JP2002284981A - 導電性組成物およびそれを用いた導電性ロール - Google Patents

導電性組成物およびそれを用いた導電性ロール

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JP2002284981A
JP2002284981A JP2001083361A JP2001083361A JP2002284981A JP 2002284981 A JP2002284981 A JP 2002284981A JP 2001083361 A JP2001083361 A JP 2001083361A JP 2001083361 A JP2001083361 A JP 2001083361A JP 2002284981 A JP2002284981 A JP 2002284981A
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conductive
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block copolymer
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JP2001083361A
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Shoji Arimura
昭二 有村
Hirobumi Okuda
博文 奥田
Kazuhiro Takeda
一宏 武田
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー帯電性能に優れ、しかも感光体の汚染が
少ない導電性組成物およびそれを用いた導電性ロールを
提供する。 【解決手段】下記の(A)〜(D)を必須成分とする導
電性組成物である。 (A)ポリウレタンエラストマー。 (B)分子構造中にアゾ基をもつシリコーンポリマー
(a)から誘導される構造単位と、アクリル系モノマー
(b)から誘導される構造単位とを構成成分とするブロ
ック共重合体。 (C)導電剤。 (D)架橋剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性組成物およ
びそれを用いた導電性ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンター、ファクシミリ等の
電子写真装置に用いられる導電性ロールとしては、現像
ロール、帯電ロール、転写ロール等があげられる。この
導電性ロールの一例としては、軸体の外周面に最内層が
形成され、その外周面に中間層が形成され、さらにその
外周面に表層が形成された3層構造のものがあげられ
る。そして、特許第3090039号公報には、熱可塑
性ポリウレタンエラストマー(TPU)にシリコーング
ラフトアクリルポリマーを少量添加してなる導電性組成
物を用いて表層を形成した導電性ロールが記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記表
層用材料に用いられるTPUとシリコーングラフトアク
リルポリマーとは相溶性に劣るため海−島構造となって
おり、島となるシリコーングラフトアクリルポリマーが
大きすぎるため、トナー帯電性能にむらが生じるという
難点がある。この場合、トナー帯電性能の向上を図るべ
く、シリコーングラフトアクリルポリマーを大量に添加
すると、TPUとシリコーングラフトアクリルポリマー
とが分離することになる。したがって、シリコーングラ
フトアクリルポリマーは少量しか添加することができ
ず、トナー帯電性能の向上を充分に図ることができな
い。そのため、高画質画像で画質が粗くなったり、トナ
ーフィルミングが発生する等の問題がある。また、上記
シリコーングラフトアクリルポリマーは、重合の際に、
アクリル系モノマーやシリコーン成分の残分があるた
め、感光体を汚染するという難点もある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、トナー帯電性能に優れ、しかも感光体の汚染が
少ない導電性組成物およびそれを用いた導電性ロールの
提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、下記の(A)〜(D)を必須成分とす
る導電性組成物を第1の要旨とする。 (A)ポリウレタンエラストマー。 (B)分子構造中にアゾ基をもつシリコーンポリマー
(a)から誘導される構造単位と、アクリル系モノマー
(b)から誘導される構造単位とを構成成分とするブロ
ック共重合体。 (C)導電剤。 (D)架橋剤。
【0006】また、本発明は、軸体の外周面に少なくと
も一つの層が形成されてなる導電性ロールであって、そ
の表層が上記導電性組成物を用いて形成されている導電
性ロールを第2の要旨とする。
【0007】すなわち、本発明者らは、トナー帯電性能
に優れ、しかも感光体の汚染が少ない導電性ロールを得
るべく、表層用材料である導電性組成物を中心に鋭意研
究を重ねた。そして、従来のシリコーングラフトアクリ
ルポリマーに代えて、特定のブロック共重合体を用いる
と、ブロック共重合体とポリウレタンエラストマーとの
相溶性が向上するため、島となるブロック共重合体が小
さくなり、ポリウレタンエラストマーに均一に分散し、
ブロック共重合体の少量添加でも優れたトナー帯電性能
が得られるとともに、ブロック共重合体の大量添加も可
能となることを突き止めた。また、アゾ開始剤をもつマ
クロモノマーを使用して特定のブロック共重合体を重合
すると、重合の際にアクリル系モノマーやシリコーン成
分の残分がないため、感光体の汚染が少なくなることを
突き止めた。その結果、上記ポリウレタンエラストマー
(A成分)と、特定のブロック共重合体(B成分)と、
導電剤(C成分)と、架橋剤(D成分)とを必須成分と
する導電性組成物を用いて表層を形成してなる導電性ロ
ールを用いると、所期の目的が達成できることを見出
し、本発明に到達した。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0009】本発明の導電性組成物は、ポリウレタンエ
ラストマー(A成分)と、特定のブロック共重合体(B
成分)と、導電剤(C成分)と、架橋剤(D成分)とを
用いて得ることができる。
【0010】上記ポリウレタンエラストマー(A成分)
としては、特に限定はないが、熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマー(TPU)や混練型(ミラブル)ポリウレタ
ンエラストマーが好適に用いられる。上記TPUとして
は、例えば、ポリオキシテトラメチレングリコール(P
TMG)系,ポリプロピレングリコール(PPG)系等
のポリエーテル系、カプロラクトン系、アジペート系等
のポリエステル系、ポリカーボネート系等の各種のもの
が使用可能であり、なかでも、摩擦係数が低い、溶剤可
溶性である等の点で、PTMG系やアジペート系のもの
が好ましい。
【0011】上記ミラブルポリウレタンエラストマー
は、ポリエーテルポリオールもしくはポリエステルポリ
オールと、ジイソシアネートとを略等量比で反応させて
得られるヒドロキシルプレポリマーであり、通常のゴム
と同様に、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー等に
よる練りが可能で、硫黄や有機過酸化物等の架橋剤を用
いて架橋することにより、イソシアネート架橋の場合と
同様の耐摩耗性、耐圧縮永久歪み性に優れた架橋化合物
を与えることができるものである。上記ミラブルポリウ
レタンエラストマーには、ポリエーテルポリオールを原
料とするエーテル系と、ポリエステルポリオールを原料
とするエステル系がある。上記ポリエーテルポリオール
としては、例えば、ポリプロピレングリコール(PP
G)系ポリオールまたはこれのエチレンオキサイド変性
物,アミン変性物、さらにはポリオキシテトラメチレン
グリコール(PTMG)等があげられる。また、上記ポ
リエステルポリオールとしては、例えば、アジピン酸,
イソフタル酸,テレフタル酸等のジカルボン酸と、エチ
レングリコール,プロピレングリコール,ジエチレング
リコール,ブチレングリコール,1,6−ヘキサンジオ
ール,トリメチロールプロパン,ネオペンチルグリコー
ル等のポリオールとの縮合反応生成物や、ポリカプロラ
クトンポリオール、ポリカーボネートポリオール等があ
げられる。また、上記ポリエーテルポリオールもくしは
ポリエステルポリオールと反応させるイソシアネートと
しては、例えば、1,4−テトラメチレンジイソシアネ
ート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、リジンイソシアネート等の脂肪族系ジイソシアネ
ートや、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、水
添キシリレンジイソシアネート、水添4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート等の脂環状系ジイソシアネ
ートや、キシリレンジイソシアネート(XDI)、トリ
レンジイソシアネート(TDI)、4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート(MDI)、トリジンジイソ
シアネート(TODI)、p−フェニレンジイソシアネ
ート、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)
等の芳香族系ジイソシアネート等があげられる。
【0012】上記ポリウレタンエラストマー(A成分)
とともに用いられる特定のブロック共重合体(B成分)
は、分子構造中にアゾ基をもつシリコーンポリマー(以
下「アゾ基含有シリコーンポリマー」という)(a)か
ら誘導される構造単位と、アクリル系モノマー(b)か
ら誘導される構造単位とを構成成分とするものである。
上記アゾ基含有シリコーンポリマー(a)としては、特
に限定するものではなく、例えば、下記の一般式(1)
で表されるものがあげられる。
【0013】
【化1】
【0014】上記一般式(1)において、R1 〜R3
表される低級アルキル基としては、例えば、炭素数1〜
6のアルキル基があげられ、これらは直鎖状、分枝状ま
たは環状のいずれでもあってもよい。具体的には、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、tert- ブチル基、sec-ブチ
ル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル
基、tert- ペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、
1,1−ジメチルブチル基、1−メチルペンチル基、n
−ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロプロピル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基等があげられる。ま
た、A1 で表される酸素原子を有していてもよい低級ア
ルキレン基としては、例えば、炭素数1〜6のアルキレ
ン基があげられ、これらは直鎖状または分枝状のいずれ
でもあってもよく、また、酸素原子を介している場合に
は、上記低級アルキレン基の末端または鎖中の任意の位
置に−O−基を1個以上、好ましくは1〜5個、より好
ましくは1〜3個有しているものがあげられる。具体的
には、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、2−メチルプロピレン基、ペンチレン基、2,2
−ジメチルプロピレン基、2−エチルプロピレン基、ヘ
キシレン基、−O−CH2 −基、−O−CH2CH2
基、−CH2 −O−CH2 −基、−CH2 CH2 −O−
CH2 −基、−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −基、
−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −O−CH2 CH2
−基等があげられる。さらに、A2 で表される酸素原子
および芳香環の少なくとも一方を有していてもよい低級
アルキレン基としては、例えば、炭素数1〜10のアル
キレン基があげられ、これらは直鎖状、分枝状または環
状のいずれであってもよく、また、酸素原子を有してい
る場合には、上記低級アルキレン基の末端または鎖中の
任意の位置に−O−基を1個以上、好ましくは1〜5
個、より好ましくは1〜3個有しているものがあげら
れ、さらに芳香環を有している場合には、上記低級アル
キレン基の末端または鎖中の任意の位置に、例えば、フ
ェニレン基、ジフェニレン基等の芳香環を有しているも
のがあげられる。具体的には、メチレン基、エチレン
基、プロピレン基、ブチレン基、2−メチルプロピレン
基、ペンチレン基、2,2−ジメチルプロピレン基、2
−エチルプロピレン基、ヘキシレン基、シクロプロピレ
ン基、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基、−C
2 −C6 4 −基、o−キシレン−α,α′−ジイル
基、−O−CH2 −基、−O−CH2 CH2 −基、−C
2 −O−CH2 −基、−CH 2 CH2 −O−CH2
基、−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −基、−CH2
CH2 −O−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −基、−
CH2 −O−C6 4 −基等があげられる。
【0015】上記アゾ基含有シリコーンポリマー(a)
の平均分子量としては、平均分子量が小さすぎると、必
然的にアゾ基の数が少ないものが多く存在することにな
り、ブロック共重合体(B成分)の生成効率が低下して
本来の機能を示さなくなり、逆に平均分子量が大きすぎ
ると、ブロック共重合体(B成分)の製造に時間を要す
るばかりでなく、化合物の溶媒に対する溶解性が低下
し、溶液の粘性も増加するため低濃度で共重合反応を行
う必要があり、アクリル系モノマー(b)との重合率が
低下する等の欠点を生じるため、数平均分子量として、
通常、3000〜20万、好ましくは8000〜15万
の範囲のものが用いられる。
【0016】上記アゾ基含有シリコーンポリマー(a)
は、例えば、特開平4−372675号公報に記載の方
法に従って容易に製造することができる。すなわち、下
記の一般式(2)で表されるポリシロキサンセグメント
を有するジアミンまたはジオール化合物と、下記の一般
式(3)で表されるアゾ基含有二塩基酸ジハライドとを
適当な溶媒中、塩基性触媒の存在下で反応させることに
より得ることができる。
【0017】
【化2】
【0018】
【化3】
【0019】上記一般式(3)において、Xで表される
ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、沃素等が
あげられる。
【0020】また、上記アゾ基含有シリコーンポリマー
(a)は、例えば、特開平6−93100号公報、特開
平6−322089号公報等に記載の方法に従って製造
することもできる。すなわち、上記一般式(2)で表さ
れるポリシロキサンセグメントを有するジアミンまたは
ジオール化合物と、下記の一般式(4)で表されるアゾ
基含有二塩基酸とを適当な溶媒中、塩基性触媒の存在
下、脱水剤を用いて反応させることによっても得ること
ができる。
【0021】
【化4】
【0022】上記塩基性触媒としては、例えば、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン、ピペリジン、ピリジン、4−ジメチル
アミノピリジン、1,5−ジアザシクロ[4.3.0]
ノナ−5−エン、1,8−ジアザシクロ[5.4.0]
ウンデカ−7−エン、トリ−n−ブチルアミン、N−メ
チルモルホリン等の有機アミン類、水素化ナトリウム等
の金属水素化物類、n−ブチルリチウム、tert- ブチル
リチウム等の塩基性アルカリ金属化合物類等があげられ
る。
【0023】本発明において、上記アクリル系モノマー
(b)とは、アクリル酸およびその誘導体のみならず、
メタクリル酸およびその誘導体も含める趣旨である。こ
のようなアクリル系モノマー(b)としては、例えば、
アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n
−ブチル(n−BA)、アクリル酸イソブチル(i−B
A)、アクリル酸sec−ブチル、アクリル酸tert
−ブチル、アクリル酸2,2−ジメチルプロピル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸−2−tert−ブ
チルフェニル、アクリル酸2−ナフチル、アクリル酸フ
ェニル、アクリル酸4−メトキシフェニル、アクリル酸
2−メトキシカルボニルフェニル、アクリル酸2−エト
キシカルボニルフェニル、アクリル酸2−クロロフェニ
ル、アクリル酸4−クロロフェニル、アクリル酸ベンジ
ル、アクリル酸2−シアノベンジル、アクリル酸4−シ
アノフェニル、アクリル酸p−トリル、アクリル酸イソ
ノニル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸
2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシブ
チル、アクリル酸2−シアノエチル、アクリル酸3−オ
キサブチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル(MM
A)、メタクリル酸エチル(EMA)、メタクリル酸オ
クチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル(n−BMA)、メタクリル酸イソブチル(i−
BMA)、メタクリル酸sec−ブチル、メタクリル酸
tert−ブチル、メタクリル酸2,2−ジメチルプロ
ピル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸−2
−tert−ブチルフェニル、メタクリル酸2−ナフチ
ル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸4−メトキシ
フェニル、メタクリル酸2−メトキシカルボニルフェニ
ル、メタクリル酸2−エトキシカルボニルフェニル、メ
タクリル酸2−クロロフェニル、メタクリル酸4−クロ
ロフェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−
シアノベンジル、メタクリル酸4−シアノフェニル、メ
タクリル酸p−トリル、メタクリル酸イソノニル、メタ
クリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシブチル、
メタクリル酸2−シアノエチル、メタクリル酸3−オキ
サブチル、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメト
キシシラン、アクリルアミド(AA)、ブチルアクリル
アミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ピペリジル
アクリルアミド、メタクリルアミド、4−カルボキシフ
ェニルメタクリルアミド、4−メトキシカルボキシフェ
ニルメタクリルアミド、メチルクロロアクリレート、エ
チル−α−クロロアクリレート、プロピル−α−クロロ
アクリレート、イソプロピル−α−クロロアクリレー
ト、メチル−α−フルオロアクリレート、ブチル−α−
ブトキシカルボニルメタクリレート、ブチル−α−シア
ノアクリレート、メチル−α−フェニルアクリレート、
イソボニルアクリレート、イソボニルメタクリレート、
ジエチルアミノエチルメタクリレート等があげられる。
そして、これらアクリル系モノマーの1種が重合または
2種以上が共重合することにより、上記アクリル系モノ
マーから誘導される構造単位が構成される。
【0024】そして、上記アゾ基含有シリコーンポリマ
ー(a)から誘導される構造単位と、アクリル系モノマ
ー(b)から誘導される構造単位とを構成成分とするブ
ロック共重合体(B成分)は、例えば、前記一般式
(1)で表されるアゾ基含有シリコーンポリマー(a)
を重合開始剤とし、前記アクリル系モノマー(b)を重
合させることにより得ることができる。
【0025】上記アゾ基含有シリコーンポリマー(a)
とアクリル系モノマー(b)との重量配合比は、a/b
=10/90〜60/40の範囲が好ましく、特に好ま
しくはa/b=20/80〜30/70である。すなわ
ち、アゾ基含有シリコーンポリマー(a)が10未満で
ある〔アクリル系モノマー(b)が90を超える〕と、
アクリル系モノマー(b)の含有量が相対的に増加しす
ぎて、シリコーンのもつ低表面エネルギー性、トナー帯
電性が減少し、逆に、アゾ基含有シリコーンポリマー
(a)が60を超える〔アクリル系モノマー(b)が4
0未満である〕と、アクリル系モノマー(b)の含有量
が相対的に減少しすぎて、アクリルのもつ強度、除電性
が減少しすぎるおそれがあるからである。
【0026】上記重合法としては、特に限定するもので
はなく、例えば、溶液重合法、バルク重合法、懸濁重合
法、乳化重合法等があげられる。また、重合温度は、特
に限定されるものではないが、低すぎるとアゾ基の分解
が少ないため重合の進行が遅くなり、高すぎるとアゾ基
の分解が多くなり重合の制御が困難となるため、通常、
20〜150℃、好ましくは60〜130℃の範囲から
適宜選択される。重合時間は、重合温度や、重合に用い
るアゾ基含有シリコーンポリマー(a)およびアクリル
系モノマー(b)の種類や濃度等により異なるが、通
常、3〜100時間、好ましくは5〜10時間である。
なお、重合反応を行う際に、必要に応じて連鎖移動剤を
添加し、分子量の調整を行ってもよい。上記連鎖移動剤
としては、例えば、ラウリルメルカプタン、オクチルメ
ルカプタン、ブチルメルカプタン、2−メチルカプトエ
タノール、チオグリコール酸ブチル等があげられる。
【0027】このようにして得られる特定のブロック共
重合体(B成分)は、数平均分子量(Mn)が10,0
00〜100,000の範囲に設定されていることが好
ましく、特に好ましくは20,000〜70,000で
ある。また、重量平均分子量(Mw)は10,000〜
300,000の範囲に設定されていることが好まし
く、特に好ましくは20,000〜100,000であ
る。
【0028】また、上記特定のブロック共重合体(B成
分)におけるアクリル系ポリマー部分のガラス転移温度
(Tg)は、−15〜60℃の範囲に設定することが好
ましく、特に好ましくは−15〜40℃である。すなわ
ち、上記アクリル系ポリマー部分のガラス転移温度が−
15℃未満であると、粘着性や摩擦係数が大きくなるた
めトナーフィルミングが生じ、複写画像が悪くなり、逆
に60℃を越えると、ブロック共重合体(B成分)が硬
くなりすぎ、スタート時にロールが円滑に回転しなかっ
たり、クリック音が発生する等の問題が生じるからであ
る。
【0029】上記アクリル系ポリマー部分のガラス転移
温度(Tg)の設定は、下記のFox式に従い、各アク
リル系モノマーの重量比率を設定することにより行うこ
とができる。なお、上記ガラス転移温度(Tg)は、D
SC(示差走査熱量測定)または動的粘弾性のtanδ
ピークにより測定することができる。
【0030】
【数1】1/Tg=(W1 /Tg1 )+(W2 /T
2 )+…+(Wm /Tgm ) W1 +W2 +…+Wm =1 〔式中、Tgはアクリル系ポリマー部分のガラス転移温
度を表し、Tg1 ,Tg 2 ,…,Tgm は各アクリル系
モノマーのガラス転移温度を表す。また、W1 ,W2
…,Wm は各アクリル系モノマーの重量比率を表す。〕
【0031】なお、上記特定のブロック共重合体(B成
分)は、構成成分としてさらにイオン性セグメントを有
するものが好ましい。上記イオン性セグメントとして
は、例えば、スルホン酸基、カルボキシル基および第三
級アミノ基またはこれらの塩が用いられる。
【0032】上記特定のブロック共重合体(B成分)に
イオン性セグメントを導入するためには、イオン性セグ
メントを有するイオン性化合物が用いられる。また、上
記イオン性セグメントが塩を示す場合は、イオン性セグ
メントの導入前または導入後に、スルホン酸基、カルボ
キシル基を各種塩基で中和したり、第三級アミノ基に各
種の酸を付加するか、もしくは第三級アミノ基を各種の
ハロゲン化物やスルホン酸エステル等で第四級アンモニ
ウム塩に変換することができる。
【0033】上記スルホン基を有するイオン性化合物と
しては、例えば、スチレンスルホン酸等のベンゼンスル
ホン酸化合物、スルホエチルメタクリレート、メタクリ
ルスルホン酸等またはこれらのアルカリ金属塩(ナトリ
ウム塩,カリウム塩等),アンモニウム塩等があげられ
る。
【0034】上記カルボキシル基を有するイオン性化合
物としては、例えば、メタクリル酸、アクリル酸、ビニ
ルスルホン酸等またはこれらのアルカリ金属塩(ナトリ
ウム塩,カリウム塩等),アンモニウム塩等があげられ
る。
【0035】上記第三級アミノ基を有するイオン性化合
物としては、例えば、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート等またはこれらの塩酸,臭酸,硫酸,リン酸等の鉱
酸や各種有機酸の付加塩等があげられる。
【0036】上記第四級アンモニウム塩は、塩化メチ
ル,塩化エチル,塩化プロピル,塩化ブチル,塩化ヘキ
シル,塩化ドデシル,塩化ヘキサデシル,塩化オクタデ
シル,クロロシクロヘキサン,クロロベンゼン,クロロ
トルエン,塩化ベンジル等、あるいはこれらの臭化物,
沃化物等のハロゲン化物や、メタンスルホン酸メチル,
ベンゼンスルホン酸メチル,p−トルエンスルホン酸メ
チル,アセトンジスルホン酸ジメチル等、あるいはこれ
らのエチルエステル,プロピルエステル,ブチルエステ
ル,ヘキシルエステル,ヘプチルエステル,オクチルエ
ステル,2−メトキシエチルエステル,フェニルエステ
ル等のスルホン酸エステル等で、上記第三級アミノ基を
四級化することにより得られる。もちろん、第一級アミ
ン,第二級アミン等の別の含窒素化合物から公知の方法
により第四級アンモウニム塩を得ることもできる。上記
第四級アンモニウム塩としては、具体的には、ジメチル
アミノエチルメタクリレートの塩化メチル,ジメチル硫
酸,塩化ベンジル等による第四級アンモニウム塩、第四
級アンモニウム塩基含有アクリレート共重合体、第四級
アンモニウム塩基含有メタクリレート共重合体、第四級
アンモニウム塩基含有マレイミド共重合体、第四級アン
モニウム塩基含有メタクリルイミド共重合体等があげら
れる。
【0037】上記特定のブロック共重合体(B成分)の
配合割合は、上記ポリウレタンエラストマー(A成分)
重量部(以下「部」と略す)に対して0.1〜60部の
範囲が好ましく、特に好ましくは5〜30部である。す
なわち、ブロック共重合体(B成分)が0.1部未満で
あると、低摩擦化の効果が少なくなり、トナー帯電性能
に劣り、逆に60部を超えると、ポリウレタンエラスト
マー(A成分)との相溶性が悪化し、膜の強度が低下し
たり、硬度が高くなるおそれがあるからである。
【0038】上記ポリウレタンエラストマー(A成分)
および特定のブロック共重合体(B成分)とともに用い
られる導電剤(C成分)は、特に限定するものではな
く、例えば、c−TiO2 、c−ZnO、カーボンブラ
ック、c−SnO2 、酸化鉄、グラファイト等の電子導
電剤や、第四級アンモニウム塩、ホウ酸塩、リチウム塩
等のイオン導電剤があげられる。これらは単独でもしく
は2種以上併せて用いられる。なお、上記「c−」は、
導電性を有するという意味である。
【0039】上記導電剤(C成分)の配合割合は、上記
ポリウレタンエラストマー(A成分)100部に対し
て、0.01〜200部の範囲が好ましく、特に好まし
くは0.1〜150部である。すなわち、導電剤(C成
分)が0.01部未満であると、導電性を有効に発揮で
きず、逆に200部を超えると、導電剤が原因となる塗
膜の脆化や高硬度化やブリードが発生し汚染の原因とな
るからである。
【0040】上記A〜C成分とともに用いられる架橋剤
(D成分)としては、特に限定はなく、例えば、イソシ
アネート、アミノ樹脂、硫黄等があげられる。これらは
単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0041】上記イソシアネートとしては、特に限定す
るものではなく、例えば、トリレンジイソシアネート
(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(ND
I)、トリジンジイソシアネート(TODI)等の芳香
族ジイソシアネートや、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト(HDI)、キシリレンジイソシアネート(XD
I)、水素添加MDI、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)等の脂肪族ジイソシアネート等があげられ
る。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられ
る。
【0042】上記アミノ樹脂は、ユリア,メラミン,ベ
ンゾグアナミン,アニリン等のアミノ基(−NH2 )を
持った化合物にホルムアルデヒドを付加縮合反応させて
得られる熱硬化性樹脂の総称であり、具体的には、ユリ
ア樹脂,メラミン樹脂,メチロールメラミン樹脂,ベン
ゾグアナミン樹脂,アニリン樹脂,アセトグアナミン樹
脂,ホルムグアナミン樹脂,メチロールグアナミン樹脂
等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せ
て用いられる。これらのなかでもトナー帯電性に優れる
点で、ユリア樹脂,メラミン樹脂,ベンゾグアナミン樹
脂が好適に用いられる。また、上記アミノ樹脂の平均分
子量(Mn)は、200〜4,000の範囲が好まし
く、特に好ましくは300〜2,500の範囲である。
【0043】上記架橋剤(D成分)の配合割合は、上記
ポリウレタンエラストマー(A成分)100部に対し
て、1〜100部の範囲に設定することが好ましく、特
に好ましくは2〜50部である。すなわち、架橋剤(D
成分)が1部未満であると、塗膜架橋度が甘くなり、膜
削れや破れの原因となり、逆に100部を超えると、塗
膜が硬くなりすぎ、トルク上昇につながるからである。
【0044】なお、本発明の導電性組成物には、架橋促
進剤、帯電制御剤、安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、補強剤、滑剤、離型剤、染料、顔料、難燃剤、オイ
ル等を必要に応じて配合することも可能である。上記架
橋促進剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛、チアゾ
ール類等があげられる。上記帯電制御剤としては、従来
から用いられている第四級アンモニウム塩、ホウ酸塩、
アジン系(ニグロシン系)化合物、アゾ化合物、オキシ
ナフトエ酸金属錯体、界面活性剤(アニオン系、カチオ
ン系、ノニオン系)等があげられる。
【0045】本発明の導電性組成物は、例えば、ポリウ
レタンエラストマー(A成分)と、前記方法に従って得
たブロック共重合体(B成分)と、導電剤(C成分)
と、架橋剤(D成分)とを配合し、これらをサンドミル
等で分散することにより得ることができる。
【0046】本発明の導電性組成物は、例えば、複写
機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真装置におけ
る現像ロール、帯電ロール、転写ロール、給紙ロール、
トナー供給ロール等の導電性ロールに用いることができ
る。
【0047】つぎに、本発明の導電性組成物を用いた導
電性ロールについて説明する。この導電性ロールは、図
1に示すように、軸体1の外周面に沿って最内層2が形
成され、その外周面に中間層3が形成され、さらにその
外周面に本発明の導電性組成物を用いてなる表層4が形
成された3層構造である。
【0048】上記軸体1は特に限定するものではなく、
例えば金属製の中実体からなる芯金や、内部を中空にく
り抜いた金属製の円筒体等が用いられる。そして、その
材料としては、ステンレス、アルミニウム、鉄にメッキ
を施したもの等があげられる。また、必要に応じ軸体1
上に接着剤、プライマー等を塗布することができる。な
お、接着剤、プライマー等は必要に応じて導電化しても
よい。
【0049】上記最内層2用材料としては、特に制限は
なく、例えばシリコーンゴム、エチレン−プロピレン−
ジエンゴム(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム
(SBR)、ポリウレタン系エラストマー、アクリロニ
トリル−ブタジエンゴム(NBR)等があげられる。な
かでも、低硬度でへたりが少ないという点から、シリコ
ーンゴムが特に好ましい。なお、最内層2用材料として
シリコーンゴムを用いた場合には、シリコーンゴム表面
をコロナ放電、プラズマ放電等により活性化させる工程
や、さらにその後、プライマーを塗布する工程を行って
もよい。
【0050】上記最内層2用材料には導電剤を適宜に添
加してもよい。上記導電剤としては、従来から用いられ
ているカーボンブラック、グラファイト、チタン酸カリ
ウム、酸化鉄、c−TiO2 、c−ZnO、c−SnO
2 、イオン導電剤(第四級アンモニウム塩、ホウ酸塩、
界面活性剤等)等があげられる。
【0051】上記中間層3用材料としては、特に制限は
なく、例えばアクリロニトリル−ブタジエンゴム(ニト
リルゴム)(以下「NBR」と略す)、水素添加アクリ
ロニトリル−ブタジエンゴム(水素化ニトリルゴム)
(以下「H−NBR」と略す)、ポリウレタン系エラス
トマー、クロロプレンゴム(CR)、天然ゴム、ブタジ
エンゴム(BR)、ブチルゴム(IIR)等があげられ
る。なかでも、接着性およびコーティング液の安定性の
点から、H−NBRが特に好ましい。
【0052】上記中間層3用材料には、導電剤、硫黄等
の加硫剤、グアニジン、チアゾール、スルフェンアミ
ド、ジチオカルバミン酸塩、チウラム等の加硫促進剤、
ステアリン酸、亜鉛華(ZnO)、軟化剤等を適宜に添
加してもよい。なお、導電剤としては、前記と同様のも
のが用いられる。
【0053】前記図1に示した導電性ロールは、例えば
つぎのようにして作製することができる。すなわち、ま
ず、上記最内層2用材料の各成分をニーダー等の混練機
を用いて混練し、最内層2用材料を調製する。また、上
記中間層3用材料の各成分をロール等の混練機を用いて
混練し、この混合物に前記有機溶剤を加えて混合、攪拌
することにより、中間層3用材料(コーティング液)を
調製する。さらに、上記表層4用材料である導電性組成
物を、先に述べた方法に従い調製する。
【0054】つぎに、図2に示すように、軸体1を準備
し、その外周面に必要に応じて接着剤、プライマー等を
塗布した後、下蓋5を外嵌した円筒型6内に上記軸体1
をセットする。つぎに、上記最内層2用材料を注型等し
た後、上記円筒型6に上蓋7を外嵌する。ついで、上記
ロール型全体を加熱して上記最内層2用材料を加硫し
(150〜220℃×30分)、最内層2を形成する。
続いて、この最内層2が形成された軸体1を脱型し、必
要に応じ反応を完結させる(200℃×4時間)。つい
で、必要に応じロール表面にコロナ放電処理を行う。さ
らに必要に応じロール表面にカップリング剤の塗布を行
う。そして、上記最内層2の外周に中間層3用材料とな
るコーティング液を塗布し、もしくは上記最内層2形成
済みのロールを前記コーティング液中に浸漬して引き上
げた後、乾燥および加熱処理を行うことにより、最内層
2の外周に中間層3を形成する。さらに、上記中間層3
の外周に表層4用材料となる導電性組成物(コーティン
グ液)を塗布し、もしくは上記中間層3形成済みのロー
ルを上記導電性組成物(コーティング液)中に浸漬して
引き上げた後、乾燥および加熱処理を行うことにより、
中間層3の外周に表層4を形成する。上記コーティング
液の塗布方法は、特に制限するものではなく、従来公知
のディッピング法、スプレーコーティング法、ロールコ
ート法等があげられる。このようにして、軸体1の外周
面に沿って最内層2が形成され、その外周に中間層3が
形成され、さらにその外周に表層4が形成された導電性
ロールを作製することができる。
【0055】上記導電性ロールにおける各層の厚みは、
導電性ロールの用途に応じて適宜に決定される。例え
ば、現像ロールとして用いる場合、最内層の厚みは、通
常0.5〜10mmであり、中間層の厚みは、通常1〜
90μmである。そして、表層の厚みは3〜100μm
が好ましく、特に好ましくは5〜50μmである。
【0056】上記導電性ロールの硬度(JIS A)
は、70Hs以下が好ましく、特に好ましくは60Hs
以下である。
【0057】上記導電性ロールは、現像ロールに好適で
あるが、必ずしも現像ロールに限定するものではなく、
帯電ロール、転写ロール等にも適用することができる。
なお、本発明の導電性組成物を用いてなる導電性ロール
は、前記図1に示したような3層構造に限定されるもの
ではなく、単層構造、2層構造、4層以上の構造であっ
ても差し支えない。この場合、本発明の導電性組成物
は、導電性ロールの表層用材料(導電性ロールが単層構
造の場合はその層)として用いることが好ましい。
【0058】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0059】まず、実施例および比較例に先立ち、下記
に示す表層用材料を準備した。
【0060】〔ポリウレタンエラストマー(A成
分)〕 PCD系TPU(日本ポリウレタン工業社製、ニッポラ
ン5199)(Mn=20,000)
【0061】〔ポリウレタンエラストマー(A成
分)〕 エーテル系ミラブルポリウレタンエラストマー(TSE
社製、ミラセンE34)(Mn=80,000)
【0062】〔ポリウレタンエラストマー(A成
分)〕 エーテル系TPU(日本ミラクトラン社製、エラストラ
ン880)(Mn=100,000)
【0063】〔導電剤(C成分)〕 カーボンブラック(電気化学工業社製)
【0064】〔導電剤(C成分)〕 第四級アンモニウム塩(テトラメチルアンモニウムパー
クロレート:TMAC)
【0065】〔架橋剤(D成分)〕 硫黄
【0066】〔架橋剤(D成分)〕 ポリイソシアネート(大日本インキ化学工業社製、バー
ノックDN950)
【0067】〔架橋剤(D成分)〕 ブチル化メラミン樹脂(大日本インキ化学工業社製、ス
ーパーベッカミンJ−820−60)
【0068】〔架橋促進剤〕 ステアリン酸亜鉛
【0069】〔架橋促進剤〕 チアゾール類化合物(三新化学社製、サンセラーDM)
【0070】〔架橋促進剤〕 チアゾール類化合物(三新化学社製、サンセラーM)
【0071】〔架橋促進剤〕 亜鉛化合物誘導体(TSE社製、キュラセン)
【0072】
【実施例1】〔中間層用材料の調製〕水素化ニトリルゴ
ム(H−NBR)100部と、ステアリン酸0.5部
と、亜鉛華(ZnO)5部と、カーボンブラック(電気
化学工業社製)40部と、硫黄1部と、架橋促進剤BZ
を1部と、架橋促進剤CZを2部とを前述の方法に従い
混練した後、これを有機溶剤に分散させて中間層用材料
(コーティング液)を調製した。
【0073】〔表層用材料の調製〕まず、重合開始剤で
あるアゾ基含有シリコーンポリマー(a)として、下記
の一般式(5)で表されるアゾ基含有シリコーンポリマ
ー(和光純薬工業社製、VPS−0501)を準備し
た。このアゾ基含有シリコーンポリマーの数平均分子量
(Mn)は約3〜4万であり、ポリシロキサン部分の数
平均分子量(Mn)は約5000である。
【0074】
【化5】
【0075】ついで、上記アゾ基含有シリコーンポリマ
ー20部に、アクリル系モノマー(b)であるメタクリ
ル酸メチル(MMA)〔Tg=105℃〕45.5部、
アクリル酸n−ブチル(n−BA)〔Tg=−55℃〕
27.6部およびメタクリル酸2−ヒドロキシエチル
(HEMA)〔Tg=55℃〕6.8部を、メチルイソ
ブチルケトン(MIBK)溶液中、100℃で5時間還
流し反応させ、ブロック共重合体(B成分)を得た。こ
のブロック共重合体(B成分)のMnは約6.5万、M
wは約13万であり、ブロック共重合体(B成分)にお
けるアクリル系ポリマー部分のTgは25℃であった。
なお、アゾ基含有シリコーンポリマー(a)と、アクリ
ル系モノマー(b)との重量配合比は、a/b=20/
80であった。
【0076】このようにして得られたブロック共重合体
(B成分)30部と、ポリウレタンエラストマー(A
成分)100部と、導電剤(C成分)15部と、架橋
剤(D成分)20部とを配合し、前述の方法に従い混
練した後、これを有機溶剤に分散させて表層用材料であ
る導電性組成物(コーティング液)を調製した。
【0077】〔現像ロールの作製〕軸体となる芯金(直
径10mm、SUS304製)をセットした金型内に、
最内層用材料である導電性シリコーンゴム(X34−2
64 A/B、信越化学工業社製)を充填した後、所定
の条件で加熱架橋を行った。その後、脱型して、軸体の
外周面に沿って最内層が形成されたベースロールを作製
した。ついで、上記最内層の外周面に上記中間層用材料
(コーティング液)を塗布して中間層を形成した後、さ
らにこの中間層の外周面に沿って上記導電性組成物(コ
ーティング液)を塗布して表層を形成した。このように
して、最内層(厚み5mm)の外周面に中間層(厚み2
0μm)が形成され、さらにその外周面に表層(厚み1
0μm)が形成されてなる3層構造の導電性ロールを作
製した。最内層の電気抵抗は8×104 Ω、硬度(H
s:JIS A)は35であり、中間層の電気抵抗は8
×104 Ω、硬度(Hs:JIS A)は73であっ
た。なお、上記各層の電気抵抗はSRIS 2304に
準じて測定した。
【0078】
【実施例2〜9】下記の表1および表2に示す各成分を
同表に示す割合で用いる以外は、実施例1と同様にし
て、導電性組成物を調製した。そして、この導電性組成
物を用いて表層を形成する以外は、実施例1と同様にし
て現像ロールを作製した。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】
【比較例1】まず、下記の式(6)で表される構造単位
を共重合してなるシリコーングラフトアクリルポリマー
〔式中、R1 =メチル基、R2 =メチル基、n=56
5、R 3 =メチル基、m=10、p=30、Mn=約8
万〕を準備した。そして、このシリコーングラフトアク
リルポリマー5部と、上記ポリウレタンエラストマー
(A成分)100部と、導電性酸化亜鉛120部とを配
合してなる導電性組成物を調製した。そして、この導電
性組成物を用いて表層を形成する以外は、実施例1と同
様にして現像ロールを作製した。
【0082】
【化6】
【0083】
【比較例2】架橋剤として2,4−トルエンジイソシア
ネートと2,6−トルエンジイソシアネートとを80/
20の重量混合比で混合してなる混合物(日本ポリウレ
タン工業社製、TDI−80)2部をさらに配合する以
外は、比較例1と同様にして導電性組成物を調製した。
そして、この導電性組成物を用いて表層を形成する以外
は、実施例1と同様にして現像ロールを作製した。
【0084】このようにして得られた実施例品および比
較例品の現像ロールを用いて、下記の基準に従い、各特
性の評価を行った。これらの結果を、後記の表3および
表4に併せて示した。
【0085】〔表層の電気抵抗〕1cm2 の銀ペースト
電極を用いて10V印加し、SRIS2304に準じ
て、表層の電気抵抗(体積抵抗率)を測定した。
【0086】〔ロールの電気抵抗〕ロールの電気抵抗
は、図3に示すような装置を用いて、金属ロール電極法
によ測定した。すなわち、ステンレス製の金属ロール1
1上に現像ロール12を接触させ、現像ロール12の両
端を荷重700gで押圧し、この状態で上記現像ロール
12の一端に100Vの電圧を印加してロールの電気抵
抗を測定した。
【0087】〔トナー帯電量〕20℃×50%RHの環
境下において、現像ロールのトナー帯電量をつぎのよう
にして測定した。すなわち、図4に示すように、現像ロ
ール30表面上に現像剤(トナー)32層を形成し、吸
引ポンプ33により上記現像剤32を吸引しファラデー
ケージ34によりトナー帯電量を測定した(ファラデー
ケージ法)。なお、図において、35はフィルター、3
6は絶縁体パイプ、37は電位計、38,39は導体で
互いに分離している。
【0088】〔ロール回転トルク〕固定された感光体に
現像ロールを押圧接触し、現像ロールをトルクモータで
回転させ、その動き始めの電流値を測定した。なお、上
記現像ロールを感光体に押圧接触させる際の圧力は、現
像ロールの接触部が径方向に0.3mm凹む程度の圧力
に設定した。そして、得られた測定値をトルクに換算
し、その算出値が常に0.3N−m未満を示す場合を
○、0.3N−m未満を示すが初期等に0.3N−m以
上を示す場合を△、常に0.3N−m以上を示す場合を
×として評価した。
【0089】〔複写画質〕上記現像ロールを電子写真複
写機に組み込み、20℃×50%RHの環境下において
画像出しを行った。複写画質の評価は、べた黒画像にお
いて濃度が充分(マクベス濃度1.4以上)で画像むら
や白斑点ぬけの無いものを○、べた黒画像において濃度
不充分(マクベス濃度1.4未満)、画像むら、白斑点
のいずれか一つでも発生したものを×とした。
【0090】〔耐久複写画質〕上記現像ロールを電子写
真複写機に組み込み、20℃×50%RHの環境下にお
いて画像出しを行った。耐久複写画質の評価は、300
0枚複写した後、べた黒画像において濃度が充分(マク
ベス濃度1.4以上)で画像むらや白斑点ぬけの無いも
のを○、濃度不充分(マクベス濃度1.4未満)、画像
むら、白斑点のいずれか一つでも発生したものを×とし
た。
【0091】〔地汚れ特性〕上記現像ロールを実機(沖
電気社製、マイクロライン600L)に組み込み、白紙
チャートモードで現像し、感光ドラム(OPC)上にト
ナーが移動したタイミングで現像を停止した。つぎに、
上記OPC上に飛翔したトナーをテープで転写し、マク
ベス濃度を測定した。評価は、マクベス濃度から白紙濃
度を引いた値を地汚れ特性値とし、その値が0.04以
下のものを○、0.04を超えて0.08以下のものを
△、0.08を超えるものを×とした。なお、印加バイ
アスは−300Vであった。
【0092】〔トナーフィルミング性〕上記地汚れ特性
と同様の条件に設定したベンチテスト機にカートリッジ
を組み込み、30°回転させた後(回転条件は沖電気社
製のマイクロライン600Lと同じ)、現像ロールを取
り外し、から拭きしてトナーを除去した。つぎに、除去
した部分に付着(フィルミング)しているトナーをテー
プで転写し、マクベス濃度を測定した。評価は、マクベ
ス濃度が0.04以下のものを○、0.04を超えて
0.08以下のものを△、0.08を超えるものを×と
した。
【0093】〔感材汚染性〕現像ロールを電子写真複写
機に組み込んで繰り返し複写を行った。その後、1ケ月
間放置し、再び複写を行った。評価は、感光体の汚染に
よる画像むらがないものを○、画像むらが複写10枚以
内で消えるものを△、画像むらが複写10枚以上でも消
えないものを×とした。
【0094】
【表3】
【0095】
【表4】
【0096】上記結果から、実施例品の現像ロールは、
ウレタンエラストマーとブロック共重合体との相溶性が
向上するため、ロール回転トルクが小さく、トナー帯電
特性、複写画質、耐久複写画質、トナーフィルミング性
に優れることがわかる。また、ブロック共重合体を用い
ているため、重合の際にアクリル系モノマーやシリコー
ン成分の残分がなく、地汚れ特性、感材汚染性に優れる
こともわかる。
【0097】これに対して、比較例品の現像ロールは、
ウレタンエラストマーとシリコーングラフトアクリルポ
リマーとの相溶性に劣るため、ロール回転トルクが大き
く、トナー帯電特性、複写画質、耐久複写画質、トナー
フィルミング性に劣ることがわかる。また、シリコーン
グラフトアクリルポリマーブロック共重合体を用いてい
るため、重合の際にアクリル系モノマーやシリコーン成
分の残分が多く、地汚れ特性、感材汚染性に劣ることも
わかる。
【0098】
【発明の効果】以上のように、本発明の導電性ロール
は、ポリウレタンエラストマー(A成分)と、特定のブ
ロック共重合体(B成分)と、導電剤(C成分)と、架
橋剤(D成分)とを必須成分とする導電性組成物を用い
て表層を形成してなるものである。このように、特定の
ブロック共重合体(B成分)を用いているため、ブロッ
ク共重合体(B成分)とポリウレタンエラストマー(A
成分)との相溶性が向上するため、島となるブロック共
重合体(B成分)が小さくなり、ポリウレタンエラスト
マー(A成分)に均一に分散する。そのため、ブロック
共重合体(B成分)の少量添加でも優れたトナー帯電性
能が得られるとともに、ブロック共重合体(B成分)の
大量添加も可能となる。したがって、トルクダウンによ
る省エネルギー、トナー帯電防止効果に優れる。また、
アゾ開始剤をもつマクロモノマーを使用して特定のブロ
ック共重合体(B成分)を重合するため、重合の際にア
クリル系モノマーやシリコーン成分の残分がなく、感光
体の汚染が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導電性組成物を用いた導電性ロールの
一例を示す断面図である。
【図2】上記導電性ロールの製法の一例を示す断面図で
ある。
【図3】ロールの電気抵抗の測定方法を示す説明図であ
る。
【図4】トナー帯電量の測定方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 軸体 2 最内層 3 中間層 4 表層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 103 G03G 15/16 103 H01B 1/20 H01B 1/20 Z //(C08L 75/04 C08L 51:08 51:08) 61:20 (C08L 75/04 61:20) (72)発明者 武田 一宏 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AD06 FA13 FA22 FA25 2H200 FA08 HA02 HA28 HB12 HB22 HB43 HB45 HB46 JA02 JA25 JA26 MA03 MA04 MA14 MA20 MB01 MB05 MB06 3J103 AA02 AA13 AA14 AA15 AA23 AA24 AA33 AA36 AA51 CA01 FA05 FA07 FA09 FA14 FA20 GA02 GA52 GA57 GA58 GA60 GA73 GA74 HA03 HA04 HA05 HA06 HA15 HA20 HA32 HA33 HA37 HA41 HA47 HA48 HA53 HA55 4J002 BN17X CC16Y CC18Y CC19Y CK021 CK031 CK041 DA026 DA036 DA047 DE056 DE096 DE106 DE116 DE136 DK006 EN136 ER007 FD116 FD14Y FD147 GP00 GQ02 5G301 DA18 DA19 DA23 DA28 DA59 DA60 DD10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)〜(D)を必須成分とする
    ことを特徴とする導電性組成物。 (A)ポリウレタンエラストマー。 (B)分子構造中にアゾ基をもつシリコーンポリマー
    (a)から誘導される構造単位と、アクリル系モノマー
    (b)から誘導される構造単位とを構成成分とするブロ
    ック共重合体。 (C)導電剤。 (D)架橋剤。
  2. 【請求項2】 (B)の配合割合が(A)100重量部
    に対して0.1〜60重量部の範囲に設定されている請
    求項1記載の導電性組成物。
  3. 【請求項3】 上記ブロック共重合体におけるアクリル
    系ポリマー部分のガラス転移温度が、−15〜60℃の
    範囲に設定されている請求項1または2記載の導電性組
    成物。
  4. 【請求項4】 分子構造中にアゾ基をもつシリコーンポ
    リマー(a)と、アクリル系モノマー(b)との重量配
    合比が、(a)/(b)=10/90〜60/40の範
    囲に設定されている請求項1〜3のいずれか一項に記載
    の導電性組成物。
  5. 【請求項5】 架橋剤(D)が、イソシアネート、アミ
    ノ樹脂および硫黄からなる群から選ばれた少なくとも一
    つである請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性組
    成物。
  6. 【請求項6】 軸体の外周面に少なくとも一つの層が形
    成されてなる導電性ロールであって、その表層が請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の導電性組成物を用いて形
    成されていることを特徴とする導電性ロール。
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