JP2010046801A - 3つ折り封書用帳票 - Google Patents

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Abstract

【課題】返信用の封書作成用紙片に記入した個人情報が、外部から認識できない状態で表示できる3つ折り封書用帳票を提供する。
【解決手段】第1のシート状基材と、前記第1のシート状基材と同一寸法で形成され、前記第1のシート状基材上に貼付されている第2のシート状基材とからなり、第1のシート状基材と第2のシート状基材とが重ねられた状態で、横方向に観音折りさせて封筒を作成する3つ折り封書用帳票で、第1のシート状基材は、上下端辺から所定間隔をあけて横方向に切り取りミシンが形成され、更に、横方向に対して略三等分する位置に、それぞれ折り畳み用ミシンが縦方向に形成されて、左側から、第1紙片部、第2紙片部、第3紙片部、に区分けされた紙片部を有し、第1紙片部の上面には、上下端辺及び左側端辺に沿って粘着剤が塗布された粘着剤塗布領域と、前記粘着剤塗布領域を除く領域に接着剤が塗布された接着剤塗布領域とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、横方向に3つに観音折りさせて封筒を作成するための帳票であって、内部に表示された情報を、第三者が外部から透かして盗み見ることができないようにした3つ折り封書用帳票に関する。
従来、住所変更届、講座振替申し込み、アンケート等を郵送にて行なう場合には、封筒に返信用の葉書や、返信用の封筒を書類とともに同封して顧客に送付し、それらを受け取った顧客が、返信用の葉書に必要事項を記入、または同封した封書に必要事項を記入した書類を入れて返送するなどしている。
しかしながら、封筒に返信用の葉書を同封して返送してもらう場合には、返信葉書に記入された内容が第三者に簡単に見られてしまうので、個人情報の漏洩の危険性があると共に、葉書であることから記入スペースに限りがあり返信情報量が少なく、多くの情報を表示する必要がある場合には使用できないという問題がある。
また、封筒を予め同封させて顧客に郵送する場合には、封筒を用意するコストや手間がかかるという問題がある。
また、例えば、入会申込書などの申込書を封書化させて郵送する場合には、図8に示すように、申込者側が不要部分の切り取りを行い、所定部分に糊付けを行なった後に巻き折りすることで、返信用の封書を作成することができるように構成された巻き折り加工用紙30などが知られている。
このような返信用の封書作成用紙を有する巻き折り用紙については、既に種々の仕様のものが知られている。(例えば、特許文献1〜4参照)
特開2002−54323号公報 特開2003−200680号公報 特開2003−432715号公報 特開2006−44080号公報
しかしながら、従来の返信用の封書作成用紙を有する用紙は、返信用の封書を作成する際に、糊代部分に顧客が自分で糊付けを行なわなければならないので不便であるという問題がある。
また、顧客が、返信用の封書作成用紙片に個人情報を直接記入した場合には、筆圧により用紙に凹凸が形成されたり、筆跡が封書の外側から透かして見えたりして、記入事項が認識しやすく、個人情報が漏洩する危険性が高いという問題がある。
そこで、本発明は、返信用の封書を作成する際に、糊代部分に顧客が自分で糊付けを行なう必要がなく、また、顧客が返信用の封書作成用紙片に記入した個人情報が、外部から認識できない状態で表示でき、更に、葉書を使用した場合よりも多くの情報表示スペースを確保することができる3つ折り封書用帳票を提供する。
本発明の3つ折り封書用帳票は、横方向に長い矩形状を有する第1のシート状基材上に、前記第1のシート状基材と同一寸法で形成された第2のシート状基材が貼付された構成を有し、前記第1のシート状基材と前記第2のシート状基材とが重ねられた状態で、横方向に観音折りさせて封筒を作成する3つ折り封書用帳票であって、前記第1のシート状基材は、上下端辺から所定間隔をあけて横方向に切り取りミシンが形成され、更に、横方向に対して略三等分する位置に、それぞれ折り畳み用ミシンが縦方向に形成されて、左側から右側方向に、第1紙片部、第2紙片部、第3紙片部、に区分けされた紙片部を有し、前記第1紙片部の上面には、上下端辺及び左側端辺に沿って粘着剤が塗布された粘着剤塗布領域と、前記粘着剤塗布領域を除く領域に接着剤が塗布された接着剤塗布領域とを有し、前記第2紙片部の上面には、接着剤が塗布された接着剤塗布領域を有し、前記第3紙片部の上面には、上下端辺に沿って粘着剤が塗布された粘着剤塗布領域と、前記粘着剤塗布領域を除く領域に接着剤が塗布された接着剤塗布領域とを有し、前記第2のシート状基材は、前記第1のシート状基材に形成された2本の折り畳み用ミシンと重なる位置に、それぞれ2本の折り畳み用ミシンが形成され、左側から右側方向に、第4紙片部、第5紙片部、第6紙片部、に区分けされた紙片部を有し、前記第4紙片部の裏面には、前記第1紙片部の前記粘着剤塗布領域と重なる領域に剥離剤が塗布された剥離剤塗布領域を有し、また、前記第4紙片部は、前記第1紙片部の前記粘着剤塗布領域と前記接着剤塗布領域との境となる位置と重なる位置に切り込み線が形成され、前記第5紙片部は、前記第2紙片部に形成された2本の切り取りミシンと重なる位置に、それぞれ2本の切り取りミシンが形成され、前記第6紙片部の裏面には、前記第3紙片部の前記粘着剤塗布領域と重なる領域に剥離剤が塗布された剥離剤塗布領域を有し、また、前記第6紙片部は、前記第3紙片部の前記粘着剤塗布領域と前記接着剤塗布領域との境となる位置と重なる位置に切り込み線が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の3つ折り封書用帳票は、前記第5紙片部の表面側に、前記3つ折り封書用帳票で作成された封書の宛先記載部が設けられていることを特徴とする。
したがって、本発明の3つ折り封書用帳票は、第2のシート状基材に形成された切り込み線から区分けされる外側の部分を剥離させることで、予め塗布された粘着剤を用いて、観音折りさせて3つ折り封書を作成できるので、返信用の封書を作成する際に、糊代部分に顧客が自分で糊付けを行なう必要がなく封書の作成を行なうことができ、また、第1のシート状基材と第2のシート状基材とが重ね合わされた構成を有していることから、顧客が返信用の封書作成用紙片に記入した個人情報を、外部から認識できない状態で送ることができ、更に、葉書を使用した場合よりも多くの情報表示スペースを確保することができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票を図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票を表面側から見た場合の平面図であり、図2には、本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票を横方向に裏返した状態を示す平面図であり、図3は、本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票を表面側から見た場合であって、第1のシート状基材と第2のシート状基材とを分離させた状態を示す平面図であり、図4は、本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票を横方向に裏返した状態とし、更に、第1のシート状基材と第2のシート状基材とを分離させた状態を示す平面図であり、図5は、図1のA−A線断面図であり、図6は、図1のB−B線断面図であり、図7は、本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票の使用方法を説明する図であり、図8は、従来の入会申込書などの申込書を封書化させて郵送する場合に用いる封書用帳票の平面図である。
実施形態に係る3つ折り封書用帳票1は、図1乃至図5に示すように、横方向に長い矩形状を有する第1のシート状基材2上に、前記第1のシート状基材2と同一寸法で形成された第2のシート状基材3が貼付された構成を有し、前記第1のシート状基材2と前記第2のシート状基材3とが重ねられた構成を有している。
そして、3つ折り封書用帳票1から封筒を作成する場合には、第1のシート状基材2と第2のシート状基材3とが重ねられた状態で横方向に観音折りさせた後に接着させて封筒を作成する
尚、図1の平面図では、第2のシート状基材3が、第1のシート状基材2上に貼付されていることから第2のシート状基材3の表面側だけが示されている。
図3には、3つ折り封書用帳票1の構成をわかりやすくするために、第1のシート状基材2から第2のシート状基材3を剥離させて分離させた状態を示す平面図が示されている。
図3に示すように、第1のシート状基材2の上下端縁付近には、各々上下端辺から所定間隔をあけて横方向に切り取りミシン4a,4bが形成されている。
また、図5の断面図に示すように、第1のシート状基材2は、略等間隔に3つ折りすることで区分けされる紙片として、左側から順番に、第1紙片部2a、第2紙片部2b、第3紙片部2c、に区分けされた紙片部を有し、また、第1のシート状基材2上に重ねられた第2のシート状基材3は、略等間隔に3つ折りすることで区分けされる紙片として、左側から順番に、第4紙片部3a、第5紙片部3b、第6紙片部3c、に区分けされた紙片部を有する。
図3に示すように、第1のシート状基材2の第1紙片部2aの上面には、上下端辺及び左側端辺に沿って粘着剤5が塗布された粘着剤塗布領域を有している。
また、第1紙片部2aの上面の粘着剤5が塗布された粘着剤塗布領域を除く領域には、接着剤6が塗布された接着剤塗布領域を有している。
次に、第1のシート状基材2の第2紙片部2bの上面には、接着剤7が塗布された接着剤塗布領域を有している。
更に、第1のシート状基材2の第3紙片部2cの上面には、上下端辺に沿って粘着剤8が塗布された粘着剤塗布領域と、前記粘着剤8が塗布された粘着剤塗布領域を除く領域に接着剤9が塗布された接着剤塗布領域とを有している。
第1のシート状基材2には、横方向の寸法を略3等分する位置に、縦方向に折り畳み用ミシン10a,10bが平行して形成されている。
また、第2のシート状基材3にも、第1のシート状基材2に形成された折り畳み用ミシン10a,10bと重なる位置に、それぞれ折り畳み用ミシン11a,11bが形成されている。
第2のシート状基材3の第4紙片部3aの裏面には、第1のシート状基材2の第1紙片部2aの粘着剤5が塗布された粘着剤塗布領域と重なる領域に、剥離剤12が塗布された剥離剤塗布領域を有している。
また、第2のシート状基材3の第4紙片部3aは、第1のシート状基材2の第1紙片部2aの粘着剤5が塗布された粘着剤塗布領域と、接着剤6が塗布された接着剤塗布領域との境となる位置とが重なる位置に、切り込み線13が形成されている。
第2のシート状基材3の第5紙片部3bは、第1のシート状基材2の第2紙片部2bに形成された2本の切り取りミシン4a,4bと重なる位置に、それぞれ2本の切り取りミシン14a,14bが形成されている。
また、第2のシート状基材3の第6紙片部3cの裏面には、第1のシート状基材2の第3紙片部2cの粘着剤8が塗布された粘着剤塗布領域と重なる2つの領域に、剥離剤20が塗布された剥離剤塗布領域を有している。
更に、第6紙片部3cは、第1のシート状基材2の第3紙片部2cの粘着剤8が塗布された粘着剤塗布領域と、接着剤9が塗布された接着剤塗布領域との境となる位置と重なる位置に、横方向に切り込み線16a,16bが平行して形成されている。
また、第1のシート状基材2の第1紙片部2aには、第2のシート状基材3の第4紙片部3aに形成された切り込み線13と重なる位置に、縦方向の切り取りミシン17が形成されている。
更に、第1のシート状基材2の第1紙片部2aには、横方向の切り取りミシン4aと、縦方向の切り取りミシン17とが交差する角部分に、三角形状の切り欠き部18が設けられている。
この三角形状の切り欠き部18は、3つ折り封書用帳票1を3つ折りして密封した封書を作成した後において、開封する際に、切り欠き部18から指を引っ掛けることで開封を行いやすいように設けられている。
また、第2のシート状基材3の第5紙片部3bの表面側には、3つ折り封書用帳票で作成された封書を郵送する際に宛名情報を記載する宛先記載部19が設けられている。
次に、3つ折り封書用帳票1の使用方法を、図7に基づいて説明する。
3つ折り封書用帳票1の使用者は、第1のシート状基材2及び第2のシート状基材3に所望の伝達情報を記入、またはプリンタで印字するなどして表示すると共に、第2のシート状基材3の第6紙片部3cの表面の宛先記載部19に宛先情報を表示させる。
そして、図7(a)に示すように、第2のシート状基材3の第3紙片部3cから、切り込み線15aで区画された外側の部分3c−1を剥離させる。
また、同様に第2のシート状基材3の第3紙片部3cから、切り込み線15bで区画された外側の部分3c−2を剥離させる。
これにより、第1のシート状基材2の第3紙片部2cにおいて、粘着剤8が塗布された複数の粘着剤塗布領域が表出して、粘着剤8による貼り付けが可能な状態となる。
次に、図7(b)に示すように、3つ折り封書用帳票1を、2つの折り畳み用ミシン10b,11bが重なっている部分から2つに折り畳み、粘着剤8が塗布された粘着剤塗布領域を押し付けることで、接着状態とする。
更に、図7(c)に示すように、2つの折り畳み用ミシン10a,11aが重なっている部分から2つに折り畳み、粘着剤5が塗布された粘着剤塗布領域を押し付けることで、接着状態とすることで、観音折りされた3つ折り封書を作成させる。
その後、この3つ折り封書を郵便ポストに投函するなどして郵送する。
次に、3つ折り封書の受取人が開封する際には、図7(c)に示すように、2本の横方向の切り取りミシン14a,14b及び縦方向の切り取りミシン17から切り取ることで、観音折りされた3つ折り封書を簡単に開封することができる。
上記のように、本発明の3つ折り封書用帳票は、返信用の封書を作成する際に、予め第1のシート状基材2に塗布されている粘着剤を使用することで、封書の作成を行なえるように構成され、また、個人情報が記入される部分が、第1のシート状基材と第2のシート状基材が重ねられた内側の基材に位置する構成を有しているので、顧客が返信用の封書作成用紙片に記入した内容が、外部から認識できない状態で表示でき、更に、葉書を使用した場合よりも多くの情報表示スペースを確保することができるようにものである。
本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票を表面側から見た場合の平面図である。 本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票を横方向に裏返した状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票を表面側から見た場合であって、第1のシート状基材と第2のシート状基材とを分離させた状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票を横方向に裏返した状態とし、更に、第1のシート状基材と第2のシート状基材とを分離させた状態を示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 本発明の実施形態に係る3つ折り封書用帳票の使用方法を説明する図である。 従来の入会申込書などの申込書を封書化させて郵送する場合に用いる封書用帳票の平面図である。
符号の説明
1 3つ折り封書用帳票
2 第1のシート状基材
2a 第1紙片部
2b 第2紙片部
2c 第3紙片部
3 第2のシート状基材
3a 第4紙片部
3b 第5紙片部
3c 第6紙片部
4a,4b,14a,14b,17, 切り取りミシン
5,8 粘着剤
6,7,9 接着剤
10a,10b,11a,11b 折り畳み用ミシン
12,20 剥離剤
13 切り込み線
18 切り欠き部
19 宛先記載部
30 巻き折り加工用紙

Claims (2)

  1. 横方向に長い矩形状を有する第1のシート状基材上に、前記第1のシート状基材と同一寸法で形成された第2のシート状基材が貼付された構成を有し、前記第1のシート状基材と前記第2のシート状基材とが重ねられた状態で、横方向に観音折りさせて封筒を作成する3つ折り封書用帳票であって、
    前記第1のシート状基材は、上下端辺から所定間隔をあけて横方向に切り取りミシンが形成され、更に、横方向に対して略三等分する位置に、それぞれ折り畳み用ミシンが縦方向に形成されて、左側から右側方向に、第1紙片部、第2紙片部、第3紙片部、に区分けされた紙片部を有し、
    前記第1紙片部の上面には、上下端辺及び左側端辺に沿って粘着剤が塗布された粘着剤塗布領域と、前記粘着剤塗布領域を除く領域に接着剤が塗布された接着剤塗布領域とを有し、
    前記第2紙片部の上面には、接着剤が塗布された接着剤塗布領域を有し、
    前記第3紙片部の上面には、上下端辺に沿って粘着剤が塗布された粘着剤塗布領域と、前記粘着剤塗布領域を除く領域に接着剤が塗布された接着剤塗布領域とを有し、
    前記第2のシート状基材は、前記第1のシート状基材に形成された2本の折り畳み用ミシンと重なる位置に、それぞれ2本の折り畳み用ミシンが形成され、左側から右側方向に、第4紙片部、第5紙片部、第6紙片部、に区分けされた紙片部を有し、
    前記第4紙片部の裏面には、前記第1紙片部の前記粘着剤塗布領域と重なる領域に剥離剤が塗布された剥離剤塗布領域を有し、また、前記第4紙片部は、前記第1紙片部の前記粘着剤塗布領域と前記接着剤塗布領域との境となる位置と重なる位置に切り込み線が形成され、
    前記第5紙片部は、前記第2紙片部に形成された2本の切り取りミシンと重なる位置に、それぞれ2本の切り取りミシンが形成され、
    前記第6紙片部の裏面には、前記第3紙片部の前記粘着剤塗布領域と重なる領域に剥離剤が塗布された剥離剤塗布領域を有し、また、前記第6紙片部は、前記第3紙片部の前記粘着剤塗布領域と前記接着剤塗布領域との境となる位置と重なる位置に切り込み線が形成されていることを特徴とする3つ折り封書用帳票。
  2. 前記第5紙片部の表面側に、前記3つ折り封書用帳票で作成された封書の宛先記載部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の3つ折り封書用帳票。
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