JP2002294752A - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

Info

Publication number
JP2002294752A
JP2002294752A JP2001091154A JP2001091154A JP2002294752A JP 2002294752 A JP2002294752 A JP 2002294752A JP 2001091154 A JP2001091154 A JP 2001091154A JP 2001091154 A JP2001091154 A JP 2001091154A JP 2002294752 A JP2002294752 A JP 2002294752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
hydraulic
oil passage
control valves
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001091154A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Yugawa
勝彦 湯川
Masanaga Shintani
雅永 新谷
Junichi Fujiwara
純一 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2001091154A priority Critical patent/JP2002294752A/ja
Publication of JP2002294752A publication Critical patent/JP2002294752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧式コントロールバルブを備えていても、
操作のために必要な構造を、操縦ボックス内にコンパク
トに配置でき、油圧式コントロールバルブを備えていな
い機種と旋回台の兼用化ができるようにする。 【解決手段】 旋回台33上の運転席19の前方に配置
された操縦ボックス7内に、複数の旋回作業機用アクチ
ュエータを制御する油圧式コントロールバルブ2及びメ
カ式コントロールバルブ2と、操作レバー5の揺動によ
って作動されて前記複数の油圧式コントロールバルブ2
を制御する複数組の油圧応答手段Aとを有し、前記両式
コントロールバルブ2をスプール上下移動姿勢にして、
複数組の油圧応答手段Aの下方に近接配置し、かつ両式
コントロールバルブ2を旋回台33上面の上側に配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の旋
回作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バックホーにおいては、旋回台
の前部に掘削装置を装備した標準機及び後方小旋回機、
旋回台の中央部に掘削装置を装備した超小旋回機等が有
り、各機種には用途に応じて操縦装置の操縦ボックスを
旋回台上の運転席の前方に配置したものがある。この種
の従来技術として、特開平8−209747号公報に開
示されたバックホーがあり、これはキャビン付超小旋回
機であり、操縦ボックスが旋回台の前上部に配置されて
いる。
【0003】操縦装置は通常、左右走行モータ、走行変
速、旋回モータ、ドーザシリンダ、ブームシリンダ、ア
ームシリンダ、バケットシリンダ、スイングシリンダ等
のアクチュエータへの圧油を制御する多数のコントロー
ルバルブと、各コントロールバルブを遠隔操作する操作
レバーとを有し、操作レバーは操縦ボックス及びその近
傍に配置されるのに対して、コントロールバルブは操縦
ボックスから離れた旋回台内部に配置されている。操作
レバーからコントロールバルブまでの操作力の伝達は、
左右走行用、ドーザ用、スイング用等のコントロールバ
ルブのように、メカ式コントロールバルブを使用して、
リンク及びロッドを介して操作レバーと連動連結するも
のと、旋回用、ブーム用、アーム用等のように、油圧式
コントロールバルブを使用して、操作レバーで応答手段
としてのパイロットバルブを操作することにより、パイ
ロット圧で油圧式コントロールバルブを制御するものと
がある。
【0004】このパイロット圧でコントロールバルブを
制御するものは、頻繁かつ繊細な操作を必要とするもの
であり、前記操縦ボックス内に配置した多数のパイロッ
トバルブを左右一対の操作レバーで操作するようになっ
ている。この操作レバーは、1本の1方向往復動作で2
つ1組のパイロットバルブ(バルブ体)を択一的に操作
可能になっており、各パイロットバルブは弁体を押動す
ることにより、エンジン駆動の油圧ポンプから供給され
る高圧油(パイロット圧油)をコントロールバルブへ供
給し、この高圧油でスプールを押動するように構成され
ている。
【0005】例えば、左操作レバーの左右方向往復動作
で旋回台の左右旋回動作を、前後方向往復動作でアーム
の前後動作を、右操作レバーの左右方向往復動作でバケ
ットの掬いダンプ動作を、前後方向往復動作でブームの
上げ下げ動作をそれぞれさせる。また、操縦者の好みに
応じて、各操作レバーと操作するアクチュエータとの対
応を変更できるように、コントロールバルブとパイロッ
トバルブとの間に油路切換ユニットを設けて、接続する
油路を切り換えて組み合わせを変更できるようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、パ
イロットバルブ、コントロールバルブ、油圧ポンプがそ
れぞれ離れて位置しており、特にコントロールバルブが
操縦ボックスから離れているため、それらの配置がまと
まらなく、しかも配管スペースも必要とし、簡略化し難
いものとなっている。ところで、油路切換ユニットを設
けない場合には、総てのコントロールバルブにメカ式を
使用することができ、その場合にはパイロットバルブも
不要になるので、操縦ボックス内に総てのメカ式コント
ロールバルブを配置して、操縦レバーで直接的に操作で
きるようにしている旋回作業機もある。
【0007】しかし、コントロールバルブを旋回台内に
配置した機種では、旋回台内部にコントロールバルブ配
置空間を形成するために、コントロールバルブを操縦ボ
ックス内に配置した機種と別個の構造となって、旋回台
等を共通化、及び低コスト化を図ることが困難になって
いる。本発明は、このような種々の問題点を解決できる
ようにした旋回作業機を提供することを目的とする。本
発明は、旋回台上面の上側に配置される操縦ボックス内
に、油圧応答手段及び油圧式及びメカ式両式のコントロ
ールバルブ等をコンパクトに集中配置することにより、
操作のために必要な構造を操縦ボックス内にコンパクト
に配置でき、旋回台の共通化及び低コスト化が図れるよ
うにした旋回作業機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、旋回台33上の運転席1
9の前方に配置された操縦ボックス7内に、複数の旋回
作業機用アクチュエータを制御する油圧式コントロール
バルブ2及びメカ式コントロールバルブ2と、操作レバ
ー5の揺動によって作動されて前記複数の油圧式コント
ロールバルブ2を制御する複数組の油圧応答手段Aとを
有し、前記両式コントロールバルブ2をスプール上下移
動姿勢にして、複数組の油圧応答手段Aの下方に近接配
置し、かつ両式コントロールバルブ2を旋回台33上面
の上側に配置していることである。
【0009】これによって、操縦ボックス7内に油圧応
答手段A及び油圧式及びメカ式両式のコントロールバル
ブ2等をコンパクトに集中配置して、コントロールバル
ブ操作のための構造の略総てを操縦ボックス7内に納め
ることが可能になり、コンパクトでかつ簡単化でき、し
かも総てのコントロールバルブ2がメカ式の機種と旋回
台33の兼用化及び低コスト化が可能になる。本発明に
おける課題解決のための第2の具体的手段は、第1の具
体的手段に加えて、操縦ボックス7の支持枠体7Aに油
路マニホールド9を設け、この油路マニホールド9上面
に複数のパイロットバルブ4を支持し、油路マニホール
ド9の下面にパイロットバルブ4から前記複数の油圧式
コントロールバルブ2への作動油供給の組み合わせを変
更する油路切換ユニット8を備えていることである。
【0010】これによって、操縦ボックス7内に油路マ
ニホールド9、パイロットバルブ4及び油路切換ユニッ
ト8等の操縦に必要な略総てのものをコンパクトにかつ
効果的に操縦ボックス7内に納めることが可能になる。
本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、
第2の具体的手段に加えて、前記複数の油圧式コントロ
ールバルブ2と油路マニホールド9及び/又は油路切換
ユニット8とを直線状の接続体15で接続していること
である。これによって、コントロールバルブ2を油路マ
ニホールド9や油路切換ユニット8と接続するのに、直
線状の接続体15が使用でき、接続が極めて短く、しか
も簡単かつ容易になる。
【0011】本発明における課題解決のための第4の具
体的手段は、第1〜3のいずれかの具体的手段に加え
て、複数の油圧式コントロールバルブ2とメカ式コント
ロールバルブ2とを運転席19の左右方向に沿って重合
配置し、前記メカ式コントロールバルブ2を操作するた
めのベダル回動軸23を操縦ボックス7の支持枠体7A
の下部に支持していることである。これによって、油圧
式及びメカ式両式のコントロールバルブ2をコンパクト
に配置でき、操縦ボックス7にベダル回動軸23を支持
して、ベダル関係も操縦ボックス7側に設けておくこと
ができ、旋回台33の兼用化が可能となりかつ簡単にな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、31は旋回作業機
として例示する後方小旋回型のバックホーであり、この
バックホー31はクローラ走行装置32と、旋回台33
を有する上部体34と、旋回台33に装着した掘削装置
35とから主構成されている。クローラ走行装置32
は、トラックフレームの左右サイドフレーム37の前後
部に駆動輪、従動輪及びその中間の複数個の転輪を回転
自在に支持し、これらにゴム製又は鉄製のクローラ38
を巻き付け、前記駆動輪を油圧の左右走行モータ39等
の走行駆動源で駆動するように構成されている。
【0013】トラックフレームは左右サイドフレーム3
7を左右方向移動自在に支持し、油圧シリンダで移動す
るようにしており、左右クローラ走行装置32は可変脚
となっていて、最広脚にしたとき、中央から左右クロー
ラ走行装置32の外側端までの距離は、旋回台33の最
大半径と略同じ又は若干長くなっており、最狭脚にした
とき、中央から左右クローラ走行装置32の外側端まで
の距離は、中央から旋回台33の左右各側面までの距離
と略同じ又は若干長くなっている。前記トラックフレー
ムはその上部に旋回ベアリング36を介して旋回台33
を搭載しており、旋回台33は旋回モータによって旋回
軸心Xを中心に左右方向旋回自在になっている。トラッ
クフレームの前部にはドーザ40をドーザシリンダ40
Aを介して昇降自在に装着している。
【0014】旋回台33は、基本となるベースプレート
33A上にフレーム、縦壁、支持台等を溶着して形成さ
れており、エンジン41、燃料タンク、オイルタンク、
エンジン41によって駆動される油圧ポンプ43、それ
らを覆うボンネット42、このボンネット42上に取り
付けられた運転席19、この運転席19の前方に配置さ
れた操縦装置1等が搭載され、これらによって上部体3
4が形成されている。前記油圧ポンプ43は、各種アク
チュエータへ作動油を供給するメインポンプの他に、パ
イロットバルブへパイロット油を供給するパイロット圧
用油圧ポンプも有する。
【0015】旋回台33の運転席19の前側はステップ
となっており、ベースプレート33Aの前部には、ブラ
ケット44を介して掘削装置35が縦軸回り揺動自在に
装着されている。掘削装置35は、前記ブラケット44
に縦軸を介して支持された揺動ブラケット45にブーム
46とブームシリンダ47の各基端部を昇降自在に枢支
し、ブーム46の先端にアーム48を枢支してアームシ
リンダ49で上下揺動可能にし、アーム48の先端にバ
ケット50を枢支してバケットシリンダ51で掬い(掻
き)及びダンプ動作可能にしている。
【0016】図1〜7に示す実施の形態において、操縦
ボックス7内に操縦装置1に必要な略総てのものを収納
している。7Aは正面視門形の支持枠体であり、この支
持枠体7Aの上部に油圧応答手段Aを取り付け、中途部
に多数のコントロールバルブ2を配置し、下部でペダル
関係を支持している。コントロールバルブ2は、油圧式
とメカ式の両式のものが使用されており、全コントロー
ルバルブ2は、スプール3を縦方向に配置し、スプール
3が互いに平行となり、かつ運転席19から見て左右方
向に複数重合した状態で配置されている。
【0017】このコントロールバルブ2は、例えば、旋
回モータ用の旋回バルブ2A、アームシリンダ49用の
アームバルブ2B、ブームシリンダ47用のブームバル
ブ(昇降バルブ)2C、バケットシリンダ51用のバケ
ットバルブ(掬い・ダンプバルブ)2D、左右走行モー
タ39用の走行左バルブ2E及び走行右バルブ2F、ド
ーザシリンダ40A用のドーザバルブ2G、サービスポ
ート用の切換バルブ2H、左右走行モータ39用の変速
バルブ2J、揺動ブラケット45を揺動するスイングシ
リンダ用のスイングバルブ2K等からなり、バックホー
31に装備されている各種アクチュエータを制御するコ
ントロールバルブの総てが、隣接して設けられている。
これらコントロールバルブ2の配置順序は、必要に応じ
て適宜設定される。
【0018】前記走行左バルブ2E及び走行右バルブ2
Fは、メカ式(リンク等を介して操作力が伝達される機
械式)コントロールバルブであって、リンク、アーム等
を介して左右走行レバー12L、12Rによって操作さ
れている。ドーザバルブ2G、変速バルブ2J及びスイ
ングバルブ2K等もメカ式コントロールバルブであっ
て、それぞれ操縦ボックス7の近傍に配置された操作ペ
ダル24A、24B、24C等によって操作可能になっ
ており、リンク、アーム等を介して操作力伝達可能に連
動連結されている。
【0019】それに対して、旋回バルブ2A、アームバ
ルブ2B、ブームバルブ2C及びバケットバルブ2D等
は、頻繁かつ繊細な操作を必要とするため、パイロット
油圧式コントロールバルブが使用されていて、エンジン
41によって駆動される油圧ポンプ43からのパイロッ
ト圧油で操作可能になっている。前記全コントロールバ
ルブ2A〜2Kを挟むように、それらの両端にブロック
13A、13Bが接続されており、両ブロック13A、
13Bにはメイン回路のポンプポートPとタンクポート
Tとが形成され、それぞれメイン配管MPとドレン配管
DTとが接続されている。
【0020】また、全コントロールバルブ2A〜2K及
び左右ブロック13A、13Bは支持板20に取り付け
られており、この支持板20は接続ブロック14の前面
にノックピン21を介して位置合わせして取り付けられ
ている。前記油圧応答手段Aは、油路マニホールド9の
上面に左右一対のパイロットバルブ4を設け、油路マニ
ホールド9の下面に油路切換ユニット8を取り付けて構
成されている。油路マニホールド9は1枚の中間プレー
トを挟んで2枚のブロックを対向配置したものであり、
パイロットバルブ4と油路切換ユニット8との間にそれ
らを接続する多数の油路を形成している。
【0021】前記パイロットバルブ4は、油路マニホー
ルド9に固定のバルブホルダ4L、4R内に、左右、前
後でそれぞれ1組ずつとなるバルブ体を配置し、中央に
バルブ体を操作する1本の操作レバー5を配置支持して
いる。左操作レバー5Lは旋回・アーム用であり、右操
作レバー5Rはブーム・バケット用であり、各操作レバ
ー5は左右及び前後に揺動可能であり、それぞれ1方向
の往復揺動で各パイロットバルブ4の2つのバルブ体を
択一的に操作可能になっている。
【0022】前記油路切換ユニット8はパイロットバル
ブ4とコントロールバルブ2との間の油路を切り換えて
組み合わせを変更するものであり、扁平なユニット本体
8A内に1本のスプール8Aが保持され、ユニット本体
の外面に配置した切換レバーによって軸方向に摺動可能
になっている。前記油路切換ユニット8の下面には油路
が連通した接続ブロック14が設けられており、この接
続ブロック14に2個の接続体15Aと配管部材16を
介して旋回バルブ2A、アームバルブ2Bの上側が接続
されている。
【0023】接続体15Aは接続ブロック14に固着さ
れており、配管部材16にシールを介して嵌合されてお
り、配管部材16はコントロールバルブ2側に取り付け
られており、接続体15Aに接続されることにより、油
路切換ユニット8からの作動油をコントロールバルブ2
のスプール3を押動するキャビティ内に供給可能になっ
ている。従って、接続体15A及び配管部材16はスプ
ール3と同心に配置され、パイロットバルブ4からのパ
イロット圧油でスプール3を押動し、入れ子構造である
ので極めて短く形成でき、油路切換ユニット8とコント
ロールバルブ2との間の距離を可及的に縮めることがで
きる。
【0024】前記旋回バルブ2A及びアームバルブ2B
の下側は、油路切換ユニット8との間の距離が十分にあ
るので、油路切換ユニット8の上面とパイロットパイプ
18で接続されている。ブームバルブ2C及びバケット
バルブ2Dの上側は、油路マニホールド9に設けた接続
体15Bと配管部材16を介して接続されており、接続
体15Bはパイプ部分を有して直線状の長いものが使用
されている。また、ブームバルブ2C及びバケットバル
ブ2Dの下側はパイロットパイプを介して油路マニホー
ルド9に接続されている。
【0025】ブームバルブ2C及びバケットバルブ2D
は油路マニホールド9に接続されているので、油路切換
ユニット8による油路の切り換えは行われないが、旋回
バルブ2A及びアームバルブ2Bと同様に、接続ブロッ
ク14を介して油路切換ユニット8に接続して、油路の
切り換えを行うようにしてもよい。また逆に、旋回バル
ブ2A及びアームバルブ2Bの油路切り換えを行なわな
いときは、これらをブームバルブ2C及びバケットバル
ブ2Dと同様に、接続体15Bと配管部材16を介して
油路マニホールド9に接続すればよい。
【0026】また、旋回バルブ2A、アームバルブ2
B、ブームバルブ2C及びバケットバルブ2Dを、接続
ブロック14を介さずに、接続体15及び配管部材16
で油路切換ユニット8に接続してもよい。その場合、前
記油路切換ユニット8は全パイロットバルブ4とコント
ロールバルブ2との間の油路を切り換えて組み合わせを
変更するべく、扁平なユニット本体8A内に3本のスプ
ール8Aを平行でかつ同一平面上に位置するように並列
保持し、3本のスプール8Aの相対位置を変更すること
により、パイロットバルブ4の一つのバルブ体から吐出
される作動油の行き先を変更し、左操作レバー5Lの各
揺動で行う作業と、右操作レバー5Rの各揺動で行う作
業とを種々入れ換えるようにする。
【0027】前記油路切換ユニット8の側方の油路マニ
ホールド9の下面にはアンロードバルブ17が設けられ
ていて、油圧ポンプ43からパイロットバルブ4へ至る
パイロット油路と並列的に接続されている。このアンロ
ードバルブ17はロータリバルブが使用されており、ロ
ータを回動することにより、パイロット圧油を排油し、
パイロットバルブ4を操作不能にする。図1に示すよう
に、前記ロータの軸17Aは操縦ボックス7の側面から
突出していて、レバー17Bによって回動操作可能にな
っており、運転者が降車するとき等に回動して、掘削装
置35のアクチュエータの作動を停止状態に維持してお
く。
【0028】前記アンロードバルブ17、パイロットパ
イプ18等も、パイロットバルブ4、油路切換ユニッ
ト、油圧マニホールド9等と同様に、操縦ボックス7内
に納められており、従って、バックホー31に使用され
ているアクチュエータを操縦するための機器は略総てが
操縦ボックス7内に納められている。前記支持枠体7A
は左右下部に旋回台33に取り付けるための台板7aを
有し、左側の台板7aの近傍に筒体22A、22Bを介
してベダル回動軸23A、23Bを枢支し、ベダル回動
軸23Aの左端にドーザベダル24Aを装着し、ベダル
回動軸23Bの左端に走行1・2側切換ベダル24Bを
装着している。
【0029】また、右側の台板7aの近傍に筒体22C
を介してベダル回動軸23Cを枢支し、ベダル回動軸2
3Cの右端にスイングペダル24Cをそれぞれ装着して
いる。ドーザベダル24A及びスイングペダル24C
は、使用しないときに、回動して踏み込み動作ができな
いように退避しておけるようになっている。各ベダル回
動軸23は端部にアームを有し、この各アームの端部と
対応するパイロットバルブ4のスプール3とをロッドで
連動連結している。なお、本発明は前記実施の形態に限
定されるものではなく、種々変形することができる。例
えば、油圧応答手段Aはパイロットバルブ4の代わりに
油押出ポンプを設けて、操作レバー5で油押出ポンプを
作動して油を押し出し、その押出油をコントロールバル
ブ4に供給するようにしてもよい。
【0030】前記バックホー31は、旋回台33から操
縦ボックス7を取り外し、旋回台33及びクローラ走行
装置32等をそのまま使用して、メカ式操縦ボックスを
取り付けることができる。その場合、メカ式操縦ボック
スは、旋回バルブ2A、アームバルブ2B、ブームバル
ブ2C及びバケットバルブ2Dがその他のコントロール
バルブと同様にメカ式が使用され、パイロットバルブ
4、油路切換ユニット、油圧マニホールド9等を持たな
い支持枠体7Aに2本の操作レバー5を支持し、その2
本の操作レバー5でメカ式の旋回バルブ2A、アームバ
ルブ2B、ブームバルブ2C及びバケットバルブ2Dを
操作すように連動連結する。
【0031】バックホー31は、旋回台33を共通にし
て、操縦装置1を油圧式とメカ式とを選択でき、クロー
ラ走行装置32を広狭変更する可変脚と脚幅一定のもの
とを選択でき、また、旋回台33もコントロールバルブ
の配置空間を設けることを考慮しなくてよいので、旋回
軸心Xから前側の寸法、後側の寸法を適宜設定すること
が可能になっている。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、操縦ボッ
クス7内に油圧油圧応答手段A及び油圧式及びメカ式両
式のコントロールバルブ2等をコンパクトに集中配置し
て、コントロールバルブ操作のための構造の略総てを旋
回台33の上側の操縦ボックス7内に納めることがで
き、かつこれらをコンパクトでかつ簡単化でき、しかも
コントロールバルブが総てメカ式の機種と旋回台33の
兼用化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体側面図である。
【図2】同要部の側面図である。
【図3】同要部の拡大側面図である。
【図4】操縦ボックスの背面図である。
【図5】操縦ボックスの要部の拡大背面図である。
【図6】操縦ボックスの側面図である。
【図7】操縦ボックスの平面図である。
【符号の説明】
1 操縦装置 2 コントロールバルブ 3 スプール 4 パイロットバルブ 5 操作レバー 7 操縦ボックス 7A 支持枠体 8 油路切換ユニット 9 油圧マニホールド 12 走行レバー 14 接続ブロック 15 接続体 16 配管部材 17 アンロードバルブ 19 運転席 23 ベダル回動軸 31 バックホー(旋回作業機) 33 旋回台 35 掘削装置 A 油圧応答手段
フロントページの続き (72)発明者 藤原 純一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2D015 EB00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台上の運転席の前方に配置された操
    縦ボックス内に、複数の旋回作業機用アクチュエータを
    制御する油圧式コントロールバルブ及びメカ式コントロ
    ールバルブと、操作レバーの揺動によって作動されて前
    記複数の油圧式コントロールバルブを制御する複数組の
    油圧応答手段とを有し、前記両式コントロールバルブを
    スプール上下移動姿勢にして、複数組の油圧応答手段の
    下方に近接配置し、かつ両式コントロールバルブを旋回
    台上面の上側に配置していることを特徴とする旋回作業
    機。
  2. 【請求項2】 操縦ボックスの支持枠体に油路マニホー
    ルドを設け、この油路マニホールド上面に複数のパイロ
    ットバルブを支持し、油路マニホールドの下面にパイロ
    ットバルブから前記複数の油圧式コントロールバルブへ
    の作動油供給の組み合わせを変更する油路切換ユニット
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の旋回作
    業機。
  3. 【請求項3】 前記複数の油圧式コントロールバルブと
    油路マニホールド及び/又は油路切換ユニットとを直線
    状の接続体で接続していることを特徴とする請求項2に
    記載の旋回作業機。
  4. 【請求項4】 複数の油圧式コントロールバルブとメカ
    式コントロールバルブとを運転席の左右方向に沿って重
    合配置し、前記メカ式コントロールバルブを操作するた
    めのベダル回動軸を操縦ボックスの支持枠体の下部に支
    持していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の旋回作業機。
JP2001091154A 2001-03-27 2001-03-27 旋回作業機 Pending JP2002294752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001091154A JP2002294752A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 旋回作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001091154A JP2002294752A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 旋回作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002294752A true JP2002294752A (ja) 2002-10-09

Family

ID=18945826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001091154A Pending JP2002294752A (ja) 2001-03-27 2001-03-27 旋回作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002294752A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5235811A (en) Control change system for a hydraulic work vehicle
KR100497451B1 (ko) 소형 선회 작업기
JP2002294752A (ja) 旋回作業機
JP3708832B2 (ja) 旋回作業機の安全装置
JPH11190449A (ja) 多連油圧切換弁及びそれを用いた建設機械用上部旋回体
JP3721084B2 (ja) 作業車の操縦操作規制装置
JP4569940B2 (ja) バックホーの油圧回路
JP3895611B2 (ja) 旋回作業機
JP3895613B2 (ja) 旋回作業機
JP3895614B2 (ja) 旋回作業機
JP3895612B2 (ja) 旋回作業機
JP4627000B2 (ja) 作業機の油圧装置
JP2002201670A (ja) 旋回作業機の操縦装置
JP4392142B2 (ja) 掘削旋回作業車の油圧装置
JP2009035087A (ja) 作業車両
JP2002201671A (ja) 旋回作業機の操縦装置
JP3464213B2 (ja) バックホー
JP2000213003A (ja) 操作パタ―ン切替装置
JP2002201673A (ja) 旋回作業機の操縦装置
JP2002201672A (ja) 旋回作業機の操縦装置
JP2669943B2 (ja) バックホーの油圧操作構造
JP2009047312A (ja) 掘削旋回作業車の油圧装置
JP3017385B2 (ja) 旋回式掘削作業機
JPH116173A (ja) 建設機械の走行操作装置
JP2002097675A (ja) 作業車の走行操作規制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060608

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219