JP3135091B2 - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JP3135091B2
JP3135091B2 JP04194882A JP19488292A JP3135091B2 JP 3135091 B2 JP3135091 B2 JP 3135091B2 JP 04194882 A JP04194882 A JP 04194882A JP 19488292 A JP19488292 A JP 19488292A JP 3135091 B2 JP3135091 B2 JP 3135091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写シートに関し、詳
しくは記録感度に優れ、しかも印字画像のシャープ性、
低平滑受容体への印字性、記録画像の耐摩擦性等にも優
れた熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写シートの記録感度を向上させるた
めに、これまで多くの提案がなされている。例えば、
転写層に低融点物質を使用し、低エネルギーで転写層を
溶融転写させる方法、発熱体からの熱エネルギーを有
効に転写層に伝えるため、熱伝導性の良い物質を基体中
若しくは基体表面に含有させる方法、が提案されてい
る。また、低平滑性の受容体への記録性を向上させるた
め、インク層中又は表面層に熱発泡性材料を用いたイ
ンクシート(特開昭59−201893号、同60−8
2392号、同60−236792号、同62−144
992号公報等)、インク層上の表面層に熱溶融性材
料(ワックス、樹脂等)や顔料を添加したインクシート
(特開昭60−189489号、同61−66694
号、同62−21591号公報等)、インク層上に網
状多孔質層を設けたインクシート(特開昭61−295
080号公報)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば前記
の方法では、記録感度は向上するものの、インク層に
低融点物質を使用するため、印字画像のシャープ性に欠
け、且つ耐摩擦性に劣るという欠点があり、またの方
法では、基体の熱伝導性は良くなるものの、熱の拡散が
大きいため、シャープな印字画像を得ることが困難であ
る。また、のインクシートでは、熱発泡性材料を発泡
させるために余分な熱量を必要とし、通常のインクシー
トより多くの熱量を要することになり、記録感度を向上
させることは困難である。
【0004】のインクシートは、インクシート上に単
に熱溶融性物質層を設けるだけであるため、インクシー
トの熱溶融性物質が増加することになり、そのため熱転
写時により多くの熱量が必要となり、記録感度の向上は
望めない。また、のインクシートは、表面層が網状多
孔質層となっているため、表面層が完全な不連続層では
なく、部分的に連続層を形成しているため、熱転写時の
表面層の剪断力が大きくなり、シャープな印字画像が得
られにくく、また記録感度も不充分である。なお、熱溶
性インク層中に中空粒子を含有させ、インク層のクッシ
ョン性を高めるといった方法が提案されているが、この
ような方法はインク層の熱溶融が充分に行なわれにくく
なり、充分な熱感度の向上は望めない。
【0005】本発明はこうした実情に鑑みなされたもの
で、熱印字時の記録感度の良好な、且つ印字画像のシャ
ープ性、低平滑受容体への印字性、記録画像の摩擦性等
に優れた熱転写シートを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、インク層上に中空粒子からなる表面層を
設けた熱転写シートが、上記目的に適合することを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明によれば、支持体上に着色剤
と熱溶融性化合物とを主成分とするインク層を設けた熱
転写シートにおいて、前記インク層上に中空粒子を40
重量%以上含有する表面層を設けたことを特徴とする熱
転写シートが提供される。
【0008】本発明の熱転写シートは、熱溶融性インク
層上に設けられた中空粒子を40重量%以上含有する表
面層が高い断熱効果を有するため、サーマルヘッドから
インクシートに与えられた熱が、受容体側に拡散してゆ
くことが防止され、インクシート上の熱溶融性物質の熱
溶融により効果的に用いられる。このため、本発明の熱
転写シートによると、従来のインクシートより少ない熱
量でもって、インク層を熱溶融することが可能となり、
結果として高感度記録を達成することができる。
【0009】以下に本発明を更に詳細に説明する。本発
明の熱転写シートは、前記したように、インク層上に中
空粒子を40重量%以上含有する表面層が設けられてい
ることを特徴とする。この構成によって、本発明の熱転
写シートは前記したように少ない熱量でインク層の熱溶
融が可能となり、記録感度の優れたものとなる。また、
表面層が粒子状物質からなることで、表面層自体の層の
剪断力が低いため、印字画像のシャープ性に優れたもの
となる。
【0010】このインク層中の中空粒子は、粒子径が
0.1〜2.0μm程度の樹脂粒子で、内部の中空径は
内孔径/粒子径の比が0.1〜0.8程度のものが好ま
しい。また、中空粒子の主成分としては、スチレン、ア
クリル/スチレン共重合体、塩化ビニリデン/アクリロ
ニトリル共重合体等から構成される。なお、中空内部に
水又はプロパン、n−ブタン、イソブタン等を含有、あ
るいは気体のみを含有している中空粒子を用いることが
できる。
【0011】また、本発明において、表面層を上記中空
粒子とワックス粒子とで形成することは非常に好ましい
(請求項2)。上記両粒子を併用することにより、ワッ
クス類の受容体への接着力、特に低平滑受容体への浸透
力が効果的に仂き、低平滑受容体への記録の際に発生し
易い画像部の白ヌケ(ボイド)が少ない記録画像を得る
ことができる。
【0012】この場合、ワックス類としては、例えばカ
ルナバワックス、キャンデリラワックス、蜜ロウ、木ロ
ウ、モンタンワックス、鯨ロウなどの天然ワックス;パ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸
化ワックス、ポリエチレンワックスなどの合成ワック
ス;その他、マルガリン酸、ラウリン酸、ミスチリン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、フロメン酸、ベヘニ
ン酸などの高級脂肪酸及びその金属塩;ステアリルアル
コール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコール;ソ
ルビタンの脂肪酸エステルなどのエステル類;ステアリ
ン酸アミド、オレイン酸アミド等のアミド類等が挙げら
れる。
【0013】併用するワックス粒子としては、上記のワ
ックス類を界面活性剤を用いて乳化又は分散することに
よって得られる、粒子径0.1〜4.0μmの粒子が好
ましい。粒子径が4.0μmを越えるワックス粒子を使
用した場合には、受容体との密着度が低下するため、印
字画像の受容体への密着度が低下し、ボイド等が発生
し、良好な記録画像を得ることができないことがある。
【0014】更に、本発明において、表面層における前
記ワックス粒子を、カルナバワックスと融点又は軟化点
が60〜130℃の熱可塑性樹脂とを主成分とする粒子
で構成することは、特に好ましい(請求項3)。この混
合ワックス粒子と前記中空粒子とで表面層を形成するこ
とにより、記録画像の受容体への接着力をより強くする
ことができ、記録された画像の安定性が増す。特に、高
温下での記録において、耐摩擦性に優れた画像を得るこ
とが可能となる。
【0015】この場合、融点又は軟化点が60〜130
℃の熱可塑性樹脂は、カルナバワックスと混融せしめ、
固溶体状態で用いることが最適であり、これらを乳化又
は分散し、粒子状で用いることが好ましい。それらの熱
可塑性樹脂としては、例えばアクリル樹脂、メタクリル
樹脂、スチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、フ
ェノール樹脂、オレフィン樹脂、エチレン/酢酸ビニル
共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹
脂、ポリアミド樹脂、あるいはこれらの共重合体等があ
る。
【0016】本発明の表面層において、表面層中の中空
粒子の含有量としては、表面層の40重量%以上が中空
粒子である。40重量%未満では充分な熱感度向上は望
めない。なお、表面層の付着量としては、0.1〜3g
/m2が好ましく、この範囲外だと、熱感度の不足、ボ
イドの発生等の問題を生じることがある。また、場合に
よっては、表面層に公知の高分子樹脂を結着剤として用
いることができる。この場合の高分子樹脂としては、例
えばポリアミド系、ポリエステル系、ポリウレタン系、
塩化ビニル系、塩ビ酢ビ系、セルロース系、ロジン系、
石油系、スチレン系、ブチラール系、テルペン系、フェ
ノール系などの樹脂の他、エチレン/酢酸ビニル共重合
体やエチレン/アクリル系樹脂が挙げられる。
【0017】本発明で使用される支持体としては、例え
ば、ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセ
ルロース、ナイロン、ポリイミド等の比較的耐熱性の良
いプラスチックのフィルムの他、グラシン紙、コンデン
サー紙、金属箔等があり、その厚さは約2〜15μm、
好ましくは3〜10μmの範囲である。
【0018】なお、支持体のサーマルヘッドと接する側
の表面(インク層の存在する面とは反対側の面)には、
必要に応じて、シリコーンゴム、シリコーン樹脂、フッ
素樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂、ニトロセルロース、セルロースアセ
テートプロピオネート、等からなる耐熱性保護層を設け
ることにより、支持体の耐熱性を向上することができ、
あるいは従来用いることのできなかった支持体材料を用
いることもできる。
【0019】本発明におけるインク層は、従来公知の熱
溶融性層からなり、具体的には着色剤、ワックス類及び
樹脂類を主成分とするものであって、その組成物をホッ
トメルトあるいは分散液として支持体上に塗工し乾燥す
ることによって形成される。着色剤としては、従来公知
の染料及び顔料の中から適宜選択される。また、ワック
ス類及び樹脂類は、前記表面層に用いられるものと同様
の材料から選択使用される。
【0020】なお、本発明においては、インク層と支持
体との間に、必要に応じ公知のワックス類と樹脂類とを
主成分とする剥離層を設けることもできる。この場合の
ワックス類、樹脂類は表面層に用いられるものと同様の
材料から選び使用することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、以下に示す%及び部はすべて重量基準である。
【0022】実施例1 厚さ4.5μmのポリエステルフィルム上に、下記(A
成分)の塗液を、乾燥後付着量が2.5g/m2になる
ようにワイヤーバーで塗布し乾燥し、熱転写インク層を
形成した。 (A成分) カルナバワックスの水分散液 70部 (平均粒径0.3μm:固形分30%) カーボンブラック水分散体(固形分20%) 25部 ポリビニルアルコール水溶液(固形分5%) 5部
【0023】上記熱転写インク層を形成した後、その上
に更に下記(B成分)の塗液を、乾燥後付着量が0.5
g/m2になるようにワイヤーバーで塗布し乾燥し、表
面層を形成した。 (B成分) 中空粒子分散(Rohm & Hass社製: 60部 ローベイクop−62:固形分25%) スチレン/ブタジエン共重合体エマルジョン 0.6部 (固形分50%) 水 39.4部
【0024】また、インク層と反対側の面に、シリコー
ンゴムの1%トルエン溶液を、スムージングーバーにて
乾燥後付着量が0.05g/m2になるように塗布し乾
燥してバック層を形成し、本発明の熱転写シートを得
た。
【0025】実施例2 厚さ4.5μmのPETフィルムの片面に、下記(C成
分)の剥離層塗液を、乾燥後付着量1.5g/m2にな
るようにワイヤーバーで塗布し乾燥し、剥離層を形成し
た。 (C成分) 粉末状カルナバワックス(100mesh全通) 9部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 1部 トルエン 60部 MEK 30部 ボールミルで10時間分散し、平均粒径3.0μmとし
た。
【0026】次に、この剥離層上に、前記(A成分)の
熱転写インク層塗液を、乾燥後付着量が2.0g/m2
になるようにワイヤーバーで塗布し乾燥し、次いで実施
例1と同様にして表面層[(B成分)使用]及びバック
層を形成し、本発明の熱転写シートを得た。
【0027】実施例3 厚さ4.5μmのポリエステルフィルム上に、実施例2
と同様にして剥離層及び熱転写性インク層を形成した
後、その上に更に下記(D成分)の塗液を、乾燥付着量
が0.7g/m2になるようにワイヤーバーで塗布し乾
燥して、表面層を形成した。 (D成分) 中空粒子分散液(Rohm & Hass社製: 40部 ローベイクop−91:固形分25%) キャンデリラワックス水分散液 32部 (平均粒径0.3μm:固形分30%) メチルメタクリレート/ポリアクリル酸共重合体 1部 /アンモニウム塩水溶液(固形分40%) 水 27部
【0028】次いで、実施例1と同様にして、インク層
と反対側の面にバック層を設け、本発明の熱転写シート
を得た。
【0029】実施例4 厚さ4.5μmのポリエステルフィルム上に、実施例2
と同様にして剥離層及び熱転写性インク層を形成した
後、その上に更に下記(E成分)の塗液を乾燥後付着量
が0.7g/m2になるようにワイヤーバーで塗布し乾
燥して、表面層を形成した。 (E成分) 中空粒子分散液(実施例3と同じ) 40部 カルナバワックスと軟化点90℃のエチレン/酢酸ビニル 32部 共重合体(9:1)との固溶体粒子分散液(平均粒径 1.8μm:固形分30%) メチルメタクリレート/ポリアクリル酸共重合体 1部 /アンモニウム塩水溶液(固形分40%) 水 27部
【0030】次いで、実施例1と同様にして、インク層
と反対側の面にバック層を設け、本発明の熱転写シート
を得た。
【0031】実施例5 厚さ4.5μmのポリエステルフィルム上に、実施例2
と同様にして剥離層及び熱転写性インク層を形成した
後、その上に更に下記(F成分)の塗液を乾燥後付着量
が1g/m2になるようにワイヤーバーで塗布し乾燥し
て、表面層を設けた。 (F成分) 中空粒子分散液(実施例3と同じ) 40部 有機高分子微粉末分散液 20部 (三井東圧社製;SP−MM:固形分50%) スチレン/ブタジエン共重合体エマルジョン 1部 (固形分50%) 水 39部
【0032】次いで、実施例1と同様にして、インク層
と反対側の面にバック層を設け、本発明の熱転写シート
を得た。
【0033】比較例1 実施例1において、表面層を設けなかったこと以外は、
実施例1と同様にして比較用の熱転写シートを作成し
た。
【0034】比較例2 実施例3において、(D成分)の表面層塗液の代わりに
下記(G成分)の表面層塗液を用いたこと以外は、実施
例3と同様にして比較用の熱転写シートを作成した。 (G成分) 有機高分子微粉末分散液 40部 (三井東圧社製;SP−MM:固形分50%) スチレン/ブタジエン共重合体エマルジョン 1部 (固形分50%) 水 59部
【0035】比較例3 実施例3において、(D成分)の表面層塗液の代わりに
下記(H成分)の表面層塗液を用いたこと以外は、実施
例3と同様にして比較用の熱転写シートを作成した。 (H成分) 中空粒子分散液(実施例3と同じ) 24部 キャンデリラワックス水分散液(実施例3と同じ) 47部 メチルメタクリレート/ポリアクリル酸共重合体 1部 /アンモニウム塩水溶液(固形分40%) 水 28部
【0036】以上の実施例及び比較例で得られた熱転写
シートについて、熱転写シュミレーターを使用して、キ
ャストコート紙上及びベック平滑度200秒の軽量コー
ト紙上に、下記の条件でバーコードパターン及びベタパ
ターンの印字を行ない、下記の方法に従ってそれを評価
した。その結果を表1に示す。
【0037】印字条件 印字スピード 100mm/sec、 使用サーマルヘッド:薄膜部分グレーズ 8ドット/
mm。
【0038】評価方法 熱感度…キャストコート紙にバーコードを印字し、そ
の解読率をLASER CHECK 2811(シンボ
ルテクノロジーズ社製)で算出し、その値が90以上と
なる最小の印加エネルギーで表わす。 ボイド…ベック平滑度200秒の軽量コート紙にバー
コード及びベタを印字し、印字部のうまりにて評価。 ○:印字部のうまり良好、 ×:印字部にヌケが目立つ。 画像耐摩擦性…キャストコート紙にバーコードを印字
し、印字画像を50℃下で荷重100g/cm2をか
け、ダンボールで100回こすり、画像の乱れにて評
価。 ◎:画像の乱れ全くなし、 ○:画像の乱れやゝあるが、判読可能、 ×:画像の乱れあり、判読不可能。 地汚れ…ベック平滑度200秒の軽量コート紙への印
字時の非印字部の汚れにて評価。
【0039】
【表1】
【0040】表1の結果から、本発明の熱転写シート
は、熱感度及び画像のシャープ性に優れ、その上低平滑
性の受容紙への印字品質に優れていることが分かる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の熱転写シートは、熱溶融性イ
ンク層上に中空粒子を40重量%以上含有する表面層を
設けるという構成にしたことから、記録感度に優れ、且
つ印字画像のシャープ性に優れている。
【0042】請求項2の熱転写シートは、前記表面層が
中空粒子とワックス粒子とからなるという構成にしたこ
とから、特に低平滑性の受容体への印字品質に優れ、ボ
イドの少ない記録画像を得ることができるという効果が
付加される。
【0043】請求項3の熱転写シートは、表面層におけ
る前記ワックス粒子がカルナバワックスと融点又は軟化
点が60〜130℃の熱可塑性樹脂とを主成分とするも
のであるという構成にしたことから、記録された画像の
安定性が向上し、耐摩擦性に優れた画像を得ることがで
きるという効果が加わる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 満 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭62−28289(JP,A) 特開 平1−113286(JP,A) 特開 平4−173292(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に着色剤と熱溶融性化合物とを
    主成分とするインク層を設けた熱転写シートにおいて、
    前記インク層上に中空粒子を40重量%以上含有する表
    面層を設けたことを特徴とする熱転写シート。
  2. 【請求項2】 前記表面層が中空粒子とワックス粒子と
    からなることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シー
    ト。
  3. 【請求項3】 前記の中空粒子とワックス粒子とからな
    る表面層において、前記ワックス粒子がカルナバワック
    スと融点又は軟化点が60〜130℃の熱可塑性樹脂と
    を主成分とする粒子であることを特徴とする請求項2に
    記載の熱転写シート。
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