JP2002274066A - 熱転写記録媒体 - Google Patents
熱転写記録媒体Info
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Abstract
を得るのに有用な熱転写記録媒体を提供すること、さら
には艶消し画像でかつ耐摩耗性に優れる画像を得るのに
有用な熱転写記録媒体を提供すること。 【解決手段】 支持体上に、シリカを含有するマット層
と熱転写性インク層とを順次設けてなる熱転写記録媒体
において、転写後の画像にマット層中のシリカが10%
以上転写されることを特徴とするか、又は該マット層が
JIS K 5400 4.7.1によって測定される
分散度が30〜100μmである塗布液を用いて形成さ
れたことを特徴とする熱転写記録媒体。
Description
し、さらに詳しくは、熱転写印字された画像が艶消しと
して形成される、コンピューター、ワードプロセッサ
ー、バーコードプリンター、ファクシミリなどに好適に
使用される熱転写記録媒体に関する。
に、基材(耐熱性支持体)上に、熱溶融性インク層を設
けた熱転写記録媒体を用い、このインク層と被転写体
(受像紙など)とを重ねた状態で基材側からサーマルヘ
ッド等により加熱して熱溶融性インク層を溶融し、この
溶融インクを受像紙などに転写せしめ印字画像を得よう
とするものである。
記録媒体を用いた場合には、往々にして、印字画像が光
沢を有しているが、光沢度が高いと印字画像を見ずらく
し、印字画像がバーコードであるときにはその読み取り
等において不利となる。また名刺、はがき等の印字にお
いては印字画像の光沢が少ない方が高級感があるため好
まれる傾向にある。
ト層中にシリコーンで表面処理したシリカ粉末を含有す
る(特開昭63−107586号公報)、(2)支持体
上に非熱転写性マット層を設ける(特開平5−8553
号公報)などが提案されている。しかし、前記(1)の
手段においては、シリコーンで表面処理したシリカ粉末
の使用量が少ないとマット化の効果が得られにくく、逆
に、その使用量が多いと印字品質及び転写濃度の低下が
みられ耐摩耗性にも劣るようになる。また、前記(2)
のものでは、製造可能な範囲では十分な艶消しを行うこ
とができず、また十分な艶消しを得るにはマット層の表
面粗さを大きくする必要があるが、このような表面粗さ
を得るためには製造工程が複雑になるばかりか安定した
製造が困難であり製造ごとのばらつきが大きく実用性に
欠けていた。
欠点を解消し、印字画像の光沢度が低いいわゆる艶消し
画像を得るのに有用な熱転写記録媒体を提供すること、
さらには艶消し画像でかつ耐摩耗性に優れる画像を得る
のに有用な熱転写記録媒体を提供することをその課題と
する。
に、シリカを含有するマット層と熱転写性インク層とを
順次設けてなる熱転写記録媒体において、転写後の画像
にマット層中のシリカが10%以上が転写されることを
特徴とする熱転写記録媒体である。従来はマット層成分
が画像に転写しない構成(特開平5−8553号等に開
示)で、画像表面に凹凸を形成させ艶消し機能を発現さ
せているとしたが、十分な艶消し効果が得られていなか
ったのに対し、本発明ではマット層のシリカが10%以
上転写することで優れた艶消し画像が得られる。
るマット層と熱転写性インク層とを順次設けてなる熱転
写記録媒体において、該マット層がJIS K 540
04.7.1によって測定される分散度が30〜100
μmである塗布液を用いて形成されたことを特徴とする
熱転写記録媒体である。分散度が30μm以上であると
より十分な艶消し効果が得られる。これは塗布液の分散
度を30μm以上の粗さにすることで塗布乾燥後のマッ
ト層表面に凹凸を形成しながらシリカが存在すること
で、印字画像の光沢度が低下するものと考えられる。な
お、分散度が100μmを超えると熱感度の低下が見ら
れるようになる。
50〜400m2/gである第1又は第2の発明の熱転
写記録媒体である。比表面積が150m2/g以上であ
るとより十分な艶消し効果が得られる。なお比表面積が
400m2/gを超えるとマット層形成の際用いる塗布
液性の粘度が急激に上昇し製造工程において塗布液の扱
いが困難になるばかりでなく、塗布面にむらが生じやす
いという不具合の恐れがでてくる。
シリカである第1〜第3のいずれかの発明の熱転写記録
媒体である。沈降性タイプのシリカではなく、ゲルタイ
プシリカを用いることでより十分な艶消し効果が得られ
る。この理由は明確にはなっていないが、ゲルタイプシ
リカは沈降性タイプよりシリカの1次粒子が密に凝集し
ている構造であることより、画像表面に存在する場合に
より効果的に光を乱反射させ艶消し機能を発現させてい
ると推定される。
5〜1.8μmである第1〜第4のいずれかの発明の熱
転写記録媒体である。マット層の厚さが0.5μm以上
であるとより十分な艶消し効果が得られる。また1.8
μmを越えると熱感度の低下が見られるようになる。
ンク層との間に剥離層が設けられている第1〜第5のい
ずれかの発明の熱転写記録媒体である。マット層を設け
ることで艶消し画像は得られるものの、マット層により
熱感度は低下する傾向にある。しかし、剥離層を設ける
ことで熱感度の低下を防ぐばかりか更に熱感度を向上で
き、艶消しと熱感度の両立化が図られる。また剥離層は
転写画像を形成したときの保護層としての機能を有する
ので耐摩耗性の向上が図られる。
の光沢度で測定され、光沢度が低いと艶消し印字となり
25%以下程度の光沢度であれば艶消し画像としては十
分である。ここで光沢度とは、JIS P 8142で
規定されているように75度の角度から光束を入射し
て、正反射方向に反射する光を受光器で検知し、0%が
全くの無光沢であり、100%が完全な鏡面であること
を意味している。
する。本発明の最も基本的な熱転写記録媒体としては、
支持体上にマット層が形成され、更にその上に、熱転写
性インク層形成されたものである。マット層は、ポリア
クリロニトリル、ポリメチルメタクリレート、ポリスチ
レン、ニトロセルロース、エチルセルロース、酢酸セル
ロース、PVA、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩ビ−酢ビ共重合体、ポ
リカーボネート、ポリビニルブチラール、SBR等を溶
剤に溶解した液またはエマルジョンにシリカを分散した
塗布液を支持体に塗布乾燥して形成される。この他、顔
料としては炭酸カルシウム、アルミナ、タルク等の有機
顔料、シリコーン樹脂、テフロン(登録商標)樹脂、硬
化メラミン樹脂、硬化フェノール樹脂、硬化尿素樹脂、
塩化ビニル樹脂を添加することができる。また樹脂につ
いてはイソシアネート等により架橋させても良い。
%以上転写させるには、種々の方法がある。例えば、マ
ット層のすぐ上の隣接層の塗布液によりマット層樹脂を
溶解させるような塗布方法を行い、マット層のすぐ上の
層にマット層中のシリカを一部混和させる構成とし転写
させる方法が挙げられる。具体的には、例えば、マット
層樹脂が特定な溶媒に溶解する場合、マット層のすぐ上
の層の塗布液の溶媒にこの溶媒を用いることで達成でき
る。また、マット層中の樹脂量に対するシリカ量を増加
させることで印字時シリカが画像上に転写しやすくさせ
る方法、マット層中の樹脂として接着力がある程度低い
樹脂を選択する方法、またはマット層中に接着に寄与し
ない物質を添加することでマット層の接着強度を低下さ
せる方法およびこれら方法の組み合わせで達成できる
が、これら方法には限定されない。転写後の画像へのマ
ット層中のシリカの転写量の上限は通常40%であり、
好ましくは25%である。
液として、JlS K 54004.7.1によって測
定される分散度を30〜100μmとするためには、シ
リカおよびその他顔料の粒径を選択したり、シリカおよ
びその他顔料を分散する際の分散方法、例えば分散機の
機種、分散メディアの種類の選択や分散時間、回転数と
いった分散条件を適宜調整することにより、分散度を所
望の値に調整することができる。
ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ナイロ
ン、ポリイミド等の比較的耐熱性の良いプラスチックフ
ィルムの他、グラシン紙、コンデンサー紙、金属箔等が
挙げられ、その厚さは約2〜15μm、好ましくは3〜
10μmの範囲である。
呈していることが好ましく、このことにより、画像部と
非画像部との境界面の切れがよくなり、画像のシャープ
性が向上する。熱転写性インク層には着色剤、結着剤、
ワックス等が含有される。着色剤としてはカーボンブラ
ックや従来公知の無機又は有機の染顔料が使用される。
結着剤としてはポリブタジエン、ニトリルゴム等の未加
硫ゴムが好ましく、その他ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリスチレン、テルペン樹脂、ポリ
アミド、ポリエステル、アクリル樹脂などの低分子量の
ものも用いることができる。ワックスについては特にカ
ルナウバワックスが含有されるのが望ましいが、他のワ
ックス例えばキャンデリラワックス、モンタン酸エステ
ルワックス、ポリエチレンワックス、パラフィンワック
ス等も使用できる。これらは溶剤に溶解するか分散ある
いは乳化して使用する。分散剤としては公知のものが使
用でき、例えば、ポリアクリル酸、スチレンマレイン酸
共重合体、エチレングリコール、ヘキサメタリン酸ソー
ダ、各種界面活性剤等が挙げられる。熱転写性インク層
3の厚さは0.5〜6μm、好ましくは1〜5μmであ
る。
間に設けられるが、融点または軟化点が70〜120℃
のワックスを主体としている。この層は熱印加時にマッ
ト層と熱転写性インク層間剥離性をよくするために設け
る層であり、そのためサーマルヘッドによる熱印加で溶
融して低粘度液体になるような成分で構成するのが望ま
しく、また、加熱部分と非加熱部分の界面近くで層が容
易に切れるように層成分を調整するとよい。
示すると、蜜ろう、鯨ろう、木ろう、米ぬかろう、カル
ナウバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワッ
クス等の天然ワックス、パラフィンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、酸化ワックス、オゾケライト、
セレシン、エステルワックス、ポリエチレンワックス等
の合成ワックス、マルガリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、フロイン酸、ベヘ
ニン酸等の高級飽和脂肪酸、ステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコール等の高級飽和一価アルコール、ソルビ
タンの脂肪酸エステル等の高級エステル、ステアリン酸
アミド、オレイン酸アミド等の高級脂肪酸アミド等が挙
げられるが、特に25℃における針入度が2以下のワッ
クスを主成分とすることが好ましく、この中でもカルナ
ウバワックスは耐磨耗性などの耐性を向上させる効果が
ある。
録媒体と被転写体との密着性をよくすることも可能であ
り、この目的を達成するため剥離層にイソプレンゴム、
ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴ
ム、ニトリルゴム等のゴム類が添加される。このほか、
剥離層の脱落防止のため接着性の強い樹脂類を該層に添
加することもよく行われるが、このために添加される樹
脂としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−
エチルアクリレート共重合体等が好適である。
支持体とは反対面にバック層を設けることもできる。バ
ック層はシリコーンゴム、シリコン変性ウレタン樹脂、
シリコン変性アクリル樹脂等からなり、支持体の静・動
摩擦係数を低下させ、搬送性を向上することができ、あ
るいは従来用いることのできなかった支持体材料を用い
ることもできる。さらには熱転写性インク層を多層化し
たり、また熱転写性インク層の上にオーバーコート層を
設けてもよい。
やオーバーコート層の塗工は、ホットメルト塗布法、水
性塗工法、有機溶剤を使用する塗工法等の公知の方法で
行うことができる。
び%はともに重量基準である。
の塗布液のJISK54004.7.1によって測定さ
れる分散度は25μmであった。ワイヤーバーを使用し
て約4.5μm厚のポリエステルフィルムの片面に塗布
し、80℃で1分間乾燥して約2.0μm厚のマット層
を形成した。 (熱転写性インク層塗布液組成物) カーボンブラック 5部 カルナウバワックス 4.2部 エチレングリコール 2部 モルホリン酸脂肪酸塩 1部 トルエン/MEK(7/3)混合溶媒 50部 からなる混合物をボールミルで平均粒径が2.0〜2.
5μmになるように分散して熱転写性インク層塗布液を
得た。塗布液を前記マット層上にワイヤーバーを使用し
塗布し、30℃で2分間乾燥して約1.8μm厚のイン
ク層を形成した。 (バック層塗布液組成物) シリコーンゴム(30%トルエン溶液) 3部 トルエン 97部 を混合しバック層塗布液組成物を作成した。この液をワ
イヤーバーを使用して前記インク層と反対側の支持体面
に塗布し、50℃で1分間乾燥し、約0.03μm厚の
バック層コートを形成し、実施例1の熱転写記録媒体を
作成した。
の塗布液のJIS K5400 4.7.1によって測
定される分散度は50μmであった。ワイヤーバーを使
用して約4.5μm厚のポリエステルフィルムの片面に
塗布し、80℃で1分間乾燥して約2.0μm厚のマッ
ト層を形成した。このマット層の上にインク層を、さら
に支持体をはさんで反対面にバック層を、実施例1と同
様な方法で設け、実施例2の熱転写記録媒体を作成し
た。
の塗布液のJlS K5400 4.7.1によって測
定される分散度は40μmであった。ワイヤーバーを使
用して約4.5μm厚のポリエステルフィルムの片面に
塗布し、80℃で1分間乾燥して約2.0μm厚のマッ
ト層を形成した。このマット層の上にインク層を、さら
に支持体をはさんで反対面にバック層を、実施例1と同
様な方法で設け、実施例3の熱転写記録媒体を作成し
た。
の塗布液のJlS K5400 4.7.1によって測
定される分散度は40μmであった。ワイヤーバーを使
用して約4.5μm厚のポリエステルフィルムの片面に
塗布し、80℃で1分間乾燥して約2.0μm厚のマッ
ト層を形成した。このマット層の上にインク層を、さら
に支持体をはさんで反対面にバック層を、実施例1と同
様な方法で設け、実施例4の熱転写記録媒体を作成し
た。
の塗布液のJlS K5400 4.7.1によって測
定される分散度は40μmであった。ワイヤーバーを使
用して約4.5μm厚のポリエステルフィルムの片面に
塗布し、80℃で1分間乾燥して約1.5μm厚のマッ
ト層を形成した。このマット層の上にインク層を、さら
に支持体をはさんで反対面にバック層を、実施例1と同
様な方法で設け、実施例5の熱転写記録媒体を作成し
た。
設けた。 (剥離層塗布液組成物) カルナバワックス 17.5部 エチレン/酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量33%) 0.6部 ブタジエンゴム 1.4部 アクリロニトリル/ブタジエン共重合体 (ブタジエン含有量50%) 0.5部 トルエン/MEK(7/3)混合溶媒 80部 からなる混合物をダイノーミルでカルナバワックスの平
均粒径が8.5〜4.0μmになるように分散して剥離
層用組成液を得た。ワイヤーバーを使用してマット層上
に塗布し、80℃で1分間乾燥して約1.5μm厚の剥
離層を形成した。次に剥離層の上に、実施例1で用いた
インク層液をワイヤーバーを使用し塗布し、30℃で2
分間乾燥して約1.8μm厚のインク層を形成した。さ
らに実施例1と同様な方法で支持体とは反対面にバック
層を設け、実施例6の熱転写記録媒体を作成した。
の塗布液のJIS K5400 4.7.1によって測
定される分散度は110μmであった。ワイヤーバーを
使用して約4.5μm厚のポリエステルフィルムの片面
に塗布し、80℃で1分間乾燥して約2.0μm厚のマ
ット層を形成した。このマット層の上にインク層を、さ
らに支持体をはさんで反対面にバック層を、実施例1と
同様な方法で設け、比較例1の熱転写記録媒体を作成し
た。
の塗布液のJlS K5400 4.7.1によって測
定される分散度は20μmであった。ワイヤーバーを使
用して約4.5μm厚のポリエステルフィルムの片面に
塗布し、80℃で1分間乾燥して約2.0μm厚のマッ
ト層を形成した。このマット層の上にインク層を、さら
に支持体をはさんで反対面にバック層を、実施例1と同
様な方法で設け、比較例1の熱転写記録媒体を作成し
た。
の塗布液のJIS K5400 4.7.1によって測
定される分散度は25μmであった。ワイヤーバーを使
用して約4.5μm厚のポリエステルフィルムの片面に
塗布し、80℃で1分間乾燥して約0.4μm厚のマッ
ト層を形成した。このマット層の上にインク層を、さら
に支持体をはさんで反対面にバック層を、実施例1と同
様な方法で設け、比較例1の熱転写記録媒体を作成し
た。上記により得られた実施例1〜6および比較例1〜
2の熱転写記録媒体について、下記特性を下記の方法で
テストし評価した。なお、各テストは転写画像について
行い、受容紙には裏面に糊づけ処理されたラベル状の白
PETを使用し、下記印字条件で印字したものをテスト
した。評価結果を表1に示す。
ット/mm) プラテン圧:150g/m 熱転写記録媒体の引き剥がし角度:受容紙に対して30
度 引き剥がしトルク値:200g 印字速度:10cm/秒 マット層中シリカの印字画像への転写率 支持体上ヘマット層を塗布しマット層上にはなにも塗布
しない状態のシートを蛍光X線にてSi強度を測定し、
この値をaとした。またなにも塗布しない状態の支持体
を蛍光X線にてSi強度を測定し、この値をbとした。
これとは別に、べたを印字した画像部を蛍光X線にてS
i強度を測定し、この値をcとした。この時の印字条件
は前記印字条件と同じで行った。さらに印字していない
受容紙を蛍光X線にてSi強度を測定しこの値をdとし
た。 マット層中シリカの印字画像への転写率%=(c−d)
/(a−b)×l00 として算出した。
法で測定した。 画像転写性 白PET(Bekk平滑度:25000秒)を被転写紙
として用い、印加エネルギー20mj/mm2下での転
写画像を次の基準で評価した。 ◎:カスレがなく、画像のエッジがシャープである。 ○:画像にカスレがほとんどない. △:画像にややカスレがある。 ×:画像にカスレがある。 耐磨耗性 約1t/cm2のステンレスエッジの対物で30cm/
secのスピードで50往復画像をラブテストし、次の
基準で評価した。 ◎:画像が全く破壊されない。 ○:画像がほとんど破壊されない。 △:画像がやや破壊される。 ×:画像が完全に破壊される。
として用い、印加エネルギー20mj/mm2下でのベ
タ転写画像を反射型濃度測定器(マクベス社製RD−9
14)により測定した。
低い艶消し画像が得られるとともに、画像転写が良好に
行われ、転写画像の耐磨耗性が優れ、さらに画像むらの
無い良好な印字画像が得られることがわかる。
度の低い艶消し画像が得られるのみならず、転写画像の
耐磨耗性が優れ、さらに画像むらの無い良好な印字画像
を与える熱転写記録媒体を得ることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 支持体上に、シリカを含有するマット層
と熱転写性インク層とを順次設けてなる熱転写記録媒体
において、転写後の画像にマット層中のシリカが10%
以上が転写されることを特徴とする熱転写記録媒体。 - 【請求項2】 支持体上に、シリカを含有するマット層
と熱転写性インク層とを順次設けてなる熱転写記録媒体
において、該マット層がJIS K 5400 4.
7.1によって測定される分散度が30〜100μmで
ある塗布液を用いて形成されたことを特徴とする熱転写
記録媒体。 - 【請求項3】 前記シリカの比表面積が150〜400
m2/gである請求項1又は2に記載の熱転写記録媒
体。 - 【請求項4】 前記シリカがゲルタイプのシリカである
請求項1〜3のいずれかに記載の熱転写記録媒体。 - 【請求項5】 前記マット層の厚さが0.5〜1.8μ
mである請求項1〜4のいずれかに記載の熱転写記録媒
体。 - 【請求項6】 前記マット層と熱転写性インク層との間
に剥離層が設けられている請求項1〜5のいずれかに記
載の熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001074027A JP2002274066A (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001074027A JP2002274066A (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 熱転写記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002274066A true JP2002274066A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18931370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001074027A Pending JP2002274066A (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002274066A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030504A (ja) * | 2005-06-20 | 2007-02-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
-
2001
- 2001-03-15 JP JP2001074027A patent/JP2002274066A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007030504A (ja) * | 2005-06-20 | 2007-02-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
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