JP2002247241A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2002247241A
JP2002247241A JP2001040471A JP2001040471A JP2002247241A JP 2002247241 A JP2002247241 A JP 2002247241A JP 2001040471 A JP2001040471 A JP 2001040471A JP 2001040471 A JP2001040471 A JP 2001040471A JP 2002247241 A JP2002247241 A JP 2002247241A
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JP2001040471A
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Inventor
Yoshiko Mitani
佳子 三谷
Keisuke Tateishi
敬輔 立石
Masashi Tanimoto
昌史 谷本
Koji Yakushiji
厚二 薬師寺
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声情報を文字情報に変換して出力したり、
または画像情報を音声情報に変換して出力したりする通
信装置に対し、変換後の情報内容を有効に利用して不必
要な情報の記憶を回避することで、この種の通信装置の
実用性を高める。 【解決手段】 ファクシミリ機能付き留守番電話機1に
対し、音声情報記憶部58に記憶されている音声情報と
音声関連情報とを文字情報に変換する画像変換部7を設
ける。画像情報記憶部68に記憶されている画像情報と
画像関連情報とを音声情報に変換する音声変換部8を設
ける。特定フレーズ登録部94に迷惑電話や迷惑ファク
シミリに係る特定フレーズを登録しておく。変換後の情
報中に特定フレーズが存在するとき、送信元を特定する
ための情報及び受信回数情報のみを記憶させ、それ以外
の情報を廃棄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留守番電話機能や
ファクシミリメモリ受信機能などを備えた電話機に代表
される通信装置に係る。特に、本発明は、情報(音声情
報や画像情報)を他の情報形態に変換する機能を備えた
通信装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−2902
84号公報に開示されているように、留守番電話機能及
びファクシミリメモリ受信機能を備えた電話機が知られ
ている。この種の電話機は、磁気テープや揮発性メモリ
などの記憶媒体を備えており、ユーザの不在時に電話を
受信した場合や、用紙切れの状態でファクシミリを受信
した場合に、その音声情報や画像情報を記憶媒体に蓄積
できるようになっている。また、この蓄積された情報を
ユーザが確認した後には、ユーザの要求に応じてその情
報を記憶媒体から消去できるようにもなっている。つま
り、留守番電話機能によって記憶媒体に音声情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この音声を再生させると共
に音声情報を記憶媒体から消去できる。また、ファクシ
ミリメモリ受信機能によって記憶媒体に画像情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この画像情報を記録紙に印
字させると共に画像情報を記憶媒体から消去できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記電話機
に備えられている記憶媒体の容量には制限があるため、
蓄積可能な音声情報量及び画像情報量には限界がある。
そして、この記憶媒体に蓄積されている情報の消去が行
われることなしに、受信情報量が記憶媒体の容量を越え
た場合には、既に蓄積されている情報の一部に対して新
たな情報が上書きされ、情報の一部が欠落するといった
事態を招いてしまう。
【0004】例えば、ユーザが長期間に亘って不在であ
った場合において、電話の受信件数が多数に及び、音声
情報量が記憶媒体の容量を越えた場合には、既に蓄積さ
れている音声情報の一部に対して新たな音声情報が上書
きされてしまって、ユーザは、この欠落した音声情報の
存在を認識することができなくなる。同様に、用紙切れ
の状態が長期間に亘って継続した場合において、ファク
シミリの受信情報量が多量に及び、画像情報量が記憶媒
体の容量を越えた場合には、既に蓄積されている画像情
報の一部に対して新たな画像情報が上書きされてしまっ
て、ユーザは、この欠落した画像情報の存在を認識する
ことができなくなる。
【0005】このように従来の電話機にあっては、情報
(音声情報や画像情報)を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることができない
可能性があった。
【0006】この点に鑑み、本発明の発明者らは、受信
した音声の内容に係る情報(実際に送信者が発声した音
声の内容;用件メッセージ)やその音声情報に関連する
関連情報(送信者の氏名、送信者の電話番号、受信時刻
等のデータ)を文字情報に変換して記録紙上に印字を行
うようにしたり、受信した画像の内容に係る情報(実際
に送信者から送られた画像の内容;ファクシミリ内容)
やその画像情報に関連する関連情報(送信者の氏名、送
信者のファクシミリ番号、受信時刻、ファクシミリ受信
枚数等のデータ)を音声情報に変換して音声を発するよ
うにした通信装置について既に提案している(特願20
00−265611号)。つまり、蓄積されている情報
の一部に対して新たな情報が上書きされる状況であって
も、情報の出力形態を変換して予めその情報を出力させ
ておくことができるようにし(ユーザが不在であっても
用件メッセージ等を印字出力できるようにしたり、用紙
切れの状態であってもファクシミリの内容等を音声出力
できるようにし)、情報を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることを可能にす
るものである。
【0007】そして、本発明の発明者らは、この種の通
信装置の実用性を高めるために更なる改良について考察
を行った。例えば、知人からの電話やファクシミリと、
迷惑電話や迷惑ファクシミリとを識別し、迷惑電話や迷
惑ファクシミリを受信した場合に、その情報を記憶媒体
(メモリ)に記憶しないようにすれば、不必要な情報に
よってメモリの空き容量が制約されてしまうといったこ
とが回避でき、この種の通信装置の実用性をいっそう高
めることができる。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、音声情報を文字情報
に変換して出力したり、または画像情報を音声情報に変
換して出力したりする通信装置に対し、変換後の情報内
容を有効に利用して不必要な情報の記憶を回避すること
で、この種の通信装置の実用性を高めることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記の目的を達成するために、本発明は、音声情報(音
声内容に係る情報またはその情報に関連する関連情報)
を文字情報に変換する手段や、画像情報(画像内容に係
る情報またはその情報に関連する関連情報)を音声情報
に変換する手段を備えた通信装置に対し、変換後の情報
中のフレーズ(語句)を抽出し、それに基づいて記憶が
不要な情報であるか否かを判断できるようにしている。
【0010】−解決手段− 具体的には、通信回線を経て受信した音声情報を記憶す
る音声情報記憶手段を備えた通信装置を前提とする。こ
の通信装置に対し、音声情報記憶手段に記憶された音声
情報を文字情報に変換する変換手段と、この変換手段に
よって変換された文字情報を記憶可能な画像情報記憶手
段と、この画像情報記憶手段に記憶されている文字情報
に基づいて記録媒体上への印字が可能な印字手段と、記
憶を必要としない情報に係る特定フレーズが登録されて
いる特定フレーズ登録手段と、変換手段によって変換さ
れた文字情報に含まれるフレーズと特定フレーズ登録手
段に登録されている特定フレーズとを比較し、変換され
た文字情報に含まれるフレーズの中に特定フレーズが存
在することを検出可能な特定文字フレーズ検出手段と、
この特定文字フレーズ検出手段によって特定フレーズの
存在が検出されたとき、変換後の文字情報の内容を廃棄
する情報廃棄手段とを備えさせている。
【0011】また、他の発明は、通信回線を経て受信し
た画像情報を記憶する画像情報記憶手段を備えた通信装
置を前提とする。この通信装置に対し、画像情報記憶手
段に記憶された画像情報を音声情報に変換する変換手段
と、この変換手段によって変換された音声情報を記憶可
能な音声情報記憶手段と、この音声情報記憶手段に記憶
されている音声情報に基づいた発声が可能な発声手段
と、記憶を必要としない情報に係る特定フレーズが登録
されている特定フレーズ登録手段と、変換手段によって
変換された音声情報に含まれるフレーズと特定フレーズ
登録手段に登録されている特定フレーズとを比較し、変
換された音声情報に含まれるフレーズの中に特定フレー
ズが存在することを検出可能な特定音声フレーズ検出手
段と、この特定音声フレーズ検出手段によって特定フレ
ーズの存在が検出されたとき、変換後の音声情報の内容
を廃棄する情報廃棄手段とを備えさせている。
【0012】これらの特定事項により、変換後の情報中
のフレーズと、予め登録されている特定フレーズ(特定
音声や特定文字)とを比較し、この特定フレーズが検出
された際には、それに応じた処理、つまり、その特定フ
レーズを含む情報は記録が不要な情報であるとして記憶
手段に記憶させずに廃棄するといった処理を行うことが
できる。このため、例えば、一度かかってきた迷惑電話
の「送信元電話番号」や迷惑ファクシミリの「送信元フ
ァクシミリ番号」等を特定フレーズとして登録しておけ
ば、次回から、上記と同一の電話機やファクシミリ装置
からの迷惑電話や迷惑ファクシミリの内容を記憶しなく
て済む。尚、本発明でいう「通信回線を経て受信した音
声情報」とは、「実際に送信者が発声した音声内容に係
る情報(以下、これを音声内容情報と呼ぶ)」やその音
声内容情報に関連する「送信者の氏名」、「送信者の電
話番号」、「受信時刻」等の情報(以下、これを関連情
報と呼ぶ)の一方または両方を含むものである。また、
本発明でいう「通信回線を経て受信した画像情報」と
は、「実際に送信者から送られたファクシミリ画像の内
容に係る情報(以下、これを画像内容情報と呼ぶ)」や
その画像内容情報に関連する「送信者の氏名」、「送信
者のファクシミリ番号」、「受信時刻」、「ファクシミ
リ受信枚数」等の情報(以下、これを関連情報と呼ぶ)
の一方または両方を含むものである。また、ここで言う
「情報に含まれるフレーズ」とは、通信回線から音声情
報(音声内容情報またはその音声内容情報に関連する関
連情報)を受信した場合には、音声内容情報中に含まれ
る「個人名(送信者が名乗った送信者名)」や「返信先
の電話番号(送信者が発声した電話番号)」が文字情報
に変換されたもの、上記関連情報中に含まれる「送信元
電話番号」や「受信時刻」が文字情報に変換されたもの
などが挙げられる。また、その他の「キーワード(迷惑
電話の内容に係る語句)」であってもよい。一方、通信
回線から画像情報(画像内容情報またはその画像内容情
報に関連する関連情報)を受信した場合における「情報
に含まれるフレーズ」とは、画像内容情報中に含まれる
「個人名(画像中に書かれた送信者名)」や「返信先の
ファクシミリ番号(画像中に書かれた送信元のファクシ
ミリ番号)」が音声情報に変換されたもの、上記関連情
報中に含まれる「送信元ファクシミリ番号」や「受信時
刻」や「ファクシミリ受信枚数」が音声情報に変換され
たものなどが挙げられる。また、その他の「キーワード
(迷惑ファクシミリの内容に係る語句)」であってもよ
い。
【0013】この特定フレーズの存在を検出した場合の
具体的な処理動作を実行するための構成として以下のも
のが挙げられる。
【0014】先ず、特定文字フレーズ検出手段によって
特定フレーズの存在が検出されたとき、変換後の文字情
報中の一部分の情報のみを取り出して画像情報記憶手段
に記憶させる部分情報記憶手段を備えさせている。
【0015】また、特定音声フレーズ検出手段によって
特定フレーズの存在が検出されたとき、変換後の音声情
報中の一部分の情報のみを取り出して音声情報記憶手段
に記憶させる部分情報記憶手段を備えさせている。
【0016】これらの特定事項によれば、例えば、迷惑
電話や迷惑ファクシミリを受信した際、その特定フレー
ズや受信回数などを記憶することができる。つまり、比
較的少ない情報量で、送信元を特定したり(迷惑電話の
「送信元電話番号」や迷惑ファクシミリの「送信元ファ
クシミリ番号」を特定フレーズとして登録した場合)、
その受信回数をカウントすることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態では、通信装置としてファ
クシミリ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合
について説明する。
【0018】−電話機の構成説明− 図1は、本形態に係る電話機1の電気的構成の概略を示
すブロック図である。この図1に示すように、本電話機
1は、図示しない交換機を介して相手側電話機に接続さ
れる通信回線Lに回線インターフェース2により接続さ
れている。この回線インターフェース2は、通信回線L
の捕捉及び解放を行うと共に、この捕捉した通信回線L
を介して相手側電話機との通信経路を形成するようにな
っている。また、この回線インターフェース2にはハン
ドセット3が接続されており、通常の通話時には、この
ハンドセット3と相手側電話機との間で上記通信経路を
用いて通話が行われるようになっている。
【0019】上記回線インターフェース2には、選択ス
イッチ4を介して留守番電話ユニット5及びファクシミ
リ通信ユニット6が選択的に接続可能となっている。つ
まり、選択スイッチ4には、接点a、接点b、接点cが
備えられ、接点aには留守番電話ユニット5が、接点b
にはファクシミリ通信ユニット6がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、選択
スイッチ4が接点aに接続している場合には、留守番電
話ユニット5が通信経路に接続され、選択スイッチ4が
接点bに接続している場合には、ファクシミリ通信ユニ
ット6が通信経路に接続される構成となっている。以
下、各ユニット5,6について説明する。
【0020】(留守番電話ユニット5の説明)留守番電
話ユニット5は、予め録音された応答メッセージの通信
経路への送信または相手側電話機からの音声情報の記憶
等の制御を行うための留守番電話回路51を備えてい
る。この留守番電話回路51には、アナログ音声情報を
デジタル音声情報に変換するA/D変換器52及びデジ
タル音声情報をアナログ音声情報に変換するD/A変換
器53を介して、音声情報用アンプ54、関連情報用ア
ンプ55及び応答再生部56が接続されている。音声情
報用アンプ54は、通信経路を経て受信される相手側電
話機からの用件メッセージ等の音声情報(音声内容情
報)を増幅するものである。関連情報用アンプ55は、
通信経路を経て受信される相手側電話機からの発呼側情
報等の信号である音声内容情報に関連する情報を増幅す
るものである。この関連情報としては、「送信者(相手
側)の氏名」、「送信者の電話番号」、「受信時刻」等
のデータが挙げられる。応答再生部56は、後述する音
声情報記憶部58に予め登録されている応答メッセージ
を取り出して留守番電話回路51に送り、これによって
応答メッセージを相手側電話機に向けて送出するもので
ある。
【0021】これら音声情報用アンプ54、関連情報用
アンプ55及び応答再生部56には、音声情報切換スイ
ッチ57を介して音声情報記憶手段としての音声情報記
憶部58が接続されている。つまり、音声情報切換スイ
ッチ57には、接点a、接点b、接点c、接点dが備え
られ、接点aには音声情報用アンプ54が、接点bには
関連情報用アンプ55が、接点cには応答再生部56が
それぞれ接続されている。また、接点dは短絡されてい
る。このため、音声情報切換スイッチ57が接点aに接
続している場合には、音声情報用アンプ54で増幅され
た相手側電話機からの用件メッセージ等の音声内容情報
が音声情報記憶部58に記憶され、音声情報切換スイッ
チ57が接点bに接続している場合には、関連情報用ア
ンプ55で増幅された相手側電話機からの音声関連情報
が音声情報記憶部58に記憶されるようになっている。
また、音声情報切換スイッチ57が接点cに接続してい
る場合には、音声情報記憶部58に予め登録されている
応答メッセージが応答再生部56に取り出されて相手側
電話機に向けて送出されるようになっている。尚、上記
音声情報記憶部58としては、磁気テープや揮発性メモ
リ(所謂フラッシュメモリ)が採用されている。
【0022】上記音声情報記憶部58には、ミュートス
イッチ59a及びD/A変換器59bを介して発声手段
としてのスピーカ59が接続されている。このミュート
スイッチ59aは、音声情報記憶部58に記憶されてい
る用件メッセージ(音声内容情報)及び音声関連情報に
基づく音声情報の供給及び非供給を切り換えるものであ
って、このミュートスイッチ59aがONされた場合に
上記音声情報がD/A変換器59bによってアナログ音
声情報に変換されてスピーカ59により音声として外部
に放音されるようになっている。
【0023】(ファクシミリ通信ユニット6の説明)フ
ァクシミリ通信ユニット6は、FAX通信における送受
信に関する通信プロトコル、画像情報の圧縮と伸張、ま
たは変復調等を行うFAX通信回路61を備えている。
このFAX通信回路61には、画像出力切換スイッチ6
2を介して印字手段としての記録紙印字部63及びA/
D変換器64が選択的に切り換え可能に接続している。
つまり、画像出力切換スイッチ62には、接点a、接点
b、接点cが備えられ、接点aには記録紙印字部63
が、接点bにはA/D変換器64がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、画像
出力切換スイッチ62が接点aに接続している場合に
は、FAX通信回路61で伸張された画像情報に基づい
て記録紙への画像形成が行われ、画像出力切換スイッチ
62が接点bに接続している場合には、画像情報がA/
D変換器64によってデジタル変換されるようになって
いる。
【0024】このA/D変換器64には、画像情報用ア
ンプ65及び関連情報用アンプ66が接続されている。
画像情報用アンプ65は、FAX通信回路61で伸張さ
れると共にデジタル変換された画像内容情報を増幅する
ものである。関連情報用アンプ66は、ファクシミリ受
信時に通信経路を用いて受信される相手側ファクシミリ
からの発呼側情報等の信号である画像内容情報に関連す
る情報を増幅するものである。この関連情報としては、
「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番号」、
「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」等のデータが
挙げられる。
【0025】これら画像情報用アンプ65及び関連情報
用アンプ66には画像情報切換スイッチ67を介して画
像情報記憶手段としての画像情報記憶部68が接続して
いる。つまり、画像情報切換スイッチ67には、接点
a、接点b、接点cが備えられ、接点aには画像情報用
アンプ65が、接点bには関連情報用アンプ66がそれ
ぞれ接続されている。また、接点cは短絡されている。
このため、画像情報切換スイッチ67が接点aに接続し
ている場合には、画像情報用アンプ65で増幅された画
像情報が画像情報記憶部68に記憶され、画像情報切換
スイッチ67が接点bに接続している場合には、関連情
報用アンプ66で増幅された画像関連情報が画像情報記
憶部68に記憶されるようになっている。尚、上記画像
情報記憶部68としては揮発性メモリが採用されてい
る。また、この画像情報記憶部68は、記録紙印字部6
3に接続されており、ユーザによるファクシミリ出力操
作によって、記憶されている画像情報及びその関連情報
を記録紙印字部63に出力することで記録紙への印字動
作が行われるようになっている。
【0026】また、上記FAX通信回路61には原稿読
取部69が接続されている。この原稿読取部69は、図
示しない原稿トレイにセットされたFAX原稿を順に読
み込んで電気信号に変換してFAX通信回路61に送信
するものである。
【0027】(情報変換のための構成説明)本電話機1
は、上記各記憶部58,68に記憶されている音声情報
や画像情報を変換するための変換手段としての画像変換
部7及び音声変換部8を備えている。以下、これらの構
成について説明する。
【0028】画像変換部7は、画像変換スイッチ71を
介して音声情報記憶部58に接続している。そして、こ
の画像変換部7は、画像変換スイッチ71がONされた
際、音声情報記憶部58に記憶されている用件メッセー
ジ(音声内容情報)及び音声関連情報を取り出して文字
情報に変換するようになっている。また、この画像変換
部7は、画像情報記憶部68に接続されており、変換後
の文字情報を画像情報記憶部68に出力して記憶させる
ことができるようになっている。つまり、本形態では、
画像情報記憶部68が、変換前の画像情報(通信回線L
から受信した画像情報)と音声情報が変換されることに
より作成された画像情報との双方を記憶可能となってい
る。尚、この変換前の画像情報を記憶する手段と音声情
報が変換されることにより作成された画像情報を記憶す
る手段とは異なる記憶手段(メモリ)であってもよい。
【0029】以下、上記画像変換部7の構成について説
明する。図2は、画像変換部7の構成を示すブロック図
である。この画像変換部7は、音声入力部72、音声認
識部73、音声辞書74、読み辞書75、得点付与部7
6、文字候補記憶部77、入力制御部78及び文字候補
選択部79を備えている。
【0030】音声入力部72は、音声情報記憶部58か
ら受けた音声情報を処理できる形に変換する。音声認識
部73は、音声入力部72から受け取った音声情報を分
析し、音響パラメータを求めた後、音声辞書74を照合
しながら入力音声を1文字の読みとして認識し、その認
識の結果、N位までの読みの候補とそれぞれの尤度を出
力する。上記音声辞書74には、漢字や仮名、記号など
が如何に発音されるかについて、音声認識部73が認識
する音声の基本単位を使って記述されている。例えば音
素を単位として認識する場合は音素列として記述する。
これにより、実際には、漢字の第2水準まで含めた音読
み、訓読みを全てあわせると3千から5千の読みとな
る。
【0031】読み辞書75の構成法は文字に対して複数
の読みを定義してもよいし、読みに対して複数の文字を
定義してもよい。また実際には文字や読みそのものでは
なく、文字や読みに対応するメモリー上のポインタを格
納してもよい。
【0032】得点付与部76は、上記読み辞書75を参
照し、読みの候補に対応する文字候補に対してそれぞれ
の尤度をもとに得点を付与する。文字候補記憶部77
は、音声認識部73から受け取った読み候補の履歴を得
点とともに記憶している。
【0033】入力制御部78は、文字候補選択部79に
記憶された文字の候補の得点を考慮し、順序を決めて文
字候補を選出するようになっている。
【0034】次に、音声変換部8について説明する。こ
の音声変換部8は、音声変換スイッチ81を介して画像
情報記憶部68に接続している。そして、この音声変換
部8は、音声変換スイッチ81がONされた際、画像情
報記憶部68に記憶されている画像内容情報や画像関連
情報を取り出して音声情報に変換するようになってい
る。また、この音声変換部8は、音声情報記憶部58に
接続されており、変換後の音声情報を音声情報記憶部5
8に出力して記憶させることができるようになってい
る。つまり、本形態では、音声情報記憶部58が、変換
前の音声情報(通信回線Lから受信した音声情報)と画
像情報が変換されることにより作成された音声情報との
双方を記憶可能となっている。尚、この変換前の音声情
報を記憶する手段と画像情報が変換されることにより作
成された音声情報を記憶する手段とは異なる記憶手段
(メモリ)であってもよい。
【0035】(中央処理装置の説明)図1の如く、本電
話機1の中央処理装置9は、各回路51,61やアンプ
54,55,65,66等の制御や各スイッチ4,5
7,59a,62,67,71,81の切換制御を行う
制御部91を備えている。
【0036】また、この中央処理装置9は、受信した音
声情報を変換することにより作成した文字情報を画像情
報記憶部68に一旦仮記憶させると共に、受信した画像
情報を変換することにより作成した音声情報を音声情報
記憶部58に一旦仮記憶させる情報仮記憶動作手段96
を備えている。
【0037】また、この中央処理装置9は、上記画像変
換部7によって変換された文字情報に含まれるフレーズ
(語句)の中に特定フレーズが存在することを検出可能
な特定文字フレーズ検出手段92、上記音声変換部8に
よって変換された音声情報に含まれるフレーズの中に特
定フレーズが存在することを検出可能な特定音声フレー
ズ検出手段93を備えている。尚、この特定フレーズの
存在を検出するための具体的な手法としては、例えば特
開平10−117255号公報に開示されているものな
どが流用可能である。この「フレーズ」とは、通信回線
から音声情報(音声内容情報またはその音声内容情報に
関連する関連情報)を受信した場合には、音声内容情報
中に含まれる「個人名(送信者が名乗った送信者名)」
や「返信先の電話番号(送信者が発声した電話番号)」
が文字情報に変換されたもの、上記関連情報中に含まれ
る「送信元電話番号」、「受信時刻」が文字情報に変換
されたもの等が挙げられる。また、通信回線から画像情
報(画像内容情報またはその画像内容情報に関連する関
連情報)を受信した場合における「フレーズ」とは、画
像内容情報中に含まれる「個人名(画像中に書かれた送
信者名)」や「返信先のファクシミリ番号(画像中に書
かれた送信元のファクシミリ番号)」が音声情報に変換
されたもの、上記関連情報中に含まれる「送信元ファク
シミリ番号」、「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚
数」が音声情報に変換されたもの等が挙げられる。そし
て、中央処理装置9内には予めユーザが設定した「特定
フレーズ」を登録するための特定フレーズ登録手段とし
ての特定フレーズ登録部94が備えられている。これに
より、上記特定文字フレーズ検出手段92及び特定音声
フレーズ検出手段93は、各情報に含まれているフレー
ズの中に、この特定フレーズ登録部94に登録されてい
る「特定フレーズ」と同一のフレーズが存在しているか
否かを判定するようになっている。
【0038】また、中央処理装置9は、上記変換後の文
字情報に含まれるフレーズの中に特定フレーズが存在す
ることが検出されたときに、この変換後の文字情報の内
容を画像情報記憶部68に記憶させることなしに廃棄す
ると共に、変換後の音声情報に含まれるフレーズの中に
特定フレーズが存在することが検出されたときに、この
変換後の音声情報の内容を音声情報記憶部58に記憶さ
せることなしに廃棄する情報廃棄動作手段95を備えて
いる。
【0039】上記特定フレーズ登録部94への「特定フ
レーズ」の登録動作として、具体的には、例えば、迷惑
電話や迷惑ファクシミリがかかってきた場合、その「迷
惑電話の送信元電話番号」や「迷惑ファクシミリの送信
元ファクシミリ番号」を「特定フレーズ」として登録す
る。尚、この一回目の迷惑電話や迷惑ファクシミリの情
報は上記情報仮記憶動作手段96によって音声情報記憶
部58や画像情報記憶部68に一旦仮記憶される。これ
により、電話やファクシミリがかかってきた際に、上記
と同一の電話機やファクシミリ装置(迷惑電話や迷惑フ
ァクシミリの送信元)からかかってきたものである場合
には「特定フレーズ」が検知されることになる。この
「特定フレーズ」が検知された後の対処法としては、上
記情報廃棄動作手段95によって受信情報の内容を記憶
させることなしに廃棄することになる。つまり、この
「特定フレーズ」を含む情報を不必要な情報であるとし
て廃棄するようになっている。
【0040】更に、中央処理装置9は、特定文字フレー
ズ検出手段92によって特定フレーズの存在が検出され
たときには、変換後の文字情報中の一部分の情報のみを
取り出して画像情報記憶部68に記憶させると共に、特
定音声フレーズ検出手段93によって特定フレーズの存
在が検出されたときには、変換後の音声情報中の一部分
の情報のみを取り出して音声情報記憶部58に記憶させ
る部分情報記憶手段97を備えている。この部分情報記
憶手段97は、特定フレーズの存在が検出されたとき、
その特定フレーズを含む情報のうちの「特定フレーズ部
分」を記憶させると共に、その受信回数を積算させるよ
うになっている。このため、特定フレーズとして迷惑電
話の「送信元電話番号」や迷惑ファクシミリの「送信元
ファクシミリ番号」を登録しておいた場合には、これら
迷惑電話や迷惑ファクシミリの送信元の特定と、その受
信回数とを関連付けて記憶させておくことができるよう
になっている。
【0041】−電話機1の動作説明− 次に、上述の如く構成された電話機1の動作について図
3及び図4のフローチャートに沿って説明する。
【0042】(留守番電話機能動作の説明)先ず、本電
話機1が留守番電話機として作動する場合について図3
のフローチャートに沿って説明する。電話機1の待機中
において、ステップST1で電話モードの着信が確認さ
れると、ステップST2において、現在、即通話可能な
状態であるか否かを判定する。これは電話機1が留守番
電話モードに設定されているか否かを判定することによ
り行われる。即通話可能な状態(留守番電話モードに設
定されておらず受信側ユーザがハンドセット3を取り上
げた状態)であるYESの場合には、ステップST3で
電話回線が接続され、ステップST4で受信側ユーザが
ハンドセット3を用いて通話を行う。通話が終了してス
テップST5でYESに判定されると、ステップST6
において電話回線の接続が解消される。
【0043】一方、上記ステップST2において、即通
話可能な状態でない(留守番電話モードに設定されてお
り、呼出コールが所定回数行われた)NOに判定された
場合には、ステップST7で、電話回線を接続すると共
に、ステップST8で、留守番電話処理モードであると
判定して、送信者にその旨のメッセージを送信する。つ
まり、図1において選択スイッチ4が接点a接続状態に
切り換わり、音声情報切換スイッチ57が接点c接続状
態に切り換わる。そして、音声情報記憶部58に予め登
録されている応答メッセージが応答再生部56によって
取り出されて再生され、D/A変換器53によってデジ
タル音声情報がアナログ音声情報に変換された後、留守
番電話回路51に送られる。これによって応答メッセー
ジが相手側電話機に向けて送出される。
【0044】その後、ステップST9において、送信者
からのメッセージ(用件メッセージ)を受信したか否か
が判定され、ここでYESに判定されると、ステップS
T10に移って、音声認識を行って音声情報を文字情報
に変換する処理を行う。つまり、音声情報切換スイッチ
57が接点b接続状態に切り換わる。これにより、相手
側電話機からの音声関連情報が、留守番電話回路51及
びA/D変換器52を経た後、関連情報用アンプ55で
増幅されて音声情報記憶部58に記憶される。つまり、
音声情報記憶部58に、「送信者の氏名」、「送信者の
電話番号」、「受信時刻」等が音声情報として記憶され
る。次に、音声情報切換スイッチ57は接点a接続状態
に切り換わる。これにより、相手側電話機からの用件メ
ッセージの音声内容情報が、留守番電話回路51及びA
/D変換器52を経た後、音声情報用アンプ54で増幅
されて音声情報記憶部58に記憶される。そして、画像
変換スイッチ71をONさせ、音声情報記憶部58に記
憶されている音声内容情報及び音声関連情報を画像変換
部7に送信して文字情報に変換する。
【0045】そして、ステップST11において、この
変換後の文字情報を画像情報記憶部68に仮記憶させ
る。その後、ステップST12に移り、変換後の文字情
報に含まれるフレーズの抽出を行う。つまり、この変換
後の文字情報に含まれる「送信者の氏名」、「送信者の
電話番号」、「受信時刻」、その他の「キーワード」が
抽出される。ステップST13では、この抽出したフレ
ーズの中に、特定フレーズ登録部94に登録されている
「特定フレーズ」(本形態の場合には迷惑電話に該当す
る「特定フレーズ」)が存在するか否かを判定し、この
判定がYESの場合には、ステップST14において、
この特定フレーズのみを画像情報記憶部68に記憶(登
録)させると共に、この特定フレーズを含んだ情報の受
信回数を積算し、更に、変換後の文字情報を画像情報記
憶部68から消去する。つまり、特定フレーズの中に迷
惑電話に該当する「特定フレーズ」が存在しているとし
て、情報の一部分のみを記憶すると共に、その受信回数
を記憶し、その他の情報は消去する。一方、特定フレー
ズの中に迷惑電話に該当する「特定フレーズ」が存在し
ないNOに判定された場合には、ステップST15に移
り、変換後の文字情報を画像情報記憶部68に登録した
後、ステップST16で電話回線の接続を解消する。こ
の際、変換前の音声情報も音声情報記憶部58に登録し
ておく。
【0046】このようにして画像情報記憶部68に登録
された変換後の文字情報を出力する場合には、ユーザの
電話機操作等により、上記変換されて画像情報記憶部6
8に登録された文字情報が記録紙印字部63に送信さ
れ、この記録紙印字部63により音声内容情報(用件メ
ッセージの内容)及び音声関連情報が文字情報として記
録紙に印字される。つまり、記録紙に、「送信者の氏
名」、「送信者の電話番号」、「受信時刻」、「用件メ
ッセージの内容」等がそれぞれ文字として印字されるこ
とになる。
【0047】このようにして情報が出力された後は、ユ
ーザの電話機操作により、出力済みの情報が音声情報記
憶部58及び画像情報記憶部68から消去される。
【0048】(ファクシミリ受信機能動作の説明)次
に、本電話機1がファクシミリ装置として作動する場合
について図4のフローチャートに沿って説明する。電話
機1の待機中において、ステップST21でファクシミ
リモードの着信が確認されると、ステップST22にお
いて、現在、ファクシミリ用紙の残量が十分にあるか否
かを判定する。ファクシミリ用紙が十分にある状態(フ
ァクシミリ受信と同時に印字処理が実行できる状態)で
あるYESの場合には、ステップST23で電話回線が
接続され、ステップST24で受信した画像情報に従っ
てファクシミリ用紙への画像形成動作が実行される。つ
まり、選択スイッチ4が接点b接続状態となり、画像出
力切換スイッチ62が接点a接続状態に切り換わる。こ
れにより、相手側ファクシミリ装置から受けた画像情報
が、FAX通信回路61を経て記録紙印字部63に送信
されて画像形成動作が実行される。そして、ファクシミ
リ受信が終了してステップST25でYESに判定され
ると、ステップST26において電話回線の接続が解消
される。
【0049】一方、上記ステップST22において、フ
ァクシミリ用紙の残量が十分でない状態(ファクシミリ
受信と同時に印字処理が実行できないか、または印字処
理の途中で用紙切れが発生する可能性のある状態)にあ
るNOに判定された場合には、ステップST27で、電
話回線を接続すると共に、ステップST28で、ファク
シミリメモリ受信処理モードであると判定する。
【0050】その後、ステップST29において、ファ
クシミリの画像認識を行って画像(文字)情報を音声情
報に変換する処理を行う。つまり、選択スイッチ4が接
点b接続状態となり、画像出力切換スイッチ62が接点
b接続状態に切り換わる。また、画像情報切換スイッチ
67が接点b接続状態に切り換わる。これにより、相手
側ファクシミリ装置から受けたファクシミリ関連情報
が、FAX通信回路61及びA/D変換器64を経た
後、関連情報用アンプ66で増幅されて画像情報記憶部
68に記憶される。つまり、画像情報記憶部68に、
「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番号」、
「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」等が画像情報
として記憶される。次に、画像情報切換スイッチ67は
接点a接続状態に切り換わる。これにより、相手側ファ
クシミリ装置からのファクシミリ画像内容情報が、FA
X通信回路61及びA/D変換器64を経た後、画像情
報用アンプ65で増幅されて画像情報記憶部68に記憶
される。この状態で、音声変換スイッチ81をONさ
せ、画像情報記憶部68に記憶されている画像内容情報
及び画像関連情報を音声変換部8に送信して音声情報に
変換する。
【0051】そして、ステップST30において、この
変換後の音声情報を音声情報記憶部58に仮記憶させ
る。その後、ステップST31に移り、変換後の音声情
報に含まれるフレーズの抽出を行う。つまり、この変換
後の音声情報に含まれる「送信者の氏名」、「送信者の
ファクシミリ番号」、「受信時刻」、「ファクシミリ受
信枚数」、その他の「キーワード」が抽出される。ステ
ップST32では、この抽出したフレーズの中に、特定
フレーズ登録部94に登録されている「特定フレーズ」
(本形態の場合には迷惑ファクシミリに該当する「特定
フレーズ」)が存在するか否かを判定し、この判定がY
ESの場合にはステップST33において、この特定フ
レーズのみを音声情報記憶部58に記憶(登録)させる
と共に、この特定フレーズを含んだ情報の受信回数を積
算し、更に、変換後の音声情報を音声情報記憶部58か
ら消去する。つまり、特定フレーズの中に迷惑ファクシ
ミリに該当する「特定フレーズ」が存在しているとし
て、情報の一部分のみを記憶すると共に、その受信回数
を記憶し、その他の情報は消去する。一方、特定フレー
ズの中に迷惑ファクシミリに該当する「特定フレーズ」
が存在しないNOに判定された場合には、ステップST
34に移り、変換後の音声情報を音声情報記憶部58に
登録した後、ステップST35で電話回線の接続を解消
する。この際、変換前の画像情報も画像情報記憶部68
に登録しておく。
【0052】このようにして音声情報記憶部58に登録
された変換後の音声情報を出力する場合には、ユーザの
電話機操作等により、上記変換されて音声情報記憶部5
8に登録された音声情報がスピーカ59に送信され、こ
のスピーカ59により画像内容情報及び画像関連情報が
音声情報として発声される。つまり、スピーカ59か
ら、「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番
号」、「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」、「フ
ァクシミリの内容」等がそれぞれ音声として発声される
ことになる。
【0053】このようにして情報が出力された後は、ユ
ーザの電話機操作により、出力済みの情報が音声情報記
憶部58及び画像情報記憶部68から消去される。
【0054】−実施形態の効果− 以上説明したように、本形態では、受信した音声情報
(音声内容情報及び音声関連情報)を画像変換部7で文
字情報に変換して画像情報記憶部68に記憶させる一
方、受信した画像情報(画像内容情報及び画像関連情
報)を音声変換部8で音声情報に変換して音声情報記憶
部58に記憶させるようにした電話機1に対し、変換後
の情報中のフレーズに特定フレーズが存在するか否か、
つまり、迷惑電話や迷惑ファクシミリに関連するフレー
ズが存在するか否かを判定できるようにしている。そし
て、この特定フレーズが存在する場合には、相手を特定
したり受信回数を積算したりするための情報以外の情報
を廃棄するようにしている。このため、一度かかってき
た迷惑電話や迷惑ファクシミリの内容を記憶手段58,
68に記憶することがなくなり、不必要な情報によって
記憶部58,68の空き容量が制約されてしまうといっ
たことが回避でき、必要な情報を記憶するための記憶容
量を大きく確保しておくことができる。また、上述の如
き一部の情報を記憶させるようにしているので、その情
報を、後に、迷惑電話等に係る裁判の証拠などとして使
用することが可能となる。
【0055】−その他の実施形態− 尚、上述した実施形態では、「迷惑電話の送信元電話番
号」や「迷惑ファクシミリの送信元ファクシミリ番号」
を特定フレーズとして登録することで、迷惑電話や迷惑
ファクシミリの内容の記憶を阻止するようにしていた。
本発明は、これに限らず、その他のフレーズを特定フレ
ーズとして設定することも可能である。
【0056】また、上述した実施形態では、ファクシミ
リ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合につい
て説明した。本発明は、これに限らず、上記留守番電話
ユニット5を備えた留守番電話機能付き電話機(ファク
シミリ機能を備えないもの)や、上記ファクシミリ通信
ユニット6を備えたファクシミリ装置(留守番電話機能
を備えないもの)に対して適用することも可能である。
【0057】更に、本発明は、家庭用やオフィス用の電
話機やファクシミリ装置に限らず、モバイル機器その他
の通信装置にも適用可能である。
【0058】加えて、上記実施形態では、受信した全て
の情報を変換するようにしたが、各記憶部58,68に
記憶されている情報量が少なく、これら記憶部58,6
8の空き容量が十分に確保されている場合(情報の上書
きの虞が少ない場合)には、必ずしも受信した全ての情
報を変換する必要はない。つまり、受信した音声情報を
音声情報記憶部58に一旦記憶させユーザの再生要求に
応じてそのまま音声情報としてスピーカ59により再生
させたり、受信した画像情報を画像情報記憶部68に一
旦記憶させユーザの印字要求に応じてそのまま画像情報
として印字動作を行わせるようにしてもよい。
【0059】また、上述したように変換後の情報中の一
部分の情報のみを取り出すといった印字設定や音声設定
の変更手法の変形例として、点字の印字を可能な構成を
採用したり、音声の音色、トーン、音量などを変更可能
な構成を採用するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明では、音声情報を
文字情報に変換する手段や、画像情報を音声情報に変換
する手段を備えた通信装置に対し、変換後の情報中のフ
レーズを抽出し、それに基づいて記憶が不要な情報であ
る場合には、その情報を廃棄するようにしている。この
ため、特定フレーズが検出された情報のみを廃棄するこ
とが可能になり、この種の通信装置の実用性を高めるこ
とが可能になる。例えば、一度かかってきた迷惑電話の
「送信元電話番号」や迷惑ファクシミリの「送信元ファ
クシミリ番号」等を特定フレーズとして登録しておけ
ば、次回から、上記と同一の電話機やファクシミリ装置
からの迷惑電話や迷惑ファクシミリの内容を記憶しなく
て済むことになり、不要な情報によって記憶手段の空き
容量が制約されてしまうといったことが回避でき、必要
な情報を記憶するための記憶容量を大きく確保しておく
ことができる。
【0061】また、特定フレーズの存在が検出されたと
き、変換後の情報中の一部分の情報のみを取り出して記
憶させるようにした場合、例えば、迷惑電話や迷惑ファ
クシミリを受信した際、その送信元を特定する情報や受
信回数などを記憶させるようにすれば、比較的少ない情
報量で、送信元の特定及びその受信回数をカウントする
ことが可能となる。このような情報は、例えば、後に、
迷惑電話に係る裁判の証拠として使用するなどといった
ことに利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るファクシミリ機能付き留守番電
話機の電気的構成の概略を示すブロック図である。
【図2】画像変換部の構成を示すブロック図である。
【図3】電話機の留守番電話処理動作を説明するための
フローチャート図である。
【図4】電話機のファクシミリメモリ受信動作を説明す
るためのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 電話機(通信装置) 58 音声情報記憶部(情報記憶手段) 59 スピーカ(発声手段) 63 記録紙印字部(印字手段) 68 画像情報記憶部(情報記憶手段) 7 画像変換部(変換手段) 8 音声変換部(変換手段) 92 特定文字フレーズ検出手段 93 特定音声フレーズ検出手段 94 特定フレーズ登録部(特定フレーズ登録手
段) 95 情報廃棄手段 97 部分情報記憶手段 L 通信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 302 G10L 3/00 Q 5K101 H04N 1/00 551A (72)発明者 谷本 昌史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 薬師寺 厚二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA12 AB22 AB26 AB42 AC23 AC29 AE08 AE11 BA00 5D015 KK02 5D045 AB04 AB26 5K036 AA01 AA15 BB18 DD33 DD35 DD48 EE01 JJ04 JJ12 JJ13 JJ14 KK06 5K039 AA05 EE01 HH13 HH16 JJ06 JJ08 JJ10 5K101 KK01 KK06 NN06 NN07 NN15 NN18 NN19 NN21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を経て受信した音声情報を記憶
    する音声情報記憶手段を備えた通信装置において、 上記音声情報記憶手段に記憶された音声情報を文字情報
    に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された文字情報を記憶可能な
    画像情報記憶手段と、 この画像情報記憶手段に記憶されている文字情報に基づ
    いて記録媒体上への印字が可能な印字手段と、 記憶を必要としない情報に係る特定フレーズが登録され
    ている特定フレーズ登録手段と、 上記変換手段によって変換された文字情報に含まれるフ
    レーズと特定フレーズ登録手段に登録されている特定フ
    レーズとを比較し、変換された文字情報に含まれるフレ
    ーズの中に特定フレーズが存在することを検出可能な特
    定文字フレーズ検出手段と、 この特定文字フレーズ検出手段によって特定フレーズの
    存在が検出されたとき、変換後の文字情報の内容を廃棄
    する情報廃棄手段とを備えていることを特徴とする通信
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信装置において、 特定文字フレーズ検出手段によって特定フレーズの存在
    が検出されたとき、変換後の文字情報中の一部分の情報
    のみを取り出して画像情報記憶手段に記憶させる部分情
    報記憶手段を備えていることを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 通信回線を経て受信した画像情報を記憶
    する画像情報記憶手段を備えた通信装置において、 上記画像情報記憶手段に記憶された画像情報を音声情報
    に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された音声情報を記憶可能な
    音声情報記憶手段と、 この音声情報記憶手段に記憶されている音声情報に基づ
    いた発声が可能な発声手段と、 記憶を必要としない情報に係る特定フレーズが登録され
    ている特定フレーズ登録手段と、 上記変換手段によって変換された音声情報に含まれるフ
    レーズと特定フレーズ登録手段に登録されている特定フ
    レーズとを比較し、変換された音声情報に含まれるフレ
    ーズの中に特定フレーズが存在することを検出可能な特
    定音声フレーズ検出手段と、 この特定音声フレーズ検出手段によって特定フレーズの
    存在が検出されたとき、変換後の音声情報の内容を廃棄
    する情報廃棄手段とを備えていることを特徴とする通信
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の通信装置において、 特定音声フレーズ検出手段によって特定フレーズの存在
    が検出されたとき、変換後の音声情報中の一部分の情報
    のみを取り出して音声情報記憶手段に記憶させる部分情
    報記憶手段を備えていることを特徴とする通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010044209A1 (ja) * 2008-10-17 2010-04-22 日本電気株式会社 迷惑情報判定装置及び方法、迷惑情報判定システム及びプログラム

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WO2010044209A1 (ja) * 2008-10-17 2010-04-22 日本電気株式会社 迷惑情報判定装置及び方法、迷惑情報判定システム及びプログラム

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