JP2002261984A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

Info

Publication number
JP2002261984A
JP2002261984A JP2001060539A JP2001060539A JP2002261984A JP 2002261984 A JP2002261984 A JP 2002261984A JP 2001060539 A JP2001060539 A JP 2001060539A JP 2001060539 A JP2001060539 A JP 2001060539A JP 2002261984 A JP2002261984 A JP 2002261984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
phrase
specific
voice
character
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001060539A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomotaro Tojo
友太郎 東浄
Yoshiko Mitani
佳子 三谷
Masashi Tanimoto
昌史 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001060539A priority Critical patent/JP2002261984A/ja
Publication of JP2002261984A publication Critical patent/JP2002261984A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声情報を文字情報に変換して出力したり、
または画像情報を音声情報に変換して出力したりする通
信装置に対し、変換後の情報内容を有効に利用し、効率
の良い情報の記憶形態を得ることで、この種の通信装置
の実用性を高める。 【解決手段】 ファクシミリ機能付き留守番電話機1に
対し、音声情報記憶部58に記憶されている音声情報を
文字情報に変換する画像変換部7を設ける。画像情報記
憶部68に記憶されている画像情報を音声情報に変換す
る音声変換部8を設ける。変換後の情報中から重要度の
高い特定フレーズのみを抽出して特定文字フレーズ格納
部102または特定音声フレーズ格納部105に格納す
る。これにより、比較的少ない記憶容量で受信情報の要
点を容易に把握可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留守番電話機能や
ファクシミリメモリ受信機能などを備えた電話機に代表
される通信装置に係る。特に、本発明は、情報(音声情
報や画像情報)を他の情報形態に変換する機能を備えた
通信装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−2902
84号公報に開示されているように、留守番電話機能及
びファクシミリメモリ受信機能を備えた電話機が知られ
ている。この種の電話機は、磁気テープや揮発性メモリ
などの記憶媒体を備えており、ユーザの不在時に電話を
受信した場合や、用紙切れの状態でファクシミリを受信
した場合に、その音声情報や画像情報を記憶媒体に蓄積
できるようになっている。また、この蓄積された情報を
ユーザが確認した後には、ユーザの要求に応じてその情
報を記憶媒体から消去できるようにもなっている。つま
り、留守番電話機能によって記憶媒体に音声情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この音声を再生させると共
に音声情報を記憶媒体から消去できる。また、ファクシ
ミリメモリ受信機能によって記憶媒体に画像情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この画像情報を記録紙に印
字させると共に画像情報を記憶媒体から消去できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記電話機
に備えられている記憶媒体の容量には制限があるため、
蓄積可能な音声情報量及び画像情報量には限界がある。
そして、この記憶媒体に蓄積されている情報の消去が行
われることなしに、受信情報量が記憶媒体の容量を越え
た場合には、既に蓄積されている情報の一部に対して新
たな情報が上書きされ、情報の一部が欠落するといった
事態を招いてしまう。
【0004】例えば、ユーザが長期間に亘って不在であ
った場合において、電話の受信件数が多数に及び、音声
情報量が記憶媒体の容量を越えた場合には、既に蓄積さ
れている音声情報の一部に対して新たな音声情報が上書
きされてしまって、ユーザは、この欠落した音声情報の
存在を認識することができなくなる。同様に、用紙切れ
の状態が長期間に亘って継続した場合において、ファク
シミリの受信情報量が多量に及び、画像情報量が記憶媒
体の容量を越えた場合には、既に蓄積されている画像情
報の一部に対して新たな画像情報が上書きされてしまっ
て、ユーザは、この欠落した画像情報の存在を認識する
ことができなくなる。
【0005】このように従来の電話機にあっては、情報
(音声情報や画像情報)を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることができない
可能性があった。
【0006】この点に鑑み、本発明の発明者らは、受信
した音声の内容に係る情報(実際に送信者が発声した音
声の内容;用件メッセージ)やその音声情報に関連する
関連情報(送信者の氏名、送信者の電話番号、受信時刻
等のデータ)を文字情報に変換して記録紙上に印字を行
うようにしたり、受信した画像の内容に係る情報(実際
に送信者から送られた画像の内容;ファクシミリ内容)
やその画像情報に関連する関連情報(送信者の氏名、送
信者のファクシミリ番号、受信時刻、ファクシミリ受信
枚数等のデータ)を音声情報に変換して音声を発するよ
うにした通信装置について既に提案している(特願20
00−265611号)。つまり、蓄積されている情報
の一部に対して新たな情報が上書きされる状況であって
も、情報の出力形態を変換して予めその情報を出力させ
ておくことができるようにし(ユーザが不在であっても
用件メッセージ等を印字出力できるようにしたり、用紙
切れの状態であってもファクシミリの内容等を音声出力
できるようにし)、情報を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることを可能にす
るものである。
【0007】そして、本発明の発明者らは、この種の通
信装置の実用性を高めるために更なる改良について考察
を行った。例えば、取得した情報のうち、相手を特定す
るための情報や用件の緊急性を識別するための情報など
といった特に重要度の高い情報を優先的に抽出して記憶
させる一方、それ以外の重要度の低い情報を記憶させな
いようにすれば、記憶媒体の容量を有効に利用すること
ができ、この種の通信装置の実用性をいっそう高めるこ
とができる。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、音声情報を文字情報
に変換して出力したり、または画像情報を音声情報に変
換して出力したりする通信装置に対し、変換後の情報内
容を有効に利用し、効率の良い情報の記憶形態を得るこ
とで、この種の通信装置の実用性を高めることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記の目的を達成するために、本発明は、音声情報(音
声内容に係る情報またはその情報に関連する関連情報)
を文字情報に変換する手段や、画像情報(画像内容に係
る情報またはその情報に関連する関連情報)を音声情報
に変換する手段を備えた通信装置に対し、変換後の情報
中から重要度の高い特定フレーズ(語句)を抽出し、そ
れのみを記憶させることで、比較的少ない記憶容量で受
信情報の要点を把握できるようにしている。
【0010】−解決手段− 具体的には、通信回線を経て受信した音声情報を文字情
報に変換する変換手段と、この変換手段によって変換さ
れた文字情報に含まれるフレーズの中の特定フレーズを
抽出する特定文字フレーズ抽出手段と、この特定文字フ
レーズ抽出手段によって抽出された特定フレーズを格納
する特定文字フレーズ格納手段とを備えさせる。そし
て、この特定文字フレーズ格納手段に、特定フレーズの
情報内容に応じた嵌め合わせ領域を備えさせ、抽出され
た特定フレーズを、その情報内容に応じた嵌め合わせ領
域に嵌め合わせるようにしている。
【0011】また、他の発明は、通信回線を経て受信し
た画像情報を音声情報に変換する変換手段と、この変換
手段によって変換された音声情報に含まれるフレーズの
中の特定フレーズを抽出する特定音声フレーズ抽出手段
と、この特定音声フレーズ抽出手段によって抽出された
特定フレーズを格納する特定音声フレーズ格納手段とを
備えさせる。そして、この特定音声フレーズ格納手段
に、特定フレーズの情報内容に応じた嵌め合わせ領域を
備えさせ、抽出された特定フレーズを、その情報内容に
応じた嵌め合わせ領域に嵌め合わせるようにしている。
【0012】これらの特定事項により、変換後の情報中
のフレーズ内に、受信情報の要点を把握できる重要な特
定フレーズが存在している場合、その特定フレーズを抽
出して嵌め合わせ領域に嵌め合わせる。具体的には、変
換後の情報中のフレーズと、予め登録されている特定フ
レーズ(特定音声や特定文字)とを比較し、この特定フ
レーズが検出された際には、その特定フレーズのみをフ
レーズ格納手段に記憶させるようにし、それ以外の情報
(特定フレーズ以外のフレーズ)を不要な情報であると
して廃棄する。具体的には、嵌め合わせ領域には、「送
信者名」、「受信者名」、「返信の必要性の有無」、
「緊急性の有無」、「用件内容」のうち少なくとも一つ
の情報に係る特定フレーズが嵌め合わせ可能とされてお
り、これら特定フレーズのみを記憶し、それ以外の情報
を廃棄する。これにより、比較的少ない記憶容量で受信
情報の要点を把握することができる。
【0013】尚、本発明でいう「通信回線を経て受信し
た音声情報」とは、「実際に送信者が発声した音声内容
に係る情報(以下、これを音声内容情報と呼ぶ)」やそ
の音声内容情報に関連する「送信者の氏名」、「送信者
の電話番号」、「受信時刻」等の情報(以下、これを関
連情報と呼ぶ)の一方または両方を含むものである。ま
た、本発明でいう「通信回線を経て受信した画像情報」
とは、「実際に送信者から送られたファクシミリ画像の
内容に係る情報(以下、これを画像内容情報と呼ぶ)」
やその画像内容情報に関連する「送信者の氏名」、「送
信者のファクシミリ番号」、「受信時刻」、「ファクシ
ミリ受信枚数」等の情報(以下、これを関連情報と呼
ぶ)の一方または両方を含むものである。また、ここで
言う「情報に含まれるフレーズ」とは、通信回線から音
声情報(音声内容情報またはその音声内容情報に関連す
る関連情報)を受信した場合には、音声内容情報中に含
まれる「個人名(送信者が名乗った送信者名)」や「返
信先の電話番号(送信者が発声した電話番号)」が文字
情報に変換されたもの、上記関連情報中に含まれる「送
信元電話番号」や「受信時刻」が文字情報に変換された
ものなどが挙げられる。また、その他の「キーワード
(知人との共通の話題に係る語句)」であってもよい。
一方、通信回線から画像情報(画像内容情報またはその
画像内容情報に関連する関連情報)を受信した場合にお
ける「情報に含まれるフレーズ」とは、画像内容情報中
に含まれる「個人名(画像中に書かれた送信者名)」や
「返信先のファクシミリ番号(画像中に書かれた送信元
のファクシミリ番号)」が音声情報に変換されたもの、
上記関連情報中に含まれる「送信元ファクシミリ番号」
や「受信時刻」や「ファクシミリ受信枚数」が音声情報
に変換されたものなどが挙げられる。また、その他の
「キーワード(知人との共通の話題に係る語句)」であ
ってもよい。
【0014】上記特定フレーズの存在を検出する場合の
具体的な処理動作としては、受信情報中の用件内容の要
約を作成する要約作成手段を備えさせ、この要約作成手
段によって作成された要約に基づいて用件内容中の特定
フレーズを抽出可能に構成している。この特定事項によ
れば、用件内容の情報量が比較的大きな場合であって
も、その要約を元に特定のフレーズの抽出が行えるた
め、この抽出作業に要する時間の短縮化を図ることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態では、通信装置としてファ
クシミリ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合
について説明する。
【0016】−電話機の構成説明− 図1は、本形態に係る電話機1の電気的構成の概略を示
すブロック図である。この図1に示すように、本電話機
1は、図示しない交換機を介して相手側電話機に接続さ
れる通信回線Lに回線インターフェース2により接続さ
れている。この回線インターフェース2は、通信回線L
の捕捉及び解放を行うと共に、この捕捉した通信回線L
を介して相手側電話機との通信経路を形成するようにな
っている。また、この回線インターフェース2にはハン
ドセット3が接続されており、通常の通話時には、この
ハンドセット3と相手側電話機との間で上記通信経路を
用いて通話が行われるようになっている。
【0017】上記回線インターフェース2には、選択ス
イッチ4を介して留守番電話ユニット5及びファクシミ
リ通信ユニット6が選択的に接続可能となっている。つ
まり、選択スイッチ4には、接点a、接点b、接点cが
備えられ、接点aには留守番電話ユニット5が、接点b
にはファクシミリ通信ユニット6がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、選択
スイッチ4が接点aに接続している場合には、留守番電
話ユニット5が通信経路に接続され、選択スイッチ4が
接点bに接続している場合には、ファクシミリ通信ユニ
ット6が通信経路に接続される構成となっている。以
下、各ユニット5,6について説明する。
【0018】(留守番電話ユニット5の説明)留守番電
話ユニット5は、予め録音された応答メッセージの通信
経路への送信または相手側電話機からの音声情報の記憶
等の制御を行うための留守番電話回路51を備えてい
る。この留守番電話回路51には、アナログ音声情報を
デジタル音声情報に変換するA/D変換器52及びデジ
タル音声情報をアナログ音声情報に変換するD/A変換
器53を介して、音声情報用アンプ54、関連情報用ア
ンプ55及び応答再生部56が接続されている。音声情
報用アンプ54は、通信経路を経て受信される相手側電
話機からの用件メッセージ等の音声情報(音声内容情
報)を増幅するものである。関連情報用アンプ55は、
通信経路を経て受信される相手側電話機からの発呼側情
報等の信号である音声内容情報に関連する情報を増幅す
るものである。この関連情報としては、「送信者(相手
側)の氏名」、「送信者の電話番号」、「受信時刻」等
のデータが挙げられる。応答再生部56は、後述する音
声情報記憶部58に予め登録されている応答メッセージ
を取り出して留守番電話回路51に送り、これによって
応答メッセージを相手側電話機に向けて送出するもので
ある。
【0019】これら音声情報用アンプ54、関連情報用
アンプ55及び応答再生部56には、音声情報切換スイ
ッチ57を介して音声情報記憶手段としての音声情報記
憶部58が接続されている。つまり、音声情報切換スイ
ッチ57には、接点a、接点b、接点c、接点dが備え
られ、接点aには音声情報用アンプ54が、接点bには
関連情報用アンプ55が、接点cには応答再生部56が
それぞれ接続されている。また、接点dは短絡されてい
る。このため、音声情報切換スイッチ57が接点aに接
続している場合には、音声情報用アンプ54で増幅され
た相手側電話機からの用件メッセージ等の音声内容情報
が音声情報記憶部58に記憶され、音声情報切換スイッ
チ57が接点bに接続している場合には、関連情報用ア
ンプ55で増幅された相手側電話機からの音声関連情報
が音声情報記憶部58に記憶されるようになっている。
また、音声情報切換スイッチ57が接点cに接続してい
る場合には、音声情報記憶部58に予め登録されている
応答メッセージが応答再生部56に取り出されて相手側
電話機に向けて送出されるようになっている。尚、上記
音声情報記憶部58としては、磁気テープや揮発性メモ
リ(所謂フラッシュメモリ)が採用されている。
【0020】上記音声情報記憶部58には、ミュートス
イッチ59a及びD/A変換器59bを介して発声手段
としてのスピーカ59が接続されている。このミュート
スイッチ59aは、音声情報記憶部58に記憶されてい
る用件メッセージ(音声内容情報)及び音声関連情報に
基づく音声情報の供給及び非供給を切り換えるものであ
って、このミュートスイッチ59aがONされた場合に
上記音声情報がD/A変換器59bによってアナログ音
声情報に変換されてスピーカ59により音声として外部
に放音されるようになっている。
【0021】(ファクシミリ通信ユニット6の説明)フ
ァクシミリ通信ユニット6は、FAX通信における送受
信に関する通信プロトコル、画像情報の圧縮と伸張、ま
たは変復調等を行うFAX通信回路61を備えている。
このFAX通信回路61には、画像出力切換スイッチ6
2を介して印字手段としての記録紙印字部63及びA/
D変換器64が選択的に切り換え可能に接続している。
つまり、画像出力切換スイッチ62には、接点a、接点
b、接点cが備えられ、接点aには記録紙印字部63
が、接点bにはA/D変換器64がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、画像
出力切換スイッチ62が接点aに接続している場合に
は、FAX通信回路61で伸張された画像情報に基づい
て記録紙への画像形成が行われ、画像出力切換スイッチ
62が接点bに接続している場合には、画像情報がA/
D変換器64によってデジタル変換されるようになって
いる。
【0022】このA/D変換器64には、画像情報用ア
ンプ65及び関連情報用アンプ66が接続されている。
画像情報用アンプ65は、FAX通信回路61で伸張さ
れると共にデジタル変換された画像内容情報を増幅する
ものである。関連情報用アンプ66は、ファクシミリ受
信時に通信経路を用いて受信される相手側ファクシミリ
からの発呼側情報等の信号である画像内容情報に関連す
る情報を増幅するものである。この関連情報としては、
「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番号」、
「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」等のデータが
挙げられる。
【0023】これら画像情報用アンプ65及び関連情報
用アンプ66には画像情報切換スイッチ67を介して画
像情報記憶手段としての画像情報記憶部68が接続して
いる。つまり、画像情報切換スイッチ67には、接点
a、接点b、接点cが備えられ、接点aには画像情報用
アンプ65が、接点bには関連情報用アンプ66がそれ
ぞれ接続されている。また、接点cは短絡されている。
このため、画像情報切換スイッチ67が接点aに接続し
ている場合には、画像情報用アンプ65で増幅された画
像情報が画像情報記憶部68に記憶され、画像情報切換
スイッチ67が接点bに接続している場合には、関連情
報用アンプ66で増幅された画像関連情報が画像情報記
憶部68に記憶されるようになっている。尚、上記画像
情報記憶部68としては揮発性メモリが採用されてい
る。また、この画像情報記憶部68は、印字出力スイッ
チ63aを介して記録紙印字部63に接続されており、
ユーザによるファクシミリ出力操作によって、記憶され
ている画像情報及びその関連情報を記録紙印字部63に
出力することで記録紙への印字動作が行われるようにな
っている。
【0024】また、上記FAX通信回路61には原稿読
取部69が接続されている。この原稿読取部69は、図
示しない原稿トレイにセットされたFAX原稿を順に読
み込んで電気信号に変換してFAX通信回路61に送信
するものである。
【0025】(情報変換のための構成説明)本電話機1
は、上記各記憶部58,68に記憶されている音声情報
や画像情報を変換するための変換手段としての画像変換
部7及び音声変換部8を備えている。以下、これらの構
成について説明する。
【0026】画像変換部7は、画像変換スイッチ71を
介して音声情報記憶部58に接続している。そして、こ
の画像変換部7は、画像変換スイッチ71がONされた
際、音声情報記憶部58に記憶されている用件メッセー
ジ(音声内容情報)及び音声関連情報を取り出して文字
情報に変換するようになっている。
【0027】以下、上記画像変換部7の構成について説
明する。図2は、画像変換部7の構成を示すブロック図
である。この画像変換部7は、音声入力部72、音声認
識部73、音声辞書74、読み辞書75、得点付与部7
6、文字候補記憶部77、入力制御部78及び文字候補
選択部79を備えている。
【0028】音声入力部72は、音声情報記憶部58か
ら受けた音声情報を処理できる形に変換する。音声認識
部73は、音声入力部72から受け取った音声情報を分
析し、音響パラメータを求めた後、音声辞書74を照合
しながら入力音声を1文字の読みとして認識し、その認
識の結果、N位までの読みの候補とそれぞれの尤度を出
力する。上記音声辞書74には、漢字や仮名、記号など
が如何に発音されるかについて、音声認識部73が認識
する音声の基本単位を使って記述されている。例えば音
素を単位として認識する場合は音素列として記述する。
これにより、実際には、漢字の第2水準まで含めた音読
み、訓読みを全てあわせると3千から5千の読みとな
る。
【0029】読み辞書75の構成法は文字に対して複数
の読みを定義してもよいし、読みに対して複数の文字を
定義してもよい。また実際には文字や読みそのものでは
なく、文字や読みに対応するメモリー上のポインタを格
納してもよい。
【0030】得点付与部76は、上記読み辞書75を参
照し、読みの候補に対応する文字候補に対してそれぞれ
の尤度をもとに得点を付与する。文字候補記憶部77
は、音声認識部73から受け取った読み候補の履歴を得
点とともに記憶している。
【0031】入力制御部78は、文字候補選択部79に
記憶された文字の候補の得点を考慮し、順序を決めて文
字候補を選出するようになっている。
【0032】そして、この画像変換部7には、変換後文
字出力スイッチ101を介して特定文字フレーズ格納部
102が接続されている。この特定文字フレーズ格納部
102は、画像変換部7によって変換された文字情報の
うちから後述する特定文字フレーズ抽出手段92によっ
て抽出された特定フレーズのみを受信して格納するよう
になっている。具体的に、この特定文字フレーズ格納部
102には、特定フレーズの情報内容に応じた複数の嵌
め合わせ領域が備えられており、抽出された特定フレー
ズが、その情報内容に応じた嵌め合わせ領域に嵌め合わ
されるようになっている。これら嵌め合わせ領域として
は、図3(a)に示すように、「送信者名」、「受信者
名」、「返信の必要性の有無」、「緊急性の有無」、
「メッセージ内容」の各領域102a〜102eが掲げ
られる。これにより、抽出された特定フレーズの情報内
容(送信者名、受信者名、返信の必要性の有無等の別)
に応じ、各領域102a〜102eに嵌め合わせるのに
適した情報が特定フレーズとして抽出され、これら特定
フレーズがそれぞれの嵌め合わせ領域102a〜102
eに嵌め合わされるようになっている。
【0033】更に、この特定文字フレーズ格納部102
は、特定文字フレーズ出力スイッチ103を介して記録
紙印字部63に接続されている。つまり、特定文字フレ
ーズ出力スイッチ103のON作動により、抽出された
特定フレーズの印字出力が行われるようになっている。
【0034】次に、音声変換部8について説明する。こ
の音声変換部8は、音声変換スイッチ81を介して画像
情報記憶部68に接続している。そして、この音声変換
部8は、音声変換スイッチ81がONされた際、画像情
報記憶部68に記憶されている画像内容情報や画像関連
情報を取り出して音声情報に変換するようになってい
る。
【0035】また、この音声変換部8には、変換後音声
出力スイッチ104を介して特定音声フレーズ格納部1
05が接続されている。この特定音声フレーズ格納部1
05は、音声変換部8によって変換された音声情報のう
ちから後述する特定音声フレーズ抽出手段93によって
抽出された特定フレーズのみが格納されるようになって
いる。具体的に、この特定音声フレーズ格納部105に
は、特定フレーズの情報内容に応じた複数の嵌め合わせ
領域が備えられており、抽出された特定フレーズが、そ
の情報内容に応じた嵌め合わせ領域に嵌め合わされるよ
うになっている。これら嵌め合わせ領域としては、図3
(b)に示すように、「送信者名」、「受信者名」、
「返信の必要性の有無」、「緊急性の有無」、「ファク
シミリ内容」の各領域105a〜105eが掲げられ
る。これにより、抽出された特定フレーズの情報内容
(送信者名、受信者名、返信の必要性の有無等の別)に
応じ、各領域105a〜105eに嵌め合わせるのに適
した情報が特定フレーズとして抽出され、これら特定フ
レーズがそれぞれの嵌め合わせ領域105a〜105e
に嵌め合わされるようになっている。
【0036】更に、この特定音声フレーズ格納部105
は、特定音声フレーズ出力スイッチ106を介してスピ
ーカ59に接続されている。つまり、特定音声フレーズ
出力スイッチ106のON作動により、抽出された特定
フレーズの発声が行われるようになっている。
【0037】(中央処理装置の説明)図1の如く、本電
話機1の中央処理装置9は、各回路51,61やアンプ
54,55,65,66等の制御や各スイッチ4,5
7,59a,62,63a,67,71,81,10
1,103,104,106の切換制御を行う制御部9
1を備えている。
【0038】また、この中央処理装置9は、上記画像変
換部7によって変換された文字情報に含まれるフレーズ
(語句)の中に特定フレーズが存在することを検出した
際にその特定フレーズを抽出可能な特定文字フレーズ抽
出手段92、上記音声変換部8によって変換された音声
情報に含まれるフレーズの中に特定フレーズが存在する
ことを検出した際にその特定フレーズを抽出可能な特定
音声フレーズ抽出手段93を備えている。尚、この特定
フレーズの存在を検出するための具体的な手法として
は、例えば特開平10−117255号公報に開示され
ているものなどが流用可能である。この「フレーズ」と
は、通信回線Lから音声情報(音声内容情報またはその
音声内容情報に関連する関連情報)を受信した場合に
は、音声内容情報中に含まれる「個人名(送信者が名乗
った送信者名)」や「返信先の電話番号(送信者が発声
した電話番号)」が文字情報に変換されたもの、上記関
連情報中に含まれる「送信元電話番号」、「受信時刻」
が文字情報に変換されたもの等が挙げられる。また、通
信回線Lから画像情報(画像内容情報またはその画像内
容情報に関連する関連情報)を受信した場合における
「フレーズ」とは、画像内容情報中に含まれる「個人名
(画像中に書かれた送信者名)」や「返信先のファクシ
ミリ番号(画像中に書かれた送信元のファクシミリ番
号)」が音声情報に変換されたもの、上記関連情報中に
含まれる「送信元ファクシミリ番号」、「受信時刻」、
「ファクシミリ受信枚数」が音声情報に変換されたもの
等が挙げられる。そして、中央処理装置9内には予めユ
ーザが設定した「特定フレーズ」を登録するための特定
フレーズ登録手段としての特定フレーズ登録部94が備
えられている。これにより、上記特定文字フレーズ抽出
手段92及び特定音声フレーズ抽出手段93は、各情報
に含まれているフレーズの中に、この特定フレーズ登録
部94に登録されている「特定フレーズ」と同一のフレ
ーズが存在しているか否かを判定し、同一のフレーズが
存在する場合には、そのフレーズを特定フレーズとして
抽出し、変換後文字出力スイッチ101または変換後音
声出力スイッチ104をONさせて、この抽出した特定
フレーズを特定文字フレーズ格納部102または特定音
声フレーズ格納部105に格納させるようになってい
る。
【0039】上記特定フレーズ登録部94に登録されて
いる「特定フレーズ」としては、上記「送信者名」とし
て嵌め合わされる「知人の氏名」や「家族の氏名」、
「受信者名」として嵌め合わされる「ユーザ本人の氏
名」や「家族の氏名」、「返信の必要性の有無」を判別
するキーワードとなる「折り返し…」や「戻られました
ら…」等の語句、「緊急性の有無」を判別するキーワー
ドとなる「すぐに…」や「至急…」等の語句、「メッセ
ージ内容」や「ファクシミリ内容」を認識するキーワー
ドとなる”知人との共通の話題に関連する語句”などが
掲げられる。
【0040】嵌め合わせ領域102a〜102e、10
5a〜105eに嵌め合わされるフレーズとしては、変
換された情報(文字や音声)をそのまま嵌め合わせる
か、または、この変換された情報を更に所定の情報に変
換して嵌め合わせる。例えば、「緊急性の有無」を判別
するキーワードとして「至急」なる語句の存在が検出さ
れた場合、この「至急」の語句をそのまま嵌め合わせ領
域102d、105dに嵌め合わせてもよいし、「緊急
性有り」との語句(文字または音声)に変換して、嵌め
合わせ領域102d、105dに嵌め合わせてもよい。
【0041】更に、中央処理装置9は、受信情報中の用
件内容の要約を作成する要約作成手段95を備えてい
る。この要約作成手段95は、上記変換後の用件内容
(文字内容又は音声内容)からその要約を作成するもの
である。尚、この要約を作成するための具体的な手法と
しては、例えば特開平8−212228号公報に開示さ
れているものなどが流用可能である。そして、上記特定
文字フレーズ抽出手段92による「メッセージ内容」の
抽出や特定音声フレーズ抽出手段93による「ファクシ
ミリ内容」の抽出は、この作成された要約に基づいて行
われるようになっている。
【0042】−電話機1の動作説明− 次に、上述の如く構成された電話機1の動作について図
4及び図5のフローチャートに沿って説明する。
【0043】(留守番電話機能動作の説明)先ず、本電
話機1が留守番電話機として作動する場合について図4
のフローチャートに沿って説明する。電話機1の待機中
において、ステップST1で電話モードの着信が確認さ
れると、ステップST2において、現在、即通話可能な
状態であるか否かを判定する。これは電話機1が留守番
電話モードに設定されているか否かを判定することによ
り行われる。即通話可能な状態(留守番電話モードに設
定されておらず受信側ユーザがハンドセット3を取り上
げた状態)であるYESの場合には、ステップST3で
電話回線が接続され、ステップST4で受信側ユーザが
ハンドセット3を用いて通話を行う。通話が終了してス
テップST5でYESに判定されると、ステップST6
において電話回線の接続が解消される。
【0044】一方、上記ステップST2において、即通
話可能な状態でない(留守番電話モードに設定されてお
り、呼出コールが所定回数行われた)NOに判定された
場合には、ステップST7で、電話回線を接続すると共
に、ステップST8で、留守番電話処理モードであると
判定して、送信者にその旨のメッセージを送信する。つ
まり、図1において選択スイッチ4が接点a接続状態に
切り換わり、音声情報切換スイッチ57が接点c接続状
態に切り換わる。そして、音声情報記憶部58に予め登
録されている応答メッセージが応答再生部56によって
取り出されて再生され、D/A変換器53によってデジ
タル音声情報がアナログ音声情報に変換された後、留守
番電話回路51に送られる。これによって応答メッセー
ジが相手側電話機に向けて送出される。
【0045】その後、ステップST9において、送信者
からのメッセージ(用件メッセージ)を受信したか否か
が判定され、ここでYESに判定されると、ステップS
T10に移って、音声認識を行って音声情報を文字情報
に変換する処理を行う。つまり、音声情報切換スイッチ
57が接点b接続状態に切り換わる。これにより、相手
側電話機からの音声関連情報が、留守番電話回路51及
びA/D変換器52を経た後、関連情報用アンプ55で
増幅されて音声情報記憶部58に記憶される。つまり、
音声情報記憶部58に、「送信者の氏名」、「送信者の
電話番号」、「受信時刻」等が音声情報として記憶され
る。次に、音声情報切換スイッチ57は接点a接続状態
に切り換わる。これにより、相手側電話機からの用件メ
ッセージの音声内容情報が、留守番電話回路51及びA
/D変換器52を経た後、音声情報用アンプ54で増幅
されて音声情報記憶部58に記憶される。そして、画像
変換スイッチ71をONさせ、音声情報記憶部58に記
憶されている音声内容情報及び音声関連情報を画像変換
部7に送信して文字情報に変換する。
【0046】そして、ステップST11において、この
変換後の文字情報の中から特定フレーズのみが特定文字
フレーズ抽出手段92によって抽出される。具体的に
は、変換後の文字情報中の各フレーズと、上記特定フレ
ーズ登録部94に登録されている特定フレーズとを比較
し、特定フレーズの存在が確認されたときには、それを
特定文字フレーズ格納部102に格納する。この特定文
字フレーズ格納部102では、特定フレーズの情報内容
に応じて各嵌め合わせ領域に特定フレーズそれぞれが嵌
め合わされていく。つまり、「送信者名」に係る特定フ
レーズが「送信者名の嵌め合わせ領域」に、「受信者
名」に係る特定フレーズが「受信者名の嵌め合わせ領
域」に、「返信の必要性の有無」に係る特定フレーズが
「返信の必要性の有無の嵌め合わせ領域」に、「緊急性
の有無」に係る特定フレーズが「緊急性の有無の嵌め合
わせ領域」に、「メッセージ内容」に係る特定フレーズ
が「メッセージ内容の嵌め合わせ領域」にそれぞれ嵌め
合わされていく。このようにして、各特定フレーズが各
嵌め合わせ領域に嵌め合わされた後、ステップST12
において電話回線の接続が解消される。
【0047】このようにして特定文字フレーズ格納部1
02に格納された変換後の特定フレーズの文字情報を出
力する場合には、ユーザの電話機操作等により、特定文
字フレーズ出力スイッチ103がON作動し、特定文字
フレーズ格納部102に格納されている文字情報が、記
録紙印字部63に送信され、この記録紙印字部63によ
り文字情報として記録紙に印字される。つまり、記録紙
に、「送信者名」、「受信者名」、「返信の必要性の有
無」、「緊急性の有無」、「メッセージ内容(内容の要
約の抜粋)」がそれぞれ文字として印字されることにな
る。
【0048】このようにして情報が出力された後は、ユ
ーザの電話機操作により、出力済みの情報が音声情報記
憶部58及び特定文字フレーズ格納部102から消去さ
れる。
【0049】(ファクシミリ受信機能動作の説明)次
に、本電話機1がファクシミリ装置として作動する場合
について図5のフローチャートに沿って説明する。電話
機1の待機中において、ステップST21でファクシミ
リモードの着信が確認されると、ステップST22にお
いて、現在、ファクシミリ用紙の残量が十分にあるか否
かを判定する。ファクシミリ用紙が十分にある状態(フ
ァクシミリ受信と同時に印字処理が実行できる状態)で
あるYESの場合には、ステップST23で電話回線が
接続され、ステップST24で受信した画像情報に従っ
てファクシミリ用紙への画像形成動作が実行される。つ
まり、選択スイッチ4が接点b接続状態となり、画像出
力切換スイッチ62が接点a接続状態に切り換わる。こ
れにより、相手側ファクシミリ装置から受けた画像情報
が、FAX通信回路61を経て記録紙印字部63に送信
されて画像形成動作が実行される。そして、ファクシミ
リ受信が終了してステップST25でYESに判定され
ると、ステップST26において電話回線の接続が解消
される。
【0050】一方、上記ステップST22において、フ
ァクシミリ用紙の残量が十分でない状態(ファクシミリ
受信と同時に印字処理が実行できないか、または印字処
理の途中で用紙切れが発生する可能性のある状態)にあ
るNOに判定された場合には、ステップST27で、電
話回線を接続すると共に、ステップST28で、ファク
シミリメモリ受信処理モードであると判定する。
【0051】その後、ステップST29において、ファ
クシミリの画像認識を行って画像(文字)情報を音声情
報に変換する処理を行う。つまり、選択スイッチ4が接
点b接続状態となり、画像出力切換スイッチ62が接点
b接続状態に切り換わる。また、画像情報切換スイッチ
67が接点b接続状態に切り換わる。これにより、相手
側ファクシミリ装置から受けたファクシミリ関連情報
が、FAX通信回路61及びA/D変換器64を経た
後、関連情報用アンプ66で増幅されて画像情報記憶部
68に記憶される。つまり、画像情報記憶部68に、
「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番号」、
「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」等が画像情報
として記憶される。次に、画像情報切換スイッチ67は
接点a接続状態に切り換わる。これにより、相手側ファ
クシミリ装置からのファクシミリ画像内容情報が、FA
X通信回路61及びA/D変換器64を経た後、画像情
報用アンプ65で増幅されて画像情報記憶部68に記憶
される。この状態で、音声変換スイッチ81をONさ
せ、画像情報記憶部68に記憶されている画像内容情報
及び画像関連情報を音声変換部8に送信して音声情報に
変換する。
【0052】そして、ステップST30において、この
変換後の音声情報の中から特定フレーズのみが特定音声
フレーズ抽出手段93によって抽出される。具体的に
は、変換後の音声情報中の各フレーズと、上記特定フレ
ーズ登録部94に登録されている特定フレーズとを比較
し、特定フレーズの存在が確認されたときには、それを
特定音声フレーズ格納部105に格納する。この特定音
声フレーズ格納部105では、特定フレーズの情報内容
に応じて各嵌め合わせ領域に特定フレーズそれぞれが嵌
め合わされていく。つまり、「送信者名」に係る特定フ
レーズが「送信者名の嵌め合わせ領域」に、「受信者
名」に係る特定フレーズが「受信者名の嵌め合わせ領
域」に、「返信の必要性の有無」に係る特定フレーズが
「返信の必要性の有無の嵌め合わせ領域」に、「緊急性
の有無」に係る特定フレーズが「緊急性の有無の嵌め合
わせ領域」に、「ファクシミリ内容」に係る特定フレー
ズが「ファクシミリ内容の嵌め合わせ領域」にそれぞれ
嵌め合わされていく。このようにして、各特定フレーズ
が各嵌め合わせ領域に嵌め合わされた後、ステップST
31において電話回線の接続が解消される。
【0053】このようにして特定音声フレーズ格納部1
05に格納された変換後の特定フレーズの音声情報を出
力する場合には、ユーザの電話機操作等により、特定音
声フレーズ出力スイッチ106がON作動し、特定音声
フレーズ格納部105に格納されている音声情報が、ス
ピーカ59に送信され、このスピーカ59により音声情
報として発声される。つまり、スピーカ59から、「送
信者名」、「受信者名」、「返信の必要性の有無」、
「緊急性の有無」、「ファクシミリ内容」がそれぞれ音
声として発声されることになる。
【0054】このようにして情報が出力された後は、ユ
ーザの電話機操作により、出力済みの情報が画像情報記
憶部68及び特定音声フレーズ格納部105から消去さ
れる。
【0055】−実施形態の効果− 以上説明したように、本形態では、受信した音声情報
(音声内容情報及び音声関連情報)を画像変換部7で文
字情報に変換する一方、受信した画像情報(画像内容情
報及び画像関連情報)を音声変換部8で音声情報に変換
するようにした電話機1に対し、変換後の情報中に、相
手を特定するための情報や用件の緊急性を識別するため
の情報などといった、特に重要度の高い情報が存在する
場合には、その情報を抽出して格納部102,105に
記憶させるようにしている。このため、比較的少ない記
憶容量で受信情報の要点を容易に把握することができ、
各格納部102,105として記憶容量の大きなものを
採用することなしに、比較的大量の受信情報を記憶させ
ることが可能になる。
【0056】−その他の実施形態− 尚、上述した実施形態では、「送信者名」、「受信者
名」、「返信の必要性の有無」、「緊急性の有無」、
「メッセージ内容」、「ファクシミリ内容」に係るフレ
ーズを特定フレーズとして設定した。本発明は、これに
限らず、その他のフレーズを特定フレーズとして設定す
ることも可能である。
【0057】また、上述した実施形態では、ファクシミ
リ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合につい
て説明した。本発明は、これに限らず、上記留守番電話
ユニット5を備えた留守番電話機能付き電話機(ファク
シミリ機能を備えないもの)や、上記ファクシミリ通信
ユニット6を備えたファクシミリ装置(留守番電話機能
を備えないもの)に対して適用することも可能である。
【0058】更に、本発明は、家庭用やオフィス用の電
話機やファクシミリ装置に限らず、モバイル機器その他
の通信装置にも適用可能である。
【0059】加えて、上記実施形態では、受信した全て
の情報を変換するようにしたが、各記憶部58,68に
記憶されている情報量が少なく、これら記憶部58,6
8の空き容量が十分に確保されている場合(情報の上書
きの虞が少ない場合)には、必ずしも受信した全ての情
報を変換する必要はない。つまり、受信した音声情報を
音声情報記憶部58に一旦記憶させユーザの再生要求に
応じてそのまま音声情報としてスピーカ59により再生
させたり、受信した画像情報を画像情報記憶部68に一
旦記憶させユーザの印字要求に応じてそのまま画像情報
として印字動作を行わせるようにしてもよい。
【0060】また、音声情報記憶部58、画像情報記憶
部68、特定文字フレーズ格納部102、特定音声フレ
ーズ格納部105を個別のメモリにより構成したが、全
てまたはこれらのうちの一部を一つのメモリで兼用する
ようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明では、音声情報を
文字情報に変換する手段や、画像情報を音声情報に変換
する手段を備えた通信装置に対し、変換後の情報中から
重要度の高い特定フレーズを抽出し、それを記憶させる
ことで、比較的少ない記憶容量で受信情報の要点を把握
できるようにしている。このため、比較的少ない記憶容
量で大量の受信情報を記憶させることが可能になり、こ
の種の通信装置の実用性を大幅に向上させることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るファクシミリ機能付き留守番電
話機の電気的構成の概略を示すブロック図である。
【図2】画像変換部の構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は特定文字フレーズ格納部に備えられた
各嵌め合わせ領域を示し、(b)は特定音声フレーズ格
納部に備えられた各嵌め合わせ領域を示す図である。
【図4】電話機の留守番電話処理動作を説明するための
フローチャート図である。
【図5】電話機のファクシミリメモリ受信動作を説明す
るためのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 電話機(通信装置) 7 画像変換部(変換手段) 8 音声変換部(変換手段) 92 特定文字フレーズ抽出手段 93 特定音声フレーズ抽出手段 95 要約作成手段 102 特定文字フレーズ格納部(特定文字フレー
ズ格納手段) 105 特定音声フレーズ格納部(特定音声フレー
ズ格納手段) L 通信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/32 G10L 3/00 Q 5K101 551A (72)発明者 谷本 昌史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA12 AA30 AB26 AB42 AC07 AC30 AE08 AE11 AF13 AF14 BA00 5C075 BB06 CD07 FF02 FF03 FF90 5D015 BB02 KK02 5D045 AA20 AB26 5K039 EE01 HH11 HH17 HH18 JJ03 JJ09 5K101 KK01 KK06 LL01 NN06 NN07 NN15 NN18 NN21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を経て受信した音声情報を文字
    情報に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された文字情報に含まれるフ
    レーズの中の特定フレーズを抽出する特定文字フレーズ
    抽出手段と、 この特定文字フレーズ抽出手段によって抽出された特定
    フレーズを格納する特定文字フレーズ格納手段とを備え
    ており、 この特定文字フレーズ格納手段には、特定フレーズの情
    報内容に応じた嵌め合わせ領域が備えられており、抽出
    された特定フレーズが、その情報内容に応じた嵌め合わ
    せ領域に嵌め合わされるよう構成されていることを特徴
    とする通信装置。
  2. 【請求項2】 通信回線を経て受信した画像情報を音声
    情報に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された音声情報に含まれるフ
    レーズの中の特定フレーズを抽出する特定音声フレーズ
    抽出手段と、 この特定音声フレーズ抽出手段によって抽出された特定
    フレーズを格納する特定音声フレーズ格納手段とを備え
    ており、 この特定音声フレーズ格納手段には、特定フレーズの情
    報内容に応じた嵌め合わせ領域が備えられており、抽出
    された特定フレーズが、その情報内容に応じた嵌め合わ
    せ領域に嵌め合わされるよう構成されていることを特徴
    とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の通信装置におい
    て、 嵌め合わせ領域には、「送信者名」、「受信者名」、
    「返信の必要性の有無」、「緊急性の有無」、「用件内
    容」のうち少なくとも一つの情報に係る特定フレーズが
    嵌め合わせ可能とされていることを特徴とする通信装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の通信装置に
    おいて、 受信情報中の用件内容の要約を作成する要約作成手段を
    備え、この要約作成手段によって作成された要約に基づ
    いて用件内容中の特定フレーズが抽出可能に構成されて
    いることを特徴とする通信装置。
JP2001060539A 2001-03-05 2001-03-05 通信装置 Pending JP2002261984A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001060539A JP2002261984A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001060539A JP2002261984A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002261984A true JP2002261984A (ja) 2002-09-13

Family

ID=18919943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001060539A Pending JP2002261984A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002261984A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041414A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Kddi Corp 留守番電話装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041414A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Kddi Corp 留守番電話装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6775360B2 (en) Method and system for providing textual content along with voice messages
US20010010715A1 (en) Electronic mail system
JP2003110708A (ja) 音声メッセージの取り込みと取り出しを行う方法及び装置
JP5233287B2 (ja) 携帯通信端末
CN1592330B (zh) 通信终端装置及其发送方法
JPS58197950A (ja) 着信メツセ−ジ表示方式
JP2002261984A (ja) 通信装置
JP2002271530A (ja) 通信装置
JP2002271529A (ja) 通信装置
KR100367481B1 (ko) 발신번호를 이용한 음성인식/합성 전화기 및 그 방법
JP3692927B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2002247241A (ja) 通信装置
JPS6046647A (ja) 電報サ−ビス方式
JP2002261977A (ja) 通信装置
JP2002247240A (ja) 通信装置
JP4073614B2 (ja) 通信装置
JP2003319087A (ja) 通信装置
JP2002271528A (ja) 通信装置
JP4583350B2 (ja) 携帯端末装置、着信音出力方法
JP2002271526A (ja) 通信装置
JP5563185B2 (ja) 携帯電話機および留守番録音方法
JP2004064354A (ja) 通信方法、通信システム、中継装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体
JP2000089776A (ja) テキストを音声出力する方法、およびeメ―ルシステムのための音声出力装置
JP2002271527A (ja) 通信装置
JP2002271516A (ja) 通信装置