JP5166810B2 - 電子写真機器用現像ロール - Google Patents
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Description
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート100質量部に、カーボンブラック15質量部、有機化合物A(メタクリル酸メチル)20質量部、重合開始剤(AIBN)1質量部を添加し、これをビーズミルに投入し、ヒーターで加熱し、100℃、2時間分散処理をして、有機化合物で覆われた導電性微粒子Aを得た。
メタクリル酸メチルに代えて、下記有機化合物B〜Cを用いたこと以外、導電性微粒子Aの作製方法と同様にして、有機化合物で覆われた各導電性微粒子B〜Cを得た。
メタクリル酸メチルに代えて、下記有機化合物Dを用い、さらに、重合開始剤を添加しなかったこと以外、導電性微粒子Aの作製方法と同様にして、有機化合物で覆われた導電性微粒子Dを得た。
有機化合物Dに代えて、有機化合物E(ヘキサメチルジイソシアネート11.2質量部とアジピン酸8.8質量部の混合物)を用いたこと以外、導電性微粒子Dの作製方法と同様にして、有機化合物で覆われた導電性微粒子Eを得た。
有機化合物Dに代えて、有機化合物F(ヘキサメチルジイソシアネート13.4質量部と1.4−ブタンジオール6.6質量部の混合物)を用いたこと以外、導電性微粒子Dの作製方法と同様にして、有機化合物で覆われた導電性微粒子Fを得た。
各導電性微粒子A〜Fについて、導電性微粒子に対する有機化合物の割合(質量%)を算出した。すなわち、作製した各導電性微粒子A〜Fをそれぞれ遠心分離機で溶液から分離し、沈殿物をろ過後、乾燥させ、重量を測定した。これを下記(式1)に基づいて導電性微粒子に対する有機化合物の割合(質量%)を算出した。
(質量%)=(測定重量−導電性微粒子の仕込み量)/(導電性微粒子の仕込み量)×100
有機化合物で覆われた各導電性微粒子を作製した後、各導電性微粒子を覆っている有機化合物について、ESCAシステム(PHI5600システム、アルバックファイ社製)を用いて、以下の測定条件により、構成元素の元素比率を測定し、N+O原子比率を算出した。すなわち、Alモノクロメータ(14kV、150W)を使用してX線を照射し、電子中和銃により帯電補正を行いながら、測定領域:φ800μm、光電子取り出し角:45deg、解像度187.85passenergy、0.8eV/step、20time/stepの条件で測定を行った。
表1または表2に示す配合割合(単位は質量部)となるように各種材料を秤量し、これらを攪拌機により撹拌、混合して、実施例、比較例に係る表層形成用組成物を調製した。
・ウレタン樹脂(1)[大日精化工業(株)製、「ユリアーノU303」]
・ウレタン樹脂(2)[大日精化工業(株)製、「ユリアーノU301」]
・ポリエステルジオール[ダイセル化学工業(株)製、「PLACCEL305」]
・ポリイソシアネート[日本ポリウレタン工業(株)製、「C2030」]
・イオン導電剤(テトラt−ブチルアンモニウムパークロレート)
・カーボンブラック[三菱化学(株)製、「MA100」]
・酸化チタン[石原産業(株)製、「TTO−55」]
・有機化合物A(メタクリル酸メチル)
・有機化合物B(アクリル酸ヘキシル)
・有機化合物C(アクリル酸2−エチルヘキシル)
・有機化合物D(メチロールメラミン)
各表層形成用組成物の材料評価を、以下のようにして行なった。
ISO14577に準じて、微小硬度計((株)フィッシャー・インストルメンツ社製、H100)を用いて、1mN圧縮したときのマルテンス硬さを測定した。
(ベース層形成用組成物の調製)
導電性ミラブルシリコーンゴム(東芝シリコーン(株)製、「XE23−A4902」)100質量部と、パーオキサイド系架橋剤(東芝シリコーン(株)製、「TC−8」)1.5質量部とを、ニーダーで混練することにより、ベース層形成用組成物を調製した。
金型に芯金(直径6mm)をセットし、ベース層形成用組成物を注入し、170℃で30分加熱した後、冷却、脱型して、芯金の外周に、厚み3mmのベース層を形成した。
ベース層の表面に表層形成用組成物をロールコートし、120℃で50分加熱して、ベース層の外周に、厚み15μmの表層を形成した。これにより、実施例、比較例に係る現像ロールを作製した。
(ロール硬度)
ISO14577に準じて、微小硬度計((株)フィッシャー・インストルメンツ社製、H100)を用いて、1mN圧縮したときのマルテンス硬さを測定した。
金属棒上に各導電性ロールを線接触させ、ロールの芯金の両端に各々500gの荷重をかけた状態で金属棒を回転駆動し、30rpmで各導電性ロールをつれ回り回転させ、100V印加した状態での芯金と金属棒間の電気抵抗を測定し、ロール抵抗とした。
作製した各現像ロールを、電子写真複写機(Hewlett−packard社製、color Laser Jet3500)に組み込み、実際に画だしを行った。そして、画だし中に評価用マシンを強制停止させ、白地部分における感光ドラムへのトナー飛翔量を、テープ転写による濃度比較(マクベス濃度計により測定)により実施した。評価は、初期と20000枚複写後のそれぞれについて行い、測定値が0.15未満のものを「○」、0.15以上のものを「×」とした。
現像ロールを図3に示す画像パターンで画だしを実施した。ベタ部(20mm×20mm)と白部が印刷方向に対して垂直方向に混在したパターンでその画像履歴が直ぐ下のベタ部に現像ロールピッチで画像として確認できない場合(図3(a)の場合)は「○」、履歴が確認できる場合(図3(b)の場合)を「×」とした。
12 軸体
14 ベース層
16 表層
18 中間層
Claims (9)
- バインダポリマーと、有機化合物で覆われた導電性微粒子とを含有する表層を備え、
前記有機化合物は、分子構造中にC=Oおよび/またはC=N結合を有し、かつ、構成元素のうちN+Oの占める割合が18〜57原子%の範囲内にあり、
前記導電性微粒子に対する前記有機化合物の割合は、10〜35質量%の範囲内にあることを特徴とする電子写真機器用現像ロール。 - 前記有機化合物は、分子構造中に、エステル構造、メラミン構造、ウレタン構造、アミド構造、イミド構造、尿素構造、イソシアヌル酸構造、および、カーボネート構造から選択される1種または2種以上を有することを特徴とする請求項1に記載の電子写真機器用現像ロール。
- 前記有機化合物は、(メタ)アクリレートの重合体、メラミンの重合体、ポリアミド、および、ポリウレタンから選択される1種または2種以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真機器用現像ロール。
- 前記バインダポリマーのマルテンス硬さは、14N/mm2以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子写真機器用現像ロール。
- ロール表面のマルテンス硬さは、19N/mm2以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電子写真機器用現像ロール。
- 前記導電性微粒子の配合量は、前記バインダポリマー100質量部に対して、5〜60質量部の範囲内であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子写真機器用現像ロール。
- 前記導電性微粒子は、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、グラファイト、c−TiO2、c−ZnO、および、c−SnO2(c−は導電性を意味する)から選択される1種または2種以上であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電子写真機器用現像ロール。
- 前記バインダポリマーは、ウレタン構造を有する樹脂であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電子写真機器用現像ロール。
- 軸体と、前記軸体の外周に形成されたベース層と、前記ベース層の外周に形成された前記表層とを有する、または、
軸体と、前記軸体の外周に形成されたベース層と、前記ベース層の外周に形成された中間層と、前記中間層の外周に形成された前記表層とを有することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電子写真機器用現像ロール。
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