JP2002271529A - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
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- JP2002271529A JP2002271529A JP2001063575A JP2001063575A JP2002271529A JP 2002271529 A JP2002271529 A JP 2002271529A JP 2001063575 A JP2001063575 A JP 2001063575A JP 2001063575 A JP2001063575 A JP 2001063575A JP 2002271529 A JP2002271529 A JP 2002271529A
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- Telephone Function (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 音声情報を文字情報に変換して出力する通信
装置に対し、変換後の情報の出力形態を、その情報の内
容に応じて切り換えることで、この種の通信装置の実用
性を高める。 【解決手段】 ファクシミリ機能付き留守番電話機1に
対し、音声情報記憶部58に記憶されている音声情報と
音声関連情報とを文字情報に変換する画像変換部7を設
ける。特定フレーズ登録部94に情報の緊急性などに係
る特定フレーズを登録しておく。変換後の文字情報中に
特定フレーズが存在しないとき、その文字情報の印字色
情報としてモノクロ印字を設定する。一方、変換後の文
字情報中に特定フレーズが存在するとき、その文字情報
の印字色情報としてカラー印字を設定する。
装置に対し、変換後の情報の出力形態を、その情報の内
容に応じて切り換えることで、この種の通信装置の実用
性を高める。 【解決手段】 ファクシミリ機能付き留守番電話機1に
対し、音声情報記憶部58に記憶されている音声情報と
音声関連情報とを文字情報に変換する画像変換部7を設
ける。特定フレーズ登録部94に情報の緊急性などに係
る特定フレーズを登録しておく。変換後の文字情報中に
特定フレーズが存在しないとき、その文字情報の印字色
情報としてモノクロ印字を設定する。一方、変換後の文
字情報中に特定フレーズが存在するとき、その文字情報
の印字色情報としてカラー印字を設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留守番電話機能や
ファクシミリメモリ受信機能などを備えた電話機に代表
される通信装置に係る。特に、本発明は、情報(音声情
報や画像情報)を他の情報形態に変換する機能を備えた
通信装置の改良に関する。
ファクシミリメモリ受信機能などを備えた電話機に代表
される通信装置に係る。特に、本発明は、情報(音声情
報や画像情報)を他の情報形態に変換する機能を備えた
通信装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−2902
84号公報に開示されているように、留守番電話機能及
びファクシミリメモリ受信機能を備えた電話機が知られ
ている。この種の電話機は、磁気テープや揮発性メモリ
などの記憶媒体を備えており、ユーザの不在時に電話を
受信した場合や、用紙切れの状態でファクシミリを受信
した場合に、その音声情報や画像情報を記憶媒体に蓄積
できるようになっている。また、この蓄積された情報を
ユーザが確認した後には、ユーザの要求に応じてその情
報を記憶媒体から消去できるようにもなっている。つま
り、留守番電話機能によって記憶媒体に音声情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この音声を再生させると共
に音声情報を記憶媒体から消去できる。また、ファクシ
ミリメモリ受信機能によって記憶媒体に画像情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この画像情報を記録紙に印
字させると共に画像情報を記憶媒体から消去できる。
84号公報に開示されているように、留守番電話機能及
びファクシミリメモリ受信機能を備えた電話機が知られ
ている。この種の電話機は、磁気テープや揮発性メモリ
などの記憶媒体を備えており、ユーザの不在時に電話を
受信した場合や、用紙切れの状態でファクシミリを受信
した場合に、その音声情報や画像情報を記憶媒体に蓄積
できるようになっている。また、この蓄積された情報を
ユーザが確認した後には、ユーザの要求に応じてその情
報を記憶媒体から消去できるようにもなっている。つま
り、留守番電話機能によって記憶媒体に音声情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この音声を再生させると共
に音声情報を記憶媒体から消去できる。また、ファクシ
ミリメモリ受信機能によって記憶媒体に画像情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この画像情報を記録紙に印
字させると共に画像情報を記憶媒体から消去できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記電話機
に備えられている記憶媒体の容量には制限があるため、
蓄積可能な音声情報量及び画像情報量には限界がある。
そして、この記憶媒体に蓄積されている情報の消去が行
われることなしに、受信情報量が記憶媒体の容量を越え
た場合には、既に蓄積されている情報の一部に対して新
たな情報が上書きされ、情報の一部が欠落するといった
事態を招いてしまう。
に備えられている記憶媒体の容量には制限があるため、
蓄積可能な音声情報量及び画像情報量には限界がある。
そして、この記憶媒体に蓄積されている情報の消去が行
われることなしに、受信情報量が記憶媒体の容量を越え
た場合には、既に蓄積されている情報の一部に対して新
たな情報が上書きされ、情報の一部が欠落するといった
事態を招いてしまう。
【0004】例えば、ユーザが長期間に亘って不在であ
った場合において、電話の受信件数が多数に及び、音声
情報量が記憶媒体の容量を越えた場合には、既に蓄積さ
れている音声情報の一部に対して新たな音声情報が上書
きされてしまって、ユーザは、この欠落した音声情報の
存在を認識することができなくなる。同様に、用紙切れ
の状態が長期間に亘って継続した場合において、ファク
シミリの受信情報量が多量に及び、画像情報量が記憶媒
体の容量を越えた場合には、既に蓄積されている画像情
報の一部に対して新たな画像情報が上書きされてしまっ
て、ユーザは、この欠落した画像情報の存在を認識する
ことができなくなる。
った場合において、電話の受信件数が多数に及び、音声
情報量が記憶媒体の容量を越えた場合には、既に蓄積さ
れている音声情報の一部に対して新たな音声情報が上書
きされてしまって、ユーザは、この欠落した音声情報の
存在を認識することができなくなる。同様に、用紙切れ
の状態が長期間に亘って継続した場合において、ファク
シミリの受信情報量が多量に及び、画像情報量が記憶媒
体の容量を越えた場合には、既に蓄積されている画像情
報の一部に対して新たな画像情報が上書きされてしまっ
て、ユーザは、この欠落した画像情報の存在を認識する
ことができなくなる。
【0005】このように従来の電話機にあっては、情報
(音声情報や画像情報)を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることができない
可能性があった。
(音声情報や画像情報)を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることができない
可能性があった。
【0006】この点に鑑み、本発明の発明者らは、受信
した音声の内容に係る情報(実際に送信者が発声した音
声の内容;用件メッセージ)やその音声情報に関連する
関連情報(送信者の氏名、送信者の電話番号、受信時刻
等のデータ)を文字情報に変換して記録紙上に印字を行
うようにしたり、受信した画像の内容に係る情報(実際
に送信者から送られた画像の内容;ファクシミリ内容)
やその画像情報に関連する関連情報(送信者の氏名、送
信者のファクシミリ番号、受信時刻、ファクシミリ受信
枚数等のデータ)を音声情報に変換して音声を発するよ
うにした通信装置について既に提案している(特願20
00−265611号)。つまり、蓄積されている情報
の一部に対して新たな情報が上書きされる状況であって
も、情報の出力形態を変換して予めその情報を出力させ
ておくことができるようにし(ユーザが不在であっても
用件メッセージ等を印字出力できるようにしたり、用紙
切れの状態であってもファクシミリの内容等を音声出力
できるようにし)、情報を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることを可能にす
るものである。
した音声の内容に係る情報(実際に送信者が発声した音
声の内容;用件メッセージ)やその音声情報に関連する
関連情報(送信者の氏名、送信者の電話番号、受信時刻
等のデータ)を文字情報に変換して記録紙上に印字を行
うようにしたり、受信した画像の内容に係る情報(実際
に送信者から送られた画像の内容;ファクシミリ内容)
やその画像情報に関連する関連情報(送信者の氏名、送
信者のファクシミリ番号、受信時刻、ファクシミリ受信
枚数等のデータ)を音声情報に変換して音声を発するよ
うにした通信装置について既に提案している(特願20
00−265611号)。つまり、蓄積されている情報
の一部に対して新たな情報が上書きされる状況であって
も、情報の出力形態を変換して予めその情報を出力させ
ておくことができるようにし(ユーザが不在であっても
用件メッセージ等を印字出力できるようにしたり、用紙
切れの状態であってもファクシミリの内容等を音声出力
できるようにし)、情報を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることを可能にす
るものである。
【0007】そして、本発明の発明者らは、この種の通
信装置の実用性を高めるために更なる改良について考察
を行った。例えば、受信した音声情報を文字情報に変換
して印字出力する際、その情報の緊急性や重要性などを
一目瞭然に受信ユーザに視認させることができるように
すれば、この種の通信装置の実用性をいっそう高めるこ
とができる。
信装置の実用性を高めるために更なる改良について考察
を行った。例えば、受信した音声情報を文字情報に変換
して印字出力する際、その情報の緊急性や重要性などを
一目瞭然に受信ユーザに視認させることができるように
すれば、この種の通信装置の実用性をいっそう高めるこ
とができる。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、音声情報を文字情報
に変換して出力する通信装置に対し、変換後の情報の出
力形態を、その情報の内容に応じて切り換えることで、
この種の通信装置の実用性を高めることにある。
であり、その目的とするところは、音声情報を文字情報
に変換して出力する通信装置に対し、変換後の情報の出
力形態を、その情報の内容に応じて切り換えることで、
この種の通信装置の実用性を高めることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記の目的を達成するために、本発明は、音声情報(音
声内容に係る情報またはその情報に関連する関連情報)
を文字情報に変換して印字出力を行う通信装置に対し、
変換後の情報の内容を把握し、その内容に応じて印字出
力の色を切り換え、これによって情報の緊急性や重要性
などを受信ユーザに容易に視認させることができるよう
にしている。
声内容に係る情報またはその情報に関連する関連情報)
を文字情報に変換して印字出力を行う通信装置に対し、
変換後の情報の内容を把握し、その内容に応じて印字出
力の色を切り換え、これによって情報の緊急性や重要性
などを受信ユーザに容易に視認させることができるよう
にしている。
【0010】−解決手段− 具体的には、通信装置に、変換手段、情報内容認識手
段、印字手段及び印字色制御手段を備えさせている。変
換手段は、通信回線を経て受信した音声情報を文字情報
に変換するものである。情報内容認識手段は、変換手段
によって変換された文字情報の内容を認識可能となって
いる。印字手段は、変換手段によって変換された文字情
報に基づいて記録媒体上への印字を可能とすると共に、
印字色を複数の色に切り換え可能である。印字色制御手
段は、情報内容認識手段の出力を受け、変換された文字
情報の内容に応じて記録媒体上への印字の色を切り換え
るように印字手段を制御するものである。
段、印字手段及び印字色制御手段を備えさせている。変
換手段は、通信回線を経て受信した音声情報を文字情報
に変換するものである。情報内容認識手段は、変換手段
によって変換された文字情報の内容を認識可能となって
いる。印字手段は、変換手段によって変換された文字情
報に基づいて記録媒体上への印字を可能とすると共に、
印字色を複数の色に切り換え可能である。印字色制御手
段は、情報内容認識手段の出力を受け、変換された文字
情報の内容に応じて記録媒体上への印字の色を切り換え
るように印字手段を制御するものである。
【0011】この特定事項により、変換手段によって文
字変換された情報の内容を情報内容認識手段が認識す
る。そして、この情報の中に、例えば緊急性や重要性な
どに係る情報が存在する場合、印字色制御手段は、印字
手段を制御し、この印字手段による印字出力時の印字色
を通常の色(例えばモノクロ色)から視認性の高い色
(赤などのカラー色)に切り換える。これにより、受信
ユーザは、受信した情報が緊急性の高いものや重要性の
高いものであることを一目瞭然に知ることが可能にな
る。
字変換された情報の内容を情報内容認識手段が認識す
る。そして、この情報の中に、例えば緊急性や重要性な
どに係る情報が存在する場合、印字色制御手段は、印字
手段を制御し、この印字手段による印字出力時の印字色
を通常の色(例えばモノクロ色)から視認性の高い色
(赤などのカラー色)に切り換える。これにより、受信
ユーザは、受信した情報が緊急性の高いものや重要性の
高いものであることを一目瞭然に知ることが可能にな
る。
【0012】尚、本発明でいう「通信回線を経て受信し
た音声情報」とは、「実際に送信者が発声した音声内容
に係る情報(以下、これを音声内容情報と呼ぶ)」やそ
の音声内容情報に関連する「送信者の氏名」、「送信者
の電話番号」、「受信時刻」等の情報(以下、これを関
連情報と呼ぶ)の一方または両方を含むものである。
た音声情報」とは、「実際に送信者が発声した音声内容
に係る情報(以下、これを音声内容情報と呼ぶ)」やそ
の音声内容情報に関連する「送信者の氏名」、「送信者
の電話番号」、「受信時刻」等の情報(以下、これを関
連情報と呼ぶ)の一方または両方を含むものである。
【0013】印字色を切り換えるための具体的な手法と
しては以下のものが掲げられる。つまり、変換された文
字情報に含まれるフレーズの中に特定フレーズが存在す
るか否かを情報内容認識手段が検知できるようにする。
また、変換された文字情報に含まれるフレーズの中に特
定フレーズが存在するとき、印字色制御手段が、記録媒
体上への印字の全てまたは特定フレーズの印字のみをモ
ノクロ印字からカラー印字に切り換えるようにする。
しては以下のものが掲げられる。つまり、変換された文
字情報に含まれるフレーズの中に特定フレーズが存在す
るか否かを情報内容認識手段が検知できるようにする。
また、変換された文字情報に含まれるフレーズの中に特
定フレーズが存在するとき、印字色制御手段が、記録媒
体上への印字の全てまたは特定フレーズの印字のみをモ
ノクロ印字からカラー印字に切り換えるようにする。
【0014】このように、変換された文字情報に含まれ
るフレーズの中に特定フレーズが存在するか否かによっ
て印字色を切り換えるか否かを判断するようにしてい
る。このため、特定フレーズをユーザが任意に設定して
おくことで、印字色を切り換えるか否かの判断基準をユ
ーザが自由に設定することが可能である。例えば、ユー
ザが緊急性の高い情報についてのみ印字色を切り換える
ようにしたい場合には、「情報の緊急性」に関連する語
句を特定フレーズとして設定すればよい。また、ユーザ
が特定の送信者からの情報についてのみ印字色を切り換
えるようにしたい場合には、「その送信者を特定するた
めの情報(電話番号や名前)」を特定フレーズとして設
定すればよい。
るフレーズの中に特定フレーズが存在するか否かによっ
て印字色を切り換えるか否かを判断するようにしてい
る。このため、特定フレーズをユーザが任意に設定して
おくことで、印字色を切り換えるか否かの判断基準をユ
ーザが自由に設定することが可能である。例えば、ユー
ザが緊急性の高い情報についてのみ印字色を切り換える
ようにしたい場合には、「情報の緊急性」に関連する語
句を特定フレーズとして設定すればよい。また、ユーザ
が特定の送信者からの情報についてのみ印字色を切り換
えるようにしたい場合には、「その送信者を特定するた
めの情報(電話番号や名前)」を特定フレーズとして設
定すればよい。
【0015】また、上記特定フレーズとしては、「情報
の緊急性」、「情報の重要性」、「受信日時」、「送信
者を特定するための情報」に関連する語句のうち少なく
とも一つが設定されている。つまり、音声内容情報中に
含まれる「情報の緊急性や重要性に関する語句」や「個
人名(送信者が名乗った送信者名)」や「返信先の電話
番号(送信者が発声した電話番号)」が文字情報に変換
されたもの、上記関連情報中に含まれる「送信元電話番
号」が文字情報に変換されたものなどが挙げられる。
の緊急性」、「情報の重要性」、「受信日時」、「送信
者を特定するための情報」に関連する語句のうち少なく
とも一つが設定されている。つまり、音声内容情報中に
含まれる「情報の緊急性や重要性に関する語句」や「個
人名(送信者が名乗った送信者名)」や「返信先の電話
番号(送信者が発声した電話番号)」が文字情報に変換
されたもの、上記関連情報中に含まれる「送信元電話番
号」が文字情報に変換されたものなどが挙げられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態では、通信装置としてファ
クシミリ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合
について説明する。
に基づいて説明する。本形態では、通信装置としてファ
クシミリ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合
について説明する。
【0017】−電話機の構成説明− 図1は、本形態に係る電話機1の電気的構成の概略を示
すブロック図である。この図1に示すように、本電話機
1は、図示しない交換機を介して相手側電話機に接続さ
れる通信回線Lに回線インターフェース2により接続さ
れている。この回線インターフェース2は、通信回線L
の捕捉及び解放を行うと共に、この捕捉した通信回線L
を介して相手側電話機との通信経路を形成するようにな
っている。また、この回線インターフェース2にはハン
ドセット3が接続されており、通常の通話時には、この
ハンドセット3と相手側電話機との間で上記通信経路を
用いて通話が行われるようになっている。
すブロック図である。この図1に示すように、本電話機
1は、図示しない交換機を介して相手側電話機に接続さ
れる通信回線Lに回線インターフェース2により接続さ
れている。この回線インターフェース2は、通信回線L
の捕捉及び解放を行うと共に、この捕捉した通信回線L
を介して相手側電話機との通信経路を形成するようにな
っている。また、この回線インターフェース2にはハン
ドセット3が接続されており、通常の通話時には、この
ハンドセット3と相手側電話機との間で上記通信経路を
用いて通話が行われるようになっている。
【0018】上記回線インターフェース2には、選択ス
イッチ4を介して留守番電話ユニット5及びファクシミ
リ通信ユニット6が選択的に接続可能となっている。つ
まり、選択スイッチ4には、接点a、接点b、接点cが
備えられ、接点aには留守番電話ユニット5が、接点b
にはファクシミリ通信ユニット6がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、選択
スイッチ4が接点aに接続している場合には、留守番電
話ユニット5が通信経路に接続され、選択スイッチ4が
接点bに接続している場合には、ファクシミリ通信ユニ
ット6が通信経路に接続される構成となっている。以
下、各ユニット5,6について説明する。
イッチ4を介して留守番電話ユニット5及びファクシミ
リ通信ユニット6が選択的に接続可能となっている。つ
まり、選択スイッチ4には、接点a、接点b、接点cが
備えられ、接点aには留守番電話ユニット5が、接点b
にはファクシミリ通信ユニット6がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、選択
スイッチ4が接点aに接続している場合には、留守番電
話ユニット5が通信経路に接続され、選択スイッチ4が
接点bに接続している場合には、ファクシミリ通信ユニ
ット6が通信経路に接続される構成となっている。以
下、各ユニット5,6について説明する。
【0019】(留守番電話ユニット5の説明)留守番電
話ユニット5は、予め録音された応答メッセージの通信
経路への送信または相手側電話機からの音声情報の記憶
等の制御を行うための留守番電話回路51を備えてい
る。この留守番電話回路51には、アナログ音声情報を
デジタル音声情報に変換するA/D変換器52及びデジ
タル音声情報をアナログ音声情報に変換するD/A変換
器53を介して、音声情報用アンプ54、関連情報用ア
ンプ55及び応答再生部56が接続されている。音声情
報用アンプ54は、通信経路を経て受信される相手側電
話機からの用件メッセージ等の音声情報(音声内容情
報)を増幅するものである。関連情報用アンプ55は、
通信経路を経て受信される相手側電話機からの発呼側情
報等の信号である音声内容情報に関連する情報を増幅す
るものである。この関連情報としては、「送信者(相手
側)の氏名」、「送信者の電話番号」、「受信時刻」等
のデータが挙げられる。応答再生部56は、後述する音
声情報記憶部58に予め登録されている応答メッセージ
を取り出して留守番電話回路51に送り、これによって
応答メッセージを相手側電話機に向けて送出するもので
ある。
話ユニット5は、予め録音された応答メッセージの通信
経路への送信または相手側電話機からの音声情報の記憶
等の制御を行うための留守番電話回路51を備えてい
る。この留守番電話回路51には、アナログ音声情報を
デジタル音声情報に変換するA/D変換器52及びデジ
タル音声情報をアナログ音声情報に変換するD/A変換
器53を介して、音声情報用アンプ54、関連情報用ア
ンプ55及び応答再生部56が接続されている。音声情
報用アンプ54は、通信経路を経て受信される相手側電
話機からの用件メッセージ等の音声情報(音声内容情
報)を増幅するものである。関連情報用アンプ55は、
通信経路を経て受信される相手側電話機からの発呼側情
報等の信号である音声内容情報に関連する情報を増幅す
るものである。この関連情報としては、「送信者(相手
側)の氏名」、「送信者の電話番号」、「受信時刻」等
のデータが挙げられる。応答再生部56は、後述する音
声情報記憶部58に予め登録されている応答メッセージ
を取り出して留守番電話回路51に送り、これによって
応答メッセージを相手側電話機に向けて送出するもので
ある。
【0020】これら音声情報用アンプ54、関連情報用
アンプ55及び応答再生部56には、音声情報切換スイ
ッチ57を介して音声情報記憶手段としての音声情報記
憶部58が接続されている。つまり、音声情報切換スイ
ッチ57には、接点a、接点b、接点c、接点dが備え
られ、接点aには音声情報用アンプ54が、接点bには
関連情報用アンプ55が、接点cには応答再生部56が
それぞれ接続されている。また、接点dは短絡されてい
る。このため、音声情報切換スイッチ57が接点aに接
続している場合には、音声情報用アンプ54で増幅され
た相手側電話機からの用件メッセージ等の音声内容情報
が音声情報記憶部58に記憶され、音声情報切換スイッ
チ57が接点bに接続している場合には、関連情報用ア
ンプ55で増幅された相手側電話機からの音声関連情報
が音声情報記憶部58に記憶されるようになっている。
また、音声情報切換スイッチ57が接点cに接続してい
る場合には、音声情報記憶部58に予め登録されている
応答メッセージが応答再生部56に取り出されて相手側
電話機に向けて送出されるようになっている。尚、上記
音声情報記憶部58としては、磁気テープや揮発性メモ
リ(所謂フラッシュメモリ)が採用されている。
アンプ55及び応答再生部56には、音声情報切換スイ
ッチ57を介して音声情報記憶手段としての音声情報記
憶部58が接続されている。つまり、音声情報切換スイ
ッチ57には、接点a、接点b、接点c、接点dが備え
られ、接点aには音声情報用アンプ54が、接点bには
関連情報用アンプ55が、接点cには応答再生部56が
それぞれ接続されている。また、接点dは短絡されてい
る。このため、音声情報切換スイッチ57が接点aに接
続している場合には、音声情報用アンプ54で増幅され
た相手側電話機からの用件メッセージ等の音声内容情報
が音声情報記憶部58に記憶され、音声情報切換スイッ
チ57が接点bに接続している場合には、関連情報用ア
ンプ55で増幅された相手側電話機からの音声関連情報
が音声情報記憶部58に記憶されるようになっている。
また、音声情報切換スイッチ57が接点cに接続してい
る場合には、音声情報記憶部58に予め登録されている
応答メッセージが応答再生部56に取り出されて相手側
電話機に向けて送出されるようになっている。尚、上記
音声情報記憶部58としては、磁気テープや揮発性メモ
リ(所謂フラッシュメモリ)が採用されている。
【0021】上記音声情報記憶部58には、ミュートス
イッチ59a及びD/A変換器59bを介して発声手段
としてのスピーカ59が接続されている。このミュート
スイッチ59aは、音声情報記憶部58に記憶されてい
る用件メッセージ(音声内容情報)及び音声関連情報に
基づく音声情報の供給及び非供給を切り換えるものであ
って、このミュートスイッチ59aがONされた場合に
上記音声情報がD/A変換器59bによってアナログ音
声情報に変換されてスピーカ59により音声として外部
に放音されるようになっている。
イッチ59a及びD/A変換器59bを介して発声手段
としてのスピーカ59が接続されている。このミュート
スイッチ59aは、音声情報記憶部58に記憶されてい
る用件メッセージ(音声内容情報)及び音声関連情報に
基づく音声情報の供給及び非供給を切り換えるものであ
って、このミュートスイッチ59aがONされた場合に
上記音声情報がD/A変換器59bによってアナログ音
声情報に変換されてスピーカ59により音声として外部
に放音されるようになっている。
【0022】(ファクシミリ通信ユニット6の説明)フ
ァクシミリ通信ユニット6は、FAX通信における送受
信に関する通信プロトコル、画像情報の圧縮と伸張、ま
たは変復調等を行うFAX通信回路61を備えている。
このFAX通信回路61には、画像出力切換スイッチ6
2を介して印字手段としての記録紙印字部63及びA/
D変換器64が選択的に切り換え可能に接続している。
つまり、画像出力切換スイッチ62には、接点a、接点
b、接点cが備えられ、接点aには記録紙印字部63
が、接点bにはA/D変換器64がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、画像
出力切換スイッチ62が接点aに接続している場合に
は、FAX通信回路61で伸張された画像情報に基づい
て記録紙への画像形成が行われ、画像出力切換スイッチ
62が接点bに接続している場合には、画像情報がA/
D変換器64によってデジタル変換されるようになって
いる。
ァクシミリ通信ユニット6は、FAX通信における送受
信に関する通信プロトコル、画像情報の圧縮と伸張、ま
たは変復調等を行うFAX通信回路61を備えている。
このFAX通信回路61には、画像出力切換スイッチ6
2を介して印字手段としての記録紙印字部63及びA/
D変換器64が選択的に切り換え可能に接続している。
つまり、画像出力切換スイッチ62には、接点a、接点
b、接点cが備えられ、接点aには記録紙印字部63
が、接点bにはA/D変換器64がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、画像
出力切換スイッチ62が接点aに接続している場合に
は、FAX通信回路61で伸張された画像情報に基づい
て記録紙への画像形成が行われ、画像出力切換スイッチ
62が接点bに接続している場合には、画像情報がA/
D変換器64によってデジタル変換されるようになって
いる。
【0023】このA/D変換器64には、画像情報用ア
ンプ65及び関連情報用アンプ66が接続されている。
画像情報用アンプ65は、FAX通信回路61で伸張さ
れると共にデジタル変換された画像内容情報を増幅する
ものである。関連情報用アンプ66は、ファクシミリ受
信時に通信経路を用いて受信される相手側ファクシミリ
からの発呼側情報等の信号である画像内容情報に関連す
る情報を増幅するものである。この関連情報としては、
「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番号」、
「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」等のデータが
挙げられる。
ンプ65及び関連情報用アンプ66が接続されている。
画像情報用アンプ65は、FAX通信回路61で伸張さ
れると共にデジタル変換された画像内容情報を増幅する
ものである。関連情報用アンプ66は、ファクシミリ受
信時に通信経路を用いて受信される相手側ファクシミリ
からの発呼側情報等の信号である画像内容情報に関連す
る情報を増幅するものである。この関連情報としては、
「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番号」、
「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」等のデータが
挙げられる。
【0024】これら画像情報用アンプ65及び関連情報
用アンプ66には画像情報切換スイッチ67を介して画
像情報記憶手段としての画像情報記憶部68が接続して
いる。つまり、画像情報切換スイッチ67には、接点
a、接点b、接点cが備えられ、接点aには画像情報用
アンプ65が、接点bには関連情報用アンプ66がそれ
ぞれ接続されている。また、接点cは短絡されている。
このため、画像情報切換スイッチ67が接点aに接続し
ている場合には、画像情報用アンプ65で増幅された画
像情報が画像情報記憶部68に記憶され、画像情報切換
スイッチ67が接点bに接続している場合には、関連情
報用アンプ66で増幅された画像関連情報が画像情報記
憶部68に記憶されるようになっている。尚、上記画像
情報記憶部68としては揮発性メモリが採用されてい
る。また、この画像情報記憶部68は、印字出力スイッ
チ63aを介して記録紙印字部63に接続されており、
ユーザによるファクシミリ出力操作によって、記憶され
ている画像情報及びその関連情報を記録紙印字部63に
出力することで記録紙への印字動作が行われるようにな
っている。
用アンプ66には画像情報切換スイッチ67を介して画
像情報記憶手段としての画像情報記憶部68が接続して
いる。つまり、画像情報切換スイッチ67には、接点
a、接点b、接点cが備えられ、接点aには画像情報用
アンプ65が、接点bには関連情報用アンプ66がそれ
ぞれ接続されている。また、接点cは短絡されている。
このため、画像情報切換スイッチ67が接点aに接続し
ている場合には、画像情報用アンプ65で増幅された画
像情報が画像情報記憶部68に記憶され、画像情報切換
スイッチ67が接点bに接続している場合には、関連情
報用アンプ66で増幅された画像関連情報が画像情報記
憶部68に記憶されるようになっている。尚、上記画像
情報記憶部68としては揮発性メモリが採用されてい
る。また、この画像情報記憶部68は、印字出力スイッ
チ63aを介して記録紙印字部63に接続されており、
ユーザによるファクシミリ出力操作によって、記憶され
ている画像情報及びその関連情報を記録紙印字部63に
出力することで記録紙への印字動作が行われるようにな
っている。
【0025】本形態における記録紙印字部63は印字色
を複数の色に切り換え可能となっている。この印字色を
切り換えるための手段は周知のカラーファクシミリ装置
などに備えられている印字部と同様の構成が採用されて
いる。例えば黒色印字と赤色印字とが切り換え可能な構
成とされたり、またはフルカラー印字が可能な構成が採
用される。
を複数の色に切り換え可能となっている。この印字色を
切り換えるための手段は周知のカラーファクシミリ装置
などに備えられている印字部と同様の構成が採用されて
いる。例えば黒色印字と赤色印字とが切り換え可能な構
成とされたり、またはフルカラー印字が可能な構成が採
用される。
【0026】また、上記FAX通信回路61には原稿読
取部69が接続されている。この原稿読取部69は、図
示しない原稿トレイにセットされたFAX原稿を順に読
み込んで電気信号に変換してFAX通信回路61に送信
するものである。
取部69が接続されている。この原稿読取部69は、図
示しない原稿トレイにセットされたFAX原稿を順に読
み込んで電気信号に変換してFAX通信回路61に送信
するものである。
【0027】(情報変換のための構成説明)本電話機1
は、上記各記憶部58,68に記憶されている音声情報
や画像情報を変換するための変換手段としての画像変換
部7及び音声変換部8を備えている。以下、これらの構
成について説明する。
は、上記各記憶部58,68に記憶されている音声情報
や画像情報を変換するための変換手段としての画像変換
部7及び音声変換部8を備えている。以下、これらの構
成について説明する。
【0028】画像変換部7は、画像変換スイッチ71を
介して音声情報記憶部58に接続している。そして、こ
の画像変換部7は、画像変換スイッチ71がONされた
際、音声情報記憶部58に記憶されている用件メッセー
ジ(音声内容情報)及び音声関連情報を取り出して文字
情報に変換するようになっている。また、この画像変換
部7は、画像情報記憶部68に接続されており、変換後
の文字情報を画像情報記憶部68に出力して記憶させる
ようになっている。つまり、本形態では、画像情報記憶
部68が、変換前の画像情報(通信回線Lから受信した
画像情報)と音声情報が変換されることにより作成され
た画像情報との双方を記憶可能となっている。尚、この
変換前の画像情報を記憶する手段と音声情報が変換され
ることにより作成された画像情報を記憶する手段とは異
なる記憶手段(メモリ)であってもよい。
介して音声情報記憶部58に接続している。そして、こ
の画像変換部7は、画像変換スイッチ71がONされた
際、音声情報記憶部58に記憶されている用件メッセー
ジ(音声内容情報)及び音声関連情報を取り出して文字
情報に変換するようになっている。また、この画像変換
部7は、画像情報記憶部68に接続されており、変換後
の文字情報を画像情報記憶部68に出力して記憶させる
ようになっている。つまり、本形態では、画像情報記憶
部68が、変換前の画像情報(通信回線Lから受信した
画像情報)と音声情報が変換されることにより作成され
た画像情報との双方を記憶可能となっている。尚、この
変換前の画像情報を記憶する手段と音声情報が変換され
ることにより作成された画像情報を記憶する手段とは異
なる記憶手段(メモリ)であってもよい。
【0029】以下、上記画像変換部7の構成について説
明する。図2は、画像変換部7の構成を示すブロック図
である。この画像変換部7は、音声入力部72、音声認
識部73、音声辞書74、読み辞書75、得点付与部7
6、文字候補記憶部77、入力制御部78及び文字候補
選択部79を備えている。
明する。図2は、画像変換部7の構成を示すブロック図
である。この画像変換部7は、音声入力部72、音声認
識部73、音声辞書74、読み辞書75、得点付与部7
6、文字候補記憶部77、入力制御部78及び文字候補
選択部79を備えている。
【0030】音声入力部72は、音声情報記憶部58か
ら受けた音声情報を処理できる形に変換する。音声認識
部73は、音声入力部72から受け取った音声情報を分
析し、音響パラメータを求めた後、音声辞書74を照合
しながら入力音声を1文字の読みとして認識し、その認
識の結果、N位までの読みの候補とそれぞれの尤度を出
力する。上記音声辞書74には、漢字や仮名、記号など
が如何に発音されるかについて、音声認識部73が認識
する音声の基本単位を使って記述されている。例えば音
素を単位として認識する場合は音素列として記述する。
これにより、実際には、漢字の第2水準まで含めた音読
み、訓読みを全てあわせると3千から5千の読みとな
る。
ら受けた音声情報を処理できる形に変換する。音声認識
部73は、音声入力部72から受け取った音声情報を分
析し、音響パラメータを求めた後、音声辞書74を照合
しながら入力音声を1文字の読みとして認識し、その認
識の結果、N位までの読みの候補とそれぞれの尤度を出
力する。上記音声辞書74には、漢字や仮名、記号など
が如何に発音されるかについて、音声認識部73が認識
する音声の基本単位を使って記述されている。例えば音
素を単位として認識する場合は音素列として記述する。
これにより、実際には、漢字の第2水準まで含めた音読
み、訓読みを全てあわせると3千から5千の読みとな
る。
【0031】読み辞書75の構成法は文字に対して複数
の読みを定義してもよいし、読みに対して複数の文字を
定義してもよい。また実際には文字や読みそのものでは
なく、文字や読みに対応するメモリー上のポインタを格
納してもよい。
の読みを定義してもよいし、読みに対して複数の文字を
定義してもよい。また実際には文字や読みそのものでは
なく、文字や読みに対応するメモリー上のポインタを格
納してもよい。
【0032】得点付与部76は、上記読み辞書75を参
照し、読みの候補に対応する文字候補に対してそれぞれ
の尤度をもとに得点を付与する。文字候補記憶部77
は、音声認識部73から受け取った読み候補の履歴を得
点とともに記憶している。
照し、読みの候補に対応する文字候補に対してそれぞれ
の尤度をもとに得点を付与する。文字候補記憶部77
は、音声認識部73から受け取った読み候補の履歴を得
点とともに記憶している。
【0033】入力制御部78は、文字候補選択部79に
記憶された文字の候補の得点を考慮し、順序を決めて文
字候補を選出するようになっている。
記憶された文字の候補の得点を考慮し、順序を決めて文
字候補を選出するようになっている。
【0034】次に、音声変換部8について説明する。こ
の音声変換部8は、音声変換スイッチ81を介して画像
情報記憶部68に接続している。そして、この音声変換
部8は、音声変換スイッチ81がONされた際、画像情
報記憶部68に記憶されている画像内容情報や画像関連
情報を取り出して音声情報に変換するようになってい
る。また、この音声変換部8は、音声情報記憶部58に
接続されており、変換後の音声情報を音声情報記憶部5
8に出力して記憶させるようになっている。つまり、本
形態では、音声情報記憶部58が、変換前の音声情報
(通信回線Lから受信した音声情報)と画像情報が変換
されることにより作成された音声情報との双方を記憶可
能となっている。尚、この変換前の音声情報を記憶する
手段と画像情報が変換されることにより作成された音声
情報を記憶する手段とは異なる記憶手段(メモリ)であ
ってもよい。
の音声変換部8は、音声変換スイッチ81を介して画像
情報記憶部68に接続している。そして、この音声変換
部8は、音声変換スイッチ81がONされた際、画像情
報記憶部68に記憶されている画像内容情報や画像関連
情報を取り出して音声情報に変換するようになってい
る。また、この音声変換部8は、音声情報記憶部58に
接続されており、変換後の音声情報を音声情報記憶部5
8に出力して記憶させるようになっている。つまり、本
形態では、音声情報記憶部58が、変換前の音声情報
(通信回線Lから受信した音声情報)と画像情報が変換
されることにより作成された音声情報との双方を記憶可
能となっている。尚、この変換前の音声情報を記憶する
手段と画像情報が変換されることにより作成された音声
情報を記憶する手段とは異なる記憶手段(メモリ)であ
ってもよい。
【0035】(中央処理装置の説明)図1の如く、本電
話機1の中央処理装置9は、各回路51,61やアンプ
54,55,65,66等の制御や各スイッチ4,5
7,59a,62,63a,67,71,81の切換制
御を行う制御部91を備えている。
話機1の中央処理装置9は、各回路51,61やアンプ
54,55,65,66等の制御や各スイッチ4,5
7,59a,62,63a,67,71,81の切換制
御を行う制御部91を備えている。
【0036】また、この中央処理装置9は、情報内容認
識手段92及び印字色制御手段93を備えている。以
下、各手段について説明する。
識手段92及び印字色制御手段93を備えている。以
下、各手段について説明する。
【0037】情報内容認識手段92は、画像変換部7に
よって変換された文字情報の内容を認識可能なものであ
る。この文字情報の内容を認識するための具体的手法と
しては、画像変換部7によって変換された文字情報に含
まれるフレーズの中に、予め登録された特定フレーズが
存在するか否かを検知するようになっている。尚、この
特定フレーズの存在を検出するための手法としては、例
えば特開平10−117255号公報に開示されている
ものなどが流用可能である。この「フレーズ」とは、通
信回線Lから音声情報(音声内容情報またはその音声内
容情報に関連する関連情報)を受信した場合に、音声内
容情報中に含まれる「情報の緊急性や重要性に関する語
句」や「個人名(送信者が名乗った送信者名)」や「返
信先の電話番号(送信者が発声した電話番号)」が文字
情報に変換されたもの、上記関連情報中に含まれる「送
信元電話番号」、「受信時刻」が文字情報に変換された
もの等が挙げられる。そして、中央処理装置9内には予
めユーザが設定した「特定フレーズ」を登録するための
特定フレーズ登録手段としての特定フレーズ登録部94
が備えられている。これにより、上記情報内容認識手段
92は、変換後の文字情報に含まれているフレーズの中
に、この特定フレーズ登録部94に登録されている「特
定フレーズ」と同一のフレーズが存在しているか否かを
判定し、同一のフレーズが存在する場合には、そのフレ
ーズを特定フレーズとして抽出するようになっている。
よって変換された文字情報の内容を認識可能なものであ
る。この文字情報の内容を認識するための具体的手法と
しては、画像変換部7によって変換された文字情報に含
まれるフレーズの中に、予め登録された特定フレーズが
存在するか否かを検知するようになっている。尚、この
特定フレーズの存在を検出するための手法としては、例
えば特開平10−117255号公報に開示されている
ものなどが流用可能である。この「フレーズ」とは、通
信回線Lから音声情報(音声内容情報またはその音声内
容情報に関連する関連情報)を受信した場合に、音声内
容情報中に含まれる「情報の緊急性や重要性に関する語
句」や「個人名(送信者が名乗った送信者名)」や「返
信先の電話番号(送信者が発声した電話番号)」が文字
情報に変換されたもの、上記関連情報中に含まれる「送
信元電話番号」、「受信時刻」が文字情報に変換された
もの等が挙げられる。そして、中央処理装置9内には予
めユーザが設定した「特定フレーズ」を登録するための
特定フレーズ登録手段としての特定フレーズ登録部94
が備えられている。これにより、上記情報内容認識手段
92は、変換後の文字情報に含まれているフレーズの中
に、この特定フレーズ登録部94に登録されている「特
定フレーズ」と同一のフレーズが存在しているか否かを
判定し、同一のフレーズが存在する場合には、そのフレ
ーズを特定フレーズとして抽出するようになっている。
【0038】上記特定フレーズ登録部94に登録されて
いる「特定フレーズ」の具体例としては、「知人の氏
名」や「家族の氏名」、「重要性の有無」を判別するキ
ーワードとなる「折り返し…」や「戻られましたら…」
等の語句、「緊急性の有無」を判別するキーワードとな
る「すぐに…」や「至急…」等の語句、「メッセージ内
容」を認識するキーワードとなる”知人との共通の話題
に関連する語句”などが掲げられる。
いる「特定フレーズ」の具体例としては、「知人の氏
名」や「家族の氏名」、「重要性の有無」を判別するキ
ーワードとなる「折り返し…」や「戻られましたら…」
等の語句、「緊急性の有無」を判別するキーワードとな
る「すぐに…」や「至急…」等の語句、「メッセージ内
容」を認識するキーワードとなる”知人との共通の話題
に関連する語句”などが掲げられる。
【0039】一方、印字色制御手段93は、上記情報内
容認識手段92の出力を受け、変換後の文字情報に含ま
れているフレーズの中に、上記特定フレーズ登録部94
に登録されている「特定フレーズ」と同一のフレーズが
存在している場合には、その情報の記録紙上への印字の
全てをカラー印字(例えば赤色印字)に切り換えるよう
に記録紙印字部63を制御する。逆に、この印字色制御
手段93は、変換後の文字情報に含まれているフレーズ
の中に「特定フレーズ」が存在していない場合には、そ
の情報の記録紙上への印字の全てをモノクロ印字(黒色
印字)で出力するように記録紙印字部63を制御する。
このように、「特定フレーズ」の存在の有無によって文
字情報の印字出力時の印字色を切り換えるように構成さ
れている。
容認識手段92の出力を受け、変換後の文字情報に含ま
れているフレーズの中に、上記特定フレーズ登録部94
に登録されている「特定フレーズ」と同一のフレーズが
存在している場合には、その情報の記録紙上への印字の
全てをカラー印字(例えば赤色印字)に切り換えるよう
に記録紙印字部63を制御する。逆に、この印字色制御
手段93は、変換後の文字情報に含まれているフレーズ
の中に「特定フレーズ」が存在していない場合には、そ
の情報の記録紙上への印字の全てをモノクロ印字(黒色
印字)で出力するように記録紙印字部63を制御する。
このように、「特定フレーズ」の存在の有無によって文
字情報の印字出力時の印字色を切り換えるように構成さ
れている。
【0040】−電話機1の動作説明− 次に、上述の如く構成された電話機1の動作について図
3のフローチャートに沿って説明する。本発明は、本電
話機1が留守番電話機として作動する場合に特徴がある
ため、ここでは留守番電話機としての作動についてのみ
説明する。電話機1の待機中において、ステップST1
で電話モードの着信が確認されると、ステップST2に
おいて、現在、即通話可能な状態であるか否かを判定す
る。これは電話機1が留守番電話モードに設定されてい
るか否かを判定することにより行われる。即通話可能な
状態(留守番電話モードに設定されておらず受信側ユー
ザがハンドセット3を取り上げた状態)であるYESの
場合には、ステップST3で電話回線が接続され、ステ
ップST4で受信側ユーザがハンドセット3を用いて通
話を行う。通話が終了してステップST5でYESに判
定されると、ステップST6において電話回線の接続が
解消される。
3のフローチャートに沿って説明する。本発明は、本電
話機1が留守番電話機として作動する場合に特徴がある
ため、ここでは留守番電話機としての作動についてのみ
説明する。電話機1の待機中において、ステップST1
で電話モードの着信が確認されると、ステップST2に
おいて、現在、即通話可能な状態であるか否かを判定す
る。これは電話機1が留守番電話モードに設定されてい
るか否かを判定することにより行われる。即通話可能な
状態(留守番電話モードに設定されておらず受信側ユー
ザがハンドセット3を取り上げた状態)であるYESの
場合には、ステップST3で電話回線が接続され、ステ
ップST4で受信側ユーザがハンドセット3を用いて通
話を行う。通話が終了してステップST5でYESに判
定されると、ステップST6において電話回線の接続が
解消される。
【0041】一方、上記ステップST2において、即通
話可能な状態でない(留守番電話モードに設定されてお
り、呼出コールが所定回数行われた)NOに判定された
場合には、ステップST7で、電話回線を接続すると共
に、ステップST8で、留守番電話処理モードであると
判定して、送信者にその旨のメッセージを送信する。つ
まり、図1において選択スイッチ4が接点a接続状態に
切り換わり、音声情報切換スイッチ57が接点c接続状
態に切り換わる。そして、音声情報記憶部58に予め登
録されている応答メッセージが応答再生部56によって
取り出されて再生され、D/A変換器53によってデジ
タル音声情報がアナログ音声情報に変換された後、留守
番電話回路51に送られる。これによって応答メッセー
ジが相手側電話機に向けて送出される。
話可能な状態でない(留守番電話モードに設定されてお
り、呼出コールが所定回数行われた)NOに判定された
場合には、ステップST7で、電話回線を接続すると共
に、ステップST8で、留守番電話処理モードであると
判定して、送信者にその旨のメッセージを送信する。つ
まり、図1において選択スイッチ4が接点a接続状態に
切り換わり、音声情報切換スイッチ57が接点c接続状
態に切り換わる。そして、音声情報記憶部58に予め登
録されている応答メッセージが応答再生部56によって
取り出されて再生され、D/A変換器53によってデジ
タル音声情報がアナログ音声情報に変換された後、留守
番電話回路51に送られる。これによって応答メッセー
ジが相手側電話機に向けて送出される。
【0042】その後、ステップST9において、送信者
からのメッセージ(用件メッセージ)を受信したか否か
が判定され、ここでYESに判定されると、ステップS
T10に移って、音声認識を行って音声情報を文字情報
に変換する処理を行う。つまり、音声情報切換スイッチ
57が接点b接続状態に切り換わる。これにより、相手
側電話機からの音声関連情報が、留守番電話回路51及
びA/D変換器52を経た後、関連情報用アンプ55で
増幅されて音声情報記憶部58に記憶される。つまり、
音声情報記憶部58に、「送信者の氏名」、「送信者の
電話番号」、「受信時刻」等が音声情報として記憶され
る。次に、音声情報切換スイッチ57は接点a接続状態
に切り換わる。これにより、相手側電話機からの用件メ
ッセージの音声内容情報が、留守番電話回路51及びA
/D変換器52を経た後、音声情報用アンプ54で増幅
されて音声情報記憶部58に記憶される。そして、画像
変換スイッチ71をONさせ、音声情報記憶部58に記
憶されている音声内容情報及び音声関連情報を画像変換
部7に送信して文字情報に変換する。
からのメッセージ(用件メッセージ)を受信したか否か
が判定され、ここでYESに判定されると、ステップS
T10に移って、音声認識を行って音声情報を文字情報
に変換する処理を行う。つまり、音声情報切換スイッチ
57が接点b接続状態に切り換わる。これにより、相手
側電話機からの音声関連情報が、留守番電話回路51及
びA/D変換器52を経た後、関連情報用アンプ55で
増幅されて音声情報記憶部58に記憶される。つまり、
音声情報記憶部58に、「送信者の氏名」、「送信者の
電話番号」、「受信時刻」等が音声情報として記憶され
る。次に、音声情報切換スイッチ57は接点a接続状態
に切り換わる。これにより、相手側電話機からの用件メ
ッセージの音声内容情報が、留守番電話回路51及びA
/D変換器52を経た後、音声情報用アンプ54で増幅
されて音声情報記憶部58に記憶される。そして、画像
変換スイッチ71をONさせ、音声情報記憶部58に記
憶されている音声内容情報及び音声関連情報を画像変換
部7に送信して文字情報に変換する。
【0043】そして、ステップST11において、この
変換後の文字情報を画像情報記憶部68に送信して仮記
憶させる。その後、ステップST12に移り、変換後の
文字情報に含まれるフレーズの抽出を行う。つまり、こ
の変換後の文字情報に含まれる「送信者の氏名」、「送
信者の電話番号」、「受信時刻」、その他の「キーワー
ド」が抽出される。ステップST13では、この抽出し
たフレーズの中に、特定フレーズ登録部94に登録され
ている「特定フレーズ」が存在するか否かを情報内容認
識手段92が判定し、この判定がYESの場合には、ス
テップST14において、変換後の文字情報について印
字色情報としてカラー印字設定を付加する。つまり、こ
の文字情報が印字出力される際には、その全てがカラー
印字(例えば赤色の印字)によって出力されるように設
定しておく。一方、特定フレーズの中に「特定フレー
ズ」が存在しないNOに判定された場合には、ステップ
ST15に移り、変換後の文字情報について印字色情報
としてモノクロ印字設定を付加する。つまり、この文字
情報が印字出力される際には、その全てがモノクロ印字
(黒色印字)によって出力されるように設定しておく。
このようにして印字色情報を文字情報に付加した後、ス
テップST16で電話回線の接続を解消する。
変換後の文字情報を画像情報記憶部68に送信して仮記
憶させる。その後、ステップST12に移り、変換後の
文字情報に含まれるフレーズの抽出を行う。つまり、こ
の変換後の文字情報に含まれる「送信者の氏名」、「送
信者の電話番号」、「受信時刻」、その他の「キーワー
ド」が抽出される。ステップST13では、この抽出し
たフレーズの中に、特定フレーズ登録部94に登録され
ている「特定フレーズ」が存在するか否かを情報内容認
識手段92が判定し、この判定がYESの場合には、ス
テップST14において、変換後の文字情報について印
字色情報としてカラー印字設定を付加する。つまり、こ
の文字情報が印字出力される際には、その全てがカラー
印字(例えば赤色の印字)によって出力されるように設
定しておく。一方、特定フレーズの中に「特定フレー
ズ」が存在しないNOに判定された場合には、ステップ
ST15に移り、変換後の文字情報について印字色情報
としてモノクロ印字設定を付加する。つまり、この文字
情報が印字出力される際には、その全てがモノクロ印字
(黒色印字)によって出力されるように設定しておく。
このようにして印字色情報を文字情報に付加した後、ス
テップST16で電話回線の接続を解消する。
【0044】そして、画像情報記憶部68に登録された
変換後の文字情報を記録紙印字部63によって印字出力
する場合には、ユーザの電話機操作等により、上記変換
されて画像情報記憶部68に登録された文字情報が記録
紙印字部63に送信され、この記録紙印字部63により
音声内容情報(用件メッセージの内容)及び音声関連情
報が文字情報として記録紙に印字される。つまり、記録
紙に、「送信者の氏名」、「送信者の電話番号」、「受
信時刻」、「用件メッセージの内容」等がそれぞれ文字
として印字されることになる。そして、この際、上述の
如く文字情報に付加された印字色情報に基づいた印字色
によって印字動作が行われる。つまり、「特定フレー
ズ」が存在する文字情報の出力時にあっては、記録紙印
字部63はその情報の全てを赤色などのカラー印字によ
って出力する。一方、「特定フレーズ」が存在しない文
字情報の出力時にあっては、記録紙印字部63はその情
報の全てをモノクロ印字によって出力する。例えば、上
記「特定フレーズ」として「緊急性の有無」を判別する
キーワードを設定している場合には、このキーワードを
含む情報のみがカラー印字によって出力され、また、
「特定フレーズ」として「知人の氏名」を設定している
場合には、この知人からの情報のみがカラー印字によっ
て出力されることになる。
変換後の文字情報を記録紙印字部63によって印字出力
する場合には、ユーザの電話機操作等により、上記変換
されて画像情報記憶部68に登録された文字情報が記録
紙印字部63に送信され、この記録紙印字部63により
音声内容情報(用件メッセージの内容)及び音声関連情
報が文字情報として記録紙に印字される。つまり、記録
紙に、「送信者の氏名」、「送信者の電話番号」、「受
信時刻」、「用件メッセージの内容」等がそれぞれ文字
として印字されることになる。そして、この際、上述の
如く文字情報に付加された印字色情報に基づいた印字色
によって印字動作が行われる。つまり、「特定フレー
ズ」が存在する文字情報の出力時にあっては、記録紙印
字部63はその情報の全てを赤色などのカラー印字によ
って出力する。一方、「特定フレーズ」が存在しない文
字情報の出力時にあっては、記録紙印字部63はその情
報の全てをモノクロ印字によって出力する。例えば、上
記「特定フレーズ」として「緊急性の有無」を判別する
キーワードを設定している場合には、このキーワードを
含む情報のみがカラー印字によって出力され、また、
「特定フレーズ」として「知人の氏名」を設定している
場合には、この知人からの情報のみがカラー印字によっ
て出力されることになる。
【0045】このようにして情報が出力された後は、ユ
ーザの電話機操作により、出力済みの情報が音声情報記
憶部58及び画像情報記憶部68から消去される。
ーザの電話機操作により、出力済みの情報が音声情報記
憶部58及び画像情報記憶部68から消去される。
【0046】−実施形態の効果− 以上説明したように、本形態では、受信した音声情報
(音声内容情報及び音声関連情報)を画像変換部7で文
字情報に変換し、ユーザの要求に応じて印字出力するよ
うにした電話機1に対し、変換後の情報中に、「特定フ
レーズ」が存在するか否かによって文字情報の出力時の
印字色を切り換えるようにしている。このため、例えば
緊急性や重要性などに係る情報を「特定フレーズ」とし
て設定した場合には、受信ユーザは、受信した情報が緊
急性の高いものや重要性の高いものであることを印字色
によって一目瞭然に知ることが可能になる。このよう
に、変換後の文字情報の出力形態を、その情報の内容に
応じて切り換えるようにしたことで、この種の通信装置
の実用性を高めることができる。
(音声内容情報及び音声関連情報)を画像変換部7で文
字情報に変換し、ユーザの要求に応じて印字出力するよ
うにした電話機1に対し、変換後の情報中に、「特定フ
レーズ」が存在するか否かによって文字情報の出力時の
印字色を切り換えるようにしている。このため、例えば
緊急性や重要性などに係る情報を「特定フレーズ」とし
て設定した場合には、受信ユーザは、受信した情報が緊
急性の高いものや重要性の高いものであることを印字色
によって一目瞭然に知ることが可能になる。このよう
に、変換後の文字情報の出力形態を、その情報の内容に
応じて切り換えるようにしたことで、この種の通信装置
の実用性を高めることができる。
【0047】−その他の実施形態− 尚、上述した実施形態では、「知人の氏名」や「家族の
氏名」、「重要性の有無」を判別するキーワード、「緊
急性の有無」を判別するキーワード、「メッセージ内
容」を認識するキーワードを特定フレーズとして設定し
た。本発明は、これに限らず、その他のフレーズを特定
フレーズとして設定することも可能である。
氏名」、「重要性の有無」を判別するキーワード、「緊
急性の有無」を判別するキーワード、「メッセージ内
容」を認識するキーワードを特定フレーズとして設定し
た。本発明は、これに限らず、その他のフレーズを特定
フレーズとして設定することも可能である。
【0048】また、上述した実施形態では、「特定フレ
ーズ」が存在する文字情報の出力時にあっては、その情
報の全てをカラー印字によって出力するようにしてい
た。本発明はこれに限らず、特定フレーズの文字のみを
カラー印字により出力し、その他の文字をモノクロ印字
により出力するようにしてもよい。例えば、「特定フレ
ーズ」として「緊急性の有無」を判別するキーワードを
設定している場合には、このキーワード(例えば「至
急」などの語句)のみがカラー印字によって出力され、
また、「特定フレーズ」として「知人の氏名」を設定し
ている場合には、この知人の氏名のみがカラー印字によ
って出力されることになる。
ーズ」が存在する文字情報の出力時にあっては、その情
報の全てをカラー印字によって出力するようにしてい
た。本発明はこれに限らず、特定フレーズの文字のみを
カラー印字により出力し、その他の文字をモノクロ印字
により出力するようにしてもよい。例えば、「特定フレ
ーズ」として「緊急性の有無」を判別するキーワードを
設定している場合には、このキーワード(例えば「至
急」などの語句)のみがカラー印字によって出力され、
また、「特定フレーズ」として「知人の氏名」を設定し
ている場合には、この知人の氏名のみがカラー印字によ
って出力されることになる。
【0049】また、上述した実施形態では、ファクシミ
リ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合につい
て説明した。本発明は、これに限らず、上記留守番電話
ユニット5を備えた留守番電話機能付き電話機(ファク
シミリ機能を備えないもの)に対して適用することも可
能である。
リ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合につい
て説明した。本発明は、これに限らず、上記留守番電話
ユニット5を備えた留守番電話機能付き電話機(ファク
シミリ機能を備えないもの)に対して適用することも可
能である。
【0050】更に、本発明は、家庭用やオフィス用の電
話機やファクシミリ装置に限らず、モバイル機器その他
の通信装置にも適用可能である。
話機やファクシミリ装置に限らず、モバイル機器その他
の通信装置にも適用可能である。
【0051】加えて、上記実施形態では、受信した全て
の情報を変換するようにしたが、各記憶部58,68に
記憶されている情報量が少なく、これら記憶部58,6
8の空き容量が十分に確保されている場合(情報の上書
きの虞が少ない場合)には、必ずしも受信した全ての情
報を変換する必要はない。つまり、受信した音声情報を
音声情報記憶部58に一旦記憶させユーザの再生要求に
応じてそのまま音声情報としてスピーカ59により再生
させたり、受信した画像情報を画像情報記憶部68に一
旦記憶させユーザの印字要求に応じてそのまま画像情報
として印字動作を行わせるようにしてもよい。
の情報を変換するようにしたが、各記憶部58,68に
記憶されている情報量が少なく、これら記憶部58,6
8の空き容量が十分に確保されている場合(情報の上書
きの虞が少ない場合)には、必ずしも受信した全ての情
報を変換する必要はない。つまり、受信した音声情報を
音声情報記憶部58に一旦記憶させユーザの再生要求に
応じてそのまま音声情報としてスピーカ59により再生
させたり、受信した画像情報を画像情報記憶部68に一
旦記憶させユーザの印字要求に応じてそのまま画像情報
として印字動作を行わせるようにしてもよい。
【0052】また、本発明を流用する技術として、画像
情報を音声変換部8によって音声情報に変換したものを
更に画像情報に変換して印字出力を行うようにした場合
において、特定フレーズの有無を検知し、この特定フレ
ーズの有無に応じて印字色を切り換えるようにしてもよ
い。
情報を音声変換部8によって音声情報に変換したものを
更に画像情報に変換して印字出力を行うようにした場合
において、特定フレーズの有無を検知し、この特定フレ
ーズの有無に応じて印字色を切り換えるようにしてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明では、音声情報を
文字情報に変換して印字出力を行う通信装置に対し、変
換後の情報の内容を把握し、その内容に応じて印字出力
の色を切り換え、これによって情報の緊急性や重要性な
どを受信ユーザに容易に視認させることができるように
している。このように、本発明では、変換後の文字情報
の出力形態を、その情報の内容に応じて切り換えること
ができ、この種の通信装置の実用性を大幅に向上させる
ことが可能になる。
文字情報に変換して印字出力を行う通信装置に対し、変
換後の情報の内容を把握し、その内容に応じて印字出力
の色を切り換え、これによって情報の緊急性や重要性な
どを受信ユーザに容易に視認させることができるように
している。このように、本発明では、変換後の文字情報
の出力形態を、その情報の内容に応じて切り換えること
ができ、この種の通信装置の実用性を大幅に向上させる
ことが可能になる。
【0054】また、変換された文字情報に含まれるフレ
ーズの中に特定フレーズが存在するか否かによって印字
色を切り換えるか否かを判断するようにした場合には、
この特定フレーズをユーザが任意に設定しておくこと
で、印字色を切り換えるか否かの判断基準をユーザが自
由に設定することが可能になり、本通信装置の利用範囲
の拡大を図ることができる。例えば、特定フレーズとし
て「情報の緊急性」に関連する語句を設定した場合に
は、緊急性の高い情報のみの印字出力の色を切り換える
装置として利用でき、また、特定フレーズとして「特定
の送信者の情報(電話番号や名前)」に関連する語句を
設定した場合には、その特定の送信者からの情報のみの
印字出力の色を切り換える装置として利用できる。
ーズの中に特定フレーズが存在するか否かによって印字
色を切り換えるか否かを判断するようにした場合には、
この特定フレーズをユーザが任意に設定しておくこと
で、印字色を切り換えるか否かの判断基準をユーザが自
由に設定することが可能になり、本通信装置の利用範囲
の拡大を図ることができる。例えば、特定フレーズとし
て「情報の緊急性」に関連する語句を設定した場合に
は、緊急性の高い情報のみの印字出力の色を切り換える
装置として利用でき、また、特定フレーズとして「特定
の送信者の情報(電話番号や名前)」に関連する語句を
設定した場合には、その特定の送信者からの情報のみの
印字出力の色を切り換える装置として利用できる。
【図1】実施形態に係るファクシミリ機能付き留守番電
話機の電気的構成の概略を示すブロック図である。
話機の電気的構成の概略を示すブロック図である。
【図2】画像変換部の構成を示すブロック図である。
【図3】電話機の留守番電話処理動作を説明するための
フローチャート図である。
フローチャート図である。
1 電話機(通信装置) 7 画像変換部(変換手段) 63 記録紙印字部(印字手段) 92 情報内容認識手段 93 印字色制御手段 L 通信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 106 G10L 3/00 551A (72)発明者 立石 敬輔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 薬師寺 厚二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B021 AA05 BB04 5C062 AA02 AA17 AB22 AC04 AC29 AE03 AE11 AF00 AF01 AF06 BA00 5D015 KK02 5K039 AA01 CC01 EE01 JJ01 5K101 KK01 KK06 NN07 NN18 NN19 NN21 UU19 UU20
Claims (3)
- 【請求項1】 通信回線を経て受信した音声情報を文字
情報に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された文字情報の内容を認識
可能な情報内容認識手段と、 上記変換手段によって変換された文字情報に基づいて記
録媒体上への印字を可能とすると共に、印字色を複数の
色に切り換え可能な印字手段と、 上記情報内容認識手段の出力を受け、変換された文字情
報の内容に応じて記録媒体上への印字の色を切り換える
ように印字手段を制御する印字色制御手段とを備えてい
ることを特徴とする通信装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の通信装置において、 情報内容認識手段は、変換された文字情報に含まれるフ
レーズの中に特定フレーズが存在するか否かを検知可能
であって、 印字色制御手段は、変換された文字情報に含まれるフレ
ーズの中に特定フレーズが存在するとき、記録媒体上へ
の印字の全てまたは特定フレーズの印字のみをモノクロ
印字からカラー印字に切り換えるよう構成されているこ
とを特徴とする通信装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の通信装置において、 特定フレーズは、「情報の緊急性」、「情報の重要
性」、「受信日時」、「送信者を特定するための情報」
に関連する語句のうち少なくとも一つであることを特徴
とする通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001063575A JP2002271529A (ja) | 2001-03-07 | 2001-03-07 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001063575A JP2002271529A (ja) | 2001-03-07 | 2001-03-07 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002271529A true JP2002271529A (ja) | 2002-09-20 |
Family
ID=18922544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001063575A Pending JP2002271529A (ja) | 2001-03-07 | 2001-03-07 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002271529A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009171336A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Nec Corp | 携帯通信端末 |
WO2018179227A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 株式会社オプティム | 留守番電話テキスト提供システム、留守番電話テキスト提供方法およびプログラム |
-
2001
- 2001-03-07 JP JP2001063575A patent/JP2002271529A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009171336A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Nec Corp | 携帯通信端末 |
WO2018179227A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 株式会社オプティム | 留守番電話テキスト提供システム、留守番電話テキスト提供方法およびプログラム |
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