JP2000079472A - 自動溶接機 - Google Patents

自動溶接機

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JP2000079472A
JP2000079472A JP10248251A JP24825198A JP2000079472A JP 2000079472 A JP2000079472 A JP 2000079472A JP 10248251 A JP10248251 A JP 10248251A JP 24825198 A JP24825198 A JP 24825198A JP 2000079472 A JP2000079472 A JP 2000079472A
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Takashi Anamizu
孝 穴水
Yuichi Banrai
雄一 萬來
Ikuo Mibu
生男 壬生
Kenichi Maeda
謙一 前田
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ワイヤーを送りすぎるような操作を行っ
ても、ローラガイドトーチユニット内で溶接ワイヤーの
座屈が発生することの無い自動溶接機を提供する。 【解決手段】 押しボタンスイッチ2が押されていると
きにタッチセンサ7が出力を発すると、AND回路8の
出力がオンとなり、オフディレータイマー9の出力も直
ちにオンとなる。これにより、リレイコイル10が励磁
され、そのb接点4は開となって、サーボモータ5は停
止する。よって、溶接ワイヤーはそれ以上送りこまれ
ず、ローラガイドトーチユニット内で溶接ワイヤーの座
屈が発生することが無くなる。押しボタンスイッチ2が
オフとなり、それによってAND回路8の出力がオフと
なっても、オフディレータイマー9の設定時間内は、リ
レイ接点4は開のままに保たれる。よって、インチング
作業中は、リレイ接点4は開のまま保たれ、サーボモー
タ5が回転するようなことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動溶接機に関する
ものであり、特に、パイプの円周方向のシーム部を裏当
金なしで溶接する溶接機のように、NC装置により溶接
トーチの位置、移動速度等を制御され、溶接トーチの先
端から突出した溶接ワイヤーと被溶接体との間にアーク
を発生させて溶接ワイヤーを溶融させることにより被溶
接体の溶接を行う方式の自動溶接機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パイプの円周方向のシームを自動で溶接
する溶接機の構成の例を図3に示す。図3において、パ
ーソナルコンピュータ21は、自動溶接のためのCAD
データを作成するためのものであり、作成されたデータ
はフレキシブルディスク21aに記録される。制御装置
(NC装置)22は、自動溶接の実質的な制御(電源及
び溶接トーチ位置等の制御)を行うためのものであり、
フレキシブルディスク21aからCADデータを読み込
む。そして、制御装置22は、この読み込んだデータを
用いて実際の溶接条件を設定し、設定された条件に対応
して、ロジックテーブルに予め記録されたデータにより
各種溶接パラメータを設定する。
【0003】さらに、この制御装置22では、設定され
た溶接パラメータを実際の溶接の制御に用いるNC言語
に変換し、変換した言語を制御データとして制御テーブ
ルの形で内部のメモリに記録する。そのメモリに記録さ
れた制御データを用いて、電源装置23、及び溶接ヘッ
ド24を駆動制御すると共に、パルス電圧波形及びパル
ス電流波形の計測・解析値を用いてアーク倣い関連補正
を行う構成となっている。なお、制御装置22の主な制
御項目は、溶接ヘッド24の溶接の電圧、電流、及び溶
接ヘッド24に搭載された溶接トーチ27の、パイプ開
先30に対するウィービング、溶接ヘッド24の移動速
度等である。
【0004】溶接ヘッド24は、電源装置23と送電ケ
ーブル28で接続され、パイプ外周に巻き付けられたガ
イドレール29上に、円周方向に移動可能に装着され
る。溶接ヘッド24には、溶接トーチ27に対して溶接
ワイヤを供給するワイヤ供給部26が搭載されている。
【0005】図4に、制御装置22、電源装置23、溶
接ヘッド24、パイプ25間の電気的な接続関係を示
す。図から分かるように、電源装置23からは、送電ケ
ーブル28を介して、溶接ヘッド24のワイヤ31とパ
イプ25との間にパルス溶接電圧が印加されるようにな
っている。これにより、ワイヤ31とパイプ25表面と
の間にアークが発生する。ワイヤ31は一定速度で送ら
れ、アークにより溶かされて溶着金属となり、パイプ開
先30内で固まり、母材を構成する。
【0006】図5に、溶接ヘッド24の詳細図を示す。
溶接ヘッド24は、パイプ外周上の位置(時分で示す)
X軸、溶接トーチ27のウィービングの開先部幅方向
(パイプ軸方向)Y軸、及び溶接高さ方向(パイプ半径
方向)Z軸、及び溶接トーチ旋回軸の各軸についてサー
ボ機構を備え、これら4軸は制御装置22により制御さ
れている。ウィービングは2次元ウィービングである。
即ち、溶接溶接トーチ27を溶接進行方向(X軸)に対
して直交するY軸方向及びZ軸方向に、開先部に沿って
移動させている。
【0007】図6に、溶接ワイヤーを溶接トーチに供給
するローラガイドトーチユニットの概要図を示す。溶接
ワイヤー41は、溶接ワイヤー入口42を通してローラ
ガイドトーチユニット内に入る。そして、ガイドローラ
43によって、溶接ワイヤー駆動部に導かれる。溶接ワ
イヤー駆動部は、駆動ローラ44と押さえローラ45、
46を主たる構成部品として成り立っており、駆動ロー
ラ44と各々の押さえローラ45、46の間に溶接ワイ
ヤー41を挟持し、駆動ローラ44に結合された溶接ワ
イヤー供給モータ(不図示)により、駆動ローラ44を
回転させることによって、溶接ワイヤー41を駆動す
る。溶接ワイヤー駆動部を出た溶接ワイヤー41は、ロ
ーラ47、48からなるストレートナ部で曲がりくせを
直され、溶接トーチ49に供給される。
【0008】ローラ46、47には、それぞれ押込み量
調整装置50、51が設けられており、それぞれ、ロー
ラ46の駆動ローラ44への押しつけ力、ローラ47の
位置を調整できるようになっている。溶接トーチ49に
は、電極52より溶接電流が供給され、ガス供給口53
より雰囲気ガスが供給されるようになっている。また、
溶接トーチ49を含めた先端部分は、絶縁体54で絶縁
され、各ローラ等を保持する金具に溶接電流が回り込ま
ないようになっている。なお、各ローラー43〜48は
セラミックで構成され、絶縁物であるので、溶接ワイヤ
ー41に接触しても、その部分でアークが発生したりす
ることがない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】自動溶接が開始される
前に、溶接ワイヤーが溶接トーチの先端から適当な量だ
け突き出るように、オペレータが手動操作により溶接ワ
イヤーの供給を行う。この動作は、溶接トーチ先端にお
ける溶接ワイヤーの突出状態を目視しながら、溶接ワイ
ヤー供給用手動スイッチ(押しボタンスイッチ等)を操
作することにより行われる。このとき、オペレータが操
作を誤って、溶接ワイヤーを多量に供給しすぎると、溶
接ワイヤーの先端は溶接対象物に衝突して行くてを妨げ
られ、ローラガイドトーチユニット内で複雑な座屈を起
こすことがある。
【0010】ローラガイドトーチユニット内で溶接ワイ
ヤーの座屈が発生し、接地している金属部分に溶接ワイ
ヤーが接触すると、その接触部分でアークが発生し、溶
接ワイヤーが溶着してしまうことがある。また、そのよ
うな事態に至らなくても、溶接ワイヤーの座屈した部分
を取り除くためにローラガイドトーチユニットを分解し
なければならず、長時間に亙って溶接機の作動を停止す
る必要がある。
【0011】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、オペレータが誤操作により溶接ワイ
ヤーを送りすぎるような操作を行った場合にも、ローラ
ガイドトーチユニット内で溶接ワイヤーの座屈が発生す
ることの無い自動溶接機を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、溶接トーチの先端から突出した溶接ワ
イヤーと被溶接体との間にアークを発生させて溶接ワイ
ヤーを溶融させることにより被溶接体の溶接を行い、溶
接の進行に伴って消耗した溶接ワイヤーに相当する分の
新しい溶接ワイヤーを溶接部に供給する溶接ワイヤー供
給装置を有する自動溶接機であって、溶接ワイヤーが溶
接対象物に接触したことを検出して信号を発するタッチ
センサーと、当該タッチセンサーが信号を発したとき、
溶接ワイヤーの供給を強制的に停止する溶接ワイヤー供
給停止機構とを有してなり、当該溶接ワイヤー供給停止
機構は、手動で溶接ワイヤー供給を行うスイッチがオン
となったときに作動を開始し、当該スイッチがオフとな
ってから所定時間後に作動を停止するものであることを
特徴とする自動溶接機(請求項1)である。
【0013】本手段においては、オペレータが誤操作に
よりワイヤーの過剰供給を行った場合でも、タッチセン
サーにより、溶接ワイヤーが溶接対象物に接触したこと
が検出されると、溶接ワイヤー供給停止機構が強制的に
溶接ワイヤーの供給を停止する。よって、その時点で溶
接ワイヤーの供給が止まるので、ローラガイドトーチユ
ニット内で溶接ワイヤーの座屈が発生することが無くな
る。
【0014】また、溶接ワイヤー供給停止機構の動作
は、手動で溶接ワイヤー供給を行うスイッチがオンとな
ると直ちにその作動を開始するが、当該スイッチがオフ
となってから所定の時間(たとえば2秒間)は作動を停
止しない。よって、オペレータがインチングにより溶接
ワイヤーの供給を行っているときに、溶接ワイヤーが溶
接対象物に接触したような場合には、インチングを行っ
ている間中、溶接ワイヤー供給停止機構が働いており、
溶接ワイヤーは供給されない。よって、インチング作業
によって、ローラガイドトーチユニット内で溶接ワイヤ
ーの座屈が発生することをも防止することができる。所
定時間が経過した後、溶接ワイヤー供給停止機構は作動
を停止するので、溶接が自動で行われるようになる時点
までには、作動を停止しており、自動制御の妨げになる
ことはない。
【0015】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、溶接ワイヤー供給装置におけ
る溶接ワイヤー供給モータが、サーボモータ又はパルス
モータであることを特徴とするもの(請求項2)であ
る。
【0016】本手段によれば、溶接ワイヤー供給モータ
がサーボモータ又はパルスモータであるので、溶接ワイ
ヤー供給停止機構が溶接ワイヤーの供給を停止する指令
を出したとき、高応答で溶接ワイヤーの停止を行うこと
ができる。よって、ローラガイドトーチユニット内での
溶接ワイヤーの座屈の発生を確実に防止することができ
る。
【0017】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段または第2の手段であって、タッチセン
サーが、溶接ワイヤーと溶接対象物の電気的な導通を検
出することにより、溶接ワイヤーが溶接対象物に接触し
たことを検出するものであることを特徴とするもの(請
求項3)である。
【0018】溶接ワイヤーと溶接対象物の電気的な導通
を検出することにより溶接ワイヤーと溶接対象物の接触
を検出する方法は、確実でありかつ検出精度が高い。よ
って、本手段によれば、ローラガイドトーチユニット内
での溶接ワイヤーの座屈の発生を確実に防止することが
できる。
【0019】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第1の手段から第3の手段のいずれかであって、溶
接ワイヤー供給停止機構が溶接ワイヤーの供給を強制的
に停止したことを、オペレータに知らせる警報装置を有
することを特徴とするもの(請求項4)である。
【0020】本手段においては、特に、インチング中に
溶接ワイヤーと溶接対象物の接触が発生した場合に、オ
ペレータがそれを知ることができ、それ以後のインチン
グ動作を直ちにやめることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の第
1の例を示すブロック図である。図1において、1は制
御装置、2は溶接ワイヤー手動供給用の押しボタンスイ
ッチ、3はサーボアンプ、4はリレイ接点、5はサーボ
モータ、6はパルスジェネレータ、7はタッチセンサ
ー、8はAND回路、9はオフディレータイマー、10
はリレイコイル、11は警報ブザーである。
【0022】サーボモータ5は、溶接ワイヤー供給装置
内に設けられており、たとえば図6に示した駆動ローラ
を駆動することにより、その回転数に比例した速度で溶
接ワイヤを供給する。制御装置1内のサーボアンプ3
は、自動溶接時には、サーボモータ5の回転速度が、制
御装置1が規定のロジックによって算出した溶接ワイヤ
ー供給速度に対応する回転速度になるようにサーボモー
タ5を制御する。サーボモータ5の回転速度は、パルス
ジェネレータ6により検出され、サーボアンプ3にフィ
ードバックされている。手動運転時には、サーボアンプ
3は、押しボタンスイッチ2がオンとなっている間だ
け、サーボモータ5が規定の手動速度で回転するように
制御する。
【0023】溶接ワイヤー先端と溶接対象物の接触を検
出するためにタッチセンサー7が設けられている。タッ
チセンサー7は、溶接ワイヤーと溶接対象物の間の電気
的な導通を検出することによって、両者の接触を検出
し、そのとき出力を発する。
【0024】押しボタンスイッチ2が押されているとき
にタッチセンサ7が出力を発すると、AND回路8の出
力がオンとなり、オフディレータイマー9の出力も直ち
にオンとなる。これにより、リレイコイル10が励磁さ
れるので、そのb接点4は開となる。これにより、サー
ボアンプ5からサーボモータ5への電流出力が0とな
り、サーボモータ5は停止する。よって、溶接ワイヤー
はそれ以上送りこまれず、ローラガイドトーチユニット
内で溶接ワイヤーの座屈が発生することが無くなる。
【0025】これらの回路内には、オフディレータイマ
ー9が設けられているので、押しボタンスイッチ2がオ
フとなり、それによってAND回路8の出力がオフとな
っても、オフディレータイマー9の設定時間内は、リレ
イ10はオンのままであり、従って、リレイ接点4は開
のままに保たれる。よって、オペレータがインチング作
業により、頻繁に押しボタンスイッチ2のオンオフを繰
り返して溶接ワイヤーの送りこみを行っていたような場
合でも、インチング作業中は、リレイ接点4は開のまま
保たれ、サーボモータ5が回転するようなことはない。
溶接が自動モードとされるまでには、十分な時間がある
ので、自動モード開始時にはオフディレータイマー9の
出力はオフとなっており、従って、リレイ接点4は閉と
なっている。よって、この回路が自動制御を妨げること
はない。
【0026】なお、オフディレータイマー9の出力がオ
ンとなると、警報ブザー11が鳴動し、オペレータにタ
ッチセンサー7が働いて溶接ワイヤーの供給が停止され
たことが知らされる。よって、オペレータが、それ以上
無駄なインチングを行うことを無くすることができる。
【0027】なお、図1に示す例においては、リレイ接
点4をサーボアンプ4の出力側に入れて、サーボモータ
5への電流を遮断しているが、この場合、電流が無くな
っても慣性でサーボモータが回転しつづける恐れがあ
る。このような場合には、リレイ接点4を押しボタンス
イッチ2とサーボアンプ3の間に入れ、サーボアンプ3
の回転数指令を0とするとよい。このようにすると、サ
ーボアンプ3がサーボモータ5に逆電流を供給し、急速
にサーボモータ5を停止させる。
【0028】図2は、本発明の実施の形態の第2の例を
示すブロック図である。図2において、12はパルスモ
ータ制御装置、13はパルスモータである。その他、図
1と同じ符号を有するものは図1と同じものを示す。
【0029】図2においては、溶接ワイヤーを供給する
ためのモータとして、パルスモータ13が使用され、サ
ーボアンプの代わりにパルスモータ制御装置12が使用
されている点のみが図1に示した例と異なっている。す
なわち、制御装置1内のパルスモータ制御装置12は、
自動溶接時には、パルスモータ13の回転速度が、制御
装置1が規定のロジックによって算出した溶接ワイヤー
供給速度に対応する回転速度になるような周波数のパル
スを、パルスモータ13に送る。手動運転時には、パル
スモータ制御装置12は、押しボタンスイッチ2がオン
となっている間だけ、所定周波数のパルスをパルスモー
タ13に送り、パルスモータ13が規定の手動速度で回
転するように制御する。
【0030】手動での溶接ワイヤー供給中に、押しボタ
ンスイッチ2がオンのとき、タッチセンサー7の出力が
出されると、図1で示したロジックと同じロジックで、
リレイ接点4が開となり、パルスモータ制御装置12か
らパルスモータ13へのパルスが遮断されるので、パル
スモータ13は直ちに停止し、溶接ワイヤーの供給が停
止される。オフディレータイマー9の働きは図1の説明
で説明したものと同じである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る発明においては、タッチセンサーにより、溶
接ワイヤーが溶接対象物に接触したことが検出される
と、溶接ワイヤー供給停止機構が強制的に溶接ワイヤー
の供給を停止する。よって、その時点で溶接ワイヤーの
供給が止まるので、ローラガイドトーチユニット内で溶
接ワイヤーの座屈が発生することが無くなる。また、溶
接ワイヤー供給停止機構の動作は、手動で溶接ワイヤー
供給を行うスイッチがオフとなってから所定の時間は作
動を停止しないので、インチング作業によって、ローラ
ガイドトーチユニット内で溶接ワイヤーの座屈が発生す
ることをも防止することができる。
【0032】請求項2に係る発明においては、溶接ワイ
ヤー供給モータが、サーボモータ又はパルスモータであ
るので、溶接ワイヤー供給停止機構が溶接ワイヤーの供
給を停止する指令を出したとき、高応答で溶接ワイヤー
の停止を行うことができ、よって、ローラガイドトーチ
ユニット内での溶接ワイヤーの座屈の発生を確実に防止
することができる。
【0033】請求項3に係る発明においては、タッチセ
ンサーが、溶接ワイヤーと溶接対象物の電気的な導通を
検出することにより、溶接ワイヤーが溶接対象物に接触
したことを検出するものであるので、ローラガイドトー
チユニット内での溶接ワイヤーの座屈の発生を確実に防
止することができる。
【0034】請求項4に係る発明においては、溶接ワイ
ヤー供給停止機構が溶接ワイヤーの供給を強制的に停止
したことを、オペレータに知らせる警報装置を有するの
で、インチング中に溶接ワイヤーと溶接対象物の接触が
発生した場合に、オペレータがそれを知ることができ、
それ以後のインチング動作を直ちにやめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施の形態の第2の例を示すブロック
図である。
【図3】パイプの円周方向のシームを自動で溶接する溶
接機の構成の例を示す図である。
【図4】自動溶接機を構成する各装置の電気的な接続関
係を示す図である。
【図5】自動溶接機の溶接ヘッドの詳細を示す図であ
る。
【図6】ローラガイドトーチユニットの概要図である。
【符号の説明】
1…制御装置 2…溶接ワイヤー手動供給押しボタンスイッチ 3…サーボアンプ 4…リレイ接点 5…サーボモータ 6…パルスジェネレータ 7…タッチセンサー 8…AND回路 9…オフディレータイマー 10…リレイコイル 11…警報ブザー 12…パルスモータ制御装置 13…パルスモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 壬生 生男 茨城県那珂郡那珂町菅谷2982−3 (72)発明者 前田 謙一 茨城県常陸太田市天神林町1225−47 Fターム(参考) 4E082 EA03 EE03 EE08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチの先端から突出した溶接ワイ
    ヤーと被溶接体との間にアークを発生させて溶接ワイヤ
    ーを溶融させることにより被溶接体の溶接を行い、溶接
    の進行に伴って消耗した溶接ワイヤーに相当する分の新
    しい溶接ワイヤーを溶接部に供給する溶接ワイヤー供給
    装置を有する自動溶接機であって、溶接ワイヤーが溶接
    対象物に接触したことを検出して信号を発するタッチセ
    ンサーと、当該タッチセンサーが信号を発したとき、溶
    接ワイヤーの供給を強制的に停止する溶接ワイヤー供給
    停止機構とを有してなり、当該溶接ワイヤー供給停止機
    構は、手動で溶接ワイヤー供給を行うスイッチがオンと
    なったときに作動を開始し、当該スイッチがオフとなっ
    てから所定時間後に作動を停止するものであることを特
    徴とする自動溶接機。
  2. 【請求項2】 前記溶接ワイヤー供給装置における溶接
    ワイヤー供給モータが、サーボモータ又はパルスモータ
    であることを特徴とする請求項1に記載の自動溶接機。
  3. 【請求項3】 前記タッチセンサーが、溶接ワイヤーと
    溶接対象物の電気的な導通を検出することにより、溶接
    ワイヤーが溶接対象物に接触したことを検出するもので
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自
    動溶接機。
  4. 【請求項4】 溶接ワイヤー供給停止機構が溶接ワイヤ
    ーの供給を強制的に停止したことを、オペレータに知ら
    せる警報装置を有することを特徴とする請求項1から請
    求項3のうちいずれか1項に記載の自動溶接機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296543A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Daihen Corp アーク溶接ロボット
JP2011156611A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Nidec Sankyo Corp ロボット制御装置およびロボット制御装置の制御方法
CN102837117A (zh) * 2012-08-09 2012-12-26 青岛云和机械制造有限公司 一种微电脑自动焊机手操器

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