JP2002274307A - 自動車用安全装置 - Google Patents

自動車用安全装置

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JP2002274307A JP2002051127A JP2002051127A JP2002274307A JP 2002274307 A JP2002274307 A JP 2002274307A JP 2002051127 A JP2002051127 A JP 2002051127A JP 2002051127 A JP2002051127 A JP 2002051127A JP 2002274307 A JP2002274307 A JP 2002274307A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスジェネレータと、ガスバッグ1と、ガス
が流れる少なくとも1つの開口部3とを備えた自動車用
安全装置において、ガスバッグ1が膨らんだときの状態
が、実際の荷重条件に応じて自動的に調節されることに
よって、自動車の乗員保護機能が最適化されるように
し、しかもその自動的な調節が簡明な方式で行われるよ
うにする。 【解決手段】 前記開口部3の少なくとも一部を導流路
形状部4として形成し、該導流路形状部4の流れ抵抗
が、前記開口部3を流れるガスの流速に応じて自動的に
調節されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスジェネレータ
と、事故発生時に前記ガスジェネレータによって膨らま
せるガスバッグと、ガスが流れる開口部であってその流
れ抵抗が可変である少なくとも1つの開口部とを備えた
自動車用安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスジェネレータと、そのガスジェネレ
ータに接続したガスクッション(ガスバッグ)とを備
え、そのガスクッションに、開口面積が可変のガス抜き
開口部を設けた安全装置が公知となっている。例えば、
ドイツ実用新案登録DE8800530U号公報に開示
されているガスバッグでは、そのガス抜き開口部に、弾
性変形可能な材料で形成した閉塞部材を取付けてあり、
この閉塞部材には切れ目が形成されている。この閉塞部
材に形成されている切れ目は、ガスクッション(ガスバ
ッグ)の内圧に応じてその開口面積が変化し、即ち、ガ
スバッグに最大限にガスが注入された状態で、その開口
面積が最大になり、ガスバッグからガスが抜けるに従っ
て、その開口面積が連続的に減少して行くようにしてあ
る。
【0003】従って、この公知の安全装置では、ガス抜
き開口部の大きさが自動的に変化する。その変化を制御
しているのは、ガスバッグの内圧であり、そのため、例
えばガスバッグに大きな荷重が作用するなどして、ガス
バッグの内圧が上昇したときには、ガスバッグからより
多くのガスが流出するようになり、一方、ガスバッグに
小さな荷重しか作用しなければ、僅かな量のガスしか流
出しない。
【0004】しかしながら、自動車の乗員保護機能とし
て望ましいのは、事故が激烈でガスバッグに作用する荷
重が大きいほど、ガスバッグをより堅く膨らませて、よ
り多くのエネルギを吸収できるようにし、一方、事故が
軽微であって、ガスバッグに作用する荷重が小さいとき
には、ガスバッグが膨らんだ状態が、より柔らかくなる
ようにすることである。また、自動車の乗員の体重が異
なれば、ガスバッグに作用する荷重の大きさも異なり、
これに関しても上と同じことがいえる。即ち、乗員の体
重が比較的重い場合(例えば乗員が、体重分布の50%
値に相当する体重の男性である場合)には、乗員の体重
が比較的軽い場合(例えば乗員が、体重分布の5%値に
相当する体重の女性である場合)と比べて、ガスバッグ
が膨らんだ状態が、より堅くなるような調節がなされる
べきである。
【0005】ドイツ特許公開DE19529794A1
号公報には、実際に作用している荷重の大きさをセンサ
で検出し、検出した測定値に応じて変化する電気信号に
基づいて、ガスバッグへ流入させるガス量を調節すると
いうことが開示されている。しかしながら、この制御方
式は、高価な電子制御装置を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み成されたものであり、本発明の目的は、ガスジェネ
レータと、ガスバッグと、少なくとも1つの開口部とを
備えた自動車用安全装置であって、ガスバッグが膨らん
だときの状態が、実際の荷重条件に応じて自動的に調節
されることで、自動車の乗員の保護機能が最適化される
ようにし、しかもその自動的な調節が簡明な方式で行わ
れるようにした、自動車用安全装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、請求項1の前提部分に記載した構成要件を備えた
安全装置に、請求項1の特徴部分に記載した構成要件を
組込むことによって達成される。
【0008】従って、本発明にかかる自動車用安全装置
は、ガスジェネレータと、ガスバッグと、ガスが流れる
開口部であってその流れ抵抗が可変である少なくとも1
つの開口部とを備えた自動車用安全装置であって、前記
開口部は、少なくともその一部が、導流路形状部として
形成されており、該導流路形状部の流れ抵抗が、前記開
口部を流れるガスの流速に応じて自動的に調節されるよ
うにしてあることを特徴とする。
【0009】本発明に関して「開口部」という用語を用
いるとき、それは、安全装置に設けられている開口部で
あって、その中をガスが流れるような、様々な開口部を
意味するものである。例えば、ガスジェネレータそれ自
体に形成されている開口部であって、ガスジェネレータ
からその開口部を介して、ガスバッグに接続されている
配管へガスが流入するようなものも、本発明における
「開口部」となり得る。また、ガスバッグからガスが流
入し、或いは、ガスバッグへガスを流入させる配管に形
成した開口部や、ガスバッグに形成した開口部も、本発
明における「開口部」となり得るものである。
【0010】本発明は、ベルヌーイの圧力式によって表
される法則を巧みに利用したものであり、ベルヌーイの
圧力式によれば、流れている流体は、その静圧と、動圧
と、重力ポテンシャル圧との合計が一定となっている。
換言するならば、ベルヌーイの圧力式によれば、それら
3つの圧力のうちの1つが上昇したときには、その増大
量に応じて、その他の圧力が低下するのである。
【0011】このベルヌーイの圧力式を、本発明に適用
する際には、重力ポテンシャル圧は一定であるためこれ
を考慮する必要はなく、従って、上述した圧力間の関係
は、動圧と静圧との間の関係となる。即ち、動圧が上昇
すると、それに伴って静圧が低下する。そして、本発明
のように、開口部の少なくとも一部が、導流路形状部と
して形成されていれば、この導流路形状部の内部に発生
する静圧は、周囲の圧力によってただちに解消されてし
まうことがないため、この導流路形状部の流れに対して
は、ベルヌーイの圧力式を適用することができる。従っ
て、この開口部の導流路形状部を通過して流れるガスの
流速が増大し、それに伴ってその動圧が上昇したなら
ば、その結果として、この導流路形状部における静圧が
低下する。そして、本発明によれば、導流路形状部は、
その流路断面積を可変としてあるため、その静圧が低下
したならば、その流路断面積が減少する。更に、その流
路断面積が減少したならば、その結果、流れ抵抗が増大
し、それによってガスの流出量が減少することになる。
従って、本発明における開口部は、事故の程度と乗員の
体重とに適するように、自動的に適合化がなされるので
ある。
【0012】本発明にかかる安全装置において、前記開
口部を、ガス抜き開口部とした場合には、以上に説明し
た作用によって、以下の調節動作が行われる。先ず、例
えば事故が激烈であったり、自動車の乗員の体重が大き
いなどの事情によって、ガスバッグに大きな荷重が作用
したときには、このガスバッグに大きな圧力が発生する
ため、前記開口部を介して流出するガスの流速が大きく
なる。そして、その流速が大きいことから、上述した法
則性に従って、前記開口部の断面積が減少し、その結
果、僅かな量のガスしか流出することができず、そのた
めエアバッグ(ガスバッグ)は、堅く膨らんだ状態に維
持されることになる。この状態は、ここで荷重条件とし
て想定している、事故が激烈であるか、または、自動車
の乗員の体重が大きいという状況に適合した、望ましい
状態であり、なぜならば、ガスバッグは、堅く膨らんで
いればいるほど、より多くのエネルギを吸収することが
できるからである。
【0013】一方、例えば、事故が軽微であったり、乗
員の体重が小さいなどの事情によって、ガスバッグに小
さな荷重しか作用しなかったときには、このガスバッグ
に小さな圧力しか発生しない。そのため、前記開口部を
介して流出するガスの流速はそれほど大きなものとはな
らない。また、このような荷重条件においては、流路断
面積がそれほど縮小することもないため、上述の荷重条
件の場合と比べて、より多量のガスが流出することがで
き、その結果、エアバッグ(ガスバッグ)は、より柔ら
かな状態になる。この状態は、ここで荷重条件として想
定している、事故が軽微であるか、または乗員の体重が
小さいという状況に適合した、望ましい状態であり、な
ぜならば、この場合には大きなエネルギを吸収する必要
はない上に、エアバッグ(ガスバッグ)が堅すぎると、
乗員がガスバッグに当たったときの衝撃が不必要に大き
くなるからである。
【0014】ある1つの実施の形態においては、前記開
口部が、弾性チューブとして形成された導流路形状部を
備えているようにした。この実施の形態は、特に有利な
形態であり、なぜならば、このように形成した開口部
は、大きなスペースを必要としないため、極めて容易に
ガスバッグと共にエアバッグハウジングの中に一体に収
容できるからである。また、このように形成したガス抜
き開口部は、製作も容易である。更に、このように形成
した開口部は柔らかくしなやかであるため、ガスバッグ
の展張時に負傷するおそれが増大するということもな
い。
【0015】前記導流路形状部の側壁部を、ガスが通過
可能であるように形成してもよい。またその場合に、例
えば、前記導流路形状部の側壁部が、多数の孔を備えて
いるようにしてもよい。それら孔の大きさや個数を適宜
定めることによって、ガスの流出量を調節することがで
き、また、システム全体の調節も行うことができる。
【0016】前記開口部が、ガスバッグそれ自体に設け
られているようにしてもよい。またその場合に、前記開
口部の材料をガスバッグの材料と同一にしてもよく、そ
うすれば、製造上も有利になる。また、前記開口部が、
ガスジェネレータとガスバッグとを接続している接続部
材に設けられているようにしてもよい。このようにすれ
ば、ガスバッグに対して何ら改造を加えずに済む。その
ため、在来の形態のガスバッグをそのまま使用すること
が可能となる。更に、前記開口部が、ガスジェネレータ
に設けられているようにしてもよい。
【0017】別の1つの実施の形態においては、前記開
口部の前面に、該開口部の開口面に対して平行に延在す
る閉塞部材が、安全装置本体に対して可動の状態で備え
られているようにした。この閉塞部材は、例えば、前記
開口部を覆うように延在する板部材の形状としてもよ
い。またその場合には、その板部材の大きさを前記開口
部より大きくして、この板部材と、安全装置の前記開口
部の周囲領域部分とで画成される導流路形状部が、上述
の導流路形状部と同様に静圧を発生できるようにしてお
く。この閉塞部材が安全装置本体に対して可動であるこ
とによって、この閉塞部材と安全装置本体との間に画成
された導流路形状部の流れ抵抗が可変となっている。以
上の方式によって、この実施の形態でも、ベルヌーイの
圧力式に従った流れ抵抗の制御が可能となっている。即
ち、導流路形状部の流速が大きければ、そこに負圧が発
生するため、閉塞部材が安全装置本体へ引きつけられて
流路断面積が縮小する。一方、流速が小さければ、状況
はこれとちょうど逆になる。
【0018】前記閉塞部材は、バネを介して安全装置本
体に取付けるようにしてもよく、そうすれば、流速に従
って調節される静圧は、所定の力に抗して作用すること
になる。バネに加えて更に、減衰部材を備えるようにし
てもよい。また、以上に説明した作用を提供し得るよう
な閉塞部材を、安全装置に固設するということも考えら
れる。
【0019】更に別の1つの実施の形態においては、前
記開口部の開口面に対して垂直に延在する、複数の実質
的に互いに平行な閉塞部材によって、前記開口部の導流
路形状部が画成されているようにした。それら垂直な閉
塞部材は、それらの間の間隔が可変であるように設けら
れている。このようにするには、それら閉塞部材が、例
えばヒンジを介して、揺動可能に安全装置本体に支持さ
れているようにすればよい。また、それら閉塞部材を弾
性材料で形成して、それら閉塞部材自体の弾性変形によ
って、それらの間の間隔が可変であるようにしてもよ
い。また、以上に例示した、ヒンジを用いる方式と、閉
塞部材を弾性材料で形成する方式とを、組合せるという
ことも考えられる。
【0020】以上に説明した様々な実施の形態はいずれ
も、前記開口部の流れ抵抗が、ベルヌーイ効果の影響を
略々直接的に受けるようにしたものである。しかしなが
ら、ベルヌーイ効果を、流れ抵抗を制御する制御系の入
力量として利用することも考えられ、そのようにするこ
とで、前記開口部の形態を更に大幅に変更することも可
能となる。
【0021】安全装置を設計する際の個々の事情に応じ
て、安全装置が本発明にかかる前記開口部だけを備えて
いるようにしてもよく、或いは、流路断面積が実質的に
不変の在来の開口部を併せ備えているようにしてもよ
く、更には、その他の流入機構ないし流出機構を併せ備
えているようにしてもよい。
【0022】システムの精密調節を行うための手段とし
ては、前記開口部の導流路形状部に多数の孔を備えるよ
うにするという手段以外にも、更に、その内面に特別の
表面構造を形成するという手段がある。その具体例につ
いては、図面を参照した詳細な説明の中で述べることに
する。更に、この精密調節は、例えば、前記ガス抜き開
口部の形状、材質、寸法、それに個数などのように、圧
力の大きさに影響を及ぼす手段を介して行うことも可能
である。
【0023】更に、前記開口部に、例えば流路確保部材
などのように、該開口部を介して漏出するガスの漏出量
が確実に最小限度以上になるようにする手段を備えるよ
うにしてもよい。
【0024】本発明の原理は、ガスバッグを膨らます場
合だけでなく、萎ませる場合にも、これを適用すること
が考えられる。また、その場合に、ガスを流出させる開
口部ではなく、流入させる開口部を、そこを流れるガス
の流速に応じてその流れ抵抗の調節がなされるような開
口部として構成することが考えられる。
【0025】更に、前記開口部の諸特性ないし特性曲線
または応動特性を、流れの方向(膨らませる方向かそれ
とも萎ませる方向か)に応じて設定することも考えられ
る。その具体例を挙げるならば、例えば、流れの方向に
応動するレバーが、システムの調節量を変更するような
構成としてもよい。またそのような構成とするために
は、例えば、付加的な開口部(例えば、ガス流入開口部
またはガス流出開口部)が、流れの方向に応じて開閉さ
れるようにしてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】これより、添付図面に示した様々
な実施の形態に即して、本発明について更に詳細に説明
して行く。
【0027】図1は、本発明にかかる安全装置のガスバ
ッグ1を示した図である。同じくこの安全装置の構成要
素であるガスジェネレータは、図を見易くするために、
ここでは不図示としてある。ガスバッグ1は、ガス抜き
開口部2を備えており、このガス抜き開口部2は、その
流路断面積aが実質的に不変の開口部である。ガスバッ
グ1は、更に別のガス抜き開口部3を備えている。この
ガス抜き開口部3は、弾性チューブとして形成された導
流路形状部4を備えている。導流路形状部4は、弾性を
有するものであるため、その流路断面積bが可変であ
る。ガス抜き開口部2は、システム全体の調節を行うた
めに設けられている。
【0028】ガスバッグ1の内部のガスが、ガス抜き開
口部2及び3を介してこのガスバッグ1の外部へ流出す
るとき、ガス抜き開口部2の流路断面積aは不変のまま
である。一方、ガス抜き開口部3の流路断面積bは、ベ
ルヌーイの圧力式に従って、流速に応じて変化する。こ
のガス抜き開口部3を介して流出するガスの流速が大き
ければ、このガス抜き開口部3の導流路形状部4は自動
的に収縮し、その流速が減少するほど、この導流路形状
部4は自動的に拡大する。そのため、ガス抜き開口部3
は、実際にガスバッグ1に作用する荷重の大きさに応じ
て、自動的に調節され、その結果、ガスバッグ1は、そ
の荷重の大きさに応じて理想的に調節された状態にな
る。
【0029】図2に示した実施の形態は、導流路形状部
4が多数の孔5を備えているという点において、図1の
実施の形態と相違している。それら孔5の個数及び大き
さを適当に定めることによって、システム全体の更に精
密な調節が可能である。
【0030】図3に示した本発明にかかる安全装置は、
導流路形状部4を、この導流路形状部4の長手方向沿い
に縫合部6でガスバッグ1に縫い付けたものである。更
に、この縫合部6によって導流路形状部4の先端開口ま
でも縫い閉じておき、ガスバッグ1が膨らんだならその
縫合が解けるようにしておけば、即ち、ガスバッグ1が
膨らみはじめたときには、まだガス抜き開口部3が閉じ
た状態にあるようにしておけば、ガスバッグ1を膨らま
せている途中でのガスの漏出量を小さく抑えることがで
きる。これによってガスバッグ1を短時間で膨らませる
ことができるため、ガスバッグ1が、短時間のうちに保
護機能を提供できる状態になる。図3に示した状態は、
ガスバッグ1がちょうど膨らみ終わったところであっ
て、まだガス抜き開口部3からガスが全く漏出していな
いか、或いは、極めて僅かなガスしか漏出していないと
きの状態である。また別法として、ガスバッグ1を折畳
む際に、導流路形状部4をガスバッグ1の間に折り込む
ことによって、ガスバッグ1が膨らんでからガス抜き開
口部3が開くようにしてもよく、それによっても、同じ
効果が得られる。更には、導流路形状部4に、ラビリン
ス構造やジグザグ流路構造を組込むことによって、同じ
機能が得られるようにすることも考えられる。また、導
流路形状部4を、伸縮性材料で形成した塞栓部材で閉塞
しておき、ガスバッグ1が膨らみはじめたときには、ま
だ導流路形状部4がその塞栓部材によって閉塞された状
態にあるようにし、ガスバッグ1の内圧が所定の中間圧
力に達したならば、この塞栓部材が外れるようにしても
よい。
【0031】上述の実施の形態において、導流路形状部
4を湾曲した形状に形成したり、ガスの噴出方向を側方
へそらすようにガス抜き開口部3を形成したりするなら
ば、それによって、導流路形状部4が、ガスの噴出方向
と反対方向に撓むようにすることができる。これによっ
て、導流路形状部4が折り曲がるため、導流路形状部4
の流路抵抗が高まる。従って、以上のようにすること
で、ベルヌーイの圧力式に従って発生する効果を増強す
ることができ、即ち、流速が増大するほど、流路断面積
が縮小して流れ抵抗が増大するため、ガスの流出量が減
少するという効果を増強することができる。更に、導流
路形状部4を、流速が所定速度以上になったならば不規
則振動や脈動を発生するように形成することによって
も、上述の効果を得ることができる。これは、導流路形
状部4が不規則振動や脈動を発生すると、その流れ抵抗
が増大するからである。
【0032】図4には、ガスバッグ1の他に、ガスジェ
ネレータ7を示すと共に、更に、ガスジェネレータ7と
ガスバッグ1との間を接続している接続部材8を示し
た。また、先に説明した実施の形態の構成部材に対応し
ている構成部材には、同一の参照符号を付してある。こ
の図4の実施の形態では、可変のガス抜き開口部3を、
ガスバッグ1それ自体に設けるのではなく、ガスジェネ
レータ7とガスバッグ1との間を接続している接続部材
8に設けてある。ガス抜き開口部3の前面に、閉塞部材
として機能する板部材9が配設されている。この板部材
9は、バネ12a及び12bを介して、接続部材8に対
して相対的に移動可能な状態で、この接続部材8に支持
されており、また、ガス抜き開口部3の開口面に対して
実質的に平行に延在するようにして支持されている。バ
ネ12a及び12bは、個々の用途における要求条件に
応じて、減衰性を有するバネとしてもよく、減衰性を持
たないバネとしてもよい。使用するバネのバネ定数と、
減衰性とを適宜設定することにより、流速と流路断面積
との間の関係を、極めて簡明な方式で調節することがで
きる。そして、接続部材8の外側面と板部材9との間に
は、ガスがそこを通過して流れる導流路形状部4が画成
されている。この導流路形状部4において、静圧の調節
が行われるため、この実施の形態においても、ガスバッ
グ1の内部からガスが流出する際に、この流れ領域に、
ベルヌーイの式で表される効果が発生する。即ち、導流
路形状部4における流速に応じた静圧が、この導流路形
状部4に発生し、その結果、板部材9が、ガス抜き開口
部3へ接近する方向、またはそこから離隔する方向へ変
位するため、それによって導流路形状部4の流路断面積
の調節がなされる。
【0033】図5に示した実施の形態は、ガス抜き開口
部3の開口面に対して実質的に平行に延在する板部材9
ではなく、その代わりに、ガス抜き開口部3の開口面に
対して実質的に垂直に延在する、閉塞部材として機能す
る2つの板部材13a及び13bを備えているという点
において、図4の実施の形態と相違している。それら板
部材13a及び13bによって、ガス抜き開口部3の導
流路形状部4が画成されている。それら板部材13a及
び13bは、例えばヒンジ14を介して、接続部材8
に、揺動可能に枢着するようにしてもよい。また別法と
して、それら板部材13a及び13b自体を、弾性変形
可能な部材として形成するようにしてもよい。図4と図
5のいずれの実施の形態においても、導流路形状部4の
流路断面積は可変であり、流速に応じて自動的に調節さ
れるものとなっている。
【0034】また、図4と図5のいずれの実施の形態に
おいても、本発明にかかるガス抜き開口部3と共に、流
路断面積が実質的に不変のガス抜き開口部を併せ備える
ようにしてもよい。更に、1つの安全装置に、流路断面
積が可変のガス抜き開口部3を複数備えるようにしても
よい。また更に、公知のガス抜き弁ないし公知のガス抜
き開口部を組合せるようにしてもよい。
【0035】本発明にかかる安全装置を、個々の用途の
要求条件に合わせて最適に設計できるようにするため
の、以上に説明したいずれの実施の形態にも適用可能な
手段として、ガス抜き開口部3の導流路形状部4の内面
に種々の内張材を貼着するようにしてもよく、また、そ
の内面に様々な表面構造を形成するようにしてもよい。
その具体例を挙げるならば、例えば、その内面に、鮫肌
状の表面構造や、ゴルフボール表面のような構造、粗い
織物のような構造、或いは、前述した多数の孔を備えた
構造などを形成することが考えられる。ただし、これら
構造を設計する際には、ガスバッグに荷重が作用したと
きのガスの流れを最適化できるように、綿密に設計する
ことを要する。更に、導流路形状部4の形状を、流体力
学的に最適化した形状にするようにしてもよく、その具
体例を挙げるならば、例えば、その流路断面の角部分に
丸みを付けることなどが考えられる。
【0036】流速が増大するにつれて流れ抵抗が増大す
るという上述の特性を、更に増強するために、流れ攪乱
手段を備えるようにしてもよい。この流れ攪乱手段は、
例えば、静圧がある圧力を下回ったならば作動するもの
としてもよい。そのような流れ攪乱手段が特に効果を発
揮するのは、それを、乱流を発生させることで流れ抵抗
を一気に増大させるような手段として構成した場合であ
る。そのように構成することによって、ガスバッグから
流出するガスの流れの状態を一気に変化させることが可
能となる。
【0037】図6は、ガス抜き開口部3に装備した流通
確保部材15を示した図である。この流通確保部材15
は、ガス抜き開口部3を、ガスバッグ1からガスが漏出
可能な程度に開いた状態に、常に維持するためのもので
ある。図6に示した実施の形態では、流通確保部材15
は、断面十字形に形成されている。ただし、流通確保部
材15は、上述の機能を満たすものでありさえすれば、
その他の形態とすることも考えられる。
【0038】以上に説明した開口部の様々な構成態様
は、安全装置に形成し、或いは設けることが考えられ
る、あらゆる開口部に適用し得るものである。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガスバッ
グが膨らんだときの状態が、実際の荷重条件に応じて自
動的に調節されることで、自動車の乗員の保護機能が最
適化され、しかもその自動的な調節が簡明な方式で行わ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス抜きのためのチューブ形状の導流路形状部
を備えた、本発明にかかる安全装置を示した図である。
【図2】ガス抜きのための導流路形状部に多数の孔を形
成した、図1の安全装置と同様の安全装置を示した図で
ある。
【図3】ガス抜きのための導流路形状部を、この導流路
形状部の長手方向沿いにガスバッグに分離可能に縫い付
けた、図1の安全装置と同様の安全装置を示した図であ
る。
【図4】ガスジェネレータとガスバッグとを接続してい
る接続部材にガス抜き開口部を設け、このガス抜き開口
部の開口面に対して平行に配設した閉塞部材を備えた、
本発明にかかる安全装置を示した図である。
【図5】ガス抜き開口部の開口面に対して垂直に延在す
る複数の閉塞部材を備えた、図4の安全装置と同様の安
全装置を示した図である。
【図6】本発明にかかるガス抜き開口部に装備した流路
確保部材を示した図である。
【符号の説明】
1 ガスバッグ 2 ガス抜き開口部 3 ガス抜き開口部 4 導流路形状部 7 ガスジェネレータ 8 接続部材 9 板部材(閉塞部材) 13a、13b 板部材(閉塞部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラーク・リューデブッシュ ドイツ連邦共和国 71272 レンニンゲン, モンテッソーリシュトラーセ 24 Fターム(参考) 3D054 CC14 CC20

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスジェネレータと、事故発生時に前記
    ガスジェネレータによって膨らませるガスバッグと、ガ
    スが流れる開口部であってその流れ抵抗が可変である少
    なくとも1つの開口部とを備えた自動車用安全装置にお
    いて、 前記開口部(3)は、少なくともその一部が、導流路形
    状部(4)として形成されており、該導流路形状部
    (4)の流れ抵抗が、前記開口部(3)を流れるガスの
    流速に応じて自動的に調節されるようにしてあることを
    特徴とする自動車用安全装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部(3)を流れるガスの流速が
    増大するほど、前記開口部(3)の流れ抵抗が増大する
    ようにしてあることを特徴とする請求項1記載の自動車
    用安全装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部(3)から流出するガスの流
    量が減少するほど、前記開口部(3)の流れ抵抗が減少
    するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2記
    載の自動車用安全装置。
  4. 【請求項4】 前記開口部(3)が、弾性チューブとし
    て形成された導流路形状部(4)を備えていることを特
    徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の自動車用安
    全装置。
  5. 【請求項5】 前記開口部(3)の前面に、該開口部
    (3)の開口面に対して平行に延在する、可動の閉塞部
    材(9)が備えられており、該閉塞部材(9)と、該安
    全装置の前記開口部(3)の周囲領域部分とで、前記開
    口部(3)の前記導流路形状部(4)が画成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の自
    動車用安全装置。
  6. 【請求項6】 前記閉塞部材(9)が、バネを介して取
    付けられていることを特徴とする請求項5記載の自動車
    用安全装置。
  7. 【請求項7】 前記開口部(3)の前面に、該開口部
    (3)の開口面に対して垂直に延在する、少なくとも2
    つの実質的に互いに平行な閉塞部材(13a、13b)
    が備えられており、それら閉塞部材によって、前記開口
    部(3)の前記導流路形状部(4)が画成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の自動
    車用安全装置。
  8. 【請求項8】 前記閉塞部材(13a、13b)が、可
    動状態で支持されていることを特徴とする請求項7記載
    の自動車用安全装置。
  9. 【請求項9】 前記閉塞部材(13a、13b)が、弾
    性変形可能に形成されていることを特徴とする請求項7
    又は8記載の自動車用安全装置。
  10. 【請求項10】 ベルヌーイの圧力式に従って前記導流
    路形状部(4)に発生する効果が、流れ抵抗を調節する
    ための制御動作における入力量として利用されるように
    してあることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項
    記載の自動車用安全装置。
  11. 【請求項11】 前記導流路形状部(4)の側壁部が、
    ガスが通過可能であるように形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至10の何れか1項記載の自動車用安
    全装置。
  12. 【請求項12】 前記導流路形状部(4)の側壁部が、
    多数の孔を備えているか、及び/または、その内面に特
    別の表面構造が形成されていることを特徴とする請求項
    1乃至11の何れか1項記載の自動車用安全装置。
  13. 【請求項13】 前記開口部(3)が、前記ガスバッグ
    (1)に設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    12の何れか1項記載の自動車用安全装置。
  14. 【請求項14】 前記開口部(3)が、前記ガスジェネ
    レータ(7)と前記ガスバッグ(1)とを接続している
    接続部材(8)に設けられていることを特徴とする請求
    項1乃至13の何れか1項記載の自動車用安全装置。
  15. 【請求項15】 前記開口部(3)が、前記ガスジェネ
    レータ(7)に設けられていることを特徴とする請求項
    1乃至14の何れか1項記載の自動車用安全装置。
  16. 【請求項16】 自動的に調節がなされる前記開口部
    (3)に加えて更に、大きさが実質的に不変である在来
    の開口部(2)ないしはそれに類する開口部を備えてい
    ることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項記載
    の自動車用安全装置。
  17. 【請求項17】 前記開口部(3)に、最小限度の漏出
    量を確保するための手段を備えたことを特徴とする請求
    項1乃至16の何れか1項記載の自動車用安全装置。
  18. 【請求項18】 本発明にかかる安全装置の、諸特性な
    いし特性曲線、及び/または、応動特性、及び/また
    は、流路構成を、流れの方向に応じて異ならせ得るよう
    にしたことを特徴とする請求項1乃至17の何れか1項
    記載の自動車用安全装置。
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