JP2002273753A - 発泡シートの製造方法 - Google Patents

発泡シートの製造方法

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JP2002273753A
JP2002273753A JP2001079638A JP2001079638A JP2002273753A JP 2002273753 A JP2002273753 A JP 2002273753A JP 2001079638 A JP2001079638 A JP 2001079638A JP 2001079638 A JP2001079638 A JP 2001079638A JP 2002273753 A JP2002273753 A JP 2002273753A
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film
sheet
thermoplastic elastomer
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foamed
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Hiroyuki Tsuchida
浩之 土田
Atsushi Jinno
敦司 神野
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Maxell Kureha Co Ltd
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Kureha Elastomer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクルが可能で、ゴム状弾性を有す
る熱可塑性エラストマーを、この熱可塑性エラストマー
が反発弾性の低い制振性のものであっても容易に発泡さ
せて微細な独立気泡を均一に形成することを可能にす
る。 【解決手段】 熱可塑性エラストマー組成物に熱分解型
発泡剤を添加し、該熱分解型発泡剤が分解しない温度で
混練してシートを成形し、しかるのち上記のシートを大
気圧以上で上記熱分解型発泡剤が分解する温度に加熱し
て発泡させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱可塑性エラス
トマーからなる発泡シートの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ゴムやウレタンの発泡シートは、OA機
器、携帯電話、自動車、建材、靴および雑貨用等の制振
材として多用されているが、リサイクルが不可能であっ
た。他方、リサイクルが可能で、硬度が低く、しかも機
械強度に優れた制振材として、ブチルゴム系の熱可塑性
エラストマー(特開平11−80462号公報、特開平
11−172047号公報および特開2000−169
646号公報等参照)が知られているが、これらはソリ
ッドであるため、ゴムやポリウレタンの発泡体に比べて
柔軟性に乏しく、狭い場所に制振材として充填するには
ボリュームが不足するという問題があった。
【0003】また、リサイクルが可能な発泡体として、
熱可塑性エラストマーからなる発泡体が知られている
(特開平9−143297号公報および特開2000−
119427号公報等参照)。しかしながら、従来は押
出機に熱可塑性エラストマーおよび発泡剤を供給し、発
泡可能な温度に加熱した条件下で発泡を抑制しながら混
練し、押出し発泡成形を行っていたので、発泡圧に耐え
る頑丈な押出機を必要とし、かつ発泡体の気泡が破裂し
て発泡体表面の外観が低下し易く、この破裂を防ぐため
に溶融張力の大きい等、特定の熱可塑性エラストマーを
必要とした。そして、射出成形は可能でもシート成形、
特に反発弾性の小さい制振材用の熱可塑性エラストマー
のシート成形は著しく困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、リサイク
ルが可能で、ゴム状弾性を有する熱可塑性エラストマー
を、この熱可塑性エラストマーが反発弾性の低い制振性
のものであっても容易に発泡させて微細な独立気泡を均
一に形成することを可能にし、かつ従来必要とした頑丈
な押出機を不要にするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る発泡シー
トの製造方法は、熱可塑性エラストマー組成物に熱分解
型発泡剤を添加し、該熱分解型発泡剤が分解しない温度
で混練してシートを成形し、しかるのち上記のシートを
大気圧以上で上記熱分解型発泡剤が分解する温度に加熱
して発泡させることを特徴とする。
【0006】この発明では、熱可塑性エラストマー組成
物と熱分解型発泡剤とを混練する際に熱分解型発泡剤が
分解せず、発泡が起きないので、混練に際して耐圧性の
頑丈な押出機を必要とせず、また押出機や密閉式バンバ
リーミキサーに限らず、開放型2本ロールその他の任意
の混練機を用いることができる。また、シートの成形に
は、押出し成形、カレンダー成形およびプレス成形等の
任意の方法を用いることができる。そして、シートに成
形した後の加熱発泡は、平坦な板、シートまたはフィル
ム等の上に乗せて支持した無張力状態において、上記の
熱分解型発泡剤が分解する温度に加熱して行われる。
【0007】上記加熱時の圧力は、目的物となる発泡シ
ートの発泡倍率、熱分解型発泡剤の種類、添加量等に応
じて大気圧ないし大気圧よりも大きい圧力に設定され
る。この大気圧よりも大きい圧力は、シート上に合成樹
脂フィルムを重ねることによって加えることもでき、こ
の場合の圧力の大きさはフィルムの比重や厚みで調節す
ることができる。なお、上記のフィルムは、熱可塑性エ
ラストマーと極性が反対で、易剥離性のもの、または極
性が同じで密着性のもののいずれでもよい。また、大気
圧下で上下に対向する2枚の加熱板の間に上記のシート
を置き、発泡時に上下の加熱板に接触させて所望の圧力
を加えることもできる。
【0008】得られた発泡シートは、少なくとも発泡時
の支持体に接する下面が緻密なシース層に形成され、こ
のシース層の上側部分が微細で均一な独立気泡の集合体
からなる独立気泡層に形成される。そして、シートの上
面にフィルムを重ねたり、上側加熱板に接触させたりし
た場合は、気泡が一層小さくなると共に発泡シートの上
面にもシース層が形成される。
【0009】得られた発泡シートは、その厚みに応じて
そのまま所望の大きさに裁断して使用してもよく、また
所望の厚みにスライスし、しかるのち適当な大きさに裁
断して使用することもできる。そして、シース層を有す
るものは、シース層の側を所望の位置に接着して用いる
ことができる。
【0010】シートの発泡に際し、その表裏両面に合成
樹脂フィルムを積層した場合は、上記の熱可塑性エラス
トマー組成物が反発弾性の低い制振性のものであっても
よく、この発泡により、ボリューム感があってOA機器
や携帯電話用の制振材として好適な制振性発泡シートが
得られる。なお、上記の熱可塑性エラストマー組成物
は、ハードセグメントとソフトセグメントとからなるも
のであれば、ゴム成分と樹脂成分の混合物または合成樹
脂のみで構成されるもののいずれでもよい。
【0011】上記のゴム成分と樹脂成分とからなる熱可
塑性エラストマーにおいて、ゴム成分としてブチルゴム
を用いたものは、制振性に一層優れた発泡シートが得ら
れる。なお、上記のブチルゴムは、イソブチレン・イソ
プレン共重合体ゴムであり、未架橋状態のレギュラー型
ブチルゴム、部分架橋状態の部分架橋型ブチルゴム、塩
素化ブチルゴムおよび臭素化ブチルゴムのいずれでも使
用することができる。なお、イソプレンの含有量は0.
3〜3.0モル%が好ましい。
【0012】ゴム成分にブチルゴムを用いた場合の樹脂
成分は任意であるが、結晶性ポリブテン−1の単独重合
体、ブテン−1とαオレフィンの共重合体、上記の単独
重合体と共重合体との混合物およびランダム共重合ポリ
エステル(ソフトセグメント成分の含有量が全酸成分と
全グリコール成分の合計量に対し30重量%未満のも
の)が好ましい。なお、上記のα−オレフィンとして
は、エチレン、プロピレン、1−ヘキセン、4−メチル
−1−ペンテン等が例示されるが、特にプロピレンは熱
可塑性エラストマーの反発弾性が小さく、制振性に優れ
る点で好ましい。
【0013】上記のブチルゴムを含む熱可塑性エラスト
マーを製造する際、架橋剤として2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等の有機
過酸化物が添加される。また、第3成分を添加して種々
の機能を改善することができる。例えば、ポリイソブチ
レンを添加して粘度を調整することができる。また、ア
ルキルフェノール樹脂または石油系炭化水素樹脂を添加
して熱可塑性エラストマーの硬度を低下させ、ガスバリ
ヤー性、制振性および遮音性等を一層向上させることが
できる。更に、架橋助剤、無機充填剤、酸化防止剤、耐
候剤、帯電防止剤、着色剤等を適宜に配合することがで
きる。
【0014】また、前記のように成形後のシートを発泡
させる際、シートの表裏両面または片面に、熱可塑性エ
ラストマーに対して極性が一致する密着性の合成樹脂フ
ィルムを重ねることができる。この場合は、前記の加圧
を行うことができると共に、発泡シートに接着した状態
で使用することができ、発泡シートの腰が弱く、ハンド
リング性の低い場合に、そのハンドリング性を改善する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施形態1 樹脂成分として、結晶性ポリブテン−1およびブテン−
1・プロピレン共重合体のいずれか又は両者の混合物を
用い、ゴム成分としてブチルゴムを用い、上記の樹脂成
分およびゴム成分を重量比で10/90〜40/60と
なるように秤量して混練機に投入し、両者の合計100
重量部に対し、0.05〜1.0重量部の有機過酸化物
および0.05〜2.0重量部の架橋助剤を添加し、温
度140〜260℃で1〜30分間混練し、ゴム成分に
動的加硫を施して熱可塑性エラストマー組成物を得る。
【0016】得られた熱可塑性エラストマー組成物を温
度140〜180℃で溶融し、これに分解温度180〜
250℃の熱分解型発泡剤を0.1〜20重量部添加し
て混練し、続いてカレンダー成形またはプレス成形によ
り厚み0.1〜100mmのシートを成形し、得られた熱
可塑性エラストマーのシートの表裏両面に、易剥離性を
有する厚み12〜250μmの合成樹脂フィルム(例え
ば、ポリエチレンテレフタレートフィルム)を重ね、こ
の積層体を温度180〜250℃で0.1〜10分間加
熱して発泡させ、しかるのち表裏の易剥離性フィルムを
剥離し、気泡径が5〜50μmの微細な独立気泡からな
る発泡層の表裏両面に厚み0.3〜0.6mmのスキン層
を有し、全厚みが0.1〜300mmで遮音性や制振性が
良好な熱可塑性エラストマーからなる発泡シートを得
る。
【0017】実施形態2 上記のポリエチレンテレフタレートフィルムに代え、上
記の熱可塑性エラストマーに対して密着性を有する合成
樹脂フィルム(例えば、ポリメチルペンテン系フィル
ム)を用いる以外は、実施形態1と同様にして発泡さ
せ、表裏両面に合成樹脂フィルムが密着し、遮音性や制
振性に加えてハンドリング性が良好な熱可塑性エラスト
マーの発泡シートを得る。
【0018】実施形態3 実施形態1の樹脂成分として、ポリブチレンテレフタレ
ートやランダム共重合体ポリエステル(ソフトセグメン
ト含有量が全酸成分と全グリコール成分の合計量の30
重量%未満のもの)を用いて熱可塑性組成物を製造し、
かつ発泡の際に易剥離性のフィルム(例えば、ポリメチ
ルペンテン系フィルム)を用いる以外は実施形態1と同
様にして発泡させ、易剥離性のフィルムを剥離して緻密
な発泡層の表裏両面にスキン層を有し、遮音性や制振性
が良好な熱可塑性エラストマーの発泡シートを得る。
【0019】実施形態4 実施形態3において、易剥離性のフィルムに代えて密着
性の合成樹脂フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタ
レートフィルム)を用いる以外は、実施形態3と同様に
して発泡させ、表裏両面に合成樹脂フィルムが密着し、
遮音性や制振性に加えてハンドリング性が良好な熱可塑
性エラストマーの発泡シートを得る。
【0020】実施形態5 実施形態1のブチルゴムを含む熱可塑性エラストマーに
代えて水添スチレン系エラストマーおよび低密度ポリエ
チレンのアロイ化物からなる熱可塑性エラストマーを用
い、その他は実施形態1と同様にして緻密な発泡層の表
裏両面にスキン層を有し、遮音性が良好な熱可塑性エラ
ストマーの発泡シートを得る。
【0021】
【実施例】熱可塑性エラストマーとして、次のTPE−
1、TPE−2、TPE−3およびTPE−4を用意し
た。 TPE−1:ブテン−1・プロピレン共重合体(三井石
油化学工業社製「ビューロンP−7000」)、部分架
橋型ブチルゴム(ポリサー社製「ポリサーブチルXL−
1000」)およびポリイソブチレン(エクソン化学社
製「ビスタネックスL−100」)を15/78/7の
重量比で配合し、その合計100重量部当り0.2重量
部の有機過酸化物(1,1−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)3,5,5−トリメチルシクロヘキサン)および
0.5重量部の架橋助剤(トリメチロールプロパントリ
メタクリレート)を添加し、混練して製造した。
【0022】TPE−2:ランダム共重合ポリエステル
(東洋紡績社製「バイロンGM400」およびブチルゴ
ム(ポリサー社製「ポリサーブチルゴム」)を50/5
0の重量比で配合し、その100重量部当り1重量部の
有機過酸化物(2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キシン)および0.5重量部の架橋助剤(トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート)を添加し、混練して製
造した。
【0023】TPE−3:水添スチレン系エラストマー
(JSR社製「ダイナロン1320P」)および低密度
ポリエチレン(デュポン・ダウエラストマー社製「エン
ゲージ8200」)を40/60の重量比で配合し、混
練して製造した。
【0024】TPE−4:ポリプロピレン(グランドポ
リマー社製「F−327D」)、エチレンプロピレンゴ
ム(JSR社製「EP57P」)、低密度ポリエチレン
(デュポン・ダウエラストマー社製「エンゲージ818
0」)を30/5/65の重量比で配合し、その合計1
00重量部当り0.2重量部の有機過酸化物(1,1−
ジ(t−ブチルパーオキシ)3,5,5−トリメチルシ
クロヘキサン)を添加し、混練し、しかるのち更に水添
スチレン系エラストマー(JSR社製「ダイナロン13
20P」)を50重量部添加し、混練して製造した。
【0025】熱分解型発泡剤として次の発泡剤Aおよび
発泡剤Bを用意した。 発泡剤A:永和化成工業社製「ビニホールAC#3」、
分解温度:208℃ 発泡剤B:日本ベーリンガーインゲルハイム社製「ハイ
ドロセロールBIH40E」、分解温度:170℃超
【0026】上記の熱可塑性エラストマー組成物TPE
−1、TPE−2、TPE−3またはTPE−4に上記
の発泡剤Aまたは発泡剤Bを添加し、混練機に加圧ニー
ダー(東洋精機社製「ラボプラストミル」)を用いて温
度160℃で混練し、厚み1.5mmに分出し、熱プレス
により温度160℃で厚み1mmのシートを成形し、1分
間の水冷却を行った。その成形時、一部の試料において
は、上下の熱盤に、シートに対して剥離性または密着性
の合成樹脂フィルムを重ねた。得られた積層体をギヤー
オーブンに放置して加熱発泡させ、冷却後に剥離性の合
成樹脂フィルムを剥離した。このときの原料の配合比率
(重量部)、加工条件および得られた発泡シートの特性
を下記の表1に示す。
【0027】なお、上記の合成樹脂フィルムには、下記
のフィルムA(高極性)およびフィルムB(低極性)を
用いた。 フィルムA:ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚
み:100μm、目付け量14.0mg/cm2 ) フィルムB:ボリメチルペンテン系フィルム(三井化学
社製「オピュラン44BMT4」、厚み:50μm、目
付け量4.2mg/cm2
【0028】
【表1】
【0029】上記の表1に示すように、試料番号2は発
泡工程で過大な圧力を加えたため、気泡が形成されなか
った。また、試料番号4は、反発弾性が小さいTPE−
1に対して合成樹脂フィルムを重ねなかったため、発泡
工程において気泡が破裂した。これに対して試料番号
1、3、5、6、7、8、9は、いずれも微細な独立気
泡を均一に有し、肌荒れが無く、外観が良好で、比重も
小さく、好適な発泡シートが得られた。特に、ブチルゴ
ム配合のTPE−1またはTPE−2を用いた試料番号
1、5、6、7は、制振性に優れていた。また、遮音性
のTPE−4を用いた試料番号8は、合成樹脂フィルム
を重ねなかったにもかかわらず、独立気泡からなる良好
な発泡シートが得られ、同じTPE−4を用い、合成樹
脂フィルムを重ねた試料番号9に比べて比重は更に小さ
くなり、厚みは増大した。
【0030】そして、低極性のTPE−1、TPE−3
およびPTE−4にそれぞれ高極性のフィルムAを重ね
た試料番号1、試料番号3および試料番号9は、いずれ
もフィルムAの剥離性が良好であるため、フィルムAを
剥離して発泡シートの単独使用が可能であった。また、
高極性のTPE−2に低極性のフィルムBを重ねた試料
番号6も同様にフィルムBの剥離性が良好で、フィルム
Bを剥離して発泡シートを単独で使用することができ
た。一方、高極性のTPE−2に高極性のフィルムAを
重ねた試料番号5および低極性のTPE−1に低極性の
フィルムBを重ねた試料番号7は、いずれも密着性が良
好であるため、フィルムを密着した状態で使用すること
ができ、ハンドリング性が向上した。
【0031】
【発明の効果】上記のとおり、この発明によれば、ゴム
状弾性を有し、微細な独立気泡からなるリサイクル可能
な薄地の発泡シートを容易に製造することができる。特
に請求項2に係る発明は、熱可塑性エラストマーとして
反発弾性の小さい制振性のものを用いても、表裏両面に
平滑なシース層を有する発泡シートを容易に製造するこ
とができる。また、請求項3に係る発明は、発泡時に重
ねたフィルム面が発泡シートの表面に転写されるため、
肌荒れのないシース層が得られる。また、請求項4に係
る発明は、発泡シートの少なくとも片面にフィルムが残
されるため、発泡シートのハンドリング性が向上する。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F074 AA05A AA97A BA01 BA12 BB02 CA24 CA29 CC03Y CC04X CC04Y CC06X CC22X CC32Y CC34Y 4F212 AA11 AA12 AA45 AB02 AD05 AD08 AE06 AG01 AG20 UA09 UC05 UF01 UF21 UG05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマー組成物に熱分解型
    発泡剤を添加し、該熱分解型発泡剤が分解しない温度で
    混練してシートを成形し、しかるのち上記のシートを大
    気圧以上で上記熱分解型発泡剤が分解する温度に加熱し
    て発泡させることを特徴とする発泡シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 成形して得られたシートを発泡させる
    際、該シートの表裏両面に合成樹脂フィルムを積層する
    請求項1記載の発泡シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 合成樹脂フィルムとして易剥離性のフィ
    ルムを用い、発泡させ、冷却後に上記フィルムを剥離す
    る請求項2記載の発泡シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 表裏両面の易剥離性フィルムのうち少な
    くとも片側を密着性のフィルムに置換する請求項3記載
    の発泡シートの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016193599A (ja) * 2015-04-01 2016-11-17 永騰 李 多層熱可塑性エラストマー発泡材料及びその製造方法
JP2017505246A (ja) * 2014-02-18 2017-02-16 コンテイテヒ・エラストマー−ベシヒトウンゲン・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 支持体のコーティング方法
WO2019235529A1 (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 積水化学工業株式会社 樹脂発泡体シート

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