JP2002278411A - プロセスカートリッジ着脱機構、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ着脱機構、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2002278411A JP2001075842A JP2001075842A JP2002278411A JP 2002278411 A JP2002278411 A JP 2002278411A JP 2001075842 A JP2001075842 A JP 2001075842A JP 2001075842 A JP2001075842 A JP 2001075842A JP 2002278411 A JP2002278411 A JP 2002278411A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉部材の開閉動作に連動してプロセスカー
トリッジの着脱を行うことのできるプロセスカートリッ
ジ着脱機構、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 開閉部材15の全開状態から閉動作の前
半でカートリッジ装着部材41を第一の位置から第二の
位置近傍に移動させ、閉動作の後半でプロセスカートリ
ッジBをプロセスカートリッジ支持手段90aに支持さ
せるように補助手段52が作用し、開閉部材15の全閉
状態からの開動作の前半で補助手段52の作用が解除さ
れ、開動作の後半でカートリッジ装着部材41を装着部
材保持手段40a、40bにより、第二の位置から第一
の位置へ移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置、電子写真装置に着脱可能なプロセスカートリッ
ジ、及び、プロセスカートリッジ着脱機構に関するもの
である。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。電子写真画像形成装置の例としては、例え
ば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザ
ープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクミリ装置、ワ
ードプロセッサ及びこれらの複合機(マルチファンクシ
ョンプリンター等)が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像
形成装置本体に対して着脱可能とするものである。或い
は、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくと
も1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し
て画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に
は、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的に
カートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とする
ものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的
にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装
置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採
用されている。このプロセスカートリッジ方式によれ
ば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユー
ザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上
させることができた。そこで、このプロセスカートリッ
ジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジを用いた
電子写真画像形成装置において、良好な画像を得るため
には、電子写真画像形成装置本体内の所定の位置にプロ
セスカートリッジを正しく装着し、各種電気接点や駆動
伝達部などのインターフェイス部が正しく接続されてい
ることが必要である。
【0006】図60にプロセスカートリッジPCを示
し、図61は、画像形成装置本体PRに設けられたガイ
ド溝GLを示す。図62には、斯かるプロセスカートリ
ッジPCを採用した画像形成装置を示す。
【0007】プロセスカートリッジPCの画像形成装置
本体PRに対する着脱においては、図60〜図62に示
すように、プロセスカートリッジPCの電子写真感光体
である感光体ドラムの軸線上に位置決めボスCBを設
け、画像形成装置本体PRには位置決めボスCBを案内
して位置決めするガイド溝GLが設けられている。ユー
ザーが、カートリッジ装着ガイドとしての装着ガイドG
Lに沿ってプロセスカートリッジPCを所定の位置まで
挿入すると、画像形成装置本体PRに設けた突き当て部
PがプロセスカートリッジPCと当接して位置決めボス
CBを中心とする回り止めを行う構成とされる。斯かる
構成を有した製品が実用化されている。
【0008】又、画像形成装置本体PRの有する開閉カ
バーCに画像形成装置本体PR内に装着されたプロセス
カートリッジPCを装着方向へ付勢するためのばねを設
けたものが考案され、実用化されている。
【0009】又は、図62に示すように、開閉カバーC
の内側に、プロセスカートリッジPCの外形に倣った裏
カバーUCを固定し、開閉カバーCを閉じることでプロ
セスカートリッジPCを正規の位置へ押し込むようにな
されたものもある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような付勢手段を
用いた電子写真画像形成装置においては、プロセスカー
トリッジを装着し、開閉カバーを閉じた状態では、付勢
手段による付勢力は常にプロセスカートリッジに作用し
ている。このため付勢力を大きくとると付勢手段側やプ
ロセスカートリッジの被付勢部にクリープ変化を生じる
可能性がある。
【0011】しかしながら、ある程度の付勢力を与えな
いとユーザーがプロセスカートリッジを本来セットすべ
き位置より手前で止めてしまい、開閉カバーを閉じた場
合にプロセスカートリッジを正規の位置へ押し込むこと
ができなくなるといった可能性がある。
【0012】又、プロセスカートリッジは、一般に、ク
リーニングユニットと現像ユニットを回動可能に結合
し、両者の間に所定の加圧力を与えて感光体ドラムと現
像ローラとの位置関係が安定するような構造となってい
る。このため、画像形成装置本体で支持されるのはどち
らか片方のユニットである。通常、大半は画像形成装置
内の部品との位置保証が必要な感光体ドラムを支持する
クリーニングユニットである。従って、もう一方のユニ
ットは画像形成装置本体内では、支持されたユニットに
吊り下げられた状態となる。
【0013】このような状態にあるプロセスカートリッ
ジを開閉カバーに設けた付勢手段で付勢するには画像形
成装置本体で支持されたユニットを付勢しなければなら
ない。吊り下げられたユニットを付勢手段で付勢する
と、2つのユニット間で当接している感光体ドラムと現
像ローラ間の当接関係に影響を与えないようにするため
付勢手段による付勢力を加える位置や付勢力の強さが限
定されてしまっていた。
【0014】又、開閉カバーの内側にプロセスカートリ
ッジの外形にならった裏カバーUCを設ける場合でも、
裏カバーUCは、プロセスカートリッジが正規の位置に
収まったときには、プロセスカートリッジと離間してい
なければならないため、最終的に裏カバーUCとプロセ
スカートリッジの間には隙間を設けなければならない。
更に、プロセスカートリッジや装置本体の寸法交差を考
慮した隙間を与えなければならないため、プロセスカー
トリッジを装着位置まで押しきれないという問題があ
る。
【0015】本発明は、上記従来技術を更に発展させた
ものである。
【0016】本発明の目的は、プロセスカートリッジを
装置本体に装着する際の装着操作性を向上させたプロセ
スカートリッジ、プロセスカートリッジを着脱可能な電
子写真画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ着脱
機構を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、プロセスカートリッ
ジを装置本体の装着位置に自動的に装着することのでき
るプロセスカートリッジ、プロセスカートリッジを着脱
可能な電子写真画像形成装置、及び、プロセスカートリ
ッジ着脱機構を提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、開閉部材の閉鎖動作
に連動して、プロセスカートリッジを装置本体の装着位
置に装着することのできるプロセスカートリッジ、プロ
セスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置、
及び、プロセスカートリッジ着脱機構を提供することで
ある。
【0019】本発明の他の目的は、装置本体の装着位置
に対してプロセスカートリッジを自動的に着脱すること
のできるプロセスカートリッジ、プロセスカートリッジ
を着脱可能な電子写真画像形成装置、及び、プロセスカ
ートリッジ着脱機構を提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、装置本体に対する着
脱操作性を向上させたプロセスカートリッジ、プロセス
カートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置、及
び、プロセスカートリッジ着脱機構を提供することであ
る。
【0021】本発明の他の目的は、開閉部材の開閉動作
に連動してプロセスカートリッジの着脱を行うことので
きるプロセスカートリッジ着脱機構、プロセスカートリ
ッジ、及び、プロセスカートリッジを着脱可能な電子写
真画像形成装置を提供することである。
【0022】本発明の他の目的は、開閉部材の開閉動作
に連動してプロセスカートリッジの着脱を行うことがで
き、且つプロセスカートリッジを確実に画像形成位置に
支持することが可能なプロセスカートリッジ着脱機構、
プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置を
提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
プロセスカートリッジ着脱機構、プロセスカートリッジ
及び電子写真画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、第1の本発明は、電子写真感光体と、前記電子写真
感光体に作用するプロセス手段とを有するプロセスカー
トリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能に装着
するプロセスカートリッジ着脱機構であって、前記プロ
セスカートリッジの着脱を行うための開口と、前記開口
を開閉するための開閉部材と、前記プロセスカートリッ
ジを取り外し可能に装着するためのカートリッジ装着部
材と、前記開閉部材の開状態で前記プロセスカートリッ
ジを着脱可能な第一の位置と、前記開閉部材の閉状態で
前記プロセスカートリッジが画像形成可能な第二の位置
に前記カートリッジ装着部材を前記開閉部材の動作に連
動させて移動可能に保持する装着部材保持手段と、前記
プロセスカートリッジを画像形成動作可能な第二の位置
に支持するプロセスカートリッジ支持手段と、前記プロ
セスカートリッジを前記プロセスカートリッジ支持手段
に支持させるために補助する補助手段と、を有し、前記
開閉部材の全開状態から閉動作の前半で前記カートリッ
ジ装着部材を前記第一の位置から前記第二の位置近傍に
移動させ、閉動作の後半で前記プロセスカートリッジを
プロセスカートリッジ支持手段に支持させるように前記
補助手段が作用し、前記開閉部材の全閉状態からの開動
作の前半で前記補助手段の作用が解除され、開動作の後
半で前記カートリッジ装着部材を前記装着部材保持手段
により、前記第二の位置から前記第一の位置へ移動させ
るプロセスカートリッジ着脱機構である。
【0024】第2の本発明は、電子写真感光体と、前記
電子写真感光体に作用するプロセス手段とを有するプロ
セスカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可
能であって、記録媒体に画像を形成するための電子写真
画像形成装置において、前記プロセスカートリッジの着
脱を行うための開口と、前記開口を開閉するための開閉
部材と、前記プロセスカートリッジを取り外し可能に装
着するためのカートリッジ装着部材と、前記開閉部材の
開状態で前記プロセスカートリッジを着脱可能な第一の
位置と、前記開閉部材の閉状態で前記プロセスカートリ
ッジが画像形成可能な第二の位置に前記カートリッジ装
着部材を前記開閉部材の動作に連動させて移動可能に保
持する装着部材保持手段と、前記プロセスカートリッジ
を画像形成動作可能な第二の位置に支持するプロセスカ
ートリッジ支持手段と、前記プロセスカートリッジを前
記支持部材に支持させるために補助する補助手段と、を
有し、前記開閉部材の全開状態から閉動作の前半で前記
カートリッジ装着部材を前記第一の位置から前記第二の
位置近傍に移動させ、閉動作の後半で前記プロセスカー
トリッジを前記プロセスカートリッジ支持手段に支持さ
せるように前記補助手段が作用し、前記開閉部材の全閉
状態からの開動作の前半で前記補助手段の作用が解除さ
れ、開動作の後半で前記カートリッジ装着部材を前記装
着部材保持手段により、前記第二の位置から前記第一の
位置へ移動させるプロセスカートリッジ着脱機構を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0025】第3の本発明は、電子写真画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体と、前記プロセスカートリッジを取外し可能に
装着するためのカートリッジ装着部材と、前記プロセス
カートリッジを画像形成動作可能な位置に支持するプロ
セスカートリッジ支持手段に支持される被位置決めガイ
ドと、を有し、プロセスカートリッジの着脱を行なう画
像形成装置本体の開閉部材の全開状態から閉動作の前半
で前記カートリッジ装着部材を第一の位置から画像形成
動作可能な第二の位置近傍に移動させ、閉動作の後半で
プロセスカートリッジを前記プロセスカートリッジ支持
手段に支持させるように、画像形成装置本体に設けた補
助手段が作用し、前記開閉部材の全閉状態からの開動作
の前半で前記補助手段の作用が解除され、開動作の後半
で前記カートリッジ装着部材を前記第二の位置から前記
第一の位置へ移動させることを特徴とするプロセスカー
トリッジである。
【0026】上記第1、第2及び第3の本発明にて、一
実施態様によると、前記プロセスカートリッジ支持手段
は、前記被位置決めガイドと嵌合する位置決め手段であ
り、前記補助手段は、前記被位置決めガイドを前記位置
決め手段に位置させるために作用する。
【0027】他の実施態様によると、前記電子写真感光
体は円筒状の感光体ドラムであり、前記被位置決めガイ
ドは、前記電子写真感光体の回転軸と略同軸上にある。
【0028】他の実施態様によると、前記補助手段は付
勢手段であり、前記位置決め手段に付勢される被位置決
めガイドを有する。
【0029】他の実施態様によると、前記補助手段は、
樹脂材にて形成するか、又は、金属材にて形成される。
更には、前記補助手段は、樹脂材にて形成された基台部
と、金属材にて形成された付勢部とを有することができ
る。
【0030】他の実施態様によると、前記被位置決めガ
イドは、前記位置決め手段と嵌合する被位置決め部と、
前記補助手段からの作用を受ける被作用部とを有する。
【0031】他の実施態様によると、前記補助手段は、
前記被位置決めガイドを前記位置決め手段に付勢する付
勢手段であり、前記被位置決めガイドは、前記位置決め
手段と嵌合する被位置決め部と、前記補助手段からの付
勢力を受ける被付勢部とを有する。
【0032】他の実施態様によると、前記被位置決めガ
イドの被位置決め部は略円弧形状を有し、前記被付勢部
は前記被位置決め部と略同軸上の略円弧形状を有する。
【0033】他の実施態様によると、前記被位置決めガ
イドの被位置決め部及び被付勢部は、前記感光体ドラム
の回転軸と略同軸上に配置される。
【0034】他の実施態様によると、前記被位置決めガ
イドは、一端に回転可能に支持する支点軸を有し、ほぼ
前記支点軸の中心を通る付勢力の方向ベクトルを有する
付勢手段によって、前記位置決め手段に付勢される。
【0035】第4の本発明は、電子写真画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、カート
リッジ枠体と、電子写真感光体ドラムと、前記感光体ド
ラムに作用するプロセス手段と、前記感光体ドラムの軸
線方向一端側に設けられたカートリッジ枠体部と、前記
プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際
に、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に位置決
めするために、前記装置本体に設けられた本体位置決め
部と係合する、前記感光体ドラムの軸線方向一端側であ
って、前記カートリッジ枠体部から外側へ突出して、前
記感光体ドラムと同軸線上に設けられたカートリッジ位
置決め部と、前記プロセスカートリッジを前記装置本体
に装着する装着方向において、前記カートリッジ位置決
め部よりも上流側に、前記カートリッジ位置決め部とは
離れて設けられた被付勢部であって、前記プロセスカー
トリッジが装着位置に装着した際に、前記装置本体に設
けられた付勢部によって付勢される被付勢部と、を有す
ることを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0036】上記第4の本発明にて、一実施態様による
と、前記被付勢部は、前記感光体ドラムと同軸線上に設
けられた円弧形状である。
【0037】他の実施態様によると、前記カートリッジ
枠体部とカートリッジ位置決め部と被付勢部は、プラス
チック製であって、一体成形されている。
【0038】第5の本発明は、開閉可能な開閉部材と、
前記開閉部材の開閉動作に連動して移動する第一本体ガ
イドと、第二本体ガイドとを有する電子写真画像形成装
置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電
子写真感光体ドラムと、前記感光体ドラムに作用するプ
ロセス手段と、前記感光体ドラムの軸線方向一端側に設
けられた第一カートリッジ枠体部と、前記カートリッジ
を前記装置本体に装着する際に、前記第一カートリッジ
枠体部から突出して設けられた第一カートリッジガイド
であって、第一本体ガイドに載置された状態で前記第一
本体ガイドの移動により前記カートリッジを装着位置方
向へ搬送する第一カートリッジガイドと、前記感光体ド
ラムの軸線方向他端側に設けられた第二カートリッジ枠
体部と、前記カートリッジを前記装置本体に装着する際
に、前記第二カートリッジ枠体部から突出して設けられ
た第二カートリッジガイドであって、第二本体ガイドに
載置された状態で前記第二本体ガイドの移動により前記
カートリッジを装着位置方向へ搬送する第二カートリッ
ジガイドと、前記プロセスカートリッジが前記装置本体
に装着された際に、前記プロセスカートリッジを前記装
置本体に位置決めするために、前記装置本体に設けられ
た第一本体位置決め部と係合する、前記感光体ドラムの
軸線方向一端側であって、前記第一カートリッジ枠体部
から外側へ突出して、前記感光体ドラムと同軸線上に設
けられた第一カートリッジ位置決め部と、前記プロセス
カートリッジが前記装置本体に装着された際に、前記プ
ロセスカートリッジを前記装置本体に位置決めするため
に、前記装置本体に設けられた第二本体位置決め部と係
合する、前記感光体ドラムの軸線方向他端側であって、
前記第二カートリッジ枠体部から外側へ突出して、前記
感光体ドラムと同軸線上に設けられた第二カートリッジ
位置決め部と、前記プロセスカートリッジを前記装置本
体に装着する装着方向において、前記第一カートリッジ
位置決め部よりも上流側に、前記第一カートリッジ位置
決め部とは離れて設けられた被付勢部であって、前記開
閉部材が閉じられた際に、前記装置本体に設けられた付
勢部によって付勢される被付勢部と、を有することを特
徴とするプロセスカートリッジである。
【0039】上記第5の本発明にて、一実施態様による
と、前記被付勢部は、前記感光体ドラムと同軸線上に設
けられた円弧形状である。
【0040】他の実施態様によると、前記第一カートリ
ッジ枠体部と第一カートリッジ位置決め部と被付勢部
は、プラスチック製であって、一体成形されている。
【0041】他の実施態様によると、前記感光体ドラム
の軸線方向他端側には、前記カートリッジが前記装置本
体に装着された際に前記装置本体から前記感光体ドラム
を回転させるための駆動力を受けるための駆動力受け部
が設けられている。
【0042】他の実施態様によると、前記駆動力受け部
は略三角柱のねじれた突起であって、前記装置本体に設
けられた、軸線と交差する断面が略三角形のねじれた穴
と係合して、前記駆動力の伝達を受ける。
【0043】他の実施態様によると、前記感光体ドラム
の長手方向から見て、前記第一カートリッジガイドの後
端、及び、前記第二カートリッジガイドの後端は、前記
装着方向において、前記プロセスカートリッジの重心よ
りも上流側に配置されている、また、前記第一カートリ
ッジガイドの先端、及び、前記第二カートリッジガイド
の先端は、前記プロセスカートリッジの重心よりも下流
側に配置されている。
【0044】他の実施態様によると、前記プロセスカー
トリッジが前記装置本体の画像形成位置に位置した際
に、前記第一カートリッジガイドの先端、及び、前記第
二カートリッジガイドの先端は、前記感光体ドラムの軸
線を通過する鉛直面よりも下流側に位置する。
【0045】他の実施態様によると、前記第一カートリ
ッジガイドの後端は、前記第一本体ガイドに載置される
平坦な被載置部と、前記装着方向上流側に向かうに従っ
て下降する斜面部とを有している、そして、前記被載置
部と斜面部とが交差する部分を前記第一本体ガイドによ
って前記装着方向へ押圧される。
【0046】他の実施態様によると、更に、前記第二カ
ートリッジガイドの後端は、前記第二本体ガイドに載置
される平坦な被載置部と、前記装着方向上流側に向かう
に従って下降する斜面部とを有している、そして、前記
被載置部と斜面部とが交差する部分を前記第二本体ガイ
ドによって前記装着方向へ押圧される。
【0047】他の実施態様によると、前記第一カートリ
ッジガイド、及び、前記第二カートリッジガイドは、前
記第一本体ガイド、及び、前記第二本体ガイドに載置さ
れた状態で前記装着方向へ移動する、そして、前記装置
本体に設けられたバネによって前記プロセスカートリッ
ジが前記装着方向へ侵入するのに対して抵抗を受けた際
に、前記第一カートリッジガイドは後端を前記第一本体
ガイドによって押される、また、前記前記第二カートリ
ッジガイドは後端を前記第二本体ガイドによって押され
る、そして、前記プロセスカートリッジが前記装置本体
の画像を形成するための画像形成位置に位置決めされる
際に、前記第一カートリッジガイドと前記第一本体ガイ
ド、及び、前記第二カートリッジガイドと前記第二本体
ガイドは離隔している。
【0048】他の実施態様によると、更に、前記プロセ
スカートリッジは、前記第一カートリッジガイドが前記
第一本体ガイドに載置された状態で、及び、前記第二カ
ートリッジガイドが前記第二本体ガイドに載置された状
態で、前記開閉部材の開放動作によって取り出し位置へ
搬送される、そして、前記プロセスカートリッジは前記
取り出し位置へ搬送される際に、その下面が前記装置本
体に設けられた突起と当接して、取り出し方向において
下流側が上方へ持ち上がる。
【0049】他の実施態様によると、前記プロセス手段
は、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を
現像するための現像手段、前記電子写真感光体ドラムに
帯電を行うための帯電手段、前記電子写真感光体ドラム
に残留する現像剤を除去するためのクリーニング手段の
少なくともいずれか一つである。
【0050】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るプロセスカー
トリッジ着脱機構、プロセスカートリッジ及び電子写真
画像形成装置を図面に則して詳細に説明する。
【0051】以下の説明において、プロセスカートリッ
ジの長手方向とは、プロセスカートリッジを装置本体へ
着脱する方向と交差する方向(略直交する方向)であ
り、記録媒体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬
送方向と交差(略直交)する方向である。又、左右とは
記録媒体の搬送方向に従って記録媒体を上から見て右又
は左である。また、プロセスカートリッジの上面とは、
プロセスカートリッジを装置本体へ装着した状態で上方
に位置する面であり、下面とは下方に位置する面であ
る。
【0052】図1に本発明を具現化した電子写真画像形
成装置の一実施例を示す。本実施例では、電子写真画像
形成装置は、図2に示すプロセスカートリッジが着脱可
能とされる。なお、図1は、プロセスカートリッジを装
着した電子写真画像形成装置の構成模式説明図、図2は
プロセスカートリッジの構成模式説明図である。
【0053】ここでは説明の順序として、先ずプロセス
カートリッジ及びこれを用いる電子写真画像形成装置の
全体構成を説明し、次にプロセスカートリッジを電子写
真画像形成装置本体に着脱するためのプロセスカートリ
ッジ着脱機構の構成について説明する。
【0054】(全体構成)本実施例にて、レーザービー
ムプリンタとされる電子写真画像形成装置A(以下「画
像形成装置」という。)は、図1に示すように、像担持
体としてのドラム形状の電子写真感光体(以下「感光体
ドラム」という。)7を有する。感光体ドラム7は、帯
電手段としての帯電ローラ8により一様帯電され、次い
で、光学手段としての光学系1から画像情報に基づいた
情報光が照射して感光体ドラム7に静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像剤(以下「トナー」とい
う。)で現像して可視像、即ち、トナー像を形成する。
【0055】前記トナー像の形成と同期して、記録媒体
(記録紙、OHPシート、布等)2をカセット3aから
ピックアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3
cで一枚ずつ分離給送し、転写位置へと搬送する。記録
媒体2は、転写位置にて、感光体ドラム7に形成したト
ナー像が転写手段としての転写ローラ4に電圧印加する
ことによって転写される。トナー像が転写された記録媒
体2は、搬送ガイド3fによって定着手段5へと搬送す
る。
【0056】本実施例にて、定着手段5は、駆動ローラ
5aと、定着回転体5dとを有する。定着回転体5d
は、ヒータ5bを内蔵すると共に支持体5cによって回
転可能に支持された筒状シートで構成される。この定着
回転体5dは、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加
して転写トナー像を定着する。トナー像が定着された記
録媒体2は、排出ローラ3dで搬送し、反転搬送経路を
通して排出部6へと排出する。
【0057】なお、本実施例では、ピックアップローラ
3b、圧接部材3c、排出ローラ3d等により搬送手段
3を構成している。
【0058】画像形成装置本体Aには、搬送手段3、定
着手段5、及び、プロセスカートリッジBを駆動するた
めの駆動手段80がある。駆動手段80は、駆動源とし
てのモーター(図示せず)からの駆動力をギヤ列(図示
せず)によって各回転体を駆動する。
【0059】プロセスカートリッジBへの駆動力も前述
のギヤ列(図示せず)を介して大ギヤ83(図11参
照)に伝えられ、この大ギヤ83でプロセスカートリッ
ジBに伝達させる。大ギヤ83とプロセスカートリッジ
Bの間の駆動伝達は、例えば特許02875203号や
特開平10−240103号公報に記載されているカッ
プリング手段によっておこなわれる。
【0060】つまり、詳しくは後述するが、図11に示
すように、カップリング手段は、大ギヤ83の回転軸に
同軸に形成された断面が略正3角形のねじれた穴を持つ
大ギヤカップリング83aと、断面が略正3角形のねじ
れた凸部で形成された駆動力受け部7a1(以下、ドラ
ムカップリング7a1と称す)とで構成される。ドラム
カップリング7a1は、感光体ドラム7の一端部に固定
されたギヤフランジ(図示せず)に感光体ドラム7の回
転軸と同軸で形成されている。つまりカップリング手段
は大ギヤカップリング83aを感光体ドラム7の長手方
向に移動させることで、連結と解除が行われる。
【0061】このカップリングの結合により、駆動力の
伝達と、大ギヤ83と感光体ドラム7の調心、位置出し
が行われる。従って、本実施例では、このカップリング
手段の連結、解除を行う駆動連結手段が設けられてい
る。
【0062】(プロセスカートリッジ)前記プロセスカ
ートリッジBは、電子写真感光体と、少なくとも1つの
プロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段
としては、例えば電子写真感光体を帯電させる帯電手
段、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現
像手段、電子写真感光体に残留するトナーをクリーニン
グするためのクリーニング手段等がある。
【0063】本実施例のプロセスカートリッジBは、図
2に示すように、感光層を有する電子写真感光体である
感光体ドラム7を回転自在に備えている。感光体ドラム
7の表面は、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧印加し
て一様に帯電され、この帯電した感光体ドラム7に対し
て光学系1からの画像情報に基づいた情報光(光像)を
露光開口部9を通して露光する。これによって、感光体
ドラム7表面に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像手
段10によって現像する。
【0064】現像手段10は、トナー収容部10a内の
トナーをトナー送り手段である回転可能な送り部材10
bで、現像回転体(現像剤担持体)である現像ローラ1
0dへと送り出す。固定磁石10cを内蔵した現像ロー
ラ10dを回転し、現像ブレード10eによって層厚を
規制することによって、摩擦帯電電荷を付与したトナー
層が現像ローラ10dの表面に形成される。現像ローラ
10d表面のトナーは、前記静電潜像に応じて感光体ド
ラム7に転移され、それによって感光体ドラム7上に可
視像、即ち、トナー像が形成される。
【0065】転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電
圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写する。その
後、クリーニング手段11のクリーニングブレード11
aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落と
すと共に、スクイシート11bによってすくい取る。除
去されたトナーは、除去トナー収納部11cへ集める。
【0066】本実施例で示すプロセスカートリッジB
は、感光体ドラム7を回転可能に支持し、クリーニング
手段11、帯電ローラ8が組み込まれたクリーニング枠
体11dと、現像手段10、トナー収容部10aを組み
込んだトナー現像枠体10fとを有する。
【0067】トナー現像枠体10fは、現像手段10の
現像ローラ10dが感光体ドラム7に対し所定の間隔を
あけて平行に対向できるようにクリーニング枠体11d
に対し回動可能に支持される。又、現像ローラ10dと
感光体ドラム7との間の間隔保持を行うスペーサ(図示
せず)が現像ローラ10dの両端部に配置されている。
【0068】図3に示すように、トナー現像枠体10f
の両側面にはホルダー部材10gがあり、図示されては
いないが、現像ユニットをクリーニングユニットに回転
可能に吊るための結合穴が形成された吊り腕を持つ。現
像ユニットとクリーニングユニットの間には間隔を保持
するために所定の加圧力が与えられている。
【0069】プロセスカートリッジBは、現像枠体10
f1及び蓋部材10f2を溶着して一体化したトナー現
像枠体10fと、クリーニング枠体11dとを結合して
構成したカートリッジ枠体CFに収納してカートリッジ
化されている。
【0070】このカートリッジ枠体CFの長手方向両側
面には、図3、図4に示すように、電子写真画像形成装
置本体(以下「画像形成装置本体」という。)14に対
し矢印X方向に着脱可能に装着するための第一カートリ
ッジガイド18b、及び、第二カートリッジ18b(以
下、装着ガイド18bと称す)と、感光体ドラム7の回
転軸と同軸線上に有り、画像形成装置内部の位置決め手
段(第一本体位置決め部、及び、第二本体位置決め部)
で支持される第一カートリッジ位置決め部18a、及
び、第二カートリッジ位置決め部18a(以下、位置決
めガイド18aと称す)が設けられている。
【0071】位置決めガイド18aは駆動側の方が径の
大きくされた円筒ボスである。図4に示す反駆動側の位
置決めガイド18aには、プロセスカートリッジの装着
方向後方に延在した装着補助ガイド18a1が形成され
る。この装着補助ガイド18a1の後端は、位置決めガ
イド18aと同軸な円弧である被付勢部外周面18a2
とされる。
【0072】被ガイド部である装着ガイド18bには、
後述する第一本体ガイド41、及び第二本体ガイド41
(以下、移動ガイド41と称す)(図5参照)で受けら
れる被載置部18b1(以下、下面18b1と称す)
と、装着ガイド18bのプロセスカートリッジの挿入方
向の先端になる先端部18b2とが形成される。この先
端部18b2は、下面18b1とつながる円弧を上面1
8b6とつながる円弧より大きくしてある。下面18b
1の挿入方向の後端角部になる後端下角部18b3に
は、下面18b1との挟角を鋭角にした斜面部18b4
が形成される。又、上面の挿入方向後端部は、上面18
b6と直交する直交面18b5から成る。
【0073】装着ガイド18bの先端と後端の間にプロ
セスカートリッジの重心が位置しており、装着ガイド1
8bの後端ででプロセスカートリッジBを支持すると常
に前下がりな姿勢を維持するようにされている。
【0074】本実施例では、装着ガイド18bは、クリ
ーニング枠体11dの側面で位置決めガイド18aの上
方に設けてあり、装着ガイドの先端部18b2は位置決
めガイド18aの中心にある感光体ドラム7の回転軸を
通る鉛直面より装着方向の下流側にある。。しかし、装
着ガイド18bは、この条件を満たせばトナー現像枠体
10f、或いは、その側面に取付けられるホルダー部材
10gに設けることもできる。
【0075】本実施例のプロセスカートリッジBには、
感光体ドラム7の転写ローラ4に対向する転写開口部9
aと露光開口9bを一体的に覆うことができるドラムシ
ャッター12がクリーニング枠体11dに回転可能に設
けられている。
【0076】次に、ドラムシャッター12の構成を説明
する。
【0077】図1及び図2に示すように、ドラムシャッ
ター12は、感光体ドラム7が転写ローラ4と当接する
転写開口9aを覆うことができるドラム保護部12aを
有する。ドラムシャッター12は、回転軸12bを備
え、クリーニング枠体11dの露光開口9b付近で回転
可能に支持される。回転軸12bには、回転軸12bの
両端に位置しクリーニング枠体11dと摺動する摺動部
12b1と、両端の摺動部12b1をつなぐ露光開口9
bに掛かる部分に位置する摺動部12b1より太くされ
た大径部12b2と、大径部12b2にドラムシャッタ
ー12が閉じた状態のときに露光開口9bを塞ぐ露光シ
ャッター部12b3とが設けてある。
【0078】回転軸12bの大径部の12b2の外側に
は、左右2箇所に配置された連結部12cの一端がが連
結され、他端はドラム保護部12aの両端部に接続され
る。
【0079】回転軸12bの大径部12b2の右側に
は、プロセスカートリッジの上側に突出したカム部12
d(図3参照)が配置される。又、ドラムシャッター1
2の右側の連結部12cには、外側に突出したリブ12
eが形成されている。このリブ12eは、固定ガイド4
4(図7参照)のシャッタ−ガイド44cに受容され、
ドラムシャッター12を開いた姿勢に保持する。本実施
例のドラムシャッター12は、上述した部分を樹脂で一
体的に構成してある。ここで右側の装着ガイド18bと
リブ12eとカム部12dの長手方向の位置関係である
が、プロセスカートリッジの長手方向外側より装着ガイ
ド18b、リブ12e、カム部12dの順に配置されて
いる。
【0080】ドラムシャッター12には、ネジリコイル
バネ(図示せず)のバネ力によって、ドラムシャッター
12が感光体ドラム7を覆う方向に付勢力が加えられて
いる。これにより、プロセスカートリッジBが装置本体
14より取り出されている状態では、ドラムシャッター
12は、図2の二点鎖線で示すように、感光体ドラム7
の転写開口9aを覆う閉じた状態を維持する。一方、装
置本体14内にあって画像形成動作可能な状態では、後
述するドラムシャッター開閉手段によって回転し、図2
の実線で示すように、転写開口9aを露出させ感光体ド
ラム7と転写ローラ4が当接可能な姿勢をとる。
【0081】(プロセスカートリッジ着脱機構)次に、
プロセスカートリッジBを画像形成装置本体14に着脱
するためのプロセスカートリッジ着脱機構の構成につい
て説明する。
【0082】本実施例のプロセスカートリッジ着脱機構
は、(1)プロセスカートリッジBを保持して光学系1
と搬送手段3の間を移動する移動ガイド41と、(2)
移動ガイド41を、開閉部材15(以下、開閉カバー1
5と称す)の閉動作の前半と開動作の後半で移動させる
ためのカムプレート50と、内側板40に設けられた2
本のガイドレール40a,40bと、(3)カムプレー
ト50に開閉カバー15の回転動作を伝えるための連結
プレート51と、(4)プロセスカートリッジBの移動
後にプロセスカートリッジBを装着位置S(以下、画像
形成動作可能な位置と称す)に保持するプッシュアーム
52と、(5)プロセスカートリッジBのドラムシャッ
ター12のドラムシャッター開閉手段と、を有する。更
に、本実施例では、プロセスカートリッジ着脱機構は、
(6)開閉カバー15の閉動作の後半と開動作の前半
で、プロセスカートリッジBに長手方向右端部から駆動
を伝達するカップリング手段の連結と解除を行う駆動連
結手段と、(7)開閉カバー15が閉じたことを検知し
画像形成装置を動作可能に通電させるインターロックス
イッチ54と、が設けられている。
【0083】開閉カバー15の閉じる動作では、先ず、
カートリッジ装着部材としての移動ガイド41の移動に
よりプロセスカートリッジBを搬送し、次に、カップリ
ング手段を駆動連結手段で連結可能な状態にすると共に
プッシュアーム52を作動させ、その後、インターロッ
クスイッチ54を動作する。そして、開閉カバー15の
開く動作においては、先にインターロックスイッチ54
を解除し、次に、駆動連結手段とプッシュアーム52を
解除して、最後に、移動ガイド41を移動する。説明に
あたり、プロセスカートリッジ着脱機構の各構成部品の
形状を説明した後、各部品の組み立て方法と画像形成装
置にプロセスカートリッジを装着する方法を説明し、そ
して、プロセスカートリッジ着脱機構の動作説明を開閉
カバーの回転動作に従って行うことにする。
【0084】(構成部品の説明) (移動ガイド、第一本体ガイド、及び第二本体ガイド)
移動ガイド41は、左右の内側板40にほぼ対称な形状
で配置される。移動ガイド41は、図5に示すように、
プロセスカートリッジBに対向する面にプロセスカート
リッジBの装着ガイド18bが嵌るガイド部としてのガ
イド溝41aを有し、その反対側の面に本体内での姿勢
を保つための第一のボス41b及び第二のボス41cを
有する。第一のボス41bは、プロセスカートリッジB
の装着方向Xにおいて、ガイド溝41aの下流側に配さ
れ、第二のボス41cはプロセスカートリッジBの装着
方向Xにおいてガイド溝41aの上流側に配される。
【0085】第一のボス41bは、ボス外周面と同軸な
貫通穴41b2が形成されており、又、先端に内側に伸
びる引掛け爪を持つスナップフィット爪41b1が設け
られている。第二のボス41cの先端には、該ボス41
cの半径方向に延びた爪41c1、41c2が設けられ
ている。この爪41c1、41c2は、移動ガイド41
がプロセスカートリッジ着脱機構によってプロセスカー
トリッジを画像形成動作可能な第2の位置に移動させた
ときに、後述するカムプレートの回転中心に向かう方向
に沿って配置される。
【0086】ガイド溝41aは、プロセスカートリッジ
挿入方向下流側が一段下がった形状となっている。この
挿入方向下流側の下の面41a1は、移動ガイド41が
画像形成装置内部を移動するときプロセスカートリッジ
Bの装着ガイド18bが載る受け面であり、上流側の高
い面41a2がプロセスカートリッジBの挿入や引き抜
き時のガイド面となる。この受け面41a1とガイド面
41a2は共に、プロセスカートリッジ挿入方向で下向
きに傾斜しており、ユーザーがプロセスカートリッジB
を画像形成装置本体14内に挿入すると、受け面41a
1に確実に誘導される。
【0087】受け面41a1とガイド面41a2の間の
段差部は、図6に示すように、移動ガイド41の移動中
にプロセスカートリッジBが搬送負荷を受けたときに、
受け面41a1に載せたプロセスカートリッジBの装着
ガイド18bの後端18b3を押して、プロセスカート
リッジBを所定の位置まで搬送する機能を有する。この
段差部は、受け面41a1との挟角を鋭角にした傾斜部
41a4と、この傾斜部41a4と受け面41a1との
中間で受け面に略直角である直交面41a3から構成さ
れる。傾斜部面41a4は、受け面41a1で受けてい
る装着ガイド18bがプロセスカートリッジBを持ち上
げる力を持つ転写ローラ4などの抵抗で受け面41a1
から浮き上がるのを防止する(図6(B)参照)。
【0088】図6(A)に示すように、プロセスカート
リッジBの装着ガイド18bをガイド面41a2から受
け面41a1に誘導するためには、受け面41a1のプ
ロセスカートリッジ挿入方向奥側の角から、傾斜部41
a4とガイド面41a2との交点までの距離lgと、装
着ガイド18bの下面18b1の長さlcは、 lg>lc とならなければならない。そのため、受け面41a1の
長さは、装着ガイド18bの下面18b1の長さに比べ
て長くなる。図6(C)に示すように、ガイド面41a
2と受け面41a1とを傾斜面41a4だけでつないだ
場合、受け面41a1の長さはδだけ長くなり、装着ガ
イド18bの下面18b1より必要以上に長くなる。こ
の場合には、プロセスカートリッジBに搬送抵抗が加わ
ったときに、移動ガイド41とプロセスカートリッジB
のズレが大きくなる。従って、本実施例では、受け面4
1a1の長さを調節して、形を小さくし、搬送抵抗が加
わったとき装着ガイド18bの後端をすばやく押せるよ
うに直交面41a3を形成している。
【0089】又、ガイド溝41aの上面は、受け面41
a1とほぼ平行で、上面41a5、41a6と、上面同
士を緩やかな傾斜でつなぐ上面傾斜41a7とで形作ら
れる。上面41a5、41a6は、受け面41a1とガ
イド面41a2のそれぞれからプロセスカートリッジの
装着ガイド18b1の厚みより間隔を少し大きくされ
る。
【0090】ここまでに述べてきた移動ガイド41の形
状は、左右の移動ガイドに対称に設けられた形状である
が、プロセスカートリッジへの駆動伝達手段が設けられ
ている右側の移動ガイドの第二ボス41cには、爪41
c1、41c2より先にタイミングボス41dが設けて
ある。
【0091】次に、カートリッジ搬送手段、即ち、移動
ガイド移動手段を構成するガイドレール、カムプレー
ト、連結プレートについて説明する。尚、カートリッジ
搬送手段(移動ガイド移動手段)は、以下に説明する構
成に限定されるものではなくて、適宜変更可能である。
【0092】(内側板のガイドレール)図7には、画像
形成装置本体14の右側の内側板40が示されるが、内
側板40には、移動ガイド41のボス41b、41cが
別々に摺動可能に嵌合するガイド、即ち、カートリッジ
搬送手段(カートリッジ装着部材保持手段)としての2
つのガイドレール40a、40bが設けられる。
【0093】ガイドレール40a、40bの幅(短手方
向の内径)はボス41b、41cの直径と等しいか、や
や大きくなっていて、移動ガイド41が容易に摺動可能
にされている。本実施例では、内側板40は板厚1mm
程度の板金からなり、ガイドレール40a、40bは、
画像形成装置の外側方向に突出したバーリング穴によっ
て形成されている。これは、ガイドレール40a、40
bを単なる打ち抜き穴で構成した場合には、移動ガイド
41のボス41b、41cの摺動面に表面性の悪い破断
面が現れるのを防止するためである。更には、単なる打
ち抜き穴の場合には、板厚分の接触面積しかとれない。
そのため、ボス41a、41bにかかる面圧が高くな
る。そのために、移動ガイド41が摺動を繰り返した場
合にボス41b、41cのガイドレール40a、40b
との接触部が削れ、移動ガイド41が本体内で所定の位
置から外れることを防止するためである。従って、ガイ
ドレール40a、40bをバーリング穴として摺動面の
表面性を維持し、バーリングの高さの分だけ摺動面積を
広げることで摺動による削れへの対策としている。
【0094】この2つのガイドレール40a、40b
と、移動ガイド41の2本のボス41b、41cによっ
て、移動ガイド41は、光学系1と記録媒体2の搬送路
3の間を移動する。
【0095】第一のボス41bが嵌まる第一ガイドレー
ル40aは、開閉カバー15側の略水平部40a1と、
画像形成装置本体内部側の端部付近で搬送面に向かって
下に傾斜した傾斜部40a2とを滑らかに繋いだ形状と
なっている。第二のボス41cが嵌まる第二ガイドレー
ル40bは、上方へ突出させた円弧である円弧部40b
1と、第一ガイドレール40a側で鉛直方向に形成した
直線部40b2とを円弧で滑らかに繋いだ形状としてい
る。円弧部40b1の中心には、後述するカムプレート
50の回転軸50aを回転可能に受ける回転穴40cが
形成されており、この回転穴40cの近傍には回転穴4
0cを中心にした円弧穴40dが形成される。
【0096】本実施例では回転穴40cもバーリング加
工にて形成してある。円弧穴40dの開閉カバー閉方向
端部には、半径方向の幅が広くされた組み込部40d1
があり、カムプレート50(図8)を内側板40に組み
込む際、カムプレート50の組み付け爪50eがこの円
弧穴組込み部40d1を通過し、その後カムプレート5
0を開閉カバーの開方向に回転させると、組み付け爪5
0eの裏面と円弧穴40dの上側の面によってカムプレ
ート50の軸方向の抜け止めとなる。
【0097】(カムプレート)内側板40の外側、即
ち、移動ガイド41が装着されるのとは反対側の面に
は、第二ガイドレール40bの円弧部40b1の中心に
回転軸50aを持つカムプレート50が設けられる。
【0098】図8に示すように、このカムプレート50
には、カム溝50bが形成される。カム溝50bは、回
転軸50aを中心にした円弧状の溝穴(以下「円弧溝
穴」という。)50b1と、該円弧溝穴50b1の開閉
カバー15の閉方向側端部から連続して形成され、半径
方向外側に延びた直線状の溝穴(以下「直線溝穴」とい
う。)50b2とを有する。
【0099】このカム溝50bには、内側板40の第二
ガイドレール40bを通過した移動ガイド41の第二の
ボス41cが嵌り込む。円弧溝穴50b1の半径は、第
二ガイドレール40bの円弧溝穴40b1の半径より小
さく、第二ガイドレール40bの直線部40b2の下端
から回転穴40cの距離とほぼ等しくされている。直線
溝穴50b2の先端と回転軸50aとの距離は、第二ガ
イドレール40bの円弧部40b1の半径より若干長く
してある。円弧溝穴50b1と直線溝穴50b2の幅
は、移動ガイド41の第二ボス41cの直径よりわずか
に広くしてある。
【0100】円弧溝穴50b1の開閉カバー15の開方
向側の端部には、移動ガイド41の第二ボス41cの先
端の爪41c1、41c2が潜れる組み付け穴50b3
が設けてある。この組み付け穴50b3は、円弧溝穴5
0b1の半径方向の内側と外側の両方に延びて形成して
あるが、この外側の一方のみ、若しくは両方が移動ガイ
ド41の第二ボス41cの直径より狭くなっている。こ
うすることで、組み付け時に移動ガイド41の第二ボス
41cが外側の組み付け穴50b3に嵌り込むような組
み付け時の不良を未然に防ぐことができる。この組み付
け穴50b3より閉方向上流近傍の内側板40対向面と
反対面には仮決めリブ50cが形成してある。
【0101】内側板40のガイドレール40a、40b
がカムプレート側に延びたバーリング穴となっているた
め、カムプレート50のカム溝50bが形成してある付
近はバーリング高さ分だけ段差をつけて逃がしてある。
前述の仮決めリブ50cはこの段差部の上に設けてあ
り、組み込みの際に仮決めリブ50cを移動ガイドの爪
41c1が通過するときは、この段差によってカムプレ
ート側が撓めるようになっている。
【0102】カム溝50b後端の組み付け穴50b3近
傍には、先端に爪50d1を持つ連結ボス50dが回転
軸50aの反対面に設けてある。回転軸50aの近傍に
は組み付け爪50eがあって、前述のように、内側板の
円弧穴40dに嵌めることでカムプレート50の外れ止
めとして機能する。
【0103】以上説明してきた内容は、左右のカムプレ
ートに共通の形状である。
【0104】次に、駆動手段側(以下「右側」とす
る。)のカムプレート50には、連結ボス50dを設け
た面の側に、カム溝50bより半径方向内側の部分をカ
ム溝50bのある面より高くした凸面50fが設けられ
ている。この凸面50f上には第二ボス50gが設けて
ある。凸面50fは、連結ボス50dより高くされてい
て、第二ボス50gの先端には、ボスの半径方向に二本
の爪50g1、50g2設けられている。
【0105】反駆動手段側(以下左側とする。)のカム
プレート50には直線溝穴50b2近傍の半径方向外側
に第二カム部50h設けてあり、直線溝穴50b2の開
閉カバー閉回転方向上流側には当接面50iが設けてあ
る。第二カム50hは、後述する左側のプロセスカート
リッジの位置決め手段となるプッシュアーム52を駆動
するための部分であって、開閉カバーの閉方向半径外側
と開閉カバーの開方向半径内側の2点間を緩やかな円弧
でつないだアーム駆動部50h1とカムプレート50の
回転軸と同軸にした円弧であるアーム保持部50h2を
内側板側に開放された溝として形成してある。この第二
カム50hは、カム溝50bのガイドレール40bのバ
ーリング逃げより更に一段高い面としてあり、この段差
の間にプッシュアーム52が入り込む。当接面50i
は、回転軸50aを通る半径方向に形成した面で第二カ
ム50hの底面と同じ高さに形成されている。
【0106】(連結プレート)カムプレート50と開閉
カバー15は連結プレート51によってつながれ、4節
リンク機構を構成する。連結プレート51は、一端側に
カムプレートの連結ボス50dに回転可能に嵌合する穴
51aと、他端側にはスナップフィット爪51b1を持
つ軸51bを持つ。穴51aには連結プレート組み付け
時にカムプレート連結ボス50dの爪50d1を避ける
逃げ部51a1が軸51b方向に形成してある。スナッ
プフィット爪51b1は、穴51aと軸51bを結ぶ線
分に直角方向に2箇所設けられており、両スナップフィ
ット爪51b1の間には中間部51b2が残っている。
このため、軸51bは、連結プレート51の穴51aと
軸51bを結ぶ線分方向の荷重に対しては強度を確保で
きている。
【0107】(開閉カバー及び裏蓋)図10に示すよう
に、開閉カバー15には先端に回転中心軸を形成する中
心ボス15aを持つヒンジ15bと、開閉カバー15の
裏面に連結プレート51の軸51bが嵌合する連結穴1
5cが、それぞれ両端部付近に2箇所づつ設けてある。
開閉カバー15の裏面には開閉カバーの剛性を向上させ
るための裏蓋16が開閉カバー15に固定されている。
この裏蓋16には両端部付近には凸部16aが有り、プ
ロセスカートリッジBを画像形成装置内部に装着する際
のラフガイドとして機能する。
【0108】(前ガイド)図10に示すように、左右の
内側板40の間には、前ガイド43が左右の内側板40
に固定されている。前ガイド43は、開閉カバー15の
中心ボス15aを回転可能に支持する支持穴43aが形
成されている。この前ガイド43には、サイドガイド4
3bと当接リブ43cがそれぞれ長手方向両端付近に2
箇所ずつ設けられている。
【0109】サイドガイド43bは、内面を移動ガイド
41の内面と同じ長手位置に設定されプロセスカートリ
ッジの位置決めガイド18aの案内とプロセスカートリ
ッジBの長手方向位置の案内を行う。又、当接リブ43
cは、サイドガイド43bより長手方向内側でプロセス
カートリッジのトナー現像枠体10fの下面10f4に
当接する。
【0110】(駆動手段)図7及び図11に示すよう
に、右側内側板の40の転写ローラ4の上方には、内側
軸受け84が設けられる。この内側軸受け84は、感光
体ドラム7に駆動を伝達するための大ギヤカップリング
83aを持つ大ギヤ83を、内側板40に回転可能に支
持する。
【0111】大ギヤ83の大ギヤカップリング83aの
反対側は、内側板40に取付けられるギヤカバー(図示
せず)に固定された外側軸受け86で回転可能に支持さ
れる。
【0112】内側軸受け84のプロセスカートリッジB
の対向側には、プロセスカートリッジBを大ギヤカップ
リング83aが連結可能な位置(装着完了位置(第二の
位置))に支持する円弧状のカートリッジ受け部84a
が大ギヤの回転軸と同軸上に設けられており、プロセス
カートリッジBの位置決めガイド18aを受ける。内側
軸受け84の大ギヤ83対向側には円筒部84bと円筒
部の円周方向外側に配置されたカム面84c(84c
1、84c2)が設けてある。
【0113】また、内側軸受け84のカム面84c側に
は、円筒形のカップリングカム85が設けられている。
カップリングカム85は、円筒部84bに回転可能に嵌
合し、カム面84cと当接するカム面85a(85a
1、85a2)を持ち、回転するとカム面の作用で大ギ
ヤ83を軸方向に移動させる。カップリングカム85の
円周方向外側にはボス85bがある。このボス85b
は、カップリングカム85の大ギヤ83当接面側におい
てその円周方向の一部に設けた円周リブ85cに立設さ
れている。ボス85bの先端には爪85b1が設けてあ
る。外側軸受け86と大ギヤ83の間には、大ギヤ83
を内側軸受け84方向に押圧するバネ87が配置され
る。
【0114】(スラスタロッド)図12(A)、(B)
にスラスタロッド55を示す。スラスタロッド55は、
右側のカムプレート50の第二ボス50gとカップリン
グカム85のボス85bをつなぐ連接棒となり、右側内
側板40上で第二の4節リンクを構成している。図12
(A)、(B)に示すように、スラスタロッド55は、
カップリングカム85の爪85b1が通過できてボス8
5bと摺動可能に嵌合するカギ穴55aと、カムプレー
ト50の第二ボス50gが摺動する長穴55bの2つの
貫通穴がある。長穴55bは、カギ穴55a側の端部の
中心とカギ穴55aの中心とを結ぶ線分に略直角で下側
に延びる直線部55b1と、直線部55b1の下側から
斜め下方に向かう傾斜部55b2と、傾斜部55b2の
斜め下側からつながる円弧部55b3と、の3つの部分
を有する。円弧部55b3の下方には先端に爪55dを
持つボス55cが設けてある。
【0115】長穴55bの直線部50b1上方には、カ
ギ穴55aとは反対方向が開放された横U字形の溝にな
る持ち上げ面55fが設けられる。また、持ち上げ面5
5fの更に上方には、上に開放された凹部となるバック
アップ部55gが設けられており、これらは一体的に形
成されている。
【0116】(固定ガイド)図7にて理解されるよう
に、内側軸受け84の周囲には、固定ガイド44が設け
てある。固定ガイド44は、内側軸受け84のカートリ
ッジ受け部84aより先と、内側板40の第一ガイドレ
ール40aの周囲とが開放されており、略E字型をして
いる。
【0117】固定ガイド44には、カートリッジ受け部
84aの周囲で、プロセスカートリッジBが装着された
ときにプロセスカートリッジBの枠体に設けた長手突き
当て面18cと当接可能な長手方向の突き当て部44a
と、突き当て部44aの上方でカートリッジ受け部84
aより装着方向下流側においてプロセスカートリッジの
枠体に設けた回転方向突き当て面18dに当接して画像
形成動作時にプロセスカートリッジBの回転方向の位置
決めを行う回転止め部44bと、回転止め部44bより
上方で前述したドラムシャッター12の開閉機構を構成
するシャッターガイド部44cと、が設けてある。
【0118】更に、略E字型の中段出っ張り部の内部に
は、図13に示すように、カートリッジ受け部84aよ
りカートリッジの装着方向上流側でプロセスカートリッ
ジの位置決めガイド18aをカートリッジ受け部84a
に付勢するためのネジリコイルバネ45が設けられてい
る。このため、固定ガイド44の内側板当接側にはネジ
リコイルバネ45が取付けられ動作するための凹部44
dが構成されている。凹部44dには、ネジリコイルバ
ネ45のコイル部45aを嵌めるためのボス44d1
と、ネジリコイルバネの固定腕45bのはずれ止めの爪
44d2と、更に、ネジリコイルバネの作用腕45cの
長手方向位置を規制するための規制爪44d3と規制リ
ブ44d4とが設けてある。
【0119】更に、固定ガイド44には、右側内側板4
0に位置決め固定するために、位置決めリブ44e1が
回転止め部44bの裏側に設けてある。位置決めリブ4
4e1は、右側内側板40の位置決め穴(図示せず)に
嵌合させることで鉛直方向の位置決めを行う。位置決め
リブ44e1の先端は、爪44e2が形成してあり、こ
れで右側内側板に対するはずれ止めの機能をする。ま
た、右側内側板40に固定するための固定爪44fが3
箇所と、水平方向抜け止め44gが一箇所設けてあり、
固定ガイドの固定と姿勢保持を確実にしている。
【0120】(搬送フレーム)転写ローラ4を回転可能
に支持する軸受けが摺動可能に取付けられ、記録媒体の
搬送面を構成する搬送フレーム90(図28参照)に
は、転写ローラ4の軸方向左側の端部付近上方に大ギヤ
83の回転軸に対向する位置で、プロセスカートリッジ
Bの位置決めボス18aを画像形成動作可能な位置に受
ける位置決め部90aを設ける。この位置決め部90a
と後述するプッシュアーム52により左側のプロセスカ
ートリッジBの位置決め手段を構成する。
【0121】(プッシュアーム)図14及び図15に示
すように、左側内側位置40にはプッシュアーム52が
設けられる。プッシュアーム52は、プロセスカートリ
ッジの着脱機構の動作によって開閉カバー15の閉動作
に連動して移動させたプロセスカートリッジBの位置決
めボス18aを位置決め部90aに保持する機能を有す
る。
【0122】プッシュアーム52は、揺動軸52aが左
側内側板40の回転穴40gに揺動可能に支持されてお
り、又、プッシュアーム52には、左側内側板40の扇
形穴40hを通過する付勢部52bが設けられている。
【0123】プッシュアーム52の揺動軸52aの根元
にネジリコイルバネ53が組み込まれ、付勢部52bが
プロセスカートリッジBの位置決めガイド18aの移動
軌跡に侵入しないように上方向にプッシュアーム52を
付勢している。
【0124】付勢部52bの先には、カムプレート50
の第二カム50hに嵌り、プッシュアーム52を揺動さ
せるためのボス52cが設けてある。また、付勢部52
bの根元付近と揺動軸52aの近傍には、左側の内側板
40に組み付けるための爪52d1、52d2がある。
爪52d1、52d2は、左側内側板40の扇形穴40
hとカギ穴40iを通過させた後は扇形穴40h、カギ
穴40iの裏面に掛かり抜け止めとして作用する。
【0125】揺動軸52aの根元付近には、前述のネジ
リコイルバネ53を組み込むための凹部52eと、ネジ
リコイルバネ53の作用腕53bのはずれ止めとしての
リブ52fと、左側内側板40のばね受け40jに支持
されるネジリコイルバネ53の固定腕53bを組み付け
後の揺動範囲内でほぼ覆うことのできる大きさの保護面
52gと、ネジリコイルバネ53の固定腕53cをばね
受けに40jに渡す前プッシュアーム内で仮置きできる
仮おきリブ52hと、が設けてある。
【0126】(インターロックスイッチ)図14及び図
15に示すように、左側板側40には、開閉カバー15
が完全に閉じられとき、基板上に設けたマイクロスイッ
チ91(図58参照)を押すインターロックスイッチ5
4が揺動可能に支持されている。インターロックスイッ
チ54がマイクロスイッチ91を押すことで各部に電流
が流れ、画像形成装置本体が動作可能な状態になる。
【0127】インターロックスイッチ54は、回転中心
となる回転軸54aと、マイクロスイッチ91を押すレ
バー54bと、カムプレート50の当接面50iに当接
し弾性的に撓む弾性部54cと、インターロックスイッ
チ54を内側板40へ組み付けるための爪54dと、か
らなる。左側の内側板40には、回転軸54aに対応す
る回転穴40kと、レバー54bの稼動範囲を逃げた穴
40lとが設けてある。
【0128】(組み立て方法)次に、以上で説明した各
部品の組み付け方法について説明する。
【0129】図5、図7及び図15などを参照すると理
解されるように、移動ガイド41の内側板40への組み
付けは、第二のボス41c先端の爪41c1、41c2
を第二のガイドレール40bの円弧部40b1に沿わせ
て挿入した後回転させると、爪41c1、41c2が第
二のガイドレール40bに引っ掛かり、抜け止めとな
る。そして、移動ガイド41の第一のボス41bを第一
のガイドレール40aに貫通させた後、移動ガイド41
を第一のガイドレール40aの傾斜部40a2方向に移
動させ、抜け止めとなるガイドスットパー45を第一の
ボス41bの貫通穴41b2にはめ込む。
【0130】ガイドストッパー46は、図5に示すよう
に、貫通穴41b2に嵌合する円筒46a1と、円筒4
6a1より細い軸部46a2が中心に形成されており、
底部46bにつながっている。底部46bの両端部には
側壁46cが立設されている。
【0131】従って、ガイドストッパー46は、貫通穴
41b2にはめ込まれると、円筒46a1と軸部46a
2の段差にスナップフィット爪41b1が掛かり、側壁
46cがガイドレール40aのバーリングの外側で内側
板40に当接可能になる。スナップフィット爪41b1
は、移動ガイド41が第一のガイドレール40aの傾斜
部40a2に嵌る位置でこの傾斜方向に沿った方向に爪
が設けてあり、組込み性を損なうことが無い。これによ
り移動ガイド41が左右の内側板の内側に落ちるような
力を受けたとしてもスナップフィット爪41b1がガイ
ドストッパーの円筒46a1に掛かり、側壁46cが内
側板40に当接するため抜け止めとして機能する。
【0132】ガイドストッパー46の側壁45cは、第
一のガイドレール40aのバーリング高さに比べ十分に
高くしてあるので、バーリング先端のバリが底部46b
に接してガイドストッパー46が削れることはない。
【0133】内側板40に移動ガイド41を組み込んだ
後、図8などに示すカムプレート50を組み付ける。
【0134】移動ガイド41は、第二のボス41cがガ
イドレール40bの直線部40b2の下端部に突き当た
る位置にあるとき、第二ボス41cの爪41c1、41
c2は、カムプレート50の回転中心になる回転穴40
c方向に向く。
【0135】そこで、カムプレート50の組み付け穴5
0b3を移動ガイド41の第二ボス41cに合わせるよ
うにして回転穴40cに回転軸50aを入れると組み付
け爪50eが円弧穴40dの組み付け部40d1に揃う
ような位置関係に設定してあるので、カムプレート50
は内側板40に当接する。
【0136】この状態からカムプレート50を開閉カバ
ー15の開方向に回転させると、仮決めリブ50cが移
動ガイド第二ボス41cの爪41c1の裏をくぐり爪4
1c1、41c2がカム溝50bの周囲の面に当接する
と共に、組み付け爪50eが円弧穴40dにかかること
でカムプレート50が組みつけられる。
【0137】仮決めリブ50cが設けてある面と、移動
ガイド第二ボス先端の爪41c1、41c2との間には
部品公差を考慮して隙間が設けてあり、仮決めリブ50
cの高さはこの隙間より少しだけ高くされている。この
ため、仮決めリブ50cが移動ガイド第二ボスの爪41
c1に掛かかるので、カムプレート50の組み付け穴5
0b3が移動ガイド41の第二ボス41cまで回転して
両者が外れるようなことはない。
【0138】右側のカムプレート50の右側内側板40
への組込みの際は、カムプレート50を内側板40に嵌
めたところで、第二ボス50gの爪50g1、50g2
に、カップリングカム85と結合させたスラスタロッド
55の長穴55bを合わせて取付ける。その後、スラス
タロッド55を回転させて長穴55bと爪550g1、
50g2を交差させ、次いで、カップリングカム85を
内側軸受け84の円筒部84bに嵌合させて、カムプレ
ート50、カップリングカム85、スラスタロッド55
による4節リンクを組み上げる。
【0139】その後、前述のように、カムプレート50
を回転させて移動ガイド41とカムプレート50の内側
板40への組み付けが完了する。
【0140】図13に示すように、ネジリコイルバネ4
5を凹部44dに組込まれた固定ガイド44は、右側内
側板40に形成された位置決め穴(図示せず)、結合穴
(図示せず)に位置決めリブ44e1、固定爪44fを
合わせて嵌めた後、スライドさせると位置決め穴、結合
穴の周囲に位置決めリブ44e1の爪44e2、固定爪
44fの裏面が掛かり、更に結合穴(図示せず)に抜け
止め44gが嵌ることでスライド方向の位置規制がなさ
れる。
【0141】左側の内側板40へのプッシュアーム52
の組み込みの前に、図14及び図15に示すように、プ
ッシュアーム52にネジリコイルバネ53を取付ける。
【0142】揺動軸52aにネジリコイルバネ53のコ
イル部53aを入れ、作用腕53bをリブ52fの下に
セットし、固定腕53cを保護リブ52gの裏にある仮
置きリブ52hにかける。
【0143】プッシュアーム52は、押し込み部52b
を扇形穴40h下端の大径部40h1に合わせると爪5
2d2がカギ穴40iの大径部40i1に合わさるよう
になされている。プッシュアーム52のこの姿勢では、
左側内側板40のばね受け40jは保護リブ52gの上
方に見えている。
【0144】ここで、ネジリコイルバネ53の固定腕5
3cの先を持ち、固定腕53cを仮置きリブ52hから
ばね受け40jに渡すと、ネジリコイルバネ53に蓄え
られていた弾性力が開放されてプッシュアーム52を上
方に回転させる。すると、押し込み部52bの根元に設
けられていた爪52d1と揺動軸付近の爪52d2がそ
れぞれ扇形穴40h、カギ穴40iの周囲に掛かり組み
込みがなされる。
【0145】このとき、ネジリコイルバネ53の弾性力
で上方に回転したプッシュアーム52は、付勢部52b
の上端の突き当て部52b3を扇形穴40hの上端部4
0h2に当接させて付勢部52bの下端にある引き込み
面52b2をプロセスカートリッジBの位置決めガイド
18aの移動軌跡より上に逃がした待機姿勢になる。こ
の待機姿勢になるとネジリコイルバネ53の固定腕53
cは、プッシュアーム52の保護面52gの裏に隠れた
位置にくる。
【0146】以上のように、左右の内側板40に各部品
を組み付けた後、搬送手段3、転写ローラ4、定着手段
5等が組み込まれた搬送フレーム90や光学系1等のユ
ニットを左右側板40間に組み込む。その後、開閉カバ
ー15を含む外装類が組み付けられ画像形成装置が完成
する。
【0147】このとき、左側内側板40の扇形穴40h
の大径部40h1は、搬送フレーム90に設けられた位
置決め部90aで塞がれ、画像形成装置組み立て後でプ
ッシュアーム52のはずれ止めとなる。
【0148】ここで、開閉カバー15は、ヒンジ15b
をプロセスカートリッジBの長手方向に弾性変形させて
中心ボス15aを前ガイド43の支持穴43aに嵌めこ
まれ、前ガイド43は左右の内側板40に固定させる。
【0149】次に、連結プレート51のカムプレート5
0及び開閉カバー15に対する結合方法を説明する。
【0150】例えば図27を参照すると理解されるよう
に、開閉カバー15とカムプレート50を開閉カバー1
5の開方向に回転させると、両者の結合部である連結ボ
ス50dと連結穴15cが見える。連結ボス50dの爪
50d1は、カムプレート50の半径方向外側を向いて
いる。また、連結プレート51の穴51aの逃げ部51
a1は、軸51b方向に形成してあるため連結プレート
51をカムプレート50の半径方向外側に向けると爪5
0d1と逃げ穴51a1が合わさりカムプレート50に
連結プレート51が取付けられる。
【0151】その後、連結プレート51を回転させ、軸
51bを開閉カバー15の連結穴15cに結合させる
と、スナップフィット爪51b1によって抜け止めがな
される。
【0152】これにより画像形成装置本体14に回動可
能に支持された開閉カバー15とカムプレート50は、
連結プレート51によってつながれ4節リンク機構を構
成する。斯かる構成により、移動ガイド41は、カムプ
レート50によって開閉カバーの閉動作の前半と開動作
の後半で移動される機構となる。
【0153】(プロセスカートリッジの本体への着脱)
次に、プロセスカートリッジ着脱機構を有する画像形成
装置Aに作業者の手によるプロセスカートリッジBの着
脱動作を、図16〜図25を用いて説明する。
【0154】画像形成装置本体Aの開閉カバー15を完
全に開くと(全開状態)、プロセスカーリッジを着脱す
るための開口Wが現れる。この状態では、図16に示す
ように、移動ガイド41がプロセスカートリッジの挿入
方向奥側に下がった姿勢で現れる。移動ガイド41の挿
入方向上流側には、補助ガイド42が左右に略対称にて
内側板40に固定されている。
【0155】図17をも参照するとより良く理解される
ように、補助ガイド42は、移動ガイド41後端に連な
る着脱補助部42aと、移動ガイド41の上面41a6
にほぼつながる面をもつ上規制部42bとを持つ。
【0156】着脱補助部42aには、ガイド面41a2
に連なる前ガイド面42a1と、前ガイド面42a1に
連続し前ガイド面42a1より傾斜が緩くほぼ水平にさ
れた導入ガイド面42a2と、ガイド面42a1と導入
ガイド面42a2の下にあり前ガイド面より急傾斜にし
て移動ガイド41の下面に向かう下ガイド面42a3と
が設けられている。
【0157】また、上規制部42bには、移動ガイド4
1の上面41a6にほぼつながる上規制面42b1と、
上規制面42b1に連続し下ガイド面42a3と略平行
で上規制面から上に傾斜する上導入ガイド面42b2と
が設けられている。
【0158】また、前述の前ガイド43のサイドガイド
43bは、移動ガイド41のガイド面41a2に対して
平行よりやや傾斜が急にされた傾斜面43b1と、傾斜
面43b1に連続し開閉カバー15側に設けた水平面4
3b2とを持つ。
【0159】このため、開閉カバー15を開いて現れる
開口Wの左右の内側板40内面には、導入ガイド面42
a2と上導入ガイド面42b2で入り口側が広くされ、
補助カバー42の上規制部42bと着脱補助部42aと
移動ガイド41との間に構成された挿入方向奥側へ向か
って下に傾斜した上ガイドG1と、下ガイド面42a3
と水平面43b2で入り口側を広くされ、着脱補助部4
2aと移動ガイド41とサイドガイド43bの間で構成
された挿入方向奥側へ向かって下に傾斜した下ガイドG
2との2本のガイド溝が現れる。
【0160】また、開閉カバー15は、図10で示した
ように、中心ボス15aがカバーの下側にあるので、開
閉カバー15は下側に開き、裏蓋16が開口Wに面す
る。裏蓋16に設けた凸部16aは、プロセスカートリ
ッジ挿入方向に向かって下に傾斜したラフガイド面16
a1が構成されている。
【0161】プロセスカートリッジBには、前述のよう
に、カートリッジ枠体CFの両側面に感光体ドラム7の
回転軸と同軸に形成した位置決めガイド18aと、プロ
セスカートリッジの着脱方向に沿って形成したリブ状の
装着ガイド18bが設けられている。更に、トナー現像
枠体10fの下面には突起部10f3が長手方向の両端
付近に設けられている。
【0162】開口WにプロセスカートリッジBを挿入す
る際は、開口Wの側面の上ガイドG1にプロセスカート
リッジBの装着ガイド18bを、下ガイドG2に位置決
めガイド18aを合わせ、装着ガイド18bが移動ガイ
ド41のガイド溝41a奥に突き当たるところまで挿入
する。このとき、裏蓋16の凸部16aは、プロセスカ
ートリッジBの挿入位置をある程度限定し、プロセスカ
ートリッジの装着ガイド18b及び位置決めガイド18
aを上ガイドG1及び下ガイドG2へと導き易くするラ
フガイドとして作用する。これは、ラフガイド面16a
1から導入ガイド面42a2の開閉カバー側の頂点まで
の距離h1と、トナー現像枠体10fの下面から装着ガ
イド18bの下面18b1と先端18b2との交点まで
の距離h2を、 h1<h2 と設定する。また、導入ガイド面42a2の開閉カバー
側の頂点からサイドガイド43bの水平面43b2の開
閉カバー側の頂点までの距離h3と、装着ガイド18b
の下面18b1と先端18b2との交点から位置決めガ
イド18aの下面までの距離h4が、 h3>h4 と設定する。これによって、図17、図18に示すよう
に、カートリッジBのトナー現像枠体10fの下面を凸
部上面に設けたラフガイド16a1沿わせると、装着ガ
イド18bが上ガイドG1入り口へ、位置決めガイド1
8aが下ガイドG2の入り口に自然に案内される。尚、
この状態が、カートリッジBを装置本体14に装着する
際の、挿入位置、或いは、取り出し位置である。
【0163】又、凸部16aは、図19に示すように、
装着ガイド18bが移動ガイド41のガイド面41a2
へ掛かるまでトナー現像枠体10fの後端に接し、プロ
セスカートリッジBが装着方向で前下がりの姿勢を維持
させているので、プロセスカートリッジBが自重で移動
ガイド41のガイド溝41aの奥へ移動し易くしてあ
る。
【0164】凸部16aが裏蓋16の長手方向で両端部
付近に設けられ、中央部を低く抑えてあるのは、プロセ
スカートリッジの着脱時やジャム処理時にユーザーの手
が無理なく入る空間を確保するためのものである。即
ち、開閉カバー15を開いて現れる開口Wをプロセスカ
ートリッジBの装着のための領域と、画像形成装置の内
部へユーザーがアクセスしやすい空間の両方を満足させ
るための形状である。
【0165】ここで、開口Wにおける凸部16aとプロ
セスカートリッジの長手方向での位置関係を図22を用
いて説明する。
【0166】裏蓋16の凸部16aの外側の間隔L1、
左側の凸部外側面と左側補助ガイドの内面の間隔L2、
右側の凸部外側面と右側補助ガイドの内面の間隔L3に
対して、プロセスカートリッジBの突起部10f3の内
側の間隔l1、左側突起部内側面とカートリッジ枠体C
Fの左側側面の間隔l2、右側突起部内側面とカートリ
ッジ枠体CFの右側側面の間隔l3との関係が、 (1)L1<l1、であり (2)L2≒l2+(l1−L1)/2+((L1+L
2+L3)−(l1+l2+l3))/2 (3)L3≒l3+(l1−L1)/2+((L1+L
2+L3−(l1+l2+l3))/2 としてある。従って、上記(1)より両端の凸部16a
は、トナー現像枠体下面の突起部10f3の間に収ま
り、上記(2)、(3)より突起部10f3を凸部16
aに合わせることで開口Wに対するプロセスカートリッ
ジBの長手方向でのおよその位置合わせができる関係に
なっている。
【0167】このように形成された裏蓋16の凸部16
aを利用して、プロセスカートリッジBの装着ガイド1
8bを上ガイドG1へ、位置決めガイド18aを下ガイ
ドG2へ案内すると、上ガイドG1の下面である前ガイド
面42a1とガイド面41a2が前下がりに傾斜して形
成されていること、及び、装着ガイド18bの後端がプ
ロセスカートリッジの重心位置より後方まで設けてある
ので、プロセスカートリッジBは前下がりな姿勢とな
り、プロセスカートリッジBは自重で移動ガイド41の
奥の方へ誘導される。
【0168】下ガイドG2の下面であるサイドガイド4
3bの傾斜面43b1は、ガイド面41a2より若干傾
斜が急なので、図19を参照すると理解されるように、
プロセスカートリッジBを挿入していくと、位置決めガ
イド18aは、サイドガイド43bの傾斜面43b1か
ら離れていく。このため、プロセスカートリッジBは開
口Wから挿入されていくと、装着ガイド18bを移動ガ
イド41で受ける構成となっている。
【0169】移動ガイド41のガイド面41a2で受け
られたプロセスカートリッジBをさらに挿入していく
と、装着ガイド18bの先端18b2が移動ガイドの上
面傾斜41a7に当接する(図20参照)。装着ガイド
18bの先端18b2は滑らかな円弧であり、上面傾斜
41a7の下側は、ガイド面41a2より下がった受け
面41a1になっている。そのため、プロセスカートリ
ッジBは、上面傾斜41a7の作用により装着時より更
に傾斜を強める方向への姿勢を変えながらガイド溝41
aの奥側へ挿入され、図21に示すように、装着ガイド
先端18b2が受け面41a1の奥側に接してプロセス
カートリッジの移動ガイド41への装着が完了する。こ
こまでの説明でわかるようにプロセスカートリッジBの
移動ガイド41への作業者による装着は、プロセスカー
トリッジBを挿入方向で斜め下側に向かって下げること
で行われる。
【0170】プロセスカートリッジBが傾斜を強める方
向への姿勢を変えるときは、図20及び図21に示すよ
うに、前ガイド43に設けた当接リブ43cの先端がト
ナー現像枠体10fの下面10f4に当接し、この当接
リブ43cと下面10f4は接したままプロセスカート
リッジBは前下がりな姿勢に変化する。
【0171】プロセスカートリッジBの移動ガイド41
への挿入を完了した状態で、トナー現像枠体10fの下
面10f4が当接リブ43cと接するポイントは、プロ
セスカートリッジBの重心位置より挿入方向で後方に設
定してある。そのため、プロセスカートリッジBは、装
着完了時に挿入方向後ろ側になるトナー現像枠体10f
を持ち上げた姿勢をとる。このため、図21に示すよう
に、開口Wから挿入されたプロセスカートリッジBは、
装着ガイド18bの先端18b2の下側がガイド溝41
aの受け面41a1の奥側で支持され、そしてトナー現
像枠体10fの下面10f4が前ガイド43の当接リブ
43cで支持される。そのために装着ガイド18bの後
端下角部18b3は持ち上げられている。当接リブ43
cは装着ガイド18bの後端下角部18b3が移動ガイ
ド41のガイド面41a2と同じ位の高さになるように
設定される。
【0172】ここで、ガイド面41a2の傾斜について
説明する。
【0173】ガイド面41a2の傾斜が緩やかすぎる
と、プロセスカートリッジBをその自重で移動ガイド4
1の奥側へ導くことができなくなりユーザーが奥へ押し
込まなければならない。反対に、傾斜が大きすぎると移
挿入途中でユーザーがプロセスカートリッジBを手放し
た場合に落下の衝撃が大きくなり、プロセスカートリッ
ジBや画像形成装置本体14にダメージを与える懸念が
ある。このため、傾斜角は水平から15°〜50°程度
が望ましい。本実施例ではガイド面41a2の傾斜角を
水平から約26°としてある。
【0174】このように、移動ガイド41には、ガイド
溝41aのガイド面41a2が補助ガイド42の前ガイ
ド面42a1と連続する位置(第一の位置)でプロセス
カートリッジBが装着される。移動ガイド41は、プロ
セスカートリッジBの装着を可能とする位置、即ち、ガ
イド面41a2が前ガイド面42a1と連続する位置
で、ガイド溝41aへのプロセスカートリッジBの装着
方向Xが搬送手段3による記録媒体2の搬送方向と交差
する方向に前下がりとなった姿勢(第一の姿勢)をとっ
ている。これは、図27などにて理解されるように、開
閉カバー15の全開状態で、移動ガイド41の第2のボ
ス41cをカムプレート50のカム溝50bの直線溝穴
50b1の先端側に位置させ、第一のボス41bを第一
のガイドレール40aの開閉カバー15側の端部に位置
させていることによる。
【0175】本実施例にて、プロセスカートリッジ着脱
機構における移動ガイド41は、開閉カバー15の開閉
動作に連動して移動する構成である。このため、移動ガ
イド41の後端(開閉カバー側端面)をプロセスカート
リッジBで押すことのできる構成とすると、移動ガイド
41が画像形成装置の内部へ逃げてしまい、移動ガイド
のガイド溝41a内へプロセスカートリッジBの装着ガ
イド18bを入れることができなくなる。そのために、
本実施例では、プロセスカートリッジBの装着方向Xに
おいて移動ガイド41の上流側に、内側板40に固定さ
れ、且つ移動ガイド41後端に連なる着脱補助部42a
有する補助ガイド42を設けている。この補助ガイド4
2によって上述の問題が解決され、プロセスカートリッ
ジBの装着ガイド18bは確実に移動ガイド41のガイ
ド溝41aへ案内される。
【0176】また、開閉カバー15の開閉動作に連動し
て移動する移動ガイド41にプロセスカートリッジBを
装着させる構成であることから、開閉カバー15を途中
まで閉めた状態では、移動ガイド41は画像形成装置内
部へ移動している。そのため、補助ガイド42の着脱補
助部42aとの間には隙間ができる。開閉カバー15の
閉め量が少なく、装着ガイド18bが跨ぎ超えることが
できる程度の隙間であれば、プロセスカートリッジBの
装着を行うことは可能である。しかし、この隙間がある
程度広くなった場合、プロセスカートリッジBの装着ガ
イド18bは、移動ガイド41のガイド溝41aへ入れ
ることができなくなり、隙間が更に広い場合は装着ガイ
ド18bがこの隙間に入り込んで画像形成装置内へ潜り
込んでしまうことが想定される。
【0177】このため、本実施例では開閉カバー15を
途中まで閉めた状態でのプロセスカートリッジの挿入
を、裏蓋16の凸部16aで防止している。
【0178】つまり、開閉カバー15の閉じ量が大きい
場合は、図23に示すように、裏蓋の凸部16aが上規
制部42bに近く、プロセスカートリッジBの装着可能
な空間が無くなるのでプロセスカートリッジの挿入はで
きない。
【0179】図24に示すように、開閉カバー15を途
中まで閉じプロセスカートリッジBがまだ挿入可能の状
態の場合、凸部16aは、開閉カバー15の回転により
本来の着脱方向Xに対して侵入し、又、裏蓋16のラフ
ガイド面16a1は、通常よりも角度が急とされる。従
って、プロセスカートリッジBは通常より急な角度でし
か挿入することができなくなる。
【0180】この開閉カバー15の閉じかけの状態で凸
部16aのラフガイド面16a1にプロセスカートリッ
ジBの下面を沿わせるようにしてプロセスカートリッジ
を急角度で挿入すると、移動ガイド41のガイド面41
a2と補助カバー42の前ガイド面42a2が不連続に
なっている。そのため、装着ガイド18bの先端面18
b2は移動ガイド41の後端41eに接する。このと
き、位置決めガイド18aがサイドガイド43bの傾斜
面43b1と接し、トナー現像枠体10fの下面が裏蓋
の凸部16aに接してプロセスカートリッジの姿勢は限
定される。
【0181】この装着ガイド18b先端18b2と移動
ガイド41の後端41e、位置決めガイド18aとサイ
ドガイド43bの傾斜面43b1、トナー現像枠体10
fの下面と凸部16aの3箇所が当接している状態か
ら、更に開閉カバー15を閉じていくと、移動ガイド4
1は、画像形成装置内部へ移動し、裏蓋16の凸部16
aも上方に回転してくる。従って、プロセスカートリッ
ジBは反時計回りに回転する。そのため、装着ガイド1
8bの上面後端と直交面18b5との結合角部が補助ガ
イド42の上導入ガイド面42b2に当接し、これ以上
開閉カバー15を閉じることができなくなる(図25参
照)。つまり、開閉カバー15が途中まで閉じた状態か
らプロセスカートリッジを挿入しても開閉カバー15を
閉めることができないので、プロセスカートリッジの装
着不良という問題を未然に防ぐことができる。
【0182】ここで、上述の開閉カバー15を途中まで
閉めた状態からプロセスカートリッジBを挿入してしま
いプロセスカートリッジBを移動できない状態になった
ときでも、再度開閉カバー15を開方向に回転させると
移動ガイド41が開口W側に移動し、装着ガイド18b
の先端面18b2を押してプロセスカートリッジBを引
き出してくる。そして、移動ガイド41のガイド面41
a1と補助ガイド42の前ガイド面42a1の隙間が小
さくなり、装着ガイド18bがその隙間を跨ぎ越える
と、装着ガイド18bは、ガイド溝41a内に収まりプ
ロセスカートリッジBの装着ができるようになる。
【0183】(プロセスカートリッジの着脱機構の動作
説明) (開閉カバーに連動した移動ガイドの移動)次に、プロ
セスカートリッジBを載せた移動ガイド41が開閉カバ
ー15の閉じる動作の前半で移動する様子を図26〜図
49を用いて説明する。ここで、図26、27、28;
図29、30、31;図32、33、34;図35、3
6、37;図38、39、40;図41、42、43;
図44、45、46;図47、48、49は、それぞれ
同じタイミングを示している。又、図26、図29、図
32、図35、図38、図41、図44、図47は、画
像形成装置内部の右側の内側板を見て、プロセスカート
リッジBの移動の様子を示す。図27、図30、図3
3、図36、図39、図42、図45、図48は、右側
の内側板を外から見た様子を示す。図28、図31、図
34、図37、図40、図43、図46、図49は、左
側の内側板を外から見た様子を示す。
【0184】開閉カバー15を中心ボス15aを中心に
回転させて閉じて行くと、図28から図49に示すよう
に、連結プレート51で開閉カバー15と連結され4節
リンク機構の従動節となるカムプレート50も回転す
る。このため、カムプレート50に形成したカム溝50
bの直線溝穴50b2の先端側で移動ガイド41の第二
のボス41cを第二のガイドレール40bの第一円弧部
40b1に沿って移動させる。
【0185】先に説明したように、第一円弧部40b1
は、カムプレート50の回転軸50aを中心とし、半径
はカムプレート50の回転軸50aからカム溝50bの
直線溝穴50b2の先端までの距離より若干短くしてあ
る。そのため、移動ガイドの第二ボス41cは、第二の
ガイドレール40bの第一円弧部40b1と直線溝穴5
0b2で囲まれた空間に保持され、カムプレート50の
回転に伴い移動する。従って、移動ガイド41の第一の
ボス41bも第一のガイドレール40aの水平部40a
1に沿ってプロセスカートリッジBの装着方向Xの奥側
へ移動する。
【0186】プロセスカートリッジBは、移動ガイド4
1のガイド溝41aの奥側に装着ガイド18bを突き当
て、トナー現像枠体10fの下面が前ガイド43の当接
リブ43cに接した状態で装着されている(図21)。
【0187】更に、移動ガイド41が画像形成装置奥側
へ移動するとプロセスカートリッジBもそれにつれて装
置奥側へ移動し、トナー現像枠体10fの下面10f4
と当接リブ43cの当接が離れ、プロセスカートリッジ
Bは、移動ガイド41の受け面41a1で装着ガイド1
8bの下面18b1が支持される(図29)。
【0188】移動ガイド41は、受け面41a1で装着
ガイド18bを支持し、図29〜図47に示すように、
時計回りに姿勢を変えながら奥側へ移動し、プロセスカ
ートリッジBも時計回りに姿勢を変えながら感光体ドラ
ム7を略水平方向に移動させながら画像形成動作中の搬
送されてゆく。移動ガイド41が姿勢を変化させながら
移動していくと、第一のボス41bに嵌合しているガイ
ドストッパー46は、側壁46c内面を第一のガイドレ
ール40aのバーリング外側に接触し回転しながら移動
ガイド41に追従していく。
【0189】駆動手段のある右側には、前述のカップリ
ング手段による駆動連結が可能な位置にプロセスカート
リッジを保持するためにネジリコイルバネ45が配置さ
れている。このネジリコイルバネ45は、そのバネ力で
位置決めガイド18aをカートリッジ受け部84aへ付
勢し、バネ4Sによる転写ローラ4の感光体ドラム7へ
の当接圧によってプロセスカートリッジBの位置決めガ
イド18aがカップリング手段の係合可能な位置からず
れることを防止している。
【0190】従って、更に、開閉カバー15を閉じてゆ
くと、図38に示すように、プロセスカートリッジBは
水平に近づきながら画像形成装置本体14の奥側の画像
形成動作位置へ近づく。また、右側では、位置決めガイ
ド18aの外周が、プロセスカートリッジBの画像形成
動作位置への移動軌跡の上流側でその移動軌跡に侵入す
るように固定ガイド44の凹部44dに設けたネジリコ
イルバネ45の作用腕45cの当接部45c1に当接す
る。
【0191】ここで、先に説明したように移動ガイド4
1の受け面41a1の長さは、装着ガイド18bの下面
18b1の長さより長くしてある。そこで、この状態よ
り開閉カバー15を閉じていくと、図38に示すよう
に、プロセスカートリッジBはネジリコイルバネ45の
反発力で奥へは進めない。そして、移動ガイド41のガ
イド溝内で装着ガイド18bが受け面41a1上を滑
り、装着ガイド18bの後端下角部18b3がガイド溝
41aの直交面41a3と当接する。
【0192】この後、更に、開閉カバー15を閉じてゆ
くことにより、ガイド溝41aの直交面41a3で装着
ガイド18bの後端下角部18b3を押し、それにより
ネジリコイルバネ45の反発力に抗してネジリコイルバ
ネ45の作用腕45cを上方へ撓ませて位置決めガイド
18aの移動軌跡より退避させる。従って、プロセスカ
ートリッジBを更に奥へと押し込んでゆくことが可能と
なる(図41参照)。
【0193】そして、位置決めガイド18aがネジリコ
イルバネ45の曲げ部45c2を過ぎると、ネジリコイ
ルバネ45に蓄えられた復元力(弾性力)が位置決めガ
イド18aを内側軸受け84のカーリッジ受け部84a
に押し込むように作用する(図44参照)。
【0194】図44に示すように、本実施例のネジリコ
イルバネ45は、作用腕45cの曲げ部45c2で位置
決めガイド18a外周と接する。プロセスカートリッジ
Bの着脱動作において、位置決めガイド18a外周がこ
の曲げ部45c2を通過する際にこの曲げ部45cが折
れ曲がるように変形することを防止する。そのため、曲
げ部45c2は大きめな半径(3mm〜4mm程度)を
持って曲げ部とされる。
【0195】又、位置決めガイド18aがネジリコイル
バネ45の作用腕45cを上に撓ませる際、作用腕45
cが長手方向にずれてしまい狙った位置から外れること
を防止するため、図13などを参照するとより良く理解
されるように、曲げ部45c2の先で作用腕45cを長
手方向で規制する規制爪44d3と規制リブ44d4が
固定ガイド44の凹部44dに設けてある。これによ
り、作用腕45cは、凹部の底面と規制爪44d3と規
制リブ44d4との間で撓み変形し、その際の長手の位
置が規制される。ネジリコイルバネ45の作用腕45c
は、位置決めボス18aをカートリッジ受け部84aに
押圧するように所定の加圧力(0.98Nから4.9N
程度)を持って当接させている。
【0196】位置決めガイド18aがネジリコイルバネ
45を変形させて通過する付近で移動ガイド41の第一
のボス41bは、第一のガイドレール40aの水平部4
0a1から傾斜部40a2へと移動する(図38〜図4
4参照)。
【0197】第一のボス41bが第一のガイドレール4
0aの水平部40a1を移動する間、感光体ドラム7は
ほぼ水平にする。そして、第一のボス41bが第一のガ
イドレール40aの傾斜部40a2へと移動することに
より、感光体ドラム7の移動軌跡も挿入方向下側に傾斜
した軌跡Dr(図44参照)へと変化し、感光体ドラム
7は転写ローラ4に向かって移動する。
【0198】これにより、バネ4Sで感光体ドラム側へ
付勢された転写ローラ4の付勢力方向Tr(図44参
照)と、転写ローラ4を押し下げて転写ローラ4と当接
する感光体ドラム7の移動軌跡との成す角度を広くする
ことにより、プロセスカートリッジBの移動方向による
転写ローラ4に対するスライド方向のベクトルを大きく
取ることができる。
【0199】このように、第一のガイドレール40aの
挿入方向後端側を挿入方向で前下がりに設定すること
で、開閉カバー15の回転に連動させたプロセスカート
リッジの移動で転写ローラ4を効率よく押し下げること
が可能となる。
【0200】ここで、プロセスカートリッジBの感光体
ドラム7が転写ローラ4を押し下げるときの移動ガイド
41のガイド溝41aと装着ガイド18bについて説明
する。
【0201】前述した通り、開閉カバー15の回転に連
動してプロセスカートリッジBを移動させる間、移動ガ
イド41のガイド溝41aの受け面41a1で装着ガイ
ド18bを支持する。そして、ネジリコイルバネ45、
更には、電気接点92によるプロセスカートリッジの挿
入方向での抵抗を受けた際に、装着ガイド18bの後端
下角部18b3が直交面41a3に当接してプロセスカ
ートリッジBを移動させる。
【0202】プロセスカートリッジBの搬送終盤では、
感光体ドラム7が転写ローラ4に当接し、転写ローラ4
をバネ4Sに抗って押し込む。転写ローラ4の加圧力が
プロセスカートリッジに与える力は、装着ガイド18b
が移動ガイド41の受け部41a1から浮き上がる方向
に作用する。このような力を受けると装着ガイド18b
は、受け面41a1とガイド面41a2との段差を越え
ようとする。装着ガイド18bが受け面41a1とガイ
ド面41a2との段差を越えてしまうと移動ガイド41
は、プロセスカートリッジBを挿入負荷抵抗に抗って挿
入させることができなくなるので、プロセスカートリッ
ジBを画像形成動作可能な位置に送り込めなくなる。
【0203】このため、本実施例では移動ガイド41の
ガイド溝41aには、図6を参照して説明したように、
受け面41a1の後端に受け面に直交する直交面41a
3と、その直交面41a3の上で受け面側にせり出して
ガイド面41a2につながり受け面との成す角を鋭角に
した傾斜部41a4を設けた。プロセスカートリッジB
の移動途中でネジリコイルバネ45や電気接点92によ
るプロセスカートリッジの挿入方向での抵抗を受けると
装着ガイド18bの後端下角部18b3が直交面41a
3に当接してプロセスカートリッジを送り込む。そし
て、その後のプロセスカートリッジの移動により転写ロ
ーラ4に感光体ドラム7が当接し、転写ローラ4の加圧
力の反力を受けると装着ガイド18bがガイド溝の段差
を乗り超えようとする。本実施例では、図6(B)に示
すように、装着ガイド18bの後端下角部18b3につ
ながり下面18b1と成す角が鋭角にされた斜面部18
b4が直交面の上に設けた傾斜部41a4に接する。こ
れにより、装着ガイド18bがガイド溝の段差を乗り越
えようとしても傾斜部41a4が斜面部18b4を受け
るので転写ローラ4のバネ力に抗いながらプロセスカー
トリッジを押し込むことが可能となる。
【0204】ここまでの開閉カバー15の回転に連動し
た移動ガイド41の移動によるプロセスカートリッジB
の搬送の説明において、右側の位置決めガイド18a
は、ネジリコイルバネ45によりカートリッジ受け部8
4aに対して付勢されていることを説明した。
【0205】しかし、左側には位置決めガイド18aの
移動軌跡に対して侵入させた付勢手段は設けていない。
また、装着ガイド18bに対し移動ガイド41の受け面
41a1がガタを持つ。従って、転写ローラ4の感光体
ドラム7に対する当接圧や各種電気接点の接点抵抗によ
って左側の位置決めガイド18aは、フレーム90の位
置決め部90a付近にあってまだ位置決め部90aには
受けられていない(図49参照)。
【0206】これは、後述するプッシュアーム52の動
作によって、位置決めガイド18aをフレーム90に設
けた位置決め部90aに誘導し位置決めされる。
【0207】また、右側の位置決めガイド18aは、ネ
ジリコイルバネ45によりカートリッジ受け部84aに
対して付勢されているが、最終的には右側の位置決めガ
イド18aは、ネジリコイルバネ45の加圧力に抗って
カートリッジ受け部84aから離れ、カップリング手段
の連結により大ギヤカップリング83aとドラムカップ
リング7a1の回転軸が一致することにより、右側での
プロセスカートリッジBの画像形成装置内での位置は決
まる。
【0208】右側の位置決めガイド18aがネジリコイ
ルバネ45を乗り越え、移動ガイド41の第一のボス4
1bが第一のガイドレール40aの傾斜部40a2に移
り、感光体ドラム7が転写ローラ4を押し下げたところ
で移動ガイド41によるプロセスカートリッジの搬送が
ほぼ終了する。
【0209】このときの開閉カバー15の回転によるカ
ムプレート50と移動ガイド41の動きを説明する。
【0210】位置決めガイド18aによるネジリコイル
バネ45の押し上げが最大となる付近では移動ガイド4
1の第二のボス41cは、内側板40の第二のガイドレ
ール40bの第一円弧部40b1と第二円弧部40b2
とを滑らかにつないでいる部分に位置し、第一のボス4
1bは内側板40の第一のガイドレール40aの傾斜部
40a2に差し掛かった位置にある(図41、42、4
3参照)。
【0211】これより開閉カバー15を更に閉じていく
と、カムプレート50のカム溝50bと内側板40の第
二のガイドレール40bで囲まれる領域は、カム溝50
bの直線溝穴50b2の半径方向内側と第二のガイドレ
ール40bの直線部40b2の部分になり、この両者に
囲まれた領域で移動ガイド41の第二のボス41cが移
動される。このため、移動ガイド41は、このとき第一
のボス41bを傾斜部40a2の下側へ送りながら第二
のボス41cは直線部40b2の下端へ移動し、第二の
ボス41cが直線部40b2の下端に当接したところで
移動ガイド41の移動が終了する(図47、48、49
参照)。
【0212】これにより移動ガイド41は、プロセスカ
ートリッジBの画像形成動作位置でほぼ水平となった姿
勢をとる。即ち、移動ガイド41は、第二の位置で第一
の位置の姿勢とは異なる姿勢をとる。ここで、第一のガ
イドレール40aは、移動ガイド41の第一ボス41b
の移動量より長めにされている。そのため、移動を終了
した第一ボス41bと第一のガイドレール40aの傾斜
部40a2端部の間には隙間があり、両者が接触してし
まい、移動ガイド41が圧縮変形を起こすことはない。
【0213】(ドラムシャッターの開閉機構)ここま
で、開閉カバー15の回転に連動してプロセスカートリ
ッジが移動する様子を説明してきたが、その移動に伴う
ドラムシャッター12の開閉動作を以下で説明する。
【0214】本発明では、ドラムシャッター12の開閉
動作は、プロセスカートリッジBを移動ガイド41に装
着する段階(図17〜図21)では行わず、プロセスカ
ートリッジBが開閉カバー15の回転に伴い本体内部を
移動する段階(図26〜図47)で行わせる。
【0215】これは、プロセスカートリッジBを本体へ
装着する段階でドラムシャッター12を開かせようとす
ると、このドラムシャッター12を開くための抵抗が挿
入負荷となりプロセスカートリッジ装着ガイド18bを
移動ガイド41のガイド溝奥の受け部41a1へ入れる
前で止められることを防止するためである。
【0216】このため、ユーザーが行うプロセスカート
リッジBの本体への装着動作においては挿入負荷となる
動作をなくし、開閉カバー15を閉じる動作でプロセス
カートリッジBが移動する段階でドラムシャッター12
の開閉を行わせる。
【0217】開閉カバー15の閉動作に連動してプロセ
スカートリッジBが移動すると、プロセスカートリッジ
Bに回転可能に支持されているドラムシャッター12が
回転し、感光体ドラム7の転写開口と露光開口9を露出
してプロセスカートリッジBを画像形成可能な状態にす
る。
【0218】ドラムシャッター12の開いた姿勢を保つ
ためのリブ12eは、図3に示すように、クリーニング
枠体11dの上面に露出しているが断面方向ではクリー
ニング枠体の包絡線内に収まり、長手方向の端面はクリ
ーニング枠体11dの移動ガイド41に対向する側面よ
り内側に位置する。
【0219】リブ12eの、固定ガイド44のシャッタ
−ガイド(第二の当接部)44cに対する当接面は、ク
リーニング枠体11dに面する側にあり、ドラムシャッ
ター12が開いた時に現れる。
【0220】このように、ドラムシャッター12が画像
形成装置内部で開いた姿勢を決めるためのリブ(第二の
突起)12eは、プロセスカートリッジBが画像形成装
置の外に出されドラムシャッター12が閉じた状態で
は、断面方向においてはクリーニング枠体11dの包絡
線内に有り、且つ長手方向においてもクリーニング枠体
内11dに収まるので、プロセスカートリッジの輸送中
の衝撃や着脱の取り扱い動作などでリブ12eがダメー
ジを受けることはない。
【0221】開閉カバー15の閉動作に連動してプロセ
スカートリッジBが移動すると、図26に示すように、
ドラムシャッター12のカム部(第一の突起)12d
が、画像形成装置本体内で光学系1を載せ左右の内側板
間で支持されている光学プレート(第一の当接部)1f
に接触する。そして、プロセスカートリッジBの移動に
より、シャッターバネのバネ圧に抗いながらドラムシャ
ッター12を時計回りに回転させ、転写開口9aと露光
開口9bを露出させ始める。
【0222】すると、連結部(支持部)12cに設けた
リブ12eがクリーニング枠体11dの上面から離れた
位置に移動し、シャッタ−ガイド44cとの当接面が露
出する。プロセスカートリッジが奥へ移動すると、ドラ
ムシャッター12のカム部12dは、光学プレート1f
の角部と接した後、図29のようにカム部12d先端の
頂点部12d1を光学プレート1fの下面に当接させな
がら移動していく。これよりプロセスカートリッジBが
奥へ移動すると、リブ12eと固定ガイド44のシャッ
ターガイド44cが接し、ドラムシャッター12を更に
開く。これにより、カム部12dの当接面頂点部12d
1は光学プレート1fの下面から離れていく(図32参
照)。
【0223】シャッターガイド44cは、クリーニング
枠体11dの上にオバーラップして配置されており、リ
ブ12eを受ける幅を持つ。シャッターガイド44c
は、図26に示すように、プロセスカートリッジBの挿
入方向上流側から順に、挿入方向下流側が前上がりに傾
斜した第一斜面44c1と、頂点部44c2と、挿入方
向下流側へ後ろ下がりに傾斜した第二斜面44c3と、
水平面44c4と、プロセスカートリッジの挿入方向最
下流側になる垂直部44c5から構成されている。
【0224】上述したように、シャッターガイド44c
は、光学プレート1fにカム部12dを当ててドラムシ
ャッター12を回転させ、クリーニング枠体11dから
離れたリブ12eを受ける。そのため、シャッターガイ
ド44cは、リブ12eが持ち上がってくる際の軌跡を
避けたプロセスカートリッジ挿入方向下流側に位置して
いる。又、図32に示すように、プロセスカートリッジ
Bの移動によって近づいてくるリブ12eをすくい取り
易いように挿入方向上流側が下がった第一傾斜面44c
1でリブ12eを受ける。リブ12eは、プロセスカー
トリッジBの移動に伴い第一傾斜面44c1を昇ってい
き、ドラムシャッター12は開角を増していく。
【0225】開閉カバー15を閉じていき、プロセスカ
ートリッジBを画像形成装置本体14の奥側へ移動させ
ると、ドラムシャッター12のリブ12eは、シャッタ
ーガイド44cの最上部になる頂点部44c2と当接
し、ドラムシャッター12を大きく開かせる。そして、
ドラムシャッター12の左側の先端部にある切り欠き部
12f(図4参照)が画像形成装置に設けてある電気接
点92を避ける(図35)。
【0226】その後、リブ12eは、シャッターガイド
44cの挿入方向下流側に下がって傾斜した第二傾斜部
44c3に移るので、ドラムシャッター12は一時少し
だけ閉じる。この第二傾斜部44c3は、ドラムシャッ
ター12が電気接点92を避けるために大きく開かせた
頂点部44c2と、頂点部より低い最終的にリブ12e
が載る水平部44c4とをつないでいる。
【0227】その後、移動ガイド41の第一のボス41
bが第一のガイドレール40aの傾斜部40a2に移動
すると、図41に示すように、ドラムシャッター12の
リブ12eは水平部で受けられその高さを変えはしない
が、プロセスカートリッジBが転写ローラ4側に下がり
ドラムシャッター12はその開角を大きくしていく。
【0228】開閉カバー15の回転に連動した移動ガイ
ド41の移動が止まり、それに伴うプロセスカートリッ
ジの搬送が終了する。すると、図44に示すように、ド
ラムシャッター12のリブ12eはシャッターガイド4
4cの水平部で支持され所定の開角となる。そして、転
写開口と露光開口9を露出させ、プロセスカートリッジ
Bは装着位置に位置して画像形成動作可能な状態にな
る。
【0229】開閉カバー15の閉じる動作の前半で移動
ガイド41が移動し終わると、移動ガイド41の第二の
ボス41cは、内側板40の第二ガイドレール40bの
直線部40b2の下端に位置し、カムプレート50のカ
ム溝50bの円弧溝穴50b1へ移る(図49参照)。
円弧溝穴50b1は、上述のように、カムプレート50
の回転軸50aを中心とした円弧であり、その半径は回
転軸50aから第二のガイドレール40bの直線部40
b2の下端までの距離に等しく、その幅(短手方向の内
径)が移動ガイド41の第二のボス41cの外径より少
し広く形成してある。このため、移動ガイド41を移動
させ終えた後に開閉カバー15を更に閉じると、カムプ
レート50のカム溝50bの円弧溝穴50b1は、移動
ガイド41の第二のボス41cに沿って回転し開閉カバ
ー15を閉じきることができる。
【0230】この後、開閉カバー15の閉じる動作の後
半を利用した各機構を説明する。
【0231】(開閉カバーに連動した駆動連結手段の動
作)右側の内側板40には前述のように駆動手段が設け
られている。駆動手段にはプロセスカートリッジに駆動
を伝えるカップリング手段とカップリング手段の連結と
解除を行う駆動連結手段が設けてある。前述のようにカ
ップリング手段は、駆動連結手段によってプロセスカー
トリッジBの装着方向に略直交する長手方向に移動する
ことで、連結と解除がなされる。
【0232】カップリング手段は、大ギヤ83の大ギヤ
カップリング83a側を回転可能に支持し、内側板40
に固定される内側軸受け84と、内側板40に固定され
たギヤカバー(図示せず)に取り付けられ、大ギヤ83
の他端を回転可能に支持する外側軸受け86と、その内
側軸受け84と外側軸受け86とで回転可能に支持され
る大ギヤ83とを有する(図11参照)。
【0233】大ギヤカップリング83aは、断面が略3
角形のねじれた穴を持ち、大ギヤ83の回転軸と同軸に
形成されている。また、プロセスカートリッジBの感光
体ドラム7の一端部に固定されたギヤフランジ(図示せ
ず)には、感光体ドラム7の回転軸と同軸で断面が略3
角形のねじれた凸で形成されたドラムカップリング7a
1があり、右側の位置決めガイド18a内で位置決めガ
イド18aとも同軸にされている(図3参照)。
【0234】駆動連結手段は、図11及び図50
(A)、(B)、(C)に示すように、内側軸受け84
のカム面84c(84c1、84c2)と、内側軸受け
84と大ギヤ83の間に配置されたカップリングカム8
5と、大ギヤ83と外側軸受け86の間に配置され大ギ
ヤ83を内側軸受け方向に付勢するバネ87と、を有す
る。
【0235】カップリングカム85は、内側軸受け84
の円筒部84bで回動可能にされ、内側軸受けのカム面
84cと当接するカム面85a(85a1、85a2、
85a3)を持つ。内側軸受けのカム面84cは、内側
板40側面から大ギヤ83の回転軸方向に突出した凸面
84c1と、円周方向のある位置から凸面84c1にか
けて滑らかに高さを変化させた傾斜面84c2を円筒部
の中心に対して点対称に2箇所設けてある。カップリン
グカム85のカム面85aは、内側軸受けの凸面84c
1の内側板40側面からの高さと等しい段差にした2つ
の面である凸面85a1と底面85a3を傾斜面85a
2でつないだ形状を円周方向に2箇所点対称に配置した
ものである。カップリングカムの傾斜面85a2の中心
角は、内側軸受けのカム面84cの傾斜面84c2の中
心角とほぼ等しくされ、内側軸受け84の凸面84c1
の中心角は、カップリングカム85の底面85a3の中
心角より狭くしてある。
【0236】図50(C)のように、カップリングカム
85は、内側軸受け84の円筒部84bに凸面84c1
と底面85a3が当接する状態で嵌められると、内側軸
受け84に対し少しの回転方向ガタを持ち内側板に近接
し、大ギヤ83は、バネ87のバネ圧により大ギヤカッ
プリング83aを画像形成装置内部に侵入させ、プロセ
スカートリッジBのドラムカップリング7a1と駆動連
結可能な状態になる。
【0237】カップリングカム85が回転し、図50
(B)のように、互いの傾斜面84c2と85a2が接
触し出すと内側板40から離れる方向に移動を始め、カ
ップリングカムの背面85dが大ギヤ83をバネ87の
バネ圧に逆らわせながら内側板40から遠ざかる方向に
押し出し、大ギヤカップリング83aとドラムカップリ
ング7a1の連結が解除され始める。更に、カップリン
グカム85が回転し互いの凸面84c1と85a1が当
接すると、カップリングカム85は凸面85a1と底面
85a3の段差の分だけ内側板から離れ、大ギヤ83は
大ギヤカップリング83aとドラムカップリング7a1
の連結が完全に解除された退避位置にくる。この大ギヤ
83の退避位置では大ギヤカップリング83aの端面が
内側板40表面より奥まった状態となり、プロセスカー
トリッジBの位置決めガイド18aの移動軌跡からも退
避した位置となっている。
【0238】本実施例の画像形成装置に設けてあるカッ
プリング手段は、これまで説明してきたように感光体ド
ラム7の回転軸方向から行い、駆動連結手段によりプロ
セスカートリッジの移動方向と交わる方向に移動するこ
とで駆動が連結可能な状態と連結解除をおこなう。その
ためプロセスカートリッジの移動と駆動連結手段の動作
は常に順序立てて行わなければいけない。カップリング
手段である大ギヤカップリング83aが連結可能な状態
に有る場合は、その大ギヤカップリング83aは、大ギ
ヤカップリング83aと係合するドラムカップリング7
a1を内側に配置する位置決めガイド18aの移動軌跡
に侵入している。そのため、プロセスカートリッジBの
装着より先に大ギヤカップリング83aが連結可能な状
態になっていると、プロセスカートリッジBの装着動作
中に位置決めガイド18aと大ギヤカップリング83a
がぶつかりプロセスカートリッジBが装着できなくな
る。
【0239】また、カップリング手段の解除が行こなわ
れる前にプロセスカートリッジを取り出そうとしてもカ
ップリング同士が噛み合っているため、駆動側はプロセ
スカートリッジを動かすことはできない。
【0240】このプロセスカートリッジの搬送と駆動連
結手段の動作の2つを開閉カバー15の回転動作によっ
て行う場合、開閉カバー15の閉じる動作においてはプ
ロセスカートリッジの移動の後、駆動連結手段でカップ
リング手段を連結可能な状態にし、逆に開閉カバー15
の開く動作では駆動連結手段でカップリング手段を解除
した後、プロセスカートリッジを取り出す、という順序
が必ず行われる機構が必要になる。
【0241】この2つの動作を順序だてて行う機構を以
下に説明する。
【0242】開閉カバー15が完全に開いている状態
(図27参照)では、カップリングカム85と内側軸受
け84のカム面は互いの凸面84c1と85a1を接触
させ、大ギヤ83は内側板40から遠ざかった退避位置
にある。カップリングカム85と内側軸受け84の凸面
同士の接触面は所定の角度を持たせてあり、傾斜面の接
触が始まるまでにはカップリングカムの回転がある程度
必要になっている。スラスタロッド55は、カギ穴55
aでカップリングカム85のボス85bと嵌合し、長穴
55bの円弧穴部55b3の端部付近で右側のカムプレ
ート50の第二ボス50gと当接する。そして、内側板
40表面から長手方向にのびるストッパーリブ60がバ
ックアップ部55gの凹部内に有る。円弧穴部55b3
は、スラスタロッド55がこの状態にあるとき円弧の中
心がカムプレート50の回転軸50aとほぼ合わさるよ
うに設定してある。カムプレート50の第二ボス先端の
爪50g1、50g2は、長穴55bの外にあってスラ
スタロッド55の動作中常に抜け止めとなる。円弧穴部
55b3の下にあるボス55cと、内側板40の間に引
っ張りバネ5が掛けられ、そのバネ力で第二ボス50g
は円弧穴部の上面に接する。
【0243】開閉カバー15の閉じる回転動作に連動さ
せて移動ガイド41を移動させ、それに伴うプロセスカ
ートリッジの移動についてこれまで説明してきたが、そ
の間、駆動連結手段であるカップリングカム85を回転
させない構成を説明する。
【0244】移動ガイド41の第二のボス41cが第二
のガイドレール40bの円弧部40b1を移動している
間は、カムプレート50の第二ボス50gはスラスタロ
ッド55の円弧穴部55b3の中を移動する。このとき
円弧穴部55b3は、その中心がカムプレート50の回
転軸にほぼ合わせてあるので、スラスタロッド55は、
開閉カバー15が全開のときの姿勢を維持し、カップリ
ングカム85が回転して大ギヤ83が移動を始めること
はない(図27〜図42)。
【0245】第二ボス50gが円弧穴部55b3を移動
する間にスラスタロッド55へ予期せぬ外力が作用しス
ラスタロッド55が進行しようとしても、図51に示す
ように、バックアップ部55gのバックアップ面55g
1がストッパーリブ60に当接し、スラスタロッド55
の進行を確実に止めてカップリングカム85を回転させ
ることを防止する。バックアップ部55gのバックアッ
プ面55g1がストッパーリブ60を抜けるためには、
図27において、スラスタロッド55がカップリングカ
ム85との係合部であるカギ穴55aを中心とした反時
計回りの回転をして、バックアップ面55g1の上端を
スットパーリブ60の下端より下にさせなければなら
い。しかし、そのようなスラスタロッド55の回転は、
長穴55bの円弧穴部55b3や傾斜部55b2でカム
プレート50の第二ボス50gと当接している間は阻害
されるため、バックアップ面55g1とストッパーリブ
60との当接が保たれ、移動ガイド41の移動中にカッ
プリングカム85が回転を始めることを防止できる。
【0246】図36に示すように、移動ガイド41の第
二のボス41cが第二のガイドレール40bの円弧部4
0b1と直線部40b2の交点部付近にくると、右側の
移動ガイド41にのみ設けたタイミングボス41dが、
持ち上げ部55fの下の開閉カバー側に開いた横U字溝
に入り、続いてカムプレート第二ボス50gが長穴50
bの傾斜部55b2へ移る(図42)。カムプレート第
二のボス50gが長穴50bの傾斜部50b2にある間
は、前述のようにストッパーリブ60によるスラスタロ
ッド55の進行防止が成されているためカップリングカ
ム85の回転はまだ始まらない。
【0247】カムプレート第二のボス50gがスラスタ
ロッド55の長穴55bの傾斜部55b2と直線穴部5
0b1の交点にくると、引っ張りバネ56のバネ力によ
りスラスタロッド55はカギ穴55aを中心に反時計回
りに回転し、カムプレート第二ボス50gは直線穴部5
5b1へ誘導される。これにより、スラスタロッド55
は、バックアップ部55gがスットパーリブ60を抜け
る方向に移動し始める。しかし、図45に示すように、
移動ガイド第二のボス41cが第二のガイドレール40
bの直線部40b2上方にあるときは、移動ガイド第二
のボス41c先端にあるタイミングボス41dが、スラ
スタロッド55の持ち上げ面55fと接触する。そのた
め、スラスタロッド55のバックアップ部55gがスッ
トパーリブ60を抜けきることはできない。
【0248】図48に示すように、開閉カバー15が閉
じてきて移動ガイド第二のボス41cが第二のガイドレ
ール40bの直線部40b2を下に降りるまでカムプレ
ート50が回転すると、移動ガイド41の第二のボス4
1c先端についているタイミングボス41dも下に降り
て持ち上げ部55fから離れる。これにより、スラスタ
ロッド55は、バックアップ部55gがスットパーリブ
60を抜けきることができて、スラスタロッド55の直
線穴部50b1の上端部がカムプレート第二ボス50g
に突き当るまで引っ張りバネ56のバネ力で引き降ろさ
れる。
【0249】このタイミングボス40dと持ち上げ面5
5fが当接してから離れるまでの間にスラスタロッド5
5がカップリングカム85を回し始めるが、この間のカ
ップリングカム85の回転量は、カップリングカムと内
側軸受けがカム面の互いの凸面85a1と84c1で接
触している範囲内で収まるようにしてあるため大ギヤカ
ップリング83aは移動を始めない。
【0250】以上説明してきたように、開閉カバー15
の回転で移動ガイド41が移動している間、スラスタロ
ッド55を駆動するカムプレート第二のボス50gはス
ラスタロッド55長穴55bの円弧穴部55b3、傾斜
部55b2の中を移動するためスラスタロッド55は移
動せず、なお且つスラスタロッド55の移動は、ストッ
パーリブ60がバックアップ部55g内にいることで規
制される。そのため、カップリングカム85は駆動され
ない。このため、開閉カバー15の回転に連動した移動
ガイド41の移動によるプロセスカートリッジの搬送中
では、カップリング手段である大ギヤは駆動連結可能な
状態に成らず、プロセスカートリッジの搬送を阻害する
ことはない。
【0251】そして、移動ガイド41を移動させ終えた
後に開閉カバー15を更に閉じると、図52に示すよう
に、カムプレート50のカム溝50bの円弧溝穴50b
1が移動ガイド41の第二のボス41cに沿って回転す
る。そのため、移動ガイド41は画像形成装置内部で第
二の位置に停止したままで、カムプレート第二のボス5
0gへスラスタロッド55の直線穴部55b1の端部が
引っ張りバネ56のバネ力で当接し、スラスタロッド5
5とカップリングカム85による4節リンク機構が成立
する。
【0252】これにより移動ガイド41の移動終了後、
カムプレート50の回転によりカップリングカム85
は、反時計回りに回転駆動されスラスタロッド55との
連結部であるボス85bは下側に移動する。
【0253】これより更に開閉カバー15が回転する
と、カップリングカム85と内側軸受け84のカム面は
互いの傾斜面85a2と84c2の当接に移り、大ギヤ
83と外側軸受けの間に配置されたバネ87の加圧力に
よって大ギヤ83は内側板側に付勢されるので、大ギヤ
カップリング83aは内側板40の内部に突出した位置
に侵入してくる。進行してくる大ギヤカップリング83
aの端面のねじれた穴の位相と位置決めガイド18a内
部に同軸に支持されているドラムカップリング7a1の
端面のねじれた凸部の位相がずれていると、大ギヤカッ
プリング83aの端面はドラムカップリング7a1の端
面に接触したところで侵入が停止する。
【0254】そして、開閉カバー15が閉じ終わる前に
カップリングカム85のカム面85aの底面85a3が
内側軸受け84のカム面84cの凸面84c1に接触可
能な角度までカップリングカム85は回転する。そし
て、図53に示すように、開閉カバー15が完全に閉じ
終わると、内側軸受け84とカップリングカム85は、
傾斜面84c2と85a2が離間した状態となる。
【0255】先の説明で大ギヤの大ギヤカップリング8
3a端面は、ドラムカップリング7a1の端面に接触し
侵入を止めると説明したが、プロセスカートリッジBを
入れずに開閉カバー15を閉じた場合、大ギヤ83は、
内側軸受け84に当接するまで位置を移動させる。そし
て、大ギヤカップリング83aは、内側板40の内側へ
大きくせり出す。
【0256】これで開閉カバー15の閉じる動作の前半
で移動ガイドの移動によるプロセスカートリッジBの搬
送と、後半での駆動連結手段の動作によるカップリング
手段の駆動連結可能な状態への移行が確実に順序だてて
行うことができた。
【0257】(左側のプロセスカートリッジの位置決め
手段の駆動)前述したように、開閉カバー15の回転に
連動した移動ガイドの移動に伴うプロセスカートリッジ
の搬送では、左側の位置決めガイド18aは、搬送フレ
ーム90に設けた位置決め部90aに入っていない。こ
れはプロセスカートリッジの搬送中の負荷を軽減する
為、位置決め部18aを位置決め部90aに付勢するバ
ネを左側には設けてないため、移動ガイド41によるプ
ロセスカートリッジの搬送だけでは転写ローラ4や各種
電気接点92の当接力によって位置決めガイド18aが
位置決め部90aに係合できていない。
【0258】左側内側板40外側には、プロセスカート
リッジBの位置決め手段となり、カムプレート50によ
り駆動されるプッシュアーム52が設けてある。プッシ
ュアーム52は、位置決め部90aと離れた位置に揺動
可能に支持され左側内側板40の扇形穴40hより内側
板内部に入る付勢部52bを持つ。
【0259】一方、プロセスカートリッジの左側の位置
決めガイド18aには、装着方向後方に延在した装着補
助ガイド18a1が設けてあり、この補助ガイド18a
1の後端がプッシュアーム52の付勢部52bと当接す
る被付勢部18a2となる。本実施例では被付勢部18
a1を位置決めガイド18aと中心を同じくする円弧形
状とし、位置決め部90aに位置決めガイド18aが収
まった際の被付勢部18a2のバラツキを抑えることで
上記付勢部52bに対する被付勢部18a2の位置関係
のバラツキを極力抑えてある。
【0260】プッシュアーム52は、プロセスカートリ
ッジBの搬送中においては、付勢部52bが位置決めガ
イド18a及び被付勢部18a1の移動軌跡に侵入しな
い退避位置にある。そして、カムプレート50で駆動さ
れるとカートリッジBの搬送後には位置決めガイド18
aを位置決め部90aに押し込んだ後、保持位置に来
る。これは、転写ローラや電気接点の当接圧に加え画像
形成動作中に記録媒体2が感光体ドラム7を持ち上げよ
うとする力などのプロセスカートリッジに働く外力によ
り位置決めガイド18aが位置決め部90aから移動す
ることを防止するためである。
【0261】プッシュアーム52の付勢部52bの保持
位置から退避位置までの移動量を少ない回転角度で確保
する為、位置決めガイド18aより後方の装着補助ガイ
ド18a1の外周面に被付勢部18a2を設け、プッシ
ュアーム52の付勢部52bを揺動軸52aから離して
ある。プッシュアーム52の付勢部52bを位置決めガ
イド18aの外周面と接しさせ、移動軌跡から離すため
回転角を大きくとると、付勢部52bより先にあるカム
プレート50から駆動を受けるボス52cの退避位置
は、カムプレート50の回転中心50aから離れること
になる。するとカムプレート50のアーム駆動部50h
1の先端は、半径方向外側に伸ばす必要が生じ、カムプ
レート50の回転スペースの大きくなるといった不具合
がでる。
【0262】そして、装着補助ガイド18a1の上面は
位置決めガイド18aの外周面に向かって傾斜した傾斜
面18a3としてある。この傾斜面18a3は被付勢部
18a2の付勢部52bとの接触面を確保し、付勢部5
2bの回転半径より内側の範囲において、位置決めガイ
ド18aの移動軌跡から装着補助ガイド18a1の移動
軌跡のハミダシを少なくしてある。これにより付勢部5
2bの退避位置での装着補助ガイド18a1の移動軌跡
とのクリアランスを確保してある。
【0263】即ち、被付勢部18a1は、前記プロセス
カートリッジBを前記装置本体14に装着する装着方向
において、前記カートリッジ位置決め部18aよりも上
流側に、前記カートリッジ位置決め部18aとは離れて
設けられた被付勢部であって、前記プロセスカートリッ
ジBが装着位置Sに装着した際に、前記装置本体14に
設けられた付勢部52bによって付勢される。また、前
記被付勢部18a1は、前記感光体ドラム7と同軸線上
に設けられた円弧形状である。そして、前記カートリッ
ジ枠体部CFとカートリッジ位置決め部18aと被付勢
部18a1は、プラスチック製であって、一体成形され
ている。
【0264】また、前記被付勢部18a1は、前記プロ
セスカートリッジBを前記装置本体に装着する装着方向
において、前記カートリッジ位置決め部18aよりも上
流側に、前記カートリッジ位置決め部18aとは離れて
設けられており、前記開閉部材15が閉じられた際に、
前記装置本体14に設けられた付勢部52bによって付
勢される。
【0265】プッシュアーム52の動作も駆動連結手段
と同様に、開閉カバー15の閉じる動作ではプロセスカ
ートリッジBの搬送が終了した後でプッシュアーム52
が回転を始める。そして、開閉カバー15の開く動作で
は、プッシュアーム52が回転した後プロセスカートリ
ッジBが移動を始めるといった動作順序が確実に行われ
ることが必要となる。開閉カバー15の閉じる動作で移
動ガイド41の移動の後プッシュアーム52が回転しプ
ロセスカートリッジBを所定の位置に移動させ、その後
プロセスカートリッジBが位置決め部に保持できること
を説明する。
【0266】プッシュアーム52がネジリコイルバネ5
3により付勢部52bを上に持ち上げた退避位置にある
ときボス52cは、カムプレート50の第二カム50h
のアーム駆動部50h1先端開放部の回転軌跡に対し
て、カムプレート50が移動ガイド41を第二の位置に
移動させた後でアーム駆動部50h1先端開放部と交わ
る位置にある。
【0267】そのため、図54に示すように、移動ガイ
ド41の移動を終了させた後で更に開閉カバー15を閉
じていくと、カムプレート50の第二カム50hのアー
ム駆動部50h1がプッシュアーム52のボス52cを
取込む。開閉カバー15の閉動作の場合、ボス52cは
第二カム50hの外側に接触し、そして、ボス52c
は、第二カム50hのアーム駆動部50h1によりプッ
シュアーム52をネジリコイルバネの力に逆らいながら
揺動軸ス52aを中心に時計回りに回動させる。そのた
め、ボス52cは、カムプレート50の回転に伴いアー
ム駆動部52h1の奥側へ入り込んでいく。このプッシ
ュアーム52の回転によってプッシュアーム52の付勢
部52bは、プロセスカートリッジBの装着補助ガイド
18a1に接近する。
【0268】ここで、上述のように、プロセスカートリ
ッジBの位置決めガイド18aはまだ搬送フレーム90
に設けた位置決め部90aに入り込んでいない。そのた
め、位置決め部18aの外周に設けた装着補助ガイド1
8a1は、プッシュアーム52の付勢部52の付勢面5
2b1の回転軌跡の外に出ている。
【0269】次に、カムプレート50の回転でプッシュ
アーム52は、揺動軸52aを中心に回動すると、付勢
部52bの回転方向上流側で付勢面52b1より半径方
向外側に傾斜させた引き込み面52b2が所定の位置よ
り手前にある位置決め部18aの外周に設けた装着補助
ガイド18a1に当接する(図55参照)。
【0270】引き込み面52b2が装着補助ガイド18
a1の傾斜面18a3と被付勢部18a2との角にある
角R部18a4と当接し、付勢部52bが更に回転して
くると引き込み面52b2の傾斜により位置決めガイド
18aが位置決め部90aに嵌る方向へプロセスカート
リッジBを押し込み始める。そして、装着補助ガイド1
8a1の角R部18a4は、付勢部52bの揺動軸側の
当接面52b1と当接する。そして、図56に示すよう
に、この当接面52b1が装着補助ガイド18a1の外
周面にある被付勢部18a2と接触すると位置決めガイ
ド18aが位置決め部90aに嵌り、プロセスカートリ
ッジBの位置決め部への位置決めが完了する。
【0271】プッシュアーム52は付勢部52bで位置
決めガイド18aを位置決め部90aへ押し込んだ後も
少し回転を続け、付勢部52bが被付勢部18a1の移
動軌跡の中に完全に侵入する位置まで移動してプロセス
カートリッジBの位置決め及び支持を行なう(図57参
照)。
【0272】この後のカムプレート50の回転でボス5
2cは、アーム駆動部50h1を抜けカムプレート50
の回転軸と同軸に形成されたアーム保持部50h2に移
るためプッシュアームの回転は停止する。
【0273】カムプレート50は、これより更に回転し
プッシュアーム52のボス52cをアーム保持部50h
2のカム面に確実に移行させた位置で開閉カバー15が
完全に閉じた姿勢となる(図58参照)。
【0274】ここで、プッシュアーム52の付勢部52
bは、プロセスカートリッジBの被付勢部18a2と当
接し,位置決めガイド18aの移動軌跡に対して完全に
侵入している。このためプロセスカートリッジは移動を
規制され位置決め部90aに位置決め保持される。
【0275】また、プロセスカートリッジを位置決め部
90aから離そうとした場合でも、位置決めガイド18
aの移動方向は付勢部52bと揺動軸52aを結ぶ線分
の方向になる。そのため、付勢部52bに働く反力はそ
の方向がほぼ揺動軸52a方向に向かうのでプッシュア
ーム52は回転せず付勢部52bが被付勢部18a1の
保持を解除することはなく、プロセスカートリッジの保
持状態は維持される。
【0276】また、プッシュアーム52のボス52cと
カムプレート50の第二カム50hの当接関係である
が、開閉カバー15が閉じて画像形成装置が動作可能な
状態にあるとき、ボス52cは第二カム50hのカムプ
レート回転軸50aと同軸に形成したアーム保持部50
h2で受けられているので、プッシュアーム52を回転
させようとした場合でもカムプレート50を回すことは
ない。従って、開閉カバー15が開くこともなく画像形
成装置に支障をきたすことはない。
【0277】(インターロックスイッチの作動)これま
でで開閉カバー15の閉じる動作に伴い、プロセスカー
トリッジの移動の後、駆動連結手段の動作によりカップ
リング手段を連結可能な状態にすると共にプッシュアー
ム52による左側の位置決めガイドを位置決め部へ位置
決め保持させることを説明してきた。
【0278】これらの動作は、開閉カバー15を閉じき
る前に完全に動作を終了していて、開閉カバー15が閉
じるとインターロックスイッチ54が動作して画像形成
装置を動作可能な状態に通電させる。電源基板上に設け
られたマイクロスイッチ91(図58)は揺動レバー9
1aを押されることで画像形成装置を通電状態にする。
インターロックスイッチ54は、例えば図54〜図58
に示すように、左側の内側板40に回転可能に取り付け
られ、マイクロスイッチ91(図54〜図57には図示
せず)の揺動レバー91aとレバー54bで接触し、マ
イクロスイッチ91の反発力で上方向に付勢されてい
る。
【0279】左側カムプレート50の閉回転方向端面の
第二カム50hの半径方向下側にはインターロックスイ
ッチ54の弾性部54cと接する当接面50iが設けて
ある。開閉カバー15を閉じていき左側のカムプレート
50がプッシュアーム52のボス52cを第二カム50
hのアーム保持部50h2へ導いたところで、図56の
ように当接面50iがインターロックスイッチ54の弾
性部54cと接触する。その後のカムプレート50がプ
ッシュアーム52のボス52cをアーム保持部50h2
円周面に移行させる回転動作で、インターロックスイッ
チ54はマイクロスイッチの反発力に逆らって軸54a
を中心に回転し、レバー54bがレバー91aを押し下
げマイクロスイッチ91を押す。これにより画像形成装
置が通電可能な状態になる。
【0280】カムプレート50の回転動作の最後で確実
にインターロックスイッチ54を動作させるには、開閉
カバーが閉じた状態におけるカムプレート50の回転量
のバラツキを考慮しカムプレート50の当接面50iが
インターロックスイッチ54の当接部に侵入させておく
必要がある(図58参照)。このためインターロックス
イッチの当接部はカムプレート50の侵入分を許容する
ため弾性変形部を有する弾性部54cとしてある。
【0281】(プロセスカートリッジの位置決め方法)
以上で開閉カバー15を閉じる動作に伴う各機構の動作
は終了し、開閉カバー15が完全に閉じ画像形成装置は
動作可能な状態になる。この後、駆動手段80のモータ
ーが回転すると大ギヤ83にも駆動力が伝達され大ギヤ
83が回転する。すると、大ギヤカップリング83aの
ねじれた穴の位相とドラムカップリング7a1のねじれ
た凸の位相が合わさると、大ギヤ83と外側軸受け86
の間に掛けられたバネ87により大ギヤカップリング8
3aが進行する。そして両カップリングのねじれによっ
て互いに引き合う力が発生し、大ギヤカップリング83
aのねじれた穴の底面にドラムカップリング7a1のね
じれた凸の先端面が当接したところでねじれ形状による
互いに引き合うが力が釣り合い両者の長手方向位置が決
まる。このとき両カップリングのねじれ形状が互いの回
転軸に同軸に形成された略正三角形断面の形状であるの
で3稜線が等しく接することで回転軸が合致し、駆動力
の伝達が行われる。
【0282】カップリング手段の連結により駆動伝達と
回転軸の合致が行われると、駆動伝達手段のある右側で
のプロセスカートリッジの位置決めはカップリング手段
によって行われる。そこで、図59に示すように、駆動
連結されるまでカートリッジ受け部84aで受けられて
いた位置決めガイド18aは、ネジリコイルバネ45の
付勢力に逆らって移動しカートリッジ受け部84aから
離れ、装着ガイド18bも移動ガイド41のガイド溝4
1aから離れる。また、カップリング手段の連結により
プロセスカートリッジBが駆動されるとプロセスカート
リッジBを回転させる力を受ける。そこで、カートリッ
ジ枠体の先端右側にある回転方向突き当て面18dが固
定ガイド44に設けた回転止め部44bに接する。
【0283】以上の説明のように、本実施例ではプロセ
スカートリッジBがカップリング手段により駆動連結さ
れて始めて画像形成装置内部での位置が決まる構成とな
っている。
【0284】この駆動連結された状態でプロセスカート
リッジBの位置決めと支持は、感光体ドラム7に右側端
部で同軸にされたドラムカップリング7a1が画像形成
装置の右側内側板40に回転可能に支持された大ギヤカ
ップリング83aによってなされる。左側は、やはり感
光体ドラム7の回転軸と同軸にしてカートリッジ枠体に
形成した位置決めガイド18aを搬送フレーム90に設
けた位置決め部90aで位置決めし、その位置決めガイ
ド18aの外周に設けた被付勢部18a1をプッシュア
ーム52の付勢部52bで付勢することで保持してい
る。そして、カートリッジ枠体の先端右側にある回転方
向突き当て面18dが固定ガイド44の回転止め部44
bに当接することで、プロセスカートリッジBを画像形
成装置内部の3箇所で支持している。
【0285】このようにするために、移動ガイド41の
移動で搬送される間移動ガイドで受けられていたプロセ
スカートリッジBの装着ガイド18bは、感光体ドラム
7の回転軸と同軸上に設けられた位置決め部分(位置決
めガイド18a、ドラムカップリング7a1)が画像形
成装置側の位置決め手段(搬送フレームの位置決め部9
0a、大ギヤカップリング83a)で支持されると、移
動ガイド41の受け面41a1から離れる。
【0286】このように、画像形成装置に設けられた位
置決め手段よって感光体ドラム7の回転軸上と同軸上に
設けられた位置決め部分を支持することで、画像形成装
置内でのプロセスカートリッジBの位置出しで光学系1
や転写ローラ4など感光体ドラム7との位置精度の保証
を必要とするものと高い精度で位置出しを行うことがで
きる。
【0287】(開閉カバー15の開く動作)次に開閉カ
バー15を開いて、インターロックスイッチ54で画像
形成装置の通電を切り、プッシュアーム52とカップリ
ング手段を解除した後、移動ガイド41を移動させプロ
セスカートリッジBを移動ガイド41から取り出す動作
について説明する。これはここまでに説明した動作を反
対の順番に行う。
【0288】図53、図58、図59の状態から開閉カ
バー15を開いてゆく。左側ではカムプレート50が回
転し、インターロックスイッチ54から離れる方向に移
動する。これにより、マイクロスイッチ91の動作圧で
インターロックスイッチ54が持ち上がり。画像形成装
置の各ユニットへの通電が切られる。又、弾性部54c
とカムプレート50の当接部50iの接触がなくなる
(図58〜図55参照)。
【0289】次に、プッシュアーム52とカップリング
手段の解除が行われる。先ず、左側のプッシュアーム5
2の解除から説明する。
【0290】カムプレート50のインターロックスイッ
チ54の弾性部54cと当接部50iとの接触がなくな
るまでの回転で、プッシュアーム52のボス52cは、
第二カム50hのアーム保持部50h2の円弧面との当
接を終える(図56)。プッシュアーム52の根元に掛
けられたネジリコイルバネ53のバネ圧は軽微なものな
ので、付勢部52bと被付勢部18a1との摩擦力に打
ち勝ちプッシュアーム52を持ち上げ接触を解くには至
らない。そのため、カムプレート50の第二カムアーム
駆動部50h1の半径方向で内側の面でボス52cと接
し、カムプレート50が回転することによってプッシュ
アーム52を強制的に持ち上げるようにしてある。
【0291】このボス52cと第二カム50hのアーム
駆動部50h1内側面の当接が終わると、プッシュアー
ム付勢部52bは、プロセスカートリッジBの被付勢部
18a1との接触が解除される。プッシュアーム52
は、ネジリコイルバネの53の作用で内側板40の扇形
穴40hの上端部40h2に付勢部上端の突き当て部5
2b3を当接させ、付勢部52bが、プロセスカートリ
ッジBの位置決めガイド18aと被付勢部18a1の移
動軌跡を開放した退避位置にいく(図55〜図54)。
【0292】これにより、プロセスカートリッジBの左
側の位置決めガイド18aは、感光体ドラム7を持ち上
げる転写ローラ4の当接圧により位置決め部90aから
外れる。
【0293】左側でプッシュアーム52の解除を行うの
に平行して、右側ではカップリング手段の解除を行う。
【0294】開閉カバー15が開いていくと右側のカム
プレート50とスラスタロッド55で連結されたカップ
リングカム85が回転し(図52参照)、大ギヤカップ
リング83aを感光体ドラム7の回転軸方向でプロセス
カートリッジBから離れる方向に移動させる。
【0295】前述のように、スラスタロッド55の一端
は右側のカムプレート50の第二ボス50gと屈曲した
長穴55bの端部で連結され、他端はカップリングカム
85のボス85bとカギ穴55aで連結されている。そ
して長穴55bの端部は第二ボス50gへ引っ張りバネ
56によって付勢されている。スラスタロッド55の長
穴55bの直線穴部55b1の方向は、直線穴部55b
1の上端部とカギ穴55aを結んだ線分に対して略直角
にしてあることも前述の通りである。
【0296】カップリング手段は略正三角形断面のねじ
れた突起と穴から構成されているので、大ギヤカップリ
ングを軸方向に移動させて、カップリング手段の連結を
解除するにはねじれて係合している分だけ、どちらかの
カップリングが回転させ解除しなければならない。従っ
て、解除には多少の力が必要になる。
【0297】ここで、スラスタロッド55は、カムプレ
ート50の駆動力をカップリングカム85に伝え、カッ
プリングカム85を回転させてカップリング手段の係合
を解くために、図52に示すように、カップリングカム
85のボス85bと連結されたカギ穴55aと、カムプ
レート50の第二ボス50gと接触している直線穴部5
5b1の上端部とを結ぶ線分の方向に解除荷重Ffを受
ける。この解除荷重を長穴55bの端部で受けたときに
第二ボス50gを長穴端部から離れないようにするに
は、長穴50bの端部を解除荷重方向と直角な面で構成
するか、若しくはより積極的に解除荷重を受ける直線穴
部に対する分力が直線穴上端に向かう傾斜面とする。本
実施例では、長穴50bの端部になる直線穴部50b1
を直線穴部55b1の上端部とカギ穴55aを結んだ線
分に対して略直角とし、直線穴部端面を第二ボス50g
に付勢するように引っ張りバネ56を設けてある。
【0298】カップリングカム85が回転して内側軸受
け84のカム面と互いの傾斜面85a2、84c2を接
触させると、カップリングカム85は傾斜の作用で回転
軸方向外側に移動し、大ギヤカップリング83aとドラ
ムカップリング7a1の係合を解除していく。その後の
カップリングカム85の回転によりカップリングカム8
5と内側軸受け84のカム面が互いの凸面85a1と8
4c1を接触させると大ギヤカップリング83aの端面
は内側板40の内面より奥まった位置に移動し、カップ
リング手段の連結の解除が終了する。
【0299】これまでの開閉カバー15の開く動作の説
明の間、カムプレート50は開閉カバー15の動作に連
動して回転し、そのカムプレート50の回転によって各
機構は動作してきたが、プロセスカートリッジBを搬送
した移動ガイド41はこの間静止している。これはカム
プレート50のこれまでの回転中はカム溝50bの円弧
溝穴50b1が、内側板40の第二のガイドレールの直
線溝穴40b2の下端にある移動ガイド41の第二のボ
ス41cの周囲を通過するだけだったことによる。つま
り、プロセスカートリッジBの画像形成装置内での位置
決め支持手段であるプッシュアーム52やカップリング
手段の解除が完了するまでは、移動ガイド41によるプ
ロセスカートリッジBの搬送は行われない。
【0300】これより更に開閉カバー15を開いてゆく
と、移動ガイド41がカムプレート50により動かされ
始める。
【0301】カムプレート50が回転していくと円弧溝
穴50b1と直線溝穴50b2の交点で移動ガイド41
の第二のボス41cと接する。これにより、カムプレー
ト50が回転すると直線溝穴50b2が、移動ガイド4
1の第二のボス41cを内側板40の第二ガイドレール
40bの直線部40b2に持ち上げ始める。ここで初め
て移動ガイド41は開閉カバー15の開く動作によって
移動を始める。
【0302】ここで、前述のスラスタロッド55の解除
の説明をする。
【0303】カムプレート50の回転でカップリング手
段の解除を行っている際、図52に示すように、移動ガ
イド41のタイミングボス41dがスラスタロッド55
の持ち上げ面55fの下に入ってくる。カップリングカ
ム85と内側軸受け84のカム面が互いの凸面85a1
と84c1を接触させ、それより更にカップリングカム
85が回転したところでカムプレート50は移動ガイド
41を持ち上げる。このとき持ち上げ面55fの上に設
けた上方に開いた凹形状をしたバックアップ部55gの
上方には内側板40表面から垂直に延びるストッパーリ
ブ60がきている(図48)。
【0304】移動ガイド41の第二ボスの先に設けたタ
イミングボス41dがスラスタロッド55の持ち上げ面
を持ち上げると、スラスタロッド55はカギ穴55aを
中心とした回転をする。この回転で直線穴部55b1と
傾斜部55b2の角部がカムプレート50の第二ボス5
0gを超えるためカムプレート50によるスラスタロッ
ド55の駆動が終わる。また、このスラスタロッド55
の回転でバックアップ部55gの凹部にストッパーリブ
60が収まるためスラスタロッド55の移動規制が行わ
れる(図45)。
【0305】移動ガイド41の第二のボス41cがカム
プレート50で持ち上げられ、第一のボス41bも第一
のガイドレール40aの傾斜部40a2を移動し始め
る。これにより、移動ガイド41は上方向に移動するた
め、これまで離れていたプロセスカートリッジBの装着
ガイド18bの下面18b1が移動ガイド41の受け面
41a1に当接し、プロセスカートリッジBは画像形成
装置の位置決め手段によって支持された状態から、移動
ガイドによって支持された状態となる。
【0306】移動ガイド41は受け面41a1の奥側で
装着ガイド18bの先端18b2と当接し、プロセスカ
ートリッジBを引き出し始める。このとき右側では固定
ガイド44に配置されたネジリコイルバネ45を右側の
位置決めガイド18aで押し上げながらプロセスカート
リッジは斜め上方に引き出される(図44)。
【0307】開閉カバー15の開く動作によって、移動
ガイド41の第二のボス41cは、内側板40の第二の
ガイドレール40bの第一円弧部40b1とカムプレー
ト50のカム溝50bの直線溝穴50b2の先端側とに
よって挟まれ、プロセスカートリッジ着脱用の開口W側
へ移動し、それにつれて第一のボス41bも第一のガイ
ドレール40aの傾斜部40a2から水平部40a1を
移動して、プロセスカートリッジBをユーザーがつかめ
る位置(カートリッジ取り出し位置)まで感光体ドラム
7を略水平に方向に搬送する(図44〜図26参照)。
【0308】このプロセスカートリッジBの搬送に伴い
プロセスカートリッジBのカートリッジ枠体に回転可能
に支持されたドラムシャッター12も挿入時とは反対の
経過をたどりながらプロセスカートリッジBに連動して
搬送されてくる。
【0309】移動ガイド41の第一のボス41bが第一
のガイドレール40aの傾斜部40a2を上りプロセス
カートリッジBが上に持ち上げられると、一時その開角
を狭める。引き続き、プロセスカートリッジBが開口W
側へ搬送され出すとリブ12eが固定ガイド44のシャ
ッターガイド44dの第二斜面44c3に当接するので
ドラムシャッター12は開角を広くする。そして、頂点
部44c2にリブ12eが当接するところで電気接点9
2を避けた後第一斜面との当接によりシャッターバネ
(不図示)の力で開角を狭めながら開口W側へプロセス
カートリッジと共に搬送される。ドラムシャッター12
の開角が少なくなってくるとカム部12dの頂点部12
d1が光学プレート1fの下面に接触しリブ12eは第
一斜面から離れる。そして、カム部12dの頂点部12
d1が光学プレート1fの曲げ部から出ると、カム部1
2dはネジリコイルバネの力で大きく回転する。そし
て、ドラムシャッター12は閉じていき、カム部12d
が光学プレート1fから離れると、ドラムシャッター1
2は転写開口と露光開口9を塞いだ閉じた状態となる。
【0310】開閉カバー15の開く回転に連動した移動
ガイド41の移動によるプロセスカートリッジBの搬送
で、ドラムシャッター12のカム部12dの頂点部12
d1が光学プレート1fの曲げ部を通過したところで、
プロセスカートリッジBのトナー現像枠体10fの下面
10f4が開口Wの下側を構成する前ガイド43の当接
リブ43cに接触する(図26)。
【0311】プロセスカートリッジBが当接リブ43c
に接触する姿勢において、プロセスカートリッジBの重
心は当接リブ43cとの接触面より感光体ドラム7側に
ある。このため、この状態から更に開閉カバー15を開
くと移動ガイド41は開口W側に寄ってきてプロセスカ
ートリッジは手前に移動し、当接リブ43cとトナー現
像枠体10fの下面10f4の傾斜によってプロセスカ
ートリッジBは装着ガイド18bの先端18b2を支点
にトナー現像枠体10f側を上に持ち上げるように回転
する。そして、図21に示すように、開閉カバー15が
完全に開いた状態になると、装着ガイド18bの後端下
角部18b3が移動ガイド41のガイド溝41aの段差
部にある傾斜面41a4を超えるところまで、プロセス
カートリッジBが回転するように、当接リブ43cの形
状は設定されている。
【0312】従って、図21に示すように、開閉カバー
15が完全に開いた状態(全開状態)にして、移動ガイ
ド41のガイド溝41aのガイド面41a2と補助ガイ
ド42の前ガイド面42a1が連続した位置(第一の位
置)になったとき、プロセスカートリッジBを手前に引
き出すだけで装着ガイドの後端下角部18b3を傾斜面
41a4に引掛けることなく開口Wよりスムースに取り
出せるようになる。
【0313】このとき開閉カバー15は、移動ガイド4
1の第2のボス41cをカムプレート50の直線溝穴5
0b2の先端側側面と内側板40の第二ガイドレール4
0bの円弧部40b1の開口W側の端部に位置させて、
これ以上の開動作を規制するストッパーとして利用して
いる。
【0314】このように本実施例で示すプロセスカート
リッジ着脱機構は、開閉カバー15の全開状態からの閉
動作の前半で移動ガイド41をプロセスカートリッジB
を着脱可能な第一の位置からプロセスカートリッジBを
画像形成動作位置付近へ搬送する第二の位置へ移動させ
る。そして、移動ガイド41の移動によるプロセスカー
トリッジBの搬送によりドラムシャッター12を開かせ
る。次いで、プロセスカートリッジBを動作可能な状態
として画像形成動作位置付近で待機させる。そして、開
閉カバー15の閉動作の後半でプロセスカートリッジに
駆動を伝達するカップリング手段を連結可能な状態にす
るのと共に、プロセスカートリッジBを画像形成動作可
能な位置に位置決め支持する位置決め手段を動作させた
後、画像形成装置を通電可能としている。そして、開閉
カバー15の全閉状態からの開動作で画像形成装置を通
電を切った後、の開動作前半でプロセスカートリッジB
を画像形成動作可能な位置に位置決め支持していた位置
決め手段の解除とカップリング手段の解除を行い、開閉
カバー15の開動作の後半で移動ガイドを前記第二の位
置から前記第一の位置へ移動させることでプロセスカー
トリッジBを搬送する。そして、その搬送によってドラ
ムシャッター12を閉じさせている。
【0315】これによって、開閉カバー15の開閉動作
に連動してプロセスカートリッジBの移動が可能とな
る。そこで、プロセスカートリッジBを画像形成装置本
体14の奥側へ配置した場合でも、プロセスカートリッ
ジBの着脱操作が行い易くなる。
【0316】前述した実施形態をまとめると下記の通り
である。
【0317】開閉可能な開閉部材15と、前記開閉部材
15の開閉動作に連動して移動する第一本体ガイド41
と、第二本体ガイド41とを有する電子写真画像形成装
置本体14に着脱可能なプロセスカートリッジBにおい
て、電子写真感光体ドラム7と、前記感光体ドラムに作
用するプロセス手段(帯電手段8、現像手段10、クリ
ーニング手段11)と、前記感光体ドラム7の軸線方向
一端側であって、前記カートリッジBを前記装置本体1
4に装着する装着方向に沿って設けられた第一カートリ
ッジ枠体部CFと、前記カートリッジBを前記装置本体
14に装着する際に、前記第一カートリッジ枠体部CF
から突出して設けられた第一カートリッジガイド18b
であって、第一本体ガイド41に載置された状態で前記
第一本体ガイド41の移動により前記カートリッジBを
装着位置方向へ搬送する第一カートリッジガイド18b
と、前記感光体ドラム7の軸線方向他端側であって、前
記カートリッジBを前記装置本体14に装着する装着方
向に沿って設けられた第二カートリッジ枠体部CFと、
前記カートリッジBを前記装置本体14に装着する際
に、前記第二カートリッジ枠体部CFから突出して設け
られた第二カートリッジガイドであって、第二本体ガイ
ド41に載置された状態で前記第二本体ガイド18bの
移動により前記カートリッジBを装着位置S方向へ搬送
する第二カートリッジガイド18bと、前記プロセスカ
ートリッジBが前記装置本体14に装着された際に、前
記プロセスカートリッジBを前記装置本体14に位置決
めするために、前記装置本体14に設けられた第一本体
位置決め部44aと係合する、前記感光体ドラム7の軸
線方向一端側であって、前記第一カートリッジ枠体部C
Fから外側へ突出して、前記感光体ドラム7と同軸線上
に設けられた第一カートリッジ位置決め部18aと、前
記プロセスカートリッジBが前記装置本体14に装着さ
れた際に、前記プロセスカートリッジBを前記装置本体
14に位置決めするために、前記装置本体14に設けら
れた第二本体位置決め部90aと係合する、前記感光体
ドラム7の軸線方向他端側であって、前記第二カートリ
ッジ枠体部CFから外側へ突出して、前記感光体ドラム
7と同軸線上に設けられた第二カートリッジ位置決め部
18aと、を有するプロセスカートリッジである。
【0318】また、前記感光体ドラム7の軸線方向一端
側には、前記カートリッジBが前記装置本体14に装着
された際に前記装置本体14から前記感光体ドラム7を
回転させるための駆動力を受けるための駆動力受け部7
a1が設けられている。
【0319】また、前記駆動力受け部7a1は略三角柱
のねじれた突起であって、前記装置本体14に設けられ
た、軸線と交差する断面が略三角形のねじれた穴83a
と係合して、前記駆動力の伝達を受ける。
【0320】また、前記感光体ドラム7の長手方向から
見て、前記第一カートリッジガイド18bの後端、及
び、前記第二カートリッジガイド18bの後端は、前記
装着方向において、前記プロセスカートリッジBの重心
よりも上流側に配置されている、また、前記第一カート
リッジガイド18bの先端、及び、前記第二カートリッ
ジガイド18bの先端は、前記プロセスカートリッジB
の重心よりも下流側に配置されている。
【0321】前記プロセスカートリッジBが前記装置本
体14の画像形成位置に位置した際に、前記第一カート
リッジガイド18bの先端、及び、前記第二カートリッ
ジガイド18bの先端は、前記感光体ドラム7の軸線を
通過する鉛直面よりも下流側に位置する。
【0322】前記第一カートリッジガイド18bの後端
は、前記第一本体ガイド41に載置される平坦な被載置
部18b1と、前記装着方向上流側に向かうに従って下
降する斜面部18b4とを有している、そして、前記被
載置部18b1と斜面部18b4とが交差する部分を前
記第一本体ガイド41によって前記装着方向へ押圧され
る。
【0323】更に、前記第二カートリッジガイド18b
の後端は、前記第二本体ガイド41に載置される平坦な
被載置部18b1と、前記装着方向上流側に向かうに従
って下降する斜面部18b4とを有している、そして、
前記被載置部18b1と斜面部18b4とが交差する部
分を前記第二本体ガイド41によって前記装着方向へ押
圧される。
【0324】また、前記第一カートリッジガイド18
b、及び、前記第二カートリッジガイド18bは、前記
第一本体ガイド41、及び、前記第二本体ガイド41に
載置された状態で前記装着方向へ移動する、そして、前
記装置本体14に設けられたバネ45によって前記プロ
セスカートリッジBが前記装着方向へ侵入するのに対し
て抵抗を受けた際に、前記第一カートリッジガイド18
bは後端を前記第一本体ガイド41によって押される、
また、前記第二カートリッジガイド18bは後端を前記
第二本体ガイド41によって押される、そして、前記プ
ロセスカートリッジBが前記装置本体14の画像を形成
するための画像形成位置に位置決めされる際に、前記第
一カートリッジガイド18bと前記第一本体ガイド4
1,及び、前記第二カートリッジガイド18bと前記第
二本体ガイド41は隔離している。
【0325】更に、前記プロセスカートリッジBは、前
記駆動力受け部7a1が前記装置本体14から駆動力を
受けた際に前記第一カートリッジ位置決め部18aと前
記第二カートリッジ位置決め部18aとを中心にして回
転しようとする前記プロセスカートリッジBの回転を規
制するために、前記装置本体14に設けられている固定
部(図示せず)に当接する規制部(図示せず)と、ここ
で、前記規制部は、前記プロセスカートリッジBが前記
装置本体14の前記画像形成位置に位置した際に上面と
なるカートリッジ枠体部CFに配置されている、そし
て、前記プロセスカートリッジBは、前記第一カートリ
ッジ位置決め部18aと前記第一本体位置決め部44a
とが径合する、及び、前記第二カートリッジ位置決め部
18aと前記第二本体位置決め部90aとが係合する、
及び、前記規制部と前記固定部とが当接した際に、画像
形成装置に位置する。
【0326】また、前記第一カートリッジ位置決め部1
8a、及び、前記第二カートリッジ位置決め部18aは
円形であって、前記第一カートリッジ位置決め部18a
の円形の方が、前記第二カートリッジ位置決め部18a
の円形よりも径が大きい。
【0327】更に、前記プロセスカートリッジBは、前
記第一カートリッジガイド18bが前記第一本体ガイド
41に載置された状態で、及び、前記第二カートリッジ
ガイド18bが前記第二本体ガイド41に載置された状
態で、前記開閉部材15の開放動作によって取り出し位
置へ搬送される、そして、前記プロセスカートリッジB
は前記取り出し位置へ搬送される際に、その下面が前記
装置本体14に設けられた突起16aと当接して、取り
出し方向において下流側が上方へ持ち上がる。
【0328】更に、前記カートリッジBは、前記感光体
ドラム7が前記カートリッジ枠体CFから露出している
部分を保護するシャッターであって、前記感光体ドラム
7を覆う保護位置と前記保護位置から退避する退避位置
との間を移動可能なシャッター、前記カートリッジBが
前記第一本体ガイド41と前記第二本体ガイド41の移
動によって前記装置位置Sへ搬送される際に、前記シャ
ッター12を前記保護位置から前記退避位置へ移動させ
るために、前記装置本体14に設けられた第一の当接部
1fと当接する第一の突起12dであって、前記カート
リッジBが前記搬送させる際に上面となる面から上方へ
突出している第一の突起12dと、前記カートリッジB
が前記搬送される際に、前記シャッター12を前記退避
位置に維持するために、前記装置本体14に設けられた
第二の当接部44cと当接する第二の突起12eであっ
て、前記カートリッジ枠体CFの長手方向へ突出してい
る第二の突起12eと、を有し、前記カートリッジ枠体
CFの長手方向において、前記第一カートリッジガイド
18b、前記第二の突起12e、及び、前記第一の突起
12dがこの順番に配置されている。
【0329】また、前記シャッター12は、プラスチッ
ク製であって、前記第一の突起12dと前記第二の突起
12eとが一体成形されている。
【0330】また、前記シャッター12は、前記感光体
ドラム7の露出部分を覆うカバー部12aと、前記カバ
ー部12aを前記カートリッジ枠体CFに対して回転可
能に、前記カートリッジ枠体に支持している支持部12
cとを有する。そして、前記第二の突起12eは前記支
持部12cに設けられている。
【0331】このようなことから画像形成装置本体14
を大型化することなくユーザービリティーを維持、向上
することができる。
【0332】また、プロセスカートリッジBを画像形成
装置本体14の奥側へ配置できる等、電子写真画像形成
装置Aのユニット配置の自由度を増すことが可能とな
る。
【0333】また、開閉カバー15の閉動作の後半を画
像形成装置本体14内部でのプロセスカートリッジBの
位置決め手段となるプッシュアーム52やカップリング
手段を駆動連結可能な状態にする駆動連結手段の動作に
利用できる。そのため、このプロセスカートリッジの着
脱機構に必要となる部品を多機能化し周辺部品と統合す
ることで部品点数の増加を抑制できる。
【0334】また、プロセスカートリッジBは、移動ガ
イド41で支持される装着ガイド18bと、位置決め部
90aやカートリッジ受け部84aで支持される位置決
めボス18aとをカートリッジ枠体の側面に別々に有し
ているので、左右の移動ガイド41及び位置決め部90
aやカートリッジ受け部84aを夫々プロセスカートリ
ッジBの長手方向において同一位置に配置することが可
能となる。このため、プロセスカートリッジBの長手寸
法を増加させることがない。
【0335】また、前述した実施の形態で示したプロセ
スカートリッジは単色画像を形成する場合を例示した
が、本発明に係るプロセスカートリッジは現像手段を複
数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像或い
はフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適に適
用することができる。
【0336】また、電子写真感光体としては、感光体ド
ラムに限定されることはなく、例えば、次のものが含ま
れる。先ず、感光体としては光導電体が用いられ、光導
電体としては、例えばアモルファスシリコン、アモルフ
ァスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体
(OPC)等が含まれる。また、前記感光体を搭載する
形状としては、例えばドラム状又はベルト状のものが用
いられており、例えばドラムタイプの感光体にあって
は、アルミ合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着或いは
塗工を行ったものである。
【0337】また、現像方法としても、公知の2成分磁
気ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0338】また、帯電手段の構成も、前述した実施例
では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従来
から用いられているタングスワイヤーの三方周囲にアル
ミ等の金属シールドを施し、前記タングスワイヤーに高
電圧を印加することによって生じた正又は負のイオンを
感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの表面を一様
に帯電する構成を用いても良いことは当然である。
【0339】なお、前記帯電手段としては、前記ローラ
型以外にも、ブレード(帯電ブレード)、パッド型、ブ
ロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0340】また、感光体ドラムに残存するトナーのク
リーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁
気ブラシなど用いてクリーニング手段を構成しても良
い。
【0341】また、上述したプロセスカートリッジと
は、例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段
の1つを備えたものである。従って、そのプロセスカー
トリッジの態様としては、前述した実施例のもの以外に
も、例えば、電子写真感光体と帯電手段とを一体的にカ
ートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの、電子
写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能にするもの、電子写真感光体とクリ
ーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体
に着脱可能にするもの、更には、電子写真感光体と、前
記プロセス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的
にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等
がある。
【0342】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。更に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の
少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更には、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可
能とするものをいう。そして、このプロセスカートリッ
ジは、使用者自身が装置本体に着脱することができる。
そこで、装置本体のメンテナンスを使用者自身で行うこ
とができる。
【0343】更に、前述した実施例では、電子写真画像
形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、
本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、電子写真
複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロセッサ等
の電子写真画像形成装置に使用することも当然可能であ
る。
【0344】変形例1 上記実施例で説明した、プロセスカートリッジ位置決め
ボス18bの位置決め補助手段としてのプッシュアーム
52の他の変形例を説明する。
【0345】上記実施例にて、搬送フレーム90に設け
た位置決め部90aへ位置決めボス18aを確実に当接
させるために、プッシュアーム52自体は樹脂材料で形
成される。それによって、プッシュアーム52の付勢部
52bの付勢部18a1への侵入による弾性力を、樹脂
材料から成るプッシュアーム自身の弾性変形によって得
ることができる。
【0346】更なる付勢力が必要であったり、樹脂材料
のクリープ変形による付勢力の低下等、プッシュアーム
52の弾性変形のみでは設計スペックを満足しない場
合、図63に示すように、プッシュアーム52には、先
の実施例の付勢リブ52bに代わってバックアップリブ
52bを設けることができる。
【0347】バックアップリブ52bのリブ面には、ス
テンレス鋼等の板状の金属弾性材料で作られた押さえバ
ネ52b4を取り付け、プッシュアーム52本体の強度
を押さえバネ圧よりはるかに大きくする。このようにす
れば、主に押さえバネ52b4の弾性変形により付勢力
を発生するので更なる付勢力が望める。又、金属材料で
あるので樹脂材料のみを使用する場合に比べてクリープ
変形量が少なくなり、付勢力の低下が減少する。樹脂材
料のみで付勢力を増加させる手段として、プッシュアー
ム52自体の剛性を上げることで対応も可能であるが、
同時に経時的なクリープ変形量も大きくなり、クリープ
変形による付勢力の大幅な低下は避けられない。又、弾
性変形させるのは押さえバネ52b4のみでも問題ない
ので、プッシュアーム52の剛性を更に向上させること
ができる。
【0348】又、前述では、押さえバネ52b4の材料
に板状の金属弾性材料を使用するものとしたが、例えば
線条材から作られたネジリコイルバネを使用し、同様の
効果が得られれば特に制限はない。
【0349】又、図63では樹脂材料から作られたプッ
シュアーム52に金属弾性材料で作られた押さえバネ5
2b4を取り付けた構成を説明したが、金属弾性材料で
プッシュアーム52自体を作っても、同様の効果が得ら
れれば、特に構成による制限はない。
【0350】変形例2 次ぎに、プッシュアーム52の他の変形例を説明する。
【0351】これまで説明してきたプッシュアーム52
は、位置決め部90aから離れた位置に回転中心を持っ
ていたため、プロセスカートリッジBの位置決めボス1
8aにプッシュアーム付勢部52bが侵入している構成
だった。
【0352】本変形例では、プッシュアームのプロセス
カートリッジ当接部分は、プロセスカートリッジBの位
置決めボスに対して当接させる構成とし、付勢力にかか
わる問題を解消する。本変形例での各部品の形状を図6
4〜図66を用いて説明する。
【0353】位置決めガイド60は、内側板40を貫通
し、画像形成装置内面側にプロセスカートリッジの位置
決め部60aを有する。又、図65に示すように、反対
面に、プッシュアーム61を回転可能に支持する支持軸
60bを有する。支持軸60bは、位置決め部60aと
同軸上に設けてある。
【0354】更に、位置決めガイド60は、位置決め部
60aに同軸で位置決めガイド60を貫通し、位置決め
部60aの開放された部分より円周方向で、広く形成さ
れた扇形の扇形穴60c、位置決め部60aと同軸で前
述の内側板40に設けた貫通穴(図示せず)に嵌合する
嵌合部60d、内側板に取付けるための爪60e、画像
形成装置外面側の円筒部60f、及び円筒部60fに設
けた半径方向内側に延びる係止爪60gを有している。
【0355】又、プッシュアーム61は、位置決めガイ
ド60の支持軸60bに嵌合する回転中心穴61a、プ
ロセスカートリッジBの位置決めボス18aに当接し所
定の位置まで誘導する当接部61b、後述するカムプレ
ート50の駆動ボスが当接しプッシュアーム62を回転
させるカム溝61c、係止爪60gで係止されるための
受け面61d、引張りバネ62をかけるためのバネ掛け
部61eを有している。
【0356】カムプレート50には、図67及び図68
に示すように、先の実施例における第二カム50hに代
わり駆動ボス50eが外側に突出して設けられている。
それ以外は、先の実施例と同じ構成とされる。
【0357】図64にて、内側板40の取付け穴(図示
せず)に爪60eを合わせ、貫通穴に嵌合部60dを嵌
めた後位置決めガイド60を回転させると、爪60eが
内側板に掛かり抜け止めとなる。又、爪60eの1つに
設けた凸部60e1が取付け穴付近の回転止め穴(図示
せず)に掛かることで位置決めガイド60は、内側板4
0に取り付けられる。
【0358】次に、位置決めガイド60の扇形穴60c
にプッシュアーム61の当接部61bを合わせ、且つ、
図64〜図66に示すように、支持軸60bに回転中心
穴61aを嵌合させ、支持軸方向に移動させると、係止
爪60gがプッシュアーム61の受け面60dに掛か
り、抜け止めとなる。これによって、プッシュアーム6
1は、位置決めガイド60に回転可能に支持される。
【0359】引っ張りバネ62は、プッシュアーム61
とバネ掛け部61eと内側板40の間に掛けられ、プッ
シュアーム61を上方向に付勢する。引っ張りバネ62
のバネ圧はプッシュアーム61を持ち上げる程度のもの
でよい。この引っ張りバネ62で持ち上げられたプッシ
ュアーム61は、当接部61bが扇形穴60cに突き当
る位置で保持される。
【0360】次に、開閉カバー15の回転に伴う動作の
説明を図64〜図68を用いて行う。プロセスカートリ
ッジBは、位置決めボス18aのみ示してある。
【0361】図67及び図68は、開閉カバー15の閉
動作の前半で装着ガイド41を移動させ終えた状態を示
す。
【0362】この状態では、既に説明しているように、
転写ローラ4や接点などの抵抗によりプロセスカートリ
ッジBの位置決めボス18aは、位置決め部60aに入
りきっていない。又、プッシュアーム61は、引っ張り
バネ62のバネ圧で上方向に引き上げられていて、当接
部61bは、位置決めボス18aの移動軌跡を開放した
位置にある。
【0363】これより、開閉カバー15が閉じてくる
と、カムプレート50の駆動ボス50eがプッシュアー
ム61のカム溝61cの下面61c1に当接し、プッシ
ュアーム61が回転を始める。カム溝61cは、下面6
1c1が上面61c2より長く、カムプレート50の回
転半径内に進入するように配置されるため、駆動ボス5
0eは、カム溝の下面61c1と当接する。
【0364】開閉カバー15が回転を続けると、カムプ
レート50は、プッシュアーム61を回し続け、図69
及び図70に示すように、位置決めボス18a1に当接
部61bが当接する。当接部61bの内側は、閉回転方
向上流側が閉回転方向下流側に行くに従い半径が小さく
なる傾斜面61b1と、傾斜面61b1より閉回転方向
下流側にあり回転中心軸60aと同軸にされた円弧面6
1b2とで構成されている。
【0365】傾斜面61b1の閉回転方向上流側と下流
側での半径の差は、プロセスカートリッジBが第二の位
置近傍で取り得るバラツキの範囲以上にされ、プッシュ
アーム61が回転を続けるとこの傾斜面61b1がプロ
セスカートリッジの被付勢部18a1に確実に当接し、
位置決め部60aから離れた位置にある位置決めボス1
8aを押し込むことができる。
【0366】これより更に開閉カバー15の閉動作が進
むと、当接部61bの傾斜面61b1による引き込みが
終わり、円弧面61b2が被付勢部18a1に当接する
(図71及び図72参照)。
【0367】円弧面61b2は、前述のように回転中心
穴60aと同軸にされた円弧であり、その半径は、プロ
セスカートリッジBの被付勢部18a1の半径と等しく
されている。これは、位置決めガイド60がプロセスカ
ートリッジBの位置決めボス18aとプッシュアーム6
1を他の部品を介さずに同軸上に支持できるため、部品
精度の誤差の積み重ねによるバラツキが少なくて済み、
被付勢部18a1に対して円弧面61b2を侵入させる
必要がなくなるためである。そのため、プッシュアーム
61を作動させる力も小さくなるので、更に、開閉カバ
ー15の操作性を向上させることができる。更に、プッ
シュアーム61を弾性体として扱う必要がないため、当
接部61b回りの剛性を上げられ、クリープ変形の心配
もなくなり信頼性の向上を図ることができる。
【0368】ここで、本変形例ではプッシュアーム61
を引っ張りバネ62で上方向に付勢してあり、この付勢
力がカムプレート50を開閉カバー15の開く方向に働
く構成になっている。このため、本実施例では引っ張り
バネのバネ定数を低く抑えることで、プッシュアーム6
1の作動によるバネ力変化を小さく設定しプッシュアー
ム61がカムプレート50を押し上げることを防止して
いる。
【0369】次に、開閉カバー15の開く動作について
説明する。これは開閉カバーを閉じる動作の逆をたど
る。
【0370】図72の状態から開閉カバー15を開けて
いくと、カムプレート50は前述のようにそれに連動し
て時計回りに回転を始める。
【0371】ここで、プロセスカートリッジBを位置決
めガイド60から離れさせようとする力によってプッシ
ュアーム61の当接面61b2に被付勢部18a1は当
接している。そこでの摩擦抵抗が引っ張りばねのバネ力
により大きい場合、カムプレート50の駆動ボス50e
は、カム溝の上面60c2に当接しプッシュアーム61
を反時計回りに回転させる。
【0372】摩擦抵抗がバネ力より小さければカム溝の
下面60c1が駆動ボス50eに追従してプッシュアー
ム61は、やはり反時計回りに回転する。開閉カバー1
5の開動作が進むと、プッシュアーム61の当接部61
bは、被付勢部18a1から離れる。すると、プッシュ
アーム61にかかる力は、引っ張りバネ62のバネ力の
みとなるので、駆動ボス50eはカム溝61cの上面6
1c2に当たる。
【0373】更に回転を続けると、駆動ボス50eは、
カム溝61cの上面先端を抜けカムプレート50とプッ
シュアーム61の当接が解除され、プッシュアーム61
は引っ張りバネ62の力で上方向に持ち上げられ、当接
部61bの円弧面61b2の後端側が位置決めガイド6
0の扇形穴60cに当接した姿勢となる。この姿勢では
プッシュアーム61の当接部61bは、位置決めボス1
8aの移動軌跡の外に行き、この後のプロセスカートリ
ッジの移動の妨げになることはない。
【0374】変形例3 変形例2では、プッシュアーム61を引張りバネ62で
付勢した構成を説明したが、本変形例では引張りバネの
ない構成とする。尚、これまでの説明と重複する部分に
関しては同じ参照番号を付し、説明は省略する。
【0375】図73に示すように、プッシュアーム61
の、位置決めガイド60の円筒部60f(図74参照)
に嵌る部分には、凸部61fと、この凸部61fにつな
がる弾性腕61gとを設け、そして、図74及び図75
に示すように、位置決めガイド60の円筒部60fの内
面には溝60h1、60h2を設ける。
【0376】このプッシュアーム61の回転中心から凸
部61fの先端までの距離は、円筒部60fの内面の半
径より大きく、溝60h1の円周方向の位置は、プッシ
ュアーム61がカムプレート50と当接する前の姿勢の
プッシュアーム61の凸部の位置に合わせてある(図7
6参照)。又、溝60h2は、開閉カバー15が閉じた
状態でカムプレート50で回転させられたプッシュアー
ム61の凸部61fの位置に合っている(図74、図7
5参照)。
【0377】開閉カバー15が開いた状態でプッシュア
ーム61がカムプレート50に当接する前は、凸部61
fは溝60h1上に嵌っている。弾性腕61gの弾性力
は、プッシュアーム61の自重より大きく設定している
ため、プッシュアーム61が回転を始めることはない。
【0378】図77に示すように、開閉カバー15の閉
じる動作によってプッシュアーム61が回転を始める
と、弾性腕61gを撓めることで凸部61fが溝60h
1より外れる。
【0379】前述のプロセスを経て、開閉カバー15が
閉じた状態になると、凸部61fは溝60h2に入り、
弾性腕61gの変形が解かれる。画像形成動作を行なう
開閉カバー15が閉じた状態は、画像形成装置がおかれ
る通常の状態である。従って、この状態にある時弾性腕
の変形を解いてやることでクリープ変形が生じることを
防止する。
【0380】溝60h2は、溝60h1より円周方向の
幅が広くされている。これは、部品精度のバラツキによ
り開閉カバー15が閉じた状態でのプッシュアーム61
の位置にばらつきが生じるので、そのバラツキを考慮す
るためである。溝60h1は、プッシュアーム61をカ
ムプレート50と当接可能な位置に保持しておくための
形状であり、凸部61fの形状に合わせた溝幅にしてプ
ッシュアーム61の位置がずれないようにしてある。
【0381】このような構成とすることで、バネ等によ
ってプッシュアーム61を付勢する必要がなくなるので
部品点数の削減によるコスト削減が望めるのは勿論であ
るが、変形例2のような開閉カバー15が閉じた状態で
開閉カバー15が開こうとする力が発生しないというメ
リットもある。
【0382】上記各変形例においても、先の実施例と同
様な効果を得ることができる。
【0383】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、開
閉部材の閉動作に連動してプロセスカートリッジを画像
形成装置本体の装着位置に装着することができる。又、
本発明は、電子写真画像形成装置本体に対するプロセス
カートリッジの装着操作性を向上させることができる。
即ち、本発明のプロセスカートリッジ着脱機構、プロセ
スカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置は、 (1)開閉部材の開閉動作に連動してプロセスカートリ
ッジの着脱を行うことができる。 (2)開閉部材の開閉動作に連動してプロセスカートリ
ッジの着脱を行うことができ、且つプロセスカートリッ
ジを確実に画像形成位置に支持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った電子写真画像形成装置の一実施
例の概要構成を示す断面図である。
【図2】本発明に従ったプロセスカートリッジの一実施
例の概要構成を示す断面図である。
【図3】本発明に従ったプロセスカートリッジの一実施
例の斜視図である。
【図4】本発明に従ったプロセスカートリッジの一実施
例の斜視図である。
【図5】移動ガイドとガイドストッパーの斜視図であ
る。
【図6】移動ガイドと装着ガイドの関係の説明図であ
る。
【図7】右側内側板に取付けられた固定ガイド及び内側
軸受けの斜視図である。
【図8】カムプレートの斜視図である。
【図9】連結プレートの斜視図である。
【図10】開閉カバーと前ガイドの斜視図である。
【図11】カップリングカムを含む大ギヤと軸受けの分
解斜視図である。
【図12】スラスタロッドの斜視図である。
【図13】固定ガイドとネジリコイルバネの斜視図であ
る。
【図14】左側内側板、プッシュアーム及びインターロ
ックスイッチの分解斜視図である。
【図15】左側内側板、プッシュアーム及びインターロ
ックスイッチの分解斜視図である。
【図16】プロセスカートリッジ着脱機構の斜視図であ
る。
【図17】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図である。
【図18】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図である。
【図19】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図である。
【図20】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図である。
【図21】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図である。
【図22】開口Wにおける裏蓋凸部とプロセスカートリ
ッジの突起部の長手方向での位置関係の説明図である。
【図23】開閉カバーの開閉途中におけるプロセスカー
トリッジ着脱機構へのプロセスカートリッジの挿入が阻
害されることの説明図である。
【図24】開閉カバーの開閉途中におけるプロセスカー
トリッジ着脱機構へのプロセスカートリッジの挿入が阻
害されることの説明図である。
【図25】開閉カバーの開閉途中におけるプロセスカー
トリッジ着脱機構へのプロセスカートリッジの挿入が阻
害されることの説明図である。
【図26】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、画像形成装置内部の
右側の内側板を見たプロセスカートリッジの移動の様子
を示す。
【図27】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図26と同じタイミ
ングで、右側の内側板を外から見た様子を示す。
【図28】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図26と同じタイミ
ングで、左側の内側板を外から見た様子を示す。
【図29】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、画像形成装置内部の
右側の内側板を見たプロセスカートリッジの移動の様子
を示す。
【図30】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図29と同じタイミ
ングで、右側の内側板を外から見た様子を示す。
【図31】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図29と同じタイミ
ングで、左側の内側板を外から見た様子を示す。
【図32】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、画像形成装置内部の
右側の内側板を見たプロセスカートリッジの移動の様子
を示す。
【図33】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図32と同じタイミ
ングで、右側の内側板を外から見た様子を示す。
【図34】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図32と同じタイミ
ングで、左側の内側板を外から見た様子を示す。
【図35】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、画像形成装置内部の
右側の内側板を見たプロセスカートリッジの移動の様子
を示す。
【図36】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図35と同じタイミ
ングで、右側の内側板を外から見た様子を示す。
【図37】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図35と同じタイミ
ングで、左側の内側板を外から見た様子を示す。
【図38】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、画像形成装置内部の
右側の内側板を見たプロセスカートリッジの移動の様子
を示す。
【図39】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図38と同じタイミ
ングで、右側の内側板を外から見た様子を示す。
【図40】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図38と同じタイミ
ングで、左側の内側板を外から見た様子を示す。
【図41】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、画像形成装置内部の
右側の内側板を見たプロセスカートリッジの移動の様子
を示す。
【図42】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図41と同じタイミ
ングで、右側の内側板を外から見た様子を示す。
【図43】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図41と同じタイミ
ングで、左側の内側板を外から見た様子を示す。
【図44】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、画像形成装置内部の
右側の内側板を見たプロセスカートリッジの移動の様子
を示す。
【図45】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図44と同じタイミ
ングで、右側の内側板を外から見た様子を示す。
【図46】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図44と同じタイミ
ングで、左側の内側板を外から見た様子を示す。
【図47】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、画像形成装置内部の
右側の内側板を見たプロセスカートリッジの移動の様子
を示す。
【図48】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図47と同じタイミ
ングで、右側の内側板を外から見た様子を示す。
【図49】プロセスカートリッジ着脱機構へのプロセス
カートリッジ挿入動作の説明図で、図47と同じタイミ
ングで、左側の内側板を外から見た様子を示す。
【図50】カップリングカムの回転による大ギヤの進退
を説明する斜視図である。
【図51】プロセスカートリッジの搬送中にスラスタロ
ッドの進行が阻害されることの説明図である。
【図52】プロセスカートリッジ着脱機構によるカップ
リングカムの回転を示す動作説明図である。
【図53】プロセスカートリッジ着脱機構によるカップ
リングカムの回転を示す動作説明図である。
【図54】プロセスカートリッジ着脱機構によるプッシ
ュアームの揺動とインターロックスイッチの動作を示す
動作説明図である。
【図55】プロセスカートリッジ着脱機構によるプッシ
ュアームの揺動とインターロックスイッチの動作を示す
動作説明図である。
【図56】プロセスカートリッジ着脱機構によるプッシ
ュアームの揺動とインターロックスイッチの動作を示す
動作説明図である。
【図57】プロセスカートリッジ着脱機構によるプッシ
ュアームの揺動とインターロックスイッチの動作を示す
動作説明図である。
【図58】プロセスカートリッジ着脱機構によるプッシ
ュアームの揺動とインターロックスイッチの動作を示す
動作説明図である。
【図59】開閉カバーが閉じて動作状態にあるプロセス
カートリッジの支持状態を示す説明図である。
【図60】従来の電子写真画像形成装置本体が有するカ
ートリッジ装着ガイドに着脱可能なプロセスカートリッ
ジの斜視図である。
【図61】従来の電子写真画像形成装置本体が有するカ
ートリッジ装着ガイドの説明図である。
【図62】従来の電子写真画像形成装置本体が有するカ
ートリッジ装着ガイド及び裏カバーの説明図である。
【図63】プッシュアームの変形例を示す斜視図であ
る。
【図64】プッシュアームと位置決め部の他の変形例を
示す斜視図である。
【図65】位置決め部を示す斜視図である。
【図66】プッシュアームを示す斜視図である。
【図67】カムプレートとプッシュアームとの作動態様
を説明するための説明図である。
【図68】カムプレートとプッシュアームとの作動態様
を説明するための説明図である。
【図69】カムプレートとプッシュアームとの作動態様
を説明するための説明図である。
【図70】カムプレートとプッシュアームとの作動態様
を説明するための説明図である。
【図71】カムプレートとプッシュアームとの作動態様
を説明するための説明図である。
【図72】カムプレートとプッシュアームとの作動態様
を説明するための説明図である。
【図73】プッシュアームと位置決め部の他の変形例を
示す斜視図である。
【図74】位置決め部を示す斜視図である。
【図75】プッシュアームを示す斜視図である。
【図76】カムプレートとプッシュアームとの作動態様
を説明するための説明図である。
【図77】カムプレートとプッシュアームとの作動態様
を説明するための説明図である。
【図78】カムプレートとプッシュアームとの作動態様
を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 光学系(光学手段) 1f 光学プレート 2 記録媒体 3 搬送手段 4 転写ローラ 4S バネ 7 電子写真感光体 8 帯電手段 10 現像手段 12 ドラムシャッター 12a カバー部 12c 連結部 12d カム部(第一の突起) 12e リブ(第二の突起) 14 電子写真画像形成装置本体 15 開閉カバー 16 裏蓋 16a 凸部 16a1 ラフガイド 18a 位置決めガイド(第一カートリッ
ジ位置決め部、第二カートリッジ位置決め部) 18a1 被付勢部 18b 装着ガイド(被ガイド部、第一カ
ートリッジガイド、第二カートリッジガイド) 40 内側板 40a、40b ガイドレール(カートリッジ装着
部材保持手段) 41 移動ガイド(カートリッジ装着部
材、第一本体ガイド、第二本体ガイド) 41a ガイド溝(ガイド部) 41b、41c ボス 41d タイミングボス 41e 後端 42 補助ガイド 43 前ガイド 44 固定ガイド 44a 位置決め部 44b 回転止め部 44c シャッターガイド(第二の当接
部) 44d 凹部 45 ネジリコイルバネ 46 ガイドストッパー 45c1 曲R部 50 カムプレート 50b カム溝 50d 結ボス 50g 第二ボス 50h 第二カム 51 連結プレート 52 プッシュアーム 52b 付勢部 52c ボス 54 インターロックスイッチ 52b レバー 52c 弾性部 55 スラスタロッド 55b 長穴 55c ボス 55f 持ち上げ面 55g バックアップ部 56 引っ張りバネ 60 ストッパーリブ 83 大ギヤ 83a 大ギヤカップリング 84 内側軸受け 84a カートリッジ受け部 84c カム面 85 カップリングカム 85a カム面 85b ボス 86 外側軸受け 87 バネ 90 搬送フレーム 90a 位置決め部(第二本体位置決め
部) 91 マイクロスイッチ 92 電気接点 A 電子写真画像形成装置 B プロセスカートリッジ S 装着位置 CF カートリッジ枠体(第一カートリ
ッジ枠体部、第二カートリッジ枠体部)
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月14日(2001.11.
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体と、前記電子写真感光体
    に作用するプロセス手段とを有するプロセスカートリッ
    ジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能に装着するプ
    ロセスカートリッジ着脱機構であって、 前記プロセスカートリッジの着脱を行うための開口と、 前記開口を開閉するための開閉部材と、 前記プロセスカートリッジを取り外し可能に装着するた
    めのカートリッジ装着部材と、 前記開閉部材の開状態で前記プロセスカートリッジを着
    脱可能な第一の位置と、前記開閉部材の閉状態で前記プ
    ロセスカートリッジが画像形成可能な第二の位置に前記
    カートリッジ装着部材を前記開閉部材の動作に連動させ
    て移動可能に保持する装着部材保持手段と、 前記プロセスカートリッジを画像形成動作可能な第二の
    位置に支持するプロセスカートリッジ支持手段と、 前記プロセスカートリッジを前記プロセスカートリッジ
    支持手段に支持させるために補助する補助手段と、を有
    し、前記開閉部材の全開状態から閉動作の前半で前記カ
    ートリッジ装着部材を前記第一の位置から前記第二の位
    置近傍に移動させ、閉動作の後半で前記プロセスカート
    リッジをプロセスカートリッジ支持手段に支持させるよ
    うに前記補助手段が作用し、前記開閉部材の全閉状態か
    らの開動作の前半で前記補助手段の作用が解除され、開
    動作の後半で前記カートリッジ装着部材を前記装着部材
    保持手段により、前記第二の位置から前記第一の位置へ
    移動させるプロセスカートリッジ着脱機構。
  2. 【請求項2】 前記プロセスカートリッジには被位置決
    めガイドが設けられ、前記プロセスカートリッジ支持手
    段は、前記被位置決めガイドと嵌合する位置決め手段で
    あり、前記補助手段は、前記被位置決めガイドを前記位
    置決め手段に位置させるために作用することを特徴とす
    る請求項1のプロセスカートリッジ着脱機構。
  3. 【請求項3】 前記電子写真感光体は円筒状の感光体ド
    ラムであり、前記被位置決めガイドは、前記電子写真感
    光体の回転軸と略同軸上にあることを特徴とする請求項
    2のプロセスカートリッジ着脱機構。
  4. 【請求項4】 前記補助手段は、前記被位置決めガイド
    を前記位置決め手段に付勢する付勢手段であることを特
    徴とする請求項2のプロセスカートリッジ着脱機構。
  5. 【請求項5】 前記補助手段は、樹脂材にて形成される
    ことを特徴とする請求項4のプロセスカートリッジ着脱
    機構。
  6. 【請求項6】 前記補助手段は、金属材にて形成される
    ことを特徴とする請求項4のプロセスカートリッジ着脱
    機構。
  7. 【請求項7】 前記補助手段は、樹脂材にて形成された
    基台部と、金属材にて形成された付勢部とを有すること
    を特徴とする請求項4のプロセスカートリッジ着脱機
    構。
  8. 【請求項8】 前記被位置決めガイドは、前記位置決め
    手段と嵌合する被位置決め部と前記補助手段からの作用
    を受ける被作用部とを有することを特徴とする請求項2
    のプロセスカートリッジ着脱機構。
  9. 【請求項9】 前記補助手段は、前記被位置決めガイド
    を前記位置決め手段に付勢する付勢手段であり、前記被
    位置決めガイドは、前記位置決め手段と嵌合する被位置
    決め部と、前記補助手段からの付勢力を受ける被付勢部
    とを有することを特徴とする請求項2のプロセスカート
    リッジ着脱機構。
  10. 【請求項10】 前記被位置決めガイドの被位置決め部
    は略円弧形状を有し、前記被付勢部は前記被位置決め部
    と略同軸上の略円弧形状とを有することを特徴とする請
    求項9のプロセスカートリッジ着脱機構。
  11. 【請求項11】 前記被位置決めガイドの被位置決め部
    及び被付勢部は前記感光体ドラムの回転軸と略同軸上に
    配置されていることを特徴とする請求項10のプロセス
    カートリッジ着脱機構。
  12. 【請求項12】 前記付勢手段は、一端に前記付勢手段
    を回動可能に支持する支点軸を有し、前記被位置決めガ
    イドを前記位置決め手段に付勢する付勢力の方向ベクト
    ルは、ほぼ前記支点軸の中心を通っていることを特徴と
    する請求項9のプロセスカートリッジ着脱手段。
  13. 【請求項13】 電子写真感光体と、前記電子写真感光
    体に作用するプロセス手段とを有するプロセスカートリ
    ッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能であって、
    記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置
    において、 前記プロセスカートリッジの着脱を行うための開口と、 前記開口を開閉するための開閉部材と、 前記プロセスカートリッジを取り外し可能に装着するた
    めのカートリッジ装着部材と、 前記開閉部材の開状態で前記プロセスカートリッジを着
    脱可能な第一の位置と、前記開閉部材の閉状態で前記プ
    ロセスカートリッジが画像形成可能な第二の位置に前記
    カートリッジ装着部材を前記開閉部材の動作に連動させ
    て移動可能に保持する装着部材保持手段と、 前記プロセスカートリッジを画像形成動作可能な第二の
    位置に支持するプロセスカートリッジ支持手段と、 前記プロセスカートリッジを前記支持部材に支持させる
    ために補助する補助手段と、を有し、前記開閉部材の全
    開状態から閉動作の前半で前記カートリッジ装着部材を
    前記第一の位置から前記第二の位置近傍に移動させ、閉
    動作の後半で前記プロセスカートリッジを前記プロセス
    カートリッジ支持手段に支持させるように前記補助手段
    が作用し、前記開閉部材の全閉状態からの開動作の前半
    で前記補助手段の作用が解除され、開動作の後半で前記
    カートリッジ装着部材を前記装着部材保持手段により、
    前記第二の位置から前記第一の位置へ移動させるプロセ
    スカートリッジ着脱機構を有することを特徴とする電子
    写真画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記プロセスカートリッジには被位置
    決めガイドが設けられ、前記プロセスカートリッジ支持
    手段は、前記被位置決めガイドと嵌合する位置決め手段
    であり、前記補助手段は、前記被位置決めガイドを前記
    位置決め手段に位置させるために作用することを特徴と
    する請求項13の電子写真画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記電子写真感光体は円筒状の感光体
    ドラムであり、前記被位置決めガイドは前記電子写真感
    光体の回転軸と略同軸上にあることを特徴とする請求項
    14の電子写真画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記補助手段は、前記被位置決めガイ
    ドを前記位置決め手段に付勢する付勢手段であることを
    特徴とする請求項14の電子写真画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記補助手段は、樹脂材にて形成され
    ることを特徴とする請求項14の電子写真画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 前記補助手段は、金属材にて形成され
    ることを特徴とする請求項14の電子写真画像形成装
    置。
  19. 【請求項19】 前記補助手段は、樹脂材にて形成され
    た基台部と、金属材にて形成された付勢部とを有するこ
    とを特徴とする請求項14の電子写真画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記被位置決めガイドの被位置決め部
    と嵌合する位置決め手段と、被作用部に作用する補助手
    段とを有することを特徴とする請求項14の電子写真画
    像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記補助手段は、前記被位置決めガイ
    ドを前記位置決め手段に付勢する付勢手段であり、前記
    被位置決めガイドは、前記位置決め手段と嵌合する被位
    置決め部と、記補助手段からの付勢力を受ける被付勢部
    とを有することを特徴とする請求項14の電子写真画像
    形成装置。
  22. 【請求項22】 前記被位置決め部は略円弧形状を有
    し、前記被付勢部は、前記被位置決め部と略同軸上の略
    円弧形状を有する前記被位置決めガイドを支持する位置
    決め手段を有することを特徴とする請求項19の電子写
    真画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記感光体ドラムの回転軸と略同軸上
    に配置されている被位置決め部及び被付勢部から構成さ
    れる前記被位置決めガイドを支持する位置決め手段を有
    することを特徴とする請求項20の電子写真画像形成装
    置。
  24. 【請求項24】 前記付勢手段は、一端に前記付勢手段
    を回動可能に支持する支点軸を有し、前記被位置決めガ
    イドを前記位置決め手段に付勢する付勢力の方向ベクト
    ルは、ほぼ前記支点軸の中心を通ることを特徴とする請
    求項19の電子写真画像形成装置。
  25. 【請求項25】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能
    なプロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記プロセスカートリッジを取外し可能に装着するため
    のカートリッジ装着部材と、 前記プロセスカートリッジを画像形成動作可能な位置に
    支持するプロセスカートリッジ支持手段に支持される被
    位置決めガイドと、を有し、プロセスカートリッジの着
    脱を行なう画像形成装置本体の開閉部材の全開状態から
    閉動作の前半で前記カートリッジ装着部材を第一の位置
    から画像形成動作可能な第二の位置近傍に移動させ、閉
    動作の後半でプロセスカートリッジを前記プロセスカー
    トリッジ支持手段に支持させるように、画像形成装置本
    体に設けた補助手段が作用し、前記開閉部材の全閉状態
    からの開動作の前半で前記補助手段の作用が解除され、
    開動作の後半で前記カートリッジ装着部材を前記第二の
    位置から前記第一の位置へ移動させることを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
  26. 【請求項26】 前記プロセスカートリッジ支持手段
    は、前記被位置決めガイドと嵌合する位置決め手段であ
    り、前記補助手段は、前記被位置決めガイドを前記位置
    決め手段に位置させるために作用することを特徴とする
    請求項25のプロセスカートリッジ。
  27. 【請求項27】 前記電子写真感光体は円筒状の感光体
    ドラムであり、前記被位置決めガイドは、前記電子写真
    感光体の回転軸と略同軸上にあることを特徴とする請求
    項25記載のプロセスカートリッジ。
  28. 【請求項28】 前記補助手段は付勢手段であり、前記
    位置決め手段に付勢される被位置決めガイドを有するこ
    とを特徴とする請求項25のプロセスカートリッジ。
  29. 【請求項29】 前記補助手段は、樹脂材にて形成され
    ることを特徴とする請求項28のプロセスカートリッ
    ジ。
  30. 【請求項30】 前記補助手段は、金属材にて形成され
    ることを特徴とする請求項28のプロセスカートリッ
    ジ。
  31. 【請求項31】 前記補助手段は、樹脂材にて形成され
    た基台部と、金属材にて形成された付勢部とを有するこ
    とを特徴とする請求項28のプロセスカートリッジ。
  32. 【請求項32】 前記被位置決めガイドは、前記位置決
    め手段と嵌合する被位置決め部と、前記補助手段からの
    作用を受ける被作用部とを有することを特徴とする請求
    項26のプロセスカートリッジ。
  33. 【請求項33】 前記補助手段は、前記被位置決めガイ
    ドを前記位置決め手段に付勢する付勢手段であり、前記
    被位置決めガイドは、前記位置決め手段と嵌合する被位
    置決め部と、前記補助手段からの付勢力を受ける被付勢
    部とを有することを特徴とする請求項26のプロセスカ
    ートリッジ。
  34. 【請求項34】 前記被位置決めガイドの被位置決め部
    は略円弧形状を有し、前記被付勢部は前記被位置決め部
    と略同軸上の略円弧形状を有することを特徴とする請求
    項33のプロセスカートリッジ。
  35. 【請求項35】 前記被位置決めガイドの被位置決め部
    及び被付勢部は、前記感光体ドラムの回転軸と略同軸上
    に配置されることを特徴とする請求項33のプロセスカ
    ートリッジ。
  36. 【請求項36】 前記被位置決めガイドは、一端に回転
    可能に支持する支点軸を有し、ほぼ前記支点軸の中心を
    通る付勢力の方向ベクトルを有する付勢手段によって、
    前記位置決め手段に付勢されることを特徴とする請求項
    33のプロセスカートリッジ。
  37. 【請求項37】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能
    なプロセスカートリッジにおいて、 カートリッジ枠体と、 電子写真感光体ドラムと、 前記感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記感光体ドラムの軸線方向一端側に設けられたカート
    リッジ枠体部と、 前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された
    際に、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に位置
    決めするために、前記装置本体に設けられた本体位置決
    め部と係合する、前記感光体ドラムの軸線方向一端側で
    あって、前記カートリッジ枠体部から外側へ突出して、
    前記感光体ドラムと同軸線上に設けられたカートリッジ
    位置決め部と、 前記プロセスカートリッジを前記装置本体に装着する装
    着方向において、前記カートリッジ位置決め部よりも上
    流側に、前記カートリッジ位置決め部とは離れて設けら
    れた被付勢部であって、前記プロセスカートリッジが装
    着位置に装着した際に、前記装置本体に設けられた付勢
    部によって付勢される被付勢部と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  38. 【請求項38】 前記被付勢部は、前記感光体ドラムと
    同軸線上に設けられた円弧形状であることを特徴とする
    請求項37のプロセスカートリッジ。
  39. 【請求項39】 前記カートリッジ枠体部とカートリッ
    ジ位置決め部と被付勢部は、プラスチック製であって、
    一体成形されていることを特徴とする請求項37又は3
    8のプロセスカートリッジ。
  40. 【請求項40】 開閉可能な開閉部材と、前記開閉部材
    の開閉動作に連動して移動する第一本体ガイドと、第二
    本体ガイドとを有する電子写真画像形成装置本体に着脱
    可能なプロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 前記感光体ドラムに作用するプロセス手段と、 前記感光体ドラムの軸線方向一端側に設けられた第一カ
    ートリッジ枠体部と、 前記カートリッジを前記装置本体に装着する際に、前記
    第一カートリッジ枠体部から突出して設けられた第一カ
    ートリッジガイドであって、第一本体ガイドに載置され
    た状態で前記第一本体ガイドの移動により前記カートリ
    ッジを装着位置方向へ搬送する第一カートリッジガイド
    と、 前記感光体ドラムの軸線方向他端側に設けられた第二カ
    ートリッジ枠体部と、 前記カートリッジを前記装置本体に装着する際に、前記
    第二カートリッジ枠体部から突出して設けられた第二カ
    ートリッジガイドであって、第二本体ガイドに載置され
    た状態で前記第二本体ガイドの移動により前記カートリ
    ッジを装着位置方向へ搬送する第二カートリッジガイド
    と、 前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された
    際に、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に位置
    決めするために、前記装置本体に設けられた第一本体位
    置決め部と係合する、前記感光体ドラムの軸線方向一端
    側であって、前記第一カートリッジ枠体部から外側へ突
    出して、前記感光体ドラムと同軸線上に設けられた第一
    カートリッジ位置決め部と、 前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された
    際に、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に位置
    決めするために、前記装置本体に設けられた第二本体位
    置決め部と係合する、前記感光体ドラムの軸線方向他端
    側であって、前記第二カートリッジ枠体部から外側へ突
    出して、前記感光体ドラムと同軸線上に設けられた第二
    カートリッジ位置決め部と、 前記プロセスカートリッジを前記装置本体に装着する装
    着方向において、前記第一カートリッジ位置決め部より
    も上流側に、前記第一カートリッジ位置決め部とは離れ
    て設けられた被付勢部であって、前記開閉部材が閉じら
    れた際に、前記装置本体に設けられた付勢部によって付
    勢される被付勢部と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  41. 【請求項41】 前記被付勢部は、前記感光体ドラムと
    同軸線上に設けられた円弧形状であることを特徴とする
    請求項40のプロセスカートリッジ。
  42. 【請求項42】 前記第一カートリッジ枠体部と第一カ
    ートリッジ位置決め部と被付勢部は、プラスチック製で
    あって、一体成形されていることを特徴とする請求項4
    0又は41のプロセスカートリッジ。
  43. 【請求項43】 前記感光体ドラムの軸線方向他端側に
    は、前記カートリッジが前記装置本体に装着された際に
    前記装置本体から前記感光体ドラムを回転させるための
    駆動力を受けるための駆動力受け部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項40、41又は42のプロセスカ
    ートリッジ。
  44. 【請求項44】 前記駆動力受け部は略三角柱のねじれ
    た突起であって、前記装置本体に設けられた、軸線と交
    差する断面が略三角形のねじれた穴と係合して、前記駆
    動力の伝達を受けることを特徴とする請求項43のプロ
    セスカートリッジ。
  45. 【請求項45】 前記感光体ドラムの長手方向から見
    て、前記第一カートリッジガイドの後端、及び、前記第
    二カートリッジガイドの後端は、前記装着方向におい
    て、前記プロセスカートリッジの重心よりも上流側に配
    置されている、また、前記第一カートリッジガイドの先
    端、及び、前記第二カートリッジガイドの先端は、前記
    プロセスカートリッジの重心よりも下流側に配置されて
    いることを特徴とする請求項40〜44のいずれかの項
    に記載のプロセスカートリッジ。
  46. 【請求項46】 前記プロセスカートリッジが前記装置
    本体の画像形成位置に位置した際に、前記第一カートリ
    ッジガイドの先端、及び、前記第二カートリッジガイド
    の先端は、前記感光体ドラムの軸線を通過する鉛直面よ
    りも下流側に位置することを特徴とする請求項40〜4
    5のいずれかの項に記載のプロセスカートリッジ。
  47. 【請求項47】 前記第一カートリッジガイドの後端
    は、前記第一本体ガイドに載置される平坦な被載置部
    と、前記装着方向上流側に向かうに従って下降する斜面
    部とを有している、そして、前記被載置部と斜面部とが
    交差する部分を前記第一本体ガイドによって前記装着方
    向へ押圧されることを特徴とする請求項40〜46のい
    ずれかの項に記載のプロセスカートリッジ。
  48. 【請求項48】 更に、前記第二カートリッジガイドの
    後端は、前記第二本体ガイドに載置される平坦な被載置
    部と、前記装着方向上流側に向かうに従って下降する斜
    面部とを有している、そして、前記被載置部と斜面部と
    が交差する部分を前記第二本体ガイドによって前記装着
    方向へ押圧されることを特徴とする請求項40〜47の
    いずれかの項に記載のプロセスカートリッジ。
  49. 【請求項49】 前記第一カートリッジガイド、及び、
    前記第二カートリッジガイドは、前記第一本体ガイド、
    及び、前記第二本体ガイドに載置された状態で前記装着
    方向へ移動する、そして、前記装置本体に設けられたバ
    ネによって前記プロセスカートリッジが前記装着方向へ
    侵入するのに対して抵抗を受けた際に、前記第一カート
    リッジガイドは後端を前記第一本体ガイドによって押さ
    れる、また、前記前記第二カートリッジガイドは後端を
    前記第二本体ガイドによって押される、そして、前記プ
    ロセスカートリッジが前記装置本体の画像を形成するた
    めの画像形成位置に位置決めされる際に、前記第一カー
    トリッジガイドと前記第一本体ガイド、及び、前記第二
    カートリッジガイドと前記第二本体ガイドは離隔してい
    ることを特徴とする請求項40〜48のいずれかの項に
    記載のプロセスカートリッジ。
  50. 【請求項50】 更に、前記プロセスカートリッジは、
    前記第一カートリッジガイドが前記第一本体ガイドに載
    置された状態で、及び、前記第二カートリッジガイドが
    前記第二本体ガイドに載置された状態で、前記開閉部材
    の開放動作によって取り出し位置へ搬送される、そし
    て、前記プロセスカートリッジは前記取り出し位置へ搬
    送される際に、その下面が前記装置本体に設けられた突
    起と当接して、取り出し方向において下流側が上方へ持
    ち上がる事を特徴とする請求項40〜49のいずれかの
    項に記載のプロセスカートリッジ。
  51. 【請求項51】 前記プロセス手段は、前記電子写真感
    光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像
    手段、前記電子写真感光体ドラムに帯電を行うための帯
    電手段、前記電子写真感光体ドラムに残留する現像剤を
    除去するためのクリーニング手段の少なくともいずれか
    一つであることを特徴とする請求項40〜50のいずれ
    かの項に記載のプロセスカートリッジ。
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