JP2002275370A - 難燃性ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

難燃性ポリアミド樹脂組成物

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JP2002275370A
JP2002275370A JP2001080889A JP2001080889A JP2002275370A JP 2002275370 A JP2002275370 A JP 2002275370A JP 2001080889 A JP2001080889 A JP 2001080889A JP 2001080889 A JP2001080889 A JP 2001080889A JP 2002275370 A JP2002275370 A JP 2002275370A
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retardant
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Sadatsugu Goto
禎次 後藤
Sadayuki Yakabe
貞行 矢ヶ部
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Asahi Kasei Corp
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉難燃性が極めて高く、燃焼時に腐食性の
高いハロゲン化水素ガスの発生がなく、かつ優れた機械
的特性、成形加工性を有し、更にブリードの少ない難燃
性ポリアミド樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (a)ポリアミド樹脂30〜85重量
%、(b)メラミンとリン酸とから形成される付加物5
〜40重量%、(c)無機充填材5〜50重量%、およ
び(d)炭素数が10〜25の高級脂肪酸金属塩0.0
1〜5重量%の各成分からなり、上記(a)〜(d)の
重量%を表示した量が全部で100重量%である難燃性
ポリアミド樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は難燃性ポリアミド樹
脂組成物に関する。特に、電気・電子分野のコネクタ
ー、ブレーカー、マグネットスイッチ等の部品、自動車
分野の電装部品等の部品材料に好適に用いられる難燃性
ポリアミド樹脂組成物に関する。とりわけ、本発明は、
薄肉難燃性が極めて高く、燃焼時に腐食性の高いハロゲ
ン化水素ガスの発生がなく、かつ優れた機械的特性、成
形加工性を有し、更にブリードの少ない難燃性ポリアミ
ド樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリアミド樹脂は、機械的強度、
耐熱性などに優れることから、自動車部品、機械部品、
電気・電子部品などの分野で使用されている。特に、電
気・電子部品用途において、ますます難燃性に対する要
求レベルが高くなり、本来ポリアミド樹脂の有する自己
消火性よりもさらに高度な難燃性が要求され、この為、
アンダーライターズ・ラボラトリーのUL94V−0規
格に適合する難燃レベルの高度化検討が数多くなされ、
そしてそれらは一般にハロゲン系難燃剤やトリアジン系
難燃剤を添加する方法が取られている。
【0003】例えば、ポリアミド樹脂への塩素置換多環
式化合物の添加(特開昭48−29846号公報)や臭
素系難燃剤、例えば、デカブロモジフェニルエーテルの
添加(特開昭47−7134号公報)、臭素化ポリスチ
レンの添加(特開昭51−47044号公報、特開平4
−175371号公報)、臭素化ポリフェニレンエーテ
ルの添加(特開昭54−116054号公報)、臭素化
架橋芳香族重合体の添加(特開昭63−317552号
公報)、臭素化スチレン−無水マレイン酸重合体の添加
(特開平3−168246号公報)等が知られている。
特にこれらハロゲン系難燃剤をガラス繊維等で強化した
ポリアミド樹脂に配合した組成物は高度の難燃性と高い
剛性から、 電気・電子部品用途、特にプリント積層板
に搭載されたり、接続されたりするコネクター用途に多
用されてきた。しかしながら、ハロゲン系難燃剤は燃焼
時に腐食性のハロゲン化水素及び煙を発生したり、有毒
な物質を排出する疑いがもたれ、これら環境問題からハ
ロゲン系難燃剤の配合されたプラスチック製品の使用を
規制する動きがある。このことから、ハロゲンフリーの
トリアジン系難燃剤が注目され、数多く検討がなされて
いる。例えば難燃剤としてメラミンを使用する技術(特
公昭47−1714号公報)、シアヌル酸を使用する技
術(特開昭50−105744号公報)、シアヌル酸メ
ラミンを使用する技術(特開昭53−31759号公
報)が良く知られている。これらの技術で得られた非強
化のポリアミド樹脂組成物は、UL94V−0規格に適
合する高度の難燃レベルを有するものの、ガラス繊維等
の無機強化材で強化し、剛性を高めた組成においては、
難燃剤を多量に配合した場合であっても、燃焼時、綿着
火現象があり、UL94V−0規格に適合しない問題が
ある。
【0004】一方、イントメッセント型難燃剤であるリ
ン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、あるいはポリリン
酸メラミンをガラス繊維強化ポリアミド樹脂に使用する
ハロゲンフリーの難燃技術(特表平10−505875
号公報)、無機質強化ポリアミド樹脂にポリリン酸メラ
ミンを加え、チャー化触媒及び/又はチャー形成剤を併
用する難燃技術(WO98/45364)が提案され、
1/16inchの成形品において難燃規格UL94V
−0規格を満足することが知られている。しかし、これ
らの技術では、電気・電子部品のコネクター用途で特に
要求される1/32inchの薄肉成形品でのUL94
V−0規格を満足するためには、リン酸メラミン系難燃
剤を多く用いる必要があり、この為、ガラス繊維強化ポ
リアミド樹脂組成物の機械的特性が大きく低下するばか
りでなく、電気特性、とりわけ高い電圧環境下に於いて
使用される電気部品に要求される耐トラッキング性に劣
る。さらには成形加工時の離型性にも劣り、必ずしも電
気・電子部品用の成形材料として満足されるものではな
かった。
【0005】又、1/32inchの薄肉成形品での難
燃規格UL94V0を達成する技術として、イントメッ
セント型難燃剤である硫酸メラミンをガラス繊維強化半
芳香族ポリアミド樹脂に適用した技術(特開2000−
119512号公報)も開示されているが、この技術に
おいてもポリアミド樹脂成分量に対して難燃剤を多く配
合する必要があり、上記と同様の問題があった。さらに
は、1/32inchの薄肉成形品での難燃規格UL9
4V−0を達成しつつ、高い耐トラッキング性を付与す
る技術として、無機質強化ポリアミド樹脂にリン酸メラ
ミン複合難燃剤に加え、アルカリ土類金属塩を配合する
技術(WO00/09606)も提案されているが、こ
の技術で得られた成形品は脆く、例えば複雑な形状を有
するコネクターに適用した際は、取り扱い時や運搬時に
コネクターが欠けたり、割れを生じる問題があった。更
には成形加工性においても満足出来なく、また成形品を
例えば60℃、95%RH等の高温高湿の環境下で長時
間放置時、成形品表面にポリアミドオリゴマーや難燃剤
が析出する、いわゆるブリードアウト現象が生じるなど
の問題があり満足出来るものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、薄肉
難燃性が極めて高く、燃焼時に腐食性の高いハロゲン化
水素ガスの発生がなく、かつ優れた機械的特性、成形加
工性を有し、更にブリードの少ない難燃性ポリアミド樹
脂組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
を重ねた結果、無機充填材、リン系難燃剤、及びポリア
ミド樹脂を組み合わせた系に於いて、特定の高級脂肪酸
金属塩を適用した際に、前記目的を達成しうることを見
いだし、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(a)ポリアミド樹脂30〜85
重量%、(b)メラミンとリン酸とから形成される付加
物5〜40重量%、(c)無機充填材5〜50重量%、
(d)炭素数が10〜25の高級脂肪酸金属塩0.01
〜5重量%の各成分からなり、上記(a)〜(d)の重
量%を表示した量が全部で100重量%である難燃性ポ
リアミド樹脂組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明について、以下具体的に説
明する。本発明に用いられる(a)ポリアミド樹脂に特
に制限はないが、例えば、ε−カプロラクタム、アジピ
ン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、ヘキサメチレンジアミン、テトラメチレンジ
アミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、2,2,
4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,4,4−
トリメチルヘキサメチレンジアミン、メタキシリレンジ
アミン、ビス(3−メチル−4アミノシクロヘキシル)
メタン等のポリアミド形成性モノマーを適宜組み合わせ
て得られるホモポリマー、共重合体及びこれらの混合物
を用いることができる。具体的にはポリアミド66、ポ
リアミド6、ポリアミド610、ポリアミド612、ポ
リアミド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルアミ
ド)、MXD(メタキシリレンジアミン)6ナイロン及
びこれらのコポリアミド、及びこれらの混合物が耐熱性
の点で好ましい。又、ポリアミド66(ポリヘキサメチ
レンアジパミド)単位、及びポリアミド6I(ポリヘキ
サメチレンイソフタルアミド)単位を主たる構成成分と
する半芳香族ポリアミド樹脂、特にポリアミド6I単位
を5〜30重量%含む半芳香族ポリアミド樹脂が、リン
酸メラミン系難燃剤と組み合わせた際に高度の難燃性を
発現するので更に好ましい。 かかる半芳香族ポリアミ
ド樹脂として、具体的には、ポリアミド66(ポリヘキ
サメチレンアジパミド)単位70〜95重量%とポリア
ミド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルアミド)単位
5〜30重量%との共重合体(ポリアミド66/6I)
が耐熱性、成形品外観性、成形加工性、電気特性を満足
するので好ましく、とりわけポリアミド66単位70〜
90重量%とポリアミド6I単位10〜30重量%との
共重合体が上記特性に加え、難燃性と成形時の良離型性
を有するので特に好ましい。
【0009】また、ポリアミド66 70〜95重量%
とポリアミド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルアミ
ド)5〜30重量%との混合ポリアミドは、耐熱性が高
く、耐ハンダ性を要求される用途には好ましい。又、ポ
リアミド66単位の一部を他の脂肪族ポリアミド単位で
置き換えた、ポリアミド66単位60〜89重量%、ポ
リアミド6I単位5〜30重量%、及び他の脂肪族ポリ
アミド単位1〜10重量%からなる3元共重合体は成形
流動性に優れる。かかる3元共重合体としては、例えば
カプロアミド単位(ポリアミド6単位)、ウンデカアミ
ド単位(ポリアミド11単位)、ドデカアミド単位(ポ
リアミド12単位)、ヘキサメチレンセバカミド単位
(ポリアミド610単位)、ヘキサメチレンドデカミド
単位(ポリアミド612単位)でポリアミド66単位の
一部を置換した3元共重合体、例えば(ポリアミド66
/6I/6)、(ポリアミド66/6I/11)、(ポ
リアミド66/6I/12)、(ポリアミド66/6I
/610)、(ポリアミド66/6I/612)が例示
できる。
【0010】また、ポリアミド66単位60〜89重量
%、ポリアミド6I単位5〜30重量%、及び他の脂肪
族ポリアミド単位1〜10重量%からなる混合ポリアミ
ドであっても本発明の目的を達成できる。ポリアミド6
I単位が30重量%を越える共重合体又は混合ポリアミ
ドの場合は、耐熱性、成形加工性、電気特性が必ずしも
十分でない場合があり、一方、ポリアミド6I単位が5
重量%未満の共重合体又は混合ポリアミドの場合は、十
分な難燃レベルを得るには難燃剤を多量に添加する必要
がある。
【0011】本発明の共重合体はランダム共重合体、ブ
ロック共重合体のどちらであっても良く、又、これら共
重合体は、本願発明の目的を損なわない範囲で他の芳香
族ポリアミド樹脂を共重合成分として含んでいても良
い。又、混合ポリアミドとは、2成分以上からなるポリ
アミドをブレンド、溶融混練等の重合以外の一般に使わ
れる方法により混合したポリアミドのことである。本発
明の半芳香族ポリアミド樹脂の分子量は、成形可能な範
囲の物であれば良く、JIS K6810に示される硫
酸相対粘度が1.5〜3.5の範囲にあるポリアミド樹
脂が、成形流動性が良好でかつ高度な難燃レベルを保持
できるので特に好ましい。
【0012】本発明で用いられる(b)メラミンとリン
酸とから形成される付加物とは、メラミンとリン酸単位
との実質的に等モルの反応生成物から得られる物を意味
し、製法には特に制約はない。通常、リン酸メラミンを
窒素雰囲気下、加熱縮合して得られるポリリン酸メラミ
ンを挙げることができる。ここでリン酸メラミンを構成
するリン酸としては、具体的にはオルトリン酸、亜リン
酸、次亜リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、三リン酸、
四リン酸等が挙げられるが、特にオルトリン酸、ピロリ
ン酸を用いたメラミンとの付加物を縮合したポリリン酸
メラミンが難燃剤としての効果が高く、好ましい。特に
耐熱性の点からかかるポリリン酸メラミンの縮合度nは
5以上が好ましい。また、ポリリン酸メラミンはポリリ
ン酸とメラミンの付加塩であっても良く、メラミンとの
付加塩を形成するポリリン酸としては、いわゆる縮合リ
ン酸と呼ばれる鎖状ポリリン酸、環状ポリメタリン酸が
挙げられる。これらポリリン酸の縮合度nには特に制約
はなく、通常3〜50であるが、得られるポリリン酸メ
ラミン付加塩の耐熱性の点でここに用いるポリリン酸の
縮合度nは5以上が好ましい。かかるポリリン酸メラミ
ン付加塩は、メラミンとポリリン酸との混合物を、例え
ば水スラリーとなし、よく混合して両者の反応生成物を
微粒子状に形成させた後、このスラリーを濾過、洗浄、
乾燥し、さらに必要であれば焼成し、得られた固形物を
粉砕して得られる粉末である。
【0013】本発明組成物を成形して得られる成形品の
機械的強度、成形品外観の点で、ポリリン酸メラミンの
粒径は、100μm以下、好ましくは50μm以下に粉
砕した粉末を用いるのが良い。0.5〜20μmの粉末
を用いると高い難燃性を発現するばかりでなく、成形品
の強度が著しく高くなるので特に好ましい。又、ポリリ
ン酸メラミンは必ずしも完全に純粋である必要はなく、
未反応のメラミンあるいはリン酸、ポリリン酸が多少残
存していても良い。ポリリン酸メラミン中にリン原子と
して10〜18重量%含有するものが、成形加工時に成
形金型に汚染性物質が付着する現象が少なく、特に好ま
しい。
【0014】ポリリン酸メラミンは、難燃剤として作用
するが、シアヌル酸メラミンに代表されるトリアジン系
難燃剤に比較して、ガラス繊維等の無機充填材と併用し
て使用した際に、高度の難燃化効果を発揮し、特にポリ
アミド66とポリアミド6Iとの共重合体、及び/又は
混合ポリアミドに配合した際には、更に高度な難燃化効
果を発現する。本発明に用いる(c)無機充填材として
は、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム繊維、石
膏繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、スチール繊維、セ
ラミックス繊維、ボロンウィスカ繊維、マイカ、タル
ク、シリカ、炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリ
ン、ウオラストナイト、ガラスビーズ、ガラスフレー
ク、酸化チタン等の繊維状、粒状、板状、あるいは針状
の無機質強化材が挙げられる。これらの強化材は二種以
上組み合わせて用いてもよい。特にガラス繊維、ウォラ
ストナイト、タルク、焼成カオリン、マイカが好ましく
使用される。又、ガラス繊維は長繊維タイプのロービン
グ、短繊維タイプのチョップドストランド、ミルドファ
イバー等から選択して用いることが出来る。ガラス繊維
はポリアミド用に表面処理した物を用いるのが好まし
い。
【0015】本発明に用いる(d)炭素数が10〜25
の高級脂肪酸金属塩は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、セロチン酸、
オレイン酸、エルカ酸等の高級脂肪族カルボン酸のナト
リウム塩、リチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム
塩、亜鉛塩、アルミニウム塩等が挙げられる。好ましく
は炭素数14〜25の高級脂肪族カルボン酸金属塩であ
る。炭素数10未満では、成形加工時の離形性は改善さ
れないばかりでなく、ブリードアウトも抑制されない。
炭素数が25以上では、難燃性が低下する。これらの高
級脂肪族金属塩のなかで、特にステアリン酸金属塩、具
体的にはステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム
は、最終的に得られるポリアミド樹脂組成物の難燃性を
低下させることなく、成形加工時の離形性を著しく向上
させ、ブリードアウトを抑制出来るので最も好ましい。
【0016】本発明の好ましい態様として、成分
(a)、(b)、(c)及び(d)からなる難燃性ポリ
アミド樹脂組成物において、主体となる(a)ポリアミ
ド樹脂の割合は、30〜85重量%の範囲である。30
重量%未満では、成形加工性、機械的物性が損なわれ、
85重量%を越えると、難燃性、剛性の低下を生じる恐
れがある。 (b)メラミンとリン酸とから形成される付加物の割合
は、5〜40重量%、好ましくは10〜35重量%の範
囲である。5重量%未満では、難燃効果が充分でなく、
40重量%を越えると、混練時分解ガスが発生したり、
成形加工時に成形金型に汚染性物質が付着するなどの問
題が生じる。又、機械的物性の著しい低下や、成形品外
観の悪化の原因ともなる。 (c)無機充填材の割合は、5〜50重量%、好ましく
は10〜40重量%である。5重量%未満では、機械的
強度・剛性の発現が認められず、50重量%を越える
と、押出時や射出成形時の成形加工性の著しい低下があ
るばかりか、量的な物性改良効果も認められない。 (d)高級脂肪酸金属塩の割合は、0.01〜5重量
%、好ましくは0.03〜3重量%である。0.01重
量%未満では、成形加工時の離形性は改善されない、5
重量%を超えると、難燃性が悪化するばかりでなく、成
形加工時にガス発生を生じるなどの問題が生じる。
【0017】本発明では、更に無機系の難燃助剤を機械
的物性や成形加工性に悪影響を与えない範囲に於いて添
加することもできる。好ましい難燃助剤としては、水酸
化マグネシウム、水酸化アルミニウム、硫化亜鉛、酸化
鉄、酸化硼素、硼酸亜鉛等が挙げられる。本発明の強化
された難燃性ポリアミド樹脂組成物の製造方法は、特に
限定的でなく、ポリアミド樹脂、メラミンとリン酸とか
ら形成される付加物、無機充填材、高級脂肪酸金属塩を
常用の単軸または2軸の押出機やニーダー等の混練機を
用いて、200〜350℃の温度で溶融混練する方法等
であればよい 。
【0018】本発明の難燃性ポリアミド樹脂組成物に
は、本発明の目的を損なわない範囲で、他の成分、例え
ば顔料、染料等の着色剤や、ポリアミド樹脂の一般的な
熱安定剤である銅系熱安定剤(例えばヨウ化銅、酢酸銅
等とヨウ化カリウム、臭化カルウムとの併用)、ヒンダ
ードフェノール系酸化劣化防止剤に代表される有機系耐
熱剤、耐候性改良剤、核剤、可塑剤、帯電防止剤等の添
加剤、他の樹脂ポリマー等を添加することが出来る。本
発明の組成物は、射出成形、押出成形、ブロー成形など
公知の方法によってコネクター、コイルボビン、ブレー
カー、電磁開閉器、ホルダー、プラグ、スイッチ等の電
気、電子、自動車用途の各種成形品に成形される。以下
の実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。なお、実施例及び
比較例に用いた原材料及び測定方法を以下に示す。
【0019】[原材料] (A)ポリアミド樹脂 (a−1):後記する重合例1で得られたポリアミド6
6/6I(85/15)共重合体 (a−2):後記する重合例2で得られたポリアミド6
6/6I(80/20)共重合体 (a−3):後記する重合例3で得られたポリアミド6
6/6I(65/35)共重合体 (a−4):ポリアミド66 旭化成工業(株)製
商品名 レオナ1300 (a−5):ポリアミド6 宇部興産(株)
商品名 SF1013A (B)難燃剤 (b−1):ポリリン酸メラミン (株)三和ケミカル
製 商品名 アピノンMPP−A (C)無機充填材 (c−1):ガラス繊維、旭ファイバーグラス(株)製
商品名 CS03JAFT756
(平均繊維径10μm) (D)高級脂肪酸金属塩又は高級脂肪酸エステル (d−1):ステアリン酸カルシウム、堺化学工業
(株)製 商品名 SC−100 (d−2):ステアリン酸アルミニウム、堺化学工業
(株)製 商品名 SA−100 (d−3):カプリル酸ナトリウム、和光純薬工業
(株)製 試薬1級 (d−4):モンタン酸ナトリウム、クラリアントジャ
パン製 商品名 リコモントCav102 (d−5):ステアリルステアレート、日本油脂(株)
製 商品名 ユニスターM−9676
【0020】[測定方法] (1)薄肉難燃性 UL94(米国Under Writers Labo
ratories Incで定められた規格)の方法に
従って測定した。なお試験片の厚みは1/16inch
及び1/32inchとし射出成形機(東芝機械製:I
S50EP)を用いて成形して得た。 (2)硫酸相対粘度 JIS K6810に従って98%硫酸での相対粘度を
測定した。 (3)機械特性 射出成形機(東芝機械製:IS50EP)を用いて、A
STM D790の曲げ試験片(厚さ3mm)を成形
し、ASTM D790に準拠した方法で曲げ試験を実
施し、曲げ強度、曲げ弾性率を求めた。 (4)離型性 図1に示す離型力測定装置を取り付けた金型を用いて、
射出成形機(日精樹脂製:FN3000)でシリンダー
温度280℃、金型温度80℃、射出圧39.2MPa
の条件下で成形を行い、金型から成形品を突き出す際の
突き出し力を測定した。この値が小さいものほど離型性
に優れるとした。 (5)ブリード性 成形品を槽内が温度60℃、相対湿度95%に調節され
た恒温恒湿槽に240時間放置後の成形品表面に析出し
てくるブリード物を目視観察した。なおブリードの程度
の判定は以下の基準とした。 ○:成形品表面にブリード物は観察されない。 ×:成形品表面にブリード物が見られる。
【0021】[重合例1]アジピン酸とヘキサメチレン
ジアミンの等モル塩2.00kgとイソフタル酸とヘキ
サメチレンジアミンの等モル塩0.35kg、アジピン
酸0.1kg、および純水2.5kgを5Lのオートク
レーブの中に仕込み良く撹拌した。充分窒素置換した
後、撹拌しながら温度を室温から220℃まで約1時間
かけて昇温した。この際、オートクレーブ内の水蒸気に
よる自然圧で内圧はゲージ圧で1.76MPaになる
が、1.76MPa以上の圧にならないよう水を反応系
外に除去しながら加熱を続けた。更に2時間後内温が2
60℃に到達した時点で加熱を止め、オートクレーブの
バルブを閉止し、約8時間かけて室温まで冷却した。冷
却後オートクレーブを開け、約2kgのポリマーを取り
だし粉砕した。得られた粉砕ポリマーを、10Lのエバ
ポレーターに入れ窒素気流下、200℃で10時間固相
重合した。固相重合によって得られたポリアミドは、融
点245℃、硫酸相対粘度2.38であった。
【0022】[重合例2]アジピン酸とヘキサメチレン
ジアミンの等モル塩2.00kgとイソフタル酸とヘキ
サメチレンジアミンの等モル塩0.50kg、アジピン
酸0.1kg、および純水2.5kgを出発原料とした
以外は重合例1と同様の方法でポリアミドを作成した。
得られたポリアミドは融点239℃、硫酸相対粘度2.
41であった。 [重合例3]アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの等
モル塩1.67kgとイソフタル酸とヘキサメチレンジ
アミンの等モル塩0.88kg、アジピン酸0.1k
g、および純水2.5kgを出発原料とした以外は重合
例1と同様の方法でポリアミドを作成した。得られたポ
リアミドは融点219℃、硫酸相対粘度2.45であっ
た。
【0023】
【実施例1】ポリアミド樹脂a−1が49.8重量%、
難燃剤b−1が25.0重量%、ガラス繊維c−1が2
5.0重量%、高級脂肪酸金属塩d−1が0.2重量%
になるように2軸押出機(東芝機械製TEM35)を用
いてシリンダー設定温度240℃、スクリュー回転10
0rpm、吐出量30kg/hrの条件下で、ポリアミ
ド樹脂a−1、難燃剤b−1および高級脂肪酸金属塩d
−1をトップフィードし、ガラス繊維c−1はサイドフ
ィードして混練し、ストランド状に取り出し、冷却後カ
ッターで造粒しポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
得られたペレットを前記した測定方法にて諸特性を調べ
た。その結果を表1にしめす。
【0024】
【実施例2】ポリアミド樹脂としてa−2を用いた以外
は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べ
た。その結果を表1にしめす。
【0025】
【実施例3】ポリアミド樹脂としてa−3を用いた以外
は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べ
た。その結果を表1にしめす。
【0026】
【実施例4】ポリアミド樹脂としてa−4を用いた以外
は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べ
た。その結果を表1にしめす。
【0027】
【実施例5】ポリアミド樹脂としてa−5を用いた以外
は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べ
た。その結果を表1にしめす。
【0028】
【比較例1および2】ポリアミド樹脂a−2、難燃剤b
−1、ガラス繊維c−1の配合量を表1に示す割合にし
た以外は実施例1と同様にしてペレットを得て、諸特性
を調べた。その結果を表1にしめす。実施例1〜5と比
較例1〜2から判るように、ポリアミド樹脂に特定量の
メラミンとリン酸とから形成される付加物と特定量の高
級脂肪酸金属塩を組み合わせたときのみ、薄肉難燃性、
機械的特性、成形性の全ての特性を満足することができ
る。
【0029】
【実施例6】ポリアミド樹脂a−2が49.0重量%、
難燃剤b−1が25.0重量%、ガラス繊維c−1が2
5.0重量%、高級脂肪酸金属塩d−1が1.0重量%
になるように2軸押出機(東芝機械製TEM35)を用
いてシリンダー設定温度240℃、スクリュー回転10
0rpm、吐出量30kg/hrの条件下で、ポリアミ
ド樹脂a−2、難燃剤b−1および高級脂肪酸金属塩d
−1をトップフィードし、ガラス繊維c−1はサイドフ
ィードして混練し、ストランド状に取り出し、冷却後カ
ッターで造粒し、ポリアミド樹脂組成物ペレットを得
た。得られたペレットを前記した測定方法にて諸特性を
調べた。その結果を表2にしめす。
【0030】
【実施例7】高級脂肪酸金属塩としてd−2を用い、配
合量を表2に示す割合にした以外は実施例6と同様にし
てペレットを得て、諸特性を調べた。その結果を表2に
しめす。
【0031】
【比較例3】高級脂肪酸金属塩を0としてポリアミド樹
脂a−2、難燃剤b−1、ガラス繊維c−1の配合量を
表2に示す割合にした以外は実施例6と同様にしてペレ
ットを得て、諸特性を調べた。その結果を2にしめす。
【0032】
【比較例4】ポリアミド樹脂a−2、難燃剤b−1、ガ
ラス繊維c−1、高級脂肪酸金属塩d−1の配合量を表
2に示す割合にした以外は実施例6と同様にしてペレッ
トを得て、諸特性を調べた。その結果を表2にしめす。
【0033】
【比較例5および6】高級脂肪酸金属塩としてd−3、
d−4を用い、配合量を表2に示す割合にした以外は実
施例6と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べた。
その結果を表2にしめす。
【0034】
【比較例7】高級脂肪酸金属塩のd−1の代わりに、高
級脂肪酸エステルとしてd−5を用いた以外は実施例6
と同様にしてペレットを得て、諸特性を調べた。その結
果を表2にしめす。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明の組成物は、薄肉成形品において
も難燃性が極めて高く、燃焼時に腐食性の高いハロゲン
化水素ガスの発生がなく、かつ優れた機械的特性、成形
加工性、ブリードレスを兼ね備えた成形材料であり、家
電部品、電子部品、自動車部品等の用途に用いることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】離型性を測定する離型力測定装置を取り付けた
金型の説明図である。
【符号の説明】
1 成形品(カップ型) 2 デスクゲート 3 コールドスラッグ溜まり 4 スプール 5 ロケートリング 6 スプールブッシュ 7 キャビティ入れ子 8 コア入れ子 9 エジェクターンピン 10 エジェクタープレート 11 圧縮荷重変換器(ロードセル) 12 動歪み測定器 13 ロードセル保護スペーサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 7/14 C08K 7/14 Fターム(参考) 4J002 CL001 CL011 CL021 CL031 DA017 DE097 DE117 DE187 DE237 DG057 DJ007 DJ017 DJ037 DJ047 DJ057 DK007 DL007 EG028 EG038 EG048 EW046 FA047 FD017 FD136 FD168 GQ00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリアミド樹脂30〜85重量
    %、(b)メラミンとリン酸とから形成される付加物5
    〜40重量%、(c)無機充填材5〜50重量%、およ
    び(d)炭素数が10〜25の高級脂肪酸金属塩0.0
    1〜5重量%の各成分からなり、上記(a)〜(d)の
    重量%を表示した量が全部で100重量%である難燃性
    ポリアミド樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (a)ポリアミド樹脂が、ポリアミド6
    6,ポリアミド6、ポリアミド610、ポリアミド61
    2、ポリアミド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルア
    ミド)、MXD6ナイロン、及びこれらのコポリアミド
    の中から選ばれた少なくとも1種からなることを特徴と
    する請求項1に記載の難燃性ポリアミド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (a)ポリアミド樹脂が、下記(1)〜
    (4)の中から選ばれた少なくとも1種からなることを
    特徴とする請求項1に記載の難燃性ポリアミド樹脂組成
    物。 (1)ポリアミド66単位70〜95重量%とポリアミ
    ド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルアミド)単位5
    〜30重量%とからなる共重合体 (2)ポリアミド66単位60〜89重量%とポリアミ
    ド6I単位5〜30重量%、及び脂肪族ポリアミド単位
    (但し、ポリアミド66単位を除く)1〜10重量%と
    からなる3元共重合体 (3)ポリアミド66 70〜95重量%とポリアミド
    6I 5〜30重量%との混合ポリアミド (4)ポリアミド66 60〜89重量%とポリアミド
    6I 5〜30重量%及び脂肪族ポリアミド単位(但
    し、ポリアミド66単位を除く)1〜10重量%との混
    合ポリアミド
  4. 【請求項4】 (a)ポリアミド樹脂の硫酸相対粘度
    (JIS K6810で測定)が、1.5〜3.5であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の難
    燃性ポリアミド樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (d)高級脂肪酸金属塩が、ステアリン
    酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
    酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムの中から選ばれた少
    なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の難燃性ポリアミド樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (b)メラミンとリン酸とから形成され
    る付加物が、リン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポ
    リリン酸メラミンから選ばれた少なくとも1種のリン系
    難燃剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の難燃性ポリアミド樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 リン系難燃剤が、リン原子として10〜
    18重量%含有していることを特徴する請求項6に記載
    の難燃性ポリアミド樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 リン系難燃剤の平均粒径が、0.5〜2
    0μmであることを特徴とする請求項6に記載の難燃性
    ポリアミド樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 (c)無機充填材が、ガラス繊維、ウォ
    ラストナイト、タルク、焼成カオリン、マイカの中から
    選ばれた少なくとも1種の強化材であることを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれかに記載の難燃性ポリアミド樹
    脂組成物。
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