JP2002262020A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2002262020A
JP2002262020A JP2001052953A JP2001052953A JP2002262020A JP 2002262020 A JP2002262020 A JP 2002262020A JP 2001052953 A JP2001052953 A JP 2001052953A JP 2001052953 A JP2001052953 A JP 2001052953A JP 2002262020 A JP2002262020 A JP 2002262020A
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JP2001052953A
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English (en)
Inventor
Masao Miyaza
政雄 宮座
Atsushi Ubukawa
篤 生川
Yukio Nakai
由紀夫 中井
Tsuyoshi Iwamoto
強志 岩本
Shinichi Yamazaki
眞一 山▲崎▼
Ayanori Miyoshi
文徳 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ユニットの正確な位置決めを容易に行う
ことのできる画像読み取り装置を提供する。 【解決手段】 イメージセンサユニット71に対するシ
ェーディング補正用の第2基準白板68の上面のうち、
原稿通過領域と対向する白色面である領域P1の主走査
方向両端部側に、白色面のままの第1指標面S1・S1
を設ける。第2基準白板68の上面の領域P1より主走
査方向両外側の領域P2・P2に、ライン同士が主走査
方向に平行となるラインパターンをライン同士の間隔に
疎密を持たせた状態で形成した第2指標面S2・S2を
設ける。イメージセンサユニット71は第2基準白板6
8の上面に光照射を行って、第1指標面S1・S1およ
び第2指標面S2・S2からの、イメージセンサユニッ
ト71の取り付け位置に応じた光量分布の反射光パター
ンを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取る画像読み取り装置に係り、特に画像読み取り装置へ
の光学ユニットの取り付けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機や、ファクシミリ装置、複合機な
どには原稿の画像を光学的に読み取る画像読み取り装置
が搭載されている。上記画像読み取り装置のうち、特開
平11−27444号公報に開示されているように、画
像を読み取るための光学ユニットが原稿台ガラス面の下
方側だけでなく、上方側にも配置された画像読み取り装
置がある。このような画像読み取り装置は、原稿台ガラ
スが設けられている面を上面とする下部側と、該下部側
の上面よりも上方に設けられる上部側とに大きく分かれ
る。上部側の光学ユニットは下部側の上面と対峙し、該
光学ユニットと下部側の上面との間を搬送路の一部とし
て搬送されてくる原稿の画像を読み取る。該光学ユニッ
トは上部側に対して着脱可能であり、装着時には、原稿
画像の読み取りが正確に行われるように位置決めされる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような画像読み
取り装置では、上部側に光学ユニットを装着する際、所
定の読み取り位置にある原稿からの反射光を適正に読み
取ることのできる適正取り付け位置となるように、光学
ユニットの位置決めを行わなければならない。従来は、
光学ユニットの位置決めを行うにあたって、正確な読み
取りができるようになるまで取り付け者自身が調整量を
直観的に判断して、取り付け位置を調整していた。従っ
て、光学ユニットの取り付けに多大な時間および労力を
要するという問題があった。また、このような問題は、
正確な読み取りのための位置決めが必要な光学ユニット
を取り付け位置が調整可能なように備えている画像読み
取り装置一般について言えることである。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、光学ユニットの正確な位置
決めを容易に行うことのできる画像読み取り装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読み取り装
置は、上記課題を解決するために、光検出動作を行って
原稿の反射光を検出することにより原稿画像を読み取る
光学ユニットを備え、上記光学ユニットの取り付け位置
の、所定の読み取り位置の上記反射光を適正に読み取る
ことのできる適正取り付け位置への調整が行われる画像
読み取り装置において、上記光学ユニットの光検出動作
時に上記取り付け位置に対応した光量分布で検出される
光パターンを生成する光パターン生成手段が、上記調整
時に設けられ、光パターン生成手段によって生成された
上記光パターンを上記光量分布で検出する光パターン検
出手段と、上記光パターン検出手段によって検出された
上記光パターンの検出結果に基づいて上記光学ユニット
の上記適正取り付け位置への調整量を判定して上記調整
のフィードバック用に出力する判定手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0006】上記の発明によれば、光学ユニットの取り
付け位置の調整時には光パターン生成手段が設けられ
る。この光パターン生成手段は光学ユニットが光検出動
作を行うときには、光学ユニットの取り付け位置に対応
した光量分布で検出される光パターンを生成する。光パ
ターン検出手段はこの光パターンを上記光量分布で検出
するので、光パターン検出手段による光パターンの検出
結果には、光学ユニットの取り付け位置の適正取り付け
位置からのずれ量が含まれる。
【0007】判定手段は上記検出結果から適正取り付け
位置への調整量を判定し、すなわち光学ユニットの取り
付け位置をどれだけ調整すれば適正取り付け位置とする
ことができるかを判定し、その調整量を調整へのフィー
ドバック用に出力する。調整量の出力は、例えば上記調
整量について何らかの表示を行うものであってもよい
し、光学ユニットの取り付け位置の調整を機構的に行う
ようにしておいてその機構に調整量を伝達するものであ
ってもよい。
【0008】このように、光学ユニットの取り付け位置
のずれを測定して調整量のフィードバックを行うので、
光学ユニットの取り付け位置を容易に適正取り付け位置
に調整することができる。この結果、光学ユニットの正
確な位置決めを容易に行うことのできる画像読み取り装
置を提供することができる。
【0009】さらに本発明の画像読み取り装置は、上記
課題を解決するために、上記光パターン生成手段は、上
記光パターンを、上記取り付け位置の上記適正取り付け
位置からの最大の変位が上記光量分布に反映されるよう
に生成することを特徴としている。
【0010】上記の発明によれば、光パターンの光量分
布には、光学ユニットの取り付け位置の適正取り付け位
置からの最大の変位が反映されるので、光パターンを検
出することにより、取り付け位置の小さなずれを最も容
易に検出することができる。従って、判定手段が小さい
調整量を判定することができ、非常に精度の高い適正取
り付け位置への調整を行うことができる。
【0011】さらに本発明の画像読み取り装置は、上記
課題を解決するために、上記光学ユニットは主走査方向
に連なる上記読み取り位置にある原稿面に平行で主走査
方向を向くようにライン型に設けられ、上記光パターン
生成手段は、上記光学ユニットのライン方向の上記原稿
面に対する、主走査方向を含む上記原稿面に垂直な面内
での傾きである第1傾斜を上記光量分布に反映させて上
記光パターンを生成する第1生成部と、上記光学ユニッ
トのライン方向の主走査方向に対する上記原稿面内での
傾きである第2傾斜を上記光量分布に反映させて上記光
パターンを生成する第2生成部とを備えていることを特
徴としている。
【0012】上記の発明によれば、光学ユニットを、主
走査方向に連なる上記読み取り位置にある原稿面に平行
で主走査方向を向くようにライン型に設け、さらに光パ
ターン生成手段に第1生成部と第2生成部とを設ける。
第1生成部により生成された光パターンが光パターン検
出手段によって検出されると、その検出結果に第1傾
斜、すなわち光学ユニットのライン方向が読み取り位置
にある原稿面に対して、主走査方向を含む上記原稿面に
垂直な面内で、どの位傾いているかが反映されるように
なっている。また、第2生成部により生成された光パタ
ーンが光パターン検出手段によって検出されると、その
検出結果に第2傾斜、すなわち光学ユニットのライン方
向が主走査方向に対して、上記原稿面内でどの位傾いて
いるかが反映されるようになっている。
【0013】主走査方向に連なる上記読み取り位置にあ
る原稿面に平行で主走査方向を向くようにライン型に設
けられる光学ユニットの上記2種類の傾斜がなくなれ
ば、取り付け位置の適正取り付け位置に対する残りのず
れは小さいものとなる。従って、上記2種類の傾斜を用
いることにより、上記光学ユニットの取り付け位置の調
整量を効率的に判定することができる。
【0014】さらに本発明の画像読み取り装置は、上記
課題を解決するために、上記判定手段は、上記第1生成
部によって生成された上記光パターンの上記検出結果に
基づいて調整すべき上記第1傾斜の量を第1調整量とし
て判定して出力し、上記第1調整量の調整が終了した後
の上記第2生成部によって生成された上記光パターンの
上記検出結果に基づいて調整すべき上記第2傾斜の量を
第2調整量として判定して出力し、上記第1調整量およ
び上記第2調整量を上記適正取り付け位置への調整量の
少なくとも一部とすることを特徴としている。
【0015】上記の発明によれば、光学ユニットが主走
査方向に連なる読み取り位置にある原稿面に平行でなけ
ればならないことから、まず第1調整量の判定および出
力を行い、第1傾斜がなくなって光学ユニットが原稿面
に平行となった後に、第2調整量の判定および出力を行
うことにより、第1傾斜および第2傾斜の量の両方を容
易に求めて調整量の少なくとも一部として判定および出
力することができる。従って、判定手段は上記2種類の
傾斜に対する調整量の判定を容易に行うことができ、調
整の効率を向上させることができる。
【0016】さらに本発明の画像読み取り装置は、上記
課題を解決するために、上記光パターン生成手段は、所
定の光源と、上記光源からの照射光を反射して反射光パ
ターンを上記光パターンとする試験反射手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0017】上記の発明によれば、光パターンを、所定
の光源からの照射光を試験反射手段で反射した反射光パ
ターンとするので、反射光パターンを変えるだけで様々
な光パターンを生成することができ、光パターン生成手
段を容易に構成することができる。
【0018】さらに本発明の画像読み取り装置は、上記
課題を解決するために、上記試験反射手段が原稿と接触
しない位置に設けられていることを特徴としている。
【0019】上記の発明によれば、試験反射手段が原稿
画像の読み取り時に設けられていても、試験反射手段に
原稿との接触による汚れが付着しない。従って、試験反
射手段が生ずる反射光パターン、すなわち光パターンを
安定化することができる。
【0020】さらに本発明の画像読み取り装置は、上記
課題を解決するために、上記光学ユニットに対するシェ
ーディグ補正用の白色面を有する白色面部材を備えてお
り、上記白色面が上記試験反射手段として用いられるこ
とを特徴としている。
【0021】上記の発明によれば、シェーディング補正
用の白色面部材の白色面が、光学ユニットの検出する反
射光を生ずることから、該白色面を試験反射手段として
用いる。該白色面はシェーディング補正時に光学ユニッ
トが検出する反射光の光量分布の均一性を評価するのに
用いられるので、光量分布が均一な状態からどの程度ず
れているかを示す反射光パターン、すなわち光パターン
を生ずる試験反射手段として用いることができ、このよ
うな試験反射手段を別途設ける必要がない。また、白色
面部材はその反射光が光学ユニットによって読み取り可
能な位置に固定的に設けられていればよいので、光学ユ
ニットの取り付け位置の調整時に試験反射手段を反射光
パターン、すなわち光パターンを生ずるような位置に移
動させる必要もない。従って、画像読み取り装置の構成
を簡略化することができる。
【0022】さらに本発明の画像読み取り装置は、上記
課題を解決するために、上記試験反射手段となる上記白
色面を覆う白色光透過性の透光部材を備えていることを
特徴としている。
【0023】上記の発明によれば、試験反射手段となる
白色面に、原稿に担持されている鉛筆の黒鉛や周囲に漂
う異物が静電的要因などで付着して汚染物となるのが、
上記透過部材によって防止される。従って、反射面であ
る白色面の状態が安定するとともに、反射光は透光部材
を透過するので、反射光パターン、すなわち光パターン
を安定させることができる。
【0024】さらに本発明の画像読み取り装置は、上記
課題を解決するために、上記判定手段は、上記検出結果
に現れる上記光量分布の変化傾向を乱す特異検出部分が
含まれる場合は、上記特異検出部分を除外して上記適正
取り付け位置への調整量を判定することを特徴としてい
る。
【0025】上記の発明によれば、光パターンの光量分
布の変化傾向を乱す特異検出部分については適正取り付
け位置への調整量の判定に用いないので、光学ユニット
の取り付け位置とは無関係なゴミなどの光パターン検出
に対する障害物がある程度存在している場合でも、上記
調整量を正しく判定することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の画像読み取り装置を具現
する一実施の形態について、図1ないし図10を用いて
説明すれば以下の通りである。
【0027】図3は、本実施の形態に係る画像読み取り
装置200の構成を示す説明図である。この図に示すよ
うに、画像読み取り装置200は、下部筐体1と上部筐
体2とに大別される。
【0028】また、画像読み取り装置200は、原稿を
静止させて画像を読み取る静止読み取りモードと、原稿
を搬送させながら画像を読み取る走行読み取りモードと
を切り替えて、原稿の画像を読み取るようになってい
る。走行読み取りモードには、片面読み取りモードと両
面読み取りモードとの2つのモードがある。
【0029】そして、静止読み取りモードおよび走行読
み取りモードの片面モード時では、後述する下部筐体1
内に配置された第1読み取り部10を用いて画像を読み
取る。また、走行読み取りモードの両面モード時では、
後述する下部筐体1内の第1読み取り部10と上部筐体
2内の第2読み取り部23との両方の読み取り部を同時
に用いて画像の読み取りを行うようになっている。
【0030】先に、下部筐体1に関して説明して、その
後に、上部筐体2に関して説明する。
【0031】図3に示すように、下部筐体1は画像読み
取り装置200の下側の筐体である。下部筐体1は、図
3に示すように、第1読み取り部10と、下部筐体1の
左側面部に装着自在な原稿排出トレイ3とを備えてお
り、さらに、図3の略左半分の拡大図である図4に示す
ように、第1コンタクトガラス11と、第2コンタクト
ガラス(透光部材)16と、原稿基準板41とを備えて
いる。
【0032】図3および図4により、下部筐体1の上記
各部品について更に詳細に説明する。
【0033】第1コンタクトガラス11は、下部筐体1
の上面に固定され、静止読み取りモード時に読み取る原
稿を載置するとともに第1読み取り部10が第1コンタ
クトガラス11を介して原稿を読み取ることができるよ
うに、ガラスなどの透明な平板状の部材で形成されてい
る。第2コンタクトガラス16は、走行モード時に走行
する原稿のガイド面となるとともに第1読み取り部10
が第2コンタクトガラス16を介して原稿を読み取るこ
とができるように、ガラスなどの透明な平板状の部材で
形成されている。これら第1コンタクトガラス11およ
び第2コンタクトガラス16は、ほぼ平行に配置されて
おり、後述のように、第1読み取り部10の第1走査ユ
ニット12が、第1コンタクトガラス11面および第2
コンタクトガラス16面に沿って、図中の左右方向に移
動しやすいようになっている。
【0034】原稿基準板41は、図4に示すように、そ
の一部が第1コンタクトガラス11の上に密着するよう
に、第1コンタクトガラス11の図中の左端部に配置さ
れており、静止モード時に第1コンタクトガラス11上
に載置される原稿の載置基準が設けられている。載置基
準としては第1コンタクトガラス11に載置する原稿の
サイズ・載置方向を示す指標が示されており、第1読み
取り部10の移動方向に直角な方向(主走査方向)にお
ける原稿の載置位置が分かるようになっている。また、
原稿基準板41の第1コンタクトガラス11の上方に出
ている部分は、第1読み取り部10の移動方向(副走査
方向)における原稿の載置基準になっており、この部分
の端面に原稿を突き当てることで、原稿をこの方向の載
置基準に容易に合わせることができるように形成されて
いる。従って、ユーザーは、原稿基準板41の上記指標
と上記端面とにより、第1コンタクトガラス11上の目
的の位置に原稿を容易に載置することができる。
【0035】第1読み取り部10は、図3に示すよう
に、該下部筐体1中を図中の左右方向(副走査方向)に
移動可能に配置されており、第1走査ユニット12、第
2走査ユニット13、結像レンズ14、および第1光電
変換素子15を備えている。
【0036】以下に、第1読み取り部10について更に
詳細に説明する。
【0037】第1走査ユニット12は、第1コンタクト
ガラス11の原稿を載置する側および第2コンタクトガ
ラス16の原稿の走行を案内する側と反対の側に沿っ
て、図中の左右方向に移動する読み取り走査用の移動走
査体である。第1走査ユニット12は、図4に示すよう
に、キセノンランプなどの第1光源50、第1光源50
からの光の一部を反射して原稿を露光するための反射部
材43、原稿からの反射光を第2走査ユニット13に導
く第1反射ミラー51、および第1光源50と反射部材
43と第1反射ミラー51とを一体的に保持する第1走
査ユニットキャリッジ45を備えている。
【0038】また、第1走査ユニットキャリッジ45の
第1光源50と反射部材43との間にはスリット44が
設けられており、原稿からの反射光のうちの特定の部分
を、第1反射ミラー51に導く働きをする。第1光源5
0と反射部材43とは、このスリット44を間にして互
いに反対側に配置されており、スリット44側に傾いて
原稿を露光するように配置されて、第1光源50からの
直接光と反射部材43からの間接光とが重なって原稿を
露光するように設定されている。
【0039】次に、第2走査ユニット13は第1走査ユ
ニット12に追従して移動する移動走査体であり、第1
反射ミラー51からの光を結像レンズ14を介して第1
光電変換素子15に導く第2反射ミラー52と第3反射
ミラー53とを一体的に備えている。結像レンズ14
は、第3反射ミラー53からの反射光を、第1光電変換
素子15上で結像させるものである。
【0040】第1走査ユニット12と第2走査ユニット
13とは、下部筐体1の内側に設置された図示しない移
動手段により、第1コンタクトガラス11および第2コ
ンタクトガラス16の下方をこれらのコンタクトガラス
に沿って、第1走査ユニット12と第2走査ユニット1
3との速度比が2対1で同方向に移動するようになって
いる。この移動手段は、ステッピングモータである第1
読み取り部駆動モータ116(図10に図示)、図示し
ない下部筐体1の内壁に回転自在に設けられたプーリ
ー、第1読み取り部駆動モータ116により駆動される
駆動プーリー、第2走査ユニット13に固定されたプー
リー、およびこれらのプーリーに巻きかけられるととも
に第1走査ユニット12に固定されたワイヤなどで構成
されている。第1走査ユニット12と第2走査ユニット
13とは、このワイヤを介して、第1読み取り部駆動モ
ータ116によって駆動されるようになっている。
【0041】第1光電変換素子15は、結像レンズ14
からの光を、光の強弱に応じて異なる電圧のアナログの
電気信号に変換するものであり、CCDのアレイにより
構成されている。第1光電変換素子15から出力される
電気信号は、後述する画像処理部151(図10に図
示)によってデジタルの画像データに変換され、後述す
る画像メモリ105(図10に図示)に記憶される。
【0042】また、この第1読み取り部10は、第1コ
ンタクトガラス11上に載置された原稿の読み取りに加
えて、後述するように、走行原稿の画像を読み取る機能
も有している。これらの場合の第1走査ユニット12の
位置について以下に説明する。
【0043】静止読み取りモード時に第1コンタクトガ
ラス11上の原稿を読み取る際には、第1走査ユニット
12は、図3に示すPos1の位置からPos2の位置
の方向に、原稿サイズ検出手段で検出された原稿サイズ
に応じて所定距離だけ移動するようになっている。一
方、搬送されている原稿を読み取る際には、図3に示す
Pos3の位置に停止している。また、使用されていな
い待機中には、図3のPos1の位置とPos3の位置
との中間のPos0(図示せず)の位置(ホームポジシ
ョン)に停止している。これで第1走査ユニット12の
位置についての説明を終る。
【0044】また、図4に示すように、第1コンタクト
ガラス11の原稿基準板41が設けられた側と反対の側
であって、原稿基準板41が対向する所に、第1光電変
換素子15のシェーディング補正(白レベルの決定)を
実施する際に使用する第1基準白板42が設けられてい
る。
【0045】以上で、下部筐体1に関する説明を終了
し、次いで、上部筐体2について説明する。
【0046】図3に示す上部筐体2は、画像読み取り装
置200の奥側に下部筐体1との間に設けられたヒンジ
(図示せず)を回動支点として、上方に回動するように
なっている。これにより、画像読み取り装置200で
は、手前側から、第1コンタクトガラス11および第2
コンタクトガラス16の上面を開放することができるよ
うになっている。そして、図3に示すように、上部筐体
2は、更に、OCマット21、原稿セットトレイ22、
原稿搬送部31、第2読み取り部23、および開放扉2
4を備えている。以下に、上部筐体2に設けられた各部
品について説明する。
【0047】OCマット21は、上部筐体2を閉めたと
きに第1コンタクトガラス11に載置された原稿を第1
コンタクトガラス11に押しつけて密着するために設け
られており、上部筐体2を閉めたときに第1コンタクト
ガラス11に対向する位置となるように設けられてい
る。OCマット21の第1コンタクトガラス11に対向
する側は、白色のシート体で構成されており、該シート
体の第1コンタクトガラス11との対向側の反対側に
は、スポンジなどの発泡体が配置されており、上部筐体
2を閉めたときにシート体を背面から押して、原稿が第
1コンタクトガラス11に密着するように作用する。
【0048】原稿セットトレイ22は、走行読み取りモ
ード(片面モードおよび両面モード)で読み取る原稿を
載置するための台であり、第1コンタクトガラス11を
閉じた状態の上部筐体2側に第1コンタクトガラス11
を投影した領域に入るように、上部筐体2のOCマット
21の上方に設けられている。
【0049】原稿搬送部31は、原稿セットトレイ22
に載置された原稿を原稿搬送路33に取り入れ、原稿搬
送路33内を搬送して、下部筐体1に設けられた原稿排
出トレイ3上に排出するものであり、図4に示すよう
に、原稿搬送路33、給送補助ローラ61、原稿セット
検出センサ62、原稿押さえ板63、摩擦パッド64、
給送タイミングセンサ65、給送ローラ66、整合ロー
ラ対67、原稿排出ローラ対69、および原稿排出セン
サ59を備えている。
【0050】原稿搬送路33は、原稿搬送路33の上側
に設けられた上側原稿搬送ガイド58・70と下側に設
けられた下側原稿搬送ガイド95とで挟まれることによ
り形成された原稿の搬送経路と、第2読み取り部23と
第2コンタクトガラス16とで挟まれることにより形成
された原稿の搬送経路とを備えている。このように、第
2コンタクトガラス16の搬送経路に面する側は、原稿
の案内を行う。また、上側原稿搬送ガイド70は、位置
決め突起70a…によって第2コンタクトガラス16に
対して所定の間隔を保持するように上部筐体2側に支持
されているものである。なお、この上側原稿搬送ガイド
70の第2コンタクトガラス16に対する位置決めの方
法については、後述する。
【0051】給送補助ローラ61および原稿押さえ板6
3は、原稿セット検出センサ62によって検知された原
稿を、原稿搬送路33内に引き入れるものである。摩擦
パッド64、給送ローラ66および整合ローラ対67
は、給送タイミングセンサ65の検知結果に基づいて、
引き込まれた原稿を1枚毎に第2読み取り部23に導く
ものである。
【0052】なお、給送ローラ66および整合ローラ対
67は、その駆動軸に電磁クラッチ(図示せず)を備え
ており、電磁クラッチにより駆動モータ(図示せず)か
らの駆動力が伝達されて回転したり、駆動力が遮断され
て停止したりできるようになっており、原稿のない状態
では停止している。そして、原稿の先端が給送タイミン
グセンサ65に接触し、このセンサから所定の信号が伝
達されたときに、原稿を下流側に搬送する方向に回動す
るように設定されている。整合ローラ対67が停止した
状態で、摩擦パッド64および給送ローラ66により上
流側より搬送された原稿の先端が、整合ローラ対67の
ニップ部に付き当たると、整合ローラ対67は原稿に所
定の撓みを形成した後に、下流側に原稿を搬送するよう
に回動する。この際に、整合ローラ対67のニップ部に
より、原稿の先端が搬送方向に直角となるように整合さ
れる。
【0053】整合ローラ対67により送り出された原稿
は、第2読み取り部23により画像を読み取られた後、
原稿排出ローラ対69により原稿排出トレイ3上に排出
される。原稿排出ローラ対69の上側ローラは、駆動側
のローラであり、上部筐体2の左側部に一体的に設けら
れて、上部筐体2中の駆動機構により駆動されている。
原稿排出ローラ対69の上側ローラは、下部筐体1側に
回転自在に設けられた原稿排出ローラ対69の下側ロー
ラ(従動ローラ)とで、原稿搬送路33を通った原稿
を、挟持搬送して、原稿排出トレイ3上に排出する機能
を有している。また、原稿排出センサ59は、原稿排出
ローラ対69の下流側に配置されており、原稿の排出
を、後述する読み取り制御部103(図10に図示)に
伝達するものである。
【0054】第2読み取り部23は、原稿搬送部31に
より原稿セットトレイ22に載置された原稿が原稿搬送
路33内を走行している状態で、原稿の上面側の画像を
読み取るためのものである。また、開放扉24は、上部
筐体2の内部の第2読み取り部23が配置される原稿搬
送部31の上部を外部に開放するための扉であり、図6
に示すように第2読み取り部23を着脱したり、第2読
み取り部23の取り付け状態を調整するために、上部筐
体2に設けられている開閉自在の扉である。開放扉24
は、一端側が回動可能に軸支持され、他端側がビスなど
で固定されて、上部筐体2に設けられている。
【0055】また、第2読み取り部23に関連して、下
部筐体1の第2コンタクトガラス16には、第2読み取
り部23の対向部であって第1読み取り部10側の面に
第2基準白板68が貼り付けられている。第2基準白板
(白色面部材)68は、第2読み取り部23のシェーデ
ィング補正用の白色面を有する白板である。尚、第2読
み取り部23のシェーディング補正については後述す
る。
【0056】さらに、第2コンタクトガラス16には、
第2基準白板68の第1読み取り部10側を覆うように
遮光部材90が貼り付けられている。遮光部材90は、
第1読み取り部10の第1光源50および反射部材43
からの光が、第2基準白板68を透過して、後述する第
2読み取り部23の第2光電変換素子83に入って、画
像が適切な濃度で読み取れなくなるのを防止するため
に、主走査方向(図4の紙面に垂直な方向)に原稿の読
み取り領域外まで設けられている。このように遮光部材
90を設けるのは、第1読み取り部10の第1光源50
の光量が、後述する第2読み取り部23内の第2光源8
1に比して大であることと、第2読み取り部23の後述
の第2光電変換素子83は、光量の低い第2光源81に
より読み取るために、第1読み取り部10の第1光電変
換素子15に比して感度が高いこととにより、第2基準
白板68だけでは遮光が不十分な場合に備えるためであ
る。
【0057】また、この遮光部材90は、第1走査ユニ
ット12が図3のPos3の位置に停止しているとき
に、第1走査ユニット12のスリット44の幅を、第2
コンタクトガラス16側に投影した空間に入らないよう
に、また、第1光源50からの直接光および反射部材4
3からの間接光が原稿を照射するのを疎外しない程度
に、配置されている。これは、遮光部材90が、第1読
み取り部10の第1光電変換素子15の読み取り光路に
入って読み取りを阻害したり、原稿を露光する光量が不
十分になるのを避けるためである。
【0058】次に、図5を用いて、第2読み取り部23
の構成および取り付けについて詳細に説明する。図5
は、第2読み取り部23の近傍の構成を示す断面図であ
る。
【0059】図5に示すように、第2読み取り部23
は、イメージセンサユニット(光学ユニット)71、イ
メージセンサユニット固定板73、およびイメージセン
サユニット保持板74を備えている。イメージセンサユ
ニット71は、後述するように、その内部に第2光電変
換素子83とセルフォックレンズアレイ84とを備えて
おり、導かれた光強度に応じた電圧を出力する。
【0060】イメージセンサユニット71は、第2読み
取り部23が取り付けられた際に上側原稿搬送ガイド7
0の透口部70bに臨むように位置する。イメージセン
サユニット71は、上部筐体2の前後フレーム間に固定
されている基準板72(後述)の曲げ起こし部72aに
対し、イメージセンサユニット固定板73、イメージセ
ンサユニット保持板74を介して吊り下げられて設置さ
れている。
【0061】先に、イメージセンサユニット71の内部
構造とシェーディング補正とに関して、前述の図5とイ
メージセンサユニット71の長手方向の断面図である図
1(a)とを用いて詳細に説明し、その後、イメージセ
ンサユニット71の設置構成について説明する。
【0062】図1(a)および図5に示すように、イメ
ージセンサユニット71は、その内部に、原稿面を照射
するためのLEDアレイなどからなる第2光源(光源)
81、原稿からの反射光を光軸77に沿って集光するセ
ルフォックレンズアレイ84、受光した光の強度に応じ
た電気的画像信号を生成する光電変換素子アレイなどか
らなる第2光電変換素子83、およびイメージセンサユ
ニット71内部を下方側から密閉するガラス板82を備
えている。
【0063】セルフォックレンズアレイ84の焦点F
は、原稿搬送路33の高さ(上側原稿搬送ガイド70と
第2コンタクトガラス16との間の間隙)の中央部より
も、やや第2コンタクトガラス16寄りに合うように設
定されている。これにより、セルフォックレンズアレイ
84の被写界深度は、第2コンタクトガラス16の表面
から、原稿搬送路33の高さの大部分を占めるようにな
っている。該原稿搬送路33に対し、画像が読み取られ
る原稿が搬送される位置は前述のように規定されてお
り、第2コンタクトガラス16の表面からセルフォック
レンズアレイ84の被写界深度内となる所定の位置が、
原稿画像が適正に読み取られる場合の、原稿画像の反射
光が生じる読み取り位置となる。本実施の形態の場合、
読み取り位置は主走査方向に連なり、イメージセンサユ
ニット71は、読み取り位置にある原稿面に平行で主走
査方向を向くようにライン型に設けられている。なお、
イメージセンサユニット71の下方で原稿搬送路33よ
りも上方の部分には、原稿のジャムを避けるための第3
コンタクトガラス96が、この部分の原稿搬送路33と
平行になるように設けられている。
【0064】第2光電変換素子83の出力信号のシェー
ディング補正を行うにあたっては、イメージセンサユニ
ット71は、第2光源81から第2コンタクトガラス1
6を介して第2基準白板68の上面に光を照射してその
反射光を読み取り、この読み取り値を基にシェーディン
グ値を決定し、原稿画像を読み取った際に第2光電変換
素子83から出力される電気信号に対し、シェーディン
グ補正(白部レベルの決定)を行う。
【0065】本実施の形態では、図1(a)・(b)に
示すように、第2基準白板68の上面は主走査方向に沿
って原稿通過域と対向する領域P1と、対向しない領域
P2とを備えている。領域P1は第2基準白板68の上
面を白色面のままとした領域であり、領域P2は、領域
P1に主走査方向に隣接して第2基準白板68の上面に
図1(b)に示すようなラインパターンが白色とは区別
可能なように一定濃度の色で形成された領域である。ラ
インパターンの各ラインは主走査方向に平行となってお
り、隣接するライン同士の間隔には疎密が設けられてい
る。この疎密は、原稿画像の前記読み取り位置の真下の
主走査方向延長線上の部分で最も密となり、そこから主
走査方向と直交する方向に離れるほど疎となっている。
【0066】領域P1にはイメージセンサユニット71
のセルフォックレンズアレイ84が対向するようになっ
ており、領域P1は上記シェーディング補正に使用され
る。領域P2には、図1(a)に示すように、イメージ
センサユニット71に設けられ、イメージセンサユニッ
ト71が適正取り付け位置に取り付けられた状態で焦点
が領域P2上となるセルフォックレンズアレイ85が、
第2基準白板68の上面の両端部付近を除いて対向する
ようになっている。
【0067】さらに、領域P1の主走査方向両端側の所
定の2領域は、それぞれ第1指標面(試験反射手段)S
1となっており、領域P2のそれぞれの、セルフォック
レンズアレイ85と対向する領域は第2指標面(試験反
射手段)S2となっている。第1指標面S1および第2
指標面S2は、イメージセンサユニット71の第2光源
81からの照射光を反射する。第1指標面S1および第
2指標面S2からの反射光パターン(光パターン)の光
量分布は、それぞれイメージセンサユニット71の取り
付け位置の違いで変化する。イメージセンサユニット
(光パターン検出手段)71は第2光電変換素子83に
よって上記各反射光パターンの上記光量分布を検出す
る。
【0068】上記各反射光パターンの上記光量分布の検
出結果の一例を図2に示す。横軸は第2基準白板68の
上面の主走査方向における位置を、縦軸は白レベルを上
側とする第2光電変換素子83の出力値を、それぞれ示
す。図2では光量分布の変化傾向が分かりやすいよう
に、便宜上、2つの第1指標面S1・S1の間の領域に
ついても出力値を示してある。反射光パターンは、イメ
ージセンサユニット71の取り付け位置に対応した光量
分布で検出される。第1指標面S1・S1による反射光
パターンの光量分布の傾きは、イメージセンサユニット
71のライン方向の第1指標面S1に対する、すなわち
原稿面に対する、主走査方向を含む上記原稿面に垂直な
面内での傾きである第1傾斜を反映している。また、第
2指標面S2・S2による反射光パターンの光量分布の
傾きは、イメージセンサユニット71のライン方向の主
走査方向に対する第1指標面S1内での、すなわち原稿
面内での傾きである第2傾斜(図1(b)の直線tの主
走査方向からの傾き)を反映している。
【0069】このように、第2光源81、第1指標面S
1・S1、および第2指標面S2・S2は、光パターン
生成手段を構成している。また、第2光源81および第
1指標面S1・S1は光パターン生成手段の第1生成部
を、第2光源81および第2指標面S2・S2は光パタ
ーン生成手段の第2生成部を構成している。反射光パタ
ーンの検出結果には、イメージセンサユニット71の取
り付け位置の適正取り付け位置からのずれ量が含まれる
ので、図10の読み取り制御部(判定手段)103は、
反射光パターンの検出結果に基づいてイメージセンサユ
ニット71の取り付け位置の適正取り付け位置への調整
量を判定し、すなわちイメージセンサユニット71の取
り付け位置をどれだけ調整すれば適正取り付け位置とす
ることができるかを判定し、調整のフィードバック用に
出力する。
【0070】フィードバック用の出力としては、例え
ば、図10の操作部122の表示パネルに調整量につい
ての何らの表示を行って作業者に通知するものであって
もよいし、イメージセンサユニット71の取り付け位置
の調整を機構的に行うようにしておいてその機構に調整
量を伝達するものであってもよい。上記調整を作業者が
行う場合は、適正取り付け位置への調整量を操作部12
2の表示パネルなどから得て、後述するような方法で調
整すればよい。なお、第2光源81や、第2基準白板6
8上の第1指標面S1および第2指標面S2は画像読み
取り装置200に固定的に設けられたものであるが、こ
れに限らず光パターン生成手段は上記取り付け位置の調
整時に設けられさえすればよい。
【0071】次に、イメージセンサユニット71の設置
構成について説明する。
【0072】図7は、イメージセンサユニット71を設
置するための構成を示す説明図である。この図7および
図5に示すように、基準板72の中央部分には大きく開
口が空けられているとともに、開口の原稿搬送方向の両
端部が曲げ起こされた形状の曲げ起こし部72a・72
aとなっている。そして、この2つの曲げ起こし部72
a・72aの上面に、イメージセンサユニット固定板7
3が渡されている。イメージセンサユニット固定板73
は、イメージセンサユニット固定板73に形成された円
弧状の長孔73a…を通してイメージセンサユニット固
定ビス76…によって曲げ起こし部72a・72aに固
定されている。また、各曲げ起こし部72aの上面に
は、上方に突き出た位置決め突起72b・72cが設け
られ、一方の位置決め突起72bはイメージセンサユニ
ット固定板73に設けられた丸孔73bを貫通し、他方
の位置決め突起72cはイメージセンサユニット固定板
73に設けられた位置決め長孔73cを貫通している。
【0073】また、イメージセンサユニット保持板74
は中空の四角管形状を有しており、イメージセンサユニ
ット固定板73はイメージセンサユニット保持板74の
内側空間を貫通した状態で、イメージセンサユニット調
整ビス75・75によって、イメージセンサユニット保
持板74に上方から固定されている。
【0074】また、イメージセンサユニット71は、こ
のイメージセンサユニット保持板74に堅固に固定され
ている。また、基準板72に対するイメージセンサユニ
ット保持板74の高さ位置および姿勢(傾斜の度合
い)、および、イメージセンサユニット保持板74に対
するイメージセンサユニット固定板73の高さ位置およ
び姿勢を、複数のイメージセンサユニット固定ビス76
…およびイメージセンサユニット調整ビス75・75で
調整することによって、所定範囲でずらすことが可能と
なっている。イメージセンサユニット固定板73には、
位置決め長孔73cの周囲に位置決め突起72cの位置
基準となる目盛りが設けられるとともに、イメージセン
サユニット調整ビス75・75のビス孔周囲にイメージ
センサユニット調整ビス75・75の締め深さ基準とな
る目盛りが設けられている。
【0075】すなわち、画像読み取り装置200では、
イメージセンサユニット71の姿勢および高さ位置(第
2コンタクトガラス16との相対的な位置)を、上記の
各ビスで調整することによって、微小単位で制御でき
る。これにより、イメージセンサユニット71を、最適
な姿勢・位置に厳密に配置させることが容易となってい
る。
【0076】また、図7に示すように、上側原稿搬送ガ
イド70は、基準板72の端部に対し、段付きビス79
…および原稿搬送ガイド付勢用バネ80…で揺動自在に
保持されている。これにより、上部筐体2を開放して原
稿搬送路33を開放した際に、上側原稿搬送ガイド70
が外れることがなく、上部筐体2が閉じたときに、第2
コンタクトガラス16との相対的な位置が常に一定にな
り、原稿の画像読み取りが安定する。つまり、上部筐体
2の下部筐体1に対する取付精度が上下方向に多少粗い
精度であっても、原稿の表面および裏面の読み取り位置
における原稿搬送路33の上下方向の間隔が一定の間隔
に確保できるように構成されている。これにより、走行
中の原稿が揺動しても、所定量以下とすることができ
て、被写界深度の浅い第2読み取り部23の被写界深度
外に原稿が移動して、読み取り画像にピントが外れた部
分が発生することがない。
【0077】また、上記した各調整ビスによる調整は、
図6に示すように開放扉24を開放することで、上部筐
体2の上方から行うことができる。さらに、この開放扉
24を開放することで、第2読み取り部23の全体の着
脱を行えるようにもなっている。
【0078】以上に述べたように、本実施の形態の画像
読み取り装置200によれば、イメージセンサユニット
71の取り付け位置のずれを測定して調整量のフィード
バックを行うので、イメージセンサユニット71の取り
付け位置を容易に適正取り付け位置に調整することがで
きる。この結果、画像読み取り装置200では、イメー
ジセンサユニット71の正確な位置決めを容易に行うこ
とができる。
【0079】また、画像読み取り装置200では、第2
指標面S2・S2からの反射光パターンのように、イメ
ージセンサユニット71の原稿画像通過領域外と対向す
る部分の位置ずれを示す光量を含む反射光パターンを生
成している。イメージセンサユニット71がライン型で
あるので、このような反射光パターンの光量分布には、
イメージセンサユニット71の取り付け位置の適正取り
付け位置からの最大の変位が反映されるので、該反射光
パターンを検出することにより、取り付け位置の小さな
ずれを最も容易に検出することができる。従って、読み
取り制御部103が小さい調整量を判定することがで
き、非常に精度の高い適正取り付け位置への調整を行う
ことができる。
【0080】また、前述したように、画像読み取り装置
200では、イメージセンサユニット71は主走査方向
に連なる読み取り位置にある原稿面に平行で主走査方向
を向くようにライン型に設けられており、さらに第2光
源81および第1指標面S1・S1からなる第1生成部
と、第2光源81および第2指標面S2・S2からなる
第2生成部とが設けられている。第1生成部により生成
された反射光パターンがイメージセンサユニット71に
よって検出されると、その検出結果に第1傾斜、すなわ
ちイメージセンサユニット71のライン方向が読み取り
位置にある原稿面に対して、主走査方向を含む上記原稿
面に垂直な面内で、どの位傾いているかが反映されるよ
うになっている。また、第2生成部により生成された反
射光パターンがイメージセンサユニット71によって検
出されると、その検出結果に第2傾斜、すなわちイメー
ジセンサユニット71のライン方向が主走査方向に対し
て、原稿面内でどの位傾いているかが反映されるように
なっている。
【0081】イメージセンサユニット71の上記2種類
の傾斜がなくなれば、取り付け位置の適正取り付け位置
に対する残りのずれは小さいものとなる。従って、上記
2種類の傾斜を用いることにより、イメージセンサユニ
ット71の取り付け位置の調整量を効率的に判定するこ
とができる。
【0082】さらにイメージセンサユニット71が読み
取り位置にある原稿面に平行でなければならないことか
ら、読み取り制御部103が、まず調整すべき第1傾斜
の量を第1調整量として判定および出力し、調整により
第1傾斜がなくなってイメージセンサユニット71が原
稿面に平行となった後に、調整すべき第2傾斜の量を第
2調整量として判定および出力することにより、第1傾
斜および第2傾斜の両方の量を容易に求めて調整量の少
なくとも一部として判定および出力することができる。
このように、読み取り制御部103は上記2種類の傾斜
に対する調整量の判定を容易に行うことができ、調整の
効率を向上させることができる。
【0083】また、画像読み取り装置200では、光パ
ターンを、第2光源81からの照射光を第1指標面S1
や第2指標面S2で反射した反射光パターンとするの
で、反射光パターンを変えるだけで様々な光パターンを
生成することができ、光パターン生成手段を容易に構成
することができる。
【0084】また、画像読み取り装置200では、第1
指標面S1や第2指標面S2は原稿と接触しない位置に
設けられるので、第1指標面S1や第2指標面S2が原
稿画像の読み取り時に設けられていても、第1指標面S
1や第2指標面S2には原稿との接触による汚れが付着
しない。従って、第1指標面S1や第2指標面S2が生
ずる反射光パターン、すなわち光パターンを安定化する
ことができる。
【0085】また、画像読み取り装置200では、イメ
ージセンサユニット71に対してシェーディグ補正に用
いる第2基準白板68の白色面がイメージセンサユニッ
ト71の検出する反射光を生ずることから、該白色面が
第1指標面S1として用いられている。該白色面はシェ
ーディング補正時にイメージセンサユニット71が検出
する反射光の光量分布の均一性を評価するのに用いられ
るので、光量分布が均一な状態からどの程度ずれている
かを示す反射光パターンを生ずる第1指標面S1のよう
な試験反射手段として用いることができ、このような試
験反射手段を別途設ける必要がない。また、第2基準白
板68はその反射光がイメージセンサユニット71によ
って読み取り可能な位置に固定的に設けられていればよ
いので、イメージセンサユニット71の取り付け位置の
調整時に第1指標面S1を反射光パターンを生ずるよう
な位置に移動させる必要もない。従って、その分、画像
読み取り装置200の構成は簡略化されたものとするこ
とができる。
【0086】また、画像読み取り装置200では、第1
指標面S1となる白色面を覆う白色光透過性の第2コン
タクトガラス16が備えられているので、上記白色面
に、原稿に担持されている鉛筆の黒鉛や周囲に漂う異物
が静電的要因などで付着して汚染物となるのが、第2コ
ンタクトガラス16によって防止される。従って、反射
面である白色面の状態が安定するとともに、反射光は第
2コンタクトガラス16を透過するので、反射光パター
ンを安定させることができる。
【0087】また、前述の図2では、第1指標面S1か
らの反射光パターンの光量分布の検出結果に、光量分布
の直線的な変化傾向を乱す特異検出部分T1・T2が含
まれている。このような場合に、読み取り制御部103
が特異検出部分T1・T2を除外して適正取り付け位置
への調整量を判定するようにしてもよい。特異検出部分
T1・T2は、イメージセンサユニット71の取り付け
位置とは無関係なゴミなどの反射光パターン検出に対す
る障害物がある程度存在していることにより発生してい
ると見なすことができ、このような特異検出部分T1・
T2については適正取り付け位置への調整量の判定に用
いないようにすれば、障害物がある程度存在していて
も、上記調整量を正しく判定することができる。
【0088】また、第2指標面S2は第1指標面S1と
隣接して設けられる必要はなく、図8(a)・(b)に
示すように、第3コンタクトガラス96の下面に設けら
れる構成も可能である。図8(a)・(b)は、図1
(a)・(b)の第2基準白板68の領域P2・P2と
同じ第2指標面S2を有する反射パターン板98・98
が、第2指標面S2がイメージセンサユニット71側を
向くように第3コンタクトガラス96の下面に設けられ
た構成を示す。これに伴い、セルフォックレンズアレイ
85の焦点位置がイメージセンサユニット71の適正取
り付け位置で第3コンタクトガラス96の下面となるよ
うに変更されている。また、図9に示すように、反射パ
ターン板98・98が、第2指標面S2がイメージセン
サユニット71側を向くように第2コンタクトガラス1
6の上面に設けられる構成も可能である。この場合は第
1指標面S1および第2指標面S2・S2の両方に対し
て一つのセルフォックレンズアレイ84で集光を行うこ
とができる。
【0089】次に、画像読み取り装置200による原稿
画像の読み取り処理について、図3を中心に説明する。
【0090】静止読み取りモード時では、片面モードだ
けが選択可能となり、第1読み取り部10だけが原稿の
読み取りに用いられる。このとき、第1読み取り部10
の第1走査ユニット12は、まずホームポジション(図
3中のPos3とPos1との間のPos0である)に
配置される。そして、読み取り制御部103の指示に応
じて、Pos1の位置から第1コンタクトガラス11上
に載置された原稿を走査しながら、第2走査ユニット1
3とともにPos2側に移動する。これにより、第1光
電変換素子15に、原稿画像に応じた反射光を受光させ
ることが可能となる。このように、第1読み取り部10
は、静止した原稿の下側の面(表面)に形成されている
画像を読み取ることとなる。
【0091】走行読み取りモード時では、片面モードお
よび両面モードの両方が選択可能となる。走行読み取り
モードの片面モード時には、第1読み取り部10だけが
原稿の読み取りに用いられる。このモードの指示がある
と、第1読み取り部10の第1走査ユニット12は、ホ
ームポジションの位置からPos3の位置に移動して停
止し、そのまま停止状態を保持して、走行する原稿の読
み取りを行う。そして、読み取り制御部103の指示に
応じて、第1光電変換素子15が、第2コンタクトガラ
ス16を介して、原稿搬送路33を搬送される原稿の画
像を下側から読み取る。すなわち、第1読み取り部10
は、原稿の下側の面(表面)に形成されている画像を読
み取ることとなる。
【0092】走行読み取りモードの両面モード時には、
第1読み取り部10および第2読み取り部23の双方が
原稿の読み取りに用いられる。このとき、第1読み取り
部10の第1走査ユニット12は、走行読み取りモード
の片面モード時と同様に、図3中のPos3の位置に停
止される。そして、読み取り制御部103の指示に応じ
て、第1読み取り部10が、第2コンタクトガラス16
を介して、原稿搬送路33を搬送される原稿の画像を下
側から読み取る。また、同様に、第2読み取り部23
が、搬送される原稿の上側の面(裏面)に形成されてい
る画像を上側から読み取る。
【0093】このように、画像読み取り装置200にお
ける両面モードでは、第1読み取り部10および第2読
み取り部23が、搬送されて走行状態にある原稿の表面
と裏面との画像、すなわち、走行原稿の両面の画像を、
上下方向から同時に読み取ることとなる。
【0094】以上のように、画像読み取り装置200で
は、第1読み取り部10および第2読み取り部23を原
稿搬送路33の相互に反対側に、かつ、第1読み取り部
10および第2読み取り部23の読み取り位置を原稿の
搬送方向に所定距離だけ離すとともに、第2読み取り部
23を元々必要であった搬送手段の搬送途中の位置に配
置し、走行原稿の両面を一度に読み取るようになってい
る。これにより、原稿の搬送手段と原稿の一方の面側を
読み取る読み取り手段を備えた画像読み取り装置の原稿
排出側に、原稿の搬送手段と原稿の他方の面を読み取る
読み取り手段を備えた別の画像読み取り装置を並べて、
原稿の両面の画像を読み取るように構成する場合に比し
て、画像読み取り装置の原稿搬送方向への大型化を回避
し、画像読み取り装置の占有床面積を小さくできる。
【0095】また、上部筐体2に形成されている原稿搬
送部31を用いて原稿を搬送するだけで原稿の両面を読
み取れるようにできるために、余分に搬送手段が必要な
いので、画像読み取り装置の構造を簡略化できる。さら
に、原稿搬送路33の表面および裏面を読み取る部分
が、略直線状であり、表面の読み取り位置と裏面の読み
取り位置とが接近して配置できるために、原稿の整合手
段を1カ所だけ設けて搬送制御を容易にしても、原稿の
斜行が大きくならず、読み取られた画像が大きく斜めに
なることがない。
【0096】更に、容易に片面の画像読み取り装置から
両面の画像読み取り装置に変更できるので、片面原稿の
読み取りが大半で、両面原稿の読み取りがほとんどない
ユーザーにとっては、機械構成が大きく、複雑になり、
コストが高価になるという問題を解消できる。
【0097】なお、2つの読み取り部を搬送方向に並べ
る構成では、下流側の読み取り部のための整合部材を2
つの読み取り部の間に入れても良い。
【0098】また、画像読み取り装置200では、開放
扉24を開放することで、第2読み取り部23を着脱で
きるようになっている。すなわち、画像読み取り装置2
00における他の部材の少ない原稿搬送部31の上側か
ら、第2読み取り部23を装着できる。これにより、第
2読み取り部23の着脱を容易とすることができる。さ
らに、他の部材に関する設計の自由度を高められる。
【0099】なお、本実施の形態では、走行読み取りモ
ード(搬送原稿の片面および両面を読み取るモード)
時、第1読み取り部10を用いて画像読み取りを行うよ
うにしている。しかしながら、これに限らず、このモー
ドにおいて、第2読み取り部23だけを用いて画像読み
取りを行うようにしてもよい。
【0100】次に、画像読み取り装置200における制
御系について図10のブロック図を用いて説明する。図
10において、システムコントローラ101は、通信制
御部102を介して、読み取り制御部103を制御し、
さらにシステムバスを介して画像処理中継部104およ
び画像メモリ105を制御する。これにより、システム
コントローラ101は、原稿の読み取り動作が適切に行
われるように、画像読み取り装置200の全体を制御す
る。
【0101】また、第1光源制御基板111は、読み取
り制御部103の信号に基づいて、第1読み取り部10
の第1光源50を点灯・消灯する。また、第2光源制御
基板113は、読み取り制御部103の信号に基づい
て、第2読み取り部23の第2光源81を点灯・消灯す
る。第1読み取り部駆動モータ制御基板115は、読み
取り制御部103の信号に基づいて、第1読み取り部駆
動モータ116を制御して、第1走査ユニット12およ
び第2走査ユニット13を、図3中における左右両方向
に移動する。第1読み取り部位置センサ群117は、第
1走査ユニット12がホームポジションやPos1、P
os2、Pos3に配置されたときに、読み取り制御部
103に規準位置信号を出す。
【0102】読み取り制御部103は、第1読み取り部
位置センサ群117の規準位置信号と、第1読み取り部
駆動モータ116のステップ数とを基に、第1走査ユニ
ット12の位置を算出して、第1読み取り部駆動モータ
116を正逆転制御して、第1走査ユニット12および
第2走査ユニット13のそれぞれを往復移動させる。
【0103】原稿搬送部31を含む自動原稿送り装置の
自動原稿送り装置駆動モータ制御基板118は、読み取
り制御部103の信号により、ステッピングモータであ
る自動原稿送り装置駆動モータ119をオン・オフ制御
して、自動原稿送り装置の駆動系を駆動し、上述の給送
補助ローラ61、給送ローラ66、整合ローラ対67、
原稿排出ローラ対69、および他の搬送ローラに駆動力
を伝える。また、自動原稿送り装置駆動モータ119
は、自動原稿送り装置駆動モータ制御基板118からの
パルスレイトにより回転速度を変えられる。
【0104】原稿検出センサ群120を構成する原稿排
出センサ59、原稿セット検出センサ62、および給送
タイミングセンサ65は、原稿がセンサの位置に到達し
た時に、原稿の有無信号を読み取り制御部103に伝え
る。これに対して、読み取り制御部103は、原稿検出
センサ群120からの原稿の有無信号とタイマーとによ
り、原稿が適切なタイミングで搬送されているか否かを
算出して、搬送不良の場合には、ジャムなどの発生の信
号を、システムバスを介してシステムコントローラ10
1に伝える。原稿搬送用ローラクラッチ群(電磁クラッ
チ群)121は、読み取り制御部103からの信号によ
りオンオフして、自動原稿送り装置のそれぞれの駆動系
に対して、接続または非接続に切り換えて、駆動系を停
止したり回転したりする。
【0105】次に、片面読み取りモード時、および両面
読み取りモード時の読み取り走査により得られた電気的
画像信号の処理に関して説明する。
【0106】図10に示すように、第1光電変換素子1
5および第2光電変換素子83により得られた電気的画
像信号(以後、画像信号と呼称する)は、画像処理部1
51・161に送られて、所定の画像処理を施された後
に、画像処理中継部104に送られ、さらに所定の画像
処理を施された後、システムバスを介して1ページ毎に
区別されて画像メモリ105に記憶される。画像処理部
151・161は、アナログ信号処理部152・16
2、A/D変換部153・163、シェーディング補正
部154・164、フィルタ処理部155・165、お
よび濃度変換部156・166を備えている。これら画
像処理部151・161の各要素は、読み取り制御部1
03の制御下で動作する。
【0107】アナログ信号処理部152・162は、そ
れぞれ、第1光電変換素子15および第2光電変換素子
83から入力される画像信号に、レベル変換処理、サン
プルホールド処理および信号増幅処理を施して、A/D
変換部153・163に出力する。第1光電変換素子1
5と第2光電変換素子83とでは、光源光量、光電変換
効率および出力信号レベルなどが異なるため、第1光電
変換素子15、第2光電変換素子83用に、それぞれ専
用のアナログ信号処理部152とアナログ信号処理部1
62とが設けられている。A/D変換部153・163
は、アナログ信号処理部152・162から入力される
アナログの画像信号をデジタル変換して、量子化した画
像信号をシェーディング補正部154・164に出力す
る。
【0108】シェーディング補正部154・164は、
A/D変換部153・163から入力される量子化され
た画像信号に対して黒再生および白再生を施して、フィ
ルタ処理部155・165に出力する。なお、黒再生と
は、第1光電変換素子15あるいは第2光電変換素子8
3の暗示出力をサンプリングして記憶し、読み取りデー
タである原稿読み取り時の第1光電変換素子15あるい
は第2光電変換素子83の出力する画像信号から減算す
ることにより、暗示出力の影響を削除することである。
また、白再生とは、反射率の均一な基準白板を読み取っ
たときの画素毎の画像信号に基づいて原稿読み取り時の
画像信号を各画素に正規化し、光量むらや光学部品の影
響および第1光電変換素子15や第2光電変換素子83
の画素感度のバラツキを補正することである。
【0109】フィルタ処理部155・165は、シェー
ディング補正部154・164から入力される画像信号
に、読み取り制御部103から設定されるフィルタ特性
を決定する係数に基づいて所定のフィルタ処理、具体的
には、空間フィルタリング処理を施すことにより、画像
の高周波成分を強調して、画像の「ぼけ」の修復を行
う。すなわち、第1光電変換素子15および第2光電変
換素子83の出力する画像信号には、レンズやミラーな
どの光学部品、第1光電変換素子15や第2光電変換素
子83の受光面のアパーチャ開口度、第1光電変換素子
15や第2光電変換素子83の転送効率や残像、物理的
な走査による積分効果および走査むらなどに起因するM
TF(Modulation Transfer Function)の劣化があ
り、フィルタ処理部155・165によりこのMTFの
劣化を補償している。
【0110】このように、MTFは、第1光電変換素子
15と第2光電変換素子83とでその劣化具合も大きく
異なるため、適切なフィルタ処理を行っている。また、
MTFの劣化は、高周波域ほど顕著であるので、フィル
タ処理部155・165は、高周波域の画像信号に対し
て、強調処理を施すことにより、「ぼけ」を修復して、
画像品質を向上させている。そこで、フィルタ処理部1
55・165は、入力画像信号が第1光電変換素子15
からの画像信号であるか、第2光電変換素子83からの
画像信号であるかによりフィルタ処理が異なる。
【0111】濃度変換部156・166は、フィルタ処
理部155・165でフィルタ処理された画像信号に濃
度変換を行うためのものであり、例えば、画像信号をフ
ァクシミリ通信する場合や、印字条件が2値化指定され
た場合などに画像信号を2値化処理し、また、写真画像
などのように印字条件が多値であれば、所定の濃度特性
により濃度変換を行って、画質を向上させている。濃度
変換部156・166は、RAM制御部(図示せず)お
よびRAMなど(図示せず)を備え、RAMにセットさ
れたデータ変換用のルックアップテーブルを入力画像信
号のアドレスとして読み出すことにより、データ変換を
行って、濃度変換処理を行う。濃度変換処理が完了した
画像信号は、画像メモリ105に記憶される。
【0112】
【発明の効果】本発明の画像読み取り装置は、以上のよ
うに、上記光学ユニットの光検出動作時に上記取り付け
位置に対応した光量分布で検出される光パターンを生成
する光パターン生成手段が、上記調整時に設けられ、光
パターン生成手段によって生成された上記光パターンを
上記光量分布で検出する光パターン検出手段と、上記光
パターン検出手段によって検出された上記光パターンの
検出結果に基づいて上記光学ユニットの上記適正取り付
け位置への調整量を判定して上記調整のフィードバック
用に出力する判定手段とを備えている構成である。
【0113】それゆえ、光学ユニットの取り付け位置の
ずれを測定して調整量のフィードバックを行うことによ
り、光学ユニットの取り付け位置を容易に適正取り付け
位置に調整することができる。この結果、光学ユニット
の正確な位置決めを容易に行うことのできる画像読み取
り装置を提供することができるという効果を奏する。
【0114】さらに本発明の画像読み取り装置は、以上
のように、上記光パターン生成手段は、上記光パターン
を、上記取り付け位置の上記適正取り付け位置からの最
大の変位が上記光量分布に反映されるように生成する構
成である。
【0115】それゆえ、光パターンを検出することによ
り、取り付け位置の小さなずれを最も容易に検出するこ
とができる。従って、判定手段が小さい調整量を判定す
ることができ、非常に精度の高い適正取り付け位置への
調整を行うことができるという効果を奏する。
【0116】さらに本発明の画像読み取り装置は、以上
のように、上記光学ユニットは主走査方向に連なる上記
読み取り位置にある原稿面に平行で主走査方向を向くよ
うにライン型に設けられ、上記光パターン生成手段は、
上記光学ユニットのライン方向の上記原稿面に対する、
主走査方向を含む上記原稿面に垂直な面内での傾きであ
る第1傾斜を上記光量分布に反映させて上記光パターン
を生成する第1生成部と、上記光学ユニットのライン方
向の主走査方向に対する上記原稿面内での傾きである第
2傾斜を上記光量分布に反映させて上記光パターンを生
成する第2生成部とを備えている構成である。
【0117】それゆえ、主走査方向に連なる上記読み取
り位置にある原稿面に平行で主走査方向を向くようにラ
イン型に設けられる光学ユニットに対して上記2種類の
傾斜を求めることにより、上記光学ユニットの取り付け
位置の調整量を効率的に判定することができるという効
果を奏する。
【0118】さらに本発明の画像読み取り装置は、以上
のように、上記判定手段は、上記第1生成部によって生
成された上記光パターンの上記検出結果に基づいて調整
すべき上記第1傾斜の量を第1調整量として判定して出
力し、上記第1調整量の調整が終了した後の上記第2生
成部によって生成された上記光パターンの上記検出結果
に基づいて調整すべき上記第2傾斜の量を第2調整量と
して判定して出力し、上記第1調整量および上記第2調
整量を上記適正取り付け位置への調整量の少なくとも一
部とする構成である。
【0119】それゆえ、第1傾斜がなくなって光学ユニ
ットが原稿面に平行となった後に、第2調整量の判定お
よび出力を行うことにより、第1傾斜および第2傾斜の
量の両方を容易に求めて調整量の少なくとも一部として
判定および出力することができる。従って、判定手段は
上記2種類の傾斜に対する調整量の判定を容易に行うこ
とができ、調整の効率を向上させることができるという
効果を奏する。
【0120】さらに本発明の画像読み取り装置は、以上
のように、上記光パターン生成手段は、所定の光源と、
上記光源からの照射光を反射して反射光パターンを上記
光パターンとする試験反射手段とを備えている構成であ
る。
【0121】それゆえ、反射光パターンを変えるだけで
様々な光パターンを生成することができ、光パターン生
成手段を容易に構成することができるという効果を奏す
る。
【0122】さらに本発明の画像読み取り装置は、以上
のように、上記試験反射手段が原稿と接触しない位置に
設けられている構成である。
【0123】それゆえ、試験反射手段が原稿画像の読み
取り時に設けられていても、試験反射手段に原稿との接
触による汚れが付着しない。従って、試験反射手段が生
ずる反射光パターン、すなわち光パターンを安定化する
ことができるという効果を奏する。
【0124】さらに本発明の画像読み取り装置は、以上
のように、上記光学ユニットに対するシェーディグ補正
用の白色面を有する白色面部材を備えており、上記白色
面が上記試験反射手段として用いられる構成である。
【0125】それゆえ、シェーディング補正用の白色面
部材の白色面で、光量分布が均一な状態からどの程度ず
れているかを示す反射光パターン、すなわち光パターン
を生ずることができ、このような試験反射手段を別途設
ける必要がない。また、白色面部材は固定的に設けられ
ていればよいので、光学ユニットの取り付け位置の調整
時に試験反射手段を反射光パターン、すなわち光パター
ンを生ずるような位置に移動させる必要もない。従っ
て、画像読み取り装置の構成を簡略化することができる
という効果を奏する。
【0126】さらに本発明の画像読み取り装置は、以上
のように、上記試験反射手段となる上記白色面を覆う白
色光透過性の透光部材を備えている構成である。
【0127】それゆえ、試験反射手段となる白色面に、
原稿に担持されている鉛筆の黒鉛や周囲に漂う異物が静
電的要因などで付着して汚染物となるのが、上記透光部
材によって防止される。従って、反射面である白色面の
状態が安定するとともに、反射光は透過部材を透過する
ので、反射光パターン、すなわち光パターンを安定させ
ることができるという効果を奏する。
【0128】さらに本発明の画像読み取り装置は、以上
のように、上記判定手段は、上記検出結果に現れる上記
光量分布の変化傾向を乱す特異検出部分が含まれる場合
は、上記特異検出部分を除外して上記適正取り付け位置
への調整量を判定する構成である。
【0129】それゆえ、光学ユニットの取り付け位置と
は無関係なゴミなどの光パターン検出に対する障害物が
ある程度存在している場合でも、上記調整量を正しく判
定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、本発明の一実施の形態
に係る画像読み取り装置による光パターンの生成および
検出の一例を説明する説明図である。
【図2】検出された光パターンの光量分布の一例を示す
グラフである。
【図3】本発明の一実施の形態に係る画像読み取り装置
の構成を示す断面図である。
【図4】図3の画像読み取り装置の一部の構成を拡大し
て示す断面図である。
【図5】図3の画像読み取り装置に備えれる光学ユニッ
トおよびその周辺の構成を示す断面図である。
【図6】図5の光学ユニットが図3の画像読み取り装置
に着脱可能であることを説明する説明図である。
【図7】図5の光学ユニットの取り付け位置の調整を行
う箇所の構成を示す斜視図である。
【図8】(a)および(b)は、本発明の一実施の形態
に係る画像読み取り装置による光パターンの生成および
検出の他の例を説明する説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る画像読み取り装置
による光パターンの生成および検出のさらに他の例を説
明する説明図である。
【図10】図3の画像読み取り装置の制御系の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
16 第2コンタクトガラス(透光部材) 68 第2基準白板(白色面部材) 71 イメージユニットセンサ(光学ユニット、
光パターン検出手段) 81 第2光源(光源) 103 読み取り制御部(判定手段) 200 画像読み取り装置 S1 第1指標面(試験反射手段、白色面) S2 第2指標面(試験反射手段) T1 特異検出部分 T2 特異検出部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 由紀夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岩本 強志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山▲崎▼ 眞一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 三好 文徳 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA01 BA02 BA07 BB02 BC04 BC11 BC14 DA04 5C051 AA01 BA03 BA04 DA03 DB01 DB07 DB22 DB28 DC07 DE18 DE21 DE33 FA01 5C072 AA01 BA02 BA04 BA08 CA02 DA02 DA23 DA25 EA05 EA07 FB12 LA18 RA16 UA02 WA02 XA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光検出動作を行って原稿の反射光を検出す
    ることにより原稿画像を読み取る光学ユニットを備え、
    上記光学ユニットの取り付け位置の、所定の読み取り位
    置の上記反射光を適正に読み取ることのできる適正取り
    付け位置への調整が行われる画像読み取り装置におい
    て、 上記光学ユニットの光検出動作時に上記取り付け位置に
    対応した光量分布で検出される光パターンを生成する光
    パターン生成手段が、上記調整時に設けられ、 光パターン生成手段によって生成された上記光パターン
    を上記光量分布で検出する光パターン検出手段と、 上記光パターン検出手段によって検出された上記光パタ
    ーンの検出結果に基づいて上記光学ユニットの上記適正
    取り付け位置への調整量を判定して上記調整のフィード
    バック用に出力する判定手段とを備えていることを特徴
    とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】上記光パターン生成手段は、上記光パター
    ンを、上記取り付け位置の上記適正取り付け位置からの
    最大の変位が上記光量分布に反映されるように生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】上記光学ユニットは主走査方向に連なる上
    記読み取り位置にある原稿面に平行で主走査方向を向く
    ようにライン型に設けられ、上記光パターン生成手段
    は、上記光学ユニットのライン方向の上記原稿面に対す
    る、主走査方向を含む上記原稿面に垂直な面内での傾き
    である第1傾斜を上記光量分布に反映させて上記光パタ
    ーンを生成する第1生成部と、上記光学ユニットのライ
    ン方向の主走査方向に対する上記原稿面内での傾きであ
    る第2傾斜を上記光量分布に反映させて上記光パターン
    を生成する第2生成部とを備えていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】上記判定手段は、上記第1生成部によって
    生成された上記光パターンの上記検出結果に基づいて調
    整すべき上記第1傾斜の量を第1調整量として判定して
    出力し、上記第1調整量の調整が終了した後の上記第2
    生成部によって生成された上記光パターンの上記検出結
    果に基づいて調整すべき上記第2傾斜の量を第2調整量
    として判定して出力し、上記第1調整量および上記第2
    調整量を上記適正取り付け位置への調整量の少なくとも
    一部とすることを特徴とする請求項3に記載の画像読み
    取り装置。
  5. 【請求項5】上記光パターン生成手段は、所定の光源
    と、上記光源からの照射光を反射して反射光パターンを
    上記光パターンとする試験反射手段とを備えていること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像
    読み取り装置。
  6. 【請求項6】上記試験反射手段が原稿と接触しない位置
    に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画
    像読み取り装置。
  7. 【請求項7】上記光学ユニットに対するシェーディグ補
    正用の白色面を有する白色面部材を備えており、上記白
    色面が上記試験反射手段として用いられることを特徴と
    する請求項5または6に記載の画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】上記試験反射手段となる上記白色面を覆う
    白色光透過性の透光部材を備えていることを特徴とする
    請求項7に記載の画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】上記判定手段は、上記検出結果に現れる上
    記光量分布の変化傾向を乱す特異検出部分が含まれる場
    合は、上記特異検出部分を除外して上記適正取り付け位
    置への調整量を判定することを特徴とする請求項1ない
    し8のいずれかに記載の画像読み取り装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008532111A (ja) * 2005-02-02 2008-08-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ キャリブレート方法、装置、デバイス、システム及びプログラム
JP2012120175A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Samsung Electronics Co Ltd 原稿スキャニング装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2016083158A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016083157A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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