JP2002274471A - 電動車両 - Google Patents
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Abstract
状態を維持できるとともに乗降動作を安楽に行なえ、ま
た、安全性を向上させられる電動車両を提供する。 【解決手段】 本発明は、前輪12,12を車両の左右
両側方又は前方に指向させるステアリング部13を備え
たものであり、その車両の左右両側方のうちの一側方に
降車するとき、ステアリング部13のハンドル23を、
上記車両の他側方に指向させることにより座席18の一
側方に乗降スペースEを確保した状態で、そのステアリ
ング部13をロックするステアリングロック機構R1を
設けたものである。
Description
として走行する電動車両に関する。
願人の提案に係る特開平10−16788号公報に掲載
のものがある。これを、図9を参照して簡単に説明する
と次の通りである。
輪1,1及びステアリング部2をフレーム3の前部に、
また、そのフレーム3の後部に、左右一対の後輪4,
4、それら後輪4,4を駆動するモータ駆動部5、バッ
テリー6及び座席7を配設するとともに、これに、上記
ステアリング部2を覆うフロントボディ8と、モータ駆
動部5及びバッテリー6を覆うリアボディ9との間にフ
ロア10を形成したボディ11を外装してなるものであ
る。
位置しかつそれら車輪1,1の内縁における対向間隔以
上の幅を有するメインフロア10aと、前記前輪1,1
の内縁より狭小なる幅を有しそれら前輪1,1の間に突
出するように前記メインフロア10aに延設したフロン
トフロア10bとによりなり、また、それらフロア10
及び座席7は各々それらの下方からフレーム3によって
支持された構成になっている。
ンフロア10aの前方にフロントフロア10bを延設し
たことにより、車両全体の幅を拡幅することなく余裕を
もって着座することができ、しかもフロントフロア10
bを前輪1,1の内縁より狭小となる幅に設定している
ので、車幅を拡幅する必要がなく、しかも、電動車両の
機動性をも損ねることがない。さらには、フロア10を
フレーム3により下方から支持しているので、フロア1
0の面積を拡大したときにも、そのフロア10に十分な
剛性を保持させられるものである。
動車両を利用する主なユーザーとしては、例えば足腰の
弱った人等が想定されるが、そのような人達が座席7に
着座した状態から降車する場合には、座席7の、降車し
ようとする側と反対側にステアリング部2のハンドル2
aを大きく操向した状態で、すなわち、座席7の降車し
ようとする一側方に乗降スペースEを確保し、しかも、
上記ハンドル2aを支えとしながらの降車動作を行なう
ことになる。
来のものは、いずれも降車時にハンドル2aをロックし
ておくことができず、従って、支えとなるハンドル2a
が降車しようとする側に回動して降車動作が行ないにく
くなるとともに、乗降スペースEを狭めてしまう。
ときに、膝がやや伸びた状態で路面に接地する姿勢が好
ましいが、上記従来のものでは、座席7をハンドル操作
を行いやすい低い高さ位置に設定しているために、その
座席高さのままで降車しようとすると、膝を比較的大き
く屈曲させた姿勢での降車を余儀なくされ、その動作が
難儀である。
すると、フロントボディ8やステアリング部2が変形若
しくは損壊し、また、その変形や損壊によって衝突に伴
う衝撃をある程度緩和することができるものの、衝突の
程度によってはそれら変形等によっては衝撃を緩衝しき
れない。
スペースを広く確保した状態を維持できるとともに乗降
動作を安楽に行なえ、また、安全性を向上させられる電
動車両の提供を目的とする。
め、本発明は次の構成を有する。すなわち、本発明は、
前輪を車両の左右両側方又は前方に指向させるステアリ
ング部を備えた電動車両において、上記車両の左右両側
方のうちの一側方に降車するとき、ステアリング部のハ
ンドルを、上記車両の他側方に指向させることにより座
席の一側方に乗降スペースを確保した状態で、そのステ
アリング部をロックするステアリングロック機構を設け
たものである。これにより、座席の乗降側側方に広い乗
降スペースを確保することができるので、乗降を安楽に
行なうことができる。
連動して、アクセルレバーをロックするアクセルレバー
ロック機構を設けた構成にすると、盗難防止の上で有効
である。
を検知する着座検知センサーを設けるとともに、上記ロ
ック機構は、その着座検知センサーによって着座を検知
したときにロックを解除することにすると、乗員が着座
しない状態でのロックの解除を防止でき、これにより安
全性を向上させられる。
が、ステアリング部のロック解除に連動して、アクセル
レバーのロックを解除するようにすると、それらのロッ
ク解除動作を別々に行なう必要がなく、ロックの解除動
作を容易に行なえる。
トカバーよりも前方にやや突出させて配設するととも
に、その前部側荷物収納籠を、衝撃を緩和する緩衝構造
にすることにより、例えば衝突時の衝撃を緩和すること
ができ、安全性を向上させられる。
収納室の剛性よりも後側収納室の剛性を高く設定するこ
とにより、例えば衝突時の衝撃を効率よく緩和できる。
るとともに後側収納室を密閉構造にすることにより、前
側収納室の剛性よりも後側収納室の剛性を高く設定して
いるので、例えば衝突時の衝撃を効率よく緩和できる。
の後側部分の側壁を前側部分の側壁よりも肉厚に形成す
ることにより、その前側部分の剛性よりも後側部分の剛
性を高く設定しているので、例えば衝突時の衝撃を効率
よく緩和できる。
られており、前部側荷物収納籠の幅を、そのアームレス
トの幅とほぼ同じかやや両側方に突出させることによ
り、アームレストに凭せ掛けた腕等を保護できる。
とができる。すなわち、本発明は、アームレストを備え
た座席を有する電動車両において、上記座席を、膝をや
や伸ばした姿勢で楽に着座できる乗降位置と、この乗降
位置よりも低くかつ運転に適した運転位置とに移動させ
る座席昇降装置を設けたものである。
に支持するとともに、そのアームレストを揺動させるア
ームレスト揺動機構を設けた構成が好適である。この場
合、例えば広い駐車場内で自分の車両を見失った場合に
も容易に見つけ出せるようになる。また、アームレスト
揺動機構を、リモートコントローラから送信された揺動
信号を受信することにより、アームレストの揺動を行わ
せると、車両から比較的離れた所から見つけ出しやす
い。
面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に
係る電動車両の側面図、図2は、その平面図、図3は、
その正面図、図4は、その後面図、図5は、座席の昇降
状態を示す側面図である。
右一対の前輪12,12及びステアリング部13をフレ
ーム14の前部に、また、そのフレーム14の後部に、
左右一対の後輪15,15、これらを駆動するモータ駆
動部16、バッテリー17及び座席18を配設するとと
もに、これに、上記ステアリング部13を覆うフロント
ボディ19と、モータ駆動部16及びバッテリー17を
覆うリアボディ20との間にフロア21を形成したボデ
ィ22を外装してなるものである。
ンフレーム14aの前部にフロントフレーム14bが、
また、後部にリアフレーム14cが溶接等により固定さ
れたものであり、何れもパイプ材によって形成されてい
る。
方から支持するように、そのフロア21の両側部及び前
端部に沿う幅広の平面U字形に形成されており、これに
より、上記フロア21に十分な剛性を保持させている。
ィ19、前輪12,12やステアリング部13を支持
し、また、フロア21を下方から保持するように、その
フロア21の両側部に沿う幅狭の平面U字形に形成され
ており、これにより、フロア21にも十分な剛性を保持
させている。
一対の後輪15,15、これらを駆動するモータ駆動部
16、バッテリー17及び座席18を支持している。
配設したハンドル23の操作により、前輪12,12を
車両の左右側方又は前方に指向させるものであり、ステ
アリングシャフト、シャフト支持部、前輪指向機構の
他、後述するフロントカバー32をフレーム14に固定
するためのフロントカバー支持部(いずれも図示しな
い)を有して構成されている。
3を、図6に示すように、上記車両の他側方に指向させ
ることにより座席18の一側方に乗降スペースEを確保
した状態で、そのステアリング部13をロックするステ
アリングロック機構、及びステアリング部13のロック
に連動して、後記するアクセルレバー26をロックする
アクセルレバーロック機構を並設してなるロック機構R
1が配設されている。
に略U字形の握り25,25を形成した所謂ティラーハ
ンドルタイプのものであり、その操作パネル部24の一
側にはアクセルレバー26が、また、他側にはブレーキ
レバー27が配設されているとともに、前部上面には、
左右一対のバックミラー28,28が配設されている。
操作パネル部24の前面には、後述するリモートコント
ローラ44(図8に示す)から送信されたアームレスト
揺動信号を受信するアームレスト用赤外線センサー29
が配設されている。
は、ハンドル23の操向状態に拘わらず、車両前方及び
斜め側方から送信されたアームレスト揺動信号を受信で
きるような横長にして形成されている。操作パネル部2
4の上面には、各種メーターやスイッチ類とともに、上
記ステアリング部13及びアクセルレバー26をロック
するためのロック用スイッチ30a、始動スイッチ30
bが設けられている。
3を覆うフロントレッグシールド31、前輪12,12
に挟まれた幅方向中央部分を、それら前輪12,12よ
りも前方にやや突出させて車体前端部を覆うフロントカ
バー32、及び前輪12,12を覆うとともに、下部が
タイヤハウスをなすフロントフェンダー33,33を一
体に形成してなるものである。
部側荷物収納籠34が配設されており、それは、上下逆
向きの略台形に形成されているとともに、詳細を後述す
る座席18に設けられたアームレスト40,40の間隔
とほぼ同じ幅にし、かつ、前面をフロントカバー32よ
りもやや前方に突出量T1だけ突出して形成されてい
る。
34aによって前側収納室34bと後側収納室34cと
に区画されており、また、前側収納室34bの剛性より
も後側収納室34cの剛性を高く設定している。
を、これを囲繞する側壁に通気孔34d…を例えば網目
状に形成した開放構造にし、また、後側収納室34c
を、これを囲繞する側壁に通気孔を形成せず、さらに、
これの上面開口に開閉蓋34eを設けた密閉構造にする
ことにより、前側収納室34bの剛性よりも後側収納室
34cの剛性を高く設定している。
衝突等があったとしても、前側収納室34bが圧壊変形
することにより衝撃力を緩和できる。また、その前部側
荷物収納籠34の幅W1を、アームレストの幅W1′と
ほぼ同じかやや広く設定しているので、アームレスト4
0,40に乗せた乗員の腕の肘等をガードすることがで
きる。なお、本実施形態においては、開閉蓋34eをキ
ー(図示しない)によって開閉できるようにすることに
より、防犯性を高めている。
それは、図1,5に示すように、フレーム14に立設さ
れた座席昇降装置35によって水平回動及び昇降調整可
能に支持されている。
円筒形ケース36内に充填された圧縮ガスや、その円筒
形ケース36の上部に配設したスプリング37によっ
て、シートポスト38を介して、膝をやや伸ばした姿勢
で楽に着座できる乗降位置(イ)と、この乗降位置
(イ)よりも低くかつ運転に適した運転位置(ロ)と
に、座席18を移動させられるようになっている。
置(ロ)に下降移動したときに、シートポスト38を円
筒形ケース36の一部に係止させる係止部材を備えて、
そのシートポスト38の昇降移動のみをロックするシー
トポストロック機構R2が付設されており、これは、後
述する着座検知センサーS1,S2によって乗員が座席
18に着座したことを検知したときにシートポスト38
の係止を解除するようになっている。なお、シートポス
ト38を円筒形ケース36の一部に係止させる係止位置
を変更することにより、乗降位置(イ)と運転位置
(ロ)とを乗員の身長等に応じて昇降調整できるように
なっている。
に下端部を傾動自在に軸支しかつ両側部にアームレスト
40,40を設けたシートバック41及びこのシートバ
ック41の背面に配設した後部側荷物収納籠42とから
なる。
重を検知する着座検知センサーS1が、また、シートバ
ック41には、乗員の背中からの押圧力を検知する着座
検知センサーS2が埋設されている。なお、シート39
に埋設した着座検知センサーS1は、これをシート39
の後部側寄りに配設すると、乗員がシート39に手等を
押し付けたときの誤検知を回避しやすい。
41に内蔵された、モーター等を含む揺動機構43によ
って、ほぼ垂直面でかつ所定の角度範囲内で揺動可能に
支持されており、それは、乗員が携帯するリモートコン
トローラ44から送信した赤外線等による駆動信号によ
ってアームレスト40,40を揺動させるようになって
いる。これにより、例えば広い駐車場内で自分の車両を
容易に見つけ出すことができるようになる。
略直方体形に形成されているとともに、後面をリアボデ
ィ20よりも後方にT2だけ突出して形成されている。
また、側壁には通気孔42a…が一定のパターン(例え
ば網目状)で形成されており、例えば追突等のときに
は、この後部側荷物収納籠42が圧壊変形することによ
り、追突等に伴う衝撃を緩和できるようになっている。
車両に対する乗降動作について、図図6〜8を参照して
説明する。図6は、乗員の降車状態を示す平面図、図7
は、その後面図、図8は、乗員の乗車状態を示す側面図
である。
うとするときには、図6に示すように、ハンドル23を
座席18の他側方に操向し、その座席18の一側方に広
い乗降スペースEを確保した後、操作パネル部24のロ
ック用スイッチ30を操作する。
ドル23が、従ってまた、ステアリング部13がロック
されて、座席18の一側方に広い乗降スペースEを確保
した状態が維持されるとともに、アクセルレバー26も
ロックされる。それらステアリング部13とアクセルレ
バー26がロックされると、アームレスト40,40の
ロックが解除され、それらアームレスト40,40を手
動で持ち上げられるようになる。従って、座席18の一
側方のアームレスト40を持ち上げて降車動作を行なう
ことにより、その動作をさらに容易に行なえるようにな
る。
し若しくは降車動作を終了した後、キーを抜き取る。乗
員Mが降車しようとするときの体重の増減が、シート3
9に配設した着座検知センサーS1若しくはシートバッ
ク41に配設した着座検知センサーS2により検知され
ると、座席18のロックが解除される。これにより座席
18は、運転位置(ロ)から乗降位置(イ)に上昇移動
し、乗員Mは、図7に示すように、足腰に負担をかけな
い膝をやや伸ばした楽な姿勢M′で、しかも、広く確保
された乗降スペースEを利用して降車できるようにな
る。また、この降車の際、ハンドル23がロックされて
いるので、これに手等をついて降車するときにもぶれ
ず、さらに安定した姿勢での降車を行なえる。
場で自分の車両を見失ったとき等においては、図8に示
すように、リモートコントローラ44を操作して、アー
ムレスト40,40を揺動させる。これにより、自分の
車両を容易に見つけ出すことができる。
(イ)に移動されているので、乗車の際には、膝をやや
伸ばした楽な姿勢M′で着座することができるととも
に、広く確保されている乗降スペースEを利用して安楽
に乗車動作を行なえる。乗車とともに、座席18は乗降
位置(イ)から運転位置(ロ)に下降移動し、その後、
再びシートポスト38がシートポストロック機構R2に
よりロックされる。なお、乗員Mが座席18に着座した
ことは、着座検知センサーS1,S2で検知される。
復帰させた後、始動スイッチ30bを操作して始動動作
を行なう。本実施形態においては、その始動動作のと
き、アームレスト40,40が元の水平位置に復帰させ
ていない場合には、それらアームレスト40,40を元
の水平位置に復帰させることを、アラーム等で警告して
促すようになっている。なお、このような警告を行なう
ことなく、アームレスト40,40を、揺動機構43に
よって自動的に元の水平位置に回動復帰させるようにし
てもよい。
への復帰が検出されると、ステアリング部ロック機構と
してのロック機構R1によるステアリング部13のロッ
クが解除される。次に、ステアリング部13を中立状態
に操向すると、アクセルレバー26のロックが解除さ
れ、モータ駆動部16の始動可能状態になる。
のではなく、その要旨の範囲内で様々な変形実施が可能
である。上記においては、操作パネル部にロック用スイ
ッチ、始動スイッチを設けた構成のものを例として説明
したが、そのようなスイッチを設けない場合には、次の
ような乗降動作を行なうことになる。
開始し若しくは降車動作を終了した後、キーを抜き取
る。座席18の一側方に降車しようとするときには、図
6に示すように、ハンドル23を座席18の他側方に大
きく操向すると、その操向状態でステアリング部13が
ロックされ、このロックに連動してアクセルレバー26
もロックされる。これにより、その座席18の一側方に
広い乗降スペースEが確保された状態が維持される。
ー26がロックされると、アームレスト40,40のロ
ックが解除され、それらアームレスト40,40を手動
で持ち上げられるようになる。従って、座席18の一側
方のアームレスト40を持ち上げて降車動作を行なうこ
とにより、その動作をさらに容易に行なえるようにな
る。
減が、シート39に配設した着座検知センサーS1若し
くはシートバック41に配設した着座検知センサーS2
により検知されると、座席18のロックが解除される。
これにより座席18は、運転位置(ロ)から乗降位置
(イ)に上昇移動し、乗員Mは、図7に示すように、足
腰に負担をかけない膝をやや伸ばした楽な姿勢M′で、
しかも、広く確保された乗降スペースEを利用して降車
できるようになる。また、この降車の際、ハンドル23
がロックされているので、これに手等をついて降車する
ときにもぶれず、さらに安定した姿勢での降車を行なえ
る。
場で自分の車両を見失ったとき等においては、図8に示
すように、リモートコントローラ44を操作して、アー
ムレスト40,40を揺動させる。これにより、自分の
車両を容易に見つけ出すことができる。
(イ)に移動されているので、乗車の際には、膝をやや
伸ばした楽な姿勢M′で着座することができるととも
に、広く確保されている乗降スペースEを利用して安楽
に乗車動作を行なえる。乗車とともに、座席18は乗降
位置(イ)から運転位置(ロ)に下降移動し、その後、
再びシートポスト38がシートポストロック機構R2に
よりロックされる。なお、乗員Mが座席18に着座した
ことは、着座検知センサーS1,S2で検知される。
アリング部ロック機構としてのロック機構R1によるス
テアリング部13のロックが解除される。アームレスト
40,40を元の水平位置に復帰させた後、キーを回し
て始動動作を行なう。本実施形態においては、その始動
動作のとき、アームレスト40,40が元の水平位置に
復帰させていない場合には、それらアームレスト40,
40を元の水平位置に復帰させることを、アラーム等で
警告して促すようになっている。なお、このような警告
を行なうことなく、アームレスト40,40を、揺動機
構43によって自動的に元の水平位置に回動復帰させる
ようにしてもよい。
向すると、アクセルレバー26のロックが解除され、モ
ータ駆動部16の始動可能状態になる。なお、本実施形
態においては、ステアリング部13を中立状態に操向し
たときに、着座検知センサーS1,S2によって、乗員
Mの着座を検知していないときには、アクセルレバー2
6のロックを解除しないようになっている。
見つけ出すために、アームレストを揺動させる構成のも
のを例示したが、ウインカーを点滅させ、また、ブザー
等の音源やフラッシュライト等の光源を設けた構成にし
て、それらを作動させるようにしてもよい。さらに、ス
テアリング部を単独で揺動させ若しくはステアリング部
とともにアームレストを揺動させるようにしてもよい。
これらの場合、ステアリング部を揺動させた後、そのス
テアリング部をロックした状態にすることが好ましい。
を配設した電動車両を示すものであり、図9は、その電
動車両の側面図、図10は、その平面図、図11は、そ
の正面図である。なお、図9〜図11において、前記図
1〜図8において説明したものと同等のものについては
同一の符号を付して説明を省略し、ここでは、他例に係
る前部側荷物収納籠について説明する。
ントレッグシールド31の前部に配設されており、それ
は、上下逆向きの略台形に形成されているとともに、座
席18に設けられたアームレスト40,40の間隔W
1′とほぼ同じ幅W1にし、かつ、前面をフロントカバ
ー32よりも前方に、T1だけ突出して形成されてい
る。
長通気孔45a…が他段に形成されているとともに、そ
れの後側部分45bを前側部分45cよりも肉厚にして
形成されており、これにより、その前側部分45cの剛
性よりも後側部分45bの剛性を高く設定している。
衝突等があったとしても、それの前側部分45cが圧壊
変形することにより衝撃力を緩和できる。また、幅W1
を、アームレストの幅W1′とほぼ同じかやや広く設定
しているので、アームレスト40,40に乗せた乗員の
腕の肘等をガードすることができることは前記前部側荷
物収納籠34と同様である。
両の左右両側方のうちの一側方に降車するとき、ステア
リング部のハンドルを、上記車両の他側方に指向させる
ことにより座席の一側方に乗降スペースを確保した状態
で、そのステアリング部をロックするステアリングロッ
ク機構を設けたので、座席の降車側側方に乗降スペース
を広く確保した状態を維持でき、これにより、乗降動作
を安楽に行なえる。
の効果に加え、各請求項記載の発明によれば次の効果を
得ることができる。請求項2記載の発明によれば、ステ
アリング部のロックに連動して、アクセルレバーをロッ
クするアクセルレバーロック機構を設けたので、盗難を
防止する上で有効である。
したことを検知する着座検知センサーを設けるととも
に、上記ロック機構を、その着座検知センサーによって
着座を検知したときにロックを解除するように構成して
いるので、安全性を向上させられる。
バーロック機構を、ステアリング部のロック解除に連動
して、アクセルレバーのロックを解除する構成にしたの
で、それらのロック解除動作を別々に行なう必要がな
く、ロックの解除動作を容易に行なえる。
収納籠をフロントカバーよりも前方にやや突出させて配
設するとともに、その前部側荷物収納籠を、衝撃を緩和
する緩衝構造にしているので、例えば衝突時の衝撃を緩
和することができ、安全性を向上させられる。
収納籠を、前側収納室の剛性よりも後側収納室の剛性を
高く設定しているので、例えば衝突時の衝撃を効率よく
緩和できる。
を開放構造にするとともに後側収納室を密閉構造にする
ことにより、前側収納室の剛性よりも後側収納室の剛性
を高く設定しているので、例えば衝突時の衝撃を効率よ
く緩和できる。
収納籠の後側部分の側壁を前側部分の側壁よりも肉厚に
形成することにより、その前側部分の剛性よりも後側部
分の剛性を高く設定しているので、例えば衝突時の衝撃
を効率よく緩和できる。
ムレストが設けられており、前部側荷物収納籠の幅を、
そのアームレストの幅とほぼ同じかやや両側方に突出さ
せているので、アームレストに凭せ掛けた腕等を保護で
きる。
膝をやや伸ばした姿勢で楽に着座できる乗降位置と、こ
の乗降位置よりも低くかつ運転に適した運転位置とに移
動させる座席昇降装置を設けた構成にしているので、足
腰に負担をかけない膝をやや伸ばした楽な姿勢での乗降
を行なうことができる。
ームレストを揺動自在に支持するとともに、そのアーム
レストを揺動させるアームレスト揺動機構を設けた構成
にしているので、例えば広い駐車場内で自分の車両を見
失った場合にも容易に見つけ出せるようになる。
スト揺動機構を、リモートコントローラから送信された
揺動信号を受信することにより、アームレストの揺動を
行わせると、車両から比較的離れた所から見つけ出しや
すい。
ある。
側面図である。
構 R1 ステアリングロック機構であるロック機構 S1,S2 着座検知センサー (イ) 乗降位置 (ロ) 運転位置
Claims (12)
- 【請求項1】 前輪を車両の左右両側方又は前方に指向
させるステアリング部を備えた電動車両において、上記
車両の左右両側方のうちの一側方に降車するとき、ステ
アリング部のハンドルを、上記車両の他側方に指向させ
ることにより座席の一側方に乗降スペースを確保した状
態で、そのステアリング部をロックするステアリングロ
ック機構を設けたことを特徴とする電動車両。 - 【請求項2】 ステアリング部のロックに連動して、ア
クセルレバーをロックするアクセルレバーロック機構を
設けた請求項1記載の電動車両。 - 【請求項3】 乗員が座席に着座したことを検知する着
座検知センサーを設けるとともに、上記ロック機構は、
その着座検知センサーによって着座を検知したときにロ
ックを解除する請求項1記載の電動車両。 - 【請求項4】 アクセルレバーロック機構は、ステアリ
ング部のロック解除に連動して、アクセルレバーのロッ
クを解除する請求項2又は3記載の電動車両。 - 【請求項5】 前部側荷物収納籠をフロントカバーより
も前方にやや突出させて配設するとともに、その前部側
荷物収納籠を、衝撃を緩和する緩衝構造にした請求項
1,2,3又は4記載の電動車両。 - 【請求項6】 前部側荷物収納籠は、前側収納室の剛性
よりも後側収納室の剛性を高く設定している請求項5記
載の電動車両。 - 【請求項7】 前側収納室を開放構造にするとともに後
側収納室を密閉構造にすることにより、前側収納室の剛
性よりも後側収納室の剛性を高く設定している請求項6
記載の電動車両。 - 【請求項8】 前部側荷物収納籠は、これの後側部分の
側壁を前側部分の側壁よりも肉厚に形成することによ
り、その前側部分の剛性よりも後側部分の剛性を高く設
定している請求項5記載の電動車両。 - 【請求項9】 座席にアームレストが設けられており、
前部側荷物収納籠の幅を、そのアームレストの幅とほぼ
同じかやや両側方に突出させている請求項1,2,3,
4,5,6,7又は8記載の電動車両。 - 【請求項10】 アームレストを備えた座席を有する電
動車両において、上記座席を、膝をやや伸ばした姿勢で
楽に着座できる乗降位置と、この乗降位置よりも低くか
つ運転に適した運転位置とに移動させる座席昇降装置を
設けたことを特徴とする電動車両。 - 【請求項11】 座席にアームレストを揺動自在に支持
するとともに、そのアームレストを揺動させるアームレ
スト揺動機構を設けた請求項10記載の電動車両。 - 【請求項12】 アームレスト揺動機構は、リモートコ
ントローラから送信された揺動信号を受信することによ
り、アームレストの揺動を行なう請求項11記載の電動
車両。
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