JP2002293999A - 水膨潤性ゴム - Google Patents

水膨潤性ゴム

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JP2002293999A
JP2002293999A JP2001098171A JP2001098171A JP2002293999A JP 2002293999 A JP2002293999 A JP 2002293999A JP 2001098171 A JP2001098171 A JP 2001098171A JP 2001098171 A JP2001098171 A JP 2001098171A JP 2002293999 A JP2002293999 A JP 2002293999A
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ethylenically unsaturated
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amino acid
compound
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JP2001098171A
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Yoshiki Hasegawa
義起 長谷川
Hisakazu Tanaka
寿計 田中
Shigeki Ideguchi
茂樹 井手口
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬水や海水等の多価金属イオンを含有する水
性液体に接しても、長期間安定した吸水性及び膨潤性を
保持し、且つ吸水・膨潤後もゴム弾性及び形状保持性が
良好であり、水性液体への溶出分が少ないために、土木
工事や建築工事における止水材等として有用な水膨潤性
ゴムを提供する。 【解決手段】 成分(A)として分子内に少なくとも1
つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ
酸とエチレン性不飽和化合物とを反応させることにより
得られる吸水性樹脂、及び、成分(B)としてゴムを配
合してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた性能を有す
る水膨潤性ゴムに関する。更に詳しくは、硬水や海水等
の多価金属イオンを含有する水性液体に接しても、長期
間安定して吸水・膨潤性を保持し、且つ吸水・膨潤後も
ゴム弾性及び形状保持性が良好であり、水性液体への溶
出分が少ないために、土木工事や建築工事における止水
材等としても極めて有用な水膨潤性ゴムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、水膨潤性ゴムは、主にシールドセ
グメントやコンクリート打継目、ヒューム管、マンホー
ル接合部、各種パッキング材等の接合部の間隙からの漏
水を防止するための止水材として、土木用途や建築用途
に使用されている。
【0003】このような止水材としては、加硫ゴムに吸
水性樹脂を充填剤として練り込んだもの(特開昭59−
120653号公報)や、加硫ゴムに水膨潤性ウレタン
をブレンドしたもの(特開昭51−96848号公報)
等が知られているが、これらの従来からある材料は、耐
塩性に欠けるため、硬水や海水等の多価金属イオンを含
有する水性液体に長期間接するような条件下では、膨潤
率が低下してしまい、充分な止水効果を発揮出来ないと
いう重大な欠点がある。
【0004】このような欠点を改良するために、スルホ
(メタ)アクリレート系単量体を重合して得られる吸水
性樹脂をゴム等の基材に分散させて耐塩性を付与させた
水膨潤材(特公昭63−5427号公報)、特定組成の
(メタ)アクリル酸系単量体、スルホアルキル(メタ)
アクリレート系単量体及び(メタ)アクリルアミド系単
量体の共重合体の架橋化物からなる吸水性樹脂をエラス
トマーに特定範囲の量で配合した水膨潤性ゴム(特開平
1−121979号公報)、特定の構造を有する(メ
タ)アクリル酸エステル系単量体と水溶性のカルボキシ
ル基含有不飽和単量体とを共重合してなる架橋重合体を
吸水性樹脂として用いた水膨潤性ゴム(特開平2−25
3845号公報)等が提案されている。
【0005】しかしながら、これらの従来からある水膨
潤性ゴムは、長期間電解質の水溶液に浸漬された場合
に膨潤率が低下してしまうこと、吸水し膨潤した時に
水膨潤性ゴムから水性液体への溶出分が多いために水性
液体の水質を劣化させること等の欠点があり問題であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、このような従来の水膨潤性ゴムの持つ欠点を克服
し、硬水や海水等の多価金属イオンを含有する水性液体
に接しても、長期間安定した吸水・膨潤性を保持し、且
つ吸水・膨潤後もゴム弾性及び形状保持性が良好であ
り、水性液体への溶出分の少ない水膨潤性ゴムを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、成分(A)として
分子内に少なくとも1つのエチレン性不飽和結合を有す
る無水ポリ酸性アミノ酸とエチレン性不飽和化合物とを
反応させることにより得られる吸水性樹脂、及び、成分
(B)としてゴムを配合してなることを特徴とする水膨
潤性ゴムにより、従来の水膨潤性ゴムの持つ欠点を克服
し、硬水や海水等の多価金属イオンを含有する水性液体
に接しても、長期間安定した吸水・膨潤性を保持し、且
つ吸水・膨潤後もゴム弾性及び形状保持性が良好であ
り、水性液体への溶出分の少ない水膨潤性ゴムを提供す
ることが可能であることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0008】即ち、本発明は、成分(A)として分子内
に少なくとも1つのエチレン性不飽和結合を有する無水
ポリ酸性アミノ酸とエチレン性不飽和化合物とを反応さ
せることにより得られる吸水性樹脂、及び、成分(B)
としてゴムを配合してなることを特徴とする水膨潤性ゴ
ムである。
【0009】
【発明の実施の形態】次いで、本発明を実施するにあた
り、必要な事項を具体的に以下に述べる。
【0010】本発明の水膨潤性ゴムは、成分(A)とし
て分子内に少なくとも1つのエチレン性不飽和結合を有
する無水ポリ酸性アミノ酸とエチレン性不飽和化合物と
を反応させることにより得られる吸水性樹脂、及び、成
分(B)としてゴムを配合してなることを特徴とする。
【0011】本発明において、成分(A)である吸水性
樹脂の合成原料の一つであるところの、分子内に少なく
とも1つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性
アミノ酸としては、末端基としてマレイミド末端基を有
するポリこはく酸イミドであればそのまま用いることが
出来る。マレイミド末端基を有するポリこはく酸イミド
は、例えば、無水マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸等と
アンモニアを加熱反応させ、マレイミド、もしくはマレ
アミド酸を経ることにより得られる。
【0012】更に、本発明でいう分子内に少なくとも1
つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ
酸としては、無水ポリ酸性アミノ酸と、分子内にエチレ
ン性不飽和結合及び無水ポリ酸性アミノ酸と反応性を有
する官能基を有する化合物とを反応させて得られる化合
物であってもよい。
【0013】本発明でいう無水ポリ酸性アミノ酸は、ポ
リアスパラギン酸又はポリグルタミン酸等の無水物であ
れば、線状構造を有するものであっても、分岐状構造を
有するものであっても構わない。また、部分的にアミド
結合を含んでいてもよい。更に、基本骨格中に、グルタ
ミン酸、アスパラギン酸以外のアミノ酸誘導体との結合
を含んでいてもよい(即ち、コポリマーであってもよ
い)。グルタミン酸、アスパラギン酸以外のアミノ酸誘
導体としては、例えば、グリシン、アラニン、バリン、
ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、アスパ
ラギン、グルタミン、リジン、オルニチン、システイ
ン、シスチン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロ
リン、アルギニン等の脂肪族α−アミノ酸、チロシン、
フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン等の芳
香族α−アミノ酸、これらα−アミノ酸の側鎖官能基が
置換されたもの、β−アラニン、γ−アミノ酪酸等のア
ミノカルボン酸、グリシル−グリシン、アスパルチル−
フェニルアラニン等のジペプチド(二量体)、グルタチ
オン等のトリペプチド(三量体)等が挙げられる。これ
らのアミノ酸誘導体は光学活性体(L体、D体)でも、
ラセミ体でもよい。また、これらの結合は、ランダムに
存在しても(即ち、ランダムコポリマーでも)、ブロッ
ク的に存在しても(即ち、ブロックコポリマーでも)よ
い。
【0014】上記ポリ酸性アミノ酸の製造方法、及び、
無水ポリ酸性アミノ酸の製造方法については、特に限定
されない。例えば、D/L−アスパラギン酸を加熱脱
水縮合することにより製造する方法、D/L−アスパ
ラギン酸を燐酸などの触媒の存在下加熱脱水縮合するこ
とにより製造する方法、適当な溶媒中でD/L−アス
パラギン酸を燐酸などの触媒の存在下加熱脱水縮合する
ことにより製造する方法、無水マレイン酸、フマル
酸、リンゴ酸などとアンモニアを加熱反応させマレイミ
ド、もしくはマレアミド酸を経て製造する方法、無水
マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸などとアンモニアを加
熱反応させマレイミド、もしくはマレアミド酸を生産
し、燐酸などの触媒の存在下に製造する方法等がある。
【0015】本発明で用いられる分子内に少なくとも1
つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ
酸の分子量としては、特に限定しないが、塩類を含む水
に対する吸水性が充分に高められた吸水性樹脂が得られ
ることから、重量平均分子量で500以上であることが
好ましい。
【0016】本発明で用いられる分子内にエチレン性不
飽和結合及び無水ポリ酸性アミノ酸と反応性を有する官
能基を有する化合物は、下記一般式[1]で表される化
合物であることが好ましい。
【0017】
【化2】
【0018】(但し、一般式[1]中、R1はアミノ
基、エポキシ基、カルボキシル基、カルボジイミド基、
オキサゾリン基、イミノ基、イソシアネート基からなる
群より選ばれる少なくとも1個の基、−Q−は炭素原子
数1〜10のアルキレン基、R2は水素、または炭素原
子数1〜4のアルキル基である)
【0019】前記一般式[1]で表される化合物として
は、例えば、グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
アクリレート、アクリル酸、メタアクリル酸、2−メタ
アクロイルオキシエチルイソシアネート、2−イソシア
ネートメチルアクリレート等が挙げられるが、本発明で
はこれらに限定されるものではない。
【0020】本発明において、無水ポリ酸性アミノ酸
と、分子内にエチレン性不飽和結合及び無水ポリ酸性ア
ミノ酸と反応性を有する官能基を有する化合物との反応
方法は、例えば、無水ポリ酸性アミノ酸の粉体に分子
内にエチレン性不飽和結合及び無水ポリ酸性アミノ酸と
反応性を有する官能基を有する化合物を直接添加混合す
る方法;無水ポリ酸性アミノ酸を予めジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロ
リドン、N,N’−ジメチルイミダゾリノン、ジメチル
スルホキシド、スルホラン等の非プロトン性有機溶媒に
溶解し、分子内にエチレン性不飽和結合及び無水ポリ酸
性アミノ酸と反応性を有する官能基を有する化合物を添
加混合する方法;無水ポリ酸性アミノ酸を予めシクロ
ヘキサン、ヘプタン、メタノール、アセトン等の無水ポ
リ酸性アミノ酸不溶の溶媒に分散させ、分子内にエチレ
ン性不飽和結合及び無水ポリ酸性アミノ酸と反応性を有
する官能基を有する化合物を添加混合する方法;無水
ポリ酸性アミノ酸にアルカリ水溶液を添加することによ
り加水分解し、得られた水溶液に無水ポリ酸性アミノ酸
と反応性を有する官能基を有する化合物を添加し混合す
る方法などが挙げられる。
【0021】本発明で用いられるエチレン性不飽和化合
物は、水溶性であることが好ましく、遊離型又は塩型の
不飽和カルボン酸、遊離型又は塩型の不飽和スルホン
酸、及び不飽和アミドの中から選ばれる少なくとも1種
であることが好ましい。
【0022】上記遊離型又は塩型の不飽和カルボン酸と
しては、例えば、(メタ)アクリル酸及び/又はそのア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、
置換アンモニウム塩、マレイン酸及び/又はそのアルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、置換
アンモニウム塩、イタコン酸及び/又はそのアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、置換アン
モニウム塩等が挙げられる。
【0023】上記遊離型又は塩型の不飽和スルホン酸と
しては、例えば、2−スルホエチル(メタ)アクリレー
ト、2−スルホプロピル(メタ)アクリレート、3−ス
ルホプロピル(メタ)アクリレート、2−スルホブチル
(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリルアミド−
2−メチルスルホン酸や、それらのアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、置換アンモニウム
塩等が挙げられる。
【0024】上述のアルカリ金属塩としては、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、リチウム塩、ルビジウム塩等が挙げ
られるが、これらの中でもナトリウム塩、カリウム塩又
はリチウム塩が好ましい。又、アルカリ土類金属塩とし
ては、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩、ベ
リリウム塩、ストロンチウム塩等が挙げられるが、これ
らの中でもカルシウム塩、マグネシウム塩又はバリウム
塩が好ましい。
【0025】上記不飽和アミドとしては、例えば、(メ
タ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メ
チロール(メタ)アクリルアミド、N−ビニルアセトア
ミド等が挙げられる。
【0026】上記以外のエチレン性不飽和化合物として
は、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリ
プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メト
キシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ブトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、メトキシポリエチレングリコール・ポリプロ
ピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、エトキシ
ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリコ
ール・ポリブチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト等の非イオン性モノマー;ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト等のアミノ基含有不飽和化合物やそれらの四級化物等
を挙げることが出来、これらの群から選ばれる1種又は
2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0027】また、本発明では、疎水性のエチレン性不
飽和化合物を上記水溶性のエチレン性不飽和化合物と併
用して用いることが出来、該疎水性のエチレン性不飽和
化合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2
−エチルヘキシル等の(メタ)アクリル酸エステル類、
スチレンや2−メチルスチレン等のスチレン類、酢酸ビ
ニル等が挙げられる。
【0028】尚、ここで「(メタ)アクリル」という用
語は、「アクリル」及び「メタアクリル」の何れをも意
味するものとする。
【0029】本発明で用いられる成分(A)の吸水性樹
脂は、分子内に少なくとも1つのエチレン性不飽和結合
を有する無水ポリ酸性アミノ酸とエチレン性不飽和化合
物を含有する成分を重合させ、その重合体の架橋物を得
ることで達成される。
【0030】本発明では該重合体架橋物を得るための方
法としては、特に限定しないが、例えば、前記、分子内
に少なくとも1つのエチレン性不飽和結合を有する無水
ポリ酸性アミノ酸とエチレン性不飽和化合物の重合中も
しくは重合後に2個以上の重合性不飽和基を有する多官
能エチレン性不飽和モノマーを用いる方法や、分子内に
少なくとも1つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポ
リ酸性アミノ酸もしくはエチレン性不飽和化合物の保有
する官能基に対して反応性を有する基を2個以上有する
架橋剤を用いる方法等で該重合体架橋物を得ることが好
ましい。
【0031】架橋剤としては、2個以上の重合性不飽和
基を有する多官能エチレン性不飽和モノマー、分子内に
1個の重合性不飽和基と1個以上の反応性基を有するモ
ノマーもしくは2個以上の反応性基を有する化合物が架
橋剤として用いられることが好ましい。
【0032】本発明において用いられる架橋剤の一つで
ある、多官能エチレン性不飽和モノマーとしては、エチ
レン性不飽和基を2個以上有するエチレン性不飽和モノ
マーであれば基本的にはすべてのモノマーを用いること
が可能であり、例えば、N,N’−メチレンビス(メ
タ)アクリルアミド、(ポリ)エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メ
タ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレー
ト、グリセリンアクリレートメタクリレート、エチレン
オキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アク
リレート等を挙げることが出来る。
【0033】本発明において、分子内に1個の重合性不
飽和基と1個以上の反応性基を有するモノマーとして
は、グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレ
ート、2−メタアクロイルオキシエチルイソシアネー
ト、2−イソシアネートメチルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタ
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタアクリレート、γ−メタア
クリロキシエチルトリメトキシシラン等を挙げることが
出来る。
【0034】また、本発明において用いられるその他の
架橋剤としては、2個以上の反応性基を有する化合物で
あればよく、例えば、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリ
コール、2,3,4−トリメチル−1,3−ペンタンジ
オール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ポリ
グリセリン、2−ブテン−1,4−ジオール、1,4−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,2−シクロヘキサンジオール、トリメチロール
プロパン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、ポリオキシプロピレン、オキシエチレン−オキシプ
ロピレンブロック共重合体、ペンタエリスリトール、ソ
ルビトール、グルコース、マンニット、マンニタン、シ
ョ糖、ブドウ糖等の多価アルコール化合物;エチレング
リコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジル
エーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ポ
リグリセロールポリグリシジルエーテル、プロピレング
リコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、グリシドール等のエポキシ
化合物;エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペ
ンタエチレンヘキサミン、ポリエチレンイミン、ポリア
ミドポリアミン等の多価アミン化合物;エピクロロヒド
リン、エピブロムヒドリン、α−メチルエピクロロヒド
リン等のハロエポキシ化合物;上記多価アミン化合物と
上記ハロエポキシ化合物との縮合物;2,4−トリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等
の多価イソシアネート化合物およびそれらのウレタン変
性体、アロファネート変性体、ビューレット変性体、カ
ルボジイミド変性体、ブロックイソシアネート、それら
の混合物;1,2−エチレンビスオキサゾリン等の多価
オキサゾリン化合物;γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
等のシランカップリング剤;1,3−ジオキソラン−2
−オン、4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−オ
ン、4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−オ
ン、4,4−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−オ
ン、4−エチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4
−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オ
ン、1,3−ジオキサン−2−オン、4−メチル−1,
3−ジオキサン−2−オン、4,6−ジメチル−1,3
−ジオキサン−2−オン、1,3−ジオキソバン−2−
オン等のアルキレンカーボネート化合物;亜鉛、カルシ
ウム、マグネシウム、アルミニウム等の水酸化物、ハロ
ゲン化物、炭酸塩及び酢化物等の多価金属化合物、等が
あげられるが、特に限定されるものではない。これら架
橋剤は、単独で用いてもよく、又、2種類以上を併用し
てもよい。
【0035】本発明で用いられる吸水性樹脂(A)は、
前記、エチレン性不飽和化合物を既知の方法で重合する
ことにより得ることが出来る。即ち、分子内に少なく
とも1つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性
アミノ酸とエチレン性不飽和化合物とを反応器に最初か
ら一括して仕込んで行う方法、いずれか一方の反応を
先に開始しておき、次いで他方を滴下する滴下方法な
ど、種々の方法を用いることが出来、特に限定されな
い。
【0036】また、放射線、電子線、紫外線等を照射し
て重合する方法を採ることも出来るが、工業的にはラジ
カル重合開始剤を用いた重合法が好ましい。ラジカル重
合開始剤を用いる場合、この開始剤の具体例としては、
例えば、無機過酸化物(過酸化水素、過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等)、有機過酸
化物(過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド、クメンヒドロキシパーオキサイド、コハク酸パーオ
キサイド、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカー
ボネート等)、アゾ化合物(アゾビスイソブチルニトリ
ル、アゾビスシアノ吉草酸、2,2’−アゾビス(2−
アミノジプロパン)ハイドロクロライド等)及びレドッ
クス触媒(アルカリ金属の亜硫酸塩もしくは重亜硫酸
塩、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸アンモニウム、アス
コルビン酸等の還元剤とアルカリ金属の過硫酸塩、過硫
酸アンモニウム、過酸化物等の酸化剤の組み合わせより
なるもの)が挙げられる。これらラジカル重合開始剤は
単独でも2種以上を混合して使用してもよい。
【0037】これらラジカル重合開始剤の使用量は、特
に限定はされないが、重合性モノマーと架橋剤の合計量
に対して、通常、好ましくは0.0001〜5重量%、
より好ましくは0.0005〜1重量%である。
【0038】また、重合反応に際しては、ポリアクリル
酸(塩)、ポリアクリル酸(塩)架橋体、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール等の親水性高分子;次
亜リン酸(塩)、長鎖アルキルメルカプタン等の連鎖移
動剤;界面活性剤;炭酸塩、ドライアイス、アゾ化合物
等の発泡剤、珪素、亜鉛、アルミニウム等の無機酸化物
粉末等を添加してもよい。
【0039】重合反応は、水溶液中でも、溶剤中でも、
また懸濁液中や乳濁液中で行ってもよく、特に制限され
ない。水溶液中で行う場合では、分子内に少なくとも1
つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ
酸を、予め加水分解することにより行うことが出来る。
この時の加水分解反応は、アルカリ水溶液を加えて行わ
れ、反応温度は、通常、好ましくは0〜100℃、より
好ましくは20〜50℃であり、反応時間は特に限定さ
れないが、通常、好ましくは20時間以内、より好まし
くは10時間以内で行われる。
【0040】使用するアルカリ金属化合物、及び/又は
アルカリ土類金属化合物としては水酸化物又は炭酸塩が
好ましく、例示すれば、水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カ
ルシウム、水酸化バリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウム等である。その際に加えるアルカリの
量は、イミド環基1に対して、0.2〜1等量に相当す
る量を用いることが好ましい。
【0041】また、溶剤中で行う場合は、例えば、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル
−2−ピロリドン、N,N’−ジメチルイミダゾリノ
ン、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の非プロトン
性有機溶媒に溶解して行うことが好ましい。
【0042】更に、逆相懸濁重合法を用いることも出来
る。逆相懸濁重合法の場合、分子内に少なくとも1つ
のエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ酸
とエチレン性不飽和化合物の混合水溶液をW/O型分散
剤の存在した疎水性溶媒中で架橋剤の存在下、水溶性ラ
ジカル重合開始剤を用いて逆相懸濁重合を行う方法;
エチレン性不飽和化合物をW/O型分散剤の存在した疎
水性溶媒中、架橋剤の存在下、水溶性ラジカル重合開始
剤を用いて逆相懸濁重合を開始した後、分子内に少なく
とも1つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性
アミノ酸の水溶液を滴下して更に逆相懸濁重合する方
法;エチレン性不飽和化合物の水溶液をW/O型分散
剤の存在した疎水性溶媒中、架橋剤の存在下、水溶性ラ
ジカル重合開始剤を用いて第1段目の逆相懸濁重合を行
い、第1段目の重合を終了した重合反応系に分子内に少
なくとも1つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ
酸性アミノ酸とエチレン性不飽和化合物の混合水溶液を
添加して、更に逆相懸濁重合する方法等、種々の方法を
用いることが出来る。
【0043】反応装置としては、従来公知の装置を用い
ることが出来、例えば、双椀型ニーダー、注型重合装
置、駆動するベルト上に連続的に供給する静置重合装置
や逆相懸濁重合装置等が挙げられるが、本発明において
はこれらの装置に限定されるものではない。
【0044】本発明で用いられる吸水性樹脂(A)は、
反応前、又は反応後に、エチレン性不飽和化合物の酸基
の、好ましくは5〜100モル%、より好ましくは65
〜80モル%がアルカリで中和されることが好ましい。
【0045】この中和に使用するアルカリとしては、ア
ルカリ金属化合物、及び/又はアルカリ土類金属化合物
の水酸化物又は炭酸塩が好ましく、例えば、水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、炭酸リ
チウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等を挙げることが
出来る。
【0046】本発明で用いる成分(A)である吸水性樹
脂の製造工程としては、反応方法により異なり、特に限
定しないが、例えば、水溶液反応の場合、反応後にゲル
の細粒化を行った後、乾燥、粉砕、分級、表面架橋処
理、分級という一連の製造工程を例示することが出来
る。
【0047】前記の吸水性樹脂(A)の製造工程で得ら
れる含水ゲルを乾燥するために、所定の粒径にまで細粒
化することが望ましい。含水ゲルの細粒化は、例えば、
双椀型ニーダー等により、攪拌しながら重合することに
より重合時に行ったり、重合後のゲルをミートチョッパ
ー等を用いてダイスから押出すことにより行うことが出
来る。又、カッティングミル等により細粒化することも
可能である。細粒化されたゲルの粒径は、乾燥機の能力
等により、適宜調整することが出来、特に限定されない
が、一般に0.1〜10mmの範囲が好ましい。
【0048】細粒化工程で細粒化されたゲルは、次の乾
燥工程で乾燥される。乾燥方法としては、例えば、熱風
乾燥機、気流乾燥機、流動層乾燥機、ドラムドライヤ
ー、マイクロ波乾燥機、遠赤外線乾燥機、減圧乾燥機等
を適宜用いることが出来る。
【0049】乾燥工程で取り出される未反応物や水等
は、エチレン性不飽和化合物の水溶液や重合工程に添加
し回収することが出来る。乾燥工程では、未乾燥物も生
成する可能性があり、未乾燥物は次の粉砕工程で粉砕機
を停止させたり、未粉砕のままで製品に混ざり、製品の
吸水性能を低下させるという不具合を生じさせる。未乾
燥物は、乾燥工程途中や乾燥工程後に取り出され、例え
ば、乾燥工程や重合工程で添加され回収することも出来
る。
【0050】上記の乾燥工程で得られた含水ゲルは、次
の粉砕・分級工程で、所定の粒度にまで粉砕され、分級
される。粉砕・分級工程で取り出される微粉は、例え
ば、エチレン性不飽和化合物の水溶液や重合工程、乾燥
工程で添加され、回収することが出来る。尚、製造工程
における含水ゲルの回収時点については、特に限定する
ものではない。
【0051】本発明で用いられる吸水性樹脂(A)は、
吸水性樹脂の有する官能基と反応し得る官能基を有する
前述の架橋剤を表面架橋剤として用いて、その表面近傍
を架橋させることが出来る。
【0052】本発明において、吸水性樹脂(A)に対す
る表面架橋剤の使用量は、吸水性樹脂(A)及び表面架
橋剤との組み合わせ等にもよるが、乾燥状態の吸水性樹
脂(A)100重量部に対して、通常は、好ましくは
0.01〜10重量部、より好ましくは0.05〜5重
量部の範囲である。かかる範囲内で表面架橋剤を用いる
ことにより、水膨潤ゴムの長期にわたる吸水安定性、膨
潤安定性を一層向上させることが出来る。
【0053】表面架橋剤と吸水性樹脂(A)の混合に用
いられる好適な混合装置は、均一な混合を確実にするた
めに、大きな混合力を生み出せる装置であれば如何なる
装置でもよい。本発明に用いることの出来る混合装置と
しては、例えば、円筒型混合機、二重壁円錐型混合機、
高速攪拌型混合機、V字型混合機、リボン型混合機、ス
クリュー型混合機、流動型炉ロータリーデスク型混合
機、気流型混合機、双腕型ニーダー、内部混合機、粉砕
型ニーダー、回転式混合機、スクリュー型押出機等が好
適である。
【0054】吸水性樹脂(A)に表面架橋剤とを混合し
た後、更に加熱処理を行うことで吸水性樹脂の表面近傍
を架橋させることが出来る。加熱処理を行う場合の温度
は、特に限定しないが、60〜300℃の範囲が好まし
く、かかる温度範囲内であれば、より均一な架橋を達成
出来、可溶性成分の溶出量の低減や加圧下での吸水特性
に優れた吸水性樹脂を得ることが出来る。
【0055】加熱処理装置としては、通常の乾燥機又は
加熱炉が用いられ、例えば、溝型混合乾燥機、ロータリ
ー乾燥機、ディスク乾燥機、流動層乾燥機、気流型乾燥
機、赤外線乾燥機、減圧乾燥機等が挙げられる。
【0056】次いで、本発明の水膨潤性ゴムを構成する
もう一つの成分である、ゴム(B)としては、例えば、
天然ゴム、クロロプレンゴム、スチレン・ブタジエンゴ
ム、ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴ
ム、アクリルゴム、イソブチレンゴム、イソプレンゴ
ム、エチレンプロピレンゴム、ポリエチレン、塩素化ポ
リエチレン、スルホン化ポリエチレン、塩素化ポリプロ
ピレン、スルホン化ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル又はその共重合体、ウレ
タンゴム、フッ素ゴム、シリコンゴム、スチレン・イソ
プレンブロック共重合体又はその水添物、スチレン・イ
ソプレン・スチレンブロック共重合体又はその水添物、
スチレン・ブタジエンブロック共重合体又はその水添
物、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体
又はその水添物等が挙げられる。これらの中でも、クロ
ロプレンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・
プロピレンゴム、スチレン・イソプレン・スチレンブロ
ック共重合体の水添物が好ましい。これらのゴム(B)
は単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使
用してもよい。
【0057】本発明の水膨潤性ゴムにおいて、前記の成
分(B)であるゴム100重量部に対して、成分(A)
である吸水性樹脂の配合量は、好ましくは5〜200重
量部、より好ましくは10〜100重量部の範囲であ
る。吸水性樹脂(A)がかかる範囲の配合量であれば、
水性液体への溶出分が少なく、より優れた吸水・膨潤性
とゴム弾性、形状保持性をもたらすことが出来る。
【0058】また、本発明の水膨潤性ゴムは、発明の目
的を損なわない範囲で、硬質材料を含有してもよい。か
かる硬質材料としては、例えば、ポリスチレン樹脂、ポ
リα−メチルスチレン樹脂、スチレン・マレイン酸樹
脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ア
クリロニトリル・スチレン樹脂、ポリメチルアクリレー
ト樹脂、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート樹脂、
ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹
脂、マレイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
ユリア樹脂、メラミン樹脂、ノルボルネン樹脂等が挙げ
られる。
【0059】また、本発明の水膨潤性ゴムは、その目的
を損なわない範囲で、吸水性樹脂(A)及びゴム(B)
の必須成分以外に、必要に応じ、例えば、充填剤、可塑
剤、粘着付与樹脂、発泡剤、顔料、滑剤、分散剤、紫外
線防止剤、防カビ剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤等
の添加剤を添加してもよい。
【0060】これらの添加剤は、前記の吸水性樹脂
(A)及び/又はゴム(B)と同時に混合してもよい
し、また、順次混合してもよく、混合方法は特に限定し
ないが、好ましい混合方法としては、吸水性樹脂(A)
をゴム(B)に機械的な方法で均一に分散させる方法が
例示出来る。分散方法については特に制限はしないが、
例えば、ロールやバンバリーミキサー等の通常用いられ
る混合装置による方法が好ましい。
【0061】又、本発明の水膨潤性ゴムは、必要により
押出成形、プレス成形又は加硫成形等の成形を行ってか
ら使用してもよく、特に限定しない。
【0062】尚、本発明の態様は、上述したように、成
分(A)として分子内に少なくとも1つのエチレン性不
飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ酸とエチレン性不
飽和化合物とを反応させることにより得られる吸水性樹
脂、及び、成分(B)としてゴムを配合してなることを
特徴とする水膨潤性ゴムにかかるものである。
【0063】本発明の他の態様の一つとしては、成分
(A)として分子内に少なくとも1つのエチレン性不飽
和結合を有する無水ポリ酸性アミノ酸とエチレン性不飽
和化合物とを反応させることにより得られる吸水性樹脂
5〜200重量部、及び、成分(B)としてゴム100
重量部からなることを特徴とする上記の水膨潤性ゴムに
かかるものである。
【0064】本発明の他の態様の一つとしては、分子内
に少なくとも1つのエチレン性不飽和結合を有する無水
ポリ酸性アミノ酸が、無水ポリ酸性アミノ酸と、分子内
にエチレン性不飽和結合及び無水ポリ酸性アミノ酸と反
応性を有する官能基を有する化合物とを反応させて得ら
れる化合物であることを特徴とする上記の各水膨潤性ゴ
ムにかかるものである。
【0065】本発明の他の態様の一つとしては、分子内
にエチレン性不飽和結合及び無水ポリ酸性アミノ酸と反
応性を有する官能基を有する化合物が、下記一般式
[1]で表される化合物であることを特徴とする上記の
各水膨潤性ゴムにかかるものである。
【0066】
【化3】
【0067】(但し、一般式[1]中、R1はアミノ
基、エポキシ基、カルボキシル基、カルボジイミド基、
オキサゾリン基、イミノ基、イソシアネート基からなる
群より選ばれる少なくとも1個の基、−Q−は炭素原子
数1〜10のアルキレン基、R2は水素、または炭素原
子数1〜4のアルキル基である)
【0068】本発明の他の態様の一つとしては、無水ポ
リ酸性アミノ酸が、ポリこはく酸イミドであることを特
徴とする上記の各水膨張性ゴムにかかるものである。
【0069】本発明の他の態様の一つとしては、分子内
に少なくとも1つのエチレン性不飽和結合を有する無水
ポリ酸性アミノ酸が、その一部又は全部を加水分解させ
たものであることを特徴とする上記の各水膨張性ゴムに
かかるものである。
【0070】本発明の他の態様の一つとしては、エチレ
ン性不飽和化合物が、遊離型又は塩型の不飽和カルボン
酸、遊離型又は塩型の不飽和スルホン酸、及び不飽和ア
ミドの中から選ばれる少なくとも1種を含有することを
特徴とする上記の各水膨張性ゴムにかかるものである。
【0071】本発明の他の態様の一つとしては、エチレ
ン性不飽和化合物が、水溶性であることを特徴とする上
記の各水膨潤性ゴムにかかるものである。
【0072】
【実施例】以下に、本発明を実施例と比較例により、一
層、具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。以下において、%は、特にことわりのな
い限り、全て重量基準であるものとする。尚、樹脂の諸
特性は以下に概略を示した評価方法にて測定した。
【0073】[膨潤性の評価方法]試料から2cm×2
cm角で厚さ3mmの試験片を切り出し、その重量を測
定した後、イオン交換水、及び、人工海水中に浸漬し
た。浸漬して30日後に試験片を取り出し、濾紙で軽く
水分を除去後、試験片の重量を測定し、次式に従い、膨
潤率、及び、保持率を算出した。即ち、 膨潤倍率(倍)=浸漬後重量÷浸漬前重量 保持率(%)=人工海水中での膨潤倍率÷イオン交換水
中での膨潤倍率
【0074】[溶出性の評価方法]容積1000mlの
ガラス容器にイオン交換水1000mlを入れた。次い
で、表面積20cm2で厚さ3mmの試験片を切り出
し、このイオン交換水に浸漬した。次いで、24時間静
置後に容器内の水を採取し、これを試料水とした。溶出
した可溶性有機炭素分を全有機炭素(Total Organic Car
bon)計により測定した。
【0075】《参考例1》ポリこはく酸イミドの製造例 攪拌装置、温度計、還流装置、窒素ガス吹き込み装置を
装着した1Lの4ツ口フラスコに、無水マレイン酸96
g、イオン交換水50gを加えた。55℃に加温し無水
マレイン酸を溶解させた後、一旦冷却し無水マレイン酸
のスラリーを得た。再び系内を加温し、55℃になった
ところで、28%アンモニア水60.8gを添加した。
その後、系内の温度を80℃に加温した。3時間反応さ
せた後、得られた水溶液を乾燥し反応中間体を得た。2
Lのナスフラスコに反応中間体100gおよび85%燐
酸10gを仕込み、エバポレーターを用い、オイルバス
浴温200℃、減圧下、4時間反応させた。得られた生
成物を水およびメタノールで数回洗浄した。得られたポ
リこはく酸イミドをGPCで測定した結果、重量平均分
子量は3000であった。
【0076】《参考例2》エチレン性不飽和結合を有す
るポリこはく酸イミドの加水分解物の製造例 攪拌装置、温度計、還流装置、窒素ガス吹き込み装置を
装着した500mLの4ツ口フラスコに、参考例1で得
たポリこはく酸イミド50g、およびシクロヘキサン1
00gを仕込み、約60℃で溶解させた後、2−メタク
ロイルオキシエチルイソシアネート5gを加えたとこ
ろ、発熱が認められた。反応を30分継続した後、水酸
化ナトリウム20.6gを溶解させた水溶液75gを加
え、ポリこはく酸イミドの加水分解を行なった。温度が
室温に下がった後、シクロヘキサン相を分離することに
より、メタアクリル基を導入したポリこはく酸イミドの
加水分解物を含有する水溶液を得た。100ml三角フ
ラスコに、HLB=9のショ糖エステル(第一工業製薬
株式会社製 DKエステルF−90)1.5gを秤量
し、シクロヘキサン20gを加え、50℃に昇温して溶
解した。これに上述の操作で得られた水溶液26gを加
えて攪拌することにより、メタアクリル基を導入したポ
リこはく酸イミド加水分解物水溶液の分散溶液を得た。
【0077】《参考例3》吸水性樹脂1の製造例 攪拌装置、温度計、還流装置、窒素ガス吹き込み装置を
装着した500mlの4ツ口フラスコに、シクロヘキサ
ン164gを加え、これにHLB=5のショ糖エステル
(第一工業製薬株式会社製 DKエステルF−50)
1.5gを添加して撹拌しながら50℃に昇温して溶解
した。その後、フラスコの内容物を30℃に冷却した。
一方、500mlの三角フラスコにアクリル酸30gを
加え、外部より冷却しつつ水酸化ナトリウム13.3g
を溶解した水酸化ナトリウム水溶液92.8gを滴下し
てアクリル酸の80モル%を中和した。この液にN,
N’−メチレンビスアクリルアミド7.7mgを添加
し、更に過硫酸アンモニウム0.1gを加えて溶解し
た。次に、上述の重合開始剤および架橋剤を含有する7
5モル%部分中和アクリル酸塩水溶液を上述の丸底フラ
スコの内容物中に加え、界面活性剤を含むシクロヘキサ
ン溶液に分散させると共に系内を窒素で充分に置換し
た。その後、加熱昇温し、重合反応を開始した。約5分
後発熱が開始し、73℃付近でピークとなった。ピーク
に達した5分後、参考例2で得られたメタアクリル基を
導入したポリこはく酸イミド加水分解物水溶液の分散溶
液を一括添加した。以後60〜65℃で3時間保持し
た。尚、攪拌は300rpmで行った。反応終了後デカ
ンテーションでシクロヘキサン相を分離し、続いて湿潤
ポリマーから減圧乾燥によりシクロヘキサン及び水を除
去した。これにより、球状の重合体粉末が得られた。
【0078】《参考例4》吸水性樹脂2の製造例 攪拌装置、温度計、還流装置、窒素ガス吹き込み装置を
装着した500mlの4ツ口フラスコに、シクロヘキサ
ン164gを加え、これにHLB=5のショ糖エステル
(第一工業製薬株式会社製 DKエステルF−50)
1.5gを添加して撹拌しながら50℃に昇温して溶解
した。その後、フラスコの内容物を30℃に冷却した。
一方、500mlの三角フラスコに2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸16.5gおよびアク
リルアミド18.4gを加え、外部より冷却しつつ水酸
化ナトリウム3.2gを溶解した水酸化ナトリウム水溶
液84.1gを滴下して2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸を中和した。この液にN,N’−
メチレンビスアクリルアミド15.3mgを添加し、更
に過硫酸アンモニウム0.1gを加えて溶解した。次
に、上述の重合開始剤および架橋剤を含有するモノマー
の水溶液を上述の丸底フラスコの内容物中に加え、界面
活性剤を含むシクロヘキサン溶液に分散させると共に系
内を窒素で充分に置換した。その後、加熱昇温し、重合
反応を開始した。約5分後発熱が開始し、73℃付近で
ピークとなった。ピークに達した5分後、参考例2で得
られたメタアクリル基を導入したポリこはく酸イミド加
水分解物水溶液の分散溶液を一括添加した。以後60〜
65℃で3時間保持した。尚、攪拌は300rpmで行
った。反応終了後デカンテーションでシクロヘキサン相
を分離し、続いて湿潤ポリマーから減圧乾燥によりシク
ロヘキサン及び水を除去した。これにより、球状の重合
体粉末が得られた。
【0079】《参考例5》吸水性樹脂3の製造例 攪拌装置、温度計、還流装置、窒素ガス吹き込み装置を
装着した500mlの4ツ口フラスコに、シクロヘキサ
ン164gを加え、これにHLB=5のショ糖エステル
(第一工業製薬株式会社製 DKエステルF−50)
1.5gを添加して撹拌しながら50℃に昇温して溶解
した。その後、フラスコの内容物を30℃に冷却した。
一方、500mlの三角フラスコにアクリル酸10g、
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
6.5gおよびアクリルアミド18.4gを加え、外部
より冷却しつつ水酸化ナトリウム3.2gを溶解した水
酸化ナトリウム水溶液84.1gを滴下してアクリル酸
及び2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸を中和した。この液にN,N’−メチレンビスアクリ
ルアミド15.3mgを添加し、更に過硫酸アンモニウ
ム0.1gを加えて溶解した。次に、上述の重合開始剤
および架橋剤を含有するモノマーの水溶液を上述の丸底
フラスコの内容物中に加え、界面活性剤を含むシクロヘ
キサン溶液に分散させると共に系内を窒素で充分に置換
した。その後、加熱昇温し、重合反応を開始した。約5
分後発熱が開始し、76℃付近でピークとなった。ピー
クに達した5分後、参考例2で得られたメタアクリル基
を導入したポリこはく酸イミド加水分解物水溶液の分散
溶液を一括添加した。以後60〜65℃で3時間保持し
た。尚、攪拌は300rpmで行った。反応終了後デカ
ンテーションでシクロヘキサン相を分離し、続いて湿潤
ポリマーから減圧乾燥によりシクロヘキサン及び水を除
去した。これにより、球状の重合体粉末が得られた。
【0080】《参考例6》吸水性樹脂4の製造例 参考例2で得られたメタアクリル基を導入したポリこは
く酸イミド加水分解物水溶液の分散溶液を除いた以外
は、参考例3の吸水性樹脂の製造例と同様の方法で、球
状の重合体粉末を得た。
【0081】《参考例7》吸水性樹脂5の製造例 参考例2で得られたメタアクリル基を導入したポリこは
く酸イミド加水分解物水溶液の分散溶液を除いた以外
は、参考例4の吸水性樹脂の製造例と同様の方法で、球
状の重合体粉末を得た。
【0082】《実施例1》成分(A)として参考例3の
吸水性樹脂50重量部を、成分(B)としてクロロプレ
ンゴム100重量部を、他の成分として、酸化マグネシ
ウム4重量部、酸化亜鉛5重量部、2−メルカプトイミ
ダゾリン1重量部、ステアリン酸1重量部、2,2−メ
チレンビス−4−メチル−6−第三ブチルフェノール2
重量部、炭酸カルシウム20重量部、プロセスオイル1
5重量部と共に10インチ試験ロールで20分間混練し
た後、厚さ3.5mmのコンパウンドを得た。このコン
パウンドを電熱プレスにより170℃で10分間加硫
し、厚さ3mmのシート状の本発明の水膨潤性ゴムを得
た。本品の特性を表1に示す。
【0083】《実施例2》成分(A)として参考例4の
吸水性樹脂70重量部を、成分(B)としてクロロプレ
ンゴム80重量部を、他の成分として、天然ゴム20重
量部、酸化マグネシウム2重量部、酸化亜鉛5重量部、
2−メルカプトイミダゾリン1重量部、硫黄1重量部、
ステアリン酸1重量部、2,2−メチレンビス−4−メ
チル−6−第三ブチルフェノール2重量部、炭酸カルシ
ウム10重量部、プロセスオイル15重量部と共に10
インチ試験ロールで20分間混練した後、厚さ3.5m
mのコンパウンドを得た。このコンパウンドを電熱プレ
スにより170℃で10分間加硫し、厚さ3mmのシー
ト状の本発明の水膨潤性ゴムを得た。本品の特性を表1
に示す。
【0084】《実施例3》成分(A)として参考例5の
吸水性樹脂100重量部を、成分(B)としてクロロプ
レンゴム30重量部を、他の成分として、SBR70重
量部、酸化マグネシウム1重量部、酸化亜鉛4重量部、
2−メルカプトイミダゾリン2重量部、硫黄1重量部、
ステアリン酸1重量部、2,2−メチレンビス−4−メ
チル−6−第三ブチルフェノール2重量部、プロセスオ
イル20重量部と共に10インチ試験ロールで20分間
混練した後、厚さ3.5mmのコンパウンドを得た。こ
のコンパウンドを電熱プレスにより160℃で12分間
加硫し、厚さ3mmのシート状の本発明の水膨潤性ゴム
を得た。本品の特性を表1に示す。
【0085】《比較例1》参考例3の吸水性樹脂の代わ
りに、参考例6の吸水性樹脂を用いた以外は、実施例1
と同様にして厚さ3mmのシート状の水膨潤性ゴムを得
た。比較例として、本品の特性を表1に示す。
【0086】《比較例2》参考例4の吸水性樹脂の代わ
りに、参考例7の吸水性樹脂を用いた以外は、実施例2
と同様にして厚さ3mmのシート状の水膨潤性ゴムを得
た。比較例として、本品の特性を表1に示す。
【0087】
【表1】
【0088】
【発明の効果】本発明の水膨潤性ゴムは、硬水や海水等
の多価金属イオンを含有する水性液体に接しても、長期
間にわたり安定した吸水・膨潤性を示し、該水性液体へ
の溶出性が抑制された結果、長期間にわたりゴム弾性お
よび形態を保持し、接した水性液体の水質を劣化させる
ことがない等の種々の利点を有する。従って、本発明の
水膨潤性ゴムは、例えば、土木工事や建築工事におい
て、シールドセグメント継手面、ヒューム管やプレハブ
カルバート等のジョイント部分、コンクリート構築物の
打継目等の間隙に充填する止水材等として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC01W AC03W AC06W AC07W AC08W AC09W BB03W BB06W BB15W BB18W BB24W BD05W BD12W BG04W BP01W BQ00X CK02W CP03W GL00 4J027 AA08 AD03 BA06 BA08 BA14 BA20 BA21 BA24 CD00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成分(A)として分子内に少なくとも1
    つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ
    酸とエチレン性不飽和化合物とを反応させることにより
    得られる吸水性樹脂、及び、成分(B)としてゴムを配
    合してなることを特徴とする水膨潤性ゴム。
  2. 【請求項2】 成分(A)として分子内に少なくとも1
    つのエチレン性不飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ
    酸とエチレン性不飽和化合物とを反応させることにより
    得られる吸水性樹脂5〜200重量部、及び、成分
    (B)としてゴム100重量部からなることを特徴とす
    る請求項1に記載の水膨潤性ゴム。
  3. 【請求項3】 分子内に少なくとも1つのエチレン性不
    飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ酸が、無水ポリ酸
    性アミノ酸と、分子内にエチレン性不飽和結合及び無水
    ポリ酸性アミノ酸と反応性を有する官能基を有する化合
    物とを反応させて得られる化合物であることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の水膨潤性ゴム。
  4. 【請求項4】 分子内にエチレン性不飽和結合及び無水
    ポリ酸性アミノ酸と反応性を有する官能基を有する化合
    物が、下記一般式[1]で表される化合物であることを
    特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の水膨潤性
    ゴム。 【化1】 (但し、一般式[1]中、R1はアミノ基、エポキシ
    基、カルボキシル基、カルボジイミド基、オキサゾリン
    基、イミノ基、イソシアネート基からなる群より選ばれ
    る少なくとも1個の基、−Q−は炭素原子数1〜10の
    アルキレン基、R2は水素、または炭素原子数1〜4の
    アルキル基である)
  5. 【請求項5】 無水ポリ酸性アミノ酸が、ポリこはく酸
    イミドであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一
    項に記載の水膨張性ゴム。
  6. 【請求項6】 分子内に少なくとも1つのエチレン性不
    飽和結合を有する無水ポリ酸性アミノ酸が、その一部又
    は全部を加水分解させたものであることを特徴とする請
    求項1〜5の何れか一項に記載の水膨張性ゴム。
  7. 【請求項7】 エチレン性不飽和化合物が、遊離型又は
    塩型の不飽和カルボン酸、遊離型又は塩型の不飽和スル
    ホン酸、及び不飽和アミドの中から選ばれる少なくとも
    1種を含有することを特徴とする請求項1〜6の何れか
    一項に記載の水膨張性ゴム。
  8. 【請求項8】 エチレン性不飽和化合物が、水溶性であ
    ることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の
    水膨潤性ゴム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104059192A (zh) * 2014-07-04 2014-09-24 青岛科技大学 一种非共混型聚丙烯酸酯吸水膨胀橡胶及其本体聚合制备方法

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