JP2002290668A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002290668A
JP2002290668A JP2001083364A JP2001083364A JP2002290668A JP 2002290668 A JP2002290668 A JP 2002290668A JP 2001083364 A JP2001083364 A JP 2001083364A JP 2001083364 A JP2001083364 A JP 2001083364A JP 2002290668 A JP2002290668 A JP 2002290668A
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JP2001083364A
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Yasuhiro Ono
泰宏 小野
Makoto Masuda
麻言 増田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の両面読取を可能としつつ、片面原稿の
読み取りが大半で、原稿の両面読取が殆ど必要ではない
ユーザーに対しては、機械構成が大きく複雑になり、コ
ストが高価になるという問題を解消することが可能な画
像読取装置を提供する。 【解決手段】 原稿搬送路33における第1読取部10
が配置された側とは反対側に位置する搬送ガイド体(上
側原稿搬送ガイド70)の一部(イメージセンサユニッ
ト用開口蓋86)を、原稿搬送路33から待避可能とす
るとともに、該搬送ガイド体の一部が待避した際に、第
1読取部10が原稿を読み取る面とは反対側の面を読み
取るための第2読取部23を装着可能とする開口を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置に関
し、より詳しくは原稿の両面を読み取ることができると
ともに、簡素な構成で小型化を可能とした画像読取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やファクシミリ等の画
像読取装置として、原稿読取のスループットを向上させ
ることを目的としたり、あるいは搬送系路を複雑とせず
に、搬送中の原稿のダメージや破損の可能性を低下する
ことを目的として、原稿の表裏両面の画像を一度に読み
取ることができるものが開発されている。例えば、特開
平9−284480号公報には、片面原稿の画像読取装
置の排紙口側に、原稿の読取手段と原稿の搬送手段とを
備えた別の画像読取装置を装着可能にして、原稿の搬送
過程で、原稿の両面の画像を読み取るようにした画像読
取装置が開示されている。
【0003】この画像読取装置では、両面画像の読み取
りにかかるスループットを高めることができる。また、
1つの読取部によって両面画像を読み取る構成と比較し
て、原稿の搬送系路を単純化できるため、原稿にダメー
ジを与える可能性が低くなるとともに、機械構成の大型
化・複雑化、および製造コストの高騰を抑えることがで
きる。さらに、画面読取用の専用機として画像読取装置
を構成した場合には、片面原稿の読み取りが大半で、両
面原稿の読み取りがほとんどないユーザーにとっては、
機械構成が大きく複雑になり、コストが高価になるとい
う問題を解消している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平9−284480号公報に記載された画像読取
装置は、片面原稿の画像読取装置の排紙口側に、原稿の
読取手段と原稿の搬送手段とを備えた別の画像読取装置
を装着可能としているために、搬送手段およびその駆動
手段が別途必要となっている。このため、搬送手段を新
たに追加しなくてはならず、原稿の搬送方向に対して画
像読取装置が大型化してしまう。したがって、例えば、
当該公報の図1に示すように、片側画像読取装置の筐体
の外方まで排紙トレイ(28)を延長する構成となり、
画像読取装置の床占有面積が増大することになる。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑み提案された
もので、原稿の両面読取を可能としつつ、片面原稿の読
み取りが大半で、原稿の両面読取が殆ど必要ではないユ
ーザーに対しては、機械構成が大きく複雑になり、コス
トが高価になるという問題を解消することが可能な画像
読取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置
は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備え
ている。
【0007】すなわち、本発明の画像読取装置は、原稿
の片面側を読み取るための第1の読取部を備えた第1の
読取手段と、前記第1の読取部が配置される原稿搬送路
と、前記原稿搬送路に沿って原稿を搬送するための複数
の搬送手段とを備えた画像読取装置において、前記原稿
搬送路における前記第1の読取部が配置された側とは反
対側に位置する搬送ガイド体の一部を、前記原稿搬送路
から待避可能とするとともに、該搬送ガイド体の一部が
待避した際に、前記第1の読取手段が原稿を読み取る面
とは反対側の面を読み取るための第2の読取手段を装着
可能とする開口を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0008】また、前記画像読取装置において、前記搬
送ガイド体の一部は、前記開口の縁部側を回動支点とし
て、前記原稿搬送路の外方に位置する前記第2の読取手
段の占有空間外に向かって回動できるようにすることが
可能である。
【0009】また、前記画像読取装置において、前記搬
送ガイド体の一部が前記原稿搬送路から待避した際に、
前記搬送ガイド体の一部を該待避位置に係止するための
係止手段を設けることが可能である。
【0010】また、前記画像読取装置において、前記搬
送ガイド体の一部は、弾性可撓体から構成することが可
能である。
【0011】また、前記画像読取装置において、前記第
1の読取手段が配置された原稿読み取り領域に前記第2
の読み取り手段を配置することが可能である。
【0012】また、前記画像読取装置において、前記第
2の読取手段の白基準部材は、前記第2の読取手段の内
部に配置することが可能である。
【0013】また、前記画像読取装置において、前記第
2の読取手段の内部に配置された白基準部材からの反射
光を光電変換素子に導くための結像レンズは、画像を光
電変換素子に導く結像レンズとは、その焦点距離が異な
るように構成することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像読取装置
の実施形態を、図面に示す具体的な実施例に基づいて説
明する。なお、本発明に係る画像読取装置は、以下に説
明する実施形態によって限定されるものではない。
【0015】図1は、本発明の一実施形態に係る画像読
取装置の構成を示す断面図である。本発明の一実施形態
に係る画像読取装置は、図1に示すように、下部筐体
1、上部筐体2および排紙トレイ3から構成されてい
る。この画像読取装置は、原稿を静止させて画像を読み
取る静止読取モード、原稿を搬送させながら画像を読み
取る走行読取モード、および原稿を搬送させながら原稿
の両面を読み取る両面読取モードを備えており、各読取
モードを用いて原稿の画像を読み取ることができる。静
止読取モードでは、下部筐体1内の第1読取部10によ
り画像を読み取る。また、走行読取モードでは、上部筐
体2内の第2読取部23により画像を読み取る。また、
両面読取モードでは、第1読取部10および第2読取部
23の双方を同時に用いることにより画像を読み取るよ
うに構成されている。
【0016】下部筐体1は、図1に示すように、第1読
取部10と第1コンタクトガラス11とから構成されて
いる。この第1読取部10は、第1走査ユニット12、
第2走査ユニット13、結像レンズ14、CCD15お
よび第2コンタクトガラス16を備えている。第1コン
タクトガラス11は、静止読取モードで読み取る原稿を
載置するための台であり、第1走査ユニット12は、図
1において、第1コンタクトガラス11に沿って左から
右に一定速度Vで移動しながら、原稿を露光するための
部材である。また、第1走査ユニット12は、光源(例
えばキセノンランプ)50と、原稿の反射光を第2走査
ユニット13へ導くための第1反射ミラー51を有して
いる。
【0017】第2走査ユニット13は、第1走査ユニッ
ト12に追随してV/2の速度で移動するようになって
おり、第1反射ミラー51からの光を結像レンズ14お
よびCCD15へ導くための第2反射ミラー52および
第3反射ミラー53を備えている。結像レンズ14は、
第3反射ミラー53からの反射光を、CCD15上で結
像させるためのレンズである。また、CCD15は、結
像レンズ14からの光をアナログの電気信号に変換する
ための装置である。なお、この電気信号は、後述する画
像処理部によってデジタルの画像データに変換され、後
述する画像メモリに記憶される。
【0018】なお、第1走査ユニット12と第2走査ユ
ニット13とには、これらの移動を同期させるために、
図示しないワイヤが巻き掛けられている。そして、第1
走査ユニット12および第2走査ユニット13は、この
ワイヤを介してステッピングモータ(図示せず)によっ
て駆動される。また、第1読取部10は、第1コンタク
トガラス11上に載置された原稿の読み取りに加えて、
後述するように、上部筐体2の部材によって搬送されて
いる原稿の画像を読み取る機能も有している。
【0019】また、第1コンタクトガラス11上の原稿
を読み取る際には、第1走査ユニット12は、図1中の
Pos1の位置からPos2の位置の方向へ、原稿サイ
ズ検出手段で検出された原稿サイズに応じて所定距離だ
け移動するようになっている。一方、搬送されている原
稿を読み取る際には、図1中のPos3の位置に停止し
ている。また、使用されていない待機中には、図1中の
Pos1の位置とPos3の位置との中間の位置(ホー
ムポジション)に停止している。
【0020】また、図2に示すように、第1コンタクト
ガラス11の端部前側には、原稿基準板41が配設され
ている。この原稿基準板41には、第1コンタクトガラ
ス11に載置する原稿のサイズおよび載置方向を示す指
標が示されている。したがって、ユーザーは、この指標
に従って、第1コンタクトガラス11上に容易に原稿を
載置することができる。また、第1コンタクトガラス1
1の原稿基準板41が設けられた側とは反対側であっ
て、原稿基準板41が対向する位置には、CCD15の
シェーディング(白レベルの決定)を実施する際に使用
する第1読取部10の基準白板42が設けられている。
【0021】上部筐体2は、画像読取装置の奥側におい
て、ヒンジ(図示せず)により下部筐体1と連結されて
おり、このヒンジを回動支点として、上方に回動するよ
うになっている。これにより、本実施形態に係る画像読
取装置では、手前側から、第1コンタクトガラス11の
上面および第2コンタクトガラス16の上面を開放でき
るようになっている。この上部筐体2は、図1に示すよ
うに、OCマット21、原稿セットトレイ22、第2読
取部23および開放扉24から構成されている。
【0022】OCマット21は、上部筐体2を閉めた際
に、第1コンタクトガラス11に押しつけられて密着す
る位置に設けられた白色のマットである。また、原稿セ
ットトレイ22は、走行読取モードあるいは両面読取モ
ードで読み取るための原稿を載置するための台である。
また、開放扉24は、第2読取部23の取り付け状態を
調整するために、上部筐体2に設けられた開閉自在の窓
である。
【0023】第2読取部23は、原稿セットトレイ22
に載置された原稿の画像を読み取るためのものであり、
原稿搬送部31、イメージセンサ部32、原稿搬送路3
3および原稿排出部34を備えている。原稿搬送部31
は、原稿セットトレイ22に載置された原稿を取り入
れ、原稿搬送路33上を搬送させるための装置である。
また、イメージセンサ部32は、搬送されている原稿の
画像を読み取るためのセンサである。また、原稿排出部
34は、イメージセンサ部32によって画像を読み取ら
れた後の原稿を、排紙トレイ3に排出するための装置で
ある。
【0024】図2は、上述した原稿搬送部31、イメー
ジセンサ部32および原稿排出部34の近傍の構成を詳
細に示す断面図である。原稿搬送部31は、図2に示す
ように、給送補助ローラ61、原稿セット検出センサ6
2、原稿抑え板63、摩擦パッド64、給送タイミング
センサ65、給送ローラ66および整合ローラ対67を
備えている。
【0025】給送補助ローラ61および原稿抑え板63
は、原稿セット検出センサ62により検知された原稿
を、内部に引き入れるための部材である。また、摩擦パ
ッド64、給送ローラ66および整合ローラ対67は、
給送タイミングセンサ65の検知結果に基づいて、引き
込まれた原稿を1枚ずつイメージセンサ部32へ導くた
めの部材である。
【0026】なお、整合ローラ対67は、その駆動軸に
電磁クラッチ(図示せず)を備えることにより、駆動モ
ータ(図示せず)からの駆動力の伝達を制御できるよう
になっており、原稿のない状態では停止している。そし
て、原稿の先端が給送タイミングセンサ65に接触し、
このセンサから所定の信号が伝達されたときに、原稿を
下流側に搬送する方向に回動するように設定されてい
る。この整合ローラ対67は、停止した状態で、摩擦パ
ッド64および給送ローラ66により上流側から搬送さ
れてきた原稿の先端が、整合ローラ対67のニップ部に
付き当たり、原稿に所定の撓みを形成した後に、下流側
に原稿を搬送するように回動する。この際、整合ローラ
対67のニップ部により、原稿の先端が搬送方向に対し
て直角となるように整合される。さらに、整合ローラ対
67は、第2コンタクトガラス16との間で、原稿搬送
路33の一部を形成している。
【0027】原稿搬送路33は、搬送ガイド58と給送
ローラ66との間、整合ローラ対67と第2コンタクト
ガラス16との間、および上側原稿搬送ガイド70と第
2コンタクトガラス16との間により構成された搬送経
路である。上側原稿搬送ガイド70は、第2コンタクト
ガラス16の上に載置されている部材である。なお、こ
の上側原稿搬送ガイド70における水平方向の位置は、
位置決め突起70a(図3に示す)によって設定され
る。なお、上側原稿搬送ガイド70における上下方向の
位置調整については後述する。
【0028】原稿排出部34は、原稿排出ローラ対69
および原稿排出センサ59を備えている。原稿排出ロー
ラ対69の上側ローラは、駆動側のローラであり、上部
筐体2の左側部に一体的に設けられており、上部筐体2
中の駆動機構により駆動される。この原稿排出ローラ対
69の上側ローラと、下部筐体1側に回転自在に設けら
れた原稿排出ローラ対69の下側ローラ(従動ローラ)
とにより、原稿搬送路33を通った原稿を挟持搬送し
て、排紙トレイ3上に排出する。また、原稿排出センサ
59は、原稿排出ローラ対69の下流側に配置されてお
り、原稿の排出を読取制御部に伝達するためのセンサで
ある。
【0029】イメージセンサ部32は、上部筐体2に設
けられており、原稿搬送路33を走行する原稿における
上側の画像を読み取るためのセンサである。また、第2
コンタクトガラス16の第1読取部10側に貼り付けら
れた遮光部材90は、第1読取部10の光源50の光
が、イメージセンサ部32に入って、画像が適切な濃度
で読み取れなくなることを防止するために、主走査方向
(紙面に垂直な方向)に沿って原稿の読み取り領域外ま
で設けられている。この遮光部材90は、第1走査ユニ
ット12が図1に示すPos3の位置に停止していると
きに、第1走査ユニット12のスリット44の幅が、第
2コンタクトガラス16側に投影した空間に入らないよ
うに配置されている。これは、遮光部材90が第1読取
部10のCCD15の読み取り光路に入って、読み取り
を阻害しないためである。
【0030】このように原稿を移動させながら読み取り
を行う場合に、第1読取部10および第2読取部23
は、同一のコンタクトガラスである第2コンタクトガラ
ス16上で搬送される原稿を読み取る。したがって、第
2コンタクトガラス16は、両読取部10,23の被読
み取り原稿の位置決め部材として機能する。なお、図1
あるいは図2において、43はリフレクタ、45は第1
走査ユニット12のフレーム、46は第1読取部10の
光軸をそれぞれ示す。
【0031】図3は、イメージセンサ部32の近傍の構
成を示す断面図である。イメージセンサ部32は、図3
に示すように、イメージセンサユニット71、イメージ
センサユニット固定板73およびイメージセンサユニッ
ト保持板74とから構成されている。
【0032】イメージセンサユニット71は、上側原稿
搬送ガイド70の開口部の上部に配置されており、また
上部筐体2の前後フレーム間に固定されている基準板7
2に対して、イメージセンサユニット固定板73および
イメージセンサユニット保持板74を介して吊り下げら
れて設置されている。また、上側原稿搬送ガイド70の
開口部に設けられたイメージセンサユニット用開口蓋8
6を開状態とすることにより、イメージセンサ部32を
装置に取り付けることが可能となる。そして、イメージ
センサ部32を装置に取り付ける前に、イメージセンサ
ユニット用開口蓋86を閉状態としていれば、イメージ
センサユニット用開口蓋86が上側原稿搬送ガイド70
の一部を構成し、よって原稿搬送による紙粉等がイメー
ジセンサ部32側へ入り込んだり、原稿のジャムを防止
する機能を有している。なお、イメージセンサユニット
用開口蓋86は、上側原稿搬送ガイド70の開口部の縁
部に設置した開口蓋回転軸88を中心に回転可能であ
り、図3に示すように、第2読取部23側へ待避可能な
構成となっている。
【0033】イメージセンサユニット用開口蓋86が閉
状態の際、上側原稿搬送ガイド70の開口部の密閉度を
高めるには、イメージセンサユニット用開口蓋86を例
えばプラスチックや薄手の金属板を用いた弾性可撓体と
し、上述した開口部と比較してイメージセンサユニット
用開口蓋86を若干大きめとすればよい。なお、イメー
ジセンサユニット用開口蓋86の端部には開口蓋固定手
段87を設置することにより、イメージセンサユニット
用開口蓋86を開状態とした場合に、開口蓋固定手段8
7をイメージセンサユニットを取り付ける部材に引っ掛
けて係止させることができ、イメージセンサユニット用
開口蓋86の安定性を確保している。
【0034】次に、図3、図4を参照して、イメージセ
ンサユニット71の内部構造とシェーディングに関して
説明する。図4は、イメージセンサユニット71の長手
方向の断面図である。図3、図4に示すように、イメー
ジセンサユニット71は、その内部に、原稿面を照射す
るための光源81(例えばLEDアレイ)、原稿からの
反射光を集光するためのセルフォックレンズアレイ8
4、受光した光の強度に応じた電気信号(電気的画像信
号)を生成するためのイメージセンサ(光電変換素子ア
レイ)83、原稿の搬送ガイドとしても機能し、イメー
ジセンサユニット71内部の損傷を防止するためのコン
タクトガラス82、およびイメージセンサ83から出力
される電気信号をシェーディング(白部の決定)する際
に、白レベルを決定するための白板である基準白板68
を備えている。
【0035】セルフォックレンズアレイ84の焦点は、
原稿搬送路33の高さ(上側原稿搬送ガイド70と第2
コンタクトガラス16の間の間隙)の中央部よりも、や
や第2コンタクトガラス16側寄りに設定されている。
これにより、セルフォックレンズアレイ84の被写界深
度は、第2コンタクトガラス16の表面から、原稿搬送
路33の高さの大部分を占めるようになっている。
【0036】イメージセンサ83の出力信号をシェーデ
ィングする際に、イメージセンサユニット71は、第2
読取部23の基準白板68を読み取り、この読取値に基
づいてシェーディング値を決定し、原稿画像を読み取っ
た際にイメージセンサ部32から出力される電気信号
を、シェーディング(白部レベルの決定)する。この基
準白板68を読み取る際に使用されるセルフォックレン
ズアレイ84(図4において左側)は、原稿を読み取る
側のセルフォックレンズアレイ84(図4において右
側)よりも焦点が短いものを使用することで、容易に実
現することができる。
【0037】なお、図4において、イメージセンサユニ
ット71のコンタクトガラス82の内側(イメージセン
サユニット71の内部)へ、第2読取部23の基準白板
68を貼り付けているが、他の例として、図5に示すよ
うに、イメージセンサユニット71のコンタクトガラス
82の外側(イメージセンサユニット71の外側)へ貼
り付けることも可能であり、イメージセンサユニット7
1の構造を簡略化することを目的とすれば、図5に示す
例が好ましい。なお、図2あるいは図3において、77
はイメージセンサユニットの光軸、78はイメージセン
サユニット用開口部をそれぞれ示す。
【0038】次に、イメージセンサユニット71の設置
構成について説明する。図6は、イメージセンサユニッ
ト71を設置するための構成を示す斜視図である。図6
および図3に示すように、基準板72には、その中央部
分に大きく開口が設けられている。また、この開口は、
搬送方向の両端部が曲げ起こされた形状となっている。
そして、この2つの曲げ起こし部に、イメージセンサユ
ニット固定板73が掛け渡され、イメージセンサユニッ
ト固定ビス76によって固定されている。また、イメー
ジセンサユニット保持板74は、中空の四角柱形状を有
しており、内部にイメージセンサユニット固定板73を
貫通させた状態で、イメージセンサユニット調整ビス7
5によって、イメージセンサユニット保持板74に上方
から固定されている。
【0039】イメージセンサユニット71は、このイメ
ージセンサユニット保持板74に堅固に固定されてい
る。また、基準板72に対するイメージセンサユニット
保持板74の高さ位置および姿勢(傾斜の度合い)、お
よびイメージセンサユニット保持板74に対するイメー
ジセンサユニット固定板73の高さ位置および姿勢は、
複数のイメージセンサユニット固定ビス76およびイメ
ージセンサユニット調整ビス75を調整することによ
り、所定範囲で調整することが可能となっている。すな
わち、本実施形態に係る画像読取装置では、イメージセ
ンサユニット71の姿勢および高さ位置(第2コンタク
トガラス16との相対的な位置)を、上述した各ビスを
調整することにより、微小単位で調整することができ
る。これにより、イメージセンサユニット71は、最適
な姿勢および位置に、容易かつ厳密に配置される。
【0040】また、図6に示すように、上側原稿搬送ガ
イド70は、基準板72の端部に対し、段付きビス79
および原稿搬送ガイド付勢用バネ80で固定されてい
る。したがって、この段付きビス79を調整することに
より、上側原稿搬送ガイド70における高さ位置および
姿勢を調整できるようになっている。これにより、原稿
搬送路33の高さ(上側原稿搬送ガイド70と第2コン
タクトガラス16との間隔)を容易に調整できるため、
シートジャムの発生を簡単に防止することができる。ま
た、上述した各ビスの調整は、図1に示す開放扉24を
開放することにより、上部筐体2の上方から行うことが
できる。さらに、図7に示すように、この開放扉24を
開放することにより、イメージセンサ部32の全体の着
脱を行うことができるように設定されている。
【0041】次に、本実施形態に係る画像読取装置にお
ける読み取り処理について、図1を参照して説明する。
静止読取モード時には、片面モードだけが選択可能とな
り、第1読取部10のみが原稿の読み取りに用いられ
る。このとき、第1読取部10の第1走査ユニット12
は、まずホームポジション(図1中のPos3とPos
1との間)に配置される。そして、読取制御部の指示に
応じて、Pos1の位置から第1コンタクトガラス11
上に載置された原稿を走査しながら、第2走査ユニット
13とともにPos2側へ移動する。これにより、CC
D15に、原稿画像に応じた反射光を受光させることが
可能となる。このように、第1読取部10は、静止した
原稿の下側の面(表面)に形成されている画像を読み取
ることとなる。
【0042】走行読取モード時には、片面モードと両面
モードの双方が選択可能となる。走行読取モードの片面
モード時には、第1読取部10だけが原稿の読み取りに
用いられる。このモードの指示があると、第1読取部1
0の第1走査ユニット12は、ホームポジションの位置
からPos3の位置に移動して停止し、そのまま停止状
態を保持して、走行する原稿の読み取りを行う。そし
て、読取制御部の指示に応じて、CCD15が、第2コ
ンタクトガラス16を介して、原稿搬送路33を搬送さ
れる原稿の画像を下側から読み取る。すなわち、第1読
取部10は、原稿の下側の面(表面)に形成されている
画像を読み取ることとなる。
【0043】走行読取モードの両面モード時には、第1
読取部10およびイメージセンサ部32の双方が原稿の
読み取りに用いられる。このとき、第1読取部10の第
1走査ユニット12は、走行読取モードの片面モード時
と同様に、図1中のPos3の位置に停止される。そし
て、読取制御部の指示に応じて、第1読取部10が、第
2コンタクトガラス16を介して、原稿搬送路33を搬
送される原稿の画像を下側から読み取る。また、同様
に、イメージセンサ部32が、搬送される原稿の上側の
面(裏面)に形成されている画像を上側から読み取る。
このように、本実施形態に係る画像読取装置における両
面モードでは、第1読取部10およびイメージセンサ部
32が、搬送原稿の表裏両面の画像を、上下方向から一
度に読み取ることとなる。
【0044】以上説明したように、本実施形態に係る画
像読取装置では、第1読取部10およびイメージセンサ
部32を上下方向に積層して配置し、搬送原稿の表裏両
面を一度に読み取るようになっている。これにより、2
つの読取部を搬送方向に並べる構成と比較して、装置が
原稿の搬送方向に対して大型化することを回避して、画
像読取装置の占有床面積を小さくすることができる。ま
た、上部筐体2に形成されている原稿搬送部31および
原稿排出部34を用いて原稿を搬送するだけで原稿の両
面を読み取ることができるため、装置の構造を簡略化で
きる。さらに、原稿の整合手段を1ヵ所だけ設ければよ
いので、搬送制御が容易となる。したがって、片面原稿
の読み取りが大半で、両面原稿の読み取りが殆どないユ
ーザーにとっては、機械構成が大きく、複雑になり、コ
ストが高価になるという問題を解消することができる。
【0045】なお、2つの読取部を搬送方向に並べる構
成とした場合には、下流側の読取部のための整合部材を
2つの読取部の間に入れてもよい。この場合には、その
分だけ搬送路長を長くする必要がある。
【0046】また、本実施形態に係る画像読取装置で
は、開放扉24とイメージセンサユニット用開口蓋86
を開放することにより、イメージセンサ部32を着脱で
きるようになっている。すなわち、干渉する他の部材が
少ない搬送手段の上側から、イメージセンサ部32を装
着することができるので、イメージセンサ部32の着脱
を容易とすることができる。さらに、他の部材に関する
設計の自由度を高めることができる。
【0047】また、本実施形態に係る画像読取装置で
は、イメージセンサ部32におけるイメージセンサユニ
ット71の高さ位置および姿勢を、原稿搬送路33に対
して容易に調整できるようになっている。これにより、
画質劣化の原因となるイメージセンサ部32の位置ずれ
を、容易に解消することが可能となる。
【0048】さらに、本実施形態に係る画像読取装置で
は、上側原稿搬送ガイド70の高さ位置および姿勢を調
整できるようになっている。これにより、原稿搬送路3
3の高さ(第3コンタクトガラスの高さ)を最適な値に
設定できるため、シートのジャムを防止することができ
る。
【0049】なお、本実施形態に係る画像形成装置で
は、走行読取モード(搬送原稿の片面および画面を読み
取るモード)において、第1読取部10を用いて画像読
み取りを行っている。しかしながら、このモードにおい
て、イメージセンサ部32のみを用いて画像読み取りを
行うようにしてもよい。
【0050】次に、本実施形態に係る画像読取装置にお
ける制御系について説明する。図8は、本実施形態に係
る画像読取装置の制御系を示すブロック図である。図8
に示すように、システムコントローラ101は、通信制
御部102を介して、読取制御部100を制御し、さら
にシステムバス103を介して画像処理中継部104と
画像メモリ105を制御する。これにより、システムコ
ントローラ101は、原稿の読取動作が適切に行われる
ように、画像読取装置の全体を制御する。また、読取制
御部100には、操作部120が接続されており、ユー
ザーによる各種の操作を読取制御部100に伝えるよう
になっている。
【0051】また、図8に示すように、第1光源制御基
板106は、読取制御部100の信号に基づいて、第1
読取部10の光源(例えばキセノンランプ)50を点灯
・消灯する。また、第2光源制御基板107は、読取制
御部100の信号に基づいて、イメージセンサ部32の
光源(例えばLEDアレイ)81を点灯・消灯する。
【0052】第1読取手段駆動モータ制御基板108
は、読取制御部100の信号に基づいて、第1読取手段
駆動モータ109を制御して、第1走査ユニット12お
よび第2走査ユニット13を、図1中において左右両方
向に移動する。第1読取手段位置センサ群110は、第
1走査ユニット12がホームポジションやPos1、P
os2、Pos3に配置されたときに、読取制御部10
0に規準位置信号を送出する。読取制御部100は、第
1読取手段位置センサ群110の規準位置信号と、第1
読取手段駆動モータ109のステップ数とに基づいて、
第1走査ユニット12の位置を算出し、第1読取手段駆
動モータ109を正逆転制御して、各走査ユニット1
2,13を往復移動させる。
【0053】自動原稿送り装置(原稿搬送部31・原稿
排出部34)の駆動モータ制御基板111は、読取制御
部100の信号により、ステッピングモータである自動
原稿送り装置駆動モータ112をオンオフ制御して、自
動原稿送り装置の駆動系を駆動し、上述した給送ローラ
66、分離給送手段、整合ローラ対67、原稿排出ロー
ラ対69、および他の搬送ローラに駆動力を伝える。ま
た、自動原稿送り装置駆動モータ112は、自動原稿送
り装置駆動モータ制御基板111からのパルスレートに
より回転速度を変更する。
【0054】原稿排出センサ59、原稿セット検出セン
サ62、給送タイミングセンサ65は、原稿が各センサ
の位置に到達した時に、原稿の有無信号を読取制御部1
00に伝える。これに対して、読取制御部100は、原
稿検出センサ群59,62,65からの原稿の有無信号
とタイマーとにより、原稿が適切なタイミングで搬送さ
れているか否かを算出して、搬送不良の場合には、ジャ
ム等の発生を報知するための信号を、システムバス10
3を介してシステムコントローラ101に伝える。原稿
搬送用ローラクラッチ群113は、読取制御部100か
らの信号によりオンオフして、自動原稿送り装置のそれ
ぞれの駆動系に対して、接続または非接続に切り換え
て、駆動系を停止したり、回転したりする。
【0055】次に、片面読み取りモード時、および両面
読み取りモード時の読み取り走査により得られた電気的
画像信号の処理に関して説明する。図8に示すように、
CCD(第1光電変換手段)15およびイメージセンサ
部32のイメージセンサ(第2光電変換手段)83によ
り得られた電気的画像信号(以後、画像信号と称する)
は、それぞれ独立して設けられた画像処理部114に送
られて、所定の画像処理を施された後に、画像処理中継
部104に送られ、さらに所定の画像処理を施された
後、システムバス103を介して1ページ毎に区別され
て画像メモリ105に記憶される。各画像処理部114
は、アナログ信号処理部115、A/D変換部116、
シェーディング補正部117、フィルタ処理部118、
濃度変換部119で構成されている。これら画像処理部
114の各要素は、読取制御部100の制御下で動作す
る。
【0056】各アナログ信号処理部115は、それぞ
れ、CCD15およびイメージセンサ83から入力され
る画像信号に、レベル変換処理、サンプルホールド処理
および信号増幅処理を施して、対応するA/D変換部1
16に出力する。CCD15とイメージセンサ83とで
は、光源光量、光電変換効率および出力信号レベル等が
異なるため、CCD15、イメージセンサ83用に、そ
れぞれ専用のアナログ信号処理部115が設けられてい
る。
【0057】各A/D変換部116は、対応するアナロ
グ信号処理部115から入力されるアナログの画像信号
をデジタル変換して、量子化した画像信号を対応するシ
ェーディング補正部117に出力する。各シェーディン
グ補正部117は、対応するA/D変換部116から入
力される量子化された画像信号に対して黒再生および白
再生を施して、対応するフィルタ処理部118に出力す
る。
【0058】なお、黒再生とは、CCD15あるいはイ
メージセンサ83の暗示出力をサンプリングして記憶
し、聴取データである原稿聴取時のCCD15あるいは
イメージセンサ83の出力する画像信号から減算するこ
とにより、暗示出力の影響を削除することである。ま
た、白再生とは、反射率の均一な基準白板を読み取った
ときの画素毎の画像信号に基づいて原稿読取時の画像信
号を各画素に正規化し、光量むらや光学部品の影響およ
びCCD15やイメージセンサ83の画素感度のバラツ
キを補正することである。
【0059】各フィルタ処理部118は、対応するシェ
ーディング補正部117から入力される画像信号に、聴
取制御部から設定されるフィルタ特性を決定する係数に
基づいて所定のフィルタ処理、具体的には、空間フィル
タリング処理を施すことにより、画像の高周波成分を強
調して、画像の「ぼけ」の修復を行う。すなわち、CC
D15およびイメージセンサ83の出力する画像信号に
は、レンズやミラー等の光学部品、CCD15やイメー
ジセンサ83の受光面のアパーチャ開口度、CCD15
やイメージセンサ83の転送効率や残像、物理的な走査
による積分効果および操作むら等に起因するMTF(M
odulation Transfer Functi
on)の劣化があり、フィルタ処理部118によりこの
MTFの劣化を補償している。
【0060】このように、MTFは、CCD15とイメ
ージセンサ83によりその劣化具合も大きく異なるた
め、適切なフィルタ処理を行っている。また、MTFの
劣化は、高周波域ほど顕著であるため、フィルタ処理部
118は、高周波域の画像信号に対して強調処理を施す
ことにより、「ぼけ」を修復して、画像品質を向上させ
ている。すなわち、フィルタ処理部118では、入力画
像信号がCCD15からの画像信号であるか、イメージ
センサ83からの画像信号であるかによりフィルタ処理
が異なる。
【0061】各濃度変換部119は、対応するフィルタ
処理部118でフィルタ処理された画像信号に濃度変換
を行うためのものであり、例えば、画像信号をファクシ
ミリ通信する場合や、印字条件が2値化指定された場合
等に画像信号を2値化処理し、また、写真画像等のよう
に印字条件が多値であれば、所定の濃度特性により濃度
変換を行って、画質を向上させている。この濃度変換部
119は、RAM制御部(図示せず)およびRAM等
(図示せず)を備えており、RAMにセットされたデー
タ変換用のルックアップテーブルを入力画像信号のアド
レスとして読み出すことにより、データ変換を行って、
濃度変換処理を行う。濃度変換処理が完了した画像信号
は、画像メモリ105に記憶される。
【0062】
【発明の効果】本発明の画像読取装置は、上述した構成
を備えているため、以下の効果を奏することができる。
【0063】すなわち、本発明の画像読取装置によれ
ば、元々必要である片面読取用の原稿搬送手段の間に、
両面原稿の読取部である第2の読取部を配置しているの
で、片面原稿の読み取りが大半で、両面原稿の読み取り
が殆どないユーザーにとっては、機械構成が大きく複雑
になり、コストが高価になるという問題を解消すること
ができるとともに、原稿の搬送方向に対して画像読取装
置が大型化することを防止することができる。さらに、
第2の読取手段を、原稿に一層接近させることにより、
第2の読取手段の被写界深度を原稿に対して深くするこ
とができるので、画像の読み取りの安定性を向上させる
ことができる。
【0064】また、本発明の画像読取装置によれば、第
2の読取手段の装着に際して、単に、搬送ガイド体の一
部を回動して、第2の読取手段の取り付け用の開口を形
成すればよいので、第2の読取手段の取り付けや取り外
しを簡単に行うことが可能となる。このため、画像読取
装置の組立工数を低減することができるとともに、メン
テナンス性を向上させることができる。
【0065】また、本発明の画像読取装置によれば、上
部筐体が開閉しても、第2読取手段の近傍に位置する回
動可能な搬送ガイド体の一部が係止手段により待避位置
に係止されているので、第2読取手段に衝突することが
なく、第2読取手段が損傷するおそれがない。
【0066】また、本発明の画像読取装置によれば、搬
送ガイド体の一部を弾性可撓体により構成することによ
り、第2の読取手段の装着に際して、単に、弾性可撓体
であるガイド体の一部を撓ませて、第2の読取手段の取
り付け用の開口を形成すればよいので、第2の読取手段
の取り付けや取り外しを容易に行うことができる。
【0067】また、本発明の画像読取装置によれば、第
1の読取手段が配置された原稿読み取り領域に第2の読
み取り手段を配置することにより、原稿の整合手段を1
ヵ所のみとすることができるので、搬送制御を簡単に行
うことができる。さらに、下流側の読取部前の搬送手段
による整合動作が、上流側の読取部に影響を与えないよ
うにするためには、搬送手段が余分に必要となり、その
分搬送路長が長くなって装置の大型化を招くが、この様
な問題を解消することができる。
【0068】また、本発明の画像読取装置によれば、第
2の読取手段の白基準部材は、第2の読取手段の内部に
配置されているので、第2の読取手段の白基準部材が原
稿の搬送に伴い、鉛筆の黒鉛や静電気による埃等の付着
で汚れることがなく、安定したシェーディングを行うこ
とができる。さらに、第2の読取手段の取付手段の部品
精度のバラツキによって、第2の読取手段における結像
レンズの白基準部材に対する焦点距離が変動することが
ないので、シェーディング値の補正が容易となる。
【0069】また、本発明の画像読取装置によれば、第
2の読取手段の内部に配置された白基準部材からの反射
光を光電変換素子に導くための結像レンズは、画像を光
電変換素子に導く結像レンズとは、その焦点距離が異な
るので、第2の読取手段の白基準部材の読み取りが安定
する。このため、シェーディングが安定して、画像再現
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像読取装置の断面
図である。
【図2】第1読取部および第2読取部を詳細に示す断面
図である。
【図3】第2読取部の近傍を詳細に示す断面図である。
【図4】イメージセンサユニットの長手方向の断面図で
ある。
【図5】イメージセンサユニットの他の例を示す長手方
向の断面図である
【図6】第2読取部の構成を示す斜視図である。
【図7】第2読取部を画像読取装置に装着する状況を示
す断面図である。
【図8】画像読取装置の制御系を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 下部筐体(静止側) 2 上部筐体(開放側) 3 排紙トレイ 10 第1読取部 11 第1コンタクトガラス 12 第1走査ユニット 13 第2走査ユニット 14 結像レンズ 15 CCD(第1光電変換手段) 16 第2コンタクトガラス 21 OCマット 22 原稿セットトレイ 23 第2読取部 24 開放扉 31 原稿搬送部 32 イメージセンサ部 33 原稿搬送路 34 原稿排出部 41 原稿基準板 42 第1読取部の基準白板 43 リフレクタ 44 スリット 45 第1走査ユニットのフレーム 46 第1読取手段の光軸 50 光源 51 第1反射ミラー 52 第2反射ミラー 53 第3反射ミラー 58 搬送ガイド 59 原稿排出センサ 61 給送補助ローラ 62 原稿セット検出センサ 63 原稿抑え板 64 摩擦パッド 65 給送タイミングセンサ 66 給送ローラ 67 整合ローラ対 68 第2読取部の基準白板 69 原稿排出ローラ対 70 上側原稿搬送ガイド 70a 位置決め突起 71 イメージセンサユニット 72 基準板 73 イメージセンサユニット固定板 74 イメージセンサユニット保持板 75 イメージセンサユニット調整ビス 76 イメージセンサユニット固定ビス 77 イメージセンサユニットの光軸 78 イメージセンサユニット用開口部 79 段付きビス 80 原稿搬送ガイド付勢用バネ 81 第2読取部の光源(LEDアレイ) 82 コンタクトガラス 83 イメージセンサ(光電変換素子アレイ) 84 セルフォックレンズアレイ 86 イメージセンサユニット用開口蓋 87 開口蓋固定手段 88 開口蓋回転軸 90 遮光部材 100 読取制御部 101 システムコントローラ 102 通信制御部 103 システムバス 104 画像処理中継部 105 画像メモリ 106 第1光源制御基板 107 第2光源制御基板 108 第1読取手段駆動モータ制御基板 109 第1読取手段駆動モータ 110 第1読取手段位置センサ群 111 自動原稿送り装置駆動モータ制御基板 112 自動原稿送り装置駆動モータ 113 原稿搬送用ローラクラッチ群 114 画像処理部 115 アナログ信号処理部 116 A/D変換部 117 シェーディング補正部 118 フィルタ処理部 119 濃度変換部 120 操作部 Pos1 第1走査ユニットが静止原稿を読み取る際の
スタート位置 Pos2 第1走査ユニットが静止原稿を読み取る際の
最大原稿載置時のリターン位置 Pos3 第1走査ットが走行原稿を読み取る際の位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 AA34 AA37 AA46 BA05 BA13 BA16 DA01 DA02 DA18 2H076 BA17 BA24 BA36 BA47 BA49 BA57 BA58 BA63 BA95 BB02 EA11 5C062 AA05 AB32 AB53 AC09 AC10 AD01 AD06 BA01 5C072 AA01 BA01 BA02 NA01 WA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の片面側を読み取るための第1の読
    取部を備えた第1の読取手段と、 前記第1の読取部が配置される原稿搬送路と、 前記原稿搬送路に沿って原稿を搬送するための複数の搬
    送手段とを備えた画像読取装置において、 前記原稿搬送路における前記第1の読取部が配置された
    側とは反対側に位置する搬送ガイド体の一部を、前記原
    稿搬送路から待避可能とするとともに、該搬送ガイド体
    の一部が待避した際に、前記第1の読取手段が原稿を読
    み取る面とは反対側の面を読み取るための第2の読取手
    段を装着可能とする開口を形成したことを特徴とする画
    像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ガイド体の一部は、前記開口の
    縁部側を回動支点として、前記原稿搬送路の外方に位置
    する前記第2の読取手段の占有空間外に向かって回動可
    能であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ガイド体の一部が前記原稿搬送
    路から待避した際に、前記搬送ガイド体の一部を該待避
    位置に係止するための係止手段を設けたことを特徴とす
    る請求項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ガイド体の一部は、弾性可撓体
    からなることを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の読取手段が配置された原稿読
    み取り領域に前記第2の読み取り手段を配置したことを
    特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の読取手段の白基準部材は、前
    記第2の読取手段の内部に配置されていることを特徴と
    する請求項1記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の読取手段の内部に配置された
    白基準部材からの反射光を光電変換素子に導くための結
    像レンズは、画像を光電変換素子に導くための結像レン
    ズとは、その焦点距離が異なることを特徴とする請求項
    6記載の画像読取装置。
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