JP2002292788A - 複合銅箔及び該複合銅箔の製造方法 - Google Patents
複合銅箔及び該複合銅箔の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱温度による剥離強度の変化が小さく、樹
脂基材と積層後に支持体銅箔が容易に剥離し、剥離強度
が安定している複合銅箔を提供する。 【解決手段】 支持体銅箔と極薄銅箔との間に、支持体
銅箔と極薄銅箔との間の熱による銅の拡散を抑制するた
めの熱拡散防止層及び支持体銅箔と極薄銅箔を機械的に
分離するための剥離層を有する複合銅箔。
脂基材と積層後に支持体銅箔が容易に剥離し、剥離強度
が安定している複合銅箔を提供する。 【解決手段】 支持体銅箔と極薄銅箔との間に、支持体
銅箔と極薄銅箔との間の熱による銅の拡散を抑制するた
めの熱拡散防止層及び支持体銅箔と極薄銅箔を機械的に
分離するための剥離層を有する複合銅箔。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銅張積層板、プリン
ト配線板に用いられる極薄銅箔を提供するための複合銅
箔及びその製造方法に関し、より詳細には支持体銅箔と
極薄銅箔の間に、熱拡散防止層及び剥離層を設けること
により、樹脂基材積層後の支持体銅箔の剥離強度を安定
させた複合銅箔及びその製造方法に関する。
ト配線板に用いられる極薄銅箔を提供するための複合銅
箔及びその製造方法に関し、より詳細には支持体銅箔と
極薄銅箔の間に、熱拡散防止層及び剥離層を設けること
により、樹脂基材積層後の支持体銅箔の剥離強度を安定
させた複合銅箔及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化、軽量化に伴い
プリント配線板も高密度化が要求されている。この動き
に伴い、使用される銅箔も薄くなる傾向にあり、高密度
プリント配線板の製造には厚さが12μm以下の薄い銅
箔が使用されている。しかし厚さが12μm以下の薄い
銅箔はシワが生じたり、箔が切れたりし易いので製造及
び使用時に極めて慎重さが要求され、ハンドリング性の
改善が望まれている。このような問題点を改善するた
め、支持体銅箔に極薄銅箔を設けた複合銅箔が提案され
ている(特公昭53−18329号公報:複合箔及びそ
の製法)。
プリント配線板も高密度化が要求されている。この動き
に伴い、使用される銅箔も薄くなる傾向にあり、高密度
プリント配線板の製造には厚さが12μm以下の薄い銅
箔が使用されている。しかし厚さが12μm以下の薄い
銅箔はシワが生じたり、箔が切れたりし易いので製造及
び使用時に極めて慎重さが要求され、ハンドリング性の
改善が望まれている。このような問題点を改善するた
め、支持体銅箔に極薄銅箔を設けた複合銅箔が提案され
ている(特公昭53−18329号公報:複合箔及びそ
の製法)。
【0003】前記した複合銅箔は、極薄銅箔側が樹脂基
材に接触するようにして樹脂基材と重ねて加熱、加圧積
層した後、支持体銅箔を剥離して極薄銅張積層板とされ
る。この複合銅箔では、極薄銅箔と支持体銅箔との間
に、剥離層として金属酸化物皮膜が設けられており、こ
の層を介して剥離するものである。しかしながら、積層
時、支持体銅箔と極薄銅箔間が加熱されることにより密
着性が急激に上昇し、著しい場合は剥離不可能となり、
支持体銅箔が極薄銅箔側に残留してしまったり、もしく
は極薄銅箔が破損し、ピンホールとなってしまう等、高
密度プリント配線板の製造に対して実用上の問題があっ
た。
材に接触するようにして樹脂基材と重ねて加熱、加圧積
層した後、支持体銅箔を剥離して極薄銅張積層板とされ
る。この複合銅箔では、極薄銅箔と支持体銅箔との間
に、剥離層として金属酸化物皮膜が設けられており、こ
の層を介して剥離するものである。しかしながら、積層
時、支持体銅箔と極薄銅箔間が加熱されることにより密
着性が急激に上昇し、著しい場合は剥離不可能となり、
支持体銅箔が極薄銅箔側に残留してしまったり、もしく
は極薄銅箔が破損し、ピンホールとなってしまう等、高
密度プリント配線板の製造に対して実用上の問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複合
銅箔の極薄銅箔側に樹脂基材を重ねて加熱、加圧により
積層した後、支持体銅箔を剥離するとき、加熱温度によ
る剥離強度の変化が小さく、樹脂基材と積層後に支持体
銅箔が容易に剥離し、剥離強度が安定している複合銅箔
を提供することにある。
銅箔の極薄銅箔側に樹脂基材を重ねて加熱、加圧により
積層した後、支持体銅箔を剥離するとき、加熱温度によ
る剥離強度の変化が小さく、樹脂基材と積層後に支持体
銅箔が容易に剥離し、剥離強度が安定している複合銅箔
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体銅箔と
極薄銅箔との間に、支持体銅箔と極薄銅箔との間の熱に
よる銅の拡散を抑制するための熱拡散防止層及び支持体
銅箔と極薄銅箔間を機械的に分離するための剥離層を有
する複合銅箔に関する。
極薄銅箔との間に、支持体銅箔と極薄銅箔との間の熱に
よる銅の拡散を抑制するための熱拡散防止層及び支持体
銅箔と極薄銅箔間を機械的に分離するための剥離層を有
する複合銅箔に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、支持体銅箔は、
例えば、圧延銅箔、電解銅箔に代表されるがその材質、
表面形状について限定はない。支持体銅箔の選択は、主
にプリント配線板形成の段階で要求される極薄銅箔の形
状に基づいて決定される。極薄銅箔と樹脂基材との接着
強度を重視するならば、粗さの大きい表面形状のものを
選択する。また、ファインラインの形成を重視するなら
ば、粗さの小さい表面形状のものを選択する。このた
め、支持体銅箔としては電解銅箔が好ましく用いられ
る。支持体銅箔の厚さはハンドリング性の点から10〜
150μmのものが好ましく用いられ、15〜100μ
mのものがより好ましく用いられる。また、支持体銅箔
は適切な前処理によってその表面が清浄化されているこ
とが好ましい。
例えば、圧延銅箔、電解銅箔に代表されるがその材質、
表面形状について限定はない。支持体銅箔の選択は、主
にプリント配線板形成の段階で要求される極薄銅箔の形
状に基づいて決定される。極薄銅箔と樹脂基材との接着
強度を重視するならば、粗さの大きい表面形状のものを
選択する。また、ファインラインの形成を重視するなら
ば、粗さの小さい表面形状のものを選択する。このた
め、支持体銅箔としては電解銅箔が好ましく用いられ
る。支持体銅箔の厚さはハンドリング性の点から10〜
150μmのものが好ましく用いられ、15〜100μ
mのものがより好ましく用いられる。また、支持体銅箔
は適切な前処理によってその表面が清浄化されているこ
とが好ましい。
【0007】熱拡散防止層は、支持体銅箔と極薄銅箔と
の間の熱による銅の拡散を抑制するための層であり、プ
リント配線板製造等における加熱工程において、支持体
銅箔又は極薄銅箔層と熱拡散しない、もしくは熱拡散速
度を遅くする作用を有するものがよい。例えば、Ni−
P合金層は加熱処理後、Pが含まれていることにより結
晶質の安定な状態に変化することが考えられ、金属間で
原子の拡散が起こりにくくなり、金属間の剥離強度を安
定化させることができる。この熱拡散防止層は、支持体
銅箔側に設けられていても、極薄銅箔側に設けられてい
てもよいが、好ましくは、防錆性の点で、極薄銅箔側に
設けられる。また、熱拡散防止層は、ピンホールのな
い、均一な皮膜であることが好ましい。好適な材質とし
てはNi、Co等の高融点金属に、P、Bなどの金属間
化合物を形成する物質を含有させた合金が挙げられる。
特にNi−P合金は300℃以上の温度を加えても、銅
との拡散速度が極めて遅く、加えてピンホールのない皮
膜を形成することができる。この場合の、Ni−P合金
の組成はP0.001〜30wt%残部Ni、好ましく
はP0.1〜15wt%残部Niである。このようなN
i−P合金層は、例えば支持体銅箔又は剥離層を形成し
た支持体銅箔に対して電解めっき又は無電解めっきする
ことにより作製することができるが、生産速度の観点か
ら、電解めっきがより好適に用いられる。Pの含有量が
多い場合、剥離可能な温度域が上昇するが、多すぎると
Ni−P合金の生産速度が低下する。熱拡散防止層とし
てNi−P合金層を用いた場合、好ましい厚さは0.0
1〜5μmである。更に好ましくは0.05〜1μmで
ある。この厚さが0.01μm未満であるとピンホール
発生し、剥離強度が不安定になる傾向があり、5μmを
超えると生産性が悪化する傾向がある。
の間の熱による銅の拡散を抑制するための層であり、プ
リント配線板製造等における加熱工程において、支持体
銅箔又は極薄銅箔層と熱拡散しない、もしくは熱拡散速
度を遅くする作用を有するものがよい。例えば、Ni−
P合金層は加熱処理後、Pが含まれていることにより結
晶質の安定な状態に変化することが考えられ、金属間で
原子の拡散が起こりにくくなり、金属間の剥離強度を安
定化させることができる。この熱拡散防止層は、支持体
銅箔側に設けられていても、極薄銅箔側に設けられてい
てもよいが、好ましくは、防錆性の点で、極薄銅箔側に
設けられる。また、熱拡散防止層は、ピンホールのな
い、均一な皮膜であることが好ましい。好適な材質とし
てはNi、Co等の高融点金属に、P、Bなどの金属間
化合物を形成する物質を含有させた合金が挙げられる。
特にNi−P合金は300℃以上の温度を加えても、銅
との拡散速度が極めて遅く、加えてピンホールのない皮
膜を形成することができる。この場合の、Ni−P合金
の組成はP0.001〜30wt%残部Ni、好ましく
はP0.1〜15wt%残部Niである。このようなN
i−P合金層は、例えば支持体銅箔又は剥離層を形成し
た支持体銅箔に対して電解めっき又は無電解めっきする
ことにより作製することができるが、生産速度の観点か
ら、電解めっきがより好適に用いられる。Pの含有量が
多い場合、剥離可能な温度域が上昇するが、多すぎると
Ni−P合金の生産速度が低下する。熱拡散防止層とし
てNi−P合金層を用いた場合、好ましい厚さは0.0
1〜5μmである。更に好ましくは0.05〜1μmで
ある。この厚さが0.01μm未満であるとピンホール
発生し、剥離強度が不安定になる傾向があり、5μmを
超えると生産性が悪化する傾向がある。
【0008】剥離層は、支持体銅箔と極薄銅箔を機械的
に分離するための層であり、有機物質からなる有機皮膜
及び金属酸化物皮膜が好適である。有機皮膜の剥離層と
しては、チアジアゾール、ベンゾトリアゾール、メルカ
プトベンズイミダゾール、メルカプトベンゾチアゾール
及びポリアリルアミンから選ばれる1種以上の化合物か
らなる皮膜が好適である。このような有機物質を含む水
溶液に、支持体銅箔又は熱拡散防止層を形成した支持体
銅箔を浸漬し皮膜を形成したのち、水洗して余分の有機
物質を除去する。この皮膜は数〜数十オングストローム
と極めて薄く、ほとんど1分子程度の厚さである。これ
ら有機物質を剥離層に用いた場合、官能基の種類によっ
て剥離強度が変化する。しかしながら、水溶液の濃度、
浸漬時間には関りなく、剥離強度は一定である。種類の
異なる有機物質もしくは官能基の異なる有機物質を数種
混合して使用することにより、剥離強度の調整が可能で
ある。
に分離するための層であり、有機物質からなる有機皮膜
及び金属酸化物皮膜が好適である。有機皮膜の剥離層と
しては、チアジアゾール、ベンゾトリアゾール、メルカ
プトベンズイミダゾール、メルカプトベンゾチアゾール
及びポリアリルアミンから選ばれる1種以上の化合物か
らなる皮膜が好適である。このような有機物質を含む水
溶液に、支持体銅箔又は熱拡散防止層を形成した支持体
銅箔を浸漬し皮膜を形成したのち、水洗して余分の有機
物質を除去する。この皮膜は数〜数十オングストローム
と極めて薄く、ほとんど1分子程度の厚さである。これ
ら有機物質を剥離層に用いた場合、官能基の種類によっ
て剥離強度が変化する。しかしながら、水溶液の濃度、
浸漬時間には関りなく、剥離強度は一定である。種類の
異なる有機物質もしくは官能基の異なる有機物質を数種
混合して使用することにより、剥離強度の調整が可能で
ある。
【0009】また、支持体銅箔又は熱拡散防止層を形成
した支持体銅箔を金属の塩を含む水溶液中で陰極処理す
ることによって金属酸化物皮膜を形成し、剥離層とする
ことも可能である。好ましくはNi、Cr又はMoの塩
を含む水溶液からの陰極処理でこれらの金属の酸化皮膜
を形成する。剥離強度は電解処理の電流密度、時間によ
って酸化皮膜の厚さを変えることにより調整可能であ
る。
した支持体銅箔を金属の塩を含む水溶液中で陰極処理す
ることによって金属酸化物皮膜を形成し、剥離層とする
ことも可能である。好ましくはNi、Cr又はMoの塩
を含む水溶液からの陰極処理でこれらの金属の酸化皮膜
を形成する。剥離強度は電解処理の電流密度、時間によ
って酸化皮膜の厚さを変えることにより調整可能であ
る。
【0010】熱拡散防止層にNi−P合金層を用いた場
合、Ni−P合金層中のNiの陽極酸化によりNi−P
合金層表面にNi酸化皮膜を形成し、剥離層とすること
も可能である。アルカリ水溶液中でNi−P合金層を陽
極として電解処理を行うことにより酸化皮膜を形成す
る。剥離強度は陽極酸化の電流密度、時間によって酸化
皮膜の厚さを変えることにより調整可能である。また、
熱拡散防止層にNi−P合金を用いた場合、次亜塩素酸
等の酸化剤を含む水溶液中にNi−P合金層を浸漬する
ことによりNi−P合金層表面に酸化皮膜を形成し、剥
離層とすることも可能である。剥離強度は酸化剤への浸
漬時間によって酸化皮膜の厚さを変えることにより調整
可能である。
合、Ni−P合金層中のNiの陽極酸化によりNi−P
合金層表面にNi酸化皮膜を形成し、剥離層とすること
も可能である。アルカリ水溶液中でNi−P合金層を陽
極として電解処理を行うことにより酸化皮膜を形成す
る。剥離強度は陽極酸化の電流密度、時間によって酸化
皮膜の厚さを変えることにより調整可能である。また、
熱拡散防止層にNi−P合金を用いた場合、次亜塩素酸
等の酸化剤を含む水溶液中にNi−P合金層を浸漬する
ことによりNi−P合金層表面に酸化皮膜を形成し、剥
離層とすることも可能である。剥離強度は酸化剤への浸
漬時間によって酸化皮膜の厚さを変えることにより調整
可能である。
【0011】極薄銅箔は熱拡散防止層もしくは剥離層上
に電着される。銅を電着する方法については制限はな
く、一般的には硫酸銅浴もしくはピロリン酸銅浴が好適
である。なお、極薄銅箔とは厚さが9μm以下であり、
好ましくは1〜5μmのものをいう。極薄銅箔と樹脂基
材との接着力を強化するための、銅又は銅合金等による
電着粗面化処理などや、極薄銅箔の酸化を防止するため
のクロム、亜鉛、ニッケル、コバルト、モリブデン、シ
ランカップリング剤等による防錆処理などの表面処理を
行ってもよい。また、エポキシ樹脂層等を積層して樹脂
付複合銅箔とすることもできる。
に電着される。銅を電着する方法については制限はな
く、一般的には硫酸銅浴もしくはピロリン酸銅浴が好適
である。なお、極薄銅箔とは厚さが9μm以下であり、
好ましくは1〜5μmのものをいう。極薄銅箔と樹脂基
材との接着力を強化するための、銅又は銅合金等による
電着粗面化処理などや、極薄銅箔の酸化を防止するため
のクロム、亜鉛、ニッケル、コバルト、モリブデン、シ
ランカップリング剤等による防錆処理などの表面処理を
行ってもよい。また、エポキシ樹脂層等を積層して樹脂
付複合銅箔とすることもできる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 厚さ35μmの電解銅箔を支持体銅箔として、その光沢
面を30g/l硫酸に20秒間浸漬することにより酸洗
浄した後、20秒間水洗した。次いでNiSO4・6H
2O:300g/l、H3BO3:40g/l、H3P
O3:0.5g/l、MgSO4・6H2O:80g/
l、サッカリンナトリウム2水和物:2g/lのNi−
P浴で、温度:40℃、pH:2.5、電流密度:5.
4A/dm2、処理時間:20秒の条件でめっきを行
い、光沢面上にNi−P合金層からなる熱拡散防止層を
形成した後、20秒間水洗した。Ni−P合金層厚さ:
0.2μm、P含有率:0.4wt%であった。この熱
拡散防止層を形成した支持体銅箔を、チアジアゾール
(商品名:ニッカノンタック、日本化学産業株式会社
製):200ml/lの水溶液に、温度:30℃、p
H:11.0、処理時間:20秒の条件で浸漬し剥離層
を形成した後、20秒間水洗した。この剥離層を形成し
た支持体銅箔に、ピロリン酸銅:80g/l、ピロリン
酸カリウム:320g/l、アンモニア水:2ml/l
のピロリン酸銅浴で、温度:40℃、pH:8.5、電
流密度:2.0A/dm2、処理時間:20秒の条件で
厚さ0.1μmの銅めっきを行った後、20秒間水洗し
た。次いでCuSO4・5H2O:135g/l、H2
SO4:100g/lの硫酸銅浴で、温度:40℃、電
流密度:3.5A/dm2、処理時間:300秒の条件
で厚さ3.9μmの銅めっきを行い、極薄銅箔層(合計
厚さ4.0μm)を形成した後、20秒間水洗した。更
にこの極薄銅箔層の表面に対し、公知の硫酸銅めっき浴
を用いて厚さ1.0μmの電着微細銅粗化処理を施し
た。粗化処理が施された極薄銅箔の表面に公知の方法で
クロメートの防錆処理を施し、水洗乾燥して複合銅箔を
得た。この複合銅箔の極薄銅箔側をガラスエポキシプリ
プレグ(FR−4基材)に重ね、温度170℃、圧力3
0kN/m2、60分間積層し、銅張積層板を得た。ま
た、この複合銅箔をガラスエポキシプリプレグ(FR−
5基材)に重ね、温度200℃、圧力30kN/m2、
60分間積層し、銅張積層板を得た。支持体銅箔と極薄
銅箔間の剥離強度をJIS−C−6481に準拠して測
定した結果を表7に示す。FR−4基材及びFR−5基
材に積層した剥離強度はいずれも0.01kN/mであ
り容易に剥離できた。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 厚さ35μmの電解銅箔を支持体銅箔として、その光沢
面を30g/l硫酸に20秒間浸漬することにより酸洗
浄した後、20秒間水洗した。次いでNiSO4・6H
2O:300g/l、H3BO3:40g/l、H3P
O3:0.5g/l、MgSO4・6H2O:80g/
l、サッカリンナトリウム2水和物:2g/lのNi−
P浴で、温度:40℃、pH:2.5、電流密度:5.
4A/dm2、処理時間:20秒の条件でめっきを行
い、光沢面上にNi−P合金層からなる熱拡散防止層を
形成した後、20秒間水洗した。Ni−P合金層厚さ:
0.2μm、P含有率:0.4wt%であった。この熱
拡散防止層を形成した支持体銅箔を、チアジアゾール
(商品名:ニッカノンタック、日本化学産業株式会社
製):200ml/lの水溶液に、温度:30℃、p
H:11.0、処理時間:20秒の条件で浸漬し剥離層
を形成した後、20秒間水洗した。この剥離層を形成し
た支持体銅箔に、ピロリン酸銅:80g/l、ピロリン
酸カリウム:320g/l、アンモニア水:2ml/l
のピロリン酸銅浴で、温度:40℃、pH:8.5、電
流密度:2.0A/dm2、処理時間:20秒の条件で
厚さ0.1μmの銅めっきを行った後、20秒間水洗し
た。次いでCuSO4・5H2O:135g/l、H2
SO4:100g/lの硫酸銅浴で、温度:40℃、電
流密度:3.5A/dm2、処理時間:300秒の条件
で厚さ3.9μmの銅めっきを行い、極薄銅箔層(合計
厚さ4.0μm)を形成した後、20秒間水洗した。更
にこの極薄銅箔層の表面に対し、公知の硫酸銅めっき浴
を用いて厚さ1.0μmの電着微細銅粗化処理を施し
た。粗化処理が施された極薄銅箔の表面に公知の方法で
クロメートの防錆処理を施し、水洗乾燥して複合銅箔を
得た。この複合銅箔の極薄銅箔側をガラスエポキシプリ
プレグ(FR−4基材)に重ね、温度170℃、圧力3
0kN/m2、60分間積層し、銅張積層板を得た。ま
た、この複合銅箔をガラスエポキシプリプレグ(FR−
5基材)に重ね、温度200℃、圧力30kN/m2、
60分間積層し、銅張積層板を得た。支持体銅箔と極薄
銅箔間の剥離強度をJIS−C−6481に準拠して測
定した結果を表7に示す。FR−4基材及びFR−5基
材に積層した剥離強度はいずれも0.01kN/mであ
り容易に剥離できた。
【0013】実施例2〜6 剥離層の形成を表2に示す条件で行った他は、実施例1
と同様の支持体銅箔に熱拡散防止層、剥離層、極薄銅箔
層、粗化処理層、防錆処理層の順に各層を形成し、複合
銅箔を得た。
と同様の支持体銅箔に熱拡散防止層、剥離層、極薄銅箔
層、粗化処理層、防錆処理層の順に各層を形成し、複合
銅箔を得た。
【0014】表1に実施例1〜6に共通な工程の条件を
示し、表7に支持体銅箔と極薄銅箔間の剥離強度の測定
結果を示す。
示し、表7に支持体銅箔と極薄銅箔間の剥離強度の測定
結果を示す。
【0015】実施例7〜16 剥離層の形成を表4に示す条件で行った他は、実施例1
と同様の支持体銅箔に、剥離層、熱拡散防止層、極薄銅
箔層、粗化処理層、防錆処理層の順に各層を形成し、複
合銅箔を得た。表3に実施例7〜16に共通な工程の条
件を示し、表7に支持体銅箔と極薄銅箔間の剥離強度の
測定結果を示す。
と同様の支持体銅箔に、剥離層、熱拡散防止層、極薄銅
箔層、粗化処理層、防錆処理層の順に各層を形成し、複
合銅箔を得た。表3に実施例7〜16に共通な工程の条
件を示し、表7に支持体銅箔と極薄銅箔間の剥離強度の
測定結果を示す。
【0016】比較例1〜6 熱拡散防止層を形成しなかった以外は、剥離層の形成を
表6に示す条件で行い、実施例1と同様の支持体銅箔
に、剥離層、極薄銅箔層、粗化処理層、防錆処理層の順
に各層を形成し、複合銅箔を得た。表5に比較例1〜6
に共通な工程の条件を示し、表7に支持体銅箔と極薄銅
箔間の剥離強度の測定結果を示す。
表6に示す条件で行い、実施例1と同様の支持体銅箔
に、剥離層、極薄銅箔層、粗化処理層、防錆処理層の順
に各層を形成し、複合銅箔を得た。表5に比較例1〜6
に共通な工程の条件を示し、表7に支持体銅箔と極薄銅
箔間の剥離強度の測定結果を示す。
【0017】比較例7 剥離層を形成しなかった以外は、実施例1と同様の操作
を行い、実施例1と同様の支持体銅箔にNi−P合金層
(熱拡散防止層)、極薄銅箔層、粗化処理層、防錆処理
層の順に各層を形成し、複合銅箔を得た。表7に支持体
銅箔と極薄銅箔間の剥離強度の測定結果を示す。
を行い、実施例1と同様の支持体銅箔にNi−P合金層
(熱拡散防止層)、極薄銅箔層、粗化処理層、防錆処理
層の順に各層を形成し、複合銅箔を得た。表7に支持体
銅箔と極薄銅箔間の剥離強度の測定結果を示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】 *1:日本化学産業(株)製:ニッカノンタック *2:日東紡績(株)製:PAA−03 20wt% *3:和光純薬工業(株)製:アンチホルミン
【0022】
【表5】
【0023】
【表6】 *1:日東紡績(株)製:PAA−03 20wt% *2:和光純薬工業(株)製:アンチホルミン
【0024】
【表7】 表中の×は、剥離層から剥がれず樹脂基材、極薄銅箔間
で剥離したことを意味する。
で剥離したことを意味する。
【0025】
【発明の効果】本発明の複合銅箔は加熱温度によって剥
離強度が変化しないため、積層の温度条件を変えても剥
離強度が安定している。また、剥離強度が任意に設定可
能で、穴あけ時バリ発生防止に有効である。さらに、支
持体銅箔が極薄銅箔側に残留したり、もしくは極薄銅箔
が破損し、ピンホールとなってしまう等の実用上の問題
がなく、極薄銅張積層板の製造、ひいては高密度プリン
ト配線板の製造においてその有用性は明白である。
離強度が変化しないため、積層の温度条件を変えても剥
離強度が安定している。また、剥離強度が任意に設定可
能で、穴あけ時バリ発生防止に有効である。さらに、支
持体銅箔が極薄銅箔側に残留したり、もしくは極薄銅箔
が破損し、ピンホールとなってしまう等の実用上の問題
がなく、極薄銅張積層板の製造、ひいては高密度プリン
ト配線板の製造においてその有用性は明白である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/09 H05K 1/09 A Fターム(参考) 4E351 AA01 BB01 BB30 BB33 BB38 CC06 DD04 DD54 DD60 GG01 4F100 AA17C AA22C AA24C AB16D AB17A AB17B AB31D AB33A AB33B AG00E AH03C AH04C AK53E AK80C AR00D AT00A BA05 BA07 BA10A DH01E EJ01 EJ12 EJ17 EJ42 EJ61 GB43 JL01 JL03 JL14C JM02B
Claims (20)
- 【請求項1】 支持体銅箔と極薄銅箔との間に、支持体
銅箔と極薄銅箔との間の熱による銅の拡散を抑制するた
めの熱拡散防止層及び支持体銅箔と極薄銅箔を機械的に
分離するための剥離層を有する複合銅箔。 - 【請求項2】 熱拡散防止層を支持体銅箔側に、剥離層
を極薄銅箔側に有する請求項1記載の複合銅箔。 - 【請求項3】 熱拡散防止層を極薄銅箔側に、剥離層を
支持体銅箔側に有する請求項1記載の複合銅箔。 - 【請求項4】 熱拡散防止層が高融点金属に金属間化合
物を形成する物質を含有させた合金層である請求項1〜
3何れか記載の複合銅箔。 - 【請求項5】 熱拡散防止層がNiにPを0.001〜
30wt%含有させたNi合金層である請求項1〜3何
れか記載の複合銅箔。 - 【請求項6】 剥離層が有機皮膜又は金属酸化物皮膜で
ある請求項1〜5何れか記載の複合銅箔。 - 【請求項7】 剥離層がチアジアゾール、ベンゾトリア
ゾール、メルカプトベンズイミダゾール、メルカプトベ
ンゾチアゾール及びポリアリルアミンから選ばれる少な
くとも1種の化合物からなる皮膜である請求項1〜5何
れか記載の複合銅箔。 - 【請求項8】 剥離層がNi酸化物、Cr酸化物又はM
o酸化物からなる皮膜である請求項1〜5何れか記載の
複合銅箔。 - 【請求項9】 極薄銅箔の表面に接着力強化のための表
面処理を施した請求項1〜8何れか記載の複合銅箔。 - 【請求項10】 支持体銅箔上に、めっきによりNiに
Pを0.001〜30wt%含有させたNi合金層を形
成し、次いでNi合金層上に剥離層を形成し、次いで剥
離層上にめっきにより極薄銅箔を形成することを特徴と
する複合銅箔の製造方法。 - 【請求項11】 支持体銅箔上に、剥離層を形成し、次
いで剥離層上にめっきによりNiにPを0.001〜3
0wt%含有させたNi合金層を形成し、次いでNi−
P合金層上にめっきにより極薄銅箔を形成することを特
徴とする複合銅箔の製造方法。 - 【請求項12】 剥離層の形成を、Ni合金層を形成し
た支持体銅箔を有機物質を含む溶液に浸漬することによ
り行う請求項10記載の複合銅箔の製造方法。 - 【請求項13】 剥離層の形成を、支持体銅箔を有機物
質を含む溶液に浸漬することにより行う請求項11記載
の複合銅箔の製造方法。 - 【請求項14】 剥離層の形成を、Ni合金層を形成し
た支持体銅箔をNi、Cr又はMoの塩を含む水溶液中
で陰極処理することにより行う請求項10記載の複合銅
箔の製造方法。 - 【請求項15】 剥離層の形成を、支持体銅箔をNi、
Cr又はMoの塩を含む水溶液中で陰極処理することに
より行う請求項11記載の複合銅箔の製造方法。 - 【請求項16】 剥離層の形成を、Ni合金層のNiの
陽極酸化により行う請求項10記載の複合銅箔の製造方
法。 - 【請求項17】 剥離層の形成を、Ni合金層を酸化剤
に浸漬することにより行う請求項10記載の複合銅箔の
製造方法。 - 【請求項18】 請求項1〜9何れか記載の複合銅箔と
樹脂基材とを、極薄銅箔を樹脂基材に接触させて積層成
形した後、複合銅箔から支持体銅箔又は支持体銅箔と熱
拡散防止層とを機械的に剥離することを特徴とする銅張
積層板の製造方法。 - 【請求項19】 請求項1〜9何れか記載の複合銅箔を
用いた銅張積層板。 - 【請求項20】 請求項1〜9何れか記載の複合銅箔を
用いたプリント配線板。
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