JP2004354231A - 鉄道車両用センサ付軸受装置 - Google Patents

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郁紀 坂谷
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Hiroshi Nishizawa
寛 西澤
Koji Asakura
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Abstract

【課題】センサの信頼性を高め、センサやセンサケーブルを長期に亘って利用可能であると共に、コストダウンを図ることができる鉄道車両用センサ付車軸軸受装置を提供する。
【解決手段】センサにより運転状態が検出される鉄道車両用センサ付軸受装置であって、センサ本体(21)は、センサケーブル(29)がセンサ本体(21)から軸受箱(2)の周方向下側へ直接延びるように、水平面に対して上方へ傾けて軸受箱(2)の外周部に取付けられ、センサ本体(21)は、回転速度センサ(24)、振動センサ(25)、温度センサ(26)の少なくとも2つを内蔵し、温度センサ(25)、振動センサ(26)は電流出力とし、且つ、温度センサ(25)の出力は温度上昇に伴い低下する特性とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、センサにより運転状態が検出される鉄道車両用センサ付軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道車両に固定した軸受箱に対して車軸を回転自在に支持するために、転がり軸受が用いられている。また、鉄道車両においては、車両の走行速度を求めたり、或いは、車輪のフラットを防止する滑走制御を行うため、車軸の回転速度の検出が行われている。
【0003】
図3は、従来の鉄道車両用のセンサ付軸受装置の一例を示す。図示しない車輪を支持固定した状態で、使用時に回転する回転部材である車軸101は、使用時に回転しない静止部材である軸受箱102の内径側に、転がり軸受である複列円すいころ軸受103により、回転自在に支持されている。なお、図3では、複列円すいころ軸受103の一部が示されている。
【0004】
複列円すいころ軸受103は、互いに同心に配置された静止側軌道輪である外輪104と回転側軌道輪である一対の内輪105と、複列に配置された転動体である円すいころ106とを備えている。外輪104は、軸受箱102に内嵌保持されており、内輪105は、間座107と共に、車軸101の外端(図3の右端)寄り部分に外嵌されている。
【0005】
車軸101の一端側には、被検出部としての速度検出用歯車108が、車軸101と共に回転可能に取付けられている。速度検出用歯車108は、鋼材等の磁性金属材料からなり、その外周縁部における磁気特性を円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させている。
【0006】
軸受箱102の一端部には、有底円筒状のカバー109が図示しないボルトにより固定されており、軸受箱102の一端開口を塞いでいる。カバー109は、速度検出用歯車108の外周縁と径方向に関して対向する位置で、カバー109の内外面を貫通するセンサ取付け孔109aが設けられている。このセンサ取付け孔109aには、回転速度センサ110が挿入され、回転速度センサ110の先端面に設けた検出部が速度検出用歯車108と微少隙間を介して対向するようにして、カバー109に取付けられている。また、センサ110には、センサケーブル111が挿入されるケーブル取り出し部112が形成されている。
【0007】
運転時、車輪を支持固定した車軸101と共に速度検出用歯車108が回転すると、回転速度センサ110の検出部が歯車108の磁気特性の変化を検知する。検出部の出力は、センサケーブル111を介して図示しない制御器に送られ、これにより車輪の回転速度が検出されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平2001−228164号公報(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなセンサ付車軸軸受装置においては、次に挙げるような問題があった。
図3において、軸受装置の運転状態を検出するセンサ110はカバー109の上部に取付けられている。このため、センサ110やセンサ110から延出するセンサケーブル111は軸受箱102の上部に突出し、車体と干渉してしまう。
また、上記の場合、センサケーブル111の引き回しのため、センサケーブル111に無理な力が加わることがあり、長時間の使用においてセンサケーブル111を損傷しやすい。
【0010】
さらに、センサケーブル111を車軸101の径方向に取り外す場合には、センサケーブル111が車体と干渉することに加え、センサ110のケーブル取り出し部112が上向きなため、センサ110内部がケーブル取り出し部112から浸水するおそれがある。
また、車輪にフラットが発生した場合には、車輪外径は再研削されている。この研削の際に、センサ110が軸受箱102の上部に取付けられていると、旋盤の押さえ部とセンサ110が干渉してしまう。このため、研削する際に軸受装置を分解しなければならず、多大な工数が必要となってしまう。
【0011】
また、図3では回転速度センサ110が軸受装置に組込まれているが、軸受の運転状態を検出するため、振動センサや温度センサをさらに設置する際にそれぞれを個々に配置することはコスト高であり、配線工数も増えてしまう。
また、従来用いられている振動センサおよび温度センサは、ノイズを拾い測定誤差や誤動作を発生してしまうおそれがある。
さらに、ケーブルの断線や温度センサの出力の低下等、温度センサに不具合が発生した場合には、軸受が異常な温度に上昇していても、実際の軸受温度が検出されず、軸受が正常と判断される可能性が高い。
【0012】
本発明は、上記事情を鑑みて為されたものであり、センサの信頼性を高め、センサやセンサケーブルを長期に亘って利用可能であると共に、コストダウンを図ることができる鉄道車両用センサ付車軸軸受装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、本発明によれば、軸受箱に対して車軸を回転可能に支持する転がり軸受と、前記軸受箱に取付けられたセンサ本体と該センサ本体に接続されて外部へ延びるセンサケーブルを有するセンサと、を備え、当該センサにより運転状態が検出される鉄道車両用センサ付軸受装置であって、
前記センサ本体は、前記センサケーブルが前記センサ本体から前記軸受箱の周方向下側へ直接延びるように、水平面に対して上方へ傾けて前記軸受箱の外周部に取付けられ、前記センサは、回転速度センサ、振動センサ、温度センサの少なくとも2つを内蔵し、前記振動センサ、前記温度センサは電流出力とし、且つ、前記温度センサの出力は温度上昇に伴い低下する特性としたことを特徴とする。
上記構成の鉄道車両用センサ付車軸軸受装置によれば、センサの信頼性を高め、センサやセンサケーブルを長期に亘って利用可能であると共に、コストダウンを図ることができる。
なお、本発明における軸受箱は、本実施形態における軸受箱の一端開口を塞ぐ有底円筒状のカバーを含む。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の鉄道車両用センサ付車軸軸受装置の一実施形態を図1,2に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の鉄道車両用センサ付軸受装置の一実施形態を示す側面図であり、図2は図1における縦断面図である。
【0015】
図2に示されるように、車軸1は、図示しない車輪を支持固定した状態で、軸受箱2の内径側で、転がり軸受である複列円すいころ軸受3により、回転自在に支持されている。
複列円すいころ軸受3は、内周面に外輪軌道7,7を有する外輪4と、外周面に内輪軌道8を有し、小径側の端面同士を間座9を介して互いに突き合わされる一対の内輪5,5と、外輪軌道7,7と内輪軌道8,8との間に配置され、保持器10,10により転動自在に保持されている円すいころ6,6とを備えている。外輪4は、軸受箱2に内嵌保持されており、内輪5は、間座9と共に、車軸1の外端(図2の左端)寄り部分に外嵌されている。
【0016】
車軸1の外端部で軸方向外側の内輪5よりも突出した部分には、油切りと称される環状部材11,11aが外嵌されている。内側の内輪5の内端面は、別の環状部材を介して、車軸1の中間部に形成された段差面12に突き当てられている。従って、一対の内輪5,5が車軸1の中央寄り(図2中右寄り)に変位することはない。
車軸1の外端部に外嵌した有底円筒状の押さえブラケット13は、環状部材11,11aを外側の内輪5の外端面に向けて押し付けている。この押さえブラケット13は、車軸1の外端面に複数本のボルト14,14により固定され、各ボルト14の締付け力に基づき、外側の内輪5を軸方向内方に押圧している。
【0017】
外輪4の両端部は、軟鋼板等の金属板を断面クランク形で円筒状に形成されたシールケース15,15の基端部を内嵌固定している。このシールケース15,15の内周面と各環状部材11,11aの外周面との間には、シールリング16,16が設けられており、複数個の円すいころ6,6を設置した空間17の両端開口部を塞いでいる。
従って、空間17の内外を遮断して、空間17内に密封した潤滑用のグリースが外部に漏洩するのを防止すると共に、外部から空間17内に雨水や塵埃等の異物が侵入するのを防いでいる。
【0018】
軸受箱2の外端開口は、軸受箱2の一端部に固定したカバー18により塞がれている。カバー18は、合成樹脂若しくは金属材料により有底円筒状に形成されている。カバー18は、カバー18の開口側を軸受箱2の一端に突き当てた状態で、ボルト19により軸受箱2に固定され、軸受箱2の外端開口を塞いでいる。
【0019】
車軸1の外端面に固定された押さえブラケット13の外周面には、被検出部としての速度検出用歯車20が、車軸1と共に回転可能に設けられている。速度検出用歯車20は、鋼材等の磁性金属材料からなり、その外周縁部における磁気特性を円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させている。
なお、被検出部は、速度検出用歯車20の代わりに、S極、N極が互い違いに着磁された磁極部がその外周面に形成された速度検出用エンコーダを採用することもできる。
【0020】
また、軸受箱2の外周部には、速度検出用歯車20の外周縁と径方向に関して対向する位置に、センサ本体21が挿入される取付け孔22が設けられている。図1に示されるように、取付け孔22は、軸受箱2の内外面を貫通し、水平面に対して上方に傾斜した位置(水平〜70度、望ましくは10〜45度、より望ましくは15〜30度)に形成されている。センサ本体21は、その取付けフランジ21aを軸受箱2の外面に突き当て、ボルト23,23により軸受箱2に固定されている。これにより、センサ本体21の先端面に設けた回転速度センサ24は、速度検出用歯車20と微少隙間を介して対向している。また、センサ本体21内部には、車軸の回転速度を検出する回転速度センサ24に加え、転がり軸受の温度を検出する温度センサ25と車輪のフラットや転がり軸受の振動等を検出する振動センサ26とが備えられている。
【0021】
回転速度センサ24、温度センサ25、振動センサ26の各出力信号を取り出す為の導線であるハーネスは、一緒に束ねられ、ケーブルグランド28を介して、一本のセンサケーブル29として外部に引き出され、図示しない制御器に送られている。ケーブルグランド28はセンサ本体21の下側側面に設けられたケーブル取り出し部30に取付けられており、センサケーブル29は軸受箱2の周方向下側に直接延出している。
【0022】
上述の鉄道車両用センサ付軸受装置において、運転時、車輪を支持固定した車軸1と共に速度検出用歯車20が回転すると、回転速度センサ24が歯車20の磁気特性の変化を検知する。回転速度センサ24の出力はセンサケーブル29を介して図示しない制御器に送られ、車輪の回転速度が検出される。
また、複列円すいころ軸受3の回転抵抗が空間17内に封入したグリースの劣化等の原因で異常に上昇し、軸受内の温度が上昇すると温度センサ25がこの温度を検出する。温度センサ25の出力信号は、電流として出力する電流出力であり、センサケーブル29を介して図示しない制御器に送られる。また、温度センサ25の出力信号は、フェイルセーフ機能を有するように、温度上昇に伴って出力が低下するような特性を持たせているので、ケーブルが断線した場合は、温度が高くなった状態と同じとなり、異常を知らせることができる。
さらに、振動センサ26は、車輪のフラットの発生や複列円すいころ軸受3の剥離等の異常を検出している。振動センサ26の出力信号も、電流出力とし、センサケーブル29を介して図示しない制御器に送られる。
【0023】
なお、本実施形態では、センサ本体21は回転速度センサ24、温度センサ25、振動センサ26を備えているが、いずれか二つのセンサを組み合わせて内蔵するように構成されてもよい。
また、本実施形態では、センサ本体21は軸受箱2に形成されたセンサ取付け孔22に取付けられているが、カバー18の外周部にセンサ取付け孔を設けて、センサ本体21をカバー18に取付ける構成であってもよい。
さらに、本実施形態では、回転速度センサ24、温度センサ25、振動センサ26をセンサ本体21内に個々に配置し、各センサのハーネスを一本に束ねて、センサケーブル29として外部へ延出していたが、各センサをプリント基板上に実装して、プリント基板から延びるハーネスを外部に延出するように構成してもよい。
【0024】
次に、本実施形態のセンサ付軸受装置の作用及び効果について述べる。
本実施形態では、センサ本体21が水平面に対して上方に傾斜した位置で軸受箱2に取付けられることから、センサ本体21やセンサケーブル29は車体の上部に突出することがなく、車体と干渉せずに取付けることができる。
【0025】
また、センサ本体21が上記位置で軸受箱2に取付けられ、ケーブルグランド28がセンサ本体21の下側側面に取付けられていることから、センサケーブル29はセンサ本体21から軸受箱2の周方向下側に直接延出して取り出されている。このため、センサケーブル29の引き回しが容易であり、センサケーブル29に無理な力を加えずに固定することができる。
また、センサケーブル29を周方向下側に取り出しているため、センサ本体21がケーブル取り出し部30又は31から浸水することが防止され、長期間センサの信頼性を保つことができる。
【0026】
また、センサケーブル29をセンサ本体21から軸受箱2の周方向下側に直接取り出しているため、ケーブルの取り出し方向を変えるための部品などが不要になり、コストダウンを図ることができる。
また、車輪にフラットが発生した場合、車輪外径は再研削されるが、センサ本体21を上方に傾いた位置(水平〜70度、望ましくは10〜45度、より望ましくは15〜30度)に取付けているため、旋盤の押さえ部とセンサ本体21との干渉を避けることができ、研削のために軸受装置を分解する必要がなくなり、工数の削減ができる。
【0027】
さらに、このセンサ本体21は、回転速度センサ24、振動センサ25、温度センサ26の内、少なくとも2つを内蔵しているため、回転速度センサ24、振動センサ25、温度センサ26を個々に設置する場合に比べ、コストダウンとなり、配線工数も減少する。
また、水平面に対して上方側が負荷圏となり、転がり軸受の負荷が大きい。このため、センサ本体21を上記位置に配置することで、軸受の振動や温度が検出しやすくなる。
【0028】
また、温度センサ25及び振動センサ26の出力を電流出力としているため、電圧出力の場合のように、センサ部と測定部である制御器とのグランドの電位差が誤差とならないため、ノイズを拾いにくく、測定誤差や誤動作が防止され、信頼性を向上することができる。
さらに、温度センサ25の出力を温度上昇とともに低下する特性としているため、センサの不具合によって温度センサ25の出力が低下した場合でも、軸受に温度上昇が発生したとして異常が検出されるため、フェイルセーフ機能を持たせることができる。
【0029】
なお、センサ付軸受装置における転がり軸受は、複列円すいころ軸受に限らず、平軸受、玉軸受、円筒ころ軸受、球面ころ軸受、単列・複列を問わず適用することができる。
また、センサは軸受に直接取付ける構造でもよい。このように、センサを軸受に直接取付けると、軸受の振動や温度をより精度よく測定することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、センサの信頼性を高め、センサやセンサケーブルを長期に亘って利用可能であると共に、コストダウンを図ることができる鉄道車両用センサ付車軸軸受装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄道車両用センサ付軸受装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う縦断面図である。
【図3】従来の鉄道車両用センサ付軸受装置の一部縦断面図である。
【符号の説明】
1 車軸
2 軸受箱
3 複列円すい転がり軸受(転がり軸受)
21 センサ本体
24 回転速度センサ
25 温度センサ
26 振動センサ
29 センサケーブル

Claims (1)

  1. 軸受箱に対して車軸を回転可能に支持する転がり軸受と、前記軸受箱に取付けられたセンサ本体と該センサ本体に接続されて外部へ延びるセンサケーブルを有するセンサと、を備え、当該センサにより運転状態が検出される鉄道車両用センサ付軸受装置であって、
    前記センサ本体は、前記センサケーブルが前記センサ本体から前記軸受箱の周方向下側へ直接延びるように、水平面に対して上方へ傾けて前記軸受箱の外周部に取付けられ、
    前記センサ本体は、回転速度センサ、振動センサ、温度センサの少なくとも2つを内蔵し、
    前記振動センサ、前記温度センサは電流出力とし、且つ、
    前記温度センサの出力は温度上昇に伴い低下する特性としたことを特徴とする鉄道車両用センサ付軸受装置。
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