JP2002276401A - 自動車エンジン用始動及び補機駆動装置 - Google Patents

自動車エンジン用始動及び補機駆動装置

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JP2002276401A
JP2002276401A JP2001077793A JP2001077793A JP2002276401A JP 2002276401 A JP2002276401 A JP 2002276401A JP 2001077793 A JP2001077793 A JP 2001077793A JP 2001077793 A JP2001077793 A JP 2001077793A JP 2002276401 A JP2002276401 A JP 2002276401A
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power transmission
transmission member
crankshaft
engine
starter
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JP2001077793A
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Ryoichi Otaki
大滝  亮一
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/003Starting of engines by means of electric motors said electric motor being also used as a drive for auxiliaries, e.g. for driving transmission pumps or fuel pumps during engine stop

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドリングストップ機能に基づいてエンジ
ン1が停止した場合でも、エアコンディショナ用コンプ
レッサ等の補機11の運転を継続して行なえる様にす
る。又、上記エンジン1の再始動に要する時間を短縮し
て、運転者に与える違和感を小さく抑える。 【解決手段】 上記エンジン1により、上記補機11と
モータジェネレータ17とを、補機用無端ベルト20を
介して駆動する。上記エンジン1が停止した場合には、
上記モータジェネレータ17により、上記補機11を駆
動する。この際、補機駆動用一方向クラッチ22の接続
が断たれる為、上記クランク軸3が駆動される事はな
い。又、スタータモータ5により、スタータ用一方向ク
ラッチ21を介して、上記エンジン1のクランク軸3を
回転駆動自在とする。このスタータ用一方向クラッチ2
1の接続は、このエンジン1の回転時には断たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る自動車エンジ
ン用始動及び補機駆動装置は、自動車の走行を停止した
状態でエンジンもアイドリングさせずに自動的に停止さ
せる、所謂アイドリングストップ車に組み込んで、エア
コンディショナ用コンプレッサ等の補機を駆動するもの
である。特に、本発明の自動車エンジン用始動及び補機
駆動装置は、アイドリングストップ機能に基づいてエン
ジンが停止した場合でも、上記補機の運転を継続させる
と共に、走行を再開する際に上記エンジンの始動を迅速
に行なわせるものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行用エンジンは、スタータモ
ータにより起動する。又、自動車で使用する電気は、こ
の走行用エンジンにより駆動されるオルタネータにより
発電し、バッテリに貯めておく。図4は、従来から広く
実施されている、一般的な自動車エンジン用始動及び補
機駆動装置の構造を示している。このうちの始動装置を
構成する為、エンジン1とトランスミッション2との間
に設けられてこのエンジン1のクランク軸3と共に回転
する、フライホイール4の周囲に、スタータモータ5を
支持している。このスタータモータ5には電動モータと
遊星歯車式減速機等の減速機とを組み込んでおり、この
うちの電動モータの回転を、減速機を介してピニオンギ
ヤ6に伝達自在としている。このピニオンギヤ6は、上
記電動モータへの通電時にのみ、上記フライホイール4
の周囲部分に向け突出して、このフライホイール4の外
周縁部に形成した被駆動ギヤと噛合し、このフライホイ
ール4を介して上記エンジン1のクランク軸を回転駆動
する。
【0003】一方、補機駆動装置を構成する為、上記ク
ランク軸3の端部に、駆動プーリ7を固定している。そ
して、この駆動プーリ7と補機の一種であるオルタネー
タ8の回転軸の端部に固定した従動プーリ9との間に無
端ベルト10を掛け渡して、上記エンジン1により上記
オルタネータ8を回転駆動自在としている。尚、上記無
端ベルト10は、自動車用空気調和装置用のコンプレッ
サ等、上記オルタネータ8以外の補機11の回転軸の端
部に固定した、別の従動プーリ12にも掛け渡して、上
記オルタネータ8と同時に上記補機11も回転駆動自在
としている。
【0004】又、近年、省エネルギ並びに二酸化炭素の
排出抑制を目的として、自動車が停止した状態でエンジ
ンもアイドリングさせずに自動的に停止させる、アイド
リングストップを行なう事が考えられ、一部ではこの様
なアイドリングストップ機能を備えたアイドリングスト
ップ車が実際に使用されている。この様なアイドリング
ストップ車の場合、自動車が停止すると、車速センサが
検出した、車速ゼロの信号に基づいてエンジンを自動的
に(イグニッションスイッチを操作する事なく)停止さ
せる。これに対して、自動車を再発進させる場合には、
クラッチペダルの動きを検知するクラッチセンサ(手動
変速車の場合)或はアクセルペダルの動きを検知するア
クセルセンサ(自動変速車の場合)からの信号に基づ
き、上記自動車用エンジンを自動的に(やはりイグニッ
ションスイッチを操作する事なく)再起動させる。この
様なアイドリングストップ車によれば、エンジンのアイ
ドリングストップを行なう分、省エネルギ並びに二酸化
炭素の排出抑制を図れる。
【0005】この様なアイドリングストップ車の場合、
自動車が停止した後、再発進する毎にエンジンの始動を
行なわせる必要がある為、運転者に与える違和感を少し
でも少なくする為には、一般的な自動車に比べてこの始
動を短時間で行なわせる必要がある。この為に、例えば
特開平10−122107号公報等に記載されている様
に、エンジンのクランク軸の周囲に設けた被駆動ギヤと
スタータモータの出力部に設けたピニオンギヤとを噛合
したままの状態とし、上記クランク軸と上記被駆動ギヤ
との間に一方向クラッチを設けた構造が提案されてい
る。この一方向クラッチは、上記被駆動ギヤから上記ク
ランク軸に向けてのみ回転力を伝達する。この為、上記
スタータモータにより上記エンジンの始動を行なえる
が、このエンジンの始動後には、このエンジンにより上
記スタータモータが回転駆動される事はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の図4に示した様
な従来の自動車エンジン用始動及び補機駆動装置をアイ
ドリングストップ車に搭載して使用する場合には、次の
様な不都合を生じる。即ち、上述したアイドリングスト
ップ車の場合には、自動車の走行を停止させるとエンジ
ン1も停止する為、このエンジン1が停止している間、
オルタネータ8及び補機11の運転も停止する。特に、
この補機11がエアコンディショナ用コンプレッサであ
ると、車室内の冷房等が行なえなくなる。この結果、夏
場等に、車室内の快適性を良好に維持できなくなる場合
がある為、好ましくない。
【0007】上述の特開平10−122107号公報等
に記載された自動車エンジン用始動の場合、エンジンの
始動の迅速化を図る事はできるが、エンジン停止中の補
機駆動に関しては、何ら考慮していない。本発明の自動
車エンジン用始動及び補機駆動装置は、この様な事情に
鑑みて、アイドリングストップ機能に基づいてエンジン
が停止した場合でも、エアコンディショナ用コンプレッ
サ等の自動車用補機の運転を継続して行なえる様にする
と共に、エンジンの再始動を迅速に行なえる様にすべく
発明したものである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明の自動車エンジン用
始動及び補機駆動装置のうち、請求項1に記載した自動
車エンジン用始動及び補機駆動装置は、第一、第二のク
ランク側動力伝達部材と、スタータモータと、スタータ
モータ側動力伝達部材と、スタータ用無端動力伝達部材
と、モータジェネレータと、ジェネレータ側動力伝達部
材と、補機と、補機側動力伝達部材と、補機駆動用無端
動力伝達部材と、補機駆動用一方向クラッチと、スター
タ用一方向クラッチとを備える。このうちの第一、第二
の動力伝達部材は、プーリ、スプロケットの如き、それ
ぞれが円形に構成されて回転力の伝達を行なわせる部材
であって、エンジンのクランク軸の端部の周囲に互いに
並列に且つこのクランク軸と同心に設けられている。
又、上記スタータモータは、上記エンジンを始動させる
為のものである。又、上記スタータモータ側動力伝達部
材は、やはりプーリ、スプロケットの如き、それぞれが
円形に構成されて回転力の伝達を行なわせる部材であっ
て、上記スタータモータの回転軸にこの回転軸と同心に
設けられている。又、上記スタータ用無端動力伝達部材
は、無端ベルト(上記各動力伝達部材がプーリの場合)
或は無端チェン(同じくスプロケットの場合)等の、循
環に伴って動力の伝達を行なわせるもので、上記スター
タモータ側動力伝達部材と上記第一のクランク側動力伝
達部材との間に掛け渡されている。又、上記モータジェ
ネレータは、発電機を兼ねた電動モータである。又、上
記ジェネレータ側動力伝達部材は、プーリ、スプロケッ
トの如き、それぞれが円形に構成されて回転力の伝達を
行なわせる部材であって、上記モータジェネレータの回
転軸に、この回転軸と同心に固定されている。又、上記
補機は、エアコンディショナ用コンプレッサ等、通常は
エンジンにより回転駆動するが、エンジンの停止時にも
回転駆動しておく事が好ましい機器である。又、上記補
機側動力伝達部材は、プーリ、スプロケットの如き、そ
れぞれが円形に構成されて回転力の伝達を行なわせる部
材であって、上記補機の回転軸に、この回転軸と同心に
固定されている。又、上記補機駆動用無端動力伝達部材
は、無端ベルト(上記各動力伝達部材がプーリの場合)
或は無端チェン(同じくスプロケットの場合)等の、循
環に伴って動力の伝達を行なわせるもので、上記ジェネ
レータ側動力伝達部材及び補機側動力伝達部材と、上記
第二のクランク側動力伝達部材との間に掛け渡されてい
る。又、上記補機駆動用一方向クラッチは、この第二の
クランク側動力伝達部材と上記クランク軸との間に設け
られ、このクランク軸から第二のクランク側動力伝達部
材に向けてのみ回転力を伝達する機能を有する。更に、
上記スタータ用一方向クラッチは、上記クランク軸と上
記スタータモータのロータとの間の何れかの部分に設け
られ、このロータから上記クランク軸に向けてのみ回転
力を伝達する機能を有する。
【0009】又、請求項2に記載した自動車エンジン用
始動及び補機駆動装置は、クランク側動力伝達部材と、
モータジェネレータと、ジェネレータ側動力伝達部材
と、補機と、補機側動力伝達部材と、補機駆動用無端動
力伝達部材と、補機駆動用一方向クラッチと、被駆動ギ
ヤと、スタータモータと、ピニオンギヤと、スタータ用
一方向クラッチとを備える。このうちのクランク側動力
伝達部材は、プーリ、スプロケットの如き、それぞれが
円形に構成されて回転力の伝達を行なわせる部材であっ
て、エンジンのクランク軸の端部の周囲に、このクラン
ク軸と同心に設けられている。又、上記モータジェネレ
ータは、発電機を兼ねた電動モータである。又、上記ジ
ェネレータ側動力伝達部材は、プーリ、スプロケットの
如き、それぞれが円形に構成されて回転力の伝達を行な
わせる部材であって、上記モータジェネレータの回転軸
に、この回転軸と同心に固定されている。又、上記補機
は、エアコンディショナ用コンプレッサ等、通常はエン
ジンにより回転駆動するが、エンジンの停止時にも回転
駆動しておく事が好ましい機器である。又、上記補機側
動力伝達部材は、プーリ、スプロケットの如き、それぞ
れが円形に構成されて回転力の伝達を行なわせる部材で
あって、上記補機の回転軸に、この回転軸と同心に固定
されている。又、上記補機駆動用無端動力伝達部材は、
無端ベルト(上記各動力伝達部材がプーリの場合)或は
無端チェン(同じくスプロケットの場合)等の、循環に
伴って動力の伝達を行なわせるもので、上記ジェネレー
タ側動力伝達部材及び補機側動力伝達部材と上記クラン
ク側動力伝達部材との間に掛け渡されている。又、上記
補機駆動用一方向クラッチは、上記クランク側動力伝達
部材と上記クランク軸との間に設けられ、このクランク
軸からクランク側動力伝達部材に向けてのみ回転力を伝
達する。又、上記被駆動ギヤは、上記クランク軸と共に
回転するフライホイールと同心に配置されている。又、
上記スタータモータは、上記エンジンを始動させる為の
ものである。又、上記ピニオンギヤは、上記スタータモ
ータの回転軸に設けられて、上記被駆動ギヤと噛合して
いる。更に、上記スタータ用一方向クラッチは、上記被
駆動ギヤと上記フライホイールとの間に設けられて、こ
の被駆動ギヤからフライホイールに向けてのみ回転力を
伝達する機能を有する。
【0010】
【作用】上述の様に構成する本発明の自動車エンジン用
始動及び補機駆動装置は、次の様にして、エンジンの運
転・停止に拘らず補機を駆動すると共に、停止状態のエ
ンジンの始動を短時間で行なう。即ち、エンジンの運転
時にはモータジェネレータ及び補機を、エンジンのクラ
ンク軸により回転駆動する。この際、スタータモータが
回転駆動される事はない。これに対して、エンジンの停
止時には、上記モータジェネレータにより上記補機を回
転駆動する。この際、上記クランク軸及びスタータモー
タが回転駆動される事はない。更に、エンジンを起動さ
せる際には、上記スタータモータにより、上記クランク
軸を回転駆動する。このスタータモータの回転は、直ち
にこのクランク軸に伝達される為、上記エンジンの起動
を短時間で行なえる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に対応する、本
発明の実施の形態の第1例を示している。エンジン1の
クランク軸3の前端部(図1の左端面)周囲には、第
一、第二の動力伝達部材である第一、第二のクランクプ
ーリ13、14を、上記クランク軸3と同心に、互いに
並列に(設置位置を軸方向にずらせて)支持している。
又、上記エンジン1の側方に、このエンジン1を始動さ
せる為のスタータモータ5を、このスタータモータ5の
回転軸と上記クランク軸3とを平行にした状態で設置し
ている。そして、このスタータモータ5の回転軸の先端
部に、スタータモータ側動力伝達部材である、スタータ
モータ用プーリ15を固定している。そして、このスタ
ータモータ用プーリ15と上記第一のクランクプーリ1
3との間に、スタータ用無端動力伝達部材である、スタ
ータ用無端ベルト16を掛け渡している。
【0012】又、上記エンジン1の側方には、上記スタ
ータモータ5の他に、発電機を兼ねた電動モータである
モータジェネレータ17と、エアコンディショナ用のコ
ンプレッサ等の補機11とを、それぞれの回転軸と上記
クランク軸3とを互いに平行にした状態で設置してい
る。又、上記モータジェネレータ17の回転軸の先端部
に、ジェネレータ側動力伝達部材であるジェネレータ用
プーリ18を、上記補機11の回転軸の先端部に補機側
動力伝達部材である補機用プーリ19を、それぞれ固定
している。そして、上記第二のクランクプーリ14と、
上記ジェネレータ用プーリ18及び上記補機用プーリ1
9との間に、補機駆動用無端動力伝達部材である、補機
用無端ベルト20を掛け渡している。
【0013】又、上記クランク軸3と上記第一のクラン
クプーリ13との間には、スタータ用一方向クラッチ2
1を設けている。このスタータ用一方向クラッチ21と
しては、ローラクラッチ、カムクラッチ、ラチェット機
構等、上記第一のクランクプーリ13から上記クランク
軸3に向けてのみ回転力を伝達する機能を有するものを
使用する。更に、上記クランク軸3と上記第二のクラン
クプーリ14との間には、補機駆動用一方向クラッチ2
2を設けている。やはりローラクラッチ、カムクラッ
チ、ラチェット機構等である、上記補機駆動用一方向ク
ラッチ22は、上記クランク軸3から上記第二のクラン
クプーリ14に向けてのみ回転力を伝達する機能を有す
る。
【0014】上述の様に構成する、本例の自動車エンジ
ン用始動及び補機駆動装置の場合、上記エンジン1の運
転時には補機駆動用一方向クラッチ22が繋がる。この
結果、このエンジン1のクランク軸3の回転が、上記第
二のクランクプーリ14と上記補機用無端ベルト20と
を介して、上記ジェネレータ用プーリ18及び補機用プ
ーリ19に伝わり、前記モータジェネレータ17及び補
機11の回転軸を回転駆動する。この結果、このモータ
ジェネレータ17が発電を行なうと共に、例えば補機1
1であるコンプレッサが冷媒の圧縮・吐出を行なう。こ
の際、上記スタータ用一方向クラッチ21の接続は断た
れる為、上記クランク軸3により前記スタータモータ5
が回転駆動される事はなく、上記エンジン1の出力が無
駄に消費されたり、このスタータモータ5の耐久性が損
なわれる事はない。
【0015】又、エンジンの停止(アイドリングストッ
プ)時には、上記モータジェネレータ17に通電する事
により、このモータジェネレータ17により、上記ジェ
ネレータ用プーリ18と、上記補機用無端ベルト20
と、上記補機用プーリ19とを介して、上記補機11を
回転駆動する。この為、エンジン1の停止時にも、例え
ばこの補機11であるコンプレッサによる冷媒の圧縮・
吐出を行なわせて、自動車室内の空気調和を行なわせる
事ができる。この際、上記補機駆動用一方向クラッチ2
2の接続が断たれる為、上記クランク軸3が回転する事
はなく、上記モータジェネレータ17により上記補機1
1を駆動する為に要する力が徒に大きくなる事はない。
【0016】更に、停止状態にある上記エンジン1を始
動する際には、上記スタータモータ5に通電する事によ
り、このスタータモータ5のロータを回転させる。そし
て、このロータの回転を、前記スタータモータ用プーリ
15と、スタータ用無端ベルト16と、第一のクランク
プーリ13とを介して、上記クランク軸3に伝達する。
この際、上記スタータ用一方向クラッチ21は、上記ス
タータモータ5の起動と同時に接続され、上記クランク
軸3の回転駆動が直ちに開始される。この為、アイドル
ストップ車のエンジン1の再起動を短時間で行ない、運
転者に与える違和感を最小に抑える事ができる。
【0017】次に、図2は、やはり請求項1に対応す
る、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の
場合には、スタータ用一方向クラッチ21aを、スター
タモータ5に内蔵している。即ち、このスタータモータ
5を構成するロータと回転軸との間、或はこのロータを
固定した回転軸と出力軸との間等に、上記スタータ用一
方向クラッチ21aを設けている。その他の部分の構成
及び作用は、上述した第1例の場合と同様であるから、
同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略す
る。
【0018】次に、図3は、請求項2に対応する、本発
明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合に
は、エンジン1のクランク軸3の前端部(図3の左端
面)周囲に、クランク側動力伝達部材であるクランクプ
ーリ23を、補機駆動用一方向クラッチ22aを介して
支持している。又、上記クランク軸3と共に回転するフ
ライホイール4と同心に被駆動ギヤ24を、これらクラ
ンク軸3及びフライホイール4に対する相対回転を自在
に支持している。そして、スタータモータ5の回転軸の
先端部に固定したピニオンギヤ6を被駆動ギヤ24と噛
合させている。更に、この被駆動ギヤ24と上記フライ
ホイール4との間に、この被駆動ギヤ24からこのフラ
イホイール4に向けてのみ回転力を伝達する、スタータ
用一方向クラッチ21bを設けている。その他の部分の
構成に就いては、前述した第1例及び上述した第2例の
場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付し
て、構成に関する重複する説明を省略し、以下、本例の
作用に就いて、前述した第1例と異なる部分を中心に説
明する。
【0019】上記エンジン1の運転時には上記クランク
軸3が、モータジェネレータ17及び補機11の回転軸
を回転駆動する。この際、上記スタータ用一方向クラッ
チ21bの接続は断たれる為、上記クランク軸3により
上記スタータモータ5が回転駆動される事はなく、上記
エンジン1の出力が無駄に消費されたり、このスタータ
モータ5の耐久性が損なわれる事はない。停止状態にあ
る上記エンジン1を始動する際には、上記スタータモー
タ5に通電する事により、上記ピニオンギヤ6と上記被
駆動ギヤ24と上記スタータ用一方向クラッチ21bと
を介して上記フライホイール4に伝達し、このフライホ
イール4を固定した上記クランク軸3を回転駆動する。
本例の場合も、上記スタータ一方向クラッチ21bは、
上記スタータモータ5の起動と同時に接続され、上記ク
ランク軸3の回転駆動が直ちに開始されるので、アイド
ルストップ車のエンジン1の再起動を短時間で行ない、
運転者に与える違和感を最小に抑える事ができる。
【0020】尚、以上の実施の形態では、各動力伝達部
材としてプーリを使用した場合に就いて説明した。但
し、これら各動力伝達部材は、プーリ以外に、スプロケ
ットとする事もできる。スプロケットとする場合には、
各スプロケット同士の間に無端チェンを掛け渡す。
【0021】
【発明の効果】本発明の自動車エンジン用始動及び補機
駆動装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、ア
イドリングストップ機能に基づいてエンジンが停止した
場合でも、エアコンディショナ用コンプレッサ等の補機
を、モータジェネレータにより運転できる。この為、エ
ンジンが停止した場合でも車室内の冷房等を行なえて、
車室内の快適性を良好に維持できる。又、上記エンジン
及びモータジェネレータの負荷を小さくできる為、これ
らエンジン及びモータジェネレータの小型・軽量化を図
れる。更に、エンジンの再始動に要する時間を短くし
て、運転者に与える違和感を小さく抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す略側面図。
【図2】同第2例を示す略側面図。
【図3】同第3例を示す略側面図。
【図4】従来から一般的に使用されているエンジンの始
動装置を示す略側面図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トランスミッション 3 クランク軸 4 フライホイール 5 スタータモータ 6 ピニオンギヤ 7 駆動プーリ 8 オルタネータ 9 従動プーリ 10 無端ベルト 11 補機 12 従動プーリ 13 第一のクランクプーリ 14 第二のクランクプーリ 15 スタータモータ用プーリ 16 スタータ用無端ベルト 17 モータジェネレータ 18 ジェネレータ用プーリ 19 補機用プーリ 20 補機用無端ベルト 21、21a、21b スタータ用一方向クラッチ 22、22a 補機駆動用一方向クラッチ 23 クランクプーリ 24 被駆動ギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02N 15/02 F02N 15/02 D 15/08 15/08 // F02B 67/06 F02B 67/06 D E F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸の端部の周囲に互
    いに並列に且つこのクランク軸と同心に設けられた、そ
    れぞれが円形である第一、第二のクランク側動力伝達部
    材と、上記エンジンを始動させる為のスタータモータ
    と、このスタータモータの回転軸にこの回転軸と同心に
    設けられた円形のスタータモータ側動力伝達部材と、こ
    のスタータモータ側動力伝達部材と上記第一のクランク
    側動力伝達部材との間に掛け渡されたスタータ用無端動
    力伝達部材と、発電機を兼ねた電動モータであるモータ
    ジェネレータと、このモータジェネレータの回転軸にこ
    の回転軸と同心に固定された円形のジェネレータ側動力
    伝達部材と、補機と、この補機の回転軸にこの回転軸と
    同心に固定された円形の補機側動力伝達部材と、これら
    ジェネレータ側動力伝達部材及び補機側動力伝達部材と
    上記第二のクランク側動力伝達部材との間に掛け渡され
    た補機駆動用無端動力伝達部材と、この第二のクランク
    側動力伝達部材と上記クランク軸との間に設けられ、こ
    のクランク軸から第二のクランク側動力伝達部材に向け
    てのみ回転力を伝達する補機駆動用一方向クラッチと、
    上記クランク軸と上記スタータモータのロータとの間の
    何れかの部分に設けられ、このロータから上記クランク
    軸に向けてのみ回転力を伝達するスタータ用一方向クラ
    ッチとを備えた自動車エンジン用始動及び補機駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 エンジンのクランク軸の端部の周囲にこ
    のクランク軸と同心に設けられた円形のクランク側動力
    伝達部材と、発電機を兼ねた電動モータであるモータジ
    ェネレータと、このモータジェネレータの回転軸にこの
    回転軸と同心に固定されたジェネレータ側動力伝達部材
    と、補機と、この補機の回転軸にこの回転軸と同心に固
    定された補機側動力伝達部材と、これらジェネレータ側
    動力伝達部材及び補機側動力伝達部材と上記クランク側
    動力伝達部材との間に掛け渡された補機駆動用無端動力
    伝達部材と、このクランク側動力伝達部材と上記クラン
    ク軸との間に設けられ、このクランク軸からクランク側
    動力伝達部材に向けてのみ回転力を伝達する補機駆動用
    一方向クラッチと、上記クランク軸と共に回転するフラ
    イホイールと同心に配置された被駆動ギヤと、上記エン
    ジンを始動させる為のスタータモータと、このスタータ
    モータの回転軸に設けられて上記被駆動ギヤと噛合した
    ピニオンギヤと、この被駆動ギヤと上記フライホイール
    との間に設けられてこの被駆動ギヤからフライホイール
    に向けてのみ回転力を伝達するスタータ用一方向クラッ
    チとを備えた自動車エンジン用始動及び補機駆動装置。
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