JP2002289027A - 埋込形照明器具とその取付具 - Google Patents

埋込形照明器具とその取付具

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JP2002289027A
JP2002289027A JP2001084584A JP2001084584A JP2002289027A JP 2002289027 A JP2002289027 A JP 2002289027A JP 2001084584 A JP2001084584 A JP 2001084584A JP 2001084584 A JP2001084584 A JP 2001084584A JP 2002289027 A JP2002289027 A JP 2002289027A
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top plate
fixture
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lighting device
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JP2001084584A
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Tetsutsugu Yamazaki
崎 哲 嗣 山
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Iwasaki Denki KK
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Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】埋込形照明器具の器具本体を天井ボードに直接
取付支持できるように、その器具本体を薄型軽量化する
と同時に、薄型軽量化によって器具本体の強度が低下し
ないようにする。 【解決手段】器具本体4の天板部6の下面に取り付ける
反射板を天板部6にネジ止めして固定することにより、
天板部6の強度を補強すると同時に、天板部6の反射板
と重なり合う面内に複数の打抜き孔7を穿設して、器具
本体4を軽量化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井ボードに開口
形成した埋込孔に埋め込む器具本体の周囲に天井ボード
の下面側に当接させるフランジ部が形成された埋込形照
明器具と、その照明器具を天井ボードに取付支持する取
付具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般の埋込形照明器具は、例えば図
9のように、直管形蛍光灯2灯40、40を並設する矩
形箱状の器具本体41を天井ボード42に開口形成した
埋込孔43に埋め込んで、その器具本体41の周囲に形
成された縁枠となるフランジ部44を天井ボード42の
下面側に当接させた状態に設置するが、天井裏には、天
井ボード取付用のMバー45が天井ボード42の上面に
沿って所定間隔で配設されると共に、上階に植設した天
井用スタッドボルト46でMバー45と直交する方向に
水平に支持したMバー支持用のCチャネル材47が所定
間隔で配設されており、このCチャネル材47は、天井
ボード42の上面から通常40mm程度の高さに位置し
ているので、埋込深さが100mm以上もある直管形蛍
光灯40Wクラスの大きな器具本体41を設置する際
は、そのCチャネル材47の一部を切断・切除しなけれ
ばならない。また、大きくて重い器具本体41は、例え
ば石膏ボードで成る天井下地材48に天井仕上材49を
張り合わせた天井ボード42によってその荷重を直接支
持することができない。
【0003】このため、器具本体41を設置する際は、
天井ボード42に開口形成した埋込孔43の上方に走っ
ているCチャネル材47の一部を器具本体41が嵌め込
める長さ相当分だけ切断し、次いで、Cチャネル材47
の切断箇所にその切断箇所を挟んで隣接する2本のMバ
ー45、45に両端を固定する門形の補強フレーム50
を取り付け、該補強フレーム50をスタッドボルト51
で支持すると共に、そのスタッドボルト51で器具本体
を支持するという面倒な工事を強いられていた。
【0004】このような事情に鑑み、器具本体を埋め込
む際にCチャネル材を切断せずに済むように、器具本体
を薄型化してその埋込深さを40mm以下にすると共
に、器具本体をスタッドボルト等で支持せずに器具本体
の天板部に装備した取付具によって天井ボードに直接取
付支持する軽量タイプの埋込形照明器具が提案されてい
る(特開2000−276933号公報、特開2001
−14934号公報)。
【0005】このタイプは、図10の平面図と図11の
側面図に示すように、器具本体61の天板部62の上面
に回転式バーで成る前後一対の取付具63、63を設
け、該取付具63がその両端を器具本体61のフランジ
部64より内方に引っ込めた図示Xの状態で、器具本体
61を天井ボードの埋込孔に埋め込んだ後、取付具63
を図示Yの如く回転させてその両端を天井ボードの上面
に架け渡すことにより、取付具63の両端と天井ボード
の下面に当接する器具本体61のフランジ部64との間
に天井ボードをクランプして、器具本体61を天井ボー
ドに直接取付支持するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、器具本
体をスタッドボルトで支持せずに天井ボードに直接取り
付けると、その天井ボードに照明器具の全荷重が掛かる
ので、経時に伴って天井ボードの埋込孔周辺に撓みや歪
みを生じ、それによって天井ボードとその下面に当接さ
せる器具本体のフランジ部との間に隙間が生じて見栄え
を損なったり、埋込孔を跨いで天井ボードの上面に架け
渡した取付具の両端が天井ボードから外れて照明器具が
落下するおそれがある。
【0007】特に、従来の軽量タイプは、器具本体を埋
込深さが浅い薄型形状にすることによって軽量化されて
いるが、構造的には、軽量化を図るための格別な工夫は
なされておらず、例えば図12に示すように、器具本体
71に並設する直管形蛍光灯2灯72,72の中間に沿
って取り付けるV形の反射板73は、通常タイプに用い
られるものと同様、器具本体71の天板部74に掛け止
めるだけの左右両端側を指先で内方に押圧して全体を撓
ませることにより脱着する構造になっているため、器具
本体71の天板部74に設置された安定器75との間に
脱着の際の撓み変形を許容するクリアランスを確保でき
る程度の大きさに成形しなければならないし、撓み変形
から復元して原形を保持できる程度の板厚を有するもの
でなければならないので、これを取り付ける器具本体7
1の薄型軽量化にも限度があった。
【0008】また、撓ませて脱着するタイプのV形反射
板73は、その左右両端を器具本体71の天板部74に
掛け止めているだけであるから、器具本体71の強度を
補強する補強材としては機能しない。したがって、器具
本体71を軽量化するためにこれを通常よりも薄い鋼鈑
で成形すると、その器具本体71がV形反射板73や安
定器75等の重みで変形するおそれがある。
【0009】また、回転式バーで成る図10及び図11
の取付具63は、その回転中心軸となるボルト65で器
具本体61の天板部62に取り付けられており、そのボ
ルト65を一旦緩めて埋込孔に埋め込んだ器具本体61
の下方側から取付具63が図示Xから図示Yの状態とな
るように回転させた後、該ボルト65を再び締め直すと
いう面倒な操作を行わなければならないと同時に、取付
具63が確実に図示Yの状態となるようにボルト65の
回転角度を規制したり、図示Yの状態でボルト65を空
転させずに該ボルトの締め込みを可能にする機構等も装
備しなければならない。
【0010】そこで本発明は、器具本体を埋込深さの浅
い薄型のものにするのみならず、器具本体の成形材料と
なる鋼板等の板厚も薄くして、埋込形照明器具の更なる
軽量化が図れるようにすると同時に、薄型軽量化によっ
て埋込形照明器具の全体的な強度が低下しないように
し、また、その器具本体を天井ボードに簡単且つ確実に
取付支持できるようにすることなどを技術的課題として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、天井ボードに開口形成した埋
込孔に埋め込む器具本体の周囲に天井ボードの下面側に
当接させるフランジ部が形成された埋込形照明器具にお
いて、前記器具本体の天板部の下面に取り付ける反射板
が、その天板部に対してネジ止めにより固定され、その
天板部の前記反射板と重なり合う面内に複数の打抜き孔
が穿設されていることを特徴とする。
【0012】請求項1の発明に係る埋込形照明器具は、
器具本体の天板部の下面に取り付ける反射板が天板部に
対してネジ止めにより固定されるため、該反射板と天板
部の下面に設置する安定器との間に脱着用のクリアラン
スを確保する必要がないので、その分だけ反射板を小型
化できると同時に、撓ませて脱着させる通常の反射板よ
り板厚を薄くして軽量化することができる。更に、器具
本体は、その天板部に複数の打抜き孔を穿設することに
より軽量化されると同時に、反射板を天板部にネジ止め
して固定することにより該天板部の強度が補強されるの
で、その天板部の板厚も薄くして器具本体を著しく軽量
化することができる。
【0013】また、器具本体を軽量化するためにその天
板部の反射板と重なり合う面内に穿設された打抜き孔
は、器具本体を天井ボードに埋め込んで照明器具を設置
したときに、反射板に遮蔽されて外部からは見えないの
で、照明器具の見栄えを損なうおそれもない。
【0014】次に、請求項11の発明は、天井ボードに
開口形成した埋込孔に埋め込む器具本体の周囲に天井ボ
ードの下面側に当接させるフランジ部が形成された埋込
形照明器具において、前記器具本体の天板部に、該天板
部の上面に沿って前記器具本体の幅方向に直線的にスラ
イドして先端部を前記フランジ部の上方へ進出させる複
数のスライドバーが取り付けられ、該スライドバーの先
端部が、該先端部を可動顎とし、前記フランジ部を固定
顎として、その間に前記天井ボードをクランプできる形
状及びサイズに成形されていることを特徴とする。
【0015】請求項11の発明に係る埋込形照明器具
は、器具本体を天井ボードに開口形成した埋込孔に嵌め
込んで該器具本体の周囲に形成されたフランジ部を天井
ボードの下面側にさせた後、その器具本体の天板部に取
り付けられた複数のスライドバーを器具本体の幅方向に
直線的にスライドさせて、該スライドバーの先端部を天
井ボードの下面側に当接した前記フランジ部の上方に進
出させることにより、そのスライドバーの先端部と前記
フランジ部とで天井ボードをクランプして、器具本体を
天井ボードに簡単且つ確実に支持することができる。
【0016】次に、請求項17の発明は、天井ボードに
開口形成した埋込孔に埋め込む器具本体の周囲に天井ボ
ードの下面側に当接させるフランジ部が形成された埋込
形照明器具の取付具であって、前記埋込孔に埋め込んだ
前記器具本体をその天板部の下面側からネジ止めして固
定するブラケットの両端に、該ブラケットを前記埋込孔
の幅方向に架け渡してその埋込孔の内側から前記天井ボ
ードを挟持する一対のクランプ部が設けられ、該クラン
プ部が、前記天井ボードの上面側に当接する固定顎と、
前記天井ボードの下面側に当接する可動顎とで成ること
を特徴とする。
【0017】請求項17の発明に係る取付具は、前記ブ
ラケットを天井ボードに開口形成した埋込孔の幅方向に
架け渡して、該ブラケットの両端に設けられたクランプ
部の固定顎と可動顎で前記埋込孔の内側から天井ボード
を挟持した状態とする。そして、器具本体を埋込孔に埋
め込んで該器具本体をその天板部の下面側から前記ブラ
ケットにネジ止めして固定することにより、天井ボード
に簡単且つ確実に取付支持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
よって具体的に説明する。図1は本発明に係る埋込形照
明器具とその取付具の一例を示す斜視図、図2はその平
面図、図3は埋込形照明器具の横断面図、図4〜図6は
本発明に係る取付具の使用方法を示す平面図、図7はそ
の側面図、図8は埋込形照明器具に取り付けるスライド
バーの一例を示す斜視図である。
【0019】埋込形照明器具1は、天井ボード2に開口
形成した埋込孔3に埋め込む器具本体4の周囲に天井ボ
ード2の下面側に当接させる縁枠となるフランジ部5が
形成されている。
【0020】器具本体4は、その天板部6とフランジ部
5とを板厚の薄い鋼板で一体的にプレス成形して、埋込
孔3に埋め込んだときに天板部6がMバー32を支持す
るCチャネル材33に当らないように埋込深さ40mm
以下の薄型に成形されると共に、天板部6に複数の打抜
き孔7が穿設されて、軽量化が図られている。
【0021】そして、打抜き孔7は、器具本体4の幅方
向に細長い長円形の孔形状に成形されて、器具本体4の
長さ方向に沿って一列に並ぶように穿設されると共に、
打抜き孔7を穿設した天板部6の強度が低下して器具本
体4が撓み変形等を生じないようにするため、打抜き孔
7の周縁部8が天板部6の下面側もしくは上面側にまく
れて突出せられ、その周縁部8によって天板部6の強度
を補強する構造になっている。
【0022】更に、器具本体4の天板部6の下面側に
は、器具本体4に互いに隣接して並設する直管形蛍光灯
2灯9、9の中間に沿って取り付ける略V形の反射板1
0がネジ止めにより固定されて、その反射板10が天板
部6の強度を補強する補強材としても機能するようにな
っている。
【0023】また、器具本体4の天板部6にネジで脱着
する反射板10は、撓ませて脱着する通常タイプとは違
って、天板部6の下面に取り付けた安定器11との間に
反射板の撓みを許容する脱着用のクリアランスを確保す
る必要がなく、天板部6の下面との間にその下面に取り
付けた安定器11や配線等の電気部品を収容できる程度
の最小限の空間を形成する小型のもので足りると同時
に、天板部6に対してネジでしっかりと固定されるため
薄い鋼板で成形しても差し支えないので、その反射板1
0自体も軽量化することができる。
【0024】なお、打抜き孔7は、天板部6に取り付け
られた反射板10と重なり合う天板部6の面内に穿設さ
れて、埋込孔3に埋め込まれた器具本体4を下方から見
上げたときに反射板10の陰に隠れて見えないので、照
明器具1の見栄えを損なうおそれがない。
【0025】次に、照明器具1の取付具12は、埋込孔
3に埋め込んだ照明器具1の器具本体4をその天板部6
の下面側から取付用の化粧ネジ13、13でネジ止めし
て固定するブラケット14の両端に、該ブラケット14
を埋込孔3の幅方向に架け渡してその埋込孔3の内側か
ら天井ボード2を挟持する一対のクランプ部15R、1
5Lが設けられ、該クランプ部15R、15Lが、天井
ボード2の上面側に当接する固定顎16と、天井ボード
2の下面側に当接する可動顎17とで構成されている。
【0026】可動顎17は、ブラケット14の端部側に
垂直に固定した垂直板部18を埋込孔3の内壁を成す天
井ボード2の断面に当接させ、その垂直板部18の下端
から略水平方向に折れ曲がった水平板部19を天井ボー
ド2の下面側に引っ掛けて当接させるL形もしくはレの
字形の板バネで形成されると共に、その板バネの垂直板
部18の側端が、水平板部19と相反する方向にまくれ
た形状になっている。
【0027】ブラケット14は、その両端に形成された
クランプ部15R、15Lの固定顎16を天井ボード2
の上面に当接させて埋込孔3に埋め込まれた器具本体4
の上を跨ぐように橋架されるブリッジ形のプレートで成
り、そのプレートに器具本体4の天板部6に穿設された
位置決め用ガイド孔20に差し込むガイドピン21と、
天板部6の位置決め用ガイド孔20を挟んでその左右に
穿設されたネジ止め用ばか孔22、22に天板部6の下
面側から差し込む取付用ネジ13、13を締め止めるネ
ジ受け部23、23とが設けられると共に、強度を補強
するためにそのプレートの側端が上方に折り曲げられて
いる。
【0028】なお、器具本体4の天板部6に穿設する位
置決め用ガイド孔20とネジ止め用ばか孔22、22
は、ソケット用端板24を取り付ける器具本体4の前後
両端側に設けられており、取付具12は、これを二つ用
いて器具本体4の前後両端側を固定するようになってい
る。また、ソケット用端板24は、器具本体4の軽量化
を図るためにプラスチックで成形されている。
【0029】そして、取付具12を使用する際は、ま
ず、図4の如く、埋込孔3の上方から、クランプ部15
R、15Lの各可動顎17を天井ボード2の上面に当接
させずに、その可動顎17よりも長めに形成された各固
定顎16の片端側だけを天井ボード2の上面に当接させ
る。
【0030】この状態で、各固定顎16の全体を天井ボ
ード2の上面に当接させるようにブラケット14を矢印
Fの如く水平方向に回動させると、図5の如く、各可動
顎17を成す板バネの水平板部19が天井ボード2の下
面側に当接すると同時に、その板バネの垂直板部18が
埋込孔3の内壁を成す天井ボード2の断面に当接して、
固定顎16と可動顎17とで埋込孔3の内側から天井ボ
ード2を挟持し、取付具12がブラケット14を埋込孔
3の幅方向と並行にして天井ボード2に取付支持された
状態となる。なお、可動顎17を成す板バネの垂直板部
18の側端が、水平板部19と相反する方向にまくれた
形状になっていれば、ブラケット14を矢印F方向に円
滑に回動させることができると同時に、水平板部19を
天井ボード2の下面側に案内して円滑に当接させるガイ
ドとして機能する。
【0031】次に、天井ボード2に取り付けた図5の取
付具12を矢印Mの方向にスライドさせて、ブラケット
14を埋込孔3の幅方向と平行する該埋込孔3の内壁に
近づけたときに、図6の如く、その埋込孔3の内壁を成
す天井ボード2の断面にブラケット14の両端に設けた
クランプ部15R、15Lの側端が当接して、該ブラケ
ット14に設けたガイドピン21とネジ受け部23、2
3が、器具本体4の天板部6に設けた位置決め用ガイド
孔20とネジ止め用ばか孔22、22との対応位置に自
動的に位置決めされる。
【0032】つまり、取付具12は、ブラケット14の
両端に形成したクランプ部15R、15Lによって天井
ボード2にワンタッチで取り付けることができると同時
に、ブラケット14を埋込孔3の幅方向と平行する該埋
込孔3の内壁に近づけると、その埋込孔3の内壁を成す
天井ボード2の断面にクランプ部15R、15Lの側端
(可動顎17を形成する板バネの側端)が当接してブラ
ケット14が移動不能となる位置で、そのブラケット1
4に設けられたガイドピン21とネジ受け部23、23
が、埋込孔3に埋め込む器具本体4の天板部6に設けら
れた位置決め用ガイド孔20とネジ止め用ばか孔22、
22に夫々位置合わせされるように構成されているの
で、照明器具1の設置工事を簡易迅速化することができ
る。
【0033】また、クランプ部15R,15Lの可動顎
17が、埋込孔3の内側から天井ボード2の断面と下面
に対して夫々垂直板部18と水平板部19を当接させる
L形もしくはレの字形の板バネで形成されていれば、埋
込孔3への器具本体4の埋め込みを妨げるような障害物
とはならず、また、天井ボード2の下面側に当接させる
器具本体4のフランジ部5にすっぽり納めることができ
るので、そのフランジ部5と天井ボード2の下面との間
に隙間を生じさせるような障害物となることもない。
【0034】なお、器具本体4のフランジ部5は、器具
本体4の天板部6を天井ボード2に取り付けられた取付
具12にネジ止めすることにより、天井ボード2の下面
に密着するように圧し当てられて、そのフランジ部5
と、天井ボード2の上面に圧し当てられる取付具12の
固定顎16とで天井ボード2を挟持した状態となり、そ
れによって器具本体4が天井ボード2にしっかりと取付
支持される。
【0035】ただし、軽量化を図るために板厚の薄い鋼
板で成形した器具本体4は、その前後両端側を取付具1
2で天井ボード2に支持したときに、中央部側が安定器
11等の重みで下方に撓んで、天井ボード2の下面に当
接させるフランジ部5がその下面から浮いて見栄えの悪
い隙間を生ずるおそれがある。また、天井施工時に生じ
た天井ボード2の歪みによって、その天井ボード2とフ
ランジ部5との間に隙間が生ずることもある。
【0036】そこで、器具本体4の中央部に、その器具
本体4を天井ボード2に支持する左右一対のスライドバ
ー25R、25Lが設けられている。このスライドバー
25R、25Lは、器具本体4の天板部6に取り付けら
れて、該天板部6の上面に沿って器具本体4の幅方向に
直線的にスライドして先端部26を器具本体4のフラン
ジ部5の上方へ進出させ、その先端部26が、該先端部
26を可動顎とし、フランジ部5を固定顎として、その
間に天井ボード2をクランプできる形状及びサイズに成
形されると共に、天井ボード2の厚さに応じたサイズを
有するものと交換可能なように着脱自在に構成されてい
る。
【0037】また、スライドバー25R、25Lは、そ
の下面に突設したガイドピン27を天板部6に穿設され
たガイド孔28夫々に差し込んで器具本体4の幅方向に
スライド自在に取り付けられると共に、ガイド孔28か
ら天板部6の下面側に突出するガイドピン27の先端部
に、そのガイドピン27のガイド孔28からの抜出しを
防止するストッパと、スライドバー25R、25Lをス
ライドさせるための操作子とを兼ねる摘み29が設けら
れて、埋込孔3に埋め込んだ器具本体4の下方側から指
先で簡単にスライドさせてフランジ部5の上方へ確実に
進出させることができるようになっている。
【0038】これにより、埋込孔3に埋め込んだ器具本
体4は、その前後両端が夫々取付具12、12によって
天井ボード2に取付支持されると共に、その中央部が左
右一対のスライドバー25R、25Lによって天井ボー
ド2に支持されるので、安定器11等の重みで器具本体
4の中央部が撓んだり、あるいは天井ボード2が歪んだ
りして、器具本体4のフランジ部5と天井ボード2の下
面との間に目障りな隙間が生ずるおそれがなくなる。
【0039】なお、左右一対のスライドバー25R、2
5Lを器具本体4の中央部のみならずその前後両端側に
も配設して、器具本体4の撓み変形を確実に防止するよ
うにしてもよい。また、スライドバー25R、25Lが
左右一対ずつ器具本体4の長さ方向に沿って一定の間隔
で配設されていれば、取付具12を使用せずに、それら
スライドバー25R、25Lのみで器具本体4を天井ボ
ード2に取付支持することも可能である。
【0040】ただし、天井ボード2は、石膏を用いた天
井下地材30と天井仕上材31とを張り合わせて成るも
のが一般的であるが、その厚さが数種類あって、比較的
薄いものは照明器具1の重みで撓みを生じ、それにより
取付具12やスライドバー25R、25Lが天井ボード
2から外れて、照明器具1が落下するおそれがないとは
言えない。
【0041】そこで、器具本体4の天板部6に、その器
具本体4を天井ボード2の上面に配設されたMバー32
に繋ぎ止める落下防止用吊具34が取り付けられてい
る。
【0042】この落下防止用吊具34は、例えば片端を
器具本体4の天板部6に取り付けた吊紐35もしくはチ
ェーン等の他端に、Mバー32に掛け止める吊金具36
を設けた構成になっている。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、埋込形照明器具の器具
本体を天井ボードに簡単且つ確実に取付支持することが
できると同時に、器具本体の強度を低下させることなく
器具本体を薄型軽量化することができるという大変優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る埋込形照明器具とその取付具の一
例を示す斜視図
【図2】図1に示す埋込形照明器具と取付具の平面図
【図3】図1に示す埋込形照明器具の横断面図
【図4】本発明に係る取付具の使用方法を示す平面図
【図5】本発明に係る取付具の使用方法を示す平面図
【図6】本発明に係る取付具の使用方法を示す平面図
【図7】本発明に係る取付具の使用方法を示す側面図
【図8】本発明に係る埋込形照明器具のスライドバーの
一例を示す斜視図
【図9】従来の埋込形照明器具とその取付方法を示す図
【図10】従来の埋込形照明器具を示す平面図
【図11】図10に示す埋込形照明器具の側面図
【図12】従来の埋込形照明器具を示す断面図
【符号の説明】
1………………埋込形照明器具 2………………天井ボード 3………………埋込孔 4………………器具本体 5………………フランジ部 6………………天板部 7………………打抜き孔 8………………打抜き孔の周縁部 10………………反射板 11………………安定器 12………………取付具 13………………取付用ネジ 14………………ブラケット 15R、15L…クランプ部 16………………固定顎 17………………可動顎 18………………垂直板部 19………………水平板部 20………………位置決め用ガイド孔 21………………ガイドピン 22………………ネジ止め用ばか孔 23………………ネジ受け部 25R、25L…スライドバー 26………………スライドバーの先端部 27………………ガイドピン 28………………ガイド孔 29………………摘み 34………………落下防止用吊具

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井ボードに開口形成した埋込孔に埋め込
    む器具本体の周囲に天井ボードの下面側に当接させるフ
    ランジ部が形成された埋込形照明器具において、器具本
    体(4)の天板部(6)の下面に取り付ける反射板(1
    0)が、その天板部(6)に対してネジ止めにより固定
    され、その天板部(6)の前記反射板と重なり合う面内
    に複数の打抜き孔(7)が穿設されていることを特徴と
    する埋込形照明器具。
  2. 【請求項2】前記打抜き孔(7)の周縁部(8)が前記
    天板部(6)の下面側又は上面側にまくれて突出せられ
    ている請求項1記載の埋込形照明器具。
  3. 【請求項3】前記反射板(10)が、前記器具本体
    (4)に互いに隣接して並設する直管形蛍光灯2灯の中
    間に沿って前記天板部(6)の下面に取り付けられる略
    V形の反射板である請求項1又は2記載の埋込形照明器
    具。
  4. 【請求項4】前記打抜き孔(7)が、前記器具本体
    (4)の長さ方向に沿って一列に並ぶように穿設される
    と共に、各々の孔形状が前記器具本体(4)の幅方向に
    細長い形状に成形されている請求項1、2又は3記載の
    埋込形照明器具。
  5. 【請求項5】前記器具本体(4)の天板部(6)に、該
    天板部(6)の上面に沿って前記器具本体(4)の幅方
    向に直線的にスライドして先端部(26)を前記フラン
    ジ部(5)の上方へ進出させる複数のスライドバー(2
    5R、25L)が取り付けられ、該スライドバー(25
    R、25L)の先端部(26)が、該先端部(26)を
    可動顎とし、前記フランジ部(5)を固定顎として、そ
    の間に前記天井ボード(2)をクランプできる形状及び
    サイズに成形されている請求項1、2、3又は4記載の
    埋込形照明器具。
  6. 【請求項6】前記スライドバー(25R、25L)の先
    端部(26)が、前記天井ボード(2)の厚さに応じた
    サイズを有するものと交換可能なように着脱自在に構成
    されている請求項5記載の埋込形照明器具。
  7. 【請求項7】前記スライドバー(25R、25L)が、
    その下面に突設したガイドピン(27)を前記器具本体
    (4)の天板部(6)に穿設されたガイド孔(28R、
    28L)に差し込んで前記器具本体(4)の幅方向にス
    ライド自在に取り付けられると共に、前記ガイド孔(2
    8R、28L)から前記器具本体(4)の天板部(6)
    の下面側に突出する前記ガイドピン(27)の先端部
    に、該ガイドピンの抜出し防止用ストッパと前記スライ
    ドバーの操作子とを兼ねる摘み(29)が設けられてい
    る請求項5又は6記載の埋込形照明器具。
  8. 【請求項8】前記スライドバー(25R、25L)が、
    少なくとも前記器具本体(4)の中央部に左右一対配設
    されている請求項5、6又は7記載の埋込形照明器具。
  9. 【請求項9】前記スライドバー(25R、25L)が、
    左右一対ずつ前記器具本体(4)の長さ方向に沿って一
    定の間隔で配設されている請求項5、6、7又は8記載
    の埋込形照明器具。
  10. 【請求項10】前記器具本体(4)の天板部(6)に、
    該器具本体(4)を前記天井ボード(2)の上面に配設
    されたMバーに繋ぎ止める落下防止用吊具(34)が取
    り付けられている請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9記載の埋込形照明器具。
  11. 【請求項11】天井ボードに開口形成した埋込孔に埋め
    込む器具本体の周囲に天井ボードの下面側に当接させる
    フランジ部が形成された埋込形照明器具において、前記
    器具本体(4)の天板部(6)に、該天板部(6)の上
    面に沿って前記器具本体(4)の幅方向に直線的にスラ
    イドして先端部(26)を前記フランジ部(5)の上方
    へ進出させる複数のスライドバー(25R、25L)が
    取り付けられ、該スライドバー(25R、25L)の先
    端部(26)が、該先端部(26)を可動顎とし、前記
    フランジ部(5)を固定顎として、その間に前記天井ボ
    ード(2)をクランプできる形状及びサイズに成形され
    ていることを特徴とする埋込形照明器具。
  12. 【請求項12】前記スライドバー(25R、25L)の
    先端部(26)が、前記天井ボード(2)の厚さに応じ
    たサイズを有するものと交換可能なように着脱自在に構
    成されている請求項11記載の埋込形照明器具。
  13. 【請求項13】前記スライドバー(25R、25L)
    が、その下面に突設したガイドピン(27)を前記器具
    本体(4)の天板部(6)に穿設されたガイド孔(28
    R、28L)に差し込んで前記器具本体(4)の幅方向
    にスライド自在に取り付けられると共に、前記ガイド孔
    (28R、28L)から前記器具本体(4)の天板部
    (6)の下面側に突出する前記ガイドピン(27)の先
    端部に、該ガイドピンの抜出し防止用ストッパと前記ス
    ライドバーの操作子とを兼ねる摘み(29)が設けられ
    ている請求項11又は12記載の埋込形照明器具。
  14. 【請求項14】前記スライドバー(25R、25L)
    が、少なくとも前記器具本体(4)の中央部に左右一対
    配設されている請求項11、12又は13記載の埋込形
    照明器具。
  15. 【請求項15】前記スライドバー(25R、25L)
    が、左右一対ずつ前記器具本体(4)の長さ方向に沿っ
    て一定の間隔で配設されている請求項11、12、13
    又は14記載の埋込形照明器具。
  16. 【請求項16】前記器具本体(4)の天板部(6)に、
    該器具本体(4)を前記天井ボード(2)の上面に配設
    されたMバーに繋ぎ止める落下防止用吊具(34)が取
    り付けられている請求項11、12、13、14又は1
    5記載の埋込形照明器具。
  17. 【請求項17】天井ボードに開口形成した埋込孔に埋め
    込む器具本体の周囲に天井ボードの下面側に当接させる
    フランジ部が形成された埋込形照明器具の取付具であっ
    て、前記埋込孔(3)に埋め込んだ前記器具本体(4)
    をその天板部(6)の下面側からネジ止めして固定する
    ブラケット(14)の両端に、該ブラケット(14)を
    前記埋込孔(3)の幅方向に架け渡してその埋込孔
    (3)の内側から前記天井ボード(2)を挟持する一対
    のクランプ部(15R、15L)が設けられ、該クラン
    プ部(15R、15L)が、前記天井ボード(2)の上
    面側に当接する固定顎(16)と、前記天井ボード
    (2)の下面側に当接する可動顎(17)とで成ること
    を特徴とする埋込形照明器具の取付具。
  18. 【請求項18】前記可動顎(17)が、前記ブラケット
    (14)の端部側に固定した垂直板部(18)を前記埋
    込孔(3)の内壁を成す前記天井ボード(2)の断面に
    当接させ、水平板部(19)を前記天井ボード(2)の
    下面側に当接させるL形もしくはレの字形の板バネで形
    成されている請求項17記載の取付具。
  19. 【請求項19】前記可動顎(17)を成す板バネの垂直
    板部(18)の側端が、水平板部(19)と相反する方
    向にまくれた形状になっている請求項18記載の取付
    具。
  20. 【請求項20】前記ブラケット(14)に、前記器具本
    体(4)の天板部(6)に穿設された位置決め用ガイド
    孔(20)に差し込むガイドピン(21)と、前記天板
    部(6)に穿設されたネジ止め用ばか孔(22、22)
    にその天板部(6)の下面側から差し込む取付用ネジ
    (13、13)を締め止めるネジ受け部(23、23)
    とが設けられている請求項17、18又は19記載の取
    付具。
  21. 【請求項21】前記ブラケット(14)を前記埋込孔
    (3)の幅方向と平行する該埋込孔(3)の内壁に近づ
    けたときに、その埋込孔(3)の内壁を成す前記天井ボ
    ード(2)の断面に前記クランプ部(15R、15L)
    の側端が当接して前記ブラケット(14)が移動不能と
    なる位置で、そのブラケット(14)に設けられた前記
    ガイドピン(21)と前記ネジ受け部(23、23)
    が、前記埋込孔(3)に埋め込む前記器具本体(4)の
    天板部(6)に設けられた前記位置決め用ガイド孔(2
    0)と前記ネジ止め用ばか孔(22、22)に夫々位置
    合わせされるように構成されている請求項20記載の取
    付具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012151073A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Panasonic Corp 照明器具
KR101757543B1 (ko) 2015-09-07 2017-07-13 오병서 천장등 고정방법 및 그 구조
JP2018119334A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 未来工業株式会社 貫通孔隠しカバー装置及び下地材構成部材
KR102305008B1 (ko) * 2020-04-08 2021-09-27 주식회사 신성씨앤씨 Led등 고정 구조체

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