JP6454122B2 - ブロックの剛性の予測方法 - Google Patents
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Description
図1には、本実施形態のブロックの剛性の予測方法(以下、単に「予測方法」ということがある。)で評価される空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ」ということがある。)のトレッド部2が示されている。
図3(a)及び(b)には、仮想的に分割されたブロック5の斜視図が示されている。図3(a)及び(b)に示されるように、本実施形態のステップS1は、第1平面31及び一対の第2平面32でブロック5を分割している。
ステップS2では、各ブロック片10の剛性が計算される。本実施形態において、各ブロック片10は、略直方体であるため、各ブロック片10の剛性Kは、そのせん断剛性Ks及び曲げ剛性Kmから、下記式(1)で計算することができる。
K:ブロック片の剛性(kg/mm)
Ks:ブロック片のせん断剛性(kg/mm)
Km:ブロック片の曲げ剛性(kg/mm)
E:ブロック片を構成するゴムのヤング率(kg/mm2)
W:予測しようとする剛性の方向に直交する方向に沿ったブロック片の長さ(mm)
L:予測しようとする剛性の方向に沿ったブロック片の長さ(mm)
h:ブロックの高さ(mm)
ステップS3では、ステップS2で予測された各ブロック片10の剛性Kに基づいて、ブロック5の単体の全体の剛性Ktが計算される。以下、その計算方法の一例が説明される。
即ち、
これを整理して、
予測方法(1):図3の方法でブロックを分割して行う。
予測方法(2):図6の方法でブロックを分割して行う。
予測方法(3):図7の方法でブロックを分割して行う。
図9に示されるように、ブロックBの踏面bの全面に接着される当て板(図示しない)を用いて、縦荷重0の状態において測定方向Aの荷重fを与えたときの、ブロックBの踏面bの測定方向Dの位置ずれ量tが測定された。ブロックの剛性は、タイヤ周方向の荷重fと位置ずれ量tとの比f/t(kg/mm)で特定された。
テスト結果が表1に示される
予測方法(1):ta=0.41
予測方法(2):ta=0.56
予測方法(3):ta=0.93
5 ブロック
10 ブロック片
20 サイプ
Claims (8)
- タイヤのトレッド部に設けられ、かつ、踏面から切り込まれたサイプを有するブロックの単体の剛性を予測するための方法であって、
前記ブロックを、いずれにもサイプが残らないように複数のブロック片に仮想的に分割するステップと、
前記各ブロック片の剛性を計算するステップと、
前記各ブロック片の剛性に基づいて前記ブロックの単体の剛性を計算するステップとを含み、
前記サイプが、予測しようとする剛性の方向に対して斜めに傾いた傾斜サイプである場合、
前記ブロックとして、前記傾斜サイプが、前記方向と直交する方向に投影した仮想投影サイプに修正された修正ブロックが用いられることを特徴とするブロックの剛性の予測方法。
- 前記ブロックは、略直方体状であり、
前記サイプは、平面状であり、
前記各ブロック片は、略直方体状である請求項1記載のブロックの剛性の予測方法。 - 前記サイプは、底を有し、
前記分割するステップは、前記サイプの底を通りかつ前記踏面に沿った第1平面で前記ブロックを分割する請求項1又は2記載のブロックの剛性の予測方法。 - 前記第1平面は、前記ブロックをタイヤ半径方向内外に分割し、
前記分割するステップは、前記第1平面のタイヤ半径方向内側のブロック下部全体を一つの前記ブロック片とする請求項3記載のブロックの剛性の予測方法。 - 前記サイプは、その長手方向の両側の外端がブロック内で終端し、
前記分割するステップは、前記サイプの前記外端を通りかつ予測しようとする剛性の方向に沿ってのびる一対の第2平面で前記ブロックを分割する請求項1乃至4のいずれかに記載のブロックの剛性の予測方法。 - 前記分割するステップは、予測しようとする剛性の方向に沿ってのびる平面のみで前記ブロックを分割する請求項1乃至5のいずれかに記載のブロックの剛性の予測方法。
- 前記ブロックの踏面は、長方形であり、
前記ブロック片の剛性を計算するステップは、前記踏面の縦横比に基づいて補正するステップを含む請求項1乃至6のいずれかに記載のブロックの剛性の予測方法。 - 前記サイプは、その長手方向の両側の外端がブロック内で終端し、
前記分割するステップは、前記サイプの前記外端を通りかつ予測しようとする剛性の方向に沿ってのびる一対の第2平面で前記ブロック全体を分割し、
前記第1平面は、一対の前記第2平面の間で前記ブロックを分割する請求項3に記載のブロックの剛性の予測方法。
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