JP2002293114A - タイヤ有限要素モデルの作成方法 - Google Patents
タイヤ有限要素モデルの作成方法Info
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Abstract
る。 【解決手段】 トレッドの3次元パターンに、1以上の
平面からなるサイピング面3を設定する。トレッドを有
限個の要素に分割するに際して、サイピング面3に複数
個の節点Nを設定し、サイピング面を該節点Nで囲まれ
る複数個の多角形の要素面3A〜3Fに分割する。サイ
ピング面3の節点Nのうち要素面だけで共有される第1
の節点Naを、要素面の一方側かつその法線方向に小距
離を隔てた位置に複写して第1の複写節点Ncを設定す
る。また第1の節点Naを、要素面の他方側かつその法
線方向に小距離を隔てた位置へ移動させることにより第
1の移動節点Ndを設定する。サイピング面3の節点N
のうち第1の節点以外の節点である第2の節点Nbと第
1の複写節点Ncとを用いて一方側のサイピング内壁面
4を、また第2の節点と第1の移動節点とを用いて他方
側のサイピング内壁面5を設定する。
Description
れたサイピングを能率良くモデル化しうるタイヤ有限要
素モデルの作成方法に関する。
タイヤの走行性能等の評価は、タイヤを実際に試作しか
つ試験を行うことによって行われている。しかしなが
ら、これらの方法では、試作タイヤを製造するため又試
作タイヤの試験を行なうために多大の時間、費用、労力
を必要としている。そこで近年では、タイヤを有限要素
法で取り扱い可能な有限個の要素で分割したタイヤ有限
要素モデルを作成し、このモデルを用いて各種の仮想走
行シミュレーションを行うことにより、タイヤを現実に
試作することなく大凡のタイヤ性能を予め推測してい
る。これにより、開発、設計効率の能率化が図られつつ
ある。
ブなどに切込み状のサイピングを形成したものが数多く
存在している。このようなサイピングは、通常、厚さが
1.0mm以下に設定されており、タイヤの接地時におけ
るトレッドの剛性を最適化し、耐摩耗性能などを改善す
るほか、氷雪路においてはエッジ効果を発揮し路面との
間でグリップ力を確保するなど重要な働きをなすもので
ある。
例えばブロックパターンの例では1個のブロック当たり
3ないし5本程度設けられるため、タイヤ1本当たりの
配設本数は非常に多くなる。このため、サイピングを有
するトレッドパターンを具えたタイヤを有限要素法で取
り扱い可能なモデルに置き換える際には、トレッドの分
割形状が非常に複雑化し、モデル化するのに多大の労力
と時間を必要とする。なおサイピングのモデル化を、大
まかに行うことも可能ではあるが、これでは精度の良い
シミュレーション結果が得られず、実用性に欠けるとい
う問題がある。
ブロックモデルbの側面図を示しているが、サイピング
の厚さWは、1.0mm以下と非常に薄い。このため図1
8に示すように、サイピングaの底部分には、1.0mm
以下の長さを有する小さな要素cが生成される。一般
に、他の要素dの長さは通常5ないし6mm程度に設定さ
れるため、このような底部分の要素cはアスペクト比が
小さくバランスが悪いため、荷重を負荷して変形を与え
ると、要素がつぶれてしまう計算結果が得られるなど正
確な計算ができない場合がある。
なされたもので、トレッドの3次元パターンに、トレッ
ド外表面から所定の深さでのびる1以上の平面からなる
サイピング面を設定し、このサイピング面に関する節点
を複写、移動することにより、該サイピング面の両側に
サイピング内壁面を設定することを基本として、サイピ
ングを多数有する複雑なトレッドパターン形状を能率良
くかつ容易に設定でき、モデリング時間の短縮化に役立
つタイヤ有限要素モデルの作成方法を提供することを目
的としている。
載の発明は、サイピングを有するトレッドパターンを具
えたタイヤを有限要素法で取り扱い可能な有限個の要素
で分割したタイヤ有限要素モデルの作成方法であって、
トレッドの3次元パターンに、トレッド外表面から所定
の深さでのびる1以上の平面からなるサイピング面を設
定するステップと、前記トレッドを有限個の要素に分割
するに際して、前記サイピング面に複数個の節点を設定
することにより、サイピング面を該節点で囲まれる複数
個の多角形の要素面に分割するステップと、サイピング
面の前記節点のうち前記要素面だけで共有される第1の
節点をサイピング面の一方側かつその要素面の法線方向
に小距離を隔てた位置に複写して第1の複写節点を設定
するステップと、前記第1の節点をサイピング面の他方
側かつその要素面の法線方向に小距離を隔てた位置に移
動させて第1の移動節点を設定するステップと、前記サ
イピング面の節点のうち前記第1の節点以外の節点であ
る第2の節点と前記第1の複写節点とを用いて一方側の
サイピング内壁面を設定するステップと、前記第2の節
点と前記第1の移動節点とを用いて他方側のサイピング
内壁面を設定するステップとを含むことを特徴としてい
る。
は、サイピングの厚さの半分であることを特徴とする請
求項1記載のタイヤ有限要素モデルの作成方法である。
に基づき説明する。本発明は、サイピングを有するトレ
ッドパターンを具えたタイヤを有限要素法で取り扱い可
能な有限個の要素で分割したタイヤ有限要素モデルを作
成するための能率的な方法を提供する。
図を示している。サイピング2は、例えばブロックBの
トレッド外表面から所定の深さで形成された小厚さの切
込み状で形成される。サイピング2には、両端がトレッ
ド溝gに連通するオープンタイプ、図1のように一端が
トレッド溝gに連通しかつ他端がブロックB内で終端す
るセミオープンタイプ、さらには両端がいずれもブロッ
クB内で終端するクローズドタイプがあるが、いずれの
タイプでもモデル化しうる。サイピング2の厚さWは、
例えば1.0mm以下程度に設定され、サイピングの形状
は特に限定されない。本発明のモデル化の対象となるト
レッドパターンは、このサイピング2を有するものであ
れば、ブロックパターン、リブパターン、リブラグパタ
ーン、又はこれらを複合した種々のパターンを含む。
2のフローチャートに示されているが、この処理はコン
ピュータ装置(図示省略)を用いて行われる。本例で
は、先ずトレッドTの3次元パターンに、トレッド外表
面から所定の深さでのびる1以上の平面からなるサイピ
ング面3を設定するステップを行う(ステップS1)。
Tを図3に示すように、x−y−z座標系において多数
の3次元座標値P1、P2、…Pnを用いて特定される
とともに、本例ではディスプレイといった表示装置に3
次元形状として表示されるものを例示している。なお図
3では、理解を容易とするために、3次元パターンの一
部分だけを示している。また3次元パターン上のトレッ
ドTaのブロックBaは、この段階では、サイピングが
形成されていない。
に、3次元パターンのブロックBaの外表面から所定の
深さを有して設定される。このサイピング面3は、例え
ばマウスないしキーボード等の入力手段からの3次元座
標値の入力によって3次元パターンに関連づけて特定で
き、入力を容易とするのに役立つ。このサイピング面3
に関する3次元座標値などの情報は、逐次コンピュータ
の記憶手段に記憶される。またサイピング面3は、本例
ではブロックを横切る向きにのびる単一の平面からなる
ものとして設定されているが、サイピング面3の深さ、
長さ、配設位置、配設数、形状等は、評価しようとする
タイヤのそれらに合わせて適宜設定する。
は波状等で屈曲するときには、図4(B)に示すよう
に、サイピング面3を2以上の平面3aないし3fをジ
グサグ状に連ねて配することにより前記サイピングの形
状に近似させる。また本例ではサイピング面3が、評価
タイヤに形成されているサイピング2の厚さWの中間に
位置するよう設定されている。
要素に分割するが、この分割に際して、サイピング面3
に複数個の節点を設定する(ステップS2)。図5に
は、トレッドTaを要素に分割した部分斜視図を示して
いる。トレッドTaを構成する要素には、パターンを形
成する四面体、五面体、六面体等の多面体ソリッド要素
Eが用いられる。また各要素Eには、その要素が該当す
るゴムの弾性係数、複素弾性率、損失正接tanδなど
の材料定数、剛性などが併せて定義される。また本例で
は、理解しやすいように、ブロックを単純な6面体ソリ
ッド要素で略均一に分割したものを例示している。6面
体ソリッド要素Eは、図5(B)に示すように、格子状
に配された8つの節点Nと、それぞれ4つの節点で囲ま
れる6つの要素面で構成される。
面3に沿った切断面を示しており、サイピング面3はド
ットを付して表示される。本例では、サイピング面3
に、12個の節点N1〜N12(総称するとき、単に
「節点N」ということがある。)を碁盤の目の如く設定
したものを例示している。これにより、サイピング面3
は、4つの節点で囲まれる6つの四角形の要素面3Aな
いし3Fに分割される。設定された各節点Nの座標値等
については逐次記憶手段に記憶される。節点Nの配設方
法は、特に限定はされず任意に定めて行うことができる
が、サイピング面3が多角形、より好ましくは三角形又
は四角形の要素面で分割されるように節点の位置を定め
るのが望ましい。またサイピング面以外にも適宜節点が
設定され、各要素Eが割り当てられる。
平面ないし空間座標と、分割数とを条件として設定する
ことにより、自動で分割しうるソフトウエア等を用いて
容易に行うことができる。また前記各要素面3Aないし
3Fは、その両側に配される六面体ソリッド要素の一つ
の面を形成している。即ち、各要素面3Aないし3Fそ
れぞれの両側に配された六面体ソリッド要素が要素面3
A〜3Fを互いに共有して配されている。
のうち、前記要素面3Aないし3Fだけで共有される節
点Nを第1の節点Naとして定める。第1の節点Na
は、本例ではN1、N2、N3、N5、N6及びN7の
6つである。またサイピング面3に関して、その節点の
うち、第1の節点Na以外の節点を第2の節点Nbとす
る。この第2の節点は、サイピング面の要素面3Aない
し3F以外の要素面6と共有される。図6の例では、第
2の節点Nbは、N4、N8、N9、N10、N11及
びN12の6つの節点となり、図6では黒塗りで表示さ
れる。なお図7(A)にはオープンタイプのサイピング
面3を、図7(B)にはクローズドタイプのサイピング
面3をそれぞれ示しており、これらの場合の第1の節点
Na、第2の節点Nbは図示の如く設定される。
を示している。本発明では、前記第1の節点Naを、サ
イピング面3の一方側かつその要素面の法線方向に小距
離Lを隔てた位置に複写して第1の複写節点Ncを設定
するステップを行う(ステップS3)。設定される第1
の複写節点Ncの座標値は、第1の節点Naの各座標
値、前記法線方向、小距離Lなどの情報に基づき、コン
ピュータ装置によって自動的に計算され、かつ逐次記憶
手段に記憶される。
は評価しようとするサイピング2の厚さWの半分に設定
している。サイピングの厚さWの情報は、例えばサイピ
ング面3の設定に際して予め決定される。また節点Na
の要素面の法線方向とは、個々の第1の節点Naについ
て、該第1の節点を共有している全ての要素面について
法線ベクトルを求め、これらを平均した方向として定め
られる。従って、例えば図8の第1の節点N2の要素面
の法線方向は、この節点N2を共有する全ての要素面、
即ち3A、3Bについての法線ベクトルを求め、これを
平均した方向として定められる。
屈曲するとき、図9に平面視で示すように、各要素面3
A、3Bの法線ベクトルVa、Vbは、それぞれ異なる
方向を向く。しかし、本例のように第1の接点Naの要
素面の法線方向を、該節点Naを共有する要素面3A、
3Bについての法線ベクトルVa、Vbを平均した平均
の法線ベクトルVabの方向とすることにより、節点N
aの法線方向を単一に方向に特定でき、第1の複写節点
Ncを適切に設定しうるのに役立つ。
記第1の節点Naを、サイピング面3の他方側かつその
要素面の法線方向に小距離Lを隔てた位置へ移動させる
ことにより第1の移動節点Ndを設定するステップを行
う(ステップS4)。設定される第1の移動節点Ndの
座標値は、第1の節点Naの各座標値、前記法線方向、
小距離Lなどの情報に基づき、コンピュータ装置によっ
て自動的に計算され、かつ逐次記憶手段に記憶される。
小距離Lは、前記同様サイピングの厚さWの半分に設定
されている。また節点の要素面の法線方向も前記定義に
従って定められる。
の節点Nbと第1の複写節点Ncとを用いて一方側のサ
イピング内壁面4を設定するステップを行うとともに、
第2の節点Nbと第1の移動節点Ndとを用いて他方側
のサイピング内壁面5を設定するステップを行う(ステ
ップS5、S6)。
では6つの要素面4A、4B、4C、4D、4E及び4
Fにより構成されている。図12には、サイピングモデ
ルを側面からみた側面略図を示す。一方側のサイピング
内壁面4の要素面4Aないし4Fは、図12のように、
六面体ソリッド要素E”の一部分をなすものとして定義
される。また他方側のサイピング内壁面5は、6つの要
素面5A、5B、5C、5D、5E及び5Fにより形成
されたものを示す。これらの要素面5Aないし5Fも、
図12に示すように、六面体ソリッド要素E’の一部分
をなすものとして設定されている。なお、ステップS7
として、未処理のサイピング面3を調べ、必要によりス
テップS2からのループ処理を行う。
設定したブロックモデルは、図13(A)に示すように
水平力Faの作用により、サイピング内壁面4、5間を
押し広げる一方、同図(B)に示すように、逆向きの水
平力Fbによってはサイピング内壁面4、5間を閉じる
よう、有限要素法の計算において、各サイピング内壁面
4、5の接触、離間が考慮されるように定義される。
ル作成方法では、トレッドの3次元パターンを基にし
て、これに1以上の平面からなるサイピング面を定義し
てやることにより、このサイピング面を基準としてその
両側に所定厚さでサイピングを要素で表現し得るトレッ
ドをモデル化しうる。従って、3次元パターンへのサイ
ピング面の設定というきわめて簡単な入力操作によっ
て、複雑なサイピング付きタイヤ有限要素モデルを能率
良く作成できる。
に、ブロックを矩形状としかつ要素にほぼ同形状かつ比
較的大きな六面体要素を用いて説明したが、実際には、
上記の思想に従って他の多面体要素を用いてより複雑な
形状のブロックやサイピング等をモデル化することがで
きる。
る方法について詳述したが、タイヤの他の部分、すなわ
ち、サイドウォール部やビード部の他、タイヤの内部構
造をなすカーカスやベルトについては、慣例の方法に従
いモデル化し、図14に示すようなタイヤ有限要素モデ
ルMを作成することができる。この例ではトレッドの一
部(接地面を含む範囲)についてサイピングを設定した
ブロックを配している。これにより要素の増加を最小限
に抑えつつ接地時のサイピングの影響をシミュレートし
うる。なお図15には評価しようとするタイヤのトレッ
ドの部分拡大図を、図16にはそれを本発明に従ってモ
デル化したタイヤ有限要素モデルのトレッド部分拡大図
を示す。
限要素法モデル(タイヤサイズが195/65 R1
5)について、内圧200kPa、縦荷重4.34kN
の条件で接地圧の分布を調べた。図17にはその結果を
示しており、エッジ効果により、トレッド外表面のサイ
ピング部分で接地圧が高くなっていることが観察でき
る。
ッドの3次元パターンを基にして、これに1以上の平面
からなるサイピング面を設定することにより、このサイ
ピング面を基準としてその両側に所定厚さでサイピング
を要素で表現し得るトレッドをモデル化しうる。従っ
て、3次元パターンへのサイピング面の設定というきわ
めて簡単な入力操作によって、複雑なサイピング付きタ
イヤ有限要素モデルを能率良く作成でき、タイヤの開発
を大幅に能率化しうる。
る。
である。
グ面を設定した斜視図である。
斜視図、(B)は六面体ソリッド要素の斜視図である。
明する線図である。
図である。
図である。
視図である。
状態を示す側面図である。
のトレッドの部分拡大図である。
果を示す図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】サイピングを有するトレッドパターンを具
えたタイヤを有限要素法で取り扱い可能な有限個の要素
で分割したタイヤ有限要素モデルの作成方法であって、 トレッドの3次元パターンに、トレッド外表面から所定
の深さでのびる1以上の平面からなるサイピング面を設
定するステップと、 前記トレッドを有限個の要素に分割するに際して、前記
サイピング面に複数個の節点を設定することにより、サ
イピング面を該節点で囲まれる複数個の多角形の要素面
に分割するステップと、 サイピング面の前記節点のうち前記要素面だけで共有さ
れる第1の節点をサイピング面の一方側かつその要素面
の法線方向に小距離を隔てた位置に複写して第1の複写
節点を設定するステップと、 前記第1の節点をサイピング面の他方側かつその要素面
の法線方向に小距離を隔てた位置に移動させて第1の移
動節点を設定するステップと、 前記サイピング面の節点のうち前記第1の節点以外の節
点である第2の節点と前記第1の複写節点とを用いて一
方側のサイピング内壁面を設定するステップと、 前記第2の節点と前記第1の移動節点とを用いて他方側
のサイピング内壁面を設定するステップとを含むことを
特徴とするタイヤ有限要素モデルの作成方法。 - 【請求項2】前記小距離は、サイピングの厚さの半分で
あることを特徴とする請求項1記載のタイヤ有限要素モ
デルの作成方法。
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