JP2002292463A - ろう付方法及びろう付装置 - Google Patents

ろう付方法及びろう付装置

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JP2002292463A JP2001097902A JP2001097902A JP2002292463A JP 2002292463 A JP2002292463 A JP 2002292463A JP 2001097902 A JP2001097902 A JP 2001097902A JP 2001097902 A JP2001097902 A JP 2001097902A JP 2002292463 A JP2002292463 A JP 2002292463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被ろう付部品の導電性の有無に関わらず適用
でき、且つ自動化に適した汎用性の高いろう付装置を提
供する。 【解決手段】 モータ33の駆動によってワイヤリール
36から引出されたワイヤ18は、その両端がノズル1
7及び固足片37に接続されているチューブ29を通っ
てノズル17に挿通され、ノズル17の先端から被ろう
付部品12に向かって所定長さだけ突出ている。ノズル
17は一対のスライドベアリング19a,スライドベア
リング19bによってその軸方向に移動自在に保持され
る。ノズル17の後端に固定されている被検出体23を
位置センサ27が検出すると、制御部13はモータ33
を駆動させてワイヤ18を送り出し、これによってノズ
ル17は矢印の方向に移動する。ノズル17の移動によ
って位置センサ27がOFFとなると、モータ33の駆
動は停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はろう付方法及びろ
う付装置に関し、特に、ろう材をワイヤ状にして被ろう
付部品に供給して行なうろう付け方法及びろう付装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は特開平6−297142号に開示
されているろう付装置の概略構成図である。
【0003】図を参照して、被ろう付部品たるワーク7
7のろう付箇所78にろう材たるワイヤ74を供給する
給線機71を有するろう付装置に、ワーク77から電源
80を経てワイヤ74へと至る電流経路79を構成す
る。
【0004】ワーク77の加熱に伴うワイヤ74の溶融
によってワイヤ74とワーク77とが離れ、通電状態か
ら非通電状態になったことを給線機71は検出する。こ
の給線機71からの検出信号に基づいて制御器82はろ
う付動作の開始を指示する。
【0005】これによって、ワークへの不必要な加熱を
低減することができる
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のろ
う付装置では、ワークのろう付可能温度への到達タイミ
ングを検出できるものの、ワーク、ワイヤ共に導電性材
料よりなることが前提となる。すなわち、非導電性材料
よりなるろう付材料に対しては適用できない。又、この
ろう付装置にあっては、ワーク各々に対して電流経路を
構成すべく配線する必要があるため、作業が煩雑になり
効率的な生産体制にはならない。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、被ろう付部品の導電性の有無に関
わらず適用でき、且つ自動化に適した汎用性の高いろう
付方法及びろう付装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、被ろう付部品にワイヤを
供給してろう付を行なうろう付方法であって、被ろう付
部品に対して送り出されているワイヤの長さが所定長さ
のときには、ワイヤを連続的に送り出し、送り出された
ワイヤが所定長さを超えたときには、ワイヤの送り出し
を停止するものである。
【0008】このように構成すると、ワイヤが溶けるこ
とによってワイヤが送り出される。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成において、ワイヤの先端部は軸方向に移動自在
なノズルに挿通自在とされ、ワイヤの長さが所定長さか
否かはノズルの先端から突出したワイヤの長さの変化に
よって判別するものである。
【0010】このように構成すると、ノズルから突出し
たワイヤの長さの変化がワイヤの送り出し量に対応す
る。
【0011】請求項3記載の発明は、被ろう付部品にワ
イヤを供給してろう付を行なうろう付装置であって、ワ
イヤを連続的に送り出すことができるワイヤ供給手段
と、ワイヤの先端部を挿通自在に保持して被ろう付部品
のろう付箇所に案内するためのノズルと、ノズルを被ろ
う付部品に向かって前後に移動自在とするノズル保持手
段と、ワイヤ供給手段によるワイヤの送り出しに応じて
ノズルを被ろう付部品に対して後方に移動させるノズル
移動手段と、ノズルの位置を検出する位置検出手段と、
ノズルの位置が被ろう付部品に対して最先端である旨の
位置検出手段の検出出力に応答してワイヤ供給手段を能
動化させ、検出出力以外の出力においてはワイヤ供給手
段を非能動化させるように制御する制御手段とを備えた
ものである。
【0012】このように構成すると、ノズルの位置によ
ってワイヤ供給手段が制御される。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明の構成において、ワイヤ供給手段はワイヤに接して回
転する送りローラと、送りローラを駆動するモータとか
らなるものである。
【0014】このように構成すると、モータの駆動によ
ってワイヤが送出される。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の構成において、ノズル移動手段はその内部にワイヤ
供給手段から送り出されたワイヤが挿通される、可撓性
を有し、且つその軸方向に伸縮しないチューブよりな
り、チューブの一端がノズルの後端部に接続され、チュ
ーブの他端が送りローラの送り出し側近傍に接続された
ものである。
【0016】このように構成すると、チューブとノズル
とを加えた長さは常に一定となる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項3から請求
項5のいずれかに記載の発明の構成において、ノズルを
被ろう付部品に向かって移動するように付勢する付勢手
段を更に備えたものである。
【0018】このように構成すると、ノズルの設置水平
度に関わらず、常に被ろう付部品に向かって移動するよ
うに付勢されるものである。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項3から請求
項6のいずれかに記載の発明の構成において、ノズル保
持手段とノズルとからなるろう材供給部を被ろう付部品
に対して前後に移動し得る移動機構と、被ろう付部品に
対するワイヤの供給タイミングを検出するタイミング検
出手段とを更に備え、制御部は、タイミング検出手段の
検出出力に応答して、ろう材供給部が被ろう付部品に近
づくように、移動機構を制御するものである。
【0020】このように構成すると、被ろう付部品が例
えばろう付可能温度に達したようなタイミングでノズル
が被ろう付部品に接近する。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明の構成において、ワイヤ供給手段の送り出しを検知す
る検知手段と、被ろう付部品に対するワイヤの使用量を
入力する入力手段とを更に備え、制御部は、入力された
使用量に相当するワイヤの送り出し量を検知した旨の検
知手段の出力と、これに続く位置検出手段の検出出力と
に応答して、ろう材供給部が被ろう付部品から離れるよ
うに移動機構を制御するものである。
【0022】このように構成すると、入力されたワイヤ
の使用量に相当するワイヤの送り出し量が確保される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、ワイヤが溶けることによってワイヤが送り出され
るので、適切な加熱状態となっていない段階での不必要
なワイヤの送り出しが停止されるため、安定したろう付
が可能となる。
【0024】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、ノズルから突出したワイヤの長さの
変化がワイヤの送り出し量に対応するため、ワイヤの適
切な送り出し量が容易に判別でき使い勝手が良い。
【0025】請求項3記載の発明は、ノズルの位置によ
ってワイヤ供給手段が制御されるため、不必要なワイヤ
の過剰供給が防止され、安定したろう付が可能となる。
【0026】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明の効果に加えて、モータの駆動によってワイヤが送り
出されるので、安定したワイヤの送り出しが制御され
る。
【0027】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の効果に加えて、チューブとノズルとを加えた長さは
常に一定となるため、ワイヤの先端の位置が固定されて
いる状態でワイヤが送り出されると、ノズルがワイヤの
先端に対して後退するように移動する。したがって、ノ
ズルの移動位置の変化をワイヤの送り出し量として判別
できる。
【0028】請求項6記載の発明は、請求項3から請求
項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ノズルの
設置水平度の制約が緩和されるので装置の設計が容易と
なる。
【0029】請求項7記載の発明は、請求項3から請求
項6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ノズル及
びワイヤが被ろう付部品の加熱途中等の影響を受けるこ
とが少なくなり、装置の信頼性が向上する。
【0030】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明の効果に加えて、ワイヤ、すなわちろう材の使用量が
所望のものとなるためろう付の品質が向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態によるろう付装置の概略構成を示したブロック図であ
る。
【0032】図を参照して、ろう付装置11は制御部1
3を中心として構成され、この制御部13に接続する、
被ろう付部品12に対してワイヤ18を供給するろう材
供給部15と、ろう材供給部15に対してワイヤ18を
送り出すためのワイヤ送出部31と、被ろう付部品12
のろう付箇所を所定温度に加熱するためのバーナ39
と、バーナ39によって加熱された箇所の温度を測定す
るための温度センサ41と、ろう材供給部15からの被
ろう付部品12に対するワイヤ18の供給量を設定する
ための入力部43とから構成されている。
【0033】ろう材供給部15は具体的には、筒形状を
有し、その軸方向にワイヤ18を挿通自在に保持してワ
イヤ18を被ろう付部品12のろう付箇所に案内するた
めのノズル17を中心として構成されている。ノズル1
7は一対のスライドベアリング19a,スライドベアリ
ング19bによって、その軸方向に移動自在に保持され
ている。
【0034】スライドベアリング19a,スライドベア
リング19bはフレーム21に固定され、フレーム21
はエアシリンダ22によってノズル17の軸方向と同一
方向に移動可能なように構成されている。すなわち、ろ
う材供給部15の移動機構となるエアシリンダ22は、
制御部13からの制御信号に基づいて、フレーム21の
位置、すなわちノズル17を被ろう付部品12に対して
近づけたり遠ざけたりするように移動させる。
【0035】ノズル17の胴部には円盤状の被付勢部材
24が固定されており、この被付勢部材24とスライド
ベアリング19bとの間には、付勢手段となるコイルバ
ネ25が取り付けられている。すなわち、コイルバネ2
5によって被付勢部材24が固定されたノズル17は、
その軸方向において被ろう付部品12に近づく方向に常
時付勢されている。
【0036】この実施の形態にあっては、ノズル17は
被ろう付部品12に対してその先端が下方となるように
傾斜した状態で取付けられているため、常時ノズル17
は被ろう付部品12に向かって重力的に付勢されている
ことになる。しかし、ろう付装置によっては、ノズル1
7を水平方向やあるいはその先端が上方となるような姿
勢で設置せざるを得ない場合がある。このようなときで
あっても、コイルバネ25が取付けられているため、ノ
ズル17の先端方向への付勢状態を維持できる。したが
って、このコイルバネ25の設置によって、ノズル17
の設置水平度の制約が緩和され、ろう付装置の設計が容
易となる。
【0037】またスライドベアリング19bの後方のノ
ズル17の部分には、位置センサ27によってその位置
が検出される円盤状の被検出体23が固定されている。
この被検出体23はスライドベアリング19bのノズル
17のための開口より大きく形成されているため、コイ
ルバネ25の付勢力があっても被検出体23がスライド
ベアリング19bに当接すると、ノズル17の被ろう付
部品12に向かう方向への移動は停止される。位置セン
サ27はノズル17の後方部に固定されている被検出体
23の位置を検出し、この検出結果を制御部13に送信
する。
【0038】ワイヤ送出部31は、ワイヤリール36か
ら引出されたワイヤ18にその両側から接して回転する
一対の送りローラ34a,送りローラ34bと、送りロ
ーラ34aに接続され、制御部13の制御信号に基づい
てその駆動が制御されるモータ33と、送りローラ34
bに接続され、送りローラ34bの回転に基づいてワイ
ヤ18の送り出し量をカウントするためのエンコーダ3
5とから構成されている。
【0039】エンコーダ35によってカウントされたワ
イヤ18の送り出し量は、常時制御部13に送信されて
いる。尚、ワイヤ送出部31から送出されたワイヤ18
はろう材供給部15のノズル17の後端に挿通される
が、この間のワイヤ18はチューブ29内部に挿通され
ている。
【0040】チューブ29は可撓性を有しかつその軸方
向に伸縮しない材料によって構成されており、その一端
はノズル17の後端部に接続され、その他端はワイヤ送
出部31のモータ33に固定されている固足片37に接
続されている。このようにチューブ29が構成されてい
るため、ワイヤ送出部31から送出されたワイヤ18は
チューブ29と一体となって変形する。尚、この実施の
形態では、チューブ29の他端はモータ33に固定され
た固定片37に取付けられているが、その取付け個所は
これに限らず送りローラ34a,送りローラ34bから
の位置が常に一定である個所に固定しても良い。
【0041】バーナ39は制御部13の制御の下でろう
付動作が開始すると、被ろう付部品12のろう付箇所を
所定温度に上昇させるために、被ろう付部品12に接近
してその部分を加熱する。温度センサ41はバーナ39
によって加熱された被ろう付部品12の部分の温度を検
知し、その検知結果を制御部13に送信する。これによ
って制御部13はその検知温度が例えばろう付に適した
温度となった時にそのタイミングをもって、ろう材供給
部15、ワイヤ送出部31及びバーナ39に指示を出
す。入力部43は被ろう付部品12のサイズ、構造等に
応じて供給すべきワイヤ18の量を前もって設定するた
めに用いられる。これによって後述するように過剰なワ
イヤ18の供給が阻止され、ろう付の品質を向上する。
【0042】図1にあっては、ろう材供給部15は被ろ
う付部品12に対して離れた位置となるように制御され
ているが、これは、被ろう付部品12のろう付箇所の温
度が未だろう付に適していない温度となっている状態を
示しているものである。この場合、ろう材供給部15は
被ろう付部品12から離れさせることにより、バーナ3
9による加熱の影響をノズル17の先端から出ているワ
イヤ18に対して与えることを少なくしている。
【0043】図2は図1で示したろう付装置において、
被ろう付部品12のろう付箇所の温度がろう付に適した
温度となった場合のろう材供給部15の位置を示した概
略図である。
【0044】図を参照して、バーナ39の加熱によって
被ろう付部品12のろう付箇所が所定温度となった旨が
温度センサ41によってワイヤ18の供給タイミングと
して検出されると、制御部13はこの検出信号を受けて
エアシリンダ22に対して指示を送る。これによってエ
アシリンダ22が作動し、フレーム21は矢印に示す方
向に移動する。スライドベアリング19a,スライドベ
アリング19bはフレーム21に固定されており、又、
ノズル17に固定されている被付勢部材24はコイルバ
ネ25によって被ろう付部品12に向かう方向に付勢さ
れているため、ノズル17は被ろう付部品12に対して
最も近づく位置に移動することになる。この位置におい
てノズル17の先端から突出ているワイヤ18の被ろう
付部品12までの長さが、ろう付に際して理想の長さと
なるように、ノズル17の最先端位置が予め設定されて
いる。
【0045】この最先端位置にノズル17が移動する
と、ノズル17の後方部に固定されている被検出体23
も同様に前方に移動し、この位置を位置センサ27が検
出することになる。位置センサ27の被検出体23に対
する検出信号が制御部13に入力されると、制御部13
はこれに応答してモータ33を駆動させる。これによっ
てモータ33に接続している送りローラ34aが回転
し、ワイヤリール36に巻回されているワイヤ18を送
り出す。この時、送りローラ34aに対してワイヤ18
を介して反対側に位置する送りローラ34bも、この送
り出しに伴って回転する。この回転数をエンコーダ35
はカウントし、そのカウント結果を制御部13に送信す
る。
【0046】送りローラ34aによって送出されたワイ
ヤ18はチューブ29内に向かうが、ワイヤ18の先
端、すなわち被ろう付部品12に接した部分が溶け出し
ていない段階では、送り出しの前に比べて固定片37の
位置とワイヤ18の先端までの長さはモータ33の駆動
によって送り出された分だけ長くなることになる。一
方、チューブ29は可撓性は有しているが、その軸方向
には伸縮しない材料によって構成されている。又、金属
材料よりなるノズル17の軸方向の長さも一定である。
すなわち、ノズル17とチューブ29とを加えた長さは
常時一定となる。
【0047】従って、ワイヤ18の送出された分の長さ
だけノズル17は矢印で示す方向に、ワイヤ18の先端
に対して後退するように移動する。そしてノズル17は
スライドベアリング19a,スライドベアリング19b
によってその軸方向に移動自在なように保持されている
ので、ノズル17はコイルバネ25による前方への付勢
力に抗して後方にスムーズに移動することになる。
【0048】図3は図2の状態からノズル17が後方に
移動した状態を示した概略図である。
【0049】図を参照して、ワイヤ18の送り出しによ
ってノズル17が被ろう付部品12に対して後方に移動
すると、被検出体23もそれに伴って後方に移動する。
従って被検出体23は位置センサ27によって検出され
ない状態となり、この信号が制御部13に送信される。
制御部13はこの信号に応答して、モータ33の駆動を
停止させる。これによってワイヤ18のそれ以上の送り
出しは阻止される。
【0050】この状態でノズル17の先端から突出てい
るワイヤ18が溶け出すことになる。ワイヤ18の先端
が溶け出すと、ノズル17自身はコイルバネ25によっ
て前方方向に対して常に付勢されているため、ノズル1
7はワイヤ18が溶けた分だけ前進することになる。
【0051】そしてワイヤ18の先端が溶けてノズル1
7の先端からのワイヤ18の突出し長さが図2に示した
長さと同一となると、図2に示した状態にろう材供給部
15の位置は変化する。すると位置センサ27は被検出
体23を検出し、この検出信号に応答して制御部13は
モータ33を再度駆動させ、ワイヤリール36からワイ
ヤ18を再度送り出すことになる。このモータ33のO
N,OFFの繰り返しによって、ノズル17からのワイ
ヤ18の突出し長さはほぼ一定の好ましい状態でろう付
が進行することになる。
【0052】ここで、モータの駆動能力は、その回転に
よって送り出されるワイヤ18の送り出し量が、ろう付
によってワイヤ18の先端の溶ける量以上となるように
設定されている。ワイヤの送り出し量が溶ける量より少
ないと、ワイヤ18は被ろう付部品12に常時接せずに
間欠的に接することになり、良好なろう付が得られない
からである。尚、被ろう付部品12の材質、寸法等によ
ってろう材たるワイヤの溶ける量が一定でないことを考
慮すると、モータ33の回転数を可変にできるように構
成し、その回転数を被ろう付部品12にあわせて入力部
43から設定できるようにすれば、より使い勝手が向上
する。
【0053】そしてエンコーダ35によってカウントさ
れたワイヤ18の送り出し量が、入力部43によって設
定されたワイヤ18の使用量に相当するものになると、
まず制御部13はモータ33の駆動を停止させる。そし
て、図3から図2の状態となって位置センサ27による
被検出体23の検出信号に応答して、制御部13はろう
付け作業が完了したものと判断する。
【0054】そこで、制御部13はエアシリンダ22に
信号を送り、図2の状態から図1に示した状態にろう材
供給部15を移動させる。その後制御部13の制御の下
でバーナ39による被ろう付部品12の後熱処理等が行
なわれてろう付作業は完了する。このようにして被ろう
付部品12のろう付作業が終了すると、次の新たなろう
付部品に対して同様のろう付け作業を行なう。
【0055】尚、制御部13がエンコーダ35によって
カウントされた送り出し量の確認のみをもってろう付作
業を完了とせずに、それに続く位置センサ27の被検出
体23に対する検出信号をもってろう付作業を完了とす
るのは以下の理由による。すなわち、最後に送り出され
たワイヤ18の送出分はエンコーダ35によってカウン
トされても、図3の状態となっていれば、その送出分が
実際のろう付として消費されていないからである。それ
に続く図2の状態となって初めて、エンコーダ35によ
ってカウントされたワイヤ18の送出分がすべて被ろう
付部品12のろう付に使用されたことになるからであ
る。
【0056】図4は図1から図3に示したろう付装置の
制御部の具体的な制御内容を示したフローチャートであ
る。
【0057】図を参照して、ろう付作業の開始が指示さ
れると、ステップS51においてバーナ39による被ろ
う付部品12の加熱が行なわれる。そしてこの加熱によ
って被ろう付部品12のろう付部分が所定温度に達した
旨が温度センサ41によって検出されると(S52)、
ステップS53においてノズル17を被ろう付部品12
に対して前進させるようにエアシリンダ22が制御され
る。
【0058】そして位置センサ27が被検出体23を検
出してその検出信号がONとなると、モータ33が駆動
する(S56)。そしてモータ33の駆動によるワイヤ
18の送り量がエンコーダ35によってカウントされ、
このカウントされた送り量が入力部43によって入力さ
れた所定の送り量となったか否かが判別される(S5
7)。送り量が完了していない場合には、ステップS5
4に戻って、位置センサ27の検出結果の判別に戻る。
【0059】一方、位置センサ27による被検出体23
の検出信号がONとなっていない場合には、モータ33
は停止するように制御される(S55)。そして位置セ
ンサ27の検出結果の判別ステップに戻る。
【0060】ステップS57において、ワイヤ18の送
り量が所定の送り量に達したことが判別されると、モー
タ33は停止する(S58)。そして位置センサ27が
被検出体23を検出してその検出信号がONとなると
(S59でYES)、制御部13はエアシリンダ22を
駆動させてノズル17を被ろう付部品12から後退させ
る(S60)。そしてバーナ39によるろう付後の被ろ
う付部品12の後熱を行って(S61)、ろう付作業は
終了する。
【0061】尚、上記の実施の形態では、モータ33は
通常のモータを用い、ワイヤ18の送り出し量を送りロ
ーラ34bに接続したエンコーダ35によって検出して
いるが、これらに代えて、モータ33としてパルスモー
タを用いれば、エンコーダを不要とし、効率的にワイヤ
18の送り出しの制御およびその送り出し量の検出をす
ることができる。
【0062】又、上記の実施の形態では、バーナ39の
よる加熱によって被ろう付部品12が所定温度になると
ワイヤ18の供給が始まるが、このときバーナ18の火
力を制御部13が制御して被ろう付部品12の温度を一
定に保つようにしても良い。
【0063】更に、上記の実施の形態では、チューブ2
9を用いてワイヤ18の送り出しに応じてのノズル17
の後退を実現しているが、これ以外の機構、すなわち、
ワイヤ18の送り出し量に相当する分だけノズル17を
後退させる機構を別途用いるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるろう付装置
の概略構成を示したブロック図である。
【図2】図1で示したろう付装置のブロック図におい
て、ろう材供給部が前進した状態を示した図である。
【図3】図2で示したろう付装置のブロック図におい
て、ワイヤが送り出された状態を示した図である。
【図4】図1で示したろう付装置の制御部の具体的な制
御内容を示したフローチャートである。
【図5】従来のろう付装置の概略構成を示したブロック
図である。
【符号の説明】
11…ろう付装置 12…被ろう付部品 13…制御部 15…ろう材供給部 17…ノズル 18…ワイヤ 22…エアシリンダ 23…被検出体 24…被付勢部材 25…コイルバネ 27…位置センサ 29…チューブ 33…モータ 39…バーナ 41…温度センサ 43…入力部 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被ろう付部品にワイヤを供給してろう付
    を行なうろう付方法であって、 前記被ろう付部品に対して送り出されているワイヤの長
    さが所定の長さのときにはワイヤを連続的に送り出し、 前記送り出されたワイヤが前記所定長さを超えたときに
    は、ワイヤの送り出しを停止する、ろう付方法。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤの先端部は、軸方向に移動自
    在なノズルに挿通自在とされ、前記ワイヤの長さが前記
    所定の長さか否かは前記ノズルの先端から突出した前記
    ワイヤの長さの変化によって判別する、請求項1記載の
    ろう付方法。
  3. 【請求項3】 被ろう付部品にワイヤを供給してろう付
    を行なうろう付装置であって、 ワイヤを連続的に送り出すことができるワイヤ供給手段
    と、 前記ワイヤの先端部を挿通自在に保持して前記被ろう付
    部品のろう付箇所に案内するためのノズルと、 前記ノズルを前記ろう付部品に向かって前後に移動自在
    とするノズル保持手段と、 前記ワイヤ供給手段によるワイヤの送り出しに応じて、
    前記ノズルを前記被ろう付部品に対して後方に移動させ
    るノズル移動手段と、 前記ノズルの位置を検出する位置検出手段と、 前記ノズルの位置が前記被取付部品に対して最先端であ
    る旨の前記位置検出手段の検出出力に応答して前記ワイ
    ヤ供給手段を能動化させ、前記検出出力以外の出力にお
    いては、前記ワイヤ供給手段を非能動化させるように制
    御する制御手段とを備えた、ろう付装置。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤ供給手段は、前記ワイヤに接
    して回転する送りローラと、前記送りローラを駆動する
    モータとからなる、請求項3記載のろう付装置。
  5. 【請求項5】 前記ノズル移動手段は、その内部に前記
    ワイヤ供給手段から送り出されたワイヤが挿通される、
    可撓性を有し、且つその軸方向に伸縮しないチューブよ
    りなり、 前記チューブの一端が前記ノズルの後端部に接続され、
    前記チューブの他端が前記送りローラの送り出し側近傍
    に接続される、請求項4記載のろう付装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズルを前記被ろう付部品に向かっ
    て移動するように付勢する付勢手段を更に備えた、請求
    項3から請求項5のいずれかに記載のろう付装置。
  7. 【請求項7】 前記ノズル保持手段と前記ノズルとから
    なるろう材供給部を前記被ろう付部品に対して前後に移
    動し得る移動機構と、 前記被ろう付部品に対するワイヤの供給タイミングを検
    出するタイミング検出手段とを更に備え、 前記制御手段は前記タイミング検出手段の検出出力に応
    答して、前記ろう材供給部が前記被ろう付部品に近づく
    ように前記移動機構を制御する、請求項3から請求項6
    のいずれかに記載のろう付装置。
  8. 【請求項8】 前記ワイヤ供給手段の送り出し量を検知
    する検知手段と、 前記被ろう付部品に対するワイヤの使用量を入力する入
    力手段とを更に備え、 前記制御部は、前記入力された使用量に相当するワイヤ
    の送り出し量を検知した旨の前記検知手段の出力と、こ
    れに続く前記位置検出手段の前記ノズルの位置が最先端
    である旨の検出出力とに応答して、前記ろう材供給部が
    前記被ろう付部品から離れるように、前記移動機構を制
    御する、請求項7記載のろう付装置。
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