JP2002278129A - 画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ - Google Patents
画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジInfo
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- JP2002278129A JP2002278129A JP2001079867A JP2001079867A JP2002278129A JP 2002278129 A JP2002278129 A JP 2002278129A JP 2001079867 A JP2001079867 A JP 2001079867A JP 2001079867 A JP2001079867 A JP 2001079867A JP 2002278129 A JP2002278129 A JP 2002278129A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】フェーディングや現像スジの発生を抑制し、ト
ナー切れ間近のカートリッジ振りを減らすことが可能な
画像形成用トナーを提供する。 【解決手段】現像手段として、静電荷像を現像するため
のトナーT、該トナーを収納するための現像剤収納容器
12a及び該現像容器内に収納されているトナーを担持
搬送するための現像剤担持体4を少なくとも有し、該現
像剤収納容器は、収納しているトナーを現像剤収納容器
内から現像剤担持体側へ移行させるための斜面を有し、
該斜面の水平面に対する角度θが20°≦θ≦80°を
満足するものとする。該現像剤担持体は、外周直径が1
5mm以下であり、表面の周方向速度が65mm/秒以
上で回転するものとして、該トナーは、水に対する接触
角ψと、該斜面の水に対する接触角φとにおいて1.0
≦ψ/φ≦2.8を満足するものとする。
ナー切れ間近のカートリッジ振りを減らすことが可能な
画像形成用トナーを提供する。 【解決手段】現像手段として、静電荷像を現像するため
のトナーT、該トナーを収納するための現像剤収納容器
12a及び該現像容器内に収納されているトナーを担持
搬送するための現像剤担持体4を少なくとも有し、該現
像剤収納容器は、収納しているトナーを現像剤収納容器
内から現像剤担持体側へ移行させるための斜面を有し、
該斜面の水平面に対する角度θが20°≦θ≦80°を
満足するものとする。該現像剤担持体は、外周直径が1
5mm以下であり、表面の周方向速度が65mm/秒以
上で回転するものとして、該トナーは、水に対する接触
角ψと、該斜面の水に対する接触角φとにおいて1.0
≦ψ/φ≦2.8を満足するものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、静電記
録、静電印刷、トナージェット、等に用いられる画像形
成用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジに
関する。
録、静電印刷、トナージェット、等に用いられる画像形
成用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、IT技術の革新によりインターネ
ット利用者が急増し、ネットワーク上で稼動するプリン
ター、SOHOで使用されるプリンター及び個人で使用
するプリンターの数が飛躍的に増加した。電子写真プリ
ンター等の画像形成装置の用途も多種多様に広がり、ユ
ーザーニーズをキャッチアップする装置構成が求められ
ている。例えば、構成パーツの小型化による省スペース
マシン、トナー切れを知らせるプリンター、カートリッ
ジを振らなくてもトナー切れ迄使えるカートリッジ、等
のメンテナンス負荷を軽減する装置構成が望まれてい
る。また、スキャナ等の画像入力装置と組み合わせて、
簡易複写を行う機会が増加し、出力装置としてのプリン
ターには、微細な文字や細線の忠実な再現性だけでな
く、高品位なグラッフィクス出力性も求められている。
ット利用者が急増し、ネットワーク上で稼動するプリン
ター、SOHOで使用されるプリンター及び個人で使用
するプリンターの数が飛躍的に増加した。電子写真プリ
ンター等の画像形成装置の用途も多種多様に広がり、ユ
ーザーニーズをキャッチアップする装置構成が求められ
ている。例えば、構成パーツの小型化による省スペース
マシン、トナー切れを知らせるプリンター、カートリッ
ジを振らなくてもトナー切れ迄使えるカートリッジ、等
のメンテナンス負荷を軽減する装置構成が望まれてい
る。また、スキャナ等の画像入力装置と組み合わせて、
簡易複写を行う機会が増加し、出力装置としてのプリン
ターには、微細な文字や細線の忠実な再現性だけでな
く、高品位なグラッフィクス出力性も求められている。
【0003】従来、電子写真プリンターとしては、光導
電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的
潜像を形成し、該潜像に対してトナーを用いて現像し、
次いで転写材にトナー画像を転写した後、加熱、加圧、
加熱加圧或いは溶剤蒸気等により定着し複写物を得るも
のである。感光体上に転写せずに残ったトナーは、種々
の方法でクリーニングされ、上述の工程が繰り返され
る。
電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的
潜像を形成し、該潜像に対してトナーを用いて現像し、
次いで転写材にトナー画像を転写した後、加熱、加圧、
加熱加圧或いは溶剤蒸気等により定着し複写物を得るも
のである。感光体上に転写せずに残ったトナーは、種々
の方法でクリーニングされ、上述の工程が繰り返され
る。
【0004】現像方式としては、一成分現像方式、二成
分現像方式等がある。中でも、磁性トナー粒子を用いた
一成分現像方式の提案に優れたものが多い。例えば、特
開昭54−43036号公報等には、一成分現像剤とし
て磁性トナーを使用し、現像剤担持体である現像スリー
ブ上にトナーを極く薄く塗布してこれを摩擦帯電し、次
いでそのトナーを現像スリーブ内蔵の磁石の磁界の作用
下で、像担持体上の潜像に極めて近接し且つ接触させる
ことなく対向して、潜像を現像する方法が提案されてい
る。
分現像方式等がある。中でも、磁性トナー粒子を用いた
一成分現像方式の提案に優れたものが多い。例えば、特
開昭54−43036号公報等には、一成分現像剤とし
て磁性トナーを使用し、現像剤担持体である現像スリー
ブ上にトナーを極く薄く塗布してこれを摩擦帯電し、次
いでそのトナーを現像スリーブ内蔵の磁石の磁界の作用
下で、像担持体上の潜像に極めて近接し且つ接触させる
ことなく対向して、潜像を現像する方法が提案されてい
る。
【0005】この方法では、トナーを現像スリーブ上に
極めて薄く塗布することにより、現像スリーブとトナー
の接触する機会を増し、トナーの十分な摩擦帯電を可能
としたこと;磁力によってトナーを現像スリーブ上に支
持し且つ磁石とトナーとを相対的に移動させることによ
り、トナー粒子相互の凝集を解くと共に、トナーを現像
スリーブと十分に摩擦させていること;トナーを磁力に
よって支持し又これを静電潜像に接することなく対向さ
せて現像することにより、地カブリを防止しているこ
と;等によって、優れた画像が得られるものである。
極めて薄く塗布することにより、現像スリーブとトナー
の接触する機会を増し、トナーの十分な摩擦帯電を可能
としたこと;磁力によってトナーを現像スリーブ上に支
持し且つ磁石とトナーとを相対的に移動させることによ
り、トナー粒子相互の凝集を解くと共に、トナーを現像
スリーブと十分に摩擦させていること;トナーを磁力に
よって支持し又これを静電潜像に接することなく対向さ
せて現像することにより、地カブリを防止しているこ
と;等によって、優れた画像が得られるものである。
【0006】単位時間あたりのプリント枚数を向上させ
るには、現像スリーブ周方向速度を上げる必要がある
が、現像装置構成により得られる画像品位は様々であ
る。例えば、パーソナルユースで求められる小型マシン
では、市場競争を勝ち抜くために、構成部品の小型化、
構成部品点数削減等を余儀なくされ、現像スリーブの小
径化、現像剤攪拌構成の見直しが行われている。その結
果、攪拌機構の簡素な現像装置で小径現像スリーブを用
いた場合、周方向速度を上げていくと、現像スリーブへ
のトナー供給量、現像容器内循環によるトナーの摩擦帯
電性が不十分になり、ハーフトーン画像品位が損なわれ
たり、カートリッジ振り回数が増加する場合がある。
るには、現像スリーブ周方向速度を上げる必要がある
が、現像装置構成により得られる画像品位は様々であ
る。例えば、パーソナルユースで求められる小型マシン
では、市場競争を勝ち抜くために、構成部品の小型化、
構成部品点数削減等を余儀なくされ、現像スリーブの小
径化、現像剤攪拌構成の見直しが行われている。その結
果、攪拌機構の簡素な現像装置で小径現像スリーブを用
いた場合、周方向速度を上げていくと、現像スリーブへ
のトナー供給量、現像容器内循環によるトナーの摩擦帯
電性が不十分になり、ハーフトーン画像品位が損なわれ
たり、カートリッジ振り回数が増加する場合がある。
【0007】従来、現像剤収納容器は、汎用の樹脂で成
形した容器内部にトナーを撹拌・供給するために回転可
能なトナー撹拌部材を設けている。そのため、現像剤収
納容器の形状は略円筒形状に限定されてしまい、偏平状
にしたり、角型にしたりといった設計上の自由が制限さ
れていた。上記の問題を解決するために、補助部材の追
加、現像装置構成の高度化等の装置的検討が多々なされ
ている。しかし、これらの解決方法は本体コストをあげ
る要因となり、パーソナルなプリンターを提供する上で
好ましくなく、まだ改善の余地がある。
形した容器内部にトナーを撹拌・供給するために回転可
能なトナー撹拌部材を設けている。そのため、現像剤収
納容器の形状は略円筒形状に限定されてしまい、偏平状
にしたり、角型にしたりといった設計上の自由が制限さ
れていた。上記の問題を解決するために、補助部材の追
加、現像装置構成の高度化等の装置的検討が多々なされ
ている。しかし、これらの解決方法は本体コストをあげ
る要因となり、パーソナルなプリンターを提供する上で
好ましくなく、まだ改善の余地がある。
【0008】また、上記の問題を解決するためにトナー
自体の検討もいくつかなされている。
自体の検討もいくつかなされている。
【0009】例えば、特開平06−313985号公報
では、現像剤担持体の表面深さ物性とトナーに含まれる
結着樹脂物性を規定することで画像品位の向上を試みて
いる。また、特開平11−282201号公報では、ト
ナーに含まれるワックスや磁性体粒子の物性を規定する
ことで、画像品位の向上を試みている。
では、現像剤担持体の表面深さ物性とトナーに含まれる
結着樹脂物性を規定することで画像品位の向上を試みて
いる。また、特開平11−282201号公報では、ト
ナーに含まれるワックスや磁性体粒子の物性を規定する
ことで、画像品位の向上を試みている。
【0010】いずれの検討においても、トナー構成材料
の物性に着目しており、現像剤容器とトナー自体の物性
には着目していない。そのため、小型のプロセスカート
リッジにおいては、現像剤容器にトナーが付着して、ト
ナー切れ枚数が短くなったり、カートリッジ振りの回数
が増える場合があった。
の物性に着目しており、現像剤容器とトナー自体の物性
には着目していない。そのため、小型のプロセスカート
リッジにおいては、現像剤容器にトナーが付着して、ト
ナー切れ枚数が短くなったり、カートリッジ振りの回数
が増える場合があった。
【0011】このように、トナーをも含めた画像形成用
トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジは未だ
不十分であり、いくつかの改良すべき点を有しているの
が現状である。
トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジは未だ
不十分であり、いくつかの改良すべき点を有しているの
が現状である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の如き問題点を解決した画像形成用トナー、画像形成方
法及びプロセスカートリッジを提供するものである。
の如き問題点を解決した画像形成用トナー、画像形成方
法及びプロセスカートリッジを提供するものである。
【0013】本発明の目的は、フェーディングの発生を
抑制する画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセス
カートリッジを提供することにある。
抑制する画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセス
カートリッジを提供することにある。
【0014】更に、本発明の目的は、トナー切れ間近に
カートリッジを振る回数を減らす画像形成用トナー、画
像形成方法及びプロセスカートリッジを提供することに
ある。
カートリッジを振る回数を減らす画像形成用トナー、画
像形成方法及びプロセスカートリッジを提供することに
ある。
【0015】更に、本発明の目的は、現像スジの発生を
抑制する画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセス
カートリッジを提供することにある。
抑制する画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセス
カートリッジを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナーを有す
る現像手段で静電荷像を現像してトナー像を静電荷像担
持体上に形成する工程を少なくとも有する画像形成方法
において、該現像手段として、静電荷像を現像するため
のトナー、該トナーを収納するための現像剤収納容器及
び該現像容器内に収納されているトナーを担持搬送する
ための現像剤担持体を少なくとも有し、該現像剤収納容
器は、収納しているトナーを現像剤収納容器内から現像
剤担持体側へ移行させるための斜面を有し、該斜面の水
平面に対する角度θが下記条件 20°≦θ≦80° を満足する現像装置が用いられ、該現像剤担持体は、外
周直径が15mm以下であり、表面の周方向速度が65
mm/秒以上で回転する画像形成方法に用いるための画
像形成用トナーであって、該トナーは、水に対する接触
角ψが、該斜面の水に対する接触角φとの関係において
下記条件 1.0≦ψ/φ≦2.8 を満足することを特徴とする画像形成用トナーに関す
る。
る現像手段で静電荷像を現像してトナー像を静電荷像担
持体上に形成する工程を少なくとも有する画像形成方法
において、該現像手段として、静電荷像を現像するため
のトナー、該トナーを収納するための現像剤収納容器及
び該現像容器内に収納されているトナーを担持搬送する
ための現像剤担持体を少なくとも有し、該現像剤収納容
器は、収納しているトナーを現像剤収納容器内から現像
剤担持体側へ移行させるための斜面を有し、該斜面の水
平面に対する角度θが下記条件 20°≦θ≦80° を満足する現像装置が用いられ、該現像剤担持体は、外
周直径が15mm以下であり、表面の周方向速度が65
mm/秒以上で回転する画像形成方法に用いるための画
像形成用トナーであって、該トナーは、水に対する接触
角ψが、該斜面の水に対する接触角φとの関係において
下記条件 1.0≦ψ/φ≦2.8 を満足することを特徴とする画像形成用トナーに関す
る。
【0017】また、本発明は、トナーを有する現像手段
で静電荷像を現像してトナー像を静電荷像担持体上に形
成する工程を少なくとも有する画像形成方法において、
該現像手段として、静電荷像を現像するためのトナー、
該トナーを収納するための現像剤収納容器及び該現像容
器内に収納されているトナーを担持搬送するための現像
剤担持体を少なくとも有し、該現像剤収納容器は、収納
しているトナーを現像剤収納容器内から現像剤担持体側
へ移行させるための斜面を有する現像装置が用いられ、
該現像剤担持体は、外周直径が15mm以下であり、表
面の周方向速度が65mm/秒以上で回転するものであ
り、該斜面の水平面に対する角度θと、該斜面の水に対
する接触角φと、該トナーの水に対する接触角ψとが下
記条件 20°≦ θ ≦80° 1.0≦ψ/φ≦2.8 を満足することを特徴とする画像形成方法に関する。
で静電荷像を現像してトナー像を静電荷像担持体上に形
成する工程を少なくとも有する画像形成方法において、
該現像手段として、静電荷像を現像するためのトナー、
該トナーを収納するための現像剤収納容器及び該現像容
器内に収納されているトナーを担持搬送するための現像
剤担持体を少なくとも有し、該現像剤収納容器は、収納
しているトナーを現像剤収納容器内から現像剤担持体側
へ移行させるための斜面を有する現像装置が用いられ、
該現像剤担持体は、外周直径が15mm以下であり、表
面の周方向速度が65mm/秒以上で回転するものであ
り、該斜面の水平面に対する角度θと、該斜面の水に対
する接触角φと、該トナーの水に対する接触角ψとが下
記条件 20°≦ θ ≦80° 1.0≦ψ/φ≦2.8 を満足することを特徴とする画像形成方法に関する。
【0018】さらに、本発明は、画像形成装置本体に脱
離可能に装着されるプロセスカートリッジにおいて、該
プロセスカートリッジは、静電荷像を担持するための静
電荷像担持体及び該静電荷像を現像するためのトナーを
有する現像装置を少なくとも有しており、該現像装置
は、静電荷像を現像するためのトナー、該トナーを収納
するための現像剤収納容器及び該現像容器内に収納され
ているトナーを担持搬送するための現像剤担持体を少な
くとも有しており、該現像剤担持体は、外周直径が15
mm以下であり、表面の周方向速度が65mm/秒で回
転するものであり、該現像剤収納容器は、収納している
トナーを現像剤収納容器内から現像剤担持体側へ移行さ
せるための斜面を有しており、該斜面の水平面に対する
角度θと、該斜面の水に対する接触角φと、該トナーの
水に対する接触角ψとが下記条件 20°≦ θ ≦80° 1.0≦ψ/φ≦2.8 を満足することを特徴とするプロセスカートリッジに関
する。
離可能に装着されるプロセスカートリッジにおいて、該
プロセスカートリッジは、静電荷像を担持するための静
電荷像担持体及び該静電荷像を現像するためのトナーを
有する現像装置を少なくとも有しており、該現像装置
は、静電荷像を現像するためのトナー、該トナーを収納
するための現像剤収納容器及び該現像容器内に収納され
ているトナーを担持搬送するための現像剤担持体を少な
くとも有しており、該現像剤担持体は、外周直径が15
mm以下であり、表面の周方向速度が65mm/秒で回
転するものであり、該現像剤収納容器は、収納している
トナーを現像剤収納容器内から現像剤担持体側へ移行さ
せるための斜面を有しており、該斜面の水平面に対する
角度θと、該斜面の水に対する接触角φと、該トナーの
水に対する接触角ψとが下記条件 20°≦ θ ≦80° 1.0≦ψ/φ≦2.8 を満足することを特徴とするプロセスカートリッジに関
する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明者は、本発明にかかる画像
形成用トナー及び画像形成方法が本来の効果を発揮する
理由を下記のように考えている。
形成用トナー及び画像形成方法が本来の効果を発揮する
理由を下記のように考えている。
【0020】パーソナルな小型のプリンターで使われる
現像装置は、現像剤担持体も小径化になる傾向がある。
該現像装置では、現像剤担持体と潜像担持体の現像ニッ
プが小さくなるのを補うために、現像剤担持体を潜像担
持体に対して早回しをする必要がある。しかしながら、
プリンターの小型化では、駆動系モータの出力も制限さ
れるため、一つのモータで紙搬送装置、定着装置、現像
装置の駆動を兼ねる場合が多く、現像剤担持体やトナー
攪拌装置に割り当てられる駆動トルクは限られている。
現像装置は、現像剤担持体も小径化になる傾向がある。
該現像装置では、現像剤担持体と潜像担持体の現像ニッ
プが小さくなるのを補うために、現像剤担持体を潜像担
持体に対して早回しをする必要がある。しかしながら、
プリンターの小型化では、駆動系モータの出力も制限さ
れるため、一つのモータで紙搬送装置、定着装置、現像
装置の駆動を兼ねる場合が多く、現像剤担持体やトナー
攪拌装置に割り当てられる駆動トルクは限られている。
【0021】このような状況下で、小型プリンターで高
速化を狙い、ユーザビリティを高めるには、外径の小さ
い現像剤担持体の周方向速度をアップしても、トナー担
時体へのトナー供給量不足のないトナー循環機構が重要
になってくる。とりわけ、トナー攪拌に割り当てられる
トルクが少ない系、または、トナー循環にコストアップ
を見込めない系においては、これらの改良ではなく、ト
ナーとトナーが接触する現像容器形状や容器面との相互
作用を制御することが必須となる。
速化を狙い、ユーザビリティを高めるには、外径の小さ
い現像剤担持体の周方向速度をアップしても、トナー担
時体へのトナー供給量不足のないトナー循環機構が重要
になってくる。とりわけ、トナー攪拌に割り当てられる
トルクが少ない系、または、トナー循環にコストアップ
を見込めない系においては、これらの改良ではなく、ト
ナーとトナーが接触する現像容器形状や容器面との相互
作用を制御することが必須となる。
【0022】そこで鋭意検討の結果、現像剤担持体の外
周直径が15mm以下、現像剤担持表面の周方向速度が
65mm/秒以上(好ましくは65乃至260mm/
秒)の系においては、現像容器の斜面角θ、現像容器斜
面の水に対する接触角Ψ、トナーの水の対する接触角φ
を制御することで、上記課題を解決できることを見出し
た。
周直径が15mm以下、現像剤担持表面の周方向速度が
65mm/秒以上(好ましくは65乃至260mm/
秒)の系においては、現像容器の斜面角θ、現像容器斜
面の水に対する接触角Ψ、トナーの水の対する接触角φ
を制御することで、上記課題を解決できることを見出し
た。
【0023】即ち、図2に示すように、現像容器12a
の現像剤担持体4と対面する容器面の斜面角度θを20
°乃至80°に持たせることで、トナー循環が円滑に行
われ、フェーデイングの発生を抑制し、カートリッジ振
り回数の減少に効果がある。20°より小さいと、トナ
ーが自重で該斜面をすべることが困難となり、現像剤担
持体へのトナー供給に不具合が生じ、フェーディングが
発生する。80°より大きいと、現像容器としての容積
が著しく減少するため、小型マシンで所望枚数を印字で
きなくなる場合が生じる。
の現像剤担持体4と対面する容器面の斜面角度θを20
°乃至80°に持たせることで、トナー循環が円滑に行
われ、フェーデイングの発生を抑制し、カートリッジ振
り回数の減少に効果がある。20°より小さいと、トナ
ーが自重で該斜面をすべることが困難となり、現像剤担
持体へのトナー供給に不具合が生じ、フェーディングが
発生する。80°より大きいと、現像容器としての容積
が著しく減少するため、小型マシンで所望枚数を印字で
きなくなる場合が生じる。
【0024】また、Ψ/φの比を1.0乃至2.8にす
ることで、トナーと現像容器面との相互作用を制御する
ことが可能となった。Ψ/φの比が1より小さい、つま
り、現像容器斜面がトナーより疎水性が高いと、トナー
攪拌部材が現像容器面と接触する際に生じる摩擦帯電性
が高くなり、静電気的相互作用により現像容器に付着す
るトナー量が増えてしまい、カートリッジを振っても、
所定枚数のプリントアウトが困難になる。また、トナー
層規制部材と現像剤担持体とのニップ部で静電凝集した
トナー粒子が詰まり、スジが発生する。逆に、Ψ/φの
比が2.8より大きいと、攪拌の届かない容器内デット
スペースや容器斜面でトナーが付着、残存するため、現
像剤担持体へトナーが供給されない場合が生じ、フェー
ディングが発生する場合がある。
ることで、トナーと現像容器面との相互作用を制御する
ことが可能となった。Ψ/φの比が1より小さい、つま
り、現像容器斜面がトナーより疎水性が高いと、トナー
攪拌部材が現像容器面と接触する際に生じる摩擦帯電性
が高くなり、静電気的相互作用により現像容器に付着す
るトナー量が増えてしまい、カートリッジを振っても、
所定枚数のプリントアウトが困難になる。また、トナー
層規制部材と現像剤担持体とのニップ部で静電凝集した
トナー粒子が詰まり、スジが発生する。逆に、Ψ/φの
比が2.8より大きいと、攪拌の届かない容器内デット
スペースや容器斜面でトナーが付着、残存するため、現
像剤担持体へトナーが供給されない場合が生じ、フェー
ディングが発生する場合がある。
【0025】さらに、現像容器の斜面角度θと現像容器
斜面とトナーの接触角の比Ψ/φを同時に規定すること
で、印字末期にカートリッジに残存するトナー量をコン
トロールでき、カートリッジ振り回数の減少、更にはカ
ートリッジに擬似ノーシェイクの機能を付与することが
可能となる。例えば、撹拌部材や機構にコストをかけら
れない小型プリンターにおいては、カートリッジ振り
は、多数回におよび、ユーザーへのメンテナンス負荷が
増える場合がある。これは、トナーと現像容器面との相
互作用が小さくとも、現像容器内の循環が不十分である
と、現像容器内のトナーには、攪拌により摩擦帯電を多
く受けるものと、少なく受けるものが生じ、トナー残量
が少なくなるにつれて、現像剤担持体へスムーズに供給
されるトナー群と、そうでないトナー群に分かれるた
め、現像剤担持体近傍に残存するトナー量に分布が生じ
るためである。そこで、θ及びΨ/φを同時に規定する
ことで、上記トナー量分布の不均一を是正し、カートリ
ッジ自体を振って不均一を直さなくても、カートリッジ
寿命末期までスムーズに印字することが可能となる。
斜面とトナーの接触角の比Ψ/φを同時に規定すること
で、印字末期にカートリッジに残存するトナー量をコン
トロールでき、カートリッジ振り回数の減少、更にはカ
ートリッジに擬似ノーシェイクの機能を付与することが
可能となる。例えば、撹拌部材や機構にコストをかけら
れない小型プリンターにおいては、カートリッジ振り
は、多数回におよび、ユーザーへのメンテナンス負荷が
増える場合がある。これは、トナーと現像容器面との相
互作用が小さくとも、現像容器内の循環が不十分である
と、現像容器内のトナーには、攪拌により摩擦帯電を多
く受けるものと、少なく受けるものが生じ、トナー残量
が少なくなるにつれて、現像剤担持体へスムーズに供給
されるトナー群と、そうでないトナー群に分かれるた
め、現像剤担持体近傍に残存するトナー量に分布が生じ
るためである。そこで、θ及びΨ/φを同時に規定する
ことで、上記トナー量分布の不均一を是正し、カートリ
ッジ自体を振って不均一を直さなくても、カートリッジ
寿命末期までスムーズに印字することが可能となる。
【0026】上記規定範囲外だと、所望の効果が得られ
なかった。
なかった。
【0027】以下、上記した構成を有する本発明のトナ
ーについて、順を追って具体的に説明する。
ーについて、順を追って具体的に説明する。
【0028】先ず、図1に、本発明のトナーが用いられ
る画像形成方法を適用した画像形成装置の基本構成の概
略図を示す。
る画像形成方法を適用した画像形成装置の基本構成の概
略図を示す。
【0029】図1に示した装置は、静電荷像担持体とし
ての感光体ドラム1を回転させ、この感光体ドラム1の
回転と従動させて感光体ドラム1の表面に圧接されてい
る帯電部材としての帯電ローラー2を回転させる。この
帯電ローラー2には、不図示の帯電バイアス印加手段か
ら帯電バイアスが印可されており、これにより感光体ド
ラム1の表面は、一次帯電される。一次帯電された感光
体ドラム1の表面には、露光装置3からレーザー光が照
射されることにより静電荷像が形成される。感光体ドラ
ム1の表面に形成された静電荷像は、上記の現像手段に
よって、現像されトナー像が形成される。感光体ドラム
1上に形成されたトナー像は、転写手段5により転写材
P上に転写され、例えば、加熱されている定着ローラー
6a及び定着ローラーに圧接している加圧ローラー6b
を有する定着手段によって、熱及び圧力が付与されるこ
とにより転写材Pに定着される。一次転写後の感光体ド
ラム1の表面に残存している転写残トナーは、感光体ド
ラム1の表面に当接しているクリーニングブレードの如
きクリーニング部材7によって、除去され感光体ドラム
1表面のクリーニングが行われる。クリーニングされた
感光体ドラム1は、再度上記の一次帯電以降の画像形成
工程が繰り返し行われる。
ての感光体ドラム1を回転させ、この感光体ドラム1の
回転と従動させて感光体ドラム1の表面に圧接されてい
る帯電部材としての帯電ローラー2を回転させる。この
帯電ローラー2には、不図示の帯電バイアス印加手段か
ら帯電バイアスが印可されており、これにより感光体ド
ラム1の表面は、一次帯電される。一次帯電された感光
体ドラム1の表面には、露光装置3からレーザー光が照
射されることにより静電荷像が形成される。感光体ドラ
ム1の表面に形成された静電荷像は、上記の現像手段に
よって、現像されトナー像が形成される。感光体ドラム
1上に形成されたトナー像は、転写手段5により転写材
P上に転写され、例えば、加熱されている定着ローラー
6a及び定着ローラーに圧接している加圧ローラー6b
を有する定着手段によって、熱及び圧力が付与されるこ
とにより転写材Pに定着される。一次転写後の感光体ド
ラム1の表面に残存している転写残トナーは、感光体ド
ラム1の表面に当接しているクリーニングブレードの如
きクリーニング部材7によって、除去され感光体ドラム
1表面のクリーニングが行われる。クリーニングされた
感光体ドラム1は、再度上記の一次帯電以降の画像形成
工程が繰り返し行われる。
【0030】図1は本発明の画像形成方法に用いる画像
形成装置の最も基本的な構成図であり、上述の現像手段
に加えて、現像剤担持体へトナーを供給するトナー搬送
ローラー、更に、静電荷像担持体1上に形成されている
トナー像を転写材Pに転写させるために一旦、静電荷像
担持体1からトナー像を転写するための中間転写体、を
有している構成も用いられる。
形成装置の最も基本的な構成図であり、上述の現像手段
に加えて、現像剤担持体へトナーを供給するトナー搬送
ローラー、更に、静電荷像担持体1上に形成されている
トナー像を転写材Pに転写させるために一旦、静電荷像
担持体1からトナー像を転写するための中間転写体、を
有している構成も用いられる。
【0031】ここで、上記現像手段はトナーを担持し、
現像領域に搬送するための回転可能な現像剤担持体4、
現像剤担持体上にトナー層を介して弾性的に圧接してい
るトナー層厚規制部材手段4aを少なくとも有するよう
に構成されている。
現像領域に搬送するための回転可能な現像剤担持体4、
現像剤担持体上にトナー層を介して弾性的に圧接してい
るトナー層厚規制部材手段4aを少なくとも有するよう
に構成されている。
【0032】次に上記の画像形成装置に用いたプロセス
カートリッジについて説明する。プロセスカートリッジ
は画像形成装置に着脱可能であり、現像剤担持体4、ト
ナー層規制手段4a、及びトナー容器12、攪拌手段1
3から構成される現像ユニット11と、潜像担持体であ
る感光ドラム1、感光ドラムの周りに配設される帯電手
段である帯電ローラー2、感光ドラムの表面をクリーニ
ングするクリーニング手段7を一体化して包合するCユ
ニット14から構成される。
カートリッジについて説明する。プロセスカートリッジ
は画像形成装置に着脱可能であり、現像剤担持体4、ト
ナー層規制手段4a、及びトナー容器12、攪拌手段1
3から構成される現像ユニット11と、潜像担持体であ
る感光ドラム1、感光ドラムの周りに配設される帯電手
段である帯電ローラー2、感光ドラムの表面をクリーニ
ングするクリーニング手段7を一体化して包合するCユ
ニット14から構成される。
【0033】このプロセスカートリッジが寿命に達した
場合、ユーザーは容易に交換可能である。プロセスカー
トリッジの寿命は、通常、トナーが消費され不足し、画
像白抜けが発生した時点である。
場合、ユーザーは容易に交換可能である。プロセスカー
トリッジの寿命は、通常、トナーが消費され不足し、画
像白抜けが発生した時点である。
【0034】本発明で用いる現像剤収納容器は、マシン
に応じて任意の形状を有することができる。また、該容
器の成形方法には、商業上利用できる容器形成装置を用
いることができる。さらに、トナー搬送性を向上させる
ために、現像剤収納容器内壁面または斜面の表面に化学
的処理を行ったり、あるいは、表面処理したシート等を
斜面部分に追加することもできる。
に応じて任意の形状を有することができる。また、該容
器の成形方法には、商業上利用できる容器形成装置を用
いることができる。さらに、トナー搬送性を向上させる
ために、現像剤収納容器内壁面または斜面の表面に化学
的処理を行ったり、あるいは、表面処理したシート等を
斜面部分に追加することもできる。
【0035】本発明で用いる現像剤収納容器は、少なく
とも成形用樹脂からなり、目的に応じて導電性微粉末粒
子、フィラー粒子、顔料等の機能性充填剤を含有するこ
とができる。
とも成形用樹脂からなり、目的に応じて導電性微粉末粒
子、フィラー粒子、顔料等の機能性充填剤を含有するこ
とができる。
【0036】該成形用樹脂には、例えばスチレン系樹
脂、ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリ
アミド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系樹脂、アクリル系樹
脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイ
ミド樹脂等の熱硬化性樹脂或いは光硬化性樹脂、または
上記樹脂を2種類以上用いたブレンド樹脂等を使用する
ことができる。
脂、ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリ
アミド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系樹脂、アクリル系樹
脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイ
ミド樹脂等の熱硬化性樹脂或いは光硬化性樹脂、または
上記樹脂を2種類以上用いたブレンド樹脂等を使用する
ことができる。
【0037】現像剤収納容器斜面の水に対する接触角φ
は、40°乃至90°であることが好ましい。上記範囲
内であれば、容器斜面の吸湿による水分の影響を少なく
でき、トナー粒子への容器斜面からの微量水分の補給、
ないしは容器内部面へのトナー粒子の静電付着を抑制で
きるので、トナー循環が良好になる。
は、40°乃至90°であることが好ましい。上記範囲
内であれば、容器斜面の吸湿による水分の影響を少なく
でき、トナー粒子への容器斜面からの微量水分の補給、
ないしは容器内部面へのトナー粒子の静電付着を抑制で
きるので、トナー循環が良好になる。
【0038】本発明に用いることができる現像剤担持体
は、被膜形成高分子材料(樹脂)に導電性微粒子を少な
くとも含有している。
は、被膜形成高分子材料(樹脂)に導電性微粒子を少な
くとも含有している。
【0039】導電性微粒子としては、結晶性グラファイ
ト、又は結晶性グラファイトとカーボン微粒子が好まし
い。
ト、又は結晶性グラファイトとカーボン微粒子が好まし
い。
【0040】本発明で使用する結晶性グラファイトは、
大別すると天然黒鉛と人造黒鉛とに分けられる。人造黒
鉛は、ピッチコークスをタールピッチ等により固めて1
200℃位で一度焼成してから黒鉛化炉に入れ、230
0℃位の高温で処理することにより、炭素の結晶が成長
して黒鉛に変化したものである。天然黒鉛は、永い間の
地熱と地下の高圧とによって完全に黒鉛化したもので、
地中から産出する。これらの黒鉛は種々の優れた性質を
有しており、工業的に広い用途を持っている。黒鉛は暗
灰色ないし黒色の光沢のある非常に柔らかい滑性のある
炭素の結晶物で、鉛筆等に利用される他、耐熱性と化学
的安定性があるため、潤滑、耐火性、電気材料等に粉末
や固体、塗料の形で利用されている。結晶構造は六方晶
系と菱面晶系に属するものがあり、完全な層状構造を有
している。電気的特性に関しては、炭素と炭素の結合の
間に自由電子が存在し、電気の良導体となっている。本
発明では、天然、人工のどちらの黒鉛でも使用すること
ができる。使用する黒鉛の粒径は、0.5〜20μm程
度が好ましい。
大別すると天然黒鉛と人造黒鉛とに分けられる。人造黒
鉛は、ピッチコークスをタールピッチ等により固めて1
200℃位で一度焼成してから黒鉛化炉に入れ、230
0℃位の高温で処理することにより、炭素の結晶が成長
して黒鉛に変化したものである。天然黒鉛は、永い間の
地熱と地下の高圧とによって完全に黒鉛化したもので、
地中から産出する。これらの黒鉛は種々の優れた性質を
有しており、工業的に広い用途を持っている。黒鉛は暗
灰色ないし黒色の光沢のある非常に柔らかい滑性のある
炭素の結晶物で、鉛筆等に利用される他、耐熱性と化学
的安定性があるため、潤滑、耐火性、電気材料等に粉末
や固体、塗料の形で利用されている。結晶構造は六方晶
系と菱面晶系に属するものがあり、完全な層状構造を有
している。電気的特性に関しては、炭素と炭素の結合の
間に自由電子が存在し、電気の良導体となっている。本
発明では、天然、人工のどちらの黒鉛でも使用すること
ができる。使用する黒鉛の粒径は、0.5〜20μm程
度が好ましい。
【0041】カーボン微粒子としては、導電性のアモル
ファスカーボンを使用することができる。導電性のアモ
ルファスカーボンは、一般的には「炭化水素または炭素
を含む化合物を空気の供給が不十分な状態で燃焼または
熱分解させてできる結晶子の集合体」と定義されてい
る。特に電気伝導性に優れ、高分子材料に充填して導電
性を付与したり、添加量のコントロールである程度任意
の導電度を得ることができるため広く普及している。本
発明で使用する導電性のアモルファスカーボンの粒子径
は10〜80nmのものが好ましく、15〜40nmの
ものがより好ましい。
ファスカーボンを使用することができる。導電性のアモ
ルファスカーボンは、一般的には「炭化水素または炭素
を含む化合物を空気の供給が不十分な状態で燃焼または
熱分解させてできる結晶子の集合体」と定義されてい
る。特に電気伝導性に優れ、高分子材料に充填して導電
性を付与したり、添加量のコントロールである程度任意
の導電度を得ることができるため広く普及している。本
発明で使用する導電性のアモルファスカーボンの粒子径
は10〜80nmのものが好ましく、15〜40nmの
ものがより好ましい。
【0042】被膜形成高分子材料としては、例えばスチ
レン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド
樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系樹脂、ア
クリル系樹脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミ
ン樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹
脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂或いは光硬化性樹
脂等を使用することができる。中でもシリコーン樹脂、
フッ素樹脂のような離型性のあるもの、或いはポリエー
テルスルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニ
レンオキサイド樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン系
樹脂のような機械的性質に優れたものがより好ましい。
これらの樹脂は、トナーへの帯電付与性を考慮して適宜
選択される。
レン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド
樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系樹脂、ア
クリル系樹脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミ
ン樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹
脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂或いは光硬化性樹
脂等を使用することができる。中でもシリコーン樹脂、
フッ素樹脂のような離型性のあるもの、或いはポリエー
テルスルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニ
レンオキサイド樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン系
樹脂のような機械的性質に優れたものがより好ましい。
これらの樹脂は、トナーへの帯電付与性を考慮して適宜
選択される。
【0043】本発明に用いるトナー層厚規制部材は、ウ
レタンゴム、シリコーンゴム、弾性を有する樹脂をブレ
ードとして、あるいは金属等のブレードの先端にチップ
状の樹脂を保持させたものを、感光体の移動方向に対し
て順方向または逆方向に当接あるいは圧接させたものが
用いられる。好ましくは、ブレードを現像剤担持体の移
動方向に対して逆方向に圧接させるのがよい。このと
き、現像剤担持体に対するブレードに当接圧は、線圧で
9.8N/m以上(10g/cm以上)が好ましく、よ
り好ましくは、19.6〜49N/m(20〜50g/
cm)である。
レタンゴム、シリコーンゴム、弾性を有する樹脂をブレ
ードとして、あるいは金属等のブレードの先端にチップ
状の樹脂を保持させたものを、感光体の移動方向に対し
て順方向または逆方向に当接あるいは圧接させたものが
用いられる。好ましくは、ブレードを現像剤担持体の移
動方向に対して逆方向に圧接させるのがよい。このと
き、現像剤担持体に対するブレードに当接圧は、線圧で
9.8N/m以上(10g/cm以上)が好ましく、よ
り好ましくは、19.6〜49N/m(20〜50g/
cm)である。
【0044】本発明に用いることができる帯電工程と、
転写工程では、 (ア)コロナ放電器を用いる静電荷像保持体とは非接触
である方式 (イ)ローラ型、ベルト型、ベルトと電極ブレードの組
み合わせ等、任意の型の接触式 等があり、いずれのものも用いることができる。
転写工程では、 (ア)コロナ放電器を用いる静電荷像保持体とは非接触
である方式 (イ)ローラ型、ベルト型、ベルトと電極ブレードの組
み合わせ等、任意の型の接触式 等があり、いずれのものも用いることができる。
【0045】本発明の静電荷像担持体としては、アモル
ファスシリコン感光体、有機系感光体があるが、有機系
感光体が好ましく用いられる。
ファスシリコン感光体、有機系感光体があるが、有機系
感光体が好ましく用いられる。
【0046】有機系感光体としては、感光層が電荷発生
物質及び電荷輸送性能を有する物質を同一層に含有す
る、いわゆる、単一層型でもよく、電荷輸送層と電荷発
生層を成分とする機能分離型感光体であっても良い。導
電性基体上に電荷発生層、次いで電荷輸送層の順で積層
されている構造の積層型感光体は好ましい例の一つであ
る。
物質及び電荷輸送性能を有する物質を同一層に含有す
る、いわゆる、単一層型でもよく、電荷輸送層と電荷発
生層を成分とする機能分離型感光体であっても良い。導
電性基体上に電荷発生層、次いで電荷輸送層の順で積層
されている構造の積層型感光体は好ましい例の一つであ
る。
【0047】すなわち、本発明の画像形成方法では、静
電荷像担持体の表面が樹脂の如き有機化合物である有機
系感光体に対し、本発明のトナーのマッチングが特に有
効である。即ち、有機感光体は、クリーニングブレード
等の当接部材により削られるが、本発明のトナーと組み
合わせることでクリーニングブレードニップ部に堆積す
る粒子層の介在により有機感光体の削れが軽減される。
また、耐久による疎水性無機微粉体の遊離が少ないた
め、それが起因となる融着やフィルミングの発生を防止
できる。
電荷像担持体の表面が樹脂の如き有機化合物である有機
系感光体に対し、本発明のトナーのマッチングが特に有
効である。即ち、有機感光体は、クリーニングブレード
等の当接部材により削られるが、本発明のトナーと組み
合わせることでクリーニングブレードニップ部に堆積す
る粒子層の介在により有機感光体の削れが軽減される。
また、耐久による疎水性無機微粉体の遊離が少ないた
め、それが起因となる融着やフィルミングの発生を防止
できる。
【0048】また、本発明においては転写工程後の静電
荷像担持体表面上に残存するトナーを除去するためにク
リーニング工程を有することが好ましい。
荷像担持体表面上に残存するトナーを除去するためにク
リーニング工程を有することが好ましい。
【0049】クリーニング方式としては、ブレードクリ
ーニング、マグブラシクリーニング法、ファーブラシク
リーニング法、ローラークリーニング法、及びそれらの
組み合わせを用いることができる。特にブレードクリー
ニングが好ましい。
ーニング、マグブラシクリーニング法、ファーブラシク
リーニング法、ローラークリーニング法、及びそれらの
組み合わせを用いることができる。特にブレードクリー
ニングが好ましい。
【0050】ブレードクリーニングはウレタンゴム、シ
リコーンゴム、弾性を有する樹脂をブレードとして、あ
るいは金属等のブレードの先端にチップ状の樹脂を保持
させたものを、感光体の移動方向に対して順方向または
逆方向に当接あるいは圧接させたものとして知られてい
る。好ましくは、ブレードを感光体の移動方向に対して
逆方向に圧接させるのがよい。このとき、感光体に対す
るブレードに当接圧は、線圧で19.6N/m以上(2
0g/cm以上)が好ましく、より好ましくは、29.
4〜78.4N/m(30〜80g/cm)である。
リコーンゴム、弾性を有する樹脂をブレードとして、あ
るいは金属等のブレードの先端にチップ状の樹脂を保持
させたものを、感光体の移動方向に対して順方向または
逆方向に当接あるいは圧接させたものとして知られてい
る。好ましくは、ブレードを感光体の移動方向に対して
逆方向に圧接させるのがよい。このとき、感光体に対す
るブレードに当接圧は、線圧で19.6N/m以上(2
0g/cm以上)が好ましく、より好ましくは、29.
4〜78.4N/m(30〜80g/cm)である。
【0051】本発明のトナーは適度な摩擦が得られる上
に離型性,潤滑性に優れているので、ブレードクリーニ
ングによって良好なクリーニング性を示すばかりか、感
光体にブレードを当接させても傷が付きにくく削れにく
い。一方で融着やフィルミング等も発生しにくい。
に離型性,潤滑性に優れているので、ブレードクリーニ
ングによって良好なクリーニング性を示すばかりか、感
光体にブレードを当接させても傷が付きにくく削れにく
い。一方で融着やフィルミング等も発生しにくい。
【0052】本発明の定着工程には加熱加圧ロール定着
装置、または、固定支持された加熱体と、該加熱体に対
向圧接し、かつフィルムを介して該転写材を該加熱体に
密着させる加圧部材とにより、トナーを加熱定着する定
着手段が挙げられる。
装置、または、固定支持された加熱体と、該加熱体に対
向圧接し、かつフィルムを介して該転写材を該加熱体に
密着させる加圧部材とにより、トナーを加熱定着する定
着手段が挙げられる。
【0053】該定着ローラーや定着フィルム表面は、未
定着画像上のトナー粒子表面と接触し、耐久を通じて摩
擦履歴を受けている。トナーで研磨力を持つのは、トナ
ー表面に突出している磁性体粒子やトナー表面で付着力
の弱い外添剤粒子もしくは遊離外添剤粒子である。本発
明のトナーと組み合わせることで、定着ローラーや定着
フィルム表面を摩耗を軽減でき、表面の粗さや傷による
黒ポチ等の画像欠陥を軽減できる。
定着画像上のトナー粒子表面と接触し、耐久を通じて摩
擦履歴を受けている。トナーで研磨力を持つのは、トナ
ー表面に突出している磁性体粒子やトナー表面で付着力
の弱い外添剤粒子もしくは遊離外添剤粒子である。本発
明のトナーと組み合わせることで、定着ローラーや定着
フィルム表面を摩耗を軽減でき、表面の粗さや傷による
黒ポチ等の画像欠陥を軽減できる。
【0054】本発明に用いることができる転写材は、市
販紙、OHT以外に、中間転写ベルトや同ベルト等の中
間転写部材であってもよい。
販紙、OHT以外に、中間転写ベルトや同ベルト等の中
間転写部材であってもよい。
【0055】次に本発明に用いる画像形成用トナーにつ
いて詳しく説明する。
いて詳しく説明する。
【0056】本発明に用いるトナーは、トナー粒子及び
疎水性無機微粉体を少なくとも有し、該トナー粒子は、
結着樹脂、磁性体粒子及びワックスを少なくとも含有
し、該トナーの水に対する接触角ψは90°乃至130
°であることが好ましい。90°より小さいと、現像剤
収納容器の壁面に付着するトナー量が多くなり、カート
リッジ振り回数の増加を招く。130°より大きいと、
トナー粒子同士の摩擦帯電でチャージアップしやすくな
り、トナー循環に影響を及ぼす。
疎水性無機微粉体を少なくとも有し、該トナー粒子は、
結着樹脂、磁性体粒子及びワックスを少なくとも含有
し、該トナーの水に対する接触角ψは90°乃至130
°であることが好ましい。90°より小さいと、現像剤
収納容器の壁面に付着するトナー量が多くなり、カート
リッジ振り回数の増加を招く。130°より大きいと、
トナー粒子同士の摩擦帯電でチャージアップしやすくな
り、トナー循環に影響を及ぼす。
【0057】本発明に用いられるトナー用結着樹脂とし
ては、ポリエステル樹脂,ビニル系樹脂,エポキシ樹脂
などを用いることができ、特に、ポリエステル系樹脂,
ビニル系樹脂、あるいは両者の混合系樹脂が定着特性や
現像特性の点でより好ましい。
ては、ポリエステル樹脂,ビニル系樹脂,エポキシ樹脂
などを用いることができ、特に、ポリエステル系樹脂,
ビニル系樹脂、あるいは両者の混合系樹脂が定着特性や
現像特性の点でより好ましい。
【0058】本発明に用いられるポリエステル系樹脂の
モノマーとしては以下のものが挙げられる。
モノマーとしては以下のものが挙げられる。
【0059】アルコール成分としては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、2−エチル−1,3−ヘ
キサンジオール、水素化ビスフェノールA、また(イ)
式で表わされるビスフェノール誘導体;
ール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、2−エチル−1,3−ヘ
キサンジオール、水素化ビスフェノールA、また(イ)
式で表わされるビスフェノール誘導体;
【0060】
【化1】
【0061】
【化2】 等が挙げられる。
【0062】また、全酸成分中50mol%以上を含む
2価のカルボン酸としては、フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、無水フタル酸などのベンゼンジカルボン
酸類又はその無水物;こはく酸、アジピン酸、セバシン
酸、アゼライン酸などのアルキルジカルボン酸類又はそ
の無水物、またさらに炭素数6〜18のアルキル基で置
換されたこはく酸もしくはその無水物;フマル酸、マレ
イン酸、シトラコン酸、イタコン酸などのジカルボン酸
類等が挙げられる。
2価のカルボン酸としては、フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、無水フタル酸などのベンゼンジカルボン
酸類又はその無水物;こはく酸、アジピン酸、セバシン
酸、アゼライン酸などのアルキルジカルボン酸類又はそ
の無水物、またさらに炭素数6〜18のアルキル基で置
換されたこはく酸もしくはその無水物;フマル酸、マレ
イン酸、シトラコン酸、イタコン酸などのジカルボン酸
類等が挙げられる。
【0063】また、グリセリン、ペンタエリストリオー
ル、ソルビット、ソルビタン、さらには、例えばノボラ
ック型フェノール樹脂のオキシアルキレンエーテル等の
多価アルコール類;トリメリット酸、ピロメリット酸、
ベンゾフェノンテトラカルボン酸やその無水物などの多
価カルボン酸類等が挙げられる。
ル、ソルビット、ソルビタン、さらには、例えばノボラ
ック型フェノール樹脂のオキシアルキレンエーテル等の
多価アルコール類;トリメリット酸、ピロメリット酸、
ベンゾフェノンテトラカルボン酸やその無水物などの多
価カルボン酸類等が挙げられる。
【0064】また、結着樹脂のポリエステルユニット
は、3価以上の多価カルボン酸もしくは多価アルコール
によって架橋されていることが好ましく、架橋成分とし
ては無水トリメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸、ペンタエリストール、ノボラック型フェノール樹
脂のオキシアルキレンエーテルが好ましいものとして挙
げられる。
は、3価以上の多価カルボン酸もしくは多価アルコール
によって架橋されていることが好ましく、架橋成分とし
ては無水トリメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸、ペンタエリストール、ノボラック型フェノール樹
脂のオキシアルキレンエーテルが好ましいものとして挙
げられる。
【0065】ここで得られたポリエステル樹脂のガラス
転移温度(Tg)は40〜90℃、好ましくは45〜8
5℃、さらに数平均分子量(Mn)1,000〜50,
000、好ましくは1,500〜20,000、重量平
均分子量(Mw)3,000〜100,000、好まし
くは40,000〜90,000である。
転移温度(Tg)は40〜90℃、好ましくは45〜8
5℃、さらに数平均分子量(Mn)1,000〜50,
000、好ましくは1,500〜20,000、重量平
均分子量(Mw)3,000〜100,000、好まし
くは40,000〜90,000である。
【0066】ビニル系樹脂を生成するためのビニル系モ
ノマーとしては、次のようなものが挙げられる。例えば
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェ
ニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロル
スチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチ
レン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチル
スチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチ
ルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシル
スチレン、p−n−ドデシルスチレンの如きスチレン及
びその誘導体;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソ
ブチレンの如きエチレン不飽和モノオレフィン類;ブタ
ジエンの如き不飽和ポリエン類;塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、臭化ビニル、弗化ビニルの如きハロゲン化ビニ
ル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビ
ニルの如きビニルエステル酸;メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸
n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メ
タクリル酸ジエチルアミノエチルの如きα−メチレン脂
肪族モノカルボン酸エステル類;アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−オクチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチ
ル、アクリル酸フェニルの如きアクリル酸エステル類;
ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニル
イソブチルエーテルの如きビニルエーテル類;ビニルメ
チルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロペ
ニルケトンの如きビニルケトン類;N−ビニルピロー
ル、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、
N−ビニルピロリドンの如きN−ビニル化合物;ビニル
ナフタリン類;アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アクリルアミドの如きアクリル酸もしくはメタクリ
ル酸誘導体;前述のα,β−不飽和酸のエステル、二塩
基酸のジエステル類が挙げられる。
ノマーとしては、次のようなものが挙げられる。例えば
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェ
ニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロル
スチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチ
レン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチル
スチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチ
ルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシル
スチレン、p−n−ドデシルスチレンの如きスチレン及
びその誘導体;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソ
ブチレンの如きエチレン不飽和モノオレフィン類;ブタ
ジエンの如き不飽和ポリエン類;塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、臭化ビニル、弗化ビニルの如きハロゲン化ビニ
ル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビ
ニルの如きビニルエステル酸;メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸
n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メ
タクリル酸ジエチルアミノエチルの如きα−メチレン脂
肪族モノカルボン酸エステル類;アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−オクチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチ
ル、アクリル酸フェニルの如きアクリル酸エステル類;
ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニル
イソブチルエーテルの如きビニルエーテル類;ビニルメ
チルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロペ
ニルケトンの如きビニルケトン類;N−ビニルピロー
ル、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、
N−ビニルピロリドンの如きN−ビニル化合物;ビニル
ナフタリン類;アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アクリルアミドの如きアクリル酸もしくはメタクリ
ル酸誘導体;前述のα,β−不飽和酸のエステル、二塩
基酸のジエステル類が挙げられる。
【0067】また、マレイン酸、シトラコン酸、イタコ
ン酸、アルケニルコハク酸、フマル酸、メサコン酸の如
き不飽和二塩基酸;マレイン酸無水物、シトラコン酸無
水物、イタコン酸無水物、アルケニルコハク酸無水物の
如き不飽和二塩基酸無水物;マレイン酸メチルハーフエ
ステル、マレイン酸エチルハーフエステル、マレイン酸
ブチルハーフエステル、シトラコン酸メチルハーフエス
テル、シトラコン酸エチルハーフエステル、シトラコン
酸ブチルハーフエステル、イタコン酸メチルハーフエス
テル、アルケニルコハク酸メチルハーフエステル、フマ
ル酸メチルハーフエステル、メサコン酸メチルハーフエ
ステルの如き不飽和二塩基酸のハーフエステル;ジメチ
ルマレイン酸、ジメチルフマル酸の如き不飽和二塩基酸
エステル;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ケ
イヒ酸の如きα,β−不飽和酸;クロトン酸無水物、ケ
イヒ酸無水物の如きα,β−不飽和酸無水物、該α,β
−不飽和酸と低級脂肪酸との無水物;アルケニルマロン
酸、アルケニルグルタル酸、アルケニルアジピン酸、こ
れらの酸無水物及びこれらのモノエステルなどのカルボ
キシル基を有するモノマーが挙げられる。さらに、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
トなどのアクリル酸またはメタクリル酸エステル類;4
−(1−ヒドロキシ−1−メチルブチル)スチレン、4
−(1−ヒドロキシ−1−メチルヘキシル)スチレンな
どのヒドロキシ基を有するモノマーが挙げられる。
ン酸、アルケニルコハク酸、フマル酸、メサコン酸の如
き不飽和二塩基酸;マレイン酸無水物、シトラコン酸無
水物、イタコン酸無水物、アルケニルコハク酸無水物の
如き不飽和二塩基酸無水物;マレイン酸メチルハーフエ
ステル、マレイン酸エチルハーフエステル、マレイン酸
ブチルハーフエステル、シトラコン酸メチルハーフエス
テル、シトラコン酸エチルハーフエステル、シトラコン
酸ブチルハーフエステル、イタコン酸メチルハーフエス
テル、アルケニルコハク酸メチルハーフエステル、フマ
ル酸メチルハーフエステル、メサコン酸メチルハーフエ
ステルの如き不飽和二塩基酸のハーフエステル;ジメチ
ルマレイン酸、ジメチルフマル酸の如き不飽和二塩基酸
エステル;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ケ
イヒ酸の如きα,β−不飽和酸;クロトン酸無水物、ケ
イヒ酸無水物の如きα,β−不飽和酸無水物、該α,β
−不飽和酸と低級脂肪酸との無水物;アルケニルマロン
酸、アルケニルグルタル酸、アルケニルアジピン酸、こ
れらの酸無水物及びこれらのモノエステルなどのカルボ
キシル基を有するモノマーが挙げられる。さらに、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
トなどのアクリル酸またはメタクリル酸エステル類;4
−(1−ヒドロキシ−1−メチルブチル)スチレン、4
−(1−ヒドロキシ−1−メチルヘキシル)スチレンな
どのヒドロキシ基を有するモノマーが挙げられる。
【0068】また、必要に応じて以下に例示するような
架橋性モノマーで架橋された重合体であってもよい。
架橋性モノマーで架橋された重合体であってもよい。
【0069】芳香族ジビニル化合物、例えば、ジビニル
ベンゼン、ジビニルナフタレン等;アルキル鎖で結ばれ
たジアクリレート化合物類;例えば、エチレングリコー
ルジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアク
リレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート、及び以上の化合物のアクリレートを
メタクリレートに代えたもの;エーテル結合を含むアル
キル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類、例えば、ジ
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリ
コールジアクリレート、テトラエチレングリコールジア
クリレート、ポリエチレングリコール#400ジアクリ
レート、ポリエチレングリコール#600ジアクリレー
ト、ジプロピレングリコールジアクリレート、及び以上
の化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたも
の;芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジア
クリレート化合物類、例えば、ポリオキシエチレン
(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンジアクリレート、ポリオキシエチレン(4)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリ
レート、及び、以上の化合物のアクリレートをメタクリ
レートに代えたもの;更には、ポリエステル型ジアクリ
レート化合物類、例えば、商品名MANDA(日本化
薬)が挙げられる。多官能の架橋剤としては、ペンタエ
リスリトールアクリレート、トリメチロールエタントリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールプロパントリアクリレート、テト
ラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステ
ルアクリレート、及び以上の化合物のアクリレートをメ
タアクリレートに代えたもの;トリアリルシアヌレー
ト、トリアリルトリメリテート;等が挙げられる。
ベンゼン、ジビニルナフタレン等;アルキル鎖で結ばれ
たジアクリレート化合物類;例えば、エチレングリコー
ルジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアク
リレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート、及び以上の化合物のアクリレートを
メタクリレートに代えたもの;エーテル結合を含むアル
キル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類、例えば、ジ
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリ
コールジアクリレート、テトラエチレングリコールジア
クリレート、ポリエチレングリコール#400ジアクリ
レート、ポリエチレングリコール#600ジアクリレー
ト、ジプロピレングリコールジアクリレート、及び以上
の化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたも
の;芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジア
クリレート化合物類、例えば、ポリオキシエチレン
(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンジアクリレート、ポリオキシエチレン(4)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリ
レート、及び、以上の化合物のアクリレートをメタクリ
レートに代えたもの;更には、ポリエステル型ジアクリ
レート化合物類、例えば、商品名MANDA(日本化
薬)が挙げられる。多官能の架橋剤としては、ペンタエ
リスリトールアクリレート、トリメチロールエタントリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールプロパントリアクリレート、テト
ラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステ
ルアクリレート、及び以上の化合物のアクリレートをメ
タアクリレートに代えたもの;トリアリルシアヌレー
ト、トリアリルトリメリテート;等が挙げられる。
【0070】これらの架橋剤は、他のモノマー成分10
0質量%に対して、0.01〜10質量%(さらに好ま
しくは0.03〜5質量%)の範囲で用いることが好ま
しい。
0質量%に対して、0.01〜10質量%(さらに好ま
しくは0.03〜5質量%)の範囲で用いることが好ま
しい。
【0071】これらの架橋性モノマーのうち、結着樹脂
に、定着性や耐オフセット性の点から好適に用いられる
ものとして、芳香族ジビニル化合物(特にジビニルベン
ゼン)、芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれた
ジアクリレート化合物類が挙げられる。
に、定着性や耐オフセット性の点から好適に用いられる
ものとして、芳香族ジビニル化合物(特にジビニルベン
ゼン)、芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれた
ジアクリレート化合物類が挙げられる。
【0072】ビニル系共重合体を製造する場合に用いら
れる重合開始剤としては、例えば、2,2’−アゾビス
イソブチロニトリル、2,2’アゾビス(4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾ
ビス(−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’
−アゾビス(−2メチルブチロトリル)、ジメチル−
2,2’−アゾビスイソブチレート、1,1’アゾビス
(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2−(カーバ
モイルアゾ)−イソブチロニトリル、2,2’−アゾビ
ス(2,4,4−トリメチルペンタン)、2−フェニル
アゾ2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル、
2,2’−アゾビス(2−メチル−プロパン)、メチル
エチルケトンパーオキサイド、アセチルアセトンパーオ
キサイド、シクロヘキサノンパーオキサイドなどのケト
ンパーオキサイド類;2,2−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)ブタン、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ク
メンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラ
メチルブチルハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ
−クミルパーオキサイド、α,α−ビス(t−ブチルパ
ーオキシイソプロピル)ベンゼン、イソブチルパーオキ
サイド、オクタノイルパーオキサイド、デカノイルパー
オキサイド、ラウロイルパーオキサイド、3,5,5−
トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ベンゾイルパ
ーオキサイド、m−トリオイルパーオキサイド、ジイソ
プロピルパーオキンジカーボネート、ジ−2−エチルヘ
キシルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパ
ーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシエチルパー
オキシカーボネート、ジ−メトキシイソプロピルパーオ
キシジカーポネート、ジ−(3−メチル−3−メトキシ
ブチル)パーオキソカーボネート、アセチルシクロヘキ
シルスルホニルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ
アセテート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t
−ブチルパーオキシネオデカノエイト、t−ブチルパー
オキシ2−エチルヘキサノエイト、t−ブチルパーオキ
シラウレート、t−ブチルパーオキシベンゾエイト、t
−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジ−t
−ブチルパーオキシイソフタレート、t−ブチルパーオ
キシアリルカーボネート、t−アミルパーオキシ2−エ
チルヘキサノエート、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサ
ハイドロテレフタレート、ジ−t−ブチルパーオキシア
ゼレート等があげられる。
れる重合開始剤としては、例えば、2,2’−アゾビス
イソブチロニトリル、2,2’アゾビス(4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾ
ビス(−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’
−アゾビス(−2メチルブチロトリル)、ジメチル−
2,2’−アゾビスイソブチレート、1,1’アゾビス
(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2−(カーバ
モイルアゾ)−イソブチロニトリル、2,2’−アゾビ
ス(2,4,4−トリメチルペンタン)、2−フェニル
アゾ2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル、
2,2’−アゾビス(2−メチル−プロパン)、メチル
エチルケトンパーオキサイド、アセチルアセトンパーオ
キサイド、シクロヘキサノンパーオキサイドなどのケト
ンパーオキサイド類;2,2−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)ブタン、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ク
メンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラ
メチルブチルハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ
−クミルパーオキサイド、α,α−ビス(t−ブチルパ
ーオキシイソプロピル)ベンゼン、イソブチルパーオキ
サイド、オクタノイルパーオキサイド、デカノイルパー
オキサイド、ラウロイルパーオキサイド、3,5,5−
トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ベンゾイルパ
ーオキサイド、m−トリオイルパーオキサイド、ジイソ
プロピルパーオキンジカーボネート、ジ−2−エチルヘ
キシルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパ
ーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシエチルパー
オキシカーボネート、ジ−メトキシイソプロピルパーオ
キシジカーポネート、ジ−(3−メチル−3−メトキシ
ブチル)パーオキソカーボネート、アセチルシクロヘキ
シルスルホニルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ
アセテート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t
−ブチルパーオキシネオデカノエイト、t−ブチルパー
オキシ2−エチルヘキサノエイト、t−ブチルパーオキ
シラウレート、t−ブチルパーオキシベンゾエイト、t
−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジ−t
−ブチルパーオキシイソフタレート、t−ブチルパーオ
キシアリルカーボネート、t−アミルパーオキシ2−エ
チルヘキサノエート、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサ
ハイドロテレフタレート、ジ−t−ブチルパーオキシア
ゼレート等があげられる。
【0073】このビニル系結着樹脂のガラス転移温度
(Tg)は45〜80℃、好ましくは55〜70℃であ
り、数平均分子量(Mn)2,500〜50,000、
重量平均分子量(Mw)10,000〜1,000,0
00であることが好ましい。
(Tg)は45〜80℃、好ましくは55〜70℃であ
り、数平均分子量(Mn)2,500〜50,000、
重量平均分子量(Mw)10,000〜1,000,0
00であることが好ましい。
【0074】本発明において、ビニル系モノマーの単重
合体または共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、エ
ポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ロジン、変性ロジ
ン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族または脂環
族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂等を必要に応じて前
述した結着樹脂に混合して用いることができる。
合体または共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、エ
ポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ロジン、変性ロジ
ン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族または脂環
族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂等を必要に応じて前
述した結着樹脂に混合して用いることができる。
【0075】2種以上の樹脂を混合して、結着樹脂とし
て用いる場合、より好ましい形態としては分子量の異な
るものを適当な割合で混合するのが好ましい。
て用いる場合、より好ましい形態としては分子量の異な
るものを適当な割合で混合するのが好ましい。
【0076】本発明においては、樹脂バインダーと架橋
反応を起こす含金属化合物を含有することもできる。
反応を起こす含金属化合物を含有することもできる。
【0077】本発明で使用する反応性の金属化合物とし
ては、次の金属イオンを含むものが使用できる。適当な
1価金属イオンには、Na+,Li+,Cs+,Ag+,H
g+,Cu+などがあり、2価の金属イオンには、B
e2+,Mg2+,Ca2+,Hg2+,Sn2+,Pb2+,Fe
2+,Co2+,Ni2+,Zn2+などである。また、3価の
イオンとしては、Al3+,Sc3+,Fe3+,Co3+,N
i3+,Cr3+などがある。上記のような金属イオンを含
む化合物のうちでも分解性のものほど、良好な結果を与
える。これは、分解性のものの方が熱分解によって化合
物中の金属イオンが、より容易に重合体中のカルボキシ
ル基と結合しやすいためと推察される。
ては、次の金属イオンを含むものが使用できる。適当な
1価金属イオンには、Na+,Li+,Cs+,Ag+,H
g+,Cu+などがあり、2価の金属イオンには、B
e2+,Mg2+,Ca2+,Hg2+,Sn2+,Pb2+,Fe
2+,Co2+,Ni2+,Zn2+などである。また、3価の
イオンとしては、Al3+,Sc3+,Fe3+,Co3+,N
i3+,Cr3+などがある。上記のような金属イオンを含
む化合物のうちでも分解性のものほど、良好な結果を与
える。これは、分解性のものの方が熱分解によって化合
物中の金属イオンが、より容易に重合体中のカルボキシ
ル基と結合しやすいためと推察される。
【0078】反応性金属化合物のうちでも有機金属化合
物が重合体との相溶性や分散性に優れ、金属化合物との
反応による架橋が重合体中でより均一に進むので、より
優れた結果を与える。上記のような反応性の有機金属化
合物のうちでも、特に気化性や昇華性に富む有機化合物
を配位子や対イオンとして含有するものが有用である。
金属イオンと配位子や対イオンを形成する有機化合物の
うちで上記のような性質を有するものとしては、例え
ば、サリチル酸、サリチルアミド、サリチルアミン、サ
リチルアルデヒド、サリチロサリチル酸、ジtert−
ブチルサリチル酸などのサリチル酸及びその誘導体;例
えば、アセチルアセトン、プロピオンアセトンなどのβ
−ジケトン類;例えば、酢酸塩やプロピオン酸などの低
分子カルボン酸塩などがある。
物が重合体との相溶性や分散性に優れ、金属化合物との
反応による架橋が重合体中でより均一に進むので、より
優れた結果を与える。上記のような反応性の有機金属化
合物のうちでも、特に気化性や昇華性に富む有機化合物
を配位子や対イオンとして含有するものが有用である。
金属イオンと配位子や対イオンを形成する有機化合物の
うちで上記のような性質を有するものとしては、例え
ば、サリチル酸、サリチルアミド、サリチルアミン、サ
リチルアルデヒド、サリチロサリチル酸、ジtert−
ブチルサリチル酸などのサリチル酸及びその誘導体;例
えば、アセチルアセトン、プロピオンアセトンなどのβ
−ジケトン類;例えば、酢酸塩やプロピオン酸などの低
分子カルボン酸塩などがある。
【0079】本発明に用いられる該金属化合物の量は、
結着樹脂100質量部あたり0.1〜20質量部、好ま
しくは0.5〜10質量部が望ましい。
結着樹脂100質量部あたり0.1〜20質量部、好ま
しくは0.5〜10質量部が望ましい。
【0080】また、本発明では、トナー粒子の疎水性を
向上させるために、一種又は二種以上のワックスを、ト
ナー中に含有することが好ましい。
向上させるために、一種又は二種以上のワックスを、ト
ナー中に含有することが好ましい。
【0081】例えば低分子量ポリエチレン、低分子量ポ
リプロピレン、マイクロクリスタリンワックス、パラフ
ィンワックスなどの脂肪族炭化水素系ワックス、また、
酸化ポリエチレンワックスなどの脂肪族炭化水素系ワッ
クスの酸化物、または、それらのブロック共重合物;カ
ルナバワックス、サゾールワックス、モンタン酸エステ
ルワックスなどの脂肪酸エステルを主成分とするワック
ス類、及び脱酸カルナバワックスなどの脂肪酸エステル
類を一部または全部を脱酸化したものなどが挙げられ
る。さらに、パルミチン酸、ステアリン酸、モンタン酸
などの飽和直鎖脂肪酸類;ブラシジン酸、エレオステア
リン酸、バリナリン酸などの不飽和脂肪酸類、ステアリ
ルアルコール、アラルキルアルコール、ベヘニルアルコ
ール、カルナウビルアルコール、セリルアルコール、メ
リシルアルコールなどの飽和アルコール類;ソルビトー
ルなどの多価アルコール類;リノール酸アミド、オレイ
ン酸アミド、ラウリン酸アミドなどの脂肪酸アミド類;
メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスカプリ
ン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、ヘキサメ
チレンビスステアリン酸アミドなどの飽和脂肪酸ビスア
ミド類;エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレ
ンビスオレイン酸アミド、N,N’−ジオレイルアジピ
ン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸アミドな
どの不飽和脂肪酸アミド類;m−キシレンビスステアリ
ン酸アミド、N,N’−ジステアリルイソフタル酸アミ
ドなどの芳香族系ビスアミド類;ステアリン酸カルシウ
ム、ラウリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸マグネシウムなどの脂肪酸金属塩(一般に金属石
けんといわれているもの)、また、脂肪族炭化水素系ワ
ックスにスチレンやアクリル酸などのビニル系モノマー
を用いてグラフト化させたワックス類、また、ベヘニン
酸モノグリセリドなどの脂肪酸と多価アルコールの部分
エステル化物、また、植物性油脂の水素添加などによっ
て得られるヒドロキシル基を有するメチルエステル化合
物などが挙げられる。
リプロピレン、マイクロクリスタリンワックス、パラフ
ィンワックスなどの脂肪族炭化水素系ワックス、また、
酸化ポリエチレンワックスなどの脂肪族炭化水素系ワッ
クスの酸化物、または、それらのブロック共重合物;カ
ルナバワックス、サゾールワックス、モンタン酸エステ
ルワックスなどの脂肪酸エステルを主成分とするワック
ス類、及び脱酸カルナバワックスなどの脂肪酸エステル
類を一部または全部を脱酸化したものなどが挙げられ
る。さらに、パルミチン酸、ステアリン酸、モンタン酸
などの飽和直鎖脂肪酸類;ブラシジン酸、エレオステア
リン酸、バリナリン酸などの不飽和脂肪酸類、ステアリ
ルアルコール、アラルキルアルコール、ベヘニルアルコ
ール、カルナウビルアルコール、セリルアルコール、メ
リシルアルコールなどの飽和アルコール類;ソルビトー
ルなどの多価アルコール類;リノール酸アミド、オレイ
ン酸アミド、ラウリン酸アミドなどの脂肪酸アミド類;
メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスカプリ
ン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、ヘキサメ
チレンビスステアリン酸アミドなどの飽和脂肪酸ビスア
ミド類;エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレ
ンビスオレイン酸アミド、N,N’−ジオレイルアジピ
ン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸アミドな
どの不飽和脂肪酸アミド類;m−キシレンビスステアリ
ン酸アミド、N,N’−ジステアリルイソフタル酸アミ
ドなどの芳香族系ビスアミド類;ステアリン酸カルシウ
ム、ラウリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸マグネシウムなどの脂肪酸金属塩(一般に金属石
けんといわれているもの)、また、脂肪族炭化水素系ワ
ックスにスチレンやアクリル酸などのビニル系モノマー
を用いてグラフト化させたワックス類、また、ベヘニン
酸モノグリセリドなどの脂肪酸と多価アルコールの部分
エステル化物、また、植物性油脂の水素添加などによっ
て得られるヒドロキシル基を有するメチルエステル化合
物などが挙げられる。
【0082】本発明において特に好ましく用いられるワ
ックスとしては、分岐の少ない直鎖アルキル基を有する
炭化水素からなり、具体的には、アルキレンを高圧下で
ラジカル重合あるいは低圧下でチーグラー触媒で重合し
た低分子量のアルキレンポリマー、高分子量のアルキレ
ンポリマーを熱分解して得られるアルキレンポリマー、
一酸化炭素・水素からなる合成ガスからアーゲ法により
得られる炭化水素の蒸留残分から、あるいはこれらを水
素添加して得られる合成炭化水素などのワックスがよ
い。更に、プレス発汗法、溶剤法、真空蒸留の利用や分
別結晶方式により炭化水素ワックスの分別を行ったもの
がより好ましく用いられる。母体としての炭化水素は、
金属酸化物系触媒(多くは2種以上の多元系)を使用し
た、一酸化炭素と水素の反応によって合成されるもの、
例えばジントール法、ヒドロコール法(流動触媒床を使
用)、あるいはワックス状炭化水素が多く得られるアー
ゲ法(固定触媒床を使用)により得られる炭素数が数百
ぐらいまでの炭化水素や、エチレンなどのアルキレンを
チーグラー触媒により重合した炭化水素が、分岐が少な
くて小さく、飽和の長い直鎖状炭化水素であるので好ま
しい。特にアルキレンの重合によらない方法により合成
されたワックスがその分子量分布からも好ましいもので
ある。
ックスとしては、分岐の少ない直鎖アルキル基を有する
炭化水素からなり、具体的には、アルキレンを高圧下で
ラジカル重合あるいは低圧下でチーグラー触媒で重合し
た低分子量のアルキレンポリマー、高分子量のアルキレ
ンポリマーを熱分解して得られるアルキレンポリマー、
一酸化炭素・水素からなる合成ガスからアーゲ法により
得られる炭化水素の蒸留残分から、あるいはこれらを水
素添加して得られる合成炭化水素などのワックスがよ
い。更に、プレス発汗法、溶剤法、真空蒸留の利用や分
別結晶方式により炭化水素ワックスの分別を行ったもの
がより好ましく用いられる。母体としての炭化水素は、
金属酸化物系触媒(多くは2種以上の多元系)を使用し
た、一酸化炭素と水素の反応によって合成されるもの、
例えばジントール法、ヒドロコール法(流動触媒床を使
用)、あるいはワックス状炭化水素が多く得られるアー
ゲ法(固定触媒床を使用)により得られる炭素数が数百
ぐらいまでの炭化水素や、エチレンなどのアルキレンを
チーグラー触媒により重合した炭化水素が、分岐が少な
くて小さく、飽和の長い直鎖状炭化水素であるので好ま
しい。特にアルキレンの重合によらない方法により合成
されたワックスがその分子量分布からも好ましいもので
ある。
【0083】本発明では、ワックスの分子量分布が、分
子量400〜2400の領域に、好ましくは450〜2
000、特に好ましくは500〜1600の領域にピー
クが存在することが良い。このような分子量分布を持た
せることによりトナーに好ましい熱特性を持たせること
ができる。
子量400〜2400の領域に、好ましくは450〜2
000、特に好ましくは500〜1600の領域にピー
クが存在することが良い。このような分子量分布を持た
せることによりトナーに好ましい熱特性を持たせること
ができる。
【0084】本発明では、トナーの溶融時での結着樹脂
中でワックスの微分散を防止し、トナー粒子表面に露出
するワックスのドメイン径や総数を制御して、トナー流
動性を良好にすることを考慮すると、ワックスの酸価が
0乃至1mgKOH/g、且つ水酸基価が0乃至1mg
KOH/gであることが好ましい。
中でワックスの微分散を防止し、トナー粒子表面に露出
するワックスのドメイン径や総数を制御して、トナー流
動性を良好にすることを考慮すると、ワックスの酸価が
0乃至1mgKOH/g、且つ水酸基価が0乃至1mg
KOH/gであることが好ましい。
【0085】本発明に用いられるワックスの量は、結着
樹脂100質量部あたり0.1〜30質量部、好ましく
は5〜20質量部が望ましい。
樹脂100質量部あたり0.1〜30質量部、好ましく
は5〜20質量部が望ましい。
【0086】本発明に用いる着色剤としては、一成分、
二成分を問わず、カーボンブラック,チタンホワイト、
あらゆる顔料及び/又は染料を用いることができ、磁性
材料が着色剤を兼ねてもよい。
二成分を問わず、カーボンブラック,チタンホワイト、
あらゆる顔料及び/又は染料を用いることができ、磁性
材料が着色剤を兼ねてもよい。
【0087】該磁性材料としては、マグネタイト、マグ
ヘマイト、フェライト等の酸化鉄、及び他の金属酸化物
を含む酸化鉄;Fe,Co,Niのような金属、あるい
は、これらの金属とAl,Co,Cu,Pb,Mg,N
i,Sn,Zn,Sb,Be,Bi,Cd,Ca,M
n,Se,Ti,W,Vのような金属との合金、および
これらの混合物等が挙げられる。
ヘマイト、フェライト等の酸化鉄、及び他の金属酸化物
を含む酸化鉄;Fe,Co,Niのような金属、あるい
は、これらの金属とAl,Co,Cu,Pb,Mg,N
i,Sn,Zn,Sb,Be,Bi,Cd,Ca,M
n,Se,Ti,W,Vのような金属との合金、および
これらの混合物等が挙げられる。
【0088】磁性材料としては、従来、四三酸化鉄(F
e3O4)、三二酸化鉄(γ−Fe2O3)、酸化鉄亜鉛
(ZnFe2O4)、酸化鉄イットリウム(Y3Fe
5O12)、酸化鉄カドミウム(CdFe2O4)、酸化鉄
ガドリニウム(Gd3Fe5O12)、酸化鉄銅(CuFe
2O4)、酸化鉄鉛(PbFe12O19)、酸化鉄ニッケル
(NiFe2O4)、酸化鉄ネオジム(NdFe2O3)、
酸化鉄バリウム(BaFe12O19)、酸化鉄マグネシウ
ム(MgFe2O4)、酸化鉄マンガン(MnFe
2O4)、酸化鉄ランタン(LaFeO3)、鉄粉(F
e)、コバルト粉(Co)、ニッケル粉(Ni)等が知
られているが、本発明においては、上述した磁性材料を
単独で或いは2種以上の組合せで選択使用することもで
きる。特に好適な磁性材料は四三酸化鉄又はγ−三二酸
化鉄の微粉末である。
e3O4)、三二酸化鉄(γ−Fe2O3)、酸化鉄亜鉛
(ZnFe2O4)、酸化鉄イットリウム(Y3Fe
5O12)、酸化鉄カドミウム(CdFe2O4)、酸化鉄
ガドリニウム(Gd3Fe5O12)、酸化鉄銅(CuFe
2O4)、酸化鉄鉛(PbFe12O19)、酸化鉄ニッケル
(NiFe2O4)、酸化鉄ネオジム(NdFe2O3)、
酸化鉄バリウム(BaFe12O19)、酸化鉄マグネシウ
ム(MgFe2O4)、酸化鉄マンガン(MnFe
2O4)、酸化鉄ランタン(LaFeO3)、鉄粉(F
e)、コバルト粉(Co)、ニッケル粉(Ni)等が知
られているが、本発明においては、上述した磁性材料を
単独で或いは2種以上の組合せで選択使用することもで
きる。特に好適な磁性材料は四三酸化鉄又はγ−三二酸
化鉄の微粉末である。
【0089】これらの強磁性体は平均粒径が0.1〜2
μm程度で、795.8kA/m(10kエルステッ
ド)印加での磁気特性が抗磁力1.6〜12kA/m
(20〜150エルステッド)、飽和磁化50〜200
Am2/kg(好ましくは50〜100Am2/kg)、
残留磁化2〜20Am2/kgのものが望ましい。
μm程度で、795.8kA/m(10kエルステッ
ド)印加での磁気特性が抗磁力1.6〜12kA/m
(20〜150エルステッド)、飽和磁化50〜200
Am2/kg(好ましくは50〜100Am2/kg)、
残留磁化2〜20Am2/kgのものが望ましい。
【0090】結着樹脂100質量部に対して、磁性体1
0〜200質量部、好ましくは20〜150質量部使用
するのが良い。
0〜200質量部、好ましくは20〜150質量部使用
するのが良い。
【0091】また、本発明のトナーをカラートナーとし
て使用する場合には、染料としては、C.I.ダイレク
トレッド1、C.I.ダイレクトレッド4、C.I.ア
シッドレッド1、C.I.ベーシックレッド1、C.
I.モーダントレッド30、C.I.ダイレクトブルー
1、C.I.ダイレクトブルー2、C.I.アシッドブ
ルー9、C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシ
ックブルー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.
モーダントブルー7、C.I.ダイレクトグリーン6、
C.I.ベーシックグリーン4、C.I.ベーシックグ
リーン6等がある。顔料としては、黄鉛、カドミウムイ
エロー、ミネラルファストイエロー、ネーブルイエロ
ー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、パーマ
ネントイエローNCG、タートラジンレーキ、赤口黄
鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGT
R、ピラゾロンオレンジ、ベンジジンオレンジG、カド
ミウムレッド、パーマネントレッド4R、ウオッチング
レッドカルシウム塩、エオシンレーキ、ブリリアントカ
ーミン3B、マンガン紫、ファストバイオレットB、メ
チルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブルー、アル
カリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシ
アニンブルー、ファーストスカイブルー、インダンスレ
ンブルーBC、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメン
トグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファイナル
イエローグリーンG等がある。
て使用する場合には、染料としては、C.I.ダイレク
トレッド1、C.I.ダイレクトレッド4、C.I.ア
シッドレッド1、C.I.ベーシックレッド1、C.
I.モーダントレッド30、C.I.ダイレクトブルー
1、C.I.ダイレクトブルー2、C.I.アシッドブ
ルー9、C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシ
ックブルー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.
モーダントブルー7、C.I.ダイレクトグリーン6、
C.I.ベーシックグリーン4、C.I.ベーシックグ
リーン6等がある。顔料としては、黄鉛、カドミウムイ
エロー、ミネラルファストイエロー、ネーブルイエロ
ー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、パーマ
ネントイエローNCG、タートラジンレーキ、赤口黄
鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGT
R、ピラゾロンオレンジ、ベンジジンオレンジG、カド
ミウムレッド、パーマネントレッド4R、ウオッチング
レッドカルシウム塩、エオシンレーキ、ブリリアントカ
ーミン3B、マンガン紫、ファストバイオレットB、メ
チルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブルー、アル
カリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシ
アニンブルー、ファーストスカイブルー、インダンスレ
ンブルーBC、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメン
トグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファイナル
イエローグリーンG等がある。
【0092】尚、着色剤の使用量は結着樹脂100質量
部に対して、0.1〜60質量部、好ましくは0.5〜
50質量部である。
部に対して、0.1〜60質量部、好ましくは0.5〜
50質量部である。
【0093】本発明のトナーには、十分な疎水性をトナ
ー粒子へ付与して、フェーデイングの抑制やカートリッ
ジ振り回数の減少を同時に向上させることを考慮する
と、疎水性無機微粉体を用いることが好ましい。
ー粒子へ付与して、フェーデイングの抑制やカートリッ
ジ振り回数の減少を同時に向上させることを考慮する
と、疎水性無機微粉体を用いることが好ましい。
【0094】本発明に用いることができる疎水性無機微
粉体としては、無機酸化物の微粉体、無機炭酸塩化合物
等の疎水化物が挙げられる。特に、疎水性シリカ微粉
体、疎水性酸化チタン微粉体等が好ましく用いられる。
粉体としては、無機酸化物の微粉体、無機炭酸塩化合物
等の疎水化物が挙げられる。特に、疎水性シリカ微粉
体、疎水性酸化チタン微粉体等が好ましく用いられる。
【0095】本発明において、疎水性向上のために有機
ケイ素化合物、例えばシランカップリング剤等で無機微
粉体を処理することが好ましい。
ケイ素化合物、例えばシランカップリング剤等で無機微
粉体を処理することが好ましい。
【0096】疎水化処理に使用されるシランカップリン
グ剤としては、例えば、ヘキサメチルジシラザン、トリ
メチルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエ
トキシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリク
ロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェ
ニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、
ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチル
トリクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラ
ン、クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノ
シリルメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、
トリオルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセ
トキシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメ
トキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメ
チルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシ
ロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサ
ンおよび1分子当り2から12個のシロキサン単位を有
し末端に位置する単位にそれぞれ1個宛のSiに結合し
た水酸基を含有するジメチルポリシロキサン等がある。
これらは1種あるいは2種以上の混合物で用いられる。
グ剤としては、例えば、ヘキサメチルジシラザン、トリ
メチルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエ
トキシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリク
ロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェ
ニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、
ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチル
トリクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラ
ン、クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノ
シリルメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、
トリオルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセ
トキシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメ
トキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメ
チルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシ
ロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサ
ンおよび1分子当り2から12個のシロキサン単位を有
し末端に位置する単位にそれぞれ1個宛のSiに結合し
た水酸基を含有するジメチルポリシロキサン等がある。
これらは1種あるいは2種以上の混合物で用いられる。
【0097】上記シリカ微粉体のシランカップリング剤
処理は、シリカ微粉体を撹拌等によりグラウンド状とし
たものに気化したシランカップリング剤を反応させる乾
式処理、又はシリカを溶媒中に分散させたシランカップ
リング剤を滴下反応させる湿式法等、一般に知られた方
法で処理することができる。
処理は、シリカ微粉体を撹拌等によりグラウンド状とし
たものに気化したシランカップリング剤を反応させる乾
式処理、又はシリカを溶媒中に分散させたシランカップ
リング剤を滴下反応させる湿式法等、一般に知られた方
法で処理することができる。
【0098】本発明においては、疎水性向上のために有
機ケイ素化合物、例えばシリコーンオイル等で処理する
ことが好ましい。好ましいシリコーンオイルとしては、
25℃における粘度がおよそ30〜1000mm2/s
のものが用いられる。
機ケイ素化合物、例えばシリコーンオイル等で処理する
ことが好ましい。好ましいシリコーンオイルとしては、
25℃における粘度がおよそ30〜1000mm2/s
のものが用いられる。
【0099】負帯電性シリカ微粉体の場合、例えばジメ
チルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイ
ル、α−メチルスチレン変性シリコーンオイル、クロル
フェニルシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイ
ル等が好ましい。
チルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイ
ル、α−メチルスチレン変性シリコーンオイル、クロル
フェニルシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイ
ル等が好ましい。
【0100】正帯電性シリカの場合、側鎖に窒素原子を
少なくとも一つ以上有するオルガノ基を有するシリコー
ンオイル、または窒素含有のシランカップリング剤で処
理することが好ましい。
少なくとも一つ以上有するオルガノ基を有するシリコー
ンオイル、または窒素含有のシランカップリング剤で処
理することが好ましい。
【0101】シリコーンオイル処理の方法は、例えばシ
ランカップリング剤で処理された無機微粉体とシリコー
ンオイルとをヘンシェルミキサー等の混合機を用いて直
接混合しても良い。あるいは適当な溶剤にシリコーンオ
イルを溶解あるいは分散せしめた後、ベースのシリカ微
粉体とを混合し、溶剤を除去して作製しても良い。本発
明において、疎水化処理するには、無機微粉体と反応あ
るいは物理吸着する有機ケイ素化合物などで化学的に処
理することによって付与される。好ましい方法として
は、無機微粉体をシランカップリング剤で処理した後、
あるいはシランカップリング剤で処理すると同時にシリ
コーンオイルの如き有機ケイ素化合物で処理する方法が
挙げられる。具体的には、無機微粉体を、ジメチルジク
ロロシランで処理し、次いでヘキサメチルジシラザンで
処理し、次いでシリコーンオイルで処理することにより
調製することが挙げられる。
ランカップリング剤で処理された無機微粉体とシリコー
ンオイルとをヘンシェルミキサー等の混合機を用いて直
接混合しても良い。あるいは適当な溶剤にシリコーンオ
イルを溶解あるいは分散せしめた後、ベースのシリカ微
粉体とを混合し、溶剤を除去して作製しても良い。本発
明において、疎水化処理するには、無機微粉体と反応あ
るいは物理吸着する有機ケイ素化合物などで化学的に処
理することによって付与される。好ましい方法として
は、無機微粉体をシランカップリング剤で処理した後、
あるいはシランカップリング剤で処理すると同時にシリ
コーンオイルの如き有機ケイ素化合物で処理する方法が
挙げられる。具体的には、無機微粉体を、ジメチルジク
ロロシランで処理し、次いでヘキサメチルジシラザンで
処理し、次いでシリコーンオイルで処理することにより
調製することが挙げられる。
【0102】上記のように無機微粉体を2種類以上のシ
ランカップリング剤で処理し、後にオイル処理すること
が疎水化度を効果的に上げることができるので特に好ま
しい。
ランカップリング剤で処理し、後にオイル処理すること
が疎水化度を効果的に上げることができるので特に好ま
しい。
【0103】疎水性無機微粉体のうちでBET法で測定
した窒素吸着による比表面積が30m2/g以上(特に
50〜400m2/g)の範囲のものが好ましく用いら
れる。
した窒素吸着による比表面積が30m2/g以上(特に
50〜400m2/g)の範囲のものが好ましく用いら
れる。
【0104】本発明の疎水性無機微粉体は、十分な疎水
性を無機微粒子に付与しつつ、無機微粉体自体の付着性
を制御し、塊状物(所謂、微粉体ダマ)の生成を抑制す
ることで、現像スジ、融着、等の発生を回避することを
考慮すると、カーボン含有率が4.5乃至12.0重量
%であることが好ましい。
性を無機微粒子に付与しつつ、無機微粉体自体の付着性
を制御し、塊状物(所謂、微粉体ダマ)の生成を抑制す
ることで、現像スジ、融着、等の発生を回避することを
考慮すると、カーボン含有率が4.5乃至12.0重量
%であることが好ましい。
【0105】該カーボン含有率は、以下の方法により求
める。該無機微粉体の表面疎水基が含有する炭素を11
00℃、酸素雰囲気下にてCO2に熱分解した後、微量
炭素分析装置(堀場社製WMIA−110型)によりシ
リカの含有する炭素量を分析した。
める。該無機微粉体の表面疎水基が含有する炭素を11
00℃、酸素雰囲気下にてCO2に熱分解した後、微量
炭素分析装置(堀場社製WMIA−110型)によりシ
リカの含有する炭素量を分析した。
【0106】本発明のトナーには、必要に応じてシリカ
微粉体又は酸化チタン微粉体以外の外部添加剤を添加し
てもよい。例えば、テフロン(登録商標)、ステアリン
酸亜鉛、ポリフッ化ビニリデンの如き滑剤、中でもポリ
フッ化ビニリデンが好ましい。或いは、酸化セリウム、
炭化ケイ素、チタン酸ストロンチウム等の研磨剤、中で
もチタン酸ストロンチウムが好ましい。或いは、例えば
酸化チタン、酸化アルミニウム等の流動性付与剤、中で
も特に疎水性のものが好ましい。ケーキング防止剤、或
いは、例えばカーボンブラック、酸化亜鉛、酸化アンチ
モン、酸化スズ等の導電性付与剤、または逆極性の白色
微粒子及び黒色微粒子を現像性向上剤として少量用いる
こともできる。また、必要に応じて定着性を阻害しない
程度に、樹脂微粒子を内添あるいは外添してもよい。例
えば、ビニル系樹脂微粒子は、乳化重合法、スプレード
ライ法等によって製造される。好ましくは、スチレン、
アクリル酸、2−エチルヘキシルアクリレート、メチル
メタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジエチルアミノエチルメタクリレート、N−メチル
−N−フェニルエチルメタクリレート、ジエチルアミノ
エチルメタクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタク
リルアミド、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン
等のビニルモノマー又は、それらのモノマーの混合物を
乳化重合法により共重合して得られる樹脂粒子が良い。
微粉体又は酸化チタン微粉体以外の外部添加剤を添加し
てもよい。例えば、テフロン(登録商標)、ステアリン
酸亜鉛、ポリフッ化ビニリデンの如き滑剤、中でもポリ
フッ化ビニリデンが好ましい。或いは、酸化セリウム、
炭化ケイ素、チタン酸ストロンチウム等の研磨剤、中で
もチタン酸ストロンチウムが好ましい。或いは、例えば
酸化チタン、酸化アルミニウム等の流動性付与剤、中で
も特に疎水性のものが好ましい。ケーキング防止剤、或
いは、例えばカーボンブラック、酸化亜鉛、酸化アンチ
モン、酸化スズ等の導電性付与剤、または逆極性の白色
微粒子及び黒色微粒子を現像性向上剤として少量用いる
こともできる。また、必要に応じて定着性を阻害しない
程度に、樹脂微粒子を内添あるいは外添してもよい。例
えば、ビニル系樹脂微粒子は、乳化重合法、スプレード
ライ法等によって製造される。好ましくは、スチレン、
アクリル酸、2−エチルヘキシルアクリレート、メチル
メタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジエチルアミノエチルメタクリレート、N−メチル
−N−フェニルエチルメタクリレート、ジエチルアミノ
エチルメタクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタク
リルアミド、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン
等のビニルモノマー又は、それらのモノマーの混合物を
乳化重合法により共重合して得られる樹脂粒子が良い。
【0107】トナーと混合される樹脂微粒子または無機
微粉体または疎水性無機微粉体は、トナー100質量部
に対して0.1〜5質量部(好ましくは、0.1〜3質
量部)使用するのが良い。
微粉体または疎水性無機微粉体は、トナー100質量部
に対して0.1〜5質量部(好ましくは、0.1〜3質
量部)使用するのが良い。
【0108】本発明に用いられるトナーには荷電制御剤
をトナー粒子に配合(内添)、またはトナー粒子と混合
(外添)して用いることが好ましい。荷電制御剤により
現像システムをはじめとする他のシステムに適応した帯
電量の制御が可能になり、特に本発明では、これによ
り、転写材上のトナーの帯電量の適正化を図ることが可
能になり、良好な転写性が得られる。
をトナー粒子に配合(内添)、またはトナー粒子と混合
(外添)して用いることが好ましい。荷電制御剤により
現像システムをはじめとする他のシステムに適応した帯
電量の制御が可能になり、特に本発明では、これによ
り、転写材上のトナーの帯電量の適正化を図ることが可
能になり、良好な転写性が得られる。
【0109】本発明のトナーが負の摩擦帯電性の場合、
荷電制御剤として、例えば、有機金属錯体、金属塩、キ
レート化合物でモノアゾ金属錯体、アセチルアセトン金
属錯体、ヒドロキシカルボン酸、金属錯体、ポリカルボ
ン酸金属錯体、ポリオール金属錯体、等々が挙げられ
る。また、カルボン酸の金属錯塩、カルボン酸無水物、
エステル類などのカルボン酸誘導体や芳香族系化合物の
縮合体、ビスフェノール類、カリックスアレーンなどの
フェノール誘導体、スチレン/アクリル系単量体とスル
ホン酸含有アクリルアミド系単量体との共重合体、等々
が挙げられる。
荷電制御剤として、例えば、有機金属錯体、金属塩、キ
レート化合物でモノアゾ金属錯体、アセチルアセトン金
属錯体、ヒドロキシカルボン酸、金属錯体、ポリカルボ
ン酸金属錯体、ポリオール金属錯体、等々が挙げられ
る。また、カルボン酸の金属錯塩、カルボン酸無水物、
エステル類などのカルボン酸誘導体や芳香族系化合物の
縮合体、ビスフェノール類、カリックスアレーンなどの
フェノール誘導体、スチレン/アクリル系単量体とスル
ホン酸含有アクリルアミド系単量体との共重合体、等々
が挙げられる。
【0110】染料系化合物の負荷電制御剤としては、例
えば次に示した一般式で示される。
えば次に示した一般式で示される。
【0111】
【化3】 [式中、Mは配位中心金属を表し、配位数6のCr、C
o、Ni、Mn、Fe等が挙げられる。Arはアリール
基であり、フェニル基、ナフチル基などが挙げられ、置
換基を有していてもよい。この場合の置換基としては、
ニトロ基、ハロゲン基、カルボキシル基、アニリド基及
び炭素数1〜18のアルキル基、アルコキシ基などがあ
る。X、X’、Y及びY’は−O−、―CO−、−NH
−、または−NR−(Rは炭素数1〜4のアルキル基)
である。A+は水素、ナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、アンモニウムイオン、脂肪族アンモニウムイオンを
示す。]
o、Ni、Mn、Fe等が挙げられる。Arはアリール
基であり、フェニル基、ナフチル基などが挙げられ、置
換基を有していてもよい。この場合の置換基としては、
ニトロ基、ハロゲン基、カルボキシル基、アニリド基及
び炭素数1〜18のアルキル基、アルコキシ基などがあ
る。X、X’、Y及びY’は−O−、―CO−、−NH
−、または−NR−(Rは炭素数1〜4のアルキル基)
である。A+は水素、ナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、アンモニウムイオン、脂肪族アンモニウムイオンを
示す。]
【0112】また、本発明に使用できる荷電制御剤でよ
り効果的なものとして、スチレン/アクリル系単量体と
スルホン酸含有アクリルアミド系単量体との共重合体が
好ましく用いられる。この共重合体は、ワックスを多量
に添加するトナーにおいては、相溶性や分散性の点で好
ましく、トータルトナー性能を向上させることができ
る。
り効果的なものとして、スチレン/アクリル系単量体と
スルホン酸含有アクリルアミド系単量体との共重合体が
好ましく用いられる。この共重合体は、ワックスを多量
に添加するトナーにおいては、相溶性や分散性の点で好
ましく、トータルトナー性能を向上させることができ
る。
【0113】該荷電制御剤において使用されるスチレン
/アクリル系単量体としては、上述のビニル系重合体を
生成するためのビニル系モノマーの中から適宜選択され
る。
/アクリル系単量体としては、上述のビニル系重合体を
生成するためのビニル系モノマーの中から適宜選択され
る。
【0114】またスルホン酸含有アクリルアミド系単量
体としては、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸、
2−アクリルアミド−n−ブタンスルホン酸、2−アク
リルアミド−n−ヘキサンスルホン酸、2−アクリルア
ミド−n−オクタンスルホン酸、2−アクリルアミド−
n−ドデカンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−テ
トラデカンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−フェ
ニルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2,
2,4−トリメチルペンタンスルホン酸、2−アクリル
アミド−2−メチルフェニルエタンスルホン酸、2−ア
クリルアミド−2−(4−クロロフェニル)プロパンス
ルホン酸、2−アクリルアミド−2−カルボキシメチル
プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−(2−
ピリジル)プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−
1−メチルプロパンスルホン酸、3−アクリルアミド−
3−メチルブタンスルホン酸、2−メタクリルアミド−
n−デカンスルホン酸、2−メタクリルアミド−n−テ
トラデカンスルホン酸などを挙げることができる。好ま
しくは2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸が挙げられる。
体としては、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸、
2−アクリルアミド−n−ブタンスルホン酸、2−アク
リルアミド−n−ヘキサンスルホン酸、2−アクリルア
ミド−n−オクタンスルホン酸、2−アクリルアミド−
n−ドデカンスルホン酸、2−アクリルアミド−n−テ
トラデカンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−フェ
ニルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2,
2,4−トリメチルペンタンスルホン酸、2−アクリル
アミド−2−メチルフェニルエタンスルホン酸、2−ア
クリルアミド−2−(4−クロロフェニル)プロパンス
ルホン酸、2−アクリルアミド−2−カルボキシメチル
プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−(2−
ピリジル)プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−
1−メチルプロパンスルホン酸、3−アクリルアミド−
3−メチルブタンスルホン酸、2−メタクリルアミド−
n−デカンスルホン酸、2−メタクリルアミド−n−テ
トラデカンスルホン酸などを挙げることができる。好ま
しくは2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸が挙げられる。
【0115】電荷制御樹脂を合成する際に使用される重
合開始剤としては、上述のビニル系共重合体を生成する
際に使用される開始剤の中から適宜選択される。好まし
くは過酸化物開始剤が使用される。また電荷制御樹脂の
合成方法としては、特に制限はなく、溶液重合、懸濁重
合、塊状重合などいずれの方法も使用可能であるが、低
級アルコールを含む有機溶剤中で共重合せせる溶液重合
が好ましい。
合開始剤としては、上述のビニル系共重合体を生成する
際に使用される開始剤の中から適宜選択される。好まし
くは過酸化物開始剤が使用される。また電荷制御樹脂の
合成方法としては、特に制限はなく、溶液重合、懸濁重
合、塊状重合などいずれの方法も使用可能であるが、低
級アルコールを含む有機溶剤中で共重合せせる溶液重合
が好ましい。
【0116】またスチレン/アクリル系単量体とスルホ
ン酸含有アクリルアミド系単量体との共重合比は、帯電
特性や環境特性を安定にすることを考慮すると、98:
2〜80:20であり、重量平均分子量が2000〜1
5000の重合体であることが好ましい。
ン酸含有アクリルアミド系単量体との共重合比は、帯電
特性や環境特性を安定にすることを考慮すると、98:
2〜80:20であり、重量平均分子量が2000〜1
5000の重合体であることが好ましい。
【0117】また、本発明のトナーが正の摩擦帯電性の
場合、荷電制御剤として、ニグロシン及び脂肪酸金属塩
等による変性物;トリブチルベンジルアンモニウム1−
ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチル
アンモニウムテトラフルオロボレート等の四級アンモニ
ウム塩及びこれらの類似体であるホスホニウム塩等のオ
ニウム塩及びこれらのレーキ顔料、トリフェニルメタン
染料及びこれらのレーキ顔料(レーキ剤としては、りん
タングステンモリブデン酸、タンニン酸、ラウリン酸、
没食子酸、フェリシアン酸、フェロシアン化物等)、高
級脂肪酸の金属塩;ジブチルスズオキサイド、ジオクチ
ルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイド等
のジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレート等
のジオルガノスズボレート類;グアニジン化合物、イミ
ダゾール化合物、これらを単独或いは2種類以上組み合
わせて用いることができる。これらの中でも、トリフェ
ニルメタン化合物、カウンターイオンがハロゲンでない
四級アンモニウム塩が好ましく用いられる。また、一般
式
場合、荷電制御剤として、ニグロシン及び脂肪酸金属塩
等による変性物;トリブチルベンジルアンモニウム1−
ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチル
アンモニウムテトラフルオロボレート等の四級アンモニ
ウム塩及びこれらの類似体であるホスホニウム塩等のオ
ニウム塩及びこれらのレーキ顔料、トリフェニルメタン
染料及びこれらのレーキ顔料(レーキ剤としては、りん
タングステンモリブデン酸、タンニン酸、ラウリン酸、
没食子酸、フェリシアン酸、フェロシアン化物等)、高
級脂肪酸の金属塩;ジブチルスズオキサイド、ジオクチ
ルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイド等
のジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレート等
のジオルガノスズボレート類;グアニジン化合物、イミ
ダゾール化合物、これらを単独或いは2種類以上組み合
わせて用いることができる。これらの中でも、トリフェ
ニルメタン化合物、カウンターイオンがハロゲンでない
四級アンモニウム塩が好ましく用いられる。また、一般
式
【0118】
【化4】 [式中、R1:H,CH3を示し、R2,R3:置換または
未置換のアルキル基(好ましくは、C1〜C4)を示
す。]で表されるモノマーの単重合体;前述したスチレ
ン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの如き
重合体モノマーとの共重合体を用いることができる。こ
れらの場合の荷電制御剤は、結着樹脂(の全部または一
部)としての作用をも有する。
未置換のアルキル基(好ましくは、C1〜C4)を示
す。]で表されるモノマーの単重合体;前述したスチレ
ン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの如き
重合体モノマーとの共重合体を用いることができる。こ
れらの場合の荷電制御剤は、結着樹脂(の全部または一
部)としての作用をも有する。
【0119】上記は一種類以上含有させることが可能で
ある。荷電制御剤の含有量は、トナーの流動性や帯電量
を制御して、カブリの発生や濃度薄を回避することを考
慮すると、トナーの結着樹脂100質量部に対し0.1
〜5質量部が好ましく、特に0.2〜3質量部が好まし
い。
ある。荷電制御剤の含有量は、トナーの流動性や帯電量
を制御して、カブリの発生や濃度薄を回避することを考
慮すると、トナーの結着樹脂100質量部に対し0.1
〜5質量部が好ましく、特に0.2〜3質量部が好まし
い。
【0120】本発明に適用するトナー粒子としては、ト
ナーの流動性や現像容器内のトナーの循環性を制御し
て、フェーデイングや現像スジの発生を回避することを
考慮すると、重量平均粒径が5〜12μm(より好まし
くは5〜9μm)であることが好ましい。
ナーの流動性や現像容器内のトナーの循環性を制御し
て、フェーデイングや現像スジの発生を回避することを
考慮すると、重量平均粒径が5〜12μm(より好まし
くは5〜9μm)であることが好ましい。
【0121】また、本発明のトナーは、小径の現像剤担
持体を早回しにした場合でも、現像剤収納容器内から現
像剤担持体側へ移行させるための斜面上でトナーが現像
剤担持体へ円滑に供給され、現像剤担持体近傍で長手方
向に広がり、トナー切れ間近かでも良好な画像が得られ
る点で、流動性指数Aが5乃至70%であることが好ま
しい。
持体を早回しにした場合でも、現像剤収納容器内から現
像剤担持体側へ移行させるための斜面上でトナーが現像
剤担持体へ円滑に供給され、現像剤担持体近傍で長手方
向に広がり、トナー切れ間近かでも良好な画像が得られ
る点で、流動性指数Aが5乃至70%であることが好ま
しい。
【0122】本発明の磁性トナーを作製するには結着樹
脂、磁性体(及び着色剤)、荷電制御剤またはその他の
添加剤を、ヘンシェルミキサー,ボールミルの如き混合
機により充分混合し、ニーダー,エクストルーダーの如
き熱混練機を用いて溶融、捏和及び練肉して樹脂類を互
いに相溶せしめ、溶融混練物を冷却固化後に固化物を粉
砕し、粉砕物を分級して本発明の磁性トナーを得ること
ができる。他には、結着樹脂の溶液中に構成材料を分散
した後、噴霧乾燥することによりトナーを得る方法、あ
るいは、結着樹脂を構成すべき単量体に所定の材料を混
合して乳化懸濁液とした後に重合させてトナーを得る重
合法によるトナーの製造法がある。本発明に係るトナー
は、コア材及びシェル材から成るマイクロカプセルトナ
ーであっても良い。
脂、磁性体(及び着色剤)、荷電制御剤またはその他の
添加剤を、ヘンシェルミキサー,ボールミルの如き混合
機により充分混合し、ニーダー,エクストルーダーの如
き熱混練機を用いて溶融、捏和及び練肉して樹脂類を互
いに相溶せしめ、溶融混練物を冷却固化後に固化物を粉
砕し、粉砕物を分級して本発明の磁性トナーを得ること
ができる。他には、結着樹脂の溶液中に構成材料を分散
した後、噴霧乾燥することによりトナーを得る方法、あ
るいは、結着樹脂を構成すべき単量体に所定の材料を混
合して乳化懸濁液とした後に重合させてトナーを得る重
合法によるトナーの製造法がある。本発明に係るトナー
は、コア材及びシェル材から成るマイクロカプセルトナ
ーであっても良い。
【0123】さらに、疎水性無機微粉体と他の無機微粉
と磁性トナーをヘンシェルミキサーの如き混合機により
充分混合し、トナー粒子表面に添加剤を有する本発明の
トナーを得ることができる。
と磁性トナーをヘンシェルミキサーの如き混合機により
充分混合し、トナー粒子表面に添加剤を有する本発明の
トナーを得ることができる。
【0124】以下にトナー製造用装置として一般的に使
用されるものを示すが、これらに限定されるものではな
い。
用されるものを示すが、これらに限定されるものではな
い。
【0125】 (1)トナー製造用粉砕装置例 装置名称 製造メーカー ・カウンタージェットミル ホソカワミクロン ・ミクロンジェット ホソカワミクロン ・IDS型ミル 日本ニューマチック工業 ・PJMジェット粉砕機 日本ニューマチック工業 ・クロスジェットミル 粟本鉄工所 ・ウルマックス 日曹エンジニアリング ・SKジェット・オー・ミル セイシン企業 ・クリプトロン 川崎重工業 ・ターボミル ターボ工業 ・イノマイザ ホソカワミクロン
【0126】 (2)トナー製造用混合装置例 装置名称 製造メーカー ・ヘンシェルミキサ 三井鉱山 ・スーパーミキサー カワタ ・リボコーン 大川原製作所 ・ナウタミキサー ホソカワミクロン ・スパイラルピンミキサ 太平洋機工 ・レーディゲミキサー マツボー ・タービュライザー ホソカワミクロン ・サイクロミックス ホソカワミクロン
【0127】 (3)トナー製造用分級装置 装置名称 製造メーカー ・クラッシール セイシン企業 ・マイクロンクラッシファイアー セイシン企業 ・スペディッククラッシファイアー セイシン企業 ・ターボクラッシファイアー 日清エンジニアリング ・ミクロンセパレータ ホソカワミクロン ・ターボプレックス(ATP) ホソカワミクロン ・TSPセパレータ ホソカワミクロン ・エルボージェット 日鉄鉱業 ・ディスパージョンセパレータ 日本ニューマチック工業 ・YMマイクロカット 安川商事
【0128】 (4)トナー製造用混練装置例 装置名称 製造メーカー ・KRCニーダー 栗本鉄工所 ・ブス・コ・ニーダー Buss ・TEM形押出機 東芝機械 ・TEX2軸混練機 日本製鋼所 ・PCM混練機 池貝鉄工所 ・3本ロールミル 井上製作所 ・ミキシングロールミル 井上製作所 ・ニーダー 井上製作所 ・ニーデックス 三井鉱山 ・MS式加圧型ニーダー 森山製作所 ・ニダールーダー 森山製作所 ・バンバリーミキサー 神戸製鋼所
【0129】 (5)トナー製造用篩装置例 装置名称 製造メーカー ・ウルトラソニック 晃栄産業 ・レゾナシーブ 徳寿工作所 ・バイブラソニックシステム ダルトン ・ソニクリーン 新東工作所 ・ジャイロシフター 徳寿工作所 ・円形振動篩 メーカー多数 ・ターボスクリーナー ターボ工業 ・ミタロシフター 槙野産業
【0130】本発明におけるトナー物性は、種々の測定
機器で、それに見合った方法で測定しているが、その測
定方法を以下に記す。
機器で、それに見合った方法で測定しているが、その測
定方法を以下に記す。
【0131】(1)トナーの接触角の測定 約4gのサンプルを490000kPa(5000kg
f/cm2)の圧力で約1分間、圧縮成型し、平板状成
型品を作製する。協和界面科学株式会社製接触角計(C
A−X型)を用いて取扱説明書に準じて、該平板状成型
品の接触角をイオン交換水または市販の精製水を用いて
測定し、5回測定時の平均値をもって該サンプルの接触
角とした。
f/cm2)の圧力で約1分間、圧縮成型し、平板状成
型品を作製する。協和界面科学株式会社製接触角計(C
A−X型)を用いて取扱説明書に準じて、該平板状成型
品の接触角をイオン交換水または市販の精製水を用いて
測定し、5回測定時の平均値をもって該サンプルの接触
角とした。
【0132】(2)現像剤担持体の接触角の測定 協和界面科学株式会社製接触角計(CA−X型)を用い
て取扱説明書に準じて、現像剤担持体の接触角を長手方
向5点、周方向4点の計20点について、イオン交換水
または市販の精製水を用いて測定し、測定時の平均値を
もって該現像剤担持体の接触角とした。
て取扱説明書に準じて、現像剤担持体の接触角を長手方
向5点、周方向4点の計20点について、イオン交換水
または市販の精製水を用いて測定し、測定時の平均値を
もって該現像剤担持体の接触角とした。
【0133】(3)現像剤収納容器斜面角度の測定 現像剤収納容器の各寸法を3次元測定で求め、2次元化
した後、図2に示したような斜面角度θを求める。また
は、現像剤収納容器の長手方向中央部付近で垂直に切断
した後、該断面について測定治具を用いて実測してもよ
い。
した後、図2に示したような斜面角度θを求める。また
は、現像剤収納容器の長手方向中央部付近で垂直に切断
した後、該断面について測定治具を用いて実測してもよ
い。
【0134】(4)流動性指数(凝集度)の測定 図3に流動性指数測定の概略的説明図を示す。本発明に
おいてトナーの流動性指数(凝集度)Aは、以下の方法
で求めた。 測定装置:パウダーテスターPT−N型(ホソカワミク
ロン株式会社) 測定方法:パウダーテスターPT−N型に付属する取り
扱い説明書における凝集度の測定に準拠する。 篩の目開き 250μm、150μm、75μm 振幅(振動変位) 2.58V 振動時間 15s サンプル量 5.0g
おいてトナーの流動性指数(凝集度)Aは、以下の方法
で求めた。 測定装置:パウダーテスターPT−N型(ホソカワミク
ロン株式会社) 測定方法:パウダーテスターPT−N型に付属する取り
扱い説明書における凝集度の測定に準拠する。 篩の目開き 250μm、150μm、75μm 振幅(振動変位) 2.58V 振動時間 15s サンプル量 5.0g
【0135】但し、試料を23℃,60%RHで一晩放
置した後、23℃,60%RH環境下にある測定装置で
試験前後の各篩上のサンプル質量G1、G2、G3を測
定し、下記計算式により流動性指数Ψを求めるが、5回
測定を繰り返して算術平均をとった値をAとした。
置した後、23℃,60%RH環境下にある測定装置で
試験前後の各篩上のサンプル質量G1、G2、G3を測
定し、下記計算式により流動性指数Ψを求めるが、5回
測定を繰り返して算術平均をとった値をAとした。
【0136】A=G1+G2+G3 G1=(目開き250μm篩上のトナー質量/5.0)
×100 G2=(目開き150μm篩上のトナー質量/5.0)
×0.6×100 G3=(目開き75μm篩上のトナー質量/5.0)×
0.2×100
×100 G2=(目開き150μm篩上のトナー質量/5.0)
×0.6×100 G3=(目開き75μm篩上のトナー質量/5.0)×
0.2×100
【0137】(5)粒径の測定 粒径については、種々の方法によって測定できるが、本
発明においては、コールターマルチサイザー(コールタ
ー社製)を用い、電解液は1級塩化ナトリウムを用いて
1%NaCl水溶液を調製する。電解液としては、例え
ば、ISOTON R−II(コールターサイエンティ
フィックジャパン社製)が使用できる。測定法として
は、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤とし
て界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン
酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料を0.002
〜0.020g加える。試料を懸濁した電解液は超音波
分散器で約1〜3分間分散処理を行い、ピペット等で該
試料溶液を前記測定装置のセル中へ加える。尚、アパー
チャーとして100μmアパーチャーを用いて、2μm
以上のトナーの体積、個数を測定して体積分布と個数分
布を算出した。
発明においては、コールターマルチサイザー(コールタ
ー社製)を用い、電解液は1級塩化ナトリウムを用いて
1%NaCl水溶液を調製する。電解液としては、例え
ば、ISOTON R−II(コールターサイエンティ
フィックジャパン社製)が使用できる。測定法として
は、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤とし
て界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン
酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料を0.002
〜0.020g加える。試料を懸濁した電解液は超音波
分散器で約1〜3分間分散処理を行い、ピペット等で該
試料溶液を前記測定装置のセル中へ加える。尚、アパー
チャーとして100μmアパーチャーを用いて、2μm
以上のトナーの体積、個数を測定して体積分布と個数分
布を算出した。
【0138】本発明に係る重量平均径Dは、該体積分布
から求めた重量規準の平均径(D4:各チャンネルの中
央値をチャンネル毎の代表値とする)から求めた。
から求めた重量規準の平均径(D4:各チャンネルの中
央値をチャンネル毎の代表値とする)から求めた。
【0139】
【実施例】以下製造例及び実施例によって本発明を説明
する。しかし、これはなんら本発明を限定するものでは
ない。
する。しかし、これはなんら本発明を限定するものでは
ない。
【0140】 <実施例1> ・結着樹脂 100質量部 (スチレン/アクリル酸n一ブチル共重合体モノマー比 75:25、Mn: 9000、Mw:150000、Tg:63℃、P1:13000、P2: 70万) ・磁性酸化鉄 100質量部 (平均粒径0.2μm) ・ポリエチレン 7質量部 ・モノアゾ系鉄錯塩 2質量部 上記材料をヘンシェルミキサーで前混合した後、130
℃で2軸混練押出機によって溶融混練を行った。混練物
を放冷後、カッターミルで粗粉砕した後、せん断応力を
用いた微粉砕機を用いて粉砕し、更に風力分級機を用い
て分級し、重量平均粒径11.9μmの磁性トナー粒子
を得た。
℃で2軸混練押出機によって溶融混練を行った。混練物
を放冷後、カッターミルで粗粉砕した後、せん断応力を
用いた微粉砕機を用いて粉砕し、更に風力分級機を用い
て分級し、重量平均粒径11.9μmの磁性トナー粒子
を得た。
【0141】さらに、この磁性トナーに対し、表2に示
すシリカP1(BET200m2/g)0.9質量%を
加え、ヘンシェルミキサーで外添添加して表1に示すト
ナーT1を調製した。
すシリカP1(BET200m2/g)0.9質量%を
加え、ヘンシェルミキサーで外添添加して表1に示すト
ナーT1を調製した。
【0142】この磁性トナーを前記した方法で各種物性
の測定結果を表1と3に示す。
の測定結果を表1と3に示す。
【0143】この外添トナーを用いて、図1の構成を有
するキヤノン製レーザービームプリンターLBP470
改造機(トナー担持体外径15mm、周速65mm/
s、現像容器斜面角度70°、斜面の接触角30°)に
て5000枚の耐久を常温常湿環境(23℃,60%R
H)で行い、下記評価方法によって画像特性を評価し
た。その結果、表3に示す結果が得られた。
するキヤノン製レーザービームプリンターLBP470
改造機(トナー担持体外径15mm、周速65mm/
s、現像容器斜面角度70°、斜面の接触角30°)に
て5000枚の耐久を常温常湿環境(23℃,60%R
H)で行い、下記評価方法によって画像特性を評価し
た。その結果、表3に示す結果が得られた。
【0144】耐久中100枚に1枚の割合で全面ハーフ
トーンの画像を出し、サンプルにおいて認識されるフェ
ーディングの発生状況の有無を目視で観察した。 ○:未発生 △:画像裏面上に見られるフェーディングが画像先端に
若干あるものの、それ以降の画像で消失していて、画像
への影響はない ×:画像裏面上に見られるフェーディングが画像先端か
ら後端まで帯状に出ており、画像欠陥を生じる
トーンの画像を出し、サンプルにおいて認識されるフェ
ーディングの発生状況の有無を目視で観察した。 ○:未発生 △:画像裏面上に見られるフェーディングが画像先端に
若干あるものの、それ以降の画像で消失していて、画像
への影響はない ×:画像裏面上に見られるフェーディングが画像先端か
ら後端まで帯状に出ており、画像欠陥を生じる
【0145】ノーシェイク性をカートリッジ寿命をまっ
とうする迄に行うカートリッジ振りの回数で評価した。
但し、ここでの寿命とは、トナー担持体へのトナーの供
給不足により画像上にかすれが生じ、現像容器内の残ト
ナー量が15gになった時点をいう。 ○:カートリッジ振りが1回以下である場合 △:カートリッジ振りが2回ないし3回である場合 ×:カートリッジ振りが4回以上である場合
とうする迄に行うカートリッジ振りの回数で評価した。
但し、ここでの寿命とは、トナー担持体へのトナーの供
給不足により画像上にかすれが生じ、現像容器内の残ト
ナー量が15gになった時点をいう。 ○:カートリッジ振りが1回以下である場合 △:カートリッジ振りが2回ないし3回である場合 ×:カートリッジ振りが4回以上である場合
【0146】耐久中のサンプルにおいて認識されるスジ
の発生状況とプリントアウト画像への影響を目視で評価
した。 ○:未発生 △:画像裏面上に見られるスジが5点未満、画像への影
響はない ×:画像裏面上に見られるスジが10点以上、画像欠陥
を生じる
の発生状況とプリントアウト画像への影響を目視で評価
した。 ○:未発生 △:画像裏面上に見られるスジが5点未満、画像への影
響はない ×:画像裏面上に見られるスジが10点以上、画像欠陥
を生じる
【0147】<実施例2〜6>トナー粒径、外添剤の種
類及び量を変更して、実施例1と同様にトナーを調製
し、表1のトナーT2〜T6を得た。
類及び量を変更して、実施例1と同様にトナーを調製
し、表1のトナーT2〜T6を得た。
【0148】該トナーを前記した方法で各種物性の測定
結果を表1と3に示す。
結果を表1と3に示す。
【0149】また、現像容器や現像剤担持体の設定を表
3のように変更した以外は、該トナーを用いて実施例1
と同様な評価を行い、表3に示すような結果が得られ
た。
3のように変更した以外は、該トナーを用いて実施例1
と同様な評価を行い、表3に示すような結果が得られ
た。
【0150】<実施例7>結着樹脂をポリエステル樹脂
[Mn:3000、Mw:52000、Tg:64℃、
P1:3300、P2:11万]に、また、トナー粒
径、外添剤の種類及び量を変更してトナーを調製し、表
1のトナーT7を得た。
[Mn:3000、Mw:52000、Tg:64℃、
P1:3300、P2:11万]に、また、トナー粒
径、外添剤の種類及び量を変更してトナーを調製し、表
1のトナーT7を得た。
【0151】該トナーを前記した方法で各種物性の測定
結果を表1と3に示す。
結果を表1と3に示す。
【0152】また、現像容器や現像剤担持体の設定を表
3のように変更した以外は、該トナーを用いて実施例1
と同様な評価を行い、表3に示すような結果が得られ
た。
3のように変更した以外は、該トナーを用いて実施例1
と同様な評価を行い、表3に示すような結果が得られ
た。
【0153】<比較例1〜3>トナー粒径、外添剤の種
類及び量を変更して、実施例1と同様にトナーを調製
し、表1のトナーT8〜T9を得た。該トナーを前記し
た方法で各種物性の測定結果を表1と3に示す。
類及び量を変更して、実施例1と同様にトナーを調製
し、表1のトナーT8〜T9を得た。該トナーを前記し
た方法で各種物性の測定結果を表1と3に示す。
【0154】また、現像容器や現像剤担持体の設定を表
3のように変更した以外は、該トナーを用いて実施例1
と同様な評価を行い、表3に示すような結果が得られ
た。
3のように変更した以外は、該トナーを用いて実施例1
と同様な評価を行い、表3に示すような結果が得られ
た。
【0155】
【表1】
【0156】
【表2】
【0157】
【表3】
【0158】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の画像形
成用トナー及び画像形成方法を用いることにより、フェ
ーディングや現像スジの発生を抑制し、トナー切れ間近
のカートリッジ振りを減らすことが可能な画像形成用ト
ナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジを提供す
ることができる。
成用トナー及び画像形成方法を用いることにより、フェ
ーディングや現像スジの発生を抑制し、トナー切れ間近
のカートリッジ振りを減らすことが可能な画像形成用ト
ナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジを提供す
ることができる。
【図1】本発明の実施例に用いた画像形成方法、プロセ
スカートリッジの概略的説明図である。
スカートリッジの概略的説明図である。
【図2】現像容器斜面角度の概略的説明図である。
【図3】トナーの流動性指数(凝集度)を測定する装置
の概略的説明図である。
の概略的説明図である。
1 静電荷像担持体(感光ドラム) 2 帯電部材 3 露光装置 4 現像剤担持体(現像スリーブ) 4a トナー層厚規制部材(現像ブレード) 5 転写手段 6 定着手段 6a 定着ローラー 6b 加圧ローラー 7 クリーニング部材 8a、8b、9a、9b、10a、10b 搬送部材 11 現像ユニット 12、12a トナー容器 13 トナー撹拌手段 14 クリーニングユニット(Cユニット) 15 クリーナー容器 16 目開き250μmの篩 17 目開き125μmの篩 18 目開き75μmの篩 19振動台 T トナー P 転写材 L 露光
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 501 G03G 9/08 101
Claims (17)
- 【請求項1】 トナーを有する現像手段で静電荷像を現
像してトナー像を静電荷像担持体上に形成する工程を少
なくとも有する画像形成方法において、 該現像手段として、静電荷像を現像するためのトナー、
該トナーを収納するための現像剤収納容器及び該現像容
器内に収納されているトナーを担持搬送するための現像
剤担持体を少なくとも有し、該現像剤収納容器は、収納
しているトナーを現像剤収納容器内から現像剤担持体側
へ移行させるための斜面を有し、該斜面の水平面に対す
る角度θが下記条件 20°≦θ≦80° を満足する現像装置が用いられ、該現像剤担持体は、外
周直径が15mm以下であり、表面の周方向速度が65
mm/秒以上で回転する画像形成方法に用いるための画
像形成用トナーであって、 該トナーは、水に対する接触角ψが、該斜面の水に対す
る接触角φとの関係において下記条件 1.0≦ψ/φ≦2.8 を満足することを特徴とする画像形成用トナー。 - 【請求項2】 該現像剤担持体の表面の周方向速度が6
5乃至260mm/秒であることを特徴とする請求項1
に記載の画像形成用トナー。 - 【請求項3】 静電荷像担持体を帯電し、帯電された静
電荷像担持体に露光して静電荷像を形成し、静電荷像を
トナーを有する現像手段で現像してトナー像を静電荷像
担持体上に形成し、形成されたトナー像を中間転写体を
介して或いは介さずに転写材上へと転写し、該転写材上
に転写されたトナー像を定着手段によって転写材上に定
着して定着画像を形成する画像形成方法に用いることを
特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成用トナー。 - 【請求項4】 該トナーの流動性指数Aが5乃至70%
であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の画像形成用トナー。 - 【請求項5】 該トナーは、トナー粒子及び疎水性無機
微粉体を少なくとも有し、該トナー粒子は結着樹脂、磁
性体粒子及びワックスを少なくとも含有し、該トナーの
水に対する接触角ψが下記条件 90°≦ψ≦130° を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
に記載の画像形成用トナー。 - 【請求項6】 該斜面の水に対する接触角φが下記条件 40°≦φ≦90° を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
に記載の画像形成用トナー。 - 【請求項7】 トナーを有する現像手段で静電荷像を現
像してトナー像を静電荷像担持体上に形成する工程を少
なくとも有する画像形成方法において、 該現像手段として、静電荷像を現像するためのトナー、
該トナーを収納するための現像剤収納容器及び該現像容
器内に収納されているトナーを担持搬送するための現像
剤担持体を少なくとも有し、該現像剤収納容器は、収納
しているトナーを現像剤収納容器内から現像剤担持体側
へ移行させるための斜面を有する現像装置が用いられ、 該現像剤担持体は、外周直径が15mm以下であり、表
面の周方向速度が65mm/秒以上で回転するものであ
り、 該斜面の水平面に対する角度θと、該斜面の水に対する
接触角φと、該トナーの水に対する接触角ψとが下記条
件 20°≦ θ ≦80° 1.0≦ψ/φ≦2.8 を満足することを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項8】 該現像剤担持体の表面の周方向速度が6
5乃至260mm/秒であることを特徴とする請求項7
に記載の画像形成方法。 - 【請求項9】 静電荷像担持体を帯電し、帯電された静
電荷像担持体に露光して静電荷像を形成し、静電荷像を
トナーを有する現像手段で現像してトナー像を静電荷像
担持体上に形成し、形成されたトナー像を中間転写体を
介して或いは介さずに転写材上へと転写し、該転写材上
に転写されたトナー像を定着手段によって転写材上に定
着して定着画像を形成することを特徴とする請求項7又
は8に記載の画像形成方法。 - 【請求項10】 トナーの流動性指数Aが5乃至70%
あることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載
の画像形成用方法。 - 【請求項11】 該トナーは、トナー粒子及び疎水性無
機微粉体を少なくとも有し、該トナー粒子は結着樹脂、
磁性体粒子及びワックスを少なくとも含有し、該トナー
の水に対する接触角ψが下記条件 90°≦ψ≦130° を満足することを特徴とする請求項7乃至10のいずれ
かに記載の画像形成方法。 - 【請求項12】 該斜面の水に対する接触角φが下記条
件 40°≦φ≦90° を満足することを特徴とする請求項7乃至11のいずれ
かに記載の画像形成方法。 - 【請求項13】 画像形成装置本体に脱離可能に装着さ
れるプロセスカートリッジにおいて、 該プロセスカートリッジは、静電荷像を担持するための
静電荷像担持体及び該静電荷像を現像するためのトナー
を有する現像装置を少なくとも有しており、 該現像装置は、静電荷像を現像するためのトナー、該ト
ナーを収納するための現像剤収納容器及び該現像容器内
に収納されているトナーを担持搬送するための現像剤担
持体を少なくとも有しており、 該現像剤担持体は、外周直径が15mm以下であり、表
面の周方向速度が65mm/秒以上で回転するものであ
り、 該現像剤収納容器は、収納しているトナーを現像剤収納
容器内から現像剤担持体側へ移行させるための斜面を有
しており、該斜面の水平面に対する角度θと、該斜面の
水に対する接触角φと、該トナーの水に対する接触角ψ
とが下記条件 20°≦ θ ≦80° 1.0≦ψ/φ≦2.8 を満足することを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 【請求項14】 該現像剤担持体の表面の周方向速度が
65乃至260mm/秒であることを特徴とする請求項
13に記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項15】 該トナーの流動性指数Aが5乃至70
%であることを特徴とする請求項13又は14に記載の
プロセスカートリッジ。 - 【請求項16】 該トナーは、トナー粒子及び疎水性無
機微粉体を少なくとも有し、該トナー粒子は結着樹脂、
磁性体粒子及びワックスを少なくとも含有し、該トナー
の水に対する接触角ψが下記条件 90°≦ψ≦130° を満足することを特徴とする請求項13乃至15のいず
れかに記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項17】 該斜面の水に対する接触角φが下記条
件 40°≦φ≦90° を満足することを特徴とする請求項13乃至16のいず
れかに記載のプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001079867A JP2002278129A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001079867A JP2002278129A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002278129A true JP2002278129A (ja) | 2002-09-27 |
Family
ID=18936237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001079867A Withdrawn JP2002278129A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 画像形成用トナー、画像形成方法及びプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002278129A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008150034A1 (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Canon Kabushiki Kaisha | 画像形成方法、磁性トナー及びプロセスユニット |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001079867A patent/JP2002278129A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008150034A1 (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Canon Kabushiki Kaisha | 画像形成方法、磁性トナー及びプロセスユニット |
US8841054B2 (en) | 2007-06-08 | 2014-09-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Image-forming method, magnetic toner, and process unit |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080603 |