JP2958485B2 - 複写機システム - Google Patents
複写機システムInfo
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- JP2958485B2 JP2958485B2 JP1259410A JP25941089A JP2958485B2 JP 2958485 B2 JP2958485 B2 JP 2958485B2 JP 1259410 A JP1259410 A JP 1259410A JP 25941089 A JP25941089 A JP 25941089A JP 2958485 B2 JP2958485 B2 JP 2958485B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿画像を電気的に処理するディジタル複
写機に関し、特に、デザインボード等の大型で厚手の原
稿を読み取るための複写機システムに関する。
写機に関し、特に、デザインボード等の大型で厚手の原
稿を読み取るための複写機システムに関する。
ディジタル複写機においては、複写機本体の上部に設
けられたプラテンガラス上に原稿を載置し、原稿読み取
り装置のイメージセンサにより原稿の画像情報を読み取
って画像信号に変換し、所定の信号処理を施した後、複
写機本体内に設けられた電子写真装置或いは熱転写装置
等の画像出力装置により、記録紙上に画像として出力し
ている。
けられたプラテンガラス上に原稿を載置し、原稿読み取
り装置のイメージセンサにより原稿の画像情報を読み取
って画像信号に変換し、所定の信号処理を施した後、複
写機本体内に設けられた電子写真装置或いは熱転写装置
等の画像出力装置により、記録紙上に画像として出力し
ている。
一般に、ディジタル複写機において、読み取り可能な
原稿のサイズは最大A3判迄であり、大型の機種でもせい
ぜいB3判迄である。無論、原理的には、プラテンガラス
を大型化するとともに、読み取り光学系をこれに対応し
たものとすることにより、より大きなサイズの原稿を読
み取ることも可能であるが、コストが非常に高くなり実
用的でない。
原稿のサイズは最大A3判迄であり、大型の機種でもせい
ぜいB3判迄である。無論、原理的には、プラテンガラス
を大型化するとともに、読み取り光学系をこれに対応し
たものとすることにより、より大きなサイズの原稿を読
み取ることも可能であるが、コストが非常に高くなり実
用的でない。
また、イメージセンサとして、A3判の原稿を等倍で読
み取れるものを使用しているとすると、たとえば、A2判
原稿を読み取るためには70%に縮小して投影する必要が
ある。縮小して原稿を読み取るためには、変倍のために
原稿読み取り用の光学系を非常に高い制度で移動させる
必要がある。すなわち、イメージセンサによるディジタ
ル的な読み取りではビット単位が解像するので、たとえ
ば、焦点が僅かでもずれるとMTF(modulation transfer
function)特性が劣化して画像の濃淡差が小さくな
り、或る閾値以下では画像情報としては出力されなくな
る。特に縮小投影する場合、必然的に解像度が低下する
ので更に画質の劣化が大きくなる。
み取れるものを使用しているとすると、たとえば、A2判
原稿を読み取るためには70%に縮小して投影する必要が
ある。縮小して原稿を読み取るためには、変倍のために
原稿読み取り用の光学系を非常に高い制度で移動させる
必要がある。すなわち、イメージセンサによるディジタ
ル的な読み取りではビット単位が解像するので、たとえ
ば、焦点が僅かでもずれるとMTF(modulation transfer
function)特性が劣化して画像の濃淡差が小さくな
り、或る閾値以下では画像情報としては出力されなくな
る。特に縮小投影する場合、必然的に解像度が低下する
ので更に画質の劣化が大きくなる。
また、カラー複写を行う場合には、変倍時にも複数の
波長に対して焦点ずれが生じないようにする必要がある
が、このためには複雑な色収差補正機構が必要となる。
したがって、白収差のないレンズを得ようとすると光学
系が非常に高価なものとなってしまう。
波長に対して焦点ずれが生じないようにする必要がある
が、このためには複雑な色収差補正機構が必要となる。
したがって、白収差のないレンズを得ようとすると光学
系が非常に高価なものとなってしまう。
更に、大型の原稿を読み取るためには光学系も大型化
するため剛性が低くなり変形し易くなる。これを防止す
るためには、厚手のフレームを使用したり、補強材を使
用する必要があるが、この場合、光学系が重くなり、光
学系を移動させるのに大きなトルクを必要とするという
問題が生じる。
するため剛性が低くなり変形し易くなる。これを防止す
るためには、厚手のフレームを使用したり、補強材を使
用する必要があるが、この場合、光学系が重くなり、光
学系を移動させるのに大きなトルクを必要とするという
問題が生じる。
また、自動原稿送り装置を利用し、原稿走査光学系を
固定した状態とし、原稿をプラテンガラス上で移動させ
ることにより、プラテンガラスのサイズよりも大きなサ
イズの原稿を読み取るようにしたものも知られている。
しかしながら、この場合、読み取り可能な原稿は薄手の
ものに限られており、厚みが4〜5mmもあり、しかもサ
イ4ズがA2判もあるようなデザインボード等の大型原稿
を読み取ることはできなかった。また、この場合も複写
機本体の光学系を用いるために、その複写倍率を変更し
て原稿を読み取る必要があるので、前記したような走査
光学系の問題がある。
固定した状態とし、原稿をプラテンガラス上で移動させ
ることにより、プラテンガラスのサイズよりも大きなサ
イズの原稿を読み取るようにしたものも知られている。
しかしながら、この場合、読み取り可能な原稿は薄手の
ものに限られており、厚みが4〜5mmもあり、しかもサ
イ4ズがA2判もあるようなデザインボード等の大型原稿
を読み取ることはできなかった。また、この場合も複写
機本体の光学系を用いるために、その複写倍率を変更し
て原稿を読み取る必要があるので、前記したような走査
光学系の問題がある。
本発明は、前記問題点を解決するために案出されたも
のであって、簡単な構成で大型の原稿を読み取って複写
することを目的とする。
のであって、簡単な構成で大型の原稿を読み取って複写
することを目的とする。
本発明の複写機システムは、前記目的を達成するた
め、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を走査光
学系により第1のイメージセンサに結像させて原稿の読
み取りを行い、前記イメージセンサにより得られた画像
信号に基づいて画像出力部で記録紙上に画像を形成する
複写機本体と、該複写機本体に対して別体に設けられ、
該複写機本体で読み取り可能な原稿より大きな原稿を搬
送可能な搬送装置と該搬送装置により搬送される原稿の
画像を第2のイメージセンサに結像させる固定光学系と
を備えた原稿読み取り装置とからなることを特徴とす
る。
め、プラテンガラス上に載置された原稿の画像を走査光
学系により第1のイメージセンサに結像させて原稿の読
み取りを行い、前記イメージセンサにより得られた画像
信号に基づいて画像出力部で記録紙上に画像を形成する
複写機本体と、該複写機本体に対して別体に設けられ、
該複写機本体で読み取り可能な原稿より大きな原稿を搬
送可能な搬送装置と該搬送装置により搬送される原稿の
画像を第2のイメージセンサに結像させる固定光学系と
を備えた原稿読み取り装置とからなることを特徴とす
る。
前記原稿読み取り装置は、前記複写機本体の側面に着
脱自在に取り付けることができる。
脱自在に取り付けることができる。
また、前記原稿読み取り装置は、前記複写機本体の側
面に前後方向に引き出し可能に取り付けることもでき
る。
面に前後方向に引き出し可能に取り付けることもでき
る。
また、前記原稿読み取り装置を原稿挿入側を前記複写
機本体側に向けて取り付け、前記原稿読み取り装置に傾
動可能な挿入トレイを設けるとともに、該挿入トレイの
姿勢を検出して起立位置にあるときは前記第1のイメー
ジセンサの出力を前記画像出力部に供給し、使用位置に
あるときは前記第2のイメージセンサの出力を前記画像
出力部に供給するように画像信号系を切り換えるスイッ
チを設けることにより、画像信号の系を自動的に切り換
えることができる。
機本体側に向けて取り付け、前記原稿読み取り装置に傾
動可能な挿入トレイを設けるとともに、該挿入トレイの
姿勢を検出して起立位置にあるときは前記第1のイメー
ジセンサの出力を前記画像出力部に供給し、使用位置に
あるときは前記第2のイメージセンサの出力を前記画像
出力部に供給するように画像信号系を切り換えるスイッ
チを設けることにより、画像信号の系を自動的に切り換
えることができる。
また、前記挿入トレイを、前記使用位置にあるとき、
前記プラテンガラスを開閉自在に覆うプラテンカバーの
一部を覆うような位置に設ければ、操作の手順が制限さ
れるので複写モードを誤認して操作するようなことがな
くなる。
前記プラテンガラスを開閉自在に覆うプラテンカバーの
一部を覆うような位置に設ければ、操作の手順が制限さ
れるので複写モードを誤認して操作するようなことがな
くなる。
本発明においては、複写器本体では複写が不可能な大
型原稿を複写する際には、複写機本体とは別体に設けら
れた大型原稿用の原稿読み取り装置が使用される。この
原稿読み取り装置は、大型原稿を搬送可能な搬送装置を
備えており、固定光学系に対して原稿を移動させる。こ
れにより原稿の画像がイメージセンサにより読み取られ
る。このとき、結像光学系は固定されているので、最適
なMTF特性を得るように設定することができ、充分な解
像度が確保できる。また、原稿読み取り装置のイメージ
センサとして、複写機本体側のイメージセンサを同一特
性のものを使用すれば、複写器本体側のイメージセンサ
の出力の代わりに原稿読み取り装置のイメージセンサの
出力を使用することにより、複写機本体側では通常原稿
の複写と同様な処理で大型原稿の複写を行うことができ
る。
型原稿を複写する際には、複写機本体とは別体に設けら
れた大型原稿用の原稿読み取り装置が使用される。この
原稿読み取り装置は、大型原稿を搬送可能な搬送装置を
備えており、固定光学系に対して原稿を移動させる。こ
れにより原稿の画像がイメージセンサにより読み取られ
る。このとき、結像光学系は固定されているので、最適
なMTF特性を得るように設定することができ、充分な解
像度が確保できる。また、原稿読み取り装置のイメージ
センサとして、複写機本体側のイメージセンサを同一特
性のものを使用すれば、複写器本体側のイメージセンサ
の出力の代わりに原稿読み取り装置のイメージセンサの
出力を使用することにより、複写機本体側では通常原稿
の複写と同様な処理で大型原稿の複写を行うことができ
る。
以下、図面を参照しながら実施例に基づいて本発明の
特徴を具体的に説明する。
特徴を具体的に説明する。
第1図は原稿読み取り装置が複写機本体に取り付けら
れた状態を示す本発明実施例の複写機システム全体の正
面図を示し、第2図は同複写機システム全体の部分の斜
視図、第3図は複写機本体の筐体の透視して示す概略正
面図、第4図(a),(b)は原稿読み取り装置の外側
筐体を省略して示す概略正面図及び概略側面図である。
れた状態を示す本発明実施例の複写機システム全体の正
面図を示し、第2図は同複写機システム全体の部分の斜
視図、第3図は複写機本体の筐体の透視して示す概略正
面図、第4図(a),(b)は原稿読み取り装置の外側
筐体を省略して示す概略正面図及び概略側面図である。
本実施例においては、複写機本体1は、A3判サイズま
での原稿が読み取り可能な原稿読み取り部2及び画像の
形成を行う画像出力部3とから構成されており、原稿読
み取り部2に設けられたプラテンガラス21(第3図参
照)に対してプラテンカバー4が開閉自在に取り付けら
れている。また、複写機本体1の側面には、機内に記録
紙を供給するための給紙トレイ31a,31b及び複写後の記
録紙を排出するための排出トレイ32が設けられている。
での原稿が読み取り可能な原稿読み取り部2及び画像の
形成を行う画像出力部3とから構成されており、原稿読
み取り部2に設けられたプラテンガラス21(第3図参
照)に対してプラテンカバー4が開閉自在に取り付けら
れている。また、複写機本体1の側面には、機内に記録
紙を供給するための給紙トレイ31a,31b及び複写後の記
録紙を排出するための排出トレイ32が設けられている。
更に、複写機本体1のトレイ31a,31b,32側とは反対側
に、原稿読み取り装置5が着脱可能に取り付けられてい
る。
に、原稿読み取り装置5が着脱可能に取り付けられてい
る。
この原稿読み取り装置5は、ポスター,デザインボー
ド等のA1判サイズまでの大型原稿を搬送するための原稿
搬送部6と、A2判サイズまでの原稿画像を読み取って画
像信号に変換するための結像光学部7を備えている。更
に、原稿搬送部6の複写機本体1側には、原稿搬送部6
への大型原稿の挿入を容易にするための挿入トレイ61
が、軸62を中心として傾動可能に取り付けられており、
その先端には伸縮可能な原稿支持部61が設けられてい
る。また、原稿読み取り部6の挿入トレイ取付部近傍に
は、挿入トレイ61の姿勢を検出する挿入トレイ姿勢検出
スイッチ63が設けられており、このスイッチ63の状態に
応じて複写機の原稿読み取りモードが切り換えられるよ
うになっている。すなわち、挿入トレイ61が第1図に二
点鎖線で示されているように引き起こされているとき
は、複写機は、複写機本体1の原稿読み取り部2からの
画像信号を入力として画像を出力し、第2図に示される
ように、挿入トレイ61を倒したときは、原稿読み取り装
置5からの画像信号を入力として画像を出力するように
している。
ド等のA1判サイズまでの大型原稿を搬送するための原稿
搬送部6と、A2判サイズまでの原稿画像を読み取って画
像信号に変換するための結像光学部7を備えている。更
に、原稿搬送部6の複写機本体1側には、原稿搬送部6
への大型原稿の挿入を容易にするための挿入トレイ61
が、軸62を中心として傾動可能に取り付けられており、
その先端には伸縮可能な原稿支持部61が設けられてい
る。また、原稿読み取り部6の挿入トレイ取付部近傍に
は、挿入トレイ61の姿勢を検出する挿入トレイ姿勢検出
スイッチ63が設けられており、このスイッチ63の状態に
応じて複写機の原稿読み取りモードが切り換えられるよ
うになっている。すなわち、挿入トレイ61が第1図に二
点鎖線で示されているように引き起こされているとき
は、複写機は、複写機本体1の原稿読み取り部2からの
画像信号を入力として画像を出力し、第2図に示される
ように、挿入トレイ61を倒したときは、原稿読み取り装
置5からの画像信号を入力として画像を出力するように
している。
また、原稿搬送部6の原稿排出側には、第4図(b)
に示すような、排出されたデザインボード等の大型で且
つ剛性を有する原稿を支えるための排出トレイ64が、軸
65を中心として傾動可能に取り付けられており、排出ト
レイ64の中間部64aと原稿読み取り装置5の筐体(図示
せず)の側面中央部との間に、排出トレイ64を引き起こ
し姿勢に維持するための折り曲げ可能な支持棒66が設け
られている。更に、結像光学部7の側面には、大型では
あるが薄手で柔軟性がある原稿を収納するための排出ト
レイ67が設けられている。
に示すような、排出されたデザインボード等の大型で且
つ剛性を有する原稿を支えるための排出トレイ64が、軸
65を中心として傾動可能に取り付けられており、排出ト
レイ64の中間部64aと原稿読み取り装置5の筐体(図示
せず)の側面中央部との間に、排出トレイ64を引き起こ
し姿勢に維持するための折り曲げ可能な支持棒66が設け
られている。更に、結像光学部7の側面には、大型では
あるが薄手で柔軟性がある原稿を収納するための排出ト
レイ67が設けられている。
次に、複写機本体1の詳細について第3図の参照して
説明する。
説明する。
原稿読み取り部2においては、A3判のプラテンガラス
21上に配置された原稿(図示せず)が赤,緑,青の露光
ランプ22R,22G,22B により順次照射され、原稿からの反
射光が複数のミラー23a〜23c及びレンズ24を介して一次
元のイメージセンサ25上に結像する。露光ランプ22R,22
G,22B,ミラー23a〜23c等からなる原稿走査部Aは、図に
おいて実線で示す位置から一転鎖線で示す位置の範囲
で、走査モータ(図示せず)により左右方向に移動可能
となっている。そして、イメージセンサ25により原稿の
主走査方向、すなわち、図面に直交方向に画像の1ライ
ン分を読み取りながら、副走査方向すなわち図面の左右
方向に原稿の画像を読み取る。このようにして得られた
赤,緑,青の色信号は、複写機本体1の下方に設けられ
た画像出力部3に供給される。
21上に配置された原稿(図示せず)が赤,緑,青の露光
ランプ22R,22G,22B により順次照射され、原稿からの反
射光が複数のミラー23a〜23c及びレンズ24を介して一次
元のイメージセンサ25上に結像する。露光ランプ22R,22
G,22B,ミラー23a〜23c等からなる原稿走査部Aは、図に
おいて実線で示す位置から一転鎖線で示す位置の範囲
で、走査モータ(図示せず)により左右方向に移動可能
となっている。そして、イメージセンサ25により原稿の
主走査方向、すなわち、図面に直交方向に画像の1ライ
ン分を読み取りながら、副走査方向すなわち図面の左右
方向に原稿の画像を読み取る。このようにして得られた
赤,緑,青の色信号は、複写機本体1の下方に設けられ
た画像出力部3に供給される。
画像出力部3においては、信号処理回路部33により
赤,緑,青の色信号からイエロー,マゼンタ,シアン,
ブラックの色材信号への変換処理,シェーディング補正
処理等が行われ、処理後の信号は、各色材の記録部34Y,
34M,34C,34Kに供給される。
赤,緑,青の色信号からイエロー,マゼンタ,シアン,
ブラックの色材信号への変換処理,シェーディング補正
処理等が行われ、処理後の信号は、各色材の記録部34Y,
34M,34C,34Kに供給される。
上段或いは下段の給紙トレイ31a,31内の記録紙(図示
せず)は、給紙ローラ35a,35b,搬送ローラ36により機内
に搬入され、イエロー記録部34Y方向に送られる。イエ
ロー記録部34Yにおいては、サーマルヘッド37とプラテ
ンローラ38の間に、供給ロール39からのインクドナーフ
ィルム40と給紙トレイ31a或いは31bからの記録紙を挟ん
だ状態とし、サーマルヘッド37を前記イエローの色材信
号で駆動することにより、インクドナーフィルム40のイ
ンクを記録紙に転写し、記録紙上にイエロー像を形成す
る。転写後の記録紙とインクドナーフィルム38は分離さ
れ、記録紙は次段のマゼンタ記録部34Mに送られ、イン
クドナーフィルム40は巻き上げロール41により巻き取ら
れる。なお、以下に説明するマゼンタ,シアン,ブラッ
クの記録部34M,34C,34Kもイエロー記録部34Yと同様な構
造を有しているので、各部材の説明は省略する。
せず)は、給紙ローラ35a,35b,搬送ローラ36により機内
に搬入され、イエロー記録部34Y方向に送られる。イエ
ロー記録部34Yにおいては、サーマルヘッド37とプラテ
ンローラ38の間に、供給ロール39からのインクドナーフ
ィルム40と給紙トレイ31a或いは31bからの記録紙を挟ん
だ状態とし、サーマルヘッド37を前記イエローの色材信
号で駆動することにより、インクドナーフィルム40のイ
ンクを記録紙に転写し、記録紙上にイエロー像を形成す
る。転写後の記録紙とインクドナーフィルム38は分離さ
れ、記録紙は次段のマゼンタ記録部34Mに送られ、イン
クドナーフィルム40は巻き上げロール41により巻き取ら
れる。なお、以下に説明するマゼンタ,シアン,ブラッ
クの記録部34M,34C,34Kもイエロー記録部34Yと同様な構
造を有しているので、各部材の説明は省略する。
マゼンタ記録部34Mにおいては、上述と同様な動作が
行われ、イエロー像の上にマゼンタ像が転写される。以
下、同様に、シアン記録部34C,ブラック記録部34Kにお
いて、シアン像及びブラック像が順次積層されカラー層
が得られる。このとき、各記録部34Y,34M,34C,34Kにお
ける画像の転写は、原稿読み取り部2における原稿の走
査に同期して行われるが、記録紙が各記録部34Y,34M,34
C,34Kを通過する時間はそれぞれ異なるので、マゼン
タ,シアン,ブラックの記録部34K,34C,34Kに対して
は、信号処理回路部33において各記録部の間隔に対応し
た時間差を持たせて、マゼンタ,シアン,ブラックの色
材信号を供給している。
行われ、イエロー像の上にマゼンタ像が転写される。以
下、同様に、シアン記録部34C,ブラック記録部34Kにお
いて、シアン像及びブラック像が順次積層されカラー層
が得られる。このとき、各記録部34Y,34M,34C,34Kにお
ける画像の転写は、原稿読み取り部2における原稿の走
査に同期して行われるが、記録紙が各記録部34Y,34M,34
C,34Kを通過する時間はそれぞれ異なるので、マゼン
タ,シアン,ブラックの記録部34K,34C,34Kに対して
は、信号処理回路部33において各記録部の間隔に対応し
た時間差を持たせて、マゼンタ,シアン,ブラックの色
材信号を供給している。
このようにしてカラー像が転写された記録紙は、搬送
ローラ42,43により排出トレイ32に排出される。なお、4
4は各部に動作電圧を供給する電源部であり、S1〜S5は
記録紙の信号状態を検出するための用紙センサである。
また、前記各記録部及び各ローラは、記録部モータ45に
より駆動される。
ローラ42,43により排出トレイ32に排出される。なお、4
4は各部に動作電圧を供給する電源部であり、S1〜S5は
記録紙の信号状態を検出するための用紙センサである。
また、前記各記録部及び各ローラは、記録部モータ45に
より駆動される。
次に、原稿読み取り装置5の詳細について、第4図を
参照して説明する。
参照して説明する。
原稿読み取り装置5は、先に述べたように、ポスタ
ー,デザインボード等のA1判サイズまでの大型原稿を搬
送するための原稿搬送部6と、A2判サイズまでの原稿画
像を読み取って画像信号に変換するための結像光学部7
を備えている。
ー,デザインボード等のA1判サイズまでの大型原稿を搬
送するための原稿搬送部6と、A2判サイズまでの原稿画
像を読み取って画像信号に変換するための結像光学部7
を備えている。
原稿搬送部6には、原稿搬送経路Pに沿って、駆動ロ
ーラ11aとピンチローラ11bからなる挿入側搬送ローラ対
11,プラテンガラス12及びこれに圧接するプラテンロー
ラ13,駆動ローラ14aとピンチローラ14bからなる排出側
搬送ローラ対14が設けられている。
ーラ11aとピンチローラ11bからなる挿入側搬送ローラ対
11,プラテンガラス12及びこれに圧接するプラテンロー
ラ13,駆動ローラ14aとピンチローラ14bからなる排出側
搬送ローラ対14が設けられている。
各ローラ11b,13,14bは、それぞれ傾動可能なL字状の
アーム15a,15b,15cの一端により軸支されている。ま
た、各アーム15a,15b,15cの他端には、カムモータ16に
より同期回転される各カム17a,17b,17cが圧接されてい
る。各カム17a,17b,17cのプロフィールは、カムモータ1
6の回転に従って、挿入側のピンチローラ11b,プラテン
ローラ13,排出側のピンチローラ14bの順で上昇し、同じ
順で下降するように設定されている。
アーム15a,15b,15cの一端により軸支されている。ま
た、各アーム15a,15b,15cの他端には、カムモータ16に
より同期回転される各カム17a,17b,17cが圧接されてい
る。各カム17a,17b,17cのプロフィールは、カムモータ1
6の回転に従って、挿入側のピンチローラ11b,プラテン
ローラ13,排出側のピンチローラ14bの順で上昇し、同じ
順で下降するように設定されている。
また、挿入側及び排出側の駆動ローラ11a,14aには、
搬送モータ18の回転が、ベルト19a,19b,プーリ20等を介
して伝えられる。更に、排出側駆動ローラ14aの回転
は、図示しないプーリ及びベルトを介してプラテンロー
ラ13に伝えられる。
搬送モータ18の回転が、ベルト19a,19b,プーリ20等を介
して伝えられる。更に、排出側駆動ローラ14aの回転
は、図示しないプーリ及びベルトを介してプラテンロー
ラ13に伝えられる。
更に、プラテンガラス12の下方には、赤,緑及び青の
3色の露光ランプ26R,26G,26Gが配置されており、プラ
テンガラス12を介して原稿が順次照射され、原稿からの
反射光が再度プラテンガラス12を介して結像光学部7に
進入する。
3色の露光ランプ26R,26G,26Gが配置されており、プラ
テンガラス12を介して原稿が順次照射され、原稿からの
反射光が再度プラテンガラス12を介して結像光学部7に
進入する。
原稿搬送部6からの光は、ミラー27a,27bにより光路
が折り曲げられた後、レンズ28により集光され、結像光
学部7の底部に配置されたイメージセンサ29上に結像
し、画像信号に変換される。なお、このイメージセンサ
29は、複写機本体1側の原稿読み取り部2において使用
されているイメージセンサ25と同一仕様のものである。
が折り曲げられた後、レンズ28により集光され、結像光
学部7の底部に配置されたイメージセンサ29上に結像
し、画像信号に変換される。なお、このイメージセンサ
29は、複写機本体1側の原稿読み取り部2において使用
されているイメージセンサ25と同一仕様のものである。
前記ミラー27a,27,レンズ28,イメージセンサ29等は、
結像光学部7のフレーム71に取り付けられ、またフレー
ム71の下部側面に設けられた係止ブラケット72に前記排
出トレイ67の基部67aが係止される。このフレーム71
は、第5図に示すような断面コ字状の後方フレーム73及
び前方フレーム74を備えている。
結像光学部7のフレーム71に取り付けられ、またフレー
ム71の下部側面に設けられた係止ブラケット72に前記排
出トレイ67の基部67aが係止される。このフレーム71
は、第5図に示すような断面コ字状の後方フレーム73及
び前方フレーム74を備えている。
原稿読み取り装置5を複写機本体1に取り付ける際に
は、まず複写機本体1の左側の、側板10を取り外して、
複写機本体1の角パイプフレーム10a,10bを露出させ
る。そして、フレーム73,74が、断面略J字状の後方及
び前方着脱ブラケット75,76により、複写機本体1の角
パイプフレーム10a,10bに取り付けられる。すなわち、
後方着脱ブラケット75で角パイプフレーム10aを抱えた
状態とし、第6図に示すようにブラケット75に形成され
た長溝75aを介してネジ73bを後方フレーム73のネジ光73
aに螺入して固定する。また、第5図及び第7図に示す
ように、前方着脱ブラケット76で角パイプフレーム10b
を抱えた状態とし、ブラケット76に形成された位置決め
半抜き76aを前方フレーム74に形成された位置決め孔74a
に嵌合し、透孔76bを介してネジ74bを、前方フレーム74
のネジ孔74cに螺入して固定する。
は、まず複写機本体1の左側の、側板10を取り外して、
複写機本体1の角パイプフレーム10a,10bを露出させ
る。そして、フレーム73,74が、断面略J字状の後方及
び前方着脱ブラケット75,76により、複写機本体1の角
パイプフレーム10a,10bに取り付けられる。すなわち、
後方着脱ブラケット75で角パイプフレーム10aを抱えた
状態とし、第6図に示すようにブラケット75に形成され
た長溝75aを介してネジ73bを後方フレーム73のネジ光73
aに螺入して固定する。また、第5図及び第7図に示す
ように、前方着脱ブラケット76で角パイプフレーム10b
を抱えた状態とし、ブラケット76に形成された位置決め
半抜き76aを前方フレーム74に形成された位置決め孔74a
に嵌合し、透孔76bを介してネジ74bを、前方フレーム74
のネジ孔74cに螺入して固定する。
このとき、複写機本体1の前面から見た後方着脱ブラ
ケット75の左右方向(第5図において上下方向)の取り
付け位置を長溝75a内で調製して、後方着脱ブラケット7
5を角パイプフレーム10aに対して緩やかに嵌合させる。
また、前記着脱ブラケット76の固定ブラケット76cは、
折り曲げ片76dに形成された長孔76eに挿入されたネジ76
fにより取り付けられている。前方着脱ブラケット76を
光学系フレーム74に取り付けた状態では、角パイプフレ
ーム10bの光学系フレーム74側の面と光学系フレーム74
との間に僅かな隙間が存在するが、固定ブラケット76c
を矢印D方向に押し当てた状態で、固定ブラケット76c
を折り曲げ片76dにネジ止めすることにより、後方着脱
ブラケット75と固定ブラケット76cにより角パイプフレ
ーム10a,10bが挟み込まれるので、光学系フレーム74
が、第5図において左右方向へのがたつきが生じること
なく取り付けられる。また、固定ブラケット76cの取付
幅aを角パイプフレーム10bの一辺長bよりプラス公差
としておくことにより、第5図での上下方向へのがたつ
きを発生させることなく、角パイプフレーム10bを緩や
かに固定することができる。
ケット75の左右方向(第5図において上下方向)の取り
付け位置を長溝75a内で調製して、後方着脱ブラケット7
5を角パイプフレーム10aに対して緩やかに嵌合させる。
また、前記着脱ブラケット76の固定ブラケット76cは、
折り曲げ片76dに形成された長孔76eに挿入されたネジ76
fにより取り付けられている。前方着脱ブラケット76を
光学系フレーム74に取り付けた状態では、角パイプフレ
ーム10bの光学系フレーム74側の面と光学系フレーム74
との間に僅かな隙間が存在するが、固定ブラケット76c
を矢印D方向に押し当てた状態で、固定ブラケット76c
を折り曲げ片76dにネジ止めすることにより、後方着脱
ブラケット75と固定ブラケット76cにより角パイプフレ
ーム10a,10bが挟み込まれるので、光学系フレーム74
が、第5図において左右方向へのがたつきが生じること
なく取り付けられる。また、固定ブラケット76cの取付
幅aを角パイプフレーム10bの一辺長bよりプラス公差
としておくことにより、第5図での上下方向へのがたつ
きを発生させることなく、角パイプフレーム10bを緩や
かに固定することができる。
これにより、複写機本体1の角パイプフレーム10a,10
bに対して原稿読み取り装置5のフレーム73,74が上下方
向に移動可能となる。したがって、原稿読み取り装置5
の自重が直接複写機本体1に加わることがなく、本体側
のフレームが変形する等の不都合は生じない。
bに対して原稿読み取り装置5のフレーム73,74が上下方
向に移動可能となる。したがって、原稿読み取り装置5
の自重が直接複写機本体1に加わることがなく、本体側
のフレームが変形する等の不都合は生じない。
次に、上述の複写機システムの動作を説明する。
まず、通常原稿すなわちここではA3判以下の薄手の原
稿を複写する場合について説明する。
稿を複写する場合について説明する。
通常原稿複写機には、原稿読み取り装置5の挿入トレ
イ61が、第1図に二点鎖線で示すように、引き起こされ
た状態とされる。これにより、複写機本体1側の画像読
み取り部2からの画像信号が有効となる。
イ61が、第1図に二点鎖線で示すように、引き起こされ
た状態とされる。これにより、複写機本体1側の画像読
み取り部2からの画像信号が有効となる。
次いで、プラテンカバー4を開けて、複写機本体1の
上面に設けられたプラテンガラス21上に原稿を載置し、
プラテンカバー4を閉じる。このとき、挿入トレイ61
は、引き起こされているので、挿入トレイ61がプラテン
カバー4の開閉の邪魔になることはない。次に、複写機
本体1の操作パネルに設けられた複写開始ボタンを押
す。これにより、複写機本体1側の原稿読み取り部2の
原稿走査部Aが移動し、原稿画像が読み取られて画像信
号に変換され、この画像信号に基づいて先に説明したよ
うに、画像出力部3で画像が形成され、複写後の記録紙
が排出トレイ32に排出される。
上面に設けられたプラテンガラス21上に原稿を載置し、
プラテンカバー4を閉じる。このとき、挿入トレイ61
は、引き起こされているので、挿入トレイ61がプラテン
カバー4の開閉の邪魔になることはない。次に、複写機
本体1の操作パネルに設けられた複写開始ボタンを押
す。これにより、複写機本体1側の原稿読み取り部2の
原稿走査部Aが移動し、原稿画像が読み取られて画像信
号に変換され、この画像信号に基づいて先に説明したよ
うに、画像出力部3で画像が形成され、複写後の記録紙
が排出トレイ32に排出される。
次に、大型原稿を複写する場合について説明する。な
お、ここでは、厚みが4mmでサイズがA2判であるデザイ
ンボードと呼ばれる原稿を押み取って複写する場合を例
に挙げて説明する。
お、ここでは、厚みが4mmでサイズがA2判であるデザイ
ンボードと呼ばれる原稿を押み取って複写する場合を例
に挙げて説明する。
この場合は、先ず第2図に示すように、原稿読み取り
装置5の挿入トレイ61を複写機本体1のプラテンカバー
4側に倒した状態とする。この状態で電源がオンされた
とすると、原稿読み取り装置5からの画像信号が有効と
なる。また、挿入トレイ61の遊端部61bでプラテンカバ
ー4の側端部4aが覆われるので、プラテンカバー4の閉
会が阻止される。したがって、原稿読み取り装置5から
の画像信号が選択されているにも拘わらず、誤ってプラ
テンガラス21側で複写しようとすることがなくなる。
装置5の挿入トレイ61を複写機本体1のプラテンカバー
4側に倒した状態とする。この状態で電源がオンされた
とすると、原稿読み取り装置5からの画像信号が有効と
なる。また、挿入トレイ61の遊端部61bでプラテンカバ
ー4の側端部4aが覆われるので、プラテンカバー4の閉
会が阻止される。したがって、原稿読み取り装置5から
の画像信号が選択されているにも拘わらず、誤ってプラ
テンガラス21側で複写しようとすることがなくなる。
次に、挿入トレイ61に沿って原稿を原稿読み取り装置
5内に挿入する。複写機本体1の操作パネルに設けられ
た複写開始ボタンが押されるとカムモータ16及び搬送モ
ータ18が所定のタイミングで回転し、原稿が各ローラ11
b,13,14bにより順次挟み込まれ、プラテンガラス12に圧
接されながら下流側に搬送される。このとき、原稿の画
像は、プラテンガラス12を介して露光ランブ26R,26G,26
Bにより照射されているので、原稿からの反射光は、プ
ラテンガラス12,ミラー27a,27b,レンズ28を介してイメ
ージセンサ29に結像され、原稿画像の読み取りが順次行
われる。イメージセンサ29からの画像信号は、複写機本
体1に設けられた信号処理回路部33に供給され、先に説
明した通常原稿の場合と同様に画像が形成される。ま
た、読み取り後の原稿は、排出トレイ64に排出される。
5内に挿入する。複写機本体1の操作パネルに設けられ
た複写開始ボタンが押されるとカムモータ16及び搬送モ
ータ18が所定のタイミングで回転し、原稿が各ローラ11
b,13,14bにより順次挟み込まれ、プラテンガラス12に圧
接されながら下流側に搬送される。このとき、原稿の画
像は、プラテンガラス12を介して露光ランブ26R,26G,26
Bにより照射されているので、原稿からの反射光は、プ
ラテンガラス12,ミラー27a,27b,レンズ28を介してイメ
ージセンサ29に結像され、原稿画像の読み取りが順次行
われる。イメージセンサ29からの画像信号は、複写機本
体1に設けられた信号処理回路部33に供給され、先に説
明した通常原稿の場合と同様に画像が形成される。ま
た、読み取り後の原稿は、排出トレイ64に排出される。
なお、上述の実施例においては、原稿が読み取り装置
5を複写機本体1の側面に固定したが、第8図及び第9
図に示すように、複写機本体1の側面から手前方向に引
き出し可能に取り付けてもよい。
5を複写機本体1の側面に固定したが、第8図及び第9
図に示すように、複写機本体1の側面から手前方向に引
き出し可能に取り付けてもよい。
すなわち、複写機本体1の側面1aに、伸縮自在のスラ
イドレール81を介して原稿読み取り装置5を取り付け
る。スライドレール18は、第10図に示すように、複写機
本体1に取り付けられる固定部材81aと、この固定部材8
1aに対してボールベアリング81bを介して摺動自在に設
けられた中間部材18Cと、この中間部材81cに対して更に
ボールベアリング81dを介して摺動自在に設けられ原稿
読み取り装置5に取り付けられる可動部材81eとから構
成されている。
イドレール81を介して原稿読み取り装置5を取り付け
る。スライドレール18は、第10図に示すように、複写機
本体1に取り付けられる固定部材81aと、この固定部材8
1aに対してボールベアリング81bを介して摺動自在に設
けられた中間部材18Cと、この中間部材81cに対して更に
ボールベアリング81dを介して摺動自在に設けられ原稿
読み取り装置5に取り付けられる可動部材81eとから構
成されている。
また、複写機本体1の側面1aの奥側下部と、原稿読み
取り装置5の背面の奥側下部との間には、折り曲げ可能
な信号線保護ブラケット82,83が取り付けられており、
この信号線保護ブラケット82,83の中を通って複写機本
体1と原稿読み取り装置5との間の電気的接続を行う信
号線84が配線されている。一方の信号線保護ブラケット
82の一端は複写機本体1側の軸82aを中心として回動可
能とされており、また、他方の信号線保護ブラケット83
の一端は原稿読み取り装置5側の軸83aを中心として回
動可能とされている。そして、各信号線保護ブラケット
82,83の他端同士が、軸82bで枢着されている。
取り装置5の背面の奥側下部との間には、折り曲げ可能
な信号線保護ブラケット82,83が取り付けられており、
この信号線保護ブラケット82,83の中を通って複写機本
体1と原稿読み取り装置5との間の電気的接続を行う信
号線84が配線されている。一方の信号線保護ブラケット
82の一端は複写機本体1側の軸82aを中心として回動可
能とされており、また、他方の信号線保護ブラケット83
の一端は原稿読み取り装置5側の軸83aを中心として回
動可能とされている。そして、各信号線保護ブラケット
82,83の他端同士が、軸82bで枢着されている。
上記複写機において、原稿読み取り装置5を使用しな
いときは、第9図(a)に示すように奥に押し込まれて
いる。原稿読み取り装置5を使用するときは、手前(矢
印方向)に引っ張ると、スライドレール81の作用によ
り、原稿読み取り装置5は複写機本体1の側部から手前
に引き出される。このように原稿読み取り装置5を手前
に引き出すことにより、原稿読み取り装置5に原稿を挿
入する作業が容易となり、複写作業の効率が向上する。
また、このとき、軸83aの移動に伴って各信号線保護ブ
ラケット82,83が図において右側に引かれ、第8図及び
第9図(b)に示す状態になるので、原稿読み取り装置
5の位置に拘わらず信号線84が配線されている部分の距
離は一定となり、信号線84が撓んで他の部材間に挟まれ
たり、逆に延び切って切断してしまう等の不都合は生じ
ない。
いときは、第9図(a)に示すように奥に押し込まれて
いる。原稿読み取り装置5を使用するときは、手前(矢
印方向)に引っ張ると、スライドレール81の作用によ
り、原稿読み取り装置5は複写機本体1の側部から手前
に引き出される。このように原稿読み取り装置5を手前
に引き出すことにより、原稿読み取り装置5に原稿を挿
入する作業が容易となり、複写作業の効率が向上する。
また、このとき、軸83aの移動に伴って各信号線保護ブ
ラケット82,83が図において右側に引かれ、第8図及び
第9図(b)に示す状態になるので、原稿読み取り装置
5の位置に拘わらず信号線84が配線されている部分の距
離は一定となり、信号線84が撓んで他の部材間に挟まれ
たり、逆に延び切って切断してしまう等の不都合は生じ
ない。
以上に述べたように、本発明によれば、複写機本体と
は別体に大型原稿用の原稿読み取り装置を設け、原稿を
移動させながら固定の光学系を読み取るようにしてい
る。このように光学系が固定であるので、読み取り精度
が低下することがなく高解像度で原稿の読み取りを行う
ことができる。また、光学系を移動させることにより生
じる強度的な問題,必要駆動トルクの増加等の不都合を
回避することができる。また、大型原稿用の原稿読み取
り装置をオプションとして販売することができるので、
複写機本体の価格の上昇を招くこともない。
は別体に大型原稿用の原稿読み取り装置を設け、原稿を
移動させながら固定の光学系を読み取るようにしてい
る。このように光学系が固定であるので、読み取り精度
が低下することがなく高解像度で原稿の読み取りを行う
ことができる。また、光学系を移動させることにより生
じる強度的な問題,必要駆動トルクの増加等の不都合を
回避することができる。また、大型原稿用の原稿読み取
り装置をオプションとして販売することができるので、
複写機本体の価格の上昇を招くこともない。
第1図は原稿読み取り装置が複写機本体に取り付けられ
た状態を示す本発明実施例の複写機システム全体の正面
図、第2図は同複写機システム全体の部分斜視図、第3
図は複写機本体の筐体を透視して示す概略正面図、第4
図(a),(b)は原稿読み取り装置の筐体を省略して
示す概略正面図及び側面図、第5図は複写機本体に対す
る原稿読み取り装置の取り付け構造を示す説明図、第6
図は第5図に示す取り付け構造のB方向矢視斜視図、第
7図は同C方向矢視斜視図、第8図は複写機本体に対す
る原稿読み取り装置の取り付け構造の他の実施例を示す
側面図、第9図(a),(b)は第8図に示す取り付け
構造における引き出し状態を説明するための部分平面
図、第10図(a),(b),(c)は第8図に示す実施
例において使用されるスライドレールの構造例を示す正
面図,平面図及び側面図である。 1:複写機本体、2:原稿読み取り部 3:画像出力部、4:プラテンカバー 4a:側端部、5:原稿読み取り装置 6:原稿搬送部、7:結像光学部 10:側板 11:挿入側搬送ローラ対 12:プラテンガラス、13:プラテンローラ 14:排出側搬送ローラ対 15a,15b,15c:アーム、16:カムモータ 17a,17b,17c:カム、18:搬送モータ 19a,19b:ベルト、20:プーリ 26R,26G,26G:露光ランプ 27a,27b:ミラー、28:レンズ 29:イメージセンサ、61:挿入トレイ 63:挿入トレイ姿勢検出スイッチ 64:排出トレイ、67:排出トレイ A:原稿走査部、S1〜S5:用紙センサ P:原稿搬送経路
た状態を示す本発明実施例の複写機システム全体の正面
図、第2図は同複写機システム全体の部分斜視図、第3
図は複写機本体の筐体を透視して示す概略正面図、第4
図(a),(b)は原稿読み取り装置の筐体を省略して
示す概略正面図及び側面図、第5図は複写機本体に対す
る原稿読み取り装置の取り付け構造を示す説明図、第6
図は第5図に示す取り付け構造のB方向矢視斜視図、第
7図は同C方向矢視斜視図、第8図は複写機本体に対す
る原稿読み取り装置の取り付け構造の他の実施例を示す
側面図、第9図(a),(b)は第8図に示す取り付け
構造における引き出し状態を説明するための部分平面
図、第10図(a),(b),(c)は第8図に示す実施
例において使用されるスライドレールの構造例を示す正
面図,平面図及び側面図である。 1:複写機本体、2:原稿読み取り部 3:画像出力部、4:プラテンカバー 4a:側端部、5:原稿読み取り装置 6:原稿搬送部、7:結像光学部 10:側板 11:挿入側搬送ローラ対 12:プラテンガラス、13:プラテンローラ 14:排出側搬送ローラ対 15a,15b,15c:アーム、16:カムモータ 17a,17b,17c:カム、18:搬送モータ 19a,19b:ベルト、20:プーリ 26R,26G,26G:露光ランプ 27a,27b:ミラー、28:レンズ 29:イメージセンサ、61:挿入トレイ 63:挿入トレイ姿勢検出スイッチ 64:排出トレイ、67:排出トレイ A:原稿走査部、S1〜S5:用紙センサ P:原稿搬送経路
フロントページの続き (72)発明者 堀江 潔 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内 (56)参考文献 特開 昭63−77259(JP,A) 特開 昭63−127660(JP,A) 特開 昭63−182965(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/04 - 1/207
Claims (5)
- 【請求項1】プラテンガラス上に載置された原稿の画像
を走査光学系により第1のイメージセンサに結像させて
原稿の読み取りを行い、前記イメージセンサにより得ら
れた画像信号に基づいて画像出力部で記録紙上に画像を
形成する複写機本体と、該複写機本体に対して別体に設
けられ、該複写機本体で読み取り可能な原稿より大きな
原稿を搬送可能な搬送装置と該搬送装置により搬送され
る原稿の画像を第2のイメージセンサに結像させる固定
光学系とを備えた原稿読み取り装置とからなる複写機シ
ステム。 - 【請求項2】前記原稿読み取り装置は、前記複写機本体
の側面に着脱自在に取り付けられていることを特徴とす
る請求項1記載の複写機システム。 - 【請求項3】前記原稿読み取り装置は、前記複写機本体
の側面に前後方向に引き出し可能に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1記載の複写機システム。 - 【請求項4】前記原稿読み取り装置を原稿挿入側を前記
複写機本体側に向けて取り付け、前記原稿読み取り装置
に傾動可能な挿入トレイを設けるとともに、該挿入トレ
イの姿勢を検出して起立位置にあるときは前記第1のイ
メージセンサの出力を前記画像出力部に供給し、使用位
置にあるときは前記第2のイメージセンサの出力を前記
画像出力部に供給するように画像信号系を切り換えるス
イッチを設けたことを特徴とする請求項2記載の複写機
システム。 - 【請求項5】前記挿入トレイは、前記使用位置にあると
き、前記プラテンガラスを開閉自在に覆うプラテンカバ
ーの一部を覆うような位置に設けられていることを特徴
とする請求項4記載の複写機システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259410A JP2958485B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 複写機システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259410A JP2958485B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 複写機システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120952A JPH03120952A (ja) | 1991-05-23 |
JP2958485B2 true JP2958485B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17333729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1259410A Expired - Fee Related JP2958485B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 複写機システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958485B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4882406B2 (ja) * | 2005-09-22 | 2012-02-22 | Jfeスチール株式会社 | 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法 |
JP4862718B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2012-01-25 | Jfeスチール株式会社 | 連続鋳造機用クーリンググリッド装置および連続鋳造鋳片の製造方法 |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP1259410A patent/JP2958485B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03120952A (ja) | 1991-05-23 |
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