサ27
の先端面に設けた検出部の近傍を交互に通過する。この
結果、このセンサ27内を流れる磁束の密度が変化し、
このセンサ27の出力が変化する。この様にしてセンサ
27の出力が変化する周波数は、上記車輪の回転速度に
比例する。従って、上記センサ27の出力を図示しない
制御器に送れば、上記車輪の回転速度を検出でき、更に
は鉄道車両の滑走制御を適切に行なえる。
【0011】又、前記複列円すいころ軸受3の回転抵抗
が、前記各円すいころ6、6の過度のスキュー等、何ら
かの原因で異常に上昇し、上記複列円すいころ3の温度
が上昇すると、上記温度センサ29が、この温度を検知
する。この様にしてこの温度センサ29が検知した温度
信号は、やはり図示しない制御器に送り、この制御器
が、運転席に設置した警告灯を点灯させる等の警報を発
する。この様な警報が出された場合に、運転手が緊急停
止等の措置を講ずる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成し作用
する従来構造の場合、回転速度センサ27及び温度セン
サ29を、カバー22或は軸受箱2に対し互いに独立し
て支持固定している為、これら各センサ27、29の装
着作業が面倒なだけでなく、これら各センサ27、29
からの信号取り出しも面倒になる。即ち、上記回転速度
センサ27は取付フランジ30aを挿通した複数本のボ
ルト31a、31aにより上記カバー22に固定し、ハ
ーネス32aにより信号を取り出す様にしているのに対
して、上記温度センサ29は別の取付フランジ30bを
挿通した複数本のボルト31b、31bにより上記軸受
箱2に固定し、ハーネス32bにより信号を取り出す様
にしている。
【0013】この為、上記各センサ27、29の取り付
けスペースが嵩む他、取り付け作業が面倒になり、上記
各ハーネス32a、32bの取り回しも面倒になる。鉄
道車両用の回転支持装置には、上記回転速度センサ27
及び温度センサ29の他、振動を検知する為の加速度セ
ンサを組み付ける事も考えられており、上記回転支持装
置に組み込むセンサの数が増える傾向にある。そして、
センサの数が増えれば、上述した様な問題が一層顕著に
なる。
【0014】又、上記従来構造の場合には、上記回転速
度センサ27の信号と上記温度センサ29の信号とは、
互いに独立して処理しており、互いに関連付けて処理す
る事を考慮してはいなかった。即ち、上記回転速度セン
サ27の検出信号は、車輪の回転速度を検出する為にの
み利用し、複列円すいころ軸受3の異常の有無の判定
は、上記温度センサ29の検出信号のみで行なってい
た。この為、異常検出の信頼性を必ずしも十分に確保で
きない。この理由は、鉄道車両の回転支持部等に組み込
んだ、複列円すいころ軸受ユニット3等の転がり軸受ユ
ニットの場合、常に一定速度で回転している訳ではない
為、この転がり軸受ユニットの摩擦損失による発熱が一
定でない事による。言い換えれば、正常な転がり軸受ユ
ニットでも、回転速度の変動によって温度が常に変化し
ている為、温度変化のみで転がり軸受ユニットの異常の
有無を判定する事は難しい。
【0015】即ち、上記温度センサ29の検出信号のみ
で、上記転がり軸受ユニットの異常の有無を判定する場
合には、この異常の有無を判定する為の温度の閾値を、
温度上昇する高速回転時を基準として規定しなければな
らない。この結果、低速運転時に発生する異常の検出を
行なえない可能性がある。この様な事情から、転がり軸
受ユニットの異常検出の信頼性を高める為には、温度以
外の要素も合わせて考慮しつつ判定する事が好ましいも
のと考えられる。尚、この様な問題は、鉄道車両の車輪
用回転支持部に限らず、圧延機等の各種産業機械装置の
回転軸等、他の機械装置の回転支持部でも生じる。本発
明の転がり軸受ユニットの異常検出装置は、この様な事
情に鑑みて発明したものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の転がり軸受ユニ
ットの異常検出装置は、外輪と、内輪と、複数個の転動
体と、エンコーダと、回転速度センサと、少なくとも1
個の異常検出用センサと、コンパレータ等の比較手段
と、閾値設定手段とを備える。このうちの外輪と内輪と
は、互いに相対回転するものであって、一方が回転輪で
あり他方が固定輪である。又、上記各転動体は、上記外
輪の内周面に形成された外輪軌道と上記内輪の外周面に
形成された内輪軌道との間に、転動自在に設けられてい
る。又、上記エンコーダは、上記回転輪又はこの回転輪
と共に回転する部分に支持されてこの回転輪と共に回転
する。又、上記回転速度センサは、上記固定輪又はこの
固定輪を支持した部分に保持されてその検出部をこのエ
ンコーダの被検出部に対向させている。又、上記異常検
出用センサは、上記回転速度センサを保持したホルダ内
に、この回転速度センサに加えて保持されたもので、温
度センサと振動センサとのうちから選択される一方又は
双方のセンサである。又、上記比較手段は、上記異常検
出用センサの検出信号に基づく転がり軸受ユニットの状
態を表す状態信号と閾値とを比較する。そして、この状
態信号が閾値を上回った場合に、上記転がり軸受ユニッ
トが異常である旨(測定値が閾値を上回った事)を表す
信号を出す。更に、上記閾値設定手段は、上記回転速度
センサからの信号に基づいて、回転軸の回転速度により
上記閾値を設定する。
【0017】
【作用】上述の様に構成する本発明の転がり軸受ユニッ
トの異常検出装置の場合には、単一のセンサホルダに少
なくとも回転速度センサと異常検出用センサとを含む複
数種類のセンサを保持している為、これら各センサの取
り付けスペースを小さくできるだけでなく、取り付け作
業が容易になり、これら各センサの信号を取り出す為の
ハーネスの取り回しも容易になる。又、上記異常検出用
センサの検出信号に基づいて異常であるか否かを判定す
る為の閾値を、上記回転速度センサが検出する回転軸の
回転速度に応じて変化させるので、上記閾値を高く設定
し過ぎる事がなくなり、上記転がり軸受ユニットの異常
検出の信頼性向上を図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜3は、請求項1〜2に対応
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。図示
しない車輪を支持固定した状態で使用時に回転する回転
軸である車軸1は、使用時にも回転しない軸受箱2aの
内径側に、転がり軸受ユニットである複列円すいころ軸
受3により、回転自在に支持している。この複列円すい
ころ軸受3は、互いに同心に配置した外輪4及び1対の
内輪5、5と、転動体である複数個の円すいころ6、6
とを備える。このうちの外輪4は、全体を円筒状に造っ
ており、内周面に複列の外輪軌道7、7を有する。これ
ら各外輪軌道7、7は、それぞれが円すい凹面状で、上
記外輪4の軸方向端部に向かう程内径が大きくなる方向
に、互いに逆方向に傾斜している。
【0019】又、上記1対の内輪5、5は、それぞれ略
短円筒状に造っており、それぞれの外周面に、円すい凸
面状の内輪軌道8を形成している。これら各内輪5、5
は、互いの小径側の端面同士を対向させると共にこれら
両端面同士の間に短円筒状の間座11を挟持した状態
で、上記外輪4の内径側に、この外輪4と同心に配置し
ている。更に、上記各円すいころ6、6は、上記各外輪
軌道7、7と上記各内輪軌道8、8との間に、それぞれ
複数個ずつ、保持器9、9により保持した状態で転動自
在に設けている。
【0020】上述の様な複列円すいころ軸受3のうち、
上記外輪4は、上記軸受箱2aに内嵌保持されている。
本例の場合には、この軸受箱2aの内周面の一端(図1
の左端)寄り部分に形成した段部10と、この軸受箱2
aの他端部(図1の右端部)に内嵌固定した抑え環33
との間で、上記外輪4を軸方向両側から挟持している。
一方、上記各内輪5、5及びこれら両内輪5、5同士の
間に挟持した上記間座11は、上記車軸1の一端(図1
の左端)寄り部分に外嵌固定している。
【0021】上記各内輪5、5及び間座11を上記車軸
1の端部に固定する為に、上記車軸1の端部には、軸方
向に離隔させて、それぞれが油切りと称される環状部材
12a、12bを外嵌している。このうち、上記車軸1
の軸方向内寄り部分に外嵌した環状部材12aは、この
車軸1の端部軸方向内寄り部分に形成した段部34と係
合させて、この車軸1の軸方向内側への変位を阻止され
ている。これに対してこの車軸1の軸方向外寄りに外嵌
した環状部材12bは、この車軸1の端面にボルト15
a、15aにより固定されたエンドキャップ35により
抑え付けて、上記車軸1から抜け出る方向への変位を阻
止されている。上記各内輪5、5及び間座11は、この
様にして上記車軸1の端部に固定した1対の環状部材1
2a、12bにより軸方向両側から挟持して、上記車軸
1の端部に固定している。
【0022】一方、上記外輪4の両端部には、それぞれ
軟鋼板等の金属板を断面クランク形で全体を略円筒状に
形成して成るシールケース17a、17bを、締り嵌め
により内嵌固定している。そして、これら両シールケー
ス17a、17bの内周面と上記各環状部材12a、1
2bの外周面との間に、それぞれシールリング18a、
18aを設ける事により、前記複数個の円すいころ6、
6を設置した内部空間36の両端開口部を塞いでいる。
この構成により、この内部空間36内に封入した潤滑用
のグリースが外部に漏洩するのを防止すると共に、外部
からこの内部空間36内に雨水や塵芥等の異物が進入す
るのを防止している。
【0023】又、上記間座11の中間部外周面には、鋼
材等の磁性金属材料により一体形成したエンコーダ19
aを、締り嵌めにより外嵌固定している。このエンコー
ダ19aは全体を外歯歯車状に形成したもので、その外
周縁には凹部と凸部とを、円周方向に関して交互に且つ
等間隔で形成している。従って、この外周縁部分の磁気
特性は、円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化して
おり、この外周縁部分が、車輪の回転速度検出の為の被
検出部として機能する。尚、上記エンコーダ19aは、
鋼材等の磁性金属により造られた外歯歯車状のものに限
らず、鋼板等の磁性金属板を円筒状に成形したものに、
軸方向に長いスリット状で少なくとも外周面に開口する
孔を、円周方向に関して等間隔に多数形成したものであ
っても良い。更には、円筒状に形成した磁性金属板製の
芯材の外周面にゴム磁石を、全周に亙って添着したもの
であっても良い。この場合にこのゴム磁石は、径方向に
着磁すると共に着磁方向を円周方向に亙って交互に且つ
等間隔で変える事により、外周面にS極とN極とを交互
に且つ等間隔で配置する。
【0024】又、前記軸受箱2aの下部には、後述する
センサユニット37を設置する為の収納部38を、下方
に突出する状態で形成している。前記外輪4の下端部外
周面は、この収納部38内に露出している。そして、こ
の外輪4の下端部に形成したセンサ取付孔26aの外端
開口を、上記収納部38内に位置させている。このセン
サ取付孔26aは、上記外輪4の軸方向中間部で1対の
外輪軌道7、7同士の間部分に、この外輪4の内外両周
面同士を連通させる状態で形成している。上記センサ取
付孔26aは、外径寄りの大径部39と内径寄りの小径
部40とを段部41により連続させた段付形状を有す
る。
【0025】そして、この様なセンサ取付孔26a内
に、隔壁状ケース42を内嵌支持している。この隔壁状
ケース42は、アルミニウム又はその合金、銅又はその
合金、ステンレス鋼板等の、伝熱性の良好な非磁性材に
より薄肉に造ったもので、基半部(図1〜2の下半部)
を上記センサ取付孔26a内に密に内嵌自在な段付円筒
状とし、先半部(図1〜2の上半部)を、先端開口を塞
がれた有底円筒状としている。この様な隔壁状ケース4
2の基半部を上記センサ取付孔26aに密に内嵌した状
態で、この隔壁状ケース42の先端面(図1〜2の上端
面)は、上記エンコーダ19aの外周面に近接対向す
る。尚、上記隔壁状ケース42は、非磁性で伝熱性の良
好な金属製とする事が好ましい。但し、多少伝熱性は劣
るが、合成樹脂、ゴム等の非磁性材のうちから選択され
る、十分な耐熱性を有する材料により構成しても良い。
【0026】この様にして上記センサ取付孔26a内に
保持した上記隔壁状ケース42内に前記センサユニット
37を、この隔壁状ケース42の基端開口部から、上記
外輪4の径方向外方から内方に挿入している。上記セン
サユニット37は、単一のセンサホルダ43内に、回転
速度センサ27aと、温度センサ29aと、振動を検出
する為の振動センサ(加速度センサ)44とを保持して
成る。このうちの回転速度センサ27aは、従来と同様
に、磁気抵抗素子、ホール素子、永久磁石と磁気コイル
との組み合わせ等、磁束の密度或は方向の変化に対応し
て出力を変化させるものを使用する。この様な回転速度
センサ27aは、上記センサホルダ43の先端部に包埋
し、その検出面を上記隔壁状ケース42の底部を介し
て、上記エンコーダ19aの外周面に近接対向させてい
る。これに対して上記温度センサ29aは、上記センサ
ホルダ43の中間部外周面寄り部分に支持し、上記隔壁
状ケース42の中間壁を介して、上記センサ取付孔26
aの内周面に対向させている。即ち、上記温度センサ2
9aを支持する位置は、極力上記外輪4に近く、この外
輪4の熱の影響を受け易い部分としている。更に、上記
振動センサ44は、上記センサホルダ43の一部で、上
記回転速度センサ27a及び上記温度センサ29aと干
渉しない部分に包埋支持している。要は、上記振動セン
サ44は、上記外輪4から上記センサホルダ43に伝わ
る振動を検出できる位置に保持すれば良い。
【0027】尚、上記温度センサ29aの温度検出性能
を向上させる為には、上記センサホルダ43の熱伝導率
が良い事、及び、このセンサホルダ43の温度が短時間
で周囲温度に達する様にする為に、このセンサホルダ4
3の熱容量が小さい事が必要である。従って、このセン
サホルダ43の材質としては、熱伝導率が大きく、単位
体積当たりの熱容量(=密度×比熱)が小さいものが適
している。具体的には、上記センサホルダ43の材質と
して、強度及びコスト上の問題がなければ、上記各特性
を有する、アルミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛等
や、これらの合金を使用する事が望ましい。但し、やや
温度検出性能を劣化させるが、ステンレス鋼や合成樹
脂、ゴム等のうちから選択される、十分な耐熱性を有す
る材料製とする事も可能である。但し、この場合には、
上記振動センサ44をセンサホルダ43の外周面に近い
部分に設置する等により、上記外輪4とこの振動センサ
44との間に、合成樹脂やゴム等の剛性が低い材料を介
在させない様にして、上記外輪4の振動が上記振動セン
サ44に伝わり易くする。
【0028】又、上記センサホルダ43のうちで、上記
エンコーダ19aに対向して前記回転速度センサ27a
が設置されている部分、即ち、これらエンコーダ19a
と回転速度センサ27aとの間部分並びにその近傍部分
は、磁束の変化に影響を与えない様にすべく、非磁性材
製とする事が必要である。これに対して、上記間部分及
び近傍部分以外の部分に就いては、磁性材製とする事も
可能である。又、上記外輪4から上記温度センサ29a
にまで熱が伝わり易くする為に、上記隔壁状ケース42
に就いても、前述の様に、熱伝導性の良好な金属の薄板
により造っている。但し、上記隔壁状ケース42の少な
くとも一部に就いては、上述の様に上記回転速度センサ
27aによる回転速度検出機能を確保する為、非磁性材
とする事が必要である。
【0029】上述の様なセンサユニット37は、上記隔
壁状ケース42内に挿入した状態で、その基端部に設け
た取付フランジ30cを上記外輪4の外周面にボルト3
1c、31cで結合する等により、この外輪4に対し固
定する。この状態で、上記センサユニット37の先端面
に存在する上記回転速度センサ27aの検出部が、上記
隔壁状ケース42の底部及び微小隙間を介して、上記エ
ンコーダ19aの外周面に近接対向する。又、上記温度
センサ29aは、上記外輪4に形成したセンサ取付孔2
6aの内周面に、上記隔壁状ケース42の中間壁部を介
して対向する。上記回転速度センサ27aの出力信号を
取り出す為のハーネスと上記温度センサ29aの出力を
取り出す為のハーネスと前記振動センサ44の出力を取
り出す為のハーネスとは、一緒に束ねて1本のケーブル
45とし、図示しない制御器に接続する。上記各センサ
27a、29a、44からの信号を受けた制御器が、滑
走制御や警報を発する等の制御を行なう。
【0030】上述の様に本発明のセンサ付回転支持装置
の場合には、単一のセンサホルダ43に上記回転速度セ
ンサ27aと上記温度センサ29aと上記振動センサ4
4を保持している為、これら各センサ27a、29a、
44の取り付けスペースを小さくできる。しかも、これ
ら各センサ27a、29a、44の取り付け作業が容易
になる。又、これら各センサ27a、29a、44の出
力信号を取り出す為のハーネスを一緒に束ねて1本のケ
ーブル45としている為、上記各センサ27a、29
a、44の信号を取り出す為のハーネスの取り回しも容
易になる。
【0031】本発明の転がり軸受ユニットの異常検出装
置を構成する為の、センサ付転がり軸受ユニットの構造
は上述の通りであるが、本発明の転がり軸受ユニットの
異常検出装置は、この様なセンサ付転がり軸受ユニット
とコンパレータ(比較手段)及び閾値設定回路(閾値設
定手段)とを組み合わせる事により、運転速度が低速か
ら高速まで頻繁に変化する、前記複列円すいころ軸受3
の異常検出を、高い信頼性で行なえる。次に、この異常
検出の有無を判定する為の判定回路の5例に就いて説明
する。
【0032】先ず、図4に示した第1例は、回転速度セ
ンサ27aの検出信号により得られる複列円すいころ軸
受3に支持された車軸1の回転速度と、温度センサ29
aの検出信号により得られる上記複列円すいころ軸受3
の温度とから、この複列円すいころ軸受3の異常の有無
を判定するものである。この第1例では、上記回転速度
センサ27aの検出信号を処理する回転速度検出回路4
6で得られた、上記車軸1の回転速度に関する値を表す
速度信号によって、閾値設定回路47により異常検出用
の閾値を決定する。そして、この閾値と、上記温度セン
サ29aから送られてくる温度信号とをコンパレータ4
8により比較し、この比較の結果を表す信号を軸受異常
判定回路49により判定して、上記複列円すいころ軸受
3の異常の有無を判定する。そして、異常がある場合に
は、ブザー、警告灯等の警報器50に信号を送って、こ
の警報器50を作動させ、運転者や作業者等に異常発生
を知らせる警報を発する。この様な本例の処理装置で
は、上記回転速度センサ27aの検出信号により求めら
れる、上記複列円すいころ軸受3の回転速度の変化に従
って、異常検出用の温度の閾値を順次変更する事によ
り、高速回転時だけでなく、低速回転時に発生する転が
り軸受ユニットの異常を検出する事が可能となる。尚、
上述の図4に示した様な判定回路に於いて、上記回転速
度検出回路46、閾値設定回路47、コンパレータ4
8、軸受異常判定回路49等は、A/Dコンバータやマ
イクロプロセッサ、DSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)等を使用した回路により、ソフトウェア処理する事
も可能である。
【0033】次に、図5に示した第2例は、回転速度セ
ンサ27aの検出信号により得られる、複列円すいころ
軸受3に支持された車軸1の回転速度と、振動センサ4
4の検出信号により得られるこの複列円すいころ軸受3
の振動とから、この複列円すいころ軸受3の異常の有無
を判定するものである。本例の場合には、上記振動に関
する異常検出用の閾値を、上記回転速度センサ27aの
検出信号に基づいて得られる速度信号に応じて設定し、
この閾値と上記振動センサ44からの信号をコンパレー
タ48aで比較して、上記複列円すいころ軸受3の異常
の有無を判定する様に構成している。この様な本例の処
理装置の場合には、上記複列円すいころ軸受3の回転速
度の変化に伴って、上記振動に関する異常検出の閾値を
順次変更する事により、低速回転時に於ける上記複列円
すいころ軸受3の異常振動を検出する事が可能となり、
この複列円すいころ軸受3内部の転がり接触面に生じた
僅かな剥離も早期に検出する事ができる。
【0034】即ち、一般に複列円すいころ軸受3を含む
転がり軸受ユニットの運転時に発生する振動の大きさ
は、回転速度が速い程大きくなる。この為、振動センサ
44の検出信号のみで上記複列円すいころ軸受3等の転
がり軸受ユニットの異常の有無を判定しようとした場合
には、予想される最高回転数時に発生する振動値に合わ
せて、異常検出用の閾値を設定する必要がある。この
為、低速回転時に於ける上記複列円すいころ軸受3等の
転がり軸受ユニットの異常の検知が難しかった。これに
対して本例の処理装置を使用すれば、その時の回転速度
に合わせて異常検出用の閾値を順次変更する事ができる
ので、振動の大きさに基づいて、剥離等の異常検出を高
い信頼性で行なえる。尚、上述の図5に示した様な判定
回路に於いても、上記回転速度検出回路46、閾値設定
回路47、コンパレータ48a、軸受異常判定回路49
等は、A/Dコンバータやマイクロプロセッサ、DSP
(デジタルシグナルプロセッサ)等を使用した回路によ
り、ソフトウェア処理する事も可能である。
【0035】次に、図6に示した第3例も、回転速度セ
ンサ27aの検出信号により得られる、複列円すいころ
軸受3に支持された車軸1の回転速度と、振動センサ4
4の検出信号により得られるこの複列円すいころ軸受3
の振動とから、この複列円すいころ軸受3の異常の有無
を判定するものである。特に、本例の場合には、振動セ
ンサ44から送り出される、上記複列円すいころ軸受3
の振動を表す信号を、可変フィルタ51に通す。この可
変フィルタ51は、上記回転速度センサ27aの検出信
号から求められる、上記複列円すいころ軸受3の回転速
度を表す信号に基づいて、除去又は減衰させる周波数を
変化させる。そして、この可変フィルタ51によって、
上記複列円すいころ軸受3の回転数成分を除去又は減衰
させた後の振動値と、上述した第2例と同様にして得た
異常検出用の閾値とを、コンパレータ48aにより比較
して、上記複列円すいころ軸受3の異常の有無を判定す
る様にしている。
【0036】複列円すいころ軸受3等の転がり軸受ユニ
ットの回転時に発生する振動は一般的に、回転数に同期
した回転数成分の振動の値が最も大きいが、上記複列円
すいころ軸受3等の転がり軸受ユニットの内部に剥離等
の損傷が発生した場合は、上記回転数に同期しない周波
数成分の振動値が大きくなる。そこで本例の場合は、上
記回転速度センサ27aの信号を元にして除去又は減衰
させる周波数を変化させる、上記可変フィルタ51を通
す事により、回転数成分に対応する周波数の振動値を除
去又は減衰させる。従って、上記可変フィルタ51を通
過後の信号が表す振動には、通常時でも現れる周波数成
分がないか、あっても僅かであり、その分だけ、異常に
伴って発生する振動の成分が顕在化するので、複列円す
いころ軸受3等の転がり軸受ユニットの異常の有無に関
する検出精度を高める事ができる。この為、この複列円
すいころ軸受3内部の転がり接触部分で剥離が発生し始
めた初期段階で、この複列円すいころ軸受3の異常を検
出する事ができ、この複列円すいころ軸受3に焼き付き
等の重大な損傷が発生する事を未然に防止する事ができ
る。尚、上述の図6に示した様な判定回路に於いても、
上記回転速度検出回路46、閾値設定回路47、コンパ
レータ48a、軸受異常判定回路49等は、A/Dコン
バータやマイクロプロセッサ、DSP(デジタルシグナ
ルプロセッサ)等を使用した回路により、ソフトウェア
処理する事も可能である。
【0037】次に、図7に示した第4例も、回転速度セ
ンサ27aの検出信号により得られる、複列円すいころ
軸受3に支持された車軸1の回転速度と、振動センサ4
4の検出信号により得られるこの複列円すいころ軸受3
の振動とから、この複列円すいころ軸受3の異常の有無
を判定するものである。特に、本例の場合には、上記振
動センサ44が検出した振動の波形を、周期分析回路5
2で分析してから、上記複列円すいころ軸受3の異常の
有無を判定する様にしている。この為に本例の場合には
軸受異常判定回路49aで、上記回転速度センサ27a
の検出信号から求められる、上記複列円すいころ軸受3
の回転速度を表す回転速度信号に基づいて、この複列円
すいころ軸受3から発生する各種振動の周期T1 、T
2 、T3 の計算と、この複列円すいころ軸受3の異常の
有無の判定とを行なっている。尚、これら各周期T1
2 、T3 とは、上記複列円すいころ軸受3が内輪回転
の場合で、T1 は外輪4の内周面に形成した外輪軌道7
に剥離が生じた場合の振動周期を、T2 は、内輪5の外
周面に形成した内輪軌道8に剥離が発生した場合の振動
周期を、T3 は、転動体である円すいころ6の転動面に
剥離が発生した場合の振動周期を、それぞれ表してい
る。上記回転速度信号を利用して、上記振動センサ44
からの信号の周期を分析する事により、上記複列円すい
ころ軸受3に剥離に基づく損傷が発生しているか否かの
判定を行なえるだけでなく、この複列円すいころ軸受3
の何れの部分に剥離が発生しているかを特定する事もで
きる。
【0038】例えば、上記複列円すいころ軸受3が内輪
回転で使用される場合は、静止側である外輪4の内周面
に形成した外輪軌道7に剥離が生じた場合、下記の式で
表される周波数の振動が発生する。 f1 =z・fc 但し、z:転動体数、fc:保持器回転周波数 そして、この振動の周期T1 は、次式で表される。 T1 =1/f1 =1/(z・fc) これに対して、回転側である内輪5の外周面に形成した
内輪軌道8に剥離が発生した場合には、下記の式で表さ
れる周波数の振動が発生する。 f2 =z・(fr−fc) 但し、z:転動体数、fr:内輪回転周波数、fc:保
持器回転周波数そして、この振動の周期T2 は、次式で
表される。 T2 =1/f2 =1/{z・(fr−fc)} 更に、転動体である円すいころ6の転動面に剥離が発生
した場合には、次の式で表される周波数の振動が発生す
る。 f3 =2・fb 但し、fb:転動体の自転周波数 そして、この振動の周期T3 は、次式で表される。 T3 =1/f3 =1/(2・fb) これらの場合に、fc、fr、fb等の周波数は、複列
円すいころ軸受3等の転がり軸受ユニットの諸元及びそ
の回転数が分かれば計算できるので、振動波形の周期を
分析する事により、上記複列円すいころ軸受3の何れの
部位に剥離が発生したかを特定できる。
【0039】例えば、上記各周期T1 、T2 、T3 以外
の周期を有する振動成分が増加している場合は、複列円
すいころ軸受3の転がり接触面以外の部位に異常が発生
している事になる。従って、本例の様に、周期分析回路
52により振動センサ44の検出信号の周期分析を行な
う場合には、上記複列円すいころ軸受3及びその周囲部
分を含めた、回転支持部及びその周辺部分を含む部分の
異常を検知する事ができる。この場合に、例えば、回転
数の1次成分に相当する周期が特に大きくなっている場
合には、車輪の1個所に滑走による偏摩耗が発生してい
る事が推定される。尚、上述の図7に示した様な判定回
路に於いても、上記回転速度検出回路46、周期分析回
路52、軸受異常判定回路49a等は、A/Dコンバー
タやマイクロプロセッサ、DSP(デジタルシグナルプ
ロセッサ)等を使用した回路により、ソフトウェア処理
する事も可能である。
【0040】次に、図8に示した第5例も、回転速度セ
ンサ27aの検出信号により得られる複列円すいころ軸
受3に支持された車軸1の回転速度と、振動センサ44
の検出信号により得られるこの複列円すいころ軸受3の
振動とから、この複列円すいころ軸受3の異常の有無を
判定するものである。特に、本例の場合には、振動信号
を包絡線処理を施す為の包絡線処理回路53に通し、そ
の処理波形を使用して周波数分析をしている。上記振動
センサ44が検出した振動の波形そのもの(生波形)を
周波数分析すると上記複列円すいころ軸受3の異常を分
析できないが、この振動の生波形を包絡線処理し、その
処理波形を使用して周波数分析回路63により周波数分
析を行なうと、上記複列円すいころ軸受3等の転がり軸
受ユニットの異常を分析する事が可能となり、転がり接
触部分の剥離に基づいて発生する振動の周波数f1 、f
2 、f3 を検知する事ができる。尚、上述の図8に示し
た様な判定回路に於いても、上記回転速度検出回路4
6、包絡線処理回路53、周波数分析回路63、軸受異
常判定回路49等は、A/Dコンバータやマイクロプロ
セッサ、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)等を使
用した回路により、ソフトウェア処理する事も可能であ
る。
【0041】何れにしても、図4〜8にその5例を示し
た処理回路で、複列円すいころ軸受3等の転がり軸受ユ
ニット部分の異常検出用の閾値の設定を回転速度の変化
に伴って順次変更したり分析する事で、従来は難しかっ
た、刻々と変化する複列円すいころ軸受3等の転がり軸
受のユニットの状態に応じた最適な閾値の設定が可能に
なる。そして、この複列円すいころ軸受3等の転がり軸
受ユニットの異常の有無の判定精度を飛躍的に向上させ
る事ができる。
【0042】尚、回転速度センサ以外に、振動センサ及
び温度センサを両方組み合わせた構成に於いては、温度
及び振動の両方の信号から複列円すいころ軸受3の異常
を検知できる事になり、グリースの劣化による潤滑不良
や異物噛み込み等による転がり接触面の剥離等の異常
を、幅広く検知する事が可能となる。以上に述べた様な
複列円すいころ軸受3の異常検出装置によれば、上記複
列円すいころ軸受3等の転がり軸受ユニットの異常を早
期に検知する事を可能にして、この複列円すいころ軸受
3等の転がり軸受ユニットに焼き付き等の重大な損傷が
発生する事を有効に防止する事が可能になる。
【0043】更に、本例の場合には、前記外輪4の内径
側に存在して前記各円すいころ6、6を設置した内部空
間36に向け径方向内方に突出する前記隔壁状ケース4
2により、この内部空間36と、上記外輪4の周囲に存
在する外部空間54とを遮断している。従って、前記セ
ンサ取付孔26aから前記センサユニット37を抜き出
した状態でも、上記両空間36、54同士が連通する事
がない。この為、このうちの内部空間36内に異物が侵
入したり、この内部空間36内のグリースが漏洩する事
を確実に防止できる。
【0044】次に、図9〜11は、やはり請求項1〜2
に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示してい
る。本例の場合には、車軸1の端面にボルト15a、1
5aにより固定したエンドキャップ35aに、回転速度
検出の為のエンコーダとしての機能を持たせている。こ
の為に本例の場合には、上記エンドキャップ35aを、
炭素鋼等の磁性金属材により造ると共に、このエンドキ
ャップ35aの外周縁部に、歯車状の凹凸を形成してい
る。又、軸受箱2bの外端開口部を塞いだ有底円筒状の
カバー22aの円筒部23aの一部で上記エンドキャッ
プ35aの外周縁部に対向する部分に、センサ取付孔2
6bを形成している。そして、このセンサ取付孔26b
内に、センサユニット37aを組み付けている。上記カ
バー22aは、鋼、アルミニウム合金等の、伝熱性が良
好で剛性が高い(振動を伝達し易い)金属により造っ
て、複列円すいころ軸受3部分の温度及び振動が、上記
センサユニット37aにまで伝わり易くしている。尚、
本例の場合には、このセンサ取付孔26bと、複列円す
いころ軸受3の内部空間36との間にシールリング18
aが存在する為、上記センサ取付孔26b部分には、前
述の第1例に使用した様な隔壁状ケース42(図3)を
設ける必要はない。
【0045】本例の場合には、上記センサ取付孔26b
内に、上記センサユニット37aを組み付けている。こ
のセンサユニット37aの構成は、上記カバー22aに
対する取り付け用のフランジの形状が異なる以外、上記
第1例に使用したセンサユニット37(図1〜3)と同
様である。又、上記センサユニット37aに組み込んだ
回転速度センサ27a、温度センサ29a、振動センサ
44の出力を、前述の図4〜8の何れかに記載した様な
判定回路により判定して、上記複列円すいころ軸受3の
異常検出の有無を判定する点も、前述した第1例の場合
と同様である。
【0046】次に、図12〜14は、請求項1〜3に対
応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本
例の場合には、複列円すいころ軸受3の内部空間36と
外部とを遮断する為のシールリング18cを支持する為
のシールケース17cに、センサユニット37bを支持
固定している。即ち、本例の場合には、このシールケー
ス17cの外端部に設けた円輪部55を上記シールリン
グ18cよりも外方(図12〜13の左方)に突出させ
ると共に、上記円輪部55の一部に上記センサユニット
37bの取付フランジ60を、ボルト61、61とナッ
ト62との螺合により結合固定している。尚、上記ナッ
ト62は、上記シールケース17cの内側に溶接された
鋼板に、上記センサ37bを固定する為のタップを形成
したものである。この様なナット62は、上記ボルト6
1、61を螺合する為のねじ孔の必要長さを確保すると
共に、上記センサ37bの固定部分の補強の役目を持っ
ている。又、車軸1の外端部に外嵌して、内輪5とエン
ドキャップ35bとの間に挟持された円筒状の間座56
に、エンコーダ19bを外嵌固定している。
【0047】上記センサユニット37bは、回転速度セ
ンサ27bを検出対象であるエンコーダ19bに近接対
向する様に配置し、温度センサ29bを、上記シールケ
ース17cの円輪部55に当接若しくは近接する状態で
基端部(図12〜13の右端部)に、振動センサ44を
先端部(図12〜13の左端部)に、それぞれセンサホ
ルダ43に包埋する状態で保持している。そして、上記
回転速度センサ27bの検出面を、上記エンコーダ19
bの外周縁に近接対向させている。
【0048】更に、本例の場合には、軸受箱2bの開口
端部に被着したカバー22bに、信号伝達用のケーブル
45aの端部を接続自在なコネクタ57を設けている。
そして、上記回転速度センサ27b、温度センサ29
b、及び、振動センサ44に付属のハーネス58a、5
8b、58cを上記コネクタ57に、着脱自在に接続し
ている。即ち、上記カバー22bに固定したこのコネク
タ57に、上記ケーブル45a及び上記各ハーネス58
a、58b、58cの端部に設けたプラグ59a、59
bを、互いに独立して着脱自在としている。この様な構
成により、上記各ハーネス58a、58b、58cと上
記ケーブル45aとの接続作業の容易化を図っている。
この様な本例の場合も、上記センサユニット37bに組
み込んだ回転速度センサ27a、温度センサ29a、振
動センサ44の出力を、前述の図4〜8の何れかに記載
した様な判定回路により判定して、上記複列円すいころ
軸受3の異常検出の有無を判定する。
【0049】
【発明の効果】本発明の転がり軸受ユニットの異常検出
装置は、以上に述べた通り構成され作用するので、鉄道
車両や各種産業機械等の回転支持部の異常検出の信頼性
を向上させて、これら回転支持部を有する各種機械装置
の運転時の安全性向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】図1の左方から見た図。
【図3】図1のA部拡大図。
【図4】転がり軸受ユニットの異常検出を行なうの為の
回路の第1例を示すブロック図。
【図5】同第2例を示すブロック図。
【図6】同第3例を示すブロック図。
【図7】同第4例を示すブロック図。
【図8】同第5例を示すブロック図。
【図9】本発明の実施の形態の第2例を示す断面図。
【図10】図9の左方から見た半部端面図。
【図11】図9のB部拡大図。
【図12】本発明の実施の形態の第3例を示す半部断面
図。
【図13】図12のC部拡大図。
【図14】図13のD矢視図。
【図15】従来構造の1例を示す断面図。
【図16】図15の左方から見た半部端面図。
【符号の説明】
1 車軸 2、2a、2b 軸受箱 3 複列円すいころ軸受 4 外輪 5 内輪 6 円すいころ 7 外輪軌道 8 内輪軌道 9 保持器 10 段部 11 間座 12、12a、12b 環状部材 13 雄ねじ部 14 ナット 15、15a ボルト 16 回り止めリング 17、17a、17b、17c シールケース 18、18a、18b、18c シールリング 19、19a、19b エンコーダ 20 ボルト 21 円輪部 22、22a、22b カバー 23、23a 円筒部 24 底板部 25 取付部 26、26a、26b センサ取付孔 27、27a、27b 回転速度センサ 28 センサ取り付け用凹孔 29、29a、29b 温度センサ 30a、30b、30c 取付フランジ 31a、31b、31c ボルト 32a、32b ハーネス 33 抑え環 34 段部 35、35a、35b エンドキャップ 36 内部空間 37、37a、37b センサユニット 38 収納部 39 大径部 40 小径部 41 段部 42 隔壁状ケース 43、43a センサホルダ 44 振動センサ 45、45a ケーブル 46 回転速度検出回路 47 閾値設定回路 48、48a コンパレータ 49、49a 軸受異常判定回路 50 警報器 51 可変フィルタ 52 周期分析回路 53 包絡線処理回路 54 外部空間 55 円輪部 56 間座 57 コネクタ 58a、58b、58c ハーネス 59a、59b プラグ 60 取付フランジ 61 ボルト 62 ナット 63 周波数分析回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに相対回転する外輪と内輪とを有
    し、これら外輪と内輪とのうちの一方が回転輪であり他
    方が固定輪であって、これら外輪の内周面に形成された
    外輪軌道と内輪の外周面に形成された内輪軌道との間に
    転動自在に設けられた複数個の転動体と、上記回転輪又
    はこの回転輪と共に回転する部分に支持されてこの回転
    輪と共に回転するエンコーダと、上記固定輪又はこの固
    定輪を支持した部分に保持されてその検出部をこのエン
    コーダの被検出部に対向させた回転速度センサと、この
    回転速度センサを保持したホルダ内に、この回転速度セ
    ンサに加えて保持された、温度センサと振動センサとの
    うちから選択される少なくとも1個の異常検出用センサ
    と、この異常検出用センサの検出信号に基づく転がり軸
    受ユニットの状態を表す状態信号と閾値とを比較する比
    較手段と、回転速度センサからの信号に基づいて、上記
    回転輪の回転速度に応じて上記閾値を設定する閾値設定
    手段とを備える転がり軸受ユニットの異常検出装置。
  2. 【請求項2】 回転速度センサを保持する部分が、外輪
    と、軸受箱の開口端部に被着したカバーと、転動体を設
    置した部分と外部とを遮断する為のシール部材を支持す
    る為に上記外輪に支持したシールケースとのうちから選
    択される何れかの部分である、請求項1に記載した転が
    り軸受ユニットの異常検出装置。
  3. 【請求項3】 軸受箱の開口端部に被着したカバーに、
    信号伝達用のケーブルの端部にコネクタが設けられてお
    り、回転速度センサ及び異常検出用センサに付属のハー
    ネスにこのコネクタと接続自在な別のコネクタが設けら
    れている、請求項2に記載した転がり軸受ユニットの異
    常検出装置。
JP2001099989A 2000-12-01 2001-03-30 転がり軸受ユニットの異常検出装置 Withdrawn JP2002295464A (ja)

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