JP2002274545A - 封書用紙 - Google Patents

封書用紙

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JP2002274545A
JP2002274545A JP2001078232A JP2001078232A JP2002274545A JP 2002274545 A JP2002274545 A JP 2002274545A JP 2001078232 A JP2001078232 A JP 2001078232A JP 2001078232 A JP2001078232 A JP 2001078232A JP 2002274545 A JP2002274545 A JP 2002274545A
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Hiroaki Ito
博彰 伊藤
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Tac Kasei KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用プリンターを使用して印刷が可能で、か
つ、特別の機械を使用することなく封止可能な封書用紙
を提供する。 【解決手段】 第1基材と第2基材が、全面に塗布され
た粘着剤層を介して積層された封書用紙(8)であっ
て、当該封書用紙の粘着紙表面(9)の少なくとも一部
分には宛名表示部を設け、また、当該封書用紙の剥離紙
表面(10)の少なくとも一部分には情報表示部を設
け、さらに、前記剥離紙の一辺側端部に、当該辺に沿っ
て延びる抜き加工線(12)を施したものであって、前
記抜き加工線側を残して封書用紙(8)が折り畳まれ、
前記抜き加工線に囲まれた前記剥離紙の一部分(13)
を取り除き、これにより露出する前記粘着剤層の一部分
が、封書用紙(8)の折り畳みにより対面した前記粘着
紙表面と粘着することにより封止される封書用紙であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は用紙を折り畳み封
止することにより封書が得られる封書用紙、及びこれよ
り作られる封書に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 印刷機や複写機の発展により、家庭や
一般の事務所で少量の文書印刷が手軽にできるようにな
り、これを利用した秘匿情報の伝達に適した封書用紙の
必要性、また、少量のダイレクトメールの印刷や発送に
適した封書用紙の必要性が高まっている。このような用
紙として、従来、1枚の用紙基材からなり、伝達すべき
情報や宛名などを印字した後に折り畳み封止することに
より封書が得られる封書用紙が知られている。
【0003】例えば、特開平1−11848号公報に
は、折り目ミシン目を介して連設された封書上紙片と封
書中紙片と封書下紙片からなる封書フォームに印字した
後に、折り機にて三つ折にしたのち、圧着ローラーと熱
ローラーにより接着剤を活性化し、封止する封書の作成
方法が記載されている。また、特開平8−230360
号公報には、同様な封書フォームであって自己接着性熱
可塑性接着剤を使用した圧着、熱ローラーによる熱シー
ル製品が記載されている。さらに、特開平8−2821
59号公報には、ワードプロセッサや複写機等の出力に
用いることができ、しかも封緘する際に糊などの貼付剤
塗布作業を必要としない特殊封筒書簡用ブランクスが開
示され、また、特開平11−170741号公報には、
プリンターなどで印字される際に紙詰まりを起こしにく
くする目的で基材用紙の全面にのり付けする封書用紙が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、加圧や加熱
を使って封筒を封止するには、特別の機械である圧着ロ
ーラーや熱ローラーを必要とする。また、前記特殊封筒
書簡用ブランクス(特開平8−282159号公報)は
一枚の基材からなる用紙に予め部分的に接着剤を塗布す
るものであるから、当該接着剤を剥離紙で覆う必要があ
り、ワードプロセッサや複写機等の紙送りや通紙に関し
ては改良の余地があり、また、部分的な接着剤の塗布加
工に手間と時間がかかる問題点があった。さらに、前記
封書用紙(特開平11−170741号公報)は、表面
全面にのり付けするものであるが、この用紙の裏面にも
部分的なのり付けを必要とし、当該裏面ののり付け部を
剥離紙で覆う必要があって、前記ブランクスと同様に一
般用プリンターの紙送りや通紙に関しては改良の余地が
あり、また、部分的な接着剤の塗布加工に手間と時間が
かかる問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、家庭や一般事務所で汎
用されているインクジェットプリンターやレーザープリ
ンターで、通紙、紙送りに問題なく、印刷、印字できる
封書用フォームを提供するものである。また、本発明は
印字、印刷、筆記した封書用紙を、特別の機械を使用す
ることなく、手軽に封止することのできる封書用紙を提
供するものである。また、本発明は封止された封書の受
領者が容易に開封可能な封書用紙を提供するものであ
る。
【0006】さらに、本発明は印刷、印字、筆記時に、
封止時に封筒内側となり秘匿される情報表示面と、封止
時に外側となる宛名表示面が容易に区別可能な封書用紙
を提供するものである。
【0007】本発明の封書用紙は汎用小型のインクジェ
ットプリンターやレーザープリンターを使用する少量印
刷少量発信に適するものであるが、所望により高速輪転
インクジェットプリンティングシステムなどの専用印刷
機、折り畳み機等を使用する大規模なダイレクトメール
の発信に使用することも可能である。また、本発明はミ
ラーを使ったアナログ方式や液晶シャッター方式を含
む、トナー粒子を基材上に融着させる形式のすべての電
子写真式印刷機や電子写真式複写機に適用できるが、そ
れらに限定されるものではなく、衝撃性のような他のタ
イプの印刷機を使用しての印刷も可能な封書用紙を提供
するものである。
【0008】さらに、本発明は封書を作るものである
が、当該封書は郵送するものに限られず、例えば、人事
情報や健康診断結果などの医学上の情報などの個人情報
を手渡しで伝達する場合にも好適な伝達手段となる封書
を提供するものである。
【0009】また、本発明は所望により他の印刷物など
が容易に同封可能となる封書を提供するものである。ま
た、本発明は、要求される場合には、封書の一部分をタ
ックシールとして利用可能な封書用紙を提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本発明者は、上述の状
況に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、従来一枚の基材から
構成されていた封書用紙を2枚の基材で構成してこれを
粘着シート状とし、その両面を宛名、情報の表示に用い
ることに想到し、本発明をなすにいたった。
【0011】すなわち、請求項1にかかる封書用紙は、
折り畳まれて封書となる封書用紙において、第1基材
(1)の裏面全面に粘着剤層(2)を設けた粘着紙
(3)と、第2基材(4)の裏面全面に剥離剤層(6)
を設けた剥離紙(7)とが、前記粘着剤層と前記剥離剤
層とを接して積層された封書用紙(8)であって、当該
封書用紙の粘着紙表面(9)の少なくとも一部分には宛
名を表示する宛名表示部を設け、また、当該封書用紙の
剥離紙表面(10)の少なくとも一部分には情報を表示
する情報表示部を設け、さらに、前記剥離紙の一辺側端
部に、当該辺に沿って延びる抜き加工線(12)を施し
たものであって、前記抜き加工線側を残して封書用紙
(8)が折り畳まれ、前記抜き加工線に囲まれた前記剥
離紙の一部分(13)を取り除き、これにより露出する
前記粘着剤層の一部分が、封書用紙(8)の折り畳みに
より対面した前記粘着紙表面と粘着することにより封止
される構成を採用したものである。
【0012】請求項2にかかる封書用紙は、請求項1に
記載の封書用紙において、前記封書用紙は長方形であ
り、前記抜き加工側の1辺(11)は当該長方形の短辺
であり、前記封書用紙の前記剥離紙表面には、当該辺
(11)に平行な2本の折り曲げ用加工線(21、2
2)が施され、当該剥離紙表面は当該折り曲げ用加工線
により、辺(11)に近い側から第1情報表示部(2
3)、第2情報表示部(24)、第3情報表示部(2
5)に略均等に区分され、当該剥離紙の一部分であっ
て、当該第3情報表示部又は当該第2情報表示部のいず
れか一方の、前記折り曲げ用加工線に垂直な2辺(2
8、29)の側端部に、当該辺(28、29)に沿って
延びる抜き加工線(30、31)を施し、かつ、当該剥
離紙の他の一部分であって、当該第1情報表示部の前記
折り曲げ用加工線に垂直な2辺(32、33)の側端部
に、当該辺(32、33)に沿って延びる抜き加工線
(34、35)を施し、前記第2情報表示部(24)と
前記第3情報表示部(25)の間の折り曲げ用加工線
(22)を谷折し、つづいて前記第3情報表示部又は前
記第2情報表示部の前記抜き加工線(30、31)で囲
まれた2つの剥離紙片(36、37)を取り除き、これ
により露出する前記粘着剤層の一部分が、前記谷折によ
り対面した第2情報表示部又は第3情報表示部の前記剥
離紙表面の一部と粘着し、ついで、前記第1情報表示部
(23)と前記第2情報表示部(24)の間の折り曲げ
用加工線(21)を谷折し、つづいて前記第1情報表示
部の前記抜き加工線(34、35)で囲まれた2つの剥
離紙片(38、39)を取り除き、これにより露出する
前記粘着剤層の一部分が、前記谷折により対面した第3
情報表示部の裏面にある前記粘着紙表面の一部と粘着
し、前記抜き加工線(12)で囲まれた剥離紙片(1
3)の剥離、粘着による前記の封止と相まって当該封書
を封止する構成を採用したものである。
【0013】請求項3にかかる封書用紙は、請求項2に
記載の封書用紙において、前記封書用紙(8)の長辺と
平行に、かつ、前記抜き加工線(30、34)または
(31、35)よりも内側であってかつその近傍に前記
剥離紙と前記粘着紙を貫通する2本の切り取りミシン目
(40、41)を設け、また、前記封書用紙(8)の短
辺と平行に、かつ、前記抜き加工線(12)よりも内側
であってかつその近傍に前記剥離紙と前記粘着紙を貫通
する2本の開封ミシン目(42、43)を設けた構成を
採用したものである。
【0014】請求項4にかかる封書用紙は、前記封書用
紙に情報表示側表面または宛名表示側表面を示す表示を
設けた構成を採用したものである。請求項5にかかる封
書用紙は、第1基材と第2基材の地色を変えた構成を付
加したものである。請求項6にかかる封書用紙は、前記
粘着紙の一部分に抜き加工を施し、当該抜き加工線で囲
まれた粘着紙の一部分がタックラベルとして使用可能と
なる構成を付加したものである。
【0015】請求項7にかかる封書は、封書用紙が折り
畳まれた封書において、第1基材(1)の裏面全面に粘
着剤層(2)を設けた粘着紙(3)と、第2基材(4)
の裏面全面に剥離剤層(6)を設けた剥離紙(7)と
が、前記粘着剤層と前記剥離剤層とを接して積層され、
かつ、長方形の封書用紙(8)からなり、当該封書用紙
(8)が折り畳まれ、当該折り畳みに残された辺の側端
部にある前記剥離紙(7)の一部分が、当該辺に沿って
延びる形状に取り除かれ、これにより露出する前記粘着
剤層の一部分が、封書用紙(8)の前記折り畳みにより
対面した粘着紙表面(9)と粘着することにより封止さ
れているものであって、当該折り畳まれた封書の外形部
分となる粘着紙表面(9)の少なくとも一部分には宛名
が表示されており、かつ、当該折り畳まれた封書の内面
部分となる剥離紙表面の少なくとも一部分には情報が表
示されている構成を採用したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下に本発明の構成部分の作用
を説明する。
【0017】請求項1の発明では、封書を封止するため
の粘着剤は封書用紙の全面に塗布されていて、かつ、粘
着剤の保護紙たる剥離紙もまた封書用紙の全面に設けら
れている。従って、封書用紙は全面が均等な厚みを有
し、また、表面裏面ともに粘着剤の露出が無いので、プ
リンター出力用紙に使用する場合の紙送り、通紙がスム
ーズにおこなわれる。
【0018】本発明の第2基材は、その裏面全面に剥離
剤層が設けられているものの、その主たる役割は情報表
示である。しかも、封止されて封書となったときに秘匿
される情報表示面はこの剥離紙たる第2基材である。ま
た、当該第2基材はほんの一部分が剥離紙片として捨て
られるにすぎない。また、剥離紙表面(10)は、請求
項2にかかる発明においては、第2剥離紙片(36)、
第3剥離紙片(37)の剥離により露出する粘着剤層と
粘着し、封書を封止する役目も担っている。
【0019】請求項1にかかる本発明の粘着紙表面
(9)は、第1剥離紙片(13)の剥離により露出する
粘着剤と粘着して封書を封止する。さらに請求項2にか
かる本発明の粘着紙表面(9)は、第4剥離紙片(3
8)と第5剥離紙片(39)の剥離により露出する粘着
剤層と粘着して封書を封止する。本発明においては、粘
着紙表面は宛名表示や情報表示の役割のみならず、粘着
剤が粘着する表面としても作用する。
【0020】請求項2にかかる発明において、封書用紙
(8)の長辺側端部に設けられた抜き加工線と、この線
に囲まれた剥離紙片(36、37、38、39)の剥離
により露出する粘着剤層の一部分は、封書の短辺2辺を
封止し、情報表示欄に記載された情報の秘匿を確実にす
る作用をする。
【0021】請求項3にかかる発明において、封書用紙
を三つ折りにして封書にすると、封書用紙の長辺に沿っ
て穿設された切り取りミシン目(40、41)が同一の
位置に重なるので、封書中の粘着されている短辺部分を
前記切り取りミシン目から容易に切り取ることができ
る。また、開封ミシン目(42,43)が2本設けられ
ているので、2本のミシン目に囲まれた部分をテープ状
に切り裂くと、封書が開封される。
【0022】請求項4と請求項5の発明には、封書用紙
の表裏表示が設けられる。この表裏表示は、本封書用紙
が両面に印字、印刷、筆記が可能なことに鑑み設けられ
るもので、特に封書用紙をプリンターにセットするにあ
たり、封書用紙の表裏を容易に判別可能とするものであ
る。
【0023】請求項6にかかる発明は、粘着紙表面に記
録された情報をタックシールとして移設可能にするもの
である。例えば、このタックシールを手帳、電話機、文
具等に貼付することを企画したものである。
【0024】続いて、本発明の実施の形態を説明する。
【0025】本発明の封書用紙は、第1基材と第2基材
からなる粘着シートであり、粘着シートの表面、裏面
は、ともに印刷、印字、筆記等により宛名や情報が記載
される。よって、第1基材と第2基材の選択は、まず、
情報記録の容易性が考慮される。すなわち、第1基材と
第2基材として、上質紙、アート紙、つや消しコート
紙、キャストコート紙、合成紙、色上質紙など従来粘着
シートの印刷側原紙として使用されている紙が使用可能
である。また、塗工加工をしたポリエステルフィルムを
使用することもでき、本明細書中の用語「紙」には、こ
のようなフィルムも含まれる。
【0026】ただし、従来剥離紙の原紙として多用され
ているクラフト紙、グラシン紙、クレーコート紙、ポリ
ラミ紙等の中には印刷特性の面から本発明の第1基材や
第2基材には適さないものがある。また、粘着シート作
成の最終段階で、乾燥のため熱をかけるので基材には耐
熱性が必要であり、その他に封書としての引張強さ、耐
折強さ、封止のための表面強度などが必要であり、ま
た、第2基材には剥離紙としての引張り強さも要求され
るが、上記した紙であれば、通常、これらの要件が満足
される。
【0027】さらに、粘着シートの厚さは、通常、50
μm〜400μm、好ましくは65μm〜350μm、
特に好ましくは85μm〜300μmである。厚さがこ
の範囲にあると、大部分のプリンターでは、その給紙や
紙送りがスムーズに行われる。従って第1基材と第2基
材の厚さは、特定の2枚の組合せとして、合計の厚さが
通常50μm〜400μm、好ましくは65μm〜35
0μm、特に好ましくは85μm〜300μmである。
第1基材と第2基材を個別に考えるとその厚さは、25
μm〜250μmであることが特に好ましい。以上の厚
さの議論は10%程度の個々の基材の厚さのバラつきを
考慮したものである。
【0028】第1基材と第2基材から粘着シートを作る
には公知の方法が使用できる。すなわち、第2基材の裏
面全面にシリコン化合物やフッ素化合物からなる剥離剤
を塗布して剥離剤層(6)が設けられる。また、剥離剤
層形成の前に、第2基材にバリヤ層を設けてもよい。バ
リヤ層は公知の方法すなわち、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、アクリル系樹脂やポリビニルアルコール等を塗
布して形成される。続いて、剥離剤層を付けた剥離紙
(7)に、溶剤型粘着剤、エマルジョン型粘着剤などが
塗布され、その上に第1基材が重ねられ、乾燥されて粘
着シートが出来上がる。この粘着シートを剥離すると、
粘着剤層(2)は粘着紙(3)側に移行する。
【0029】こうして出来た粘着シートが封書用紙
(8)に使用される。その形状は任意であり、長方形、
正方形、多角形、円形にして用いることができ、また、
自然物や建築物をかたどったものなど意匠を凝らして使
用することもできる。しかし、後の印刷工程を考えると
通常長方形が好ましく、一般事務用や家庭用のプリンタ
ーを使用しての印刷の観点から、その形状と大きさは、
B4判、A4判、B5判であることが好ましい。さら
に、現状の郵送料金を考慮すると3つ折で書状の定形郵
便物の大きさになるA4判と、重なり部分を少なくする
と3つ折で書状定型郵便物の大きさが可能なB5判がい
っそう好ましい。そして記載可能な情報量を多くするこ
とができる観点から、その形状と大きさはA4判が最も
好ましい。
【0030】本発明において、粘着紙表面(9)の少な
くとも一部分に設ける宛名表示部とは宛名の印字または
筆記が可能な場所をいう。当該宛名表示部は、通常は、
白色または薄い地色である。これは黒色等の濃い色のイ
ンキで宛名の表示をすれば、判読が容易となるからであ
る。しかし、当該宛名表示部は、濃い地色で塗られてい
てもよく、この場合には白色等の薄い色のインキで宛名
の表示をすれば、判読が可能となる。さらに、宛名表示
部は、封書用紙が折り畳まれたときに封書の外形部分を
形成する部分である。本発明において、剥離紙表面(1
0)の少なくとも一部分に設ける情報表示部とは情報の
印字または筆記が可能な場所をいう。当該情報表示部
は、通常は、白色または薄い地色である。これは黒色等
の濃い色のインキで宛名の表示をすれば判読が可能とな
るからである。しかし、当該情報表示部は、濃い地色で
塗られていてもよく、この場合には白色等の薄い色のイ
ンキで宛名の表示をすれば、判読が可能となる。
【0031】本発明において、宛名表示部に記入する宛
名とは、名宛人と送り主のどちらか一方または双方の宛
名をいう。さらに、宛名とは住所、氏名を意味する場合
もあり、また、特定個人に予め与えられた番号のみを意
味する場合もある。本発明にかかる封書を郵送する場合
には、宛名表示として、郵便番号、住所、氏名が必要と
なるし、宅配便の場合には所望により、住所、電話番
号、氏名が必要となり、会社などの特定のグループ内で
の封書の伝達であれば、ID番号のみで個人が特定可能
な場合もある。
【0032】本発明において、情報表示部に記入する情
報とは、人事情報、健康診断結果等の個人情報として秘
匿が必要な情報と、たとえば特定会社の広告宣伝用メッ
セージ等の秘匿が不要な情報を含む。
【0033】剥離紙の一辺端部の抜き加工は第2図中1
2で示すように封書用紙(8)の辺を使用すれば、1本
の直線の加工で済むこと、また封止に際して用紙の端か
ら封が可能となることから、最端部に設けるのが望まし
い。本発明において「抜き加工線で囲まれた剥離紙片」
とは、「その外縁全周が抜き加工線に囲まれている剥離
紙片」と、「その外縁の一部が抜き加工線であり、残り
の外縁が封書用紙の辺と共通する剥離紙片」を含むもの
である。
【0034】しかしながら、端部分を辺に沿って封止可
能となるのであれば、前記抜き加工はどのようにも設け
ることも可能である。例えば辺11に沿って円形状やハ
ート形状の抜き加工線を複数設けてもよく、また、辺1
1を波型にした場合には辺に沿って波状線にすることも
任意である。さらに、辺の全長に設けることも、辺の最
端部を少し残して抜き加工線を設けることもできる。ま
た、抜き加工線とは、第1基材と第2基材が積層してな
る粘着シートにおいて、第2基材のみを貫通する切断
線、または、第1基材のみを貫通する切断線をいう。
【0035】折り畳みは、剥離紙表面(10)が封書の
内面に隠れるように折り目を2以上設ける。第1剥離紙
片(13)の剥離により露出する粘着剤層が第1基材の
表面に粘着するのであれば谷折を重ねて巻き込むも、順
次山、谷降りを繰り返して紙を巻き込むも、最初に約半
分に折った後に細かく折り畳むも、その他の方法で折り
畳むも任意である。
【0036】封書用紙(8)の折り曲げ用加工はミシン
目の穿設や押さえ線を入れることで行われる。その加工
にあたっては、剥離紙のみ、または、粘着紙のみに加工
線を設けてもよく、また、剥離紙、粘着紙を貫通してミ
シン目を設けることも任意である。しかし、折り曲げの
作業性からミシン目の穿設が好ましい。
【0037】切り取りミシン目と開封ミシン目はいずれ
も封書用紙をその部分で切り離す必要性から剥離紙、粘
着紙を貫通して設けることが好ましい。2本の開封ミシ
ン目は平行して設けることが好ましく、その間隔は通常
3mm以上、好ましくは5mm〜25mm、最も好まし
くは8mm〜15mmである。ミシン目を設ける際、該
ミシン目の裏側にできる凹凸をローラーなどで押えても
よい。凹凸を押えるとかさばらないので保管に都合がよ
くまたプリンターの通紙特性も向上する。
【0038】封書を三つ折にする場合は、第1情報表示
部の幅は、第2情報表示部の幅よりもやや小さく、第3
情報表示部の幅と略同じである。このようにすれば、情
報表示部に記載された情報を効率よく秘匿することがで
きる。
【0039】本発明において、PPC用紙とは、熱ロー
ルによりトナーを定着させる形式の印刷機や複写機、す
なわち、レーザープリンターや電子写真式複写機に適し
た紙をいう。通常、PPC用紙は、トナーの溶融定着の
ために表面が多少ざらつき、また帯電のための電気特性
が付与されている。本発明において、インクジェット記
録用紙とは、インク滴を紙に飛ばして記録を行うインク
ジェット記録方式のプリンターに適した紙をいう。通
常、インクジェット記録用紙の表面は素早いインクの吸
収性、耐水性、耐侯性が付与されており、また、インク
ドットが真円に近い、フェザリングが出にくい、ドット
の濃度が高い等の特徴を有する。
【0040】本発明の封書用紙の表裏いずれかの一部分
には、表裏表示手段を設けることができ、これらは、伝
達情報を印字する前に、予め文字や記号を印字したり、
部分着色しておくことで可能となる。たとえば、宛名表
示部には切手貼付け欄や郵便番号記入枠を印字しておく
ことができ、これらの印字は封書用紙の表裏、つまり、
情報表示部と宛名表示部の判別に役立つ。また、2本の
開封ミシン目で囲まれた部分の粘着紙表面に赤や青など
の色で開封部分と印刷しておけば、この印刷面が宛名表
示面であることが明らかになる。さらに、剥離紙片を着
色しておくこともできる。
【0041】さらに、第1基材と第2基材の地色を変え
て粘着シートを作成すると上記同様封書用紙の表裏を判
別するに役に立つ。例えば第1基材は白色、第2基材は
淡い青色の組合せとしたり、第1基材は淡い赤色、第2
基材はクリーム色とする組合せとすることができる。さ
らに、本発明において、「地色を変える」ことには、第
1、第2基材を雲や波の字模様が入った紙とすることも
含まれる。
【0042】本発明において、「抜き加工線に囲まれた
粘着紙片」とは、「その外縁全周が抜き加工線に囲まれ
ている粘着紙片」と、「その外縁の一部が抜き加工線で
あり、残りの外縁が封書用紙の辺と共通する粘着紙片」
と、「その外縁の一部が抜き加工線であり、残りの外縁
が切取りミシン目又は開封ミシン目と共通する粘着紙
片」を含むものである。しかし、タックシールの美観か
ら、当該粘着紙片はその外縁全周が抜き加工線に囲まれ
ていることが望ましい。
【0043】
【実施例】 以下に実施例により、本発明にかかる封書
用紙をさらに説明する。この発明の実施例に記載されて
いる部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置など
は、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲
をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説
明例にすぎない。
【0044】実施例で得られる粘着シートの粘着性の測
定法は、JIS−Z−0237に準じて行った。すなわ
ち、粘着力は180度引き剥がし法、ボールタックは
J.Dow法、剥離力はT型剥離法により測定し、ま
た、保持力は荷重1000gfの条件下にて測定した。
以下、図1と図2を参照しながら、本発明の第1実施例
を説明する。図1は第1実施例の封書用紙の拡大断面
図、図2は第1実施例の封書用紙の剥離紙表面側平面図
である。
【0045】第1基材1は、厚さ89μmのインクジェ
ット記録用紙を使用し、第2基材4は厚さ65μmの上
質紙を使用した。第2基材にはバリヤ層とシリコン剥離
層6が形成されている。この剥離紙7にアクリル系粘着
剤エマルジョンを15g/m を塗布し、その上に第1
基材1を重ねて乾燥させた。その粘着性測定値は、以下
の値であった。 粘着力 2000±400gf/25mm ボールタック NO. 9±2 剥離力 50±30gf/100mm 保持力 1時間ズレ無し
【0046】この粘着紙シートをA4判(210mm×
297mm)に切断し封書用紙8とした。封書用紙8の
剥離紙表面10には、一方の辺11から内側に7mmの
位置で辺11に平行に抜き加工線12を設けた。この抜
き加工線12と辺11さらに辺11に垂直な2辺の一部
に囲まれて第1剥離紙片13が形成される。
【0047】この封書用紙8をインクジェットプリンタ
ーにセットし、剥離紙表面10に情報を印刷した。ま
た、インクジェットプリンターにより粘着紙表面9に情
報と宛名を印刷した。宛名は封止された状態で封書の外
形部分に位置する、辺11に近い部分に印刷した。
【0048】次に、封書用紙8を辺14から巻き込むよ
うに折り、第1剥離紙片13を取り除き、これにより露
出した粘着剤層を、折り畳みにより対面した粘着紙表面
9の一部分に粘着し、封書が封止された。
【0049】続いて、本発明の第2実施例である封書用
紙について、図面を参照して説明する。図3は第2実施
例の封書用紙の剥離紙表面側平面図であり、図4は第2
実施例の封書用紙の粘着紙表面側平面図である。図中
で、第1実施例と同じ部材や部分には同じ番号を付して
いる。
【0050】第1基材(1)は厚さ100μmのPPC
用紙を使用し、第2基材(4)は厚さ65μmの上質紙
を使用した。第2基材にはバリヤ層とシリコン剥離層
(6)が形成されている。この剥離紙(7)にアクリル
系粘着剤エマルジョンを15g/m3を塗布し、その上
に第1基材(1)を重ねて乾燥させた。その粘着性測定
値は、以下の値であった。 粘着力(SUS) 1700±300gf/25mm ボールタック NO. 9±2 剥離力 50±30gf/100mm 保持力 1時間ズレ無し
【0051】この粘着紙シートをA4判(210mm×
297mm)に切断し封書用紙8とした。封書用紙8は
上から第1情報表示部23に折り曲げ用加工線21を介
して第2情報表示部24、さらに折り曲げ用加工線22
を介して第3情報表示部25を順次連接した粘着シート
である。ここで、第1情報表示部の長さW1は100m
m、第2情報表示部の長さW2は102mm、第3情報
表示部の長さW3は95mmである。
【0052】第1情報表示部の剥離紙にはその辺11に
沿って抜き加工線12、さらに辺11に垂直な短辺3
2、33に沿って抜き加工線34、35が設けられる。
抜き加工線と用紙の外周辺に囲まれる部分は剥離紙片で
あり、第1剥離紙片13、第4剥離紙片38、第5剥離
紙片39が形成される。当該3つの剥離紙片はいずれも
幅7mmであり、第1剥離紙片は辺11と同じ長さ、第
4、第5剥離紙片は辺11から折り曲げ用加工線21に
向かってその直前3mmのところまで延びている。この
3mmの余裕は、封止の際のズレを吸収する働きをす
る。特に、本封書用紙から出来る封書に、他の書面や紙
幣等を挿入した場合に、対面する紙面のズレを吸収し、
しわや破れを防ぐ働きをする。
【0053】なお、説明の都合上、第1、第4、第5の
剥離紙片に分け説明しているが、これらの紙片は一体に
つながっていて、一の動作で剥離可能である。後に述べ
る切り取りミシン目40、41が介在しているがミシン
目であるのでアンカット部分が残っており、一体として
剥離可能である。
【0054】第3情報表示部25の左右には、抜き加工
線30、31が設けられ、剥離紙の一部は第2剥離紙片
36と第3剥離紙片37に切断されている。第2剥離紙
片36と第3剥離紙片37は幅7mmであり、下辺14
から折り曲げ用加工線22に向かってその直前3mmの
位置まで延びている。この3mmの余裕は前記同様対面
する紙面のズレを吸収するものである。
【0055】本第2実施例では、抜き加工線30、31
は第3情報表示部25の一部分に設けたが、第2情報表
示部24の左右端部に設けることも可能である。
【0056】封書用紙8の長辺に沿って外周から10m
mの位置に2本の切り取りミシン目40、41が設けら
れている。このミシン目はカット3mmアンカット1m
mであり、カット部分は剥離紙から粘着紙を貫通してい
る。
【0057】また、第1情報表示部には前記抜き加工線
12から下方3mmと13mmに辺11に平行な2本の
開封ミシン目42、43が設けられている。このミシン
目はカット0.25mmアンカット0.25mmのマイ
クロミシン目であり、カット部分は剥離紙から粘着紙を
貫通している。開封ミシン目42、43は前記切り取り
ミシン目40、41と交差して切り取りミシン目の左右
側へそれぞれ1mmずつ出ている。
【0058】封書用紙8の粘着紙表面9は、折り曲げ用
加工線21、22により、辺11に近い側から順次、第
1宛名表示部51、第2宛名表示部52、第4情報表示
部53に分けられている。宛名は第1宛名表示部51又
は第2宛名表示部のどちらかに表示することができる。
【0059】第2実施例の場合には、第2宛名表示部は
封書の受取人を表示する部分である。ここには、切手貼
付け欄55と郵便番号欄56が印刷されている。第1宛
名表示部51は差出人の表示場所であり、通常、差出人
の表示は大きな場所を必要としないので、所望により、
差出人の表示以外の情報を表示することもできる。開封
ミシン目42と43にはさまれた着色部分54は濃青色
に着色されていて、白抜き文字で「切り取り」と印字さ
れている。当該着色と文字からこの面が宛名表示面であ
ることが容易に判別できる。
【0060】57と58は粘着紙表面に設けられた抜き
加工線であり、この加工線の中に写真、絵、番号等を印
刷すれば、封書の受取人は所望により、この粘着紙の一
部分をタックシールとして、他の場所に貼り付けること
ができる。
【0061】次に、本封書用紙の使用法を説明する。封
書用紙8をプリンターにセットし、情報表示部に情報を
印刷する。続いて、裏面の宛名表示部にプリンターによ
り宛名情報、場合により差出人情報、追加の情報などを
印刷する。第1基材にPPC用紙を使用しているのでレ
ーザプリンターの使用が好適である。所望により、抜き
加工線57、58の中にシール上に表示すべき情報を印
刷する。
【0062】次に、折り曲げ用加工線22を剥離紙表面
からみて谷折し、第2剥離紙片36、第3剥離紙片37
を取り除き、露出する粘着剤層により第2情報表示部2
4の左右側端部と貼り合わせる。ついで、所望により、
ここでできた袋部に他の印刷物などを入れる。続いて、
折り曲げ用加工線21を剥離紙表面からみて谷折し、第
4剥離紙片38、第1剥離紙片13、第5剥離紙片39
を取り除き、露出する粘着剤層の一部を第4情報表示部
53の一部と貼り合わせる。これにより、切り取りミシ
ン目40はその3部分が重ね合わされた状態で封止さ
れ、同様に、切り取りミシン目41はその3部分が重ね
合わされた状態で封止される。
【0063】封書用紙8を折り曲げ加工線21、22で
略3つ折にして作成した封書は縦210mm横102m
m重さ約9グラムであり、定形郵便料金で発信すること
ができる。
【0064】このように封止された封書の受領者は、ま
ず、封書短辺側の重なりあった切り取りミシン目で封書
を切り離す。ついで開封ミシン目のステッチをひくよう
にテープ状に封書長辺を切り離し開封する。
【0065】本発明は第1基材、第2基材ともにインク
ジェト記録用紙を使用することにより好適に実施するこ
とができる。この場合は、インクジェットプリンターの
使用にふさわしい封書用紙を得ることができる。また、
本発明は第1基材、第2基材ともにPPC用紙を使用す
ることにより好適に実施することができる。この場合
は、レーザープリンターの使用にふさわしい封書用紙を
得ることができる。
【0066】
【発明の効果】 本発明の封書用紙は、家庭や一般事務
所で汎用されているインクジェットプリンターやレーザ
ープリンターで、通紙、紙送りに問題なく、そのまま印
刷、印字ができる。また、印字、印刷、筆記した封書用
紙を、特別の機械を使用することなく手軽に封止するこ
とができる。また、本発明にかかる封書は容易に開封す
ることができる。
【0067】さらに、本発明は、印刷、印字、筆記時
に、情報表示面と宛名表示面が容易に判別可能である。
また、本発明の封書用紙から出来上がる封書には所望に
より他の印刷物などが容易に同封可能である。加えて、
本封書用紙は、所望により、タックシールを同封するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の封書用紙の断面図であ
る。
【図2】 本発明の第1実施例の封書用紙の剥離紙表面
側平面図である。
【図3】 本発明の第2実施例の封書用紙の剥離紙表面
側平面図である。
【図4】 本発明の第2実施例の封書用紙の粘着紙表面
側平面図である。
【符号の説明】
1 第1基材 2 粘着剤層 3 粘着紙 4 第2基材 6 剥離剤層 7 剥離紙 8 封書用紙 9 粘着紙表面 10 剥離紙表面 11、14 辺 12 抜き加工線 13 第1剥離紙片 21、22 折り曲げ用加工線 23 第1情報表示部 24 第2情報表示部 25 第3情報表示部 28、29、32、33 辺 30、31、34、35 抜き加工線 36 第2剥離紙片 37 第3剥離紙片 38 第4剥離紙片 39 第5剥離紙片 40、41 切り取りミシン目 42、43 開封ミシン目 51 第1宛名表示部 52 第2宛名表示部 53 第4情報表示部 54 着色部分 55 切手貼付け欄 56 郵便番号欄 57、58 抜き加工線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳まれて封書となる封書用紙におい
    て、第1基材(1)の裏面全面に粘着剤層(2)を設け
    た粘着紙(3)と、第2基材(4)の裏面全面に剥離剤
    層(6)を設けた剥離紙(7)とが、前記粘着剤層と前
    記剥離剤層とを接して積層された封書用紙(8)であっ
    て、当該封書用紙の粘着紙表面(9)の少なくとも一部
    分には宛名を表示する宛名表示部を設け、また、当該封
    書用紙の剥離紙表面(10)の少なくとも一部分には情
    報を表示する情報表示部を設け、さらに、前記剥離紙の
    一辺側端部に、当該辺に沿って延びる抜き加工線(1
    2)を施したものであって、前記抜き加工線側を残して
    封書用紙(8)が折り畳まれ、前記抜き加工線に囲まれ
    た前記剥離紙の一部分(13)を取り除き、これにより
    露出する前記粘着剤層の一部分が、封書用紙(8)の折
    り畳みにより対面した前記粘着紙表面と粘着することに
    より封止されることを特徴とする封書用紙。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の封書用紙において、前
    記封書用紙は長方形であり、前記抜き加工側の1辺(1
    1)は当該長方形の短辺であり、前記封書用紙の前記剥
    離紙表面には、当該辺(11)に平行な2本の折り曲げ
    用加工線(21、22)が施され、当該剥離紙表面は当
    該折り曲げ用加工線により、辺(11)に近い側から第
    1情報表示部(23)、第2情報表示部(24)、第3
    情報表示部(25)に略均等に区分され、当該剥離紙の
    一部分であって、当該第3情報表示部又は当該第2情報
    表示部のいずれか一方の、前記折り曲げ用加工線に垂直
    な2辺(28、29)の側端部に、当該辺(28、2
    9)に沿って延びる抜き加工線(30、31)を施し、
    かつ、当該剥離紙の他の一部分であって、当該第1情報
    表示部の前記折り曲げ用加工線に垂直な2辺(32、3
    3)の側端部に、当該辺(32、33)に沿って延びる
    抜き加工線(34、35)を施し、前記第2情報表示部
    (24)と前記第3情報表示部(25)の間の折り曲げ
    用加工線(22)を谷折し、前記第3情報表示部又は前
    記第2情報表示部の前記抜き加工線(30、31)で囲
    まれた2つの剥離紙片(36、37)を取り除き、これ
    により露出する前記粘着剤層の一部分が、前記谷折によ
    り対面した第2情報表示部又は第3情報表示部の前記剥
    離紙表面の一部と粘着し、ついで、前記第1情報表示部
    (23)と前記第2情報表示部(24)の間の折り曲げ
    用加工線(21)を谷折し、前記第1情報表示部の前記
    抜き加工線(34、35)で囲まれた2つの剥離紙片
    (38、39)を取り除き、これにより露出する前記粘
    着剤層の一部分が、前記谷折により対面した第3情報表
    示部の裏面にある前記粘着紙表面の一部と粘着し、前記
    抜き加工線(12)で囲まれた剥離紙片(13)の剥
    離、粘着による前記の封止と相まって当該封書を封止す
    ることを特徴とする封書用紙。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の封書用紙において、前
    記封書用紙(8)の長辺と平行に、かつ、前記抜き加工
    線(30、34)または(31、35)よりも内側であ
    ってかつその近傍に前記剥離紙と前記粘着紙を貫通する
    2本の切り取りミシン目(40、41)を設け、また、
    前記封書用紙(8)の短辺と平行に、かつ、前記抜き加
    工線(12)よりも内側であってかつその近傍に前記剥
    離紙と前記粘着紙を貫通する2本の開封ミシン目(4
    2、43)を設けたことを特徴とする封書用紙。
  4. 【請求項4】 前記封書用紙に情報表示側表面または宛
    名表示側表面を示す表示を設けたことを特徴とする請求
    項1、2、又は3記載の封書用紙。
  5. 【請求項5】 第1基材と第2基材の地色を変えたこと
    を特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の封書用
    紙。
  6. 【請求項6】 前記粘着紙の一部分に抜き加工を施し、
    当該抜き加工線で囲まれた粘着紙の一部分がタックラベ
    ルとして使用可能となっていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5記載の封書用紙。
  7. 【請求項7】 封書用紙が折り畳まれてなる封書におい
    て、第1基材(1)の裏面全面に粘着剤層(2)を設け
    た粘着紙(3)と、第2基材(4)の裏面全面に剥離剤
    層(6)を設けた剥離紙(7)とが、前記粘着剤層と前
    記剥離剤層とを接して積層され、かつ、長方形の封書用
    紙(8)からなり、当該封書用紙(8)が折り畳まれ、
    当該折り畳みに残された辺の側端部にある前記剥離紙
    (7)の一部分が、当該辺に沿って延びる形状に取り除
    かれ、これにより露出する前記粘着剤層の一部分が、封
    書用紙(8)の前記折り畳みにより対面した粘着紙表面
    (9)と粘着することにより封止されているものであっ
    て、当該折り畳まれた封書の外形部分となる粘着紙表面
    (9)の少なくとも一部分には宛名が表示されており、
    かつ、当該折り畳まれた封書の内面部分となる剥離紙表
    面の少なくとも一部分には情報が表示されていることを
    特徴とする封書。
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